JP2000271472A - 嫌気性発酵ガスによる二酸化炭素固定化装置 - Google Patents
嫌気性発酵ガスによる二酸化炭素固定化装置Info
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Abstract
造の簡単な二酸化炭素固定化装置を提供する。 【解決手段】 有機廃棄物処理部1で、有機廃棄物の嫌
気性発酵などによってCH4やCO2を含む発生ガスを
生じさせ、その発生ガスをメタン分解・水素発生部およ
び二酸化炭素固定部を兼ねる反応槽4に送り、触媒存在
下で炭素と水を生成しCO2を固定化する。これによ
り、H2を得るために大量の電力を消費しない低コスト
化、構造の簡単化を可能にする。また、反応槽4におけ
る未反応ガスをガス混合・凝縮器に送り循環させること
により、反応効率を高め、外部に一切のCO2を排出し
ない。さらに、反応槽4で生成する余剰の水素を水素分
離器8により分離して熱、電力等に再利用し、外部から
供給するエネルギーを低減する。
Description
煙中に含まれる二酸化炭素を他の物質に変換して回収す
る二酸化炭素固定化装置、下水道処理、生ゴミ処理、家
畜廃棄物処理などの環境制御分野一般、カーボンブラッ
ク等の炭素化合物製造分野に関する。
動に伴って大気中に排出される二酸化炭素(CO2)は
地球温暖化の主たる原因であることが知られており、近
年、このCO2の排出量を削減することが地球環境の保
護の大きな課題となっている。これに対し、従来より工
場等の排煙や大気中のCO2を固定化し除去するための
システムが種々提案されている。
に、例えば水素(H2)雰囲気下でCO2を還元し、微
粉状の炭素に変換する方法が考案されている。図5は、
この種の二酸化炭素固定化装置の概略的な構成を示す図
であるが、その変換方式は、主として、二酸化炭素発生
源71と、二酸化炭素分離・濃縮部72と、水素発生部
73と、二酸化炭素固定部74および凝縮器75から構
成されている。二酸化炭素分離・濃縮部72は工場等の
排煙や大気中からCO2を分離し、不純物を除去してガ
ス濃度を高める。水素発生部73は、水を電気分解する
等の方法によりH2ガスを発生する。二酸化炭素固定部
74はCO2とH2を触媒存在下で反応させて微粉状炭
素と水蒸気を生成し回収する。凝縮器75は反応部で生
成する水蒸気を凝縮し、水として回収する。
化装置は上記のように構成されているが、上記装置では
H2発生部にて水を電気分解するために大きな電力を消
費するため、電力コストが高く運転コストが大変高いも
のとなる。また、電力を得るためのもっとも一般的な方
法は火力発電であるが、火力発電では石油、石炭、LN
G等の化石燃料を燃焼して大量のCO2ガスを排出する
ため、総合的なCO2の削減効果は高くできないという
ジレンマがある。また、メタン(CH4)の分解などに
よるH2の入手方法が提案されているが、エネルギー効
率が低く、現状ではH2は非常に高価になり、装置自体
の構造も複雑となり、装置化されるには至っていない。
る高効率で、構造の簡単な二酸化炭素固定化装置を提供
することを目的とする。
に成された本発明は、有機廃棄物を嫌気性発酵してメタ
ンと二酸化炭素を発生するメタン発生部と、メタン発生
部で発生したメタンを用いて炭素と水素に分解するメタ
ン分解・水素発生部と、二酸化炭素とメタン分解・水素
発生部で発生した水素とを触媒を用いて反応させて炭素
と水蒸気を生成する二酸化炭素固定部と、生成した水蒸
気を凝縮させる凝縮器と、を備える嫌気性発酵ガスによ
る二酸化炭素固定化装置である。
二酸化炭素を発生する水素発生部と、二酸化炭素と水素
発生部で発生した水素とを触媒を用いて反応させて炭素
と水蒸気を生成する二酸化炭素固定部と、生成した水蒸
気を凝縮させる凝縮器と、を備える嫌気性発酵ガスによ
る二酸化炭素固定化装置である。
られる発生ガスからCH4を得て、そのCH4を触媒存
在下で分解することにより、二酸化炭素固定化に必要な
H2を得る。あるいは、有機廃棄物を細菌により嫌気性
発酵して得られる発生ガスからH2を得、そのH2をC
O2と反応させて微粉状炭素を得る。これによりH2を
安価に入手することができる。
ンと二酸化炭素(混合ガスの比はCH470%、CO2
30%)を分離せず、固定化される二酸化炭素と混合
し、この混合ガス中のメタンと二酸化炭素混合ガスを触
媒を用いて分解し、二酸化炭素固定化に必要な水素を生
成するメタン分解・水素発生反応と二酸化炭素固定化反
応を一つの反応槽でおこなう。これにより、メタンと二
酸化炭素を分離するのに必要なエネルギーを不要とし、
装置を簡素化することできる。この場合、二酸化炭素固
定化反応のために熱を供給しなければならないが、この
熱エネルギーをメタン発生部で得られるメタンを燃焼す
ることで得ることにより、外部から熱を供給することな
しに装置を稼働させることができる。
に必要な熱エネルギーを、二酸化炭素固定部における余
剰の水素を分離し、これを燃焼させて生成する熱エネル
ギーから得ることにより、外部からの熱の供給の必要が
無く、エネルギー効率の向上を図ることができる。
発酵して水素と二酸化炭素を発生する水素発生部で生成
した水素とを、触媒を用いて反応させて炭素と水蒸気を
生成する二酸化炭素固定部において必要な熱エネルギー
を、水素発生部で得られる水素を燃焼することにより、
あるいは二酸化炭素固定部における余剰の水素を分離
し、これを燃焼することにより生成する熱エネルギーか
ら得ることも可能である。
てのCH4が分解されるわけではなく、CH4、H2、
CO2が混合した状態で二酸化炭素固定部に導入され
る。また、二酸化炭素固定部におけるCO2とH2の反
応によるCO2のCH4への転化率は高くなく、反応ガ
ス中には未反応のCO2が含まれている。そこで、ガス
中の未反応ガスをメタン分解・水素発生部および二酸化
炭素固定部で循環させることにより、反応ガス中の二酸
化炭素をすべて炭素と水蒸気に変換し、反応ガス中のメ
タンをすべて炭素と水素に変換し、外部にいっさいの二
酸化炭素を排出しないことを可能にする。
廃棄物を嫌気性発酵して水素と二酸化炭素を発生する水
素発生部で発生した水素および二酸化炭素を、水素発生
部と二酸化炭素固定部において、循環させることによ
り、反応ガス中の二酸化炭素をすべて炭素と水蒸気に変
換し、外部にいっさいの二酸化炭素を排出しないことを
可能にする。
・水素発生部あるいは水素発生部から導入されたH2の
うち、未反応の余分はH2が存在するが、この未反応の
H2を水素分離器を用いて分離し二酸化炭素固定部外に
だすことにより、必要な熱エネルギーの熱源として用い
ることができ、装置のエネルギー効率を向上させること
ができる。さらに、上述のH2を、メタン分解・水素発
生部、水素発生部および二酸化炭素固定部で用いられる
触媒を再生するために使用することができる。また、上
述のH2を装置外に取り出し、燃料電池に導入し電力を
得る、等の利用法も可能であり、装置のエネルギー効率
の向上をはかることができる。
微粉末として固定化されるが、二酸化炭素固定部におい
て使用される触媒の種類を変えることにより、カーボン
ナノチューブ、カーボンナノファイバー、フラーレン等
の付加価値の高い炭素化合物を得ることが可能である。
例えば、二酸化炭素固定部で触媒としてNi−SiO 2
を用いることにより、カーボンナノチューブ、カーボン
ナノファイバー、フラーレンを生成することをが可能で
ある。また、上記触媒に第3成分としてPt、La、C
e、K等を添加してもよい。
微粉末として固定化されるが、生成する微粉末状炭素は
反応器内に蓄積していき、取り出すためには一旦反応を
中断し、反応器内から炭素を取り出さなければならい。
すなわち、固定化処理と中断を繰り返す必要があり効率
が悪かった。そこで、二酸化炭素固定部に続いてサイク
ロンを設置する。これにより、生成した微粉末状炭素を
反応器から、処理を中断することなく連続的に取り出す
ことが可能となり、装置の運転効率の向上がはかれる。
水蒸気をそのまま装置外に排出することは危険であり、
凝縮器で冷却し水として排出しなければならない。凝縮
器は高温の水蒸気を冷却するためのものである。ガスの
加温は別途熱交換機を用いて行われている。本発明の二
酸化炭素固定化装置においては、高温の水蒸気を冷却す
る機能と共に、メタン分解・水素発生部、水素発生部お
よび二酸化炭素固定部においてガスを加温しなければな
らず、熱交換機も必要である。凝縮器と熱交換機の両方
を使用する場合、配管が複雑でありかつコストがかさん
でいた。また、ガス流量とガス温度により熱交換機の構
造が複雑になっていた。これに対し、高温の水蒸気を冷
却すると同時に、この時得られた熱で常温のガスを加温
する機能を併せ持った凝縮器を用いることにより、構造
が簡単で、低コストの装置を作成することが可能とな
る。この時、冷却の媒体としては空気もしくは低温の水
を使用することができる。水を使用する場合は、凝縮器
の外部を水で冷却してもよく、凝縮器内部に水を導入し
てもよい。
あり、メタン発酵による二酸化炭素固定化装置の一実施
例を示している。まず、構成について説明すると、本実
施例の二酸化炭素固定化装置は、生ゴミなどの有機廃棄
物を嫌気性発酵槽で細菌によって分解しCH4とCO2
を得る有機廃棄物処理部1と、ガス混合・凝縮器2と、
CH4とCO2の混合ガスを触媒によりメタン分解・水
素発生反応と二酸化炭素固定化反応をおこなわせる反応
槽4と、反応槽4で生成した炭素粉末と触媒とを分離す
る触媒・炭素分離器5と、触媒再生器6と、反応槽4に
ある余剰のH2を分離し取り出す水素分離器8および反
応槽4において必要とされる熱を供給する水素燃焼器1
0、さらには各構成部へ反応ガスを移動させるためのポ
ンプ3、7、9から構成されている。
部であり、反応槽4がメタン分解・水素発生部および二
酸化炭素固定部であり、ガス混合・凝縮器2が凝縮器で
ある。
をメタン細菌などの細菌と共に有機廃棄物処理部1の嫌
気性発酵槽に導入する。有機廃棄物処理部1で、有機廃
棄物の嫌気性発酵によって、CH4やCO2を含むガス
を生じさせ、その発生ガスはガス混合・凝縮器2に送ら
れ、固定化されるべきCO2と混合される。混合ガス
は、ポンプ3により反応槽4に圧送される。反応槽4内
では触媒の存在下で次のようなメタン分解・水素発生反
応と二酸化炭素固定化反応がおこる。 CH2→C+2H2+90.1kJ/mol CO2+2H2→C+2H2O−96.0kJ/mol CH4+CO2→2C+2H2O−5.9kJ/mol メタン分解・水素発生反応および二酸化炭素固定化反応
の触媒には例えばSiO 2やAl2O3を坦体とするN
i−Co触媒が用いられる。
合ガスと混合され、さらに強制冷却され、水蒸気は凝縮
し水となって系外へ排出される。生成した炭素粉末は触
媒・炭素分離器5により系外へ取り出される。触媒は触
媒再生器6に送られ再生された後、反応槽4に導入され
る。また、未反応のガス(CH4、CO2、2H2)は
循環ポンプ7により再び反応槽4に圧送され反応に供さ
れる。
2は、水素分離器8により分離されたH2をポンプ9で
触媒再生器6に圧送することにより得られる。水素分離
器8により分離されたH2はまた、ポンプ9を介して水
素燃焼器10に送られ空気と共に触媒燃焼され、有機廃
棄物処理部1における嫌気性発酵、反応槽4における反
応および触媒再生器6における触媒再生に必要な熱を供
給する。さらに余ったH2は系外に取り出し、例えば燃
料電池に導入し電力を得る等、有効に利用される。
素発酵による二酸化炭素固定化装置の一実施例を示して
いる。まず、構成について説明すると、本実施例の二酸
化炭素固定化装置は、生ゴミなどの有機廃棄物を嫌気性
発酵槽で細菌によって分解しH2とCO2を得る有機廃
棄物処理部21と、ガス混合・凝縮器22と、有機廃棄
物処理部21で得られたH2とCO2および固定化され
るべきCO2の混合ガスを触媒により二酸化炭素固定化
反応をおこなわせる反応槽24と、反応槽24で生成し
た炭素粉末と触媒とを分離するサイクロン27と、この
サイクロン27で分離された触媒を再生する触媒再生器
28と、前記サイクロン27で分離された炭素を精製し
純炭素を取り出すためのサイクロン26と、反応槽24
にある余剰のH2を分離し取り出す水素分離器29と、
反応槽24および触媒再生器28において必要とされる
熱を供給する水素燃焼器31および各構成部へ反応ガス
を移動させるためのポンプ23、25、30によって構
成されている。
部であり、反応槽24が二酸化炭素固定部であり、ガス
混合・凝縮器22が凝縮器である。
を有機廃棄物処理部21の嫌気性発酵槽に導入する。有
機廃棄物処理部1で、有機廃棄物の嫌気性発酵によっ
て、H 2やCO2を含むガスを生じさせ、その発生ガス
はガス混合・凝縮器22に送られ、固定化されるべきC
O2と混合される。混合ガスは、ポンプ23により反応
槽24に圧送される。反応槽24内では触媒の存在下で
次のような二酸化炭素固定化反応がおこる。 CO2+2H2→C+2H2O−96.0kJ/mol
合ガスと混合され、さらに強制冷却され、水蒸気は凝縮
し水となって系外へ排出される。触媒と生成した炭素粉
末はサイクロン27により分離される。触媒は触媒再生
器28に送られ再生された後、反応槽24に導入され
る。炭素粉末はサイクロン26に導入され、精製された
後純炭素として系外に排出される。また、未反応のガス
(CO2、2H2)は循環ポンプ25により再び反応槽
24に圧送され反応に供される。
H2は、水素分離器29により分離されたH2をポンプ
30で触媒再生器28に圧送することにより得られる。
水素分離器29により分離されたH2はまた、ポンプ3
0を介して水素燃焼器31に送られ空気と共に触媒燃焼
され、有機廃棄物処理部21における嫌気性発酵、反応
槽24における反応および触媒再生器28における触媒
再生に必要な熱を供給する。さらに余ったH2は系外に
取り出し、例えば燃料電池に導入し電力を得る等、有効
に利用される。
タン燃焼による熱エネルギーを利用した二酸化炭素固定
化装置の一実施例を示している。まず、構成について説
明すると、有機廃棄物処理部41と、ガス混合・凝縮器
42に続きメタン燃焼部44が設けられる。その後の構
成は実施例1と同様であり、CH4とCO2の混合ガス
を触媒によりメタン分解・水素発生反応と二酸化炭素固
定化反応をおこなわせる反応槽45と、反応槽45で生
成した炭素粉末と触媒とを分離する触媒・炭素分離器4
6と、触媒再生器47と、反応槽45にある余剰のH2
を分離し取り出す水素分離器49と、反応槽45におい
て必要とされる熱を供給する水素燃焼器51、および各
構成部へ反応ガスを移動させるためのポンプ43、4
8、50から構成される。
生部であり、反応槽45がメタン分解・水素発生部およ
び二酸化炭素固定部であり、ガス混合・凝縮器42が凝
縮器である。
処理部41で生成したCH4をメタン燃焼部44で燃焼
させ、反応槽45で二酸化炭素固定化反応に必要な熱エ
ネルギーを供給する。その他の動作については実施例1
と同様である。ただしこの場合、反応槽への熱の供給は
より効率よく行われ、また水素燃焼器51から供給しな
ければならない熱エネルギーは実施例1より小さく、水
素分離器49で得られるH2は装置外部でより多く利用
することが可能である。
施例を示す。図1の有機廃棄物処理部1より発生したC
H4とCO2および固定化されるべきCO2の混合ガ
ス、あるいは図2の有機廃棄物処理部21より発生した
H2とCO2および固定化されるべきCO2の混合ガス
は凝縮器61に導入される。凝縮器61は加温機能を有
しており、混合ガスは加温された後反応槽62へ移動さ
れる。反応槽62で発生する高温の反応ガスは凝縮器へ
送られ冷却される。冷却され、凝縮した水は系外へ排出
される。この時、冷却媒体は水もしくは空気が用いられ
る。冷却媒体が水の場合は、凝縮器61の外部から冷却
してもよいし、凝縮器61の内部へ導入して冷却しても
よい。混合ガスの加温には、反応槽62で発生する高温
の反応ガスから得られる熱を利用することができる。凝
縮器61内の水温およびガス温は冷却水の量により調節
することができる。
素分離器5、46あるいはサイクロン26、27で分離
された炭素は工業用カーボンブラックとして使用するこ
とができる。また、反応槽4、24、45で使用される
触媒として例えばNi−SiO2を用いることにより、
カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、フラ
ーレンを生成することをができる。上記触媒には第3成
分としてPt、La、Ce、K等を添加してもよい。こ
のように、廃棄物を有用物質に変換することが可能であ
り、資源の節約に貢献することができる。
ガスをガス混合・凝縮部2、22、42に送り、反応ガ
スを循環させることにより、混合ガス中のCO2をすべ
て炭素と水に変換でき、外部に一切のCO2を排出しな
いことが可能となる。反応槽4、45、有機廃棄物処理
部21で生成されるH2は反応槽4、24、45で二酸
化炭素固定化反応に用いられるが、余剰のH2を水素分
離器8、29、49で分離することにより、触媒再生器
6、28、47で必要なH2を得ることができる。さら
に、水素燃焼器10、31、51で燃焼させることによ
り、有機廃棄物処理部1、21、41、反応槽4、2
4、45および触媒再生器6、28、47で必要な熱エ
ネルギーを得ることができる。これにより、外部から水
素ガス、熱エネルギーの供給を必要とせず、ランニング
コストの低減を図ることができる。
棄物処理部1において得られるメタンと二酸化炭素を分
離せず、ガス混合・凝縮部2において固定化される二酸
化炭素と混合し、この混合ガス中のメタンと二酸化炭素
混合ガスを触媒を用いて分解し、二酸化炭素固定化に必
要なメタン分解・水素発生反応と二酸化炭素固定化反応
を一つの反応槽4でおこなうことを可能としている。こ
れにより、メタンと二酸化炭素を分離するのに必要なエ
ネルギーを不要とし、装置を簡素化することできる。
棄物処理部21で嫌気性発酵により水素を得ることによ
り、メタン生成、分解を経て水素を得る場合に比べ、触
媒の維持、管理が容易になる等の利点がある。また、サ
イクロンを用いることにより、得られる炭素粉末をより
高純度化することができ、付加価値の高い生成物を得る
ことが可能となる。
棄物処理部41で生成したCH4をメタン燃焼部44で
燃焼させることにより、反応槽45における二酸化炭素
固定化反応に必要な熱エネルギーを効率よく供給するこ
とができる。
能と常温のガスを加温する機能を併せ持つ凝縮器を用い
ることにより、装置の構造を簡単にし小型化でき、ラン
ニングコストの低減を可能とする。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求範
囲に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の変更を行
うことができる。例えば、水素分離器で分離されたH2
を利用する燃料電池を備え、ポンプ等を稼働させるのに
必要な電力を得ることで、外部から一切の電力の供給を
必要としない二酸化炭素固定化装置とすることができ
る。あるいは、水素燃焼器で得られる熱を利用する反応
熱利用電力発生部を備えることにより、装置可動に必要
な電力を得ることも可能である。これらの電力は、装置
外部に供給し利用することもできる。
化炭素固定化装置は次のような効果を有している。 (1)有機廃棄物の嫌気性発酵により得たメタンあるい
は水素を利用しており、CO2固定化に要するエネルギ
ー(電力)を大幅に削減することができ、運転コストを
低減できる。 (2)運転に要する電力が少なくてすむので、該電力を
火力発電所により得る場合であっても、CO2の削減効
果は従来よりも格段に高まる。 (3)従来利用価値の無かった有機廃棄物を、CO2の
削減という地球環境の改善のサイクル中に有効に利用す
ることができる。 (4)メタン分解・水素発生部と二酸化炭素固定部、あ
るいは水素発生部と二酸化炭素固定部を一体化すること
により、構造の簡単な装置とすることができる。 (5)装置内で発生する水素、熱を有効に利用すること
により、外部から供給するエネルギーを低減、あるいは
ゼロにすることができる。 (6)熱交換機能を有する凝縮器により、装置の構造を
簡単にし小型化でき、ランニングコストの低減を可能と
する。 (7)外部に一切のCO2を排出しない。 (8)有用な炭素化合物を副製品として得ることができ
る。
の全体構成図である。
の全体構成図である。
の全体構成図である。
施例図である。
る。
化炭素固定部) 5、46…触媒・炭素分離器 6、26、47…触媒再生器 8、29、49…水素分離器 10、31、51…水素燃焼器 21…有機廃棄物処理部(水素発生部) 24…反応槽(二酸化炭素固定部) 26、27…サイクロン 3、7、9、23、25、30、43、48、50…ポ
ンプ 44…メタン燃焼部 61…凝縮器 62…反応槽 71…二酸化炭素発生源 72…二酸化炭素分離・濃縮部 73…水素発生部 74…二酸化炭素固定部 75…凝縮器
Claims (8)
- 【請求項1】 有機廃棄物を嫌気性発酵してメタンと二
酸化炭素を発生するメタン発生部と、前記メタン発生部
で発生したメタンを触媒を用いて炭素と水素に分解する
メタン分解・水素発生部と、二酸化炭素と前記メタン分
解・水素発生部で生成した水素とを触媒を用いて反応さ
せて炭素と水蒸気を生成する二酸化炭素固定部と、前記
二酸化炭素固定部で発生した水蒸気を凝縮する凝縮器
と、を備えたことを特徴とする嫌気性発酵ガスによる二
酸化炭素固定化装置。 - 【請求項2】 有機廃棄物を嫌気性発酵して水素と二酸
化炭素を発生する水素発生部と、二酸化炭素と前記水素
発生部で生成した水素とを触媒を用いて反応させて炭素
と水蒸気を生成する二酸化炭素固定部と、前記二酸化炭
素固定部で発生した水蒸気を凝縮する凝縮器と、を備え
たことを特徴とする嫌気性発酵ガスによる二酸化炭素固
定化装置。 - 【請求項3】 メタン発生部において得られるメタンと
二酸化炭素と固定化される二酸化炭素との混合ガスを触
媒を用いて分解し、二酸化炭素固定化に必要な水素を生
成するメタン分解・水素発生反応と二酸化炭素固定化反
応を一つの反応槽でおこなうをことを特徴とする請求項
1記載の二酸化炭素固定化装置。 - 【請求項4】 二酸化炭素固定部において、固定化され
る二酸化炭素と、メタン分解・水素発生部で発生した水
素および未反応のメタン、二酸化炭素を循環させること
により、反応ガス中の二酸化炭素をすべて炭素と水蒸気
に変換し、反応ガス中のメタンをすべて炭素と水素に変
換し、外部にいっさいの二酸化炭素を排出しないことを
特徴とする請求項1記載の二酸化炭素固定化装置。 - 【請求項5】 二酸化炭素固定部において、固定化され
る二酸化炭素と、有機廃棄物を嫌気性発酵して水素と二
酸化炭素を発生する水素発生部で発生した水素および二
酸化炭素を循環させることにより、反応ガス中の二酸化
炭素をすべて炭素と水蒸気に変換し、外部にいっさいの
二酸化炭素を排出しないことを特徴とする請求項2記載
の二酸化炭素固定化装置。 - 【請求項6】 メタン分解・水素発生部と二酸化炭素固
定部で用いられる触媒を再生するための水素を、二酸化
炭素固定部における未反応の水素を水素分離器により分
離して得ることを特徴とする請求項1記載の二酸化炭素
固定化装置。 - 【請求項7】 二酸化炭素固定部で用いられる触媒を再
生するための水素を、二酸化炭素固定部における未反応
の水素を水素分離器により分離して得ることを特徴とす
る請求項2記載の二酸化炭素固定化装置。 - 【請求項8】 凝縮器が高温の水蒸気を冷却する機能と
常温のガスを加温する機能を併せ持つことを特徴とする
請求項1または請求項2記載の二酸化炭素固定化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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