JP2000271668A - 板材およびその製造方法 - Google Patents
板材およびその製造方法Info
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Landscapes
- Shearing Machines (AREA)
- Punching Or Piercing (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】荷重等を作用させることにより容易に破断する
ことができる部分を有した板材と、この板材を簡単に製
造できる方法を提供する。 【解決手段】板材1の材料の一部を板厚より少ない量だ
けせん断塑性変形させ、板厚の一部に相当する薄肉の部
分で材料が連続した段状のせん断線部2を形成する。
ことができる部分を有した板材と、この板材を簡単に製
造できる方法を提供する。 【解決手段】板材1の材料の一部を板厚より少ない量だ
けせん断塑性変形させ、板厚の一部に相当する薄肉の部
分で材料が連続した段状のせん断線部2を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段部等からなるせ
ん断線部を備えた板材およびその製造方法に関する。さ
らに特定すれば、本発明は材料がせん断塑性変形され、
微小部分のみで連続しているせん断線部を備えており、
このせん断線部から容易に切り離し可能、またはこのせ
ん断線部に容易に微小な孔を形成することができる板材
およびその製造方法に関するものである。
ん断線部を備えた板材およびその製造方法に関する。さ
らに特定すれば、本発明は材料がせん断塑性変形され、
微小部分のみで連続しているせん断線部を備えており、
このせん断線部から容易に切り離し可能、またはこのせ
ん断線部に容易に微小な孔を形成することができる板材
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば金属薄板等におい
て、容易に切断可能な切断予定部を形成する場合があ
る。たとえば、飲料用の缶容器において、プルトップと
称されているものがあり、このものは、缶容器の蓋の部
分に切断予定線に沿って線状の溝が形成され、この溝の
部分が局部的に薄肉となっている。そして、切断部分に
取付けられているタブを引っ張ることにより、上記の切
断予定線の溝部分が破断して切断部分が分離され、開口
が形成される。
て、容易に切断可能な切断予定部を形成する場合があ
る。たとえば、飲料用の缶容器において、プルトップと
称されているものがあり、このものは、缶容器の蓋の部
分に切断予定線に沿って線状の溝が形成され、この溝の
部分が局部的に薄肉となっている。そして、切断部分に
取付けられているタブを引っ張ることにより、上記の切
断予定線の溝部分が破断して切断部分が分離され、開口
が形成される。
【0003】このような溝状の切断予定部を形成するに
は、従来から切削、エッチング、またはプレス成形等の
方法があるが、いずれも加工が非能率的であり、またプ
レス成形等では金型の寿命が短くなる等の不具合があ
る。
は、従来から切削、エッチング、またはプレス成形等の
方法があるが、いずれも加工が非能率的であり、またプ
レス成形等では金型の寿命が短くなる等の不具合があ
る。
【0004】また、たとえばこの金属薄板がステンレス
鋼板等の場合では、切削やプレス成形が極めて困難とな
り、上記のような従来の方法では、加工する板材の材料
に制約がある等の問題がある。
鋼板等の場合では、切削やプレス成形が極めて困難とな
り、上記のような従来の方法では、加工する板材の材料
に制約がある等の問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、切断予定線、またはその他の
用途に利用することができるせん断線部を備えた板材、
およびこのような板材を製造する方法を提供するもので
ある。
基づいてなされたもので、切断予定線、またはその他の
用途に利用することができるせん断線部を備えた板材、
およびこのような板材を製造する方法を提供するもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の板材は、板材の一部の材料をこの板材の板厚より小さ
い距離だけせん断塑性変形させることにより形成した線
状のせん断線部を有するものである。
の板材は、板材の一部の材料をこの板材の板厚より小さ
い距離だけせん断塑性変形させることにより形成した線
状のせん断線部を有するものである。
【0007】一般に、塑性を有する材料に局部的にせん
断荷重を与えると、大きなせん断塑性変形を生じる。こ
のため、このせん断塑性変形の生じている部分は、この
材料の板厚以上に塑性変形して完全に分断されるまで
は、材料が連続した状態のまま、せん断塑性変形を続け
る。したがって、このせん断変形を板厚以下の距離とす
ることにより板厚の一部の微小部分で連続した段状のせ
ん断線部が形成される。
断荷重を与えると、大きなせん断塑性変形を生じる。こ
のため、このせん断塑性変形の生じている部分は、この
材料の板厚以上に塑性変形して完全に分断されるまで
は、材料が連続した状態のまま、せん断塑性変形を続け
る。したがって、このせん断変形を板厚以下の距離とす
ることにより板厚の一部の微小部分で連続した段状のせ
ん断線部が形成される。
【0008】このようなせん断線部は、板厚の一部の微
小部分のみで連続しているので、荷重を作用させること
により、この部分を容易に破断して分離でき、またエッ
チング、レーザビームの照射等によっても容易に分断す
ることができる。
小部分のみで連続しているので、荷重を作用させること
により、この部分を容易に破断して分離でき、またエッ
チング、レーザビームの照射等によっても容易に分断す
ることができる。
【0009】また、請求項2に記載の本発明の板材は、
前記のせん断線部は、前記の材料の一部を前記の板材の
板厚より低い段差でせん断塑性変形させた段状のもので
あることを特徴とするものである。したがって、製造が
容易であるとともに、この段状のせん断線部を板材の剛
性向上、板材を巻回した場合のずれ防止等に利用するこ
とができる。
前記のせん断線部は、前記の材料の一部を前記の板材の
板厚より低い段差でせん断塑性変形させた段状のもので
あることを特徴とするものである。したがって、製造が
容易であるとともに、この段状のせん断線部を板材の剛
性向上、板材を巻回した場合のずれ防止等に利用するこ
とができる。
【0010】また、請求項3に記載の本発明の板材は、
前記のせん断線部は、前記の材料の一部を前記の板材の
板厚より低い段差でせん断塑性変形させた後、この段差
が低くなるように逆方向にせん断塑性変形させたもので
ある。
前記のせん断線部は、前記の材料の一部を前記の板材の
板厚より低い段差でせん断塑性変形させた後、この段差
が低くなるように逆方向にせん断塑性変形させたもので
ある。
【0011】したがって、この段差を完全に解消して加
工前と同様な表面が平滑な板材に形成することができ、
後の加工が容易となる。また、このせん断線部は、両方
向に2回のせん断変形を与えられるので、その部分の残
留応力等が高くなり、より容易に破断することができ
る。
工前と同様な表面が平滑な板材に形成することができ、
後の加工が容易となる。また、このせん断線部は、両方
向に2回のせん断変形を与えられるので、その部分の残
留応力等が高くなり、より容易に破断することができ
る。
【0012】また、この板材の両面にせん断塑性変形し
た際の縁部が形成され、これらの縁部は塑性変形により
円滑な縁に形成されている。したがって、このせん断線
部を破断分離した後に形成される縁部は、表裏両側の縁
が円滑であるので、バリの発生が無く、バリ取り作業等
の必要も無く、後の工程を簡略化することもできる。
た際の縁部が形成され、これらの縁部は塑性変形により
円滑な縁に形成されている。したがって、このせん断線
部を破断分離した後に形成される縁部は、表裏両側の縁
が円滑であるので、バリの発生が無く、バリ取り作業等
の必要も無く、後の工程を簡略化することもできる。
【0013】また、請求項4に記載の本発明の板材は、
前記のせん断線部は、荷重を作用させることにより破断
可能であることを特徴とするものである。したがって、
外力を与えるだけで極めて容易に破断、分離を行うこと
ができる。
前記のせん断線部は、荷重を作用させることにより破断
可能であることを特徴とするものである。したがって、
外力を与えるだけで極めて容易に破断、分離を行うこと
ができる。
【0014】また、請求項5に記載の本発明の板材は、
前記のせん断線部は、互いに平行な複数の直線状に形成
されており、これら複数の直線状のせん断せん部によっ
て形成された帯状部分に荷重を作用させることにより、
このせん断線部を破断して切り離し可能であることを特
徴とするものである。
前記のせん断線部は、互いに平行な複数の直線状に形成
されており、これら複数の直線状のせん断せん部によっ
て形成された帯状部分に荷重を作用させることにより、
このせん断線部を破断して切り離し可能であることを特
徴とするものである。
【0015】板材を素材として供給する場合に、この板
材を細幅のストリップ状に細断して供給する場合がある
が、このような細幅のストリップは取り扱いが面倒であ
る。しかし、この発明によれば、細幅のストリップを連
続した幅広の帯材として供給し、使用時にこれらせん断
線部から破断して細幅のストリップを切り離すことがで
き、取扱いが極めて容易となる。
材を細幅のストリップ状に細断して供給する場合がある
が、このような細幅のストリップは取り扱いが面倒であ
る。しかし、この発明によれば、細幅のストリップを連
続した幅広の帯材として供給し、使用時にこれらせん断
線部から破断して細幅のストリップを切り離すことがで
き、取扱いが極めて容易となる。
【0016】また、請求項6に記載の本発明の板材は、
前記の板材は、互いに平行な複数の直線状のせん断線部
を備えており、これら複数の直線状のせん断せん部によ
って形成された帯状部分に荷重を作用させることによ
り、このせん断線部を破断して切り離し可能であり、ま
たこの板材はコイル状に巻回されており、上記のせん断
線部を破断して上記の帯状部分を切り離して順次巻き出
し可能としたことを特徴とするものである。
前記の板材は、互いに平行な複数の直線状のせん断線部
を備えており、これら複数の直線状のせん断せん部によ
って形成された帯状部分に荷重を作用させることによ
り、このせん断線部を破断して切り離し可能であり、ま
たこの板材はコイル状に巻回されており、上記のせん断
線部を破断して上記の帯状部分を切り離して順次巻き出
し可能としたことを特徴とするものである。
【0017】上述のように、細幅のストリップは、取扱
いが困難であるとともに、これをコイル状に巻回した場
合に、そのコイルの径に対する幅が小さいので、このコ
イルが崩れやすく、またあまり大きな径のコイルに巻回
することができない。しかし、この発明によれば、この
切り離し前の幅の広い板材をコイルに巻回するので、コ
イルが崩れることなく安定し、また大径のコイルに巻回
することができる。
いが困難であるとともに、これをコイル状に巻回した場
合に、そのコイルの径に対する幅が小さいので、このコ
イルが崩れやすく、またあまり大きな径のコイルに巻回
することができない。しかし、この発明によれば、この
切り離し前の幅の広い板材をコイルに巻回するので、コ
イルが崩れることなく安定し、また大径のコイルに巻回
することができる。
【0018】そして、使用する際には、端のストリップ
から順次巻き出すことにより、せん断線部から自動的に
切り離されたストリップを供給することができる。ま
た、このようなコイルは、細幅のストリップのコイルが
複数連続した形態をなしているので、一つの細幅ストリ
ップのコイルからストリップを巻き出した後は、隣接す
るストリップのコイルからストリップを引き出すだけで
良く、コイルの交換の必要が無く、能率的である。
から順次巻き出すことにより、せん断線部から自動的に
切り離されたストリップを供給することができる。ま
た、このようなコイルは、細幅のストリップのコイルが
複数連続した形態をなしているので、一つの細幅ストリ
ップのコイルからストリップを巻き出した後は、隣接す
るストリップのコイルからストリップを引き出すだけで
良く、コイルの交換の必要が無く、能率的である。
【0019】また、請求項7に記載の本発明の板材は、
前記のせん断線部の一部は切り離されており、この切り
離された部分に孔が形成されていることを特徴とするも
のである。したがって、微細な孔を有する板材を得るこ
とができ、フィルタ、その他の各種の用途に利用するこ
とができる。なお、このせん断線部は、微小部分で連続
しているだけであるので、その一部をエッチングした
り、またレーザビームを照射する等の方法により、容易
に孔を形成することができる。
前記のせん断線部の一部は切り離されており、この切り
離された部分に孔が形成されていることを特徴とするも
のである。したがって、微細な孔を有する板材を得るこ
とができ、フィルタ、その他の各種の用途に利用するこ
とができる。なお、このせん断線部は、微小部分で連続
しているだけであるので、その一部をエッチングした
り、またレーザビームを照射する等の方法により、容易
に孔を形成することができる。
【0020】また、請求項8に記載の本発明の方法は、
せん断縁部を有する一対のせん断部材の間に板材を配置
する工程と、上記のせん断部材を互いに近接させ、上記
のせん断縁部の間で板材を挟圧してこれらせん断縁部の
間で板材の材料をせん断塑性変形させる工程と、上記の
せん断縁部の間に隙間を残した状態で上記のせん断部材
の近接を停止させてこの板材の板厚より低い段状のせん
断線部を形成する工程、とを備えたものである。
せん断縁部を有する一対のせん断部材の間に板材を配置
する工程と、上記のせん断部材を互いに近接させ、上記
のせん断縁部の間で板材を挟圧してこれらせん断縁部の
間で板材の材料をせん断塑性変形させる工程と、上記の
せん断縁部の間に隙間を残した状態で上記のせん断部材
の近接を停止させてこの板材の板厚より低い段状のせん
断線部を形成する工程、とを備えたものである。
【0021】したがって、せん断部材の近接量を制御す
るだけの簡単な方法により、上述したようなせん断線部
を備えた板材を容易に製造することができる。また、こ
の方法は、既存の板材のせん断装置にそのせん断量を制
御する手段を付加するだけで容易に実施でき、コストを
低減することができる。
るだけの簡単な方法により、上述したようなせん断線部
を備えた板材を容易に製造することができる。また、こ
の方法は、既存の板材のせん断装置にそのせん断量を制
御する手段を付加するだけで容易に実施でき、コストを
低減することができる。
【0022】また、請求項9に記載の本発明の方法は、
前記の段状のせん断線部を形成する工程の後に、一対の
押圧部材の間に、前記の段状のせん断線部が形成された
板材を配置する工程と、上記の一対の押圧部材を互いに
近接させ、前記の段状のせん断線部の段差が縮小するよ
うに前記とは逆方向にせん断線部をせん断塑性変形させ
る工程、とを付加したことを特徴とするものである。
前記の段状のせん断線部を形成する工程の後に、一対の
押圧部材の間に、前記の段状のせん断線部が形成された
板材を配置する工程と、上記の一対の押圧部材を互いに
近接させ、前記の段状のせん断線部の段差が縮小するよ
うに前記とは逆方向にせん断線部をせん断塑性変形させ
る工程、とを付加したことを特徴とするものである。
【0023】したがって、一対の押圧部材により板材を
挟圧する簡単な工程を付加するだけで、加工前と同様な
平滑な板材を製造することができる。また、この場合の
せん断線部は両方向にせん断塑性変形されているので、
このせん断線部からより容易に破断分離することができ
る。また、せん断塑性変形した際の円滑な縁が板材の表
裏両面の縁部に形成されるので、分断した後の縁部にバ
リが発生せず、後の加工が容易となる。
挟圧する簡単な工程を付加するだけで、加工前と同様な
平滑な板材を製造することができる。また、この場合の
せん断線部は両方向にせん断塑性変形されているので、
このせん断線部からより容易に破断分離することができ
る。また、せん断塑性変形した際の円滑な縁が板材の表
裏両面の縁部に形成されるので、分断した後の縁部にバ
リが発生せず、後の加工が容易となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の板材
およびその製造方法の実施形態を説明する。図1および
図2には、本発明の板材の第1の実施形態を示す。この
ものは、たとえば炭素鋼板、ステンレス鋼板等を加工
し、複数の細幅のストリップに容易に分離できる板材で
ある。
およびその製造方法の実施形態を説明する。図1および
図2には、本発明の板材の第1の実施形態を示す。この
ものは、たとえば炭素鋼板、ステンレス鋼板等を加工
し、複数の細幅のストリップに容易に分離できる板材で
ある。
【0025】図1は、この板材1の平面図で、図2は図
1の2−2線に沿う断面図である。この板材1は、幅の
比較的広い帯状をなしている。そして、この板材1に
は、その長手方向に沿って、複数の互いに平行な直線状
のせん断線部2が形成されている。そして、これらのせ
ん断線部2によって、この板材1は複数の細幅のストリ
ップ部3に区画されており、上記のせん断線部2を切り
離すことにより、これら各ストリップ部3が分離される
ように構成されている。
1の2−2線に沿う断面図である。この板材1は、幅の
比較的広い帯状をなしている。そして、この板材1に
は、その長手方向に沿って、複数の互いに平行な直線状
のせん断線部2が形成されている。そして、これらのせ
ん断線部2によって、この板材1は複数の細幅のストリ
ップ部3に区画されており、上記のせん断線部2を切り
離すことにより、これら各ストリップ部3が分離される
ように構成されている。
【0026】これらのせん断線部2は図2に示すよう
に、段状をなしており、その段差はこの板材1の板厚よ
り小さく形成されている。したがって、これら段状のせ
ん断線部2は、板厚の一部の厚さの部分で連続してい
る。
に、段状をなしており、その段差はこの板材1の板厚よ
り小さく形成されている。したがって、これら段状のせ
ん断線部2は、板厚の一部の厚さの部分で連続してい
る。
【0027】これらのせん断線部2は、後述するような
方法により、板材1の一部を板厚方向に、この板厚より
小さいせん断量だけせん断塑性変形させることにより形
成したものである。塑性を有する材料をせん断変形させ
た場合には、せん断面に沿って滑り変形すなわちせん断
塑性変形するので、この板材1の材料はこのせん断線部
2の部分では分断されておらず、板厚とせん断量との差
に相当する厚さの部分で連続している。
方法により、板材1の一部を板厚方向に、この板厚より
小さいせん断量だけせん断塑性変形させることにより形
成したものである。塑性を有する材料をせん断変形させ
た場合には、せん断面に沿って滑り変形すなわちせん断
塑性変形するので、この板材1の材料はこのせん断線部
2の部分では分断されておらず、板厚とせん断量との差
に相当する厚さの部分で連続している。
【0028】また、このせん断線部2では、材料は上記
のように大きなせん断塑性変形を受けているので、内部
に大きな残留応力や加工硬化等が生じており、この連続
した部分は脆くなっている。このため、外部から荷重が
作用した場合には、このせん断線部2の連続部分が容易
に破断し、このせん断線部2に沿ってこの板材1が分断
され、上記の細幅のストリップ部3が分離されるように
構成されている。
のように大きなせん断塑性変形を受けているので、内部
に大きな残留応力や加工硬化等が生じており、この連続
した部分は脆くなっている。このため、外部から荷重が
作用した場合には、このせん断線部2の連続部分が容易
に破断し、このせん断線部2に沿ってこの板材1が分断
され、上記の細幅のストリップ部3が分離されるように
構成されている。
【0029】次に、図3ないし図5を参照して上記のよ
うな板材1を製造する方法の第1の実施形態を説明す
る。図3は、この方法を実施するせん断装置の一部の正
面図である。このせん断装置10は、板材を細幅の複数
のストリップに細断する従来のスリッタ装置を改造した
ものである。
うな板材1を製造する方法の第1の実施形態を説明す
る。図3は、この方法を実施するせん断装置の一部の正
面図である。このせん断装置10は、板材を細幅の複数
のストリップに細断する従来のスリッタ装置を改造した
ものである。
【0030】すなわち、この装置10には、一対のせん
断ローラアセンブリ11a,11bが設けられている。
これらのせん断ローラアセンブリ11a,11bには、
それぞれせん断部材として複数対の円板状のせん断ロー
ラ12a,12bが設けられており、それらの周縁部が
せん断縁部13a,13bに形成されている。
断ローラアセンブリ11a,11bが設けられている。
これらのせん断ローラアセンブリ11a,11bには、
それぞれせん断部材として複数対の円板状のせん断ロー
ラ12a,12bが設けられており、それらの周縁部が
せん断縁部13a,13bに形成されている。
【0031】そして、これらのせん断ローラアセンブリ
11a,11bの間を平板状の板材が通過することによ
り、上記の各せん断ローラ12a,12bのせん断縁部
13a,13bの間で、この板材1の一部を図4および
図5に示すように板厚方向にせん断塑性変形させ、前述
のようなせん断線部2を形成する。
11a,11bの間を平板状の板材が通過することによ
り、上記の各せん断ローラ12a,12bのせん断縁部
13a,13bの間で、この板材1の一部を図4および
図5に示すように板厚方向にせん断塑性変形させ、前述
のようなせん断線部2を形成する。
【0032】なお、上記の各せん断ローラ12a,12
bのせん断縁部13a,13bは、従来のスリッタ装置
のように完全には噛み合っておらず、これらのせん断縁
部13a,13bの間には、上下方向に板材1の板厚以
下の間隙が形成されている。また、従来のスリッタ装置
では、これらせん断縁部13a,13bの間で材料をせ
ん断破断するように設定されているが、本発明の装置に
使用する装置で、これらのせん断縁部13a,13bの
間で材料がせん断塑性変形するように設定されている。
このように、材料がせん断により破断するか、最後まで
せん断塑性変形するかは、材料の物性に影響されるが、
この装置側の設定、たとえばせん断縁部13a,13b
の水平方向の間隙等を調整することにより、適宜設定が
可能である。
bのせん断縁部13a,13bは、従来のスリッタ装置
のように完全には噛み合っておらず、これらのせん断縁
部13a,13bの間には、上下方向に板材1の板厚以
下の間隙が形成されている。また、従来のスリッタ装置
では、これらせん断縁部13a,13bの間で材料をせ
ん断破断するように設定されているが、本発明の装置に
使用する装置で、これらのせん断縁部13a,13bの
間で材料がせん断塑性変形するように設定されている。
このように、材料がせん断により破断するか、最後まで
せん断塑性変形するかは、材料の物性に影響されるが、
この装置側の設定、たとえばせん断縁部13a,13b
の水平方向の間隙等を調整することにより、適宜設定が
可能である。
【0033】上記のような装置で板材1をせん断変形さ
せる場合には、まず図4に示すように板材1がせん断ロ
ーラ12a,12bのせん断縁部13a,13bの間に
噛み込まれると、これらせん断縁部13a,13bの間
の部分で材料が滑り変形して上述のようにせん断塑性変
形してゆく。
せる場合には、まず図4に示すように板材1がせん断ロ
ーラ12a,12bのせん断縁部13a,13bの間に
噛み込まれると、これらせん断縁部13a,13bの間
の部分で材料が滑り変形して上述のようにせん断塑性変
形してゆく。
【0034】そして、図5に示すように、これらせん断
縁部13a,13bの間の部分がさらにせん断塑性変形
してゆくが、これらのせん断縁部13a,13bは前述
の如く完全には噛み合わず、所定の隙間が形成されてい
るので、この板材1は完全に切断はされず、板厚の一部
の部分で連続したままの状態となり、このようにして前
述のせん断線部2が形成される。なお、この板材1は、
これらのせん断ローラ12a,12bの間を連続的に移
動されてゆくので、前述したように、複数の互いに平行
な直線状のせん断線部2が形成される。
縁部13a,13bの間の部分がさらにせん断塑性変形
してゆくが、これらのせん断縁部13a,13bは前述
の如く完全には噛み合わず、所定の隙間が形成されてい
るので、この板材1は完全に切断はされず、板厚の一部
の部分で連続したままの状態となり、このようにして前
述のせん断線部2が形成される。なお、この板材1は、
これらのせん断ローラ12a,12bの間を連続的に移
動されてゆくので、前述したように、複数の互いに平行
な直線状のせん断線部2が形成される。
【0035】上記のせん断線部2において、材料は板厚
の一部に相当する薄い部分でのみ連続しており、かつこ
の部分はせん断塑性変形により残留応力や加工硬化等が
発生しており、脆化している。したがって、この部分に
荷重を作用させることにより、この部分を容易に破断す
ることができる。
の一部に相当する薄い部分でのみ連続しており、かつこ
の部分はせん断塑性変形により残留応力や加工硬化等が
発生しており、脆化している。したがって、この部分に
荷重を作用させることにより、この部分を容易に破断す
ることができる。
【0036】また、このようにして形成された段状のせ
ん断線部2の段の肩縁部14a,14bは、せん断縁部
13a,13bが材料中に食い込む際に材料の塑性変形
により形成されたものであるので、これらの肩縁部14
a,14bは円滑な曲面状をなし、この部分にはバリ等
は形成されない。
ん断線部2の段の肩縁部14a,14bは、せん断縁部
13a,13bが材料中に食い込む際に材料の塑性変形
により形成されたものであるので、これらの肩縁部14
a,14bは円滑な曲面状をなし、この部分にはバリ等
は形成されない。
【0037】次に、本発明の方法の第2の実施形態を図
6および図7を参照して説明する。この第2の実施形態
の方法は、段状のせん断線部2を形成するまでは、上記
の第1の実施形態の方法と同様である。
6および図7を参照して説明する。この第2の実施形態
の方法は、段状のせん断線部2を形成するまでは、上記
の第1の実施形態の方法と同様である。
【0038】そして、この第2の実施形態の方法では、
前記のような段状のせん断線部2を形成した板材1を一
対の平面状の押圧部材、たとえば周面が平滑な円柱面を
なす押圧ローラ15a,15bの間に供給し、この段状
のせん断線部2を再び平板状に変形させる。
前記のような段状のせん断線部2を形成した板材1を一
対の平面状の押圧部材、たとえば周面が平滑な円柱面を
なす押圧ローラ15a,15bの間に供給し、この段状
のせん断線部2を再び平板状に変形させる。
【0039】この場合に、図6に示すように、押圧ロー
ラ15a,15bによりこのせん断線部2が押圧される
と、材料の連続されている部分が最初とは逆方向にせん
断塑性変形してゆく。そして、最終的には、図7に示す
ように、段状のせん断線部2が平坦な平板状となり、板
厚の中央部の一部で材料が連続し、線状の細溝が形成さ
れたせん段線部2aが形成される。
ラ15a,15bによりこのせん断線部2が押圧される
と、材料の連続されている部分が最初とは逆方向にせん
断塑性変形してゆく。そして、最終的には、図7に示す
ように、段状のせん断線部2が平坦な平板状となり、板
厚の中央部の一部で材料が連続し、線状の細溝が形成さ
れたせん段線部2aが形成される。
【0040】このようなせん断線部2aは、平坦な平板
状であるので、この後の板材1の加工その他が容易とな
る。また、材料の連続した部分は、両方向の大きなせん
断塑性変形をしているため、さらに脆化しており、荷重
等が作用した場合にさらに容易に破断することができ
る。
状であるので、この後の板材1の加工その他が容易とな
る。また、材料の連続した部分は、両方向の大きなせん
断塑性変形をしているため、さらに脆化しており、荷重
等が作用した場合にさらに容易に破断することができ
る。
【0041】また、この方法では、図6に示すように、
段状のせん断線部1を平坦に押し潰す際に、逆方向のせ
ん断塑性変形に伴って、段の基底部の材料が引き込ま
れ、この段の基底部に新たな縁部16a,16bが形成
される。この新たな縁部16a,16bは、材料の塑性
変形により生じたものであり、円滑な曲面状をなしてい
る。したがって、この部分にもバリ等が発生することは
ない、したがって、最終的には、図7に示すように、上
記のように形成したせん断線部2aの表裏両面の細溝の
両側縁部14a,14b,16a,16bは、全て材料
の塑性変形で生じた円滑な曲面状の縁部となる。よっ
て、このせん断線部2aを破断して板材1を分割した際
に形成された分離縁は、その表裏両面に円滑な縁部を有
することになるので、特にバリの除去等は必要なく、そ
の後の加工工程等が簡単となる。
段状のせん断線部1を平坦に押し潰す際に、逆方向のせ
ん断塑性変形に伴って、段の基底部の材料が引き込ま
れ、この段の基底部に新たな縁部16a,16bが形成
される。この新たな縁部16a,16bは、材料の塑性
変形により生じたものであり、円滑な曲面状をなしてい
る。したがって、この部分にもバリ等が発生することは
ない、したがって、最終的には、図7に示すように、上
記のように形成したせん断線部2aの表裏両面の細溝の
両側縁部14a,14b,16a,16bは、全て材料
の塑性変形で生じた円滑な曲面状の縁部となる。よっ
て、このせん断線部2aを破断して板材1を分割した際
に形成された分離縁は、その表裏両面に円滑な縁部を有
することになるので、特にバリの除去等は必要なく、そ
の後の加工工程等が簡単となる。
【0042】以上に説明した方法の実施形態は、後から
破断可能なせん段線部を形成する場合のものであるが、
これに限らず、上記のような板材を加工して各種の製品
を製造する場合に、各種の加工、その他の手段を付加す
ることができる。
破断可能なせん段線部を形成する場合のものであるが、
これに限らず、上記のような板材を加工して各種の製品
を製造する場合に、各種の加工、その他の手段を付加す
ることができる。
【0043】たとえば、図8には、本発明の方法の第3
の実施形態を示す。このものは、前記の第2の実施形態
と略同様の工程であるが、図8に示すように、段状のせ
ん断線部を押圧部材15a,15bで平板状に押し潰す
際に、このせん断線部2aで材料を完全に破断分離する
ものである。
の実施形態を示す。このものは、前記の第2の実施形態
と略同様の工程であるが、図8に示すように、段状のせ
ん断線部を押圧部材15a,15bで平板状に押し潰す
際に、このせん断線部2aで材料を完全に破断分離する
ものである。
【0044】このような破断分離を実現するには、たと
えば、最初に段状のせん断線部を形成する際に、材料の
連続する部分が薄くなるように設定し、この連続した部
分のせん断変形量を大きくてしおけば良い。そして、図
8のように段状のせん断線部を押し潰す際に、この連続
した部分の材料がその塑性変形の限界を超えて破断する
ように設定しておけば良い。
えば、最初に段状のせん断線部を形成する際に、材料の
連続する部分が薄くなるように設定し、この連続した部
分のせん断変形量を大きくてしおけば良い。そして、図
8のように段状のせん断線部を押し潰す際に、この連続
した部分の材料がその塑性変形の限界を超えて破断する
ように設定しておけば良い。
【0045】このような方法は、板材1にあらかじめ分
離予定線に沿って段状のせん断線部を形成しておけば、
使用時にこの部分を押圧して押し潰すだけで簡単に分離
でき、また分離した縁の部分に上述のようにバリ等が形
成されないので、製造その他の工程が簡単となる。
離予定線に沿って段状のせん断線部を形成しておけば、
使用時にこの部分を押圧して押し潰すだけで簡単に分離
でき、また分離した縁の部分に上述のようにバリ等が形
成されないので、製造その他の工程が簡単となる。
【0046】なお、上記の段状のせん断線部が複数個所
にある場合に、これらのせん断線部を同時にすべて破断
分離する必要はない。たとえば、図9には本発明の方法
の第4の実施形態を示す。
にある場合に、これらのせん断線部を同時にすべて破断
分離する必要はない。たとえば、図9には本発明の方法
の第4の実施形態を示す。
【0047】このものは、たとえば板材1に形成された
複数の段状のせん断線部2をのうち、破断分離すべき部
分のせん断線部2のみをたとえば幅の狭い一対の押圧ロ
ーラ18a,18bで押し潰して、前述したようにこの
部分のみ、せん断線部2を破断、分離するものである。
複数の段状のせん断線部2をのうち、破断分離すべき部
分のせん断線部2のみをたとえば幅の狭い一対の押圧ロ
ーラ18a,18bで押し潰して、前述したようにこの
部分のみ、せん断線部2を破断、分離するものである。
【0048】また、上述の実施形態は、せん断線部を切
り離す手段として、機械的な変形または荷重によりこの
せん断線部を破断するものであるが、このせん断線部の
切り離しは、必ずしもこれらの手段には限定されない。
り離す手段として、機械的な変形または荷重によりこの
せん断線部を破断するものであるが、このせん断線部の
切り離しは、必ずしもこれらの手段には限定されない。
【0049】たとえば、図10には、本発明の方法の第
5の実施形態を示す。この図10中の2点鎖線は、前述
したような段状のせん断線部2を形成した板材1の断面
の輪郭を示す。この実施形態の方法では、このような板
材1の表面全体を、この図中で実線1aで示すまでエッ
チング処理する。これにより、せん断線部2の連続した
部分が切断される。
5の実施形態を示す。この図10中の2点鎖線は、前述
したような段状のせん断線部2を形成した板材1の断面
の輪郭を示す。この実施形態の方法では、このような板
材1の表面全体を、この図中で実線1aで示すまでエッ
チング処理する。これにより、せん断線部2の連続した
部分が切断される。
【0050】また、図11には、本発明の方法の第6の
実施形態を示す。このものは、レーザ発振器20から照
射されるレーザビーム21により、前述したような段状
のせん断線部2の薄肉の連続部分を切断し、このせん断
線部2を切り離すものである。この方法は、せん断線部
2の薄肉の部分を切断するので、このレーザ発振器20
の出力は小さくてもよく、また切断速度を早くすること
ができる。
実施形態を示す。このものは、レーザ発振器20から照
射されるレーザビーム21により、前述したような段状
のせん断線部2の薄肉の連続部分を切断し、このせん断
線部2を切り離すものである。この方法は、せん断線部
2の薄肉の部分を切断するので、このレーザ発振器20
の出力は小さくてもよく、また切断速度を早くすること
ができる。
【0051】なお、上記の方法の第5および第6の実施
形態のものは、せん断線部2を連続して切断する必要は
なく、このせん断線部2を部分的に切断してもよい。こ
のようにすれば、この板材はせん断線部から分離され
ず、かつこのせん断線部に微小な孔が形成されるので、
この板材をフィルタ材としても使用することができる。
形態のものは、せん断線部2を連続して切断する必要は
なく、このせん断線部2を部分的に切断してもよい。こ
のようにすれば、この板材はせん断線部から分離され
ず、かつこのせん断線部に微小な孔が形成されるので、
この板材をフィルタ材としても使用することができる。
【0052】図12および図13には、前述したエッチ
ングによりこのせん断線部を部分的に切断して微小なス
リット状の孔を形成する第7の実施形態の方法を示す。
すなわち、まず図12に示すように、前述したような段
状のせん断線部2を形成した板材1に部分的に被覆25
を施す。
ングによりこのせん断線部を部分的に切断して微小なス
リット状の孔を形成する第7の実施形態の方法を示す。
すなわち、まず図12に示すように、前述したような段
状のせん断線部2を形成した板材1に部分的に被覆25
を施す。
【0053】そして、この状態で前述した第5の実施形
態のように、この板材1全体をエッチング処理する。こ
れにより、せん断線部2の薄肉の連続部が溶解される
が、上記の被覆25を施した部分はエッチングされな
い。そして、この被覆25を除去すると、図13に示す
ように、これらの被覆25の部分を残して、せん断線部
2の薄肉部分にスリット状の微細な孔26が形成され
る。
態のように、この板材1全体をエッチング処理する。こ
れにより、せん断線部2の薄肉の連続部が溶解される
が、上記の被覆25を施した部分はエッチングされな
い。そして、この被覆25を除去すると、図13に示す
ように、これらの被覆25の部分を残して、せん断線部
2の薄肉部分にスリット状の微細な孔26が形成され
る。
【0054】このように製造された板材は、せん断線部
2が部分的にしか連続されていないので、荷重を作用さ
せてこのせん断線部2を破断分離するのが容易となる。
また、上述したように、この板材1をそのままフィルタ
等の材料として使用することもできる。
2が部分的にしか連続されていないので、荷重を作用さ
せてこのせん断線部2を破断分離するのが容易となる。
また、上述したように、この板材1をそのままフィルタ
等の材料として使用することもできる。
【0055】なお、前述した第6の実施形態のようにレ
ーザビームを使用する場合には、このせん断線部に沿っ
てレーザビームを間欠的に照射することにより、上記の
第7の実施形態の場合と同様に、せん断線部の一部のみ
を切断し、微細な孔を有する板材を製造することもでき
る。
ーザビームを使用する場合には、このせん断線部に沿っ
てレーザビームを間欠的に照射することにより、上記の
第7の実施形態の場合と同様に、せん断線部の一部のみ
を切断し、微細な孔を有する板材を製造することもでき
る。
【0056】また、上記の実施形態では、連続的なせん
断線部を形成する場合について説明したが、非連続な間
欠的なせん断線部を形成することも可能である。図14
および図15には、このような非連続なせん断線部を形
成する場合の第8の実施形態の方法を示す。
断線部を形成する場合について説明したが、非連続な間
欠的なせん断線部を形成することも可能である。図14
および図15には、このような非連続なせん断線部を形
成する場合の第8の実施形態の方法を示す。
【0057】すなわち、この実施形態では、前述の第1
の実施形態と同様なせん断ローラを用いてせん断線部を
形成するが、この実施形態では、図14に示すように、
このせん断ローラ30a,30bのせん断縁部31a,
31bは、凹凸状をなしており、それらの間の間隙が変
化するように構成されている。
の実施形態と同様なせん断ローラを用いてせん断線部を
形成するが、この実施形態では、図14に示すように、
このせん断ローラ30a,30bのせん断縁部31a,
31bは、凹凸状をなしており、それらの間の間隙が変
化するように構成されている。
【0058】そして、これら一対のせん断ローラ30
a,30bの間に板材1を通過させることにより、図1
5に示すような間欠的なせん断線部2aを形成すること
ができる。なお、この実施形態では、せん断線部2aが
一定間隔で完全に断続する場合を示したが、上記のせん
断縁部31a,31bの凹凸のパターンを適宜設定する
ことにより、任意のパターンで断続するせん断線部を形
成することができる。また、せん断縁部31a,31b
の凹凸の高さの差を小さくすれば、連続はしているが、
段差の高さ、すなわち材料の連続している部分の厚さが
所定のパターンで変化するせん断線部を形成することも
できる。
a,30bの間に板材1を通過させることにより、図1
5に示すような間欠的なせん断線部2aを形成すること
ができる。なお、この実施形態では、せん断線部2aが
一定間隔で完全に断続する場合を示したが、上記のせん
断縁部31a,31bの凹凸のパターンを適宜設定する
ことにより、任意のパターンで断続するせん断線部を形
成することができる。また、せん断縁部31a,31b
の凹凸の高さの差を小さくすれば、連続はしているが、
段差の高さ、すなわち材料の連続している部分の厚さが
所定のパターンで変化するせん断線部を形成することも
できる。
【0059】上述したような方法により製造されるせん
断線部を有する板材は、各種の製品の素材や部品等に使
用できるものであるが、次にこのような板材を使用する
場合の実施形態を示す。
断線部を有する板材は、各種の製品の素材や部品等に使
用できるものであるが、次にこのような板材を使用する
場合の実施形態を示す。
【0060】図16および図17には、板材の第2の実
施形態を示す。板材は、前述したようなスリッタ装置に
より細幅のストリップに細断し、各種の部品の素材、ま
たは結束用のストリップとして供給する場合がある。
施形態を示す。板材は、前述したようなスリッタ装置に
より細幅のストリップに細断し、各種の部品の素材、ま
たは結束用のストリップとして供給する場合がある。
【0061】このような場合に、細断されたストリップ
はコイル状に巻回されて供給されるが、このようなコイ
ルはその径に対して幅が狭くなり、巻回されているスト
リップが崩れやすい。また、このことから、このような
細幅のストリップはあまり大きな径のコイルには巻回で
きない、という不具合があった。
はコイル状に巻回されて供給されるが、このようなコイ
ルはその径に対して幅が狭くなり、巻回されているスト
リップが崩れやすい。また、このことから、このような
細幅のストリップはあまり大きな径のコイルには巻回で
きない、という不具合があった。
【0062】この第2の実施形態の板材1は、前述した
第1の実施形態の板材と同様なもので、比較的幅の広い
帯状をなし、互いに平行な直線状の複数の段状のせん断
線部2を備えており、これらせん断線部2を破断するこ
とにより、細幅のストリップ3に分離可能となってい
る。
第1の実施形態の板材と同様なもので、比較的幅の広い
帯状をなし、互いに平行な直線状の複数の段状のせん断
線部2を備えており、これらせん断線部2を破断するこ
とにより、細幅のストリップ3に分離可能となってい
る。
【0063】そして、このような板材1は、図16に示
すように、コイル40に巻回されている。このように、
幅の広い帯状の板材1を巻回したコイル40は、その径
に対して十分な幅を有しており、この巻回された板材1
が崩れるようなことはない。また、このことから、この
コイル40の径を十分に大きくして、より長い長さの板
材1を巻回することができる。
すように、コイル40に巻回されている。このように、
幅の広い帯状の板材1を巻回したコイル40は、その径
に対して十分な幅を有しており、この巻回された板材1
が崩れるようなことはない。また、このことから、この
コイル40の径を十分に大きくして、より長い長さの板
材1を巻回することができる。
【0064】そして、このようなコイル40を使用する
場合には、図16および図17に示すように、端部のス
トリップ3の部分から順次巻き出して使用する。この場
合に、このストリップ3は隣接するストリップ3とせん
断線部2で連続されているが、引き出される際の荷重が
このせん断線部2に局部的に作用するため、このせん断
線部が順次破断され、このストリップ3が分離されなが
ら引き出される。
場合には、図16および図17に示すように、端部のス
トリップ3の部分から順次巻き出して使用する。この場
合に、このストリップ3は隣接するストリップ3とせん
断線部2で連続されているが、引き出される際の荷重が
このせん断線部2に局部的に作用するため、このせん断
線部が順次破断され、このストリップ3が分離されなが
ら引き出される。
【0065】なお、上記のストリップ3の引き出しに伴
うせん断線部2の破断を確実にするためには、聞き出さ
れるストリップ3が捻じられながら引き出されるよう
に、その案内ローラ(図示せず)等を傾斜させておけば
良い。このようにすれば、せん断線部2により集中した
高い局部荷重が作用するので、より容易かつ高速でせん
断線部を破断してゆくことができる。
うせん断線部2の破断を確実にするためには、聞き出さ
れるストリップ3が捻じられながら引き出されるよう
に、その案内ローラ(図示せず)等を傾斜させておけば
良い。このようにすれば、せん断線部2により集中した
高い局部荷重が作用するので、より容易かつ高速でせん
断線部を破断してゆくことができる。
【0066】また、この場合に、上述のように段状のせ
ん断線部2を形成しておくことにより、この板材1をコ
イル40に巻回した場合に、図17に示すように巻回さ
れた各層の板材の段状のせん断線部2が互いに嵌合する
ので、このコイル40をより安定して巻回することがで
きる。なお、この場合に、前述した第2の実施形態の方
法で製造したような平板状の板材をコイルに巻回しても
良いことはもちろんである。
ん断線部2を形成しておくことにより、この板材1をコ
イル40に巻回した場合に、図17に示すように巻回さ
れた各層の板材の段状のせん断線部2が互いに嵌合する
ので、このコイル40をより安定して巻回することがで
きる。なお、この場合に、前述した第2の実施形態の方
法で製造したような平板状の板材をコイルに巻回しても
良いことはもちろんである。
【0067】また、図18には、板材の第3の実施形態
を示す。このものは、板材から、比較的小型の部材を打
ち抜いて使用する場合に適したものである。一般に、板
材を打ち抜いて小型の部材を製造した場合、この小型の
部材は後の熱処理、組み立て等の工程において取り扱い
が面倒となる。
を示す。このものは、板材から、比較的小型の部材を打
ち抜いて使用する場合に適したものである。一般に、板
材を打ち抜いて小型の部材を製造した場合、この小型の
部材は後の熱処理、組み立て等の工程において取り扱い
が面倒となる。
【0068】この実施形態では、上記の不具合を防止す
るために、帯状の板材1bに打ち抜くべき部材3bの輪
郭形状に対応した形状のせん断線部2bを形成する。こ
のせん断線部2bは、前述した方法と同様に、これらを
打ち抜くパンチ型のせん断縁部を互いに完全に噛み合わ
せず、所定の隙間を残して互いに近接させることによ
り、前述と同様に段状のせん断線部2bを形成すること
ができる。
るために、帯状の板材1bに打ち抜くべき部材3bの輪
郭形状に対応した形状のせん断線部2bを形成する。こ
のせん断線部2bは、前述した方法と同様に、これらを
打ち抜くパンチ型のせん断縁部を互いに完全に噛み合わ
せず、所定の隙間を残して互いに近接させることによ
り、前述と同様に段状のせん断線部2bを形成すること
ができる。
【0069】そして、このように多数の部材3bに対応
したせん断線部2bを有する板材1bを、そのまま熱処
理工程や組み立て工程、その他の工程に送る。そして、
これら部材3bを使用する場合には、前述したように、
これらの部分を押圧部材で押圧することにより、これら
部材3bを分離することができる。
したせん断線部2bを有する板材1bを、そのまま熱処
理工程や組み立て工程、その他の工程に送る。そして、
これら部材3bを使用する場合には、前述したように、
これらの部分を押圧部材で押圧することにより、これら
部材3bを分離することができる。
【0070】なお、この場合のせん断線部2bは前述し
た第2の実施形態の方法で形成した平板状のものでもよ
く、この場合は、この部材3bの部分を押圧することに
より、容易に分離できる。
た第2の実施形態の方法で形成した平板状のものでもよ
く、この場合は、この部材3bの部分を押圧することに
より、容易に分離できる。
【0071】また、図19には、板材の第4の実施形態
を示す。このものは、板材1cによって各種の機器のケ
ースなどの箱体50が形成されている。そして、この箱
体50には、電線や配管等を別の位置で選択的に貫通さ
せるための複数のノックアウト部3cが形成されてい
る。これらのノックアウト部3cは、その形状に対応し
たせん断線部2cにより囲まれている。
を示す。このものは、板材1cによって各種の機器のケ
ースなどの箱体50が形成されている。そして、この箱
体50には、電線や配管等を別の位置で選択的に貫通さ
せるための複数のノックアウト部3cが形成されてい
る。これらのノックアウト部3cは、その形状に対応し
たせん断線部2cにより囲まれている。
【0072】そして、電線や配管等を貫通させるべき個
所を選択し、その位置のノックアウト部3cを押圧し、
せん断線部2cを破断して開口を形成する。従来のこの
ようなノックアウト部は、一部を切り残したスリットで
囲まれたもので、この切り残した部分を破断して開口を
形成するように構成されていたが、このような従来のも
のは、スリットが形成されているために、使用しなかっ
たノックアウト部の密封性が損なわれる。しかし、この
実施形態のものは、破断する前はせん断線部は材料が連
続して密封性を維持しているので、使用しなかったノッ
クアウト部3cはそのまま密封性を維持する。
所を選択し、その位置のノックアウト部3cを押圧し、
せん断線部2cを破断して開口を形成する。従来のこの
ようなノックアウト部は、一部を切り残したスリットで
囲まれたもので、この切り残した部分を破断して開口を
形成するように構成されていたが、このような従来のも
のは、スリットが形成されているために、使用しなかっ
たノックアウト部の密封性が損なわれる。しかし、この
実施形態のものは、破断する前はせん断線部は材料が連
続して密封性を維持しているので、使用しなかったノッ
クアウト部3cはそのまま密封性を維持する。
【0073】また、図20および図21には、本発明の
板材の熱処理方法を説明する。この熱処理方法は、炭素
鋼等の材料で形成された細幅のストリップ材に焼き入れ
等の熱処理を行う場合のものである。
板材の熱処理方法を説明する。この熱処理方法は、炭素
鋼等の材料で形成された細幅のストリップ材に焼き入れ
等の熱処理を行う場合のものである。
【0074】一般に、ストリップ材に焼き入れ等の熱処
理を行う場合には、このストリップ材を加熱炉に連続的
に供給し、この加熱炉の出口部に配置された一対のブロ
ック状の冷却部材の間を通過させて急冷し、焼き入れ処
理を行っていた。
理を行う場合には、このストリップ材を加熱炉に連続的
に供給し、この加熱炉の出口部に配置された一対のブロ
ック状の冷却部材の間を通過させて急冷し、焼き入れ処
理を行っていた。
【0075】しかし、このストリップ材が細幅の場合に
は、加熱炉内で加熱されて軟化されたストリップ材が冷
却部材の間に相通される際に幅方向に屈曲しやすく、こ
の幅方向に屈曲したストリップがそのまま焼き入れ硬化
されてしまう不具合があった。
は、加熱炉内で加熱されて軟化されたストリップ材が冷
却部材の間に相通される際に幅方向に屈曲しやすく、こ
の幅方向に屈曲したストリップがそのまま焼き入れ硬化
されてしまう不具合があった。
【0076】この熱処理方法は、上記の不具合を改善す
るものである。図20および図21には、この熱処理方
法に使用する装置を示す。図中の60は加熱炉であっ
て、その出口部には一対のブロック状の冷却部材62,
63が設けられている。そして、これらの冷却部材6
2,63には冷却水が流通されている。
るものである。図20および図21には、この熱処理方
法に使用する装置を示す。図中の60は加熱炉であっ
て、その出口部には一対のブロック状の冷却部材62,
63が設けられている。そして、これらの冷却部材6
2,63には冷却水が流通されている。
【0077】そして、上記の加熱炉60および冷却部材
62,63を介して前述の第2図に示すような板材1が
連続的に走行される。そして、この板材1は、加熱炉6
0で加熱され、冷却部材62,63の間を通過する際に
急冷され、焼き入れがなされる。この場合に、この板材
1は、複数のストリップ部3が連続しているので、全体
に幅が広く、加熱炉60から冷却部材62,63までの
間で幅方向に屈曲することが防止される。そして、この
ような焼き入れの後に、焼きなましなどの熱処理が行わ
れ、最終的に各ストリップ部3が分離される。
62,63を介して前述の第2図に示すような板材1が
連続的に走行される。そして、この板材1は、加熱炉6
0で加熱され、冷却部材62,63の間を通過する際に
急冷され、焼き入れがなされる。この場合に、この板材
1は、複数のストリップ部3が連続しているので、全体
に幅が広く、加熱炉60から冷却部材62,63までの
間で幅方向に屈曲することが防止される。そして、この
ような焼き入れの後に、焼きなましなどの熱処理が行わ
れ、最終的に各ストリップ部3が分離される。
【0078】なお、上記の冷却部材62,63は、図2
1に示すように、上記の板材1の断面形状に対応した形
状に形成されている。なお、この板材が図7に示すよう
な平板状の場合には、上記の冷却部材の断面形状は平面
状のもので良い。
1に示すように、上記の板材1の断面形状に対応した形
状に形成されている。なお、この板材が図7に示すよう
な平板状の場合には、上記の冷却部材の断面形状は平面
状のもので良い。
【0079】また、図22には、本発明の板材およびそ
の製造方法の別の実施形態を示す。このものは、押し出
しノズル部材64の段状のノズル孔65から、アルミニ
ウム等の金属材料を押し出して前述したような形状の板
材1を形成するものである。
の製造方法の別の実施形態を示す。このものは、押し出
しノズル部材64の段状のノズル孔65から、アルミニ
ウム等の金属材料を押し出して前述したような形状の板
材1を形成するものである。
【0080】なお、本発明は上記の実施形態には限定さ
れない。たとえば、板材の材料は、炭素鋼やステンレス
鋼には限定されず、その他の金属材料、または合成樹脂
材料、その他の材料でもよい。
れない。たとえば、板材の材料は、炭素鋼やステンレス
鋼には限定されず、その他の金属材料、または合成樹脂
材料、その他の材料でもよい。
【0081】
【発明の効果】上述の如く本発明の板材は、材料の一部
を板厚以下でせん断塑性変形させて板厚の一部の微小部
分で連続した段状のせん断線部を形成したものである。
このようなせん断線部は、板厚の一部の微小部分のみで
連続しているので、荷重を作用させることにより、この
部分を容易に破断して分離でき、またエッチング、レー
ザビームの照射等によっても容易に分断することができ
る等、その効果は大である。
を板厚以下でせん断塑性変形させて板厚の一部の微小部
分で連続した段状のせん断線部を形成したものである。
このようなせん断線部は、板厚の一部の微小部分のみで
連続しているので、荷重を作用させることにより、この
部分を容易に破断して分離でき、またエッチング、レー
ザビームの照射等によっても容易に分断することができ
る等、その効果は大である。
【0082】また、本発明の方法は、せん断部材の近接
量を制御するだけの簡単な方法により、上述したような
せん断線部を備えた板材を容易に製造することができ
る。また、この方法は、既存の板材のせん断装置にその
せん断量を制御する手段を付加するだけで容易に実施で
き、コストを低減することができる等、その効果は大で
ある。
量を制御するだけの簡単な方法により、上述したような
せん断線部を備えた板材を容易に製造することができ
る。また、この方法は、既存の板材のせん断装置にその
せん断量を制御する手段を付加するだけで容易に実施で
き、コストを低減することができる等、その効果は大で
ある。
【図1】本発明の板材の第1の実施形態の平面図。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図。
【図3】本発明の製造方法の第1の実施形態に使用され
る装置の正面図。
る装置の正面図。
【図4】製造方法の第1の実施形態の工程の説明図。
【図5】製造方法の第1の実施形態の工程の説明図。
【図6】製造方法の第2の実施形態の工程の説明図。
【図7】製造方法の第2の実施形態の工程の説明図。
【図8】製造方法の第3の実施形態の工程の説明図。
【図9】製造方法の第4の実施形態の工程の説明図。
【図10】製造方法の第5の実施形態の工程の説明図。
【図11】製造方法の第6の実施形態の工程の説明図。
【図12】製造方法の第7の実施形態の工程の説明図。
【図13】製造方法の第7の実施形態の工程の説明図。
【図14】製造方法の第8の実施形態の工程の説明図。
【図15】製造方法の第8の実施形態の工程の説明図。
【図16】本発明の板材の第2の実施形態の斜視図。
【図17】図16の17−17線に沿う断面図。
【図18】本発明の板材の第3の実施形態の平面図。
【図19】本発明の第4の実施形態の斜視図。
【図20】本発明の板材の熱処理方法に使用する装置の
概略側面図。
概略側面図。
【図21】図20の21−21線に沿う冷却部材の断面
図。
図。
【図22】本発明の板材および製造方法の別の実施形態
の断面図。
の断面図。
1 板材 2 せん断線部 3 ストリップ部 12a,12b せん断ローラ 13a,13b せん断縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 光昭 東京都北区神谷3丁目6番18号 日本金属 株式会社内 (72)発明者 小池 美夫 東京都北区神谷3丁目6番18号 日本金属 株式会社内 Fターム(参考) 3C039 CB35 4E048 EA04 4E068 AA02 AE01 DA14
Claims (9)
- 【請求項1】 板材の一部の材料をこの板材の板厚より
小さい距離だけせん断塑性変形させることにより形成し
た線状のせん断線部を有することを特徴とする板材。 - 【請求項2】 前記のせん断線部は、前記の材料の一部
を前記の板材の板厚より低い段差でせん断塑性変形させ
た段状のものであることを特徴とする請求項1の板材。 - 【請求項3】 前記のせん断線部は、前記の材料の一部
を前記の板材の板厚より低い段差でせん断塑性変形させ
た後、この段差が低くなるように逆方向にせん断塑性変
形させたものであることを特徴とする請求項1の板材。 - 【請求項4】 前記のせん断線部は、荷重を作用させる
ことにより破断可能であることを特徴とする請求項1の
板材。 - 【請求項5】 前記のせん断線部は、互いに平行な複数
の直線状に形成されており、これら複数の直線状のせん
断せん部によって形成された帯状部分に荷重を作用させ
ることにより、このせん断線部を破断して切り離し可能
であることを特徴とする請求項1の板材。 - 【請求項6】 前記の板材は、互いに平行な複数の直線
状のせん断線部を備えており、これら複数の直線状のせ
ん断せん部によって形成された帯状部分に荷重を作用さ
せることにより、このせん断線部を破断して切り離し可
能であり、またこの板材はコイル状に巻回されており、
上記のせん断線部を破断して上記の帯状部分を切り離し
て順次巻き出し可能としたことを特徴とする請求項1の
板材。 - 【請求項7】 前記のせん断線部の一部は切り離されて
おり、この切り離された部分に孔が形成されていること
を特徴とする請求項1の板材。 - 【請求項8】 せん断縁部を有する一対のせん断部材の
間に板材を配置する工程と、 上記のせん断部材を互いに近接させ、上記のせん断縁部
の間で板材を挟圧してこれらせん断縁部の間で板材の材
料をせん断塑性変形させる工程と、 上記のせん断縁部の間に隙間を残した状態で上記のせん
断部材の近接を停止させてこの板材の板厚より低い段状
のせん断線部を形成する工程、とを備えたことを特徴と
する板材の製造方法。 - 【請求項9】 前記の段状のせん断線部を形成する工程
の後に、 一対の押圧部材の間に、前記の段状のせん断線部が形成
された板材を配置する工程と、 上記の一対の押圧部材を互いに近接させ、前記の段状の
せん断線部の段差が縮小するように前記とは逆方向にせ
ん断線部をせん断塑性変形させる工程、とを付加したこ
とを特徴とする請求項8の板材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11086031A JP2000271668A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 板材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11086031A JP2000271668A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 板材およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000271668A true JP2000271668A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13875303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11086031A Pending JP2000271668A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 板材およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000271668A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004363490A (ja) * | 2003-06-06 | 2004-12-24 | Patoraito:Kk | 電気機器用ケース |
| JP2006281227A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Nisshin Steel Co Ltd | 狭幅金属帯のエッジラウンド加工方法 |
| JP2007061992A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Kyushu Institute Of Technology | 金属板材の分離加工方法 |
| US7489449B2 (en) | 2006-12-21 | 2009-02-10 | Fujinon Corporation | Zoom lens for projection and projection display device |
| WO2014092273A1 (ko) * | 2012-12-13 | 2014-06-19 | 부산대학교 산학협력단 | 고강도 소재의 프레스 절단금형 손상 방지용 2단계 전단가공방법 |
| JP2018192486A (ja) * | 2017-05-15 | 2018-12-06 | 株式会社アマダホールディングス | パンチプレス及び切断加工方法 |
-
1999
- 1999-03-29 JP JP11086031A patent/JP2000271668A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004363490A (ja) * | 2003-06-06 | 2004-12-24 | Patoraito:Kk | 電気機器用ケース |
| JP2006281227A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Nisshin Steel Co Ltd | 狭幅金属帯のエッジラウンド加工方法 |
| JP2007061992A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Kyushu Institute Of Technology | 金属板材の分離加工方法 |
| US7489449B2 (en) | 2006-12-21 | 2009-02-10 | Fujinon Corporation | Zoom lens for projection and projection display device |
| WO2014092273A1 (ko) * | 2012-12-13 | 2014-06-19 | 부산대학교 산학협력단 | 고강도 소재의 프레스 절단금형 손상 방지용 2단계 전단가공방법 |
| JP2018192486A (ja) * | 2017-05-15 | 2018-12-06 | 株式会社アマダホールディングス | パンチプレス及び切断加工方法 |
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