JP2000272080A - オフセット印刷機用給湿装置 - Google Patents

オフセット印刷機用給湿装置

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JP2000272080A
JP2000272080A JP11084168A JP8416899A JP2000272080A JP 2000272080 A JP2000272080 A JP 2000272080A JP 11084168 A JP11084168 A JP 11084168A JP 8416899 A JP8416899 A JP 8416899A JP 2000272080 A JP2000272080 A JP 2000272080A
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義樹 芦原
Hiroyuki Santo
宏之 山藤
Yukihisa Tokumoto
幸久 徳本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給湿水槽の水跳ねを防止できる簡易型のオフ
セット印刷機用給湿装置を提供することである。 【解決手段】 水元ローラ2の胴端部表面7に、水と油
が付着し難いふっ素ゴムをライニングし、水着けローラ
4から転着してくる水と乳化したインキが、この胴端部
表面7へ転着しないようにし、この部位へのインキの堆
積による給湿水槽1の水跳ねを防止できるようにしたの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オフセット印刷
機用の給湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図3
に示すように、オフセット印刷機11の版胴12の部分
には、版胴12に印刷用インキを供給するインキ装置1
3と、版胴12表面に水を付与する給湿装置14が設け
られている。インキ装置13は、インキつぼ15のイン
キを底板16の間からつぼローラ17で持ち出し、つぼ
ローラ17に付着したインキをインキ移しローラ18
で、多数のローラ群19を介してインキ着けローラ20
に送り、版胴12にインキを供給するものである。給湿
装置14は、版胴12の非画線部にインキが着かないよ
うに、版胴12表面に最小限度の水膜を形成させるため
のものであり、給湿水槽21に一部が浸漬されて回転す
る水元ローラ22と、版胴12に転接して回転する水着
けローラ23と、水元ローラ22の表面に付着した水
を、転接によって水着けローラ23に送る2本の水移し
ローラ24、25とで構成されている。水着けローラ2
3に転接する水移しローラ25は、水着けローラ23に
満遍なく水を付着させるために、軸方向にオシレーショ
ンされることが多い。
【0003】前記給湿装置14では、水元ローラ22、
水移しローラ24、25および水着けローラ23の順に
水が送られるが、この逆の順序で、版胴12に転接する
水着けローラ23から水元ローラ22側へインキが転着
してくる。この水着けローラ23からのインキの転着に
対処する手段としては、2種類の方法が採用されてい
る。一つは、水元ローラ22や、水元ローラ22に転接
する水移しローラ24の表面を、水だけが付着して、イ
ンキが付着しないような材質や構造とする方法であり、
他の一つは、水元ローラ22や水移しローラ24の表面
へのインキの付着を許容し、このローラ表面に付着した
インキの膜を利用して、水とインキを乳化させ、給湿水
槽21の水を水元ローラ22から水着けローラ23へ送
る方法である。
【0004】後者の方法は、水元ローラ22や水移しロ
ーラ24の表面を親油性の材質とすることにより容易に
実現でき、給湿装置14を安価に製造できる利点があ
る。ローラ表面を親油性の材質とする方法としては、親
油性のNBR(ニトリルブタジエンゴム)等をローラ表
面にライニングする方法が多く採用されている。以下、
このタイプの給湿装置を簡易型と呼ぶ。
【0005】図4に示すように、通常、水元ローラ22
の胴長は、これに転接する水移しローラ24よりも長く
形成されている。上述した簡易型の給湿装置では、水と
乳化したインキが各ローラで転着されてくる間にローラ
胴端側へ広がり、このローラ胴端側へ広がったインキが
水移しローラ24の胴端からはみ出して、図4中に二点
鎖線で示すように、水移しローラ24と転接しない水元
ローラ22の胴端部に堆積されて固まる。このようにイ
ンキが堆積されて、水元ローラ22の表面に凹凸が生じ
ると、給湿水槽21に一部浸漬された水元ローラ22の
回転で、給湿水槽21の水が跳ねて周囲に飛散し、印刷
物等を汚す問題がある。
【0006】そこで、この発明の課題は、給湿水槽の水
跳ねを防止できる簡易型のオフセット印刷機用給湿装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、給湿水槽に一部が浸漬されて回転す
る水元ローラと、版胴に転接して回転する水着けローラ
と、前記水元ローラと水着けローラの間に配置され、水
元ローラの表面に付着した水を、転接によって水着けロ
ーラに送る1本以上の水移しローラとを備えたオフセッ
ト印刷機用給湿装置において、前記水元ローラまたは水
移しローラの少なくともいずれか1本のローラについ
て、その胴端部表面に水と油を付着し難くする手段を施
し、この胴端部表面の間の胴中央部表面層を親油性の素
材で形成した構成を採用したのである。
【0008】すなわち、水元ローラまたは水移しローラ
の少なくともいずれか1本のローラの胴端部表面を水と
油が付着し難くすることにより、水着けローラから転着
してくる水と乳化したインキを、この胴端部表面を水と
油が付着し難くしたローラの位置で、胴端側へ転着しな
いようにし、水元ローラの胴端部にインキが堆積されな
いようにしたのである。
【0009】前記胴端部表面に水と油を付着し難くする
手段としては、胴端部表面層を水と油が付着し難いゴム
で形成する方法を採用することができる。水と油が付着
し難いゴムとしては、シリコーンゴムやふっ素ゴムを用
いることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、この発明の
実施形態を説明する。このオフセット印刷機の給湿装置
は基本的な構成は図3に示した給湿装置14と同じであ
り、図1に示すように、給湿水槽1に一部が浸漬されて
回転する水元ローラ2と、版胴3に転接して回転する水
着けローラ4と、水元ローラ2の表面に付着した水を、
転接によって水着けローラ4に送る2本の水移しローラ
5、6とで構成され、水着けローラ4に転接する水移し
ローラ6は軸方向にオシレーションされるようになって
いる。
【0011】前記水元ローラ2は、図2に示すように、
その胴長が水移しローラ5よりも長く形成され、水移し
ローラ5の胴端よりもわずかに内側から両側胴端までの
胴端部表面7は、水や油が付着し難いふっ素ゴムでライ
ニングされている。このふっ素ゴムでライニングされた
胴端部表面7の間の胴中央部表面8は、親油性のNBR
でライニングされている。したがって、前記水着けロー
ラ4から転着してくる水と乳化したインキは、水元ロー
ラ2の端部表面7に付着せず、この部位にインキが堆積
されることはない。
【0012】上述した実施形態では、水元ローラの胴端
部を水や油が付着し難いふっ素ゴムでライニングした
が、水移しローラの胴端部表面に水や油を付着し難くす
る手段を施すこともでき、勿論、両者にこの手段を施し
てもよい。水移しローラが1本または3本以上の場合
も、水元ローラまたは水移しローラの少なくとも1本の
ローラにこの手段を施せば良い。水や油を付着し難くす
る手段としては、ふっ素ゴムやシリコーンゴムをライニ
ングする方法の他に、水や油が付着し難いものをローラ
の胴端部表面にコーティングする方法等も採用すること
ができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明の簡易型のオフ
セット印刷機用給湿装置は、水元ローラまたは水移しロ
ーラの少なくともいずれか1本のローラの胴端部表面を
水と油が付着し難くし、水着けローラから転着してくる
水と乳化したインキが、このローラの位置で胴端側へ転
着しないようにしたので、水元ローラの胴端部へのイン
キの堆積による水跳ねをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湿装置の実施形態を示す外観斜視図
【図2】図1の一部省略切欠き平面図
【図3】従来のオフセット印刷機の一部省略縦断面図
【図4】図3の要部拡大平面図
【符号の説明】
1 給湿水槽 2 水元ローラ 3 版胴 4 水着けローラ 5、6 水移しローラ 7 胴端部表面 8 胴中央部表面 11 オフセット印刷機 12 版胴 13 インキ装置 14 給湿装置 15 インキつぼ 16 底板 17 つぼローラ 18 インキ移しローラ 19 ローラ群 20 インキ着けローラ 21 給湿水槽 22 水元ローラ 23 水着けローラ 24、25 水移しローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳本 幸久 大阪市西淀川区御幣島2丁目15番28号 ハ マダ印刷機械株式会社内 Fターム(参考) 2C034 AA08 BB03 BB43

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湿水槽に一部が浸漬されて回転する水
    元ローラと、版胴に転接して回転する水着けローラと、
    前記水元ローラと水着けローラの間に配置され、水元ロ
    ーラの表面に付着した水を、転接によって水着けローラ
    に送る1本以上の水移しローラとを備えたオフセット印
    刷機用給湿装置において、前記水元ローラまたは水移し
    ローラの少なくともいずれか1本のローラについて、そ
    の胴端部表面に水と油を付着し難くする手段を施し、こ
    の胴端部表面の間の胴中央部表面層を親油性の素材で形
    成したことを特徴とするオフセット印刷機用給湿装置。
  2. 【請求項2】 前記胴端部表面に水と油を付着し難くす
    る手段が、胴端部表面層を水と油が付着し難いゴムで形
    成するものである請求項1に記載のオフセット印刷機用
    給湿装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5474245B1 (ja) * 2013-09-24 2014-04-16 テクノロール株式会社 水余り対策ロール、水余り対策テープ、及び、これらを用いたオフセット印刷機の湿し水供給装置、ロールコーター、輪転機
JP2015178093A (ja) * 2014-02-25 2015-10-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 塗膜物の製造装置
JP2016515914A (ja) * 2013-02-12 2016-06-02 ネーデルランセ オルハニサチエ フォール トゥーヘパスト−ナツールウェーテンシャッペルック オンデルズク テーエヌオーNederlandse Organisatie voor toegepast−natuurwetenschappelijk onderzoek TNO 少なくとも1つのフォイル形状部材を備えるターゲット基板を含む製品を製造するロール−ツー−ロール装置及び方法
CN108638638A (zh) * 2018-06-27 2018-10-12 惠州市国鹏印刷股份有限公司 用于印刷机的防渗水斗棍

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