JP2000272659A - ピール性包装体及びピール性包装方法 - Google Patents
ピール性包装体及びピール性包装方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 開封方向における所定位置での剥離強度を急
激に高め、この位置までは容易に開封できるがこの位置
で開封操作を確実に停止できるようにし、しかも簡単で
且つ安価に実施できるようにする。 【解決手段】 少なくとも一方の包装材料(2)の基材樹
脂層(4)の片面にピール層(5)を形成し、このピール層
(5)を他の包装材料(3)へ加熱圧着して被包装物(7)の
周囲に弱シール部(9)を形成する。弱シール部(9)の開
封方向における中間部以降の少なくとも一部に、上記包
装材料(2)の構成樹脂の一部を加熱により流動させて集
めた樹脂溜り部(12)を形成し、この樹脂溜り部(12)の接
着強度を上記弱シール部(9)よりも高める。
激に高め、この位置までは容易に開封できるがこの位置
で開封操作を確実に停止できるようにし、しかも簡単で
且つ安価に実施できるようにする。 【解決手段】 少なくとも一方の包装材料(2)の基材樹
脂層(4)の片面にピール層(5)を形成し、このピール層
(5)を他の包装材料(3)へ加熱圧着して被包装物(7)の
周囲に弱シール部(9)を形成する。弱シール部(9)の開
封方向における中間部以降の少なくとも一部に、上記包
装材料(2)の構成樹脂の一部を加熱により流動させて集
めた樹脂溜り部(12)を形成し、この樹脂溜り部(12)の接
着強度を上記弱シール部(9)よりも高める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装状態では内部
を気密に保持でき、所望時に比較的軽い力で引き剥がす
ことにより簡単に開封できるピール性包装体とその包装
方法に関し、さらに詳しくは、開封方向における所定位
置での剥離強度を急激に高め、この位置までを容易に開
封できるとともに、この所定位置で開封操作を確実に停
止できるようにし、しかも簡単で且つ安価に実施できる
ピール性包装に関する。
を気密に保持でき、所望時に比較的軽い力で引き剥がす
ことにより簡単に開封できるピール性包装体とその包装
方法に関し、さらに詳しくは、開封方向における所定位
置での剥離強度を急激に高め、この位置までを容易に開
封できるとともに、この所定位置で開封操作を確実に停
止できるようにし、しかも簡単で且つ安価に実施できる
ピール性包装に関する。
【0002】
【発明の背景】錠剤などの包装体として、例えば2枚の
フィルム間に被包装物を配置し、この被包装物の周囲を
加熱圧着することにより両フィルムを溶着してシール部
を形成し、端部に設けた摘み代を持って両フィルムを互
いに引き剥がすことにより上記シール部を開封する、い
わゆるピール性包装体がある。上記ピール性包装体は、
各フィルムを破損することなく剥離できるように、少な
くとも一方のフィルムの内面に強度の弱い樹脂でピール
層を形成してある。
フィルム間に被包装物を配置し、この被包装物の周囲を
加熱圧着することにより両フィルムを溶着してシール部
を形成し、端部に設けた摘み代を持って両フィルムを互
いに引き剥がすことにより上記シール部を開封する、い
わゆるピール性包装体がある。上記ピール性包装体は、
各フィルムを破損することなく剥離できるように、少な
くとも一方のフィルムの内面に強度の弱い樹脂でピール
層を形成してある。
【0003】上記ピール性包装体を開封する際は比較的
弱い力で両フィルムを互いに引き剥がして簡単に開封す
ることができるが、開封寸法が少ないと被包装物を取出
すことができず、一方、開封し過ぎると被包装物が包装
体から飛び出し易いので、適切な位置まで開封するのが
容易でない。また、両フィルムの各摘み代を両手で引き
剥がしていくため、開封し過ぎて被包装物が飛び出す虞
れがあり、これを手で受け止めて摘まむことは指先等の
汚れで被包装物が非衛生的となる場合がある。また、飛
び出した被包装物を受け止め損ねて床上などに落下さ
せ、紛失したり汚損したりする虞れもある。そこで、上
記シール部の剥離方向における適切な所定位置で剥離強
度を高め、この所定位置までを簡単に剥離できるととも
に、この所定位置で開封操作を確実に停止できるピール
性包装体の提供が望まれている。
弱い力で両フィルムを互いに引き剥がして簡単に開封す
ることができるが、開封寸法が少ないと被包装物を取出
すことができず、一方、開封し過ぎると被包装物が包装
体から飛び出し易いので、適切な位置まで開封するのが
容易でない。また、両フィルムの各摘み代を両手で引き
剥がしていくため、開封し過ぎて被包装物が飛び出す虞
れがあり、これを手で受け止めて摘まむことは指先等の
汚れで被包装物が非衛生的となる場合がある。また、飛
び出した被包装物を受け止め損ねて床上などに落下さ
せ、紛失したり汚損したりする虞れもある。そこで、上
記シール部の剥離方向における適切な所定位置で剥離強
度を高め、この所定位置までを簡単に剥離できるととも
に、この所定位置で開封操作を確実に停止できるピール
性包装体の提供が望まれている。
【0004】
【従来技術】上記従来の、シール部の剥離方向における
適切位置で剥離強度を高めたピール性包装体としては、
例えば特開平3−111267号公報に開示されたシー
ル幅を途中部で大きくしたものがある。即ち、このピー
ル性包装体は、例えば図16に示すように、少なくとも
一方の包装フィルム(51)の片面に形成したピール層を他
方の包装フィルム(52)へ加熱圧着することにより被包装
物(53)の周囲に弱シール部(54)を形成し、上記弱シール
部(54)の剥離方向における途中部に、上記弱シール部(5
4)のシール幅を大きくした広幅部(55)を形成してある。
このピール性包装体(50)を開封する際、摘み代(56)を持
って両フィルム(51・52)を互いに引き剥がしていくと、
シール幅が広い分だけ剥離強度の高い上記広幅部(55)で
開封抵抗が高まる。この結果、この広幅部(55)で開封操
作が一旦止まるので、被包装物を飛び出しを防止できる
という効果が期待される。
適切位置で剥離強度を高めたピール性包装体としては、
例えば特開平3−111267号公報に開示されたシー
ル幅を途中部で大きくしたものがある。即ち、このピー
ル性包装体は、例えば図16に示すように、少なくとも
一方の包装フィルム(51)の片面に形成したピール層を他
方の包装フィルム(52)へ加熱圧着することにより被包装
物(53)の周囲に弱シール部(54)を形成し、上記弱シール
部(54)の剥離方向における途中部に、上記弱シール部(5
4)のシール幅を大きくした広幅部(55)を形成してある。
このピール性包装体(50)を開封する際、摘み代(56)を持
って両フィルム(51・52)を互いに引き剥がしていくと、
シール幅が広い分だけ剥離強度の高い上記広幅部(55)で
開封抵抗が高まる。この結果、この広幅部(55)で開封操
作が一旦止まるので、被包装物を飛び出しを防止できる
という効果が期待される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に包装体は被包装
物の大きさに比べて過剰に大きくすることはできず、経
済的にも得策でない。このため上記従来技術の広幅部
は、弱シール部に比べて2倍程度に大きくするのが限度
である。しかしながら、ピール性包装体の弱シール部は
剥離を開始するとその後は円滑に剥離し続けることか
ら、途中で剥離強度が2倍程度強くなっても大きな開封
抵抗とはならず、引き続き広幅部も剥離して所定寸法以
上を開封してしまい易い。この結果、この従来技術のも
のでも依然として被包装物を不用意に包装体から飛び出
させたり床上等へ落下させたりする虞れがある。
物の大きさに比べて過剰に大きくすることはできず、経
済的にも得策でない。このため上記従来技術の広幅部
は、弱シール部に比べて2倍程度に大きくするのが限度
である。しかしながら、ピール性包装体の弱シール部は
剥離を開始するとその後は円滑に剥離し続けることか
ら、途中で剥離強度が2倍程度強くなっても大きな開封
抵抗とはならず、引き続き広幅部も剥離して所定寸法以
上を開封してしまい易い。この結果、この従来技術のも
のでも依然として被包装物を不用意に包装体から飛び出
させたり床上等へ落下させたりする虞れがある。
【0006】なお、上記弱シール部のみにピール層を形
成して他の部位は基材樹脂を直接他の包装材料へ溶着す
る、いわゆるパートコートにより形成したピール性フィ
ルム材料を用いる方法も考えられる。しかしこの場合、
ピール層の形成部と被包装物の収容部とを精確に位置決
めする必要があり実施が容易でないうえ、被包装物の形
状や寸法に応じて多品種のピール性フィルムを準備しな
ければならず、煩雑で且つ安価に実施できない問題が有
る。本発明は上記問題点を解消し、開封方向における所
定位置での剥離強度を急激に高め、この位置までを容易
に開封できるとともに、この所定位置で開封操作を確実
に停止できるようにし、しかも簡単で且つ安価に実施で
きるピール性包装体とピール性包装方法を提供すること
を技術的課題とする。
成して他の部位は基材樹脂を直接他の包装材料へ溶着す
る、いわゆるパートコートにより形成したピール性フィ
ルム材料を用いる方法も考えられる。しかしこの場合、
ピール層の形成部と被包装物の収容部とを精確に位置決
めする必要があり実施が容易でないうえ、被包装物の形
状や寸法に応じて多品種のピール性フィルムを準備しな
ければならず、煩雑で且つ安価に実施できない問題が有
る。本発明は上記問題点を解消し、開封方向における所
定位置での剥離強度を急激に高め、この位置までを容易
に開封できるとともに、この所定位置で開封操作を確実
に停止できるようにし、しかも簡単で且つ安価に実施で
きるピール性包装体とピール性包装方法を提供すること
を技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、例えば、本発明の実施の形態を示す図1か
ら図15に基づいて説明すると、ピール性包装体を次の
ように構成したものである。即ち、本発明1はピール性
包装体に関し、少なくとも一方の包装材料(2)の片面に
ピール層(5)を形成してこのピール層(5)を他の包装材
料(3)へ加熱圧着することにより被包装物(7)の周囲に
弱シール部(9)を形成し、上記弱シール部(9)の開封方
向における中間部以降の少なくとも一部に、上記包装材
料(2)の構成樹脂の一部を加熱により流動させて集めた
樹脂溜り部(12)を形成して、この樹脂溜り部(12)の接着
強度を上記弱シール部(9)よりも高めたことを特徴とす
る。
するために、例えば、本発明の実施の形態を示す図1か
ら図15に基づいて説明すると、ピール性包装体を次の
ように構成したものである。即ち、本発明1はピール性
包装体に関し、少なくとも一方の包装材料(2)の片面に
ピール層(5)を形成してこのピール層(5)を他の包装材
料(3)へ加熱圧着することにより被包装物(7)の周囲に
弱シール部(9)を形成し、上記弱シール部(9)の開封方
向における中間部以降の少なくとも一部に、上記包装材
料(2)の構成樹脂の一部を加熱により流動させて集めた
樹脂溜り部(12)を形成して、この樹脂溜り部(12)の接着
強度を上記弱シール部(9)よりも高めたことを特徴とす
る。
【0008】上記ピール層(5)は、通常、上記包装材料
(2)の基材樹脂層(4)の片面に形成される。この場合、
上記樹脂溜り部(12)の接着強度は、加熱による流動でこ
の樹脂溜り部(12)でのピール層(5)を乱れさせ、このピ
ール層(5)の乱れ部位を介して樹脂溜り部(12)の基材樹
脂を上記他の包装材料(3)へ直接溶着させることにより
高めることができる。
(2)の基材樹脂層(4)の片面に形成される。この場合、
上記樹脂溜り部(12)の接着強度は、加熱による流動でこ
の樹脂溜り部(12)でのピール層(5)を乱れさせ、このピ
ール層(5)の乱れ部位を介して樹脂溜り部(12)の基材樹
脂を上記他の包装材料(3)へ直接溶着させることにより
高めることができる。
【0009】また、上記ピール層(5)が連続相を形成す
る第1樹脂(5a)とこの第1樹脂中に分散させた第2樹脂
(5b)とから構成されている場合には、上記樹脂溜り部(1
2)内の上記加熱による流動で、上記第1樹脂(5a)内に分
散する第2樹脂(5b)を変形させてこの樹脂溜り部(12)の
接着強度を高めることができる。
る第1樹脂(5a)とこの第1樹脂中に分散させた第2樹脂
(5b)とから構成されている場合には、上記樹脂溜り部(1
2)内の上記加熱による流動で、上記第1樹脂(5a)内に分
散する第2樹脂(5b)を変形させてこの樹脂溜り部(12)の
接着強度を高めることができる。
【0010】上記樹脂溜り部は、弱シール部の開封方向
に沿って長く設けてもよいが、開封方向に対して略直交
方向に長く形成した場合には、開封方向に対する樹脂溜
り部の幅を大きくできるのでこの位置での開封抵抗を一
層明瞭に大きくでき、より好ましい。
に沿って長く設けてもよいが、開封方向に対して略直交
方向に長く形成した場合には、開封方向に対する樹脂溜
り部の幅を大きくできるのでこの位置での開封抵抗を一
層明瞭に大きくでき、より好ましい。
【0011】本発明2はピール性包装体に関し、少なく
とも一方の包装材料(2)の片面にピール層(5)を形成し
てこのピール層(5)を他の包装材料(3)へ加熱圧着する
ことにより被包装物(7)の周囲に弱シール部(9)を形成
し、上記ピール層(5)を、連続相を形成する第1樹脂(5
a)とこの第1樹脂中に分散させた第2樹脂(5b)とから構
成し、上記弱シール部(9)の開封方向における中間部以
降の少なくとも一部に加熱処理を施して上記第1樹脂(5
a)中に分散する第2樹脂(5b)を変形させ、この加熱処理
部(24)の接着強度を上記弱シール部(9)の開封方向にお
ける先端側部分よりも高めたことを特徴とする。
とも一方の包装材料(2)の片面にピール層(5)を形成し
てこのピール層(5)を他の包装材料(3)へ加熱圧着する
ことにより被包装物(7)の周囲に弱シール部(9)を形成
し、上記ピール層(5)を、連続相を形成する第1樹脂(5
a)とこの第1樹脂中に分散させた第2樹脂(5b)とから構
成し、上記弱シール部(9)の開封方向における中間部以
降の少なくとも一部に加熱処理を施して上記第1樹脂(5
a)中に分散する第2樹脂(5b)を変形させ、この加熱処理
部(24)の接着強度を上記弱シール部(9)の開封方向にお
ける先端側部分よりも高めたことを特徴とする。
【0012】なお上記第2発明において、上記開封方向
における中間部以降の少なくとも一部を加熱する処理
は、弱シール部を形成した後に施してもよいが、他の包
装材料への加熱圧着前にピール層の所定部分を予め加熱
処理しておいてもよい。この場合には、ピール層が他の
包装材料に圧着される前の開放された状態で加熱される
ため分散相である第2樹脂の変形や流動が容易であるう
え、開封方向における中間部以降でこの第2樹脂の相互
間隔が拡がった状態で他の包装材料と接着するので、こ
の部分の接着強度を確実に高めることができる。
における中間部以降の少なくとも一部を加熱する処理
は、弱シール部を形成した後に施してもよいが、他の包
装材料への加熱圧着前にピール層の所定部分を予め加熱
処理しておいてもよい。この場合には、ピール層が他の
包装材料に圧着される前の開放された状態で加熱される
ため分散相である第2樹脂の変形や流動が容易であるう
え、開封方向における中間部以降でこの第2樹脂の相互
間隔が拡がった状態で他の包装材料と接着するので、こ
の部分の接着強度を確実に高めることができる。
【0013】本発明3はピール性包装方法に関し、片面
にピール層(5)を形成したピール性包装材料(2)と他の
包装材料(3)との間に被包装物(7)を配置して、この互
いに重ね合わせた両包装材料(2・3)を一対のシール手
段(15・15)間に案内して通過させ、上記シール手段(15
・15)間の間隙を上記被包装物(7)の周囲で狭めて当該
両包装材料(2・3)を加熱圧着することにより、この被
包装物(7)の周囲に弱シール部(9)を形成し、上記シー
ル手段(15・15)間の弱シール部(9)を形成する狭い間隙
(16)と隣接する部位で且つ上記弱シール部(9)の開封方
向における中間部以降の少なくとも一部に上記狭い間隙
(16)よりも広い間隙(17)を形成し、上記加熱圧着で流動
化した上記包装材料(2)の構成樹脂をこの広い間隙(17)
内へ流入させてこの部位に樹脂溜り部(12)を形成するこ
とを特徴とする。
にピール層(5)を形成したピール性包装材料(2)と他の
包装材料(3)との間に被包装物(7)を配置して、この互
いに重ね合わせた両包装材料(2・3)を一対のシール手
段(15・15)間に案内して通過させ、上記シール手段(15
・15)間の間隙を上記被包装物(7)の周囲で狭めて当該
両包装材料(2・3)を加熱圧着することにより、この被
包装物(7)の周囲に弱シール部(9)を形成し、上記シー
ル手段(15・15)間の弱シール部(9)を形成する狭い間隙
(16)と隣接する部位で且つ上記弱シール部(9)の開封方
向における中間部以降の少なくとも一部に上記狭い間隙
(16)よりも広い間隙(17)を形成し、上記加熱圧着で流動
化した上記包装材料(2)の構成樹脂をこの広い間隙(17)
内へ流入させてこの部位に樹脂溜り部(12)を形成するこ
とを特徴とする。
【0014】上記本発明3において、上記シール手段は
一般に一対のロールやバー等の形状が採用される。これ
らのシール手段で両包装材料を加熱圧着するには、通
常、このシール手段間の間隙を少なくとも両包装材料の
総厚さより狭める必要がある。ただし、シール手段の表
面にはヤスリの目のような凹凸を形成してこの凹凸を互
いに噛み合わせる場合が多く、この形式のシール手段間
の間隙は一般に凹凸の山−谷間をいうが、この山−谷間
の間隙が両包装材料の総厚さより広い場合であっても、
互いに噛み合わせた凹凸の、山部同士の間隔を両包装材
料の総厚さより狭くすることにより両包装材料をこのシ
ール手段で圧着することができる。
一般に一対のロールやバー等の形状が採用される。これ
らのシール手段で両包装材料を加熱圧着するには、通
常、このシール手段間の間隙を少なくとも両包装材料の
総厚さより狭める必要がある。ただし、シール手段の表
面にはヤスリの目のような凹凸を形成してこの凹凸を互
いに噛み合わせる場合が多く、この形式のシール手段間
の間隙は一般に凹凸の山−谷間をいうが、この山−谷間
の間隙が両包装材料の総厚さより広い場合であっても、
互いに噛み合わせた凹凸の、山部同士の間隔を両包装材
料の総厚さより狭くすることにより両包装材料をこのシ
ール手段で圧着することができる。
【0015】本発明における上記包装体を構成する包装
材料は、少なくとも一方が剥離可能なフィルム状であれ
ばよく、前記従来技術のような2枚のフィルムを互いに
重ね合わせて構成したものに限定されず、例えばカップ
状に形成した容器の開口周縁をフィルムで密封して構成
したものや、他の包装形態のものであってもよい。また
上記包装材料は、少なくとも一方が片面にピール層を形
成したものであればよく、他の包装材料は合成樹脂に限
定されずアルミ箔などの金属材料の表面に樹脂加工を施
したもの等であってもよい。さらに、この他の包装材料
の片面にも上記一方の包装材料と同様にピール層を形成
したものであってもよい。
材料は、少なくとも一方が剥離可能なフィルム状であれ
ばよく、前記従来技術のような2枚のフィルムを互いに
重ね合わせて構成したものに限定されず、例えばカップ
状に形成した容器の開口周縁をフィルムで密封して構成
したものや、他の包装形態のものであってもよい。また
上記包装材料は、少なくとも一方が片面にピール層を形
成したものであればよく、他の包装材料は合成樹脂に限
定されずアルミ箔などの金属材料の表面に樹脂加工を施
したもの等であってもよい。さらに、この他の包装材料
の片面にも上記一方の包装材料と同様にピール層を形成
したものであってもよい。
【0016】上記包装材料の構成樹脂のうち、基材樹脂
は例えばポリプロピレンなどの熱可塑性合成樹脂が用い
られ、上記他の包装材料への加熱溶着により高い接着強
度を得られる材料が選ばれる。一方、上記ピール層に用
いられる材料は、上記他の包装材料に加熱溶着するもの
の、比較的弱い力で凝集破壊や界面破壊、あるいは層間
破壊等を生じ易い材料が選ばれ、例えばポリプロピレン
樹脂を連続相とし、このポリプロピレン樹脂中にポリエ
チレン樹脂を分散させた樹脂材料等が具体的にあげられ
る。
は例えばポリプロピレンなどの熱可塑性合成樹脂が用い
られ、上記他の包装材料への加熱溶着により高い接着強
度を得られる材料が選ばれる。一方、上記ピール層に用
いられる材料は、上記他の包装材料に加熱溶着するもの
の、比較的弱い力で凝集破壊や界面破壊、あるいは層間
破壊等を生じ易い材料が選ばれ、例えばポリプロピレン
樹脂を連続相とし、このポリプロピレン樹脂中にポリエ
チレン樹脂を分散させた樹脂材料等が具体的にあげられ
る。
【0017】なお上記ピール層は包装材料の必要部分に
のみ形成したものであってもよいが、開封方向における
中間部以降に樹脂溜り部を形成したり、加熱処理を施し
たりして所定部分の接着強度を高めるものであるから、
片方の全面に上記ピール層を形成したピール性包装材料
を用いることもでき、この場合、ピール性包装材料に対
して被包装物の収容部分を精確に位置決めする必要がな
く、また、1種または少品種の包装材料で各種形状や寸
法の被包装物に対応することができる。
のみ形成したものであってもよいが、開封方向における
中間部以降に樹脂溜り部を形成したり、加熱処理を施し
たりして所定部分の接着強度を高めるものであるから、
片方の全面に上記ピール層を形成したピール性包装材料
を用いることもでき、この場合、ピール性包装材料に対
して被包装物の収容部分を精確に位置決めする必要がな
く、また、1種または少品種の包装材料で各種形状や寸
法の被包装物に対応することができる。
【0018】
【作用】上記第1発明では、基材樹脂層の片面に形成し
たピール層を他の包装材料へ加熱圧着することにより形
成された弱シール部は、被包装物の周囲を確実にシール
するがその接着力は弱く、端部に設けた摘み代等を持っ
て引き剥がすことにより上記弱シール部が簡単に開封さ
れる。そして開封位置が上記樹脂溜り部に達すると、こ
の樹脂溜り部では上記弱シール部に比べて高い接着強度
を有しており、この位置で開封抵抗が急激に高まって開
封を停止すべき位置が明瞭に認識される。
たピール層を他の包装材料へ加熱圧着することにより形
成された弱シール部は、被包装物の周囲を確実にシール
するがその接着力は弱く、端部に設けた摘み代等を持っ
て引き剥がすことにより上記弱シール部が簡単に開封さ
れる。そして開封位置が上記樹脂溜り部に達すると、こ
の樹脂溜り部では上記弱シール部に比べて高い接着強度
を有しており、この位置で開封抵抗が急激に高まって開
封を停止すべき位置が明瞭に認識される。
【0019】上記樹脂溜り部の接着強度を、上記加熱に
よる流動でこの樹脂溜り部でのピール層を乱れさせ、こ
のピール層の乱れ部位を介して樹脂溜り部の基材樹脂を
上記他の包装材料へ直接溶着させた場合には、基材樹脂
の種類を適宜選定することにより他の包装材料との接着
強度を上記弱シール部に比べて格段に高く設定すること
ができる。
よる流動でこの樹脂溜り部でのピール層を乱れさせ、こ
のピール層の乱れ部位を介して樹脂溜り部の基材樹脂を
上記他の包装材料へ直接溶着させた場合には、基材樹脂
の種類を適宜選定することにより他の包装材料との接着
強度を上記弱シール部に比べて格段に高く設定すること
ができる。
【0020】上記ピール層を、連続相を形成する第1樹
脂とこの第1樹脂中に分散させた第2樹脂とから構成し
た場合、通常、この分散した第2樹脂はピール層方向に
偏平な形状となっており、この第2樹脂の表面、即ち第
1樹脂との界面の面積が大きく、また、第2樹脂同士の
相互間隔が狭くなっている。従って、このピール層を加
熱圧着した弱シール部では、外力が加わると上記第1樹
脂と第2樹脂との界面から容易に剥離しはじめて最終的
には連続相である第1樹脂が凝集破壊していくと考えら
れ、比較的弱い力で剥離する。これに対し、上記樹脂溜
り部では上記加熱により樹脂が流動すると、上記第1樹
脂内に分散する第2樹脂がより安定な球形へ変形しよう
とする。これにより第1樹脂との界面の面積が小さくな
るとともに第2樹脂同士の相互間隔が拡がると考えら
れ、この結果、この樹脂溜り部では上記弱シール部より
も接着強度が高くなる。
脂とこの第1樹脂中に分散させた第2樹脂とから構成し
た場合、通常、この分散した第2樹脂はピール層方向に
偏平な形状となっており、この第2樹脂の表面、即ち第
1樹脂との界面の面積が大きく、また、第2樹脂同士の
相互間隔が狭くなっている。従って、このピール層を加
熱圧着した弱シール部では、外力が加わると上記第1樹
脂と第2樹脂との界面から容易に剥離しはじめて最終的
には連続相である第1樹脂が凝集破壊していくと考えら
れ、比較的弱い力で剥離する。これに対し、上記樹脂溜
り部では上記加熱により樹脂が流動すると、上記第1樹
脂内に分散する第2樹脂がより安定な球形へ変形しよう
とする。これにより第1樹脂との界面の面積が小さくな
るとともに第2樹脂同士の相互間隔が拡がると考えら
れ、この結果、この樹脂溜り部では上記弱シール部より
も接着強度が高くなる。
【0021】上記第2発明では、第1発明と同様、基材
樹脂層の片面に形成したピール層を他の包装材料へ加熱
圧着することにより形成された弱シール部は、被包装物
の周囲を確実にシールするがその接着力は弱く、端部に
設けた摘み代等を持って引き剥がすことにより上記弱シ
ール部が簡単に開封される。そして開封位置が上記加熱
処理を施した部位に達すると、この加熱処理部では第1
樹脂中に分散する第2樹脂が変形して第1樹脂との界面
の面積が小さくなるとともに第2樹脂同士の相互間隔が
拡がると考えられ、他の弱シール部、即ち、開封方向に
おける先端側部分よりも接着強度が高くなっているの
で、この位置で開封抵抗が急激に高まって開封を停止す
べき位置が明瞭に認識される。
樹脂層の片面に形成したピール層を他の包装材料へ加熱
圧着することにより形成された弱シール部は、被包装物
の周囲を確実にシールするがその接着力は弱く、端部に
設けた摘み代等を持って引き剥がすことにより上記弱シ
ール部が簡単に開封される。そして開封位置が上記加熱
処理を施した部位に達すると、この加熱処理部では第1
樹脂中に分散する第2樹脂が変形して第1樹脂との界面
の面積が小さくなるとともに第2樹脂同士の相互間隔が
拡がると考えられ、他の弱シール部、即ち、開封方向に
おける先端側部分よりも接着強度が高くなっているの
で、この位置で開封抵抗が急激に高まって開封を停止す
べき位置が明瞭に認識される。
【0022】上記樹脂溜り部は包装材料を構成する基材
樹脂やピール層の樹脂の流動化により形成されるが、こ
の構成樹脂の流動化は樹脂の種類やシール手段の加熱温
度、圧力、シール手段の間隙、通過速度(加圧時間)等の
シール条件により異なるので、これらのシール条件を精
緻に設定することにより所定位置に樹脂溜り部を形成す
ることが可能である。ただし、樹脂の種類や加熱温度、
圧力、通過速度等による場合は、包装体の連続生産の過
程において弱シール部と樹脂溜りを一回の加熱圧着で形
成することは容易でない。
樹脂やピール層の樹脂の流動化により形成されるが、こ
の構成樹脂の流動化は樹脂の種類やシール手段の加熱温
度、圧力、シール手段の間隙、通過速度(加圧時間)等の
シール条件により異なるので、これらのシール条件を精
緻に設定することにより所定位置に樹脂溜り部を形成す
ることが可能である。ただし、樹脂の種類や加熱温度、
圧力、通過速度等による場合は、包装体の連続生産の過
程において弱シール部と樹脂溜りを一回の加熱圧着で形
成することは容易でない。
【0023】これに対し、本発明3ではシール手段間の
狭い間隙と隣接する部位で且つ上記弱シール部の開封方
向における中間部以降の少なくとも一部に広い間隙を形
成し、上記加熱圧着で流動化した上記包装材料の構成樹
脂をこの広い間隙内へ流入させてこの部位に樹脂溜り部
を形成するので、製品形状に応じて間隙を設定したシー
ル手段を用いることにより所定位置に弱シール部と樹脂
溜りとが一回の加熱圧着で容易に形成される。なお、上
記樹脂溜り部は、例えば弱シール部を形成したのち開封
方向の中間部以降の所定部分をもう一度加熱圧着するな
ど、複数回の加熱圧着により形成することも可能であ
る。
狭い間隙と隣接する部位で且つ上記弱シール部の開封方
向における中間部以降の少なくとも一部に広い間隙を形
成し、上記加熱圧着で流動化した上記包装材料の構成樹
脂をこの広い間隙内へ流入させてこの部位に樹脂溜り部
を形成するので、製品形状に応じて間隙を設定したシー
ル手段を用いることにより所定位置に弱シール部と樹脂
溜りとが一回の加熱圧着で容易に形成される。なお、上
記樹脂溜り部は、例えば弱シール部を形成したのち開封
方向の中間部以降の所定部分をもう一度加熱圧着するな
ど、複数回の加熱圧着により形成することも可能であ
る。
【0024】上記加熱圧着の際、上記弱シール部のう
ち、開封方向における上記広い間隙よりも前部でのシー
ル手段間の間隙に比較して、上記広い間隙よりも後部で
の間隙を狭めて上記両包装材料を加熱圧着する場合、前
部での加熱圧着では包装材料の構成樹脂の流動を少なく
して、開封を開始する先端側に樹脂溜りが形成されにく
くすることができ、一方、後部ではより狭い間隙のシー
ル手段で加熱圧着されるので、包装材料の構成樹脂が確
実に流動してその一部が上記広い間隙に流入し、樹脂溜
り部が確実に形成される。
ち、開封方向における上記広い間隙よりも前部でのシー
ル手段間の間隙に比較して、上記広い間隙よりも後部で
の間隙を狭めて上記両包装材料を加熱圧着する場合、前
部での加熱圧着では包装材料の構成樹脂の流動を少なく
して、開封を開始する先端側に樹脂溜りが形成されにく
くすることができ、一方、後部ではより狭い間隙のシー
ル手段で加熱圧着されるので、包装材料の構成樹脂が確
実に流動してその一部が上記広い間隙に流入し、樹脂溜
り部が確実に形成される。
【0025】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。図1〜図6は、錠剤の包装に用いた本発明
の第1実施形態を示し、図1(a)はピール性包装体の斜
視図、図1(b)は図1(a)のB部の拡大図、図2は連設
状態を示すピール性包装体の正面図、図3は樹脂溜り部
近傍の断面を拡大した推定図、図4はシール手段の間隙
の変形例を示す説明図、図5はシール条件を変更して樹
脂溜り部での剥離強度(接着強度)を比較した比較試験1
の試験結果、図6は開封操作の一例を説明する斜視図で
ある。
き説明する。図1〜図6は、錠剤の包装に用いた本発明
の第1実施形態を示し、図1(a)はピール性包装体の斜
視図、図1(b)は図1(a)のB部の拡大図、図2は連設
状態を示すピール性包装体の正面図、図3は樹脂溜り部
近傍の断面を拡大した推定図、図4はシール手段の間隙
の変形例を示す説明図、図5はシール条件を変更して樹
脂溜り部での剥離強度(接着強度)を比較した比較試験1
の試験結果、図6は開封操作の一例を説明する斜視図で
ある。
【0026】図1に示すように、このピール性包装体
(1)は互いに重ね合わせた2枚の矩形状包装フィルム
(2・3)からなる。一方の包装フィルム(2)はポリプロ
ピレン樹脂からなる基材樹脂層(4)の内面側にピール層
(5)を積層し、外面側にセロハンやポリエチレンテレフ
タレート樹脂等の耐熱性フィルム(6)を貼り合わせてあ
り、他方の包装フィルム(3)は同じくポリプロピレン樹
脂からなる基材樹脂層(4)の外面側にのみ耐熱性フィル
ム(6)を貼り合わせて構成してある。
(1)は互いに重ね合わせた2枚の矩形状包装フィルム
(2・3)からなる。一方の包装フィルム(2)はポリプロ
ピレン樹脂からなる基材樹脂層(4)の内面側にピール層
(5)を積層し、外面側にセロハンやポリエチレンテレフ
タレート樹脂等の耐熱性フィルム(6)を貼り合わせてあ
り、他方の包装フィルム(3)は同じくポリプロピレン樹
脂からなる基材樹脂層(4)の外面側にのみ耐熱性フィル
ム(6)を貼り合わせて構成してある。
【0027】上記両包装フィルム(2・3)間に被包装物
である錠剤(7)を配置し、上記一方の包装フィルム(2)
のピール層(5)を他方の包装フィルム(3)へ加熱圧着す
ることにより、上記両包装フィルム(2・3)の端部にそ
れぞれ摘み代(8・8)を残した状態で、上記錠剤(7)の
周囲を囲むように弱シール部(9)を形成してある。な
お、上記摘み代(8)は、リウマチ患者などの指先操作が
不自由な人でも容易に開封できるように、10〜100
mm、好ましくは20〜50mmに設定してあるが、そ
の寸法は被包装物の種類などに応じて適宜設定される。
である錠剤(7)を配置し、上記一方の包装フィルム(2)
のピール層(5)を他方の包装フィルム(3)へ加熱圧着す
ることにより、上記両包装フィルム(2・3)の端部にそ
れぞれ摘み代(8・8)を残した状態で、上記錠剤(7)の
周囲を囲むように弱シール部(9)を形成してある。な
お、上記摘み代(8)は、リウマチ患者などの指先操作が
不自由な人でも容易に開封できるように、10〜100
mm、好ましくは20〜50mmに設定してあるが、そ
の寸法は被包装物の種類などに応じて適宜設定される。
【0028】上記弱シール部(9)は、六角形の未シール
領域(10)を囲むように外形がホームベース形に設けてあ
り、このホームベース形のV字形先端(11)は開封を開始
する摘み代(8)側に臨ませてある。上記弱シール部(9)
は前半部(9a)と後半部(9b)とからなり、その中間で両半
部にそれぞれ隣接する位置に、基材樹脂やピール層の樹
脂など、包装材料の構成樹脂の一部を上記加熱圧着で流
動させて集めた樹脂溜り部(12)を形成してある。なお、
この実施形態では開封方向に1カ所のみ樹脂溜り部を設
けたが、複数箇所に設けてもよい。
領域(10)を囲むように外形がホームベース形に設けてあ
り、このホームベース形のV字形先端(11)は開封を開始
する摘み代(8)側に臨ませてある。上記弱シール部(9)
は前半部(9a)と後半部(9b)とからなり、その中間で両半
部にそれぞれ隣接する位置に、基材樹脂やピール層の樹
脂など、包装材料の構成樹脂の一部を上記加熱圧着で流
動させて集めた樹脂溜り部(12)を形成してある。なお、
この実施形態では開封方向に1カ所のみ樹脂溜り部を設
けたが、複数箇所に設けてもよい。
【0029】図2に示すように、上記ピール性包装体
(1)は通常、前後左右に連設して形成されており、各ピ
ール性包装体(1・1)間に形成されたミシン線(13)を破
断することにより、単独のピール性包装体(1)に切り離
される。ただし、最初から単独または一連に連設した状
態で形成することも可能である。なお、符号(14)は、上
記弱シール部(9)のV字形先端(11)が保管中等に不用意
に開封されないように保護するための、剥がれ防止用シ
ール部を示す。
(1)は通常、前後左右に連設して形成されており、各ピ
ール性包装体(1・1)間に形成されたミシン線(13)を破
断することにより、単独のピール性包装体(1)に切り離
される。ただし、最初から単独または一連に連設した状
態で形成することも可能である。なお、符号(14)は、上
記弱シール部(9)のV字形先端(11)が保管中等に不用意
に開封されないように保護するための、剥がれ防止用シ
ール部を示す。
【0030】上記樹脂溜り部(12)では、基材樹脂層(4)
の樹脂が上記加熱圧着で流動して集まる際に前記ピール
層(5)が乱れて層状態が破壊され、図3に示すような状
態になると推定される。この結果、両包装フィルム(2
・3)の基材樹脂同士が直接溶着し、この位置での接着
強度が上記弱シール部(9)に比べて格段に高くなる。
の樹脂が上記加熱圧着で流動して集まる際に前記ピール
層(5)が乱れて層状態が破壊され、図3に示すような状
態になると推定される。この結果、両包装フィルム(2
・3)の基材樹脂同士が直接溶着し、この位置での接着
強度が上記弱シール部(9)に比べて格段に高くなる。
【0031】次に上記ピール性包装体(1)の包装方法を
説明する。上記両包装フィルム(2・3)の所定位置に錠
剤(7)を挟み、この状態で所定温度に加熱した一対の、
ダイロール等のシール手段(15・15)間を通過させる。上
記両シール手段(15・15)間の間隙は、所定の部位を上記
両包装フィルム(2・3)の総厚さよりも狭めてあり、こ
の狭い間隙(16)を通過させることにより上記一方の包装
フィルム(2)のピール層(5)を他方の包装フィルム(3)
の基材樹脂層(4)に加熱圧着して上記錠剤(7)の周囲に
弱シール部(9)を形成する。
説明する。上記両包装フィルム(2・3)の所定位置に錠
剤(7)を挟み、この状態で所定温度に加熱した一対の、
ダイロール等のシール手段(15・15)間を通過させる。上
記両シール手段(15・15)間の間隙は、所定の部位を上記
両包装フィルム(2・3)の総厚さよりも狭めてあり、こ
の狭い間隙(16)を通過させることにより上記一方の包装
フィルム(2)のピール層(5)を他方の包装フィルム(3)
の基材樹脂層(4)に加熱圧着して上記錠剤(7)の周囲に
弱シール部(9)を形成する。
【0032】上記両シール手段(15・15)間の狭い間隙(1
6)は第1圧着部(16a)と第2圧着部(16b)とからなり、
その中間部は、図3の仮想線に示すように、急激に拡げ
て上記両包装フィルム(2・3)の総厚さよりも広い間隙
(17)に形成してある。なお、この実施形態では、両包装
フィルム(2・3)は後端側、即ち図1に示す右端側から
シール手段(15・15)間を通過させるように構成してあ
る。従って、上記第1圧着部(16a)は弱シール部(9)の
前記後半部(9b)に、第2圧着部(16b)は弱シール部(9)
の前記前半部(9a)に、それぞれ対応する。
6)は第1圧着部(16a)と第2圧着部(16b)とからなり、
その中間部は、図3の仮想線に示すように、急激に拡げ
て上記両包装フィルム(2・3)の総厚さよりも広い間隙
(17)に形成してある。なお、この実施形態では、両包装
フィルム(2・3)は後端側、即ち図1に示す右端側から
シール手段(15・15)間を通過させるように構成してあ
る。従って、上記第1圧着部(16a)は弱シール部(9)の
前記後半部(9b)に、第2圧着部(16b)は弱シール部(9)
の前記前半部(9a)に、それぞれ対応する。
【0033】上記狭い間隔(16)の第1圧着部(16a)は、
第2圧着部(16b)よりも狭く形成してあり、この第1圧
着部(16a)でシール手段(15)により加熱され圧せられた
基材樹脂層(4)の樹脂は、その一部が流動化して上記広
い間隙(17)内へ流入し樹脂溜り部(12)を形成する。この
とき、前記ピール層(5)はこの基材樹脂の流動で乱れて
層状態が破壊される。この結果、このピール層(5)の乱
れ部位を介して上記樹脂溜り部(12)の基材樹脂同士が互
いに直接溶着することになり、この位置での接着強度が
格段に高くなる。
第2圧着部(16b)よりも狭く形成してあり、この第1圧
着部(16a)でシール手段(15)により加熱され圧せられた
基材樹脂層(4)の樹脂は、その一部が流動化して上記広
い間隙(17)内へ流入し樹脂溜り部(12)を形成する。この
とき、前記ピール層(5)はこの基材樹脂の流動で乱れて
層状態が破壊される。この結果、このピール層(5)の乱
れ部位を介して上記樹脂溜り部(12)の基材樹脂同士が互
いに直接溶着することになり、この位置での接着強度が
格段に高くなる。
【0034】一方、上記第2圧着部(16b)の間隙は、両
包装フィルム(2・3)を圧着できる程度には狭いが、第
1圧着部(16a)よりも広く形成してある。この結果、第
2圧着部(16b)で加熱され圧せられた弱シール部(9)の
前半部(9a)では、基材樹脂層(4)やピール層(5)の樹脂
の流動化が少なく、弱シール部(9)の摘み代(8)側、即
ち、開封を開始する先端側に樹脂溜が形成されにくいの
で、上記前半部(9a)を容易に開封することができる。
包装フィルム(2・3)を圧着できる程度には狭いが、第
1圧着部(16a)よりも広く形成してある。この結果、第
2圧着部(16b)で加熱され圧せられた弱シール部(9)の
前半部(9a)では、基材樹脂層(4)やピール層(5)の樹脂
の流動化が少なく、弱シール部(9)の摘み代(8)側、即
ち、開封を開始する先端側に樹脂溜が形成されにくいの
で、上記前半部(9a)を容易に開封することができる。
【0035】上記シール手段(15・15)間の間隙(16・17)
は、弱シール部や樹脂溜り部の剥離強度(接着強度)に大
きな影響を与えるため、例えばシール手段に付設したリ
ミッターを精緻にコントロールしたり、ダイロールの周
面に所定高さの凸条を設けてこの凸条先端を他方のダイ
ロールに接当させたりして、シール手段で高い圧力を加
えながらも両シール手段間に所定の間隙を確保するのが
好ましい。
は、弱シール部や樹脂溜り部の剥離強度(接着強度)に大
きな影響を与えるため、例えばシール手段に付設したリ
ミッターを精緻にコントロールしたり、ダイロールの周
面に所定高さの凸条を設けてこの凸条先端を他方のダイ
ロールに接当させたりして、シール手段で高い圧力を加
えながらも両シール手段間に所定の間隙を確保するのが
好ましい。
【0036】なお、本実施形態では、第1圧着部と第2
圧着部とで間隙を異ならせ、それぞれの圧着部では間隙
を均一に形成したが、圧着部の少なくとも一部が樹脂溜
り部を形成できる程度に狭く形成してあればよく、例え
ばいずれか一方の圧着部または両方の圧着部を、樹脂溜
り部に近づくほど徐々に狭くなる傾斜状に形成して、所
定位置にのみ樹脂溜り部を形成することも可能である。
圧着部とで間隙を異ならせ、それぞれの圧着部では間隙
を均一に形成したが、圧着部の少なくとも一部が樹脂溜
り部を形成できる程度に狭く形成してあればよく、例え
ばいずれか一方の圧着部または両方の圧着部を、樹脂溜
り部に近づくほど徐々に狭くなる傾斜状に形成して、所
定位置にのみ樹脂溜り部を形成することも可能である。
【0037】さらに、例えば圧着部全体を間隙を基材樹
脂が容易に流動できるように狭く形成した場合でも、例
えば図4に示すように、一対のシール手段(15・15)間に
形成した狭い間隙(16)のうち、開封先端側(19)はゆるや
かに面取りして広い間隙(20)と滑らかに接続させるとと
もに後端の樹脂溜り部側(21)は急激に拡げて広い間隙(1
7)と接続することにより、所定位置である後端側でのみ
樹脂溜り部の基材樹脂を他の包装材料へ直接溶着するこ
とができる。このように構成すると、開封先端側(19)で
は基材樹脂が流動しても層状に流れるのでピール層の層
状態が維持され、剥離強度が弱いので開封時に容易に剥
離される。一方、後端の樹脂溜り部側(21)では圧着部の
狭い間隙(16)から急激に拡がっていることから、基材樹
脂がこの広い間隙(17)へ流入する際にピール層が乱れ、
層状態が破壊されて基材樹脂が他の包装材料へ直接溶着
し、高い接着強度が得られる。
脂が容易に流動できるように狭く形成した場合でも、例
えば図4に示すように、一対のシール手段(15・15)間に
形成した狭い間隙(16)のうち、開封先端側(19)はゆるや
かに面取りして広い間隙(20)と滑らかに接続させるとと
もに後端の樹脂溜り部側(21)は急激に拡げて広い間隙(1
7)と接続することにより、所定位置である後端側でのみ
樹脂溜り部の基材樹脂を他の包装材料へ直接溶着するこ
とができる。このように構成すると、開封先端側(19)で
は基材樹脂が流動しても層状に流れるのでピール層の層
状態が維持され、剥離強度が弱いので開封時に容易に剥
離される。一方、後端の樹脂溜り部側(21)では圧着部の
狭い間隙(16)から急激に拡がっていることから、基材樹
脂がこの広い間隙(17)へ流入する際にピール層が乱れ、
層状態が破壊されて基材樹脂が他の包装材料へ直接溶着
し、高い接着強度が得られる。
【0038】上記基材樹脂の流動化は、基材樹脂の種類
や、シール手段の加熱温度、圧力、シール手段間の間
隙、通過速度(加圧時間)等により異なる。ただし、一般
的には基材樹脂の融点に近い高温、例えばポリプロピレ
ン樹脂であれば150〜160℃程度が好ましく、ま
た、シール手段の間隙はより狭い方が好ましい。
や、シール手段の加熱温度、圧力、シール手段間の間
隙、通過速度(加圧時間)等により異なる。ただし、一般
的には基材樹脂の融点に近い高温、例えばポリプロピレ
ン樹脂であれば150〜160℃程度が好ましく、ま
た、シール手段の間隙はより狭い方が好ましい。
【0039】シール手段の加熱温度と間隙を変更して形
成したピール性包装体の、樹脂溜り部での剥離強度(接
着強度)を比較した比較試験1の結果を図5に示す。用
いた包装フィルムは、一方がポリプロピレン樹脂の片面
にピール層を形成した厚さ40μmのピール性フィルム
に厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート樹脂を貼
り合わせたフィルム、他方が厚さ40μmのポリプロピ
レン樹脂フィルムに厚さ12μmのポリエチレンテレフ
タレート樹脂を貼り合わせたフィルムである。ただし、
比較例は、両包装フィルムとも厚さ40μmのポリプロ
ピレン樹脂フィルムに厚さ12μmのポリエチレンテレ
フタレート樹脂を貼り合わせたフィルムを用いた。な
お、シール手段はその表面に凹凸が形成してあるので、
シール手段間の間隙は凹凸の山−谷間の推定寸法を示
す。また、このシール手段は7kg/cm2で加圧してあり、
包装フィルムはこのシール手段間を13m/分の速度で
通過させた。
成したピール性包装体の、樹脂溜り部での剥離強度(接
着強度)を比較した比較試験1の結果を図5に示す。用
いた包装フィルムは、一方がポリプロピレン樹脂の片面
にピール層を形成した厚さ40μmのピール性フィルム
に厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート樹脂を貼
り合わせたフィルム、他方が厚さ40μmのポリプロピ
レン樹脂フィルムに厚さ12μmのポリエチレンテレフ
タレート樹脂を貼り合わせたフィルムである。ただし、
比較例は、両包装フィルムとも厚さ40μmのポリプロ
ピレン樹脂フィルムに厚さ12μmのポリエチレンテレ
フタレート樹脂を貼り合わせたフィルムを用いた。な
お、シール手段はその表面に凹凸が形成してあるので、
シール手段間の間隙は凹凸の山−谷間の推定寸法を示
す。また、このシール手段は7kg/cm2で加圧してあり、
包装フィルムはこのシール手段間を13m/分の速度で
通過させた。
【0040】上記比較試験1の結果から明らかなよう
に、シール温度が低いかシール手段の間隙が広い場合、
樹脂溜り部では弱シール部と同程度の弱い剥離強度しか
得られなかったが、シール温度を高め且つシール手段の
間隙を狭めた場合には弱シール部に比べて格段に高い接
着強度であった。
に、シール温度が低いかシール手段の間隙が広い場合、
樹脂溜り部では弱シール部と同程度の弱い剥離強度しか
得られなかったが、シール温度を高め且つシール手段の
間隙を狭めた場合には弱シール部に比べて格段に高い接
着強度であった。
【0041】次に、上記ピール性包装体の開封操作につ
いて説明する。図6に示すように、両包装フィルム(2
・3)の各摘み代(8・8)を、それぞれ右手と左手の親
指と人差し指で挟んで固定し、その状態で両手の間隔を
拡げることで開封していく。そして開封位置が上記樹脂
溜り部(12)に達すると、開封抵抗が急激に高まってそれ
以上は開封できなくなり、図6に示す状態となる。この
とき、錠剤(7)の周囲には略四角錐形の窪み部(18)が形
成されており、錠剤(7)はこの窪み部(18)内で安定した
状態に保持され、ピール性包装体(1)から不用意に飛び
出すことがない。この状態でピール性包装体(1)の開封
部分に口を臨ませ、そのまま仰向けば錠剤(7)はピール
性包装体(1)から直接口中へ落下し、錠剤(7)を手で受
け止めたり指先で摘んだりする必要がないので衛生的で
あり、安全かつ確実に錠剤(7)を服用することができ
る。
いて説明する。図6に示すように、両包装フィルム(2
・3)の各摘み代(8・8)を、それぞれ右手と左手の親
指と人差し指で挟んで固定し、その状態で両手の間隔を
拡げることで開封していく。そして開封位置が上記樹脂
溜り部(12)に達すると、開封抵抗が急激に高まってそれ
以上は開封できなくなり、図6に示す状態となる。この
とき、錠剤(7)の周囲には略四角錐形の窪み部(18)が形
成されており、錠剤(7)はこの窪み部(18)内で安定した
状態に保持され、ピール性包装体(1)から不用意に飛び
出すことがない。この状態でピール性包装体(1)の開封
部分に口を臨ませ、そのまま仰向けば錠剤(7)はピール
性包装体(1)から直接口中へ落下し、錠剤(7)を手で受
け止めたり指先で摘んだりする必要がないので衛生的で
あり、安全かつ確実に錠剤(7)を服用することができ
る。
【0042】上記樹脂溜り部(12)は両シール手段(15・1
5)間の間隙を急激に拡げることにより形成されるが、こ
の広い間隙(17)部分の寸法が短いと基材樹脂が十分に流
入せず、逆に長くし過ぎると未シール部分を生じる虞れ
がある。その適切な寸法は、包装材料やシール条件によ
っても異なるが、例えば上記剥離強度の試験に用いた包
装フィルムでは0.5〜1.5mm程度が好ましい。
5)間の間隙を急激に拡げることにより形成されるが、こ
の広い間隙(17)部分の寸法が短いと基材樹脂が十分に流
入せず、逆に長くし過ぎると未シール部分を生じる虞れ
がある。その適切な寸法は、包装材料やシール条件によ
っても異なるが、例えば上記剥離強度の試験に用いた包
装フィルムでは0.5〜1.5mm程度が好ましい。
【0043】上記第1実施形態では、樹脂溜り部でピー
ル層が乱れて層状態が破壊され、基材樹脂が他の包装材
料へ直接溶着することにより樹脂溜り部での接着強度を
高めた場合について説明したが、本発明では樹脂溜り部
の接着強度が弱シール部よりも高ければよく、必ずしも
上記ピール層の層状態が破壊されなくともよい。
ル層が乱れて層状態が破壊され、基材樹脂が他の包装材
料へ直接溶着することにより樹脂溜り部での接着強度を
高めた場合について説明したが、本発明では樹脂溜り部
の接着強度が弱シール部よりも高ければよく、必ずしも
上記ピール層の層状態が破壊されなくともよい。
【0044】図7は第1実施例の変形例を示し、図7
(a)は樹脂溜り部近傍の断面を拡大した断面図、図7
(b)は図7(a)のB部の拡大図である。
(a)は樹脂溜り部近傍の断面を拡大した断面図、図7
(b)は図7(a)のB部の拡大図である。
【0045】この変形例では、第1実施形態と同様に包
装材料の構成樹脂が流動し集まって樹脂溜り部(12)を形
成しても、ピール層(5)の層状態は維持され、図7(a)
に示すような状態になると推定される。ここで、上記ピ
ール層(5)は連続相を形成するポリプロピレン樹脂等の
第1樹脂(5a)とこの第1樹脂(5a)中に分散させたポリエ
チレン樹脂等の第2樹脂(5b)とから構成されているが、
図7(b)に示すように、弱シール部(9)では上記第2樹
脂(5b)がピール層(5)に沿った方向に偏平状態となって
おり、第1樹脂(5a)と第2樹脂(5b)との界面の面積が広
く、また、第2樹脂(5b)同士の相互間隔が狭くなってい
ると考えられる。
装材料の構成樹脂が流動し集まって樹脂溜り部(12)を形
成しても、ピール層(5)の層状態は維持され、図7(a)
に示すような状態になると推定される。ここで、上記ピ
ール層(5)は連続相を形成するポリプロピレン樹脂等の
第1樹脂(5a)とこの第1樹脂(5a)中に分散させたポリエ
チレン樹脂等の第2樹脂(5b)とから構成されているが、
図7(b)に示すように、弱シール部(9)では上記第2樹
脂(5b)がピール層(5)に沿った方向に偏平状態となって
おり、第1樹脂(5a)と第2樹脂(5b)との界面の面積が広
く、また、第2樹脂(5b)同士の相互間隔が狭くなってい
ると考えられる。
【0046】一方、上記樹脂溜り部(12)では、上記加熱
により樹脂が流動した際に第2樹脂(5b)がより安定な球
形へ変形しようとする。これにより、第1樹脂(5a)との
界面の面積が小さくなるとともに、第2樹脂(5b)同士の
相互間隔が拡がると考えられる。この結果、上記弱シー
ル部(9)では両包装フィルム(2・3)が弱い力で互いに
剥離するが、樹脂溜り部(12)では両包装フィルム(2・
3)の接着強度が上記弱シール部(9)に比べて格段に高
くなる。
により樹脂が流動した際に第2樹脂(5b)がより安定な球
形へ変形しようとする。これにより、第1樹脂(5a)との
界面の面積が小さくなるとともに、第2樹脂(5b)同士の
相互間隔が拡がると考えられる。この結果、上記弱シー
ル部(9)では両包装フィルム(2・3)が弱い力で互いに
剥離するが、樹脂溜り部(12)では両包装フィルム(2・
3)の接着強度が上記弱シール部(9)に比べて格段に高
くなる。
【0047】上記ピール層中の分散相の変化と、樹脂の
流動のし易さとの関係を調べた。即ち、シール手段の加
熱温度を変更して形成したピール性包装体の、弱シール
部と樹脂溜り部での剥離強度(接着強度)を比較した比較
試験2の結果を図8に示す。用いた包装フィルムは、上
記比較試験1と同様、一方がポリプロピレン樹脂の片面
にピール層を形成した厚さ40μmのピール性フィルム
に厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート樹脂を貼
り合わせたフィルム、他方が厚さ40μmのポリプロピ
レン樹脂フィルムに厚さ12μmのポリエチレンテレフ
タレート樹脂を貼り合わせたフィルムである。なお、シ
ール手段は5kg/cm2で加圧してあり、包装フィルムはこ
のシール手段間で1.5秒加圧した。
流動のし易さとの関係を調べた。即ち、シール手段の加
熱温度を変更して形成したピール性包装体の、弱シール
部と樹脂溜り部での剥離強度(接着強度)を比較した比較
試験2の結果を図8に示す。用いた包装フィルムは、上
記比較試験1と同様、一方がポリプロピレン樹脂の片面
にピール層を形成した厚さ40μmのピール性フィルム
に厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート樹脂を貼
り合わせたフィルム、他方が厚さ40μmのポリプロピ
レン樹脂フィルムに厚さ12μmのポリエチレンテレフ
タレート樹脂を貼り合わせたフィルムである。なお、シ
ール手段は5kg/cm2で加圧してあり、包装フィルムはこ
のシール手段間で1.5秒加圧した。
【0048】この比較試験2の結果から明らかなよう
に、シール温度が低いと樹脂溜り部での接着強度が弱シ
ール部に比べてあまり高くならないが、シール温度を上
昇させると樹脂溜り部での接着強度が弱シール部に比べ
て格段に高くなっている。これは、シール温度の上昇に
伴い樹脂が良好に流動するので、ピール層中の分散相が
容易に変形するためと考えられる。
に、シール温度が低いと樹脂溜り部での接着強度が弱シ
ール部に比べてあまり高くならないが、シール温度を上
昇させると樹脂溜り部での接着強度が弱シール部に比べ
て格段に高くなっている。これは、シール温度の上昇に
伴い樹脂が良好に流動するので、ピール層中の分散相が
容易に変形するためと考えられる。
【0049】上記第1実施形態では上記樹脂溜り部(12)
を、開封方向に対して略直交方向に形成するとともに弱
シール部(9)の全幅に亘って長く形成してある。このた
め、上記樹脂溜り部(12)での開封抵抗を明瞭に大きくで
きるのでこの位置で開封操作を確実に停止できる。
を、開封方向に対して略直交方向に形成するとともに弱
シール部(9)の全幅に亘って長く形成してある。このた
め、上記樹脂溜り部(12)での開封抵抗を明瞭に大きくで
きるのでこの位置で開封操作を確実に停止できる。
【0050】図9に示す第2実施形態では、樹脂溜り部
(12)を、弱シール部(9)の幅方向に対して中間部を除く
両側部に形成してある。このため、錠剤(7)を収容した
未シール領域(10)は、その周囲を途切らすことなく弱シ
ール部(9)で取り囲むことができ、確実に密封される。
(12)を、弱シール部(9)の幅方向に対して中間部を除く
両側部に形成してある。このため、錠剤(7)を収容した
未シール領域(10)は、その周囲を途切らすことなく弱シ
ール部(9)で取り囲むことができ、確実に密封される。
【0051】なお、上記弱シール部(9)のうち、開封方
向における上記樹脂溜り部(12)よりも前部(9a)では、シ
ール手段間の間隙を、両包装フィルム(2・3)を圧着で
きる程度には狭いが、周囲に樹脂溜りが生じない程度に
広く形成してある。従って、弱シール部(9)の開封を開
始する先端側には樹脂溜りが形成されず、或いは形成さ
れても僅かであり、所望時にこのピール性包装体(1)を
円滑に開封することができる。一方、開封方向における
上記樹脂溜り部(12)よりも後部(9b)では、シール手段間
の間隙を前部(9a)よりも狭めてあり、加熱圧着により包
装材料の構成樹脂が確実に流動して上記樹脂溜り部(12)
が確実に形成される。
向における上記樹脂溜り部(12)よりも前部(9a)では、シ
ール手段間の間隙を、両包装フィルム(2・3)を圧着で
きる程度には狭いが、周囲に樹脂溜りが生じない程度に
広く形成してある。従って、弱シール部(9)の開封を開
始する先端側には樹脂溜りが形成されず、或いは形成さ
れても僅かであり、所望時にこのピール性包装体(1)を
円滑に開封することができる。一方、開封方向における
上記樹脂溜り部(12)よりも後部(9b)では、シール手段間
の間隙を前部(9a)よりも狭めてあり、加熱圧着により包
装材料の構成樹脂が確実に流動して上記樹脂溜り部(12)
が確実に形成される。
【0052】なお、この第2実施形態においても、上記
樹脂溜り部(12)を開封方向に2カ所以上に設けてもよい
ことは上記第1実施形態と同様である。即ち、例えば図
10に示す変形例1では、樹脂溜り部(12)を開封方向に
2カ所ずつ設けてある。
樹脂溜り部(12)を開封方向に2カ所以上に設けてもよい
ことは上記第1実施形態と同様である。即ち、例えば図
10に示す変形例1では、樹脂溜り部(12)を開封方向に
2カ所ずつ設けてある。
【0053】図11に示す第2実施形態の変形例2は、
樹脂溜り部(12)を、弱シール部(9)の幅方向に対して未
シール領域(10)側端部を除く部分に形成してある。上
記樹脂溜り部(12)を形成するためのシール手段間の広い
間隙は、通常、シール手段の表面に凹部を設けることに
より形成されるが、この変形例2のように樹脂溜り部(1
2)を未シール領域(10)側の端部を除く部分に形成する
と、上記第2実施形態のように幅方向の中間部を除く両
側部に形成する場合に比べ、シール手段の表面を簡単に
加工でき、安価に実施することができる。
樹脂溜り部(12)を、弱シール部(9)の幅方向に対して未
シール領域(10)側端部を除く部分に形成してある。上
記樹脂溜り部(12)を形成するためのシール手段間の広い
間隙は、通常、シール手段の表面に凹部を設けることに
より形成されるが、この変形例2のように樹脂溜り部(1
2)を未シール領域(10)側の端部を除く部分に形成する
と、上記第2実施形態のように幅方向の中間部を除く両
側部に形成する場合に比べ、シール手段の表面を簡単に
加工でき、安価に実施することができる。
【0054】図12に示す第3実施形態では、樹脂溜り
部(12)を開封方向に沿って長く形成してある。このた
め、開封方向に対する1カ所の樹脂溜り部の溶着幅は狭
く、開封力が強いとこの樹脂溜り部(12)も剥離したり、
場合によっては包装フィルム(2)の一部が破断したりす
る虞れもある。そこでこれを防止するため、この実施形
態では開封方向と平行に複数箇所の樹脂溜り部(12)を形
成し、この位置で確実に開封操作を停止できるように構
成してある。
部(12)を開封方向に沿って長く形成してある。このた
め、開封方向に対する1カ所の樹脂溜り部の溶着幅は狭
く、開封力が強いとこの樹脂溜り部(12)も剥離したり、
場合によっては包装フィルム(2)の一部が破断したりす
る虞れもある。そこでこれを防止するため、この実施形
態では開封方向と平行に複数箇所の樹脂溜り部(12)を形
成し、この位置で確実に開封操作を停止できるように構
成してある。
【0055】図13および図14は本発明2に対応する
第4実施形態を示し、図13はピール性包装体の包装装
置の概略構成図、図14はピール性包装体の部分正面図
である。
第4実施形態を示し、図13はピール性包装体の包装装
置の概略構成図、図14はピール性包装体の部分正面図
である。
【0056】この第4実施形態では、例えば図13に示
すように、次の手順でピール性包装体が製造される。片
面にピール層(5)を形成した一方の包装フィルム(2)が
予備加熱ロール(22)に所定部分を接当させてシール後の
開封方向における中間部以降のみを予め加熱したのち、
一対のダイロール(15・15)間へ案内される。一方、他方
の包装フィルム(3)が水平に搬送され、この包装フィル
ム(3)の上に錠剤(7)が錠剤供給装置(23)から供給され
て所定間隔に配置され、そのまま上記ダイロール(15・1
5)間へ案内される。このダイロール(15・15)では、上記
両包装フィルム(2・3)が錠剤(7)を挟んだ状態で互い
に重ね合わせられ、この錠剤(7)の周囲でピール層(5)
が他の包装フィルム(3)に加熱圧着される。
すように、次の手順でピール性包装体が製造される。片
面にピール層(5)を形成した一方の包装フィルム(2)が
予備加熱ロール(22)に所定部分を接当させてシール後の
開封方向における中間部以降のみを予め加熱したのち、
一対のダイロール(15・15)間へ案内される。一方、他方
の包装フィルム(3)が水平に搬送され、この包装フィル
ム(3)の上に錠剤(7)が錠剤供給装置(23)から供給され
て所定間隔に配置され、そのまま上記ダイロール(15・1
5)間へ案内される。このダイロール(15・15)では、上記
両包装フィルム(2・3)が錠剤(7)を挟んだ状態で互い
に重ね合わせられ、この錠剤(7)の周囲でピール層(5)
が他の包装フィルム(3)に加熱圧着される。
【0057】図14に示すように、上記加熱圧着により
錠剤の周囲には弱シール部(9)が形成されるが、上記予
備加熱ロール(22)によって予め加熱された加熱処理部(2
4)では、ピール層(5)中に分散する樹脂が上記第1実施
形態の樹脂溜り部中と同様に変形しており、弱シール部
(9)の開封方向における先端側部分よりも接着強度が高
くなっている。この結果、上記ピール性包装体(1)を開
封していくと、上記加熱処理部(24)に達したところで開
封抵抗が急激に高まり、この所定位置で開封操作を確実
に停止することができる。
錠剤の周囲には弱シール部(9)が形成されるが、上記予
備加熱ロール(22)によって予め加熱された加熱処理部(2
4)では、ピール層(5)中に分散する樹脂が上記第1実施
形態の樹脂溜り部中と同様に変形しており、弱シール部
(9)の開封方向における先端側部分よりも接着強度が高
くなっている。この結果、上記ピール性包装体(1)を開
封していくと、上記加熱処理部(24)に達したところで開
封抵抗が急激に高まり、この所定位置で開封操作を確実
に停止することができる。
【0058】なお、この第4実施形態では弱シール部
(9)の開封方向における中間部以降の全部を予備加熱し
たが、上記加熱処理部は開封方向における中間部以降の
少なくとも一部に形成してあればよく、例えば上記第1
実施形態等で樹脂溜り部を形成した位置にのみ設けても
よい。
(9)の開封方向における中間部以降の全部を予備加熱し
たが、上記加熱処理部は開封方向における中間部以降の
少なくとも一部に形成してあればよく、例えば上記第1
実施形態等で樹脂溜り部を形成した位置にのみ設けても
よい。
【0059】上記予備加熱した包装フィルムによるピー
ル性包装体の、弱シール部と樹脂溜り部での剥離強度
(接着強度)を比較した比較試験3の結果を図15に示
す。用いた包装フィルムは、上記比較試験2と同様、一
方がポリプロピレン樹脂の片面にピール層を形成した厚
さ40μmのピール性フィルムに厚さ12μmのポリエ
チレンテレフタレート樹脂を貼り合わせたフィルム、他
方が厚さ40μmのポリプロピレン樹脂フィルムに厚さ
12μmのポリエチレンテレフタレート樹脂を貼り合わ
せたフィルムである。なお、シール温度を140℃に設
定し、シール圧力を5kg/cm2に設定し、各包装フィルム
をシール手段間で1.5秒加圧した。
ル性包装体の、弱シール部と樹脂溜り部での剥離強度
(接着強度)を比較した比較試験3の結果を図15に示
す。用いた包装フィルムは、上記比較試験2と同様、一
方がポリプロピレン樹脂の片面にピール層を形成した厚
さ40μmのピール性フィルムに厚さ12μmのポリエ
チレンテレフタレート樹脂を貼り合わせたフィルム、他
方が厚さ40μmのポリプロピレン樹脂フィルムに厚さ
12μmのポリエチレンテレフタレート樹脂を貼り合わ
せたフィルムである。なお、シール温度を140℃に設
定し、シール圧力を5kg/cm2に設定し、各包装フィルム
をシール手段間で1.5秒加圧した。
【0060】この比較試験3の結果から明らかなよう
に、予備加熱していない場合に比べて予備加熱した場合
は剥離強度が高く、予備加熱条件によっては2倍以上の
高い値を示している。また、樹脂溜り部での接着強度
(剥離強度)も予備加熱により高くなっており、従って、
この予備加熱処理と前記樹脂溜り部の形成との組み合わ
せにより、弱シール部に比べて接着強度(剥離強度)を格
段に高くすることができ、開封操作をこの部位で確実に
停止することができる。
に、予備加熱していない場合に比べて予備加熱した場合
は剥離強度が高く、予備加熱条件によっては2倍以上の
高い値を示している。また、樹脂溜り部での接着強度
(剥離強度)も予備加熱により高くなっており、従って、
この予備加熱処理と前記樹脂溜り部の形成との組み合わ
せにより、弱シール部に比べて接着強度(剥離強度)を格
段に高くすることができ、開封操作をこの部位で確実に
停止することができる。
【0061】上記各実施形態ではいずれも矩形の包装フ
ィルムを用いたが、本発明のピール性包装体は円形など
他の形状の包装フィルムや包装容器に適用することがで
き、包装材料の厚みも適宜選択することができる。もと
より、弱シール部や樹脂溜り部の形状も上記実施形態の
ものに限定されないことはいうまでもない。また上記各
実施形態ではいずれも1個の錠剤を包装する場合につい
て説明したが、本発明のピール性包装体は、複数個の錠
剤や、顆粒、粉末等の医薬品だけでなく、食品や各種試
験具など種々の形状や材質の被包装物に適用することが
できる。
ィルムを用いたが、本発明のピール性包装体は円形など
他の形状の包装フィルムや包装容器に適用することがで
き、包装材料の厚みも適宜選択することができる。もと
より、弱シール部や樹脂溜り部の形状も上記実施形態の
ものに限定されないことはいうまでもない。また上記各
実施形態ではいずれも1個の錠剤を包装する場合につい
て説明したが、本発明のピール性包装体は、複数個の錠
剤や、顆粒、粉末等の医薬品だけでなく、食品や各種試
験具など種々の形状や材質の被包装物に適用することが
できる。
【0062】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され作用する
ことから、次の効果を奏する。
ことから、次の効果を奏する。
【0063】(イ) 被包装物の周囲を確実にシールで
きるうえ、開封時には端部に設けた摘み代等を持って引
き剥がすことにより、弱シール部を簡単に開封すること
ができる。しかも、所定位置まで開封して本発明1の樹
脂溜り部や本発明2の熱処理部に達すると、この樹脂溜
り部や熱処理部では弱シール部に比べて接着強度が高い
ため開封抵抗が急激に高まってこの位置を明瞭に認識す
ることができ、この所定位置で開封操作を確実に停止す
ることができる。この結果、被包装物を取出せる範囲ま
では容易に開封できながら、過剰に開封することがなく
なり、被包装物を不用意に包装体から飛び出させたり床
上等へ落下させたりする虞れをなくすことができる。
きるうえ、開封時には端部に設けた摘み代等を持って引
き剥がすことにより、弱シール部を簡単に開封すること
ができる。しかも、所定位置まで開封して本発明1の樹
脂溜り部や本発明2の熱処理部に達すると、この樹脂溜
り部や熱処理部では弱シール部に比べて接着強度が高い
ため開封抵抗が急激に高まってこの位置を明瞭に認識す
ることができ、この所定位置で開封操作を確実に停止す
ることができる。この結果、被包装物を取出せる範囲ま
では容易に開封できながら、過剰に開封することがなく
なり、被包装物を不用意に包装体から飛び出させたり床
上等へ落下させたりする虞れをなくすことができる。
【0064】(ロ) 片方の全面に上記ピール層を形成
したピール性包装材料を用いることができるので、この
ピール性包装材料に対し被包装物の収容部分を精確に位
置決めする必要や、各種形状や寸法の被包装物に対して
多品種の包装材料を準備する必要がなく、簡単且つ安価
に実施できる。
したピール性包装材料を用いることができるので、この
ピール性包装材料に対し被包装物の収容部分を精確に位
置決めする必要や、各種形状や寸法の被包装物に対して
多品種の包装材料を準備する必要がなく、簡単且つ安価
に実施できる。
【0065】(ハ) 上記樹脂溜り部を、剥離方向に対
して略直交方向に長く形成した場合には、開封方向に対
する樹脂溜り部での基材樹脂の溶着幅を大きくできるの
で、この位置での開封抵抗を一層明瞭に大きくでき、開
封操作を確実に停止することができる。
して略直交方向に長く形成した場合には、開封方向に対
する樹脂溜り部での基材樹脂の溶着幅を大きくできるの
で、この位置での開封抵抗を一層明瞭に大きくでき、開
封操作を確実に停止することができる。
【0066】(ニ) シール手段間の弱シール部を形成
するための狭い間隙と隣接する部位で且つ上記弱シール
部の開封方向における中間部以降の少なくとも一部に上
記狭い間隙よりも広い間隙を形成し、上記加熱圧着で流
動化した上記包装材料の構成樹脂をこの広い間隙内へ流
入させてこの部位に樹脂溜り部を形成した場合には、製
品形状に応じて間隙を設定したシール手段を用いること
により所定位置に樹脂溜りを容易に形成することがで
き、連続的に処理する場合であっても効率よく包装する
ことができる。
するための狭い間隙と隣接する部位で且つ上記弱シール
部の開封方向における中間部以降の少なくとも一部に上
記狭い間隙よりも広い間隙を形成し、上記加熱圧着で流
動化した上記包装材料の構成樹脂をこの広い間隙内へ流
入させてこの部位に樹脂溜り部を形成した場合には、製
品形状に応じて間隙を設定したシール手段を用いること
により所定位置に樹脂溜りを容易に形成することがで
き、連続的に処理する場合であっても効率よく包装する
ことができる。
【0067】(ホ) 上記加熱圧着の際、上記弱シール
部のうち、開封方向における上記広い間隙よりも前部で
のシール手段間の間隙に比較して、上記広い間隙よりも
後部での間隙を狭めて上記両包装材料を加熱圧着する場
合には、前部での加熱圧着では包装材料の構成樹脂の流
動が少なく、開封を開始する先端側に樹脂溜りが形成さ
れにくいので、所望時に弱シール部を円滑できるうえ、
後部ではより狭い間隙のシール手段で加熱圧着されて上
記樹脂溜り部が確実に形成されるので、この樹脂溜り部
で開封操作を確実に停止することができる。
部のうち、開封方向における上記広い間隙よりも前部で
のシール手段間の間隙に比較して、上記広い間隙よりも
後部での間隙を狭めて上記両包装材料を加熱圧着する場
合には、前部での加熱圧着では包装材料の構成樹脂の流
動が少なく、開封を開始する先端側に樹脂溜りが形成さ
れにくいので、所望時に弱シール部を円滑できるうえ、
後部ではより狭い間隙のシール手段で加熱圧着されて上
記樹脂溜り部が確実に形成されるので、この樹脂溜り部
で開封操作を確実に停止することができる。
【図1】錠剤の包装に用いた本発明の第1実施形態を示
し、図1(a)はピール性包装体の斜視図、図1(b)は図
1(a)のB部の拡大図である。
し、図1(a)はピール性包装体の斜視図、図1(b)は図
1(a)のB部の拡大図である。
【図2】連設状態を示すピール性包装体の正面図であ
る。
る。
【図3】樹脂溜り部近傍の断面を拡大した推定図であ
る。
る。
【図4】シール手段の間隙の変形例を示す説明図であ
る。
る。
【図5】シール条件を変更したときの樹脂溜り部での剥
離強度(接着強度)を比較した比較試験1の試験結果であ
る。
離強度(接着強度)を比較した比較試験1の試験結果であ
る。
【図6】ピール性包装体の開封操作の一例を説明する斜
視図である。
視図である。
【図7】第1実施形態の変形例を示し、図7(a)は樹脂
溜り部近傍の断面を拡大した断面図、図7(b)は図7
(a)のB部の拡大図である。
溜り部近傍の断面を拡大した断面図、図7(b)は図7
(a)のB部の拡大図である。
【図8】シール手段の加熱温度を変更した場合の、弱シ
ール部と樹脂溜り部での剥離強度(接着強度)を比較した
比較試験2の試験結果である。
ール部と樹脂溜り部での剥離強度(接着強度)を比較した
比較試験2の試験結果である。
【図9】第2実施形態を示す、ピール性包装体の部分正
面図である。
面図である。
【図10】第2実施形態の変形例1を示す、ピール性包
装体の部分正面図である。
装体の部分正面図である。
【図11】第2実施形態の変形例2を示す、ピール性包
装体の部分正面図である。
装体の部分正面図である。
【図12】第3実施形態を示す、ピール性包装体の部分
正面図である。
正面図である。
【図13】本発明2に対応する第4実施形態を示す、ピ
ール性包装体の包装装置の概略構成図である。
ール性包装体の包装装置の概略構成図である。
【図14】第4実施形態のピール性包装体の部分正面図
である。
である。
【図15】予備加熱した包装フィルムによるピール性包
装体の、弱シール部と樹脂溜り部での剥離強度(接着強
度)を比較した比較試験3の試験結果である。
装体の、弱シール部と樹脂溜り部での剥離強度(接着強
度)を比較した比較試験3の試験結果である。
【図16】従来技術を示す、ピール性包装体の正面図で
ある。
ある。
1…ピール性包装体、 2…一方の包装材料(包装フィルム)、 3…他方の包装材料(包装フィルム)、 5…ピール層、 5a…ピール層の連続相を形成する第1樹脂、 5b…ピール層の分散相を形成する第2樹脂、 7…被包装物(錠剤)、 9…弱シール部、 9a…弱シール部のうちの開封方向における前部、 9b…弱シール部のうちの開封方向における後部、 12…樹脂溜り部、 24…加熱処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA13 AB81 AC01 BA31A BB14A BB15A BB16A BB22A BB26A BC04A CA24 EA09 EB01 EB11 FA01 FC01 GD07 GD08
Claims (7)
- 【請求項1】 少なくとも一方の包装材料(2)の片面に
ピール層(5)を形成してこのピール層(5)を他の包装材
料(3)へ加熱圧着することにより被包装物(7)の周囲に
弱シール部(9)を形成し、 上記弱シール部(9)の開封方向における中間部以降の少
なくとも一部に、上記包装材料(2)の構成樹脂の一部を
加熱により流動させて集めた樹脂溜り部(12)を形成し
て、この樹脂溜り部(12)の接着強度を上記弱シール部
(9)よりも高めたことを特徴とする、ピール性包装体。 - 【請求項2】 上記ピール層(5)を上記包装材料(2)の
基材樹脂層(4)の片面に形成し、 上記加熱による流動で上記樹脂溜り部(12)でのピール層
(5)を乱れさせ、このピール層(5)の乱れ部位を介して
上記樹脂溜り部(12)の基材樹脂を上記他の包装材料(3)
へ直接溶着させることによりこの樹脂溜り部(12)の接着
強度を高めた、請求項1に記載のピール性包装体。 - 【請求項3】 上記ピール層(5)を、連続相を形成する
第1樹脂(5a)とこの第1樹脂中に分散させた第2樹脂(5
b)とから構成し、 上記樹脂溜り部(12)内の上記加熱による流動で、上記第
1樹脂(5a)内に分散する第2樹脂(5b)を変形させてこの
樹脂溜り部(12)の接着強度を高めた、請求項1に記載の
ピール性包装体。 - 【請求項4】 上記樹脂溜り部(12)を、上記弱シール部
(9)の剥離方向に対して略直交方向に長く形成した、請
求項1から請求項3のいずれか1項に記載のピール性包
装体。 - 【請求項5】 少なくとも一方の包装材料(2)の片面に
ピール層(5)を形成してこのピール層(5)を他の包装材
料(3)へ加熱圧着することにより被包装物(7)の周囲に
弱シール部(9)を形成し、 上記ピール層(5)を、連続相を形成する第1樹脂(5a)と
この第1樹脂中に分散させた第2樹脂(5b)とから構成
し、 上記弱シール部(9)の開封方向における中間部以降の少
なくとも一部に加熱処理を施して上記第1樹脂(5a)中に
分散する第2樹脂(5b)を変形させ、この加熱処理部(24)
の接着強度を上記弱シール部(9)の開封方向における先
端側部分よりも高めたことを特徴とする、ピール性包装
体。 - 【請求項6】 片面にピール層(5)を形成したピール性
包装材料(2)と他の包装材料(3)との間に被包装物(7)
を配置して、この互いに重ね合わせた両包装材料(2・
3)を一対のシール手段(15・15)間に案内して通過さ
せ、 上記シール手段(15・15)間の間隙を上記被包装物(7)の
周囲で狭めて当該両包装材料(2・3)を加熱圧着するこ
とにより、この被包装物(7)の周囲に弱シール部(9)を
形成し、 上記シール手段(15・15)間の弱シール部(9)を形成する
狭い間隙(16)と隣接する部位で且つ上記弱シール部(9)
の開封方向における中間部以降の少なくとも一部に上記
狭い間隙(16)よりも広い間隙(17)を形成し、 上記加熱圧着で流動化した上記包装材料(2)の構成樹脂
をこの広い間隙(17)内へ流入させてこの部位に樹脂溜り
部(12)を形成することを特徴とする、ピール性包装方
法。 - 【請求項7】 上記弱シール部(9)のうち、開封方向に
おける上記広い間隙(17)よりも前部(9a)での上記シール
手段(15・15)間の間隙に比較して、上記広い間隙(17)よ
りも後部(9b)での間隙を狭めて上記両包装材料(2・3)
を加熱圧着する、請求項6に記載のピール性包装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11353811A JP2000272659A (ja) | 1998-12-15 | 1999-12-14 | ピール性包装体及びピール性包装方法 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10-355489 | 1998-12-15 | ||
| JP35548998 | 1998-12-15 | ||
| JP11-13848 | 1999-01-22 | ||
| JP1384899 | 1999-01-22 | ||
| JP11353811A JP2000272659A (ja) | 1998-12-15 | 1999-12-14 | ピール性包装体及びピール性包装方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000272659A true JP2000272659A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=27280426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11353811A Pending JP2000272659A (ja) | 1998-12-15 | 1999-12-14 | ピール性包装体及びピール性包装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000272659A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010535549A (ja) * | 2007-08-06 | 2010-11-25 | バイエル・シエーリング・ファーマ アクチエンゲゼルシャフト | 薬ウエハを保管・供給するための装置とその利用法 |
| KR101029401B1 (ko) * | 2003-02-22 | 2011-04-14 | 에르테에스 로만 테라피-시스테메 아게 | 포일 포켓 |
| JP2015133934A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 大日本印刷株式会社 | 細胞シートパッケージおよびフィルム容器 |
| JP2017226440A (ja) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | 大日本印刷株式会社 | 包装袋 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS421516B1 (ja) * | 1963-01-31 | 1967-01-24 |
-
1999
- 1999-12-14 JP JP11353811A patent/JP2000272659A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS421516B1 (ja) * | 1963-01-31 | 1967-01-24 |
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| JP2015133934A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 大日本印刷株式会社 | 細胞シートパッケージおよびフィルム容器 |
| JP2017226440A (ja) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | 大日本印刷株式会社 | 包装袋 |
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