JP2000273615A - 成膜装置における基板保持具の表面の堆積膜の除去方法及び成膜装置 - Google Patents
成膜装置における基板保持具の表面の堆積膜の除去方法及び成膜装置Info
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Abstract
ィクルとなって基板に付着する問題を効果的に解決す
る。 【解決手段】 保持爪91の表面に膜が堆積した基板保
持具90は、成膜チャンバー51,52,53,54,
50を含む複数の真空チャンバーを縦設した方形の搬送
路80に対して真空が連通するように分岐させて設けた
膜除去チャンバー70に、基板9を保持しない状態で移
動する。保持具本体92に可動電極74を介して高周波
電源73が接続され、膜除去チャンバー70内に高周波
電界が設定される。ガス導入系72により導入されたガ
スに高周波放電が生じてプラズマが形成され、保持爪9
1の表面の堆積膜がイオン衝撃によりスパッタエッチン
グされて真空中で除去される。
Description
所定の薄膜を作成する成膜装置に関するものであり、特
に、そのような装置において基板を保持する基板保持具
の表面に堆積した膜の除去に関するものである。
は、LSI等の半導体デバイスや液晶ディスプレイ等の
表示装置、ハードディスク等の情報記録ディスクの製造
において盛んに行われている。このような成膜装置は、
成膜を行う成膜チャンバー内の所定位置に基板を保持す
るため、特定の構成の基板保持具を備えている。薄膜
は、本来は基板のみに堆積させるべきであるが、薄膜を
堆積させる粒子は基板の表面のみならず基板保持具の表
面にも付着してしまう。このため、基板保持具の表面に
も薄膜が堆積してしまう。このような基板保持面への膜
堆積が原因で、処理の品質を損ねる等の問題が生じてい
る。以下、この点について、情報記録ディスク用基板の
成膜装置を例にして説明する。
成膜装置の概略構成を示す平面図である。図9に示す装
置は、搬送路80に沿って気密に縦設された複数の真空
チャンバー1,2,501から成る構成である。また、
基板9を保持する基板保持具90と、基板保持具90を
搬送路80に沿って移動させる不図示の移動機構が設け
られている。
成を示す正面概略図である。基板保持具90は、板状の
保持具本体92と、保持具本体92に取り付けられた保
持爪91とから主に構成されている。保持爪91は、三
つが一組となって一枚の基板9を保持するようになって
いる。各保持爪91はL字状に折り曲げられた金属製の
板バネである。保持具本体92は、図10に示すよう
に、基板9より少し大きな円形の開口を二つ有してい
る。保持具本体92は、円形の開口から延びるようにし
てほぼL字状の開口を有しており、この開口内に各保持
爪91が位置している。保持爪91は、ネジ止めによっ
て保持具本体92に固定されており、その先端に基板9
の縁が係止されるようになっている。保持爪91の先端
は、V字状になっている。そして、基板9の縁がこのV
字状の先端に落とし込まれるようになっている。
に位置する保持爪91は可動保持爪となっている。即
ち、この保持爪91をその弾性に逆らって押し下げるレ
バー93が設けられいる。基板9を基板保持具90に搭
載する際には、レバー93によって下側の保持爪91を
押し下げ、基板9を保持具本体92の中央の円形の開口
内に位置させる。そして、レバー93を戻して下側の保
持爪91をその弾性によって元の姿勢に復帰させる。こ
の結果、基板9が三つの保持爪91によって係止され、
基板保持具90によって二枚の基板9が保持された状態
となる。基板保持具90から基板9を回収する場合に
は、これと全く逆の動作となる。尚、図10から分かる
ように、基板9は垂直に立った姿勢で基板保持具90に
保持される。そして、基板保持具90に保持された基板
9の板面は搬送路80の側方に向くようになっている。
うちの一つは、基板保持具90に基板9を搭載するロー
ドロックチャンバー1になっており、別の一つは、基板
保持具90から基板9を回収するアンロードロックチャ
ンバー2になっている。また、さらに別の真空チャンバ
ー501の一つは、基板9の表面に所定の薄膜を作成す
る成膜チャンバーになっている。尚、残りの真空チャン
バー501は、成膜に先だって基板9を加熱する加熱チ
ャンバーとして構成されたり、多層膜を形成する場合に
は第二の成膜チャンバーとして構成されたりする。
クチャンバー2で基板9が回収された機構をロードロッ
クチャンバー1に戻す不図示のリターン機構が大気側に
設けられている。従って、基板保持具90は、複数の真
空チャンバー1,2,501とリターン機構とを通って
循環し、何回も基板9の保持に使用されるようになって
いる。
置において、基板9は基板保持具90に保持された状態
で成膜チャンバー501に移動し、基板9の表面が成膜
される。このため、薄膜は、基板9の表面のみならず、
基板保持具90の表面にも堆積する。このため、次のよ
うな問題があった。この点を図11を使用して説明す
る。図11は、従来の技術の問題点を説明した図であ
る。
端と、その先端に係止された基板9の周縁が示されてい
る。まず、図11(1)に示すように、薄膜94は、基
板9の表面のみならず、保持爪91の表面にも堆積す
る。より具体的には、薄膜94は、保持爪11から基板
9の周縁にまたがって堆積する。従って、成膜後に基板
9が基板保持具90から回収されると、図11(2)に
示すように、保持爪91の先端のV字状の表面のうち、
基板9が位置していた部分を除いて薄膜94が残った状
態となる。基板保持具90は、前述したように何回も基
板9の保持に使用されるが、次に基板9が搭載される際
には、前回の位置と全く同じ位置に保持されることは殆
ど無い。即ち、図3(3)に示すように、基板9の周縁
が、堆積している薄膜94の上に載ってしまう。
離し、剥離した薄膜94は、ある程度の大きさの粒子
(以下、パーティクル)95となって飛散する。このパ
ーティクル95が基板9の表面に付着すると、局所的な
膜厚異常を生じる。局所的な膜厚異常は、ハードディス
クのような情報記録ディスクの場合には、セクタ不良な
どの欠陥を生じ易い。
量の向上のため、基板9の表面のうち、周縁付近のぎり
ぎりの領域まで使用するようになってきている。上述し
たパーティクルは、周縁から限られた距離の隅の部分に
付着することが多く、中央よりの部分に付着することは
少ない。このため、周縁付近の部分を使用しなかった以
前ではあまり問題とならなかったが、周縁付近のぎりぎ
りまで使用する最近では、深刻な問題となってきてい
る。さらに、最近の情報記録ディスクは、記録密度の向
上のため、セクタ間距離が狭くなってきている。このた
め、僅かな膜厚異常(例えば突起の形成)でも、記録エ
ラーとなり易い。例えば、20ギガビット/平方インチ
程度の高密度記録のハードディスクの場合、直径がわず
か0.2μm程度の小さなパーティクルが付着しただけ
でも、記録エラーとなってしまう。
基板保持具90の表面に堆積した薄膜94が剥離しにく
くなるようにすることが考えられる。例えば、保持爪9
1の表面をブラスト処理(砂等の微粒子を吹き付ける処
理)を行って表面に細かな凹凸を形成するようにする。
堆積する薄膜が凹凸に食い込んだ状態となるので、薄膜
が剥がれにくくなる。別の方法としては、融解金属等を
熔射して表面に凹凸を形成する方法もある。しかしなが
ら、ブラスト処理や熔射処理等を行うと、保持爪91が
傷み易い。保持爪91は、成膜の際に基板9の表面に対
する成膜材料の到達を遮蔽しないよう、できるだけ薄い
ものが採用される。従って、ブラスト処理や熔射処理の
ような処理を行うと、保持爪91が変形したり、弾性が
無くなってしまったりする問題がある。
ために成されたものであり、基板保持具に堆積した薄膜
の剥離に起因した問題を効果的に解決する技術的意義を
有する。
め、本願の請求項1記載の発明は、真空圧力に維持され
る成膜チャンバー内で基板保持具により基板を保持しな
がら基板の表面に所定の薄膜を作成する成膜装置におい
て、前記基板保持具を、大気側に取り出すことなく、前
記成膜チャンバーに気密に接続された他の真空チャンバ
ー内又は前記成膜チャンバー内に位置させ、その基板保
持具の表面の堆積膜の除去を真空中で行うという構成を
有する。上記課題を解決するため、請求項2記載の発明
は、上記請求項1の構成において、前記基板保持具に前
記基板を保持させない状態で前記除去を行うという構成
を有する。上記課題を解決するため、請求項3記載の発
明は、上記請求項1又は2の構成において、前記基板保
持具は、前記基板を保持しながら、前記成膜チャンバー
と、前記成膜チャンバーに接続された他の真空チャンバ
ーとの間で前記基板を搬送するものであるという構成を
有する。上記課題を解決するため、請求項4記載の発明
は、上記請求項1、2又は3の構成において、前記除去
は、前記堆積膜に熱、光又は電気エネルギーを与えるこ
とにより基板保持具の表面から前記堆積膜を剥離させる
ことで行われるという構成を有する。上記課題を解決す
るため、請求項5記載の発明は、上記請求項1、2又は
3の構成において、前記除去は、前記堆積膜にイオンを
入射させ、イオン衝撃により前記堆積膜をスパッタエッ
チングして行うという構成を有する。上記課題を解決す
るため、請求項6記載の発明は、上記請求項1、2又は
3の構成において、前記除去は、前記堆積膜に反応性ガ
スを供給し、反応性ガスと前記堆積膜との反応を利用し
て行うという構成を有する。上記課題を解決するため、
請求項7記載の発明は、上記請求項1乃至6いずれかの
構成において、前記基板は、情報記録ディスク用基板で
あるという構成を有する。上記課題を解決するため、請
求項8記載の発明は、上記請求項7の構成において、前
記基板保持具は、前記基板の周縁を係止する保持爪と、
保持爪を固定した保持具本体とより成るものであり、前
記除去は保持爪の表面の堆積膜の除去であるという構成
を有する。上記課題を解決するため、請求項9記載の発
明は、スパッタリングによって基板の表面に所定の薄膜
を作成するスパッタチャンバーと、このスパッタチャン
バーに対して真空が連通するようにして直接又は間接に
接続された他の真空チャンバーと、スパッタチャンバー
における成膜の際に基板を保持する基板保持具とを有す
る成膜装置において、前記基板保持具の表面の堆積膜の
除去を真空中で行う膜除去機構が前記他の真空チャンバ
ー又は前記スパッタチャンバーに設けられているという
構成を有する。上記課題を解決するため、請求項10記
載の発明は、基板の表面に所定の薄膜を作成する成膜チ
ャンバーと、この成膜チャンバーに対して真空が連通す
るようにして直接又は間接に接続された他の真空チャン
バーと、成膜チャンバーにおいて成膜中の基板を保持す
るとともに、前記成膜チャンバーと前記他の真空チャン
バーとの間で基板を搬送する基板保持具とを有する成膜
装置において、前記基板保持具の表面の堆積膜の除去を
真空中で行う膜除去機構が前記他の真空チャンバー又は
前記成膜チャンバーに設けられているという構成を有す
る。上記課題を解決するため、請求項11記載の発明
は、上記請求項9又は10の構成において、前記基板保
持具に前記基板を搭載するオートローダと、このオード
ローダを制御する制御部とを有しており、この制御部
は、前記膜除去機構が前記除去を行う際には当該基板保
持具が前記基板を保持しないよう制御を行うものである
という構成を有する。上記課題を解決するため、請求項
12記載の発明は、上記請求項9、10又は11の構成
において、前記膜除去機構は、前記堆積膜に熱、光又は
電気エネルギーを与えることにより前記基板保持具の表
面から前記堆積膜を剥離させることで前記除去を行うも
のであるという構成を有する。上記課題を解決するた
め、請求項13記載の発明は、上記請求項9、10又は
11の構成において、前記膜除去機構は、前記堆積膜に
イオンを入射させ、イオン衝撃により前記堆積膜をスパ
ッタエッチングして前記除去を行うものであるという構
成を有する。上記課題を解決するため、請求項14記載
の発明は、上記請求項9乃至13いずれかの構成におい
て、前記除去を専ら行う膜除去チャンバーが設けられて
おり、この膜除去チャンバーは、前記スパッタチャンバ
ー又は前記成膜チャンバーに対して真空が連通するよう
にして直接又は間接に接続されており、前記膜除去機構
がこの膜除去チャンバーに設けられているという構成を
有する。上記課題を解決するため、請求項15記載の発
明は、上記請求項9乃至14いずれかの構成において、
前記スパッタチャンバー又は前記成膜チャンバーと前記
他の真空チャンバーとは、無終端状の搬送路に沿って気
密に縦設されており、この搬送路に沿って前記基板保持
具を移動させる移動機構が設けられており、さらに、前
記膜除去チャンバーは、この搬送路から分岐するように
して前記スパッタチャンバーもしくは前記成膜チャンバ
ー、又は、前記他の真空チャンバーに対して気密に接続
されているという構成を有する。上記課題を解決するた
め、請求項16記載の発明は、上記請求項15の構成に
おいて、前記他の真空チャンバーのうちの一つは、基板
保持具に基板を搭載するロードロックチャンバーであ
り、前記膜除去チャンバーは、ロードロックチャンバー
から移動した基板保持具が最初に移動する処理用の真空
チャンバーとロードロックチャンバーとの間の搬送路の
部分から分岐して設けられているという構成を有する。
上記課題を解決するため、請求項17記載の発明は、上
記請求項9乃至16のいずれかの構成において、前記基
板は、情報記録ディスク用基板であるという構成を有す
る。上記課題を解決するため、請求項18記載の発明
は、上記請求項17の構成において、前記基板保持具
は、前記基板の周縁を係止する保持爪と、保持爪を固定
した保持具本体とより成るものであり、前記膜除去機構
は保持爪の表面の堆積膜の除去を行うものであるという
構成を有する。
いて説明する。以下の説明では、成膜装置の一例とし
て、同様に情報記録ディスク用基板の成膜装置を採り上
げて説明する。図1は、本願発明の実施形態に係る成膜
装置の概略構成を示す平面図である。本実施形態の装置
では、複数の真空チャンバーが方形の輪郭に沿って縦設
されており、これに沿って方形の搬送路80が設定され
ている。各真空チャンバーは、専用又は兼用の排気系に
よって排気される真空容器である。各真空チャンバーの
境界部分には、ゲートバルブ10が設けられている。基
板9は、基板保持具90に搭載されて搬送されるように
なっている。
に配置された二つの真空チャンバーが、基板保持具90
への基板9の搭載を行うロードロックチャンバー1及び
基板保持具90からの基板9の回収を行うアンロードロ
ックチャンバー2になっている。また、方形の他の三辺
に配置された真空チャンバーは、各種処理を行う真空チ
ャンバーになっている。方形の角の部分の真空チャンバ
ーは、基板9の搬送方向を90度転換する方向転換機構
を備えた方向転換チャンバー31,32,33,34に
なっている。
が一番最初に搬送される処理用の真空チャンバーは、成
膜に先だって基板9を所定温度に予備加熱するプリヒー
トチャンバー4となっている。プリヒートチャンバー4
での予備加熱の後に基板9が順次搬送される真空チャン
バーが、基板9の表面に所定の薄膜を作成する成膜チャ
ンバー51,52,53,54,50となっている。
基板保持具90を搬送路80に沿って移動させる移動機
構が設けられている。本実施形態では、基板9は時計回
りに搬送されて順次処理されるようになっている。移動
機構は、基板保持具90を直線移動させる直線移動機構
と、前述した方向転換機構によって主に構成されてい
る。基板保持具90を直線移動させる直線移動機構等に
ついて、図2及び図3を使用して説明する。図2及び図
3は、図1に示す装置における基板保持具90及び移動
機構の構成を説明する図であり、図2はその正面概略
図、図3は側断面概略図である。
のとほぼ同様であり、保持具本体92と保持具本体92
に設けられた保持爪91とからなる構成である。保持爪
91は合計で六つ設けられており、三つが一組となって
一枚の基板9を保持する。従って、基板保持具90は同
時に二枚の基板9を保持するようになっている。本実施
形態における基板保持具90は、図2に示すように、そ
の下端部には小さな磁石(以下、保持具側磁石)96を
多数備えている。各保持具側磁石96は、上下の面に磁
極を有している。そしてこの保持具側磁石96は、図2
に示すように、配列方向に交互に逆の磁極になってい
る。
3を挟んで磁気結合ローラ81が設けられている。磁気
結合ローラ81は丸棒状の部材であり、図2に示すよう
に、螺旋状に延びる細長い磁石(以下、ローラ側磁石)
82を有している。このローラ側磁石82は互いに異な
る磁極で二つ設けられており、二重螺旋状になってい
る。磁気結合ローラ81は、ローラ側磁石82が隔壁8
3を挟んで保持具側磁石96に向かい合うよう配置され
ている。隔壁83は、透磁率の高い材料で形成されてお
り、保持具側磁石96とローラ側磁石82とは、隔壁8
3を通して磁気結合している。尚、隔壁83の基板保持
具90側の空間は真空側(各真空チャンバーの内部側)
であり、磁気結合ローラ81側の空間は大気側である。
このような磁気結合ローラ81は、図1に示す方形の搬
送路80に沿って設けられている。
は、水平な回転軸の回りに回転する主プーリ84の上に
載せられている。主プーリ84は、基板保持具90の移
動方向に沿って多数設けられている。また、基板保持具
90の下端部分には、垂直な回転軸の回りに回転する一
対の副プーリ85,85が当接している。この副プーリ
85,85は、基板保持具90の下端部分を両側から挟
むように押さえて基板保持具90の転倒を防止してい
る。この副プーリ85,85も基板保持具90の移動方
向に多数設けられている。
は傘歯車を介して駆動棒86が連結されている。そし
て、駆動棒86には移動用モータ87が接続されてお
り、駆動棒86を介して磁気結合ローラ81をその中心
軸の周りに回転させるようになっている。磁気結合ロー
ラ81が回転すると、図2に示す二重螺旋状のローラ側
磁石82も回転する。この際、ローラ側磁石82が回転
する状態は、保持具側磁石96から見ると、交互に異な
る磁極の複数の小さな磁石が一列に並んでその並びの方
向に沿って一体に直線移動しているのと等価な状態とな
る。従って、ローラ側磁石82に結合している保持具側
磁石96は、ローラ側磁石82の回転とともに直線移動
し、この結果、基板保持具90が全体に直線移動するこ
とになる。この際、図3に示す主プーリ84及び副プー
リ85,85は従動する。
点は、基板保持具90の表面の堆積膜の除去を真空中で
行う膜除去機構が設けられており、この膜除去機構を備
えた膜除去チャンバー70が設けられている点である。
図1に示すように、膜除去チャンバー70は、ロードロ
ックチャンバー1とプリヒートチャンバー4との間に設
けられた最初の方向転換チャンバー(以下、第一方向転
換チャンバー)31に対して気密に接続されている。図
1から分かるように、膜除去チャンバー70は、方形の
搬送路80に対して第一方向転換チャンバー31のとこ
ろから分岐した状態となっている。尚、第一方向転換チ
ャンバー31と膜除去チャンバー70との間にはゲート
バルブ10が設けられている。
成について、図4を使用してさらに詳しく説明する。図
4は、図1に示す装置に設けられた膜除去チャンバー7
0の構成について説明する側断面概略図である。膜除去
チャンバー70も、上述した処理チャンバー等と同様に
気密な真空チャンバーである。膜除去チャンバー70
は、排気系71を有している。排気系71は、クライオ
ポンプ又はターボ分子ポンプ等の真空ポンプから構成さ
れており、膜除去チャンバー70内を10-8Torr程
度まで排気できるようになっている。膜除去機構は、膜
除去チャンバー70内に高周波放電を生じさせ、スパッ
タエッチングにより基板保持具90の表面の堆積膜を除
去するようになっている。具体的には、膜除去機構は、
膜除去チャンバー70内に所定のガスを導入するガス導
入系72と、導入されたガスに高周波放電を生じさせる
高周波電源73等から構成されている。
的に不活性で放電を生じさせ易くかつスパッタ率の高い
ガスを導入するようになっている。ガス導入系72は、
不図示の流量調整器を備えており、所定の流量でガス導
入できるようになっている。高周波電源73としては、
周波数13.56MHz、出力100W〜300W程度
のものが使用できる。一方、膜除去チャンバー70内に
は、可動電極74が設けられており、整合器731を介
して高周波電源73と可動電極74とをつなぐようにし
て伝送線732が設けられている。伝送線732として
は、例えば同軸ケーブルが使用される。
保持具本体92に接触する電極ロッド741と、電極ロ
ッド741を保持した電極ホルダー742と、絶縁材を
介して電極ホルダー742を先端に取り付けた電極駆動
棒743と、電極駆動棒743に連結された電極駆動源
744とから主に構成されている。電極ロッド741は
ほぼ円柱状であり、電極ホルダー742は内部に電極ロ
ッド741を収容した円筒状である。電極ロッド741
の先端は電極ホルダー742の先端から少し突出してい
る。また、電極ホルダー742内には電極ロッド741
の後端と電極ホルダー742の内面との間には挟まれる
ようにしてコイルスプリング745が設けられている。
バー70に設けられた貫通孔を貫通している。電極駆動
棒743は、膜除去チャンバー70の外側(大気側)に
位置する部分にフランジ部746を有する。そして、こ
のフランジ部746と膜除去チャンバー70の外壁面と
の間にはベローズ748が設けられている。ベローズ7
48は、電極駆動棒743の貫通部分等からの真空リー
クを防止している。また、電極駆動棒743は中空とな
っており、内部に絶縁性の緩衝材を介して高周波導入棒
747が設けられている。高周波導入棒747の先端
は、電極ロッド741に固定されている。そして、電極
駆動棒743のベローズ748内に位置する部分には、
開口が設けられている。高周波電源73につながる伝送
線732は、フランジ部746を気密に貫通するととも
にこの開口を通して高周波導入棒747に接続されてい
る。尚、電極駆動源744には、例えばエアシリングが
使用されており、電極駆動棒743を所定のストローク
で前後運動させるようになっている。
形態の説明も兼ねて、上記構成に係る膜除去チャンバー
70及び膜除去機構の動作について説明する。基板9を
保持しながら成膜チャンバー51,52,53,54,
50内に移動し、成膜に利用された基板保持具90は、
前述したように保持爪91の表面に薄膜が堆積してい
る。この基板保持具90は、基板9を保持しない状態
で、移動機構により膜除去チャンバー70内に移動させ
られる。基板保持具90が膜除去チャンバー70に移動
した後、ゲートバルブ10は閉じられる。
よって予め所定の真空圧力まで排気され、その圧力が維
持される。そして、電極駆動源744が駆動され、電極
駆動棒743が所定のストロークだけ前進する。この結
果、電極ホルダー742を介して電極ロッド741も前
進し、図4に示すように保持具本体92の側面に接触す
る。この際、コイルスプリング745は、電極ロッド7
41が保持具本体92に接触することによる衝撃を吸収
する。このため、電極ロッド741の摩耗等が抑制され
る。また、コイルスプリング745による弾性のため、
保持具本体92への電極ロッド741の接触が確実に維
持される。この状態で、高周波電源73が動作し、電極
ロッド741、高周波導入棒747及び伝送線732を
介して高周波電圧が保持具本体92に印加される。尚、
保持具本体92と同様に保持爪91も金属製であり、保
持具本体92を介して保持爪91にも高周波電圧が印加
される。
が印加されると、接地電位に維持されている膜除去チャ
ンバー70の器壁等との間に電界が設定され、導入され
ているガスに高周波放電が生じ、高周波放電プラズマが
形成される。この際、プラズマと高周波電源73との間
には、整合器731に含まれるコンデンサ又は別途設け
られる不図示のコンデンサ等によるキャパシタンスが存
在する。プラズマが形成されている空間にキャパシタン
スを介して高周波電界を設定すると、キャパシタンスの
充放電にプラズマ中の電子とイオンが作用する。この結
果、電子とイオンとの移動度の違いから保持爪91の表
面に自己バイアス電圧と呼ばれる負の直流分の電圧が重
畳される。尚、主プーリ84や副プーリ85の表面は絶
縁物となっており、従って、基板保持具90は接地電位
から絶縁されて絶縁電位となっている。
電圧によって加速されて保持爪91の表面の堆積膜に入
射して堆積膜を衝撃する。これにより、堆積膜がスパッ
タエッチングされ、保持爪91から除去される。スパッ
タエッチングにより弾き出された堆積膜の材料は、排気
系71によって膜除去チャンバー70から排出される。
スパッタエッチングを所定時間行った後、高周波電源7
3の動作を停止する。その後、電極駆動源744を駆動
して電極ロッド741を保持具本体92から引き離す。
そして、膜除去チャンバー70内を再度排気した後、基
板保持具90を膜除去チャンバー70から搬出する。
記録ディスク用基板の成膜では、基板9の表面に磁性膜
や保護膜を作成する。従って、保持爪91の表面にはこ
れらの薄膜が堆積しており、これらの薄膜を除去するこ
とを想定して説明する。尚、保持爪91の材料はインコ
ネル等である。ガス導入系72からはアルゴンガスが導
入され、その流量は50〜100cc/分に設定され
る。排気系71の排気速度調整器を制御して、膜除去チ
ャンバー70内の圧力は0.05〜0.11Torr程
度に維持される。高周波電源73は、周波数13.56
MHz出力200W程度に設定される。このような条件
で高周波放電プラズマを形成し、スパッタエッチングを
行う。この条件で堆積膜の除去を行うと、4nm/分程
度のエッチング速度で除去が可能であり、一日に一回程
度の頻度でこの作業を行うことで、問題となる基板9の
表面へのパーティクルの付着を充分に抑制することがで
きる。
実施形態の説明も兼ねて、膜除去機構の別の構成につい
て説明する。図5は、膜除去機構の別の構成について説
明する側断面概略図である。この例の膜除去機構は、保
持爪91の表面の堆積膜に光照射して堆積膜を除去する
ようになっている。具体的に説明すると、膜除去チャン
バー70の器壁には光導入窓751が気密に設けられて
いる。膜除去機構は、所定の波長の光を放つ光源752
と、光源752からの光を膜除去チャンバー70内の各
保持爪91に所定のパターンで照射するように導く光学
系753とから構成されている。光学系753は、レー
ザー等の光源752からの光を分割し、各保持爪91の
先端部分よりも少し大きなパターンになるよう光をレン
ズで集光する構成となっている。
る手段として用いている。保持爪91の表面の堆積膜
は、大きな内部応力を持って堆積する場合が多い。これ
は、保持爪91が前述したように複雑な形状であるとい
う理由によるとも考えられる。このように内部応力が高
い薄膜は、急激な加熱によって熱歪みを生じて剥離す
る。従って、光源752に赤外線レーザーや赤外線ラン
プを採用し、光学系によって集光して保持爪91に照射
するようにすれば、急激な加熱により表面の堆積膜が剥
離する。
考えられる。例えば、光アッシング等のように、紫外線
の照射により堆積膜を分解することで保持爪91から堆
積膜を剥離するようにする場合もあり得る。いずれにし
ても、剥離した堆積膜は、同様に排気系71によって膜
除去チャンバー70から排出される。
を使用して説明する。図6は、膜除去機構のさらに別の
例について説明する平面断面概略図である。この例で
は、保持爪91の表面の堆積膜は、反応性ガスの作用に
よって除去されるようになっている。即ち、膜除去機構
は、反応性ガスを導入するガス導入系761によって構
成されている。
用される。磁性薄膜等の金属系の薄膜は、酸素ガス、フ
ッ素ガス又は塩素ガス等の活性の高い反応性ガスに触れ
ると急激に反応し(腐食し)、ぼろぼろになって保持爪
91から剥離する。尚、保持爪91や保持具本体92に
は、そのような反応性ガスによって化学的に損傷を受け
ないよう、保護膜で覆われている。
る場合もあるが、除去を短時間に行うため、薄膜にエネ
ルギーを与える構成が採用されている。具体的には、膜
除去チャンバー70内に放電を形成し、放電による衝撃
を利用して膜を除去する構成となっている。膜除去チャ
ンバー70内には、高周波電極762が設けられてい
る。高周波電極762は、膜除去チャンバー7に気密に
填め込まれた絶縁ブロック763に取り付けられてい
る。高周波電極762は内部が中空であり、前面にガス
吹き出し孔を有する。ガス導入系761は、この高周波
電極762の内部空間を経由して膜除去チャンバー4内
に反応性ガスを導入する。
印加して高周波放電を生じさせる高周波電源764が設
けられている。反応性ガスと反応した薄膜は、高周波放
電の衝撃によって容易に剥離する。尚、図6に示す構成
は、図1に示す保護膜作成チャンバー50の構成として
も応用が可能である。ガス導入系761がCH4 等の有
機化合物ガスと水素ガスとの混合ガスを導入するよう構
成すれば、有機化合物ガスの分解により基板9の表面に
カーボン保護膜が作成される。
ーを利用するものも考えられる。例えば、保持爪91の
表面の薄膜が導電性である場合、瞬間的に大きな電流を
薄膜に流し、通電による衝撃により薄膜を剥離させる構
成が考えられる。薄膜は前述した通り内部応力が高いの
で、瞬間的な大電流の通電により容易に剥離する。この
構成では、膜除去チャンバー70内に自動的に移動する
一対のプローブを設ける。一対のプローブの先端を保持
爪91に接触させ、両者に電圧を印加して保持爪91を
通電するように構成する。この他、超音波によって薄膜
を除去する構成も考えられる。例えば、保持爪91の両
側を一対の超音波振動子で挟み、超音波を印加して薄膜
を振動させて剥離させるようにする。
の表面の堆積膜を膜除去チャンバー70内という真空中
で除去することができる。このように堆積膜を真空中で
除去することは、次のような技術的意義を有する。即
ち、基板保持具90の表面の堆積膜を除去するには、基
板保持具90を大気側に取り出し、手作業にて堆積膜を
削り取る方法が考えられる。しかしながら、基板保持具
90を大気側に取り出すと、大気中の酸素、水分、ゴミ
等が基板保持具90に付着し、そのまま基板保持具90
を装置内に搬入すると、基板保持具90を介してこれら
の物質が装置内に持ち込まれてしまう。この結果、基板
9の表面が酸化等によって汚染されたり、作成される薄
膜が酸化されてしまったり、薄膜が水分やゴミ等を異物
を含んだものとなってしまったりする問題が生ずる。
基板保持具90を取り出して堆積膜を削除した後、表面
のクリーニング等の処理を行った後に装置に搬入しなけ
ればならない。このため、非常に手間がかかり、生産性
が著しく低下してしまう。その上、基板保持具90を搬
入した後、真空チャンバーを再度排気し、真空チャンバ
ーが所定の圧力に維持されていることを確認した後に処
理を再開する必要があり、処理の再開まで非常に長い時
間を要してしまう。この点も、生産性を著しく低下させ
る原因となる。一方、本実施形態の方法のように、堆積
膜を真空中で除去するようにすれば、除去後の基板保持
具90のクリーニングや大気圧からの再度排気等の手順
が不要になる。このため、生産性を著しく低下させるこ
とがない。
ついて、再び図1を使用して説明する。まず、ロードロ
ックチャンバー1内には、搭載用ロボット11が設けら
れている。搭載用ロボット11は、そのアームによって
搭載用補助チャンバー12から基板9を一枚ずつ保持し
て基板保持具90に搭載するよう構成されている。ま
た、アンロードロックチャンバー2には、搭載用ロボッ
ト11と同様の構成の回収用ロボット21が設けられて
いる。回収用ロボット21は、そのアームによって基板
保持具90から基板9を一枚ずつ保持して回収用補助チ
ャンバー22内に搬入するよう構成されている。
ー3は、基板9の搬送方向を90度転換する不図示の方
向転換機構を備えている。図7を使用して、この方向転
換構成について説明する。図7は、図1に示す方向転換
チャンバー31,32,33,34に設けられた方向転
換機構の構成を説明する側面概略図である。図7に示す
方向転換機構は、上述した構成と同様の磁気結合ローラ
(図7中不図示)等を含む直線移動機構を全体に保持し
た保持体61と、この保持体61を回転させて保持体6
1全体を回転させる回転用モータ62とから主に構成さ
れている。
には、駆動棒86が傘歯車等の運動転換機構を介して連
結されている。この駆動棒86の後端には、図7に示す
ように別の傘歯車861が設けられている。この別の傘
歯車861には、鉛直な姿勢の動力伝達棒88が連結さ
れている。即ち、動力伝達棒88の先端には傘歯車88
1が設けられて駆動棒86の後端の傘歯車861に螺合
している。動力伝達棒88の後端は、移動用モータ87
の出力軸が連結されている。
は、円柱状又は円筒状の部材であり、その軸方向を鉛直
にして配置されている。保持体61は、図7に示すよう
に、鉛直方向に長い貫通孔を有し、この貫通孔に挿通さ
れた状態で上記動力伝達棒88が配置されている。貫通
孔の内面と動力伝達棒88との間の間隙部分には、ベア
リング882が配置され、動力伝達棒88の回転を許容
しつつ貫通孔の部分に動力伝達棒88を保持している。
筒状の保持具カバー62の内側に配置されている。この
保持具カバー62は、内側に保持体61を収納して保持
するとともに方向転換機構が配置された方向転換チャン
バー31,32,33,34の底板部分300に取り付
けられている。即ち、方向転換チャンバー31,32,
33,34の底板部分300には、保持具カバー62の
外径に適合する大きさの円形の開口を有し、この開口に
保持具カバー62をはめ込んで固定している。保持具カ
バー62と底板部分300との接触面にはOリング等の
シール材が設けられている。
体61との間の間隙には、上下に並べて設けた四つのベ
アリング63と、上側の二つのベアリング63の間に挟
み込むようにして設けたメカニカルシール64とが設け
られている。メカニカルシール64は、保持体61の回
転を許容しつつ保持体61と保持具カバー62との間の
間隙を真空シールするためのものであり、磁性流体を使
用したシール機構等が好適に使用できる。
付具651が設けられており、このプーリ取付具651
の下端に保持具側プーリ65が固定されている。保持具
側プーリ65は、保持体61の中心軸と同心状に配置さ
れたものである。さらに、保持具側プーリ65と同じ高
さの位置には、モータ側プーリ66が配置されている。
このモータ側プーリ66には、上方に突出させた回転用
モータ62の出力軸が連結されている。また、モータ側
プーリ66と保持具側プーリ65とを連結するようにし
て、ベルト67が張架されている。具体的には、保持具
側プーリ65及びモータ側プーリ66はタイミングプー
リから構成され、ベルトはタイミングベルトから構成さ
れている。
ような保持枠68が固定されている。保持枠68は、図
2に示す基板保持具90や磁気結合ローラ81等を全体
に保持するためのものである。保持枠68の下側部分の
先端には、図7に示すように支柱681が数本配置され
ており、この支柱681によって前述した主プーリ84
や一対の副プーリ85,85が保持されている。そし
て、保持枠68と保持体61との間は真空シールされて
おり、保持枠68の内部からの方向転換チャンバー3
1,32,33,34内のリークを防止している。
機構の動作について説明する。まず、移動用モータ87
が駆動されると、動力伝達棒88及び駆動棒86を介し
て図7中不図示の磁気結合ローラに回転駆動が伝達さ
れ、磁気結合ローラが回転する。これによって、上方の
基板保持具90が直線移動する。
バー31,32,33,34内の所定位置に達すると、
回転用モータ62が駆動される。回転用モータ62の動
力は、モータ側プーリ66からベルト67によって保持
具側プーリ65に伝えられ、保持具側プーリ65を回転
させる。これによって、上方の保持体61が回転し、保
持体61上に保持されていた直線移動機構が全体に回転
する。この結果、基板保持具90も回転する。回転角度
が90度に達すると回転用モータ62は駆動を停止し、
基板保持具90の回転も停止する。これによって、基板
保持具90の搬送の向きが90度曲げられる。
線移動機構が駆動され、90度曲げられた搬送路80に
沿って基板保持具90を移動させ、次の真空室チャンバ
ーまで基板保持具90を搬送させる。従って、曲げられ
た後の搬送路80においても、基板91の板面は搬送方
向の側方に向くようになっている。
て、90度等の所定角度の回転の制御は、回転用モータ
62の制御によって行っても良いし、保持体61が所定
角度回転したのを検出する不図示のセンサ機構等によっ
て行ってもよい。尚、本実施形態の装置は、装置全体を
制御する不図示の制御部を備えている。制御部は、前述
した移動機構、搭載用ロボット11、回収用ロボット2
1等を制御するようになっている。
いて説明する。プリヒートチャンバー4におけるプリヒ
ートは、脱ガス即ち基板9の吸蔵ガスを放出させる目的
で行われる。脱ガスを行わないで成膜を行うと、成膜時
の熱による吸蔵ガスの放出によって膜中に気泡が形成さ
れたり、発泡によって膜の表面が粗くなったりする問題
がある。このため、プリヒートチャンバー4で、基板9
を100〜300℃程度まで予め加熱するようになって
いる。プリヒートチャンバー4は、内部に窒素などの不
活性ガスを導入する不図示のガス導入系と、搬入された
基板9を加熱する加熱手段が設けられている。加熱手段
としては、通常、赤外線ランプ等の輻射加熱手段が採用
される。
4,50は、スパッタリング又はCVD(化学蒸着)に
より所定の薄膜を作成するようになっている。一例とし
て、最初に基板9が搬送される成膜チャンバーである第
一下地膜作成チャンバー51を例にして説明する。図8
は、第一下地膜作成チャンバー51の構成を示す平面断
面概略図である。
タリングにより下地膜を作成するようになっている。第
一下地膜作成チャンバー51は、内部を排気する排気系
55と、内部にプロセスガスを導入するガス導入系56
と、内部の空間に被スパッタ面を露出させて設けたター
ゲット57と、ターゲット57にスパッタ放電用の電圧
を印加するスパッタ電源58と、ターゲット57の背後
に設けられた磁石機構59とから主に構成されている。
ンプを備えて第一下地膜作成チャンバー内を10−8T
orr程度まで排気可能に構成される。ガス導入系56
は、プロセスガスとしてアルゴン等のガスを所定の流量
で導入できるよう構成される。スパッタ電源58は、タ
ーゲット57に−300V〜−500V程度の負の高電
圧を印加できるよう構成される。磁石機構59は、マグ
ネトロン放電を達成するためのものであり、中心磁石5
91と、この中心磁石591を取り囲むリング状の周辺
磁石592と、中心磁石591と周辺磁石592とをつ
なぐ板状のヨーク593とから構成される。尚、ターゲ
ット57や磁石機構59は、絶縁ブロック571を介し
て下地膜作成チャンバー51に固定されている。第一下
地膜作成チャンバー51は、電気的には接地されてい
る。
入しながら排気系55によって第一下地膜作成チャンバ
ー51内を所定の圧力に保ち、この状態でスパッタ電源
58を動作させる。この結果、スパッタ放電が生じてタ
ーゲット57がスパッタされ、スパッタされたターゲッ
ト57の材料が基板9に達して基板9の表面に所定の下
地膜が作成される。尚、図8から分かるように、ターゲ
ット57、磁石機構59及びスパッタ電源58の組は、
第一下地膜作成チャンバー51内の基板9の配置位置を
挟んで両側に設けられており、基板9の両面に同時に下
地膜が作成されるようになっている。
7の大きさは、一枚の基板9よりも少し大きい程度とな
っている。二枚の基板9を保持した基板保持具90は、
第一下地膜作成チャンバー51内で移動し、二枚の基板
9が順次ターゲット57の正面に位置するようになって
いる。即ち、最初は搬送方向前方の基板9がターゲット
57の正面に位置する状態となってこの基板9に成膜が
行われる。そして、その後、所定距離前進して搬送方向
後方の基板9がターゲット57の正面に位置する状態と
なり、この基板9への成膜が行われる。
4,50のより具体的な構成例について、基板9の搬送
順に説明する。前述した第一下地膜作成チャンバー51
は、下地膜としてCr膜が作成されるようになってい
る。また、第一下地膜作成チャンバー51の次に基板9
が搬送される成膜チャンバーは、スパッタリングにより
磁性膜を作成する第一磁性膜作成チャンバー52になっ
ている。磁性膜としては、本実施形態では、CoCrT
a膜が作成されるようになっている。
を二層にわたって形成できるようになっている。即ち、
第一磁性膜作成チャンバー52の次に基板9が搬送され
る成膜チャンバーは第二下地膜作成チャンバー53にな
っており、その次に基板9が搬送される成膜チャンバー
は第二磁性膜作成チャンバー54になっている。第二下
地膜作成チャンバー53は、第一下地膜作成チャンバー
51と同様にCr膜を下地膜として作成するチャンバー
であり、第二磁性膜作成チャンバー54は、同様にCo
CrTa膜を磁性膜として作成するチャンバーである。
次に基板9が搬送される成膜チャンバーは、CVDによ
りカーボン保護膜を作成する保護膜作成チャンバー50
である。保護膜作成チャンバー50は二つ設けられてい
る。最初に基板9が搬送される保護膜作成チャンバー5
0で必要な厚さの半分の厚さの保護膜が作成され、次の
保護膜作成チャンバー50で残りの半分の厚さの保護膜
が作成されるようになっている。保護膜作成チャンバー
50は、CH4等の有機化合物ガスを内部に導入する不
図示のプロセスガス導入系と、プロセスガスに高周波エ
ネルギーを与えてプラズマを形成する不図示のプラズマ
形成手段等を備えている。有機化合物ガスがプラズマ中
で分解し、基板9の表面にカーボンの薄膜が堆積するよ
うになっている。
板9が搬送される真空チャンバーは、予備チャンバー5
00となっている。この予備チャンバー500は、必要
に応じて基板9を冷却したりするチャンバーとして構成
される。この予備チャンバー500を経た後、最後の方
向転換チャンバー34を経て基板9がアンロードロック
チャンバー2に達するようになっている。
動作について説明する。本実施形態の装置は、通常の運
転状態では、膜除去チャンバー70を除き、すべての真
空チャンバーに基板保持具90が常に位置している。そ
して、最も時間のかかる作業を行う真空チャンバー(律
速チャンバー)での作業時間で決まるタクトタイムごと
に、各真空チャンバー内の基板保持具90は次の真空チ
ャンバーに同時に移動する。
基板9は、ロードロックチャンバー1で基板保持具90
に搭載された後、プリヒートチャンバー4で予備加熱さ
れる。その後、第一下地膜作成チャンバー51、第一磁
性膜作成チャンバー52、第二下地膜作成チャンバー5
3、第二磁性膜作成チャンバー54を経て、下地膜と磁
性膜との積層膜が二層にわたって作成される。その後、
基板9は保護膜作成チャンバー50で保護膜が作成さ
れ、補助チャンバー500を経てアンロードロックチャ
ンバー2に達する。そして、アンロードロックチャンバ
ー2で基板保持具90から回収される。
路80を周回して、上述のような基板9の成膜処理に何
回も使用される。そして、所定の回数の成膜処理に利用
された後、基板保持具90は、基板9を搭載することな
く膜除去チャンバー70に移動する。即ち、不図示の制
御部は、特定の基板保持具90について堆積膜の除去が
必要であると判断すると、搭載用ロボット11に制御信
号を送り、基板9を搭載しないように制御する。そし
て、この基板保持具90は、第一方向転換チャンバー3
1で方向転換されず、ゲートバルブ10を通してこの基
板保持具90を膜除去チャンバー70に移動させる。そ
して、膜除去チャンバー70では、前述したように保持
爪91の表面の堆積膜が除去される。
要する時間は、前述したタクトタイムより長いことが多
い。つまり、基板保持具90は、数タクトタイム分の時
間、膜除去チャンバー70内に位置して堆積膜の除去が
行われる。この間、他の基板保持具90は、タクトタイ
ム毎に前述したように次に真空チャンバーに移動して作
業が行われる。従って、膜除去チャンバー70内にある
基板保持具90が位置していた場所は、いわゆる「歯抜
け」の状態となる。この歯抜けの状態で各基板保持具9
0は、タクトタイム毎に次の真空チャンバーに同時に移
動する。
膜の除去が終了すると、制御部は、その基板保持具90
を方形の搬送路80に戻すよう制御する。例えば、各基
板保持具90が方形の搬送路80をほぼ一周して歯抜け
の位置が丁度ロードロックチャンバー1の位置に来た
際、制御部は、搭載用ロボット11を制御して基板9の
搭載動作を行わないようにする。そして、次のタクトの
ための移動において、制御部は、膜除去チャンバー70
にあった基板保持具90を第一方向転換チャンバー31
を経てプリヒートチャンバー4に搬送するよう移動機構
を制御する。この結果、膜除去チャンバー70を除く各
真空チャンバー全てに基板保持具90が位置した状態と
なり、同様に作業が繰り返される。
去チャンバー70から基板保持具90を戻す場合には、
歯抜けの部分を動かす制御を制御部は行う。即ち、制御
部は、その時点でプリヒートチャンバー4から歯抜けに
なっている真空チャンバーの一つ手前の真空チャンバー
までの各真空チャンバー内に位置する基板保持具90
を、同時に一つ前方の真空チャンバーに移動させる。こ
の結果、プリヒートチャンバー4が歯抜けの状態とな
る。そして、制御部は、膜除去チャンバー70にあった
基板保持具90を、プリヒートチャンバー4に移動させ
る。その後、基板保持具90が移動してきた各真空チャ
ンバーとプリヒートチャンバー4では、前述した作業が
行われる。このタクトの間、他の真空チャンバーでは作
業が行われず、待機状態を取る。そして、次のタクトの
際、全基板保持具90が同時に移動し、同様の作業を繰
り返す。
膜除去チャンバー70を分岐させる構成は、他の真空チ
ャンバーのタクトタイムとは無関係に膜除去の時間を定
めることができるという意義がある。つまり、もし、膜
除去チャンバー70を方形の搬送路80に沿った真空チ
ャンバーの一つとすると、膜除去チャンバー70におけ
る処理時間は、タクトタイムによって制限される。膜除
去に要する時間が最も長くなると、それがタクトタイム
になる。この結果、タクトタイムが長くなって生産性が
低下する上、他の真空チャンバーでは膜除去チャンバー
70内での膜除去が終了するまで待機状態となり、無駄
な時間が発生する。
送路80から分岐させた状態で設けると、タクトタイム
には無関係に膜除去の時間を定めることができ、生産性
の低下や無駄な時間の発生が抑制される。尚、膜除去チ
ャンバー70での膜除去に要する時間が現状のタクトタ
イム以下の短い場合には、膜除去チャンバー70を方形
の搬送路80上に割り込ませるようにしてもよい。例え
ば、アンロードロックチャンバー2とロードロックチャ
ンバー1との間の位置等が考えられる。尚、膜除去チャ
ンバー70は、スパッタリングにより成膜を行う成膜チ
ャンバー51,52,53,54に対して直接接続する
ようにしてもよい。
ろから分岐して膜除去チャンバー70を設ける構成は、
成膜の再現性を確保する上で好適な構成となっている。
上記説明から分かるように、膜除去が終了した基板保持
具90は、空のまま(基板9を保持しないまま)方形の
搬送路80をほぼ一周する。そして、ロードロックチャ
ンバー1で基板9を保持した状態となって、次の一周に
おいて成膜処理が行われる。もし、膜除去チャンバー7
0が補助チャンバー36とアンロードロックチャンバー
2との間の方向転換チャンバー(以下、第四方向転換チ
ャンバー)34のところから分岐されており、膜除去チ
ャンバー70で膜除去された基板保持具90が、アンロ
ードロックチャンバー2を経由してすぐに基板9を保持
するよう構成されたとすると、基板保持具90は、他の
基板保持具90とはかなり異なる状態で基板9を保持す
る結果となる。
リヒートチャンバー4等を経由していないため、この基
板保持具90は他の基板保持具90に比べて低い温度の
状態で基板9を保持する。この基板保持具90に保持さ
れた基板9は、プリヒートチャンバー4で予備加熱され
て温度上昇するものの、基板保持具90の温度が低いた
め、基板保持具90に熱を奪われ、所定の条件で加熱し
ても基板9は予定された温度には達しない。このような
基板9が各成膜チャンバー31,32,33,34に送
られて成膜されると、多くの場合、成膜プロセスは温度
に依存するため、再現性が低下し、成膜速度の低下や膜
質の劣化といった問題を生ずる恐れがある。
ンバー4における加熱条件をその基板9についてだけ変
えてやればよい。しかし、同じタクトタイム内で他の基
板9と同程度まで急激に加熱するのは実際上困難であ
る。また、別の方法として、基板9を保持しない状態で
第四方向転換チャンバー34からその基板保持具90を
一周移動させ、その上でアンロードロックチャンバー2
を経てロードロックチャンバー1で基板9を保持させる
方法もある。しかしながら、この方法では、前述した方
法に比べ、アンロードロックチャンバー2とロードロッ
クチャンバー1との部分だけ、空のままの移動距離が長
くなり、生産性の点で劣る。このような点から、膜除去
チャンバー70は、第一方向転換チャンバー31のとこ
ろで分岐させることが好ましい。これは、より一般的に
表現すれば、ロードロックチャンバー1から移動した基
板保持具90が最初に移動する処理用の真空チャンバー
とロードロックチャンバー1との間で分岐させるという
ことになる。
真空中で基板保持具90を循環させて成膜を行うため、
大気中の酸素、水分、ゴミ等が基板保持具90を介して
装置内に持ち込まれることがない。このため、基板9の
表面の汚損が低減されている。また、表面に薄膜が堆積
した基板保持具90が大気側に取り出されると、薄膜の
表面が酸化したり異物が付着したりする。そして、次の
基板9が保持されて表面に薄膜が作成されると、そのよ
うな表面が酸化したり異物が付着したりした薄膜の上に
さらに薄膜が堆積することになる。このような性質の異
なる薄膜が積層されると、応力が高く、剥離し易い。従
って、上記パーティクルの発生の恐れが高くなる。しか
しながら、本実施形態の成膜装置は、基板保持具90が
大気側には取り出されないので、このような問題はな
い。
面の堆積膜の除去について主に説明したが、保持具本体
92の表面の堆積膜も同様に除去されており、保持具本
体92の表面から放出されるパーティクルも低減されて
いる。また、上記各実施形態では、膜除去機構を備えた
専用の膜除去チャンバー70が設けられたが、他の真空
チャンバーが膜除去機構を備える構成とし、専用の膜除
去チャンバー70を設けない構成としても良い。例え
ば、第一方向転換チャンバー31に膜除去機構を設ける
ようにしてもよい。
3,54,50に膜除去機構を設けるようにしてもよ
い。例えば、保護膜作成チャンバー50は、CVD用の
高周波電源を備えているので、保護膜作成チャンバー5
0のガス導入系にアルゴンガスを導入する機能を持たせ
るようにすれば、膜除去が保護膜作成チャンバー50内
でできる場合もある。また、スパッタリングを行う成膜
チャンバー51,52,53,54でも、可動電極74
を設けて基板保持具90に高周波電圧を印加できるよう
にすれば、膜除去が可能である。この際、ターゲット5
7がスパッタエッチングされないよう、ターゲット57
を接地電位に保つとともに、同様に接地電位であるシャ
ッターでターゲット57を覆うようにする。
爪91によって基板9の周縁を係止するものであった
が、情報記録ディスク用基板のように中央に円形の開口
がある基板については、その中央の開口の縁を係止する
ようにしてもよい。但し、保持爪が中央の開口の縁を係
止する構成では、保持爪を設ける構造上、基板の両面を
同時に成膜することはできない。また、最近では、ノー
トパソコン用ハードディスクのように非常に小型の情報
記録ディスクも多くなっているが、小型の基板について
は、中央の開口の縁で係止するのは困難である。従っ
て、基板9の周縁で係止する構成は、基板9の両面同時
成膜を可能にし、小型の基板にも対応できるというメリ
ットがある。
明によれば、基板保持具の表面の堆積膜が除去されるの
で、堆積膜の剥離に起因したパーティクルの発生などの
問題が抑制される。そして、基板保持具を大気側に取り
出すことなくその表面の堆積膜が除去されるので、除去
後の基板保持具のクリーニングや大気圧からの再度排気
等の手順が不要になり、生産性の著しい低下が防止され
る。また、請求項2の方法又は11の装置によれば、上
記効果に加え、基板が保持されない状態で基板保持具の
表面の堆積膜が除去されるので、堆積膜の除去動作によ
って基板が損傷を受ける恐れがないという効果が得られ
る。また、請求項15の装置によれば、上記効果に加
え、タクトタイムには無関係に膜除去の時間を定めるこ
とができ、膜除去の時間によってタクトタイムが決定さ
れることによる生産性の低下や無駄な時間の発生等が抑
制されるという効果が得られる。また、請求項16の装
置によれば、上記効果に加え、堆積膜が除去された基板
保持具を他の基板保持具と同様の状態にすることができ
るため再現性の高い成膜が行え、またその際の生産性の
低下も抑制されるという効果が得られる。
を示す平面図である。
動機構の構成を説明する正面概略図である。
動機構の構成を説明する側断面概略図である。
70の構成について説明する側断面概略図である。
概略図である。
面断面概略図である。
3,34に設けられた方向転換機構の構成を説明する側
面概略図である。
面断面概略図である。
略構成を示す平面図である。
概略図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 真空圧力に維持される成膜チャンバー内
で基板保持具により基板を保持しながら基板の表面に所
定の薄膜を作成する成膜装置において、前記基板保持具
を、大気側に取り出すことなく、前記成膜チャンバーに
気密に接続された他の真空チャンバー内又は前記成膜チ
ャンバー内に位置させ、その基板保持具の表面の堆積膜
の除去を真空中で行うことを特徴とする基板保持具の表
面の堆積膜の除去方法。 - 【請求項2】 前記基板保持具に前記基板を保持させな
い状態で前記除去を行うことを特徴とする請求項1記載
の基板保持具の表面の堆積膜の除去方法。 - 【請求項3】 前記基板保持具は、前記基板を保持しな
がら、前記成膜チャンバーと、前記成膜チャンバーに接
続された他の真空チャンバーとの間で前記基板を搬送す
るものであることを特徴とする請求項1又は2記載の基
板保持具の表面の堆積膜の除去方法。 - 【請求項4】 前記除去は、前記堆積膜に熱、光又は電
気エネルギーを与えることにより基板保持具の表面から
前記堆積膜を剥離させることで行われることを特徴とす
る請求項1、2又は3記載の基板保持具の表面の堆積膜
の除去方法。 - 【請求項5】 前記除去は、前記堆積膜にイオンを入射
させ、イオン衝撃により前記堆積膜をスパッタエッチン
グして行うことを特徴とする請求項1、2又は3記載の
基板保持具の表面の堆積膜の除去方法。 - 【請求項6】 前記除去は、前記堆積膜に反応性ガスを
供給し、反応性ガスと前記堆積膜との反応を利用して行
うことを特徴とする請求項1、2又は3記載の基板保持
具の表面の堆積膜の除去方法。 - 【請求項7】 前記基板は、情報記録ディスク用基板で
あることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の
基板保持具の表面の堆積膜の除去方法。 - 【請求項8】 前記基板保持具は、前記基板の周縁を係
止する保持爪と、保持爪を固定した保持具本体とより成
るものであり、前記除去は保持爪の表面の堆積膜の除去
であることを特徴とする請求項7記載の基板保持具の表
面の堆積膜の除去方法。 - 【請求項9】 スパッタリングによって基板の表面に所
定の薄膜を作成するスパッタチャンバーと、このスパッ
タチャンバーに対して真空が連通するようにして直接又
は間接に接続された他の真空チャンバーと、スパッタチ
ャンバーにおける成膜の際に基板を保持する基板保持具
とを有する成膜装置において、 前記基板保持具の表面の堆積膜の除去を真空中で行う膜
除去機構が前記他の真空チャンバー又は前記スパッタチ
ャンバーに設けられていることを特徴とする成膜装置。 - 【請求項10】 基板の表面に所定の薄膜を作成する成
膜チャンバーと、この成膜チャンバーに対して真空が連
通するようにして直接又は間接に接続された他の真空チ
ャンバーと、成膜チャンバーにおいて成膜中の基板を保
持するとともに、前記成膜チャンバーと前記他の真空チ
ャンバーとの間で基板を搬送する基板保持具とを有する
成膜装置において、 前記基板保持具の表面の堆積膜の除去を真空中で行う膜
除去機構が前記他の真空チャンバー又は前記成膜チャン
バーに設けられていることを特徴とする成膜装置。 - 【請求項11】 前記基板保持具に前記基板を搭載する
オートローダと、このオードローダを制御する制御部と
を有しており、この制御部は、前記膜除去機構が前記除
去を行う際には当該基板保持具が前記基板を保持しない
よう制御を行うものであることを特徴とする請求項9又
は10記載の成膜装置。 - 【請求項12】 前記膜除去機構は、前記堆積膜に熱、
光又は電気エネルギーを与えることにより前記基板保持
具の表面から前記堆積膜を剥離させることで前記除去を
行うものであることを特徴とする請求項9、10又は1
1記載の成膜装置。 - 【請求項13】 前記膜除去機構は、前記堆積膜にイオ
ンを入射させ、イオン衝撃により前記堆積膜をスパッタ
エッチングして前記除去を行うものであることを特徴と
する請求項9、10又は11記載の成膜装置。 - 【請求項14】 前記除去を専ら行う膜除去チャンバー
が設けられており、この膜除去チャンバーは、前記スパ
ッタチャンバー又は前記成膜チャンバーに対して真空が
連通するようにして直接又は間接に接続されており、前
記膜除去機構がこの膜除去チャンバーに設けられている
ことを特徴とする請求項9乃至13いずれかに記載の成
膜装置。 - 【請求項15】 前記スパッタチャンバー又は前記成膜
チャンバーと前記他の真空チャンバーとは、無終端状の
搬送路に沿って気密に縦設されており、この搬送路に沿
って前記基板保持具を移動させる移動機構が設けられて
おり、さらに、前記膜除去チャンバーは、この搬送路か
ら分岐するようにして前記スパッタチャンバーもしくは
前記成膜チャンバー、又は、前記他の真空チャンバーに
対して気密に接続されていることを特徴とする請求項9
乃至14いずれかに記載の成膜装置。 - 【請求項16】 前記他の真空チャンバーのうちの一つ
は、基板保持具に基板を搭載するロードロックチャンバ
ーであり、前記膜除去チャンバーは、ロードロックチャ
ンバーから移動した基板保持具が最初に移動する処理用
の真空チャンバーとロードロックチャンバーとの間の搬
送路の部分から分岐して設けられていることを特徴とす
る請求項15記載の成膜装置。 - 【請求項17】 前記基板は、情報記録ディスク用基板
であることを特徴とする請求項9乃至16いずれかに記
載の成膜装置。 - 【請求項18】 前記基板保持具は、前記基板の周縁を
係止する保持爪と、保持爪を固定した保持具本体とより
成るものであり、前記膜除去機構は保持爪の表面の堆積
膜の除去を行うものであることを特徴とする請求項17
記載の成膜装置。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
| JP08485599A JP4482170B2 (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 成膜装置及び成膜方法 |
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