JP2000274840A - 冷凍機 - Google Patents

冷凍機

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JP2000274840A
JP2000274840A JP11081431A JP8143199A JP2000274840A JP 2000274840 A JP2000274840 A JP 2000274840A JP 11081431 A JP11081431 A JP 11081431A JP 8143199 A JP8143199 A JP 8143199A JP 2000274840 A JP2000274840 A JP 2000274840A
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compressor
refrigerant
temperature
control
liquid
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JP11081431A
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English (en)
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Kunio Sugiyama
邦生 杉山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液冷媒による圧縮機トラブルを防止した冷凍
機を得ることを目的とする。 【解決手段】 加熱手段を具備する圧縮機、凝縮器、減
圧器、及び蒸発器が順次配管で接続された冷凍機におい
て、前記圧縮機に吸入される冷媒の液比率を検知する冷
媒液比率検知手段と、この液比率検知手段の検知結果に
基づいて、前記冷媒の液比率が所定値以上になった時、
前記圧縮機を停止させると共に、前記加熱手段を動作さ
せて前記圧縮機の温度が所定の温度になるように制御す
る制御手段と、を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧縮機へ戻った液
冷媒を加熱して循環する冷凍機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、特開平8−226714号公開
公報に示された従来の冷凍機の構成を示すブロック図で
ある。また、図8は、この冷凍機の圧縮機モータの欠相
電流状態におけるモータ巻線の模式図およびタイミング
チャートである。
【0003】この図7において、29は圧縮機、30は
この圧縮機29の圧縮部、30aはこの圧縮部30の旋
回スクロール、30bはこの圧縮部30の固定スクロー
ル、31は吸入管路、32は吐出配管、33は圧縮機2
9を駆動するモータ、34は圧縮機電源回路、35は制
御装置、36は吸入管路31内に設けられたフロースイ
ッチなどで構成され、圧縮機29内の冷媒液量が設定量
以上になると出力信号を出す冷媒液量検知手段である。
【0004】また、図8において、(a)は、モータ3
3の巻線とその巻線を流れる電流との関係を示す。な
お、この図に示すように、W相を欠相としてU相とV相
とのみに電流Iと電流I’を交互に間隔をおいて流して
いる。また、(b)はその電流の通電状態を示すタイミ
ングチャートである。
【0005】次に、この構成における動作について説明
する。まず、制御装置35が、圧縮機29の停止中に冷
媒液量検知手段36からの出力をチェックし、その出力
が所定の時間以上連続してあるか否かを判断する。次
に、この判断結果で、冷媒液量検知手段36からの出力
が所定時間以上連続してあると判断された場合、制御装
置35はモータ33の巻線に、図8に示すような微弱の
高周波欠損電流が流れるように圧縮機電源回路34を制
御するので、この制御により、モータ33の巻線は温度
上昇し、暖かくなるため、これによって圧縮機29の潤
滑油に寝込んだ冷媒は暖められ、ガス化されて潤滑油か
ら出て行くので、潤滑油に寝込んだ冷媒の液面は減少す
る。次に、この減少した冷媒液面を冷媒液量検知手段3
6が検知して制御装置35へ出力するので、制御装置3
5は圧縮機29を駆動する。
【0006】また、特開昭59−113284号公報に
おいて、圧縮機始動時に圧縮機が回転しない程度の低い
周波数または直流の電源電圧を一定時間印加し、その後
電源周波数を上昇させて始動する技術が開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の冷凍機においては、運転前の圧縮機潤滑油に寝込
んだ冷媒に起因して発生するオイル圧縮から圧縮機を保
護するものの、運転中の圧縮機へ戻る液冷媒、所謂液バ
ックによって圧縮機が損傷するという問題点があった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、運転中の所定値以上の液バッ
クに起因して発生する圧縮機の損傷を回避すると共に、
液バックした冷媒液をガス化して運転する信頼性の高い
冷凍機を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明における冷凍機
は、加熱手段を具備する圧縮機、凝縮器、減圧器、及び
蒸発器が順次配管で接続された冷凍機において、前記圧
縮機に吸入される冷媒の液比率を検知する冷媒液比率検
知手段と、この液比率検知手段の検知結果に基づいて、
前記冷媒の液比率が所定値以上になった時、前記圧縮機
を停止させると共に、前記加熱手段を動作させて前記圧
縮機の温度が所定の温度になるように制御する制御手段
と、を備えたものである。
【0010】また、前記加熱手段が、前記圧縮機に内臓
された電動機から成り、この電動機へ前記制御手段が拘
束電圧を供給して前記圧縮機を停止させながら前記圧縮
機の温度が所定の温度になるように制御する
【0011】また、前記加熱手段が、前記圧縮機に取り
付けられ、当該圧縮機の潤滑油を温める電熱器から成
り、この電熱器を前記制御手段が動作させて前記圧縮機
の温度が所定の温度になるように制御するものである。
【0012】また、前記制御手段が、前記加熱手段を動
作させて前記圧縮機の温度が所定の温度になるようにす
る時、前記蒸発器に取り付けられた除霜ヒータを動作さ
せるものである。
【0013】また、前記制御手段が、前記加熱手段を動
作させて前記圧縮機の温度が所定の温度になるように制
御する時、前記蒸発器の送風機を駆動させるものであ
る。
【0014】また、前記制御手段が、前記加熱手段を動
作させて前記圧縮機の温度が所定の温度になるようにす
る時、前記凝縮器の冷媒が前記蒸発器へ流れないように
前記減圧器を閉じるものである。
【0015】また、前記蒸発器と前記圧縮機との間に設
けられ、前記冷媒を液冷媒とガス冷媒とに分離するアキ
ュムレータと、このアキュムレータと前記圧縮機とを接
続する冷媒配管と並列に設けられ、当該アキュムレータ
の底部と前記圧縮機の油留室とを連結してヘッド差によ
り前記底部の潤滑油を前記油留室へ戻す油戻し配管と、
この油戻し配管に設けられ、前記潤滑油の流れを調整す
る制御弁と、を備え、前記制御手段が、前記圧縮機の温
度が所定の温度になるように制御する時、前記制御弁を
開くものである。
【0016】また、前記制御手段が、前記圧縮機の温度
が所定の温度になった時、前記圧縮機を駆動させるもの
である。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1における冷凍機の構成図である。なお、
この図の実線は冷媒系統、点線は電気系統の流れを示
す。
【0018】この図1において、1は冷媒を吸入して圧
縮する圧縮機、2はこの圧縮機1を駆動する圧縮機電源
装置である。なお、圧縮機1は、圧縮機電源装置2によ
り運転される電動機である圧縮機モータ1aと、この圧
縮機モータ1aにより駆動されて冷媒を圧縮する圧縮部
1bと、圧縮機全体の外殻である圧縮機シェル1cと、
で構成されている。また、3は圧縮機1から吐出された
冷媒を冷却する凝縮器、4はこの凝縮器3で冷却された
凝縮冷媒を減圧する膨張弁・キャピラリーチューブ等の
減圧器、5はこの減圧器4で減圧された冷媒と冷凍庫内
の空気等とを熱交換させて冷媒を気化する蒸発器であ
り、これらの圧縮機1、凝縮器3、減圧器4、及び蒸発
器5が順次配管で接続されて、冷媒回路が構成される。
【0019】また、7は蒸発器5と圧縮機1との間の吸
入冷媒路6に設けられ、この吸入冷媒路6を流れる冷媒
の湿り度(冷媒の液比率)を検知する冷媒液比率検知手
段、8は圧縮機のシェル1c等に取り付けられ、圧縮機
の温度を検知する圧縮機温度検知手段、9は冷媒液比率
検知手段8の検知結果に基づいて液バックの有無、即ち
検知冷媒の液比率が所定値以上か否かを判定する判定手
段、10はこの判定手段9の判定結果から、冷媒の液比
率が所定値以上になった時、圧縮機を停止させると共
に、加熱手段を動作させて圧縮機の温度が所定の温度に
なるように、即ち、液冷媒が気化するように制御する制
御手段である。
【0020】なお、ここで言う加熱手段としては、圧縮
機に内臓された電動機1a、あるいは圧縮機の潤滑油を
温めるために取り付けられたクランクケースヒータ、あ
るいは、別途設けられたヒータ(電熱器)のいずれでも
良いが、以下の説明では、圧縮機に内臓された電動機1
aを代表例として説明する 。
【0021】次に、図1の冷凍機の動作について説明す
る。まず、冷凍機が運転されると、冷媒は圧縮機1で圧
縮され、高温高圧のガスとなって凝縮器3へ流れ、ここ
で凝縮され、高圧の液となり、減圧器4で減圧され、低
圧の気・液混合の冷媒となって蒸発器5に流れ、ここで
液冷媒は蒸発し、全てガス状態となって圧縮機1に吸入
され、再び同じ動作を繰り返す。この動作状態では、圧
縮機1に吸入される冷媒は常にガス状態、即ち、湿り度
0(乾き度1)の冷媒しか吸入されないため、冷媒液比
率検知手段8は液バック無の信号、即ち、液比率が所定
値以下である信号を判別手段9に送信するので、判別手
段9は液バック無、即ち、所定値以下であると判定し、
その判定結果を制御手段10に送信するため、制御手段
10は圧縮機1の運転を継続する。
【0022】しかし、冷却負荷や運転条件の急変等によ
り、減圧器の冷媒流量の調整が上手く行かず、蒸発器5
で液冷媒を全てガス化できなかったりする場合、即ち、
多量の液冷媒が吸入配管6を通過して圧縮機1に吸入さ
れる所謂液バック時には、この液バック状態の冷媒の液
比率を冷媒液比率検知手段8が検知して判別手段9へ送
信するので、判別手段9は圧縮機1の破損に繋がる液バ
ックであるか否か、即ち、検知結果が所定値以下か以上
かを判定し、その判定結果を制御手段10に送信する。
【0023】次に、この送信された判定結果が所定値以
下の時は、圧縮機1を破損させるほどの液バックでは無
いと判断して、制御手段10は圧縮機1の運転を継続す
る。しかし、所定値以上の時は、制御手段10は圧縮機
1の運転を停止すると共に、加熱手段としての圧縮機1
のモータ1aに拘束電圧を供給して圧縮機1を停止させ
ながら無効電力によって圧縮機1を暖める。言い換えれ
ば、圧縮機モータ1aが始動しない程度の微弱な電流を
モータ1aに流し、この電流による巻線の発熱によって
圧縮機1を暖め、液バックした液冷媒を暖めて気化させ
る。
【0024】なお、この動作により、圧縮機1が暖まっ
て所定の温度に達して圧縮機に吸入された液冷媒がガス
化すると、圧縮機1に取り付けられた圧縮機温度検知手
段8が、この液冷媒がガス化したことを検知温度からを
検知して制御手段10にその検知結果を送信するので、
制御手段10はモータに供給していた拘束電圧を解除
し、即ち電熱器への通電を解除し、通常の運転電圧を供
給して圧縮機1を駆動させる。従って、圧縮機1はガス
化された冷媒を圧縮することになる。
【0025】以上説明したように、圧縮機に吸入される
冷媒の液比率を冷媒液比率検知手段が検知し、この検知
結果に基づいて、冷媒の液比率が所定値以上になった
時、制御手段が圧縮機を停止させると共に、加熱手段を
動作させて圧縮機の温度が所定の温度になるように制御
するので、所定値以上の液バックに起因して発生する圧
縮機の損傷を回避すると共に、圧縮機に吸入された液冷
媒をガス化するようになるため、運転時及び再運転時の
液冷媒によるトラブルを防止した信頼性の高い冷凍機が
得られる。
【0026】なお、この時、圧縮機に内臓された電動機
を加熱手段として活用すると、制御手段が電動機へ拘束
電圧を供給するだけで、圧縮機を停止させながら液冷媒
を気化するようになるため、構成部品が少なく、経済的
で、液冷媒によるトラブルを防止した信頼性の高い冷凍
機が得られる。
【0027】また、圧縮機の潤滑油を温めるために取り
付けられたクランクケースヒータを加熱手段として活用
すると、構成部品が少なく、経済的で、液冷媒によるト
ラブルを防止した信頼性の高い冷凍機が得られる。
【0028】また更に、図3に示すように、制御手段
が、圧縮機1の運転を停止し、電熱器を動作させて圧縮
機の温度が所定の温度になるように制御する時、蒸発器
に取り付けられた除霜ヒータ21又は蒸発器用送風機1
8のいずれかを動作させるようにすると、圧縮機1に吸
入された液冷媒が気化すると共に、蒸発器内の液冷媒も
除霜ヒータの加熱エネルギー、或いは、送風機が送風す
る庫内空気エネルギーにより気化するようになるため、
特に、再運転時の蒸発器からの液冷媒によるトラブルを
防止した信頼性の高い冷凍機が得られる。
【0029】また、制御手段10が、以上説明したよう
な電熱器を動作させて圧縮機の温度が所定の温度になる
ように制御をしている時、凝縮器の冷媒が蒸発器へ流れ
ないように、例えば、減圧器3としての開閉機能を有す
る電気式膨張弁23を閉じたり、或いは減圧器に開閉機
能を有する手段を付与して閉じたりすると、凝縮器の冷
媒が蒸発器へ流れないようになるので、蒸発器内の液冷
媒が確実に気化されや易くなるため、特に、再運転時の
蒸発器からの液冷媒によるトラブルを防止した信頼性の
高い冷凍機が得られる。
【0030】また、制御手段が、圧縮機の温度が所定の
温度になった時、圧縮機を駆動させるので、特に、再運
転時の液冷媒によるトラブルを確実に防止して安定した
運転をする信頼性の高い冷凍機が得られる。
【0031】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2の冷凍機の構成図であり、この図に示すように、
この実施の形態2においては、実施の形態1における蒸
発器5と圧縮機1との間にアキュムレータ等の気液分離
器11を設置、付加すると共に、このアキュムレータ1
1の底部と圧縮機1のクランクケース室(油溜室)とを
制御弁13を介して結ぶ油戻し配管12を付加した構成
にし、制御手段14が、圧縮機1へ吸入される冷媒の液
比率が所定値以上になって圧縮機を停止させ、加熱手段
を動作させて圧縮機の温度が所定の温度になるように制
御する時、制御弁13を開くものである。なお、アキュ
ムレータ11の底部は圧縮機1のクランクケース室より
も高い所に配置され、このヘッド差によって制御弁13
を開くことにより、アキュムレータ11の底部に溜まっ
た潤滑油(冷凍機油)が圧縮機1のクランクケース室へ
戻るように構成している。
【0032】次に、この動作を図2を用いて詳細説明す
る。まず、冷凍機が運転されると、冷媒は圧縮機1で圧
縮され、高温高圧のガスとなって凝縮器へ流れ、ここで
凝縮され、高圧の液となり、減圧器4で減圧され、低圧
の気・液混合の冷媒となって蒸発器5に流れ、ここで液
冷媒は蒸発し、全てガス状態となってアキュムレータ1
1を介して圧縮機1に吸入され、再び同じ動作を繰り返
す。
【0033】なお、この動作状態では、圧縮機1に吸入
される冷媒は常にガス状態、即ち、湿り度0(乾き度
1)の冷媒しか吸入されないため、冷媒液比率検知手段
8は液バック無の信号、即ち、液比率が所定値以下であ
る信号を判別手段9に送信するので、判別手段9は液バ
ック無、即ち、所定値以下であると判定し、その判定結
果を制御手段10に送信するため、制御手段10は圧縮
機1の運転を継続しながら所定時間毎に制御弁13を開
き、アキュムレータ11の底部に溜まった潤滑油(冷凍
機油)をヘッド差により圧縮機1のクランクケース室へ
戻しながら運転を繰り返す。
【0034】しかし、冷却負荷や運転条件の急変等によ
り、減圧器の冷媒流量の調整が上手く行かず、蒸発器5
で液冷媒を全てガス化できなかったりする場合、即ち、
多量の液冷媒が吸入配管6を通ってアキュムレータ11
へ流れ、ここで気液分離され、できるだけガス冷媒が圧
縮機1へ流れるようにするものの、この状態が継続して
液冷媒がアキュムレータ11へ連続して流れ込むと、や
がて、アキュムレータ11の容量をオーバーし、即ちオ
ーバーフローして液冷媒が圧縮機1へ流れる。
【0035】次に、この圧縮機1へ流れる液冷媒の液比
率を冷媒液比率検知手段8が検知して判別手段9へ送信
するので、判別手段9は圧縮機1の破損に繋がる液バッ
クであるか否か、言い換えれば、検知した液冷媒の液比
率が所定値以下か以上かを判定し、その判定結果を制御
手段10に送信する。
【0036】従って、制御手段10は、この送信された
判定結果に基づいて、検知結果が所定値以下の時は、前
述したように、圧縮機1を損傷するような状況ではない
と判断して、制御手段10は圧縮機1の運転を継続す
る。しかし、所定値以上の時は、制御手段10は圧縮機
1の運転を停止し、油戻し配管に設けられた制御弁を開
いてアキュムレータ11の底部に溜まった潤滑油と液冷
媒とを圧縮機1のクランクケースの油溜室にヘッド差に
より導き、この導いた潤滑油と液冷媒並びに前述の圧縮
機1に吸入された液冷媒とを加熱手段としての電熱器に
よって暖める。
【0037】次に、この一連の動作により、圧縮機1が
所定温度まで暖まり、圧縮機に流れた液冷媒がガス化し
たことを圧縮機温度検知手段8が検知温度から検知する
と、その検知結果を制御手段10に送信するので、制御
手段10は圧縮機1を駆動させる。従って、圧縮機1は
ガス化された冷媒を圧縮する。なお、この時仮に、機器
の応答速度や運転条件の変化等によって、蒸発器で冷媒
液がガスされずに流れても、この冷媒液はアキムレータ
で分離され、貯留されることになるため、再運転時には
確実にガス化された冷媒を圧縮機1は圧縮することにな
る。
【0038】また、この一連の電熱器の加熱動作として
は、例えば、圧縮機1の電動機1aに拘束電圧を供給し
て圧縮機1を停止させながら無効電力によって圧縮機1
を暖めたり、言い換えれば、圧縮機モータ1aが始動し
ない程度の微弱な電流をモータ1aに流し、この電流に
よる巻線の発熱によって圧縮機1を暖め、液バックした
液冷媒やアキュムレータ11からの液冷媒を暖めて気化
させたり、或いは、圧縮機の潤滑油を温めるために取り
付けられたクランクケースヒータで暖めて気化させた
り、別途圧縮機に設けられたヒータで暖めて気化させる
ようにしても良い。
【0039】以上説明したように、アキュムレータを介
して圧縮機に吸入される冷媒の液比率を冷媒液比率検知
手段が検知し、この検知結果に基づいて、冷媒の液比率
が所定値以上になった時、制御手段が圧縮機を停止さ
せ、加熱手段を動作させて圧縮機の温度が所定の温度に
なるようにすると共に、アキュムレータの底部と圧縮機
の油留室とを連結する油戻し配管の制御弁を開くので、
運転中の連続した液冷媒の戻りによる所定値以上の液バ
ックに起因して発生する圧縮機の損傷を回避すると共
に、圧縮機に吸入された液冷媒及びアキュムレータの液
冷媒をガス化するようになるため、更に確実に、運転時
及び再運転時の液冷媒によるトラブルを防止した信頼性
の高い冷凍機が得られる。
【0040】また、制御手段が、圧縮機の温度が所定の
温度になった時、圧縮機を駆動させるので、圧縮機に吸
入された液冷媒及びアキュムレータの液冷媒をガス化し
てから運転するようになるため、更に確実に、再運転時
の液冷媒によるトラブルを防止して安定した運転をする
信頼性の高い冷凍機が得られる。
【0041】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0042】圧縮機に吸入される冷媒の液比率を冷媒液
比率検知手段が検知し、この検知結果に基づいて、冷媒
の液比率が所定値以上になった時、制御手段が圧縮機を
停止させると共に、加熱手段を動作させて圧縮機の温度
が所定の温度になるように制御するので、所定値以上の
液バックに起因して発生する圧縮機の損傷を回避すると
共に、圧縮機に吸入された液冷媒をガス化するようにな
るため、運転時及び再運転時の液冷媒によるトラブルを
防止した信頼性の高い冷凍機が得られる。
【0043】また、加熱手段が、圧縮機に内臓された電
動機から成り、この電動機へ制御手段が拘束電圧を供給
して圧縮機を停止させながら圧縮機の温度が所定の温度
になるように制御するので、制御手段が電動機へ拘束電
圧を供給するだけで、圧縮機を停止させながら液冷媒を
気化するようになるため、構成部品が少なく、経済的
で、液冷媒によるトラブルを防止した信頼性の高い冷凍
機が得られる。
【0044】また、加熱手段が、圧縮機に取り付けら
れ、当該圧縮機の潤滑油を温める電熱器から成り、この
電熱器を制御手段が動作させて前記圧縮機の温度が所定
の温度になるように制御するので、構成部品が少なく、
経済的で、液冷媒によるトラブルを防止した信頼性の高
い冷凍機が得られる。
【0045】また、制御手段が、加熱手段を動作させて
圧縮機の温度が所定の温度になるようにする時、蒸発器
に取り付けられた除霜ヒータを動作させるので、蒸発器
内の液冷媒も気化するため、特に、再運転時の蒸発器か
らの液冷媒によるトラブルを防止した信頼性の高い冷凍
機が得られる。
【0046】また、制御手段が、加熱手段を動作させて
圧縮機の温度が所定の温度になるように制御する時、蒸
発器の送風機を駆動させるので、蒸発器内の液冷媒も気
化するため、特に、再運転時の蒸発器からの液冷媒によ
るトラブルを防止した信頼性の高い冷凍機が得られる。
【0047】また、制御手段が、加熱手段を動作させて
圧縮機の温度が所定の温度になるように制御をしている
時、凝縮器の冷媒が蒸発器へ流れないように減圧器を閉
じるので、蒸発器内の液冷媒が確実に気化されるため、
特に、再運転時の蒸発器からの液冷媒によるトラブルを
防止した信頼性の高い冷凍機が得られる。
【0048】また、アキュムレータを介して圧縮機に吸
入される冷媒の液比率を冷媒液比率検知手段が検知し、
この検知結果に基づいて、冷媒の液比率が所定値以上に
なった時、制御手段が圧縮機を停止させ、加熱手段を動
作させて圧縮機の温度が所定の温度になるようにすると
共に、アキュムレータの底部と圧縮機の油留室とを連結
する油戻し配管の制御弁を開くので、運転中の連続した
液冷媒の戻りによる所定値以上の液バックに起因して発
生する圧縮機の損傷を回避すると共に、圧縮機に吸入さ
れた液冷媒及びアキュムレータの液冷媒をガス化するよ
うになるため、更に確実に、運転時及び再運転時の液冷
媒によるトラブルを防止した信頼性の高い冷凍機が得ら
れる。
【0049】また、制御手段が、圧縮機の温度が所定の
温度になった時、圧縮機を駆動させるので、特に、再運
転時の液冷媒によるトラブルを確実に防止して安定した
運転をする信頼性の高い冷凍機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における冷凍機の概略構成図。
【図2】 実施の形態2における冷凍機の概略構成図。
【図3】 実施の形態1におけるその他の冷凍機の構成
図。
【図4】 実施の形態1におけるその他の冷凍機の構成
図。
【図5】 従来の液圧縮保護制御を示す構成のブロック
図。
【図6】 従来の液圧縮保護制御に係る高周波欠相電流
状態を示すモータ巻線の模式図およびタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
1 圧縮機、 1a 圧縮機モータ、 1b 圧縮部、
1c 圧縮機シェル、 2 圧縮機電源装置、 3
凝縮器、 4 減圧器、 5 蒸発器、 6吸入配管、
7 冷媒液比率検知手段、 8 圧縮機温度検知手
段、 9 判定装置、 10 冷凍機制御装置、 11
アキュムレータ、 12 油戻し配管、 13 電磁
弁、 15 クランクケースヒータ、 16 蒸発器温
度検知センサー、 17 冷凍庫、 18 蒸発器用送
風機、 19 庫内温度検知センサー、 20 冷凍機
制御装置、 21 デフロストヒータ、 23 電気式
膨張弁。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段を具備する圧縮機、凝縮器、減
    圧器、及び蒸発器が順次配管で接続された冷凍機におい
    て、前記圧縮機に吸入される冷媒の液比率を検知する冷
    媒液比率検知手段と、この液比率検知手段の検知結果に
    基づいて、前記冷媒の液比率が所定値以上になった時、
    前記圧縮機を停止させると共に、前記加熱手段を動作さ
    せて前記圧縮機の温度が所定の温度になるように制御す
    る制御手段と、を備えたことを特徴とする冷凍機。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段が、前記圧縮機に内臓され
    た電動機から成り、この電動機へ前記制御手段が拘束電
    圧を供給して前記圧縮機を停止させながら前記圧縮機の
    温度が所定の温度になるように制御することを特徴とす
    る請求項1に記載の冷凍機。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段が、前記圧縮機に取り付け
    られ、当該圧縮機の潤滑油を温める電熱器から成り、こ
    の電熱器を前記制御手段が動作させて前記圧縮機の温度
    が所定の温度になるように制御することを特徴とする請
    求項1に記載の冷凍機。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、前記加熱手段を動作さ
    せて前記圧縮機の温度が所定の温度になるようにする
    時、前記蒸発器に取り付けられた除霜ヒータを動作させ
    ることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記
    載の冷凍機。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、前記加熱手段を動作さ
    せて前記圧縮機の温度が所定の温度になるように制御す
    る時、前記蒸発器の送風機を駆動させることを特徴とす
    る請求項1から3までのいずれかに記載の冷凍機。
  6. 【請求項6】 前記制御手段が、前記加熱手段を動作さ
    せて前記圧縮機の温度が所定の温度になるようにする
    時、前記凝縮器の冷媒が前記蒸発器へ流れないように前
    記減圧器を閉じることを特徴とする請求項1から5まで
    のいずれかに記載の冷凍機。
  7. 【請求項7】 前記蒸発器と前記圧縮機との間に設けら
    れ、前記冷媒を液冷媒とガス冷媒とに分離するアキュム
    レータと、このアキュムレータと前記圧縮機とを接続す
    る冷媒配管と並列に設けられ、当該アキュムレータの底
    部と前記圧縮機の油留室とを連結してヘッド差により前
    記底部の潤滑油を前記油留室へ戻す油戻し配管と、この
    油戻し配管に設けられ、前記潤滑油の流れを調整する制
    御弁と、を備え、前記制御手段が、前記圧縮機の温度が
    所定の温度になるように制御する時、前記制御弁を開く
    ことを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載
    の冷凍機。
  8. 【請求項8】 前記制御手段が、前記圧縮機の温度が所
    定の温度になった時、前記圧縮機を駆動させることを特
    徴とする請求項1から7までのいずれかに記載の冷凍
    機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN115218571A (zh) * 2022-07-28 2022-10-21 重庆建设车用空调器有限责任公司 改善压缩机液积造成压缩机损坏的方法

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