JP2000274982A - 熱交換器及びそれを用いた空調冷凍装置 - Google Patents

熱交換器及びそれを用いた空調冷凍装置

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JP2000274982A
JP2000274982A JP11077637A JP7763799A JP2000274982A JP 2000274982 A JP2000274982 A JP 2000274982A JP 11077637 A JP11077637 A JP 11077637A JP 7763799 A JP7763799 A JP 7763799A JP 2000274982 A JP2000274982 A JP 2000274982A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通風抵抗が小さくかつ伝熱性能の良好な熱交
換器、およびこの熱交換器を用いて冷媒使用量の削減を
図った空調冷凍装置を提供すること。 【解決手段】 多数平行に配置されその間を気体が流動
する複数の板状フィンと、この各板状フィンへ直角に挿
入され、内部を作動流体が通過し、気体の通過する方向
に対して直角方向の段方向へ複数段設けられとともに気
体通過方向の列方向に複数列設けられた外径D(3≦D
≦7mm)の伝熱管と、板状フィン面上に設けられ、気体
の流れに対向して開口部を有する切り起こしとを備え、
伝熱管の段方向の段ピッチDpを2D≦Dp≦3Dと
し、伝熱管の列方向の列ピッチLpを2D≦Lp≦3.
5Dとし、板状フィンのフィンピッチFpを0.5D≦
Fp≦0.7Dとし、板状フィンのフィン厚さFtを6
≦Fp/Ft≦18としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷媒と気体等と
の流体間での熱交換を行うための熱交換器、及びそれを
用いた空調冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えば特開昭63−3188
号公報に開示された空調冷凍装置に用いられるフィンチ
ューブ型熱交換器を示す部分側面図である。この熱交換
器は、プレートフィンチューブ型と一般に呼ばれるもの
で、一定間隔で配置されその間を空気が流れる(図中に
矢印で風向きを示した)板状フィン1と、この各板状フ
ィン1へ直角に挿入され、内部に冷媒が流れる伝熱管2
とを有し、伝熱管2の気体通過方向に対して直角方向の
段方向に隣接するもの同士の間の板状フィン1面には、
切り起こし3群が設けられている。
【0003】近年、地球温暖化防止の観点から空調冷凍
装置の省エネルギー化や作動流体として使用する冷媒量
の削減が強く求められ、この種の熱交換器にも高性能化
と内容積の小型化が要求されている。一方快適性を確保
するため騒音増加抑制の観点から気体の通過風速は低く
抑えられており、伝熱管内部の熱伝達率に対して空気側
の熱伝達率は低い。そこで空気側の伝熱面積を増加させ
ることにより、空気側伝熱向上を図っている。
【0004】しかし、熱交換器小形化の要求や設置スペ
ースの限界から、熱交換器の段方向の設置数や伝熱管長
手方向の長さを変えて熱交換器を大型化し伝熱面積を増
加させるのではなく、伝熱管径を小さくしたり、またフ
ィンピッチを狭めるか伝熱管の列方向の設置列数を増加
させて、熱交換器の伝熱面積を増加させる手法が採用さ
れる。
【0005】以前は、例えば伝熱管径は10mm程度、フ
ィンピッチは1.5mm程度まで、また列数は2列の熱交
換器が製品化されていたが、最近では伝熱管径は7mm程
度まで、フィンピッチは1.1mm程度まで狭められてお
り、また列数も3列以上の熱交換器が製品化されてい
る。
【0006】図12においては、伝熱管外径Doが3mm
≦Do≦7.5mmの範囲にあり、かつ伝熱管2の気体通
過方向の列ピッチL1が1.2Do≦L1≦1.8Do
の範囲にあり、かつ伝熱管2の気体通過方向に対して直
角方向(段方向)の段ピッチBが2.6Do≦L2≦
3.5Doの範囲にあることが前記公報に記載されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
フィンチューブ型熱交換器が記載された特開昭63−3
188号公報では、フィンピッチやフィンの厚さについ
ては言及していない。例えばフィンピッチを1.1mm程
度まで狭くした場合、従来の熱交換器では伝熱管2の気
体通過方向の列ピッチL1が小さすぎ、空気流の圧力損
失が極端に増大し、送風機駆動力の増加や騒音値の増大
を招き、空調冷凍装置の省エネルギー化に逆行し、かつ
快適性確保が困難になるという問題点があった。
【0008】また、伝熱面積の拡大を列数の増加により
達成しようとする場合、例えば2列から3列の熱交換器
にすると、空気流の圧力損失が約1.5倍に増大し、フ
ィンピッチを狭めたのと同様、送風機駆動力の増加や騒
音値の増大を招き、空調冷凍装置の省エネルギー化に逆
行し、快適性確保が難しいという問題点があった。
【0009】さらに、上述の従来のフィンチューブ型熱
交換器が記載された特開昭63−3188号公報では、
熱交換器の内容積についても言及していない。同公報に
示されている伝熱管外径、列ピッチ、段ピッチとする
と、熱交換器における伝熱管の配置密度がかえって上昇
し、熱交換器の内容積が大きくなり、冷媒使用量が増大
し地球温暖化防止の観点に反する。
【0010】また空調冷凍装置は、室内熱交換器と室外
熱交換器が組み合わせて使われるので、どちらか片方の
熱交換器の内容積だけ小さくすればよいわけでなく、そ
れぞれの内容積を小さくし、冷媒使用量の削減を図る必
要がある。加えて空調冷凍装置はヒートポンプタイプと
しても用いられるので、冷房運転、暖房運転に必要な冷
媒量をそれぞれ削減し、かつその差がゼロとなるように
室内熱交換器と室外熱交換器の内容積を設計する必要が
ある。
【0011】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、通風抵抗が小さくかつ伝熱性能
の良好な熱交換器、およびこの熱交換器を用いて冷媒使
用量の削減を図った空調冷凍装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る熱交換器
は、多数平行に配置されその間を気体が流動する複数の
板状フィンと、この各板状フィンへ直角に挿入され、内
部を作動流体が通過し、気体の通過する方向に対して直
角方向の段方向へ複数段設けられるとともに気体通過方
向の列方向に複数列設けられた外径D(3≦D≦7mm)
の伝熱管と、板状フィン面上に設けられ、気体の流れに
対向して開口部を有する切り起こしとを備え、伝熱管の
段方向の段ピッチDpを2D≦Dp≦3Dとし、伝熱管
の列方向の列ピッチLpを2D≦Lp≦3.5Dとし、
板状フィンのフィンピッチFpを0.5D≦Fp≦0.
7Dとしたものである。
【0013】また、多数平行に配置されその間を気体が
流動する複数の板状フィンと、この各板状フィンへ直角
に挿入され、内部を作動流体が通過し、気体の通過する
方向に対して直角方向の段方向へ複数段設けられるとと
もに気体通過方向の列方向に複数列設けられた外径D
(3≦D≦7mm)の伝熱管と、板状フィン面上に設けら
れ、気体の流れに対向して開口部を有する切り起こしと
を備え、伝熱管の段方向の段ピッチDpを2D≦Dp≦
3Dとし、伝熱管の列方向の列ピッチLpを2D≦Lp
≦3.5Dとし、板状フィンのフィン厚さFtを6≦F
p/Ft≦18としたものである。
【0014】また、多数平行に配置されその間を気体が
流動する複数の板状フィンと、この各板状フィンへ直角
に挿入され、内部を作動流体が通過し、気体の通過する
方向に対して直角方向の段方向へ複数段設けられととも
に気体通過方向の列方向に複数列設けられた外径D(3
≦D≦7mm)の伝熱管と、板状フィン面上に設けられ、
気体の流れに対向して開口部を有する切り起こしとを備
え、伝熱管の段方向の段ピッチDpを2D≦Dp≦3D
とし、伝熱管の列方向の列ピッチLpを2D≦Lp≦
3.5Dとし、板状フィンのフィンピッチFpを0.5
D≦Fp≦0.7Dとし、板状フィンのフィン厚さFt
を6≦Fp/Ft≦18としたものである。
【0015】この発明に係る空調冷凍装置は、冷媒を作
動流体とし、圧縮機、絞り装置、凝縮熱交換器、蒸発熱
交換器を備え、請求項1〜3何れかに記載の熱交換器を
用いたものである。
【0016】また、冷媒を作動流体とし、圧縮機、四方
弁、絞り装置、室内熱交換器、室外熱交換器を備え、請
求項1〜3何れかに記載の熱交換器を室内熱交換器に用
いたものである。
【0017】また、冷媒を作動流体とし、圧縮機、四方
弁、絞り装置、内容積がViの室内熱交換器、内容積が
Voの室外熱交換器を備え、ViとVoとが1.4≦V
o/Vi≦1.8の関係を満たすものである。
【0018】また、冷媒を作動流体とし、圧縮機、四方
弁、絞り装置、室内熱交換器、室外熱交換器を備え、請
求項1〜3何れかに記載の熱交換器を室内熱交換器に用
いたものにおいて、室内熱交換器の内容積をVi、室外
内熱交換器の内容積をVoとし、ViとVoとが1.4
≦Vo/Vi≦1.8の関係を満たすものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1は実施の形態1を示す図で、熱交換
器の部分側面平面図とその側面図である。図に示すよう
に、板状フィン1と、この板状フィン1に対して垂直に
挿入された伝熱管2とを有し、気体通過方向に対して直
角方向の段方向に隣接する伝熱管間の板状フィン面に切
り起こし3を設けている。
【0020】この実施形態における熱交換器は、板状フ
ィン1の積層方向のピッチFpはFp=0.001m、
フィン厚みFtはFt=0.0001m、熱交換器の気
体通過方向に沿った1列の長さである列ピッチLpはL
p=0.012m、熱交換器の気体通過方向に対して直
角方向の段方向に隣接する伝熱管の中心の距離である段
ピッチDpはDp=0.014m、伝熱管の外径DはD
=0.005m、熱交換器の気体通過方向の列の列数L
nはLn=3である。
【0021】熱交換器の伝熱性能と通風抵抗について、
以上に述べた形状パラメータの定性的傾向について以下
に説明する。列ピッチLp、段ピッチDpを拡大する
と、フィン表面での熱伝達率は向上するが、伝熱管2の
外周からフィン端部までの距離と伝熱との関係で定義さ
れるフィン効率が低下する。また、通風抵抗が減少する
ため、風量増加を図ることができる。一方、列ピッチL
p、段ピッチDpを縮小すると、フィン効率は向上する
が、通風抵抗は増加するため、風量増加を図ることがで
きない。
【0022】また、フィンピッチFpを拡大すると、通
風抵抗が減少するため、風量増加を図ることができる
が、伝熱面積は減少する。一方フィンピッチFpを縮小
すると伝熱面積は増加するが、通風抵抗が増加し、風量
増加を図ることができない。加えてフィン厚さFtを拡
大すると、フィン効率は向上するが、通風抵抗は増加す
る。一方フィン厚さFtを縮小すると、フィン効率は低
下するが、通風抵抗は低減する。以上ように、上述した
形状パラメータには各々最適値があり、これを定量的に
評価するため、以下に述べる手法にて熱交換器の伝熱性
能と通風抵抗を算出する。
【0023】空気と板状フィンの間の熱伝達率α[w/
2・k]は一般に次式で定義される。 α=Nu×λ/De Nu= C1×(Re×Pr× De/Lp/Ln)C2 Re=U× De/ν ここでNuはヌセルト数、Reはレイノルズ数である。
Prはプラントル数、λは空気の熱伝導率、νは空気の
動粘性係数で、それぞれ常温常圧の場合に、Pr=0.
72、λ=0.0261[w/m・ k]、ν=0.00
0016[m2/s]である。また、C1、C2は定数
である。
【0024】ここで代表長さDe[m]を次式にて定義
する。 De=4×(Lp×Dp−π×D2 /4)×(Fp−F
t)/{2×(Lp×Dp−π×D2 /4 )+π×D
×(Fp−Ft)} 板状フィン間の自由通過体積基準の風速U[m/s]
と、熱交換器の前面風速Uf[m/s]とは、以下の式
で定義される。 U=Uf× Lp×Dp×Fp/{(Lp×Dp−π×
2 /4 )×(Fp−Ft)}
【0025】また、フィン効率ηは次式で定義される。 η=1/(1+ψ×α) ψ={(4×Lp×Dp/π)0.5 −D}2 ×(4×L
p×Dp/π)0.5/D0.5 /6/Ft/λf ここでλf[w/m・ k]は板状フィンの熱伝導率であ
る。
【0026】一方、空気と板状フィンの間の通風抵抗Δ
P[Pa]は次式にて定義される。 ΔP=2×F× Lp×Ln×ρ × U2 / De F=C3× De/Lp/Ln+C4× ReC5×(De
/Lp/Ln)1+C5 ここでFは摩擦損失係数で、C3、C4、C5は定数で
ある。またρは空気の密度で、常温常圧の場合に1.2
[kg/m3 ]程度となる。
【0027】また、実施の形態1における熱交換器を空
調冷凍装置に使用した場合の送風機駆動力低減を図るた
め、送風機駆動力を熱交換器の性能評価項目に追加す
る。送風機駆動力Pf[w]は次式にて定義される。 Pf=ΔP×Q ここで、Qは熱交換器を通過する空気流量[kg/s]
であり、伝熱管長手方向の長さをW[m]、段数をDn
とすると、熱交換器の前面風速Uf[m/s]とは、以
下の関係がある。 Uf= Q/ρ/(W×Dp×Dn)
【0028】以下、段ピッチDp、列ピッチLp、フィ
ンピッチFp、フィン厚さFt、伝熱管の外径Dをそれ
ぞれパラメータとしてΔPを計算し、送風機駆動力Pf
一定の条件で空気流量Qを決定して、この時の熱交換器
の熱交換能力Eを算出した。なお熱交換能力は単位温度
差当たりの熱交換量E[w/k]で評価し、次式によ
る。 E=Q×H×ε ε=1−exp(−T) T=Ao×K/(Q×H) K=1/(1/αo+Ao/Ai/αi) αo=1/(Ao/(Ap+η×Af)/α) Ao=Ap+Af ここでH[w/kg・ k]は空気比熱、εは温度効率、
K[w/m2・k]は熱通過率、Ao[m2 ]は熱交換器
の空気側全伝熱面積、Ap[m2 ]は熱交換器の空気側
パイプ伝熱面積、Af[m2 ]は熱交換器の空気側フィ
ン伝熱面積、Ai[m2 ]は熱交換器の冷媒側伝熱面積
であり、熱交換器の形状に依存する寸法、段ピッチD
p、列ピッチLp、フィンピッチFp、フィン厚さF
t、伝熱管の外径Dが決まれば、算出できる値である。
なお熱交換器の管内を流れる流体の熱伝達率αi[w/
2・k] は、一定とする。
【0029】以下、形状パラメータと熱交換能力Eの関
係を図2〜図6に示す。なおこれらの図において、熱交
換量E[w/k]は、段数が1段で、伝熱管長手方向の
長さWが単位長さの時の値である。図2は、伝熱管の外
径D、列ピッチLp、フィンピッチFp、フィン厚さF
tをほぼ最適値の範囲内で一定とし(必ずしも最適値の
範囲内ではない)、段ピッチDp、をパラメータとして
熱交換量Eを計算した結果である。図2より、段ピッチ
Dpが2D≦Dp≦3Dの範囲にあれば、熱交換量Eは
十分に大きく、伝熱特性に優れた熱交換器となる。
【0030】図3は、段ピッチDp、伝熱管の外径D、
フィンピッチFp、フィン厚さFtをほぼ最適値の範囲
内で一定とし(必ずしも最適値の範囲内ではない)、列
ピッチLpをパラメータとして熱交換量Eを計算した結
果である。図3より、列ピッチLpが2D≦Lp≦3.
5Dの範囲にあれば、熱交換量Eは十分に大きく、伝熱
特性に優れた熱交換器となる。
【0031】図4は、列ピッチLp、段ピッチDp、伝
熱管の外径D、フィン厚さFtをほぼ最適値の範囲内で
一定とし(必ずしも最適値の範囲内ではない)、フィン
ピッチFpをパラメータとして熱交換量Eを計算した結
果である。図4より、フィンピッチFpが0.15D≦
Fp≦0.27Dの範囲にあれば、熱交換量Eは十分に
大きく、伝熱特性に優れた熱交換器となる。
【0032】図5は、列ピッチLp、段ピッチDp、伝
熱管の外径D、フィンピッチFpをほぼ最適値の範囲内
で一定とし(必ずしも最適値の範囲内ではない)、フィ
ン厚さFtをパラメータとして熱交換量Eを計算した結
果である。図5より、フィン厚さFtが6≦Fp/Ft
≦18の範囲にあれば、熱交換量Eは十分に大きく、伝
熱特性に優れた熱交換器となる。
【0033】図6は、ほぼ最適値の(必ずしも最適値で
はない)列ピッチLp、段ピッチDp、フィンピッチF
p、フィン厚さFtの範囲において、伝熱管の外径Dを
パラメータとして熱交換量Eを計算した結果である。図
6より、伝熱管外径Dが3mm≦D≦7mmの範囲にあれ
ば、熱交換量Eは十分に大きく、伝熱特性に優れた熱交
換器となる。なお実測結果を図2〜6に白丸で示すが、
いずれにおいても計算結果を精度良く再現している。
【0034】なお、図1には気体通過方向に対して伝熱
管を3列備えた例を示したが、列数は3列に限られたも
のでなく、何列でもよく本発明の効果を奏する。また、
板状フィン面に設けられた切り起こし3は、伝熱管2の
間に3本設けた例を示したが、本数は3本に限定される
ものではなく何本でもよく、また切り起こしがなくても
本発明の効果を奏する。
【0035】また、図7は実施形態1の変形例である熱
交換器の部分側面図である。図7では、1列目に対して
2列目の伝熱管の配置を段ピッチDpの1/2である千
鳥配列でなく、例えば段ピッチDpの1/3としてい
る。このように、伝熱管の配置が千鳥配列でなくても本
発明の効果を奏する。非千鳥配列の熱交換器は、空気流
れ方向に対する伝熱管の投影面積減少により、通風抵抗
が減少する。また伝熱管2の後ろの死水域減少により空
気側伝熱性能が向上する。
【0036】また、作動流体として、空気と冷媒の例を
示したが、他の気体、液体、気液混合流体を用いても、
同様の効を奏する。
【0037】また、伝熱管外径を従来の10[mm]より
小径化しているので、熱交換器の内容積が小さくなり、
管内の作動流体の使用量削減を図ることができる。特に
作動流体として燃焼性があるHC冷媒(ブタン、イソブ
タン、エタン、プロパン、プロピレンなどや、これら冷
媒の数種の混合冷媒)や、毒性があるアンモニア冷媒を
用いる場合、使用量削減を図ることは機器の安全性向上
を図ることができる。
【0038】実施の形態2.図8は実施形態2を示す図
で、空調冷凍装置の冷媒回路図である。図に示す冷媒回
路は、圧縮機11、凝縮熱交換器12、絞り装置13、
及び蒸発熱交換器14により構成されている。上述の実
施の形態1による熱交換器を凝縮熱交換器12または蒸
発熱交換器14、もしくは両方に用いることにより、エ
ネルギ効率の高い空調冷凍装置を実現することができ
る。ここで、エネルギ効率は、次式で定義されるもので
ある。 暖房エネルギ効率=室内熱交換器(凝縮器)能力/全入
力 冷房エネルギ効率=室内熱交換器(蒸発器)能力/全入
【0039】また、図9は実施の形態2の変形例による
空調冷凍装置の冷媒回路図である。図に示す冷媒回路
は、ヒートポンプタイプの空調冷凍装置の例であり、圧
縮機11、四方弁15、室外熱交換器16、絞り装置1
3、室内熱交換器17より構成されている。上述の実施
の形態1による熱交換器を、室外熱交換器16、または
室内熱交換器17、もしくは両方に用いることにより、
エネルギ効率の高い空調冷凍装置を実現することができ
る。
【0040】実施の形態3.図10は実施の形態3を示
す図で、ヒートポンプタイプの空調冷凍装置の冷媒回路
図である。図に示すように、圧縮機11、四方弁15、
室外熱交換器16、絞り装置13、室内熱交換器17に
より構成されている。そして、室外熱交換器16の内容
積をVo、室内熱交換器17の内容積をViとする。以
下、ヒートポンプタイプの空調冷凍装置における、室内
外熱交換器の大きさと、冷房と暖房での必要冷媒量につ
いて述べる。
【0041】ヒートポンプタイプの空調冷凍装置におい
ては、暖房通常運転時、具体的には外気温が7[℃]の
時、室外熱交換器16が着霜せず連続運転できることが
要求される。この時冷媒の蒸発温度が0[℃]以上であ
れば着霜しないため、外気温との温度差が7[℃]以内
となる蒸発熱交換性能を有する室外熱交換器16が必要
となる。ここで熱交換器の性能を表す指標として、単位
温度差あたりの熱交換量G[w/k]を考える。
【0042】暖房能力(=凝縮能力)に対して必要な蒸
発能力は、一般にその2/3〜3/4程度であり、例え
ば暖房能力が4000[w]の空調装置において室外熱
交換器16に要求される蒸発能力を3000[w]と
し、外気温との温度差を7[℃]とすると、G=42
8.6[w/k]である室外熱交換器が必要となる。一
方室内熱交換器17は、室温を20[℃]、凝縮温度を
40[℃]とすると、温度差は20[℃]となり、G=
200[w/k]である室内熱交換器17が必要とな
る。
【0043】従って、ヒートポンプタイプの空調冷凍装
置においては、室内熱交換器17より室外熱交換器16
の方が2倍以上の熱交換能力を有することが要求され
る。これはすなわち、同一性能の熱交換器であれば、室
外熱交換器16は室内熱交換器17の2倍以上の大きさ
が必要となるということである。ここで、例えば凝縮温
度が30[℃]とすると、室温との温度差は10[℃]
となり、G=400[w/k]である室内熱交換器17
が必要となり、室外熱交換器16とほぼ同等の熱交換能
力となるが、室内熱交換器16からの吹出し空気温度は
30[℃]以下となり、体温より低い温度で暖房するこ
とになるので、その風が人間あたった場合不快感を感
じ、快適性の面から考えると凝縮温度は40[℃]程度
が下限値となる。従って、やはり室内熱交換器16より
室外熱交換器17の方が2倍以上の熱交換能力を有する
ことが要求される。
【0044】一方冷房運転時、例えば冷房能力(=蒸発
能力)が3000[w]の空調装置において、室温を2
7[℃]、室内熱交換器の蒸発温度を13[℃]とする
と、温度差は14[℃]となり、G=214.3[w/
k]である室内熱交換器16が必要となる。また、室外
熱交換器17に要求される凝縮能力を4000[w]と
し、外気温を35[℃]、室外熱交換器17の凝縮温度
を45[℃]とすると、温度差は10[℃]となり、G
=400[w/k]である室外熱交換器17が必要とな
る。従って、冷房運転においても室内熱交換器16より
室外熱交換器17の方が2倍程度の熱交換能力を有する
ことが要求され、同一性能の熱交換器であれば、室外熱
交換器17は室内熱交換器16の2倍程度の大きさが必
要となる。
【0045】一般に凝縮器において冷媒過多となると過
冷却度が増大し、冷媒側伝熱性能の低い過冷却液部の伝
熱面積が増大するので熱交換能力が低下する。また冷媒
不足となると過冷却度が減少し、エンタルピ差がとれな
くなるので熱交換能力が低下する。一方、蒸発器におい
ても一般に冷媒過多となると蒸発器出口乾き度が低下
し、エンタルピ差がとれなくなるので熱交換能力が低下
する。また冷媒不足となると蒸発器出口過熱度が増大
し、冷媒側伝熱性能の低い過熱蒸気部の伝熱面積が増大
するので熱交換能力が低下する。従って凝縮器、蒸発器
とも熱交換能力が最大となりエネルギ効率が最も高くな
る最適な冷媒量が存在する。
【0046】一方、実機での冷媒使用量について考える
と、当然ながら内容積が小さい熱交換器の方が、また凝
縮器より蒸発器の方が、冷媒量は少なくなる。ここで同
一性能の熱交換器であれば、室外熱交換器17は室内熱
交換器16の2倍程度の大きさ(=内容積)が必要とな
ることを前述したが、室外熱交換器17が凝縮器となる
冷房運転の方が暖房運転より冷媒使用量が多くなる。よ
ってヒートポンプタイプの空調冷凍装置においては、冷
房運転基準でエネルギ効率が最大となる冷媒量を充填す
ると暖房運転時は冷媒過多となりエネルギ効率が低下す
る。
【0047】また、暖房運転基準でエネルギ効率が最大
となる冷媒量を充填すると冷房運転時は冷媒不足となり
エネルギ効率が低下する。従って熱交換器の性能と内容
積の調整により冷房・暖房ともエネルギ効率が最大とな
る冷媒量を充填しなければならない。
【0048】なお冷媒回路に冷房・暖房の冷媒量差を吸
収する冷媒量調整容器を設ければエネルギ効率が最大と
なる運転は可能であるが、充填する冷媒量は冷房・暖房
で使用量の多い運転に合わせることになり、冷媒量の削
減はできない。また冷媒量調整容器を設けることは、機
器のコストアップにつながり、この容器の収納スペース
も必要となるので機器の小形化にも反することになり、
得策ではない。
【0049】熱交換器内の冷媒存在量Moは、熱交換器
を過熱蒸気部、過冷却液部、二相部の3つの部分に分け
て考えると、それぞれの部分の冷媒存在量Mgsh、M
lsc、Mtpの合計Mo=Mgsh+Mlsc+Mt
pとなる。ここでMgsh、Mlsc、Mtpは、それ
ぞれ次式にて計算される。 Mgsh=Vgsh×ρgsh Mlsc=Vlsc×ρlsc Mtp=Vtp×ρtp ρtp=F×ρg+(1−F)×ρl F=1/{1−S×(ρg/ρl)}+S×(ρg/ρ
l)×LN{Xi+(Xo−Xi)S×(ρg/ρ
l)}/(Xo−Xi)/{1−S×(ρg/ρl)}
2 S=(Ug/Ul)C6 ここで、M[kg]は冷媒存在量、V[m3]は内容
積、ρ[kg/m3]は冷媒密度、U[m/s]は冷媒
流速であり、添え字oは熱交換器全体、gshは過熱蒸
気、lscは過冷却液、tpは二相部、gは飽和蒸気、
lは飽和液である。
【0050】単相部である過熱蒸気部と過冷却液部は、
その時の冷媒状態である過熱度または過冷却度から冷媒
密度を計算し、その部分が占める熱交換器の内容積と合
わせて冷媒量を計算することができる。二相域について
は、ボイド率Fとすべり比Sという無次元数を導入し、
冷媒密度ρtpを計算して冷媒量を計算する。ここでC
6は飽和蒸気冷媒と飽和液冷媒の流速の比、すなわちす
べり比Sを関係づけた定数である。なおXiは二相部入
口乾き度、Xoは二相部出口乾き度である。ここで凝縮
器の場合は、一般にXi=1、Xo=0であり、蒸発器
の場合はVlsc=0である。
【0051】図11は、ある冷媒量の時に室内熱交換器
の内容積Viと室外熱交換器の内容積Voの比Vo/V
iを横軸に取り、その時の冷房と暖房のエネルギ効率を
縦軸に取った特性図である。これは、上述した式に基づ
いて冷媒量と室内熱交換器16の内容積Vi、室外熱交
換器17の内容積Voから、過冷却度と過熱度を計算し
てエネルギ効率を求めた。図11より内容積比Vo/V
iの変化に対して、暖房のエネルギ効率変化は緩やかで
あるが、冷房のエネルギ効率変化は大きく、内容積比V
o/Viが1.4≦Vo/Vi≦1.8の範囲にあれ
ば、冷房暖房ともエネルギ効率は十分に高くなることが
予測される。実機試験結果を白丸にて示すが良い一致を
見ている。
【0052】従って室内外熱交換器16の内容積の調整
により冷房、暖房ともエネルギ効率が最大となる運転が
可能となり、冷房、暖房の冷媒量差を吸収する冷媒量調
整容器を設けなくてくもよく、冷媒量の削減と、機器の
コスト低減、ならびにこの容器の収納スペースも必要と
なるので機器の小形化も達成することができる。この時
熱交換器に実施の形態1に述べた熱交換器を使用すれ
ば、エネルギ効率をさらに高めることができる。
【0053】なお、上述の実施形態1から実施形態3で
述べた熱交換器およびそれを用いた空調冷凍装置につい
ては、HCFC(R22など)やHFC(R116、R
125、R134a、R14、R143a、R152
a、R227ea、R23、R236ea、R236f
a、R245ca、R245fa、R32、R41、R
C318などや、これら冷媒の数種の混合冷媒R407
A、R407B、R407C、R407D、R407
E、R410A、R410B、R404A、R507
A、R508A、R508Bなど)、HC(ブタン、イ
ソブタン、エタン、プロパン、プロピレンなどや、これ
ら冷媒の数種の混合冷媒)、自然冷媒(空気、炭酸ガ
ス、アンモニアなどや、これら冷媒の数種の混合冷
媒)、またこれら冷媒の数種の混合冷媒など、どんな種
類の冷媒を用いても、その効果を達成することができ
る。かつ、燃焼性のあるHC冷媒や毒性のあるアンモニ
ア冷媒を用いる場合、冷媒使用量の削減は装置の安全性
向上を図ることができる。
【0054】なお、上述の実施形態1から実施形態3で
述べた熱交換器およびそれを用いた空調冷凍装置につい
ては、鉱油系、アルキルベンゼン油系、エステル油系、
エーテル油系、フッ素油系など、冷媒と油が溶ける溶け
ないに関わらず、どんな冷凍機油についても、その効果
を達成することができる。特に冷媒との溶解性が0また
は難溶性の冷凍機油については、空調冷凍装置の油循環
率を溶解度以下、もしくは0.5%以下とすることによ
り、その効果を達成することができる。
【0055】
【発明の効果】この発明に係る熱交換器は、伝熱管の外
径Dを3≦D≦7mmとし、伝熱管の段方向の段ピッチD
pを2D≦Dp≦3Dとし、伝熱管の列方向の列ピッチ
Lpを2D≦Lp≦3.5Dとし、板状フィンのフィン
ピッチFpを0.5D≦Fp≦0.7Dとしたので、送
風機駆動力を増加させることなく、伝熱性能が高くかつ
通風抵抗が小さい熱交換器を構成できるため、大幅な熱
交換量向上を達成することができる。
【0056】また、伝熱管の外径Dを3≦D≦7mmと
し、伝熱管の段方向の段ピッチDpを2D≦Dp≦3D
とし、伝熱管の列方向の列ピッチLpを2D≦Lp≦
3.5Dとし、板状フィンのフィン厚さFtを6≦Fp
/Ft≦18としたので、同様に送風機駆動力を増加さ
せることなく、伝熱性能が高くかつ通風抵抗が小さい熱
交換器を構成できるため、大幅な熱交換量向上を達成す
ることができる。
【0057】また、伝熱管の外径Dを3≦D≦7mmと
し、伝熱管の段方向の段ピッチDpを2D≦Dp≦3D
とし、伝熱管の列方向の列ピッチLpを2D≦Lp≦
3.5Dとし、板状フィンのフィンピッチFpを0.5
D≦Fp≦0.7Dとし、板状フィンのフィン厚さFt
を6≦Fp/Ft≦18としたので、さらに送風機駆動
力を増加させることなく、伝熱性能が高くかつ通風抵抗
が小さい熱交換器を構成できるため、大幅な熱交換量向
上を達成することができる。
【0058】この発明に係る空調冷凍装置は、請求項1
〜3何れかに記載の熱交換器を用いたので、送風機駆動
力を増加させることなく、伝熱性能が高くかつ通風抵抗
が小さい熱交換器を構成できるため、大幅な熱交換量向
上を達成し、機器のエネルギ効率を飛躍的に向上させる
ことができる。
【0059】また、冷媒を作動流体とし、請求項1〜3
何れかに記載の熱交換器を室内熱交換器に用いたので、
送風機駆動力を増加させることなく、伝熱性能が高くか
つ通風抵抗が小さい熱交換器を構成できるため、大幅な
熱交換量向上を達成し、機器のエネルギ効率を飛躍的に
向上させることができる。
【0060】また、室内熱交換器の内容積をVi、室外
熱交換器の内容積をVoとすると、ViとVoとが1.
4≦Vo/Vi≦1.8の関係を満たすので、冷媒量の
削減と、機器のコスト低減、ならびに機器の小形化を達
成することができる。
【0061】また、冷媒を作動流体とし、圧縮機、四方
弁、絞り装置、室内熱交換器、室外熱交換器を備え、請
求項1〜3何れかに記載の熱交換器を室内熱交換器に用
いたものにおいて、室内熱交換器の内容積をVi、室外
内熱交換器の内容積をVoとし、ViとVoとが1.4
≦Vo/Vi≦1.8の関係を満たすので、冷媒量の削
減と、機器のコスト低減、ならびに機器の小形化を達成
しつつ、機器のエネルギ効率を飛躍的に向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す図で、熱交換器の部分側
面平面図とその側面図である。
【図2】 実施の形態1を示す図で、伝熱管の段ピッチ
と熱交換量との関係を示す特性図である。
【図3】 実施の形態1を示す図で、伝熱管の列ピッチ
と熱交換量との関係を示す特性図である。
【図4】 実施の形態1を示す図で、フィンピッチと熱
交換量との関係を示す特性図である。
【図5】 実施の形態1を示す図で、フィン厚さと熱交
換量との関係を示す特性図である。
【図6】 実施の形態1を示す図で、伝熱管の外径と熱
交換量との関係を示す特性図である。
【図7】 実施の形態1の変形例を示す図で、熱交換器
の部分側面平面図である。
【図8】 実施の形態2を示す図で、空調冷凍装置の冷
媒回路図である。
【図9】 実施の形態2の変形例を示す図で、空調冷凍
装置の冷媒回路図である。
【図10】 実施の形態3を示す図で、空調冷凍装置の
冷媒回路図である。
【図11】 実施の形態3を示す図で、室内熱交換器と
室外熱交換器との内容積とエネルギ効率との関係を示す
特性図である。
【図12】 従来の熱交換器を示す図で、熱交換器の部
分側面平面図である。
【符号の説明】
1 板状フィン、2 伝熱管、3 切り起こし、11
圧縮機、12 凝縮熱交換器、13 絞り装置、14
蒸発熱交換器、15 四方弁、16 室外熱交換器、1
7 室内熱交換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹下 倫正 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会 社内 (72)発明者 石橋 晃 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会 社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数平行に配置されその間を気体が流動
    する複数の板状フィンと、 この各板状フィンへ直角に挿入され、内部を作動流体が
    通過し、気体の通過する方向に対して直角方向の段方向
    へ複数段設けられるとともに気体通過方向の列方向に複
    数列設けられた外径D(3≦D≦7mm)の伝熱管と、 前記板状フィン面上に設けられ、気体の流れに対向して
    開口部を有する切り起こしとを備え、 前記伝熱管の段方向の段ピッチDpを2D≦Dp≦3D
    とし、 前記伝熱管の列方向の列ピッチLpを2D≦Lp≦3.
    5Dとし、 前記板状フィンのフィンピッチFpを0.5D≦Fp≦
    0.7Dとしたことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 多数平行に配置されその間を気体が流動
    する複数の板状フィンと、 この各板状フィンへ直角に挿入され、内部を作動流体が
    通過し、気体の通過する方向に対して直角方向の段方向
    へ複数段設けられるとともに気体通過方向の列方向に複
    数列設けられた外径D(3≦D≦7mm)の伝熱管と、 前記板状フィン面上に設けられ、気体の流れに対向して
    開口部を有する切り起こしとを備え、 前記伝熱管の段方向の段ピッチDpを2D≦Dp≦3D
    とし、 前記伝熱管の列方向の列ピッチLpを2D≦Lp≦3.
    5Dとし、 前記板状フィンのフィン厚さFtを6≦Fp/Ft≦1
    8としたことを特徴とする熱交換器。
  3. 【請求項3】 多数平行に配置されその間を気体が流動
    する複数の板状フィンと、 この各板状フィンへ直角に挿入され、内部を作動流体が
    通過し、気体の通過する方向に対して直角方向の段方向
    へ複数段設けられとともに気体通過方向の列方向に複数
    列設けられた外径D(3≦D≦7mm)の伝熱管と、 前記板状フィン面上に設けられ、気体の流れに対向して
    開口部を有する切り起こしとを備え、 前記伝熱管の段方向の段ピッチDpを2D≦Dp≦3D
    とし、 前記伝熱管の列方向の列ピッチLpを2D≦Lp≦3.
    5Dとし、 前記板状フィンのフィンピッチFpを0.5D≦Fp≦
    0.7Dとし、 前記板状フィンのフィン厚さFtを6≦Fp/Ft≦1
    8としたことを特徴とする熱交換器。
  4. 【請求項4】 冷媒を作動流体とし、圧縮機、絞り装
    置、凝縮熱交換器、蒸発熱交換器を備えた空調冷凍装置
    において、請求項1〜3何れかに記載の熱交換器を用い
    たことを特徴とする空調冷凍装置。
  5. 【請求項5】 冷媒を作動流体とし、圧縮機、四方弁、
    絞り装置、室内熱交換器、室外熱交換器を備えた空調冷
    凍装置において、請求項1〜3何れかに記載の熱交換器
    を前記室内熱交換器に用いたことを特徴とする空調冷凍
    装置。
  6. 【請求項6】 冷媒を作動流体とし、圧縮機、四方弁、
    絞り装置、内容積がViの室内熱交換器、内容積がVo
    の室外熱交換器を備えた空調冷凍装置において、Viと
    Voとが1.4≦Vo/Vi≦1.8の関係を満たすこ
    とを特徴とする空調冷凍装置。
  7. 【請求項7】 室内熱交換器の内容積をVi、室外内熱
    交換器の内容積をVoとし、ViとVoとが1.4≦V
    o/Vi≦1.8の関係を満たすことを特徴とする請求
    項5記載の空調冷凍装置。
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