JP2000275642A - 液晶表示素子及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示素子及びその製造方法

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JP2000275642A
JP2000275642A JP11079832A JP7983299A JP2000275642A JP 2000275642 A JP2000275642 A JP 2000275642A JP 11079832 A JP11079832 A JP 11079832A JP 7983299 A JP7983299 A JP 7983299A JP 2000275642 A JP2000275642 A JP 2000275642A
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crystal display
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alignment film
alignment
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JP11079832A
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English (en)
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Shoichi Ishihara
將市 石原
Katsuji Hattori
勝治 服部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TN型液晶表示素子でありながら、急峻な電
圧−透過率特性を有し、マルチプレックス駆動に適した
液晶表示素子及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 走査信号電圧が印加される複数のストラ
イプ状走査電極7と、配向膜9とを有する第1基板5
と、記走査電極7と交差するように配置され且つ画像信
号電圧が印加される複数のストライプ状信号電極8と、
信号電極上に形成される配向膜10とを有する第2基板
6と、第1基板5と第2基板6との間に封入され且つ第
1及び第2基板のうちの一方から他方に向かって捻れ配
向状態となっている液晶材料11と、を含むツイステッ
ドネマティック型液晶表示素子である。 液晶材料11
の配向膜9,10に対する表面アンカリング強度が1.
0×10-4J/m2以下とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧−透過率特性
が急峻な、マルチプレックス駆動に適した液晶表示素子
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は薄型で軽量、かつ低消費
電力のディスプレイ素子であり、テレビやビデオなどの
画像表示装置や、モニター、ワープロ、パーソナルコン
ピュータなどのOA機器に広く用いられている。
【0003】これらの液晶表示素子は大別してマルチプ
レックス駆動型液晶表示素子とアクティブマトリクス駆
動型液晶表示素子とに分けられる。安価なディスプレイ
として需要の多いSTN(スーパーツイステッドネマテ
ィック)型液晶表示素子はマルチプレックス駆動型液晶
表示素子に属している。
【0004】ところで、マルチプレックス駆動において
は、オン電圧Von、オフ電圧Voff及び走査線本数Nの
間には、
【数1】 の関係が知られており、走査線本数を上げるため電圧−
透過率特性をより一層急峻にする試みが種々行われてき
た。その一つの典型的な例がSTN型液晶表示素子であ
り、通常液晶捻れ角は240度、あるいはそれ以上の2
40度〜270度に設定されている。更に、用途に応じ
て180度〜240度の液晶捻れ角を有するSTN型液
晶表示素子も少なくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
STN型液晶表示素子は、以下の問題が有している。
【0006】(1)液晶捻れ角が大きいため、低次ツイ
ストの発生を抑制するために液晶材料のカイラルピッチ
を小さくしたり、液晶プレチルト角を高くする必要があ
る。しかしながら、このようにすれば、電圧印加時のス
トライプドメインが発生しやすくなるという問題があ
る。そのため、パネル設計値に際しては、液晶プレチル
ト角の適正な範囲が存在する。通常この範囲はd/p
(d:液晶層厚、p:液晶材料カイラルピッチ)範囲で
規定されるが、液晶材料や配向膜材料の種類により変化
するため、材料選択時の大きな課題となっている。
【0007】(2)また、STN型液晶表示素子におい
ては、液晶捻れ角を大きくするため、カイラル剤の添加
量が多く、それに応じて液晶の粘度が増大し、このため
TN型液晶表示素子よりも応答が遅いという本質的問題
を有している。
【0008】(3)更には、STN型液晶表示素子は複
屈折表示モードを利用しているため、高輝度特性と高コ
ントラスト特性の両立が容易ではない、更に色付きが生
じるという課題も有している。
【0009】本発明は、上記課題に鑑み、TN型液晶表
示素子でありながら、急峻な電圧−透過率特性を有し、
マルチプレックス駆動に適した液晶表示素子及びその製
造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、走査信号電圧が印加される
複数のストライプ状走査電極と、走査電極上に形成され
る配向膜とを有する第1基板と、前記走査電極と交差す
るように配置され且つ画像信号電圧が印加される複数の
ストライプ状信号電極と、信号電極上に形成される配向
膜とを有する第2基板と、第1基板と第2基板との間に
封入され、且つ第1及び第2基板のうちの一方から他方
に向かって捻れ配向状態となっている液晶材料と、を含
むツイステッドネマティック型液晶表示素子であって、
前記液晶材料の前記各配向膜に対する表面アンカリング
強度が1.0×10-4J/m2以下であることを特徴と
する。
【0011】従来のポリイミド樹脂の配向膜を使用する
TN型液晶表示素子の場合、表面アンカリング強度は少
なくとも5×10-4J/m2〜10-3J/m2程度であ
り、これに比べると、表面アンカリング強度を1.0×
10-4J/m2以下とする本発明は、表面アンカリング
強度が弱いことになる。このようにアンカリング強度が
弱いと、電圧印加時において、基板界面近傍の液晶分子
の立ち上がりが容易となる。そのため、TN型の液晶表
示素子でありながら、急峻な電圧−透過率特性が得られ
る。この結果、TN型の液晶表示素子でありながら、マ
ルチプレックス駆動が可能となる。
【0012】また、本発明に係る液晶表示素子は、基本
的にはTN型液晶表示素子であるため、マルチプレック
ス駆動型の液晶表示素子として使用されていたSTN型
液晶表示素子の有する種々の問題を解消できることにな
る。
【0013】尚、表面アンカリング強度を上記のように
規制するのは、少なくとも表面アンカリング強度が1.
0×10-4J/m2以下でないと、マルチプレックス駆
動に適した電圧−透過率特性の急峻性が得られないから
である。
【0014】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の液晶表示素子であって、前記配向膜がポリスチレン誘
導体から成ることを特徴とする。
【0015】上記の如くポリスチレン誘導体で配向膜を
形成した場合、ポリスチレン誘導体の側鎖としてのフェ
ニル基との相互作用により液晶分子が配向する。一方、
従来例のようにポリイミド樹脂を配向膜とする場合に
は、主鎖にある芳香環との相互作用により液晶分子が配
向する。このことは、ポリイミド樹脂から成る配向膜の
場合には、大略的に見れば、配向膜表面全体が液晶分子
の配向規制に寄与しており、一方、ポリスチレン誘導体
から成る配向膜の場合には、側鎖にあるフェニル基のみ
が液晶分子の配向規制に寄与していると見なすことがで
きる。そして、ポポリイミド主鎖(剛直性を有する骨
格)に比べて側鎖に付いているフェニル基は柔軟性を有
している。この結果、ポリスチレン誘導体で配向膜を形
成した場合、従来例の配向膜(ポリイミド膜)に比べて
アンカリング強度が弱くなると考えられる。よって、配
向膜材料としてポリスチレン誘導体を用いることによ
り、1.0×10-4J/m2以下のアンカリング強度と
することが可能となる。
【0016】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の液晶表示素子であって、前記配向膜がポリビニルシン
ナメート誘導体から成り、且つこの配向膜は光配向法に
より配向処理がなれていることを特徴とする。
【0017】上記構成により、表面アンカリング強度を
弱くすることができる。これは、以下の理由によると考
えられる。即ち、ポリビニルシンナメート誘導体を配向
膜とする場合には、側鎖における官能基との相互作用に
より液晶分子が配向すると考えられる。ところが、配向
処理すべくポリビニルシンナメート誘導体に光が照射さ
れると、ポリビニルシンナメート誘導体の側鎖に、光分
解による裂断が生じる。このため、配向処理として光配
向法を用いると、ポリビニルシンナメート誘導体の液晶
分子と相互作用をなす部分の密度が、光照射前の密な状
態から疎の状態となり、この結果、表面アンカリング強
度が弱くなると考えられる。
【0018】また請求項4記載の発明は、請求項1乃至
3の何れかに記載の液晶表示素子であって、液晶捻れ角
がほぼ90度であることを特徴とする。
【0019】上記の如く液晶捻れ角がほぼ90度である
と、光学設計的には複屈折の影響が最も少なくなる。そ
のため、色づきの発生を最も低減することができる。
【0020】また請求項5記載の発明は、請求項1記載
の液晶表示素子の製造方法であって、LB(ラングミュ
ア・ブロジェット)法を用いて、走査電極及び信号電極
の少なくとも一方の電極上に配向膜を成膜する工程を含
むことを特徴とする。
【0021】上記の如くLB法により配向膜を形成する
ことにより、膜厚を格段に薄くすることができる。これ
により、表面アンカリング強度が弱くなる。従って、本
発明による方法により液晶表示素子を製造することによ
り、急峻な電圧−透過率特性を有し、マルチプレックス
駆動に適した液晶表示素子を製造することができる。
【0022】また請求項6記載の発明は、請求項1記載
の液晶表示素子の製造方法であって、光配向法を用い
て、走査電極及び信号電極の少なくとも一方の電極上に
形成された配向膜を配向処理する工程を含むことを特徴
とする。
【0023】上記のように光配向法により得られた配向
膜はアンカリング強度が弱い。これは以下の理由によ
る。即ち、配向膜に紫外光を照射すると、配向膜を構
成する高分子に光分解による裂断が生じる。このため、
アンカリングに寄与する部分の密度が、光照射する前の
状態よりも低下した状態となる。また光配向膜の場合
には、膜の配向秩序度が、ラビング膜に比べて低い。か
かる、により、アンカリング強度が弱まるものと考
えられる。
【0024】尚、配向膜の材料としては、通常使用され
る配向膜材料の範囲内のものであれば、光配向処理によ
りアンカリング強度が1.0×10-4J/m2以下まで
弱くなることは既に知られている。従って、本発明によ
る方法により液晶表示素子を製造することにより、急峻
な電圧−透過率特性を有し、マルチプレックス駆動に適
した液晶表示素子を製造することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】(実施の形態)図1は本発明の実
施の形態に係る液晶表示素子の簡略化した断面図であ
る。この液晶表示素子は、TN型液晶表示素子であっ
て、しかもマルチプレックス駆動方式の液晶表示素子で
ある。以下に、本実施の形態に係る液晶表示素子の構成
を説明する。液晶表示素子は、液晶セル2と、液晶セル
2の外側面にそれぞれ設けられた偏光板3,4とを有す
る。偏光板3,4は、クロスニコルに配置されている。
また、前記液晶セル2は、透明な第1基板5と、第1基
板5に対向して配置される透明な第2基板6と、第1基
板5の内側面に形成されている複数のストライプ状走査
電極7と、第2基板6の内側面に形成されている複数の
ストライプ状信号電極8と、走査電極7の内側面に形成
されている配向膜9と、走査電極8の内側面に形成され
ている配向膜10と、配向膜9,10間に封入された液
晶材料11とから構成されている。尚、図1において、
12はシール材であり、13はスペーサである。
【0026】前記走査電極7及び信号電極8は、例えば
ITOから成る透明電極であり、走査電極7と信号電極
8とは、直交した状態に配置されている。そして、走査
信号により走査電極7が順次選択され、これと共に信号
電極8に画像信号電圧が印加されることにより、選択さ
れた走査電極と信号電極との交点間に存在する液晶材料
11が駆動され、こうしてマルチプレックス駆動がなさ
れる。
【0027】また前記液晶材料11は、ネマティック液
晶であり、第1基板6から第2基板7に向かって90°
捻れた配向状態となっている。尚、捻れ角θは、90°
に限定さるものでなく、120°以下のいずれの角度で
あってもよい。但し、90°に限定した場合、光学設計
上複屈折がでてくる要素が少なく、色付きが少ないとい
う効果を有する。
【0028】また液晶材料11の配向膜に対する表面ア
ンカリング強度は、1.0×10-4J/m2以下とされ
ている。このように通常のTN型液晶表示素子の表面ア
ンカリング強度(5×10-4J/m2〜1×10-3J/
2)よりも小さい表面アンカリング強度とする点が、
本発明の主たる特徴である。このようにアンカリング強
度を弱くすることにより、僅かの電圧印加によって基板
界面近傍に存在する液晶分子が立ち上がってくる。この
ことは、TN型液晶表示素子であるにも拘わらず、γ値
が小さく、電圧−透過率特性が急峻になったことを意味
する。従って、マルチプレックス駆動を実現するが可能
となる。尚、通常のTN型液晶表示素子では、強いアン
カリング強度を有しているため、電圧印加時において基
板界面近傍に存在する液晶分子は配向膜から強く束縛さ
れている。そのため、印加電圧が一定電圧(閾値電圧)
に達しても、中央部に位置する液晶分子は立ち上がり始
めるけれども、基板界面近傍に存在する液晶分子はほと
んど変化しない。そして、更に印加電圧の上昇により液
晶分子の変化が徐々に中央部から基板界面側に伝播して
いく。このような液晶分子の動きにより、通常のTN型
液晶表示素子の電圧−透過率特性は緩やかなものとなっ
ている。従って、通常のTN型液晶表示素子はマルチプ
レックス駆動に適していない。この点に関して、本発明
に係る液晶表示素子は、捻れ角θが通常のTN型液晶表
示素子と同様の120°以下とされているにも拘わら
ず、急峻な電圧−透過率特性を有するため、マルチプレ
ックス駆動が可能となる。
【0029】また、本発明に係る液晶表示素子は、表面
アンカリング強度の点を除いて、基本的にはTN型液晶
表示素子であるため、従来の技術の項において述べたS
TN型液晶表示素子の課題を全て解決することができ
る。具体的に説明すれば、通常のTN型液晶表示素子と
同様の捻れ角であるので、カイラル剤の添加がSTN型
液晶表示素子に比べて少なく、そのため液晶の粘度が、
通常のTN型液晶表示素子と同様である。従って、電界
応答性がよい。また、STN型液晶表示素子特有の液晶
材料等に関する材料選定の困難性がない。更に、複屈折
表示モードでなく、旋光性に基づく表示モードであるた
め、色づきも発生しない。
【0030】こうして、STN型液晶表示素子の有する
課題を解決し、しかもマルチプレックス駆動が可能な液
晶表示素子を実現することができる。尚、表面アンカリ
ング強度は、1.0×10-4J/m2以下で、1.0×
10- 6J/m2以上とするのが望ましい。なぜなら、表
面アンカリング強度が1.0×10-6J/m2よりも小
さいと、ヒステリシスが大きくなり、表示特性が劣化す
るからである。
【0031】次いで、アンカリング強度を1.0×10
-4J/m2以下とする方策について説明する。具体的に
は、配向膜材料の選定、LB法により配向膜を形成
する、配向膜の配向処理として光配向処理を用いる。
【0032】[配向膜材料の選定]配向膜材料として
は、ポリスチレン誘導体、ポリビニルシンナメート誘導
体を用いる。ポリスチレン誘導体としては、例えば、ポ
リスチレン、p−フェニルポリスチレン、p−メトキシ
ポリスチレン、p−フルオロポリスチレン等が挙げられ
る。また、ポリビニルシンナメート誘導体としては、例
えばポリビニルシンナメート、ポリビニルp−メトキシ
シンナメート、ポリビニルp−フルオロシンナメート等
が挙げられる。
【0033】ポリスチレン誘導体を配向膜材料とする場
合には、膜形成としてはスピンコート法による塗布によ
ればよく、又、配向処理としてはラビング処理を用いれ
ばよい。但し、膜形成としてLB法を用いてもよく、ま
た、配向処理としては光配向法を用いてもよい。このよ
うにすれば、アンカリング強度をより一層弱くすること
ができる。
【0034】また、ポリビニルシンナメート誘導体を配
向膜とする場合には、膜形成としてはLB法を用いる
か、または配向処理として光配向法を用いる。スピンコ
ート法等の通常の膜形成法を用いたり、ラビングによる
配向処理を用いたりすると、アンカリング強度を弱める
ことができないからである。
【0035】尚、後述するように通常使用される配向膜
材料の範囲内では、LB法を用いるとアンカリング強度
が1.0×10-4J/m2程度まで弱くなることが知ら
れている。かかる観点からすれば、ポリビニルシンナメ
ート誘導体以外の材料を配向膜材料として用いてもよ
い。しかし、特にポリビニルシンナメート誘導体を配向
膜材料とし、且つ光配向法を用いた場合には、光配向処
理の際に側鎖の裂断によるアンカリング強度の弱まりと
共に、光感応性基を有するため架橋構造が生じる。この
ため、ポリビニルシンナメート誘導体を配向膜材料とし
且つ配向膜の配向処理に光配向法を用いると、アンカリ
ング強度が弱いことに加えて、安定な配向状態を有する
液晶表示素子が得られる。
【0036】尚、ポリビニルシンナメート誘導体と同様
に光感応性基を有するアゾベンゼン誘導体を配向膜材料
として用いてもよい。
【0037】[LB法による配向膜の形成]LB法によ
り配向膜を形成することにより膜厚を格段に薄くするこ
とができ、これにより表面アンカリング強度が弱くな
る。従って、配向膜材料としては、通常使用される配向
膜材料の範囲内のものを用いることができる。尚、単分
子膜の累積層数は、膜の安定性を考慮すれば30程度以
内とするのが望ましい。
【0038】[光配向法による配向膜の配向処理]配向
膜の材料としては、通常使用される配向膜材料の範囲内
のものであれば、光配向処理によりアンカリング強度が
1.0×10-4J/m2以下まで弱くなることが、既に
知られている。従って、光配向法により配向膜の配向処
理を行う場合には、配向膜材料としては上記のポリスチ
レン誘導体、ポリビニルシンナメート誘導体等に限ら
ず、従来例において使用されていたポリイミド樹脂等で
あってもよい。
【0039】尚、配向膜材料の選定、LB法による
配向膜の形成、光配向法による膜の配向処理は、各々
単独で用いてもよく、また、〜を適宜組み合わせる
ようにしてもよい。更に、配向膜9,10の全てについ
て、上記〜を適用してもよく、また配向膜9と配向
膜10の何れか一方のみに、上記〜を適用してもよ
い。例えば、配向膜9のみを光配向法により配向処理
し、配向膜10はラビングにより配向処理するようにし
てもよい。勿論このような場合であても、配向膜9,1
0のいずれにおいても、表面アンカリング強度は、1.
0×10-4J/m 2以下に設定する必要がある。
【0040】また、本発明に係る液晶表示素子の製造方
法は、上記〜の点を除いて、通常のTN型液晶表示
素子の製造方法と同様である。
【0041】(その他の事項)上記の例では、捻れ角θ
が120°以下のTN型液晶表示素子について説明した
けれども、捻れ角θが180°〜300°のSTN型液
晶表示素子についても、上記の配向膜材料の選定、
LB法による配向膜の形成、光配向法による膜の配向
処理を適宜選択してアンカリング強度を弱めるようにし
てもよい。このようにすれば、STN型液晶表示素子で
ありながら、逆ツイストドメイン及び電圧印加時におけ
るストライプドメインの発生を防止することができる。
【0042】
【実施例】以下,本発明を実施例に基づいて更に詳細に
説明する。
【0043】尚、以下の実施例において、表面アンカリ
ング強度は飽和閾値法(A.Sugimura,T.M
iyamoto,M.Tsuji and M.Kuz
e,Appl.Phys.Lett.,Vol.72,
p329(1998)参照)により測定した。
【0044】また、以下の実施例における電圧−透過率
特性図での縦軸の光透過率は、それぞれの偏光軸が平行
に配置された2枚の偏光板の光透過率を1とした時の光
透過率を表している。
【0045】(実施例1)上記実施の形態に係る液晶表
示素子を以下の方法で作製した。先ず、走査電極7が形
成されたガラスから成る第1基板5上に、出光スチロー
ルHF−11(出光(株)ポリスチレンペレットの商品
名)を溶かしたメチルエチルケトン溶液をスピンコート
法にて塗布し、この塗布された第1基板5を恒温槽中
で、100度、1時間乾燥させる。その後、レーヨン製
ラビング布を用いて図2に示すa1方向にラビング処理
を施した。信号電極8が形成されたガラスから成る第2
基板6についても、上記と同様に出光スチロールHF−
11(出光(株)ポリスチレンペレットの商品名)を溶
かしたメチルエチルケトン溶液をスピンコート法にて塗
布し、恒温槽中100度、1時間乾燥させ、その後、レ
ーヨン製ラビング布を用いて図2に示すa2方向にラビ
ング処理を施した。次いで、第1基板5と第2基板6と
を、スペーサ13(積水ファインケミカル(株)製)、
及びシール材12(商品名:ストラクトボンド352A
(三井東圧化学(株)製)を用いて基板間隔が5.0μ
mとなるように貼り合わせ、液晶セル2を作製した。
【0046】次に、カイラル材料としてコレステリルノ
ナノエートを添加してカイラルピッチが40μmになる
ように調製したメルク社製液晶ZLI−4792(NI
点(ネマティック・アイソトロピック転移温度)=91
度、Δn=0.094)を、真空注入法にて液晶セル2
に注入した。
【0047】その後、偏光板3の偏光軸方向b1と偏光
板4の偏光軸方向b2が、図2に示す状態となるよう
に、偏光板3と偏光板4とを液晶セル2に貼り合わせて
本実施例の液晶表示素子Aを作成した。
【0048】次に、定法に従い、液晶表示素子Aの電圧
−透過率特性を30Hz矩形波の電圧を印加して測定し
た。結果を図3に示す。
【0049】ここで、電圧−透過率特性の急峻を示すγ
値をV50/V90で定義すると、図3からγ=1.0
3となる。一方、通常のTN型液晶表示素子では、γ=
1.25程度である。従って、本液晶表示素子AがTN
型液晶表示素子であるにも拘わらず、急峻な特性を有す
ることが分かる。
【0050】本実施例1で得られたγ値では走査線本数
300本(デュアルスキャン方式では600本)の表示
が可能であり、その実用的価値は極めて大きい。
【0051】また、液晶表示素子Aについて、30Hz
矩形波の電圧を1.1Vから1.4Vへ、および1.4
Vから1.1Vへ電圧値を変化させ、そのときの応答時
間を測定した。その結果、応答時間(立ち上がり時間と
立ち下がり時間との総和)は150ミリ秒であった。ま
た、このときのコントラスト比は95:1であった。
【0052】以上より明らかなように、本実施例の液晶
表示素子Aによればマルチプレックス駆動でありなが
ら、高コントラスト、高速応答可能な液晶表示素子を提
供することが可能であり、その実用的価値は極めて大き
い。
【0053】次に、本実施例に用いた液晶材料のポリス
チレン配向膜に対する表面アンカリングエネルギ強度を
測定する目的でホモジニアス配向セルを作製し、室温で
の表面アンカリングエネルギ強度を測定したところ、
2.3×10-5[J/m2]の値が得られた。
【0054】本実施例においては液晶の捻れ角を90度
としたが、これにより本発明を何ら限定するものではな
い。
【0055】また、視角依存性の改善や色相の改善等を
目的として、位相補償板を設けても良いことは言うまで
もない。
【0056】(比較例1)配向膜材料としてポリイミド
(日産化学工業製配向膜塗料RN−747)を使用し、
スピンコート法により製膜後、180℃、1時間の硬化
処理を行うこと以外は実施例1と同様にしてTN型液晶
表示素子R1を作製した。
【0057】次に、定法に従い、液晶表示素子R1の電
圧−透過率特性を30Hz矩形波の電圧を印加しながら
測定した。結果を図4に示す。この図4から液晶表示素
子R1のγ値を求めると、γ=1.25であった。この
値では走査線本数60本〜100本程度の表示しかする
ことが出来ない。
【0058】従って、ポリイミド配向膜を使用する従来
のTN型液晶表示素子は、マルチプレックス駆動に適し
ておらず、ポリスチレン配向膜を使用する実施例1がマ
ルチプレックス駆動に適していることが認められる。
【0059】(比較例2)比較例2としてSTN型液晶
表示素子R2を以下の方法で作製した。尚、以下の方法
は一般的製造方法である。先ず、透明電極を有する2枚
のガラス基板上にポリイミド(JSR製配向膜塗料AL
−5517)をスピンコート法にて塗布し、恒温槽中1
80度、1時間硬化させる。その後、レーヨン製ラビン
グ布を用いて、一方のガラス基板(第1基板5に対応)
に図5に示すa3方向にラビング処理を施し、他方のガ
ラス基板(第2基板6に対応)に図5に示すa4方向に
ラビング処理を施す。そして、上記2枚のガラス基板
を、積水ファインケミカル(株)製スペーサ及びストラ
クトボンド352A(三井東圧化学(株)製シール樹脂
の商品名)を用いて基板間隔が7.3μmとなるように
貼り合わせ、液晶セル(液晶セル2に対応)を作成し
た。
【0060】次に、カイラル材料としてコレステリルノ
ナノエートを添加してカイラルピッチが10μmになる
ように調製したメルク社製液晶ZLI−2293(NI
点=85度、Δn=0.130)を、真空注入法にて液
晶セルに注入した。
【0061】その後、偏光板(偏光板3に対応)の吸収
軸方向c1と偏光板(偏光板4に対応)の吸収軸方向c
2が、図5に示す状態となるように、偏光板(偏光板3
に対応)と偏光板(偏光板4に対応)とを上記液晶セル
に貼り合わせ、液晶表示素子R2を作製した。尚、図5
中の数字は角度を表している。
【0062】次に、定法に従い液晶表示素子R2の電圧
−透過率特性を30Hz矩形波の電圧を印加しながら測
定した。結果を図6に示す。
【0063】また、液晶表示素子R2について、30H
z矩形波の電圧を1.8Vから2.2Vへ、及び2.2
Vから1.8Vへ電圧値を変化させ、そのときの応答時
間を測定した。その結果、応答時間(立ち上がり時間と
立ち下がり時間との総和)は280ミリ秒であった。ま
た、このときのコントラスト比は15:1となった。
【0064】よって、液晶表示素子Aと液晶表示素子R
2とは、急峻な電圧−透過率特性を有する点おいては共
通するが、液晶表示素子Aは液晶表示素子R2に比べて
応答性及びコントラスト比が格段向上していることが認
められる。
【0065】(実施例2)この実施例2に係る液晶表示
素子Bは、配向膜を光配向法を用いて配向処理したこと
を特徴とするものである。液晶表示素子Bを以下の方法
で作製した。先ず、走査電極7が形成されたガラスから
成る第1基板5上に、ポリビニルシンナメートの2w
t.%溶液(モノクロロベンゼンとジクロロメタンの
1:1混合溶液中に希釈)をスピンコート法にて塗布
し、この塗布された第1基板5を恒温槽中で、100
度、1時間乾燥させる。その後、図7に示すように、参
照符号30の方向に偏光した紫外線31を照射する紫外
線照射装置(図示せず)を第1基板5上に配置し、波長
365nmの偏光紫外線光31を30分間照射した。こ
のときの紫外線照射方向θは90度であり、照射光強度
は1mW/cm2であった。更に、照射角度θ=45度
で、同様の偏光紫外線を3分間照射した。このように2
段階照射するのは、以下の理由による。即ち、照射角度
θ=90度の照射により配向膜分子鎖を一方向に並ばせ
る。次いで、照射角度θ=45度の照射により、配向膜
分子の分布状態を、同一方向に傾斜した液晶分子の配向
が得られるような分布状態へ変化させるためである。紫
外線31の偏光方向30が図7に示す方向であれば、液
晶分子は図7の左右方向に並び、しかも左端が基板から
離れる状態に配向することになる。
【0066】第2基板6についても、上記と同様に配向
膜材料としてポリビニルシンナメートを使用し、且つ光
配向法により配向膜の配向処理を行った。次いで、第1
基板5と第2基板6とを、スペーサ13(積水ファイン
ケミカル(株)製)、及びシール材12(商品名:スト
ラクトボンド352A(三井東圧化学(株)製)を用い
て基板間隔が5.0μmとなるように貼り合わせ、液晶
セル2を作製した。
【0067】次に、カイラル材料としてコレステリルノ
ナノエートを添加してカイラルピッチが40μmになる
ように調製したメルク社製液晶ZLI−4792(NI
点=91度、Δn=0.094)を、真空注入法にて液
晶セル2に注入した。
【0068】その後、偏光板3の偏光軸方向b1と偏光
板4の偏光軸方向b2が、図8に示す状態となるよう
に、偏光板3と偏光板4とを液晶セル2に貼り合わせて
本実施例の液晶表示素子Bを作成した。尚、図8におい
て、d1は第1基板5界面近傍の液晶の配向方向を示
し、d2は第2基板6界面近傍の液晶の配向方向を示し
ている。また、配向方向d1,d2の矢印は、矢印の方
向に向かって液晶分子が基板から離れるように配向して
いることを表している。
【0069】次に、定法に従い、本実施例の液晶表示素
子Bの電圧−透過率特性を30Hz矩形波の電圧を印加
しながら測定した。結果を図9に示す。この図9よりγ
値を求めると、γ=1.04であった。このようにし
て、TN型液晶表示素子であるにも拘わらず急峻な電圧
−透過率特性を有する液晶表示素子Bが得られた。
【0070】また、実施例1と同様の手法にて液晶材料
のポリビニルシンナメート配向膜に対する表面アンカリ
ング強度を測定したところ、1.6×10-5[J/
2]の値が得られた。
【0071】尚、実施例1に比べて表面アンカリング強
度が小さいにも拘わらず、γ値が小さくならないのは、
プレチルト角が小さいことによるものと思われる。
【0072】(実施例3)この実施例3に係る液晶表示
素子Cは、配向膜をLB法により作製したものであるこ
とを特徴とする。走査電極7が形成されたガラスから成
る第1基板5上に、(化1)で示されるポリイミド分子
をLB法にて15層累積し、恒温槽中100度、1時間
乾燥させる。こうして、第1基板5に配向膜9を形成し
た。信号電極8が形成されたガラスから成る第2基板6
についても、上記と同様の方法で配向膜10を形成し
た。次いで、第1基板5と第2基板6とを、スペーサ1
3(積水ファインケミカル(株)製)、及びシール材1
2(商品名:ストラクトボンド352A(三井東圧化学
(株)製)を用いて基板間隔が5.0μmとなるように
貼り合わせ、液晶セル2を作製した。
【化1】
【0073】次に、カイラル材料としてコレステリルノ
ナノエートを添加してカイラルピッチが40μmになる
ように調製したメルク社製液晶ZLI−4792(NI
点(ネマティック・アイソトロピック転移温度)=91
度、Δn=0.094)を、真空注入法にて液晶セル2
に注入した。
【0074】その後、偏光板3の偏光軸方向b1と偏光
板4の偏光軸方向b2が、図10に示す状態となるよう
に、偏光板3と偏光板4とを液晶セル2に貼り合わせて
本実施例の液晶表示素子Cを作成した。尚、図10にお
いて、e1は第1基板5の引き上げ方向、従って第1基
板5界面近傍の液晶の配向方向を示し、e2は第2基板
6の引き上げ方向、従って第2基板6界面近傍の液晶の
配向方向を示している。また、引き上げ方向e1,e2
の矢印は、基板の引き上げ方向を表している。
【0075】次に、定法に従い、本発明の液晶表示素子
Cの電圧−透過率特性を30Hz矩形波の電圧を印加し
ながら測定した。結果を図11に示す。この図11より
γ値を求めると、γ=1.06であった。このようにし
て、TN型液晶表示素子であるにも拘わらず急峻な電圧
−透過率特性を有する液晶表示素子Cが得られた。
【0076】また、実施例1と同様の手法にて液晶材料
のポリイミドLB膜に対する表面アンカリングエネルギ
を測定したところ、3.3×10-6[J/m2]の値が
得られた。
【0077】(実施例4)配向膜のラビング強度が異な
ること以外、実施例1と同様にして液晶表示素子D、
E、F、Gを作製し、そのγ値を測定した。表面アンカ
リング強度の測定値と併せて表1に示す。
【表1】
【0078】表1より明らかなように、表面アンカリン
グ強度が1.0×10-4J/m2以下の液晶表示素子
D,E,Fは高い急峻性を示しているが、表面アンカリ
ング強度が1.0×10-4J/m2以上の液晶表示素子
Gは急峻性が悪い。このことから、表面アンカリング強
度を1.0×10-4J/m2以下とすることにより、急
峻な電圧−透過率特性を有し、マルチプレックス駆動に
適した液晶表示素子が得られることが認められる。
【0079】(実施例5)この実施例5は、捻れ角を大
きくしたSTN型液晶表示素子において、表面アンカリ
ング強度を1.0×10-4J/m2以下としたことを特
徴とする。液晶捻れ角と捻れ方向が異なること以外、実
施例4の液晶表示素子Fと同一条件で液晶表示素子Hを
作製した。このときの偏光板貼合角度の設定を図12に
示す。尚、図12において、a5は第1基板5のラビン
グ方向、a6は第2基板6のラビング方向、b3は偏光
板3の偏光軸方向、b4は偏光板4の偏光軸方向を示し
ている。また、図12において、数字は角度を表してい
る。
【0080】本液晶表示素子Hは、逆ツイストドメイン
及び電圧印加時におけるストライプドメインの発生が認
められず、優れた配向性能が確認された。これは、本液
晶表示素子に用いられる配向膜の表面アンカリング強度
が小さいため、液晶分子に対する束縛が小さいためと推
定される。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、TN型液
晶表示素子であるにも拘わらず、急峻な電圧−透過率特
性を有し、マルチプレックス駆動が可能な液晶表示素子
を実現することができる。
【0082】また、捻れ角がSTN型液晶表示素子より
も小さいため、d/pマージンが広く(即ち、液晶材料
及び配向膜材料の選択範囲が広く)、高速・高コントラ
ストな液晶表示素子を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る液晶表示素子の構成
を簡略化した断面図である。
【図2】本発明の実施例1に係る液晶表示素子の各光学
要素の配置状態を示す図である。
【図3】本発明の実施例1に係る液晶表示素子の電圧−
透過率特性を示す図である。
【図4】比較例1における液晶表示素子の電圧−透過率
特性を示す図である。
【図5】比較例2における各光学要素の配置状態を示す
図である。
【図6】比較例2における液晶表示素子の電圧−透過率
特性を示す図である。
【図7】本発明の実施例2における偏光紫外線の照射方
法を説明するための図である。
【図8】本発明の実施例2における各光学要素の配置状
態を示す図である。
【図9】本発明の実施例2における液晶表示素子の電圧
−透過率特性を示す図である。
【図10】本発明の実施例3における各光学要素の配置
状態を示す図である。
【図11】本発明の実施例3における液晶表示素子の電
圧−透過率特性を示す図である。
【図12】本発明の実施例5における各光学要素の配置
状態を示す図である。
【符号の説明】
2:液晶セル 3,4: 偏光板 5:第1基板 6:第2基板 7:走査電極 8:信号電極 9,10:配向膜 11:液晶材料 a1〜a6:基板のラビング方向 b1〜b4:偏光板の偏光軸方向 c1〜c2:偏光板の吸収軸方向 d1,d2:基板表面での液晶配向方向 e1,e2:基板引き上げ方向

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査信号電圧が印加される複数のストラ
    イプ状走査電極と、走査電極上に形成される配向膜とを
    有する第1基板と、 前記走査電極と交差するように配置され且つ画像信号電
    圧が印加される複数のストライプ状信号電極と、信号電
    極上に形成される配向膜とを有する第2基板と、 第1基板と第2基板との間に封入され、且つ第1及び第
    2基板のうちの一方から他方に向かって捻れ配向状態と
    なっている液晶材料と、を含むツイステッドネマティッ
    ク型液晶表示素子であって、 前記液晶材料の前記各配向膜に対する表面アンカリング
    強度が1.0×10-4J/m2以下であることを特徴と
    する液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 前記配向膜がポリスチレン誘導体から成
    ることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
  3. 【請求項3】 前記配向膜がポリビニルシンナメート誘
    導体から成り、且つこの配向膜は光配向法により配向処
    理がなれていることを特徴とする請求項1記載の液晶表
    示素子。
  4. 【請求項4】 液晶捻れ角がほぼ90度であることを特
    徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の液晶表示素
    子。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の液晶表示素子の製造方法
    であって、 LB(ラングミュア・ブロジェット)法を用いて、走査
    電極及び信号電極の少なくとも一方の電極上に配向膜を
    成膜する工程を含むことを特徴とする液晶表示素子の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の液晶表示素子の製造方法
    であって、 光配向法を用いて、走査電極及び信号電極の少なくとも
    一方の電極上に形成された配向膜を配向処理する工程を
    含むことを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
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