JP2000276736A - 光ディスクに対する情報記録装置及び情報記録方法 - Google Patents
光ディスクに対する情報記録装置及び情報記録方法Info
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- JP2000276736A JP2000276736A JP11302481A JP30248199A JP2000276736A JP 2000276736 A JP2000276736 A JP 2000276736A JP 11302481 A JP11302481 A JP 11302481A JP 30248199 A JP30248199 A JP 30248199A JP 2000276736 A JP2000276736 A JP 2000276736A
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Abstract
動・温度変動に依らず、記録パルスのエッジ位置を適正
に保ち、品質良くデータの記録を行う装置及び方法を提
供する。 【解決手段】 光ディスク装置は、光ディスクへのデー
タ記録のためにレーザを駆動するレーザ駆動部108
と、レーザ駆動部108のレーザパワーの切り替えを制
御するための記録パルス信号を、所定の遅延回路を用い
て生成する記録パルス生成部111と、記録パルス生成
部111における遅延回路の遅延量を測定する遅延量測
定部113と、その測定結果に基き記録パルスの所定の
エッジ位置を補正する記録パルス位置補正部112とを
備える。
Description
記録媒体へ情報を記録するための技術に関する。
大容量の情報記録媒体として注目され、コンピュータの
外部記憶装置や映像音声記録用として開発及び商品化が
進められている。一般に、光ディスクでは、ディスク面
に螺旋状もしくは同心円状のトラックを設け、レーザビ
ームを前記トラックに沿って照射することにより情報の
記録・再生を行うようになっている。また、前記トラッ
クは更に情報データの記録・再生の最小単位となる複数
のセクタに分割されている。
て、データを記録すべきトラックに照射するレーザビー
ムの強度を記録すべきデータに応じて変調する光変調記
録方法が一般に知られており、代表的には、相変化型光
ディスク、有機色素型光ディスク、光磁気ディスク等、
広範囲な光ディスク材料に対して適用可能な記録方法で
ある。
する方式として、パルス幅変調方式(以下「PWM方
式」という。)が知られている。PWM方式は、記録マ
ークの前端及び後端のエッジがディジタル信号の1に対
応するように変調する方式であり、記録マークの位置が
ディジタル信号の1に対応するように変調するパルス位
置変調方式に比べ、同一長さの記録マーク中により多く
のビットを割り当てることができるため、高密度化に適
している。
持つため、記録マークを歪みなく、即ち前端と後端で均
質に形成する必要がある。しかし相変化型光ディスク等
で記録膜の蓄熱効果により、特に長いマークを記録する
場合に、記録マークの半径方向の幅が後半部ほど大きく
なり、いわゆる涙滴状に歪むという課題がある。これを
解決するために、1つの記録マークを複数の短パルス列
の照射により形成する記録方法が提案されている(例え
ば、特開平3−185628号公報に開示された方法が
ある)。
部分と記録マーク終端部分に相当するパルス位置を、記
録すべきデータのマーク長/スペース長毎に、変化させ
て記録することで、マーク間の熱干渉や再生時の周波数
特性によるピークシフトを補償する方法も提案されてい
る(例えば、特開平7−129959号公報に開示され
た方法がある)。上述したように記録パルスの位置を変
化させることにより記録マークを品質良く形成せしめる
ことを一般に「記録補償」と呼ぶ。
パルスの位置を変化させる場合、記録データの1チャネ
ルビットよりもごく短い時間単位で、記録パルスのエッ
ジ位置を変化させる必要があるため、1チャネルビット
周期のクロック信号を用いた同期回路で記録パルスを生
成することは困難である。そのため、一般的には遅延量
を制御可能な信号遅延手段を用いて、記録パルスの位置
を変化させる構成が採られている(例えば、特開平7−
129959号公報に開示されている。)。
般的に電源電圧や温度などの変化に対して、その遅延量
が変化しやすい。電源電圧変動・温度変動等による遅延
量の変化が比較的小さい場合には記録データの品質に影
響を与えることはないが、遅延量の変化が比較的大きい
場合には、記録パルスの位置が適切な位置からずれてし
まうため、記録マークを正しく形成できなくなり、記録
・再生特性を悪化させてしまうことになる。
ーク長/スペース長に対する遅延量の設定は固定的に定
められており、電源電圧や温度などの変動により、記録
パルスの位置ずれが起きても、それを補正するような手
段は設けられていなかった。
録パルスにおける複数のパルス部位を異なる遅延量で変
化させる場合、パルス部位毎に別々の信号遅延手段を設
けて、個別に制御する構成を採っていた。このため、独
立に変化させる必要のあるパルス部位の数だけ別々の信
号遅延手段が必要となり、回路規模が大きくなる傾向に
あった。さらに、パルス部位の位置可変範囲が大きくな
ればなるほど、個々の信号遅延手段に要求される遅延長
さも長くなり、回路規模が膨大になるという課題があっ
た。
発明の情報記録装置及び情報記録方法は、下記の問題点
を解決する手段を提供することを目的とする。 (目的1)光ディスクに情報を記録する装置の電源電圧
変動や温度変動等の環境変化によっても、高精度な記録
を行うこと。 (目的2)記録パルスの高精度かつ広範囲な位置制御を
小さい回路規模で実現すること。
に係る情報記録装置は、記録すべきデータに従い変調さ
れた少なくとも2種類のパワー値に変調してなるレーザ
光を照射することにより光ディスクにデータを記録する
情報記録装置である。その情報記録装置は、遅延手段を
備え、記録すべきデータを変調してパルス信号を生成
し、その備えた遅延手段により前記パルス信号の所定の
エッジ位置を補正し、その補正した記録パルスを出力す
る記録パルス生成手段と、記録パルス信号によりパワー
値を切り替えながらレーザを駆動するレーザ駆動手段
と、遅延手段における遅延量を測定する遅延量測定手段
と、遅延量測定手段における遅延量測定結果に基づいて
記録パルスの所定のエッジ位置を補正する記録パルス位
置補正手段とを備える。
々の電流源からの出力電流のレーザへの供給を独立にオ
ン/オフする複数のスイッチを備えてもよく、記録パル
ス生成手段は複数の記録パルスをレーザ駆動手段へ出力
し、複数の記録パルスにより複数のスイッチのオン/オ
フを制御してもよい。また、前記記録パルス生成手段
は、記録すべきデータを変調して基準となるパルス信号
を生成するパルスタイミング生成手段と、その基準とな
るパルス信号を入力とし外部から遅延量を可変な遅延パ
ルスを出力する遅延量可変型遅延手段とを備えてもよ
い。
は、各々の入出力が直列に接続された複数のインバータ
素子と、各インバータ素子の出力を選択する選択手段と
を備えてもよく、記録パルス位置補正手段により選択手
段の出力選択を制御することで記録パルスの所定のエッ
ジ位置を補正するようにしてもよい。
段は、各々の入出力が直列に接続された複数のバッファ
素子と、各バッファ素子の出力を選択する選択手段とを
備えてもよい。
段は、電圧制御型遅延素子から構成されてもよく、記録
パルス位置補正手段により電圧制御型遅延素子の制御電
圧を制御することで記録パルスの所定のエッジ位置を補
正するようにしてもよい。
生成手段の遅延手段の入出力間の遅延量を、遅延測定用
クロック信号を用いて測定してもよい。
ス生成手段に内蔵の遅延手段の遅延量の異なる2種類の
出力間の遅延差を、遅延測定用クロック信号を用いて測
定してもよい。
延量測定手段による遅延量測定結果を用いて、記録パル
ス生成手段に内蔵の遅延手段の入出力間の遅延量がおよ
そ1チャネルビットの時間となる遅延設定値を求め、そ
の遅延設定値に基づいて記録パルスの所定のエッジ位置
を補正するようにしてもよい。
延量測定手段による遅延量測定結果を用いて、前記記録
パルス生成手段に内蔵の遅延手段の遅延量の異なる2種
類の出力間の遅延差がおよそ1チャネルビットの時間と
なる遅延設定値を求め、その遅延設定値に基づいて記録
パルスの所定のエッジ位置を補正するようにしてもよ
い。
録パルス生成手段により生成される記録パルスの所定の
エッジ位置を、記録マークのビット長もしくは直前のス
ペース長もしくは直後のスペース長により各々異なる位
置に補正するようにしてもよい。
パルス生成手段により生成された記録パルスを用いて、
レーザパワーを制御しながら光ディスクへデータの記録
を行う情報記録方法であって、データの記録を行ってい
ない期間に記録パルスのエッジ位置の補正を行う記録パ
ルス補正ステップと、記録パルス補正ステップでエッジ
位置が補正された記録パルスを用いてデータの記録を行
うデータ記録ステップとからなる。
記録パルス生成手段により生成された記録パルスを用い
て、レーザパワーを制御しながら光ディスクへデータの
記録を行う光ディスク記録方法であって、データの記録
を行うデータ記録ステップと、前記データ記録ステップ
で記録されたデータのベリファイ動作を行うベリファイ
ステップと、前記ベリファイステップにおける再生デー
タのエラー状態に基づいて記録パルスのエッジ位置の補
正を行うかどうか判断する判断ステップと、その判断ス
テップにおいて記録パルスのエッジ位置の補正を行うと
判断された場合のみ記録パルスのエッジ位置の補正を行
う記録パルス補正ステップとからなる。
に実行された複数のベリファイステップにおける再生デ
ータのエラー状態を参照し、記録パルスのエッジ位置を
補正を行うかどうか判断する。
は、記録パルス生成手段に内蔵される遅延手段の遅延量
を測定し、その遅延量の測定結果を基に記録パルスの所
定のエッジ位置を補正する。
ましくは、記録パルス生成手段の遅延手段の遅延量を決
定する選択信号値を設定するステップと、設定された前
記選択信号値に対する遅延量の測定結果を読み取るステ
ップと、遅延量の測定結果を用いて遅延量がTw(Tw
は記録パルス生成手段で用いるクロックの1周期と等し
い時間)となる選択信号値を求めるステップと、求めら
れた前記選択信号値に基づいて、予め与えられた記録パ
ルスのエッジ位置に関する時間テーブルを選択信号値の
設定値テーブルに変換するステップとからなる。
に相当する時間であっても良い。また、前記時間テーブ
ルは、記録パルスの各エッジのうち少なくとも可変なエ
ッジ位置に関する時間情報を全て含んでいることが望ま
しい。さらに、前記時間テーブルは、記録すべきデータ
のマーク長さ毎に個別の時間情報を有してもよいし、記
録すべきデータのマーク長さと直前のスペース長さの組
み合わせ毎に個別の時間情報を有してもよいし、記録す
べきデータのマーク長さと直後のスペース長さの組み合
わせ毎に個別の時間情報を有してもよい。
段の遅延手段からなる記録パルス生成手段において、所
定段数の遅延手段を含む遅延手段群毎に遅延量を測定
し、その測定した各遅延手段群に対する遅延量に基い
て、予め与えられた記録パルスのエッジ位置を決定する
ための遅延手段の出力を制御してもよい。このとき、パ
ルス補正ステップでは、好ましくは、複数段の遅延手段
からなる記録パルス生成手段において、所定段数の遅延
手段を含む遅延手段群毎に遅延量を測定し、その測定し
た各遅延手段群に対する遅延量に基いて前記遅延手段全
体の遅延プロファイルを算出し、算出した前記遅延プロ
ファイルに基いて、予め与えられた記録パルスのエッジ
位置を決定するための前記遅延手段の出力を制御するよ
うにする。さらに、算出する遅延プロファイルは、遅延
手段群の数と同数の折れ線により表される関数であって
もよい。また、パルス補正ステップでは、記録パルス生
成手段の遅延手段の総遅延時間の半分以下の周期のクロ
ック信号を用いて遅延手段の遅延時間がクロック信号の
一周期と略一致する領域を検出し、その検出結果に基い
て遅延手段の出力を制御し、予め与えられた記録パルス
のエッジ位置を決定するようにしてもよい。
に係るさらなる情報記録方法は、複数のパルス列からな
る記録パルスに従いパワー制御されたレーザ光を光ディ
スクへ照射することで各マークを形成し、前記記録パル
スの所定のエッジ位置を適応的に制御することでデータ
の高精度な記録を行う情報記録方法であって、記録デー
タの変調に用いるTw/n周期(Twは記録データの1
チャネルビット周期、nは自然数)の記録クロックを適
応的に遅延量を制御しながら遅延させた遅延クロックを
生成し、遅延クロックのタイミングにより記録パルスの
所定のエッジ位置を決定する。
1チャネルビット周期をTwとしたとき、記録データの
変調に用いるTw/n周期の記録クロックを適応的に遅
延量を制御しながら遅延させた遅延クロックと、記録ク
ロックの立上がりエッジもしくは立ち下がりエッジに同
期した少なくともTw/n時間幅のパルス状信号でかつ
開始位置をTw/2nの時間単位で可変制御可能な基準
軸ウィンドウ信号を生成し、遅延クロックと基準軸ウィ
ンドウ信号のタイミングにより記録パルスの所定のエッ
ジ位置を決定する。
なくともd×Tw/2n(d及びnは自然数)の時間範
囲で適応的に制御する必要がある場合には、基準軸ウィ
ンドウ信号をTw/2nの時間単位で(d+1)種類の
タイミングに制御することが望ましい。
は、ファーストパルス、Tw周期の繰り返し波形である
マルチパルス列、ラストパルスのうちの少なくとも1つ
を合成してなる記録パルスに従ってパワー制御されたレ
ーザ光を光ディスクへ照射することで1つのマークを形
成し、ファーストパルスの始端エッジ位置、ラストパル
スの終端エッジ位置の少なくとも1つを適応的に制御す
ることでデータの高精度な記録を行い、ファーストパル
スの始端エッジ位置及びラストパルスの終端エッジ位置
はマルチパルス列の立上がり位相との相対関係に基づい
て規定される光ディスク記録方法である。その方法は、 a)マルチパルス列の立上がり位相もしくはその立ち上
がり位相から略180度遅れの位相に対して少なくとも
±Tw/4n範囲の相対時間で遅延制御したTw/n周
期のファーストパルス基準クロックと、マルチパルス列
の立上がり位相もしくは立ち上がり位相から略180度
遅れの位相に対して少なくとも±Tw/4nの時間範囲
で遅延制御したTw周期のラストパルス基準クロック
と、マルチパルス列の立上がり位相もしくは立ち上がり
位相から略180度遅れの位相に同期し、少なくとも前
記ファーストパルス基準クロックの1周期幅のパルス状
信号で、開始位置をTw/2nの時間単位で可変制御可
能なファーストパルス基準軸ウィンドウ信号と、マルチ
パルス列の立上がり位相もしくは立ち上がり位相から略
180度遅れの位相に同期し、少なくとも前記ラストパ
ルス基準クロックの1周期幅を持つパルス状信号で、開
始位置をTw/2nの時間単位で可変制御可能なラスト
パルス基準軸ウィンドウ信号とを生成し、 b)ファーストパルス基準クロックとファーストパルス
基準軸ウィンドウ信号のタイミングによりファーストパ
ルスの始端エッジ位置を決定し、ラストパルス基準クロ
ックとラストパルス基準軸ウィンドウ信号のタイミング
によりラストパルスの終端エッジ位置を決定してもよ
い。
は、記録すべきデータを変調した記録パルスによりパワ
ー値を切替えてなるレーザ光を光ディスクに照射するこ
とでデータの記録を行う光ディスク記録装置である。そ
の光ディスク装置は、Tw/n周期の記録クロックを生
成する記録クロック生成手段と、記録クロックを遅延さ
せて互いに遅延量の異なるm種類(mは自然数)の遅延
クロックを生成するクロック遅延手段と、記録データと
記録クロックを用いて少なくとも記録クロック1周期幅
以上のパルス基準信号をm種類生成するパルス基準信号
生成手段と、m種類の遅延クロックのいずれか1つとm
種類のパルス基準信号のいずれか1つを対応させてm種
類のパルスタイミング信号を生成するパルスタイミング
信号生成手段と、m種類の遅延クロックの遅延量を制御
する遅延量制御手段と、m種類のパルスタイミング信号
を用いて記録パルスを合成する記録パルス合成手段とを
備え、記録パルスにおけるm個所の所定のエッジ位置を
可変にする。
/n周期の記録クロックを生成する記録クロック生成手
段と、記録クロックを遅延させて互いに遅延量の異なる
m種類の遅延クロックを生成する総遅延量がTw/2n
以上の長さのクロック遅延手段と、記録データと記録ク
ロックを用いて、記録クロックの少なくとも1周期分の
幅を持つパルス状の信号でかつ開始位置をTw/2nの
時間単位で可変なm種類のパルス基準信号を生成するパ
ルス基準信号生成手段と、m種類の遅延クロックのいず
れか1つとm種類のパルス基準信号のいずれか1つを対
応させてm種類のパルスタイミング信号を生成するパル
スタイミング信号生成手段と、m種類の遅延クロックの
遅延量及びm種類のパルス基準信号のタイミングを制御
する遅延量制御手段と、m種類のパルスタイミング信号
を用いて記録パルスを合成する記録パルス合成手段を備
え、記録パルスにおけるm個所の所定のエッジ位置を可
変にする。
段を、m個のDフリップフロップから構成し、m種類の
遅延クロックがm個のDフリップフロップのクロック入
力端子にそれぞれ接続され、m種類のパルス基準信号が
DフリップフロップのD入力端子にそれぞれ接続され、
m個のDフリップフロップのQ出力端子よりm種類のパ
ルスタイミング信号を取り出すようにしてもよい。
る遅延量測定手段をさらに設けてもよく、遅延量制御手
段は、その遅延量測定手段による遅延量測定結果に基づ
いてm種類の遅延クロックの遅延量を制御するようにし
てもよい。
ータに従い変調された記録パルスを用いてレーザパワー
を制御しながら光ディスクへデータの記録を行う光ディ
スク記録方法であって、光ディスクへデータを記録する
装置の温度を検出するステップと、検出した温度変化を
判断するステップと、温度変化の判断に基き、温度変化
が所定以上であると判断された場合のみ記録パルスのエ
ッジ位置の補正を行うステップと、エッジ位置を補正し
た記録パルスを用いてデータの記録を行うステップとか
らなる。このとき、光ディスクへデータを記録する装置
の温度のかわりに、その電源電圧を測定し、この測定し
た電源電圧の変化を判断し、記録パルスのエッジ位置の
補正を行うようにしてもよい。
対して情報を記録する光ディスク装置の実施形態を添付
の図面を参照して詳細に説明する。
係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。図
1において、ディスクモータ102は、光ディスク10
1を所定の回転数で回転させる。光ヘッド103は、図
示していないが半導体レーザ、光学系、光検出器等を内
蔵しており、半導体レーザより発光されたレーザ光が光
学系により集光されて光ディスク101の記録面に光ス
ポットを照射することにより、データの記録再生を行
う。また記録面からの反射光は、光ヘッド103内の光
学系により集光された後、光検出器で電流に変換され、
さらに増幅器104で電圧変換及び増幅され、再生信号
として出力される。
02の回転制御、光ヘッド103を光ディスク101の
半径方向に移動させる移送制御、記録面に光スポットの
焦点を合わせるためのフォーカス制御、トラックの中心
に光スポットをトラッキングさせるためのトラッキング
制御を行う。なお、フォーカス制御及びトラッキング制
御には、増幅器104の出力である再生信号のうち、フ
ォーカス誤差信号(光ディスク101の記録面と略垂直
な方向における記録面からの光スポットのずれを示す電
気信号)及びトラッキング誤差信号(光ディスク101
の記録面上での所定トラックからの光スポットのずれを
示す電気信号)を用いる。
出力である再生信号から、光ディスク101に記録され
たデータに相当する信号成分を取り出し、取り出した信
号を2値化し、2値化データと基準クロックから、内蔵
のPLL(Phase Locked Loopの略:位相同期ループ)
によりリードクロックとリードクロックに同期したリー
ドデータを生成する。
タの再生時には再生用のパワーで、記録時には記録用の
パワーで、光ヘッド103に内蔵される半導体レーザが
発光するようにレーザ駆動信号を発生する。
は、再生信号処理部106から出力されたリードクロッ
クとリードデータより、光ディスク101に記録された
アドレス情報を再生し、再生されたアドレス位置を基準
として光ディスク101のセクタに同期したタイミング
で記録再生に必要となる各タイミング信号を発生供給す
る役割を有する。たとえば、再生信号処理部106へア
ドレスまたはデータの2値化・PLL処理に必要なリー
ドゲート等のタイミング信号を出力したり、レーザ駆動
部108へは記録時に、記録用のパワーの発光を許可す
るライトゲート等のタイミング信号を出力することによ
り、正しいタイミングでデータの記録再生を行うことが
可能となる。
107は、記録時には、ホストインタフェース109を
通じて装置外部から供給されるユーザデータに誤り訂正
符号等の冗長データを付加し、所定のフォーマットに従
い変調したビット系列を、さらに内蔵の記録パルス生成
部111で所定の記録パルス信号に加工し、レーザ駆動
部108へ出力する。また再生時には、再生信号処理部
106より出力されたリードクロックとリードデータよ
り、光ディスク101に記録されたアドレス情報及びデ
ータの復調・誤り訂正処理を行い、訂正後のデータをホ
ストインタフェース109を通じて装置外部へ送信す
る。
07には、記録パルス位置補正部112及び遅延量測定
部113が内蔵されている。記録パルス位置補正部11
2は、記録パルス生成部111により生成される記録パ
ルス信号の位置に関する設定を行い、記録パルス信号の
特定のエッジ位置を可変にする。遅延量測定部113
は、記録パルス生成部111によるパルスの遅延量を測
定する役割を持っている。遅延量測定及び記録パルス位
置補正の具体的動作については後述する。
なわち、ホストインタフェース109を通じて装置外部
から供給されるコマンド(命令)を解釈して、光ディス
ク101の所定のセクタに対して、データの記録・再生
がなされるように、サーボ制御部105、再生信号処理
部106、フォーマットエンコーダ/デコーダ107、
レーザ駆動部108、及びホストインタフェース109
等の装置各部の動作を制御する。
一例を説明するブロック図である。レーザ駆動部108
への入力としては、レーザパワー値を決めるためのパワ
ー設定205と、記録パルス生成部111において記録
すべきデータに従い変調された3種類の記録パルス20
6a、206b、206cがある。記録パルス生成部1
11による記録パルス206a、206b、206cの
発生方法については後ほど詳しく述べる。レーザ駆動部
108からの出力としては、光ヘッド103に内蔵され
た半導体レーザ201を発光させるための出力電流20
7がある。
04、4つの電流源203a、203b、203c、2
03d、並びに3つのスイッチ202a、202b、2
02cが内蔵されている。電流値制御部204は、シス
テム制御部110からのパワー設定205を受けて、4
つの電流源203a、203b、203c、204dの
それぞれの出力電流値を制御する。スイッチ202a
は、記録パルス生成部111より供給される記録パルス
206aに応じて、電流源203aの出力電流の、半導
体レーザ201への供給をオン/オフする。
206bに応じて、電流源203bの出力電流の、半導
体レーザ201への供給をオン/オフする。同様に、ス
イッチ202cは、記録パルス206cに応じて、電流
源203cの出力電流の、半導体レーザ201への供給
をオン/オフする。電流源203dは、光ヘッド103
に内蔵の半導体レーザ201のアノード側に直接接続さ
れており、電流源203dの出力電流はベース電流とし
て常に半導体レーザ201に供給されている。
02cは、半導体レーザ201のアノード側に並列に接
続されている。これにより、半導体レーザ201へ流れ
る出力電流207は、各スイッチ202a、202b、
202cを通して供給される各電流源203a、203
b、203cと、電流源203dの出力電流との合計と
なる。このようにして、半導体レーザ201に流される
電流値に応じて、言うまでもないがレーザ光のパワー、
ひいては光ディスクに集光される光スポットのパワーが
制御される。
よる記録パルス206a、206b、206cの発生タ
イミング例、並びに半導体レーザ201の発光波形例、
それに伴い光ディスク上に形成される記録マークについ
て、模式的に説明する図である。本例では、記録すべき
データに伴いランレングス(ビット1からビット1まで
に継続するビット0の数)が2から10の範囲で制限さ
れる変調規則により変調された1,0のビット系列に対
し、ビット1のときのみ信号の論理を反転させるNRZ
I(Non Return to Zero Inverted)の形式によりデータ
の変調を行い、従来の技術で述べたPWM方式により記
録を行うものとする。つまり、NRZIのHレベル/L
レベルの幅、即ち記録マーク長/スペース長は、それぞ
れ3Tから11Tの範囲で制限されているとする。
向に流れるとし、変調データ208は記録パルス生成部
111への入力であり、図では6Tマークに相当する波
形を示している。パルス基準クロック301は、その周
期が1チャネルビットの時間長となるクロックであり、
記録パルス生成部111における記録パルス生成処理の
基準として用いられる。各記録パルス206a、206
b、206cは、変調データ208とパルス基準クロッ
ク301のタイミングに応じて、図3に示すようなタイ
ミングで生成される。半導体レーザ201の発光波形
は、各記録パルス206a、206b、206cのタイ
ミングに応じて、図に示すような形状となる。
記録するための発光波形は、複数のパルス部に分割され
ており、時間的に早い方から順に、ファーストパルス
部、マルチパルス部、ラストパルス部、クーリングパル
ス部と呼ぶ。相変化型光ディスクなど熱により記録膜に
変化を与えるような記録方式においては、本例のように
時系列的に複数のパルス部により1つの記録マークを形
成する方法が有効であることが知られている。例えば、
マルチパルス部は高いパワーと低いパワーを断続的に与
えることで、従来技術で述べたように比較的長いマーク
を記録する場合にマークの形状が涙滴型になるのを防
ぐ。また、クーリングパルス部は、次のマークを記録す
る際の熱の影響を遮断する役割を果たしている。
向、即ち振幅は、レーザの発光パワーを示しており、そ
のパワー値は低い順に、バイアスパワー3、バイアスパ
ワー2、バイアスパワー1、ピークパワーの4種類に分
けられる。相変化記録の場合、バイアスパワー1に相当
するパワーを照射することにより記録膜の相を結晶化
し、ピークパワーに相当するパワーを照射することによ
り記録膜の相をアモルファス化する。基本的にピークパ
ワーの照射によりアモルファス化した部分を記録マーク
と呼んでいる。また、バイアスパワー2やバイアスパワ
ー3のパワーは記録膜に与える熱を一時的に小さくす
る。
のパワーと、図2にて説明したレーザ駆動部108の動
作との関係について説明する。まず、バイアスパワー3
は、図2の例において、スイッチ202a、202b、
202cを全てオフに、即ち記録パルス206a、20
6b、206cを全てL(LOW)レベルにすることで実
現される。このとき、電流源203dの出力電流のみが
半導体レーザ201に供給され、振幅Pdに相当するパ
ワーで半導体レーザ201が発光する。
みをオン、スイッチ202b、202cを共にオフに、
即ち記録パルス206aをH(High)レベル、記録パル
ス206b、206cをLレベルにすることで実現でき
る。このとき、電流源203aの出力電流と、電流源2
03dの出力電流との合計が半導体レーザ201へ供給
され、振幅Pa+Pdに相当するパワーで半導体レーザ
201が発光する。
202bを共にオン、スイッチ202cをオフに、即ち
記録パルス206a、206bをHレベル、記録パルス
206cをLレベルにすることで実現できる。このと
き、電流源203a、203b、203dの出力電流の
合計が半導体レーザ201へ供給され、振幅Pa+Pb
+Pdに相当するパワーで半導体レーザ201が発光す
る。ピークパワーは、スイッチ202a、202b、2
02cを全てオンに、即ち記録パルス206a、206
b、206cを全てHレベルにすることで実現できる。
このとき、4つの電流源203a、203b、203
c、203dの全ての出力電流の合計が半導体レーザ2
01へ供給され、振幅Pa+Pb+Pc+Pdに相当す
るパワーで発光する。
dは、それぞれ電流値制御部204に対して行われるパ
ワー設定205により制御される。例えば、電流値制御
部204は、各パワー振幅Pa、Pb、Pc、Pdに関
する設定値を別々に保持し、パワー設定205により設
定された値に相当するパワー振幅となるように各電流源
203a、203b、203c、203dの電流を独立
に制御する。この構成により、パワー振幅Pa、Pb、
Pc、Pdはそれぞれ独立に制御可能となる。
(以下「SFP」という。)、ファーストパルス立ち下
がり位置(以下「EFP」という。)、マルチパルス幅
(以下「MPW」という。)、ラストパルス立ち上がり
位置(以下「SLP」という。)、ラストパルス立ち下
がり位置(以下「ELP」という。)、及びクーリング
パルス立ち上がり位置(以下「ECP」という。)は、
記録パルス206a、206b、206cのタイミング
によりそれぞれ独立に変更することができる。
り部分における記録パルス206aを拡大したタイミン
グ図であり、ファーストパルス立ち上がり位置SFPの
一例を説明するためのものである。図において、中心位
置はパルス基準クロック301(図3(a)参照)の立
ち下がりに同期したタイミングであり、SFPに対する
設定値SFP=0にコード化されている。また、SFP
の設定は中心位置から前後に所定のステップ数、例えば
500ピコ秒おきに10ステップずつ用意されており、
それぞれの設定値は−10から+10を示す値にコード
化されている。従って、記録パルス生成部111に対
し、−10から+10の範囲の整数でSFPの設定値を
与えることにより、図3(b)に示すように立ち上がり
位置を、例えば−5ナノ秒から+5ナノ秒の範囲内で5
00ピコ秒刻みで変更することが可能となる。
ち上がり位置(SFP)に関して説明したが、変更可能
なその他の設定(EFP、MPW、SLP、ELP、E
CP)に関しても同様である。例えば、ラストパルス立
ち下がり位置(ELP)は、パルス基準クロック301
の立ち下がりに同期して設定されるが、このとき、シフ
トの中心位置はELPの設定値の0に対応させておき、
0を中心とする所定の整数範囲でELPの設定値を設定
することにより、中心位置を基準としてその前後にその
立ち下がり位置を変更することができる。
「マルチパルス」という。)のデューティ比について
は、マルチパルスの立ち上がりタイミングをパルス基準
クロック301の立ち上がりのタイミングに同期させ、
マルチパルスの立ち下がり位置をマルチパルス幅設定値
MPWにより可変にすることができる。例えば、マルチ
パルス幅設定値MPW=0のときにマルチパルスのデュ
ーティ比が50%、即ち、図3(a)のレーザ発光波形
で、ピークパワーの発光時間とバイアスパワー3の発光
時間が1対1になるように設定値を決めると、0を中心
とする所定の整数範囲でMPWの設定を行うことによ
り、50%のデューティ比に対して前後に幅を変更する
ことができる。
ーティ比を変化させることを一般に「記録補償」と呼
び、記録パルスの位置またはデューティ比の変化量を
「記録補償量」と呼ぶ。この記録補償により記録マーク
間の熱干渉等の影響を低減し記録密度を高めようという
試みは、既に行われようとしている。
明における記録パルス生成部111の内部構成の一例を
示すブロック図である。また、図12は、図4に示す内
部構成を持つ記録パルス生成部111を用いて、変調デ
ータ208から記録パルス206a、206b、206
cを生成するまでの具体的動作例を説明するための信号
タイミング図である。なお、図12では、図3と同様に
ランレングスが2から10の範囲で制限された変調規則
を用いてPWM記録を行う場合で、6Tマークを記録す
る際の波形例を示している。
01は、別ブロックより供給される変調データ208と
それに同期したクロック410(1周期が1チャネルビ
ット)を受けて、4種類の基準タイミング、即ち、ファ
ーストパルス基準タイミング411a、マルチパルス基
準タイミング412a、ラストパルス基準タイミング4
13a、クーリングパルス基準タイミング414aを生
成し、出力する。上記4種類の基準タイミングはそれぞ
れファーストパルス部、マルチパルス部、ラストパルス
部、クーリングパルス部に相当する部分のタイミングを
形成するための基準となるタイミングである。
は、図12に示すように、変調データ208の立ち上が
りエッジからクロック410で1周期分のHレベルを有
するパルス信号である。
図12に示すように、変調データ208の立ち上がりエ
ッジからクロック410を数えて、3波目及び4波目の
クロック波形をそのまま出力したものであり、それ以外
の部分ではLレベルのままとする。但し、上記は6Tマ
ークに対応した場合であり、より一般的に説明すると、
mTマーク(mは3から11までの整数)に対するマル
チパルス基準タイミング412aは、変調データ208
の立ち上がりエッジからクロック410を数えて3波目
より(m−4)周期分のクロック波形をそのまま出力
し、それ以外の部分ではLレベルのままとする。m=
3、4の場合、即ち3Tマークもしくは4Tマークの場
合のマルチパルス基準タイミング412aはLレベルの
ままである。
図12に示すように、変調データ208の立ち下がりエ
ッジよりさかのぼって2.5周期前のクロック410の
立ち下がり位置より1周期分のHレベルを有するパルス
信号である。
は、図12に示すように、変調データ208の立ち下が
りエッジよりさかのぼって1.5周期前のクロック41
0立ち下がり位置より1周期分のHレベルを有するパル
ス信号である。
成されたこれらのパルス411a、412a、413
a、414aは、それぞれ、対応するパルス遅延部40
2、403、404、405に入力される。また、ファ
ーストパルス遅延部402には、記録パルス位置補正部
112によって設定されたSFP及びEFPが与えら
れ、マルチパルス遅延部403には、同様にMPWが与
えられ、ラストパルス遅延部404には、同様にSLP
及びELPが与えられ、クーリングパルス遅延部405
には、同様にECPが与えられる。
ルス位置補正部112によって設定されるSFP及びE
FPに基づいて、ファーストパルス基準タイミング41
1aを所定時間遅延させて得られるファーストパルス始
端エッジ基準信号411b及びファーストパルス終端エ
ッジ基準信号411cを出力する。ファーストパルス始
端エッジ基準信号411b及びファーストパルス終端エ
ッジ基準信号411cは、それぞれ、ファーストパルス
部の始端エッジ及び終端エッジを決定する信号であり、
第1の論理素子406aへ入力される。第1の論理素子
406aでは、設定値SFPがEFPより大きい値のと
きには前記2入力の論理積がとられ、逆にSFPがEF
Pより小さい値のときには前記2入力の論理和がとら
れ、ファーストパルス信号415として出力される。図
12には後者を例として示しており、ファーストパルス
始端エッジ基準信号411bとファーストパルス終端エ
ッジ基準信号411cの論理和がファーストパルス信号
415となっている。
位置補正部112によって設定されるMPWの設定値に
基づいて、マルチパルス基準タイミング412aを所定
時間遅延させて得られるマルチパルス終端エッジ基準信
号412cを出力する。MPWの設定値が0または正の
値、即ち、マルチパルス部のデューティ比が50%以上
のときには、マルチパルス終端エッジ基準信号412c
の立ち下がりエッジがマルチパルス部の終端エッジを決
定する。また、MPW設定値が負の数、即ち、マルチパ
ルスデューティ比が50%未満のときには、マルチパル
ス終端エッジ基準信号412cの立ち上がりエッジがマ
ルチパルス部の終端エッジを決定する。マルチパルス基
準タイミング412a及びマルチパルス終端エッジ基準
信号412cは、第2の論理素子407aに入力され
る。第2の論理素子407aでは、MPW設定値が0ま
たは正の数のときには前記2入力の論理和がとられ、逆
にMPW設定値が負の数のときには、マルチパルス基準
タイミング412aとマルチパルス終端エッジ基準信号
412cの反転との論理積がとられる。図12には前者
を例として示しており、マルチパルス基準タイミング4
12aとマルチパルス終端エッジ基準信号412cとの
論理和がマルチパルス信号416となっている。
位置補正部112によって設定されるSLPの設定値及
びELPの設定値に基づいて、ラストパルス基準タイミ
ング413aを所定時間遅延させて得られるラストパル
ス始端エッジ基準信号413b及びラストパルス終端エ
ッジ基準信号413cを出力する。ラストパルス始端エ
ッジ基準信号413b及びラストパルス終端エッジ基準
信号413cは、それぞれ、ラストパルス部の始端エッ
ジ及び終端エッジを決定する信号であり、第1の論理素
子406bへ入力される。第1の論理素子406bで
は、設定値SLPがELPより大きい値のときには前記
2入力の論理積がとられ、逆にSLPがELPより小さ
い値のときには前記2入力の論理和がとられ、ラストパ
ルス信号417として出力される。図12には前者を例
として示しており、ラストパルス始端エッジ基準信号4
13bとラストパルス終端エッジ基準信号413cとの
論理積がラストパルス信号417となっている。
ルス位置補正部112によって設定されるECPに基づ
いて、クーリングパルス基準タイミング414aを所定
時間遅延させたクーリングパルス終端エッジ基準信号4
14cを出力する。ECPが正の数のときには、クーリ
ング終端エッジ基準信号414cの立ち下がりエッジが
クーリングパルス部の終端エッジを決定する。またEC
Pが負の数のときには、クーリングパルス終端エッジ基
準信号414cの立ち上がりエッジがクーリングパルス
部の終端エッジを決定する。クーリングパルス基準タイ
ミング414a及びクーリングパルス終端エッジ基準信
号414cは、第2の論理素子407bに入力され、こ
こで、設定値ECPが正の数のときには前記2入力の論
理和がとられ、逆にECPが負の数のときにはクーリン
グパルス基準タイミング414aとクーリングパルス終
端エッジ基準信号414cの反転との論理積がとられ
る。図12では後者を例として示しており、クーリング
パルス基準タイミング414aとクーリングパルス終端
エッジ基準信号414cの反転との論理積がクーリング
パルス信号418となっている。
パルス信号415、マルチパルス信号416、ラストパ
ルス信号417、クーリングパルス信号418は、パル
ス合成部408に入力される。パルス合成部408は上
述の4種類の信号から3本の記録パルス206a、20
6b、206cを合成して出力する。合成された記録パ
ルス206a、206b、206cの波形例を図12に
示す。
に、記録パルス生成部111は、パルスを遅延させるパ
ルス遅延部を内蔵することで、記録補償されたパルスを
容易に生成することが可能である。
ルス遅延部402〜405の構成例をファーストパルス
遅延部402を例として説明する。図20は、図4に示
した記録パルス生成部111の一構成要素であるファー
ストパルス遅延部402の内部構成例を示したブロック
図である。
402は、インバータ素子2001が複数段直列に接続
されてなる遅延回路であり、その初段のインバータ素子
2001に外部入力であるファーストパルス基準タイミ
ング411aが接続されている。インバータ素子200
1の段数は、ファーストパルス部の立ち上がり及び立ち
下がりのエッジ位置の可変範囲を満足する遅延量が少な
くとも得られる段数とする。例えば、ファーストパルス
部の立ち上がりエッジ位置の可変範囲が変調データ20
8の立ち上がりエッジから20ナノ秒までの範囲内、立
ち下がりエッジ位置の可変範囲が変調データ208の立
ち上がりエッジの1チャネルクロック周期後から20ナ
ノ秒までの範囲内であるとすると、総遅延量は20ナノ
秒分必要となる。これに対し、インバータ素子2001
の2段分の遅延量が0.5ナノ秒であるとすると、20
÷0.5=40となり、インバータ素子2001は少な
くとも80段必要となる。
1のうち偶数段目の出力に接続され、ファーストパルス
始端位置設定SFPに相当する選択信号419aに従っ
て前記偶数段目の各インバータ素子2001の出力のう
ちいずれか1つを選択し、ファーストパルス始端エッジ
基準信号411bとして出力する。また、選択部200
3は同様に偶数段目のインバータ素子2001の出力に
接続され、ファーストパルス終端位置設定EFPに相当
する選択信号419bに従って前記各インバータ素子2
001の出力のうちいずれか1つを選択し、ファースト
パルス終端エッジ基準信号411cとして出力する。
02は、入力パルスであるファーストパルス基準タイミ
ング411aを順々に遅延させていくためのインバータ
素子2001と、各インバータ素子の出力を選択する選
択部2002及び2003を組み合わせることで容易に
構成可能である。この構成は図4に示した記録パルス生
成部111に使用されている他の遅延部、即ち、マルチ
パルス遅延部403、ラストパルス遅延部404、クー
リングパルス遅延部405にも同様に適用できる。但
し、マルチパルス遅延部403及びクーリングパルス遅
延部はその遅延出力がそれぞれ1つのみであるから、各
インバータ素子の出力を選択する選択部は1つで良い。
ルスの各エッジ位置の最小調整ステップは、およそイン
バータ素子2個分を通過する遅延時間に相当する。
ンバータ素子2001を用いているが、別の素子を用い
ても構成可能である。
りにバッファ素子2101を用いてファーストパルス遅
延部402を構成した例を示すブロック図である。図2
1に示す構成によっても、図20に示した構成と同様、
バッファ素子2101の出力の一部もしくは全部を選択
部2002及び選択部2003を用いて選択し出力する
ことで遅延量が可変なパルス遅延出力を得ることが可能
である。
バッファ素子の代わりに、電圧制御型遅延素子2201
を用いてファーストパルス遅延部402を構成した例を
示すブロック図である。電圧制御型遅延素子2201
は、例えば図22(b)に示すように、入出力間に挿入
されたインダクタ2202と、インダクタ2202に並
列に挿入された可変容量キャパシタ2203と、インダ
クタ2202の中間位置とグラウンド電圧間に挿入され
た可変容量キャパシタ2204からなる一種の位相フィ
ルタであり、2種類の可変容量キャパシタ2203、2
204の容量を遅延制御電圧により制御することで、入
出力間の位相シフト量、即ち入出力間の遅延量を可変に
するものである。2種類のパルス遅延出力を得たい場合
は、電圧制御型遅延素子2201を2個内蔵し、それぞ
れ別々の外部制御電圧で遅延量を制御することにより実
現できる。
素子やバッファ素子を遅延素子として利用する構成で
は、一般的にCMOSプロセス、バイポーラプロセス等
において標準セルとして用意されている素子を組み合わ
せることで構成できるため、比較的容易かつ安価に集積
回路化(IC化)可能であるという利点があるが、記録
補償量の分解能、即ち記録パルスの最小調整ステップが
インバータ素子2個もしくはバッファ素子1個の遅延量
で規定されてしまうため、プロセスの微細度によっては
目的とする遅延分解能が得られない場合がある。これに
対し、図22に示したような電圧制御型遅延素子を利用
する構成では、外部制御電圧によって遅延量をアナログ
的に変化させることが可能であるため、理論的には無限
小の分解能が得られる。しかしながら、理想的な位相フ
ィルタを構成することはかなり難しく、遅延分解能の良
い素子を構成するためにはかなり精度の良い素子が必要
なため、比較的高価なものになってしまう。求められる
分解能・遅延精度等の性能と、装置のコスト等を勘案し
て、最も適切な素子を選択して使用することが望まし
い。
1の内部構成の一例を説明したが、図4の例のようにパ
ルスを遅延させる構成と比較して、遅延部に要する回路
規模を小さくできる構成を説明する。
5は、図4に示すものとは異なる記録パルス生成部11
1の内部構成例を示すブロック図である。また、図13
は、図5に示す内部構成を持つ記録パルス生成部111
を用いて、変調データ208から記録パルス206a,
206b,206cを生成するまでの具体的動作例を説
明するための信号タイミング図である。なお、図13で
は図12と同様にランレングスが2から10の範囲で制
限された変調規則を用いてPWM記録を行う場合で、6
Tマークを記録する際の波形例を示している。
01は、別ブロックより供給される変調データ208を
受けて、ファーストパルス始端基準タイミング511
a、ファーストパルス終端基準タイミング512a、マ
ルチパルス基準タイミング513a、ラストパルス始端
基準タイミング514a、ラストパルス終端/クーリン
グパルス始端基準タイミング515a、クーリングパル
ス終端基準タイミング516aを生成し、出力する。
8に同期したクロック510(1周期が1チャネルビッ
ト)を入力とし、記録パルス位置補正部112より設定
されるSFP、EFP、MPW、SLP、ELP、EC
Pに基づいて7種類の遅延クロック、即ち、ファースト
パルス始端位置基準クロック511b、ファーストパル
ス終端位置基準クロック512b、マルチパルス始端基
準クロック513b、マルチパルス終端基準クロック5
13c、ラストパルス始端位置基準クロック514b、
ラストパルス終端位置/クーリングパルス始端位置基準
クロック515b、クーリングパルス終端位置基準クロ
ック516bを出力する。
ク513bは、マルチパルス部の立ち上がりエッジ位置
を規定すると同時に全てのパルスエッジの基準となるク
ロック信号であり、SFP、EFP、MPW、SLP、
ELP、ECPの各設定値はマルチパルス始端基準クロ
ック513bとの時間関係に基づいて規定される。例え
ば図13の波形例による場合、SFP、EFPの各設定
値はマルチパルス始端位置基準クロック511bの立ち
下がりエッジに対する時間関係で規定する、MPW、S
LP、ELP、ECPの各設定値はマルチパルス始端位
置基準クロック511bの立ち上がりエッジに対する時
間関係で規定する。
ストパルス始端基準タイミング511aは変調データ2
08の立ち上がりエッジから第1波目のマルチパルス始
端基準クロック513bの立ち上がりエッジより一周期
分のHレベルを有するパルス信号である。
2aは、図13に示すように、変調データ208の立ち
上がりエッジから第1波目のマルチパルス始端基準クロ
ック513bの立ち下がりエッジより1周期分のHレベ
ルを有するパルス信号である。
図13に示すように、変調データ208の立ち上がりエ
ッジから第3波目のマルチパルス始端基準クロック51
3bの立ち上がりエッジより第5波目のマルチパルス始
端基準クロック513bの立ち上がりエッジまでの期間
Hレベルとなるゲート信号である。但し、上記は6Tマ
ークに対応した場合であり、より一般的に説明すると、
MTマーク(Mは3から11までの整数)に対するマル
チパルス基準タイミング513aは、変調データ208
の立ち上がりエッジから第3波目のマルチパルス始端基
準クロック513bの立ち上がりエッジより、(M−
4)チャネルビット周期の期間Hレベルとなる。但し、
M=3、4の場合、即ち3Tマークもしくは4Tマーク
の場合のマルチパルス基準タイミング412aはLレベ
ルのままである。
14a、ラストパルス終端/クーリングパルス始端基準
タイミング515a、及びクーリングパルス終端基準タ
イミング516aは、図13に示すように、変調データ
208の立ち上がりエッジから、マルチパルス始端基準
クロック513bのそれぞれ、第4波目立ち下がりエッ
ジ、第5波目立ち上がりエッジ、第6波目立ち下がりエ
ッジ、より1周期分のHレベルを有するパルス信号であ
る。但し、上記は6Tマークに対応した場合であり、よ
り一般的に説明すると、MTマーク(Mは3から11ま
での整数)に対するラストパルス始端基準タイミング5
14a、ラストパルス終端/クーリングパルス始端基準
タイミング515a、クーリングパルス終端基準タイミ
ング516aは、変調データ208の立ち上がりエッジ
から、マルチパルス始端基準クロック513bのそれぞ
れ、第(M−2)波目の立ち下がりエッジ、第(M−
1)波目の立ち上がりエッジ、第M波目の立ち下がりエ
ッジ、より1周期分のHレベルを有するパルス信号であ
る。
1aとファーストパルス始端位置基準クロック511b
はそれぞれDフリップフロップ503aのD入力及びク
ロック入力に接続され、Dフリップフロップ503aの
Q出力はファーストパルス始端位置信号511cとな
る。
2aとファーストパルス終端位置基準クロック512b
はそれぞれDフリップフロップ503bのD入力及びク
ロック入力に接続され、Dフリップフロップ503bの
Q反転出力はファーストパルス終端位置信号512cと
なる。
とラストパルス始端位置基準クロック514bはそれぞ
れDフリップフロップ503cのD入力及びクロック入
力に接続され、Dフリップフロップ503cのQ出力は
ラストパルス始端位置信号514cとなる。
基準タイミング515aとラストパルス終端位置/クー
リングパルス始端基準クロック515bはそれぞれDフ
リップフロップ503dのD入力及びクロック入力に接
続され、Dフリップフロップ503dのQ反転出力はラ
ストパルス終端位置信号515cとなり、Q出力はクー
リングパルス始端位置信号515dとなる。
6aとクーリングパルス終端位置基準クロック516b
はそれぞれDフリップフロップ503eのD入力及びク
ロック入力に接続され、Dフリップフロップ503eの
Q反転出力はクーリングパルス終端位置信号516cと
なる。
ファーストパルス終端位置信号512cはそれぞれDフ
リップフロップ505aのクロック入力及びリセット入
力に接続される。またDフリップフロップ505aのD
入力はHレベルに固定されている。これにより、Dフリ
ップフロップ505aのQ出力であるファーストパルス
信号517は、図13に示すように、ファーストパルス
終端位置信号512cがHレベルのときのファーストパ
ルス始端位置信号511cの立ち上がりエッジでHレベ
ルに立ち上がり、ファーストパルス終端位置信号512
cの立ち下がりエッジでLレベルに立ち下がる。
ルチパルス始端基準クロック513bとマルチパルス終
端基準クロック513cは論理素子504に入力され
る。論理素子504は、MPWが正の数のときには、マ
ルチパルス始端基準クロック513bとマルチパルス終
端基準クロック513cの論理和をとった信号とマルチ
パルス基準タイミング513aとの論理積をとり、マル
チパルス信号518として出力する。また論理素子50
4は、MPWが負の数のときには、マルチパルス始端基
準クロック513bとマルチパルス終端基準クロック5
13cの論理積をとった信号とマルチパルス基準タイミ
ング513aとの論理積をとりマルチパルス信号518
として出力する。
トパルス終端位置信号515cはそれぞれDフリップフ
ロップ505bのクロック入力及びリセット入力に接続
される。またDフリップフロップ505bのD入力は、
Hレベルに固定されている。これにより、Dフリップフ
ロップ505bのQ出力であるラストパルス信号519
は、図13に示すように、ラストパルス終端位置信号5
15cがHレベルのときのラストパルス始端位置信号5
14cの立ち上がりエッジでHレベルに立ち上がり、ラ
ストパルス終端位置信号515cの立ち下がりエッジで
Lレベルに立ち下がる。
クーリングパルス終端位置信号516cはそれぞれDフ
リップフロップ505cのクロック入力及びリセット入
力に接続される。またDフリップフロップ505cのD
入力は、Hレベルに固定されている。これにより、Dフ
リップフロップ505cのQ出力であるクーリングパル
ス信号520は、図13に示すように、クーリングパル
ス終端位置信号516cがHレベルのときのクーリング
パルス始端位置信号515dの立ち上がりエッジでHレ
ベルに立ち上がり、クーリングパルス終端位置信号51
6cの立ち下がりエッジでLレベルに立ち下がる。
パルス信号517、マルチパルス信号518、ラストパ
ルス信号519、クーリングパルス信号520は、パル
ス合成部506に入力される。パルス合成部506は上
述の4種類の信号から3本の記録パルス206a、20
6b、206cを合成し出力する。合成された記録パル
ス206a,206b,206cの波形例を図13に示
す。
録パルス生成部111に使用されている各パルス遅延部
と同様に、インバータ素子もしくはバッファ素子の多段
接続、電圧制御型遅延素子を用いることで構成できる。
ンバータ素子を用いて構成したクロック遅延部502の
内部構成例を示すブロック図である。図6において、イ
ンバータ素子601が複数段直列に接続されており、そ
の初段のインバータ素子601に外部入力であるクロッ
ク510が接続されている。インバータ素子601の段
数は、記録パルス206a、206b、206cの各エ
ッジ位置の可変範囲を満足する遅延量が少なくとも得ら
れる段数とする。例えば、記録パルス206a、206
b、206cの各エッジ位置の可変範囲が±10ナノ秒
であり、インバータ素子601の2段分の遅延量が0.
5ナノ秒であるとすると、20÷0.5=40となり、
インバータ素子601は少なくとも80段必要となる。
出力の一部もしくは全てに接続されており、選択信号5
19に従い前記各インバータ素子601の出力のうちい
ずれか1つを選択して出力する。選択部602は遅延量
の異なるクロックの種類分必要であり、図5に示した記
録パルス生成部111に内蔵される場合、7種類の遅延
量の異なるクロック(ファーストパルス始端位置基準ク
ロック511b、ファーストパルス終端位置基準クロッ
ク512b、マルチパルス始端基準クロック513b、
マルチパルス終端基準クロック513c、ラストパルス
始端位置基準クロック514b、ラストパルス終端/ク
ーリングパルス始端位置基準クロック515b、クーリ
ングパルス終端位置基準クロック516b)が必要なた
め、選択部602は7個設けられている。
らなり、その内訳は、ファーストパルス始端位置設定S
FPに相当する選択信号519a、ファーストパルス終
端位置設定EFPに相当する選択信号519b、マルチ
パルス始端位置さらには記録パルスの各エッジ可変範囲
の基準位置を決定する選択信号519c、マルチパルス
幅設定MPWに相当する選択信号519d、ラストパル
ス始端位置設定SLPに相当する選択信号519e、ラ
ストパルス終端位置設定ELPに相当する選択信号51
9f、クーリングパルス終端位置設定ECPに相当する
選択信号519gとからなる。
入力クロックを順々に遅延させていくためのインバータ
素子601と、各インバータ素子の出力を選択する選択
部602とを組み合わせることで容易に構成できる。ま
た、記録補償量の分解能である、記録パルスの最小調整
ステップは、およそインバータ素子2個分を通過する遅
延時間に相当する。
にバッファ素子1601を用いてクロック遅延部502
を構成した例を示すブロック図である。図16に示す構
成によっても、図6に示した構成と同様、バッファ素子
1601の出力の一部もしくは全部を選択部1602を
用いて選択し出力することで遅延量が可変な複数の遅延
クロック出力を得ることが可能である。
ァ素子の代わりに、電圧制御型遅延素子1701を用い
てクロック遅延部502を構成した例を示すブロック図
である。電圧制御型遅延素子1701は、図22に示し
たものと同様の構成を有しており、したがってその詳細
説明は省略する。複数種類の遅延クロックを得たい場合
は、図17の構成例のように電圧制御型遅延素子170
1を複数個内蔵し、それぞれ別個の外部制御電圧で遅延
量を制御することにより実現できる。
て、図6のインバータ素子を利用する構成では反転出力
即ち180度位相ずれの出力を容易に得られるという特
徴があるが、逆にバッファ素子を用いた方が選択部の規
模を小さくすることができる。求められる分解能・遅延
精度等の性能と、装置のコスト等を勘案し、最適な素子
を選択して使用することが望ましい。
な内部構成を持つ記録パルス生成部111は、クロック
510を遅延させるクロック遅延部502を内蔵するこ
とで、記録補償されたパルスを容易に生成することが可
能である。また、クロックを遅延させる構成としたこと
で、図4の例のようにパルスを遅延させる構成と比較し
て、回路規模を小さくすることが可能である。なぜな
ら、パルスを遅延させる場合、記録パルスの独立に制御
すべきエッジ位置の数だけ遅延部を複数持つ必要がある
のに対し、クロックを遅延させる場合、クロック遅延部
を1系統持つのみで複数のエッジ位置を独立に制御する
ためのタイミングを生成可能だからである。
独立に制御すべきエッジ位置が6個所ある場合、図4の
構成例に用いたパルス遅延部に要する回路規模は、図5
の構成例に用いたクロック遅延部に要する回路規模に比
べ、少なくとも遅延素子の数が6倍必要となる。これ
は、各エッジ位置の可変範囲がパルス基準クロック30
1の1周期未満の場合であり、パルス基準クロック30
1の1周期を超える範囲で位置制御する必要のある場
合、回路規模の差はさらに大きくなる。
ルス206a、206b、206cの各エッジ位置の可
変範囲が下表のように規定されているとする。
ットの時間の長さ、さらに本例の場合はパルス基準クロ
ック301の1周期の期間長さとする。ファーストパル
ス立上がり位置SFP及びファーストパルス立ち下がり
位置EFPの可変範囲は変調データ(NRZI形式)2
08の立上がりエッジに対する相対位置とし、ラストパ
ルス立上がり位置SLP、ラストパルス立ち下がり位置
ELP及びクーリングパルス立上がり位置ECPは、変
調データ208の立ち下がりエッジに対する相対位置と
して規定している。この規定において変調データ208
とパルス基準クロック301の間にスキューはないも
の、即ちパルス基準クロック301の立上がりエッジと
変調データ208の両エッジは同位相であるとする。
変範囲が1Twを大きく超えるような場合、図4に示し
たようなパルスを個別に遅延させ、後に合成するような
構成にすると、各遅延部の遅延長さが各々1Twを大き
く超えてしまい、回路規模は膨大になってしまう。これ
に対し、パルス基準クロック301を遅延させて複数の
遅延クロックを発生しながら、パルス基準クロック30
1の1周期を超えるような広範囲のパルスエッジ制御を
行うことが可能な記録パルスの生成方法について、図1
8を用いて説明する。
図18は、パルスエッジ位置制御の一例として、ファー
ストパルス立上がり位置SFPを決定するためのタイミ
ング信号の生成方法を説明するための模式図である。一
定周期のパルスが連続するようなクロック信号を用いて
遅延タイミングを得るには、クロック信号の立上がりエ
ッジもしくは立ち下がりエッジを利用するしかないた
め、クロック信号のエッジ位置を制御することで得られ
る可変範囲はクロック信号の一周期以下でしかない。こ
れより広い範囲で位置表現を行うには、クロック信号以
外にクロックの立上がりエッジもしくは立ち下がりエッ
ジで打ち抜けるようなウィンドウ信号を設け、クロック
信号をクロック1周期以内の可変範囲で動かすと共に、
ウィンドウ信号のタイミングをクロック信号の半周期の
単位で動かしてやれば良い。ここでは、このようなウィ
ンドウ信号を、「基準軸ウィンドウ信号」と呼び、クロ
ック信号の半周期の単位での必要なタイミングの種類の
数を「基準軸の数」と呼ぶ。
01をその1周期の範囲内で遅延させたファーストパル
ス始端クロック1801と、ファーストパルス始端基準
軸ウィンドウ信号1802を生成し、ファーストパルス
始端基準軸ウィンドウ信号1802をファーストパルス
始端クロック1801でラッチすることで、ファースト
パルス始端タイミング信号1803を得ている。ファー
ストパルス始端基準軸ウィンドウ信号1802はファー
ストパルス始端クロック1801の1周期分のHパルス
であり、その立上がりエッジが変調データ208の立上
がりエッジに対して、−1Tw、−0.5Tw、0T
w、+0.5Twの4種類のタイミングで制御する。即
ちこの場合の基準軸は4本である。
号1802のタイミング制御を0.5Tw単位で行う理
由は、実際の電気回路でファーストパルス始端クロック
1801によりラッチする際に、フリップフロップ等で
のラッチタイミング余裕を確保するためである。ファー
ストパルス始端クロック1801の立上がりエッジでフ
ァーストパルス始端基準軸ウィンドウ信号1802をラ
ッチすることを想定した場合、そのセットアップ時間及
びホールド時間にタイミング余裕を持たせる必要があ
る。
ーストパルス始端基準軸ウィンドウ信号1802の立上
がりエッジより0.25Tw以降、ファーストパルス始
端基準軸ウィンドウ信号1802の立ち下がりエッジよ
り0.25Tw以前に、ファーストパルス始端クロック
1801の立ち上がりエッジがくるような範囲内に制御
すればよい。
ック1801の可変範囲は、各基準軸、即ちパルス基準
クロック301の立ち上がりエッジもしくは立ち下がり
エッジに対して±0.25Twの範囲とする。こうする
ことで、フリップフロップのセットアップ時間及びホー
ルド時間を共に0.25Tw以上確保できる。なお、
0.25Tw以上というのは一例であって、ラッチタイ
ミングの余裕が十分確保でき、かつ、隣の基準軸に対す
る可変範囲との境界に隙間(ファーストパルス始端クロ
ック1801の立ち上がりエッジが来ないような領域)
がないような範囲内でクロック立ち上がりエッジの可変
範囲を決定すれば良い。例えば、各規準軸に対して、マ
イナス方向に0.1Tw、プラス方向に0.4Twの範
囲内としても、上記条件を満足できる。
トパルス始端基準軸ウィンドウ信号1802の4種類の
タイミング(A)から(D)に対して、ファーストパル
ス始端クロック1801の可変範囲はそれぞれ図18
(b)に示すようになり、結果として、表1に規定した
ファーストパルス立ち上がり位置SFPの範囲を満足で
きる。なお、図18に示した例ではファーストパルス立
ち上がり位置SFPを可変制御できることを説明した
が、その他の可変にすべきエッジ位置、即ち、ファース
トパルス立ち下がり位置EFP、ラストパルス立ち上が
り位置SLP、ラストパルス立ち下がり位置ELP、ク
ーリングパルス立ち上がり位置ECPについても、同様
の方法により可変制御することが可能である。表1に各
パルスエッジ位置の可変範囲のサポートに必要な基準軸
の数を示している。
Tw、即ち1チャネルビット長さとしているが、Tw/
n周期(nは自然数)であれば良い。図18に示した例
はn=1の場合ということになるが、nを2以上の整数
とすれば各エッジ制御に必要なクロックエッジの可変範
囲をより短い時間にすることができる。従って、図6あ
るいは図16に示したような単位遅延素子を多段接続す
ることで構成した遅延部を用いてクロックの遅延制御を
行う場合、その回路規模を小さくできる効果がある。n
が2以上の場合のパルス基準クロック301の生成方法
としては、PLL等を用いてクロックの逓倍を行うこと
で容易に実現できる。また、クロックの周波数をTwの
逓倍とすることで、変調回路等のチャネルクロック同期
で動作させる他の機能ブロックとの親和性を良くし、回
路構成を容易にする効果があることは言うまでもない。
パルス基準クロック301の周波数を高くすることを意
味し、それだけ回路の高速動作が要求されるため回路の
消費電力が増大してしまう。また、nをあまり大きい値
に設定しすぎるのは回路動作の安定性の面からも現実的
ではない。回路規模とクロック周波数を勘案して最も効
率的なnの値を選ぶ必要がある。
と遅延したクロックでラッチをするための基準軸ウィン
ドウ信号のタイミング制御を併用することで、クロック
の周期以上の広範囲な位置制御が可能であり、以下に示
すように定式化が可能である。
としたとき、Tw/n周期(nは自然数)のクロック信
号を少なくともTw/4nの範囲内で遅延制御し、少な
くともTw/n時間幅を有するパルス状信号で、かつ、
開始位置を、Tw/2nの時間単位で連続する(d+
1)種類のタイミング(dは自然数)に制御した基準軸
ウィンドウ信号を生成し、遅延制御したクロック信号と
タイミング制御したウィンドウ信号を用いることで、d
×Tw/2nの時間範囲でパルスの遅延制御が可能であ
る。
ための記録パルス生成部>図19に、パルス基準クロッ
ク301の一周期を超える範囲でパルス位置制御を行う
ことが可能な記録パルス生成部111の内部構成を示
す。図19に示す各構成要素のうち、図5と同一の符号
を付すものは各々同等の機能を有するブロックであり、
その説明は省略する。
ロックより供給される変調データ208を受けてファー
ストパルス始端基準軸ウィンドウ信号1911a、ファ
ーストパルス終端基準軸ウィンドウ信号1912a、マ
ルチパルス基準軸ウィンドウ信号1913a、ラストパ
ルス始端基準軸ウィンドウ信号1914a、ラストパル
ス終端/クーリングパルス始端基準軸ウィンドウ信号1
915a、クーリングパルス終端基準軸ウィンドウ信号
1916aを生成し出力する。
の内部構成例と、その出力である各基準タイミング信号
の生成過程について図23を用いて説明する。図23に
おいて、まずパルス生成部2301は、変調データ20
8及びマルチパルス始端基準クロック513bを入力と
して受け、5種類のタイミング信号を出力する。5種類
のタイミング信号とは、第1のファーストパルス始端タ
イミング信号2306a、第1のファーストパルス終端
タイミング信号2307a、第1のラストパルス始端タ
イミング信号2308a、第1のラストパルス終端タイ
ミング信号2309a、第1のクーリングパルス終端タ
イミング信号2310aである。生成する記録パルスの
各エッジ位置の可変範囲が表1の通り規定されていると
すると、各タイミング信号は以下のように説明できる。
ング信号2306aは、変調データ208の立ち上がり
エッジに対して1Tw手前の位置より立ち上がる1Tw
幅のHパルス(Hはディジタル信号のハイレベル)であ
る。また、第1のファーストパルス終端タイミング信号
2307aは、変調データ208の立ち上がりエッジと
同様の位置より立ち上がる1Tw幅のHパルスである。
また、第1のラストパルス始端タイミング信号2308
aは、変調データ208の立ち下がりエッジに対して3
Tw手前の位置より立ち上がる1Tw幅のHパルスであ
る。また、第1のラストパルス終端タイミング信号23
09aは、変調データ208の立ち下がりエッジに対し
て3Tw手前の位置より立ち上がる1Tw幅のHパルス
である。また、第1のクーリングパルス終端タイミング
信号2310aは、変調データ208の立ち下がりエッ
ジに対して2Tw手前の位置より立ち上がる1Tw幅の
Hパルスである。
号2306aは、3個のDフリップフロップ2303
a、2303b、2303cにより、さらに0.5Tw
ずつ遅延され、それぞれ第2、第3、第4のファースト
パルス始端タイミング信号2306b、2306c、2
306dとなる。さらにSFP基準軸選択部2304a
は4種類の入力、即ち第1から第4のファーストパルス
始端タイミング信号2306aから2306dをSFP
基準軸選択信号2311aに従い選択して、ファースト
パルス始端基準軸ウィンドウ信号1911aとして出力
する。
号2307aは3個のDフリップフロップ2303d、
2303e、2303fにより、さらに0.5Twずつ
遅延され、それぞれ第2、第3、第4のファーストパル
ス終端タイミング信号2307b、2307c、230
7dとなる。さらにEFP基準軸選択部2304bは3
種類の入力、即ち第2から第4のファーストパルス終端
タイミング信号2307bから2307dをEFP基準
軸選択信号2311bに従い選択して、ファーストパル
ス終端基準軸ウィンドウ信号1912aとして出力す
る。
308aは2個のDフリップフロップ2303g、23
03hにより、さらに0.5Twずつ遅延され、それぞ
れ第2、第3のラストパルス始端タイミング信号230
8b、2308cとなる。さらにSLP基準軸選択部2
304cは3種類の入力、即ち第1から第3のラストパ
ルス始端タイミング信号2308aから2308cをS
LP基準軸選択信号2311cに従い選択して、ラスト
パルス始端基準軸ウィンドウ信号1913aとして出力
する。
309aは4個のDフリップフロップ2303i、23
03j、2303k、2303lにより、さらに0.5
Twずつ遅延され、それぞれ第2、第3、第4、第5の
ラストパルス終端タイミング信号2309b、2309
c、2309d、2309eとなる。さらにELP基準
軸選択部2304dは4種類の入力、即ち第2から第5
のラストパルス終端タイミング信号2309bから23
09eをELP基準軸選択信号2311dに従い選択し
て、ラストパルス終端基準軸ウィンドウ信号1914a
として出力する。
号2310aは7個のDフリップフロップ2303m、
2303n、2303o、2303p、2303q、2
303r、2303sにより、さらに0.5Twずつ遅
延され、それぞれ第2、第3、第4、第5、第6、第
7、第8のクーリングパルス終端タイミング信号231
0b、2310c、2310d、2310e、2310
f、2310g、2310hとなる。さらにECP基準
軸選択部2304eは7種類の入力、即ち第2から第8
のクーリングパルス終端タイミング信号2310bから
2310hをECP基準軸選択信号2311eに従い選
択して、クーリングパルス終端基準軸ウィンドウ信号1
915aとして出力する。
ス始端タイミング信号2306cと第1のファーストパ
ルス終端タイミング信号2307aのタイミングは全く
同一となる。従って、パルス生成部2301の出力23
07aと、Dフリップフロップ2303dを削除し、D
フリップフロップ2303cのQ出力2306dをDフ
リップフロップ2303eのD入力に接続することで、
第3、第4のファーストパルス始端タイミング信号23
06c、2306dをそれぞれ、第1、第2のファース
トパルス終端タイミング信号2307a、2307bに
代用することで同一の機能を満足でき、回路の削減も可
能である。
タイミング信号2308aと第1のラストパルス終端タ
イミング信号2309aのタイミングは全く同一であ
り、第5のラストパルス終端タイミング信号2309e
と第3のクーリングパルス終端タイミング信号2310
cのタイミングも全く同一である。従って、パルス生成
部2301の出力2309a及び2310a、Dフリッ
プフロップ2303i、2303j、2303m及び2
303nを削除し、さらにDフリップフロップ2303
hのQ出力2308cをDフリップフロップ2303k
のD入力に接続し、Dフリップフロップ2303lのQ
出力2309eをDフリップフロップ2303oのD入
力に接続する構成としても良い。
ルス始端タイミング信号2308a、2308b、23
008c及び第5のラストパルス終端タイミング信号2
309eをそれぞれ、第1、第2、第3のラストパルス
終端タイミング信号2309a、2309b、2309
c及び第3のクーリングパルス終端タイミング信号23
10aに代用することで同一の機能を満足でき、回路の
削減も可能である。
一の機能を満足できれば如何なる回路構成であっても差
し支えない。各パルスエッジ位置制御に関する基準軸の
数に応じたタイミングで基準軸ウィンドウ信号を生成で
きれば良い。
例を示したように、パルス基準クロック301の1周期
を超える範囲でのパルス位置制御が可能な記録パルス生
成部111について説明した。このような構成を採るこ
とで、図4に示したような各パルス部位毎に個別のパル
ス遅延部を設ける構成に比べ、遅延部に要する可能規模
を飛躍的に小さくすることができる。
きエッジ位置が6個所ある場合、図4に示したような構
成では始端・終端の遅延素子を共用化したとしても4種
類のパルス遅延部が必要となるのに対して、図19に示
したような構成では1系統のクロック遅延部のみで良
い。
は、図4の各パルス遅延部の遅延長さは、表1の各エッ
ジ位置の可変範囲に対する正味の遅延量が必要となるの
に対し、図19のクロック遅延部502は1Twの遅延
量があれば十分である。
上、本発明の特徴である変調データ208から記録パル
ス206a、206b、206cを生成する記録パルス
生成部111の内部構成例及びその内部動作について詳
しく述べてきた。次に、記録パルス生成部111の内部
構成要素の一つとなるところの遅延部における遅延量
が、温度変化・電源電圧変化等の外部要因により変動し
たときにも、記録パルス206a、206b、206c
の各エッジ位置が適切な位置に保持され、その結果いか
なる状況下でも記録信号品質を高く保つことの可能な方
法及びその具体的構成例について述べる。これは本発明
のもう一つの特徴となるところであり、以下に述べるよ
うな構成・方法により、その目的が達成され得る。
延部またはパルス遅延部を構成したときに温度変化・電
源電圧変化によって被る影響について詳しく述べ、その
後にその影響を補償する具体的構成・方法について述べ
ることにする。
変動>図7は、遅延部の一例として、図6にて内部構成
を説明したクロック遅延部502の選択信号値と得られ
る遅延クロック出力の関係について説明するための模式
図である。ここで述べる選択信号値とは、選択信号51
9により与えられる値であり、この値により、インバー
タ素子601の通過段数が決まり、その結果、遅延クロ
ックの遅延量が制御される。ここで、クロック遅延部5
02に内蔵されるインバータ素子601の段数を128
段とし、選択する遅延クロックは入力クロック510と
同相、即ち偶数段のインバータ素子601の出力のみ選
択するとする。また、10進数で0に符号化された選択
信号値で中間付近の遅延量が得られ、マイナス方向に絶
対値が大きいほど遅延量が小さく、プラス方向に絶対値
が大きいほど遅延量が大きくなるように選択信号値を割
り振ると、図7に示すような関係となる。
る遅延クロックに対し相対的な遅延量がおよそ±0.5
Twとなるような選択信号値であると定義する。ここで
Twはクロック510の1周期、つまり1チャネルビッ
トの周期とする。Nの値はインバータ素子601の1段
当たりの遅延量が変化しない限りは常に一定の値となる
が、実際の装置においては温度変化・電源電圧変化によ
りインバータ素子601の1段当たりの遅延量は変動す
るため、Nの値は一定とはならない。
択信号値を縦軸にクロック遅延部502の入出力間の遅
延時間をとり、両者の関係を示すグラフである。図8
(b)は常温・正規電源電圧におけるグラフであり、こ
のときに選択信号値0に相当する遅延クロックに対し相
対的な遅延量が±0.5Twとなる選択信号値を±No
とする。これに対し、図8(a)は低温もしくは高電源
電圧の条件下におけるグラフであり、このときに選択信
号値0に相当する遅延クロックに対し相対的な遅延量が
±0.5Twとなる選択信号値を±Nsとする。また、
図8(c)は高温もしくは低電源電圧の条件下における
グラフであり、このときに選択信号値0に相当する遅延
クロックに対し相対的な遅延量が±0.5Twとなる選
択信号値を±Nfとする。
時間は、素子の置かれる環境温度が低いほど相対的に短
くなり、環境温度が高いほど相対的に長くなる。また、
一般的にインバータ素子の入出力間の遅延時間は、素子
に印可される電源電圧が低いほど相対的に長くなり、素
子に印可される電源電圧が高いほど相対的に短くなる。
従って、図8(a)〜(c)に示すように、右側のグラ
フほどグラフの傾きは大きくなり、逆に各条件下での選
択信号値の大小関係については、Ns>No>Nfの関
係が成り立つ。
により選択信号値当たりの相対的な遅延量が変動してし
まい、結果として記録パルスの所定のエッジ位置が記録
を品質良く行うための最適値からずれてくるという問題
が起こる。この問題を解決するために、2種類の遅延量
を持つ2本の信号間の遅延差を測定する遅延量測定部を
設け、この遅延量測定部による遅延量測定結果に基づい
て、記録補償に関する設定値の更新を行う構成を提案す
る。
定部113の構成を示すブロック図である。第1の入力
1001、第2の入力1002、遅延測定用クロック1
003が外部より入力され、遅延測定用クロック100
3を用いて第1の入力1001の所定のエッジと第2の
入力1002の所定のエッジとの遅延差を遅延測定用ク
ロック1003を用いて測定し、測定した結果を遅延量
測定結果1004として出力する構成である。
として何の信号を入力するかは記録パルス生成部111
の内部構成に依る。図4の構成の場合、ファーストパル
ス遅延部402の出力であるファーストパルス始端エッ
ジ基準信号411bとファーストパルス終端エッジ基準
信号411cとをそれぞれ、第1の入力1001と第2
の入力1002としている。これにより、ファーストパ
ルス遅延部402における2出力間の遅延差と、ファー
ストパルス立ち上がり位置設定SFP及びファーストパ
ルス立ち下がり位置設定EFPの両設定値との関係が遅
延量測定結果により明らかになる。
延部402とは別の遅延部の出力を遅延量測定部113
の入力としても良い。4種類の各遅延部の全ての遅延量
を厳密に測定するには、各遅延部の出力を全て遅延量測
定部113の入力とするべきではあるが、各遅延部の内
部遅延素子の構成が同様である場合には、必ずしも全て
の遅延量を測定する必要はなく、むしろ測定にかかる時
間及び測定部の規模を考慮すると、代表となる遅延部の
出力を1通りのみ測定するのが望ましい。
502の出力であるファーストパルス始端位置基準クロ
ック511bとファーストパルス終端位置基準クロック
512bをそれぞれ、第1の入力1001と第2の入力
1002としている。これにより、クロック遅延部50
2における2出力511bと512bとの間の遅延差
と、ファーストパルス立ち上がり位置設定SFP及びフ
ァーストパルス立ち下がり位置設定EFPの両設定値と
の関係が遅延量測定結果により明らかになる。
2の別の出力を遅延量測定部113の入力としても良い
が、7種類の出力間の全ての遅延差を測定する必要はな
い。クロック遅延部502は1系統の遅延素子群により
構成されているため、どの出力をとっても設定値当たり
の遅延量はほぼ同じと言えるからである。
れかの入力とし、入力として選んだ遅延部の出力を第2
の入力1002としてもよい。例えば、図4においては
ファーストパルス遅延部402の入力411aを第1の
入力1001とし、ファーストパルス遅延部402の出
力の一つである411bを第2の入力1002とする。
これにより、ファーストパルス遅延部402の入出力間
の遅延差と、ファーストパルス立ち上がり位置設定SF
Pの設定値との関係が遅延量測定結果より明らかにな
る。図5においては、クロック遅延部502の入力51
0を第1の入力1001とし、クロック遅延部502の
出力の一つである511bを第2の入力1002とす
る。これにより、クロック遅延部502の入出力間の遅
延差と、ファーストパルス立ち上がり位置設定SFPの
設定値との関係が遅延量測定結果より明らかになる。
は、高い周波数を用いるほど分解能の小さい測定を行う
ことが可能となるが、周波数の高さには限界がある。回
路動作の安定性、消費電力の面から考えて、極端に高い
周波数のものを用いるのは好ましくない。そこで、遅延
測定用クロック1003として記録パルス生成部111
に入力されている1チャネルビット周期(Tw)のクロ
ック信号を用い、第1の入力1001と第2の入力10
02との間の遅延差が1Twとなる設定値を検出するこ
とができるように遅延量測定部113を構成するのが望
ましい。
細な構成を示したブロック図である。図11に示す遅延
量測定部113は、図5に示したようなクロック遅延部
502を内蔵した記録パルス生成部111に対して、そ
のクロック遅延部502によるクロックの遅延量を測定
するものとする。
部502のある出力が入力され、第2の入力としてクロ
ック遅延部502の別の出力が入力される。第1のウィ
ンドウ生成部1101は第1の入力を受け、第1のウィ
ンドウ信号1110を生成する。第2のウィンドウ生成
部1102は第2の入力を受け、第2のウィンドウ信号
1111を生成する。前記2つのウィンドウ信号はOR
素子1104にて論理和がとられて測定ウィンドウ信号
1113となる。カウント部1105は、カウント周期
決定部1103により決定される測定周期信号1112
の期間で、測定ウィンドウ信号1113のHレベルの区
間を遅延測定用クロックを用いてカウントする。ここ
で、遅延測定用クロックとしては第1の入力と同じ、ク
ロック遅延部の第1の出力を用いる。測定周期信号11
12の1周期にカウント部1105によりカウントされ
た結果は、カウント出力1114としてDフリップフロ
ップ1106のD入力に供給される。Dフリップフロッ
プ1106のクロック入力には測定周期信号1112が
接続され、この構成により測定周期毎のカウント結果が
遅延量測定結果として出力される。
つ記録パルス生成部111に対して適用する遅延量測定
部113、特に、クロック遅延部502の2出力間の遅
延差を測定する例として示したが、これに限定されるも
のではない。図10の説明において述べたように、クロ
ック遅延部502の入出力間の遅延差、図4の各パルス
遅延部402、403、404、405の入出力間、も
しくは2出力間の遅延差を測定する部についても、図1
1と同様の構成で実現できる。
第1の入力1001と第2の入力1002の間の遅延差
が1Twとなる設定値を検出する過程を説明するための
タイミング図が図14である。
2の入力1002との遅延差が1Twに満たない場合の
タイミング例である。図に示しているように、このとき
測定ウィンドウ信号1113のHレベル区間は2Twに
満たないため、測定周期信号1112の周期がウィンド
ウ信号1110及び1111の周期の100周期分とす
ると、カウント結果は常に100となる。
2の入力1002との遅延差がほぼ1Twとなる場合の
タイミング例を示している。このとき測定ウィンドウ信
号1113のHレベル区間は2Twとなり、測定周期信
号1112の周期がウィンドウ信号1110及び111
1の周期の100周期分とすると、カウント結果は常に
200となる。
1002との遅延差が1Tw未満となる設定値から、徐
々に1Tw以上となる設定へと変えて行くことにより、
カウント結果である遅延量測定結果は100から200
へと変化する。その変化点がほぼ遅延差1Twとなる設
定値であると言える。
ると、記録パルス位置補正部112により記録パルス生
成部111に内蔵の遅延部の遅延設定を変化させなが
ら、遅延量測定部113により2つの遅延信号間の遅延
量が1Twとなる設定値を探索することができる。
うにして探索した設定値を用いて、具体的に記録補償量
の設定をどのように校正するかについて説明する。
ィスク記録装置における記録補償方法として、自己マー
ク長もしくは直前のスペース長もしくは直後のスペース
長の少なくともいずれか1つ、もしくはそれらの組み合
わせにより記録パルスの所定のエッジ位置を決定し、決
定したエッジ位置の基準位置に対する時間により規定す
る方法が提案されている。この方法に基づくと、所定の
パルスエッジ位置に関する記録補償量は、各マーク/ス
ペースの組み合わせの数からなる時間テーブルにより規
定される。規定された時間テーブルを上述したような設
定値のテーブルに置き換え、なおかつ温度変動・電源電
圧変動があっても規定の時間テーブル通りになるように
設定値テーブルを更新していくことを「記録補償テーブ
ルの校正」と定義する。なお、時間テーブルについて
は、例えば、米国特許出願第09−352,211号に
詳細に開示されており、その内容は参照することによっ
て本明細書の一部として組み込まれる。
発明に係る光ディスク記録装置における記録補償テーブ
ルの校正方法についての具体的処理を示すフローチャー
トである。図に示すように、記録補償テーブルの校正開
始が指示されると、まず、選択信号±Nの設定を行う
(ステップ1)。すなわち、システム制御部110は、
記録パルス位置補正部112経由で選択信号±Nの設定
を行い、その結果、遅延量測定部113の第1及び第2
の入力に対する遅延段数が設定される。その後、選択さ
れた遅延段数に対する遅延測定結果を読み取る(ステッ
プ2)。
れた遅延段数に対応した第1の入力及び第2の入力が入
力され、それに対する遅延量測定結果をシステム制御部
110が読み取る。その後、システム制御部110は読
み取った遅延量測定結果をもとに、現在の遅延量がほぼ
1Twであるかどうかを判断する(ステップ3)。遅延
量が1Twに満たないと判断されると、設定値NはN+
1にインクリメントされ(ステップ4)、ステップ2に
戻る。遅延量がほぼ1Twであると判断されると、選択
信号Nの値を用いて時間テーブルを設定値テーブルに変
換する(ステップ5)。
定値テーブルへの変換の一例を示す模式図である。図9
の例では、記録パルスの所定のエッジ位置が、記録しよ
うとするマーク(自己マーク)の長さと、自己マークの
直前のスペース長との組み合わせにより決定されてい
る。
Tw以上の3種類と、直前スペース長が3Tw、4T
w、5Tw以上の3種類との組み合わせで、3×3=9
通りのエッジ位置を時間で規定したものが図9の時間テ
ーブルである。ここで、1Tw=17ナノ秒とし、図1
1にて説明したように遅延量測定部113を用いて求め
た二つの入力の遅延差が±0.5Twとなるときの設定
値をN(例えば、図8に示すNs、No、Nfの値)とす
ると、時間テーブルに対応した設定値テーブルは図9に
示すように作ることができる。ここで、設定値テーブル
の各エントリの値は、対応する時間テーブルのエントリ
の値(−1、−2、+2、+3等)に、N/(0.5T
w)の値を乗算して求められる。なお、このように求め
た各エントリの値は、必ずしも整数値とはならないが、
実際の遅延部の設定は整数値として与えられる。従っ
て、四捨五入等の丸め処理を行ない、整数値に直す必要
がある。
式で与えられる。そのため、温度・電源電圧等の変動要
因によりNの値が大きくなると、設定値の絶対値も大き
くなる。Nの値が大きくなるということは、設定値の1
ステップ当たりの遅延量が標準より小さくなるというこ
とである。このとき設定値の絶対値が大きくなると、設
定値0(基準位置)と所定のエッジ位置を決める設定値
との間の遅延段数差も多くなる。つまり、設定値の1ス
テップ当たりの遅延量が標準より小さくなると段数は逆
に多くなるため、所定のエッジ位置の基準位置からの遅
延量は一定に保たれる。
値も小さくなり、基準位置(設定値0)との間の段数差
も少なくなる。つまり、設定値の1ステップ当たりの遅
延量が標準より大きくなると段数は逆に少なくなるた
め、所定のエッジ位置の基準位置からの遅延量は一定に
保たれる。
値を基に設定値を変換し、変換された設定値を用いて記
録パルスの所定のエッジ位置を補正することにより、温
度・電源電圧等の変動により遅延部の遅延量が変動して
も、記録補償量は一定に保たれる。これにより、温度・
電源電圧変動等の外部要因で、記録特性が劣化すること
を防ぐというすばらしい効果が得られる。
パルスの所定のエッジ位置を示す各時間情報は自己マー
ク長と直前のスペース長の組み合わせにより個別に決定
されているが、これに限定されるものではない。自己マ
ーク長と直後のスペース長の組み合わせでも良いし、自
己マーク長のみで場合分けしても良い。例えば、図2の
例に示したような記録パルスを用いる場合、ファースト
パルスの始端エッジ位置SFPを自己マーク長と直前ス
ペース長の組み合わせ毎に個別に決定し、ラストパルス
の終端エッジ位置ELPを自己マーク長と直前スペース
長の組み合わせ毎に決定するといった方法を採ると、マ
ーク間の熱干渉を記録補償する観点から効果的である。
ブルの校正方法は、図6に示したクロック遅延部を備え
た記録パルス生成部111に対するものとして説明した
が、図16に示したクロック遅延部を用いる場合でも、
同様に適用できる。
を用いたクロック遅延部に対しては、遅延選択信号が離
散値ではなく、アナログ的に変化する電圧であるため、
図15に示した方法をそのまま適用できない。しかしな
がら、図15のステップ1における選択信号値+N/−
Nをそれぞれ遅延制御電圧Vn/V-nとし、ステップ4
におけるN値を+1だけインクリメントする動作を、遅
延制御電圧Vnを(Vn−Vs)に、遅延制御電圧V-nを
(Vn+Vs)に変化させる動作と置き換えることによ
り、同様に適用可能となる。但し、ここでVsは要求さ
れる遅延量の最小変化単位に相当する遅延制御電圧であ
り、現在の遅延制御電圧をVsだけ増減させることで、
図15の例における一遅延段数分遅延量が増減する。
説明したような方法で、温度・電源電圧等の変動により
遅延部の遅延量が変動しても、記録補償量を一定に保つ
事が可能であることを示した。この方法を用いること
で、遅延部全体の遅延量が変動するような場合に大きな
効果が得られる。しかしながら、遅延部を構成する個々
の素子間のバラツキに対しては大きな効果を得ることは
難しいという課題がある。
6に示したクロック遅延部502の構成の場合にはイン
バータ素子601、図16に示した構成の場合にはバッ
ファ素子1601、図17に示した構成の場合には電圧
制御型遅延素子1701等の各々の素子間に存在する遅
延量に対するバラツキを言う。
ジタルIC(スタンダードセル・ゲートアレイ等)に内
蔵させる場合、汎用のロジックセルを用いて構成できる
が、ディジタルIC内部におけるロジックセルの配置状
況、ロジックセル間の配線負荷、ロジックセルを構成す
るトランジスタの駆動能力等のバラツキにより、遅延量
のバラツキが生じる。また、図17に示した電圧制御型
遅延素子の場合にも、遅延制御電圧に対して入出力間の
遅延を完全にリニアにすることは実際上かなり困難であ
り、非線型な特性となる部分も存在する場合がある。従
って、実際の装置において遅延部の特性が、図8に示し
た選択信号値と遅延時間の関係のような理想的な直線で
はなく、ある範囲のバラツキを持った特性となる。
に示すようなインバータ素子を用いて構成した)の遅延
特性の一例を示すもので、横軸に選択信号値、縦軸に入
出力間の総遅延時間及び隣接する選択信号値間の遅延時
間の差分をとったグラフである。図に示すように、差分
遅延時間はある幅を持った範囲内に分布しており、この
分布から選択信号値により遅延時間にかなりバラツキが
あることが分かる。
る場合、図15等を用いて説明した方法、即ち総遅延量
が1Twとなる選択信号値Nを用いて時間テーブルを設
定値テーブルに変換する方法では、結果として記録パル
スのエッジ位置にバラツキが生じる。なぜなら、上記方
法は遅延部の特性を理想的な線形特性と想定して時間を
設定値に置き換えているため、図24に示すようにバラ
ツキがあると、理想的な線形特性からずれたバラツキの
成分がそのまま記録パルスのエッジ位置の誤差につなが
るからである。
バラツキがあっても、記録パルスのエッジ位置の誤差を
最小限に抑えることができる方法について以下に示す。
えば、図25(a)に示すように、選択信号値が0を中
心にして負の領域と正の領域に2分割する。すなわち、
遅延部を構成する複数段のインバータを、出力する選択
信号値が負になるインバータからなるグループ(A点か
らB点の間にあるインバータのグループ)と、出力する
選択信号値が正になるインバータからなるグループ(B
点からC点の間にあるインバータのグループ)とに分け
る。
て、別々に遅延時間の測定を行う。遅延時間の測定は、
例えば図11に示した遅延量測定部を用いて行える。但
し、遅延部を複数の領域に分割しているため遅延時間が
短くなるので、周期の短い遅延測定用クロックを用いる
必要がある。図25(a)の例では、選択信号値が−3
2のポイントをA点、選択信号値が0のポイントをB
点、選択信号値が+32のポイントをC点とした。負の
領域の遅延時間はABの2点から測定する。また正の領
域の遅延時間をBCの2点から測定する。
定し終われば、予め定められた記録パルスのエッジ位置
に対応する選択信号値を、測定結果に基づいて求めるこ
とができる。
ック遅延部を負の領域と正の領域に2分割した場合に
は、設定値1ステップ当たりの遅延量が正/負の領域別
々に求まるため、定められたエッジ位置が正か負かで以
下に示すように別々の変換式で選択信号値に変換する。 S(+) = t÷a(+) ・・・ t≧0の時 S(-) = t÷a(-) ・・・ t<0の時 ここで、S(+)、S(-)はそれぞれ正、負の領域における
選択信号値を表す。tは定められたエッジ位置を基準軸
に対する相対時間として表す。a(+)、a(-)はそれぞ
れ正、負の領域におけるグラフの傾き、即ち1ステップ
当たりの遅延量を表す。なお、傾きa(-)についてはA
B間の遅延時間測定結果をステップ数32で割ることに
より求まる。傾きa(+)についてもBC間の遅延時間測
定結果をステップ数32で割ることにより求まる。より
一般的に述べると、傾きa(-)はAB間の遅延時間TA-B
をAB間のステップ数NA-Bで除算することにより求め
られる。また、傾きa(+)はBC間の遅延時間TB-CをB
C間のステップ数NB-Cで除算することにより求められ
る。図9に示す時間テーブルに対して遅延部の構成素子
のバラツキ補正を考慮した場合の設定値テーブルの例を
図26に示す。このように、設定値テーブルの各エント
リにおいて係数a(+)、a(-)を含ませることにより素
子のバラツキ補正が行なえる。なお、このように求めた
各エントリの値は、必ずしも整数値とはならないが、実
際の遅延部の設定は整数値として与えられる。従って、
四捨五入等の丸め処理を行ない、整数値に直す必要があ
る。
それぞれの分割領域について遅延時間を測定し、測定結
果を基にグラフの傾きを求めることで、図25(b)に
示すように2点折れ線近似によりエッジ位置時間を選択
信号値へ変換することができる。このため、遅延部全体
の遅延時間測定結果から直線近似で補間する場合と比較
して、設定誤差をより低減することができる。
とにより、設定誤差をより低減することができる。例え
ば、遅延部を8分割した場合について図27を用いて説
明する。
+32までを4ステップ毎に8分割し、−32のポイン
トから順番にA,B,C,D,E,F,G,H,I点と
した。次に、各分割領域の遅延時間を、AB,BC,C
D,DE,EF,FG,GH,HIの各2点間で測定す
る。
測定し終われば、予め定められた記録パルスのエッジ位
置に対応する選択信号値を、測定結果に基づいて求める
ことができる。この際、8点の折れ線により近似するこ
とができるので、2分割した場合と比較して、より精度
の高い補間処理を行うことができる。
分割領域に対する遅延時間を測定し、測定結果を基に、
記録パルスのエッジ位置を制御することにより、遅延部
を分割しない場合に比べ、遅延部にバラツキがある場合
でも、精度の高い記録パルスのタイミング生成が可能で
ある。
目細かな補間処理を行うことができるので、記録パルス
の精度をさらに向上できる。但し、分割数をあまり多く
しすぎると遅延時間の測定に要する時間が延びたり補間
処理が複雑になり、制御部の負荷を増大させてしまうた
め望ましくない。また、分割数が多くなると測定すべき
遅延時間も短くなるため、より高速な遅延量測定部が必
要となる。以上の点から分割数は適切な値に設定するの
が好ましい。
プ数毎に分割個所を決定しておく方法を採ったが、必ず
しもそうする必要はない。逆に遅延量が所定時間となる
ステップ数を検出することでグラフの傾きを求めるよう
にしても良い。
は、例えば、遅延部の総遅延時間の半分より小さい周期
のクロック信号を用意し、このクロック信号を用いてク
ロック信号の周期と略一致する領域を検出することがで
きる。選択信号値を変化させて遅延量がクロックの周期
と一致する選択信号値を見つけることで、少なくとも2
つの遅延量が所定時間となる領域を検出することができ
る。グラフの傾きについては、クロックの周期を求まっ
た両端の選択信号値の差で割ることで1ステップの遅延
時間として求まる。
延時間に対して十分短い周期のクロック信号を用いれば
良い。これにより遅延部にばらつきがある場合でも記録
パルスの精度をより向上させることが可能となる。
比べ、この方法の利点は固定周期のそれほど高速でない
クロック信号により遅延測定を行うことが可能であるた
め、遅延量測定部の構成を簡単化できることである。具
体的には図11にて説明した構成により実現可能であ
る。
割した領域の傾きをそれぞれ求めて、折れ線補完近似を
行う例として説明したが、近似の方法はこれに限定され
るものではない。複数の分割領域に対して個別に遅延時
間を測定し、その測定結果からより精度の高い遅延プロ
ファイルを算出することが本発明の主眼とするところで
ある。従って、測定結果から算出する遅延プロファイル
は、曲線で近似しても良いし、予め定めた特性関数のパ
ラメータを用いて算出しても良い。
>次に、記録補償テーブルの校正開始タイミングについ
て説明する。記録補償テーブルの校正は記録パルスの所
定のエッジ位置を補正するものであるから、実際に光デ
ィスクへデータの記録を行っている最中に行うことはで
きない。したがって、記録補償テーブルの校正はデータ
の記録動作中以外に行うこととする。
・温度等、特に装置内の温度は刻一刻と変化するのが通
常であるから、記録補償テーブルの校正は、記録パルス
位置の精度の観点から定期的に行うことが望ましい。従
って、データの記録動作の合間をねらって、記録及び再
生の制御を司っているシステム制御部110がフォーマ
ットエンコーダ/デコーダ107に対し、記録補償テー
ブル校正の起動をかけるようにしても良いし、フォーマ
ットエンコーダ/デコーダ107が自主的に行うように
しても良い。
タイミング即ち、記録パルス補正に関する処理の流れの
一例を示す。図において、記録パルス補正処理(ステッ
プ101)は記録補償テーブルの校正処理全般を示すも
ので、例えば、図15に示した処理が含まれる。データ
記録処理(ステップ102)は通常のデータ記録処理、
即ち光ディスクに実際にデータ記録を行っている処理を
示す。図に示すように、記録パルス補正処理はデータ記
録処理を行う期間外に行われる。従って、通常の記録動
作に影響を与えることなく記録パルス補正処理を行うこ
とが可能となる。
いるドライブでは、必ずしも定期的に記録補償テーブル
の校正を行う必要はない。ここで、「ベリファイ機能」
とはデータの記録を行った時点で、記録したデータを一
度再生してデータのエラー率が所定以下であることを確
認する機能である。つまり、記録パルスのエッジ位置が
仮にずれていたとしても、ベリファイ動作により記録し
たデータに訂正不能なエラーがないことが確認される
と、必ずしも記録補償テーブルの校正を行う必要はな
い。逆に、ベリファイ動作により記録したデータのエラ
ー率が所定以上あることが確認されたり、またその頻度
が高くなった場合、記録パルスのエッジ位置がずれてい
る可能性があると判断され、したがって、このときには
記録補償テーブル校正の起動をかけるようにしても良
い。
上述した記録パルス補正に関する処理の流れの一例を示
す。図に示すように、データ記録処理(ステップ11
1)の後にベリファイ処理(ステップ112)に移行す
る。ベリファイ処理では、データ記録処理において記録
されたデータの再生を行い、エラー状態の検出(例えば
ビットエラーレートの測定など)を行う。ベリファイ処
理の後、ベリファイのエラー状態を判断し(ステップ1
13)、エラー状態が予め定めておいたクライテリアに
満たない場合("No Good")には、記録パルス補
正処理(ステップ114)を行い、エラー状態が所定の
クライテリアを満足する場合("Good")には記録パ
ルス補正処理を行わない。なお、エラー状態の判断は、
直前のベリファイ処理におけるエラー状態のみで判断し
ても良いし、過去に実行された複数のベリファイ処理に
おけるエラー状態から判断しても良い。
またはその両方を備えて温度変動もしくは電源電圧変動
を検出し、それらに所定以上の変化が検出された場合の
み記録補償テーブルの校正を行う構成としても良い。こ
の場合、データ記録装置において、あらかじめ温度セン
サもしくは電圧測定部が具備されていれば、それを利用
することでコストアップ無しに、より効率的な記録補償
テーブルの校正を行うことが可能となる。
かの判断処理>図30及び図31を用いて、上述の記録
パルス補正処理の実行を行なうか否かの判断処理につい
て説明する。
ルス補正を行うか否かを判断するときの処理の一例を示
す。図に示すように、温度センサ等により現在の装置の
温度を読み取る温度検出処理(ステップ121)の後、
温度が所定値以上変化したどうかを判断し(ステップ1
22)、所定値以上変化したと判断した場合("YE
S")には記録パルス補正処理(ステップ123)を行
い、所定値以上の温度変化がないと判断した場合(”N
O”)には記録パルス補正処理を行わない。温度変化に
ついては、最後に記録パルス補正処理を行った際の温度
と現在の温度とを比較して判断しても良い。あるいは、
予め所定の温度範囲からなる複数の温度ゾーンを設けて
おいて、最後に記録パルス補正処理を行った際の温度ゾ
ーンと現在の温度ゾーンとを比較して判断するようにし
ても良い。
補正を行うか否かを判断するときの処理の一例を示す。
図に示すように、電源電圧を測定する手段により現在の
装置の電源電圧を読み取る電源電圧測定処理(ステップ
131)を行なう。ここで、電源電圧が複数ある場合に
は、記録パルスの生成に用いている遅延部に印加されて
いる電源電圧について測定する。その後、電源電圧が所
定値以上変化したどうかを判断し(ステップ132)、
所定値以上変化したと判断した場合(”YES”)には
記録パルス補正処理(ステップ133)を行い、所定値
以上の変化がないと判断した場合(”NO”)には記録
パルス補正処理を行わない。電源電圧変化については、
最後に記録パルス補正処理を行った際の電圧値と現在の
電圧値とを比較して判断しても良いし、予め所定の電圧
範囲からなる複数の電圧ゾーンを設けておいて、最後に
記録パルス補正処理を行った際の電圧ゾーンと現在の電
圧ゾーンとを比較して判断しても良い。
態に示した光ディスク記録装置の構成によれば、記録パ
ルス生成手段で生成した記録パルスを用いて記録時のレ
ーザ発光波形を制御できる。さらに、記録パルスの所定
のエッジ位置は記録パルス位置補正手段をもって補正可
能である。さらに、遅延量測定手段をもって記録パルス
生成手段の遅延手段の遅延量を測定することが可能であ
る。つまり、遅延量測定手段による遅延量測定結果に基
づき、記録パルス生成手段により生成される記録パルス
の所定のエッジ位置を記録パルス位置補正手段により補
正することが可能となる。従って、電源電圧・温度の変
動などにより遅延手段の遅延量が変動しても、記録パル
スの所定のエッジ位置を適正に保つことが可能となり、
従来の光ディスク記録装置に比べ記録データの品質を向
上することが可能となる。
ク記録方法によれば、データの記録を行っていない期間
に記録パルスのエッジ位置の補正を行い、データの記録
は記録パルスのエッジ位置が補正された状態で行うこと
ができる。従って、通常の記録動作に影響を与えること
なく、定期的に記録パルスの所定のエッジ位置を適正に
保つことが可能となり、従来の光ディスク記録装置に比
べ記録データの品質を向上することが可能となる。
ィスク記録方法によれば、ベリファイ動作の結果に基づ
いて記録パルスのエッジ位置の補正を行うかどうか判断
することができる。従って、記録パルスのエッジ位置を
補正する動作を必要なときだけ行うこととなり、記録パ
ルスのエッジ位置補正の処理負担を増すことなく、記録
データの品質を向上することが可能となる。
ディスク記録方法によれば、記録パルス生成手段の遅延
手段の遅延量が所定の長さとなる選択信号値を求め、求
められた選択信号値を用いて記録パルスのエッジ位置に
関する時間テーブルを、記録パルス生成手段の遅延設定
値テーブルに変換することで、記録パルスのエッジ位置
の補正を行うことができる。従って、容易な構成・手順
で記録パルスの所定のエッジ位置を適正に保つことが可
能となり、従来の光ディスク記録装置に比べ記録データ
の品質を向上し、装置の信頼性を高めることが可能とな
る。
たように、本発明の光ディスク記録方法によれば、記録
データの変調に用いる記録クロックを適応的に遅延制御
した遅延クロックを生成することで、遅延クロックのタ
イミングにより記録パルスの所定のエッジ位置を制御す
ることが可能となる。このような遅延クロック出力を複
数生成することで、クロック遅延手段は一系統のみであ
りながら、記録パルスにおける複数のエッジ位置を適応
的に制御できる。従って、遅延手段に要する回路規模を
小さくすることが可能となり、高精度な記録パルスのエ
ッジ制御が可能な光ディスク記録装置を安価に実現可能
となる。
もしくは立ち下がりエッジに同期した少なくとも記録ク
ロック1周期分の幅を持つパルス状信号で、かつその開
始位置を記録クロックの1/2周期の時間単位で可変制
御可能な基準軸ウィンドウ信号を生成することで、遅延
クロックと基準軸ウィンドウ信号のタイミングにより記
録パルスの所定のエッジ位置を制御することが可能とな
る。このような基準軸ウィンドウ信号を記録パルスの適
応的に位置制御すべきエッジの種類の数分生成し、それ
ぞれ同数の遅延クロックと対応させて用いることによ
り、遅延クロックと基準軸ウィンドウ信号の組み合わせ
数の個所のエッジ位置を適応的に制御することが可能と
なる。従って、遅延手段に要する回路規模を小規模に抑
えながらも、広範囲にわたる記録パルスのエッジ位置制
御が可能となり、安価かつ容易な構成で高精度かつ広範
囲な記録パルス位置制御が可能な光ディスク記録装置を
実現できる。
ば、少なくともファーストパルス、マルチパルス列、ラ
ストパルスを合成してなる記録パルスに従いパワー制御
してなるレーザ光を光ディスクに照射することで1つの
記録マークを形成し、少なくともファーストパルスの始
端エッジ位置、ラストパルスの終端エッジ位置を適応的
に制御し、ファーストパルスの始端エッジ位置及びラス
トパルスの終端エッジ位置はマルチパルス列の立ち上が
り位相との相対関係に基づいて規定される場合におい
て、ファーストパルスの始端エッジ位置及びラストパル
スの終端エッジ位置を適切に表現できる。
ば、遅延手段を構成する素子のバラツキ補正を行なうこ
とにより、より高い精度での記録補償が可能となる。
スク記録方法もしくは光ディスク記録装置を用いること
により、高精度かつ広範囲にわたる記録パルス位置制御
が容易に実現できるため、光ディスクの高記録密度化の
観点から非常に有用である。
ロック図。
を示すブロック図。
ザの発光波形、及び形成される記録マークの一例を説明
するための模式図。
あって、パルス遅延部を有した構成を示すブロック図。
例であって、クロック遅延部を有した構成を示すブロッ
ク図。
って、インバータ素子を用いた構成を示すブロック図。
クロック出力の関係について説明するための模式図。
延時間との関係を表すグラフを示した図。
ら設定値テーブルへの変換の一例を示す模式図。
ブロック図。
ク図。
部を用いて、変調データから記録パルスを生成するまで
の具体的動作例を説明するための信号タイミング図。
部を用いて、変調データから記録パルスを生成するまで
の具体的動作例を説明するための信号タイミング図。
に遅延量測定動作を説明するためのタイミング図。
記録補償テーブルの校正方法の具体的処理の流れを示す
フローチャート。
例であって、バッファ素子を用いた構成を示すブロック
図。
の構成例であって、電圧制御型遅延素子を用いた構成を
示すブロック図。
り位置SFPを決定するためのタイミング信号の生成方
法を説明するための模式図。
成例を示すブロック図。
構成例であって、インバータ素子を用いた構成を示すブ
ロック図。
別の構成例であって、バッファ素子を用いた構成を示す
ブロック図。
さらに別の構成例であって電圧制御型遅延素子を用いた
構成を示すブロック図(a)と、電圧制御型遅延素子の
具体的構成例を示した図(b)。
構成の一例を示すブロック図。
図。
て、遅延素子群を2つの領域へ分割する例を説明した図
(a)と、選択信号値を近似して求める際の2点折れ線
を説明した図(b)。
の時間テーブルから設定値テーブルへの変換の一例を示
す図。
て、遅延素子群を8つの領域へ分割する例を説明した図
(a)と、選択信号値を近似して求める際の8点折れ線
を説明した図(b)。
するための図。
たフローチャート。
否を判断する処理を示したフローチャート。
の当否を判断する処理を示したフローチャート。
Claims (38)
- 【請求項1】 記録すべきデータに従い変調された少な
くとも2種類のパワー値に変調してなるレーザ光を照射
することにより光ディスクにデータを記録する情報記録
装置であって、 遅延手段を備え、記録すべきデータを変調してパルス信
号を生成し、前記遅延手段により前記パルス信号の所定
のエッジ位置を遅延させることにより補正し、該補正し
た記録パルスを出力する記録パルス生成手段と、 前記記録パルス信号によりパワー値を切り替えながらレ
ーザを駆動するレーザ駆動手段と、 前記遅延手段における遅延量を測定する遅延量測定手段
と、 該遅延量測定手段による遅延量測定結果に基づいて記録
パルスの前記エッジ位置を補正する記録パルス位置補正
手段と、を具備したことを特徴とする情報記録装置。 - 【請求項2】 前記レーザ駆動手段は、複数の電流源
と、各々の電流源からの出力電流のレーザへの供給を独
立にオン/オフする複数のスイッチとを備えており、 前記記録パルス生成手段は、複数の記録パルスを前記レ
ーザ駆動手段へ出力し、前記複数の記録パルスにより前
記複数のスイッチのオン/オフを制御することを特徴と
する請求項1に記載の情報記録装置。 - 【請求項3】 前記記録パルス生成手段は、記録すべき
データを変調して基準となるパルス信号を生成するパル
スタイミング生成手段と、前記基準となるパルス信号を
入力とし、外部から遅延量を変更できる遅延パルスを出
力する遅延量可変型遅延手段とを備えたことを特徴とす
る請求項1に記載の情報記録装置。 - 【請求項4】 前記記録パルス生成手段の前記遅延手段
は、各々の入出力が直列に接続された複数のインバータ
素子と、前記各インバータ素子の出力を選択する選択手
段とを備えており、 前記記録パルス位置補正手段により前記選択手段の選択
が制御されることを特徴とする請求項1に記載の情報記
録装置。 - 【請求項5】 前記記録パルス生成手段の遅延手段は、
各々の入出力が直列に接続された複数のバッファ素子
と、前記各バッファ素子の出力を選択する選択手段とを
備えており、 前記記録パルス位置補正手段により前記選択手段の選択
が制御されることを特徴とする請求項1に記載の情報記
録装置。 - 【請求項6】 前記記録パルス生成手段の遅延手段は電
圧制御型遅延素子からなり、前記記録パルス位置補正手
段により前記電圧制御型遅延素子の制御電圧を制御する
ことで記録パルスの所定のエッジ位置を補正することを
特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。 - 【請求項7】 前記遅延量測定手段は、記録パルス生成
手段の遅延手段の入出力間の遅延量を、遅延測定用クロ
ック信号を用いて測定することを特徴とする請求項1に
記載の情報記録装置。 - 【請求項8】 前記遅延量測定手段は、記録パルス生成
手段の遅延手段の遅延量の異なる2つの出力間の遅延差
を、遅延測定用クロック信号を用いて測定することを特
徴とする請求項1に記載の情報記録装置。 - 【請求項9】 記録パルス位置補正手段は、遅延量測定
手段による遅延量測定結果を用いて、記録パルス生成手
段の遅延手段の入出力間の遅延量がおよそ1チャネルビ
ットの時間となる遅延設定値を求め、該遅延設定値に基
づいて記録パルスの所定のエッジ位置を補正することを
特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。 - 【請求項10】 前記記録パルス位置補正手段は、前記
遅延量測定手段による遅延量測定結果を用いて、前記遅
延手段の遅延量の異なる2つの出力間の遅延量の差が略
1チャネルビット時間となるような遅延設定値を求め、
該遅延設定値に基づいて記録パルスの所定のエッジ位置
を補正することを特徴とする請求項1に記載の情報記録
装置。 - 【請求項11】 前記記録パルス位置補正手段は、前記
記録パルス生成手段により生成される記録パルスのエッ
ジ位置を、記録マークのビット長、直前のスペース長又
は直後のスペース長により各々異なる位置に補正するこ
とを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。 - 【請求項12】 記録データに従い変調された記録パル
スを用いてレーザパワーを制御しながら光ディスクへデ
ータの記録を行う情報記録方法であって、 データの記録を行っていない期間に記録パルスのエッジ
位置の補正を行う補正ステップと、 該エッジ位置が補正された記録パルスを用いてデータの
記録を行う記録ステップとからなることを特徴とする情
報記録方法。 - 【請求項13】 記録データに従い変調された記録パル
スを用いてレーザパワーを制御しながら光ディスクへデ
ータの記録を行う情報記録方法であって、 データの記録を行う記録ステップと、 該記録されたデータのベリファイ動作を行うベリファイ
ステップと、 該ベリファイ結果を参照し、記録されたデータのエラー
状態に基づいて記録パルスのエッジ位置を補正するか否
かを判断する判断ステップと、 該判断結果に基き、記録パルスのエッジ位置を補正する
と判断された場合のみ記録パルスのエッジ位置の補正を
行う補正ステップとからなることを特徴とする情報記録
方法。 - 【請求項14】 前記判断ステップでは、過去に実行さ
れた複数のベリファイ結果における再生データのエラー
状態を参照し、記録パルスのエッジ位置を補正するか否
かを判断することを特徴とする請求項12または請求項
13に記載の情報記録方法。 - 【請求項15】 前記補正ステップは、記録パルス生成
手段の遅延手段の遅延量を測定し、該遅延量の測定結果
に基づき記録パルスの前記所定のエッジ位置を補正する
ことを特徴とする請求項12または13に記載の情報記
録方法。 - 【請求項16】 前記補正ステップは、 記録パルス生成手段の遅延手段の遅延量を決定する選択
信号値を設定するステップと、 設定された前記選択信号値に対する遅延量の測定結果を
読み取るステップと、 前記遅延量の測定結果を用いて、遅延量が記録パルス生
成手段で用いるクロックの一周期時間Twとなる選択信
号値を求めるステップと、 求められた前記選択信号値に基づいて、予め与えられた
記録パルスのエッジ位置に関する時間テーブルを選択信
号値の設定値テーブルに変換するステップとからなる請
求項12または請求項13に記載の情報記録方法。 - 【請求項17】 前記時間Twは、記録データの1チャ
ネルビットに相当する時間であることを特徴とする請求
項16に記載の情報記録方法。 - 【請求項18】 前記時間テーブルは、記録パルスの位
置可変なエッジ位置に関する時間情報を含むことを特徴
とする請求項16に記載の情報記録方法。 - 【請求項19】 前記時間テーブルは、記録すべきデー
タのマーク長さ毎に個別の時間情報を有することを特徴
とする請求項16に記載の情報記録方法。 - 【請求項20】 前記時間テーブルは、記録すべきデー
タのマーク長さと直前のスペース長さとの組み合わせ毎
に個別の時間情報を有することを特徴とする請求項16
に記載の情報記録方法。 - 【請求項21】 前記時間テーブルは、記録すべきデー
タのマーク長さと直後のスペース長さとの組み合わせ毎
に個別の時間情報を有することを特徴とする請求項16
に記載の情報記録方法。 - 【請求項22】 前記パルス補正ステップは、複数段の
遅延手段からなる記録パルス生成手段において、所定段
数の遅延手段を含む遅延手段群毎に遅延量を測定し、そ
の測定した各遅延手段群に対する遅延量に基いて、予め
与えられた記録パルスのエッジ位置を決定するための前
記遅延手段の出力を制御することを特徴とする請求項1
2または請求項13記載の情報記録方法。 - 【請求項23】 前記パルス補正ステップは、複数段の
遅延手段からなる記録パルス生成手段において、所定段
数の遅延手段を含む遅延手段群毎に遅延量を測定し、そ
の測定した各遅延手段群に対する遅延量に基いて前記遅
延手段全体の遅延プロファイルを算出し、算出した前記
遅延プロファイルに基いて、予め与えられた記録パルス
のエッジ位置を決定するための前記遅延手段の出力を制
御することを特徴とする請求項22記載の情報記録方
法。 - 【請求項24】 算出する遅延プロファイルは、前記遅
延手段群の数と同数の折れ線により表される関数である
ことを特徴とする請求項23記載の情報記録方法。 - 【請求項25】 前記パルス補正ステップは、記録パル
ス生成手段内の遅延手段の総遅延時間の半分以下の周期
のクロック信号を用いて前記遅延手段の遅延時間が前記
クロック信号の一周期と略一致する領域を検出し、該検
出結果に基いて前記遅延手段の出力を制御し、予め与え
られた記録パルスのエッジ位置を決定することを特徴と
する請求項12または請求項13記載の情報記録方法。 - 【請求項26】 複数のパルス列からなる記録パルスに
従いパワー制御されたレーザ光を光ディスクへ照射する
ことで各マークを形成し、前記記録パルスの所定のエッ
ジ位置を適応的に制御することでデータの高精度な記録
を行う情報記録方法であって、 記録データの変調に用いるTw/n周期(Twは記録デ
ータの1チャネルビット周期、nは自然数)の記録クロ
ックを遅延量を適応的に制御しながら遅延させることに
より遅延クロックを生成し、該遅延クロックのタイミン
グにより前記記録パルスの所定のエッジ位置を決定する
ことを特徴とする情報記録方法。 - 【請求項27】 複数のパルス列からなる記録パルスに
従いパワー制御されたレーザ光を光ディスクへ照射する
ことで各マークを形成し、前記記録パルスの所定のエッ
ジ位置を適応的に制御することで光ディスクに対してデ
ータの高精度な記録を行う情報記録方法であって、 記録データの変調に用いるTw/n周期(Twは記録デ
ータの1チャネルビット周期、nは自然数)の記録クロ
ックを、遅延量を適応的に制御しながら遅延させてなる
遅延クロックと、前記記録クロックの立上がりエッジ又
は立ち下がりエッジに同期した少なくともTw/n時間
幅のパルス状信号でかつ開始位置をTw/2nの時間単
位で可変制御可能な基準軸ウィンドウ信号とを生成し、 前記遅延クロックと前記基準軸ウィンドウ信号のタイミ
ングにより前記記録パルスの所定のエッジ位置を決定す
ることを特徴とする情報記録方法。 - 【請求項28】 記録パルスの所定のエッジ位置を少な
くともd×Tw/2n(d及びnは自然数、Twは1チ
ャネルビット周期)の時間範囲で適応的に制御する必要
がある場合に、基準軸ウィンドウ信号をTw/2nの時
間単位で(d+1)種類のタイミングに制御することを
特徴とする請求項27に記載の情報記録方法。 - 【請求項29】 ファーストパルス、1チャネルビット
周期Twを有する波形であるマルチパルス列およびラス
トパルスの少なくとも1つを合成してなる記録パルスに
従ってパワー制御されたレーザ光を、光ディスクへ照射
することによって1つのマークを形成し、前記ファース
トパルスの始端エッジ位置、前記ラストパルスの終端エ
ッジ位置の少なくとも1つを適応的に制御することによ
ってデータの記録を行い、前記ファーストパルスの始端
エッジ位置及び前記ラストパルスの終端エッジ位置のそ
れぞれは前記マルチパルス列の立上がり位相との間の相
対関係に基づいて規定されることを特徴とする光ディス
ク記録方法であって、 a)前記マルチパルス列の立上がり位相もしくは前記立
ち上がり位相から略180度遅れの位相に対して少なく
とも±Tw/4n範囲(nは自然数)の相対時間で遅延
制御したTw/n周期のファーストパルス基準クロック
と、 前記マルチパルス列の立上がり位相もしくは前記立ち上
がり位相から略180度遅れの位相に対して少なくとも
±Tw/4nの時間範囲で遅延制御した周期Twのラス
トパルス基準クロックと、 前記マルチパルス列の立上がり位相もしくは前記立ち上
がり位相から略180度遅れの位相に同期し、少なくと
も前記ファーストパルス基準クロック1周期分の幅を持
つパルス状信号で、開始位置をTw/2nの時間単位で
可変制御可能なファーストパルス基準軸ウィンドウ信号
と、 前記マルチパルス列の立上がり位相もしくは該立ち上が
り位相から略180度遅れの位相に同期し、少なくとも
前記ラストパルス基準クロック1周期分の幅を持つパル
ス状信号で、開始位置をTw/2nの時間単位で可変制
御可能なラストパルス基準軸ウィンドウ信号とを生成
し、 b)前記ファーストパルス基準クロックと前記ファース
トパルス基準軸ウィンドウ信号のタイミングにより前記
ファーストパルスの始端エッジ位置を決定し、前記ラス
トパルス基準クロックと前記ラストパルス基準軸ウィン
ドウ信号のタイミングにより前記ラストパルスの終端エ
ッジ位置を決定することを特徴とする情報記録方法。 - 【請求項30】 記録すべきデータを変調した記録パル
スによりパワー値を切替えてなるレーザ光を光ディスク
に照射することでデータの記録を行う情報記録装置であ
って、 Tw/n周期(Twは記録データの1チャネルビット周
期、nは自然数)の記録クロックを生成する記録クロッ
ク生成手段と、 前記記録クロックを遅延させて互いに遅延量の異なるm
種類(mは自然数)の遅延クロックを生成するクロック
遅延手段と、 前記記録データと前記記録クロックとを用いて、前記記
録クロックの少なくとも1周期分の幅を持つパルス基準
信号をm種類生成するパルス基準信号生成手段と、 m種類の前記遅延クロックのいずれか1つとm種類の前
記パルス基準信号のいずれか1つを対応させてm種類の
パルスタイミング信号を生成するパルスタイミング信号
生成手段と、 m種類の前記遅延クロックの遅延量を制御する遅延量制
御手段と、 m種類の前記パルスタイミング信号を用いて記録パルス
を合成する記録パルス合成手段とを備え、 前記記録パルスにおけるm個所の所定のエッジ位置を可
変にしことを特徴とする情報記録装置。 - 【請求項31】 記録すべきデータを変調した記録パル
スによりパワー値を切替えてなるレーザ光を光ディスク
に照射することでデータの記録を行う情報記録装置であ
って、 Tw/n周期(Twは記録データの1チャネルビット周
期、nは自然数)の記録クロックを生成する記録クロッ
ク生成手段と、 前記記録クロックを遅延させて互いに遅延量の異なるm
種類(mは自然数)の遅延クロックを生成するクロック
遅延手段と、 前記記録データと前記記録クロックを用いて、前記記録
クロックの少なくとも1周期分の幅を持つパルス状の信
号でかつ開始位置をTw/2nの時間単位で可変なm種
類のパルス基準信号を生成するパルス基準信号生成手段
と、 m種類の前記遅延クロックのうちのいずれか1つと、m
種類の前記パルス基準信号のいずれか1つとを対応させ
て、m種類のパルスタイミング信号を生成するパルスタ
イミング信号生成手段と、 m種類の前記遅延クロックの遅延量及びm種類のパルス
基準信号のタイミングを制御する遅延量制御手段と、 m種類の前記パルスタイミング信号を用いて記録パルス
を合成する記録パルス合成手段とを備え、 前記記録パルスにおけるm個所の所定のエッジ位置を可
変にしたことを特徴とする情報記録装置。 - 【請求項32】 前記クロック遅延手段は、各々の入出
力が直列に接続された複数のインバータ素子と、前記各
インバータ素子の出力を選択する選択手段とを備えてお
り、 前記遅延量制御手段により前記選択手段の出力選択を制
御することで遅延クロックの遅延量を制御することを特
徴とする請求項30または31に記載の情報記録装置。 - 【請求項33】 前記クロック遅延手段は、各々の入出
力が直列に接続された複数のバッファ素子と、前記各バ
ッファ素子の出力を選択する選択手段とを備えており、 前記遅延量制御手段により前記選択手段の出力選択を制
御することで遅延クロックの遅延量を制御することを特
徴とする請求項30または31に記載の情報記録装置。 - 【請求項34】 前記クロック遅延手段は電圧制御型遅
延素子からなり、 前記電圧制御型遅延素子の制御電圧は前記遅延量制御手
段により制御されることにより遅延クロックの遅延量を
制御することを特徴とする請求項30または31に記載
の情報記録装置。 - 【請求項35】 前記パルスタイミング信号生成手段は
m個のDフリップフロップからなり、m種類の遅延クロ
ックが前記m個のDフリップフロップのクロック入力端
子にそれぞれ接続され、m種類のパルス基準信号が前記
DフリップフロップのD入力端子にそれぞれ接続され、
m個の前記DフリップフロップのQ出力端子よりm種類
のパルスタイミング信号を取り出すことを特徴とする請
求項30または31に記載の情報記録装置。 - 【請求項36】 前記クロック遅延手段の遅延量を測定
する遅延量測定手段をさらに備えており、該遅延量測定
手段による遅延量測定結果に基づいて前記遅延量制御手
段がm種類の遅延クロックの遅延量を制御することを特
徴とする請求項30または31に記載の情報記録装置。 - 【請求項37】 記録データに従い変調された記録パル
スを用いてレーザパワーを制御しながら光ディスクへデ
ータの記録を行う情報記録方法であって、 光ディスクへデータを記録する装置の温度を検出するス
テップと、 検出した温度変化を判断するステップと、 温度変化の判断に基き、温度変化が所定以上であると判
断された場合のみ記録パルスのエッジ位置の補正を行う
ステップと、 エッジ位置を補正した記録パルスを用いてデータの記録
を行うステップとからなることを特徴とする情報記録方
法。 - 【請求項38】 記録データに従い変調された記録パル
スを用いてレーザパワーを制御しながら光ディスクへデ
ータの記録を行う情報記録方法であって、 光ディスクへデータを記録する装置の電源電圧を測定す
るステップと、 測定した電源電圧の変化を判断するステップと、 電源電圧の変化の判断に基き、電源電圧変化が所定以上
であると判断された場合のみ記録パルスのエッジ位置の
補正を行うステップと、 エッジ位置を補正した記録パルスを用いてデータの記録
を行うステップとからなることを特徴とする情報記録方
法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP30248199A JP4252175B2 (ja) | 1998-10-28 | 1999-10-25 | 光ディスクに対する情報記録装置 |
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| JP1446899 | 1999-01-22 | ||
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| JP10-306760 | 1999-01-22 | ||
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Publications (3)
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Family Applications (1)
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