JP2000276744A - 光情報記録再生ヘッド装置 - Google Patents

光情報記録再生ヘッド装置

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JP2000276744A
JP2000276744A JP2000011687A JP2000011687A JP2000276744A JP 2000276744 A JP2000276744 A JP 2000276744A JP 2000011687 A JP2000011687 A JP 2000011687A JP 2000011687 A JP2000011687 A JP 2000011687A JP 2000276744 A JP2000276744 A JP 2000276744A
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JP2000011687A
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Wataru Kubo
渉 久保
Hiroshi Nishikawa
博 西川
Masato Noguchi
正人 野口
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラックピッチの異なる光磁気ディスクがセ
ットされた場合でも、安定したサーボ信号を得ることが
でき、またT/Fクロストークも抑制することができる
光情報記録再生ヘッド装置を提供すること。 【解決手段】 光情報が記録されたディスクからの反射
レーザ光をホログラム18により、2分割すると共に光
軸方向に関して正負方向のデフォーカスを発生させる。
前記2分割された光束を受光する為の受光素子22a、
22bを略同一平面上に配置する。一対の受光素子はそ
れぞれ、トラッキング相当方向と平行な分割線により分
割された、少なくとも3つの受光エレメントを有してい
る。受光エレメントの出力に基づいてフォーカスエラー
信号が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスクに
対する情報の記録、再生、消去を行う光情報記録再生ヘ
ッド装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光磁気ディスクなどの光情報
記録媒体からの反射光を分割し、一対の受光素子により
受光してサーボ信号を得る構成の光情報記録再生装置が
知られている。例えば、特開平7−326084号公報
に示されている光情報記録再生ヘッド装置は次のように
構成されている。光磁気ディスクからの反射レーザ光
(戻り光)が、ウォラストンプリズムによって偏光方向
の異なる3光束に分離され、そのうちの1光束がサーボ
信号用光束、他の2光束がデータ信号用光束として用い
られる。更にホログラム板によって、サーボ信号用光束
をウォラストンプリズムによる光束の分離方向と直交す
る方向に分離すると共に、これらの分離光束に、光軸方
向に関する正負方向のデフォーカスを生じさせる。ホロ
グラム板から射出されたサーボ信号用光束は集光レンズ
を介して、一対のサーボ用センサに入射され、サーボ用
センサの出力に基づいてサーボ信号が得られる。上記光
情報記録再生ヘッド装置は、2光束に分割されたデータ
信号用光束もホログラム板によって、ウォラストンプリ
ズムによる光束分離方向と直交する方向に分割され、上
記一対のサーボ用センサの上下に位置する2対のデータ
用センサに入射され、データ用センサの出力に基づいて
データ信号(MO)を得るように構成されている。
【0003】図11は上記従来の光情報記録再生ヘッド
装置の信号処理部52と、データ用センサ50、50、
50、50およびサーボ用センサ51、51との結線関
係を示す図である。光磁気ディスクからの反射レーザ光
の光束はトラッキング方向に相当する方向(以下、トラ
ッキング相当方向と記載)に分離される。サーボ用セン
サ51、51はそれぞれ一対のデータ用センサ50の中
央、一対のデータ用センサ50の中央に配置されてい
る。サーボ用センサ51、51はその分割線の方向がト
ラッキング相当方向と直交する方向に沿った分割線によ
り三分割された分割受光面51a〜51c、51a〜5
1cを有する。
【0004】信号処理部52は演算用ICから構成さ
れ、加算器53〜59、減算器60〜62を備えてい
る。各加算器53〜58と各センサ50、51、50、
51とは図11に示すように結線され、各減算器60〜
62及び加算器59は図のように各加算器53〜58に
結線されて、各減算器60〜62によりフォーカスエラ
ー信号FES、トラッキングエラー信号TES、データ
信号MOが生成され、加算器59によりプリフォーマッ
ト信号ROが生成される。
【0005】上記の従来の光情報記録再生ヘッド装置に
よれば、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信
号が光情報記録媒体(光情報が記録されたディスク)か
らの戻り光の偏光状態の影響を受けにくい。また、調整
部品、調整箇所が比較的少ないため、調整工程も少な
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の光
情報記録再生ヘッド装置では、光スポットが光磁気ディ
スクのトラックを横切るたびに回折光成分が変動するこ
とに起因して、実際には光磁気ディスクの情報記録面に
対して光ピックアップの対物レンズがデフォーカスして
ないにも拘わらずデフォーカスが生じているかのような
フォーカスエラー信号(T/Fクロストークによるフォ
ーカスエラー信号)が発生するという問題があった。こ
のため、従来の光情報記録再生ヘッド装置においては、
所定のトラックピッチを有する光磁気ディスクがセット
された場合にこのT/Fクロストークが極小となるよう
に調整が為されていた。
【0007】しかし、近年、光磁気ディスクの大容量化
への要求から、トラックピッチの小さいものが用いられ
るようになってきている。通常、光情報記録再生ヘッド
装置においては、半導体レーザ(LD)の波長、対物レ
ンズの開口数(NA)、対物レンズの有効径は一定であ
る。
【0008】しかし、トラックの溝の形状、溝のピッチ
に起因して、光磁気ディスクにより反射された回折光の
回折角が異なるため、トラックピッチが異なる光磁気デ
ィスクを使用した場合、各センサの受光面で受光される
光スポットのうちの回折成分の大きさや強度分布が異な
る。
【0009】m次回折光の回折角θは、λをレーザ光の
波長、Tpをトラックピッチとして、sinθ=±m・
λ/Tpで表されることが知られている。
【0010】従って、サーボ用センサにより生成される
トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号の振幅
強度、単位変化当たりの感度がトラックピッチTpの変
化によって影響を受けると共に、T/Fクロストークも
トラックピッチTpの変化による影響を受ける。
【0011】従来の光情報記録再生ヘッド装置では、サ
ーボ用センサ51、51の三分割線の方向は図11、1
2に示すようにトラッキング相当方向と直交する方向と
なっているので、トラックピッチの異なる光磁気ディス
クがセットされた場合、各分割受光面51a〜51c、
51a〜51cに当たる、0次光成分63と重なる±1
次の回折光成分(斜線で示す部分)64の位置が変化す
る。すなわち、各分割受光面51a〜51c、51a〜
51cの三分割線の方向がトラッキング相当方向と直交
する方向となっており、図12に示すように±1次の回
折光成分64により形成されるスポットがそれぞれ2分
割されるのみであるので、例えば、トラックピッチの狭
い光磁気ディスクがセットされ、±1次の回折光成分6
4の間隔が破線で示すように大きくなると、各分割受光
面で受光される±1次の回折光成分64の受光量が大き
く変化し、T/Fクロストークが発生しやすい状態とな
る。
【0012】従来の光情報記録再生ヘッド装置では、所
定のトラックピッチの光磁気ディスクがセットされた場
合にはT/Fクロストークが極小となるように調整され
ているが、これとは異なるトラックピッチを有する光磁
気ディスクが光情報記録再生ヘッド装置にセットされた
場合、T/Fクロストークが充分にキャンセルされず、
残留するおそれがある。しかし、実用上は、異なるトラ
ックピッチを有する光磁気ディスクが光情報記録再生ヘ
ッド装置にセットされた場合でもT/Fクロストークが
十分に抑えられることが望ましい。
【0013】また、上記の場合とは逆に、高密度(大容
量)の、トラックピッチの狭い光磁気ディスクについて
T/Fクロストークが極小となるように調整された光情
報記録再生ヘッド装置に低密度のトラックピッチの大き
な光磁気ディスクがセットされた場合でも、安定したサ
ーボ動作がかかり、高速シークを行えるようにすること
が望ましい。
【0014】本発明の目的は、上記の事情に鑑み、トラ
ックピッチの異なる光磁気ディスクがセットされた場合
でも、安定したサーボ信号を得ることができ、またT/
Fクロストークも抑制することができる光情報記録再生
ヘッド装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光情報が記録されたディスクからの反射レーザ光を
2分割すると共にこの2分割された各光束に光軸方向に
関して正負方向のデフォーカスを発生させる光束分割手
段と、前記2分割された光束を受光する、略同一平面上
に設けられた一対の受光素子とを備え、前記一対の受光
素子はそれぞれ、前記ディスクのトラッキング方向に相
当する方向と平行な分割線により分割された少なくとも
3つの受光エレメントを有しており、前記受光エレメン
トの出力に基づいてフォーカスエラー信号を検出するこ
とを特徴としている。受光素子の分割線がトラッキング
相当方向となるよう分割されているため、トラックピッ
チの異なる光磁気ディスクがセットされた場合でも、安
定したフォーカスエラー信号を得ることができる。
【0016】請求項2に記載の発明は、光情報が記録さ
れたディスクからの反射レーザ光を2分割すると共にこ
の2分割された各光束に光軸方向に関して正負方向のデ
フォーカスを発生させる光束分割手段と、前記2分割さ
れた光束を受光する、略同一平面上に設けられた一対の
受光素子とを備え、前記一対の受光素子はそれぞれ、前
記ディスクのラジアル方向に相当する方向と平行な分割
線により少なくとも3つに分割されると共に、前記ディ
スクのタンジェンシャル方向に相当する方向と平行な分
割線により2つに分割された、少なくとも6個の受光エ
レメントを有しており、前記一対の受光素子の受光エレ
メントの出力に基づいてフォーカスエラー信号およびト
ラックエラー信号を検出することを特徴としている。こ
の構成によれば、トラックピッチの異なる光磁気ディス
クがセットされた場合でも、安定したトラッキングエラ
ー信号・フォーカスエラー信号を得ることができる。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、前記フォ
ーカスエラー信号をスポットサイズ法により検出すると
共に、前記トラックエラー信号をラジアルプッシュプル
法により検出することができる。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、前記光束
分割手段はホログラム素子である。さらに、請求項5に
記載の発明によれば、上記光情報記録再生ヘッド装置に
おいて、前記ホログラム素子は前記一対の受光素子上に
±1次回折光による信号検出用光スポットを形成し、前
記一対の受光素子の間隔ΔLは次の関係式(1)を満た
していることが好ましい。 (1) α≦ΔL≦3α、 ここで、αは、NA0を前記光情報記録再生ヘッド装置
の対物レンズのNA、NA1を前記光情報記録再生ヘッ
ド装置のサーボレンズのNA、σを前記ディスクの面ブ
レ量、ΔZを前記分割された光束のそれぞれの収束位置
の光軸に沿った距離として、式(2)、 (2) α=2{4(NA02・σ+3(NA12・ΔZ}÷NA1、 により定義される。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る、光情報記
録再生ヘッドの構成を示す斜視図である。光情報記録再
生ヘッドは、光源部1、対物光学系2、信号検出部3、
処理部4を有する。光源部1は発散レーザ光を発生する
半導体レーザ5、この半導体レーザ5から出射された発
散レーザ光を平行光束に変換するコリメータレンズ6、
このコリメーターレンズ6により平行光束とされたレー
ザ光の断面形状を整形するアナモフィックプリズム7を
有する。このアナモフィックプリズム7により整形され
た平行光束はプリズムブロック部8に導かれる。
【0020】プリズムブロック部8は、アナモフィック
プリズム9、集光レンズ10、直角プリズム11を有す
る。集光レンズ10はアナモフィックプリズム9に接合
されている。アナモフィックプリズム9はアナモフィッ
クプリズム7で整形された平行光束をさらに整形して、
光束の断面形状をほぼ円形状にする。アナモフィックプ
リズム9と直角プリズム11との間の接合面はハーフミ
ラー面12として形成されている。ハーフミラー面12
は、光源部11から出射された平行光束の一部を集光レ
ンズ10に向けて反射する。集光レンズ10はオートパ
ワーコントロール(APC)用の受光素子13上に光束
を収束させる。受光素子13の受光出力に基づき、半導
体レーザ5の出力が自動制御される。
【0021】対物光学系2は、立ち上げミラープリズム
14と、対物レンズ15とから概略構成される。ハーフ
ミラー面12を透過した断面円形状の平行光束は、立ち
上げミラープリズム14で図中上方に向けて(光磁気デ
ィスク16に向けて)反射され、対物レンズ15により
光磁気ディスク16の情報記録面上に収束される。
【0022】この光磁気ディスク16は、情報記録面と
しての裏面に同心円状の記録トラックが形成されてお
り、図示を略す回転駆動手段により回転される。図1に
は座標軸XYZからなる直交座標系を示す。X軸はディ
スク16の半径方向(すなわちトラッキング方向)、Y
軸はトラッキング方向と直交する方向(タンジェンシャ
ル方向)、Z軸はフォーカシング方向(対物レンズ15
の光軸方向)を示すものとする。対物レンズ15は、光
磁気ディスク16の半径方向(トラッキング方向)Xに
駆動される光学ヘッド(図示を略す)内に立ち上げミラ
ープリズム14と共に設けられている。この対物レンズ
15は光学ヘッド内のアクチュエータの駆動によりZ方
向に移動され、光磁気ディスク16の情報記録面上に合
焦される。
【0023】光磁気ディスク16により反射された反射
レーザ光束は、対物レンズ15を透過した後、立ち上げ
ミラープリズム14によりプリズムブロック部8に向け
て90度偏向され、ハーフミラー面12で反射されて9
0度偏向され、信号検出部3に導かれる。ここで、信号
検出部3において、XYZ直交座標系を規定する。X
軸、Y軸、Z軸はそれぞれディスク上でのX軸、Y軸、
Z軸に相当する。
【0024】信号検出部3は、光束分離手段としてのウ
ォラストンプリズム17、ホログラム板18、集光レン
ズ19、複合センサ20を有する。ウォラストンプリズ
ム17は複屈折性を有する結晶性偏光素子である。この
ウォラストンプリズム17は、信号検出部3の拡大図で
ある図2に示すように、矢印Pa方向に直線偏光してい
る反射レーザ光Lを特定平面内において偏向方向の異な
る3光束A1、B1、C1に分離する。ここでは、光磁気
ディスクからの反射レーザ光を、偏光方向の異なる3光
束、(1)光軸に沿って進行するサーボ信号用光束と、
(2)光軸Oを中心として、光磁気ディスクの記録トラ
ックのタンジェンシャル方向Yに相当する、タンジェン
シャル相当方向Yにおいて分離される一対のデータ信号
用光束、に分離する。
【0025】このウォラストンプリズム17は、所定の
光量分割比を得るために、第1結晶材料を光束入射側か
ら見た状態でその結晶軸方向をタンジェンシャル相当方
向(Y方向)に対し、光軸0の回りに+45度あるいは
−45度傾け、同様に第2の結晶材料をY方向に対し、
光軸0の回りに−71.5度あるいは+71.5度傾
け、これら両結晶材料を接合することによって構成され
ている。なお、結晶方向の組み合わせはこれに限られる
ものではなく、これ以外の任意の結晶軸方向の組み合わ
せによって所望の光量分割比を得ることができる。
【0026】光束A1は光束Lの偏光方向Paと略平行
な方向に偏光方向をもつ偏光成分であり、光束C1は光
束Lの偏光方向Paと略直交する方向Pbの偏光方向を
もつ偏光成分である。また、光束A1と光束C1の間に位
置する光束B1は、これらPa、Pb両方向の偏光成分
を有する。
【0027】ホログラム板18は、偏光特性がない位相
型の非偏光ホログラム素子からなり、通常のパターニン
グと同様の方法で作成される。このようなホログラム
は、元来、物体で反射される光束の波面、あるいは物体
を透過する光束の波面に参照波面を加えて干渉させ、そ
の干渉縞の強度を記録媒体に記録したものであり、周知
のデフォーカス波面(球面波)、チルト波面(傾斜した
平面波)等を単独に、あるいは、組み合わせた干渉パタ
ーンとして記録したものである。
【0028】図3はホログラム板18の断面図である。
ホログラム板18は、同心円状でかつ断面が矩形状の多
数の凹凸部18a、18bを有する透明基材19の一部
を切り取ることにより形成されている。
【0029】図4に示すように、同心円状の凹凸部18
a、18bの曲率中心はX軸上に位置している。すなわ
ち、円弧状のパターンとしての凹凸部18a、18bは
透明基材19の同心円状のデフォーカスパターンの、中
心部からX軸方向にシフトした任意の部分を切り取った
パターンと考えることができる。なお、隣接する凹部1
8aと凸部18bのデューティ比は略1:1である。
【0030】ただし、凹凸部18a、18bは、上記同
心円状のデフォーカスパターンの外周部ほどピッチTp
が二次関数的に密になる同心円状のパターン(デフォー
カス波面発生機能)と、Y軸方向に凹凸部18a、18
bと同ピッチを持つ直線状のパターン(チルト波面発生
機能)とを合わせ持っている。
【0031】すなわちホログラム板18は、入射光束を
X軸方向に分割すると共に、分割された光束に対し光軸
方向に正負のデフォーカスを与えることができる。
【0032】各構成要素は、レーザ光束が光磁気ディス
ク16の情報記録面に適正に収束したとき、ホログラム
板18によって分割された一対の光束のそれぞれのスポ
ット形状が略同じサイズの円形となるように設定されて
いる。この一対の光束は、光磁気ディスク16に対する
光学ヘッドの離反・接近に起因して光磁気ディスク16
の情報記録面に適正に合焦されないとき、一対のサーボ
用受光素子上に形成されるスポットの形状が変化するた
め、受光出力が変化する。この受光出力に、後述する所
定の演算処理を行って、フォーカスサーボ信号、トラッ
キングサーボ信号を得るものである。
【0033】なお、ここでは、ホログラム板18の断面
形状は矩形状であるが、これに限られるものではなく、
サイン波形状、階段波形状、鋸歯状など、他の形状でも
良い。また、図3に示す溝深さTdを変更することによ
り、所望の光量比率に設定できる。
【0034】ホログラム板18は、ウォラストンプリズ
ム17によって図2の左右方向(タンジェンシャル相当
方向:Y方向)において3つに分離された光束A1、B
1、C1を、この方向と直交する上下方向(トラッキング
相当方向:X方向)において2つの光束群A2、B2、
C2及び光束群A2、B2、C2に分割し、この2分割
された光束群に、図5に示すように、光軸o方向に関す
る正負方向のデフォーカス(レンズ19を透過した±1
次回折光が、センサ位置に対しホログラム板側とその逆
側で収束するようなデフォーカス)を生じさせる。図5
において、F1は+1次回折光による合焦位置であり、
F2は−1次回折光による合焦位置である。ここで、光
軸oとは信号検出部3の中心軸をいう。ここで、光束B
2とB2の合焦位置F2とF1との、光軸oに沿った距
離をΔZで表す。
【0035】ウォラストンプリズム17およびホログラ
ム板18により、光束Lは6分割される。この6分割さ
れた光束のうち、光束A2、A2及び光束C2、C2は
後述するデータ用受光素子に受光され、データ信号とし
ての光磁気記録信号MO及びプリフォーマットROの生
成に用いられる。光束B2、B2は後述するサーボ用受
光素子に受光され、サーボ信号としてのフォーカスエラ
ー信号FES及びトラッキングエラー信号TESの生成
に用いられる。なお、サーボ用受光素子22a、22b
の中心間隔をΔLで表す。
【0036】光束A2、A2、B2、B2、C2、C2
のスポットSは、いずれもデフォーカスが与えられてい
るため、非合焦時には、上下のスポットは径が異なり、
左右のスポットは略同径となる。つまり、非合焦時に
は、光束A2、B2、C2のスポット径は略同径であ
り、光束A2、B2、C2のスポット径も略同径である
が、光束A2、B2、C2、のスポット径と光束A2、
B2、C2のスポット径とは異なる。
【0037】複合センサ20は、図2、図5、図6に示
すように、ホログラム板18から射出され集光レンズ1
9を透過した、6分割された光束をそれぞれ受光して電
気信号に変換する、データ用受光素子21a、21b、
23a、23b及びサーボ用受光素子22a、22bを
有する。これらの受光素子21a、21b、23a、2
3b、22a、22bは、光束Lと直交する同一平面上
に配置された状態で、パッケージ20aに収容されてコ
ンパクト化されている。
【0038】受光素子21aと21b、22aと22
b、23aと23b、がそれぞれ対になっている。一対
のサーボ用受光素子22a、22bはトラッキング相当
方向(X方向)と直交する方向の分割線により2分割さ
れると共に、トラッキング方向と平行な方向の分割線に
より3分割されたマトリックス型の分割受光面(受光エ
レメント)を備えている。サーボ用受光素子22aの1
行目の分割受光面に図中左から順にk、a、g、2行目
の分割受光面に左から順にl、b、hの符号を付し、サ
ーボ用受光素子22bの1行目の分割受光面に左から順
にe、i、c、2行目の分割受光面に左から順にf、
j、dの符号を付する。また、データ用受光素子21
a、21b、23a、23bの受光面にm、n、P、q
の符号を付する。また、以下の記載において、各受光面
の出力には、各受光面に付した符号と同一符号を用いる
こととする。上記受光面の出力は処理部4に入力され、
処理部4においてフォーカスエラー信号およびトラック
エラー信号が検出される。本実施の形態の光情報記録再
生ヘッドでは、スポットサイズ法によりフォーカスエラ
ー信号を検出すると共に、ラジアルプッシュプル法によ
りトラックエラー信号を検出している。
【0039】処理部4は、図7に示すように、第1加算
器24〜第11加算器34と第1減算器35〜第3減算
器37を有する。第1加算器24は出力i、h、lを加
算し、第2加算器25は出力j、k、gを加算し、第3
加算器26は出力a、f、dを加算し、第4加算器27
は出力b、c、eを加算する。第5加算器28は、第1
加算器24の加算出力(i+h+l)と第2加算器25
の加算出力(j+k+g)とを加算して、その加算出力
(i+h+l+j+k+g)を第1減算器35の一方の
入力端子に出力し、第6加算器29は、第3加算器26
の加算出力(a+f+d)と第4加算器27の加算出力
(b+c+e)とを加算して、加算出力(a+f+d+
b+c+e)を第1減算器35の他方の入力端子に出力
する。第1減算器35は、第5加算器28の加算出力
(i+h+l+j+k+g)と第6加算器29の加算出
力(a+f+d+b+c+e)と差を取ることにより、
フォーカスエラー信号FESを生成する。
【0040】第7加算器30は、第2加算器25の加算
出力(j+k+g)と第3加算器26の加算出力(a+
f+d)とを加算して、加算出力(j+k+g+a+f
+d)を第2減算器36の一方の入力端子に出力し、第
8加算器31は、第1加算器24の加算出力(i+h+
l)と第4加算器27の加算出力(b+c+e)とを加
算して、加算出力(i+h+l+b+c+e)を第2減
算器36の他方の入力端子に出力する。第2減算器36
は、第7加算器30の加算出力(j+k+g+a+f+
d)と第8加算器31の加算出力(i+b+l+b+c
+e)との差を取ることにより、トラッキングエラー信
号TESを生成する。
【0041】第9加算器32は、データ用受光素子23
a、23bの出力p、qを加算し、第10加算器33は
データ用受光素子21a、21bの出力m、nを加算す
る。第11加算器34は、第9加算器32の加算出力
(p+q)と第10加算器33の加算出力(m+n)と
を加算して、プリフォーマット信号ROを出力する。第
3減算器37は、第9加算器32の加算出力(p+q)
と第10加算器33の加算出力(m+n)との差を取っ
てデータ信号MOを生成する。
【0042】本発明によれば、図8に示すように、フォ
ーカスエラー信号FESの生成に係る分割線65の方向
をトラッキング相当方向(X方向)と平行になるように
し、かつ各分割受光面と信号処理部4との配線を工夫し
てスポットサイズ法によりフォーカスエラー信号FES
を生成することとしたので、トラックピッチが異なるこ
とにより±1次の回折光成分64の間隔がサーボ用受光
素子22a(22b)の受光面上で変化したとしても、
±1次の回折光成分64により形成されるスポットがそ
れぞれトラッキング方向と平行に3分割されることにな
り、内側エリア(a、i、b、j)で受光される±1次
の回折光成分64と外側エリア(k、l、e、f、g、
h、c、d)で受光される±1次の回折光成分64の比
率は従来のセンサに比べて変化しにくい。従って、トラ
ックピッチが異なることに起因した±1次の回折光成分
64の間隔の変化に基づく各分割受光面上での±1次の
回折光成分64の受光量の変化を抑制できることにな
る。従って、トラックピッチが異なることに起因するT
/Fクロストークを極力低減できる。
【0043】図8では、実線で示す回折光成分64は、
トラックピッチの広い光磁気ディスクにより反射された
戻り光の±1次の回折光成分64の位置を示しており、
破線で示す回折光成分64はトラックピッチの狭い光磁
気ディスクにより反射された戻り光の±1次の回折光成
分64を示している。斜線は各分割受光面上での±1次
の回折光成分64の受光面積の変化を示しており、±1
次の回折光成分64の間隔が広がったとしても、各分割
受光面上での受光面積の変化の割合は従来に比べて小さ
い。
【0044】また、トラッキングエラー信号TESはサ
ーボ用センサ22a、22bの分割線66の方向がトラ
ッキング相当方向Xと直交する方向(Y方向)となるよ
うに、センサを二分割してプッシュプル法により生成し
ている。このため、サーボ用センサ22a、22bの受
光面は全体として6分割されることになり、その分割受
光面の個数は増えることになるが、信号処理部4の結線
関係の工夫により、従来と同じ回路構成を採用すること
ができる。従って、センサ22a、22b用の特別の演
算用IC(カスタムIC)を用いることなく、汎用の演
算用ICを用いることができ、コストアップを図ること
なくフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を
生成することができる。
【0045】また、光束分離手段による反射レーザ光を
3光束に分離する方向をトラッキング相当方向と直交す
る方向とし、ホログラム板18による光束2分割方向を
トラッキング相当方向として、光磁気ディスクの上下方
向に対応させる構成としたから、装置全体の薄型化を図
ることができる。
【0046】なお、上記構成において、サーボ用センサ
22a、22bの中心間隔をΔLで表すと(図5参
照)、次の関係式(1)が満たされていることが好まし
い。 (1) α≦ΔL≦3α ここで、αは次式(2)で表される。 (2) α=2{4(NA02・σ+3(NA12・ΔZ}÷NA1、 なお、NA0は光情報記録再生ヘッドの対物レンズ15
のNA、NA1は光情報記録再生ヘッドのサーボレンズ
(集光レンズ)19のNA、σは光磁気ディスク16の
回転時の面ブレ量、ΔZは分割された光束B2とB2の
それぞれの収束位置の、光軸に沿った距離である。条件
(1)において、ΔLが下限αより小さいと、センサ2
2a、22bの間隔が狭すぎるために、一方のセンサで
受光すべきスポット(の一部)が他方のセンサにより受
光されると、所望のフォーカスエラー・キャプチャーレ
ンジが確保できなくなり、フォーカスサーボが引き込め
なくなるおそれがある。また、ΔLが上限3αを越える
と、波長変動によるスポットの間隔のずれが無視できな
いほど大きくなるおそれがある。即ち、センサ間隔が広
い場合、ホログラムによる回折角度(光束分離角度)を
大きくする必要があるため、半導体レーザ5の波長変動
により回折角度の変化も大きくなり、スポット間隔(Δ
L)の変化が大きくなり、フォーカスサーボ特性が劣化
する。
【0047】例えば、NA0=0.55、NA1=0.061、σ
=10 μm、ΔZ=1.63 mmとすれば、α=0.994≒1 mm
となる。従って、この場合には、センサ22aと22b
との中心間隔ΔLは、約1mm以上、3mm以下とするのが
好ましい。
【0048】
【発明の実施の形態2】図9、図10は本発明に係る光
情報記録再生ヘッド装置の発明の実施の第2の形態の説
明図である。図9に示すように、第2の実施形態では、
光束分離手段としてのウォスラトンプリズム17による
光束分離方向はトラッキング相当方向(X方向)であ
り、回折素子18の光束分割方向はトラッキング相当方
向と直交する方向(Y方向)である。三対のセンサ21
aと21b、22aと22b、23aと23bが、各対
が左右方向(Y方向)に配置された状態で、上下方向
(X方向)に配列されている。図10は第2の実施形態
における各センサと信号処理部4との結線関係を示して
いる。上述の光学系およびセンサの配置が異なるのみ
で、信号処理は第1の実施の形態と同様であるため、第
1の実施形態と同一の構成要素に同一符号を付して、そ
の説明は省略する。
【0049】この第2の実施形態は、特開平7−326
084号公報に開示の光学構成をほほそのまま採用し、
サーボ用センサと信号処理部4との結線関係を適宜調整
することにより、光学設計を大幅に変更しなくとも容易
に構成することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、フォー
カスエラー信号の生成に関与するサーボ用センサの分割
線の方向がトラッキング相当方向と平行な方向になるよ
うにサーボ用センサを三分割する構成とし、トラッキン
グエラー信号の生成に関与するサーボ用センサの分割線
の方向はトラッキング相当方向と直交する方向となるよ
うにサーボ用センサを二分割する構成としたので、トラ
ックピッチの異なる光磁気ディスクに適用した場合で
も、T/Fクロストークを抑制することができ、安定し
たサーボ信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光情報記録再生ヘッド装置の実施
の形態の要部構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す光情報記録再生ヘッド装置の信号検
出部を拡大して示す斜視図である。
【図3】図1に示すホログラム板の断面を部分的に示す
拡大断面図である。
【図4】図3に示すホログラム板の平面図である。
【図5】図2に示す信号検出部を側方から見た側面図で
ある。
【図6】図2に示す信号検出部を上方から見た平面図で
ある。
【図7】受光素子と処理部との接続開係を示す回路図で
ある。
【図8】サーボ用受光素子上での0次光成分と±1次の
回折光成分とにより形成されるビームスポットを示す説
明図である。
【図9】第2の実施形態の信号検出部の構成を示す斜視
図である。
【図10】第2の実施形態の受光素子と処理部との接続
関係を示す回路図である。
【図11】従来のセンサと倍号処理部との結線関係を示
す回路図である。
【図12】従来のサーボ用センサの分割線の方向を説明
するための平面図である。
【符号の説明】
16・・・光磁気ディスク 17・・・ウォラストンプリズム(光束分離手段) 18・・・ホログラム板(回折素子) L ・・・反射レーザ光
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 11/105 556 G11B 11/105 556B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光情報が記録されたディスクからの反射
    レーザ光を2分割すると共にこの2分割された各光束に
    光軸方向に関して正負方向のデフォーカスを発生させる
    光束分割手段と、 前記2分割された光束を受光する、略同一平面上に設け
    られた一対の受光素子とを備え、 前記一対の受光素子はそれぞれ、前記ディスクのラジア
    ル方向に相当する方向と平行な分割線により分割された
    少なくとも3つの受光エレメントを有しており、 前記受光素子の出力に基づいてフォーカスエラー信号を
    検出することを特徴とする光情報記録再生ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 光情報が記録されたディスクからの反射
    レーザ光を2分割すると共にこの2分割された各光束に
    光軸方向に関して正負方向のデフォーカスを発生させる
    光束分割手段と、 前記2分割された光束を受光する、略同一平面上に設け
    られた一対の受光素子とを備え、 前記一対の受光素子はそれぞれ、前記ディスクのラジア
    ル方向に相当する方向と平行な分割線により少なくとも
    3つに分割されると共に、前記ディスクのタンジェンシ
    ャル方向に相当する方向と平行な分割線により2つに分
    割された、少なくとも6個の受光エレメントを有してお
    り、 前記一対の受光素子の受光エレメントの出力に基づいて
    フォーカスエラー信号およびトラックエラー信号を検出
    することを特徴とする光情報記録再生ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 スポットサイズ法により前記フォーカス
    エラー信号を検出すると共に、ラジアルプッシュプル法
    により前記トラックエラー信号を検出することを特徴と
    する請求項2に記載の光情報記録再生ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 前記光束分割手段はホログラム素子であ
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
    記載の光情報記録再生ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の光情報記録再生ヘッド
    装置において、さらに前記ホログラム素子は前記一対の
    受光素子上に±1次回折光による信号検出用光スポット
    を形成し、前記一対の受光素子の間隔ΔLは次の関係式
    (1)を満たしていることを特徴とする光情報記録再生
    ヘッド装置。 (1) α≦ΔL≦3α、 ここで、αは、NA0を前記光情報記録再生ヘッド装置
    の対物レンズのNA、NA1を前記光情報記録再生ヘッ
    ド装置のサーボレンズのNA、σを前記ディスクの面ブ
    レ量、ΔZを前記分割された光束のそれぞれの収束位置
    の光軸に沿った距離として、式(2)、 (2) α=2{4(NA02・σ+3(NA12・ΔZ}÷NA1、 により定義される。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1326130C (zh) * 2004-06-22 2007-07-11 夏普株式会社 光接收和发射集成器件及其光拾取器、光盘设备
US9330705B2 (en) 2014-03-26 2016-05-03 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Optical recording and playback apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1326130C (zh) * 2004-06-22 2007-07-11 夏普株式会社 光接收和发射集成器件及其光拾取器、光盘设备
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