JP2000277147A - 非水電解質二次電池 - Google Patents
非水電解質二次電池Info
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Abstract
次電池において、過充電状態になった場合でも過充電電
流を効果的に消費させ、安全性を向上する。 【解決手段】 非水電解質二次電池の化学的過充電保護
手段となるレドックスシャトルと、感熱スイッチ、ある
いは感熱センサを併用することにより、4V級非水電解
質二次電池の過充電防止策を講じる。
Description
出入りにより起電力を得る非水電解質二次電池に関する
ものであり、いわゆるレドックスシャトルによる過充電
防止技術に関するものである。
ダ、携帯電話、ラップトップコンピュータ等のポータブ
ル電子機器が多く登場し、その小型軽量化が図られてい
る。そして、これらの電子機器のポータブル電源とし
て、電池、特に二次電池について、エネルギー密度を向
上させるための研究開発が活発に進められている。
二次電池、リチウムイオン二次電池は、従来の水溶液系
電解液二次電池である鉛電池、ニッケルカドミウム電池
と比較して、大きなエネルギー密度が得られるため、市
場も著しく成長しており、さらなる期待も大きくなって
いる。
次電池、あるいは、リチウムイオン二次電池は、単位体
積あたりのエネルギー密度が非常に高く、また、電解液
として可燃性の有機溶媒を使用している。そのため、リ
チウム二次電池、あるいは、リチウムイオン二次電池に
おいては、安全性確保は、最も重要な課題の一つであ
る。
ては、過充電の際、充電電圧が上昇すると電解液に含ま
れる水の化学反応による充電エネルギー消費により過充
電防止機構が働く。それに対し、非水系であるリチウム
二次電池においては、水の化学反応による充電エネルギ
ー消費がないため、それに代わる別の機構が必要とな
る。リチウム二次電池における加熱時安全性機構および
過充電防止機構としては、化学反応(ガス発生をベース
とした電流遮断、開裂弁)を利用した方法、物理反応
(PTC素子)を利用した方法、および電子回路を利用
した方法が提案されている。これらの方法は、何れも制
御範囲を超えた発熱やガス発生(いわゆる熱暴走)の初
期段階をベースとして機構が成り立っており、異常時に
は、セルを使用不可能にすることにより安全を確保する
ことを目的としている。
二度と使用することができなくなる。そして、これらの
方法は、制御不可能な発熱およびガス発生をベースとし
ているため、電池には、発火、漏液を防ぐための二重三
重の安全機構が必要となる。
提案されたものであり、過充電を防止し、より安全に優
れ、エネルギー密度の高い非水電解質二次電池を提供す
ることを目的とする。
めに、本発明に係る非水電解質二次電池は、負極として
リチウムを主体とする金属または、リチウムをドープ・
脱ドープ可能な炭素材料を用い、正極としてリチウムと
遷移金属の複合酸化物を用い、非水電解質として非水溶
媒に電解質が溶解された非水電解液を用いてなる非水電
解質二次電池において、非水電解液がレドックスシャト
ル過充電制御剤を含有するとともに、感熱スイッチ、あ
るいは感熱センサが設けられていることを特徴とするも
のである。
電解質二次電池が過充電状態にて充電される際、過充電
電流を消費するとともに、過充電による過剰エネルギー
を熱エネルギーに変換して非水電解質二次電池外に放出
する。そして、感熱スイッチ、あるいは感熱センサは、
非水電解質二次電池より放出された熱を感知することに
より単独で、または併設される設備と連動させることに
より過充電状態であることの警告を発する、あるいは充
電を停止させる等、機能する。
電池は、制御不能な暴走熱やガスを利用することなく、
また、異常時においてもセルを使用不可能とすることな
く、安全性が確保される。
は、負極としてリチウムを主体とする金属または、リチ
ウムをドープ・脱ドープ可能な炭素材料を用い、正極と
してリチウムと遷移金属の複合酸化物を用い、非水電解
質として非水溶媒に電解質が溶解された非水電解液を用
いてなる非水電解質二次電池において、非水電解液が下
記化2で表される化合物を含有するとともに、感熱スイ
ッチ、あるいは感熱センサが設けられていることを特徴
とするものである。
二次電池が過充電状態にて充電される際、過充電電流を
消費するとともに、過充電による過剰エネルギーを熱エ
ネルギーに変換して非水電解質二次電池外に放出する。
そして、感熱スイッチ、あるいは感熱センサは、非水電
解質二次電池より放出された熱を感知することにより単
独で、または併設される設備と連動させることにより過
充電状態であることの警告を発する、あるいは充電を停
止させる等、機能する。
電池は、制御不能な暴走熱やガスを利用することなく、
また、異常時においてもセルを使用不可能とすることな
く、安全性が確保される。
て詳細に説明する。
たはリチウムをドープ・脱ドープ可能な材料を用い、正
極としてリチウムと遷移金属の複合酸化物を用い、非水
電解質として非水溶媒に電解質が溶解された非水電解液
を用いてなる非水電解質二次電池は、4V以上の高い電
池電圧を有している。
池の非水電解液にレドックスシャトル過充電制御剤とな
る化合物を含有させる。また、非水電解質は、非水電解
液だけではなく、ゲル状のものも用いることができる。
は、例えば、下記化3で表される化合物が挙げられる。
このレドックスシャトルとして用いる有機化合物は、ベ
ンゼン環に2つのメトキシ基とハロゲン基が導入された
構造を有している。
トキシ基とハロゲン基とを有する化合物は、4V級電池
のレドックスシャトルとして適当な酸化還元電位を有す
るとともに、酸化種並びに還元種が共に化学的に安定で
ある。
合は原則として対をなした二原子によって一つの一重結
合を形成する。したがって、有機化合物を酸化あるいは
還元して結合の電子系より1電子を取り去るか加えるか
すると、有機化合物内に不対電子を生じる。この不対電
子は、化合物の分解か、他の分子と新たな結合を形成す
るかことにより安定化されるが、有機化合物においてこ
の不対電子を有する状態は原則として不安定である。
のような非局在化した軌道に存在し、分子内で2個以上
の原子上に広がっている場合には、不対電子を有してい
ても有機化合物は比較的安定に存在し得る。ただしこの
場合、酸化還元電位は不対電子の広がりが大きすぎる
と、酸化還元電位が不適当となる。このような点を考慮
するとベンゼン環のような比較的分子量の小さい芳香環
を基本骨格とする有機化合物がレドックスシャトルとし
て適している。
ンゼン環にハロゲン基が導入されていると以下のような
効果がある。
基本骨格によって大まかに決定されるが、これに置換基
が導入されていると、多くの場合、電子吸引性の置換基
は酸化還元電位を上げ、電子供与性の置換基は酸化還元
電位を下げるように作用する。そして、複数の置換基の
効果はしばしば加成性が成り立つことが知られている。
ン基が導入されているとハロゲン基が酸化還元電位を上
昇させる。実際の電池系では電解液の種類によって電位
が数百mV程度上下するが、ハロゲン基が導入されてい
るベンゼン環では、このようなハロゲン基の作用によっ
て酸化還元電位が微調整される。したがって、電解液の
種類によらず、適用な電位で酸化還元し、レドックスシ
ャトルとして十分な機能を発揮することになる。
は、1分子あたり2つ導入されていることが必要であ
る。一つのみでは酸化還元基としての効果が小さく、当
該化合物の必要使用量が増大してしまう。
基とハロゲン基が導入された構造の有機化合物は、酸化
還元電位が4V級電池のレドックスシャトルとして適当
でありかつ酸化種並びに還元種が化学的に安定であり、
副反応によって電池性能を劣化させることがない。しか
も、この化合物は、基本骨格であるベンゼン環の分子量
が78であり、例えばメタロセン類、ポリピリジン錯体
等の金属錯体やセリウム塩等に比べて分子量が小さく、
分子体積も小さい。このことは、電解液中における占有
体積が小さく拡散速度が速いことを意味しており、電解
液の溶媒特性に与える影響が小さく、また電解液中での
動態も良好である。
と、1,4−ジメトキシ−2−フルオロベンゼン、1,
3−ジメトキシ−5−クロロベンゼン、3,5−ジメト
キシ−1−フルオロベンゼン、1,2−ジメトキシ−4
−フルオロベンゼン、1,2−ジメトキシ−4−ブロモ
ベンゼン、1,3−ジメトキシ−4−ブロモベンゼン、
または2,5−ジメトキシ−1−ブロモベンゼン等が挙
げられる。
基の位置が1,2−位あるいは1,4−位のものは酸化
還元反応の可逆性がよく、レドックスシャトルとして好
適である。
は、過充電時に過充電電流を消費することで電池を保護
する酸化還元試薬として用いられるものであり、非水電
解液に一定の過充電電流を輸送するのに十分な濃度で溶
解させて使用される。
には、レドックスシャトル過充電制御剤は、非水電解液
に対して0.1重量%以上30重量%以下の濃度範囲に
おいて溶解させることが好ましい。そして、1重量%以
上10重量%以下の濃度範囲において溶解させることが
より好ましい。レドックスシャトル過充電制御剤の濃度
が0.1重量%未満の場合、レドックスシャトルとして
の効果は十分に発揮されない。また、その濃度が30重
量%よりも高い場合、非水電解質二次電池の諸特性に悪
影響を与えることとなり、電池容量やサイクル特性が劣
化してしまう。
のような濃度範囲において非水電解液に溶解させること
により、効果的にその機能を発揮し、過充電時において
過充電電流を化学的に消費するとともに、過充電エネル
ギーを熱エネルギーに変換し、非水電解質二次電池外に
放出する。
御剤を非水電解液中に含有する非水電解質二次電池で
は、過充電電流による過剰エネルギーは、非水電解質二
次電池内に蓄積されることがなく、熱エネルギーに変換
されて非水電解質二次電池外に放出される。
を用いた非水電解質二次電池では、例えば、レドックス
シャトルの限界電流を超えた過充電電流で過充電された
場合においても、少なくとも限界電流までの過剰エネル
ギーは非水電解質二次電池内に蓄積されることがなく、
熱エネルギーとして非水電解質二次電池外に放出され
る。
を非水電解液中に含有する非水電解質二次電池は、感熱
スイッチ、あるいはセンサを設けることにより、非水電
解質二次電池より放出された熱を感熱スイッチ、あるい
はセンサにより検出し、感熱スイッチあるいはセンサ単
独で、または併設される設備と連動させることにより過
充電状態であることの警告を発する、あるいは充電を停
止させる等、機能させることができる。
しては、熱が加わることによって特性が変化し、その特
性の変化が検出できるものを用いることができる。例え
ば、熱が加わることによって、溶ける、変形する、抵抗
値が変化する、色が変化する等、種々の特性変化を利用
することができる。そして、より具体的には、例えば、
チョークマーカ、液晶(配向剤)、熱電対、PTC素子
(Positive Temperature Coefficient)、バイメタ
ル、形状記憶合金、等が挙げられる。また、これらを用
いて、例えば、過充電電流を遮断する、色変化により警
告表示をする、回路を介して警告音を発する、電源を切
る等、種々の過充電防止策を講じることができる。
Calorimeter)、もしくはカロリーメータの機能を搭
載したコンピュータ等を用いることもできる。すなわ
ち、既存の保護回路に、上記のような感熱センサの機能
も追加するとともに、端子間電圧を検出し、端子間電圧
が一定値を上回り、発熱を感知した場合に電流を遮断す
る、電源を切る、等のシステムを組むこともできる。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変
更可能であることは言うまでもない。
電池は、非水電解液にレドックスシャトル過充電制御剤
を含有するとともに、感熱スイッチ、あるいは感熱セン
サを設け、過充電防止策を講じることにより、制御不可
能な暴走熱やガスを利用することなく、また、異常時に
おいてもセルを使用不可能にすることのない優れた安全
機構を備えるため、高い安全性を確保することができ
る。
詳細に説明する。
池(外径20mm、高さ2.5mm)の断面図を示す。
ようにして作製した。
金属シート(厚み1.85mm、直径15mm)を上缶
2に圧着して作製した。
を得るために、炭酸リチウムと炭酸コバルトとを0.5
モル:1モルの比率で混合し、空気中900℃で5時間
焼成した。次に、得られたLiCoO2を200℃にお
いて90分間予備乾燥を行った後、このLiCoO29
0重量部と、導電剤としてグラファイト7重量部と、結
着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)3重量部
とをN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)を用いて
湿式混合し、100℃で減圧乾燥することによって正極
合剤を得た。そして、この正極合剤を集電体のアルミニ
ウムメッシュとともに直径16mmのペレット型に成型
し、下缶4に収納した。
正極活物質3が収納された下缶4とを多孔質ポリプロピ
レンフィルム製のセパレータ5を介して積層した。そし
て、炭酸プロピレンと炭酸ジメチルとを1:1なる体積
比で混合した混合溶媒に、LiPF6(電解質)を1.
0mol/lと1,2ジメトキシ−4−ブロモベンゼン
(レドックスシャトル過充電制御剤)を200mmol
/lとを溶解させて非水電解液を調製し、電池缶内に注
入した。続いて、上缶2と下缶4の外周縁部を封口ガス
ケット6を介してかしめ密閉することでコイン型非水電
解液二次電池を作製した。なお、非水電解液に溶解させ
た1,2ジメトキシ−4−ブロモベンゼンは、サイクリ
ックボルタンメトリーにより対リチウムで4.2Vおよ
び4.45V付近で可逆的な酸化還元反応が起こること
が確認されている。
混合した混合溶媒に、LiPF6を1.0mol/lを
溶解させた非水電解液を使用したこと以外は、実施例1
と同様にしてコイン型非水電解液二次電池を作製した。
たコイン型非水電解液二次電池について、過充電条件で
充放電を行い、その電圧変化を調べた。
上限電圧4.5Vなる条件で定電流充電を100時間行
った後、10時間休止し、続いて電流150μAなる条
件で電池電圧が2.7Vに達するまで定電流放電を行う
といったプロセスで行った。このような充放電プロセス
における実施例1および比較例1で作製されたコイン型
非水電解液二次電池の電圧変化を図2に示す。
解液二次電池は、充電によって電池電圧が大きく上昇す
るが、実施例1のコイン型非水電解液二次電池は、4.
1Vになった時点でほとんど電池電圧が上昇しなくな
る。これは、実施例1のコイン型非水電解液二次電池で
は、電解液に添加した1,2ジメトキシ−4−ブロモベ
ンゼンによって過充電電流が消費され、電圧上昇が抑え
られているからである。これにより、実施例1のコイン
型非水電解液二次電池においては、電池電圧が4.1V
になった時点からは、コイン型非水電解液二次電池内に
はエネルギーが蓄えられていないことがわかる。すなわ
ち、実施例1のコイン型非水電解液二次電池において
は、電池電圧が4.1Vになった時点からは、レドック
スシャトル過充電制御剤の効果により、過充電電流が消
費されるとともに、過充電による過剰エネルギーは、熱
エネルギーに変換されてコイン型非水電解液二次電池外
に放出されていると考えられる。それに対して、比較例
1のコイン型非水電解液二次電池においては、レドック
スシャトル過充電制御剤が添加されていないため、電池
電圧が上限電圧4.5Vまで上昇してしまい、コイン型
非水電解液二次電池内に過剰エネルギーが蓄積されてい
ることがわかる。
例1および比較例1で作製されたコイン型非水電解液二
次電池について、過充電時における、電圧変化と、発熱
状況を調べた。
4.95Vになるまで定電流充電を行うといったプロセ
スで行った。また、コイン型非水電解液二次電池の発熱
状況は、カロリメータ(SETARAM社製)を用いて
測定した。このような充電プロセスにおける実施例1お
よび比較例1で作製したコイン型非水電解液二次電池の
電圧変化およびそれに対応する発熱量の変化を図3に示
す。
剤である1,2ジメトキシ−4−ブロモベンゼンが添加
されていない比較例1のコイン型非水電解液二次電池に
おいては、非水電解液の分解および正極の構造破壊が起
きていると推察される充電末期までは、発熱がほとんど
認められない。それに対して、レドックスシャトル過充
電制御剤である1,2ジメトキシ−4−ブロモベンゼン
が添加されている実施例1のコイン型非水電解液二次電
池においては、比較例1のコイン型非水電解液二次電池
との間に電圧の差を生じ始めた時間帯(45時間付近)
から電池の発熱が認められる。さらに電圧が一定になっ
た4.2V〜4.3Vの状態においては、電池の発熱量
は、約0.6mW〜0.7mWになった。定電流充電時
の充電電流は、150μAであることから、電圧が一定
になった4.2V〜4.3Vにおける仕事率は、0.6
3mW〜0.645mWになると予想され、本実施例1
の結果と非常によく一致する。このことより、電圧が
4.3Vを超えた状態においてコイン型非水電解液二次
電池に供給される過充電電流、すなわち過剰エネルギー
は、コイン型非水電解液二次電池内に蓄えられたり、何
らかの副反応に使用されたりすることはなく、ほぼ10
0%の割合で熱エネルギーに変換されて、コイン型非水
電解液二次電池外に放出されていると理論づけられる。
(外径18mm、高さ65mm)の断面図を示す。
うにして作製した。
た。
を含む官能基を10〜20%導入することにより酸素架
橋を行い、次いで不活性ガス気流中1000℃で焼成
し、ガラス状炭素に近い性質の難黒鉛化炭素材料を得
た。この難黒鉛化炭素材料を粉砕し、平均粒径10μm
の炭素材料粉末とした。次に、この炭素材料粉末90重
量部と、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVd
F)10重量部とを混合して負極合剤を調製し、さらに
これをN−メチル−2−ピロリドンに分散させてスラリ
ー状とした。そして、このスラリーを負極集電体14で
ある厚み10μmの帯状の銅箔の両面に均一に塗布し、
乾燥後ロールプレス機で圧縮成型し、負極7を作製し
た。
を得るために、炭酸リチウムと炭酸コバルトとを0.5
モル:1モルの比率で混合し、空気中900℃で5時間
焼成した。次に、得られたLiCoO2を91重量部
と、導電剤としてグラファイト6重量部と、結着剤とし
てポリフッ化ビニリデン(PVdF)3重量部とを混合
して正極合剤を調製し、さらにこれをN−メチルピロリ
ドンに分散させてスラリー状とした。そして、このスラ
リーを正極集電体15である厚み20μmのアルミニウ
ム箔の両面に均一に塗布し、乾燥後、ロールプレス機で
圧縮成型し、正極8を作製した。
25μmの微孔性ポリプロピレンフィルムからなるセパ
レータ5を介して順次積層し、渦巻型に多数回巻回する
ことにより巻回体を作製した。
缶10の底部に絶縁板9を挿入し、上記巻回体を収納し
た。そして、負極7の集電をとるためにニッケル製の負
極リード16の一端を負極7に圧着し、他端を電池缶1
0に溶接した。また、正極8の集電をとるために、アル
ミニウム製の正極リード17の一端を正極8に取り付
け、他端を電池内圧に応じて電流を遮断する電流遮断用
薄板13を介して電池蓋12と電気的に接続した。
ピレン(PC)50体積%と炭酸ジエチル50体積%と
の混合溶媒に、1,2−ジメトキシ−4−ブロモベンゼ
ン(レドックスシャトル過充電制御剤)5体積%と、L
iPF6(電解質)0.5mol/lと、LiN(C2F
5SO2)2(電解質)0.5mol/lとを溶解させた
非水電解液を注入した。そこでアスファルトを塗布した
絶縁封口ガスケット11を介して電池缶10をかしめる
ことにより電池蓋12を固定し、直径18mm、高さ6
5mmの円筒型非水電解液二次電池を作製した。
液二次電池の電池缶10の外側に、発熱を感知すると変
色するチョークマーカを張り付けた。
ゼンを溶解させない以外は実施例2と同様にして円筒型
非水電解液二次電池を作製した。
た円筒型非水電解液二次電池に対して、過充電を行い、
その電圧変化を調べた。
により行った。実施例2および比較例2で作製された円
筒型非水電解液二次電池の電圧変化を図5に示す。
液二次電池は、充電によって電池電圧が大きく上昇する
が、実施例2の円筒型非水電解液二次電池は、電池電圧
が4.2V付近になった時点でほとんど電池電圧が上昇
しなくなる。これは、実施例2の円筒型非水電解液二次
電池では、電解液に添加した1,2−ジメトキシ−4−
ブロモベンゼンによって過充電電流が消費され、電圧上
昇が抑えられているからである。また、実施例2の円筒
型非水電解液二次電池では、電池電圧が一定になり始め
た容量1600mAh付近から、電池缶10に張り付け
たチョークマーカの変色が確認された。これにより、実
施例2の円筒型非水電解液二次電池においては、電池電
圧が一定になり始めた時点、すなわち電池電圧が4.2
V付近になった時点からは、円筒型非水電解液二次電池
内にはエネルギーが蓄えられていないことがわかる。す
なわち、実施例2の円筒型非水電解液二次電池において
は、電池電圧が4.2V付近になった時点からは、レド
ックスシャトル過充電制御剤の効果により、過充電電流
が消費されるとともに、過充電による過剰エネルギー
は、熱エネルギーに変換されて円筒型非水電解液二次電
池外に放出されていると言える。
液二次電池においては、電池電圧が5V付近にまで上昇
している。また、比較例2の円筒型非水電解液二次電池
においては電池缶10に張り付けたチョークマーカに変
色は認められなかった。これにより、比較例2の円筒型
非水電解液二次電池においては、レドックスシャトル過
充電制御剤が添加されていないため、過充電電流は消費
されず、また、熱エネルギーに変換されて円筒型非水電
解液二次電池外に放出されることもなく、円筒型非水電
解液二次電池内に過剰エネルギーとして蓄積されている
ことがわかる。
スシャトル過充電制御剤を添加することにより、電池が
過充電状態において充電が行われた場合においても、過
剰エネルギーは、熱エネルギーに変換されて、非水電解
液二次電池外に放出されることがわかる。したがって、
この放出された熱エネルギーを、感熱スイッチ、あるい
は感熱センサ等を用いて検出し、過充電防止策を講じる
ことにより、制御不可能な暴走熱やガスを利用すること
なく、また、異常時においてもセルを使用不可能にする
ことのない優れた安全機構を備えるため、高い安全性を
確保することができる。
よればエネルギー密度の高い4V以上の電圧の非水電解
質二次電池の過充電保護を、セルを使用不可能にするこ
となく、そしてより低コストで、しかもエネルギー密度
を低下させる保護装置なしに、より簡便な方法にて提供
することができる。
の非水電解質二次電池を安価に供給することができ、し
かも電池の安全性や信頼性に優れていることから、ポー
タブル機器、自動車用バッテリ、電気自動車、ロードレ
ベリング等、二次電池を必要とする用途に広く用いるこ
とができ、その効果は非常に大きいものである。
である。
ゼンを添加したコイン型非水電解液二次電池と、電解液
にこの化合物を添加していないコイン型非水電解液二次
電池について、充放電プロセスにおける電圧変化を比較
して示す特性図である。
ゼンを添加したコイン型非水電解液二次電池と、電解液
にこの化合物を添加していないコイン型非水電解液二次
電池について、充電プロセスにおける電圧変化およびそ
れに対応するコイン型非水電解液二次電池からの発熱量
を比較して示す特性図である。
である。
ンを添加した円筒型非水電解液二次電池と、電解液にこ
の化合物を添加していない円筒型非水電解液二次電池に
ついて、充電プロセスにおける電圧変化を比較して示す
特性図である。
缶、5 セパレータ、6封口ガスケット、7 負極、8
正極、9 絶縁板、10 電池缶、11 絶縁封口ガ
スケット、12 電池蓋、13 電流遮断用薄板、14
負極集電体、15 正極集電体、16 負極リード、
17 正極リード
Claims (2)
- 【請求項1】 負極としてリチウムを主体とする金属、
又はリチウムをドープ・脱ドープ可能な炭素材料を用
い、正極としてリチウムと遷移金属の複合酸化物を用
い、非水電解質として非水溶媒に電解質が溶解された非
水電解液を用いてなる非水電解質二次電池において、 上記非水電解液がレドックスシャトル過充電制御剤を含
有するとともに、 感熱スイッチ、あるいは感熱センサが設けられているこ
と、 を特徴とする非水電解質二次電池。 - 【請求項2】 上記レドックスシャトル過充電制御剤
は、下記化1で表される化合物であること、 を特徴とする請求項1記載の非水電解質二次電池。 【化1】
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP11082368A JP2000277147A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 非水電解質二次電池 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11082368A JP2000277147A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 非水電解質二次電池 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP11082368A Pending JP2000277147A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 非水電解質二次電池 |
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| JP (1) | JP2000277147A (ja) |
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-
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