JP2000277310A - 抵抗器およびその製造方法 - Google Patents

抵抗器およびその製造方法

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JP2000277310A
JP2000277310A JP11077409A JP7740999A JP2000277310A JP 2000277310 A JP2000277310 A JP 2000277310A JP 11077409 A JP11077409 A JP 11077409A JP 7740999 A JP7740999 A JP 7740999A JP 2000277310 A JP2000277310 A JP 2000277310A
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cutting
groove
cut
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Hideji Ariga
秀二 有賀
Takeshi Izeki
健 井関
Hisanobu Wada
久信 和田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗体を形成する工程と抵抗値を調整する工
程とが別工程でも、負荷が集中することなく、断線しに
くい抵抗器を提供することを目的とする。 【解決手段】 基板11の上面の側部に設けられた一対
の電極12a,12bと、この電極12a,12b間に
接続する抵抗体13と、抵抗体13を一方の電極12a
側から他方の電極12b側に向かって抵抗体13の領域
内に設けられた第1の切削溝14と、第1の切削溝14
に対して巴状に点対称となるように抵抗体13の領域内
に設けられた第2の切削溝16とを有し、第1の切削溝
14と第2の切削溝16とで切削された抵抗体13の幅
は、均一になるように設けられているため、負荷の集中
を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器に使
用される抵抗器およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の、抵抗器の中で、特に面実装型の
ものは、電極および抵抗体等を主に厚膜ペーストの印刷
・焼成による厚膜工法または蒸着・スパッタリング工法
による薄膜工法で形成し、抵抗体をレーザー等により切
削して所望の抵抗値にあわせて製造していた。
【0003】以下、従来の抵抗器およびその製造方法に
ついて説明する。
【0004】図5(a)は従来の抵抗器の平面図、図5
(b)は同抵抗器の切削溝がずれた状態を示す平面図で
ある。
【0005】図において、1はアルミナ等の絶縁材料か
らなる基板である。2a,2bは少なくとも基板1の上
面の側部に設けられた銀系の金属からなる一対の電極で
ある。3は電極2a,2b間が電気的に接続されるよう
に基板1上に設けられた酸化ルテニウム等からなる抵抗
体である。4は抵抗体3をレーザーによって切削して設
けられた切削溝である。5は抵抗体3の側部に設けら
れ、切削溝4によって切削されることがない導電経路で
ある。ここで図5(a)に示すものは導電経路5の幅が
一定であり、抵抗体3の幅が均一になるように切削され
ている。これに対して図5(b)に示すものは切削溝4
の位置がずれた状態で形成されているため、導電経路5
の幅の狭い箇所と広い箇所とが発生し、そのために、切
削された抵抗体3の幅が均一に形成されていないもので
ある。
【0006】以上のように構成された従来の抵抗器につ
いて、以下にその製造方法を説明する。
【0007】まず、アルミナを主成分とする基板1の上
面の側部に、銀系のグレーズ電極ペーストを印刷・焼成
して一対の電極2a,2bを形成する。
【0008】次に、一対の電極2a,2b間を電気的に
接続するように基板1上に酸化ルテニウム系のグレーズ
抵抗ペーストを印刷・焼成して抵抗体3を形成する。
【0009】次に、抵抗体3にレーザートリミング工法
により千鳥状に導電経路5が位置するように複数本の切
削溝4を平行に形成し、抵抗値を調整して従来の抵抗器
を製造していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の抵抗器にお
いては、抵抗体3を印刷で形成する工程とレーザートリ
ミング工法で切削溝4を形成し抵抗値を調整する工程と
が別工程であるため、抵抗体3が印刷される位置に対し
てレーザートリミングで切削溝4を形成する位置を合わ
せる基準がずれてしまうことがあった。これは、レーザ
ートリミングで切削溝4を形成するための位置基準が抵
抗体3の領域外にあるため、抵抗体3の印刷位置がずれ
ると、この抵抗体3に対する切削溝4の位置がずれてし
まうためである。その結果、前述したように、抵抗体3
を切削して設けられる導電経路5となる抵抗体3の幅が
均一でなくなり、抵抗体3の幅の広い箇所と狭い箇所が
できる。このため、この抵抗器にパルス電圧やサージ電
圧を印加した場合、抵抗体3の幅の狭い箇所に負荷が集
中し、断線しやすくなるという課題を有していた。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、抵抗体を印刷して形成する工程とレーザートリミン
グ工法で切削溝を形成し抵抗値を調整する工程とが別工
程で位置を合わせる基準がずれることがあっても、導電
経路となる抵抗体の幅は常に均一であり、負荷が集中す
ることなく、パルス電圧やサージ電圧等の印加に対して
も断線しにくい抵抗器を提供することを目的とするもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、抵抗体を一方の電極側から他方の電極側に
向かって2つ以上の曲折部を有するように切削して前記
抵抗体の領域内に設けられた第1の切削溝と、この第1
の切削溝に対して点対称となるように前記抵抗体を他方
の電極側から一方の電極側に向かって切削して前記抵抗
体の領域内に設けられた第2の切削溝とを備え、隣り合
う前記第1の切削溝および第2の切削溝で切削された前
記抵抗体の領域内の抵抗体幅が均一になるように構成し
たものである。この構成により、第1の切削溝の一点だ
けを位置合わせすれば、切削位置がずれても、抵抗体の
領域内において第1の切削溝と第2の切削溝とで切削さ
れた抵抗体の幅が均一になる。このため、抵抗体を印刷
して形成する工程とレーザートリミング工法で切削溝を
形成し抵抗値を調整する工程とが別工程で位置を合わせ
る基準がずれることがあっても、導電経路となる抵抗体
の幅は常に均一であり、パルス電圧やサージ電圧等の印
加に対しても断線しにくい抵抗器を得ることができるも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、基板と、この基板の上面の側部に設けられた一対の
電極と、この電極間に電気的に接続される抵抗体と、こ
の抵抗体を前記一方の電極側から他方の電極側に向かっ
て2つ以上の曲折部を有するように切削して前記抵抗体
の領域内に設けられた第1の切削溝と、この第1の切削
溝に対して点対称となるように前記抵抗体を他方の電極
側から一方の電極側に向かって切削して前記抵抗体の領
域内に設けられた第2の切削溝とを備え、隣り合う前記
第1の切削溝および第2の切削溝で切削された前記抵抗
体の領域内の抵抗体幅が均一になるように構成したもの
で、これにより、抵抗体の領域内で第1の切削溝と第2
の切削溝とで抵抗体を巴状にかつ点対称となるように切
削しているため、導電経路となる抵抗体の幅が常に均一
なものが得られ、負荷が集中することがなくなり、耐パ
ルス性、耐サージ性が向上するという作用を有するもの
である。
【0014】請求項2に記載の発明は、基板と、この基
板の上面の側部に設けられた一対の電極と、この電極間
に電気的に接続される抵抗体と、この抵抗体を前記一方
の電極側から他方の電極側に向かって2つ以上の曲折部
を有するように切削して前記抵抗体の領域内に設けられ
た第1の切削溝と、この第1の切削溝に対して点対称と
なるように前記抵抗体を他方の電極側から一方の電極側
に向かって切削して前記抵抗体の領域内に設けられた第
2の切削溝と、前記第1の切削溝と第2の切削溝との間
に設けられた第3の切削溝とを備え、隣り合う前記第1
の切削溝および第2の切削溝で切削された前記抵抗体の
領域内の抵抗体幅が均一になるように構成したもので、
これにより、第1の切削溝と第2の切削溝との間に設け
られた第3の切削溝により抵抗値の微調整ができるた
め、より高精度な抵抗値調整ができるという作用を有す
るものである。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、第1の切削溝および第2の切削
溝の曲折部は丸みを有するもので、これにより、切削溝
の曲折部において負荷の集中が低減されるため、耐パル
ス性、耐サージ性がより向上するという作用を有するも
のである。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、第1の切削溝および第2の切削
溝の先端は、先細り状になるように構成したもので、切
削溝を形成するレーザーの終点近傍において、レーザー
のスポット径を徐々に小さくしながらレーザーの照射量
を減らしていくことにより負荷の集中が低減されるた
め、耐パルス性、耐サージ性がより向上するという作用
を有するものである。
【0017】請求項5に記載の発明は、基板の上面の側
部に一対の電極を形成する工程と、前記電極間に電気的
に接続される抵抗体を形成する工程と、前記抵抗体を一
方の電極側から他方の電極側に向かって2つ以上の曲折
部を有するように切削して前記抵抗体の領域内に第1の
切削溝を形成する工程と、前記第1の切削溝に対して点
対称となりかつ隣り合う前記第1の切削溝との距離が一
定になるように前記抵抗体を切削して前記抵抗体の領域
内に第2の切削溝を形成する工程とを備えたもので、こ
れにより、抵抗体の領域内で第1の切削溝に対して巴状
に点対称となり、かつ隣り合う前記第1の切削溝との距
離が一定になるように抵抗体を切削して第2の切削溝を
形成しているため、導電経路となる抵抗体の幅は常に均
一なものが得られ、負荷が集中することがなくなり、耐
パルス性、耐サージ性が向上するという作用を有するも
のである。
【0018】請求項6に記載の発明は、基板の上面の側
部に一対の電極を形成する工程と、前記電極間に電気的
に接続される抵抗体を形成する工程と、前記抵抗体を一
方の電極側から他方の電極側に向かって2つ以上の曲折
部を有するように切削して前記抵抗体の領域内に第1の
切削溝を形成する工程と、前記第1の切削溝に対して点
対称となりかつ隣り合う前記第1の切削溝との距離が一
定になるように前記抵抗体を切削して前記抵抗体の領域
内に第2の切削溝を形成する工程と、前記第1の切削溝
と第2の切削溝との間に第3の切削溝を形成する工程と
を備えたもので、これにより、第3の切削溝を形成する
ことにより抵抗値の微調整ができるため、より高精度な
抵抗値調整ができるという作用を有するものである。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項6記載の
発明において、第2の切削溝を形成した後、抵抗体が再
溶融する温度で加熱する工程を備えたもので、これによ
り、加熱することで抵抗体を再溶融させるようにしてい
るため、レーザートリミングで第1、第2の切削溝を形
成したときにレーザーの熱の影響で発生する抵抗体の損
傷部が再溶融され、抵抗体の損傷を修復することができ
るため、より耐パルス性、耐サージ性が向上するという
作用を有するものである。
【0020】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。
【0021】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における抵抗器の平面図である。
【0022】図において、11はアルミナ、ステアタイ
ト、フォルステライト、ベリリア、チタニア、ガラス、
ガラスセラミック等からなる絶縁性の基板である。12
a,12bはこの基板11の上面の側部に設けられた
銀、銀−パラジウム、銅、金等からなる一対の電極であ
る。13は一対の電極12a,12b間に電気的に接続
するように基板11の上面に設けられた酸化ルテニウム
等からなる抵抗体である。14は抵抗体13を一方の電
極12a側から他方の電極12b側に向かって2つ以上
の曲折部15を有するように切削して抵抗体13の領域
内に設けられた第1の切削溝である。16は第1の切削
溝14に対して巴状に点対称となるように抵抗体13を
他方の電極12b側から一方の電極12a側に向かって
切削して抵抗体13の領域内に設けられた第2の切削溝
である。そして第1の切削溝14と第2の切削溝16と
で切削された抵抗体13の幅は、均一になるように構成
されている。
【0023】以上のように構成された本発明の実施の形
態1における抵抗器について、以下にその製造方法を説
明する。
【0024】図2(a)〜(d)は本発明の実施の形態
1における抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0025】まず、図2(a)に示すように、純度96
%のアルミナを主成分とする基板21の上面の側部に銀
系のグレーズ電極ペーストを印刷した後、ベルト式焼成
炉により約850℃で焼成し、一対の電極22a,22
bを形成する。
【0026】次に、図2(b)に示すように、電極22
a,22b間を電気的に接続するように酸化ルテニウム
系のグレーズ抵抗ペーストを基板21の上面に印刷した
後、ベルト式焼成炉により約850℃で焼成し、抵抗体
23を形成する。
【0027】次に、図2(c)に示すように、抵抗体2
3を一方の電極22a側から他方の電極22b側に向か
って2つ以上の曲折部24を有するようにレーザーで切
削して抵抗体23の領域内に第1の切削溝25を形成す
る。
【0028】最後に、図2(d)に示すように、第1の
切削溝25に対して巴状に点対称となり、かつ隣り合う
第1の切削溝25との距離が一定になるように抵抗体2
3を他方の電極22b側から一方の電極22a側に向か
ってレーザーで切削して抵抗体23の領域内に第2の切
削溝26を形成し、抵抗器を製造するものである。
【0029】以上のように本発明の実施の形態1におけ
る抵抗器は、隣り合う第1の切削溝25との距離が一定
になるように抵抗体23を切削して第2の切削溝26を
形成しているため、導電経路となる抵抗体23の幅は常
に均一なものが得られ、負荷が集中することがなくな
り、耐パルス性、耐サージ性が向上するものである。
【0030】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2における抵抗器の平面図である。
【0031】図3において31はアルミナ、ステアタイ
ト、フォルステライト、ベリリア、チタニア、ガラス、
ガラスセラミック等からなる絶縁性の基板である。32
a,32bはこの基板31の上面の側部に設けられた
銀、銀−パラジウム、銅、金等からなる一対の電極であ
る。33は電極32a,32b間に電気的に接続するよ
うに基板31の上面に設けられた酸化ルテニウム等から
なる抵抗体である。34は抵抗体33を一方の電極32
a側から他方の電極32b側に向かって2つ以上の曲折
部35を有するように切削して抵抗体33の領域内に設
けられた第1の切削溝である。36は第1の切削溝に対
して巴状に点対称となるように抵抗体33を切削して抵
抗体33の領域内に設けられた第2の切削溝である。そ
して第1の切削溝34と第2の切削溝36とで切削され
た抵抗体33の幅は、均一になるように構成されてい
る。37は第1の切削溝34と第2の切削溝36との間
に設けられた第3の切削溝である。この第3の切削溝3
7により抵抗値の微調整ができるため、より高精度な抵
抗値調整ができるものである。
【0032】以上のように構成された本発明の実施の形
態2における抵抗器について、以下にその製造方法を説
明する。
【0033】図4(a)〜(e)は本発明の実施の形態
2における抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0034】まず、図4(a)に示すように、純度96
%のアルミナを主成分とする基板41の上面の側部に銀
系のグレーズ電極ペーストを基板41の上面に印刷した
後、ベルト式焼成炉により約850℃で焼成し、一対の
電極42a,42bを形成する。
【0035】次に、図4(b)に示すように、一対の電
極42a,42b間を電気的に接続するように酸化ルテ
ニウム系のグレーズ抵抗ペーストを印刷した後、ベルト
式焼成炉により約850℃で焼成し、抵抗体43を形成
する。
【0036】次に、図4(c)に示すように、抵抗体4
3を一方の電極42a側から他方の電極42b側に向か
って2つ以上の曲折部44を有するようにレーザーで切
削して抵抗体43の領域内に第1の切削溝45を形成す
る。
【0037】次に、図4(d)に示すように、第1の切
削溝45に対して巴状に点対称となり、かつ隣り合う第
1の切削溝45との距離が一定になるように抵抗体43
を他方の電極42b側から一方の電極42a側に向かっ
てレーザーで切削して抵抗体43の領域内に第2の切削
溝46を形成する。
【0038】最後に、図4(e)に示すように、第1の
切削溝45と第2の切削溝46との間をレーザーで切削
して第3の切削溝47を形成し、抵抗値を微調整して抵
抗器を製造するものである。
【0039】以上のように本発明の実施の形態2におけ
る抵抗器は、隣り合う第1の切削溝45と第2の切削溝
46との間に第3の切削溝47を形成することにより、
抵抗値の微調整ができるため、より高精度な抵抗値調整
ができるものである。また、第3の切削溝47を切削す
る位置によっても、抵抗値が調整できるもので、第1ま
たは第2の切削溝45,46のどちらか一方に近づけて
切削するほど、抵抗値の微調整ができるものである。
【0040】なお、本発明の実施の形態の抵抗器におい
て、第1の切削溝および第2の切削溝の曲折部を、丸み
を有するように設けると、これらの曲折部において負荷
の集中が低減されるため、より耐パルス性、耐サージ性
がより向上するものである。
【0041】また、第1の切削溝および第2の切削溝の
先端を、先細り状に曲げられた形状にすると、第1、第
2の切削溝の先端、すなわち切削溝を形成するレーザー
の終点近傍において、レーザーのスポット径を徐々に小
さくしながらレーザーの照射量を減らしていくことによ
り負荷の集中が低減されるため、より耐パルス性、耐サ
ージ性がより向上するものである。
【0042】また、本実施の形態の製造方法において、
第2の切削溝を形成した後、抵抗体が再溶融する温度で
加熱する工程を加え、加熱により抵抗体を再溶融させる
ようにすると、レーザートリミングで第1、第2の切削
溝を形成したときに、レーザーの熱の影響で発生する抵
抗体の損傷部が再溶融され、抵抗体の損傷を修復するこ
とができるため、より耐パルス性、耐サージ性が向上す
るという効果が得られるものである。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明は、抵抗体の領域内
に第1の切削溝を設け、この第1の切削溝に対して巴状
に点対称となるように抵抗体を切削してこの抵抗体の領
域内に第2の切削溝を設けることにより、第1の切削溝
の一点だけを位置合わせすれば、切削位置がずれても、
第1の切削溝と第2の切削溝とで切削された抵抗体の幅
が、変わることなく均一にすることができる。このた
め、抵抗体を印刷で形成する工程とレーザートリミング
工法で切削溝を形成し抵抗値を調整する工程とが別工程
で、位置を合わせる基準がずれることがあっても、抵抗
体の領域内で導電経路となる抵抗体の幅は常に均一であ
るため、負荷が集中することがなくなり、パルス電圧や
サージ電圧等の印加に対しても断線しにくい抵抗器が得
られるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における抵抗器の平面図
【図2】(a)〜(d)同製造方法を示す工程図
【図3】本発明の実施の形態2における抵抗器の平面図
【図4】(a)〜(e)同製造方法を示す工程図
【図5】(a)従来の抵抗器の平面図 (b)同抵抗器の切削溝がずれた状態を示す平面図
【符号の説明】
11,21,31,41 基板 12a,22a,32a,42a 電極 12b,22b,32b,42b 電極 13,23,33,43 抵抗体 14,25,34,45 第1の切削溝 15,24,35,44 曲折部 16,26,36,46 第2の切削溝 37,47 第3の切削溝
フロントページの続き (72)発明者 和田 久信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E032 BA07 BB01 CC08 TA13 TA15 TB02 5E033 AA27 BB02 BC01 BD01 BF05 BG02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、この基板の上面の側部に設けら
    れた一対の電極と、この電極間に電気的に接続される抵
    抗体と、この抵抗体を前記一方の電極側から他方の電極
    側に向かって2つ以上の曲折部を有するように切削して
    前記抵抗体の領域内に設けられた第1の切削溝と、この
    第1の切削溝に対して点対称となるように前記抵抗体を
    他方の電極側から一方の電極側に向かって切削して前記
    抵抗体の領域内に設けられた第2の切削溝とを備え、隣
    り合う前記第1の切削溝および第2の切削溝で切削され
    た前記抵抗体の領域内の抵抗体幅が均一になるように構
    成した抵抗器。
  2. 【請求項2】 基板と、この基板の上面の側部に設けら
    れた一対の電極と、この電極間に電気的に接続される抵
    抗体と、この抵抗体を前記一方の電極側から他方の電極
    側に向かって2つ以上の曲折部を有するように切削して
    前記抵抗体の領域内に設けられた第1の切削溝と、この
    第1の切削溝に対して点対称となるように前記抵抗体を
    他方の電極側から一方の電極側に向かって切削して前記
    抵抗体の領域内に設けられた第2の切削溝と、前記第1
    の切削溝と第2の切削溝との間に設けられた第3の切削
    溝とを備え、隣り合う前記第1の切削溝および第2の切
    削溝で切削された前記抵抗体の領域内の抵抗体幅が均一
    になるように構成した抵抗器。
  3. 【請求項3】 第1の切削溝および第2の切削溝の曲折
    部は、丸みを有する請求項1または2記載の抵抗器。
  4. 【請求項4】 第1の切削溝および第2の切削溝の先端
    は、先細り状になるように構成した請求項1または2記
    載の抵抗器。
  5. 【請求項5】 基板の上面の側部に一対の電極を形成す
    る工程と、前記電極間に電気的に接続される抵抗体を形
    成する工程と、前記抵抗体を一方の電極側から他方の電
    極側に向かって2つ以上の曲折部を有するように切削し
    て前記抵抗体の領域内に第1の切削溝を形成する工程
    と、前記第1の切削溝に対して点対称となりかつ隣り合
    う前記第1の切削溝との距離が一定になるように前記抵
    抗体を切削して前記抵抗体の領域内に第2の切削溝を形
    成する工程とを備えた抵抗器の製造方法。
  6. 【請求項6】 基板の上面の側部に一対の電極を形成す
    る工程と、前記電極間に電気的に接続される抵抗体を形
    成する工程と、前記抵抗体を一方の電極側から他方の電
    極側に向かって2つ以上の曲折部を有するように切削し
    て前記抵抗体の領域内に第1の切削溝を形成する工程
    と、前記第1の切削溝に対して点対称となりかつ隣り合
    う前記第1の切削溝との距離が一定になるように前記抵
    抗体を切削して前記抵抗体の領域内に第2の切削溝を形
    成する工程と、前記第1の切削溝と第2の切削溝との間
    に第3の切削溝を形成する工程とを備えた抵抗器の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 第2の切削溝を形成した後、抵抗体が再
    溶融する温度で加熱する工程を備えた請求項6記載の抵
    抗器の製造方法。
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