JP2000277321A - 超電導コイル - Google Patents

超電導コイル

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JP2000277321A JP11078819A JP7881999A JP2000277321A JP 2000277321 A JP2000277321 A JP 2000277321A JP 11078819 A JP11078819 A JP 11078819A JP 7881999 A JP7881999 A JP 7881999A JP 2000277321 A JP2000277321 A JP 2000277321A
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pancake
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pancake coil
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Kazuo Funaki
和夫 船木
Shigetaka Iwakuma
成卓 岩熊
Akira Tomioka
章 富岡
Takaaki Bono
敬昭 坊野
Masayuki Konno
雅行 今野
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】交流電流を流しても並列に結線された複数の超
電導線の電流分担が均一になるような超電導コイルを提
供する。 【解決手段】パンケーキコイルP1,P2,P3,P
4,P5,P6の渡り部T1,T2で超電導線1,2,
3同士を半径方向に重ねる順番を変える転位が行われ、
超電導線1,2,3同士の半径方向に重なる順番がそれ
ぞれ異なるパンケーキコイルP1,P2,P3またはP
4,P5,P6が軸方向に順に積層されたパンケーキコ
イル群G1,G2より超電導コイルを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エネルギー貯蔵
用や磁場応用などに用いられる高速で励磁や消磁を行う
超電導コイルに関し、特に、並列に結線された複数の超
電導線の電流分担が均一な超電導コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の超電導コイルの構成を示
す片側断面図である。並列に結線された3本の超電導線
1,2,3が半径方向(図2の左右方向)に重ねられ、
図2の左側を中心軸にして円板状に巻回されたパンケー
キコイルp1,p2,p3,p4,p5,p6が軸方向
(図2の上下方向)に6層積層されている。第1層目の
パンケーキコイルp1の超電導線1,2,3は,超電導
コイルの外部接続用の端子Uから外径側を巻き始めとし
て内径側へ巻回され、第2層目のパンケーキコイルp2
の超電導線1,2,3は内径側を巻き始めとして外径側
へ巻回されている。また、第2層目のパンケーキコイル
p2の巻き始めと、第1層目のパンケーキコイルp1の
巻き終わりとは軸方向に渡された渡り部t1を介して接
続されている。以下、奇数層目のパンケーキコイルp
3,p5の超電導線1,2,3は外径側を巻き始めとし
て内径側へ巻回され、奇数層目のパンケーキコイルp
3,p5の巻き始めと、前層のパンケーキコイルp2,
p4の巻き終わりとはそれぞれ軸方向に渡された渡り部
t2を介して接続されている。また、偶数層目のパンケ
ーキコイルp4,p6の超電導線1,2,3は内径側を
巻き始めとして外径側へ巻回され、偶数層目のパンケー
キコイルp4,p6の巻き始めと、前層のパンケーキコ
イルp3,p5の巻き終わりとはそれぞれ軸方向に渡さ
れた渡り部t1を介して接続されている。第6層目のパ
ンケーキコイルp6の巻き終わりは超電導コイルの外部
接続用のもう1つの端子uに接続されている。
【0003】図2において、端子U,uから各超電導線
1,2,3に電流が並列に流され、周囲に磁場が形成さ
れる。なお、図2の従来例は、半径方向に重ねて巻回さ
れた超電導線の並列本数nが3本の場合であるが、この
並列本数nは、一般的には2本以上の複数になる場合が
あり、nが4本であったり、6本であったりする。ま
た、パンケーキコイルの積層数Nも、一般的には2層以
上の複数になる場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の超電導コイルを交流機器に適用した場
合、半径方向に重ねて巻回された複数の超電導線の電流
分担が均一にならないという問題があった。
【0005】すなわち、磁場応用の対象が核磁気共鳴型
の断層画像撮影装置(MRI)やリニアモータなどの超
電導コイルはその超電導線に流される電流が直流であっ
たので、パンケーキコイルにおける各超電導線の電流分
担が均一にならないということはなかった。しかし、最
近は、超電導コイルをエネルギー貯蔵用や変圧器用など
の交流機器に適用させるための開発がなされるようにな
ってきた。図2の超電導コイルに交流電流を流すと、超
電導線1,2,3は、その巻回半径が互いに異なるので
インダクタンスが違って来る。超電導線1の巻回半径が
最も小さく、超電導線3の巻回半径が最も大きい。その
ために、超電導線1,2,3に流れる電流値が異なって
来る。この電流の不平衡分が循環電流となって超電導コ
イルに流れると、偏流に伴う交流損失が増大したり、臨
界電流値を超えて超電導状態から常電導状態に転移し易
くなり、所定の性能が発揮されない可能性がある。
【0006】上述のような、交流機器に適用される超電
導コイルにおける各超電導線の電流分担の不平衡を改善
するためには各超電導線のインダクタンスを均一化する
ことが必要であり、ソレノイド形の超電導コイルでは,
各超電導線のインダクタンスを均一化するために超電導
線を転位させる技術が従来より知られている。
【0007】しかしながら、パンケーキ形の超電導コイ
ルでは、各超電導線の電流分担の不平衡を改善するため
に各超電導線のインダクタンスを均一化すること、およ
び、このインダクタンスの均一化を実現するための具体
的な構成は従来検討されていなかった。この発明の目的
は、交流電流を流しても並列に結線された複数の超電導
線の電流分担が均一になるような超電導コイルを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、並列に結線された複数本の超電
導線が半径方向に重ねられ円板状に巻回されたパンケー
キコイルが軸方向に複数層積層され、第1層目のパンケ
ーキコイルの超電導線は外径側を巻き始めとして内径側
へ巻回され、第2層目のパンケーキコイルの超電導線は
内径側を巻き始めとして外径側へ巻回されるとともに、
第2層目のパンケーキコイルの巻き始めと、第1層目の
パンケーキコイルの巻き終わりとはそれぞれ軸方向に渡
された渡り部を介して接続され、以下、奇数層目のパン
ケーキコイルの超電導線は外径側を巻き始めとして内径
側へ巻回され、前記奇数層目のパンケーキコイルの巻き
始めと、前層のパンケーキコイルの巻き終わりとはそれ
ぞれ軸方向に渡された渡り部を介して接続され、偶数層
目のパンケーキコイルの超電導線は内径側を巻き始めと
して外径側へ巻回され、前記偶数層目のパンケーキコイ
ルの巻き始めと、前層のパンケーキコイルの巻き終わり
とはそれぞれ軸方向に渡された渡り部を介して接続され
てなる超電導コイルにおいて、前記各超電導線の自己お
よび相互インダクタンスが均一になるように前記渡り部
で超電導線同士を半径方向に重ねる順番を変える転位が
行われるようにするとよい。それによって、各超電導線
の自己および相互インダクタンスが均一化され、並列に
結線された各超電導線に流れる電流の分担が均一にな
る。
【0009】また、かかる構成において、超電導線同士
の半径方向に重なる順番がそれぞれ異なるパンケーキコ
イルが超電導線の並列本数と同じ層数だけ軸方向に順に
積層されたパンケーキコイル群より超電導コイルを構成
するようにするとよい。それによって、各超電導線間の
相互インダクタンスがより均一化され、並列に結線され
た各超電導線に流れる電流の分担がより均一になる。
【0010】また、かかる構成において、前記パンケー
キコイルの積層数が超電導線の並列本数の2倍の整数倍
であるようにしてもよい。それによって、各超電導線間
の相互インダクタンスがより均一化され、並列に結線さ
れた各超電導線に流れる電流の分担がより均一になる。
また、このような構成とすることによって、超電導線の
並列本数が奇数の場合でも、第1層目のパンケーキコイ
ルの巻き始めと、最終層目のパンケーキコイルの巻き終
わりとがいずれも超電導コイルの外径側に位置するよう
になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施例に基づい
て説明する。図1は、この発明の実施例にかかる超電導
コイルの構成を示す片側断面図である。並列に結線され
た3本の超電導線1,2,3が半径方向(図1の左右方
向)に重ねられ、図1の左側を中心軸にして円板状に巻
回されたパンケーキコイルP1,P2,P3,P4,P
5,P6が軸方向(図1の上下方向)に6層積層されて
いる。第1層目のパンケーキコイルP1の超電導線1,
2,3は,超電導コイルの外部接続用の端子Uから外径
側を巻き始めとして内径側へ巻回され、第2層目のパン
ケーキコイルP2の超電導線1,2,3は内径側を巻き
始めとして外径側へ巻回されている。また、第2層目の
パンケーキコイルP2の巻き始めと、第1層目のパンケ
ーキコイルP1の巻き終わりとは軸方向に渡された渡り
部T1を介して接続されている。以下、奇数層目のパン
ケーキコイルP3,P5の超電導線1,2,3は外径側
を巻き始めとして内径側へ巻回され、奇数層目のパンケ
ーキコイルP3,P5の巻き始めと、前層のパンケーキ
コイルP2,P4の巻き終わりとはそれぞれ軸方向に渡
された渡り部T2を介して接続されている。また、偶数
層目のパンケーキコイルP4,P6の超電導線1,2,
3は内径側を巻き始めとして外径側へ巻回され、偶数層
目のパンケーキコイルP4,P6の巻き始めと、前層の
パンケーキコイルP3,P5の巻き終わりとはそれぞれ
軸方向に渡された渡り部T1を介して接続されている。
第6層目のパンケーキコイルP6の巻き終わりが超電導
コイルの外部接続用のもう1つの端子uに接続されてい
る。
【0012】また、図1の渡り部T1,T2は、各パン
ケーキコイルの端部で超電導線1,2,3を転位させ、
超電導線1,2,3同士の半径方向に重なる順番が変わ
るように形成されている。すなわち、パンケーキコイル
P1,P2,P3は、超電導線1,2,3同士が半径方
向に重なる順番がそれぞれ異なる。超電導線1,2,3
が半径方向に重なる順番の異なるパンケーキコイルを順
に積層させたものを1つのパンケーキコイル群とする
と、パンケーキコイルP1,P2,P3が1つのパンケ
ーキコイル群G1を形成し、パンケーキコイルP4,P
5,P6がもう一つのパンケーキコイル群G2を形成し
ている。ただし、パンケーキコイル群G1とG2とは、
互いに同じ構成になっている。
【0013】図1のパンケーキコイル群G1において、
超電導線3の巻回半径は、パンケーキコイルP1では最
も大きいが、パンケーキコイルP2では最も小さく、パ
ンケーキコイルP3では他の超電導線1,2の中間であ
る。また、超電導線2の巻回半径は、パンケーキコイル
P1では他の超電導線1,2の中間であるが、パンケー
キコイルP2では最も大きく、パンケーキコイルP3で
は最も小さい。さらに、超電導線1の巻回半径は、パン
ケーキコイルP1では最も小さいが、パンケーキコイル
P2では他の超電導線1,2の中間であり、パンケーキ
コイルP3では最も大きい。したがって、パンケーキコ
イル群G1内では、平均的な巻回半径が超電導線1,
2,3で同じになるとともに、各超電導線相互間の相対
的位置関係も超電導線1,2,3で同等なものとなるの
で、超電導線1,2,3の自己および相互インダクタン
スが均一化され、各超電導線1,2,3に流れる電流の
分担が均一になる。また、パンケーキコイル群G2にお
いても同様であり、パンケーキコイル群G2内の超電導
線1,2,3の自己および相互インダクタンスが均一化
され、各超電導線1,2,3に流れる電流の分担が均一
になる。したがって、超電導コイル全体として、超電導
線1,2,3に流れる電流の分担が均一になり、超電導
コイル内に循環電流の流れることがなくなり、偏流に伴
う交流損失を低減させることができる。また、臨界電流
値を超えて超電導状態から常電導状態に転移し難くな
り、安定して高速で励磁・消磁を行うことができるよう
になる。
【0014】なお、図1における超電導コイルについ
て、各超電導線1,2,3に流れる電流の分流比を計算
すると、それぞれ0.341、0.334、0.325
となり、電流が殆ど均一に分担して流れることが証明さ
れた。また、一般的に、超電導コイルにおけるパンケー
キコイルの積層数Nは、超電導線の並列本数nの2倍の
整数倍にするとよい。図1における超電導コイルの超電
導線の並列本数nは3本であり、パンケーキコイルの積
層数Nは、n=3の2倍の整数1倍である6になってい
る。そのために、パンケーキコイルP1の巻き始めと、
パンケーキコイルP6の巻き終わりとがいずれも超電導
コイルの外径側に来るので、そこから超電導コイルの端
子U,uを引き出すことが出来る。それによって、端子
U,uからの図示されていない引出しリードの構成が簡
素化される。図1の場合、パンケーキコイルの積層数N
を3にしてパンケーキコイル群G1だけで構成しても、
超電導線1,2,3の自己および相互インダクタンスを
均一化することはできる。しかし、その場合、パンケー
キコイルP3の内径側から端子の引出しリードを引き出
す必要が生ずるので、引出しリードの構成が非常に複雑
になってしまう。そのために、一般的に、超電導コイル
におけるパンケーキコイルの積層数Nを超電導線の並列
本数nの2倍の整数倍にすれば、超電導線の並列本数n
が奇数の場合でも、第1層目のパンケーキコイルの巻き
始めと、最終層であるN層目のパンケーキコイルの巻き
終わりとがいずれも超電導コイルの外径側に来るように
なり、引出しリードを容易に引き出すことができる。ま
た、このような構成とすることによって、各超電導線間
の相互インダクタンスがより均一化され、並列に結線さ
れた各超電導線に流れる電流の分担がより均一になる。
【0015】なお、図1は、超電導線の並列本数nが3
本の場合であるが、上述のことは、超電導線の並列本数
nが4本であっても、5本であっても同様である。超電
導線の並列本数nが4本の場合は、パンケーキコイルの
積層数Nを8や16とするとよい。また、超電導線の並
列本数nが5本の場合は、パンケーキコイルの積層数N
を10や20とするとよい。超電導線の並列本数nが3
本の場合、図1の実施例の他にパンケーキコイルの積層
数Nを12や24としてもよいことは当然である。
【0016】また、上述の実施例では、超電導コイルに
おける第1層目のパンケーキコイルの超電導線が外径側
を巻き始めとして内径側へ巻回される構成について説明
したが、第1層目のパンケーキコイルの超電導線が内径
側を巻き始めとして外径側へ巻回される構成としてもよ
く、また、超電導コイルにおける第1層目のパンケーキ
コイルの巻き始めと最終層であるN層目のパンケーキコ
イルの巻き終わりとがいずれも超電導コイルの内径側に
位置する構成としてもよい。
【0017】また、上述の実施例では、超電導コイルを
構成する各パンケーキコイル群毎のパンケーキコイルの
積層数が超電導線の並列本数と同じである構成について
説明したが、この発明の構成は、上記のような構成に限
定されるものではない。すなわち、各パンケーキコイル
群毎のパンケーキコイルの積層数が超電導線の並列本数
と異なる構成,例えば積層数が並列本数よりも多い構
成、あるいは、超電導コイル全体におけるパンケーキコ
イルの積層数が超電導線の並列本数の整数倍とは異なる
構成などであってもよく、並列に結線された各超電導線
の自己および相互インダクタンスが超電導コイル全体に
おいて均一になるように層間の渡り部での転位が行われ
るようにすればよい。
【0018】また、図1に示される実施例の超電導コイ
ルでは、上述のように、並列結線された各超電導線1,
2,3の自己および相互インダクタンスが、パンケーキ
コイル群G1,G2毎に均一化される。このような、並
列結線された各超電導線の自己および相互インダクタン
スが各パンケーキコイル群毎に均一化される構成では、
超電導コイル全体を構成する際には、このパンケーキコ
イル群を積層していくだけで、容易に、並列結線された
各超電導線の自己および相互インダンタンスが超電導コ
イル全体として均一化された構成とすることができる。
【0019】なお、このパンケーキコイル群を複数群積
層して超電導コイルを構成する場合の積層する群の数は
偶数とした方が、超電導コイル全体としての軸方向での
対称性をより容易に実現することができる。
【0020】また、図1に示される実施例の超電導コイ
ルでは、積層される各パンケーキコイルP1,P2,P
3,P4,P5,P6の巻回数が全て同じである。この
ような,積層される各パンケーキコイルの巻回数が全て
同じである構成の超電導コイルでは、全てのパンケーキ
コイルの外径が超電導コイルの最大外径と同じになる。
これに対して、異なる巻回数のパンケーキコイルが積層
されてなる構成の超電導コイルでは、巻回数が最大のパ
ンケーキコイルの外径により超電導コイルの最大外径が
決まる。従って、超電導コイルの最大外径が同じ場合に
は、図1に示される実施例の超電導コイルのような,積
層される各パンケーキコイルの巻回数が全て同じである
構成の方が超電導コイル全体としての巻回数をより大き
くすることができるので、同じ大きさの磁場を形成する
のに必要な電流を、異なる巻回数のパンケーキコイルが
積層されてなる構成に比べてより小さくすることができ
る。
【0021】また、図1に示される実施例の超電導コイ
ルは、積層される各パンケーキコイルの巻回数が全て同
じであるため、異なる巻回数のパンケーキコイルが積層
されてなる構成の超電導コイルに比べて、超電導コイル
の製作,すなわち,複数のパンケーキコイルを積層して
パンケーキコイル間を接続する作業がより容易となる。
【0022】
【発明の効果】この発明は前述のように、各超電導線の
自己および相互インダクタンスが均一になるように渡り
部で超電導線同士を半径方向に重ねる順番を変える転位
が行われるようにすることによって、各超電導線に流れ
る電流の分担が均一になり、交流損失が低減するととも
に、臨界電流を超えて超電導状態から常電導状態に転移
し難くなり、安定して高速で励磁・消磁を行うことがで
きるようになる。
【0023】また、かかる構成において、超電導線同士
の半径方向に重なる順番がそれぞれ異なるパンケーキコ
イルが超電導線の並列本数と同じ層数だけ軸方向に順に
積層されたパンケーキコイル群より超電導コイルを構成
するようにすることによって、各超電導線に流れる電流
の分担がより均一になる。
【0024】また、かかる構成において、パンケーキコ
イルの積層数が超電導線の並列本数の2倍の整数倍であ
るようにすることによって 各超電導線に流れる電流の
分担がより均一になるとともに、超電導線の並列本数が
奇数の場合でも超電導コイルの端子からの引出しリード
の構成を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる超電導コイルの構成
を示す片側断面図
【図2】従来の超電導コイルの構成を示す片側断面図
【符号の説明】
1,2,3:超電導線、P1,P2,P3,P4,P
5,P6:パンケーキコイル、T1,T2:渡り部、G
1,G2:パンケーキコイル群、U,u:端子、N:パ
ンケーキコイルの積層数、n:超電導線の並列本数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船木 和夫 福岡県福岡市東区みどりが丘1丁目1番7 号 (72)発明者 岩熊 成卓 福岡県大野城市下大利団地26−402 (72)発明者 富岡 章 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 坊野 敬昭 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 今野 雅行 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】並列に結線された複数本の超電導線が半径
    方向に重ねられ円板状に巻回されたパンケーキコイルが
    軸方向に複数層積層され、第1層目のパンケーキコイル
    の超電導線は外径側を巻き始めとして内径側へ巻回さ
    れ、第2層目のパンケーキコイルの超電導線は内径側を
    巻き始めとして外径側へ巻回されるとともに、第2層目
    のパンケーキコイルの巻き始めと、第1層目のパンケー
    キコイルの巻き終わりとはそれぞれ軸方向に渡された渡
    り部を介して接続され、以下、奇数層目のパンケーキコ
    イルの超電導線は外径側を巻き始めとして内径側へ巻回
    され、前記奇数層目のパンケーキコイルの巻き始めと、
    前層のパンケーキコイルの巻き終わりとはそれぞれ軸方
    向に渡された渡り部を介して接続され、偶数層目のパン
    ケーキコイルの超電導線は内径側を巻き始めとして外径
    側へ巻回され、前記偶数層目のパンケーキコイルの巻き
    始めと、前層のパンケーキコイルの巻き終わりとはそれ
    ぞれ軸方向に渡された渡り部を介して接続されてなる超
    電導コイルにおいて、前記各超電導線の自己および相互
    インダクタンスが均一になるように前記渡り部で超電導
    線同士を半径方向に重ねる順番を変える転位が行われる
    ことを特徴とする超電導コイル。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の超電導コイルにおいて、
    超電導線同士の半径方向に重なる順番がそれぞれ異なる
    パンケーキコイルが超電導線の並列本数と同じ層数だけ
    軸方向に順に積層されたパンケーキコイル群よりなるこ
    とを特徴とする超電導コイル。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の超電導コイルにおいて,
    前記パンケーキコイルの積層数が超電導線の並列本数の
    2倍の整数倍であることを特徴とする超電導コイル。
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