JP2000277823A - 積層圧電振動子およびそれを用いた超音波モータおよび圧電アクチュエータ、ならびに超音波モータおよび圧電アクチュエータを用いた電子機器 - Google Patents

積層圧電振動子およびそれを用いた超音波モータおよび圧電アクチュエータ、ならびに超音波モータおよび圧電アクチュエータを用いた電子機器

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JP2000277823A
JP2000277823A JP11079853A JP7985399A JP2000277823A JP 2000277823 A JP2000277823 A JP 2000277823A JP 11079853 A JP11079853 A JP 11079853A JP 7985399 A JP7985399 A JP 7985399A JP 2000277823 A JP2000277823 A JP 2000277823A
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piezoelectric
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electrodes
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Masao Kasuga
政雄 春日
Akihiro Iino
朗弘 飯野
Makoto Suzuki
鈴木  誠
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立を容易に行うことができるとともに、小
型化、薄型化を図ることができる積層圧電振動子および
それを用いた超音波モータおよび圧電アクチュエータ、
ならびに超音波モータおよび圧電アクチュエータを用い
た電子機器を得ること。 【解決手段】 本発明は、複数の第1の圧電電極体11
0と第2の圧電電極体120とが交互に積層されてなる
積層圧電振動子100であって、第1の電極112、1
12、・・・間は、外周面100aに形成された外側短絡
電極130を介してそれぞれ短絡されており、第2の電
極122、122、・・・間は内周面100bに形成され
た内側短絡電極140を介してそれぞれ短絡されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型化、薄形化を
図ることができる積層圧電振動子およびそれを用いた超
音波モータおよび圧電アクチュエータ、ならびに超音波
モータおよび圧電アクチュエータを用いた電子機器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、超音波モータの研究が盛んに行わ
れており、種々の超音波モータが提案されている。超音
波モータは、駆動方式から定在波方式と進行波方式とに
大別されるが、どちらの方式も、圧電素子の伸縮運動を
駆動源とし、回転方向に駆動成分を持つ振動体を回転体
に接触させ、この摩擦力によって、当該回転体を回転さ
せるものである。本願発明は、この超音波モータや、圧
電アクチュエータ、各種電子機器に用いて好適な積層圧
電振動子に関するものである。
【0003】従来より、電極が形成された圧電素子が複
数枚、積層構成された積層圧電振動子が超音波モータ、
圧電アクチュエータ、各種電子機器に駆動源として用い
られている。この種の積層圧電振動子は、複数枚の単板
圧電素子を接着もしくはボルト締め等による接合手段に
より積層化されてなる。
【0004】この種の積層圧電振動子としては、特開平
3−289375号公報に開示されているように、複数
の円盤形状の単板圧電素子が円柱形状の締結具により締
結されることにより、積層化されたものがある。すなわ
ち、上記複数の単板圧電素子にそれぞれ中央部に大径の
穴が形成されかつ表面に電極が設けられるとともに分極
処理されており、積層された上記単板圧電素子の穴に対
して締結具を挿入することにより、積層・締結が行われ
る。
【0005】また、従来の積層圧電振動子においては、
圧電素子と電極とを焼結または接合により一体的に形成
し、各圧電素子および各電極を貫通する貫通孔を形成
し、この貫通孔を介して各層の電極を電気的に接続する
ものがある。この種の積層圧電振動子は、例えば、特開
平6−120580号公報に開示されているように、複
数のシート状の薄板圧電素子が焼結または接合により一
体的に積層され、一体化された積層構造体の表面から裏
面までを貫通する貫通孔を介して薄板圧電素子に形成さ
れた各電極間が電気的に接続されてなるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の積層
圧電振動子(特開平3−289375号公報)において
は、単板圧電素子間を接着剤を用いることなく、締結具
による積層化を図ることができるという利点を有するも
のの、締結具による締め付けに耐え得るように単板圧電
素子の厚さを厚くしなければならないため、おのずと大
型化してしまうという欠点があった。さらに、この従来
の積層圧電振動子においては、締結具により締結を行っ
ているため、複数ある単板圧電素子を締結具に1枚、1
枚挿通させる等の作業に時間を要するため、組立に長時
間を要するという欠点があった。
【0007】また、従来の積層圧電振動子(特開平6−
120580号公報)においては、上述した組立時間に
関する課題を解決することができるものの、貫通孔にあ
る程度の大きさの径が必要となることから、特に細かく
分割された電極を用いた場合には、貫通孔により電極間
が短絡してしまう等の問題が発生する。従って、この従
来の積層圧電振動子においては、貫通孔の径を所定以下
にすることができないため、小型化することが難しいと
いう欠点があった。
【0008】さらに、従来の積層圧電振動子が圧電アク
チュエータ、超音波モータ、各種電子機器の駆動源とし
ても用いられているため、これらの装置に積層圧電振動
子を適用した場合にも、上述した問題点より、装置が大
型化してしまう。
【0009】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、組立を容易に行うことができるとともに、小型
化、薄型化を図ることができる積層圧電振動子およびそ
れを用いた超音波モータおよび圧電アクチュエータ、な
らびに超音波モータおよび圧電アクチュエータを用いた
電子機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、第1の電極パターンが表
面に形成されてなり、かつ中央部に穴が形成された薄板
形状の第1の圧電素子と、前記第1の電極パターンと異
なる第2の電極パターンが表面に形成されてなり、前記
第1の圧電素子と同形状の第2の圧電素子とを備え、複
数の前記第1の圧電素子と複数の前記第2の圧電素子と
が交互に積層されかつ一体焼結または接合されて積層構
造体を構成してなり、前記積層構造体の外周面に形成さ
れ、複数の前記第1の電極パターン間を短絡する第1の
短絡電極と、前記積層構造体の内周面に形成され、複数
の前記第2の電極パターン間を短絡する第2の短絡電極
とを備えることを特徴とする。
【0011】この請求項1に記載の発明によれば、第1
の短絡電極と第2の短絡電極との間に電圧が印加される
と、第1の圧電素子および第2の圧電素子が交流電圧に
応じてひずみ、振動が発生する。このように、請求項1
に記載の発明によれば、積層構造体の外周面および内周
面に第1および第2の短絡電極を形成するように構成し
たので、従来のように貫通孔や大型の穴が不要となる。
【0012】また、請求項1に記載の発明によれば、積
層かつ一体焼結または接合により積層構造体が構成され
ているため、第1の電極パターンおよび第2の電極パタ
ーンが隣接する第1の圧電素子および第2の圧電素子に
より共通電極として作用する。
【0013】また、請求項2に記載の積層圧電振動子
は、請求項1に記載の積層圧電振動子において、同一平
面上に形成され、前記第1の短絡電極に接続された第1
の取出電極、および前記第2の短絡電極に接続された第
2の取出電極からなる第3の電極パターンを備えること
を特徴とする。この請求項2に記載の発明によれば、請
求項1と同様の効果を奏するとともに、第1の取出電極
および第2の取出電極からなる第3の電極パターンを同
一平面上に形成したことにより、電源接続時の配線の引
き回しが容易になる。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、第1の電
極パターンが表面に形成されてなり、かつ中央部に穴が
形成された薄板形状の第1の圧電素子と、前記第1の電
極パターンと異なり複数の電極からなる第2の電極パタ
ーンが表面に形成されてなり、前記第1の圧電素子と同
形状の第2の圧電素子とを備え、複数の前記第1の圧電
素子と複数の前記第2の圧電素子とが交互に積層されか
つ一体焼結または接合されて積層構造体を構成してな
り、前記積層構造体の外周面に形成され、前記第1の電
極パターン間を短絡する第1の短絡電極と、前記積層構
造体の外周面に形成され、複数の前記第2の圧電素子間
における前記第2の電極パターンの複数の電極間をそれ
ぞれ短絡する複数の第2の短絡電極とを備えることを特
徴とする。
【0015】この請求項3に記載の発明によれば、第1
の短絡電極と第2の短絡電極との間に電圧が印加される
と、第1の圧電素子および第2の圧電素子が電圧に応じ
てひずみ、振動が発生する。このように、請求項3に記
載の発明によれば、積層構造体の外周面に第1および第
2の短絡電極を形成するように構成したので、従来のよ
うに貫通孔や大型の穴が不要となる。
【0016】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の積層圧電振動子において、前記第2の電極パタ
ーンは、分極方向の異なる分割された複数の電極からな
ることを特徴とする。この請求項4に記載の発明によれ
ば、第2の電極パターンに対して駆動信号の印加を適宜
選択することで、正転/逆転を容易に制御することが可
能となる。
【0017】また、請求項5に記載の発明は、請求項3
または4に記載の積層圧電振動子において、同一平面上
に形成され、前記第1の短絡電極に接続された第1の取
出電極、および前記複数の第2の短絡電極に接続された
複数の第2の取出電極からなる第3の電極パターンを備
えることを特徴とする。この請求項5に記載の発明によ
れば、第1の取出電極と第2の取出電極とからなる第3
の電極パターンが同一平面上に形成されているため、配
線の引き回しが容易となる。
【0018】また、請求項6に記載の発明は、請求項3
または4に記載の積層圧電振動子において、前記第2の
電極パターンにおいて、前記複数の電極のうち所定のも
のを導通する第1の導通電極と、前記第2の電極パター
ンにおいて、前記第1の導通電極により導通されていな
いものを導通する第2の導通電極とを備えることを特徴
とする。
【0019】このように、請求項6に記載の発明によれ
ば、第1の導通電極および第2の導通電極を設けたこと
により、電源接続時の配線の引き回しが容易となる。
【0020】また、請求項7に記載の発明は、請求項3
または4に記載の積層圧電振動子において、前記積層構
造体の一方の面に形成された前記第1の電極パターンは
他の第1の電極パターンより面積が小となるように形成
されていることを特徴とする。この請求項7に記載の発
明によれば、一方の面の第1の電極パターンを面積小と
したので、これをダミー電極とすることができる。
【0021】また、積層圧電振動子は種々の応用が可能
であり、例えば、請求項8では超音波モータに応用し、
請求項10では圧電アクチュエータに応用している。ま
た、請求項9では、上記超音波モータを電子機器にさら
に応用するとともに、請求項11では上記圧電アクチュ
エータを電子機器に応用している。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にか
かる積層圧電振動子の実施の形態1〜5について詳述す
る。
【0023】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1による積層圧電振動子100の構成を示す側断面図
である。この図に示す積層圧電振動子100は、圧電電
極体110と圧電電極体120とが交互に積層されてな
り、焼結または接合により一体化されたものである。上
記圧電電極体110は、図2(a)に示す圧電素子11
1および電極112から構成されている。
【0024】上記圧電素子111は、強誘電体材料、例
えば、チタン酸バリウム、チタン酸ジルコン酸鉛が薄肉
円板状に形成されてなり、中央部には、穴111aが形
成されている。電極112(第1の電極パターン)は、
圧電電極体110の表面であって内周縁を除く部分全体
に金属が印刷、蒸着、スパッタ等の手段で薄膜形成され
てなり、コモン電極としての役目をしている。
【0025】一方、図2(b)に示す圧電電極体120
は、圧電素子121および電極122(第2の電極パタ
ーン)から構成されている。上記圧電素子121は、圧
電素子111と同一材料から構成されており、かつ同一
形状となるように形成されている。圧電素子121の中
央部には、圧電素子111(図2(a)参照)の穴11
1aと同径の穴121aが形成されている。電極122
は、圧電素子121の表面であって、外周縁を除く部分
全体に金属が印刷、蒸着、スパッタ等の手段で薄膜形成
されてなる。
【0026】このように、電極112(図2(a)参
照)のパターンと、電極122(図2(b)参照)のパ
ターンとは、異なる。すなわち、電極112のパターン
が、内周縁が欠けているものであるのに対して、電極1
22のパターンは、外周縁が欠けているものである。
【0027】図1に戻り、積層圧電振動子100は、同
図上層から下層にかけて、第1の圧電電極体110、第
2の圧電電極体120、第3の圧電電極体110および
第4の圧電電極体120の順で積層されてなり、この積
層された状態で一体焼結または接合されている。従っ
て、積層圧電振動子100においては、第2の圧電電極
体120における第2の電極122が、第1の圧電素子
111の裏面、および第2の圧電素子121の表面の双
方に密着していることから、共通電極とされている。
【0028】同様にして、積層圧電振動子100におい
ては、第3の圧電電極体110における第3の電極11
2が、第2の圧電素子121の裏面、および第3の圧電
素子111の表面の双方に密着していることから、共通
電極とされている。
【0029】また、積層圧電振動子100においては、
圧電電極体110および圧電電極体120が交互に積層
されていることから穴111a(図2(a)参照)およ
び穴121a(図2(b)参照)は、同一円筒上にそれ
ぞれ位置しており、貫通穴100cを構成している。外
側短絡電極130は、積層圧電振動子100の外周面1
00aに薄膜形成されており、第1の電極112、第3
の電極112を短絡している。この外側短絡電極130
の端部は、第4の圧電素子121の裏面外周縁におい
て、取出電極130aとされている。
【0030】内側短絡電極140は、積層圧電振動子1
00の内周面100bに薄膜形成されており、第2の電
極122、第4の電極122を短絡している。この内側
短絡電極140の端部は、第4層の第2の圧電素子12
1の裏面内周縁において、取出電極140aとされてい
る。つまり、第1の電極112、第3の電極112が外
周面100aに形成された外側短絡電極130を介して
それぞれ短絡されているのに対して、第2の電極12
2、第4の電極122は、内周面100bに形成された
内側短絡電極140を介してそれぞれ短絡されているの
である。
【0031】上記構成において、図示しない電源が取出
電極130aおよび取出電極140aに接続されると、
第1の電極112および第3の電極112がコモン電極
として作用し、第1の圧電素子111、第2の圧電素子
121および第3の圧電素子111がそれぞれ印加交流
電圧に応じて軸方向に撓むことにより、積層圧電振動子
100全体が電源周波数に応じて振動する。
【0032】以上説明したように、上述した実施の形態
1による積層圧電振動子100によれば、外周面100
aおよび内周面100bを利用して、この外周面100
aに形成した外側短絡電極130を介して第1の電極1
12と第3の112との間を短絡するとともに、他方の
内周面100bに形成した内側短絡電極140を介して
第2の電極122と第4の122との間を短絡し、かつ
一体焼結または接合による積層構造としたので、従来の
ように貫通孔や、締結具用の大型の穴を形成する必要が
ない。従って、上述した実施の形態1による積層圧電振
動子100によれば、一体焼結または接合による積層に
よって、組立を容易に行うことができるとともに、小型
化、薄型化を図ることができる。
【0033】また、上述した実施の形態1による積層圧
電振動子100によれば、表面に電極(電極112、電
極122)が薄膜形成されてなる圧電素子(圧電素子1
11、圧電素子121)を一体焼結または接合により積
層する構成としたので、図1に示すように、第2の電極
122および第3の電極112を共通電極とすることが
できることから、薄型化を容易に図ることができる。
尚、本実施例では、第1の電極112と第3の電極11
2を外周面で短絡し、第2の電極122と第4の電極1
22を内周面で短絡した場合を示したが、第1の電極1
12と第3の電極112を内周面で短絡し、第2の電極
122と第4の電極122を外周面で短絡してもよい。
【0034】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2による積層圧電振動子を用いた超音波モータ200
の構成を示す分解斜視図である。図4は同実施の形態2
による超音波モータ200の構成を示す断面図である。
図5は同実施の形態2による超音波モータ200の構成
を示す組立図である。これらの図に示す超音波モータ2
00において、超音波ステータユニット210の端部に
は固定軸220が設けられ、当該固定軸220には押さ
えバネ座230が挿通されている。
【0035】超音波ステータユニット210の略中央部
には、中心軸240が設けられている。この中心軸24
0には、円盤状の振動体250が固定されている。この
振動体250の裏面には、図4に示す積層圧電振動子2
60が張り付けられている。積層圧電振動子260に
は、強誘電体材料、例えばチタン酸バリウム、チタン酸
ジルコン酸鉛が用いられている。
【0036】この積層圧電振動子260は、分極処理が
施され、圧電素子リード270を介して電源(図示略)
に接続されている。ここで、上記電源は、例えば、進行
波型超音波モータの場合、互いに位相が異なる交流電圧
を発生する。また、定在波型超音波モータの場合には、
圧電素子リード電極270に対して交流電圧が選択的に
供給される。振動体250の表面には円周方向に一定角
度をおいて複数の突起290、290、・・・が突出形成
されている。これらの突起290、290、・・・には、
超音波ロータユニット280が接触している。
【0037】ここで、図6および図7(a)〜(d)を
参照して、上述した積層圧電振動子260の構成につい
て詳述する。図6は、図4に示す振動体250および積
層圧電振動子260の構成を示す側断面図である。但
し、図6において、積層圧電振動子260は、その厚み
が実際の厚さ(図4参照)より厚くなるように図示され
ている。図7(a)〜(c)は、図6に示す積層圧電振
動子260の各構成要素を示す図である。また、図7
(a)〜(d)において、図7(a)〜(c)は平面図
であり、図7(d)は裏面図である。さらに、図6は、
図7(a)〜(d)に示すA−A'線視断面図である。
【0038】図6に示す積層圧電振動子260は、最上
層から最下層までの間において、第1の圧電電極体40
0(図7(a)参照)、第2の圧電電極体410(図7
(b)参照)、第3の圧電電極体420(図7(c)お
よび(d)参照)が積層されてなり、焼結または接合に
より一体化されたものである。
【0039】図7(a)に示す第1の圧電電極体400
は、第1の圧電素子401および第1のコモン電極40
2(第1の電極パターン)から構成されている。上記第
1の圧電素子401は、強誘電体材料、例えば、チタン
酸バリウム、チタン酸ジルコン酸鉛が薄肉円板状に形成
されてなり、中央部には、穴401aが形成されてい
る。第1のコモン電極402は、第1の圧電素子401
の表面であって外周縁を除く部分全体に金属が薄膜形成
されてなり、上記外周縁の一部に薄膜形成された突出部
402aを有している。
【0040】また、図7(b)に示す第2の圧電電極体
410は、第2の圧電素子411、等角12分割されて
なる第2の電極パターンを構成する複数の第1の電極4
12および第2の電極413から構成されている。この
第2の電極パターンは、上述した第1の電極パターン
(第1のコモン電極402)と異なる。上記第2の圧電
素子411は、上述した第1の圧電素子401と同一材
料から構成されており、かつ同形状となるように形成さ
れている。この第2の圧電素子411の中央部には、第
1の圧電素子401の穴401a(図7(a)参照)と
同径の穴411aが形成されている。
【0041】また、第2の電極パターンを構成する第1
の電極412、412、・・・、および第2の電極41
3、413、・・・は、第2の圧電素子411の表面であ
って、かつ外周縁を除く1/12分割領域に金属が略扇
形にそれぞれ薄膜形成されてなる。さらに、これらの第
1の電極412、412、・・・、および第2の電極41
3、413、・・・は、上記外周縁の一部に薄膜形成され
た突出部412a、412a、・・・および突出部413
a、413a、・・・をそれぞれ有している。
【0042】ここで、上記第2の電極パターンにおいて
は、分極方向に関して、一例として、第1の電極412
を正極とし、第2の電極413を負極とするようにして
もよい。なお、これらの正極と負極との組み合わせは、
正極と負極とを1つおきにすることはもとより、正極、
正極、負極、負極という具合に2つおきにしてもよく、
任意に設定される。後述する実施の形態3〜5において
も、同様である。
【0043】図7(c)および(d)に示す第3の圧電
電極体420は、第3の圧電素子421を備えており、
この第3の圧電素子421は、強誘電体材料が薄肉円板
状に形成されてなり、中央部には、穴421aが形成さ
れている。この第3の圧電素子421の表面には、図7
(c)に示すように、第3の圧電素子421の表面であ
って外周縁を除く部分全体に第2のコモン電極422が
薄膜形成されている。この第2のコモン電極422は、
上述した第1のパターンと同形状であり、上記外周縁の
一部に薄膜形成された突出部422aを有している。
【0044】ここで上記第3の圧電電極体420の突出
部422aと第1の圧電電極体400(図7(a)参
照)の突出部402aとは、円周方向において同一位置
となり、かつ図7(b)に示す突出部412a、412
a、・・・および突出部413a、413a、・・・と円周方
向において重ならないようにして形成されている。
【0045】また、第3の圧電素子421の裏面には、
図7(d)に示すように、等角12分割されてなる第3
の電極パターンを構成する複数の第1の取出電極432
および第2の取出電極433、ならびにコモン取出電極
434が薄膜形成されている。上記第1の取出電極43
2、432、・・・、および第2の取出電極433、43
3、・・・は、第1の電極412、412、・・・および第2
の電極413、413、・・・(図7(b)参照)に対応
する位置にそれぞれ形成されており、圧電素子リード2
70(図4参照)を介して図示しない電源に選択的に接
続される。つまり、例えば、超音波モータを正転駆動す
る際には、第1の取出電極432、432、・・・(第1
の電極412、412、・・・)に電源が接続される一
方、逆転駆動する際には、第2の取出電極433、43
3、・・・(第2の電極413、413、・・・)に電源が接
続される。
【0046】コモン取出電極434は、第3の圧電素子
421の裏面であって、かつ第1の取出電極432と第
2の取出電極433とに挟まれた領域に金属が薄膜形成
されてなる。このコモン取出電極434は、円周方向に
おいて突出部402a(図7(a)参照)および突出部
422a(図7(c)参照)に対応する位置に形成され
ている。
【0047】図6に戻り、積層圧電振動子260におい
ては、最上層の第1の圧電電極体400の第1のコモン
電極402が振動体250に接触している。また、第2
層の第2の圧電電極体410における第1の電極41
2、412、・・・および第2の電極413、413、・・・
が、最上層の第1の圧電素子401の裏面、および第2
層の第2の圧電素子411の表面の双方に密着している
ことから、共通電極とされている。
【0048】また、積層圧電振動子260においては、
第1の圧電電極体400、第2の圧電電極体410、第
3の圧電電極体420が積層されていることから、穴4
01a(図7(a)参照)、穴411a(図7(b)参
照)、穴421a(図7(c)参照)は、同一円筒上に
それぞれ位置しており、貫通穴260aを構成してい
る。
【0049】コモン短絡電極500は、積層圧電振動子
260の外周面260bに軸方向に薄膜形成されてお
り、突出部402aおよび突出部422aを介して、第
1のコモン電極402および第2のコモン電極422
と、コモン取出電極434とを短絡している。
【0050】図7(b)および(d)に示す第1の短絡
電極510、510、・・・は、積層圧電振動子260
(図6参照)の外周面260bに軸方向に薄膜形成され
ており、第1の電極412、412、・・・(図7(b)
参照)と第1の取出電極432、432、・・・(図7
(d)参照)とを短絡している。同様にして、第2の短
絡電極520、520、・・・は、上記外周面260bに
軸方向に薄膜形成されており、第2の電極413、41
3、・・・(図7(b)参照)と、第2の取出電極43
3、433、・・・(図7(d)参照)とを短絡してい
る。
【0051】図4に示す超音波ロータユニット280
は、ブシュ300を介して中心軸240にて回転可能に
支持されている。この超音波ロータユニット280は、
円柱形状のロータ体310と、該ロータ体310の外周
に取り付けた偏心重錘320と、ロータ体310と偏心
重錘320とを固定する固定板330とから構成されて
いる。この偏心重錘320を設けたのは、慣性により振
動を発生させるためであり、通常の回転をさせる場合に
は、ロータ体310のみでよい。
【0052】また、超音波ロータユニット280の上面
中心には、ピボット340が取り付けられている。この
ピボット340は、押さえバネ座230にねじ止め固定
した片持ち構造の押さえバネ350により、加圧されて
いる。これにより、ロータ体310と振動体250の突
起290、290、・・・との間に適度な摩擦力が作用
し、回転力が発生する。
【0053】上記構成において、正転駆動する際には、
図7(d)に示す第1の取出電極432、432、・・・
に電源が接続されることで、第1の短絡電極510、5
10、・・・を介して第1の電極412、412、・・・に駆
動信号が印加され、積層圧電振動子260に局所的に伸
びと収縮が交流電圧に応じて発生し、振動体250に屈
曲振動が発生する。これにより、振動体250の突起2
90、突起290、・・・を介してロータ体310が正転
方向に回転駆動される。これとは逆に、逆転駆動する際
には、第2の取出電極433、433、・・・に電源が接
続されることで、第2の短絡電極520、520、・・・
を介して、第2の電極413、413、・・・に駆動信号
が印加されることで、ロータ体310が逆転方向に回転
駆動される。
【0054】以上説明したように、上述した実施の形態
2による積層圧電振動子によれば、図6に示す外周面2
60bを利用して、この外周面260bに形成したコモ
ン短絡電極500、第1の短絡電極510、510、・・
・、第2の短絡電極520、520、・・・を介して、各電
極間を接続し、かつ焼結または接合により積層構造とし
たので、従来のように貫通孔や、締結具用の大型の穴を
形成する必要がない。
【0055】従って、上述した実施の形態2による積層
圧電振動子によれば、焼結または接合による積層によっ
て組立を容易に行うことができるとともに、小型化、薄
型化を図ることができ、薄型化が図れる分だけ積層数を
増やすことができる。特に、外周面260bのみを利用
してリード配線を行うように構成したので、貫通穴26
0aの径を小さくすることができ、積層圧電振動子26
0の外径をも小さくすることが可能であることから、さ
らに小型化を図ることができる。
【0056】また、上述した実施の形態2による積層圧
電振動子によれば、表面に電極が薄膜形成されてなる圧
電素子を一体焼結または接合により積層する構成とした
ので、図6に示すように、第1の電極412、第2の電
極413を共通電極とすることができることから、薄型
化を容易に図ることができる。
【0057】さらに、上述した実施の形態2による積層
圧電振動子によれば、図7(b)に示す第2の圧電電極
体410において第1の電極412、第2の電極413
における分極方向を任意に選択することで、正転/逆転
を容易に制御することが可能となる。加えて、第3のパ
ターンの各電極を同一平面上に形成したので、電源接続
時の配線の引き回しを容易に行うことができる。
【0058】(実施の形態3)つぎに、本発明の実施の
形態3による積層圧電振動子を用いた超音波モータにつ
いて図8および図9(a)〜(d)を参照して説明す
る。この実施の形態3による超音波モータにおいては、
図6に示す積層圧電振動子260に代えて、図8に示す
積層圧電振動子600が設けられている。
【0059】図8は、本発明の実施の形態3による超音
波モータに用いられる振動体250および積層圧電振動
子600の構成を示す側断面図である。図9(a)〜
(d)は、図8に示す積層圧電振動子600の各構成要
素を示す平面図である。また、図8は、図9(a)〜
(d)に示すB−B'線視断面図である。
【0060】図8に示す積層圧電振動子600は、最上
層から最下層までの間において、第1の圧電電極体70
0(図9(a)参照)、第2の圧電電極体710(図9
(b)参照)、第3の圧電電極体720(図9(c)参
照)および第4の圧電電極体730(図9(d)参照)
が積層されてなり、焼結または接合により一体化された
ものである。
【0061】図9(a)に示す第1の圧電電極体700
は、前述した第2の圧電電極体120(図2(b)参
照)と同一構成とされており、第1の圧電素子701お
よび第1のコモン電極702(第1のパターン)から構
成されている。すなわち、薄肉円板状の上記第1の圧電
素子701の中央部には、穴701aが形成されてい
る。第1のコモン電極702は、第1の圧電素子701
の表面であって外周縁を除く部分全体に金属が薄膜形成
されてなる。
【0062】また、図9(b)に示す第2の圧電電極体
710は、前述した第2の圧電電極体410(図7
(b)参照)と同一構成とされている。すなわち、第2
の圧電電極体710は、穴711aが形成された第2の
圧電素子711、等角12分割されてなる第2の電極パ
ターンを構成する複数の第1の電極712および第2の
電極713から構成されている。これらの第1の電極7
12、712、・・・および第2の電極713、713、・
・・は、外周縁の一部に薄膜形成された突出部712a、
712a、・・・、および突出部713a、713a、・・・
をそれぞれ有している。
【0063】図9(c)に示す第3の圧電電極体720
は、上述した第1の圧電電極体700(図9(a)参
照)と同一構成とされており、中央部に穴721aが形
成された第3の圧電素子721、および第2のコモン電
極722(第1の電極パターン)から構成されている。
図9(d)に示す第4の圧電電極体730は、上述した
第2の圧電電極体710(図9(b)参照)と同一構成
とされている。すなわち、この第4の圧電電極体730
は、穴731aが形成された第4の圧電素子731、等
角12分割されてなる第2の電極パターンを構成する複
数の第1の電極732および第2の電極733から構成
されている。これらの第1の電極732、732、・・
・、および第2の電極733、733、・・・は、外周縁の
一部に薄膜形成された突出部732a、732a、・・
・、および突出部733a、733a、・・・をそれぞれ有
している。
【0064】図8に戻り、積層圧電振動子600におい
ては、第1の圧電電極体700の第1のコモン電極70
2が振動体250に接触している。また、第2の圧電電
極体710における第1の電極712、712、・・・お
よび第2の電極713、713、・・・が、第1の圧電素
子701の裏面、および第2の圧電素子711の表面の
双方に密着していることから、共通電極とされている。
【0065】同様にして、第3の圧電電極体720にお
ける第2のコモン電極722が、第2の圧電素子711
の裏面、および第3の圧電素子721の表面の双方に密
着していることから、共通電極とされている。また、積
層圧電振動子600においては、第1の圧電電極体70
0、第2の圧電電極体710、第3の圧電電極体720
および第4の圧電電極体730が積層されていることか
ら、穴701a(図9(a)参照)、穴711a(図9
(b)参照)、穴721a(図9(c)参照)および穴
731a(図9(d)参照)は、同一円筒上にそれぞれ
位置しており、貫通穴600cを構成している。
【0066】コモン短絡電極800は、積層圧電振動子
600の内周面600bに軸方向に薄膜形成されてお
り、第1のコモン電極702と第2のコモン電極722
とを短絡している。図9(b)および(d)に示す第1
の短絡電極810、810、・・・は、積層圧電振動子6
00(図8参照)の外周面600aに軸方向に薄膜形成
されており、第1の電極712、712、・・・(図9
(b)参照)と第1の電極732、732(図9(d)
参照)とを短絡している。同様にして、第2の短絡電極
820、820、・・・は、上記外周面600aに軸方向
に薄膜形成されており、第2の電極713、713、・・
・(図9(b)参照)と、第2の電極733、733、・
・・(図9(d)参照)とを短絡している。
【0067】上記構成において、正転駆動する際には、
前述した実施の形態2と同様にして、第1の短絡電極8
10、810、・・・に電源が接続されることで、第1の
電極712、712、・・・(第1の電極732、73
2、・・・)に駆動信号が印加され、ロータ体310が正
転方向に回転駆動される。これとは逆に、第2の短絡電
極820、820、・・・に電源が接続されることで、第
2の電極713、713、・・・(第2の電極733、7
33、・・・)に駆動信号が印加され、ロータ体が逆転方
向に回転駆動される。
【0068】以上説明したように、上述した実施の形態
3による積層圧電振動子によれば、図8に示す外周面6
00aおよび内周面600bを利用して、第1の短絡電
極810、第2の短絡電極820およびコモン短絡電極
800を介して、各電極間を接続し、かつ一体焼結また
は接合による積層構造としたので、組立を容易に行うこ
とができるとともに、小型化、薄型化を図ることができ
る。
【0069】さらに、上述した実施の形態3による積層
圧電振動子によれば、図9(b)および(d)に示す第
2の圧電電極体710および第4の圧電電極体730お
いて分極処理された電極構造(第2の電極パターン)を
有するように構成したので、実施の形態2と同様にし
て、正転と逆転とを容易に制御することが可能となる。
【0070】(実施の形態4)つぎに、本発明の実施の
形態4による積層圧電振動子を用いた超音波モータにつ
いて図10および図11(a)〜(d)を参照して説明
する。この実施の形態4による積層圧電振動子を用いた
超音波モータにおいては、図6に示す積層圧電振動子2
60に代えて、図10に示す積層圧電振動子900が設
けられている。
【0071】図10は、本発明の実施の形態4による超
音波モータに用いられる振動体250および積層圧電振
動子900の構成を示す側断面図である。但し、図11
(a)〜(d)は、図10に示す積層圧電振動子900
の各構成要素を示す平面図である。また、図10は、図
11(a)〜(d)に示すC−C'線視断面図である。
【0072】図10に示す積層圧電振動子900は、第
1の圧電電極体1000(図11(a)参照)、第2の
圧電電極体1010(図11(b)参照)、第3の圧電
電極体1020(図11(c)参照)および第4の圧電
電極体1030(図11(d)参照)が積層されてな
り、焼結または接合により一体化されたものである。
【0073】図11(a)に示す第1の圧電電極体10
00は、中央部に穴1001aが形成された薄肉円板形
状の第1の圧電素子1001および第1のコモン電極1
002から構成されている。上記第1のコモン電極10
02は、第1の圧電素子1001の表面であって外周縁
を除く一部分に金属が薄膜形成されてなり、該外周縁の
一部に突出部1002aを有している。また、コモン電
極1002は、面積が小であることからダミー電極(取
出電極)として作用する。
【0074】また、図11(b)に示す第2の圧電電極
体1010は、前述した第2の圧電電極体410(図7
(b)参照)と同一構成とされている。すなわち、第2
の圧電電極体1010は、穴1011aが形成された第
2の圧電素子1011、等角12分割されてなる前述し
た第2の電極パターンを構成する複数の第1の電極10
12および第2の電極1013から構成されている。こ
れらの第1の電極1012、1012、・・・および第2
の電極1013、1013、・・・は、外周縁の一部に薄
膜形成された突出部1012a、1012a、・・・、お
よび突出部1013a、1013a、・・・をそれぞれ有
している。
【0075】図11(c)に示す第3の圧電電極体10
20は、前述した第3の圧電電極体420(図7(c)
参照)と同一構成とされており、中央部に穴1021a
が形成された第3の圧電素子1021、および第2のコ
モン電極1022(第1の電極パターン)から構成され
ている。図11(d)に示す第4の圧電電極体1030
は、上述した第2の圧電電極体1010(図11(b)
参照)と同一構成とされている。すなわち、この第4の
圧電電極体1030は、穴1031aが形成された第4
の圧電素子1031、等角12分割されてなる第2の電
極パターンを構成する複数の第1の電極1032および
第2の電極1033から構成されている。これらの第1
の電極1032、1032、・・・、および第2の電極1
033、1033、・・・は、外周縁の一部に薄膜形成さ
れた突出部1032a、1032a、・・・、および突出
部1033a、1033a、・・・をそれぞれ有してい
る。
【0076】図10に戻り、積層圧電振動子900にお
いては、最上層の第1の圧電電極体1000の第1のコ
モン電極1002が振動体250に接触している。ま
た、第2の圧電電極体1010の第1の電極1012お
よび第2の電極1013(第2の電極パターン)が、第
1の圧電素子1001の裏面および第2の圧電素子10
11の表面の双方に密着していることから、共通電極と
されている。同様にして、第3の圧電電極体1020に
おける第2のコモン電極1022が、第2の圧電素子1
011の裏面、および第3の圧電素子1021の表面の
双方に密着していることから、共通電極とされている。
【0077】さらに、積層圧電振動子900において
は、第1の圧電電極体1000、第2の圧電電極体10
10、第3の圧電電極体1020および第4の圧電電極
体1030が積層されていることから、穴1001a
(図11(a)参照)、穴1011a(図11(b)参
照)、穴1021a(図11(c)参照)および穴10
31a(図11(d)参照)は、同一円筒上にそれぞれ
位置しており、貫通穴900aを構成している。
【0078】コモン短絡電極1100は、積層圧電振動
子900の外周面900bに軸方向に薄膜形成されてお
り、第1のコモン電極1002と第2のコモン電極10
22とを短絡している。図11(b)および(d)に示
す第1の短絡電極1110、1110、・・・は、積層圧
電振動子900(図10参照)の外周面900bに軸方
向に薄膜形成されており、第1の電極1012、101
2、・・・(図11(b)参照)と第1の電極1032、
1032(図11(d)参照)とを短絡している。同様
にして、第2の短絡電極1120、1120、・・・は、
上記外周面900bに軸方向に薄膜形成されており、第
2の電極1013、1013、・・・(図11(b)参
照)と、第2の電極1033、1033、・・・(図11
(d)参照)とを短絡している。
【0079】上記構成において、正転駆動する際には、
前述した実施の形態2と同様にして、図11(b)およ
び(d)に示す第1の短絡電極1110、1110、・・
・に電源が接続されることで、第1の電極1012、1
012、・・・(第1の電極1032、1032、・・・)に
駆動信号が印加され、ロータ体310が正転方向に回転
駆動される。一方、第2の短絡電極1120、112
0、・・・に電源が接続されると、第2の電極1013、
1013、・・・(第2の電極1033、1033、・・・)
に駆動信号が印加され、ロータ体310が逆転方向に回
転駆動される。
【0080】以上説明したように、上述した実施の形態
4による積層圧電振動子によれば、図10に示す外周面
900bを利用して、コモン短絡電極1100、第1の
短絡電極1110および第2の短絡電極1120を介し
て、各電極間を接続し、かつ一体焼結または接合による
積層構造としたので、前述した実施の形態2による積層
圧電振動子と同様の効果を得ることができる。
【0081】(実施の形態5)つぎに、本発明の実施の
形態5による積層圧電振動子を用いた超音波モータにつ
いて図12および図13(a)〜(d)を参照して説明
する。この実施の形態5による超音波モータにおいて
は、図6に示す積層圧電振動子260に代えて、図12
に示す積層圧電振動子1400が設けられている。
【0082】図12は、本発明の実施の形態5による超
音波モータに用いられる振動体250および積層圧電振
動子1400の構成を示す側断面図である。また、図1
2において、第1のコモン電極1202が実際には図示
より非常に薄いため、実際には、振動体250は、第1
の圧電電極体1200の表面に密着している。図13
(a)〜(d)は、図12に示す積層圧電振動子140
0の各構成要素を示す図である。図13(a)〜(e)
において、図13(a)〜(c)は平面図であり、図1
3(d)および(e)は裏面図である。また、図12
は、図13(a)〜(c)および(e)に示すD−D'
線視断面図である。
【0083】図12に示す積層圧電振動子1400は、
第1の圧電電極体1200(図13(a)参照)、第2
の圧電電極体1210(図13(b)参照)、および第
3の圧電電極体1220(図13(c)参照)が積層さ
れてなり、焼結または接合により一体化されたものであ
る。
【0084】図13(a)に示す第1の圧電電極体12
00は、中央部に穴1201aが形成された薄肉円板形
状の第1の圧電素子1201および第1のコモン電極1
202から構成されている。上記第1のコモン電極12
02は、第1の圧電素子1201の表面であって外周縁
を除く一部分に金属が薄膜形成されてなり、該外周縁の
一部に突出部1202aを有している。この第1のコモ
ン電極1202は、図11(a)に示す第1のコモン電
極1002と同様にしてダミー電極とされている。
【0085】また、図13(b)に示す第2の圧電電極
体1210は、前述した第2の圧電電極体1010(図
11(b)参照)と同一構成とされている。すなわち、
第2の圧電電極体1210は、穴1211aが形成され
た第2の圧電素子1211、等角12分割されてなる第
2の電極パターンを構成する複数の第1の電極1212
および第2の電極1213から構成されている。第1の
電極1212、1212、・・・および第2の電極121
3、1213、・・・は、外周縁の一部に薄膜形成された
突出部1212a、1212a、・・・、および突出部1
213a、1213a、・・・をそれぞれ有している。
【0086】図13(c)および(d)に示す第3の圧
電電極体1220は、中央部に穴1221aが形成され
た第3の圧電素子1221を備えており、この第3の圧
電素子1221の表面には、図13(c)に示すよう
に、および第2のコモン電極1222(第1の電極パタ
ーン)が形成されている。この第2のコモン電極122
2は、第3の圧電素子1221の表面であって外周縁を
除く一部分に金属が薄膜形成されてなり、該外周縁の一
部に突出部1222aを有している。
【0087】また、第3の圧電素子1221の裏面に
は、図13(d)に示すように、図11(b)に示す第
2の電極パターンと同様のパターンを構成する複数の第
1の電極1232および第2の電極1233が薄膜形成
されている。第1の電極1232、1232、・・・、お
よび第2の電極1233、1233、・・・は、外周縁の
一部に薄膜形成された突出部1232a、1232a、
・・・、および突出部1233a、1233a、・・・をそれ
ぞれ有している。
【0088】ここで、上記第3の圧電電極体1220に
おいては、第3の圧電素子1221の内周縁で第1の電
極1232、1232、・・・が第1の導通電極1330
により導通が取られている。一方、図13(e)に示す
ように、第2の電極1233、1233、・・・は、第3
の圧電素子1221の外周縁で第2の導通電極1340
により導通が取られている。なお、第2の導通電極13
40と、第1の電極1232、1232、・・・との間
は、絶縁体1350(図12参照)を介して絶縁されて
いる。
【0089】図12に戻り、積層圧電振動子1400に
おいては、第1の圧電電極体1200、第2の圧電電極
体1210、および第3の圧電電極体1220が積層さ
れていることから、穴1201a(図13(a)参
照)、穴1211a(図13(b)参照)、および穴1
221a(図13(c)参照)は、同一円筒上にそれぞ
れ位置しており、貫通穴1400aを構成している。
【0090】コモン短絡電極1300は、積層圧電振動
子1400の外周面1400bに軸方向に薄膜形成され
ており、第1のコモン電極1202と第2のコモン電極
1222とを短絡している。図13(b)および(d)
に示す第1の短絡電極1310、1310、・・・は、積
層圧電振動子1400(図12参照)の外周面1400
bに軸方向に薄膜形成されており、第1の電極121
2、1212、・・・(図13(b)参照)と第1の電極
1232、1232(図13(d)参照)とを短絡して
いる。同様にして、第2の短絡電極1320、132
0、・・・は、上記外周面1400bに軸方向に薄膜形成
されており、第2の電極1213、1213、・・・(図
13(b)参照)と、第2の電極1233、1233、
・・・(図13(d)参照)とを短絡している。
【0091】上記構成において、正転駆動する際には、
前述した実施の形態2と同様にして、第1の導通電極1
330に電源が接続されることで、第1の電極123
2、1232・・・、および第1の電極1212、121
2、・・・に駆動信号が印加され、ロータ体310が正転
方向に駆動される。一方、逆転駆動する際には、第2の
導通電極1340に電源が接続されることで、第2の電
極1233、1233、・・・および第2の電極121
3、1213、・・・に駆動信号が印加され、ロータ31
0が逆転方向に駆動される。
【0092】以上説明したように、上述した実施の形態
5による積層圧電振動子によれば、前述した実施の形態
4による積層圧電振動子の効果に加えて、図13(e)
に示すように第1の電極1232、1232、・・・を第
1の導通電極1330により短絡するとともに、第2の
電極1233、1233、・・・を第2の導通電極134
0により導通するように構成したので、電源からの配線
の引き回しを容易に行うことができる。
【0093】以上、本発明の実施の形態1〜5による積
層圧電振動子について詳述してきたが、具体的な構成例
は、これらの実施の形態1〜5に限定されるものではな
く本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があって
も本発明に含まれる。たとえば、上述した実施の形態2
〜5による積層圧電振動子においては、第2の電極パタ
ーンの分極方向が2つおきに正極、正極、負極、負極と
なるようにした例について述べたが、これに限られるこ
となく、例えば、正極と負極とが交互になるようにして
もよく、分極電極の配置は任意である。さらに、上述し
た実施の形態2〜5による積層圧電振動子は、定在波方
式、進行波方式を問わず超音波モータに適用可能であ
る。
【0094】また、上述した実施の形態1〜5による積
層圧電振動子においては、超音波モータに用いて好適な
ことはもとより、圧電アクチュエータの駆動源、電子機
器の駆動源としても適用可能である。例えば、図14に
示すように、上述した実施の形態2〜5による積層圧電
振動子を適用した超音波モータ1500を腕時計のムー
ブメント1600に組み込む。電源は、クオーツ発振器
に電力を供給する酸化銀またはリチウム電池1700か
らなる。このように実施の形態2〜5による積層圧電振
動子を適用した超音波モータ1500を用いた場合に
は、前述した効果によりムーブメント1600を小型
化、薄型化することができる。
【0095】また、別の応用例としては、携帯型の電子
機器(携帯電話等)の呼出音に代えて、上記超音波モー
タ1500の振動音を用いることも可能である。この場
合には、呼出音による騒音公害を防止することができる
とともに、装置のサイズ増大を招くことなく、ユーザに
着信を報知することができる。さらに、上述した超音波
モータ1500の別の適用例としては、例えば、カメラ
のオートフォーカス、メモリードライブ装置、プリンタ
駆動装置等にも適用可能である。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、積層構造体の外周面および内周面に第1
および第2の短絡電極を形成するように構成したので、
従来のように貫通孔や大型の穴が不要となるため、焼結
/接合・積層により組み立てを容易に行うことができる
とともに、小型化を図ることができるという効果を奏す
る。
【0097】また、請求項1に記載の発明によれば、積
層もしくは接合により積層構造体が構成されているた
め、第1の電極パターンおよび第2の電極パターンが隣
接する第1の圧電素子および第2の圧電素子により共通
電極として作用することから、薄型化を図ることができ
るという効果を奏する。
【0098】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1と同様の効果を奏するとともに、第1の取出電極
および第2の取出電極を同一平面上に形成したことによ
り、電源を接続するときの配線の引き回しを容易に行う
ことができるという効果を奏する。
【0099】また、請求項3に記載の発明によれば、積
層構造体の外周面に第1および第2の短絡電極を形成す
るように構成したので、従来のように貫通孔や大型の穴
が不要となり、外径も小さくすることができる。従っ
て、請求項3に記載の発明によれば、さらに小型化を図
ることができるという効果を奏する。
【0100】また、請求項4に記載の発明によれば、第
2の電極パターンに対して駆動信号の印加を適宜選択す
ることで、正転/逆転を容易に制御することができると
いう効果を奏する。
【0101】また、請求項5に記載の発明によれば、第
1の取出電極と第2の取出電極とからなる第3の電極パ
ターンが同一平面上に形成されているため、配線の引き
回しを容易に行うことができるという効果を奏する。
【0102】また、請求項6に記載の発明によれば、第
1の導通電極および第2の導通電極を設けたことによ
り、電源を接続するときの配線の引き回しを容易に行う
ことができるという効果を奏する。また、請求項7に記
載の発明によれば、一方の面の第1の電極パターンを面
積小としたので、これをダミー電極とすることができる
という効果を奏する。
【0103】さらに、積層圧電振動子が小型・薄型であ
るという点から、請求項8に記載の発明によれば、超音
波モータに応用することができ、請求項10に記載の発
明によれば、圧電アクチュエータに応用することができ
る。また、請求項9に記載の発明によれば、小型・薄型
の積層圧電振動子を用いた小型の超音波モータを電子機
器に応用することができ、請求項11に記載の発明によ
れば、小型・薄型の積層圧電振動子を用いた小型の圧電
アクチュエータを電子機器に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による積層圧電振動子1
00の構成を示す側断面図である。
【図2】同実施の形態1による積層圧電振動子100の
各構成要素の構成を示す平面図である。
【図3】同実施の形態2による積層圧電振動子を用いた
超音波モータ200の構成を示す分解斜視図である。
【図4】同実施の形態2による積層圧電振動子を用いた
超音波モータ200の構成を示す側断面図である。
【図5】同実施の形態2による積層圧電振動子を用いた
超音波モータ200の構成を示す組立図である。
【図6】同実施の形態2による積層圧電振動子の構成を
示す側断面図である。
【図7】同実施の形態2による積層圧電振動子の各構成
要素の構成を示す図である。
【図8】同実施の形態3による積層圧電振動子の構成を
示す側断面図である。
【図9】同実施の形態3による積層圧電振動子の各構成
要素の構成を示す図である。
【図10】同実施の形態4による積層圧電振動子の構成
を示す側断面図である。
【図11】同実施の形態4による積層圧電振動子の各構
成要素の構成を示す平面図である。
【図12】同実施の形態5による積層圧電振動子の構成
を示す側断面図である。
【図13】同実施の形態5による積層圧電振動子の各構
成要素の構成を示す平面図である。
【図14】同実施の形態2〜5による積層圧電振動子の
応用例を示す平面図である。
【符号の説明】
100 積層圧電振動子 130 外側短絡電極 130a 取出電極 140 内側短絡電極 140a 取出電極 110、120 圧電電極体 260 積層圧電振動子 400 第1の圧電電極体 410 第2の圧電電極体 420 第3の圧電電極体 500 コモン短絡電極 510 第1の短絡電極 520 第2の短絡電極 600 積層圧電振動子 700 第1の圧電電極体 710 第2の圧電電極体 720 第3の圧電電極体 730 第4の圧電電極体 800 コモン短絡電極 810 第1の短絡電極 820 第2の短絡電極 900 積層圧電振動子 1000 第1の圧電電極体 1010 第2の圧電電極体 1020 第3の圧電電極体 1030 第4の圧電電極体 1100 コモン短絡電極 1110 第1の短絡電極 1120 第2の短絡電極 1400 積層圧電振動子 1200 第1の圧電電極体 1210 第2の圧電電極体 1220 第3の圧電電極体 1300 コモン短絡電極 1310 第1の短絡電極 1320 第2の短絡電極 1330 第1の導通電極 1340 第2の導通電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 誠 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 5H680 AA19 BC02 BC04 DD23 DD37 DD39 DD40 DD73 FF03 GG02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電極パターンが表面に形成されて
    なり、かつ中央部に穴が形成された薄板形状の第1の圧
    電素子と、 前記第1の電極パターンと異なる第2の電極パターンが
    表面に形成されてなり、前記第1の圧電素子と同形状の
    第2の圧電素子とを備え、 複数の前記第1の圧電素子と複数の前記第2の圧電素子
    とが交互に積層されかつ一体焼結または接合されて積層
    構造体を構成してなり、 前記積層構造体の外周面に形成され、複数の前記第1の
    電極パターン間を短絡する第1の短絡電極と、 前記積層構造体の内周面に形成され、複数の前記第2の
    電極パターン間を短絡する第2の短絡電極とを備えるこ
    とを特徴とする積層圧電振動子。
  2. 【請求項2】 同一平面上に形成され、前記第1の短絡
    電極に接続された第1の取出電極、および前記第2の短
    絡電極に接続された第2の取出電極からなる第3の電極
    パターンを備えることを特徴とする請求項1に記載の積
    層圧電振動子。
  3. 【請求項3】 第1の電極パターンが表面に形成されて
    なり、かつ中央部に穴が形成された薄板形状の第1の圧
    電素子と、 前記第1の電極パターンと異なり複数の電極からなる第
    2の電極パターンが表面に形成されてなり、前記第1の
    圧電素子と同形状の第2の圧電素子とを備え、 複数の前記第1の圧電素子と複数の前記第2の圧電素子
    とが交互に積層されかつ一体焼結または接合されて積層
    構造体を構成してなり、 前記積層構造体の外周面に形成され、前記第1の電極パ
    ターン間を短絡する第1の短絡電極と、 前記積層構造体の外周面に形成され、複数の前記第2の
    圧電素子間における前記第2の電極パターンの複数の電
    極間をそれぞれ短絡する複数の第2の短絡電極とを備え
    ることを特徴とする積層圧電振動子。
  4. 【請求項4】 前記第2の電極パターンは、分極方向の
    異なる分割された複数の電極からなることを特徴とする
    請求項3に記載の積層圧電振動子。
  5. 【請求項5】 同一平面上に形成され、前記第1の短絡
    電極に接続された第1の取出電極、および前記複数の第
    2の短絡電極に接続された複数の第2の取出電極からな
    る第3の電極パターンを備えることを特徴とする請求項
    3または4に記載の積層圧電振動子。
  6. 【請求項6】 前記第2の電極パターンにおいて、前記
    複数の電極のうち所定のものを導通する第1の導通電極
    と、 前記第2の電極パターンにおいて、前記第1の導通電極
    により導通されていないものを導通する第2の導通電極
    とを備えることを特徴とする請求項3または4に記載の
    積層圧電振動子。
  7. 【請求項7】 前記積層構造体の一方の面に形成された
    前記第1の電極パターンは他の第1の電極パターンより
    面積が小となるように形成されていることを特徴とする
    請求項3または4に記載の積層圧電振動子。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一つに記載の積
    層圧電振動子を用いたことを特徴とする超音波モータ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の超音波モータを用いた
    ことを特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】 請求項1〜7のいずれか一つに記載の
    積層圧電振動子を用いたことを特徴とする圧電アクチュ
    エータ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の圧電アクチュエー
    タを用いたことを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002136157A (ja) * 2000-10-19 2002-05-10 Seiko Instruments Inc 圧電アクチュエータの製造方法、圧電アクチュエータ、電子機器および光情報通信機器
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RU2616225C1 (ru) * 2015-12-07 2017-04-13 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Пензенский государственный университет" (ФГБОУ ВПО "Пензенский государственный университет") Самочувствительный многослойный пьезоэлектрический актюатор

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