JP2000278026A - 地中探査レーダ用アンテナおよびそれを用いる地中探査レーダ - Google Patents
地中探査レーダ用アンテナおよびそれを用いる地中探査レーダInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構成を小形化し、また不所望な電磁波の発生
を防ぐ。 【解決手段】 地表面に沿って移動する移動体に、下方
の土壌に向けて開放したアルミニウム板製アンテナハウ
ジングを取付け、このアンテナハウジングの収納空間
に、一対の一直線上に軸線を有する一対の導体を配置
し、収納空間内に発泡スチロールなどの誘電体を充填す
る。一対の導体の相互に近接した一端部を給電点とし、
送信信号を与えて電磁波を発生し、地中埋設物によって
反射した反射波を、受信信号として得ることによって、
送信波と受信波との時間差に対応した地中埋設物の距離
を検出することができる。
を防ぐ。 【解決手段】 地表面に沿って移動する移動体に、下方
の土壌に向けて開放したアルミニウム板製アンテナハウ
ジングを取付け、このアンテナハウジングの収納空間
に、一対の一直線上に軸線を有する一対の導体を配置
し、収納空間内に発泡スチロールなどの誘電体を充填す
る。一対の導体の相互に近接した一端部を給電点とし、
送信信号を与えて電磁波を発生し、地中埋設物によって
反射した反射波を、受信信号として得ることによって、
送信波と受信波との時間差に対応した地中埋設物の距離
を検出することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に埋設された
たとえば管などの地中埋設物の位置を探査する際に、電
磁波を放射または受信するために用いられる地中探査レ
ーダ用アンテナおよびそれを用いる地中探査レーダに関
する。
たとえば管などの地中埋設物の位置を探査する際に、電
磁波を放射または受信するために用いられる地中探査レ
ーダ用アンテナおよびそれを用いる地中探査レーダに関
する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は、ボータイアンテナ
である。このボータイアンテナは、給電点に関して両側
に延びる一対のほぼ三角形の導電性部分を有し、この導
電性部分は、給電点に近づくにつれて先細状に形成され
る。このような構成によれば、広い周波数帯域を得るこ
とができるとともに、優れた指向性を実現することがで
きる。
である。このボータイアンテナは、給電点に関して両側
に延びる一対のほぼ三角形の導電性部分を有し、この導
電性部分は、給電点に近づくにつれて先細状に形成され
る。このような構成によれば、広い周波数帯域を得るこ
とができるとともに、優れた指向性を実現することがで
きる。
【0003】ボータイアンテナの1つの問題は、導電性
部分から放射された電磁波が、土壌中に向かうように、
導電性部分を収納する導電性アンテナハウジングを配置
し、この導電性部分とアンテナハウジングとの間に、フ
ェライトなどの磁性体を設け、不要な電磁界を除去し、
電磁波の干渉を防ぐ必要がある。導電性部分は比較的大
形であり、さらにこのフェライトなどの磁性体を設ける
ことによって構成がさらに大形化するという問題があ
る。したがって、構成を小形化し、地中埋設物を高精度
で検出することが望まれる。
部分から放射された電磁波が、土壌中に向かうように、
導電性部分を収納する導電性アンテナハウジングを配置
し、この導電性部分とアンテナハウジングとの間に、フ
ェライトなどの磁性体を設け、不要な電磁界を除去し、
電磁波の干渉を防ぐ必要がある。導電性部分は比較的大
形であり、さらにこのフェライトなどの磁性体を設ける
ことによって構成がさらに大形化するという問題があ
る。したがって、構成を小形化し、地中埋設物を高精度
で検出することが望まれる。
【0004】他の典型的な先行技術は、ダイポールアン
テナとして周知である。このダイポールアンテナには、
地中埋設物の反射波を受信した反射波に後続して、不所
望な振動した波形が含まれてしまう現象、いわゆるリン
ギングが生じやすいという問題がある。したがってリン
ギングをできるだけ抑制し、反射波を正確に検出するこ
とが望まれる。これによって地中埋設物の位置を正確に
検出することができる。
テナとして周知である。このダイポールアンテナには、
地中埋設物の反射波を受信した反射波に後続して、不所
望な振動した波形が含まれてしまう現象、いわゆるリン
ギングが生じやすいという問題がある。したがってリン
ギングをできるだけ抑制し、反射波を正確に検出するこ
とが望まれる。これによって地中埋設物の位置を正確に
検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、構成
を小形化することができるとともに、受信波のリンギン
グをなくし、または最小に抑え、地中埋設物の分解能を
向上して高精度に検出することができるようにした地中
探査レーダ用アンテナと、それを用いる地中探査レーダ
を提供することである。
を小形化することができるとともに、受信波のリンギン
グをなくし、または最小に抑え、地中埋設物の分解能を
向上して高精度に検出することができるようにした地中
探査レーダ用アンテナと、それを用いる地中探査レーダ
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、土壌に臨んで
開放した収納空間を有し、導電性材料から成るアンテナ
ハウジングと、アンテナハウジングの収納空間内で、共
通な一直線上に軸線を有して延びる一対の導体とを含
み、導体の近接した各一端部を給電点とすることを特徴
とする地中探査レーダ用アンテナである。
開放した収納空間を有し、導電性材料から成るアンテナ
ハウジングと、アンテナハウジングの収納空間内で、共
通な一直線上に軸線を有して延びる一対の導体とを含
み、導体の近接した各一端部を給電点とすることを特徴
とする地中探査レーダ用アンテナである。
【0007】本発明に従えば、導電性アンテナハウジン
グの収納空間に、共通な一直線上に軸線を有してその軸
線方向に順次的に隣接して配置される一対の導体を含
み、この導体の相互に近接した一端部を給電点とし、こ
の給電点に送信信号を与え、電磁波を発生し、地中埋設
物、たとえば管などによって反射された反射波は受信さ
れ、給電点から受信信号として出力される。アンテナハ
ウジングは、たとえばアルミニウムなどの金属製板が組
合わされて構成されてもよいけれども、金属箔が電気絶
縁性材料から成る板の表面に付着されて形成されてもよ
い。この地中探査レーダ用アンテナは、比較的広帯域で
あり、指向性が優れており、さらに導体とアンテナハウ
ジングとによる干渉を防いで土壌とは反対側に放射され
る電磁界の悪影響を、アンテナハウジングによって抑圧
することができる。このアンテナは、構成が簡単であ
り、製造が容易であり、小形化が可能であるなどの優れ
た効果を達成することができる。さらに得られる受信信
号には振動波形が含まれず、リンギングを充分に抑制す
ることができる。
グの収納空間に、共通な一直線上に軸線を有してその軸
線方向に順次的に隣接して配置される一対の導体を含
み、この導体の相互に近接した一端部を給電点とし、こ
の給電点に送信信号を与え、電磁波を発生し、地中埋設
物、たとえば管などによって反射された反射波は受信さ
れ、給電点から受信信号として出力される。アンテナハ
ウジングは、たとえばアルミニウムなどの金属製板が組
合わされて構成されてもよいけれども、金属箔が電気絶
縁性材料から成る板の表面に付着されて形成されてもよ
い。この地中探査レーダ用アンテナは、比較的広帯域で
あり、指向性が優れており、さらに導体とアンテナハウ
ジングとによる干渉を防いで土壌とは反対側に放射され
る電磁界の悪影響を、アンテナハウジングによって抑圧
することができる。このアンテナは、構成が簡単であ
り、製造が容易であり、小形化が可能であるなどの優れ
た効果を達成することができる。さらに得られる受信信
号には振動波形が含まれず、リンギングを充分に抑制す
ることができる。
【0008】本発明に従えば、ボータイアンテナに関連
して前述したフェライトなどの磁性材料を用いる必要な
しに、不要な電磁波の放射を抑制し、不所望な電子回路
を除去し、導体とアンテナハウジングとの間の電磁波の
干渉を防ぐことができるようになる。
して前述したフェライトなどの磁性材料を用いる必要な
しに、不要な電磁波の放射を抑制し、不所望な電子回路
を除去し、導体とアンテナハウジングとの間の電磁波の
干渉を防ぐことができるようになる。
【0009】また本発明は、アンテナハウジング内に
は、誘電体が充填されることを特徴とする。
は、誘電体が充填されることを特徴とする。
【0010】本発明に従えば、ハウジングの収納空間内
に誘電体、たとえば電気絶縁性材料である発泡スチロー
ルなどを充填し、これによってアンテナ効率を向上する
ことができるとともに、導体を支持することができる。
アンテナハウジングの収納空間には、誘電体が充填され
ず、空気が存在する構成であってもよい。
に誘電体、たとえば電気絶縁性材料である発泡スチロー
ルなどを充填し、これによってアンテナ効率を向上する
ことができるとともに、導体を支持することができる。
アンテナハウジングの収納空間には、誘電体が充填され
ず、空気が存在する構成であってもよい。
【0011】また本発明は、導体は、導線であることを
特徴とする。
特徴とする。
【0012】本発明に従えば、一対の導体は、たとえば
銅などの導電性材料から成る線材である導線であっても
よく、これによって構成を簡略化することができる。
銅などの導電性材料から成る線材である導線であっても
よく、これによって構成を簡略化することができる。
【0013】また本発明は、導体は、管であることを特
徴とする。
徴とする。
【0014】本発明に従えば、導体は銅などの金属製で
あって、たとえば直円筒状などの管とすることによっ
て、断面に2次モーメントを向上し、強度を向上し、導
体を直線状に正確に保つことができるようになる。
あって、たとえば直円筒状などの管とすることによっ
て、断面に2次モーメントを向上し、強度を向上し、導
体を直線状に正確に保つことができるようになる。
【0015】また本発明は、アンテナハウジングは、底
板と、底板に連なり、導体と平行に延びる両側壁と、底
板と側壁とに連なり、導体の前記軸線に垂直な両端壁と
を有し、導体の各他端部と前記端壁との間に、抵抗がそ
れぞれ介在されることを特徴とする。
板と、底板に連なり、導体と平行に延びる両側壁と、底
板と側壁とに連なり、導体の前記軸線に垂直な両端壁と
を有し、導体の各他端部と前記端壁との間に、抵抗がそ
れぞれ介在されることを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、アンテナハウジングの収
納空間を、底板、側壁および端壁とによって形成し、こ
のアンテナハウジングによって、土壌に向けて電磁波を
効率よく放射し、土壌の反対側には電磁波が放射されな
いようにする。導体の給電点とは反対側にある他端部と
アンテナハウジングの前記端壁との間には、抵抗をそれ
ぞれ介在し、これによって受信信号のパルス波形を抵抗
で短時間に熱に変換して消滅させ、受信波のリンギング
を抑制する。したがって地中埋設物の分解能を向上し、
高精度で検出することが可能になる。
納空間を、底板、側壁および端壁とによって形成し、こ
のアンテナハウジングによって、土壌に向けて電磁波を
効率よく放射し、土壌の反対側には電磁波が放射されな
いようにする。導体の給電点とは反対側にある他端部と
アンテナハウジングの前記端壁との間には、抵抗をそれ
ぞれ介在し、これによって受信信号のパルス波形を抵抗
で短時間に熱に変換して消滅させ、受信波のリンギング
を抑制する。したがって地中埋設物の分解能を向上し、
高精度で検出することが可能になる。
【0017】また本発明は、アンテナハウジングは、導
体の軸線に垂直な方向に隣接する複数の収納空間を有
し、各収納空間は、側壁によって仕切られ、各収納空間
内に、一対の導体が配置されることを特徴とする。
体の軸線に垂直な方向に隣接する複数の収納空間を有
し、各収納空間は、側壁によって仕切られ、各収納空間
内に、一対の導体が配置されることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、アンテナハウジングに
は、金属などの導電性の側壁によって仕切られた隣接す
る複数の収納空間が形成され、各収納空間内に、前述の
一対の導体が配置され、各収納空間毎にアンテナ素子を
構成することができる。これによって地中探査レーダの
ための送信および受信にそれぞれ用いられるアンテナの
全体の構成を小形化することができるとともに、製造が
容易になる。
は、金属などの導電性の側壁によって仕切られた隣接す
る複数の収納空間が形成され、各収納空間内に、前述の
一対の導体が配置され、各収納空間毎にアンテナ素子を
構成することができる。これによって地中探査レーダの
ための送信および受信にそれぞれ用いられるアンテナの
全体の構成を小形化することができるとともに、製造が
容易になる。
【0019】また本発明は、電磁波を発生し、反射波を
受信する送信および受信アンテナと、送信および受信ア
ンテナに送信信号を与えて駆動するとともに、反射波の
受信信号を演算処理する演算処理手段とを含み、前記送
信および受信アンテナは、上記の地中探査レーダ用アン
テナであることを特徴とする地中探査レーダである。
受信する送信および受信アンテナと、送信および受信ア
ンテナに送信信号を与えて駆動するとともに、反射波の
受信信号を演算処理する演算処理手段とを含み、前記送
信および受信アンテナは、上記の地中探査レーダ用アン
テナであることを特徴とする地中探査レーダである。
【0020】本発明に従えば、前述の地中探査レーダ用
アンテナを、送信および受信アンテナとして用い、この
アンテナから土壌中に向けて電磁波を発生し、地中埋設
物による反射波を受信し、こうしてアンテナに送信信号
を与えてから反射波の受信信号を得るまでの時間などに
よって、演算処理手段は、地中埋設物の位置たとえば地
表面からの距離、アンテナからの距離を検出することが
でき、さらにその距離とアンテナの移動した位置を検出
するアンテナ移動位置検出手段の出力とによって、地中
埋設物の3次元の位置を検出することもまた可能であ
る。
アンテナを、送信および受信アンテナとして用い、この
アンテナから土壌中に向けて電磁波を発生し、地中埋設
物による反射波を受信し、こうしてアンテナに送信信号
を与えてから反射波の受信信号を得るまでの時間などに
よって、演算処理手段は、地中埋設物の位置たとえば地
表面からの距離、アンテナからの距離を検出することが
でき、さらにその距離とアンテナの移動した位置を検出
するアンテナ移動位置検出手段の出力とによって、地中
埋設物の3次元の位置を検出することもまた可能であ
る。
【0021】地中探査レーダ用アンテナは、送信アンテ
ナおよび受信アンテナとしてそれぞれ用いることができ
る。送信アンテナと受信アンテナとは、別々の構成であ
ってもよいけれども、単一のアンテナをスイッチング回
路によって切換えて用いるようにしてもよく、または方
向性結合器、ブリッジなどを用いて単一のアンテナによ
って送受信を行うことができるようにしてもよい。
ナおよび受信アンテナとしてそれぞれ用いることができ
る。送信アンテナと受信アンテナとは、別々の構成であ
ってもよいけれども、単一のアンテナをスイッチング回
路によって切換えて用いるようにしてもよく、または方
向性結合器、ブリッジなどを用いて単一のアンテナによ
って送受信を行うことができるようにしてもよい。
【0022】また本発明は、移動体の相互に異なる複数
個所に、請求項1〜5のうちの1つに記載された単一の
前記収納空間を有する地中探査レーダ用アンテナが、送
信または受信のためにそれぞれ取付けられ、演算処理手
段は、送信信号を与えてから受信信号を得るまでの時間
と、各送信と受信とを行うアンテナ間の距離とによっ
て、埋設物の位置を演算することを特徴とする。
個所に、請求項1〜5のうちの1つに記載された単一の
前記収納空間を有する地中探査レーダ用アンテナが、送
信または受信のためにそれぞれ取付けられ、演算処理手
段は、送信信号を与えてから受信信号を得るまでの時間
と、各送信と受信とを行うアンテナ間の距離とによっ
て、埋設物の位置を演算することを特徴とする。
【0023】本発明に従えば、地表面に沿うなどして移
動可能な移動体の複数個所に、地中探査レーダ用アンテ
ナをそれぞれ取付け、各アンテナに選択的に送信信号を
与え、受信信号を導出することによって、地中埋設物の
距離を検出することができ、これによって地中埋設物の
位置を演算して知ることができる。複数の地中探査レー
ダ用アンテナのうち、1または複数を送信アンテナとし
て用い、残余の1または複数を受信アンテナとして用
い、送信アンテナと受信アンテナとの各組合せ毎に、距
離を検出することによって、地中埋設物の3次元の位置
を検出することができる。たとえば単一の送信アンテナ
から電磁波を発生し、複数の受信アンテナで反射波を受
信し、送信アンテナから電磁波を発生する送信信号の発
生時点から反射波の受信信号が得られるまでの各受信ア
ンテナ毎の時間を検出することができる。また複数の各
送信アンテナに、時刻をずらして送信信号を与えて各送
信アンテナから電磁波を発生し、たとえば単一の受信ア
ンテナで、各送信アンテナの電磁波に対応した地中埋設
物による反射波を受信し、こうして得られた時間差を検
出することができる。もちろん、複数の送信アンテナと
複数の受信アンテナの両方を用いてもよい。
動可能な移動体の複数個所に、地中探査レーダ用アンテ
ナをそれぞれ取付け、各アンテナに選択的に送信信号を
与え、受信信号を導出することによって、地中埋設物の
距離を検出することができ、これによって地中埋設物の
位置を演算して知ることができる。複数の地中探査レー
ダ用アンテナのうち、1または複数を送信アンテナとし
て用い、残余の1または複数を受信アンテナとして用
い、送信アンテナと受信アンテナとの各組合せ毎に、距
離を検出することによって、地中埋設物の3次元の位置
を検出することができる。たとえば単一の送信アンテナ
から電磁波を発生し、複数の受信アンテナで反射波を受
信し、送信アンテナから電磁波を発生する送信信号の発
生時点から反射波の受信信号が得られるまでの各受信ア
ンテナ毎の時間を検出することができる。また複数の各
送信アンテナに、時刻をずらして送信信号を与えて各送
信アンテナから電磁波を発生し、たとえば単一の受信ア
ンテナで、各送信アンテナの電磁波に対応した地中埋設
物による反射波を受信し、こうして得られた時間差を検
出することができる。もちろん、複数の送信アンテナと
複数の受信アンテナの両方を用いてもよい。
【0024】また本発明は、移動体に、前記地中探査レ
ーダ用アンテナが取付けられ、複数の各収納空間の導体
は、送信および受信のために用いられ、演算処理手段
は、送信信号を与えてから受信信号を得るまでの時間
と、各送信と受信とを行うアンテナ間の距離とによっ
て、埋設物の位置を演算することを特徴とする。
ーダ用アンテナが取付けられ、複数の各収納空間の導体
は、送信および受信のために用いられ、演算処理手段
は、送信信号を与えてから受信信号を得るまでの時間
と、各送信と受信とを行うアンテナ間の距離とによっ
て、埋設物の位置を演算することを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、単一の、すなわち共通の
アンテナハウジングに形成される複数の収納空間に、一
対の導体から成るアンテナ素子が各々収納され、各収納
空間毎のアンテナ素子を、送信アンテナまたは受信アン
テナとして用い、または送信と受信とを兼用したアンテ
ナとして用いることによって個別的な複数の地中探査レ
ーダ用アンテナを移動体に設ける前述の構成に比べて、
構成を簡略化し、小形化することができる。
アンテナハウジングに形成される複数の収納空間に、一
対の導体から成るアンテナ素子が各々収納され、各収納
空間毎のアンテナ素子を、送信アンテナまたは受信アン
テナとして用い、または送信と受信とを兼用したアンテ
ナとして用いることによって個別的な複数の地中探査レ
ーダ用アンテナを移動体に設ける前述の構成に比べて、
構成を簡略化し、小形化することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
地中探査レーダ用アンテナ1の平面図である。この地中
探査レーダ用アンテナ1は、土壌に電磁波を放射する送
信アンテナ1aと、地中埋設物による反射波を受信する
受信アンテナ1bとを有する。なお、図1は図解を容易
にするため、誘電体41を省略して示されている。
地中探査レーダ用アンテナ1の平面図である。この地中
探査レーダ用アンテナ1は、土壌に電磁波を放射する送
信アンテナ1aと、地中埋設物による反射波を受信する
受信アンテナ1bとを有する。なお、図1は図解を容易
にするため、誘電体41を省略して示されている。
【0027】図2は、図1の切断面線II−IIから見
た断面図である。地中探査レーダ用アンテナ1は、基本
的に、導電性材料、たとえばアルミニウムなどの金属材
料から成るアンテナハウジング2と、このアンテナハウ
ジング2の収納空間3,4内に収納される送信アンテナ
1aと受信アンテナ1bとのための一対の導体5,6;
7,8と、各収納空間3,4に充填される誘電体9,1
0とを含む。
た断面図である。地中探査レーダ用アンテナ1は、基本
的に、導電性材料、たとえばアルミニウムなどの金属材
料から成るアンテナハウジング2と、このアンテナハウ
ジング2の収納空間3,4内に収納される送信アンテナ
1aと受信アンテナ1bとのための一対の導体5,6;
7,8と、各収納空間3,4に充填される誘電体9,1
0とを含む。
【0028】図3は、図1および図2に示される地中探
査レーダ用アンテナ1で用いられる地中探査レーダ11
の全体の電気的構成を示すブロック図である。土壌12
には、ガスなどの流体を輸送する鋼管などの埋設物であ
る管13が埋設される。地上では、この管13の探査を
行うために、送信アンテナ1aから電磁波が参照符14
で示されるように土壌12に向けて放射される。送信ア
ンテナ1aから放射された電磁波14は、地中埋設管1
3によって反射され、その反射波15は、受信アンテナ
1bによって受信される。
査レーダ用アンテナ1で用いられる地中探査レーダ11
の全体の電気的構成を示すブロック図である。土壌12
には、ガスなどの流体を輸送する鋼管などの埋設物であ
る管13が埋設される。地上では、この管13の探査を
行うために、送信アンテナ1aから電磁波が参照符14
で示されるように土壌12に向けて放射される。送信ア
ンテナ1aから放射された電磁波14は、地中埋設管1
3によって反射され、その反射波15は、受信アンテナ
1bによって受信される。
【0029】送信アンテナ1aには、送信回路16か
ら、たとえば100MHz〜700MHzの図4(1)
に示される波形を有するパルス状送信信号が与えられ
る。受信アンテナ1bは、図4(2)に示される管13
による反射波である受信信号を導出し、受信回路17に
与える。送信アンテナ1aから図4(1)に示される電
磁波が放射され、受信アンテナ1bによって図4(2)
で示される受信信号が得られるまでの時間差ΔWは、管
13のアンテナ1からの距離に対応する。したがって土
壌12の管13の深さに対応する。処理回路18は、時
間差ΔWを演算する。土壌12の地表面上を、移動体1
9が矢符20で示されるように移動し、管2を地表面で
横切ることによって、管13を含む土壌12の鉛直面内
での断面の原画像を得ることができ、表示手段21で表
示することができる。
ら、たとえば100MHz〜700MHzの図4(1)
に示される波形を有するパルス状送信信号が与えられ
る。受信アンテナ1bは、図4(2)に示される管13
による反射波である受信信号を導出し、受信回路17に
与える。送信アンテナ1aから図4(1)に示される電
磁波が放射され、受信アンテナ1bによって図4(2)
で示される受信信号が得られるまでの時間差ΔWは、管
13のアンテナ1からの距離に対応する。したがって土
壌12の管13の深さに対応する。処理回路18は、時
間差ΔWを演算する。土壌12の地表面上を、移動体1
9が矢符20で示されるように移動し、管2を地表面で
横切ることによって、管13を含む土壌12の鉛直面内
での断面の原画像を得ることができ、表示手段21で表
示することができる。
【0030】表示手段21は、たとえば液晶または陰極
線管などによって実現される。処理回路18には、キー
ボードなどの入力手段22が接続され、また前記画像な
どをストアするメモリ23が接続される。移動体19に
は車輪が設けられ、土壌12の地表面を走行することが
できる。この移動体19の移動量を移動距離測定手段に
よって測定し、各移動位置毎に地中埋設管13の深さを
検出することによって、前述のように土壌12の断面画
像を得ることができる。
線管などによって実現される。処理回路18には、キー
ボードなどの入力手段22が接続され、また前記画像な
どをストアするメモリ23が接続される。移動体19に
は車輪が設けられ、土壌12の地表面を走行することが
できる。この移動体19の移動量を移動距離測定手段に
よって測定し、各移動位置毎に地中埋設管13の深さを
検出することによって、前述のように土壌12の断面画
像を得ることができる。
【0031】再び図1および図2を参照して、アンテナ
ハウジング2は、中間の側壁26によって2つの収納空
間3,4が仕切られている。このアンテナハウジング2
は、底板25と、底板25に連なり導体5,6;7,8
と平行に延びる両側壁27,28と、さらに側壁26と
に連なり、導体5,6;7,8の軸線に垂直な両端壁3
1,32とを含む。これらの底板25と側壁26,2
7,28と各端壁31,32とは、電気的に接地され
る。送信アンテナ1a内の収納空間3内で、一対の導体
5,6は、共通な一直線33上にそれぞれ軸線を有して
延びる。導体5,6の近接した各一端部34,35は、
給電点36に接続される。導体5,6の他端部37,3
8は、抵抗39,40を介して端壁31,32にそれぞ
れ接続される。各抵抗39,40は、たとえば100〜
300Ωに選ばれ、たとえば好ましくは200Ωに選ば
れる。給電点36、受電点47には一般的にバランが取
付けられるが、1次側(同軸ケーブル側)からアンテナ
側を見たインピーダンスは同軸線路の特性インピーダン
スZ0(一般的に50Ω)と同じ値とし、バランの巻数
比nはn=√(2R/Z0)に近い値に設定することが
望ましい。ここでRの値は、各抵抗39,40の抵抗値
である。R=190Ω、Z0=50Ωの場合、nは約3
となる。
ハウジング2は、中間の側壁26によって2つの収納空
間3,4が仕切られている。このアンテナハウジング2
は、底板25と、底板25に連なり導体5,6;7,8
と平行に延びる両側壁27,28と、さらに側壁26と
に連なり、導体5,6;7,8の軸線に垂直な両端壁3
1,32とを含む。これらの底板25と側壁26,2
7,28と各端壁31,32とは、電気的に接地され
る。送信アンテナ1a内の収納空間3内で、一対の導体
5,6は、共通な一直線33上にそれぞれ軸線を有して
延びる。導体5,6の近接した各一端部34,35は、
給電点36に接続される。導体5,6の他端部37,3
8は、抵抗39,40を介して端壁31,32にそれぞ
れ接続される。各抵抗39,40は、たとえば100〜
300Ωに選ばれ、たとえば好ましくは200Ωに選ば
れる。給電点36、受電点47には一般的にバランが取
付けられるが、1次側(同軸ケーブル側)からアンテナ
側を見たインピーダンスは同軸線路の特性インピーダン
スZ0(一般的に50Ω)と同じ値とし、バランの巻数
比nはn=√(2R/Z0)に近い値に設定することが
望ましい。ここでRの値は、各抵抗39,40の抵抗値
である。R=190Ω、Z0=50Ωの場合、nは約3
となる。
【0032】収納空間3内には、誘電体41、たとえば
発泡スチロールなどが充填される。こうして導体5,6
は、底板25と開放端42との間で誘電体41によって
保持される。本発明の実施の一形態では、誘電体41の
導体6に関して底板25側の厚みd1と、開放端42側
の厚みd2とは、たとえば等しく、d1=d2=約2c
mであり、したがって誘電体41の全体の厚みは、約4
cmである。たとえば導体5,6の長さL5=L6=約
16cmである。たとえばアンテナハウジング2の導体
5,6の軸線方向の長さL21=38cmであり、導体
5,6の軸線に垂直方向の長さL22=26cmであっ
てもよい。
発泡スチロールなどが充填される。こうして導体5,6
は、底板25と開放端42との間で誘電体41によって
保持される。本発明の実施の一形態では、誘電体41の
導体6に関して底板25側の厚みd1と、開放端42側
の厚みd2とは、たとえば等しく、d1=d2=約2c
mであり、したがって誘電体41の全体の厚みは、約4
cmである。たとえば導体5,6の長さL5=L6=約
16cmである。たとえばアンテナハウジング2の導体
5,6の軸線方向の長さL21=38cmであり、導体
5,6の軸線に垂直方向の長さL22=26cmであっ
てもよい。
【0033】受信アンテナ1bは、前述の送信アンテナ
1aと同様な構成を有し、導体7,8はアンテナハウジ
ング2の底板25と平行な仮想平面内で導体5,6とと
もに一平面内にあり、これらの導体7,8は導体5,6
と平行である。導体7,8の一端部45,46は給電点
47に接続される。導体7,8の他端部48,49は、
抵抗50,51を介して端壁31,32にそれぞれ接続
される。収納空間4にもまた、収納空間3と同様に誘電
体52が充填される。
1aと同様な構成を有し、導体7,8はアンテナハウジ
ング2の底板25と平行な仮想平面内で導体5,6とと
もに一平面内にあり、これらの導体7,8は導体5,6
と平行である。導体7,8の一端部45,46は給電点
47に接続される。導体7,8の他端部48,49は、
抵抗50,51を介して端壁31,32にそれぞれ接続
される。収納空間4にもまた、収納空間3と同様に誘電
体52が充填される。
【0034】導体5,6;7,8は、銅などの金属製で
ある直円筒体の管であってもよい。この導体5,6;
7,8の外径5mmφであり、肉厚1mmであってもよ
い。導体5,6;7,8が直円筒状であるので、強度が
向上され、外力によって変形することが防がれる。
ある直円筒体の管であってもよい。この導体5,6;
7,8の外径5mmφであり、肉厚1mmであってもよ
い。導体5,6;7,8が直円筒状であるので、強度が
向上され、外力によって変形することが防がれる。
【0035】本発明の実施の他の形態では、導体5,
6;7,8が、直円筒状の管に代えて、たとえば正方形
などの軸直角断面を有する角筒状の管であってもよく、
その他の形状を有する管であってもよく、さらにまた線
材である導線であってもよく、さらに電気絶縁性材料の
表面に形成された金属箔などであってもよい。図1およ
び図2に示される地中探査レーダ用アンテナ1は、先行
技術であるボータイアンテナに比べて構成が小形化され
得る。
6;7,8が、直円筒状の管に代えて、たとえば正方形
などの軸直角断面を有する角筒状の管であってもよく、
その他の形状を有する管であってもよく、さらにまた線
材である導線であってもよく、さらに電気絶縁性材料の
表面に形成された金属箔などであってもよい。図1およ
び図2に示される地中探査レーダ用アンテナ1は、先行
技術であるボータイアンテナに比べて構成が小形化され
得る。
【0036】図5は、本発明の実施の他の形態の地中探
査レーダ用アンテナ61の平面図である。この図5に示
される実施の形態は、前述の実施の形態に類似し、対応
する部分には同一の参照符を付す。なお、図5は図解を
容易にするため、誘電体41は省略して示されている。
単一の送信アンテナ1a1と複数(たとえば3)の受信
アンテナ1b1〜1b3が、共通のアンテナハウジング
2に側壁26によって仕切られて配置される。こうして
送信および受信アンテナ1a1;1b1,1b2,1b
3が、アレイ化される。
査レーダ用アンテナ61の平面図である。この図5に示
される実施の形態は、前述の実施の形態に類似し、対応
する部分には同一の参照符を付す。なお、図5は図解を
容易にするため、誘電体41は省略して示されている。
単一の送信アンテナ1a1と複数(たとえば3)の受信
アンテナ1b1〜1b3が、共通のアンテナハウジング
2に側壁26によって仕切られて配置される。こうして
送信および受信アンテナ1a1;1b1,1b2,1b
3が、アレイ化される。
【0037】図6は、図5に示される地中探査用アンテ
ナ61を用いる地中探査レーダの一部の電気回路図であ
る。送信回路16から送信アンテナ1a1に送信信号を
時間間隔をあけて与える。受信アンテナ1b1,1b
2,1b3からの出力は、切換えスイッチ63によって
順次的に切換えて受信回路17に与えられる。複数の送
信信号が送信アンテナ1a1に電磁的に与えられるたび
毎に、切換えスイッチ63が順次的に繰返して切換えら
れる。こうして土壌12内における電磁波の異なる経路
を辿った反射波が、各受信アンテナ1b1,1b2,1
b3に与えられ、受信回路17から処理回路18に与え
られる。こうして電磁波の異なる経路毎に、地中埋設管
13の距離が演算され、その演算結果を平均化すること
によって、SN値が向上された探査結果を得ることがで
きる。電磁波の経路の数、したがって送受信アンテナ1
a1,1b1〜1b3の組合せの数(たとえば図5およ
び図6の実施の形態では3)をNとするとき、単一の組
合せを用いる構成に比べて、SN比を、√(N)倍、向
上することができる。
ナ61を用いる地中探査レーダの一部の電気回路図であ
る。送信回路16から送信アンテナ1a1に送信信号を
時間間隔をあけて与える。受信アンテナ1b1,1b
2,1b3からの出力は、切換えスイッチ63によって
順次的に切換えて受信回路17に与えられる。複数の送
信信号が送信アンテナ1a1に電磁的に与えられるたび
毎に、切換えスイッチ63が順次的に繰返して切換えら
れる。こうして土壌12内における電磁波の異なる経路
を辿った反射波が、各受信アンテナ1b1,1b2,1
b3に与えられ、受信回路17から処理回路18に与え
られる。こうして電磁波の異なる経路毎に、地中埋設管
13の距離が演算され、その演算結果を平均化すること
によって、SN値が向上された探査結果を得ることがで
きる。電磁波の経路の数、したがって送受信アンテナ1
a1,1b1〜1b3の組合せの数(たとえば図5およ
び図6の実施の形態では3)をNとするとき、単一の組
合せを用いる構成に比べて、SN比を、√(N)倍、向
上することができる。
【0038】図7は、図5および図6に示されるアンテ
ナ61を用いて土壌12に埋設された管13を検出する
ための原理を説明する図である。1つの送信アンテナ1
a1と複数(この実施の形態では前述のように3)の受
信アンテナ1b1,1b2,1b3とによって、土壌1
2中では電磁波の合計3つの経路が形成される。これら
の各アンテナ1a1;1b1,1b2,1b3の相互の
距離Lv1,Lv2,Lv3が既知であるので、各経路
毎に、地中埋設管13の距離を知ることができ、また3
次元の位置を、処理回路9で演算して求めることができ
る。
ナ61を用いて土壌12に埋設された管13を検出する
ための原理を説明する図である。1つの送信アンテナ1
a1と複数(この実施の形態では前述のように3)の受
信アンテナ1b1,1b2,1b3とによって、土壌1
2中では電磁波の合計3つの経路が形成される。これら
の各アンテナ1a1;1b1,1b2,1b3の相互の
距離Lv1,Lv2,Lv3が既知であるので、各経路
毎に、地中埋設管13の距離を知ることができ、また3
次元の位置を、処理回路9で演算して求めることができ
る。
【0039】図7では、直管状の地中埋設管13が存在
するときにおける送信アンテナ1a1から受信アンテナ
1b1〜1b3に到達する電磁波の経路を簡略化して示
される。直管である地中埋設管13の軸線が図7の紙面
に垂直であり、アンテナ1a1,1b1〜1b3が一直
線状に配列される軸線は図7の紙面内にある。送信アン
テナ1a1と受信アンテナ1b1〜1b3(総括的に1
b)に関連する構成およびその他の構成は、前述の実施
の形態と同様である。電磁波の伝搬経路の伝搬距離は、
送信アンテナ1a1と受信アンテナ1bとの送信点と受
信点とを焦点とする楕円上に存在する。送信アンテナ1
a1と受信アンテナ1bとから成る対が少なくとも3組
存在することによって、探査で得られる反射時間情報を
利用して実際の地中の伝搬速度v0を演算して求めるこ
とができる。
するときにおける送信アンテナ1a1から受信アンテナ
1b1〜1b3に到達する電磁波の経路を簡略化して示
される。直管である地中埋設管13の軸線が図7の紙面
に垂直であり、アンテナ1a1,1b1〜1b3が一直
線状に配列される軸線は図7の紙面内にある。送信アン
テナ1a1と受信アンテナ1b1〜1b3(総括的に1
b)に関連する構成およびその他の構成は、前述の実施
の形態と同様である。電磁波の伝搬経路の伝搬距離は、
送信アンテナ1a1と受信アンテナ1bとの送信点と受
信点とを焦点とする楕円上に存在する。送信アンテナ1
a1と受信アンテナ1bとから成る対が少なくとも3組
存在することによって、探査で得られる反射時間情報を
利用して実際の地中の伝搬速度v0を演算して求めるこ
とができる。
【0040】図8は、図7に示される実施の形態を説明
するための地下構造モデルにおける反射点の座標を示す
図である。図8に示す地下構造モデルにおける反射点の
座標を考える。反射波の反射時間をTR、第1層の平均
速度をV1、送信点−反射点−受信点までの波線長すな
わち電磁波の伝搬距離をLWとする。波線長LWは反射時
間TRと平均速度V1から式1で表される。 LW = TR・V1 …(1)
するための地下構造モデルにおける反射点の座標を示す
図である。図8に示す地下構造モデルにおける反射点の
座標を考える。反射波の反射時間をTR、第1層の平均
速度をV1、送信点−反射点−受信点までの波線長すな
わち電磁波の伝搬距離をLWとする。波線長LWは反射時
間TRと平均速度V1から式1で表される。 LW = TR・V1 …(1)
【0041】送信アンテナの送信点S(O,Yoff)か
ら、反射点P(X,Y)までの距離と反射点Pから受信
アンテナの受信点R(XG.YG)までの距離の和が波線
長すなわち伝搬距離LWになる。 LW = √{(XG−X)2+(YG−Y)2}+√{X2+(Yoff−Y)2} …(2)
ら、反射点P(X,Y)までの距離と反射点Pから受信
アンテナの受信点R(XG.YG)までの距離の和が波線
長すなわち伝搬距離LWになる。 LW = √{(XG−X)2+(YG−Y)2}+√{X2+(Yoff−Y)2} …(2)
【0042】送信点と受信点の1つの組における各反射
波に対して1つの楕円が描かれる。したがって、ある反
射波に対応する反射面は複数個の送信点と受信点の組に
よる楕円群の共通接点として求められる。このような連
立方程式の演算は、処理回路18において演算して反射
点P(X,Y)を求めることができる。
波に対して1つの楕円が描かれる。したがって、ある反
射波に対応する反射面は複数個の送信点と受信点の組に
よる楕円群の共通接点として求められる。このような連
立方程式の演算は、処理回路18において演算して反射
点P(X,Y)を求めることができる。
【0043】図9は、本発明の実施の他の形態の一部の
電気回路図である。この実施の形態は、前述の図5およ
び図6の実施の形態に類似し、対応する部分には同一の
参照符を付す。この実施の形態では、複数(たとえば
3)の送信アンテナ1a1,1a2,1a3が切換えス
イッチ64によって切換えられて送信回路16からのパ
ルス状送信信号が時間間隔をあけて順次的に与えられ
る。1つの受信アンテナ1b1では、複数の各送信アン
テナ1a1,1a2,1a3からそれぞれ放射された電
磁波の地中埋設管13による反射波を受信し、受信回路
8に与え、処理回路9は、土壌12中における異なる経
路を辿った反射波による地中埋設管13の深さをそれぞ
れ演算して平均化する。このような構成によっても、前
述の実施の形態と同様に、SN比を向上することができ
る。
電気回路図である。この実施の形態は、前述の図5およ
び図6の実施の形態に類似し、対応する部分には同一の
参照符を付す。この実施の形態では、複数(たとえば
3)の送信アンテナ1a1,1a2,1a3が切換えス
イッチ64によって切換えられて送信回路16からのパ
ルス状送信信号が時間間隔をあけて順次的に与えられ
る。1つの受信アンテナ1b1では、複数の各送信アン
テナ1a1,1a2,1a3からそれぞれ放射された電
磁波の地中埋設管13による反射波を受信し、受信回路
8に与え、処理回路9は、土壌12中における異なる経
路を辿った反射波による地中埋設管13の深さをそれぞ
れ演算して平均化する。このような構成によっても、前
述の実施の形態と同様に、SN比を向上することができ
る。
【0044】上述の図5〜図9に示される実施の形態で
は、単一のアンテナハウジング2内に、送信または受信
のためのアンテナが設けられたけれども、本発明の実施
の他の形態では、複数の各送信または受信のためのアン
テナ毎に、アンテナハウジング2が構成されてもよく、
こうして個別的に構成されたアンテナを、移動体19
に、相互に異なる位置に設けるようにしてもよい。個別
的な各アンテナ毎の相互の間隔が既知であることによっ
て、地中埋設管13の電磁波伝播経路が異なることによ
る距離を検出することによって、地中埋設管13の深さ
および3次元の位置を検出することができる。このよう
な3次元の位置を検出するには、送信アンテナ1aと受
信アンテナ1bとの電磁波の伝播経路が、少なくとも3
以上形成されればよい。
は、単一のアンテナハウジング2内に、送信または受信
のためのアンテナが設けられたけれども、本発明の実施
の他の形態では、複数の各送信または受信のためのアン
テナ毎に、アンテナハウジング2が構成されてもよく、
こうして個別的に構成されたアンテナを、移動体19
に、相互に異なる位置に設けるようにしてもよい。個別
的な各アンテナ毎の相互の間隔が既知であることによっ
て、地中埋設管13の電磁波伝播経路が異なることによ
る距離を検出することによって、地中埋設管13の深さ
および3次元の位置を検出することができる。このよう
な3次元の位置を検出するには、送信アンテナ1aと受
信アンテナ1bとの電磁波の伝播経路が、少なくとも3
以上形成されればよい。
【0045】本件発明者の実験結果を、図10〜図13
を参照して説明する。図10(1)は、先行技術のダイ
ポールアンテナの一部を示す図であり、図10(2)は
先行技術のボータイアンテナ67の一部を簡略化して示
す図である。ダイポールアンテナは、一対の線状の導電
性部分を有し、その全体の長さは40cmである。ま
た、このダイポールアンテナは金属製の筺体(アンテナ
ハウジング)の内側の全面にフェライトを装着している
ため、重量は約20kgと重たくなっている。なお、フ
ェライトを外した場合には、ダイポールアンテナとアン
テナハウジングとの間で多重反射が生じるため、リンギ
ングの程度はさらに悪化する。ボータイアンテナ67
は、一対の導電性部分68を有し、その頂角は、図10
(2)に示されるように41°であり、ボータイアンテ
ナ67の長さLB1=40cm、幅LB2=15cmで
ある。また、このボータイアンテナ67は、金属製の筺
体(アンテナハウジング)の内側に全面フェライトを装
着しているため、重量は約20kgと重たくなってい
る。なお、フェライトを外した場合には、ボータイアン
テナとアンテナハウジングとの間で多重反射が生じるた
め、リンギングの程度はさらに悪化する。
を参照して説明する。図10(1)は、先行技術のダイ
ポールアンテナの一部を示す図であり、図10(2)は
先行技術のボータイアンテナ67の一部を簡略化して示
す図である。ダイポールアンテナは、一対の線状の導電
性部分を有し、その全体の長さは40cmである。ま
た、このダイポールアンテナは金属製の筺体(アンテナ
ハウジング)の内側の全面にフェライトを装着している
ため、重量は約20kgと重たくなっている。なお、フ
ェライトを外した場合には、ダイポールアンテナとアン
テナハウジングとの間で多重反射が生じるため、リンギ
ングの程度はさらに悪化する。ボータイアンテナ67
は、一対の導電性部分68を有し、その頂角は、図10
(2)に示されるように41°であり、ボータイアンテ
ナ67の長さLB1=40cm、幅LB2=15cmで
ある。また、このボータイアンテナ67は、金属製の筺
体(アンテナハウジング)の内側に全面フェライトを装
着しているため、重量は約20kgと重たくなってい
る。なお、フェライトを外した場合には、ボータイアン
テナとアンテナハウジングとの間で多重反射が生じるた
め、リンギングの程度はさらに悪化する。
【0046】図11は、先行技術のダイポールアンテナ
とボータイアンテナ67とを用いる地中伝送特性を測定
するための実験装置の簡略化した縦断面図である。図1
1のように送信アンテナと受信アンテナを土壌の隆起部
69に対向して配置し、これらのアンテナと隆起部69
との間には、発泡スチロール製板71,72を介在す
る。図10(1)に示されるダイポールアンテナを、図
11の送信アンテナおよび受信アンテナとしてそれぞれ
用いたところ、その送信アンテナにパルス状送信信号を
与え、受信アンテナでは、図12(1)に示されるよう
にリンギングの振動波形が含まれた受信波形が得られ
た。図10(2)に示されるボータイアンテナ67を、
図11の送信アンテナおよび受信アンテナとしてそれぞ
れ用いたところ、その送信アンテナにパルス状送信信号
を与え、受信アンテナでは、図12(2)に示されるよ
うにリンギングの振動波形が含まれていない明瞭な受信
波形が得られた。このことから、先行技術のボータイア
ンテナ67は、先行技術のダイポールアンテナに比べ
て、リンギングが含まれず、特性が優れていることが確
認された。
とボータイアンテナ67とを用いる地中伝送特性を測定
するための実験装置の簡略化した縦断面図である。図1
1のように送信アンテナと受信アンテナを土壌の隆起部
69に対向して配置し、これらのアンテナと隆起部69
との間には、発泡スチロール製板71,72を介在す
る。図10(1)に示されるダイポールアンテナを、図
11の送信アンテナおよび受信アンテナとしてそれぞれ
用いたところ、その送信アンテナにパルス状送信信号を
与え、受信アンテナでは、図12(1)に示されるよう
にリンギングの振動波形が含まれた受信波形が得られ
た。図10(2)に示されるボータイアンテナ67を、
図11の送信アンテナおよび受信アンテナとしてそれぞ
れ用いたところ、その送信アンテナにパルス状送信信号
を与え、受信アンテナでは、図12(2)に示されるよ
うにリンギングの振動波形が含まれていない明瞭な受信
波形が得られた。このことから、先行技術のボータイア
ンテナ67は、先行技術のダイポールアンテナに比べ
て、リンギングが含まれず、特性が優れていることが確
認された。
【0047】図13は、本件発明者の他の実験の埋設状
況を示す図である。先行技術のボータイアンテナ67を
図3の地中探査レーダに接続して図13の埋設管13を
探査したときに表示手段21によって得られる画像を図
14(1)に示す。また、図1〜図4の本発明の実施の
形態により、図13の埋設管13を探査したときに表示
手段21によって得られる画像を図14(2)に示す。
図14における2つの画像の縦軸は土壌12の深さ方向
であり、電磁波の伝播時間に対応する。また、横軸は移
動体19の移動方向20の移動距離である。図14
(1)のボータイアンテナには、フェライトが必須であ
るため、重量が約20kgと重くなっているが、図14
(2)の本発明の実施の形態の地中探査レーダ用アンテ
ナ1はフェライトを装着する必要がないため、重量は約
1kgと大幅に軽量化を図っている。それにも拘わら
ず、図14より、地中埋設管13が同等なリンギングの
程度で明瞭に検出されていることが分かる。
況を示す図である。先行技術のボータイアンテナ67を
図3の地中探査レーダに接続して図13の埋設管13を
探査したときに表示手段21によって得られる画像を図
14(1)に示す。また、図1〜図4の本発明の実施の
形態により、図13の埋設管13を探査したときに表示
手段21によって得られる画像を図14(2)に示す。
図14における2つの画像の縦軸は土壌12の深さ方向
であり、電磁波の伝播時間に対応する。また、横軸は移
動体19の移動方向20の移動距離である。図14
(1)のボータイアンテナには、フェライトが必須であ
るため、重量が約20kgと重くなっているが、図14
(2)の本発明の実施の形態の地中探査レーダ用アンテ
ナ1はフェライトを装着する必要がないため、重量は約
1kgと大幅に軽量化を図っている。それにも拘わら
ず、図14より、地中埋設管13が同等なリンギングの
程度で明瞭に検出されていることが分かる。
【0048】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、広帯域であ
って指向性に優れ、しかも先行技術に関連して述べたボ
ータイアンテナに比べて構成を小形化することができ、
またフェライトなどの磁性材料を必要とすることなく、
不所望な電磁波の発生を抑制することができる地中探査
レーダ用アンテナが実現される。さらに反射波のリンギ
ングを抑制することができ、これによって地中埋設物の
分解能を向上することができる。
って指向性に優れ、しかも先行技術に関連して述べたボ
ータイアンテナに比べて構成を小形化することができ、
またフェライトなどの磁性材料を必要とすることなく、
不所望な電磁波の発生を抑制することができる地中探査
レーダ用アンテナが実現される。さらに反射波のリンギ
ングを抑制することができ、これによって地中埋設物の
分解能を向上することができる。
【0049】請求項2の本発明によれば、アンテナハウ
ジングの収納空間に、発泡スチロールなどの誘電体を充
填することによって、導体を保持する働きを兼ねること
ができ、またアンテナ効率を向上することができる。
ジングの収納空間に、発泡スチロールなどの誘電体を充
填することによって、導体を保持する働きを兼ねること
ができ、またアンテナ効率を向上することができる。
【0050】請求項3の本発明によれば、アンテナハウ
ジングの収納空間に設けられる導体は、導線とし、これ
によって構成の簡略化を図ることができる。
ジングの収納空間に設けられる導体は、導線とし、これ
によって構成の簡略化を図ることができる。
【0051】請求項4の本発明によれば、アンテナハウ
ジングの収納空間に配置される導体を、たとえば直円筒
状または角筒などの管とし、これによって断面2次モー
メントを向上して強度を向上し、したがって導体を直線
状に保つことができる。
ジングの収納空間に配置される導体を、たとえば直円筒
状または角筒などの管とし、これによって断面2次モー
メントを向上して強度を向上し、したがって導体を直線
状に保つことができる。
【0052】請求項5の本発明によれば、アンテナハウ
ジングの収納空間を、底板、側壁および端壁によって、
たとえば直方体状に形成し、この収納空間内に導体を配
置し、導体の他端部を、抵抗を介して、端壁に接続し、
この抵抗によって受信信号のパルス波形を短時間で熱に
変換して消滅させることができる。これによって受信波
形に含まれる反射波に後続する振動した波形を抑制し、
リンギングを防ぐことが確実になる。このようにしてリ
ンギングを抑制することによって、地中埋設物のアンテ
ナからの距離の分解能を向上することができる。
ジングの収納空間を、底板、側壁および端壁によって、
たとえば直方体状に形成し、この収納空間内に導体を配
置し、導体の他端部を、抵抗を介して、端壁に接続し、
この抵抗によって受信信号のパルス波形を短時間で熱に
変換して消滅させることができる。これによって受信波
形に含まれる反射波に後続する振動した波形を抑制し、
リンギングを防ぐことが確実になる。このようにしてリ
ンギングを抑制することによって、地中埋設物のアンテ
ナからの距離の分解能を向上することができる。
【0053】請求項6の本発明によれば、アンテナハウ
ジング内の複数の収納空間を、側壁によって仕切って構
成し、各収納空間内に一対の導体を配置してアンテナ素
子を形成するようにしたので、構成の小形化が図られ
る。
ジング内の複数の収納空間を、側壁によって仕切って構
成し、各収納空間内に一対の導体を配置してアンテナ素
子を形成するようにしたので、構成の小形化が図られ
る。
【0054】請求項7の本発明によれば、地中埋設物の
アンテナからの距離を高精度で測定することができ、そ
の分解能を向上することができる。また不所望な電磁波
の放射を抑制することができる。
アンテナからの距離を高精度で測定することができ、そ
の分解能を向上することができる。また不所望な電磁波
の放射を抑制することができる。
【0055】請求項8の本発明によれば、たとえば地表
面などに沿って移動する移動体に複数の地中探査レーダ
用アンテナを配置し、それらのアンテナを複数の組合せ
毎に、送信信号と受信信号とによって得られる時間差に
対応した地中埋設物の距離を検出し、これによって地中
埋設物の3次元の位置を高精度に正確に検出することが
できるようになる。
面などに沿って移動する移動体に複数の地中探査レーダ
用アンテナを配置し、それらのアンテナを複数の組合せ
毎に、送信信号と受信信号とによって得られる時間差に
対応した地中埋設物の距離を検出し、これによって地中
埋設物の3次元の位置を高精度に正確に検出することが
できるようになる。
【0056】請求項9の本発明によれば、単一のアンテ
ナハウジング内に形成された複数の収納空間に、一対の
導体を配置して各収納空間毎に地中探査レーダ用アンテ
ナを構成し、これらのアンテナの各組合せによって、地
中埋設物の3次元位置を高精度に正確に検出することが
できるようになる。しかもこの構成によれば、地中探査
レーダ用アンテナの全体の構成を小形化することができ
る。
ナハウジング内に形成された複数の収納空間に、一対の
導体を配置して各収納空間毎に地中探査レーダ用アンテ
ナを構成し、これらのアンテナの各組合せによって、地
中埋設物の3次元位置を高精度に正確に検出することが
できるようになる。しかもこの構成によれば、地中探査
レーダ用アンテナの全体の構成を小形化することができ
る。
【図1】本発明の実施の一形態の地中探査レーダ用アン
テナ1の平面図である。
テナ1の平面図である。
【図2】図1の切断面線II−IIから見た断面図であ
る。
る。
【図3】図1および図2に示される地中探査レーダ用ア
ンテナ1で用いられる地中探査レーダ11の全体の電気
的構成を示すブロック図である。
ンテナ1で用いられる地中探査レーダ11の全体の電気
的構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の一形態における動作を説明する
ための波形図である。
ための波形図である。
【図5】本発明の実施の他の形態の地中探査用アンテナ
61の平面図である。
61の平面図である。
【図6】図5に示される地中探査用アンテナ61を用い
る地中探査レーダの一部の電気回路図である。
る地中探査レーダの一部の電気回路図である。
【図7】図5および図6に示されるアンテナ61を用い
て土壌12に埋設された管13を検出するための原理を
説明する図である。
て土壌12に埋設された管13を検出するための原理を
説明する図である。
【図8】図7に示される実施の形態を説明するための地
下構造モデルにおける反射点の座標を示す図である。
下構造モデルにおける反射点の座標を示す図である。
【図9】本発明の実施の他の形態の一部の電気回路図で
ある。
ある。
【図10】先行技術のダイポールアンテナとボータイア
ンテナの一部を示す図である。
ンテナの一部を示す図である。
【図11】先行技術のダイポールアンテナとボータイア
ンテナ67とを用いる地中伝送特性を測定するための実
験装置の簡略化した縦断面図である。
ンテナ67とを用いる地中伝送特性を測定するための実
験装置の簡略化した縦断面図である。
【図12】先行技術のダイポールアンテナとボータイア
ンテナによる受信信号の波形図である。
ンテナによる受信信号の波形図である。
【図13】本件発明者の他の実験に用いたフィールドの
管埋設断面図を示す。
管埋設断面図を示す。
【図14】図14(1)は、先行技術のボータイアンテ
ナ67を図3の地中探査レーダに接続して埋設管13を
探査したときに表示手段21によって得られる画像を示
し、図14(2)は、図1〜図4の本発明の実施の形態
により、埋設管13を探査したときに表示手段21によ
って得られる画像を示す図である。
ナ67を図3の地中探査レーダに接続して埋設管13を
探査したときに表示手段21によって得られる画像を示
し、図14(2)は、図1〜図4の本発明の実施の形態
により、埋設管13を探査したときに表示手段21によ
って得られる画像を示す図である。
1 地中探査レーダ用アンテナ 2 アンテナハウジング 3,4 収納空間 5,6;7,8 導体 9,10 誘電体 11 地中探査レーダ 12 土壌 13 地中埋設管 14 電磁波 15 反射波 16 送信回路 17 受信回路 18 処理回路 19 移動体 21 表示手段 25 底板 36 給電点 39,40 抵抗 41 誘電体 64 切換えスイッチ 67 ボータイアンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 綱崎 勝 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 5J046 AA04 AA07 AB07 BA03 BA07 5J070 AC02 AD02 AD08 AE11 AF02 AJ13 AK22 BG01
Claims (9)
- 【請求項1】 土壌に臨んで開放した収納空間を有し、
導電性材料から成るアンテナハウジングと、 アンテナハウジングの収納空間内で、共通な一直線上に
軸線を有して延びる一対の導体とを含み、 導体の近接した各一端部を給電点とすることを特徴とす
る地中探査レーダ用アンテナ。 - 【請求項2】 アンテナハウジング内には、誘電体が充
填されることを特徴とする請求項1記載の地中探査レー
ダ用アンテナ。 - 【請求項3】 導体は、導線であることを特徴とする請
求項1または2記載の地中探査レーダ用アンテナ。 - 【請求項4】 導体は、管であることを特徴とする請求
項1または2記載の地中探査レーダ用アンテナ。 - 【請求項5】 アンテナハウジングは、 底板と、 底板に連なり、導体と平行に延びる両側壁と、 底板と側壁とに連なり、導体の前記軸線に垂直な両端壁
とを有し、 導体の各他端部と前記端壁との間に、抵抗がそれぞれ介
在されることを特徴とする請求項1〜4のうちの1つに
記載の地中探査レーダ用アンテナ。 - 【請求項6】 アンテナハウジングは、導体の軸線に垂
直な方向に隣接する複数の収納空間を有し、各収納空間
は、側壁によって仕切られ、 各収納空間内に、一対の導体が配置されることを特徴と
する請求項1〜5のうちの1つに記載の地中探査レーダ
用アンテナ。 - 【請求項7】 電磁波を発生し、反射波を受信する送信
および受信アンテナと、 送信および受信アンテナに送信信号を与えて駆動すると
ともに、反射波の受信信号を演算処理する演算処理手段
とを含み、 前記送信および受信アンテナは、請求項1〜6のうちの
1つに記載された地中探査レーダ用アンテナであること
を特徴とする地中探査レーダ。 - 【請求項8】 移動体の相互に異なる複数個所に、請求
項1〜5のうちの1つに記載された単一の前記収納空間
を有する地中探査レーダ用アンテナが、送信または受信
のためにそれぞれ取付けられ、 演算処理手段は、送信信号を与えてから受信信号を得る
までの時間と、各送信と受信とを行うアンテナ間の距離
とによって、埋設物の位置を演算することを特徴とする
請求項7記載の地中探査レーダ。 - 【請求項9】 移動体に、請求項6に記載される地中探
査レーダ用アンテナが取付けられ、 複数の各収納空間の導体は、送信および受信のために用
いられ、 演算処理手段は、送信信号を与えてから受信信号を得る
までの時間と、各送信と受信とを行うアンテナ間の距離
とによって、埋設物の位置を演算することを特徴とする
請求項7記載の地中探査レーダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11080619A JP2000278026A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 地中探査レーダ用アンテナおよびそれを用いる地中探査レーダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11080619A JP2000278026A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 地中探査レーダ用アンテナおよびそれを用いる地中探査レーダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000278026A true JP2000278026A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13723373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11080619A Pending JP2000278026A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 地中探査レーダ用アンテナおよびそれを用いる地中探査レーダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000278026A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001183469A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-06 | Osaka Gas Co Ltd | 地中探査レーダ用アンテナ |
| JP2002323459A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-08 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | マルチパス3次元映像化レーダ装置 |
| JP2008275639A (ja) * | 2008-06-23 | 2008-11-13 | Osaka Gas Co Ltd | 地中探査レーダ用アンテナ |
| KR20160144254A (ko) * | 2015-06-08 | 2016-12-16 | 한국원자력연구원 | 지하투과 레이더 장치 |
| JP2020016476A (ja) * | 2018-07-23 | 2020-01-30 | 株式会社Nippo | 地中レーダ装置及び建設機械 |
-
1999
- 1999-03-24 JP JP11080619A patent/JP2000278026A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001183469A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-06 | Osaka Gas Co Ltd | 地中探査レーダ用アンテナ |
| JP2002323459A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-08 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | マルチパス3次元映像化レーダ装置 |
| JP2008275639A (ja) * | 2008-06-23 | 2008-11-13 | Osaka Gas Co Ltd | 地中探査レーダ用アンテナ |
| KR20160144254A (ko) * | 2015-06-08 | 2016-12-16 | 한국원자력연구원 | 지하투과 레이더 장치 |
| KR101702834B1 (ko) | 2015-06-08 | 2017-02-08 | 한국원자력연구원 | 지하투과 레이더 장치 |
| JP2020016476A (ja) * | 2018-07-23 | 2020-01-30 | 株式会社Nippo | 地中レーダ装置及び建設機械 |
| JP7132011B2 (ja) | 2018-07-23 | 2022-09-06 | 株式会社Nippo | 地中レーダ装置及び建設機械 |
| JP2022174105A (ja) * | 2018-07-23 | 2022-11-22 | 株式会社Nippo | 地中レーダ装置及び建設機械 |
| JP7394936B2 (ja) | 2018-07-23 | 2023-12-08 | 株式会社Nippo | 地中レーダ装置及び建設機械 |
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