JP2000278301A - ループ型ネットワーク通信システム - Google Patents

ループ型ネットワーク通信システム

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JP2000278301A JP8231599A JP8231599A JP2000278301A JP 2000278301 A JP2000278301 A JP 2000278301A JP 8231599 A JP8231599 A JP 8231599A JP 8231599 A JP8231599 A JP 8231599A JP 2000278301 A JP2000278301 A JP 2000278301A
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健博 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データを有するフレームをループ化LAN内の
伝送路を転送させる際に、伝送路におけるフレームの輻
輳や衝突の可能性を低減する。 【解決手段】複数のノードN1、N2、N3、N4が、
伝送路16によりループ状に接続され、かつデータを有
するフレームが双方向に転送されるループ型ネットワー
ク通信システムにおいて、送信元ノード、例えば送信元
ノードN1は、該送信元ノードN1自身が作成したフレ
ームが、前記各ノードN2、N3、N4において再送信
されて、送信元ノードN1自身まで戻ってきたとき、該
送信元ノードN1において、前記フレームを再送信しな
いようにしている。これにより、伝送路16内を転送さ
れるフレームが自動的に整理され、伝送路におけるフレ
ームの輻輳や衝突の可能性が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に、プログラ
マブルコントローラやコンピュータ装置がLAN(ロー
カル・エリア・ネットワーク)を介して接続された制御
系リアルタイムシステムに使用するループ型ネットワー
ク通信システムに関し、特に、ダムあるいは河口堰等に
おけるゲート(水門)の開閉制御等に適用して好適なル
ープ型ネットワーク通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、工場の生産ラインにおける工作
機械の自動制御や複数のゲートを有するダムシステムに
おける自動制御などにおいては、複数のプログラマブル
コントローラ(以下PLCという。)と、これら複数の
PLCを集中管理するコンピュータ装置がローカルエリ
アネットワーク(以下LANという。)を介して接続さ
れ、前記各PLCにより前記工作機械や前記ダムシステ
ムを構成するゲート等の制御対象物に対して自動制御を
行うような構成とされた制御系リアルタイムシステムが
採用されている。
【0003】このような制御対象物を制御する制御系リ
アルタイムシステムにおいて、LANには、以下に説明
するような様々なことが要求されている。
【0004】第1に、緊急度に応じたデータ伝送ができ
ること。第2に、通信品質の向上が容易であること。第
3に、伝送路の二重化等による信頼性の向上が容易であ
ること。第4に、障害に対する診断や自動回復が容易で
あることなどである。
【0005】その一方、LANには、上記のような制御
対象物を制御するための制御データの伝送サービスだけ
でなく、ノード装置(単に、ノードともいう。)間で通
話を行うための音声伝送サービス、制御対象物の状態画
像をリアルタイムに表示するための動画伝送サービス、
LANの状況を監視するためのネットワーク監視サービ
スなど、様々な、いわゆるマルチメディアサービスも要
求されている。
【0006】従来、このような制御系リアルタイムシス
テムのLANでは、OSIの参照モデルにおけるデータ
リンク層の技術として、CSMA/CD方式(Carrier
Sense Multiple Access with Collision Detection)、
トークン・バス方式、トークン・リング方式などが用い
られている。
【0007】また、前記OSI参照モデル中のネットワ
ーク層やトランスポート層に位置する技術として、ハン
ドシェイクをするいわゆるコネクション型の通信に係わ
るTCP(Transmission Control Protocol )/IP
(Internet Protocol )や、ハンドシェイクをしないい
わゆるコネクションレス型の通信に係るUDP(User D
ata-gram Protocol )/IPなどのプロトコルが用いら
れている。
【0008】なお、FDDI(Fiber Distributed Data
Interface)、ATM(Asynchronous Transfer Mode)
などの超高速伝送路を用いた基幹系ネットワーク技術が
あるが、ネットワークに接続される機器が限定され、そ
の情報がLAN内でクローズされる制御系リアルタイム
システムのLANに、これら基幹系ネットワーク技術を
利用することは、ハードウェアおよびソフトウェアが高
価となることから、ごく希である。
【0009】これら従来技術では、OSIの参照モデル
の位置づけからしても、様々なマルチメディアサービス
のサービスデータ毎の緊急性、および信頼性の設定や輻
輳の制御は、データリンク層より上位層のプロトコルで
サポートするのが一般的である。
【0010】例えば、マルチメディアサービス毎にネッ
トワーク層、トランスポート層のプロトコルを使い分け
て、データの紛失は許すが緊急性を優先させる場合には
UDP/IPを採用し、データの緊急性よりも信頼性を
重視する場合にはTCP/IPを採用するというように
して、データの緊急性、信頼性をサービス毎に差別化す
る。なお、IPデータグラムのヘッダには優先度が付加
されており、データグラムの紛失や輻輳を制御できる
が、一般的には、ルーター上での取り扱い方法を示した
ものである。
【0011】しかしながら、TCP/IPやUDP/I
Pの性質上、緊急性、信頼性の両方を高くすることは容
易ではない。例えば、動画伝送サービスにUDP/ IP
を採用するのであれば、緊急性はTCP/IPよりはる
かによく、動画もより一層鮮明に再現できるかもしれな
い。ただし、輻輳の制御を行わなければ、その他のサー
ビスデータのレスポンスを悪化させる可能性がある。ま
た、制御データなど重要なデータにTCP/IPを採用
するのであれば、ほとんど確実にデータは相手に送られ
るであろうが、フロー制御(送受信端末間の送信速度や
送受信処理能力の差を調整したり、ネットワークのスル
ープットを保持するために、ネットワークがデータ転送
フェイズまで関与して、ユーザのデータ流量(フロー)
を制御するパケット交換の機能)などによるデータ遅延
が発生する可能性がある。
【0012】また、伝送路の二重化による信頼性向上策
を物理層に近いデータリンク層でサポートすると、ネッ
トワークに接続するノードの増加に伴い、ハードウェア
コストが増加し高価となる。従って、ハードウェアコス
トを軽減するために、伝送路の二重化による信頼性向上
策をトランスポート層よりも上位のプロトコル(ソフト
ウェア)で実現する場合が多い。しかしながら、トラン
スポート層より上位のプロトコルで信頼性向上策を実現
すると、二重化のためのプロトコルが複雑化し(例え
ば、TCP/IPやUDP/IPにおける通信ソケット
の個数が2倍となりソケットの管理が複雑化するな
ど)、ソフトウェア開発コストが大きくなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
種々の課題を考慮してなされたものであり、データの輻
輳制御を効率的に行い伝送路上での衝突の発生を少なく
することを可能とするループ型ネットワーク通信システ
ムを提供することを目的とする。
【0014】また、この発明は、データ伝送の緊急度や
信頼度の設定をデータの属性に応じて簡単なプロトコル
で実現することを可能とするループ型ネットワーク通信
システムを提供することを目的とする。
【0015】さらに、この発明は、データを2重ループ
化した場合においても、データの輻輳制御を効率的に行
い伝送路上での衝突の発生を少なくすることを可能と
し、あるいはデータ伝送の緊急度や信頼度の設定をデー
タの属性に応じて簡単なプロトコルで実現することを可
能とするループ型ネットワーク通信システムを提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係るループ型
ネットワーク通信システムは、複数のノードが伝送路に
よりループ状に接続され、かつデータを有するフレーム
が一方向に転送されるループ型ネットワーク通信システ
ムにおいて、データを有するフレームを作成する送信元
ノードと、該送信元ノードから送信されてきたフレーム
を再送信する各ノードとを備え、前記送信元ノードは、
該送信元ノード自身が作成したフレームが、前記各ノー
ドにおいて再送信されて、前記送信元ノード自身まで戻
ってきたとき、該送信元ノードにおいて、前記フレーム
を再送信しないようにする機能を有することを特徴とす
る(請求項1記載の発明)。
【0017】この発明によれば、送信元ノードは、送信
元ノードが作成して送信したフレームが戻ってきたとき
に、伝送路上に再送信しないようにしている。この簡単
なプロトコルにより伝送路におけるフレームの輻輳や衝
突の可能性を少なくすることができる。
【0018】この場合、前記送信元ノードは、前記各ノ
ードのうちの送信先ノードにデータを緊急に到達させた
い度合いを示す緊急度情報を前記フレームのヘッダ部に
付加し、前記各ノードは、前方ノードから受信したフレ
ームおよび当該ノードで生成して送信するフレームを前
記緊急度情報に基づき緊急度の高い順に並び替えて後方
ノードに送信する機能を有するようにすることにより、
たとえば、緊急度の高い情報、すなわち緊急度の高いデ
ータを含むフレームをより短い時間で送信先ノードに送
信することができる(請求項2記載の発明)。
【0019】また、請求項1記載の発明において、前記
送信元ノードは、前記各ノードのうちの送信先ノードに
データを緊急に到達させたい度合いを示す緊急度情報と
データを複数のフレームに分割したことを示す分割情報
とを前記フレームのヘッダ部に付加し、前記送信元ノー
ドは、前記緊急度の度合いの高いデータを送信する場合
にはデータを分割しないで送信し、前記緊急度の度合い
の低いデータを送信する場合にはデータを分割して送信
する機能を有するようにすることにより、例えば、新た
に生成された緊急度の高いデータを有するフレームを、
その前に生成されていた緊急度の低いデータを有するフ
レームよりもより短い時間で送信先ノードに送信するこ
とができる可能性が得られる(請求項3記載の発明)。
【0020】この場合において、前記送信元ノードは、
分割しないで送信したフレームが一定期間経過しても、
前記送信元ノード自身に戻らない場合には、該送信元ノ
ードから同一データを有するフレームを再送信する機能
を有するようにすることにより、緊急度の高いデータを
確実に、換言すれば高信頼度で送信することができる
(請求項4記載の発明)。
【0021】また、この発明に係るループ型ネットワー
ク通信システムは、複数のノードが伝送路によりループ
状に接続され、かつ前記伝送路が2重ループ化され、デ
ータを有するフレームを作成する送信元ノードから順方
向と逆方向の両方向の伝送路に同一のデータを有するフ
レームが略同時に送信されるループ型ネットワーク通信
システムにおいて、前記送信元ノードから送信されてき
たフレームを再送信する各ノードを備え、前記送信元ノ
ードは、該送信元ノード自身が作成したフレームが、前
記各ノードにおいて再送信され、前記送信元ノードまで
戻ってきたとき、該送信元ノードにおいて、前記フレー
ムを再送信しないようにする機能を有することを特徴と
する(請求項5記載の発明)。
【0022】この発明によれば、送信元ノードは、送信
元ノードが作成して送信したフレームが戻ってきたとき
に、伝送路上に再送信しないようにしている。この簡単
なプロトコルにより、伝送路の信頼度の高い、いわゆる
2重化ループ型ネットワーク通信システムにおいても、
伝送路におけるフレームの輻輳や衝突の可能性を少なく
することができる。
【0023】この場合においても、前記送信元ノード
は、前記各ノードのうち送信先ノードにデータを緊急に
到達させたい度合いを示す緊急度情報をフレームのヘッ
ダ部に付加し、前記各ノードは、前方ノードから受信し
たフレームおよび当該ノードで生成して送信するフレー
ムを前記緊急度情報に基づき緊急度の高い順に並び替え
て後方ノードに送信する機能を有するようにすることに
より、たとえば、緊急度の高い情報、すなわち緊急度の
高いデータを含むフレームをより短い時間で送信先ノー
ドに送信することができる(請求項6記載の発明)。
【0024】また、請求項5記載の発明において、前記
送信元ノードは、前記各ノードのうち送信先ノードにデ
ータを緊急に到達させたい度合いを示す緊急度情報と、
データを複数のフレームに分割したことを示す分割情報
とをフレームヘッダに付加し、前記送信元ノードは、前
記緊急度の度合いの高いデータを送信する場合にはデー
タを分割しないで送信し、前記緊急度の度合いの低いデ
ータを送信する場合にはデータを分割して送信する機能
を有するようにすることにより、例えば、新たに生成さ
れた緊急度の高いデータを有するフレームを、その前に
生成されていた緊急度の低いデータを有するフレームよ
りもより短い時間で送信先ノードに送信することができ
る可能性が得られる(請求項7記載の発明)。
【0025】この場合においても、前記送信元ノード
は、分割しないで送信したフレームが一定期間経過して
も、前記送信元ノード自身に戻らない場合には、該送信
元ノードから同一データを有するフレームを再送信する
機能を有するようにすることにより、緊急度の高いデー
タを確実に、換言すれば高信頼度で送信することができ
る(請求項8記載の発明)。
【0026】請求項5〜8のいずれか1項に記載の発明
において、前記送信元ノードは、新規に作成したフレー
ムがより新しいフレームであることを示すフレーム生成
順番号を該フレームのヘッダ情報に付加する機能を有
し、前記送信元ノードで新たにフレームを作成して送信
する場合に、これまでに送信した最後のフレーム生成順
番号を更新した最新のフレーム生成順番号を付与したフ
レームを前記順ループおよび前記逆ループの両方向に送
信し、前記送信先ノードでは、前記順ループと前記逆ル
ープの両方向からフレームを受信し、受信したフレーム
の生成順番号にフレームのデータ内容を参照するとき、
両方向から転送される同一生成順番号を有するフレーム
のうち、先に受信したフレームのデータ内容のみを参照
する構成とすることにより、2重化ループ型ネットワー
ク通信システムにおける伝送路上の輻輳や衝突を少なく
することができる(請求項9記載の発明)。
【0027】さらに、請求項1〜9のいずれか1項に記
載の発明において、前記フレームのヘッダ部には、フレ
ームが生存していることを示すフレーム生存カウンタが
設けられ、フレームの生成元である前記送信元ノードで
は、前記フレーム生存カウンタに、前記ループを構成す
る全ノード数を超える数の所望の計数値をプリセット
し、前記各ノードは、フレームを受信したとき、該フレ
ームのフレーム生存カウンタにプリセットされている前
記計数値を1だけ減算し、あるノードにおいて、フレー
ム生存カウンタの計数値がゼロ値となったとき、該ある
ノードは、前記フレーム生存カウンタの計数値がゼロ値
となったフレームを再送信しないようにする機能を有す
る構成とすることにより、たとえ、送信元ノードが該送
信元ノードから送信したデータを有するフレームを棄却
等することができなかった場合においても、他のノード
により不要となったデータを確実に棄却することができ
る(請求項10記載の発明)。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0029】図1は、この発明の一実施の形態に係る2
重化ループ型ネットワーク通信システムが適用された制
御系リアルタイムシステム10を示している。
【0030】この制御系リアルタイムシステム10は、
基本的には、データを有するフレームを作成する4つの
ノードN1、N2、N3、N4と、隣り合うノード間を
接続するループ状の順ループ12と逆ループ14からな
る伝送路16を備えている。この実施の形態において、
順ループ12内には、時計方向にフレームが転送され、
逆ループ14内には反時計方向にフレームが転送され
る。
【0031】各ノードN1、N2、N3、N4は、それ
ぞれデータを有するフレームを作成し、作成したフレー
ムを順ループ12および逆ループ14を利用して順方向
および逆方向の伝送路に略同時に送信する送信元ノード
として機能するとともに、各ノード(例えば、ノードN
1)は、基本的には、前方ノード(この場合、ノードN
4)から転送されてきたフレームを後方ノード(この場
合、ノードN2)に再送信する機能を有する。また、各
送信元ノードは、該送信元ノード自身が作成したフレー
ムが、残りの各ノードにおいて再送信されて、該送信元
ノード自身まで戻ってきたとき、該送信元ノードにおい
て、前記フレームを再送信しないようにする機能を有す
る。
【0032】図2にも示すように、ノードN1は、制御
ユニットとしてのPLCユニット(プログラマブルコン
トロールユニット:Programmable control unit )20
Aにより構成され、このPLCユニット20Aは、マザ
ーボード22に着脱可能に装着され、かつ、それぞれが
バス34により相互に接続されるCPU(中央処理装
置)ユニット(制御ユニット)24、電源ユニット2
6、I/Oユニット(入出力ユニット)28および通信
ユニット40aから構成されている。
【0033】ここで、CPUユニット24、電源ユニッ
ト26、I/Oユニット28は、便宜上、PLC部30
aという。したがって、ノードN1を構成するPLCユ
ニット20Aは、PLC部30aと通信ユニット40a
とから構成されることになる。
【0034】I/Oユニット28には、図示していない
工作機械やダムの水門等を制御するシリンダやモータ等
のアクチュエータや、CCTV(Closed Circuit Telev
ision )カメラ等の各種制御機器36が取り付けられ
る。
【0035】他のノードN2、N4を構成するPLCユ
ニット20BとPLCユニット20Cも、PLCユニッ
ト20Aと同様の構成のPLC部30b、30cと、通
信ユニット40b、40dとから構成されている。
【0036】ノードN3は、図1に示すように、コンピ
ュータ装置46に通信ユニット40cが装着された構成
の操作卓44の構成とされている。このコンピュータ装
置46には、その本体部にCPU、ROM、RAM、お
よび各種インタフェース等が組み込まれるとともに、こ
の本体部に図示していない電話機、テレビジョンモニ
タ、ディスプレー、キーボード、スピーカ等が接続され
た構成とされている。
【0037】このコンピュータ装置46では、ネットワ
ークに接続された各PLC部30a、30b、30cの
動作状況が伝送路16を通じてリアルタイムに認識で
き、また、各PLC部30a、30b、30cに対し
て、伝送路16を通じて制御指示を行うことができるよ
うになっている。
【0038】図3は、通信ユニット40aのハードウェ
アの構成を示している。他の通信ユニット40b、40
c、40dの構成も同様である。
【0039】通信ユニット40aは、バス50を有し、
このバス50に、コンピュータの機能を有し通信ユニッ
ト40a全体を制御する通信制御部52と、2重化ルー
プ型ネットワーク上にフレームを送受信するためのLS
I(大規模集積回路)で構成される順ループフレーム送
受信部54と逆ループフレーム送受信部56が接続され
ている。
【0040】バス50には、また、電話インタフェース
47を介して電話機48が接続され、各ノードN1〜N
4間での打ち合わせ等の通話が可能となっている。
【0041】また、バス50に接続されフラッシメモリ
(ROM)により構成されるプログラムコード部58に
は、通信制御部52のプログラムが格納されている。
【0042】さらに、バス50に接続されフラッシュメ
モリ(ROM)により構成されるフレーム引き渡しテー
ブル59は、順ループフレーム送受信部54と逆ループ
フレーム送受信部56を通じて受信したフレームを、O
SI参照モデルの上位層プロトコルに引き渡すかどうか
を判断するために使用するテーブルであり、そのノード
で参照するフレームの送信元ノード番号SNO、データ
識別子DIDなどが登録される。なお、テーブル内容の
登録は、各ノードの図示していない所定のスイッチの操
作、または上位層プロトコルからのダウンロードにより
行われる。
【0043】バス50に接続されるRAMにより構成さ
れる順ループ送信バッファ60と逆ループ送信バッファ
62は、前方ノードから受信したフレームおよび、その
ノードで新たに生成して送信するフレームを一時的に記
録するバッファである。このバッファは、待ち行列構造
であり、フレームに付加された後述する緊急度URGの
高い順に並べられる。
【0044】バス50と通信制御部52に接続されるウ
ォッチドッグタイマ機構を採用する通信制御異常検出部
64は、通信制御部52の動作異常を検出し、動作異常
を検出したとき、ブザー66を鳴らしたりランプ68を
点滅させて、警報を発生する。
【0045】順ループフレーム送受信部54と順ループ
12との間に接続される順ループバイパス切り替え部7
0と、逆ループフレーム送受信部56と逆ループ14と
の間に接続される逆ループバイパス切り替え部74は、
例えば、図4に、順ループバイパス切り替え部70の詳
細を示すように、リレースイッチ71と72とから構成
され、正常な場合(通常の場合)には、フレームは、前
方ノードから順ループ12、リレースイッチ71の共通
接点71a、固定接点71bを通じて順ループフレーム
送受信部54に入力され、さらにこの順ループフレーム
送受信部54からリレースイッチ72の共通接点72
a、固定接点72b、および順ループ12を介して後方
ノードへ伝送される。
【0046】しかし、通信制御異常検出部64で通信制
御部52の異常を検出した場合や、そのノードが動作停
止状態になったことが通信制御異常検出部64により検
出した場合には、逆ループバイパス切り替え部74を構
成するリレースイッチ71、72の共通接点71a、7
2aが、通信制御異常検出部64からの制御信号により
それぞれ固定接点71c、72c側に切り替えられ、順
ループフレーム送受信部54を介さずに、換言すれば、
バイパスして前方ノードから共通接点71a、固定接点
71cの順で直接、後方ノードにフレームが送られる。
【0047】逆ループバイパス切り替え部74も順ルー
プバイパス切り替え部70と同様の構成であり、通信制
御異常検出部64により内部リレーが切り替え制御され
る。
【0048】図5は、データ(データ部ともいう。)D
Tを有するフレーム90の構成例を示している。このフ
レーム90は、図3に示した通信ユニット40a(通信
ユニット40b、40c、40dも同様)における通信
プロトコルの実装手段を構成する。
【0049】このフレーム90は、通信の基本単位とし
てHDLC(High Level Data LinkControl Procedur
e)のフレームを採用している。フレーム90は、フレ
ーム90の開始と終了を示すフラグシーケンス部F(例
えば、01111110bの1バイト)と、12バイト
のヘッダ情報を有するヘッダ部HDと、緊急度の比較的
に高い制御データや緊急度の比較的に低い音声データあ
るいは映像データ等のデータを有するデータ部DTと、
CRC方式による誤り訂正ビットを有する2バイトのフ
ラグ検査シーケンス部FCSとを備えている。なお、デ
ータ部DTに生成されるデータは、上位層プロトコルが
送信要求したデータである。
【0050】図6はフレーム90内のヘッダ部HDの詳
細な構成を示している。ヘッダ部HDの先頭には、その
フレーム90を受理して処理する送信先ノード番号RN
Oが付加される。なお、ノード番号(この実施の形態で
はN1、N2、N3、N4)はネットワークを形成する
各ノードに唯一の番号を割り当てる。
【0051】送信先(受信先)ノード番号RNOとして
は、1バイトで00〜1Fh(hは2進化10進で表し
た16進表示の意)までの32個分を割り当てている。
ただし、複数ノードでフレーム90を受理する場合に
は、グローバル番号FFh(グローバル番号は、すべて
のビットを1とした番号を用いるのが通例である。)を
用いる。
【0052】送信先ノード番号RNOの次に付加される
送信元ノード番号SNOは、上位層プロトコルからのデ
ータ送信要求により、フレーム90を生成して送信する
ノードの番号である。図1例では、ノードN1、N2、
N3、N4に係る4種類の番号があれば十分であるが、
このシステムでは、1バイトで00〜1Fhまでの32
個分を有する。
【0053】送信元ノード番号SNOの次に付加される
緊急度情報URGは、送信元ノードから送信先ノードに
データを緊急に(できるだけ早く)到達させたい度合い
を示すものであり、00〜0Fhまでの16ランクの緊
急度を準備している。
【0054】この実施の形態では、00hが最も緊急度
が高い。例えば、水門等の制御対象をリアルタイムに制
御する最も緊急度の高いデータを制御データに対して緊
急度00hを割り当て、次に、電話等による音声データ
に対して緊急度01hを割り当て、さらに、各ノードN
1〜N4の動作状態や通信状態等のステータス情報に対
して緊急度02hを割り当て、CCTV等により得られ
た画像データに対して最も緊急度の低い緊急度03hを
割り当てるようにしている。
【0055】緊急度情報URGの次に付加される分割情
報DIVには、そのフレーム90が分割を許可されたフ
レーム90であるかどうか、分割されたフレーム90の
最終のものであるかどうか、および、元のデータ(分割
前のデータ)の何処に位置しているかの2バイトの情報
が付けられる。フレーム90の分割は、フレーム90の
紛失が許されるデータに対してのみ行う。フレーム90
の紛失が許されるデータに関してはフレーム90の長さ
に制限を設け、制限値以上のデータを送信する場合には
フレーム90の分割を行う。なお、緊急度URGとフレ
ーム90を分割するかどうかの有無は、本プロトコルの
上位層プロトコルがデータ送信要求時などに指定する。
【0056】この実施の形態において、緊急度00hの
緊急度情報URGの高い制御データは、送信先ノードに
早急に到達させたいし、データの紛失もなくしたいので
分割しない。これに対して、緊急度01hより低い音声
データやステータスデータや画像データは、データの紛
失が許される場合が多い。従って、このような緊急度の
低い音声データや動画データは、フレーム90の分割を
行うようにしている。フレーム90を分割することで、
フレーム90間に最新に生成された制御情報等、緊急度
の高い制御データを有するフレーム90を挿入して送信
することができる。
【0057】分割情報DIVの後ろに付加される1バイ
トのデータ識別子情報(データ識別子ともいう。)DI
Dは、制御データとして00〜0Fh、画像データとし
て10h、音声データとして20h、ステータス情報と
してFFhをそれぞれ識別子として割り当てている。こ
のデータ識別子DIDは、そのフレームに格納されたデ
ータの種類を識別するために設けるものであり、上位層
プロトコルで定義される。
【0058】データ識別子DIDの後ろには、フレーム
生成元ノードで、各ノード毎に連続して、換言すればア
ップカウントで付与される4バイトのフレーム識別番号
情報(単に、フレーム識別番号ともいう。)FNOが接
続される。フレーム識別番号FNOの値は、00000
000〜FFFFFFFFhの値をとる。フレーム識別
番号FNOは、フレームの最新性を識別するための番号
であり、送信元ノードでフレーム90を生成し送信する
度に送信元ノード毎に番号を1つ加算して送信する。
【0059】フレーム識別番号情報FNOの後ろには、
フレーム90が生存しているかどうか、換言すれば、こ
のフレーム90を後方ノードに送信すべきかどうかを判
断するための1バイトのフレーム生存カウンタ情報FL
Cが付加されている。この実施の形態において、初期値
は7Fhにプリセットされている。プリセットされる所
望の計数値は、ループを構成する全ノード数を超える数
であればよく(例えば、図1例では、全ノード数4を超
える7個等とすれば、FLC=06h)、各ノードは、
フレーム90を受信したとき、該フレーム90の生存カ
ウンタ情報FLCにプリセットされている計数値を1だ
け減算し(いわゆるプリセットダウンカウントし)、あ
るノードにおいて、フレーム生存カウンタ情報FLCの
計数値がゼロ値00hとなったとき、該あるノードは、
フレーム生存カウンタ情報FLCの計数値がゼロ値とな
ったフレーム90を再送信しないで削除するようにして
いる。
【0060】このように、フレーム生存カウンタ情報F
LCは、ネットワークの障害を考慮して設けられたカウ
ンタである。例えば、通常の場合、送信元ノードでフレ
ーム90を生成して送信を行い、フレーム90がネット
ワークを一周して送信元ノードに戻るとそのフレーム9
0を削除(廃棄)する。しかしながら、現実問題とし
て、送信元ノードにフレーム90が戻る前に送信元ノー
ドに何らかの障害が発生し、フレーム90の廃棄が不可
能になる可能性がないとはいえない。このような状態に
なると、フレーム90は永遠にネツトワークを巡回する
ことになるので、伝送路16内フレームが輻輳し、結果
としてネットワークにおけるフレーム90の実質的な転
送速度が低下する。この不具合を回避するために、フレ
ーム90を生成して送信するときに、フレーム生存カウ
ンタ値としてネットワークを形成するノード個数よりも
大きな値を付加し、他ノードでフレーム90を受信した
ときに、カウンタ値を1減算し、カウンタ値がゼロにな
ったノードで、そのフレーム90を削除(廃棄)するよ
うにしている。
【0061】フレーム生存カウンタ情報FLCの後ろに
は、1バイトのデータ長情報LENが付加される。デー
タ長情報LENは、数値00〜7Fhで、0〜128バ
イトのデータ長、すなわちデータサイズを表す。
【0062】次に、この実施の形態の動作について説明
する。なお、以下の説明では、2重化を考慮した実施の
形態について説明するが、例えば、信頼度がそれほど要
求されない等、2重化ループ型ネットワーク通信システ
ムが必要でない場合には、コストの低減が可能な逆ルー
プ14のみあるいは順ループ12のみの図7に示すよう
な単ループ型ネットワーク通信システムが適用された制
御系リアルタイムシステム100を採用すればよい。
【0063】そして、実際上、2重化ループにおいて
も、いずれかのループが切断する等、フレーム90を一
方のループでしか転送できない状態が発生する場合があ
り、このような場合には、残りのいずれかのループで動
作を継続することができる。
【0064】図8は、この実施の形態における各通信ユ
ニット40a、40b、40c、40dの受信処理を示
すフローチャートである。制御主体は、各通信ユニット
40a、40b、40c、40dの通信制御部52であ
る。
【0065】ステップS1において、順ループ12の前
方ノードからフレーム90が送信されると、順ループフ
レーム送受信部54でフレーム90が受信される。ま
た、逆ループ14の前方ノードからフレーム90が送信
されると、逆ループフレーム送受信部56でフレーム9
0を受信する。順ループフレーム送受信部54および
(または)逆ループフレーム送受信部56で受信したフ
レーム90は、通信制御部52に引き渡される。
【0066】ステップS2において、通信制御部52で
は、自ノードで送信したフレーム90であるかどうかを
送信元ノード番号SNOにより判定する。もし、自ノー
ドで送信したフレーム90であるならばステップS3に
おいて廃棄(削除)する。
【0067】次に、ステップS2の判定が否定的である
場合には、通信制御部52では、ステップS4におい
て、フレーム生存カウンタ情報FLCを値1だけ減算す
る。
【0068】次いで、ステップS5において、減算した
後のフレーム生存カウンタ情報FLCのカウント値(計
数値)が値0であるならばステップS6でフレーム90
を廃棄する。
【0069】計数値が値0でなかった場合、ステップS
7において、通信制御部52では、受信したフレーム9
0を上位層プロトコルに引き渡すかどうかを、フレーム
引き渡しテーブル59、および当該フレーム90のフレ
ーム識別番号FNOを参照して判断する。
【0070】すなわち、当該フレーム90が、フレーム
引き渡しテーブル59に登録されたフレーム90であ
り、なおかつ、当該フレーム90のフレーム識別番号F
NOが、これまでに当該フレーム90の送信元ノードが
送信したフレーム90のフレーム識別番号FNOよりも
新しい値を示している場合には、ステップS8におい
て、当該フレーム90に含まれるデータDTを上位層プ
ロトコルを介してPLC部30a、30b、30cおよ
びコンピュータ装置46に引き渡す。
【0071】この場合、上位層プロトコルは、通信ユニ
ット40a、40b、40d、40cと対応するPLC
部30a、30b、30cおよびコンピュータ装置46
との間のインタフェースを制御したり、通信ユニット4
0a、40b、40c、40dで受信したフレーム90
内のデータを対応するPLC部30a、30b、30c
およびコンピュータ装置46で取り扱えるデータ形式に
変換したりする。さらに、上位層プロトコルは、音声処
理に関して、フレームの分割およびフレームの合成処理
等の通信シーケンスの制御を行う。
【0072】なお、ステップS8において、通信制御部
52は、分割情報DIVを参照して、当該フレーム90
が分割されたフレーム90であった場合には、データを
組み立て直してから引き渡す。
【0073】なお、フレーム識別番号FNOでフレーム
90の最新性を判断する場合に、通信制御部52では、
送信元ノード毎の最新のフレーム識別番号FNOを記録
しておく必要がある。ただし、順ループ12、逆ループ
14別々に送信元ノードのフレーム識別番号FNOを記
録しておくのではなく、順ループ12、逆ループ14両
方を合わせた送信元ノードのフレーム識別番号FNOを
記録しておくことにより、順ループ12、逆ループ14
中、何れか先に受信したフレーム90のみを上位層プロ
トコルに引き渡すことができる。
【0074】次に、ステップS9において、通信制御部
52では、上位層プロトコルに引き渡したかどうかにか
かわらず、順ループ12で受信したフレーム90である
ならば、順ループ送信バッファ60に当該フレーム90
を記録し、逆ループ14で受信したフレーム90である
ならば、逆ループ送信バッファ62に当該フレーム90
を記録する。
【0075】このとき、順ループ送信バッファ60、逆
ループ送信バッファ62には、緊急度URGの高い順に
フレーム90を記録する。順ループ送信バッファ60、
逆ループ送信バッファ62に一時記録されたフレーム9
0は、次に説明する送信処理で、後方ノードに送信され
る。以上がフレーム受信における処理の説明である。
【0076】次に、上位層プロトコルからデータ送信の
要求があった場合の通信制御部52の処理について図9
のフローチャートを参照して説明する。
【0077】ステップS11において、上位層プロトコ
ルからのデータ送信要求があった場合に、通信制御部5
2では、前記上位層プロトコルからデータ送信の要求を
受けると、データ識別子DIDとデータ長LENを参照
し、分割可能なデータであって、かつそのデータがフレ
ーム最大長128バイトを超えるデータである場合に
は、ステップS12において、128バイトを上限とし
てフレーム90を複数に分割する。
【0078】そしてステップ13において分割した各フ
レーム90にフレーム識別番号FNOを付加するが、そ
の番号は、各フレーム90毎に値を1つ加算する。
【0079】つまり、フレーム90を新たに生成して送
信するたびに、値を1つ加算したフレーム識別番号FN
Oを付与する。
【0080】次に、ステップS15において、通信制御
部52では、生成したフレーム90を、順ループ送信バ
ッファ60と逆ループ送信バッファ62に記録する。こ
の場合、同一のデータを有し、同一番号のフレーム識別
番号FNOを有するフレーム90が、順ループ送信バッ
ファ60と逆ループ送信バッファ62に記録される。な
お、記録する際に、順ループ送信バッファ60と逆ルー
プ送信バッファ62には、それぞれ緊急度URGの高い
順にフレームが記録される。このようにすることによ
り、仮に前方ノードから、緊急度URGの低いフレーム
90を受信したとしても、自ノードで緊急度URGの高
いデータの送信が発生したならば、緊急度URGの高い
フレーム90を優先して送信することが可能となる。以
上が上位層プロトコルからデータ送信の要求があった場
合の実施例である。
【0081】次に、各ノードの送信処理について図10
のフローチャートを参照して説明する。
【0082】ステップS16において、通信制御部52
は、順ループ送信バッファ60にフレーム90が存在す
ると判断したとき、ステップS17において、優先度U
RGの高い順にフレーム90を取り出して順ループフレ
ーム送受信部54にフレーム90を引き渡す(フレーム
90を書き込む)。
【0083】次いで、ステップS18において、順ルー
プフレーム送受信部54は、順ループバイパス切り替え
部70を介して順ループ12の後方ノードにフレーム9
0を送信する。
【0084】また、通信制御部52は、ステップS19
において、逆ループ送信バッファ62にフレーム90が
存在すると判断したとき、ステップS20において、優
先度URGの高い順にフレーム90を取り出して逆ルー
プフレーム送受信部56にフレーム90を引き渡す(フ
レーム90を書き込む)。
【0085】次いで、ステップS21において、逆ルー
プフレーム送受信部56は、逆ループバイパス切り替え
部74を介して逆ループ14の後方ノードにフレーム9
0を送信する。
【0086】次に、フレーム90の再送信処理について
図11のフローチャートを参照して説明する。ステップ
S22において、通信制御部52は、フレーム90の紛
失により、自ノードで送信したフレームが一定時間経過
しても戻らない場合(但し、順ループ12、逆ループ1
4どちらかでフレーム90が戻ればネットワークを一周
したことになる。)、そのフレーム90を、ステップS
23におけるデータ分割の許可されていないフレームで
あるかどうかを条件として、ステップ24でフレーム9
0を再送信する。
【0087】紛失していないとき、およびデータの分割
を許可するフレーム90であるとき、ステップS25で
再送信は行わないでステップS11の処理にもどる。
【0088】データ分割を許可するフレーム90の場合
にはデータを再送信しないのは、単純な再送信手順を提
供するためである。なお、通常の場合、上位層プロトコ
ルにより、現在、再送信を行おうとしているデータ識別
子DIDのデータ送信を要求された場合には、制御系リ
アルタイムシステムにおける制御データは、古いデータ
は破棄し、最新のデータの内容をリアルタイムに(即座
に)送信しなければならないという理由でこの時点で再
送信を打ち切る。
【0089】以上のように上述の実施の形態によれば、
データDTを有するフレーム90にヘッダ部HDを設
け、該ヘッダ部HDに緊急度URGやデータの種別を表
すデータ識別子DIDあるいはフレーム生存カウンタ等
を付加できるようにしている。このため、データDTの
内容に応じて緊急度や信頼度等をフレーム90の属性と
して与えることが可能となり、このフレーム90を各ノ
ードN1、N2、N3、N4で参照することにより、ル
ープ型ネットワーク通信システムにおいてフレームの輻
輳や衝突の少ない最適なデータ伝送を行うことができる
可能性が得られる。
【0090】なお、この発明は、上述の実施の形態に限
らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成
を採り得ることはもちろんである。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、送信元ノードは、該送信元ノードが作成して送信し
たフレームが戻ってきたときに、伝送路上に再送信しな
いという簡単なプロトコルを採用している。このプロト
コルの採用により、伝送路内を転送されるフレームが自
動的に整理され、該伝送路におけるフレームの輻輳や衝
突の可能性を少なくすることができるという効果が達成
される。
【0092】また、この発明によれば、マルチメディア
サービス毎に緊急性、信頼性を設定することが可能であ
り、そのシステムの運用上、送信元ノードから送信先ノ
ードに緊急に、かつ、確実に到達させたい重要なデータ
を送信する場合には、緊急度を高くしてフレームの分割
を行わないで送信するようにすることにより、緊急性と
信頼性の両方を高くすることができる。なお、データを
2重ループ化することによりより一層信頼性を向上させ
ることができる。
【0093】さらに、本プロトコルのほとんどの部分を
ソフトウェアで実現する場合においては、通信プロトコ
ルが単純化されており、ソフトウェア開発コストを低減
できるという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施の形態に係る2重化ループ型ネットワ
ーク通信システムが適用された制御系リアルタイムシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1例中、PLCに係るノードの構成例を示す
ブロック図である。
【図3】図1例中、通信ユニットの構成を示すブロック
図である。
【図4】図3例中、順ループバイパス切り替え部の構成
を示すブロック図である。
【図5】ループを転送するフレームの構造を示す説明図
である。
【図6】フレーム中、ヘッダ部分の構造を示す説明図で
ある。
【図7】2重化ループされていないループ型ネットワー
ク通信システムが適用された制御系リアルタイムシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図8】図1例のフレーム受信時における動作説明に供
されるフローチャートである。
【図9】図1例のフレーム送信時における動作説明に供
されるフローチャート(1/3)である。
【図10】図1例のフレーム送信時における動作説明に
供されるフローチャート(2/3)である。
【図11】図1例のフレーム送信時における動作説明に
供されるフローチャート(3/3)である。
【符号の説明】
10…リアルタイムシステム 12…順ループ 14…逆ループ 16…伝送路 20A〜20C…PLCユニット 22…マザーボ
ード 24…CPUユニット 26…電源ユニ
ット 28…I/Oユニット 30a〜30c
…PLC部 34、50…バス 40a〜40d
…通信ユニット 46…コンピュータ装置 52…通信制御
部 54…順ループフレーム送受信部 56…逆ループ
フレーム送受信部 58…プログラムコード部 59…フレーム
引き渡しテーブル 60…順ループ送信バッファ 62…逆ループ
送信バッファ 64…通信制御異常検出部 66…ブザー 68…ランプ 70…順ループ
バイパス切り替え部 71、72…リレースイッチ 74…逆ループ
バイパス切り替え部 90…フレーム N1、N2、N
3、N4…ノード DT…データ(データ部) F…フラグシー
ケンス部 FCS…フラグ検査シーケンス部 HD…ヘッダ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝沢 靖 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 碇 栄治 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 芝田 宏靖 長野県上田市踏入二丁目10番19号 上田日 本無線株式会社内 (72)発明者 清水 健博 長野県上田市踏入二丁目10番19号 上田日 本無線株式会社内 (72)発明者 小川 一 長野県上田市踏入二丁目10番19号 上田日 本無線株式会社内 (72)発明者 柳澤 秀昭 長野県上田市踏入二丁目10番19号 上田日 本無線株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA03 HA08 HB15 HB17 HC14 JA07 KA03 LA01 LC18 LE14 5K031 AA01 CB01 CB09 CB10 CC04 DA12 DB11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のノードが伝送路によりループ状に接
    続され、かつデータを有するフレームが一方向に転送さ
    れるループ型ネットワーク通信システムにおいて、 データを有するフレームを作成する送信元ノードと、 該送信元ノードから送信されてきたフレームを再送信す
    る各ノードとを備え、 前記送信元ノードは、該送信元ノード自身が作成したフ
    レームが、前記各ノードにおいて再送信されて、前記送
    信元ノード自身まで戻ってきたとき、該送信元ノードに
    おいて、前記フレームを再送信しないようにする機能を
    有することを特徴とするループ型ネットワーク通信シス
    テム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のループ型ネットワーク通信
    システムにおいて、 前記送信元ノードは、前記各ノードのうちの送信先ノー
    ドにデータを緊急に到達させたい度合いを示す緊急度情
    報を前記フレームのヘッダ部に付加し、 前記各ノードは、前方ノードから受信したフレームおよ
    び当該ノードで生成して送信するフレームを前記緊急度
    情報に基づき緊急度の高い順に並び替えて後方ノードに
    送信する機能を有することを特徴とするループ型ネット
    ワーク通信システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のループ型ネットワーク通信
    システムにおいて、 前記送信元ノードは、前記各ノードのうちの送信先ノー
    ドにデータを緊急に到達させたい度合いを示す緊急度情
    報とデータを複数のフレームに分割したことを示す分割
    情報とを前記フレームのヘッダ部に付加し、 前記送信元ノードは、前記緊急度の度合いの高いデータ
    を送信する場合にはデータを分割しないで送信し、前記
    緊急度の度合いの低いデータを送信する場合にはデータ
    を分割して送信する機能を有することを特徴とするルー
    プ型ネットワーク通信システム。
  4. 【請求項4】請求項3記載のループ型ネットワーク通信
    システムにおいて、 前記送信元ノードは、分割しないで送信したフレームが
    一定期間経過しても、前記送信元ノード自身に戻らない
    場合には、該送信元ノードから同一データを有するフレ
    ームを再送信する機能を有することを特徴とするループ
    型ネットワーク通信システム。
  5. 【請求項5】複数のノードが伝送路によりループ状に接
    続され、かつ前記伝送路が2重ループ化され、データを
    有するフレームを作成する送信元ノードから順方向と逆
    方向の両方向の伝送路に同一のデータを有するフレーム
    が略同時に送信されるループ型ネットワーク通信システ
    ムにおいて、 前記送信元ノードから送信されてきたフレームを再送信
    する各ノードを備え、 前記送信元ノードは、該送信元ノード自身が作成したフ
    レームが、前記各ノードにおいて再送信され、前記送信
    元ノードまで戻ってきたとき、該送信元ノードにおい
    て、前記フレームを再送信しないようにする機能を有す
    ることを特徴とするループ型ネットワーク通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項5記載のループ型ネットワーク通信
    システムにおいて、 前記送信元ノードは、前記各ノードのうち送信先ノード
    にデータを緊急に到達させたい度合いを示す緊急度情報
    をフレームのヘッダ部に付加し、 前記各ノードは、前方ノードから受信したフレームおよ
    び当該ノードで生成して送信するフレームを前記緊急度
    情報に基づき緊急度の高い順に並び替えて後方ノードに
    送信する機能を有することを特徴とするループ型ネット
    ワーク通信システム。
  7. 【請求項7】請求項5記載のループ型ネットワーク通信
    システムにおいて、 前記送信元ノードは、前記各ノードのうち送信先ノード
    にデータを緊急に到達させたい度合いを示す緊急度情報
    と、データを複数のフレームに分割したことを示す分割
    情報とをフレームヘッダに付加し、 前記送信元ノードは、前記緊急度の度合いの高いデータ
    を送信する場合にはデータを分割しないで送信し、前記
    緊急度の度合いの低いデータを送信する場合にはデータ
    を分割して送信する機能を有することを特徴とするルー
    プ型ネットワーク通信システム。
  8. 【請求項8】請求項7記載のループ型ネットワーク通信
    システムにおいて、 前記送信元ノードは、分割しないで送信したフレームが
    一定期間経過しても、前記送信元ノード自身に戻らない
    場合には、該送信元ノードから同一データを有するフレ
    ームを再送信する機能を有することを特徴とするループ
    型ネットワーク通信システム。
  9. 【請求項9】請求項5〜8のいずれか1項に記載のルー
    プ型ネットワーク通信システムにおいて、 前記送信元ノードは、新規に作成したフレームがより新
    しいフレームであることを示すフレーム生成順番号を該
    フレームのヘッダ情報に付加する機能を有し、 前記送信元ノードで新たにフレームを作成して送信する
    場合に、これまでに送信した最後のフレーム生成順番号
    を更新した最新のフレーム生成順番号を付与したフレー
    ムを前記順ループおよび前記逆ループの両方向に送信
    し、 前記送信先ノードでは、前記順ループと前記逆ループの
    両方向からフレームを受信し、受信したフレームの生成
    順番号にフレームのデータ内容を参照するとき、両方向
    から転送される同一生成順番号を有するフレームのう
    ち、先に受信したフレームのデータ内容のみを参照する
    ことを特徴とするループ型ネットワーク通信システム。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれか1項に記載のル
    ープ型ネットワーク通信システムにおいて、 前記フレームのヘッダ部には、フレームが生存している
    ことを示すフレーム生存カウンタが設けられ、 フレームの生成元である前記送信元ノードでは、前記フ
    レーム生存カウンタに、前記ループを構成する全ノード
    数を超える数の所望の計数値をプリセットし、 前記各ノードは、フレームを受信したとき、該フレーム
    のフレーム生存カウンタにプリセットされている前記計
    数値を1だけ減算し、 あるノードにおいて、フレーム生存カウンタの計数値が
    ゼロ値となったとき、該あるノードは、前記フレーム生
    存カウンタの計数値がゼロ値となったフレームを再送信
    しないようにする機能を有することを特徴とするループ
    型ネットワーク通信システム。
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