JP2000278932A - 位置決めステージ用のリニアモータ - Google Patents

位置決めステージ用のリニアモータ

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JP2000278932A
JP2000278932A JP11077662A JP7766299A JP2000278932A JP 2000278932 A JP2000278932 A JP 2000278932A JP 11077662 A JP11077662 A JP 11077662A JP 7766299 A JP7766299 A JP 7766299A JP 2000278932 A JP2000278932 A JP 2000278932A
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JP
Japan
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coil
linear motor
movable
bobbin
positioning stage
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Application number
JP11077662A
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English (en)
Inventor
Seiji Otsuka
征司 大塚
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニアモータ自体にダンピング効果を持たせ
ることにより、ノイズ等の微少な変動を除去しステージ
の運動性能向上を計ることのできる位置決めステージ用
のリニアモータを提供する。 【解決手段】 リニアモータは、一方向にスライド可能
に設けられた可動コイル部と、該可動コイル部を内包
し、前記一方向に延在する固定磁石部とから成る。可動
コイル部は、断面四角形状のコイルボビン10とこれに
巻回されたコイル11とから成る。固定磁石部を、コイ
ルにおいてテーブルを実装するための四角形状の一面を
除く残りの面のうちの少なくとも2面にギャップを介し
て対向するように固定配置した、複数の永久磁石14で
構成する。前記コイルボビンの材料を固有抵抗の小さな
材料で構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工物を搭載し
たテーブルをX軸方向、Y軸方向に移動可能にするため
の位置決めステージに関し、特にテーブルの位置決め精
度を向上させるために駆動源として用いられるリニアモ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、位置決めステージの駆動源は、従
来のボールネジ駆動機構から、より高精度、高推力が得
られるリニアモータ駆動機構へと移行する動きが目立っ
てきている。
【0003】図5を参照して、リニアモータの一例を説
明する。このリニアモータは、断面U字形状の固定ヨー
ク70が走行方向に延びるように設けられている。固定
ヨーク70の上方には被駆動体との結合部80が、走行
方向にスライド可能に設けられる。結合部80には、固
定ヨーク70内に入るようにセンターヨーク81が設け
られ、その周囲にはコイルボビンを介してコイル82が
巻回されている。コイル82の2つの主面とギャップを
介して対向するように、固定ヨーク70の内壁には永久
磁石71が走行方向に間隔をおいて固定されている。
【0004】このリニアモータは、永久磁石70からの
磁束とコイル82に流れる電流との相互作用により生じ
る電磁力により、結合部80、センターヨーク81、コ
イル82が一体的に走行する。
【0005】しかし、このような構造のリニアモータで
は、センターヨーク81、コイル82が縦長の細い形状
であるため、図5(a)中、左右に振れ易く安定性の点
で問題がある。また、コイル82の主面に垂直な方向の
曲げモーメントに対して弱いという問題点もある。
【0006】このような問題点から、上記のリニアモー
タは、結合部80の上に固定されるテーブルが重量の大
きなものである場合には適していない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、図1に示
すように、可動コイル部におけるコイルボビン10及び
これに巻回されたコイル11の断面形状を正方形に近い
形状にして、安定性及び曲げモーメントに対する機械的
強度を向上させたリニアモータが提供されている。この
リニアモータも、固定ヨーク13の2つの内壁、すなわ
ちコイルボビン10に対して対称となる二面に永久磁石
14を取り付けており、駆動原理は図5のリニアモータ
と同じである。なお、この種のリニアモータにおける可
動部分には、通常、静圧軸受け機構が組合わされる。良
く知られているように、静圧軸受け機構というのは、可
動部分から固定部分に圧縮空気を吹付けることで、可動
部分の移動がスムーズに行われるようにするためのもの
である。
【0008】しかしながら、この種の静圧軸受け機構+
リニアモータの構成による位置決めステージにおいて
は、可動部分と固定部分は完全に非接触であり、機械系
の摩擦等の影響を受けない構造となっている。しかしそ
の反面、可動部分にダンピング要素がないため、リニア
モータ自体の推力リップルや指令信号のノイズ等の影響
を受けやすいと言う問題がある。
【0009】そこで、本発明では、リニアモータ自体に
ダンピング効果を持たせることにより、ノイズ等の微少
な変動を除去しステージの運動性能向上を計ることので
きる位置決めステージ用のリニアモータを提供しようと
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による位置決めス
テージ用のリニアモータは、物品を搭載するためのテー
ブルを少なくとも一方向に走行させるために少なくとも
1つのリニアモータを備えた位置決めステージにおい
て、前記リニアモータは、前記一方向にスライド可能に
設けられた可動コイル部と、該可動コイル部を内包し、
前記一方向に延在する固定磁石部とから成り、前記可動
コイル部は、四角形以上の断面多角形状のコイルボビン
とこれに巻回されたコイルとから成り、前記固定磁石部
を、前記コイルにおける前記テーブルを実装するための
多角形状の一面を除く残りの面のうちの少なくとも2面
にギャップを介して対向するように固定配置された、複
数の永久磁石で構成し、前記コイルボビンの材料を固有
抵抗の小さな材料で構成したことを特徴とする。
【0011】なお、前記コイルボビンの材料としては、
銅を用いることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。本発明は、これまでリニアモータの動作
時、エネルギーの損失とされてきた渦電流をダンピング
効果に積極的に利用するようにした点に特徴を持つ。そ
れ故、本発明は、図1で説明したようなリニアモータに
も適用され得る。すなわち、図1におけるコイルボビン
10の材質を従来のステンレスから銅に変更し、リニア
モータ動作時に渦電流を積極的に発生させる機能を付加
している。以下に、その原理について説明する。
【0013】導体が電磁場を横切る時、導体に渦電流が
発生し、速度に比例して運動方向と逆向きのダンピング
力が作用する。磁束密度Bが一様に分布する磁場内で、
固有抵抗ρ、体積Vの導体が速度vでX軸上をX=X0
・sinωtで移動する場合、渦電流によって発生する
ジュール熱Pは P=(π/ρ)・V・ω・x0 2 ・B で表される。
【0014】一方、ダンピング係数Cを有するダンパが
X軸上をX=X0 ・sinωtで移動する場合の仕事は W=c・ω・π・x0 2 従って、P=Wの関係よりダンピング係数Cは C=V・B2 /ρ となり、リニアモータのダンピング係数Cは導体の体積
V(m3 )、固有抵抗ρ(Ω)、磁束密度B(T)で表
現することができる。
【0015】上記のダンピング係数Cを考慮してコイル
ボビンを設計することでリニアモータにダンピング要素
を付加することが可能となる。
【0016】図2に示す通り、上記のダンパの効果によ
り、ステージのステップ移動時の位置変動量を2割ほど
低減できた。図2中、縦軸はピーク ツー ピークカウ
ント値を示す。
【0017】次に、図3、図4を参照して、本発明の他
の形態について説明する。図3は、本発明が適用される
位置決めステージに使用される3面励磁型のリニアモー
タの基本構成を示している。図3において、このリニア
モータは、一方向(図面に対して垂直な方向)にスライ
ド可能に設けられた可動コイル部20と、この可動コイ
ル部20を内包し、前記一方向に延在する固定磁石部3
0とから成る。可動コイル部20は、断面正方形状の中
空の銅製のコイルボビン21の周囲にコイル22を巻回
して成る。コイル22は、4つの主面を持ち、そのうち
1つの主面、すなわち上方の主面側は、テーブルのよう
な被駆動部を実装するために使用される。また、本形態
におけるリニアモータは3相駆動型であり、この場合、
コイル22は、図4に示されるように、3相用のU相コ
イル42U 、V相コイル42V 、W相コイル42W から
成る。
【0018】固定磁石部30は、前記一方向に延在する
断面U字形状の固定ヨーク31を持つ。固定ヨーク31
の3つの内壁にはそれぞれ、コイル22の3つの主面に
ギャップを介して対向するように3組の永久磁石32が
固定配置されている。なお、各組の永久磁石32は、図
4に示されるように、固定ヨーク31の各内壁におい
て、前記一方向に間隔をおいて多数固定配置される。こ
のようなリニアモータは、静圧軸受けを含めて特願平1
0358218号に詳しく説明されているので、詳しい
説明は省略する。
【0019】なお、コイルボビンの材料や、銅に限ら
ず、他の固有抵抗の小さい材料、例えばアルミニウムで
も良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、渦電流によるダンピング作用を積極的に利用するよ
うにして、リニアモータ自体にダンピング効果を持たせ
ることにより、ノイズ等の微少な変動を除去しステージ
の運動性能向上を計ることのできる位置決めステージ用
のリニアモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される2面励磁型のリニアモータ
駆動部を示す断面図である。
【図2】本発明によるダンピング効果を確認するため
に、従来のダンピング作用を持たない場合図(a)、本
発明のダンピング作用を持つ場合図(b)の計測結果を
示した図である。
【図3】本発明の他の形態による3面励磁型のリニアモ
ータ駆動部の構成を説明するための断面図である。
【図4】図3におけるコイルと永久磁石との関係を説明
するための平面図である。
【図5】従来の2面励磁型のリニアモータ駆動部を示し
た断面図(図(a))、及び平面図(図(b))であ
る。
【符号の説明】
10、21 コイルボビン 11、22、82 コイル 13、31、70 固定ヨーク 14、32、71 永久磁石 20 可動コイル部 30 固定磁石部 80 結合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を搭載するためのテーブルを少なく
    とも一方向に走行させるために少なくとも1つのリニア
    モータを備えた位置決めステージにおいて、 前記リニアモータは、前記一方向にスライド可能に設け
    られた可動コイル部と、該可動コイル部を内包し、前記
    一方向に延在する固定磁石部とから成り、 前記可動コイル部は、四角形以上の断面多角形状のコイ
    ルボビンとこれに巻回されたコイルとから成り、 前記固定磁石部を、前記コイルにおける前記テーブルを
    実装するための多角形状の一面を除く残りの面のうちの
    少なくとも2面にギャップを介して対向するように固定
    配置された、複数の永久磁石で構成し、 前記コイルボビンの材料を固有抵抗の小さな材料で構成
    したことを特徴とする位置決めステージ用のリニアモー
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリニアモータにおいて、
    前記コイルボビンの材料として銅を用いることを特徴と
    する位置決めステージ用のリニアモータ。
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020821