JP2000278971A - 圧電アクチュエータとその製造方法 - Google Patents

圧電アクチュエータとその製造方法

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JP2000278971A
JP2000278971A JP11082112A JP8211299A JP2000278971A JP 2000278971 A JP2000278971 A JP 2000278971A JP 11082112 A JP11082112 A JP 11082112A JP 8211299 A JP8211299 A JP 8211299A JP 2000278971 A JP2000278971 A JP 2000278971A
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JP
Japan
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piezoelectric
displacement mechanism
bending displacement
rotary moving
vibrating body
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JP11082112A
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Hidetaka Maeda
英孝 前田
Kazuo Tani
和夫 谷
Yoko Suzuki
陽子 鈴木
Mizuaki Suzuki
瑞明 鈴木
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効果的な回転制御を行える圧電アクチュエー
タおよび圧電アクチュエータの製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 回転移動体1と、この回転移動体1の内
円接線方向に延出した一端固定他端自由とした複数の梁
部24と当該梁部毎に展着した複数の圧電体23とから
なる振動体2で、前記複数の振動体は圧電体の位置決め
機構26を備えた。これにより、高精度な実装が可能と
なり、複数ある振動体の共振周波数のずれは最小限とす
る事ができ、回転トルクや回転速度ムラが少ない良好な
特性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、効果的な回転制
御を行える圧電アクチュエータおよび圧電アクチュエー
タの制御方法並びに圧電アクチュエータの制御方法をコ
ンピュータに実行させるプログラムを格納した、コンピ
ュータが読取可能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在OA機器、情報処理機器の小型化が
進み、これに伴って、駆動・搬送に用いる動力源として
圧電アクチュエータが注目されている。このような圧電
アクチュエータの一例として、本願出願人らにより開発
されたマイクロ圧電モータが知られている(電気学会
第15回センサ・シンポジウム TECHNICAL DIGEST1
81頁〜184頁 1997年)。
【0003】図4に、そのマイクロ圧電モータの組立図
を示す。このマイクロ圧電モータ200は、軸突起部1
1を持つ円盤状の回転移動体1と、振動体ブロック20
2と、軸突起部1を支持する基盤シャーシ3とから構成
されている。振動体ブロック202には、伸縮運動を発
生する圧電素子4を梁部221に張着した屈曲変位機構
部222が3つ設けてある。前記屈曲変位機構部222
はL字形状をしており、このL字形状の短辺端部は振動
体ブロック202の中心部223に固定されている。こ
の屈曲変位機構部222は、回転移動体1の摺動部12
に内包される円の接線方向と一致するように配置する。
【0004】また、回転移動体1および基盤シャーシ3
には磁気吸着力の発生する磁石材料を用い、回転移動体
1と振動体ブロック202とを一定加圧下で接触させ
る。また、振動体ブロック202、特に屈曲変位機構部
222には、前記磁石材料の磁力の影響を受けないよう
に非磁性体材料を用いる。回転移動体1の軸突起部11
は、振動体ブロック202の中空軸穴225にて軸支さ
れる。回転移動体1の本体は、金属または樹脂系で形成
し、振動体ブロック202との摺動面12には酸化皮膜
処理を施す。また、回転移動体1や振動体ブロック20
2などの形成には、エッチング等のフォトファブリケー
ション技術を用いる。
【0005】図5は、このマイクロ圧電モータの動作原
理を示す説明図である。圧電素子4に特定周波数の駆動
電圧を印加することにより、当該圧電素子4が図中矢印
A方向に伸縮する。この伸縮により屈曲変位機構部22
2が図中矢印B方向に振動する。屈曲変位機構部222
が振動すると、当該屈曲変位機構部222の先端が回転
移動体1に接触する。接触方向は、回転移動体1に対し
て垂直ではなく、図中矢印Cの示す方向であるから、そ
の横方向の力の成分Chにより回転移動体1が移動する
ことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のマイクロ圧
電モータ200では、複数の圧電素子を用いており、こ
れらの圧電素子のそれぞれに駆動電圧を印加することで
回転移動体を回転させている。すなわち、各圧電素子2
3それぞれが、上記図5に示したように前記回転移動体
1に接触し、その横方向の力成分Chにより回転移動体
1を回転させている。また最大の横方向の力成分Chが
得られるように、駆動電圧は、共振周波数を使用するこ
とが望ましい、しかしながら振動体・圧電体の加工精度
や振動体・圧電体との展着位置により共振周波数が変化
してしまい振動成分Cが各々の振動体で振幅量が変わっ
てしまいトルク変動や速度変動という問題が生じてしま
うと言う問題があった。
【0007】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、効果的な回転制御を行える圧電アクチュエータ
および圧電アクチュエータの製造方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る圧電アクチュエータは回転移動体
と、この回転移動体の内円接線方向に延出した一端固定
他端自由とした複数の梁部と当該梁部毎に展着した複数
の圧電体とからなる振動体で、前記複数の振動体は圧電
体の位置決め機構を備えたものである。
【0009】振動体に圧電体を展着させるための位置決
め機構を備えたことで高精度な実装が可能となり、複数
ある振動体の共振周波数のずれは最小限とする事が出来
る。よって回転トルクや回転速度ムラが少ない良好な特
性が得られる。
【0010】また、請求項2に係る 上記請求項1記載
の圧電アクチュエータであって、振動体を薄膜プロセス
によってシリコン基板上に形成する事で高精度に振動体
を作成することができ、さらに圧電体を展着させる時の
位置決め機構を比較的安易に設けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。
【0012】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に係るマイクロ圧電モータを示す組立図であ
る。このマイクロ圧電モータ100は、軸突起部11を
持つ回転移動体1と、L字形状の屈曲変位機構部21を
持つ振動体ブロック2と、軸突起部11を支持する基盤
シャーシ3とから構成されている。また、回転移動体1
および基盤シャーシ3には磁気吸着力の発生する磁石材
料を用い、回転移動体1と振動体ブロック2とを一定加
圧下で接触させている。例えば回転移動体1にはステン
レス系、基盤シャーシにはネオジウム系の磁石材料を用
いる。この磁石材料によって基盤シャーシ3が回転移動
体側に引き寄せられるので、回転移動体1の摺動部12
と振動体ブロック2の屈曲変位機構部21との間で安定
した密着性が得られる。また、振動体ブロック2、特に
屈曲変位機構部21には、前記磁石材料の磁力の影響を
受けないように非磁性体材料を用いるのが好ましい。
【0013】回転移動体1の軸突起部11は、振動体ブ
ロック2の中空軸穴22にて軸支される。逆に、回転移
動体側に中空軸穴を設け、振動体ブロック側に軸突起部
を設けるようにしてもよい。回転移動体1の摺動部12
には、屈曲変位機構部22との摩擦が生じる部分である
から、摩擦係数が大きいこと、耐磨耗性に優れること、
安定した摩擦係数を維持できることなどの要求を満たす
材料を用いるのが好ましい。例えば回転移動体1の本体
を金属または樹脂系で形成しておき、摺動部12に酸化
皮膜処理を施すようにする。また、前記摺動部12を、
セルロース系繊維、カーボン系繊維、ウィスカとフェノ
ール樹脂との複合材料、ポリイミド樹脂とポリアミド樹
脂との複合材料を用いて形成するようにしてもよい。
【0014】図2<a>に、前記振動体ブロック2の詳
細構造を示す。屈曲変位機構部21は、3つ均等配置さ
れ、それぞれが伸縮運動を発生する圧電素子23を梁部
24に張着した構造である。屈曲変位機構部21はL字
形状をしており、このL字形状の短辺端部は振動体ブロ
ック2の中心部25に固定されている。この屈曲変位機
構部21は、前記摺動部12に内包される円の接線方向
と一致するように配置する。この屈曲変位機構部21の
自由端が描く楕円運動の方向によって、回転移動体1の
回転方向が決まる。ここでは、回転移動体1を軸支した
構成であるから、屈曲変位機構部21の運動軌跡を回転
移動体1の運動軌跡に一致させれば、屈曲変位機構部2
1から回転移動体1への運動転換が効率的なものとな
る。
【0015】図2<b>は、前記振動体ブロック2の圧
電素子の展着構造の詳細を示す。薄膜プロセスで制作さ
れた振動体2は、圧電素子23を展着させる時に高精度
で展着させるための圧電素子位置決め機構26を有して
いる、この圧電素子位置決め機構26により電着位置精
度が保たれている。
【0016】図中では屈曲変位機構部21が時計回りに
突設してるが、この突設方向を反対にすると、回転移動
体1が反対向きに回転することになる。また、屈曲変位
機構部21の回転中心からの距離と振動体ブロック2に
設ける屈曲変位機構部21の形状および数により、マイ
クロ圧電モータ100の回転トルクおよび回転速度が決
まる。屈曲変位機構部21の位置、すなわち回転移動体
1の回転中心から屈曲変位機構部21までの距離や、屈
曲変位機構部21の形状および数は、要求されるマイク
ロ圧電モータ100の仕様に基づき設定する。
【0017】前記圧電素子23とは、歪発生機能、共振
機能および電圧発生機能を兼ね備えた材料をいう。すな
わち、印加された電圧に応じて応力ないし変位を生じ、
印加電圧の周波数により共振現象を生じさせ、加えられ
た圧力に応じて電圧が発生する特性を示す材料である。
圧電素子23の代表例である圧電セラミックとしては、
チタン酸バリウム、ニオブ酸リチウムやジルコンチタン
酸鉛などが挙げられる。また、圧電セラミックスの代わ
りに、傾斜機能材料やリチウムナイオベートを用いるこ
ともできる。振動体ブロックには、シリコン基板を用い
る。
【0018】回転移動体1の形成には、エッチング等の
フォトファブリケーション技術を用いるのが好ましい。
非機械加工プロセスを用いることで、加工形成時に発生
する変形、応力および機械的ストレスを排除できる。ま
た、部品の高精度化より、各要素部品の組立調整工程を
最小限に抑えることができると共に、機能および再現性
が安定する。
【0019】図3は、このマイクロ圧電モータ100の
振動体ブロック2の製造方法を詳細に示した図である。
振動体ブロック2の形成には、まず図3<a>のような
シリコン基板31に対し、図3<b>のように熱酸化に
よって0.3μmの酸化膜32を形成する。これに対し
て両面にレジストを塗付、パターニング後にレジストを
マスクとして図3<c>のようにバッファフッ酸により
ウエットエッチングを行い、酸化膜32の一部を除去す
る。次に図3<d>のようにレジストを全面的に剥離し
た後に、残された熱酸化膜32をマスクとして図3<f
>のようにKOH或いは、TMAHによってシリコン基
板31のウエットエッチングを行い、その後図3<g>
のように酸化膜32をバッファフッ酸によって全面剥離
する。このエッチングされた面にAl或いはAu等をス
パッタを用い両全面に成膜し電極処理を行う。
【0020】また、接着によって前記梁部24と電歪素
子23とを一体化する。係る接着に要求される条件は、
非常に薄い接着層であること、接着層が非常に硬く且つ
強靱であること、圧電素子23と梁部24との接着後は
共振周波数付近の抵抗値が小さいことである。例えば前
記接着には、ホットメルトおよびエポキシ樹脂に代表さ
れる高分子接着材を用いる。なお、接着剤を用いないで
圧電素子23を直接接合してもよい。また、薄膜形成、
圧膜形成のプロセス手段により圧電素子23を設けるよ
うにしてもよい。また、屈曲変位機構部21としては、
1枚の圧電素子23で構成されるユニモルフ型、2枚の
圧電素子で構成されるバイモルフ型、または、4枚以上
の圧電素子で構成されるマルチモルフ型があり、いずれ
を用いるようにしても良い。圧電素子23や梁部24の
材料およびこれらの接着方法は、マイクロ圧電モータ1
00に要求される屈曲変位機構部21の変位量、力、応
答性および構造的制約条件により設定される。
【0021】具体的には、図2に示した振動体ブロック
2では、3つの圧電素子23を用いて屈曲変位機構部2
1を構成し、この屈曲変位機構部21を振動体ブロック
2の外周に沿って均等配置する。径は数ミリ程度であ
る。屈曲変位機構部21の梁部24は、百ミクロン程度
のシリコン基板をエッチングすることにより形成する。
また、圧電素子23には、圧電定数の高い薄膜ジルコン
チタン酸鉛を用いてある。梁部24と圧電素子23との
間には、直接接合または接着剤による接合であっても接
合界面が存在する。この接合界面は、梁部24と圧電素
子23との間の伝搬特性を決める重要な因子となる。こ
のため、接着剤の特性およびその膜厚管理が重要とな
る。本例では、エポキシ系の接着剤を用いて最適膜厚に
なるようにした。
【0022】つぎに、屈曲変位機構部21の形状は、そ
の有効長、特に固定端から自由端までの長さが縦運動と
楕円運動の変位量と相関関係があることを考慮して設定
する。また、各屈曲変位機構部21の固有振動数は形状
に依存するので、シミュレーションモデルの結果と実験
データとから、仕様に合うよう決定する。本例の振動体
ブロック2の形状は、所望するマイクロ圧電モータ10
0の径寸法と、回転移動体1の負荷条件とを基に定め
た。
【0023】また、この屈曲変位機構部21は、ユニモ
ルフ型構成を採用した。変位電圧特性上でヒステリシス
を持ちにくい特性を持つためである。また、バイモルフ
型と比較して変位量は小さいが発生力が大きいこと、回
転移動体1の負荷荷重および加圧力が適当であるためで
ある。なお、回転型アクチュエータ100の仕様によ
り、マルチモルフ型を採用し、厚みを一定に維持した上
で層数を増やすことで変位と力とを増加させることもで
きる。また、屈曲変位機構部21の固定端から自由端に
かけてテーパーを設け、応答性を向上させることもでき
る。係る構成による振動体ブロック2によれば、屈曲変
位機構部21の屈曲変位を極めて安定に励起することが
できる。なお、振動体ブロック2の屈曲変位機構部21
の配置、形状、数量および構成は、図2に示した例に限
定されない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の圧電ア
クチュエータ(請求項1)では、回転移動体と、この回
転移動体の内円接線方向に延出した一端固定他端自由と
した複数の梁部と当該梁部毎に展着した複数の圧電体と
からなり、圧電体の展着位置決め機構を有す振動体であ
る。このため、回転移動体を安定的に回転させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る回転型アクチュ
エータを示す組立図である。
【図2】図1に示した振動体ブロックの詳細構造を示す
説明図である。
【図3】圧電モータの振動体ブロックの製造工程を示す
説明図である。
【図4】従来のマイクロ圧電モータの一例を示す組立図
である。
【図5】図4に示したマイクロ圧電モータの動作原理を
示す説明図である。
【符号の説明】
100 回転型アクチュエータ 1 回転移動体 11 軸突起部 12 摺動部 2 振動体ブロック 21 屈曲変位機構部 23 圧電素子 24 梁部 26 圧電素子位置決め機構 3 基盤シャーシ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 陽子 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 鈴木 瑞明 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 5H680 AA10 AA12 BB02 DD02 DD15 DD23 DD24 DD35 DD39 DD40 DD45 DD46 DD76 DD85 FF08 FF16 GG01 GG02 GG15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転移動体と、 この回転移動体の内円接線方向に延出した一端固定他端
    自由とした複数の梁部と当該梁部毎に展着した複数の圧
    電体とからなる振動体と、 前記複数の振動体は圧電体の位置決め機構を有している
    ことを特徴とする圧電アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧電アクチュエータの製
    造方法。
JP11082112A 1999-03-25 1999-03-25 圧電アクチュエータとその製造方法 Pending JP2000278971A (ja)

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