JP2000279093A - 茶葉乾燥火入れ装置およびその方法 - Google Patents

茶葉乾燥火入れ装置およびその方法

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JP2000279093A
JP2000279093A JP11090565A JP9056599A JP2000279093A JP 2000279093 A JP2000279093 A JP 2000279093A JP 11090565 A JP11090565 A JP 11090565A JP 9056599 A JP9056599 A JP 9056599A JP 2000279093 A JP2000279093 A JP 2000279093A
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tea leaves
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Koheita Takehara
小平太 竹原
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TAKEHARAEN SEICHAJO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】万遍なく熱気が行き渡った希望する乾燥を確実
に行うことができ、仕上がった茶葉は色沢や香気,滋味
とも良好な高品質なものを得ることができる茶葉乾燥火
入れ装置およびその方法を提供する。 【解決手段】框体3内に炭火による熱源5を設けた燃焼
体1上に、複数個のトレイ部材15を載置した複数段の
引き出し部材14をその棚受部材17へ引き出し自在に
設けた茶葉収容体2を取り付けて、各段の棚受部材に係
止されたトレイ部材は、熱源からの熱気が該トレイ部材
の底面にあたって側方へ迂回するものと、略中央部を流
通するものとの茶葉収容体の全般を上昇するように、各
段または複数段ごと配置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一定の製茶工程を終え
た茶葉に対して、その含水量調整と香味付けを行う茶葉
乾燥火入れ装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、煎茶等の製造にあっては、精揉工
程を終えた茶葉は、乾燥機に入れられて含水率4〜5%
程度に水分調整される。この乾燥機は、棚式や送帯式,
胴回転式等が知られているもので、このうち、棚式乾燥
機は、乾燥室内へ茶葉を収容した棚を多数段載置して、
下方からバーナー等による熱風発生機により強制送風
し、上部から排風機により強制排気することで、乾燥時
間の短縮を図り大量生産することができる。
【0003】しかしながら、この乾燥機は、最下段の棚
の茶葉は、まだ、高含水量のまま高温にさらされるた
め、茶葉に芯水が抜けないまま表面が加熱され、以後の
芯水の乾燥が円滑に進まず、乾燥不良となったり、外観
が変色して仕上がりを低下させる。また、熱風の強制送
気および強制排気のため、茶葉が多くの空気に触れ、過
酸素状態となってその品質を劣化させると共に、熱気の
流路が最も流通抵抗の少ない乾燥室の壁部に逃げて通過
することが多く、全ての棚におけるその全面の茶葉に対
して均一に熱風が透気されにくく、乾燥むらを生じやす
い。また、仕上がりの色沢を重視する加工のため香りを
十分に出せなかった。
【0004】前記した送帯式乾燥機は、乾燥室内に無端
状に調節された金網ベルトや無限軌道コンベア上に茶葉
を乗せて、その移動する間にの強制的に送気される熱風
と上部からの強制排気により乾燥するものであるが、乾
燥室内にコンベアを配設するため大きなスペースが必要
となり、そのため、熱風の透気空間が大きくなって、大
量の熱風を要し、前記した棚式と同様に、茶葉品質の劣
化と、乾燥むらを生ずる。
【0005】更に、胴回転式乾燥機は、茶葉を入れた回
転横型円筒を加熱する、あるいは、円筒内へ熱風を供給
して乾燥するもので、円筒内の茶葉は、含水率が高いう
ちに円筒胴に接触するため赤茶けたり、その芽先や芽元
を傷めたり、更には、白摺れし粉になってその品質を低
下させる。等にそれぞれは様々な問題点を有するもの
で、当業界にあっては、高い品質の乾燥および良好な香
気を有する茶葉の仕上げを行うことができる装置の出現
を強く要望されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した要
望にかんがみなされたもので、框体内に炭火による熱源
を設けた燃焼体上に、複数個のトレイ部材を載置した複
数段の引き出し部材をその棚受部材へ引き出し自在に設
けた茶葉収容体を取り付けて、各段の棚受部材に係止さ
れたトレイ部材は、熱源からの熱気が該トレイ部材の底
面にあたって側方へ迂回するものと、中央部を流通する
ものとの茶葉収容体の全般を上昇するように、各段また
は複数段ごと配置させることにより、万遍なく熱気が行
き渡った希望する乾燥を確実に行うことができ、茶葉収
容体の上層部においては略無酸素状態での香り付けが可
能となって、現代にない高い香りの茶を再現して、仕上
がった茶葉は色沢や香気,滋味とも良好な高品質なもの
を得ることができる茶葉乾燥火入れ装置およびその方法
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、燃焼体と、該燃焼体の上部に設
けた茶葉収容体とからなり、前記燃焼体は、側方四面を
壁部材により囲繞させて上部を開口させた框体と、この
框体の壁部材に設けた外気取り入れ口と、前記框体内に
設けて炭と該炭を収容する受体とからなる熱源とを備
え、前記茶葉収容体は、前記燃焼体における壁部材に立
設させた外框と、この外框内へ複数段に設けた棚受部材
へ該外框内と外框外とに対して引き出し自在に係止させ
た多数の引き出し部材と、これら引き出し部材へ載置し
て茶葉を収納する複数個のトレイ部材と、前記外框の上
部に設けた排気調整部材を有する排気手段とを備え、前
記各段の棚受部材に係止された前記トレイ部材は、前記
熱源からの熱気が該トレイ部材の底面にあたって該トレ
イ部材の側方へ迂回しつつ上昇するように、各段ごとま
たは複数段ごとこれら熱気の流通路を変化させて配置さ
せた茶葉乾燥火入れ装置の構成にある。
【0008】茶葉収容体における引き出し部材とトレイ
部材は、互いに長方形状となる相似形に形成して、該複
数のトレイ部材は、それぞれの引き出し部材の奥行に対
して、縦向きと横向きとの配列を高さ方向において各段
または複数段ごと引き出し部材へ交互に変換して配置
し、かつ、それぞれのトレイ部材を、各段の引き出し部
材にあって、前記熱源からの熱気の流通路が形成される
ように載置する。
【0009】トレイ部材は、底部に通気孔を多数散在さ
せた透気状に形成したものと、前記通気孔を有しない非
透気状に形成したものとを有していて、全段が前記透気
状に形成したものと、少なくとも、下段部における最下
段または最下段より複数段の引き出し部材に載置したト
レイ部材は、前記通気孔を有しない非透気状に形成し
て、前記透気状のトレイ部材と非透気状のトレイ部材と
を選択的に用いる。
【0010】そして、耐火部材による燃焼体と、この燃
焼体の上部に取り付けて、多数段の引き出し部材へそれ
ぞれ複数のトレイ部材を載置した茶葉収容体とを備えさ
せ、前記燃焼体における炭火による直火によって茶葉の
乾燥および火入れを行う茶葉乾燥火入れ方法にある。
【0011】耐火部材による燃焼体と、この燃焼体の上
部に設けた茶葉収容体とからなり、この茶葉収容体内に
該茶葉収容体の上部から供給された茶葉を流動手段によ
って順次上方から下方へ移動させて、前記燃焼体におけ
る炭火による直火によって茶葉の乾燥および火入れを行
う茶葉乾燥火入れ方法にある。
【0012】側方四面を囲繞した框体内に炭火による熱
源を設けた燃焼体上に、複数個のトレイ部材を載置した
複数段の引き出し部材をその棚受部材へ引き出し自在に
設けた茶葉収容体を取り付けて、前記複数のトレイ部材
を、それぞれの引き出し部材へその高さ方向において各
段または複数段ごと載置位置を変換して配置し、前記熱
源から上昇した熱気は、前記各段のトレイ部材の底面に
当たって側方へ迂回する流通路と、前記茶葉収容体の中
央部において隣り合うトレイ部材との間を通過する流通
路とを各段または複数段ごと入れ替わるように流通さ
せ、茶葉を層状に収納した複数のトレイ部材を引き出し
部材へ並べ設けて、茶葉収容体における最上段の棚受部
材へ係止させ、前記熱源によって発生する熱気により加
熱し、所定時間の経過後、この引き出し部材を茶葉収容
体における一つ下段へ移し替えると共に、最上段の棚受
部材へ次の茶葉を層状に収納した複数のトレイ部材を並
べ設けた引き出し部材を係止し、順次、これら工程を繰
り返しつつ、上段の棚受部材から下段の棚受部材へと、
トレイ部材を載置した引き出し部材を移動させて、茶葉
の乾燥と火入れを行う茶葉乾燥火入れ方法にある。
【0013】
【実施例】次に、本発明に関する茶葉乾燥火入れ装置お
よびその方法の実施の一例を図面に基づいて説明する。
図1〜図3においてAは茶葉乾燥火入れ装置で、燃焼体
1と、該燃焼体1の上部に設けた茶葉収容体2とにより
基本的に構成される。
【0014】そして、前記した燃焼体1は、框体3と、
外気取り入れ口4と、熱源5と、開閉扉6とからなるも
ので、このうち、框体3は、側方四面を耐火煉瓦や金属
板等による耐火性を有する壁部材3aにより囲繞させて
上部に開口7を設けてあり、奥行が深い縦長の立方体状
に形成してある。
【0015】前記した外気取り入れ口4は、框体3の壁
部材3aにおける下側部へ一箇所または複数箇所に設け
てあって、後記する熱源5の燃焼用空気を框体3内へ取
り入れるもので、熱源5の設置された高さ位置より低所
に設けることで、新鮮空気がむらなく熱源5に接触して
燃焼空気とさせる。
【0016】前記した熱源5は、框体3内に設けて、着
火した炭8と該炭8を収容する受体9とからなるもの
で、この受体9は、縦長の框体3と平行で略全長に、か
つ所定間隔をもって二組を設けてある。そして、炭8の
入る部分は、断面Vの字状に形成した樋状に形成してあ
り、Vの字状の側板部には、燃焼空気を取り込む通孔1
0を万遍なく多数散在させてあって、受体9に収容され
た上部および下部の炭8の全てに対して効率の良い燃焼
空気を供給することができ、また、前記Vの字状の両側
板部における上縁周部には、所定高さに囲い部材11を
立設してあるもので、框体3内に設けた支持部材12へ
引き出し自在に載置してある。
【0017】前記した開閉扉6は、框体3の壁部材3a
における側方の少なくとも一面、すなわち、正面部に設
けてあって、観音開き状に取り付けて、熱源5における
受体9を框体3外へ引き出して、炭8の供給や取り出し
あるいは清掃等を行うものであり、外気取り入れ口4を
付設することもある。
【0018】また、前記した茶葉収容体2は、外框13
と、引き出し部材14と、トレイ部材15と、排気手段
16とからなるもので、このうち、外框13は、燃焼体
1と略同形の箱形状に形成してあって、燃焼体1におけ
る壁部材3aに立設させてある。
【0019】前記した引き出し部材14は、外框13内
へ複数段に設けた棚受部材17へ、該外框13内と外框
13外とに対して引き出し自在に係止させてあって、複
数段の棚受部材17に対応させて多数を、例えば、高さ
方向に対して十段程度設けてある。この引き出し部材1
4は、熱源5から熱風が透気しやすいように、図4に示
すように、トレイ部材15を支承し得る範囲の粗い網目
状(格子状)に形成してある。
【0020】前記したトレイ部材15は、複数段の引き
出し部材14へ載置して茶葉bを収納するもので、一つ
の引き出し部材14に対して複数個が設けられる。
【0021】なお、引き出し部材14とトレイ部材15
は、図4に示すように、互いに長方形状となる相似形に
形成して、該複数のトレイ部材15は、それぞれの引き
出し部材14の奥行に対して、図4(a)に示すよう
に、縦向きと、図4(b)に示すように、横向きとの配
列を、図1に示すように、高さ方向において各段ごと、
あるいは複数段ごと引き出し部材14へ交互に変換して
配置してある。なお、このトレイ部材15は、長方形以
外にも正方形などの多角形に形成してもよく、しかも各
トレイ部材15の大きさを変えてもよい。これにより、
それぞれのトレイ部材15,15…によって、各段、あ
るいは複数段の引き出し部材14,14…にあって、図
1および図4に示すように、各段ごと、あるいは複数段
ごとトレイ15の底部に当たった熱源5からの熱気が側
方へ迂回しつつ上昇する流通路sと、外框13の縦およ
び横方向における略中央部において隣り合うトレイ部材
との間を通過する流通路sとが形成される。したがっ
て、この迂回する熱風が全ての位置のトレイ部材15に
対して、均等でかつ万遍なく干渉,接触し、該トレイ部
材15内の茶葉bに対して良好な乾燥および香味付けを
行うことができる。
【0022】なお、トレイ部材15は、外框13内にお
いて、全段あるいは下段部における最下段または最下段
より複数段の引き出し部材14に対して、図5(b)に
示すように、その底部(側部も設けることがある。)に
通気孔18を多数散在させた透気状に形成した透気トレ
イ15aを用いるものであって、細かいメッシュの網材
により形成するとよい。また、外框13内において、下
段部における最下段または最下段より複数段の引き出し
部材14に載置したトレイ部材15は、図5(a)に示
すように、通気孔18を有しない非透気状に形成した非
透気トレイ15bを用いることもあるもので、上段部の
透気トレイ15aにおける通気孔18から落下する茶葉
bの粉分をこの非透気トレイ15bによって受けて、熱
源5への落下を防ぐことで、この粉分の茶葉bの焼け焦
げにより起因する焦げ臭さが製品茶葉bへ付着するのを
防止する。該非透気トレイ15bは、耐熱加工等された
和紙や金属板等の耐火性素材により成形される。なお、
全段の引き出し部材14に対して、透気トレイ15aに
よるトレイ部材15を設けることもあるもので、この設
定に対しては、加工する茶葉等によって選択的に行うこ
とができる。
【0023】前記した排気手段16は、外框13の上部
に設けて、該外框13内に充満する熱気を適宜排出する
もので、この熱気の排出にあっては、排気調整部材19
により行われるものである。この、排気調整部材19
は、図1および図2に示すように、外框13の天部に多
数の排気口20を穿設して、この排気口20を摺動自在
の操作部材21により閉塞または開放されるもので、操
作部材21によって該排気口20の開口度を調整するこ
とで、茶葉収容体2内や燃焼室1内の温度や流気量が希
望設定に得られる。
【0024】なお、図1〜図3において22は、茶葉収
容体2における外框13に設けた炭8の供給口で、開閉
蓋23により常時閉塞させてあるもので、受体9内の炭
8の状態等の点検や不足する炭8の補給を行うもので、
茶葉収容体2内へ外気の入りにくい箇所に設けること
で、該茶葉収容体2内の温度を低下させず、また、過剰
酸素の供給を防止させる。
【0025】また、図1〜図3において24a,24b
は、茶葉収容体2内の温度を検知する温度計で、このう
ち、温度計24aは、茶葉収容体2における外框13の
低所に設けて、熱源5付近の温度を検出し、温度計24
bは、茶葉収容体2における外框13の中間部に設け
て、茶葉収容体2内の全体温度を検出する。
【0026】なお、前記した燃焼体1の熱源5と、茶葉
収容体2の最下段の引き出し部材14のトレイ部材15
との間は、所定に開いた空間部25を形成することで、
該熱源5の強い直火を受けることがないもので、この空
間部25において所定の雰囲気温度を造り出して、でき
るだけ均一な温度むらの少ない熱気を自然上昇させるこ
とができるものであって、該空間部25の適所に、平板
状や山形状等所定外形状に形成した規制部材26を配設
することで、熱源5からの熱気を整流したり、回流させ
たり、蓄熱したりすることができて、一層の均一温度を
得たり、あらゆる方向性を持った熱風の上昇を行うこと
ができる。
【0027】したがって、前記のように構成される本発
明実施例の茶葉乾燥火入れ装置Aおよびその方法は、以
下に説明する作用を奏する。茶葉収容体2の外框13に
は、例えば、高さ方向に対して、十段の引き出し部材1
4が棚受部材17に取り付けられていて、当初には、そ
れぞれの引き出し部材14には空のトレイ部材15が複
数個、例えば、図4に示すように、4枚のトレイ部材1
5を、それぞれの引き出し部材の奥行に対して、最上段
においては、図4(b)に示すように、横向き配列に、
また、その下段においては、図4(a)に示すように、
縦向き配列に、更に、またその下段においては、図4
(b)に示すように、横向き配列となるように、棚受部
材17の各段ごと交互に変換して配置する。このトレイ
部材15は、最下段から3段までのものは、図5(a)
に示すような、非透気トレイ15bを用い、その上の7
段のものは、図5(b)に示すように、通気孔18を有
する透気トレイ15aを用いる。
【0028】また、熱源5における受体9には、着火し
た炭8を万遍なく入れて、燃焼体1における框体3内に
収容し、燃焼室1および茶葉収容室2を適温に、例え
ば、50℃〜90℃に加熱しておく。
【0029】まず、乾燥および火入れの開始にあって
は、最上段の棚受部材17へ、図4(b)に示すよう
に、横向き配列とした4枚の各トレイ部材15へ茶葉b
を層状に収納する。
【0030】この状態で、熱源5の炭8によって発生し
た熱気は自然上昇して、最下段の引き出し部材14のト
レイ部材15における非透気トレイ15bの底面に当た
って側方へ迂回し、外框13の縦横方向の略中央部にお
いて、該トレイ部材15の周部に形成された流通路sか
ら更に上方へ熱気が自然上昇する。
【0031】この流通路sから上昇した熱気は、すぐ上
の段のトレイ部材15における非透気トレイ15bが直
線状(抵抗ない状態)の上昇を遮っているため、再び、
該非透気トレイ15bの底面に当たり、側方へ迂回しつ
つ、該トレイ部材15の周部に形成された流通路sから
更に上方へ熱気が自然上昇する動作を各段ごと繰り返す
ことで、熱気は外框13内の中央部や側部の隅々まで蛇
行して流動し、各トレイ部材15へ万遍なく行き渡るも
のであり、こうして、最上段に設けた茶葉b入りのトレ
イ部材15を加熱し、かつ、この透気トレイ15aの通
気孔18を通過した熱気と、茶葉層の外周部の熱気およ
び炭8より発散される遠赤外線とにより所定の乾燥工程
が行われる。
【0032】そして、所定の加熱時間、例えば、2分〜
10分が経過すれば、この最上段の引き出し部材14を
引き抜いて、この段の一つ下段へ移し替えるもので、図
4(a)に示すような縦向き配列に載置したトレイ部材
15に加工前の茶葉bを収容して、引き抜いた後の最上
段の棚受部材17に取り付ける。なお、この引き出し部
材14の移し替えは、引き出し部材14を引き抜いたそ
のままの状態で下段へ移動させたり、引き出し部材14
の前後位置を差し替えて行ってもよいもので、茶葉bに
対して、より均一な乾燥と火入れを施すことができる。
【0033】また、茶葉収容体2内の温度が、所定温度
と異なるときは、すなわち、高温となれば、該茶葉収容
体2の上部に設けた排気手段16の排気調整部材19を
操作して、外框13の天部に設けた排気口20から熱気
を排出することで温度が下がる。更に、茶葉収容体2内
が低温となれば、外框13に設けた供給口22から炭8
を受体9へ補給することで、該茶葉収容体2内の温度が
上昇する。
【0034】このようにして、一つの段において、一定
の加熱時間が経過すれば、順次、次々と下段の棚受部材
17へ、茶葉bのトレイ部材15を載置した引き出し部
材14をそれぞれ順ぐりに下方移動させ、また、最上段
の棚受部材17へ、加工前の新たな茶葉bが入ったトレ
イ部材15を載置した引き出し部材14を取り付けるも
ので、これら茶葉bは、熱源5から最も遠い位置での、
略無酸素状態での加熱が行われるから、多含水状態にお
いてその表面が焼かれることなく、この茶葉bの持つ緑
色を保持しつつ、投入当初に10〜15%の含水率を有
する状態から、徐々にその中心から水分が取り除かれ、
乾燥が良好に進行する。
【0035】こうして、最初に投入した茶葉bの引き出
し部材14が、茶葉収容体2における下から3段目の棚
受部材17に達すれば、そのトレイ部材15を、図5
(a)に示すような、非透気トレイ15bに交換して加
工途中の茶葉bを入れ、この下から3段目の棚受部材1
7へ取り付けて、更に、加熱を行う。
【0036】この加熱部位においては、燃焼体1におけ
る熱源5による火力が次第に高くなるので、茶葉bに
は、火入れ加工が行われて香り付けがなされるもので、
この工程は、所定の加熱時間を経て最下段までの3工程
を行う。
【0037】最下段の棚受部材17に茶葉bの引き出し
部材14が達して一定加工が終了すれば、茶葉収容体2
より取り外して他の蓄溜体(図示せず)にこの茶葉bを
移して加工工程が終わるもので、その含水率は4〜5%
程度に水分調整される。
【0038】このとき、最下段部(下から3段分も含
む)に非透気トレイ15bを対応させることで、上部の
透気トレイ15aにおける通気孔18から落下する茶葉
bの粉分は、該非透気トレイ15bによって受けて熱源
5へは落下させないので、この粉分の茶葉bの焼け焦げ
により起因する焦げ臭さは、製品あるいは加工中の茶葉
bへ付着させない。
【0039】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、最上
段に設けた引き出し部材の茶葉から、徐々に下方へ移動
する工程において乾燥が進行するので、高含水量の時に
は高温にさらされることがなく、外観の変色が押えら
れ、かつ、良好な茶葉の芯水の取り除きが行われて、芯
水の乾燥が円滑に進み、良好な乾燥状態が得られて高品
質な製品茶葉が加工される。また、熱気は自然送気およ
び自然排気のため、茶葉に対しても過剰の空気の干渉が
なく、更に、茶葉収容体の上部においては、略無酸素状
態に近い状態が成形されるので、過酸素状態となる品質
劣化が抑えられると共に、熱気の流通路は、各段ごとの
トレイ部材の縦横の交互配列によって、効率の良い熱気
の流動経路が得られ、全ての棚受部材の引き出し部材に
対して、そのトレイ部材の全面の茶葉に対して均一に熱
気が付与され、乾燥むらを生じない。加工茶葉は、トレ
イ部材内において移動しない静置した状態で加工が進行
するので、加工途中に移動に起因する粉状態の発生がな
い。等の格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する茶葉乾燥火入れ方法を採用した
茶葉乾燥火入れ装置の一実施例を示す概略的な縦断正面
図である。
【図2】図1における装置の斜視図である。
【図3】図1における装置の茶葉収容体部で横断した平
面図である。
【図4】図1における装置に用いるトレイ部材の各載置
例を示す引き出し部材の斜視図である。
【図5】図1における装置のトレイ部材の各例を示す断
面図である。
【符号の説明】
A 茶葉乾燥火入れ装置 b 茶葉 s 流通路 1 燃焼体 2 茶葉収容体 3 框体 3a 壁部材 4 外気取り入れ口 5 熱源 6 開閉扉 8 炭 9 受体 13 外框 14 引き出し部材 15 トレイ部材 16 排気手段 17 棚受部材 18 通気孔 19 排気調整部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼体と、該燃焼体の上部に設けた茶葉
    収容体とからなり、前記燃焼体は、側方四面を壁部材に
    より囲繞させて上部を開口させた框体と、この框体の壁
    部材に設けた外気取り入れ口と、前記框体内に設けて炭
    と該炭を収容する受体とからなる熱源とを備え、 前記茶葉収容体は、前記燃焼体における壁部材に立設さ
    せた外框と、この外框内へ複数段に設けた棚受部材へ該
    外框内と外框外とに対して引き出し自在に係止させた多
    数の引き出し部材と、これら引き出し部材へ載置して茶
    葉を収納する複数個のトレイ部材と、前記外框の上部に
    設けた排気調整部材を有する排気手段とを備え、 前記各段の棚受部材に係止された前記トレイ部材は、前
    記熱源からの熱気が該トレイ部材の底面にあたって該ト
    レイ部材の側方へ迂回し、かつ、前記茶葉収容体の略中
    央部において隣り合うトレイ部材との間を通過しつつ上
    昇するように、各段ごとまたは複数段ごとこれら熱気の
    流通路を変化させて配置させたことを特徴とする茶葉乾
    燥火入れ装置。
  2. 【請求項2】 茶葉収容体における引き出し部材とトレ
    イ部材は、互いに長方形状となる相似形に形成して、該
    複数のトレイ部材は、それぞれの引き出し部材の奥行に
    対して、縦向きと横向きとの配列を高さ方向において各
    段または複数段ごと引き出し部材へ交互に変換して配置
    し、かつ、それぞれのトレイ部材を、各段の引き出し部
    材にあって、前記熱源からの熱気の流通路が形成される
    ように載置したことを特徴とする請求項1記載の茶葉乾
    燥火入れ装置。
  3. 【請求項3】 トレイ部材は、底部に通気孔を多数散在
    させた透気状に形成したものと、前記通気孔を有しない
    非透気状に形成したものとを有していて、全段が前記透
    気状に形成したものと、少なくとも、下段部における最
    下段または最下段より複数段の引き出し部材に載置した
    トレイ部材は、前記通気孔を有しない非透気状に形成し
    て、前記透気状のトレイ部材と非透気状のトレイ部材と
    を選択的に用いることを特徴とする請求項1または2記
    載の茶葉乾燥火入れ装置。
  4. 【請求項4】 耐火部材による燃焼体と、この燃焼体の
    上部に取り付けて、多数段の引き出し部材へそれぞれ複
    数のトレイ部材を載置した茶葉収容体とを備えさせ、前
    記燃焼体における炭火による直火によって茶葉の乾燥お
    よび火入れを行うことを特徴とする茶葉乾燥火入れ方
    法。
  5. 【請求項5】 側方四面を囲繞した框体内に炭火による
    熱源を設けた燃焼体上に、複数個のトレイ部材を載置し
    た複数段の引き出し部材をその棚受部材へ引き出し自在
    に設けた茶葉収容体を取り付けて、 前記複数のトレイ部材を、それぞれの引き出し部材へそ
    の高さ方向において各段または複数段ごと載置位置を変
    換して配置し、前記熱源から上昇した熱気は、前記各段
    のトレイ部材の底面に当たって側方へ迂回する流通路
    と、前記茶葉収容体の略中央部において隣り合うトレイ
    部材との間を通過する流通路とを各段または複数段ごと
    入れ替わるように流通させ、 茶葉を層状に収納した複数のトレイ部材を引き出し部材
    へ並べ設けて、茶葉収容体における最上段の棚受部材へ
    係止させ、前記熱源によって発生する熱気により加熱
    し、所定時間の経過後、この引き出し部材を茶葉収容体
    における一つ下段へ移し替えると共に、最上段の棚受部
    材へ次の茶葉を層状に収納した複数のトレイ部材を並べ
    設けた引き出し部材を係止し、 順次、これら工程を繰り返しつつ、上段の棚受部材から
    下段の棚受部材へと、トレイ部材を載置した引き出し部
    材を移動させて、茶葉の乾燥と火入れを行うことを特徴
    とする茶葉乾燥火入れ方法。
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