JP2000279295A - ゲル層を持つソフトなマネキン - Google Patents
ゲル層を持つソフトなマネキンInfo
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Abstract
着などを装着したときのボディー形状の変化やフィット
性の良否を知ることができる、ソフトなマネキンを提供
する。 【解決手段】 人体の外形を模倣した形状に成形された
軟質の外皮用フィルム1と、硬質のコアー材2との間
に、ゲル層3,4を設けた構成のマネキンとする。外皮
用フィルム1とコアー材2との間に設けられる第一のゲ
ル層3は筋肉に良く似た弾力性を有するゲルを使用し、
乳房などの人体の柔軟な部位に相当する箇所において外
皮用フィルム1と第一のゲル層3との間に設けられる第
二のゲル層4は、人体の脂肪質の組織に良く似た柔軟性
と弾力性を有するゲルを使用する。このマネキンに下着
を装着すると、ゲル層3,4があたかも人体と同様に変
形するので、下着のフィット性の良否やボディー形状の
変化を知ることができる。
Description
状と弾力性を有する、ゲル層を持つソフトなマネキンに
関する。
樹脂あるいは紙などの成形材料を人体の形状に成形した
ものであり、その形状は人体に酷似させているが、柔軟
性に全く欠けたハードなマネキンに相当するものであっ
た。
キンは、例えば人間の外形に酷似するように三次元的に
コンピューターシミュレーションして造られたブラジャ
ーなどの下着を装着したとき、乳房、臀部、腹部などの
特に軟らかい人体部分の形状が下着にフィット(形状適
合)しないため、その下着の装着によって購入者のボデ
ィー形状にどのように変化して形状が変化するのか、或
は、その下着が如何にボディーにフィットするものであ
るのか、といった装着時の真の良否を判断することがで
きないという問題が残されていた。
らは、実際の購入者の軟組織の形状適合性が正確に判断
できず、いちいち試着してボディー形状の変化やフィッ
ト性の良否を調べる必要があった。けれども、上記のよ
うな試着は煩雑であり、試着した下着は汚れるので、商
品価値を失うという事情から、人体に酷似した形状と柔
軟性、特に乳房、腹部、臀部が人体のような柔軟性を持
ったソフトなマネキンの開発が、近年待望されていた。
対処すべくなされたもので、人体とほぼ同様の柔軟性と
弾力性を有し、下着などを装着したときのボディー形状
の変化やフィット性の良否を知ることができる、新規
な、ゲル層を持つソフトなマネキンの提供を解決課題と
するものである。
め、本発明の請求項1に係るソフトなマネキンは、人体
の外形を模倣した形状に成形された軟質の外皮用フィル
ムと硬質のコアー材との間にゲル層があることを特徴と
するものである。
で、該フィルムとコアー材との間にゲル層があるため、
下着を装着すると、外皮用フィルムとゲル層が人体とほ
ぼ同じように変形し、この変形の状態から下着のフィッ
ト性の良否やボディー形状の変化を推測することができ
る。
は、人体の外形を模倣した形状に成形された軟質の外皮
用フィルムと硬質のコアー材との間に、弾力性を有する
第一のゲル層があり、乳房、臀部および腹部などの人体
のより柔軟な部位に相当する箇所には、外皮用フィルム
と第一のゲル層との間に、第一のゲル層よりもより柔軟
な弾力性を有する第二のゲル層がある、人体に酷似した
形状と軟組織の柔軟性をもつことを特徴とするものであ
る。
ってマネキン全体が適度に人体の軟組織に酷似した弾力
性と柔軟性を備えており、しかも、下着を装着する乳
房、臀部、腹部などの極めて柔軟な部位に相当する箇所
は、第二のゲル層によってあたかもプリン(custa
rd pudding)のように柔軟性と弾力性が更に
高められているため、この箇所に下着を装着すると、こ
れらゲル層があたかも人体のそれらの部分とほぼ同じよ
うに挙動する。従って、この変形の状態から、人体に下
着を装着したときのボディー形状の変化やフィット性の
良否を容易に推測することができる。
は、上記請求項2のマネキンに於て、第一のゲル層の2
0%モジュラスの値が第二のゲル層の20%モジュラス
の値よりも高く、250〜750g/cm2 の範囲にあ
ることを特徴とするものであり、また、請求項4に係る
ソフトなマネキンは、上記請求項2のマネキンに於て、
第二のゲル層の20%モジュラスの値が第一のゲル層の
20%モジュラスの値よりも低く、50〜350g/c
m2 の範囲にあることを特徴とするものである。
ジュラスの値が250〜750g/cm2 の範囲にある
第一のゲル層が人体の筋肉に良く似た柔軟性、弾力性を
備えており、請求項4のソフトなマネキンは、20%モ
ジュラスの値が50〜350g/cm2 の範囲にある第
二のゲル層が人体の乳房などの脂肪質の部位に良く似た
柔軟性と弾力性を備えている。従って、これらのマネキ
ンは、下着を装着したときのゲル層の形状変化が人体の
ボディー形状の変化に極めて似ているため、ボディー形
状の変化やフィット性の良否を一層正確に見極めること
ができるものである。
に記載された有機分散媒を含むポリウレタンゲル、即
ち、常温で液状のアルキレンオキサイド鎖を有するポリ
オール又は/及び常温で液状のアルキレンオキサイド鎖
を有するポリウレタンポリオールプレポリマーと、常温
で液状のアルキレンオキサイド鎖を有するポリウレタン
ポリイソシアネートプレポリマーとを反応させて得られ
るポリウレタンゲルであって、有機分散媒を含有させた
ものが好適に使用される。
ゲルは、ポリオール成分とポリイソシアネート成分の反
応比を末端の官能基の比率、すなわちOH/NCOの価
で規制したり、アルキレンオキサイド鎖のセグメント長
を調整したり、三次元ネットワークの網目鎖濃度を調節
したり、有機分散媒の含有量を調節することによって、
容易に変形モジュラスの値がコントロールされる。これ
らは有機分散媒を含んであたかもプリン様の今にも流れ
出しそうな柔軟なポリウレタンゲルであるにもかかわら
ず、外力を加えてこれを除去すると、変形していたポリ
ウレタンゲルが瞬時のうちに元の形状に復元できる反撥
力を有し、人体の筋肉や脂肪質の乳房などの部位と極め
て良く似た変形と復元挙動を示す。
は、乳房、腹部、臀部などの人体の最も柔軟な部位に相
当する箇所においてコアー材が部分的に切断(切り目を
入れること)あるいは切除され、この切断あるいは切除
部分にフィルムまたは布が貼着されていることもまた特
徴とするものである。
する箇所においてコアー材が部分的に切断あるいは切除
されていると、該箇所のゲル層が押されたときに、コア
ー材との粘着による変形に対する抑止力が生じないた
め、より一層柔軟性が向上し、しかも、切除または切断
部分にはフィルム又は布が貼着されているので、ゲル層
が切断または切除部分から硬質のコアー材内部にしみ出
すこともない。
体的な実施形態を詳述する。
マネキンを上半身像と下半身像とに分離して示す正面
図、図2は同実施形態のソフトなマネキンを上半身像と
下半身像とに分離して示す背面図、図3は図1のA−B
−C−D−E−F線に沿った断面図、図4は図1のG−
H線に沿った端部拡大断面図、図5は図2のI−J−K
−L線に沿った断面図、図6はソフトなマネキンの製造
方法の説明図である。
及び図2に示すように上半身像M1と下半身像M2 とか
ら成るもので、上半身像M1 と下半身像M2 を上下に結
合して使用する場合もあれば、上半身像M1 と下半身像
M2 を分離して個別に使用する場合もある。また、ブラ
ジャー装着用として上半身像前部M11(図3参照)の
み、または、パンティー装着用として下半身像背部M22
(図5参照)のみを分離して、個別に使用する場合もあ
る。
身像M1 は、図3及び図4に示すように、上半身像前部
M11と上半身像背部M12を接合一体化したもので、これ
らはいずれも、人体の上半身前部又は上半身背部を模倣
した形状に成形された軟質の外皮用フィルム1と、硬質
のコアー材2との間に、弾力性を有する第一のゲル層3
を設けたものである。そして、上半身像前部M11の柔軟
な人体の乳房に相当する箇所は、外皮用フィルム1と第
一のゲル層3との間に、第一のゲル層3よりも柔軟な弾
力性を有する第二のゲル層4を更に設けている。
が好ましくは100〜1100kgf/cm2 (JIS
K−6730)である、低密度または中密度ポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル、ポリウレタン、シリコー
ンなどの厚さ50〜500μm程度の軟質合成樹脂フィ
ルムを、真空成形や圧空成形などの手段によって、人体
の上半身前部又は上半身背部の外形を精巧に模倣した形
状に成形したものである。これらの軟質合成樹脂フィル
ムに対して、成形後にウレタン塗料を塗布して表面に5
〜30μm程度のウレタン塗膜を形成することにより、
人体の皮膚に良く似た手触りの外皮用フィルム1に仕上
げることもできる。
硬質成形体から成るもので、マネキンの形状を保つため
の実用的な強度を付与するために、厚さが1〜3mm程
度であるポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリメチルメ
タクリレート、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエチレンテレフタレート(結晶性、非晶性を問わな
い)などの硬質プラスチックの成形体の中から分散剤に
耐性をもつものを選ぶのがよい。そして、図1に示すよ
うに上半身像前部M11のコアー材2の胸骨部分に凸リブ
2aを形成したり、図2に示すように上半身像背部M12
のコアー材2の肩甲骨と背骨の部分に凸リブ2bと凹リ
ブ2cをそれぞれ形成することによって、強度を高める
ことも一方法として望ましい。
との間に設けられる第一のゲル層3は、その圧縮変形時
の20%モジュラスの値が第二のゲル層4の20%モジ
ュラスの値より高く、250〜750g/cm2 の範囲
にあることが好ましい。これに対し、乳房などの柔軟な
部位に相当する箇所の外皮用フィルム1と第一のゲル層
3との間に設けられる第二のゲル層3は、その圧縮変形
時の20%モジュラスの値が第一のゲル層4の20%モ
ジュラスの値より低く、50〜350g/cm 2 の範囲
にあることが、人間科学的な肉体の特性のシミュレーシ
ョンの見地から好ましい。
0〜750g/cm2 の範囲にある第一のゲル層3は、
人体の筋肉に良く似た弾力性を備えており、また、20
%モジュラスの値が50〜350g/cm2 の範囲にあ
る第二のゲル層4は、人体の乳房などの脂肪質の部位に
良く似た柔軟な弾力性を備えているので、例えばこのマ
ネキンの上半身像M1 のバストの周囲にブラジャーを装
着すると、乳房に相当する箇所やその周辺箇所の形状変
化が、ブラジャーを装着したときの人体の乳房やその周
辺部分の変化に酷似するようになる。従って、このマネ
キンの形状変化を見れば、人体にブラジャーを装着した
ときのボディー形状の変化や、ブラジャーのフィット性
の良否などを、かなり正確に予測することができ、従来
のハードなマネキンに装着したときには到底得ることが
出来なかったリアルな肉質感が得られ、下着のサイズ、
形状などの適切性が現実のものとして把握できる。
るゲルとしては、アクリル系やその他のヒドロゲル、シ
リコーン系ゲル、ポリウレタンゲルなど、各種のゲルが
使用可能であるが、その中でもポリウレタンゲルが好適
に使用される。特に、常温で液状のアルキレンオキサイ
ド鎖を有するポリオール又は/及び常温で液状のアルキ
レンオキサイド鎖を有するポリウレタンポリオールプレ
ポリマーと、常温で液状のアルキレンオキサイド鎖を有
するポリウレタンポリイソシアネートプレポリマーとを
反応させて得られるポリウレタンゲルであって、ゲルの
柔軟性を高める有機分散媒を含有させたものは、既述し
たように、ポリオール成分とポリイソシアネート成分の
反応比を末端の官能基の比率、すなわちOH/NCOの
価で規制したり、アルキレンオキサイド鎖のセグメント
長を調節したり、三次元ネットワークの網目鎖濃度を調
節したり、有機分散媒の含有量を調節することによっ
て、容易に変形モジュラスの値をコントロールできる利
点があり、しかも、有機分散媒を含んで今にも流動しそ
うな極めて柔軟なポリウレタンゲルであるにもかかわら
ず、三次元ネットワークの網目鎖構造をもつために、外
力を加えてこれを除去すると、変形していたポリウレタ
ンゲルが瞬時のうち(0.5秒以内)に元の形状に復元
できる低モジュラスの反撥力を有し、人体の筋肉や脂肪
質の部位と極めて良く似た復元挙動を示す利点があるこ
と、および、ヒドロゲルのように風乾によりゲルから分
散媒である水が飛散して硬いキセロゲルを形成するよう
な経時変化がないので、最適である。
ドの末端をメトキシやエトキシで封鎖したポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコールあるいは両者の
共重合体(ブロックでもランダムでもよい)のオリゴマ
ー、プロピレンカーボネートなどの環状ポリカーボネー
ト、高級アルコールのエステル化物など、ポリウレタン
の構成成分と反応しない高沸点の溶媒が使用できる。
重量%の範囲内とする必要があり、30重量%未満では
ポリウレタンゲルの柔軟性が不足するようになる。一
方、90重量%を越えるとゲル化が困難になり、保形性
を有するポリウレタンゲルが形成されなくなる。有機分
散媒の望ましい含有割合は、分散媒の種類によっても異
なるが、40〜70重量%である。
成する具体的なゲルとしては、ポリオール成分としての
ポリプロピレングリコール(Mw:1500)に対し、
ポリイソシアネート成分として、トリメチロールプロパ
ンにポリプロピレングリコールを付加してこれにヘキサ
メチレンジイソシアネートを反応させて得られた三官能
のトリイソシアネートを、OH/NCOの価が1.5と
なるように反応させたポリウレタンゲルであって、反応
時に、有機分散媒としてテトラエチレンオキシドの両末
端をメトキシ基で封鎖したテトラグライムを60重量%
含有させたものが用いられる。また、第二のゲル層4を
構成するゲルとしては、上記のポリオール成分とポリイ
ソシアネート成分をOH/NCOが2.0となるように
反応させ、反応時に上記と同じ有機分散媒としてのテト
ラグライムを65重量%含有させて得たポリウレタンゲ
ルを使用した。
ライム含有ポリウレタンゲルは、その圧縮変形時の20
%モジュラスが約550g/cm2 で人体の筋肉に極め
て良く似た柔軟性と弾力性を有し、瞬時(0.5秒以
内)に復元できる反撥力を有していた。また、第二のゲ
ル層4を構成する上記のテトラグライム含有ポリウレタ
ンゲルは、その圧縮変形時の20%モジュラスが約12
5g/cm2 で人体の脂肪質の部位に極めて良く似た柔
軟性と弾力性を有し、柔軟性に富んでいるにも拘らず瞬
時に復元できる低モジュラスの反撥力を有していた。
るゲルとして、有機分散媒を含有させないで、上記のポ
リオール成分とポリイソシアネート成分のOH/NCO
の価、および、アルキレンオキサイド鎖のセグメント長
の調整、あるいは網目鎖濃度の調整により、圧縮変形時
の20%モジュラスの値をそれぞれ上記とほぼ同様の値
に調整したセグメント化ポリウレタンゲルを用いてもよ
いことは言うまでもない。
M1 は、例えば次の方法によって製造される。
を造る。すなわち、図6(a)に示すように、上半身前
部の鋳型5に、予め人体の上半身前部の外形を模倣した
形状に成形された軟質の外皮用フィルム1をセットする
と共に、予め成形されたプラスチック製の硬質のコアー
材2を、ゲル層の厚み分をひかえて外皮用フィルム1の
内側にセットする。そして、図6(b)に示すように、
柔軟な乳房に相当する箇所に第二のゲル層4を形成する
ための例えば有機分散媒含有ポリウレタンゲルの材料
(未反応のポリオール成分とポリイソシアネート成分と
有機分散媒との混合物)を注入して加熱硬化させること
により第二のゲル層4を形成し、更に、図6(c)に示
すように、第一のゲル層3を形成するための例えば有機
分散媒含有ポリウレタンゲルの材料(未反応のポリオー
ル成分とポリイソシアネート成分と有機分散媒との混合
物)を、コアー材2と外皮用フィルム1及び第二のゲル
層4との間に注入して加熱硬化させることにより第一の
ゲル層3を形成する。このように有機分散媒を含んだポ
リウレタンゲルで第一及び第二のゲル層3,4を形成す
ると、該ゲルの粘着力によって外皮用フィルム1やコア
ー材2が粘着一体化される。そして、図6(d)に示す
ように脱型するとマネキンの上半身像前部M11が得られ
る。尚、外皮用のフィルム1にウレタン塗料を塗布して
表面にウレタン塗膜を形成して仕上げることもできる。
身背部の鋳型を用いて、上記と同様に、予め上半身背部
の外形を模倣した形状に成形された軟質の外皮用フィル
ムとプラスチック製の硬質のコアー材をセットすると共
に、これらの間に第一のゲル層を形成するための例えば
有機分散媒含有ポリウレタンゲルの材料を注入して加熱
硬化させることにより第一のゲル層を形成し、脱型して
マネキンの上半身像背部M12を作製する。このとき、上
記配合条件を変えて第一のゲル層の硬さを前記上半身像
前部M11の第一のゲル層と硬さと異なるようにしてもよ
い。
半身像前部M11を図3,図4に示すように接合して合体
させると、マネキンの上半身像M1 が得られる。その場
合、図4に示すように、上半身像前部M11又は上半身像
背部M12のいずれか一方の外皮用フィルム1(図4では
上半身像背部M12の外皮用フィルム1)の端縁を重ね代
1aとして延設しておき、この重ね代1aを他方の外皮
フィルム1の端部に重ねて接着するか、或は、上半身像
前部と上半身像背部の接合箇所に布や粘着テープ(不図
示)を貼ることによって、上半身像前部M11と上半身像
背部M12を分離しないようにすることができる。
5に示すように下半身像前部M21と下半身像背部M22を
接合一体化したものであって、これらはいずれも、人体
の下半身前部又は下半身背部の外形を模倣した形状に成
形された軟質の外皮用フィルム1と、硬質のプラスチッ
ク製のコアー材2との間に、弾力性を有する第一のゲル
層3を設けたものである。そして、下半身像背部M22の
柔軟な人体の臀部に相当する箇所は、外皮用フィルム1
と第一のゲル層3との間に、第一のゲル層3よりも柔軟
な弾力性を有する第二のゲル層4を更に設けている。
1、コアー材2、第一のゲル層3、第二のゲル層4は、
既述した上半身像M1 に用いたものと同じであり、ま
た、製造方法も同様であるので、説明を省略する。
すると、臀部に相当する箇所やその周辺箇所の形状変化
が、パンティーを装着したときの人体の臀部やその周辺
部分の変化に酷似するので、このマネキンの形状変化を
見れば、人体にパンティーを装着したときのボディー形
状の変化や、パンティーのフィット性の良否などをかな
り正確に予測することができる。
部、臀部などの人体の柔軟な部位に相当する箇所におい
てコアー材2が部分的に切断または切除されていない
が、柔軟な部位に相当する箇所でコアー材2を部分的に
切断または切除し、このコアー材の切断または切除部分
にフィルム又は布を貼着するように構成してもよい。
尚、切断とは切り目を入れること、切除とは切り取るこ
とを意味する。
当する箇所の第一及び第二のゲル層3,4が押圧されて
変形するときに、コアー材との粘着による変形に対する
抑止力が生じないため、より一層柔軟性が向上して人体
の脂肪質の部位の感触に近づくという利点があり、しか
も、切断または切除部分にはフィルムまたは布が貼着さ
れているので、ゲル層3,4が切除部分からコアー材2
内部に漏れ出す心配もない。
っては、伸縮性を有する薄い布(例えばボディースーツ
やボディーストッキング等)を上半身像M1 や下半身像
M2に被せて使用することもできる。
のゲル層を持つソフトなマネキンは、人体の軟組織に似
た柔軟性と弾力性を有するものであり、特に、第一のゲ
ル層と第二のゲル層を持つマネキンは、第一のゲル層に
よってマネキン全体が筋肉に似た弾力性と柔軟性を備え
ており、しかも、下着を装着する乳房、腹部、臀部など
の極めて柔軟な部位に相当する箇所は、第二のゲル層に
より更に柔軟性が高められて、ヒドロゲルの一種である
人体の脂肪質の部位に似た柔軟性や弾力性を備えている
ため、その箇所に下着を装着すると、これらのゲル層が
人体とほぼ同じような変形挙動を示し、あたかも生体の
如き肉質感を示すので、その状態から、人体に下着を装
着したときのボディー形状の変化や下着のフィット性の
良否を容易に推測することができる。従って、従来のよ
うに下着を試着してその適合性を確認する必要がなくな
る。また、これらのゲル層を持つソフトなマネキンは、
人間工学により精巧にシュミレートされた人体や各部位
の模型をも提供できる。
上半身像と下半身像とに分離して示す正面図である。
半身像とに分離して示す背面図である。
図である。
る。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】人体の外形を模倣した形状に成形された軟
質の外皮用フィルムと硬質のコアー材との間にゲル層が
あることを特徴とするソフトなマネキン。 - 【請求項2】人体の外形を模倣した形状に成形された軟
質の外皮用フィルムと硬質のコアー材との間に、弾力性
を有する第一のゲル層があり、乳房、臀部および腹部な
どの人体のより柔軟な部位に相当する箇所には、外皮用
フィルムと第一のゲル層との間に、第一のゲル層よりも
より柔軟な弾力性を有する第二のゲル層がある、人体に
酷似した形状と軟組織の柔軟性をもつことを特徴とする
ソフトなマネキン。 - 【請求項3】第一のゲル層の20%モジュラスの値が第
二のゲル層の20%モジュラスの値よりも高く、250
〜750g/cm2 の範囲にあることを特徴とする請求
項2に記載のソフトなマネキン。、 - 【請求項4】第二のゲル層の20%モジュラスの値が第
一のゲル層の20%モジュラスの値よりも低く、50〜
350g/cm2 の範囲にあることを特徴とする請求項
2に記載のソフトなマネキン。 - 【請求項5】ゲル層を構成するゲルが、常温で液状のア
ルキレンオキサイド鎖を有するポリオール又は/及び常
温で液状のアルキレンオキサイド鎖を有するポリウレタ
ンポリオールプレポリマーと、常温で液状のアルキレン
オキサイド鎖を有するポリウレタンポリイソシアネート
プレポリマーとを反応させて得られるポリウレタンゲル
であって、ゲルの柔軟性を高める有機分散媒が含まれた
ものであることを特徴とする請求項1又ないし請求項4
のいずれかに記載のソフトなマネキン。 - 【請求項6】乳房、臀部および腹部などの人体の柔軟な
部位に相当する箇所においてコアー材が部分的に切断あ
るいは切除され、この切断あるいは切除部分にフィルム
または布が貼着されていることを特徴とする請求項1な
いし請求項5のいずれかに記載のソフトなマネキン。
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1999
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