JP2000279427A - 歯科用補綴物素材 - Google Patents
歯科用補綴物素材Info
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Landscapes
- Dental Prosthetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単かつ安価にベニヤ・クラウン等の補綴物
を製造できる歯科用補綴物素材を提供する。 【解決手段】 ベニヤ・クラウンの原型となる補綴物素
材3の表側には、ベニヤ・クラウンの表面(前歯の前面
側)に対応する疑似表面32が形成されている。この疑
似表面32は、予め、人間の歯牙独特の表面状態と近似
した形態、透明感及び艶のある白色の状態に形成されて
いる。そして、この疑似表面32の一部または全部を残
して、他の部分を切削または研削加工することにより、
希望の形状のベニヤ・クラウンを完成させる。なお、補
綴物素材3の裏側には、半球状の指標部33、33が設
けられており、これら指標部33、33により、上記切
削または研削加工する際の位置決めが成される。
を製造できる歯科用補綴物素材を提供する。 【解決手段】 ベニヤ・クラウンの原型となる補綴物素
材3の表側には、ベニヤ・クラウンの表面(前歯の前面
側)に対応する疑似表面32が形成されている。この疑
似表面32は、予め、人間の歯牙独特の表面状態と近似
した形態、透明感及び艶のある白色の状態に形成されて
いる。そして、この疑似表面32の一部または全部を残
して、他の部分を切削または研削加工することにより、
希望の形状のベニヤ・クラウンを完成させる。なお、補
綴物素材3の裏側には、半球状の指標部33、33が設
けられており、これら指標部33、33により、上記切
削または研削加工する際の位置決めが成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間の歯牙の欠損
部分を補綴する歯科用補綴物(以下、単に、補綴物と言
う。)の原型となる歯科用補綴物素材(以下、単に、補
綴物素材と言う。)に関し、特に、前歯や犬歯等の表面
(前面または頬側面)部分を補綴するのに適した補綴物
素材に関する。
部分を補綴する歯科用補綴物(以下、単に、補綴物と言
う。)の原型となる歯科用補綴物素材(以下、単に、補
綴物素材と言う。)に関し、特に、前歯や犬歯等の表面
(前面または頬側面)部分を補綴するのに適した補綴物
素材に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように歯牙の表面部分を補綴する
歯科治療技術として、従来、一般にポーセレン・ラミネ
ート・ベニヤ(Porcelain Laminate Veneer )法と呼ば
れている技術が知られている。その手順は、次の通りで
ある。
歯科治療技術として、従来、一般にポーセレン・ラミネ
ート・ベニヤ(Porcelain Laminate Veneer )法と呼ば
れている技術が知られている。その手順は、次の通りで
ある。
【0003】まず、歯科医院において、患歯の表面部分
を薄く、例えば厚さ0.5mm程度切削除去して、その
印象を取る。次に、この印象を基に、上記患歯の石膏模
型を作成する。そして、歯科医院若しくは歯科技工所に
おいて、この石膏模型より複製した耐火模型の上記切削
除去した部分(厳密には切削除去した後の残存部)に対
応する部分の表面にペースト状の陶材(Porcelain )を
塗布して焼成し、この陶材の塗布及び焼成作業を繰り返
すことにより、上記患歯の切削除去した部分に代わるべ
く厚さの薄い補綴物、所謂ベニヤ・クラウン(Veneer C
rown)を形成する。そして、このベニヤ・クラウンを、
歯科医院において、上記患歯の切削除去した部分に接着
して、一連の補綴作業を完了する。
を薄く、例えば厚さ0.5mm程度切削除去して、その
印象を取る。次に、この印象を基に、上記患歯の石膏模
型を作成する。そして、歯科医院若しくは歯科技工所に
おいて、この石膏模型より複製した耐火模型の上記切削
除去した部分(厳密には切削除去した後の残存部)に対
応する部分の表面にペースト状の陶材(Porcelain )を
塗布して焼成し、この陶材の塗布及び焼成作業を繰り返
すことにより、上記患歯の切削除去した部分に代わるべ
く厚さの薄い補綴物、所謂ベニヤ・クラウン(Veneer C
rown)を形成する。そして、このベニヤ・クラウンを、
歯科医院において、上記患歯の切削除去した部分に接着
して、一連の補綴作業を完了する。
【0004】なお、上記のように陶材の塗布及び焼成作
業を繰り返すのは、ベニヤ・クラウンの表面状態を、人
間の歯牙独特の形態、透明感及び艶のある白色の状態に
近づけるためである。即ち、それぞれ種類の異なる複数
の陶材を順次塗布及び焼成することにより、それぞれ形
態、透明度及び色艶の異なる複数のポーセレン層を積層
する。このようにすれば、人間の歯牙独特の表面状態に
近似した形態、透明感及び艶のある白色の状態を醸し出
すことができる。このことは、歯牙の審美性を整えるこ
とを主な目的とする本ポーセレン・ラミネート・ベニヤ
法において、非常に重要なことである。
業を繰り返すのは、ベニヤ・クラウンの表面状態を、人
間の歯牙独特の形態、透明感及び艶のある白色の状態に
近づけるためである。即ち、それぞれ種類の異なる複数
の陶材を順次塗布及び焼成することにより、それぞれ形
態、透明度及び色艶の異なる複数のポーセレン層を積層
する。このようにすれば、人間の歯牙独特の表面状態に
近似した形態、透明感及び艶のある白色の状態を醸し出
すことができる。このことは、歯牙の審美性を整えるこ
とを主な目的とする本ポーセレン・ラミネート・ベニヤ
法において、非常に重要なことである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、従来のポーセレン・ラミネート・ベニヤ法によれ
ば、陶材の塗布及び焼成作業を何度も繰り返す必要があ
るので、1枚のベニヤ・クラウンを製造するのに非常に
手間が掛かり、コスト的にも高価であるという問題があ
る。また、製品の品質及び生産性は、その作業を行う歯
科医師または歯科技工師の技量に依るところが大きいの
で、一定の品質のものを効率良く生産できないという問
題もある。
に、従来のポーセレン・ラミネート・ベニヤ法によれ
ば、陶材の塗布及び焼成作業を何度も繰り返す必要があ
るので、1枚のベニヤ・クラウンを製造するのに非常に
手間が掛かり、コスト的にも高価であるという問題があ
る。また、製品の品質及び生産性は、その作業を行う歯
科医師または歯科技工師の技量に依るところが大きいの
で、一定の品質のものを効率良く生産できないという問
題もある。
【0006】なお、上記ポーセレン・ラミネート・ベニ
ヤ法以外に、例えば、所定の大きさの固体素材から、こ
れを切削することにより、ベニヤ・クラウンを形成する
という技工法もある。しかし、この技工法によれば、歯
牙の表面部分に対応すべき部分をも切削または研削加工
により形成することになるので、人間の歯牙独特の形
態、透明感及び色艶を醸し出すことは到底できない。
ヤ法以外に、例えば、所定の大きさの固体素材から、こ
れを切削することにより、ベニヤ・クラウンを形成する
という技工法もある。しかし、この技工法によれば、歯
牙の表面部分に対応すべき部分をも切削または研削加工
により形成することになるので、人間の歯牙独特の形
態、透明感及び色艶を醸し出すことは到底できない。
【0007】そこで、本発明は、人間の歯牙の表面状態
に近似した形態、透明感及び色艶を有するベニヤ・クラ
ウン等の補綴物を、従来よりも容易かつ安価に製造でき
る補綴物素材を提供することを目的とする。
に近似した形態、透明感及び色艶を有するベニヤ・クラ
ウン等の補綴物を、従来よりも容易かつ安価に製造でき
る補綴物素材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、歯牙の欠損
部分を補綴するための補綴物の素材であって、所定の表
面部分が予め所定の状態、例えば人間の歯牙の表面状態
に近似した形態、透明感及び色艶を有する状態に形成さ
れており、該所定の表面部分の一部または全部が非加工
とされ、この非加工部分により上記歯牙の非欠損時の表
面に対応する面を形成すると共に、他の部分が上記歯牙
の欠損部分の表面形状に適合する状態にまで加工される
ものである。
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、歯牙の欠損
部分を補綴するための補綴物の素材であって、所定の表
面部分が予め所定の状態、例えば人間の歯牙の表面状態
に近似した形態、透明感及び色艶を有する状態に形成さ
れており、該所定の表面部分の一部または全部が非加工
とされ、この非加工部分により上記歯牙の非欠損時の表
面に対応する面を形成すると共に、他の部分が上記歯牙
の欠損部分の表面形状に適合する状態にまで加工される
ものである。
【0009】即ち、本請求項1に記載の発明における補
綴物素材の所定の表面部分は、予め、人間の歯牙の表面
状態に近似した形態、透明感及び色艶を有する状態に形
成されている。この補綴物素材を加工して補綴物を形成
する際、上記所定の表面部分は、加工されずに残され、
補綴対象となる歯牙の非欠損時(換言すれば欠損する
前)の表面に代わる面となる。一方、上記所定の表面部
分以外の他の部分は、上記歯牙の欠損部分の表面形状に
適合する状態にまで、例えば切削または研削加工され
る。この加工により形成される面が、上記歯牙の欠損部
分表面との接着または接続面となる。
綴物素材の所定の表面部分は、予め、人間の歯牙の表面
状態に近似した形態、透明感及び色艶を有する状態に形
成されている。この補綴物素材を加工して補綴物を形成
する際、上記所定の表面部分は、加工されずに残され、
補綴対象となる歯牙の非欠損時(換言すれば欠損する
前)の表面に代わる面となる。一方、上記所定の表面部
分以外の他の部分は、上記歯牙の欠損部分の表面形状に
適合する状態にまで、例えば切削または研削加工され
る。この加工により形成される面が、上記歯牙の欠損部
分表面との接着または接続面となる。
【0010】なお、上記所定の表面部分の外形寸法が、
補綴対象となる歯牙の非欠損時の表面の外形寸法と略同
等であるときは、この所定の部分の全部を非加工として
残す。一方、補綴物素材の上記所定の部分の外形寸法
が、補綴対象となる歯牙の非欠損時の表面の外形寸法と
同等でない場合には、これら両者が略同等となる程度に
まで、上記補綴物素材の所定の部分の一部を切削または
研削加工する。
補綴対象となる歯牙の非欠損時の表面の外形寸法と略同
等であるときは、この所定の部分の全部を非加工として
残す。一方、補綴物素材の上記所定の部分の外形寸法
が、補綴対象となる歯牙の非欠損時の表面の外形寸法と
同等でない場合には、これら両者が略同等となる程度に
まで、上記補綴物素材の所定の部分の一部を切削または
研削加工する。
【0011】このように、本請求項1に記載の発明によ
れば、上記所定の表面部分以外の部分を任意に切削また
は研削加工するだけで、補綴対象である歯牙の表面部分
を補綴すべくベニヤ・クラウン等の補綴物を形成でき
る。また、上記所定の表面部分は、予め人間の歯牙の表
面状態に近似した状態に形成されているので、この表面
状態を形成するために上述した従来のポーセレン・ラミ
ネート・ベニヤ法のように何度も陶材の塗布及び焼成作
業を繰り返す必要もない。
れば、上記所定の表面部分以外の部分を任意に切削また
は研削加工するだけで、補綴対象である歯牙の表面部分
を補綴すべくベニヤ・クラウン等の補綴物を形成でき
る。また、上記所定の表面部分は、予め人間の歯牙の表
面状態に近似した状態に形成されているので、この表面
状態を形成するために上述した従来のポーセレン・ラミ
ネート・ベニヤ法のように何度も陶材の塗布及び焼成作
業を繰り返す必要もない。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の補綴物素材において、上記所定の表面部分の状
態を、人間の歯牙の表面状態に近似した形態、透明感及
び艶のある白色状態としたものである。
の発明の補綴物素材において、上記所定の表面部分の状
態を、人間の歯牙の表面状態に近似した形態、透明感及
び艶のある白色状態としたものである。
【0013】即ち、本請求項2に記載の発明のように、
補綴物素材の上記所定の表面部分を、人間の歯牙の表面
状態に近似した形態、透明感及び色艶とすることによっ
て、より人間の歯牙に近似した補綴物を提供できる。
補綴物素材の上記所定の表面部分を、人間の歯牙の表面
状態に近似した形態、透明感及び色艶とすることによっ
て、より人間の歯牙に近似した補綴物を提供できる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の補綴物素材において、上記所定の表面部分の形
状を、人間の或る特定の歯牙、例えば補綴対象とする歯
牙の一部または全体の形状に近似させたものである。
の発明の補綴物素材において、上記所定の表面部分の形
状を、人間の或る特定の歯牙、例えば補綴対象とする歯
牙の一部または全体の形状に近似させたものである。
【0015】例えば、今、人間の歯牙の一部表面を補綴
するための補綴物を製造するとする。この場合、本請求
項3に記載の発明のように、補綴対象である歯牙の一部
表面に代わるべく上記所定の表面部分を、上記歯牙の一
部表面に近似した形状、例えば外形寸法とすれば、この
所定の表面部分を加工する手間を省くことができる場合
がある。また、この所定の表面部分を加工する必要があ
るとしても、その加工量は少なくて済む。一方、人間の
或る特定の歯牙全体を補綴するための補綴物を製造する
場合にも、上記所定の表面部分を、補綴対象となる歯牙
の表面全体に近似した外形寸法とすれば、この所定の表
面部分を加工する手間を省くことができ、若しくはその
手間を軽減できる。
するための補綴物を製造するとする。この場合、本請求
項3に記載の発明のように、補綴対象である歯牙の一部
表面に代わるべく上記所定の表面部分を、上記歯牙の一
部表面に近似した形状、例えば外形寸法とすれば、この
所定の表面部分を加工する手間を省くことができる場合
がある。また、この所定の表面部分を加工する必要があ
るとしても、その加工量は少なくて済む。一方、人間の
或る特定の歯牙全体を補綴するための補綴物を製造する
場合にも、上記所定の表面部分を、補綴対象となる歯牙
の表面全体に近似した外形寸法とすれば、この所定の表
面部分を加工する手間を省くことができ、若しくはその
手間を軽減できる。
【0016】なお、歯牙の形状は、例えば大人や小人別
等の患者の個人差、または前歯や犬歯、上顎歯や下顎歯
等の歯牙の種別毎に、それぞれ異なる。従って、これら
の歯牙の種類に応じて、上記所定の表面部分の形状に様
々なバリエーションを持たせた複数の補綴物素材を用意
するのが望ましい。
等の患者の個人差、または前歯や犬歯、上顎歯や下顎歯
等の歯牙の種別毎に、それぞれ異なる。従って、これら
の歯牙の種類に応じて、上記所定の表面部分の形状に様
々なバリエーションを持たせた複数の補綴物素材を用意
するのが望ましい。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の補綴物素材において、上記補綴物が、人間の歯
牙の概略平面な部分、例えば前歯の前面或いは犬歯の頬
側面等を補綴するものであって、上記歯科用補綴物素材
が、概略平板状のもので、その一面側に上記所定の表面
部分を有するものである。
の発明の補綴物素材において、上記補綴物が、人間の歯
牙の概略平面な部分、例えば前歯の前面或いは犬歯の頬
側面等を補綴するものであって、上記歯科用補綴物素材
が、概略平板状のもので、その一面側に上記所定の表面
部分を有するものである。
【0018】即ち、本請求項4に記載の発明の補綴物素
材は、その最終形態である補綴物として、上記ベニヤ・
クラウンを製造することを目的とするものである。その
際、本請求項4に記載の発明のように、加工対象となる
補綴物素材を、比較的に厚みの薄い平板状のものとすれ
ば、その加工作業を比較的に簡便にできる。
材は、その最終形態である補綴物として、上記ベニヤ・
クラウンを製造することを目的とするものである。その
際、本請求項4に記載の発明のように、加工対象となる
補綴物素材を、比較的に厚みの薄い平板状のものとすれ
ば、その加工作業を比較的に簡便にできる。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明の補綴物素材において、少なくとも全表面積の4
0%以上が加工されるものである。
の発明の補綴物素材において、少なくとも全表面積の4
0%以上が加工されるものである。
【0020】本請求項5に記載の発明は、上記ベニヤ・
クラウンの原型となる請求項4に記載の発明において、
ベニヤ・クラウンを形成する上での補綴物素材の加工面
積を具体的に規定するものである。即ち、非加工とされ
る上記所定の表面部分は、概略平板状の補綴物素材の一
面側に形成されているので、例えば補綴物素材の一面側
全部が上記所定の表面部分に相当する場合には、補綴物
素材の他面側を加工するだけで、その最終形態である補
綴物を形成できる。よって、この場合、上記所定の表面
部分(即ち補綴対象となる歯牙の表面)が若干湾曲する
ことがあることも考慮すると、補綴物素材の全表面積の
少なくとも40%以上を加工すれば、上記ベニヤ・クラ
ウンを形成できることになる。
クラウンの原型となる請求項4に記載の発明において、
ベニヤ・クラウンを形成する上での補綴物素材の加工面
積を具体的に規定するものである。即ち、非加工とされ
る上記所定の表面部分は、概略平板状の補綴物素材の一
面側に形成されているので、例えば補綴物素材の一面側
全部が上記所定の表面部分に相当する場合には、補綴物
素材の他面側を加工するだけで、その最終形態である補
綴物を形成できる。よって、この場合、上記所定の表面
部分(即ち補綴対象となる歯牙の表面)が若干湾曲する
ことがあることも考慮すると、補綴物素材の全表面積の
少なくとも40%以上を加工すれば、上記ベニヤ・クラ
ウンを形成できることになる。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の補綴物素材において、上記所定の表面部分との
間で所定の相対位置関係を成す指標部を設けたものであ
る。
の発明の補綴物素材において、上記所定の表面部分との
間で所定の相対位置関係を成す指標部を設けたものであ
る。
【0022】なお、ここで言う上記指標部は、例えば、
補綴物素材の表面にインク等により点や記号等の印を付
けたり、或いは、補綴物素材の表面に突起状のものや孔
等を設けることによって、構成できる。ただし、突起や
孔等の立体的な形状のものにより上記指標部を構成する
場合には、それらを上記所定の表面部分以外の部分に設
ける。これらのものを上記所定の表面部分に設けた場
合、最終的にそれらを除去する際に、上記所定の表面部
分の表面状態を損なう恐れがあるからである。
補綴物素材の表面にインク等により点や記号等の印を付
けたり、或いは、補綴物素材の表面に突起状のものや孔
等を設けることによって、構成できる。ただし、突起や
孔等の立体的な形状のものにより上記指標部を構成する
場合には、それらを上記所定の表面部分以外の部分に設
ける。これらのものを上記所定の表面部分に設けた場
合、最終的にそれらを除去する際に、上記所定の表面部
分の表面状態を損なう恐れがあるからである。
【0023】例えば、今、本請求項6に記載の発明の補
綴物素材を加工するために、これを何らかの保持具によ
って保持するとする。その際、上記指標部を目安とすれ
ば、保持具に対して補綴物素材を常に一定の状態で保持
することができる。
綴物素材を加工するために、これを何らかの保持具によ
って保持するとする。その際、上記指標部を目安とすれ
ば、保持具に対して補綴物素材を常に一定の状態で保持
することができる。
【0024】また、上記指標部により、次のような応用
が可能となる。即ち、上記保持具に補綴物素材を保持し
た状態で、上記指標部の位置及び方向、好ましくは3次
元空間中の位置及び方向を確認する。そして、この確認
して得た指標部の位置及び方向に基づいて、補綴物素材
自体の基点と、この基点を中心とする3次元座標系を形
成する。なお、補綴物素材の上記所定の表面部分は、指
標部との間で所定の相対位置関係を成すので、この所定
の表面部分についても、上記補綴物素材自体を基準とす
る座標系上の位置を特定できる。従って、この加工対象
となる補綴物素材自体を基準とする座標系に基づいて加
工を施せば、保持具による補綴物素材の保持状態(例え
ば保持具の保持精度や補綴物素材の保持位置及び向き
等)に係わらず、常に、高精度な加工を実現できる。
が可能となる。即ち、上記保持具に補綴物素材を保持し
た状態で、上記指標部の位置及び方向、好ましくは3次
元空間中の位置及び方向を確認する。そして、この確認
して得た指標部の位置及び方向に基づいて、補綴物素材
自体の基点と、この基点を中心とする3次元座標系を形
成する。なお、補綴物素材の上記所定の表面部分は、指
標部との間で所定の相対位置関係を成すので、この所定
の表面部分についても、上記補綴物素材自体を基準とす
る座標系上の位置を特定できる。従って、この加工対象
となる補綴物素材自体を基準とする座標系に基づいて加
工を施せば、保持具による補綴物素材の保持状態(例え
ば保持具の保持精度や補綴物素材の保持位置及び向き
等)に係わらず、常に、高精度な加工を実現できる。
【0025】なお、保持具に補綴物素材の保持した時点
で、最初に、上記指標部の位置を確認しさえすれば、そ
れ以降(加工中に保持具から補綴物素材を取り外す等し
ない限り)、上記指標部は不要となる。よって、指標部
の位置を確認した後は、この指標部についても加工し、
除去してもよい。
で、最初に、上記指標部の位置を確認しさえすれば、そ
れ以降(加工中に保持具から補綴物素材を取り外す等し
ない限り)、上記指標部は不要となる。よって、指標部
の位置を確認した後は、この指標部についても加工し、
除去してもよい。
【0026】上記指標部の3次元空間中の位置及び方向
の確認は、例えば、2台以上のカメラにより、それぞれ
異なる位置から指標部を捉え、それら複数の映像、即ち
ステレオ映像(若しくは画像)を分析することによっ
て、実現できる。また、指標部が、例えば突起や孔等の
立体的な形状のものである場合には、一般に知られてい
るレーザ変位計等の非接触型(光学式)変位計を用い、
この変位計で上記指標部の表面を2次元走査しながら各
走査点の残る1次元の座標を得たり、或いは2次元走査
面を3次元空間内で相対的に回転若しくは平行移動させ
ながら、三角測量を行うことによっても、上記指標部の
位置及び方向を確認できる。その際、上記レーザ変位計
に代えて、例えば先端が尖鋭な接触子を有する接触型変
位計を用いることもできる。
の確認は、例えば、2台以上のカメラにより、それぞれ
異なる位置から指標部を捉え、それら複数の映像、即ち
ステレオ映像(若しくは画像)を分析することによっ
て、実現できる。また、指標部が、例えば突起や孔等の
立体的な形状のものである場合には、一般に知られてい
るレーザ変位計等の非接触型(光学式)変位計を用い、
この変位計で上記指標部の表面を2次元走査しながら各
走査点の残る1次元の座標を得たり、或いは2次元走査
面を3次元空間内で相対的に回転若しくは平行移動させ
ながら、三角測量を行うことによっても、上記指標部の
位置及び方向を確認できる。その際、上記レーザ変位計
に代えて、例えば先端が尖鋭な接触子を有する接触型変
位計を用いることもできる。
【0027】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明の補綴物素材において、上記指標部を、上記所定
の表面部分以外の部分に設けたものである。
の発明の補綴物素材において、上記指標部を、上記所定
の表面部分以外の部分に設けたものである。
【0028】即ち、本請求項7に記載の発明のように、
上記所定の表面部分以外の部分に指標部を設けるように
すれば、指標部の態様は特に限定されない。例えば、上
記のように補綴物素材の表面にインク等で点や記号等の
印を付けたりする以外に、突起や孔等の立体的な形状の
ものによっても、上記指標部を形成できる。
上記所定の表面部分以外の部分に指標部を設けるように
すれば、指標部の態様は特に限定されない。例えば、上
記のように補綴物素材の表面にインク等で点や記号等の
印を付けたりする以外に、突起や孔等の立体的な形状の
ものによっても、上記指標部を形成できる。
【0029】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明の補綴物素材において、上記歯科用補綴物が、人
間の歯牙の概略平面な部分を補綴するものであって、上
記歯科用補綴物素材が、概略平板状のもので、その一面
側に上記所定の表面部分を有し、他面側に上記指標部を
有するものである。
の発明の補綴物素材において、上記歯科用補綴物が、人
間の歯牙の概略平面な部分を補綴するものであって、上
記歯科用補綴物素材が、概略平板状のもので、その一面
側に上記所定の表面部分を有し、他面側に上記指標部を
有するものである。
【0030】本請求項8に記載の発明の補綴物素材は、
その最終形態である補綴物として、上記ベニヤ・クラウ
ンを製造することを目的とするものである。そして、上
記所定の表面部分の裏側、即ち必ず加工される側に、指
標部を設けている。このように、補綴物素材の必ず加工
が施される側に、最終的に不要となる指標部を設けれ
ば、補綴物素材を加工する際に、上記指標部をも同時に
加工して除去することができ、生産性が向上する。
その最終形態である補綴物として、上記ベニヤ・クラウ
ンを製造することを目的とするものである。そして、上
記所定の表面部分の裏側、即ち必ず加工される側に、指
標部を設けている。このように、補綴物素材の必ず加工
が施される側に、最終的に不要となる指標部を設けれ
ば、補綴物素材を加工する際に、上記指標部をも同時に
加工して除去することができ、生産性が向上する。
【0031】請求項9に記載の発明は、請求項7に記載
の発明の補綴物素材において、上記指標部を、所定形状
の突起部としたものである。
の発明の補綴物素材において、上記指標部を、所定形状
の突起部としたものである。
【0032】即ち、本請求項9に記載の発明のように、
位置決めのための指標部は、インク等により印をしたも
のや平面的なものよりも、立体的な形状の突起部とした
方が、その位置を確認し易い。また、突起部の形状を、
所定形状、例えば半球状、半楕球状(所謂楕円の回転体
を半分にした形状)、多角錐状または円錐状等とすれ
ば、突起部自体の基点、例えば中心や頂点等を正確に特
定でき、ひいては、加工対象となる補綴物素材自体の3
次元空間中の位置及び方向を正確に特定できる。このよ
うな突起状のものは、比較的に製造し易いという利点も
ある。
位置決めのための指標部は、インク等により印をしたも
のや平面的なものよりも、立体的な形状の突起部とした
方が、その位置を確認し易い。また、突起部の形状を、
所定形状、例えば半球状、半楕球状(所謂楕円の回転体
を半分にした形状)、多角錐状または円錐状等とすれ
ば、突起部自体の基点、例えば中心や頂点等を正確に特
定でき、ひいては、加工対象となる補綴物素材自体の3
次元空間中の位置及び方向を正確に特定できる。このよ
うな突起状のものは、比較的に製造し易いという利点も
ある。
【0033】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の発明の補綴物素材において、上記突起部の形状を、
概略半球状、概略半楕球状、概略多角錐状または概略円
錐状としたものである。
載の発明の補綴物素材において、上記突起部の形状を、
概略半球状、概略半楕球状、概略多角錐状または概略円
錐状としたものである。
【0034】即ち、本請求項10に記載の発明は、上記
指標部を成す突起部の形状を特定したもので、上記請求
項9に記載と同様の作用を奏する。
指標部を成す突起部の形状を特定したもので、上記請求
項9に記載と同様の作用を奏する。
【0035】請求項11に記載の発明は、請求項6に記
載の発明の補綴物素材において、上記指標部を、複数設
けたものである。
載の発明の補綴物素材において、上記指標部を、複数設
けたものである。
【0036】本請求項11に記載の発明によれば、指標
部を複数設けているので、補綴物素材の位置決めをより
正確に実現でき、より高精度な加工を実現できる。
部を複数設けているので、補綴物素材の位置決めをより
正確に実現でき、より高精度な加工を実現できる。
【0037】請求項12に記載の発明は、請求項1に記
載の発明の補綴物素材において、補綴対象となる歯牙の
種類、例えば大人や小人別等の患者の個人差、または前
歯や犬歯、上顎歯や下顎歯等の歯牙の種別、或いは歯牙
表面の色の種別等に応じて、予め複数種類用意されたも
のである。
載の発明の補綴物素材において、補綴対象となる歯牙の
種類、例えば大人や小人別等の患者の個人差、または前
歯や犬歯、上顎歯や下顎歯等の歯牙の種別、或いは歯牙
表面の色の種別等に応じて、予め複数種類用意されたも
のである。
【0038】即ち、補綴対象となる歯牙の種類が異なる
と、当然、補綴すべく歯牙の表面部分の形状や色等も異
なる。そこで、本請求項12に記載の発明のように、補
綴対象となる歯牙の種類に応じて、上記所定の表面部分
の形状及び色が様々な複数のバリエーションのものを用
意する。このようにすれば、様々な補綴対象に対して、
効率の良い対応ができ、生産性が向上する。
と、当然、補綴すべく歯牙の表面部分の形状や色等も異
なる。そこで、本請求項12に記載の発明のように、補
綴対象となる歯牙の種類に応じて、上記所定の表面部分
の形状及び色が様々な複数のバリエーションのものを用
意する。このようにすれば、様々な補綴対象に対して、
効率の良い対応ができ、生産性が向上する。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明を、例えば上述したベニヤ
・クラウン用の補綴物素材に応用した場合の一実施の形
態について、図1から図10を参照して説明する。本実
施の形態においても、上述した従来のポーセレン・ラミ
ネート・ベニヤ法と同様、例えば図2に示すような患歯
の石膏模型1を取る。なお、図2は、下顎の場合につい
て示しているが、上顎の場合も同様である。そして、こ
の石膏模型1を基に、その補綴対象となる部分、例えば
同図に斜線で示す部分1aを補綴するためのベニヤ・ク
ラウン2を形成する。
・クラウン用の補綴物素材に応用した場合の一実施の形
態について、図1から図10を参照して説明する。本実
施の形態においても、上述した従来のポーセレン・ラミ
ネート・ベニヤ法と同様、例えば図2に示すような患歯
の石膏模型1を取る。なお、図2は、下顎の場合につい
て示しているが、上顎の場合も同様である。そして、こ
の石膏模型1を基に、その補綴対象となる部分、例えば
同図に斜線で示す部分1aを補綴するためのベニヤ・ク
ラウン2を形成する。
【0040】ただし、従来のポーセレン・ラミネート・
ベニヤ法では、石膏模型1の補綴対象となる部分(厳密
には患歯の補綴対象となる部分に対応する部分)1aの
表面に直接陶材を塗布しこれを焼成するが、本実施の形
態においては、このようなことはしない。即ち、本実施
の形態では、石膏模型1の上記補綴対象部分1a及びそ
の周辺部分の外形寸法を3次元空間中の曲面データとし
て計測する。そして、この計測により得た3次元空間の
曲面の計測データ等に基づいて、本実施の形態に係る図
1に示すセラミック製の補綴物素材3を切削または研削
加工し、この補綴物素材3を原型として上記補綴対象部
分1aを補綴すべくベニヤ・クラウン2を形成し、即ち
削り出す。この点が、本実施の形態における上記従来の
ポーセレン・ラミネート・ベニヤ法と大きく異なる点で
あり、最大の特徴である。
ベニヤ法では、石膏模型1の補綴対象となる部分(厳密
には患歯の補綴対象となる部分に対応する部分)1aの
表面に直接陶材を塗布しこれを焼成するが、本実施の形
態においては、このようなことはしない。即ち、本実施
の形態では、石膏模型1の上記補綴対象部分1a及びそ
の周辺部分の外形寸法を3次元空間中の曲面データとし
て計測する。そして、この計測により得た3次元空間の
曲面の計測データ等に基づいて、本実施の形態に係る図
1に示すセラミック製の補綴物素材3を切削または研削
加工し、この補綴物素材3を原型として上記補綴対象部
分1aを補綴すべくベニヤ・クラウン2を形成し、即ち
削り出す。この点が、本実施の形態における上記従来の
ポーセレン・ラミネート・ベニヤ法と大きく異なる点で
あり、最大の特徴である。
【0041】補綴物素材3は、図1に示すように、円盤
状のベース部31を有している。このベース部31の一
面、例えば表面(同図(a)の上方の面)には、その略
中央に、人間の歯牙の一部、例えば前歯の前面部または
犬歯の頬側面側の部分と近似した形状の疑似表面32が
形成されている。そして、この疑似表面32は、予め、
人間の歯牙独特の表面状態に近似した形態、透明感及び
艶のある白色の状態に形成されている。なお、この疑似
表面32が、特許請求の範囲に記載の所定の表面部分に
対応し、補綴物素材3の最終形態である上記ベニヤ・ク
ラウン2の表面(前面または頬側面)となる。また、本
実施の形態では、ベース部31の直径は、約30mm、
厚さ寸法は、約1mm程度とされている。
状のベース部31を有している。このベース部31の一
面、例えば表面(同図(a)の上方の面)には、その略
中央に、人間の歯牙の一部、例えば前歯の前面部または
犬歯の頬側面側の部分と近似した形状の疑似表面32が
形成されている。そして、この疑似表面32は、予め、
人間の歯牙独特の表面状態に近似した形態、透明感及び
艶のある白色の状態に形成されている。なお、この疑似
表面32が、特許請求の範囲に記載の所定の表面部分に
対応し、補綴物素材3の最終形態である上記ベニヤ・ク
ラウン2の表面(前面または頬側面)となる。また、本
実施の形態では、ベース部31の直径は、約30mm、
厚さ寸法は、約1mm程度とされている。
【0042】一方、ベース部31の裏面には、複数、例
えば2つの半球状の突起部33、33が、それぞれの中
心をベース部31の直径上に位置させた状態で、互いに
間隔を隔てて形成されている。これらの突起部33、3
3は、後述する加工工程の際に、その基準位置を決める
ための指標部となるもので、最終的にはベース部31と
共に除去される。そして、ベース部31の裏面側は、上
記補綴対象部分1aの表面形状に適合する状態にまで切
削または研削加工され、上記補綴対象部分1aとの接触
面となる。
えば2つの半球状の突起部33、33が、それぞれの中
心をベース部31の直径上に位置させた状態で、互いに
間隔を隔てて形成されている。これらの突起部33、3
3は、後述する加工工程の際に、その基準位置を決める
ための指標部となるもので、最終的にはベース部31と
共に除去される。そして、ベース部31の裏面側は、上
記補綴対象部分1aの表面形状に適合する状態にまで切
削または研削加工され、上記補綴対象部分1aとの接触
面となる。
【0043】なお、補綴物素材3は、補綴対象となる歯
牙の種類に応じて、詳しくは、大人や小人別等の患者の
個人差、または前歯や犬歯、上顎歯や下顎歯等の歯牙の
種別、或いは歯牙表面の色の種別等に応じて、疑似表面
32の形状を様々なバリエーションとしたものが、予め
複数種類用意されている。そして、図3に示す手順に従
って作業を進めることにより、これら各補綴物素材1か
ら、その最終形態であるベニヤ・クラウン2を形成す
る。
牙の種類に応じて、詳しくは、大人や小人別等の患者の
個人差、または前歯や犬歯、上顎歯や下顎歯等の歯牙の
種別、或いは歯牙表面の色の種別等に応じて、疑似表面
32の形状を様々なバリエーションとしたものが、予め
複数種類用意されている。そして、図3に示す手順に従
って作業を進めることにより、これら各補綴物素材1か
ら、その最終形態であるベニヤ・クラウン2を形成す
る。
【0044】同図に示すように、まず最初に、上記石膏
模型1の補綴対象となる部分1a及びその周辺部分の外
形寸法を3次元空間中の曲面データとして計測する(ス
テップS2)。この計測を行うには、例えば図4に示す
ような3次元計測装置4を用いる。これは、一般に知ら
れているレーザ変位計41を利用するもので、レーザ変
位計41による石膏模型1の表面の測定ポイントを3次
元ステージ42により2次元走査しながらこれら各走査
点における残りの1次元の座標データを得たり、或いは
2次元走査面を3次元空間内で相対的に回転若しくは平
行移動させながら、三角測量法に基づいて各走査点の3
次元座標を導出する。
模型1の補綴対象となる部分1a及びその周辺部分の外
形寸法を3次元空間中の曲面データとして計測する(ス
テップS2)。この計測を行うには、例えば図4に示す
ような3次元計測装置4を用いる。これは、一般に知ら
れているレーザ変位計41を利用するもので、レーザ変
位計41による石膏模型1の表面の測定ポイントを3次
元ステージ42により2次元走査しながらこれら各走査
点における残りの1次元の座標データを得たり、或いは
2次元走査面を3次元空間内で相対的に回転若しくは平
行移動させながら、三角測量法に基づいて各走査点の3
次元座標を導出する。
【0045】このように3次元ステージ42によりレー
ザ変位計41による測定ポイントを走査させながら曲面
状の各走査点における3次元座標を導出するという処理
は、CPU43の制御によって実現される。そして、C
PU43は、導出して得た曲面の3次元座標の測定デー
タを、例えばCRTや液晶パネル構成の表示部44に、
数値または図形により表示する。なお、CPU43は、
これらの動作を、例えばROMやRAM等の半導体メモ
リ構成の記憶部45に記憶されているプログラムに従っ
て実行し、その実行命令は、例えばキーボード構成の操
作部46により与えられる。
ザ変位計41による測定ポイントを走査させながら曲面
状の各走査点における3次元座標を導出するという処理
は、CPU43の制御によって実現される。そして、C
PU43は、導出して得た曲面の3次元座標の測定デー
タを、例えばCRTや液晶パネル構成の表示部44に、
数値または図形により表示する。なお、CPU43は、
これらの動作を、例えばROMやRAM等の半導体メモ
リ構成の記憶部45に記憶されているプログラムに従っ
て実行し、その実行命令は、例えばキーボード構成の操
作部46により与えられる。
【0046】ここで、予め用意されている全ての補綴物
素材3の各外形寸法に係る3次元空間中の曲面データが
既知であるとすると、その既知の曲面データと上記計測
して得た曲面データとから、各補綴物素材3のいずれ
が、上記補綴対象部分1aを補綴するのに適しているか
(詳しくは上記補綴対象部分1aを補綴するのに適した
形状の疑似表面32を有するか)、及びその補綴物素材
3のどこをどのように切削または研削加工すれば上記補
綴対象部分1aを良好に補綴すべくベニヤ・クラウン2
を形成できるのかを、認識できる。
素材3の各外形寸法に係る3次元空間中の曲面データが
既知であるとすると、その既知の曲面データと上記計測
して得た曲面データとから、各補綴物素材3のいずれ
が、上記補綴対象部分1aを補綴するのに適しているか
(詳しくは上記補綴対象部分1aを補綴するのに適した
形状の疑似表面32を有するか)、及びその補綴物素材
3のどこをどのように切削または研削加工すれば上記補
綴対象部分1aを良好に補綴すべくベニヤ・クラウン2
を形成できるのかを、認識できる。
【0047】そこで、まず、上記各既知の曲面データと
計測して得た曲面データとを照合して、各補綴物素材3
のいずれが上記補綴対象部分1aを補綴するのに適して
いるのかを、判断する。ただし、上記各曲面データをそ
のままの状態で照合するとなると、膨大な量のデータを
処理しなければならないので、その処理に時間が掛か
る。この処理の高速化を図るために、本実施の形態で
は、上記各曲面データから補綴物素材3及び補綴対象部
分1aの各輪郭に係る輪郭データを導出する。そして、
これら輪郭データという3次元空間中の曲線データ間
で、データの照合を行う。
計測して得た曲面データとを照合して、各補綴物素材3
のいずれが上記補綴対象部分1aを補綴するのに適して
いるのかを、判断する。ただし、上記各曲面データをそ
のままの状態で照合するとなると、膨大な量のデータを
処理しなければならないので、その処理に時間が掛か
る。この処理の高速化を図るために、本実施の形態で
は、上記各曲面データから補綴物素材3及び補綴対象部
分1aの各輪郭に係る輪郭データを導出する。そして、
これら輪郭データという3次元空間中の曲線データ間
で、データの照合を行う。
【0048】即ち、上記各既知の曲面データ及び計測し
て得た曲面データに対して、それぞれ一般に知られてい
るエッジ強調処理を施す。これにより、各補綴物素材3
及び補綴対象部分1aの各輪郭データが得られる(ステ
ップS4)。その際、各補綴物素材3及び補綴対象部分
1aのどの部分の輪郭に係るデータを導出するのかにつ
いては、可変できるものとする。
て得た曲面データに対して、それぞれ一般に知られてい
るエッジ強調処理を施す。これにより、各補綴物素材3
及び補綴対象部分1aの各輪郭データが得られる(ステ
ップS4)。その際、各補綴物素材3及び補綴対象部分
1aのどの部分の輪郭に係るデータを導出するのかにつ
いては、可変できるものとする。
【0049】そして、上記ステップS4において導出し
て得た各輪郭データについて、例えば周囲長や面積等を
特徴量とする特徴抽出処理を施して、この処理により得
られる各補綴物素材3に係る各特徴抽出量と補綴対象部
分1aに係る特徴抽出量とを照合し、それらの偏差を求
める。そして、補綴対象部分1aに係る特徴抽出量との
偏差が最も小さい特徴抽出量に対応する補綴物素材3
を、上記補綴対象部分1aを補綴するのに最も適するも
のと判断し、その補綴を実現すべくベニヤ・クラウン2
の原型として選択する(ステップS6)。
て得た各輪郭データについて、例えば周囲長や面積等を
特徴量とする特徴抽出処理を施して、この処理により得
られる各補綴物素材3に係る各特徴抽出量と補綴対象部
分1aに係る特徴抽出量とを照合し、それらの偏差を求
める。そして、補綴対象部分1aに係る特徴抽出量との
偏差が最も小さい特徴抽出量に対応する補綴物素材3
を、上記補綴対象部分1aを補綴するのに最も適するも
のと判断し、その補綴を実現すべくベニヤ・クラウン2
の原型として選択する(ステップS6)。
【0050】ただし、上記ステップS6においては、輪
郭データという3次元空間中の曲線データを基づいて、
上記補綴対象部分1aを補綴するのに適する、厳密には
適するであろう補綴物素材3を選択するので、場合によ
っては、この選択して得た補綴物素材3が、補綴対象部
分1aを補綴するのに必要な条件を満足しない場合が起
こり得る。例えば、上記ステップS6において選択して
得た補綴物素材3(厳密には疑似表面32)の輪郭形状
が、上記補綴対象部分1aの輪郭形状と略同等であって
も、上記選択して得た補綴物素材3の厚み方向の寸法
が、補綴対象部分1aを補綴するのに十分な厚み寸法に
満たない場合等が、有り得る。
郭データという3次元空間中の曲線データを基づいて、
上記補綴対象部分1aを補綴するのに適する、厳密には
適するであろう補綴物素材3を選択するので、場合によ
っては、この選択して得た補綴物素材3が、補綴対象部
分1aを補綴するのに必要な条件を満足しない場合が起
こり得る。例えば、上記ステップS6において選択して
得た補綴物素材3(厳密には疑似表面32)の輪郭形状
が、上記補綴対象部分1aの輪郭形状と略同等であって
も、上記選択して得た補綴物素材3の厚み方向の寸法
が、補綴対象部分1aを補綴するのに十分な厚み寸法に
満たない場合等が、有り得る。
【0051】そこで、上記ステップS6において選択し
て得た補綴物素材3が、実際に補綴対象部分1aを補綴
するのに必要な条件を満たしているか否かを、その補綴
物素材3を加工する前に、模擬的に計算して確認する
(ステップS8)。即ち、補綴対象部分1aを補綴すべ
くベニヤ・クラウン2を形成するために、上記選択して
得た補綴物素材3の外形寸法に係る曲面データと、補綴
対象部分1aの3次元空間中の曲面を計測して得た曲面
データと、に基づいて補綴物素材3を加工した場合の、
加工後の補綴物素材3(ベニヤ・クラウン2)がどの様
な形状になるのかを模擬的に計算する。そして、上記選
択して得た補綴物素材3が補綴対象部分1aを補綴する
のに必要な条件を満たす場合(ステップS8においてY
ESの場合)には、実際にその補綴物素材3を加工すべ
く、次のステップS12に進む。一方、上記補綴物素材
3が補綴対象部分1aを補綴するのに必要な条件を満た
さない場合、例えば補綴物素材3の厚みが足りない場合
等(ステップS8においてNOの場合)には、上記ステ
ップS6に戻り、再度、補綴物素材3の選択を行う。そ
の際、上記補綴条件を満たさなかった補綴物素材3につ
いては、選択の対象から除外する。
て得た補綴物素材3が、実際に補綴対象部分1aを補綴
するのに必要な条件を満たしているか否かを、その補綴
物素材3を加工する前に、模擬的に計算して確認する
(ステップS8)。即ち、補綴対象部分1aを補綴すべ
くベニヤ・クラウン2を形成するために、上記選択して
得た補綴物素材3の外形寸法に係る曲面データと、補綴
対象部分1aの3次元空間中の曲面を計測して得た曲面
データと、に基づいて補綴物素材3を加工した場合の、
加工後の補綴物素材3(ベニヤ・クラウン2)がどの様
な形状になるのかを模擬的に計算する。そして、上記選
択して得た補綴物素材3が補綴対象部分1aを補綴する
のに必要な条件を満たす場合(ステップS8においてY
ESの場合)には、実際にその補綴物素材3を加工すべ
く、次のステップS12に進む。一方、上記補綴物素材
3が補綴対象部分1aを補綴するのに必要な条件を満た
さない場合、例えば補綴物素材3の厚みが足りない場合
等(ステップS8においてNOの場合)には、上記ステ
ップS6に戻り、再度、補綴物素材3の選択を行う。そ
の際、上記補綴条件を満たさなかった補綴物素材3につ
いては、選択の対象から除外する。
【0052】なお、上記ステップS4からステップS8
までの各過程は、上記3次元計測装置4により実施さ
れ、詳しくは、CPU43が記憶部45に記憶されてい
る上記プログラムに従って上記各過程を実施すべく各種
データ処理を実行する。また、このデータ処理を実現す
るには、CPU43に対して、各補綴物素材3の外径寸
法に係る各3次元データを提供する必要があるが、これ
らのデータは、予め記憶部45内に記憶されている。
までの各過程は、上記3次元計測装置4により実施さ
れ、詳しくは、CPU43が記憶部45に記憶されてい
る上記プログラムに従って上記各過程を実施すべく各種
データ処理を実行する。また、このデータ処理を実現す
るには、CPU43に対して、各補綴物素材3の外径寸
法に係る各3次元データを提供する必要があるが、これ
らのデータは、予め記憶部45内に記憶されている。
【0053】上記のようにベニヤ・クラウン2の原型と
なる補綴物素材3を選択した後、次に、この選択して得
た補綴物素材3を、例えば図5乃至図8に示す加工装置
により実際に加工する。なお、各図のうち図5、図6及
び図7は、それぞれ、同加工装置の正面図、右側面図及
び平面図、図8は、その電気的な概略構成を示すブロッ
ク図である。
なる補綴物素材3を選択した後、次に、この選択して得
た補綴物素材3を、例えば図5乃至図8に示す加工装置
により実際に加工する。なお、各図のうち図5、図6及
び図7は、それぞれ、同加工装置の正面図、右側面図及
び平面図、図8は、その電気的な概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0054】図5乃至図7に示すように、この装置は、
上面が平らなベース台5と、このベース台5上に設けら
れたX軸スライドテーブル6と、このX軸スライドテー
ブル上に設けられたY軸スライドテーブル7と、このY
軸スライドテーブル7上に設けられたZ軸スライドテー
ブル8と、を備えている。このうち、X軸スライドテー
ブル6は、ベース台5上に固定された土台部61と、こ
の土台部61上を装置の左右方向(以下、この方向をX
軸方向と言う。)に沿ってスライドする駆動部62と、
から成る。駆動部62は、図8に示すX軸方向駆動モー
タ63により駆動される。また、Y軸スライドテーブル
7は、X軸スライドテーブル6の駆動部62上に固定さ
れた土台部71と、この土台部71上を装置の前後方向
(以下、この方向をY軸方向と言う。)に沿ってスライ
ドする駆動部72と、から成る。このY軸スライドテー
ブル7の駆動部72は、図8に示すY軸方向駆動モータ
73により駆動される。そして、Z軸スライドテーブル
8は、Y軸スライドテーブル7の駆動部72上に固定さ
れた土台部81と、この土台部81の前方側面を装置の
上下方向(以下、この方向をZ軸方向と言う。)に沿っ
てスライドする駆動部82と、から成る。このZ軸スラ
イドテーブル8の駆動部82は、図8に示すZ軸方向駆
動モータ83により駆動される。
上面が平らなベース台5と、このベース台5上に設けら
れたX軸スライドテーブル6と、このX軸スライドテー
ブル上に設けられたY軸スライドテーブル7と、このY
軸スライドテーブル7上に設けられたZ軸スライドテー
ブル8と、を備えている。このうち、X軸スライドテー
ブル6は、ベース台5上に固定された土台部61と、こ
の土台部61上を装置の左右方向(以下、この方向をX
軸方向と言う。)に沿ってスライドする駆動部62と、
から成る。駆動部62は、図8に示すX軸方向駆動モー
タ63により駆動される。また、Y軸スライドテーブル
7は、X軸スライドテーブル6の駆動部62上に固定さ
れた土台部71と、この土台部71上を装置の前後方向
(以下、この方向をY軸方向と言う。)に沿ってスライ
ドする駆動部72と、から成る。このY軸スライドテー
ブル7の駆動部72は、図8に示すY軸方向駆動モータ
73により駆動される。そして、Z軸スライドテーブル
8は、Y軸スライドテーブル7の駆動部72上に固定さ
れた土台部81と、この土台部81の前方側面を装置の
上下方向(以下、この方向をZ軸方向と言う。)に沿っ
てスライドする駆動部82と、から成る。このZ軸スラ
イドテーブル8の駆動部82は、図8に示すZ軸方向駆
動モータ83により駆動される。
【0055】更に、Z軸スライドテーブル8の駆動部8
2の前方側面には、回転テーブル9を介して、補綴物素
材3の加工具となる例えば円盤状の砥石101を有する
スピンドル10が、設けられている。即ち、回転テーブ
ル9は、上記駆動部82の前方側面に固定された土台部
91と、この土台部91の前方側面に位置し、X軸方向
に沿う軸を中心として図5に矢印92で示す方向に回転
する回転駆動部93と、から成る。そして、この回転駆
動部93の前方側面に、上記スピンドル10が、先端に
上記砥石101を有する回転軸102をX軸方向に沿わ
せ、かつこの回転軸102の先端を装置正面に向かって
右側に向けた状態で、固定治具103により固定されて
いる。なお、このスピンドル10(回転軸102)は、
図示しない電源装置から供給される直流または交流電力
により駆動する。また、上記回転駆動部93は、図8に
示す回転駆動モータ94により駆動される。
2の前方側面には、回転テーブル9を介して、補綴物素
材3の加工具となる例えば円盤状の砥石101を有する
スピンドル10が、設けられている。即ち、回転テーブ
ル9は、上記駆動部82の前方側面に固定された土台部
91と、この土台部91の前方側面に位置し、X軸方向
に沿う軸を中心として図5に矢印92で示す方向に回転
する回転駆動部93と、から成る。そして、この回転駆
動部93の前方側面に、上記スピンドル10が、先端に
上記砥石101を有する回転軸102をX軸方向に沿わ
せ、かつこの回転軸102の先端を装置正面に向かって
右側に向けた状態で、固定治具103により固定されて
いる。なお、このスピンドル10(回転軸102)は、
図示しない電源装置から供給される直流または交流電力
により駆動する。また、上記回転駆動部93は、図8に
示す回転駆動モータ94により駆動される。
【0056】そして、上記スピンドル10の砥石101
が位置する下方の空間に、この装置による加工の対象と
なる補綴物素材3が、配置される。即ち、この空間にお
けるベース台5上には、固定台11及び回転テーブル1
2を介して、上記補綴物素材3を保持するための保持
具、例えば一般に知られている冷凍チャック13が設け
られている。この冷凍チャック13は、氷を媒介として
補綴物素材3を保持するもので、これを実現するため
に、この冷凍チャック13の上部には、図9に示すよう
に、上記氷を形成するための凍結剤、例えば水131を
入れるための丸孔132が設けられている。この丸孔1
32の直径は、補綴物素材3のベース部31の直径より
も若干小さめとされており、補綴物素材3は、疑似表面
32を丸孔132内に向けた状態で、換言すれば上述し
た指標部33、33を上方に向けた状態で、かつ、丸孔
132をベース部31で塞ぐ状態に、設けられる。この
丸孔132の近傍、例えば丸孔132の底面付近には、
電子冷却素子(ペルチェ素子)133が設けられてお
り、この電子冷却素子133を作動することにより、丸
孔132内の水131を凍結させて、補綴物素材3を固
定する。
が位置する下方の空間に、この装置による加工の対象と
なる補綴物素材3が、配置される。即ち、この空間にお
けるベース台5上には、固定台11及び回転テーブル1
2を介して、上記補綴物素材3を保持するための保持
具、例えば一般に知られている冷凍チャック13が設け
られている。この冷凍チャック13は、氷を媒介として
補綴物素材3を保持するもので、これを実現するため
に、この冷凍チャック13の上部には、図9に示すよう
に、上記氷を形成するための凍結剤、例えば水131を
入れるための丸孔132が設けられている。この丸孔1
32の直径は、補綴物素材3のベース部31の直径より
も若干小さめとされており、補綴物素材3は、疑似表面
32を丸孔132内に向けた状態で、換言すれば上述し
た指標部33、33を上方に向けた状態で、かつ、丸孔
132をベース部31で塞ぐ状態に、設けられる。この
丸孔132の近傍、例えば丸孔132の底面付近には、
電子冷却素子(ペルチェ素子)133が設けられてお
り、この電子冷却素子133を作動することにより、丸
孔132内の水131を凍結させて、補綴物素材3を固
定する。
【0057】なお、上記冷凍チャック13を支持する回
転テーブル12は、上記固定台11上に固定された土台
部121と、この土台部121の上方において、Z軸方
向に沿う軸を中心として図7に矢印122で示す方向に
回転する回転駆動部123と、から成る。そして、この
回転駆動部123上に冷凍チャック13が固定されてお
り、この回転駆動部123は、図8に示す回転駆動モー
タ124により駆動される。
転テーブル12は、上記固定台11上に固定された土台
部121と、この土台部121の上方において、Z軸方
向に沿う軸を中心として図7に矢印122で示す方向に
回転する回転駆動部123と、から成る。そして、この
回転駆動部123上に冷凍チャック13が固定されてお
り、この回転駆動部123は、図8に示す回転駆動モー
タ124により駆動される。
【0058】ところで、上記各駆動モータ63、73、
83、94、124は、図8に示すように、それぞれ、
この加工装置が有するCPU14に接続されている。こ
のCPU14は、上述した補綴物素材3の外径寸法に係
る3次元空間中の曲面データと、補綴対象部分1aを計
測して得た3次元空間中の曲面データと、に基づいて、
次のように動作する。なお、この加工装置内にある記憶
部15内にも、予め、上記補綴物素材3の外形寸法に係
る3次元空間中の曲面データを記憶されている。また、
上記補綴対象部分1aを計測して得た3次元空間中の曲
面及び曲線データは、上述した3次元計測装置4からC
PU14に転送される。
83、94、124は、図8に示すように、それぞれ、
この加工装置が有するCPU14に接続されている。こ
のCPU14は、上述した補綴物素材3の外径寸法に係
る3次元空間中の曲面データと、補綴対象部分1aを計
測して得た3次元空間中の曲面データと、に基づいて、
次のように動作する。なお、この加工装置内にある記憶
部15内にも、予め、上記補綴物素材3の外形寸法に係
る3次元空間中の曲面データを記憶されている。また、
上記補綴対象部分1aを計測して得た3次元空間中の曲
面及び曲線データは、上述した3次元計測装置4からC
PU14に転送される。
【0059】即ち、加工対象となる補綴物素材3を冷凍
チャック13で保持した後(ステップS12)、この補
綴物素材3の指標部33、33の3次元空間における位
置及び方向を確認する(ステップS14)。この確認
は、上記図4と同様の、図示しないレーザ変位計を用い
た三角測量法により行う。
チャック13で保持した後(ステップS12)、この補
綴物素材3の指標部33、33の3次元空間における位
置及び方向を確認する(ステップS14)。この確認
は、上記図4と同様の、図示しないレーザ変位計を用い
た三角測量法により行う。
【0060】ここで、各指標部33、33は、半球状の
突起であるので、これらの外観から、それぞれの基点と
も言える各中心を正確に特定できる。これに対して、各
指標部33、33が、例えば直方体等のように平面が多
くかつ角部の多い形状の突起であるとすると、場合によ
っては、その外観から、中心位置等のような基点となる
位置を正確に特定できないことがある。このことは、上
記指標部33、33を、例えばインク等により単なる印
を付ける等、平面的なもので形成した場合も、同様であ
る。従って、本実施の形態のように、指標部33、33
の形状を半球状の突起とすることは、各指標部33、3
3の位置を正確に特定するのに、非常に有用なことであ
る。なお、上記指標部33、33を、例えば半楕球状の
突起で形成した場合にも、その外観から中心位置及び方
向を特定できるので、この半楕球状の突起を指標部3
3、33として採用してもよい。また、上記指標部3
3、33を、例えば多角錐状または円錐状の突起で形成
した場合には、その外観から頂点及びその方向を特定で
きるので、上記半球状の突起に代えて、これらを指標部
33、33に採用してもよい。このような突起は、比較
的に製造し易いという利点もある。
突起であるので、これらの外観から、それぞれの基点と
も言える各中心を正確に特定できる。これに対して、各
指標部33、33が、例えば直方体等のように平面が多
くかつ角部の多い形状の突起であるとすると、場合によ
っては、その外観から、中心位置等のような基点となる
位置を正確に特定できないことがある。このことは、上
記指標部33、33を、例えばインク等により単なる印
を付ける等、平面的なもので形成した場合も、同様であ
る。従って、本実施の形態のように、指標部33、33
の形状を半球状の突起とすることは、各指標部33、3
3の位置を正確に特定するのに、非常に有用なことであ
る。なお、上記指標部33、33を、例えば半楕球状の
突起で形成した場合にも、その外観から中心位置及び方
向を特定できるので、この半楕球状の突起を指標部3
3、33として採用してもよい。また、上記指標部3
3、33を、例えば多角錐状または円錐状の突起で形成
した場合には、その外観から頂点及びその方向を特定で
きるので、上記半球状の突起に代えて、これらを指標部
33、33に採用してもよい。このような突起は、比較
的に製造し易いという利点もある。
【0061】次に、上記ステップS14において確認し
て得た各指標部33、33の中心位置及び方向に係るデ
ータを、CPU14に転送する。これにより、CPU1
4は、図10に示すように、補綴物素材3の各指標部3
3、33の各中心を通る直線をx軸とし、このx軸と直
角を成しかつ各指標部33、33間の中点Oを通りかつ
ベース部31の裏面に沿う直線をy軸とし、これらx軸
及びy軸と直角を成す直線をz軸とする、補綴物素材3
自体を基準とする座標系〔x,y,z〕、を形成する。
そして、上記補綴物素材3の外形形状に係る3次元空間
中の曲面データと、補綴対象部分1aの3次元空間中の
曲面を計測して得た曲面データとの、各座標系を、上記
補綴物素材3自体を基準とする座標系〔x,y,z〕に
変換する(ステップS16)。
て得た各指標部33、33の中心位置及び方向に係るデ
ータを、CPU14に転送する。これにより、CPU1
4は、図10に示すように、補綴物素材3の各指標部3
3、33の各中心を通る直線をx軸とし、このx軸と直
角を成しかつ各指標部33、33間の中点Oを通りかつ
ベース部31の裏面に沿う直線をy軸とし、これらx軸
及びy軸と直角を成す直線をz軸とする、補綴物素材3
自体を基準とする座標系〔x,y,z〕、を形成する。
そして、上記補綴物素材3の外形形状に係る3次元空間
中の曲面データと、補綴対象部分1aの3次元空間中の
曲面を計測して得た曲面データとの、各座標系を、上記
補綴物素材3自体を基準とする座標系〔x,y,z〕に
変換する(ステップS16)。
【0062】上記座標を変換した後、CPU14は、変
換して得た座標系〔x,y,z〕に基づいて、補綴対象
部分1aを良好に補綴すべく希望の形状のベニヤ・クラ
ウン2を形成するには、上記スピンドル10の砥石10
1により補綴物素材3のどこをどの様に研削すればよい
のかの所謂加工用データ(ツール・パス)を作成する
(ステップS18)。そして、このステップS18にお
いて作成して得た加工用データに基づいて、上記各駆動
モータ63、73、83、94、124を制御する。こ
れにより、スピンドル10の砥石101による補綴物素
材3の研削加工が実施され(ステップS20)、補綴物
素材3の疑似表面32の一部または全部を除く部分、即
ち指標部33、33を含む疑似表面32の裏側、ベース
部31、及び場合によっては疑似表面32の周縁部分
が、研削除去され、最終形態であるベニヤ・クラウン2
が形成される。
換して得た座標系〔x,y,z〕に基づいて、補綴対象
部分1aを良好に補綴すべく希望の形状のベニヤ・クラ
ウン2を形成するには、上記スピンドル10の砥石10
1により補綴物素材3のどこをどの様に研削すればよい
のかの所謂加工用データ(ツール・パス)を作成する
(ステップS18)。そして、このステップS18にお
いて作成して得た加工用データに基づいて、上記各駆動
モータ63、73、83、94、124を制御する。こ
れにより、スピンドル10の砥石101による補綴物素
材3の研削加工が実施され(ステップS20)、補綴物
素材3の疑似表面32の一部または全部を除く部分、即
ち指標部33、33を含む疑似表面32の裏側、ベース
部31、及び場合によっては疑似表面32の周縁部分
が、研削除去され、最終形態であるベニヤ・クラウン2
が形成される。
【0063】なお、上記CPU14の動作は、記憶部1
5に記憶されているプログラムにより制御される。そし
て、その命令は、CPU14に接続された例えばキーボ
ード構成の操作部16により与えられる。
5に記憶されているプログラムにより制御される。そし
て、その命令は、CPU14に接続された例えばキーボ
ード構成の操作部16により与えられる。
【0064】このように、本実施の形態によれば、補綴
物素材3の疑似表面32の一部または全部を残して、他
の部分を研削加工するだけで、補綴対象部分1aを良好
に補綴すべくベニヤ・クラウン2を形成できる。なお、
概略円盤状の補綴物素材3(ベース部31)の片面側の
面積を、上記疑似表面32と略同等の面積にまで縮小す
れば、補綴物素材3の略他面側(裏面側)のみを加工す
るだけで、ベニヤ・クラウン2を形成できる。この場
合、疑似表面32が若干湾曲していることを考慮する
と、補綴物素材3の全表面積の少なくとも40%以上の
部分を加工すれば、ベニヤ・クラウン2を形成できるこ
とになる。そして、このベニヤ・クラウン2の表面に対
応する補綴物素材3の疑似表面32は、予め人間の歯牙
の表面状態に近似した形態、透明感及び艶のある白色の
状態に形成されているので、上述した従来のポーセレン
・ラミネート・ベニヤ法のように何度も陶材の塗布及び
焼成作業を繰り返す必要もない。従って、上記従来のポ
ーセレン・ラミネート・ベニヤ法に比べて、容易かつ安
価にベニヤ・クラウン2を製造できる。
物素材3の疑似表面32の一部または全部を残して、他
の部分を研削加工するだけで、補綴対象部分1aを良好
に補綴すべくベニヤ・クラウン2を形成できる。なお、
概略円盤状の補綴物素材3(ベース部31)の片面側の
面積を、上記疑似表面32と略同等の面積にまで縮小す
れば、補綴物素材3の略他面側(裏面側)のみを加工す
るだけで、ベニヤ・クラウン2を形成できる。この場
合、疑似表面32が若干湾曲していることを考慮する
と、補綴物素材3の全表面積の少なくとも40%以上の
部分を加工すれば、ベニヤ・クラウン2を形成できるこ
とになる。そして、このベニヤ・クラウン2の表面に対
応する補綴物素材3の疑似表面32は、予め人間の歯牙
の表面状態に近似した形態、透明感及び艶のある白色の
状態に形成されているので、上述した従来のポーセレン
・ラミネート・ベニヤ法のように何度も陶材の塗布及び
焼成作業を繰り返す必要もない。従って、上記従来のポ
ーセレン・ラミネート・ベニヤ法に比べて、容易かつ安
価にベニヤ・クラウン2を製造できる。
【0065】また、人間の手を殆ど介さず、CPU43
を備えた3次元計測装置4により石膏模型1を計測して
得た計測データ等を基に、CPU14を備えた加工装置
が略自動的に補綴物素材3を研削加工して希望のベニヤ
・クラウン2を製造するので、一定の品質のベニヤ・ク
ラウン2を、効率良く生産することができる。
を備えた3次元計測装置4により石膏模型1を計測して
得た計測データ等を基に、CPU14を備えた加工装置
が略自動的に補綴物素材3を研削加工して希望のベニヤ
・クラウン2を製造するので、一定の品質のベニヤ・ク
ラウン2を、効率良く生産することができる。
【0066】そして、上記加工装置により補綴物素材3
を加工する際、CPU14は、その加工対象となる補綴
物素材3自体の座標系〔x,y,z〕に基づいて切削加
工を実施する。従って、例えば冷凍チャック13による
補綴物素材3の保持精度が余り高くない場合や、或い
は、冷凍チャック13に対する補綴物素材3の向きが一
定でなくても、常に正確な研削加工を実現できる。
を加工する際、CPU14は、その加工対象となる補綴
物素材3自体の座標系〔x,y,z〕に基づいて切削加
工を実施する。従って、例えば冷凍チャック13による
補綴物素材3の保持精度が余り高くない場合や、或い
は、冷凍チャック13に対する補綴物素材3の向きが一
定でなくても、常に正確な研削加工を実現できる。
【0067】なお、本実施の形態においては、補綴物と
して、患歯の表面部分を補綴すべくベニヤ・クラウン2
を形成する場合について説明したが、これ以外の部分を
補綴するための補綴物を形成する場合についても、本発
明を応用できる。
して、患歯の表面部分を補綴すべくベニヤ・クラウン2
を形成する場合について説明したが、これ以外の部分を
補綴するための補綴物を形成する場合についても、本発
明を応用できる。
【0068】また、石膏模型1の形状や補綴物素材3の
指標部33、33の位置及び方向を計測するのに、図4
に示すような非接触型の3次元計測装置4を用いたが、
これに限らない。例えば、一般に知られている接触子を
備えた接触型の計測装置や、或いは、2台以上のカメラ
を用いて、そのステレオ映像を分析することによって
も、上記3次元計測を実現できる。
指標部33、33の位置及び方向を計測するのに、図4
に示すような非接触型の3次元計測装置4を用いたが、
これに限らない。例えば、一般に知られている接触子を
備えた接触型の計測装置や、或いは、2台以上のカメラ
を用いて、そのステレオ映像を分析することによって
も、上記3次元計測を実現できる。
【0069】そして、補綴物素材3の材料や形状、及び
加工装置の構造等についても、本実施の形態で説明した
態様に限るものではない。例えば、補綴物素材3の指標
部33、33を、3つ以上設けてもよい。このようにす
れば、各指標部33、33の位置をより正確に特定でき
ると共に、インク等の単なる印により各指標部33、3
3を形成した場合でもある程度の正確さを期待できる。
また、補綴物素材3を加工する際、研削加工を施した
が、これに併せて、切削加工等の他の加工を施してもよ
い。
加工装置の構造等についても、本実施の形態で説明した
態様に限るものではない。例えば、補綴物素材3の指標
部33、33を、3つ以上設けてもよい。このようにす
れば、各指標部33、33の位置をより正確に特定でき
ると共に、インク等の単なる印により各指標部33、3
3を形成した場合でもある程度の正確さを期待できる。
また、補綴物素材3を加工する際、研削加工を施した
が、これに併せて、切削加工等の他の加工を施してもよ
い。
【0070】また、上記研削加工により最終的に得られ
たベニヤ・クラウン2の補綴対象部分1aへの適合が不
十分である場合は、歯科医師または歯科技工士等の手作
業により、上記ベニヤ・クラウン2に微細な加工を施し
てもよい。また、図3におけるステップS6において、
補綴対象部分1aを補綴するのに適した補綴物素材3を
選択する際、この作業を、上述した計測装置4に依ら
ず、例えば歯科医師や歯科技工士等の手作業により行っ
てもよい。
たベニヤ・クラウン2の補綴対象部分1aへの適合が不
十分である場合は、歯科医師または歯科技工士等の手作
業により、上記ベニヤ・クラウン2に微細な加工を施し
てもよい。また、図3におけるステップS6において、
補綴対象部分1aを補綴するのに適した補綴物素材3を
選択する際、この作業を、上述した計測装置4に依ら
ず、例えば歯科医師や歯科技工士等の手作業により行っ
てもよい。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、補綴物
素材の上記所定の表面部分以外の部分を切削または研削
加工するだけで、歯牙の表面部分を補綴すべくベニヤ・
クラウン等の補綴物を形成できる。そして、補綴対象と
なる歯牙の表面に代わるべく所定の表面部分は、予め人
間の歯牙の表面状態に近似した形態、透明感及び艶のあ
る白色の状態に形成されているので、このような表面状
態を形成するために、上述した従来のポーセレン・ラミ
ネート・ベニヤ法のように何度も陶材の塗布及び焼成作
業を繰り返す必要もない。よって、従来のポーセレン・
ラミネート・ベニヤ法に比べて、容易かつ安価に補綴物
を製造できるという効果がある。
素材の上記所定の表面部分以外の部分を切削または研削
加工するだけで、歯牙の表面部分を補綴すべくベニヤ・
クラウン等の補綴物を形成できる。そして、補綴対象と
なる歯牙の表面に代わるべく所定の表面部分は、予め人
間の歯牙の表面状態に近似した形態、透明感及び艶のあ
る白色の状態に形成されているので、このような表面状
態を形成するために、上述した従来のポーセレン・ラミ
ネート・ベニヤ法のように何度も陶材の塗布及び焼成作
業を繰り返す必要もない。よって、従来のポーセレン・
ラミネート・ベニヤ法に比べて、容易かつ安価に補綴物
を製造できるという効果がある。
【図1】本発明の一実施の形態における補綴物素材の外
観図で、(a)は、表面側を斜めから見た図、(b)
は、裏面側を斜めから見た図、(c)は、側面図であ
る。
観図で、(a)は、表面側を斜めから見た図、(b)
は、裏面側を斜めから見た図、(c)は、側面図であ
る。
【図2】同実施の形態において、患歯の型を取った石膏
模型の斜視図である。
模型の斜視図である。
【図3】同実施の形態における一連の補綴作業の流れを
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図4】同実施の形態における3次元計測装置の概略構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図5】同実施の形態における加工装置の正面図であ
る。
る。
【図6】同実施の形態における加工装置の右側面図であ
る。
る。
【図7】同実施の形態における加工装置の平面図であ
る。
る。
【図8】同実施の形態における加工装置の概略構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図9】同実施の形態における補綴物素材の保持具の概
略構成を示す縦断面図である。
略構成を示す縦断面図である。
【図10】同実施の形態における補綴物素材自体を基準
とする座標系を表す図である。
とする座標系を表す図である。
3 補綴物素材 31 ベース部 32 疑似表面 33 指標部
フロントページの続き (72)発明者 池田 利昭 大阪府豊中市新千里東町1丁目4番2号 千里ライフサイエンスセンタービル12階 1220号室 株式会社ライフテック研究所内 (72)発明者 南部 敏之 大阪府豊中市新千里東町1丁目4番2号 千里ライフサイエンスセンタービル12階 1220号室 株式会社ライフテック研究所内 Fターム(参考) 4C059 JJ02 RR01 RR20 TT10
Claims (12)
- 【請求項1】 歯牙の欠損部分を補綴するための歯科用
補綴物の素材であって、所定の表面部分が予め所定の状
態に形成されており、該所定の表面部分の一部または全
部が非加工とされ、この非加工部分により上記歯牙の非
欠損時の表面に対応する面を形成すると共に、他の部分
が上記歯牙の欠損部分の表面形状に適合する状態に加工
される歯科用補綴物素材。 - 【請求項2】 上記所定の表面部分の状態を、人間の歯
牙の表面状態に近似させた請求項1に記載の歯科用補綴
物素材。 - 【請求項3】 上記所定の表面部分の形状を、人間の或
る特定の歯牙の一部または全体の形状に近似させた請求
項1に記載の歯科用補綴物素材。 - 【請求項4】 上記歯科用補綴物が、人間の歯牙の概略
平面な部分を補綴するものであって、上記歯科用補綴物
素材が、概略平板状のもので、その一面側に上記所定の
表面部分を有する請求項1に記載の歯科用補綴物素材。 - 【請求項5】 少なくとも全表面積の40%以上が加工
される請求項4に記載の歯科用補綴物素材。 - 【請求項6】 上記所定の表面部分との間で所定の相対
位置関係を成す指標部を設けた請求項1に記載の歯科用
補綴物素材。 - 【請求項7】 上記指標部を、上記所定の表面部分以外
の部分に設けた請求項6に記載の歯科用補綴物素材。 - 【請求項8】 上記歯科用補綴物が、人間の歯牙の概略
平面な部分を補綴するものであって、上記歯科用補綴物
素材が、概略平板状のもので、その一面側に上記所定の
表面部分を有し、他面側に上記指標部を有する請求項7
に記載の歯科用補綴物素材。 - 【請求項9】 上記指標部が、所定形状の突起である請
求項7に記載の歯科用補綴物素材。 - 【請求項10】 上記突起の形状が、概略半球状、概略
半楕球状、概略多角錐状または概略円錐状である請求項
9に記載の歯科用補綴物素材。 - 【請求項11】 上記指標部を、複数設けた請求項6に
記載の歯科用補綴物素材。 - 【請求項12】 補綴対象となる歯牙の種類に応じて、
予め複数種類用意された請求項1に記載の歯科用補綴物
素材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9285899A JP2000279427A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 歯科用補綴物素材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9285899A JP2000279427A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 歯科用補綴物素材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000279427A true JP2000279427A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=14066142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9285899A Pending JP2000279427A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 歯科用補綴物素材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000279427A (ja) |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP9285899A patent/JP2000279427A/ja active Pending
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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