JP2000280010A - 圧延機のスラスト調整装置 - Google Patents
圧延機のスラスト調整装置Info
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- JP2000280010A JP2000280010A JP11089300A JP8930099A JP2000280010A JP 2000280010 A JP2000280010 A JP 2000280010A JP 11089300 A JP11089300 A JP 11089300A JP 8930099 A JP8930099 A JP 8930099A JP 2000280010 A JP2000280010 A JP 2000280010A
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- thrust bearing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スロトークエンドでころがりスラスト軸受が
暴走するのを確実に防止でき、かつ、ねじ部に噛み止ま
りが生じた場合であっても、回復作業を容易に行なうこ
とができる圧延機のスラスト調整装置を提供する。 【解決手段】 水平ロール11の端部に取付けられたこ
ろがりスラスト軸受22を内蔵するスラスト軸受ケース
26を駆動モータ32によって回転駆動し、スラスト軸
受ケース26の軸線方向の移動量を検出手段35で検出
して移動量を制御し、水平ロール12の端部に取付けら
れた軸受固定用キャップ24とスラストケース29の端
部に取付けられたモーターカバー29aに、スラスト軸
受ケース26の軸線方向のストロークエンドを超えた移
動を規制する第1のストッパー42及び第2のストッパ
ー45をそれぞれ弛緩自在に取付ける。
暴走するのを確実に防止でき、かつ、ねじ部に噛み止ま
りが生じた場合であっても、回復作業を容易に行なうこ
とができる圧延機のスラスト調整装置を提供する。 【解決手段】 水平ロール11の端部に取付けられたこ
ろがりスラスト軸受22を内蔵するスラスト軸受ケース
26を駆動モータ32によって回転駆動し、スラスト軸
受ケース26の軸線方向の移動量を検出手段35で検出
して移動量を制御し、水平ロール12の端部に取付けら
れた軸受固定用キャップ24とスラストケース29の端
部に取付けられたモーターカバー29aに、スラスト軸
受ケース26の軸線方向のストロークエンドを超えた移
動を規制する第1のストッパー42及び第2のストッパ
ー45をそれぞれ弛緩自在に取付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌条、H形鋼、そ
の他の異形断面を有する形鋼を圧延する圧延機におい
て、水平ロールの軸線方向位置を調整するための圧延機
のスラスト調整装置に関する。
の他の異形断面を有する形鋼を圧延する圧延機におい
て、水平ロールの軸線方向位置を調整するための圧延機
のスラスト調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水平ロールの軸線方向位置を調整
する装置及び方法として、実公昭60−84107号公
報や特公昭57−17603号公報に記載されている装
置や方法がある。例えば、特公昭57−17603号公
報に記載されている圧延機用ロールの高負荷軸方向調整
機構は、水平ロールの端部に取付けたころがりスラスト
軸受を内装するスラスト軸受ケースの外周に雄ねじ部と
ホイル歯車部を設け、このホイル歯車部を手動によって
回転されるピニオンと噛合させ、かつ、雄ねじ部をスラ
ストケースの内面に設けた雌ねじ部に螺合することによ
って構成されている。このような構成とすることによっ
て、ピニオンを回転するとスラスト軸受ケースを軸線方
向に移動することができ、この移動に伴って水平ロール
も一体的に軸線方向に移動することができ、水平ロール
の軸線方向位置を調整することができる。しかし、上記
した実公昭60−84107号公報や特公昭57−17
603号公報に記載の水平ロールの軸線方向位置を調整
する装置及び方法は、手動によってスラスト軸受ケース
を回転するものであるため、煩雑であり、しかも、重労
働を作業者に課すことになる。
する装置及び方法として、実公昭60−84107号公
報や特公昭57−17603号公報に記載されている装
置や方法がある。例えば、特公昭57−17603号公
報に記載されている圧延機用ロールの高負荷軸方向調整
機構は、水平ロールの端部に取付けたころがりスラスト
軸受を内装するスラスト軸受ケースの外周に雄ねじ部と
ホイル歯車部を設け、このホイル歯車部を手動によって
回転されるピニオンと噛合させ、かつ、雄ねじ部をスラ
ストケースの内面に設けた雌ねじ部に螺合することによ
って構成されている。このような構成とすることによっ
て、ピニオンを回転するとスラスト軸受ケースを軸線方
向に移動することができ、この移動に伴って水平ロール
も一体的に軸線方向に移動することができ、水平ロール
の軸線方向位置を調整することができる。しかし、上記
した実公昭60−84107号公報や特公昭57−17
603号公報に記載の水平ロールの軸線方向位置を調整
する装置及び方法は、手動によってスラスト軸受ケース
を回転するものであるため、煩雑であり、しかも、重労
働を作業者に課すことになる。
【0003】そこで、近年、スラスト軸受ケースを進退
するための駆動源として駆動モータを用いて行うと共
に、その停止位置制御を検出器を用いて行うようにして
いる。この場合、調整作業の自動化を図ることができ、
水平ロールの軸線方向位置の調整作業を容易に行なうこ
とができる。
するための駆動源として駆動モータを用いて行うと共
に、その停止位置制御を検出器を用いて行うようにして
いる。この場合、調整作業の自動化を図ることができ、
水平ロールの軸線方向位置の調整作業を容易に行なうこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した水平
ロールの軸線方向位置を調整する装置及び方法は、未
だ、以下の解決すべき課題を有していた。即ち、検出器
は、圧延による衝撃振動や水、スケール、熱等の過酷な
条件下で使用すると故障するおそれがある。そして、検
出器の故障時に圧延機内のオンライン内でスラスト軸受
ケースを軸線方向に移動して調整した場合、オーバラン
したとき、スラストケースの内部において機械部品同士
が接するため、ねじ部の噛み止まり、即ち、ねじ部が過
剰に締め込まれる状態が発生し、逆送りが不可能とな
り、チョック全体をオフラインに引き出して、スラスト
ケースを解体し、開放することが必要となる。
ロールの軸線方向位置を調整する装置及び方法は、未
だ、以下の解決すべき課題を有していた。即ち、検出器
は、圧延による衝撃振動や水、スケール、熱等の過酷な
条件下で使用すると故障するおそれがある。そして、検
出器の故障時に圧延機内のオンライン内でスラスト軸受
ケースを軸線方向に移動して調整した場合、オーバラン
したとき、スラストケースの内部において機械部品同士
が接するため、ねじ部の噛み止まり、即ち、ねじ部が過
剰に締め込まれる状態が発生し、逆送りが不可能とな
り、チョック全体をオフラインに引き出して、スラスト
ケースを解体し、開放することが必要となる。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、水平ロールを具備する圧延機による形鋼の
圧延において、水平ロールの軸線方向位置を調整する際
に、検出器が一時的に故障又は誤動作した場合であって
も、ストロークエンドでころがりスラスト軸受が暴走す
るのを確実に防止でき、かつ、ねじ部に噛み止まりが生
じた場合であっても、回復作業を容易に行なうことがで
きる圧延機のスラスト調整装置を提供することを目的と
する。
ものであり、水平ロールを具備する圧延機による形鋼の
圧延において、水平ロールの軸線方向位置を調整する際
に、検出器が一時的に故障又は誤動作した場合であって
も、ストロークエンドでころがりスラスト軸受が暴走す
るのを確実に防止でき、かつ、ねじ部に噛み止まりが生
じた場合であっても、回復作業を容易に行なうことがで
きる圧延機のスラスト調整装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う第1の発
明に係る圧延機のスラスト調整装置は、水平ロールの一
端部の外周面に水平ロールと一体的に軸線方向に移動可
能に取付けられたころがりスラスト軸受と、ころがりス
ラスト軸受を内蔵すると共に、外周面上に軸線方向に間
隔をあけて回転用外歯車部と移動用雄ねじ部を有するス
ラスト軸受ケースと、チョックに設けられスラスト軸受
ケースを回転自在に支承すると共に内周面に移動用雄ね
じ部を螺合する移動用雌ねじ部を有するスラストケース
と、スラストケースに固着されると共に、その回転出力
軸に回転用外歯車部と噛合するピニオンを固着した駆動
モータと、スラストケースに取付けられ、水平ロールの
軸線方向の移動量を検出する検出手段と、水平ロールの
端部に取付けられた軸受固定用キャップとスラストケー
スの端部に取付けられたモーターカバーにそれぞれ弛緩
自在に取付けられ、かつ、スラスト軸受ケースの軸線方
向のストロークエンドを超えた移動を規制する第1及び
第2のストッパーを具備する。ここで、検出手段として
は各種形態のものを用いることができ、例えば、スラス
ト軸受ケースの回転量よりスラスト軸受ケースの移動量
を測定するロータリエンコーダ(アブソリュートエンコ
ーダ)等を用いることができる。
明に係る圧延機のスラスト調整装置は、水平ロールの一
端部の外周面に水平ロールと一体的に軸線方向に移動可
能に取付けられたころがりスラスト軸受と、ころがりス
ラスト軸受を内蔵すると共に、外周面上に軸線方向に間
隔をあけて回転用外歯車部と移動用雄ねじ部を有するス
ラスト軸受ケースと、チョックに設けられスラスト軸受
ケースを回転自在に支承すると共に内周面に移動用雄ね
じ部を螺合する移動用雌ねじ部を有するスラストケース
と、スラストケースに固着されると共に、その回転出力
軸に回転用外歯車部と噛合するピニオンを固着した駆動
モータと、スラストケースに取付けられ、水平ロールの
軸線方向の移動量を検出する検出手段と、水平ロールの
端部に取付けられた軸受固定用キャップとスラストケー
スの端部に取付けられたモーターカバーにそれぞれ弛緩
自在に取付けられ、かつ、スラスト軸受ケースの軸線方
向のストロークエンドを超えた移動を規制する第1及び
第2のストッパーを具備する。ここで、検出手段として
は各種形態のものを用いることができ、例えば、スラス
ト軸受ケースの回転量よりスラスト軸受ケースの移動量
を測定するロータリエンコーダ(アブソリュートエンコ
ーダ)等を用いることができる。
【0007】このように、第1の発明に係る圧延機のス
ラスト調整装置においては、検出手段が故障等した場合
であっても、スラスト軸受ケースの移動をストロークエ
ンドで確実に止めてその暴走を確実に阻止することがで
き、また、ねじ部において噛み止まりが生じている場合
であっても、第1及び第2のストッパーを水平ロールの
軸端部から弛緩して移動することによって、容易に噛み
止まり状態を解除して逆送りを行なうことができる。
ラスト調整装置においては、検出手段が故障等した場合
であっても、スラスト軸受ケースの移動をストロークエ
ンドで確実に止めてその暴走を確実に阻止することがで
き、また、ねじ部において噛み止まりが生じている場合
であっても、第1及び第2のストッパーを水平ロールの
軸端部から弛緩して移動することによって、容易に噛み
止まり状態を解除して逆送りを行なうことができる。
【0008】また、上記した構成を有する圧延機のスラ
スト調整装置において、水平ロールの端部に小径端部を
形成し、小径端部の端面に直径が小径端部より大きい円
板からなる第1のストッパーを弛緩自在に取付け、小径
端部の外周面上に環状溝を設け、環状溝内に、モーター
カバーの端部に弛緩自在に取付けられ、かつ環状溝より
幅が狭い環状円板からなる第2のストッパーの内周縁部
を嵌入し、第2のストッパーの両側面と環状溝の対応す
る側面との間にそれぞれ水平ロール移動許容空間を形成
してもよい。このような構成とすることによって、単
に、それぞれ円板と環状円板からなる第1及び第2のス
トッパーを用いることによってスラスト軸受ケースの暴
走を阻止することができると共に、容易に噛み止まり状
態を解除して逆送りを行なうことができる。
スト調整装置において、水平ロールの端部に小径端部を
形成し、小径端部の端面に直径が小径端部より大きい円
板からなる第1のストッパーを弛緩自在に取付け、小径
端部の外周面上に環状溝を設け、環状溝内に、モーター
カバーの端部に弛緩自在に取付けられ、かつ環状溝より
幅が狭い環状円板からなる第2のストッパーの内周縁部
を嵌入し、第2のストッパーの両側面と環状溝の対応す
る側面との間にそれぞれ水平ロール移動許容空間を形成
してもよい。このような構成とすることによって、単
に、それぞれ円板と環状円板からなる第1及び第2のス
トッパーを用いることによってスラスト軸受ケースの暴
走を阻止することができると共に、容易に噛み止まり状
態を解除して逆送りを行なうことができる。
【0009】前記目的に沿う第2の発明に係る圧延機の
スラスト調整装置は、水平ロールの一端部の外周面に取
付けられ水平ロールと一体的に軸線方向に移動可能な基
部スリーブと、基部スリーブに取付けられたころがりス
ラスト軸受と、ころがりスラスト軸受を内蔵すると共
に、外周面上に軸線方向に間隔をあけて回転用外歯車部
と進退用雄ねじ部を有するスラスト軸受ケースと、チョ
ックに設けられスラスト軸受ケースを回転自在に支承す
ると共に内周面に進退用雄ねじ部を螺合する進退用雌ね
じ部を有するスラストケースと、スラストケースに固着
されると共に、その回転出力軸に回転用外歯車部と噛合
するピニオンを固着した駆動モータと、スラストケース
に取付けられ、スラスト軸受ケースの軸線方向の進退量
を検出する検出手段と、スラスト軸受固定スリーブとモ
ーターカバーの端部にそれぞれ弛緩自在に取付けられ、
かつ、スラスト軸受ケースの軸線方向のストロークエン
ドを超えた移動を規制する第1及び第2のストッパーを
具備する。
スラスト調整装置は、水平ロールの一端部の外周面に取
付けられ水平ロールと一体的に軸線方向に移動可能な基
部スリーブと、基部スリーブに取付けられたころがりス
ラスト軸受と、ころがりスラスト軸受を内蔵すると共
に、外周面上に軸線方向に間隔をあけて回転用外歯車部
と進退用雄ねじ部を有するスラスト軸受ケースと、チョ
ックに設けられスラスト軸受ケースを回転自在に支承す
ると共に内周面に進退用雄ねじ部を螺合する進退用雌ね
じ部を有するスラストケースと、スラストケースに固着
されると共に、その回転出力軸に回転用外歯車部と噛合
するピニオンを固着した駆動モータと、スラストケース
に取付けられ、スラスト軸受ケースの軸線方向の進退量
を検出する検出手段と、スラスト軸受固定スリーブとモ
ーターカバーの端部にそれぞれ弛緩自在に取付けられ、
かつ、スラスト軸受ケースの軸線方向のストロークエン
ドを超えた移動を規制する第1及び第2のストッパーを
具備する。
【0010】このように、第2の発明に係る圧延機のス
ラスト調整装置においても、検出手段が故障等した場
合、スラスト軸受ケースの移動をストロークエンドで確
実に止めてその暴走を確実に阻止することができ、ま
た、ねじ部において噛み止まりが生じている場合であっ
ても、第1及び第2のストッパーを水平ロールの軸端部
から弛緩して移動することによって、容易に噛み止まり
状態を解除して逆送りを行なうことができる。
ラスト調整装置においても、検出手段が故障等した場
合、スラスト軸受ケースの移動をストロークエンドで確
実に止めてその暴走を確実に阻止することができ、ま
た、ねじ部において噛み止まりが生じている場合であっ
ても、第1及び第2のストッパーを水平ロールの軸端部
から弛緩して移動することによって、容易に噛み止まり
状態を解除して逆送りを行なうことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
【0012】(第1の実施の形態)まず、図1を参照し
て、本発明の第1の実施の形態に係る圧延機のスラスト
調整装置Aを具備する圧延機Bの構成を説明する。図示
するように、本発明に係る圧延機のスラスト調整装置A
を具備する圧延機Bにおいて、中央に開口を有するハウ
ジング10の上、下部に水平ロール11、12が配設さ
れており、水平ロール11、12の両端部は、それぞ
れ、圧下スクリュ13と圧上スクリュ14によって昇降
されるチョック15、16によって回転自在に支持され
ている。そして、水平ロール11、12の圧延ロール部
17、18によってH形鋼19が圧延されることにな
る。そして、一方のチョック15内に、本実施の形態に
係る圧延機のスラスト調整装置Aが一体的に組み込まれ
ている。
て、本発明の第1の実施の形態に係る圧延機のスラスト
調整装置Aを具備する圧延機Bの構成を説明する。図示
するように、本発明に係る圧延機のスラスト調整装置A
を具備する圧延機Bにおいて、中央に開口を有するハウ
ジング10の上、下部に水平ロール11、12が配設さ
れており、水平ロール11、12の両端部は、それぞ
れ、圧下スクリュ13と圧上スクリュ14によって昇降
されるチョック15、16によって回転自在に支持され
ている。そして、水平ロール11、12の圧延ロール部
17、18によってH形鋼19が圧延されることにな
る。そして、一方のチョック15内に、本実施の形態に
係る圧延機のスラスト調整装置Aが一体的に組み込まれ
ている。
【0013】次に、図1〜図4を参照して、本実施の形
態に係る圧延機のスラスト調整装置Aの構成について説
明する。図2に示すように、水平ロール11の一端部を
形成するロール端部は、同軸をなす大径ロール部20と
小径ロール部21とから形成されている。大径ロール部
20はラジアル軸受20aによって回転自在に支持され
ている。小径ロール部21の外周面には、水平ロール1
1と一体的に軸線方向に移動可能にころがりスラスト軸
受22が取付けられている。そして、ころがりスラスト
軸受22の両側において、小径ロール部21の外周面に
は、ころがりスラスト軸受22の軸線方向の移動を規制
するための軸受固定用スリーブ23及び水平ロール11
の一部をなす軸受固定用キャップ24が装着されてい
る。軸受固定用キャップ24は、連結ボルト25によっ
て小径ロール部分21の端部に固定連結されている。
態に係る圧延機のスラスト調整装置Aの構成について説
明する。図2に示すように、水平ロール11の一端部を
形成するロール端部は、同軸をなす大径ロール部20と
小径ロール部21とから形成されている。大径ロール部
20はラジアル軸受20aによって回転自在に支持され
ている。小径ロール部21の外周面には、水平ロール1
1と一体的に軸線方向に移動可能にころがりスラスト軸
受22が取付けられている。そして、ころがりスラスト
軸受22の両側において、小径ロール部21の外周面に
は、ころがりスラスト軸受22の軸線方向の移動を規制
するための軸受固定用スリーブ23及び水平ロール11
の一部をなす軸受固定用キャップ24が装着されてい
る。軸受固定用キャップ24は、連結ボルト25によっ
て小径ロール部分21の端部に固定連結されている。
【0014】図2に示すように、ころがりスラスト軸受
22の外周面上には、ころがりスラスト軸受22を内蔵
する状態でスラスト軸受ケース26が取付けられてお
り、スラスト軸受ケース26の外周面上には、軸線方向
に間隔をあけて回転用外歯車部27とねじ部の一例であ
る移動用雄ねじ部28が形成されている。スラスト軸受
ケース26はチョック15に固定されたスラストケース
29内に回転自在に支承されており、スラストケース2
9の内周面には、移動用雄ねじ部28と螺合するねじ部
の一例である移動用雌ねじ部30を内周面に有するナッ
ト31が固着されている。なお、スラスト軸受ケース2
6と軸受固定用キャップ24との間には、スラスト軸受
ケース26の一部をなすスラスト軸受固定スリーブ26
aが介設されている。図2に示すように、スラストケー
ス29の端部には駆動モータ32が固着されており、駆
動モータ32の回転出力軸33には回転用外歯車部27
と噛合するピニオン34が固着されている。
22の外周面上には、ころがりスラスト軸受22を内蔵
する状態でスラスト軸受ケース26が取付けられてお
り、スラスト軸受ケース26の外周面上には、軸線方向
に間隔をあけて回転用外歯車部27とねじ部の一例であ
る移動用雄ねじ部28が形成されている。スラスト軸受
ケース26はチョック15に固定されたスラストケース
29内に回転自在に支承されており、スラストケース2
9の内周面には、移動用雄ねじ部28と螺合するねじ部
の一例である移動用雌ねじ部30を内周面に有するナッ
ト31が固着されている。なお、スラスト軸受ケース2
6と軸受固定用キャップ24との間には、スラスト軸受
ケース26の一部をなすスラスト軸受固定スリーブ26
aが介設されている。図2に示すように、スラストケー
ス29の端部には駆動モータ32が固着されており、駆
動モータ32の回転出力軸33には回転用外歯車部27
と噛合するピニオン34が固着されている。
【0015】上記した構成によって、駆動モータ32を
駆動すると、その回転力がピニオン34及び回転用外歯
車部27を介してスラスト軸受ケース26に伝達され、
スラスト軸受ケース26を回転することになる。上述し
たように、スラスト軸受ケース26の移動用雄ねじ部2
8はナット31の内周面に設けた移動用雌ねじ部30に
螺合しているので、スラスト軸受ケース26の回転は、
スラスト軸受ケース26を軸線方向に移動させることに
なる。また、スラスト軸受ケース26の軸線方向の移動
によって、スラスト軸受ケース26に固着したころがり
スラスト軸受22及び水平ロール11も一体的に軸線方
向に移動することになる。
駆動すると、その回転力がピニオン34及び回転用外歯
車部27を介してスラスト軸受ケース26に伝達され、
スラスト軸受ケース26を回転することになる。上述し
たように、スラスト軸受ケース26の移動用雄ねじ部2
8はナット31の内周面に設けた移動用雌ねじ部30に
螺合しているので、スラスト軸受ケース26の回転は、
スラスト軸受ケース26を軸線方向に移動させることに
なる。また、スラスト軸受ケース26の軸線方向の移動
によって、スラスト軸受ケース26に固着したころがり
スラスト軸受22及び水平ロール11も一体的に軸線方
向に移動することになる。
【0016】図3及び図4に示すように、駆動モータ3
2から円周方向に略90°離した位置において、スラス
トケース29に、水平ロール11の軸線方向の移動量を
検出する検出手段の一例であるロータリエンコーダ(ア
ブソリュートコーダ)35が取付けられている。本実施
の形態では、ロータリエンコーダ35の入力軸36に
は、カップリング37を介して、検出ギア38を取付け
た回転軸39の小径部39aの一端が固着されている。
そして、検出ギア38は、スラスト軸受ケース26の外
周面上に設けた回転用外歯車部27に噛合している。上
記した構成によって、スラスト軸受ケース26の回転量
を、回転用外歯車部27、検出ギア38、回転軸39を
介してロータリエンコーダ35に入力することができ、
この回転量に基づいて、スラスト軸受ケース26の軸線
方向の移動量を検出することができる。
2から円周方向に略90°離した位置において、スラス
トケース29に、水平ロール11の軸線方向の移動量を
検出する検出手段の一例であるロータリエンコーダ(ア
ブソリュートコーダ)35が取付けられている。本実施
の形態では、ロータリエンコーダ35の入力軸36に
は、カップリング37を介して、検出ギア38を取付け
た回転軸39の小径部39aの一端が固着されている。
そして、検出ギア38は、スラスト軸受ケース26の外
周面上に設けた回転用外歯車部27に噛合している。上
記した構成によって、スラスト軸受ケース26の回転量
を、回転用外歯車部27、検出ギア38、回転軸39を
介してロータリエンコーダ35に入力することができ、
この回転量に基づいて、スラスト軸受ケース26の軸線
方向の移動量を検出することができる。
【0017】図2に示すように、水平ロール11の一部
をなす軸受固定用キャップ24の端部に小径端部40が
形成されており、その端面41には、直径が小径端部4
0より大きい円板からなる第1のストッパー42が連結
ボルト43によって弛緩自在、即ち、移動自在に取付け
られている。かかる構成によって、小径端部40の外周
面上には環状溝44が形成されることになる。一方、環
状溝44内において、スラストケース29の一部をなす
モーターカバー29aの端部には環状溝44より幅が狭
い環状円板からなる第2のストッパー45の外周縁部分
が連結ボルト46によって弛緩自在、即ち、移動自在に
取付けられている。そして、第2のストッパー45の内
周縁部は環状溝44内に嵌入されており、中立位置にお
いて、第2のストッパー45の両側面と環状溝44の対
応する側面との間にそれぞれ水平ロール移動許容空間
a、bが形成されている。
をなす軸受固定用キャップ24の端部に小径端部40が
形成されており、その端面41には、直径が小径端部4
0より大きい円板からなる第1のストッパー42が連結
ボルト43によって弛緩自在、即ち、移動自在に取付け
られている。かかる構成によって、小径端部40の外周
面上には環状溝44が形成されることになる。一方、環
状溝44内において、スラストケース29の一部をなす
モーターカバー29aの端部には環状溝44より幅が狭
い環状円板からなる第2のストッパー45の外周縁部分
が連結ボルト46によって弛緩自在、即ち、移動自在に
取付けられている。そして、第2のストッパー45の内
周縁部は環状溝44内に嵌入されており、中立位置にお
いて、第2のストッパー45の両側面と環状溝44の対
応する側面との間にそれぞれ水平ロール移動許容空間
a、bが形成されている。
【0018】上記した構成において、スラスト軸受ケー
ス26の軸線方向の移動に連動して第2のストッパー4
5も環状溝44内を軸線方向に移動することになるが、
ストロークエンドを超えた場合、それぞれ、環状溝44
の対応する端面、即ち、第1のストッパー42の内側端
面及び小径部40の段部形成面に当接することになり、
第2のストッパー45のそれ以上の移動は阻止されるこ
とになり、スラスト軸受ケース26のそれ以上の移動も
阻止されることになる。一方、連結ボルト43又は連結
ボルト46を緩めることによって、第1のストッパー4
2又は第2のストッパー45を軸線方向に後退させるこ
とができ、この後退動作によって、ねじ部が過剰に締め
込まれ、噛み止まりが生じている場合であっても、過剰
締め込み力を解除して、噛み止まりを無くすことができ
る。
ス26の軸線方向の移動に連動して第2のストッパー4
5も環状溝44内を軸線方向に移動することになるが、
ストロークエンドを超えた場合、それぞれ、環状溝44
の対応する端面、即ち、第1のストッパー42の内側端
面及び小径部40の段部形成面に当接することになり、
第2のストッパー45のそれ以上の移動は阻止されるこ
とになり、スラスト軸受ケース26のそれ以上の移動も
阻止されることになる。一方、連結ボルト43又は連結
ボルト46を緩めることによって、第1のストッパー4
2又は第2のストッパー45を軸線方向に後退させるこ
とができ、この後退動作によって、ねじ部が過剰に締め
込まれ、噛み止まりが生じている場合であっても、過剰
締め込み力を解除して、噛み止まりを無くすことができ
る。
【0019】次に、上記した構成を有する圧延機のスラ
スト調整装置Aの作動について、図2を参照して説明す
る。駆動モータ32を駆動することによって、スラスト
軸受ケース26を介して水平ロール11を軸線方向に移
動することができ、その移動量は、ロータリエンコーダ
35の検出出力に基づいて制御することができる。ま
た、ロータリエンコーダ35が故障等した場合、第1の
ストッパー42と第2のストッパー45の協働によっ
て、スラスト軸受ケース26の移動をストロークエンド
で確実に止めてその暴走を確実に阻止することができ
る。また、移動用雄ねじ部28と移動用雌ねじ部30に
よって構成されるねじ部において噛み止まりが生じてい
る場合であっても、水平ロール11の軸端部において、
第1のストッパー42と第2のストッパー45を弛緩す
ることによって、容易に噛み止まり状態を解除して逆送
りを行なうことができる。
スト調整装置Aの作動について、図2を参照して説明す
る。駆動モータ32を駆動することによって、スラスト
軸受ケース26を介して水平ロール11を軸線方向に移
動することができ、その移動量は、ロータリエンコーダ
35の検出出力に基づいて制御することができる。ま
た、ロータリエンコーダ35が故障等した場合、第1の
ストッパー42と第2のストッパー45の協働によっ
て、スラスト軸受ケース26の移動をストロークエンド
で確実に止めてその暴走を確実に阻止することができ
る。また、移動用雄ねじ部28と移動用雌ねじ部30に
よって構成されるねじ部において噛み止まりが生じてい
る場合であっても、水平ロール11の軸端部において、
第1のストッパー42と第2のストッパー45を弛緩す
ることによって、容易に噛み止まり状態を解除して逆送
りを行なうことができる。
【0020】また、本実施の形態では、第1のストッパ
ー42と第2のストッパー45を、それぞれ円板と環状
円板から形成したので、安価な構造で、スラスト軸受ケ
ース26の暴走を阻止することができると共に、容易に
噛み止まり状態を解除して逆送りを行なうことができ
る。
ー42と第2のストッパー45を、それぞれ円板と環状
円板から形成したので、安価な構造で、スラスト軸受ケ
ース26の暴走を阻止することができると共に、容易に
噛み止まり状態を解除して逆送りを行なうことができ
る。
【0021】(第2の実施の形態)次に、図5を参照し
て、本発明の第2の実施の形態に係る圧延機のスラスト
調整装置A1の構成を説明する。図5において、水平ロ
ール50の一端部の外周面には、ころがりスラスト軸受
51を両側から挟んで水平ロール50に固定し、ころが
りスラスト軸受51を水平ロール50と一体的に軸線方
向に移動可能とする基部スリーブ52とスラスト軸受固
定スリーブ53が配設されている。そして、スラスト軸
受固定スリーブ53の雌ねじ部54は、水平ロール50
の一端部に固着した分割リング55の外周面に設けられ
た雄ねじ部56に螺合されている。
て、本発明の第2の実施の形態に係る圧延機のスラスト
調整装置A1の構成を説明する。図5において、水平ロ
ール50の一端部の外周面には、ころがりスラスト軸受
51を両側から挟んで水平ロール50に固定し、ころが
りスラスト軸受51を水平ロール50と一体的に軸線方
向に移動可能とする基部スリーブ52とスラスト軸受固
定スリーブ53が配設されている。そして、スラスト軸
受固定スリーブ53の雌ねじ部54は、水平ロール50
の一端部に固着した分割リング55の外周面に設けられ
た雄ねじ部56に螺合されている。
【0022】基部スリーブ52の外周面にはころがりス
ラスト軸受51が取付けられている。ころがりスラスト
軸受51はスラスト軸受ケース57内に内蔵されてお
り、スラスト軸受ケース57の外周面上には、軸線方向
に間隔をあけて回転用外歯車部58と進退用雄ねじ部5
9が形成されている。スラスト軸受ケース57はスラス
トケース60内に回転自在に支承されており、スラスト
ケース60の内周面には、進退用雄ねじ部59と螺合す
る進退用雌ねじ部61が形成されている。なお、図中、
62は軸受押えである。
ラスト軸受51が取付けられている。ころがりスラスト
軸受51はスラスト軸受ケース57内に内蔵されてお
り、スラスト軸受ケース57の外周面上には、軸線方向
に間隔をあけて回転用外歯車部58と進退用雄ねじ部5
9が形成されている。スラスト軸受ケース57はスラス
トケース60内に回転自在に支承されており、スラスト
ケース60の内周面には、進退用雄ねじ部59と螺合す
る進退用雌ねじ部61が形成されている。なお、図中、
62は軸受押えである。
【0023】また、スラストケース60に駆動モータ6
3が固着されており、その回転出力軸63aには、カッ
プリング63bによって、一端がスラストケース60の
側壁に回転自在に支承されている回転軸64が連結され
ており、回転軸64には回転用外歯車部58と噛合する
ピニオン65が固着されている。スラスト軸受固定スリ
ーブ53とスラストケース60の端部には、それぞれ、
連結ボルト66、67によって、スラスト軸受ケース5
7の軸線方向のストロークエンドで相互に当接可能な第
1及び第2のストッパー68、69が弛緩自在、即ち、
移動自在に取付けられている。
3が固着されており、その回転出力軸63aには、カッ
プリング63bによって、一端がスラストケース60の
側壁に回転自在に支承されている回転軸64が連結され
ており、回転軸64には回転用外歯車部58と噛合する
ピニオン65が固着されている。スラスト軸受固定スリ
ーブ53とスラストケース60の端部には、それぞれ、
連結ボルト66、67によって、スラスト軸受ケース5
7の軸線方向のストロークエンドで相互に当接可能な第
1及び第2のストッパー68、69が弛緩自在、即ち、
移動自在に取付けられている。
【0024】本実施の形態では、第1のストッパー68
は、スラスト軸受固定スリーブ53の端面に取付けられ
た環状円板から形成されている。一方、第2のストッパ
ー69は、スラストケース60の端面に取付けられた蓋
板70の外面に取付けられると共に、下方に向けて開口
する溝71を有するU字状断面を具備する環状円板から
構成されており、溝71の幅は第1のストッパー68の
幅より大きく設定されており、第1のストッパー68の
両端面と溝71の対応する端面との間には水平ロール移
動許容空間がそれぞれ形成されている。
は、スラスト軸受固定スリーブ53の端面に取付けられ
た環状円板から形成されている。一方、第2のストッパ
ー69は、スラストケース60の端面に取付けられた蓋
板70の外面に取付けられると共に、下方に向けて開口
する溝71を有するU字状断面を具備する環状円板から
構成されており、溝71の幅は第1のストッパー68の
幅より大きく設定されており、第1のストッパー68の
両端面と溝71の対応する端面との間には水平ロール移
動許容空間がそれぞれ形成されている。
【0025】なお、図示しないが、第2の実施の形態に
係る圧延機のスラスト調整装置A1も、スラスト軸受ケ
ース57の軸線方向の進退量を検出するためのロータリ
エンコーダ等の検出手段をスラストケース60に具備す
る。本実施の形態に係る圧延機のスラスト調整装置A1
においても、検出手段が故障等した場合、スラスト軸受
ケース57の移動がストロークエンドを超えた暴走を確
実に阻止することができ、また、進退用雄ねじ部59と
螺合する進退用雌ねじ部61から構成されるねじ部にお
いて噛み止まりが生じている場合であっても、水平ロー
ル50の軸端部において、第1及び第2のストッパー6
8、69を弛緩することによって、容易に噛み止まり状
態を解除して逆送りを行なうことができる。
係る圧延機のスラスト調整装置A1も、スラスト軸受ケ
ース57の軸線方向の進退量を検出するためのロータリ
エンコーダ等の検出手段をスラストケース60に具備す
る。本実施の形態に係る圧延機のスラスト調整装置A1
においても、検出手段が故障等した場合、スラスト軸受
ケース57の移動がストロークエンドを超えた暴走を確
実に阻止することができ、また、進退用雄ねじ部59と
螺合する進退用雌ねじ部61から構成されるねじ部にお
いて噛み止まりが生じている場合であっても、水平ロー
ル50の軸端部において、第1及び第2のストッパー6
8、69を弛緩することによって、容易に噛み止まり状
態を解除して逆送りを行なうことができる。
【0026】また、図6に本実施の形態の変形例に係る
圧延機のスラスト調整装置A2の要部を示す。図示する
ように、この変形例において、実質的に、第1のストッ
パー72は、スラストケース60の端面に連結ボルト7
3によって弛緩自在に、即ち、移動自在に取付けられた
環状円板から構成されると共に、第2のストッパー74
は、スラスト軸受固定スリーブ53の端面に連結ボルト
76によって弛緩自在に、即ち、移動自在に取付けられ
たL字状断面の環状円板から構成されている。そして、
スラスト軸受固定スリーブ53の端面と第2のストッパ
ー74とによって、上方に向けて開口する溝77が形成
されている。溝77の幅は第1のストッパー72の幅よ
り大きく設定されており、第1のストッパー72の両端
面と溝77の対応する端面との間には水平ロール移動許
容空間がそれぞれ形成されている。
圧延機のスラスト調整装置A2の要部を示す。図示する
ように、この変形例において、実質的に、第1のストッ
パー72は、スラストケース60の端面に連結ボルト7
3によって弛緩自在に、即ち、移動自在に取付けられた
環状円板から構成されると共に、第2のストッパー74
は、スラスト軸受固定スリーブ53の端面に連結ボルト
76によって弛緩自在に、即ち、移動自在に取付けられ
たL字状断面の環状円板から構成されている。そして、
スラスト軸受固定スリーブ53の端面と第2のストッパ
ー74とによって、上方に向けて開口する溝77が形成
されている。溝77の幅は第1のストッパー72の幅よ
り大きく設定されており、第1のストッパー72の両端
面と溝77の対応する端面との間には水平ロール移動許
容空間がそれぞれ形成されている。
【0027】本変形例に係る圧延機のスラスト調整装置
A2においても、検出手段が故障等した場合、スライド
軸受ケース57の移動をストロークエンドで確実に止め
てその暴走を確実に阻止することができ、また、進退用
雄ねじ部59と螺合する進退用雌ねじ部61から構成さ
れるねじ部において噛み止まりが生じている場合であっ
ても、水平ロール50の軸端部において、第1及び第2
のストッパー72、74を弛緩することによって、容易
に噛み止まり状態を解除して逆送りを行なうことができ
る。
A2においても、検出手段が故障等した場合、スライド
軸受ケース57の移動をストロークエンドで確実に止め
てその暴走を確実に阻止することができ、また、進退用
雄ねじ部59と螺合する進退用雌ねじ部61から構成さ
れるねじ部において噛み止まりが生じている場合であっ
ても、水平ロール50の軸端部において、第1及び第2
のストッパー72、74を弛緩することによって、容易
に噛み止まり状態を解除して逆送りを行なうことができ
る。
【0028】以上、本発明を、幾つかの実施の形態を参
照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形
態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他
の実施の形態や変形例も含むものである。
照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形
態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他
の実施の形態や変形例も含むものである。
【0029】
【発明の効果】請求項1及び2記載の圧延機のスラスト
調整装置においては、検出手段が故障等した場合であっ
ても、スラスト軸受ケースの移動をストロークエンドで
確実に止めてその暴走を確実に阻止することができ、ま
た、ねじ部において噛み止まりが生じている場合であっ
ても、水平ロールの軸端部において、第1及び第2のス
トッパーを弛緩することによって、容易に噛み止まり状
態を解除して逆送りを行なうことができ、圧延機のスラ
スト調整装置の機能を容易に回復することができる。
調整装置においては、検出手段が故障等した場合であっ
ても、スラスト軸受ケースの移動をストロークエンドで
確実に止めてその暴走を確実に阻止することができ、ま
た、ねじ部において噛み止まりが生じている場合であっ
ても、水平ロールの軸端部において、第1及び第2のス
トッパーを弛緩することによって、容易に噛み止まり状
態を解除して逆送りを行なうことができ、圧延機のスラ
スト調整装置の機能を容易に回復することができる。
【0030】特に、請求項2記載の圧延機のスラスト調
整装置においては、単に、それぞれ円板と環状円板から
なる第1及び第2のストッパーを用いることによってス
ラスト軸受ケースの暴走を阻止することができると共
に、容易に噛み止まり状態を解除して逆送りを行なうこ
とができ、噛み止まり防止機能を有する圧延機のスラス
ト調整装置の安価に製作することができる。
整装置においては、単に、それぞれ円板と環状円板から
なる第1及び第2のストッパーを用いることによってス
ラスト軸受ケースの暴走を阻止することができると共
に、容易に噛み止まり状態を解除して逆送りを行なうこ
とができ、噛み止まり防止機能を有する圧延機のスラス
ト調整装置の安価に製作することができる。
【0031】請求項3記載の圧延機のスラスト調整装置
においては、検出手段が故障等した場合、スラスト軸受
ケースの移動をストロークエンドで確実に止めてその暴
走を確実に阻止することができ、また、ねじ部において
噛み止まりが生じている場合であっても、水平ロールの
軸端部において、第1及び第2のストッパーを容易に弛
緩することができ、噛み止まり状態を解除して逆送りを
行なうことができ、圧延機のスラスト調整装置の機能を
容易に回復することができる。
においては、検出手段が故障等した場合、スラスト軸受
ケースの移動をストロークエンドで確実に止めてその暴
走を確実に阻止することができ、また、ねじ部において
噛み止まりが生じている場合であっても、水平ロールの
軸端部において、第1及び第2のストッパーを容易に弛
緩することができ、噛み止まり状態を解除して逆送りを
行なうことができ、圧延機のスラスト調整装置の機能を
容易に回復することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る圧延機のスラ
スト調整装置を具備する圧延機の概念的構成説明図であ
る。
スト調整装置を具備する圧延機の概念的構成説明図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る圧延機のスラ
スト調整装置の正断面図である。
スト調整装置の正断面図である。
【図3】図2のI−I線による矢視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る圧延機のスラ
スト調整装置の検出手段の平断面図である。
スト調整装置の検出手段の平断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る圧延機のスラ
スト調整装置の正断面図である。
スト調整装置の正断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の変形例に係る圧延
機のスラスト調整装置の要部の正断面図である。
機のスラスト調整装置の要部の正断面図である。
A:圧延機のスラスト調整装置、A1:圧延機のスラス
ト調整装置、A2:圧延機のスラスト調整装置、B:圧
延機、a:水平ロール移動許容空間、b:水平ロール移
動許容空間、10:ハウジング、11:水平ロール、1
2:水平ロール、13:圧下スクリュ、14:圧上スク
リュ、15:チョック、16:チョック、17:圧延ロ
ール部、18:圧延ロール部、19:H形鋼、20:大
径ロール部、20a:ラジアル軸受、21:小径ロール
部、22:ころがりスラスト軸受、23:軸受固定用ス
リーブ、24:軸受固定用キャップ、25:連結ボル
ト、26:スラスト軸受ケース、26a:スラスト軸受
固定スリーブ、27:回転用外歯車部、28、移動用雄
ねじ部、29:スラストケース、29a:モーターカバ
ー、30:移動用雌ねじ部、31:ナット、32:駆動
モータ、33:回転出力軸、34:ピニオン、35:ロ
ータリエンコーダ、36:入力軸、37:カップリン
グ、38:検出ギア、39:回転軸、39a:小径部、
40:小径端部、41:端面、42:第1のストッパ
ー、43:連結ボルト、44:環状溝、45:第2のス
トッパー、46:連結ボルト、50:水平ロール、5
1:ころがりスラスト軸受、52:基部スリーブ、5
3:スラスト軸受固定スリーブ、54:雌ねじ部、5
5:分割リング、56:雄ねじ部、57:スラスト軸受
ケース、58:回転用外歯車部、59:進退用雄ねじ
部、60:スラストケース、61:進退用雌ねじ部、6
2:軸受押え、63:駆動モータ、63a:回転出力
軸、63b:カップリング、64:回転軸、65:ピニ
オン、66:連結ボルト、67:連結ボルト、68:第
1のストッパー、69:第2のストッパー、70:蓋
板、71:溝、72:第1のストッパー、73:連結ボ
ルト、74:第2のストッパー、76:連結ボルト、7
7:溝
ト調整装置、A2:圧延機のスラスト調整装置、B:圧
延機、a:水平ロール移動許容空間、b:水平ロール移
動許容空間、10:ハウジング、11:水平ロール、1
2:水平ロール、13:圧下スクリュ、14:圧上スク
リュ、15:チョック、16:チョック、17:圧延ロ
ール部、18:圧延ロール部、19:H形鋼、20:大
径ロール部、20a:ラジアル軸受、21:小径ロール
部、22:ころがりスラスト軸受、23:軸受固定用ス
リーブ、24:軸受固定用キャップ、25:連結ボル
ト、26:スラスト軸受ケース、26a:スラスト軸受
固定スリーブ、27:回転用外歯車部、28、移動用雄
ねじ部、29:スラストケース、29a:モーターカバ
ー、30:移動用雌ねじ部、31:ナット、32:駆動
モータ、33:回転出力軸、34:ピニオン、35:ロ
ータリエンコーダ、36:入力軸、37:カップリン
グ、38:検出ギア、39:回転軸、39a:小径部、
40:小径端部、41:端面、42:第1のストッパ
ー、43:連結ボルト、44:環状溝、45:第2のス
トッパー、46:連結ボルト、50:水平ロール、5
1:ころがりスラスト軸受、52:基部スリーブ、5
3:スラスト軸受固定スリーブ、54:雌ねじ部、5
5:分割リング、56:雄ねじ部、57:スラスト軸受
ケース、58:回転用外歯車部、59:進退用雄ねじ
部、60:スラストケース、61:進退用雌ねじ部、6
2:軸受押え、63:駆動モータ、63a:回転出力
軸、63b:カップリング、64:回転軸、65:ピニ
オン、66:連結ボルト、67:連結ボルト、68:第
1のストッパー、69:第2のストッパー、70:蓋
板、71:溝、72:第1のストッパー、73:連結ボ
ルト、74:第2のストッパー、76:連結ボルト、7
7:溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北里 武 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地59 日鐵プラント設計株式会社内 (72)発明者 藤野 克己 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地59 日鐵プラント設計株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 水平ロールの一端部の外周面に該水平ロ
ールと一体的に軸線方向に移動可能に取付けられたころ
がりスラスト軸受と、前記ころがりスラスト軸受を内蔵
すると共に、外周面上に軸線方向に間隔をあけて回転用
外歯車部と移動用雄ねじ部を有するスラスト軸受ケース
と、チョックに設けられ、前記スラスト軸受ケースを回
転自在に支承すると共に内周面に前記移動用雄ねじ部を
螺合する移動用雌ねじ部を有するスラストケースと、該
スラストケースに固着されると共に、その回転出力軸に
前記回転用外歯車部と噛合するピニオンを固着した駆動
モータと、前記スラストケースに取付けられ、前記水平
ロールの軸線方向の移動量を検出する検出手段と、前記
水平ロールの端部に取付けられた軸受固定用キャップと
前記スラストケースの端部に取付けられたモーターカバ
ーにそれぞれ弛緩自在に取付けられ、かつ、前記スラス
ト軸受ケースの軸線方向のストロークエンドを超えた移
動を規制する第1及び第2のストッパーを具備すること
を特徴とする圧延機のスラスト調整装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の圧延機のスラスト調整装
置において、前記水平ロールの端部に小径端部を形成
し、該小径端部の端面に直径が前記小径端部より大きい
円板からなる前記第1のストッパーを弛緩自在に取付
け、前記小径端部の外周面上に環状溝を設け、該環状溝
内に、前記モーターカバーの端部に弛緩自在に取付けら
れかつ前記環状溝より幅が狭い環状円板からなる前記第
2のストッパーの内周縁部を嵌入し、該第2のストッパ
ーの両側面と前記環状溝の対応する側面との間にそれぞ
れ水平ロール移動許容空間を形成したことを特徴とする
圧延機のスラスト調整装置。 - 【請求項3】 水平ロールの一端部の外周面に取付けら
れ前記水平ロールと一体的に軸線方向に移動可能な基部
スリーブと、前記基部スリーブに取付けられたころがり
スラスト軸受と、前記ころがりスラスト軸受を内蔵する
と共に、外周面上に軸線方向に間隔をあけて回転用外歯
車部と進退用雄ねじ部を有するスラスト軸受ケースと、
チョックに設けられ、前記スラスト軸受ケースを回転自
在に支承すると共に内周面に前記進退用雄ねじ部を螺合
する進退用雌ねじ部を有するスラストケースと、該スラ
ストケースに固着されると共に、その回転出力軸に前記
回転用外歯車部と噛合するピニオンを固着した駆動モー
タと、前記スラストケースに取付けられ、前記スラスト
軸受ケースの軸線方向の進退量を検出する検出手段と、
スラスト軸受固定スリーブとモーターカバーの端部にそ
れぞれ弛緩自在に取付けられ、かつ、前記スラスト軸受
ケースの軸線方向のストロークエンドを超えた移動を規
制する第1及び第2のストッパーを具備することを特徴
とする圧延機のスラスト調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11089300A JP2000280010A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 圧延機のスラスト調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11089300A JP2000280010A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 圧延機のスラスト調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000280010A true JP2000280010A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13966831
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11089300A Withdrawn JP2000280010A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 圧延機のスラスト調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000280010A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100956950B1 (ko) * | 2002-12-28 | 2010-05-12 | 주식회사 포스코 | 싱크롤 어셈블리 정렬장치 |
| CN107199245A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-09-26 | 天津市中重科技工程有限公司 | Cma万能轧机水平辊高精度轴向调整装置 |
-
1999
- 1999-03-30 JP JP11089300A patent/JP2000280010A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100956950B1 (ko) * | 2002-12-28 | 2010-05-12 | 주식회사 포스코 | 싱크롤 어셈블리 정렬장치 |
| CN107199245A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-09-26 | 天津市中重科技工程有限公司 | Cma万能轧机水平辊高精度轴向调整装置 |
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