JP2000280160A - ワーク切断装置およびワーク切断方法 - Google Patents
ワーク切断装置およびワーク切断方法Info
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Abstract
断装置およびワーク切断方法を提供する。 【解決手段】 ベット12上に立設されるコラム14の
レール16a、16bに、スライダ18を摺動可能に装
着する。スライダ18の前面に、支持部26aと26b
とによって、複数の切断刃ブロック28が装着された回
転軸30を回転可能に支持する。各切断刃ブロック28
は、複数の切断刃40とその両端の厚手の切断刃42と
を含む。ベット12上の切断刃ブロック28の真下に
は、断面V字状の凹部46を有するテーブル47を配置
し、凹部46上に配置板50a、50b、コート材52
a、52bを介して複数のワーク54を配置する。固定
部材56によってワーク54を固定する。切断刃40、
42を回転させながら降下させ、ワーク54を切断す
る。このとき、クーラント供給部80の供給口86a、
86b、およびクーラント供給路68の供給口74か
ら、クーラント72を吐出する。
Description
よびワーク切断方法に関し、特にたとえば磁石などの磁
性部材を切断するために用いられる、ワーク切断装置お
よびワーク切断方法に関する。
石を得るための従来のワーク切断装置1は、図17に示
すように、レール2に摺動可能に装着されたXスライダ
3を含む。Xスライダ3上には、チャックテーブル4、
その上に貼付板5が取り付けられ、貼付板5には接着剤
によってたとえば複数のワーク6が固定される。そし
て、Xスライダ3を矢印A方向(X軸方向)に摺動さ
せ、ワーク6を、矢印B方向に回転している切断刃7に
向かって一定速度で相対移動させることによって、ワー
ク6を所定の厚みに切断していた。このとき、ワーク6
は複数の切断刃7によって切断されるので、一度の作業
で複数枚の磁石が得られる。
は、切断刃7が回転軸8に完全に直角になるよう取り付
けられるのが理想的であり、この場合には切断反力は切
断刃面内に発生し、切断刃7をその面に垂直に変形させ
る力は発生しない。しかし、現実的には、図18に示す
ように、切断刃取り付け誤差θ(θ=0.02〜0.0
4度程度)が発生し、切断反力fの接線分力f1の取り
付け誤差分の分力f2(=f1×sinθ)が切断刃7
を変形させようとする力として作用し、切断刃7が変形
し、切断精度が悪くなる。また、図19に示すように、
切断に要する切断刃7のストロークが長くなるので、切
断時間が長くなり、作業性が悪いという問題点があっ
た。それゆえに、この発明の主たる目的は、切断精度お
よび生産性を向上できる、ワーク切断装置およびワーク
切断方法を提供することである。
に、請求項1に記載のワーク切断装置は、複数の切断刃
を回転させてワークを切断するワーク切断装置であっ
て、複数のワークが配置される凹部を有するワーク配置
部、切断時の切断刃に対するワークの相対的運動方向が
切断刃の軸方向と垂直になるように、ワークおよび切断
刃の少なくともいずれか一方を移動させるための駆動手
段、ならびにワークにクーラントを供給するためのクー
ラント供給手段を備える。請求項2に記載のワーク切断
装置は、請求項1に記載のワーク切断装置において、凹
部はV字状の断面を有し、断面は切断刃を含む面内およ
びその面に平行な面内の少なくともいずれか一方に含ま
れるものである。
項1または2に記載のワーク切断装置において、切断刃
は、ヤング率が441,315N/mm2〜686,49
0N/mm2の円板状の基板と基板の外周縁に形成される
刃先とを含むものである。請求項4に記載のワーク切断
装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載のワーク切
断装置において、凹部にワークを固定するための固定部
材をさらに含み、固定部材は、ワークのうち切断刃に対
向する面に圧接される櫛状部を有するものである。
項1ないし4のいずれかに記載のワーク切断装置におい
て、複数の切断刃のうち両端の切断刃の厚みが他の切断
刃の厚みより大きく設定されるものである。請求項6に
記載のワーク切断装置は、請求項1ないし5のいずれか
に記載のワーク切断装置において、複数の切断刃がブロ
ック化されて切断刃ブロックが形成され、複数の切断刃
ブロックがその軸方向に並列配置されるものである。請
求項7に記載のワーク切断装置は、請求項1に記載のワ
ーク切断装置において、クーラント供給手段は、それぞ
れワークにクーラントを供給するための第1供給口およ
び第2供給口を有する第1クーラント供給部を含むもの
である。
項7に記載のワーク切断装置において、第1供給口はワ
ークの近傍に形成され、第2供給口は第1供給口よりも
切断刃の回転方向上流側に形成されるものである。請求
項9に記載のワーク切断装置は、請求項7または8に記
載のワーク切断装置において、複数のワークは切断刃の
回転方向上流側および下流側に配置され、第2供給口か
らのクーラントは切断刃の回転方向下流側のワークに向
けて供給されるものである。請求項10に記載のワーク
切断装置は、請求項7ないし9のいずれかに記載のワー
ク切断装置において、クーラント供給手段は、クーラン
トを供給するための供給口が凹部に形成される第2クー
ラント供給部をさらに含むものである。
求項7ないし10のいずれかに記載のワーク切断装置に
おいて、凹部を囲む囲み部材をさらに含むものである。
請求項12に記載のワーク切断装置は、請求項7ないし
11のいずれかに記載のワーク切断装置において、切断
刃がレジン系ダイヤモンド切断刃を含むものである。
請求項13に記載のワーク切断装置は、請求項7ないし
12のいずれかに記載のワーク切断装置において、クー
ラントの吐出圧力が196,140Pa〜1,471,
050Paであるものである。
数の切断刃を回転させてワークを切断するワーク切断方
法であって、複数のワークをワーク配置部の凹部に配置
する第1ステップ、ならびに切断刃に対するワークの相
対的運動方向が切断刃の軸方向と垂直になるように、ワ
ークおよび切断刃の少なくともいずれか一方を移動させ
てワークを切断する第2ステップを備える。請求項15
に記載のワーク切断方法は、請求項14に記載のワーク
切断方法において、凹部はV字状の断面を有し、断面は
切断刃を含む面内およびその面に平行な面内の少なくと
もいずれか一方に含まれるものである。
求項14または15に記載のワーク切断方法において、
切断刃は、ヤング率が441,315N/mm2〜68
6,490N/mm2の円板状の基板と基板の外周縁に形
成される刃先とを含むものである。請求項17に記載の
ワーク切断方法は、請求項14ないし16のいずれかに
記載のワーク切断方法において、第1ステップは、ワー
クのうち切断刃に対向する面を固定部材の櫛状部によっ
て圧接して凹部にワークを固定するステップをさらに含
むものである。
求項14ないし17のいずれかに記載のワーク切断方法
において、複数の切断刃のうち両端の切断刃の厚みが他
の切断刃の厚みより大きく設定されるものである。請求
項19に記載のワーク切断方法は、請求項14ないし1
8のいずれかに記載のワーク切断方法において、複数の
切断刃がブロック化された切断刃ブロックが複数その軸
方向に並列配置されており、第1ステップは、ワーク配
置部の凹部に各切断刃ブロックに対応してワークを配置
するステップを含むものである。請求項20に記載のワ
ーク切断方法は、請求項14に記載のワーク切断方法に
おいて、第2ステップは、ワークに複数の箇所からクー
ラントを供給するステップを含むものである。
求項20に記載のワーク切断方法において、第2ステッ
プは、切断刃およびワークに対して同じ側からクーラン
トを供給するステップを含むものである。請求項22に
記載のワーク切断方法は、請求項20または21に記載
のワーク切断方法において、第1ステップは、複数のワ
ークを切断刃の回転方向上流側および下流側に配置する
ステップを含み、第2ステップは、クーラントを切断刃
の回転方向下流側のワークに向けて供給するステップを
含むものである。請求項23に記載のワーク切断方法
は、請求項20ないし22のいずれかに記載のワーク切
断方法において、第2ステップは、ワークに対して凹部
からクーラントを供給するステップを含むものである。
求項20ないし23のいずれかに記載のワーク切断方法
において、第2ステップは、ワークをクーラントに浸漬
した状態で切断するステップを含むものである。請求項
25に記載のワーク切断方法は、請求項20ないし24
のいずれかに記載のワーク切断方法において、切断刃が
レジン系ダイヤモンド切断刃を含むものである。請求項
26に記載のワーク切断方法は、請求項20ないし25
のいずれかに記載のワーク切断方法において、クーラン
トの吐出圧力が196,140Pa〜1,471,05
0Paであるものである。
ーク配置部の凹部に複数のワークを配置し、そのワーク
に対してたとえば複数の切断刃を回転させながら降下さ
せることによって、ワークに対して切断刃を切り込むこ
とができる。この場合、切断刃を変形させようとする力
を従来技術より小さくできるので、切断刃の変形も小さ
くなり、切断面の精度が向上する。また、切断に要する
切断刃のストロークも短くできるので、切断時間を短縮
でき、生産性が向上する。さらに、ワーク配置部の凹部
に複数のワークを配置するので、一度に多くのワークを
切断できる。請求項14に記載のワーク切断方法におい
ても同様である。
に、凹部を断面V字状にすれば、ワーク配置部の加工コ
ストを安くでき、様々な種類のワークに適用できる。特
に、平面状のワークを配置するときに、ばたつきなく安
定的に配置できる。請求項15に記載のワーク切断方法
においても同様である。請求項3に記載のワーク切断装
置では、切断刃の基板に、ヤング率が441,315N
/mm2〜686,490N/mm2のたとえば超硬合金を用
いることによって、薄くて硬く切断性のよい切断刃が得
られる。したがって、削り代を小さくでき、製品の歩留
まりを向上でき、生産性を向上できる。請求項16に記
載のワーク切断方法においても同様である。
ークのうち切断刃に対向する面に櫛状部を圧接させてワ
ークを固定するので、従来とは異なり、ワークを接着剤
等で固定する作業およびワークの切断後に接着剤を剥が
すという作業が不要となり、作業時間を短縮でき、生産
性が向上する。請求項17に記載のワーク切断方法にお
いても同様である。請求項5に記載のワーク切断装置で
は、両端の切断刃の厚みを大きくすることによって、切
断するワークの両端に生じうる寸法はずれの部分を粉状
にすることができるので、不良品の混入を防ぐことがで
き、歩留まりおよび生産性が向上する。請求項18に記
載のワーク切断方法においても同様である。
定枚数の切断刃をブロック化して切断刃ブロックを形成
し、複数の切断刃ブロックをその軸方向に並列的に配置
する。このとき、切断刃の取り付け誤差の影響は、隣り
合う切断刃ブロックには及ばず、取り付け誤差は累積し
ないので、複数の切断刃ブロックを並列配置することが
でき、その結果、1度の切断作業で多くのワークを切断
できる。また、各ワーク毎に切断刃ブロックをセットで
きるので、切断刃の取り付け精度を向上でき、寸法はず
れの製品の混入を抑制できる。したがって、歩留まりが
向上し、生産性が向上する。請求項19に記載のワーク
切断方法においても同様である。
置が異なる複数の箇所からワークにクーラントを供給す
ることによって、凹部を有するワーク配置部を使用し切
断刃とワークとの接触面積が大きくなる場合において
も、確実にクーラントを供給できる。したがって、切断
刃が効果的に摩耗され、ワークを生産性よく切断でき
る。請求項20に記載のワーク切断方法においても同様
である。請求項8に記載のワーク切断装置では、切断刃
およびワークに対して同じ側の複数の箇所からクーラン
トを供給できるので、スラッジを円滑に排出できる。請
求項21に記載のワーク切断方法においても同様であ
る。
断刃の回転方向下流側のワークにもクーラントを供給で
きる。また、切断刃の回転によって発生する空気の連れ
まわり流を遮断する。したがって、クーラントに対する
空気の連れまわり流の影響が少なくなり、クーラントを
ワークにより確実に与えることができる。請求項22に
記載のワーク切断方法においても同様である。請求項1
0に記載のワーク切断装置では、ワーク配置部の凹部か
らワークに対してクーラントを供給する。したがって、
ワークの側面などのクーラントを供給し難い部分にも、
クーラントを供給できるので、ワークの切断精度がさら
に向上する。特に、ワークの厚みが大きい場合に有効と
なる。請求項23に記載のワーク切断方法においても同
様である。
凹部にクーラントを溜めることができるので、ワークを
クーラントに浸漬した状態で、ワークを切断できる。し
たがって、ワークの切断精度がさらに向上する。請求項
24に記載のワーク切断方法においても同様である。ま
た、切断刃がレジン系ダイヤモンド切断刃を含む場合に
は、クーラントの供給量が不足すると切断刃の異常摩擦
を引き起こし、切断精度が悪化するので、請求項12に
記載のワーク切断装置は特に有効となる。請求項25に
記載のワーク切断方法においても同様である。請求項1
3に記載のワーク切断装置では、クーラントの吐出圧力
が196,140Pa〜1,471,050Paである
ので、レジン系ダイヤモンド切断刃を含む切断刃がほど
よく摩耗し、ワークを円滑に切断できる。請求項26に
記載のワーク切断方法においても同様である。
の実施形態について説明する。図1を参照して、この発
明の実施の形態のワーク切断装置10は薄刃切断機の一
種であり、ベッド12を含み、ベッド12上には横断面
略コ字状のコラム14が立設される。コラム14の前面
には鉛直方向に平行する2本のレール16aおよび16
bが形成され、レール16aおよび16bには上下方向
(Z軸方向)に摺動可能なスライダ18が装着される。
スライダ18の背面には、鉛直方向のねじ孔を有するス
ライダ支持部20が取り付けられ、スライダ支持部20
のねじ孔には切込軸として機能するねじ22が螺入され
る。ねじ22はコラム14上に配設される昇降モータ2
4によって回転される。したがって、昇降モータ24の
制御によってねじ22が回転し、スライダ支持部20を
介してスライダ18が上下動可能とされ、切断時には、
後述する切断刃ブロック28が矢印C方向(下方向)に
送られる。
つ同一高さに支持部26aおよび26bが設けられ、支
持部26aおよび26bによって、複数の切断刃ブロッ
ク28が取り付けられた回転軸30が回転可能に支持さ
れる。回転軸30の一端にはプーリ32を介してベルト
34が装着され、ベルト34を図示しないモータで回転
させることによって、回転軸30、切断刃ブロック28
がたとえば矢印D方向に回転される。なお、支持部26
bは、スライダ18に取り付けられたレール36aおよ
び36bを摺動してスライダ18の前面に着脱可能に装
着される。
は複数(この実施の形態では5個)のセグメントフラン
ジ38が装着され、各セグメントフランジ38内に切断
刃ブロック28が装着される。切断刃ブロック28は、
図2および図3に示すように、複数の切断刃40とその
両端の厚手の切断刃42とを含み、各切断刃間にはスペ
ーサ44が介挿される。すなわち、切断刃40とスぺー
サ44とが交互に配置され、その両端に切断刃42が取
り付けられる。各切断刃ブロック28およびセグメント
フランジ38の寸法は、切断するワーク54(後述)の
寸法に合わせて設定される。
の基板40aおよび42aを含み、基板40aおよび4
2aの外周縁にはそれぞれ刃先40bおよび42bが装
着されている。基板40aおよび42aは、それぞれヤ
ング率が441,315N/mm2〜686,490N/m
m2の超硬合金、たとえばタングステンカーバイドによっ
て構成されることが望ましく、この場合、図1のワーク
54を切断する際、刃ぶれが生じにくくなるので削り代
を小さくできる。ヤング率が441,315N/mm2未
満の場合、超硬合金といえども切断時の抵抗で曲がりや
うねりが生じ、結果として基板40aを薄くできず超硬
合金のメリットがなくなる。また、ヤング率が686,
490N/mm2を越えると曲がりやうねりの点では問題
ないものの硬く脆くなるため、使用時に破損し易くなり
危険である。したがって、ヤング率を441,315N
/mm2〜686,490N/mm2の範囲内に限定した。刃
先40b、42bとしては、たとえばダイヤモンド系砥
粒をレジンで固めたレジン系ダイヤモンドが用いられ
る。
aの厚みは0.6mm、スペーサ44の厚みは2.5mm、
厚手の基板42aの厚みは3mmに設定される。このよう
に両端の切断刃42の厚みを大きくすることによって、
ワーク54の両端の寸法はずれの部分を粉状にすること
ができる。また、切断刃40および42の外径(半径)
を、スペーサ44の外径(半径)より(ワーク54の厚
み+櫛状部62の厚み)の分だけ長くなるように設定す
ることが望ましい。
ック28の真下には、ワーク配置部45が設けられる。
ワーク配置部45は、断面略V字状の凹部46を有する
たとえばカーボン製のテーブル47を含み、テーブル4
7の斜面48aおよび48bには、それぞれ配置板50
aおよび50bが装着される。図4に示すように、配置
板50aおよび50bのそれぞれの上面には、さらに樹
脂等からなる摩擦係数の高いコート材52aおよび52
bが形成される。したがって、コート材52aと52b
とはV字状に配置される。切断作業時には、コート材5
2aおよび52b上の各切断刃ブロック28に対応する
位置に、それぞれワーク54が配置される。この実施の
形態では、コート材52aおよび52b上にそれぞれ5
個ずつ、計10個のワーク54が配置される。ワーク5
4としては、たとえば円弧状の断面を有する磁石等の磁
性部材が用いられる。
の斜面48aおよび48b上の各切断刃ブロック28に
対応する位置には、それぞれワーク54を固定するため
のクランプ状の固定部材56が設けられる。この実施の
形態では、各ワーク54に対応して10個の固定部材5
6が配置される。固定部材56は、斜面48a、48b
から立設される基部58を含む。基部58は、下部58
aと、下部58aに支軸58bを介して回動可能に接続
される上部58cとを含む。基部58上には調整部60
が接続され、さらに、L字状になるように櫛状部62の
端部が位置決めされ、板部材64上からねじ66を螺入
することによって、櫛状部62が取り付けられる。櫛状
部62は、たとえばばねなどの弾性体によって構成され
るのが望ましい。
異なるものを用いることによって、櫛状部62の取り付
け角度を変更でき、ワーク54への押圧力を変更でき
る。また、固定部材56の櫛状部62の湾曲度を調整す
ることによって、ワーク54への押圧力、ひいてはワー
ク54とコート材52a、52bとの摩擦力を調整でき
る。櫛状部62は、切断時にその隙間62aに切断刃4
0の刃先40bが入るように設定される。
ーク54のうち切断刃40、42と対向する面すなわち
上面を櫛状部62でテーブル47方向に押圧し、これに
よって、切断時にワーク54を固定できる。固定部材5
6による押圧は、基部58の上部58cを外側へ倒すこ
とによって解除できる。固定部材56によれば、ワーク
に加わる押圧力の調整も難しくないので、ワークがたと
えば薄い部材、欠けやすい部材であっても、固定作業時
にワークが欠損するようなことはない。
に、テーブル47内には、クーラント供給部となるクー
ラント供給路68が形成される。テーブル47の側面に
設けられた孔70からクーラント72がクーラント供給
路68内へ与えられ、テーブル47の凹部46の底部に
設けられた複数の孔型の供給口74からクーラント72
が上方向へ吐出される。クーラント72の吐出圧力は、
196,140Pa〜1,471,050Paであり、
より好ましくは、294,210Pa〜686,490
Paである。凹部46を囲むようにテーブル47の側面
には板状の囲み部材76が取り付けられ、凹部46にク
ーラント72を溜めることが可能となる。囲み部材76
を設けているときは、クーラント72の吐出圧力は、2
94,210Pa以下であってもよい。なお、凹部46
の底部には、配置板88aおよび88bの位置決めピン
78が形成される。
ライダ18の側面には、切断刃ブロック28と対向する
ようにクーラント供給部80が取り付けられる。図10
(a)および(b)にも示すように、クーラント供給部
80は、クーラント供給路82と滞留部84とを含む。
滞留部84の前面には、それぞれスリット状の供給口8
6aおよび86bが、上下方向に間隔をあけて形成され
る。すなわち、供給口86aがワーク54の近傍に形成
され、供給口86bが供給口86aよりも切断刃40、
42の回転方向上流側に形成される。供給口86aおよ
び供給口86bのスリット幅Wはたとえば1mm〜2m
mである。図10(a)および(b)からわかるよう
に、滞留部84内には、吐出するクーラント72の圧力
を一定にするために略L字状の邪魔板88が設けられ
る。クーラント供給路82を介してクーラント72が滞
留部84に与えられ、供給口86aおよび86bから吐
出される。
96,140Pa〜1,471,050Paである。こ
の範囲内であれば、レジン系ダイヤモンド切断刃を含む
切断刃40および42がほどよく摩耗し、ワーク54を
円滑に切断できる。クーラント72の吐出圧力は、より
好ましくは、294,210Pa〜686,490Pa
である。この範囲内であれば、吐出圧力による切断刃4
0および42の変形もなく、ワーク54を精度良く切断
できる。下側の供給口86aからは、ワーク54と切断
刃40、42とが接触する切断部90へクーラント72
が供給される。上側の供給口86bからは、切断刃4
0、42の回転方向下流側、すなわち図10(a)およ
び(b)に示す左側のワーク54に向けて、クーラント
72が供給される。
て、図7を参照して説明する。まず、図7(a)に示す
ように、基部58の上部58cを外側へ倒して、ワーク
54の配置可能な状態にする。ついで、図7(b)に示
すように、コート材52aおよび52b上にそれぞれワ
ーク54を配置し、図7(c)に示すように、基部58
の上部58cを元の位置に戻して、櫛状部62でワーク
54の上面を上方向から押圧してワーク54を固定す
る。その後、図示しないスタートボタンをオンすると、
切断刃40および42が回転しながらワーク54に向か
って降下し、やがて同一速度で回転して、図7(d)に
示すようにワーク54を切断していく。このとき、ワー
ク54には切断反力が働くが、固定部材56によってワ
ーク54を固定するので、切断終了までワーク54を確
実に保持することができ、切断時におけるワーク54の
ばたつきを抑えることができる。したがって、切断終了
後にワーク54が倒れて回転する切断刃40または42
に接触し切断後のワーク54が破損するということはな
い。ワーク54の切断が終了し切断刃40、42の刃先
40b、42bが配置板50a、50bに達した時点で
切断刃40、42の回転は自動停止され、その後、切断
刃40、42は上昇してワーク54から離れる。なお、
ワーク54の切断作業中には、クーラント供給部80の
供給口86aおよび86b、クーラント供給路68の供
給口74から、クーラント72が吐出される。
図8に示すように、従来と同様の切断刃取り付け誤差θ
があっても、切断反力Fが回転軸30の略中心方向にな
るので、接線分力F1は小さくなり、切断刃40を変形
させようとする分力F2(=F1×sinθ)は必然的
に、図18に示す従来技術の場合よりも小さくなる。そ
の結果、切断刃40の変形を小さくでき、切断精度が向
上する。さらに、従来とは異なり、ワーク54をV字状
に配置し横方向ではなく上方向から切断するので、切断
時の押圧力によってワーク54がずれるということはな
い。したがって、ワーク54の切断寸法精度や切断面が
良好となる。また、凹部46において、切断刃40を含
む面と交差するように複数のワーク54のそれぞれを配
置することによって、一度に多くのワーク54を切断で
きる。
あるたとえばタングステンカーバイドを用いるが、上述
のように切断刃40の変形を小さくでき刃ぶれが生じに
くくなるので、さらに基板40aの厚みを小さくでき、
1個のワーク54からとり出せる部材96(後述)の数
を多くできる。また、各ワーク54ごとに切断刃ブロッ
ク28を対応づけてセットでき、かつ切断刃40および
42の取り付け精度が良いため、特にワーク54の寸法
ばらつき等があっても、寸法はずれの製品の混入を抑制
することができる。さらに、切断刃ブロック28の両端
の切断刃42の厚みを切断刃40の厚みより大きく設定
することによって、寸法はずれの製品となりうるワーク
54の両端を粉状にすることができるので、不良品の混
入を阻止することができる。したがって、歩留まりが向
上し、生産性が向上する。
10による切断開始から切断終了までの切断刃40のス
トロークは29.54mmであり、図19に示す従来技術
(186.25mm)と比較して短縮できる。すなわち、
図1に示すように、テーブル47の上面の凹部46をV
字状に形成しかつ上方向から切断することによって、切
断ストロークを短くでき、ワーク切断時間を大幅に短縮
できる。このとき、回転軸30からの距離が等しくなる
ようにワーク54を配置することによって、切断ストロ
ークを一層短くできる。さらには、テーブル47の斜面
48aと48bとがなす角度すなわちコート材52aと
52bとのなす角度(V字の角度)を、図9に示すよう
に、2つのワーク54の底部のX1、X2、X3、X4
の4点を同時に切断刃40の刃先40bが通過するよう
に設定することによって、ワーク54の切断ストローク
をさらに短くでき、切断加工時間を短縮でき、生産性が
向上する。
外径を、スペーサ44の外径にさらに(ワーク54の厚
み+櫛状部62の厚み)分を加えた寸法に設定すれば、
切断刃40、42の半径を小さくできる。この場合、ワ
ーク切断の際に切断刃40、42にかかる負荷の変化が
小さくなるので、切断刃40、42の回転数を安定化で
き、また、切断刃40、42のブレも抑制でき、ワーク
54の切断面が良好となる。
刃40および42をブロック化して切断刃ブロック28
を形成し、回転軸30に複数個の切断刃ブロック28を
装着するので、各切断刃40、42、スぺーサ44の厚
み方向の取り付け誤差が隣接する切断刃ブロック28に
影響せず、取り付け誤差が累積しない。したがって、切
断精度は悪化せず、寸法はずれの製品の混入を抑制でき
る。その結果、回転軸30に取り付けられる切断刃40
の数を多くしても良品が多くとれるので、生産性を向上
できる。一実験例では、従来のワーク切断装置1の場
合、取り付け可能な切断刃の枚数は50枚が限界であっ
たが、ワーク切断装置10の場合100枚まで取り付け
可能となった。
した後、切断することによって、接着剤でワーク54を
固定することなく切断できるので、接着や、その剥離に
かかる作業が不要となり、生産性が向上する。一実験例
では、たとえば、20mm×40mm×60mmのワークを従
来のワーク切断装置1によって切断した場合には、接着
と剥離とに55分必要であったが、ワーク切断装置10
によれば、それらの作業は不要となるので、その分の工
程を削減できた。切断時間については、ワーク切断装置
1では18.5分必要であったが、ワーク切断装置10
によればそれを10分に短縮することができた。したが
って、生産性を向上できる。
よって、加工コストを安くでき、様々な種類のワークに
適用できる。特に、平面状のワークを配置するときに、
ばたつきなく安定的に配置できる。また、凹部46の断
面形状であるV字の角度は、ワークの形状等に応じて設
定でき、また、ワーク54のように下面が凹面状のもの
を配置する場合には、それに応じた膨らみをコート材5
2aおよび52bに形成してもよい。さらに、凹部46
の断面形状は、円弧状でもよく、特に、切断刃40と同
じ曲率を有する円弧状であれば、切断時間を短縮する上
でより好ましい。
成箇所が異なる供給口86aおよび86bをクーラント
供給部80に設け、ワーク54に複数の箇所からクーラ
ント72を供給することによって、図10(b)に示す
ように、切断刃40、42とワーク54との接触面積が
大きくなる場合においても、確実にクーラント72を供
給できる。したがって、切断刃40、42が効果的に摩
耗され、精度および生産性よくワーク54を切断でき
る。また、切断刃40、42およびワーク54に対して
同じ側の複数の箇所からクーラント72を供給できるの
で、スラッジを円滑に排出できる。
2の吐出によって、切断刃40、42の回転方向下流側
のワーク54にもクーラント72を供給できる。このと
き、スペーサ44に衝突するクーラント72は、スペー
サ44から振り落とされるようにして下流側のワーク5
4に供給される。また、供給口86bからのクーラント
72によって、切断刃40、42の回転によって発生す
る空気の連れまわり流を遮断する。したがって、供給口
86aからのクーラント72に対する空気の連れまわり
流の影響が少なくなり、供給口86aからのクーラント
72をワーク54により確実に与えることができる。
モンド切断刃を含む場合には、クーラント72の供給量
が不足すると切断刃40、42の異常摩擦を引き起こ
し、切断精度が悪化するので、この発明は特に有効とな
る。さらに、ワーク54が磁石部材のような焼結体のと
き切断精度が悪いと割れや欠けを発生させるので、この
発明は特に有効となる。また、凹部46にクーラント7
2の供給口74を形成することによって、ワーク54の
側面など、クーラント供給部80ではクーラント72を
供給し難い部分にも、クーラント72を供給できるの
で、ワーク54の切断精度がさらに向上する。特に、ワ
ーク54の厚みが大きい場合に有効となる。
とによって、凹部46にクーラント72を溜めることが
できる。したがって、ワーク54をクーラント72に浸
漬した状態で、ワーク54を切断できる。また、供給口
74からの吐出圧力が供給口86aおよび86bからの
吐出圧力より低くても、切断刃40、42にクーラント
72を供給できる。したがって、ワーク54の切断精度
がさらに向上する。特に、切断刃40、42の回転方向
下流側のワーク54にクーラント72を十分に供給で
き、スラッジの滞留も防ぐことができ、精度良くワーク
54を切断できる。
いて説明する。実験条件を表1に示す。
図11(a)および(b)に示す場合とについて、それ
ぞれ、「寸法ばらつき」、「平行度」、「摩耗レート」
を求めた。図10(a)および(b)はそれぞれ、クー
ラント供給部80およびクーラント供給路68を有する
ワーク切断装置10を用いた場合の、切断開始時および
切断中(後半)のクーラント供給状態を示す。図11
(a)および(b)はそれぞれ、クーラント供給部とし
て、供給口92が1つのクーラント供給部94だけを用
いた場合の、切断開始時および切断中(後半)のクーラ
ント供給状態を示す。図11(a)および(b)に示す
場合に用いる装置のその他の構成はワーク切断装置10
と同様である。
(a)に示すように、ワーク54を切断して得られた部
材96の5点の厚みを測定し、その厚みの最大値と最小
値との差をいう。「平行度」は次のように求められる。
図12(b)に示すように、部材96のうち、平行な矢
印V1およびV2方向、それに直交する矢印H方向のそ
れぞれについて、部材96の厚みを測定する。そして、
矢印V1、V2、H方向のそれぞれについて最大値と最
小値との差を求め、その平均値をとり、「平行度」とす
る。実験では、「寸法ばらつき」および「平行度」はそ
れぞれ、1回の切断(pass)で得られるすべての部
材96について測定され、その測定は10passごと
に行われた。そして、100passの切断終了時点で
得られた「寸法ばらつき」および「平行度」がそれぞれ
平均され、図13(a)に示すような値が得られた。
「摩耗レート」とは、100passの切断終了時点で
の各切断刃40、42の径方向のすり減り量を測定し、
その平均値をとったものをいう。
は、クーラント72を良好に供給できた。一方、クーラ
ント供給部としてクーラント供給部94だけを用いた場
合、図11(a)に示す切断開始時には、切断部90に
クーラント72を供給できたが、図11(b)に示す切
断中(後半)には、クーラント72を切断部90に供給
できずかつ下流側のワーク54には供給不足となった。
図13(a)〜(c)に示す実験結果より、図10
(a)および(b)のワーク切断装置10の方が寸法ば
らつきが小さく、切断精度が高くなることがわかる。ま
た、図14(a)および(b)に示す実験結果より、図
10(a)および(b)のワーク切断装置10の方が摩
耗レートが低くなり、切断刃40、42の寿命を長くで
き、ワーク54を効率よく切断できることがわかる。
ーラント供給部として、クーラント供給部80のみを用
いた場合と、クーラント供給部80およびクーラント供
給路68を用いた場合とを比較すると、切断作業の回数
が増えれば、クーラント供給部80のみを用いる場合の
方が摩耗レートが大きくなる。
5に示すようなテーブル47aが用いられてもよい。テ
ーブル47aの凹部46の底部には、スリット型の供給
口74aが形成される。その他の構成についてはテーブ
ル47と同様である。スリット型の供給口74aを用い
れば、各切断刃40、42にクーラント72をより均一
に吐出できる。また、図16に示すようなクーラント供
給部80aが用いられてもよい。クーラント供給部80
aでは、スリット状の供給口98aおよび98bに、そ
れぞれノズル100aおよび100bが取り付けられ
る。ノズル100aおよび100bはクーラント72の
吐出方向を調整できるように回動可能に構成される。し
たがって、クーラント供給部80aを用いれば、テーブ
ル47の形状や大きさ、ワーク54の形状、大きさおよ
び配置等に応じてクーラント72を所望の方向に供給す
ることができる。
て切断刃40、42を移動させる場合について説明した
が、これに限定されず、たとえば、切断刃40、42に
向けてワーク54を移動させてもよく、さらに、切断刃
40、42およびワーク54をともに移動させてもよ
い。さらには、切断時における切断刃40、42に対す
るワーク54の相対的運動方向が切断刃40、42の軸
方向と垂直になるように、ワーク54および切断刃4
0、42の少なくともいずれか一方を移動させる任意の
手段を用いることができる。
うとする力を従来より小さくできるので、切断刃の変形
も小さくなり、切断精度が向上する。また、切断に要す
る切断刃のストロークも短くできるので、切断時間を短
縮でき、生産性が向上する。
る。
す断面図である。
けられるクーラント供給部および囲み部材の一例を示す
斜視図および図解図である。
一例を示す斜視図である。
を模式的に示す図解図である。
加工反力の関係を示す図解図でる。
である。
態を示す図解図であり、(a)は切断開始時、(b)は
切断中(後半)を示す。
合のクーラント供給状態を示す図解図であり、(a)は
切断開始時、(b)は切断中(後半)を示す。
きおよび平行度を説明するための図解図である。
ーブル、(b)および(c)はそのグラフである。
テーブル、(b)はそのグラフである。
の例を示す斜視図である。
の他の例を示す図解図である。
にかかる加工反力の関係を示す図解図である。
す図解図である。
供給口 76 囲み部材 80、80a、94 クーラント供給部
Claims (26)
- 【請求項1】 複数の切断刃を回転させてワークを切断
するワーク切断装置であって、 複数の前記ワークが配置される凹部を有するワーク配置
部、 切断時の前記切断刃に対する前記ワークの相対的運動方
向が前記切断刃の軸方向と垂直になるように、前記ワー
クおよび前記切断刃の少なくともいずれか一方を移動さ
せるための駆動手段、ならびに前記ワークにクーラント
を供給するためのクーラント供給手段を備える、ワーク
切断装置。 - 【請求項2】 前記凹部はV字状の断面を有し、前記断
面は前記切断刃を含む面内およびその面に平行な面内の
少なくともいずれか一方に含まれる、請求項1に記載の
ワーク切断装置。 - 【請求項3】 前記切断刃は、ヤング率が441,31
5N/mm2〜686,490N/mm2の円板状の基板と前
記基板の外周縁に形成される刃先とを含む、請求項1ま
たは2に記載のワーク切断装置。 - 【請求項4】 前記凹部に前記ワークを固定するための
固定部材をさらに含み、前記固定部材は、前記ワークの
うち前記切断刃に対向する面に圧接される櫛状部を有す
る、請求項1ないし3のいずれかに記載のワーク切断装
置。 - 【請求項5】 前記複数の切断刃のうち両端の切断刃の
厚みが他の切断刃の厚みより大きく設定される、請求項
1ないし4のいずれかに記載のワーク切断装置。 - 【請求項6】 前記複数の切断刃がブロック化されて切
断刃ブロックが形成され、複数の前記切断刃ブロックが
その軸方向に並列配置される、請求項1ないし5のいず
れかに記載のワーク切断装置。 - 【請求項7】 前記クーラント供給手段は、それぞれ前
記ワークにクーラントを供給するための第1供給口およ
び第2供給口を有する第1クーラント供給部を含む、請
求項1に記載のワーク切断装置。 - 【請求項8】 前記第1供給口は前記ワークの近傍に形
成され、前記第2供給口は前記第1供給口よりも前記切
断刃の回転方向上流側に形成される、請求項7に記載の
ワーク切断装置。 - 【請求項9】 複数の前記ワークは前記切断刃の回転方
向上流側および下流側に配置され、前記第2供給口から
のクーラントは前記切断刃の回転方向下流側のワークに
向けて供給される、請求項7または8に記載のワーク切
断装置。 - 【請求項10】 前記クーラント供給手段は、前記クー
ラントを供給するための供給口が前記凹部に形成される
第2クーラント供給部をさらに含む、請求項7ないし9
のいずれかに記載のワーク切断装置。 - 【請求項11】 前記凹部を囲む囲み部材をさらに含
む、請求項7ないし10のいずれかに記載のワーク切断
装置。 - 【請求項12】 前記切断刃がレジン系ダイヤモンド切
断刃を含む、請求項7ないし11のいずれかに記載のワ
ーク切断装置。 - 【請求項13】 前記クーラントの吐出圧力が196,
140Pa〜1,471,050Paである、請求項7
ないし12のいずれかに記載のワーク切断装置。 - 【請求項14】 複数の切断刃を回転させてワークを切
断するワーク切断方法であって、 複数の前記ワークをワーク配置部の凹部に配置する第1
ステップ、ならびに前記切断刃に対する前記ワークの相
対的運動方向が前記切断刃の軸方向と垂直になるよう
に、前記ワークおよび前記切断刃の少なくともいずれか
一方を移動させて前記ワークを切断する第2ステップを
備える、ワーク切断方法。 - 【請求項15】 前記凹部はV字状の断面を有し、前記
断面は前記切断刃を含む面内およびその面に平行な面内
の少なくともいずれか一方に含まれる、請求項14に記
載のワーク切断方法。 - 【請求項16】 前記切断刃は、ヤング率が441,3
15N/mm2〜686,490N/mm2の円板状の基板と
前記基板の外周縁に形成される刃先とを含む、請求項1
4または15に記載のワーク切断方法。 - 【請求項17】 前記第1ステップは、前記ワークのう
ち前記切断刃に対向する面を固定部材の櫛状部によって
圧接して前記凹部に前記ワークを固定するステップをさ
らに含む、請求項14ないし16のいずれかに記載のワ
ーク切断方法。 - 【請求項18】 前記複数の切断刃のうち両端の切断刃
の厚みが他の切断刃の厚みより大きく設定される、請求
項14ないし17のいずれかに記載のワーク切断方法。 - 【請求項19】 前記複数の切断刃がブロック化された
切断刃ブロックが複数その軸方向に並列配置されてお
り、前記第1ステップは、前記ワーク配置部の凹部に前
記各切断刃ブロックに対応して前記ワークを配置するス
テップを含む、請求項14ないし18のいずれかに記載
のワーク切断方法。 - 【請求項20】 前記第2ステップは、前記ワークに複
数の箇所からクーラントを供給するステップを含む、請
求項14に記載のワーク切断方法。 - 【請求項21】 前記第2ステップは、前記切断刃およ
び前記ワークに対して同じ側から前記クーラントを供給
するステップを含む、請求項20に記載のワーク切断方
法。 - 【請求項22】 前記第1ステップは、複数の前記ワー
クを前記切断刃の回転方向上流側および下流側に配置す
るステップを含み、 前記第2ステップは、前記クーラントを前記切断刃の回
転方向下流側のワークに向けて供給するステップを含
む、請求項20または21に記載のワーク切断方法。 - 【請求項23】 前記第2ステップは、前記ワークに対
して前記凹部から前記クーラントを供給するステップを
含む、請求項20ないし22のいずれかに記載のワーク
切断方法。 - 【請求項24】 前記第2ステップは、前記ワークを前
記クーラントに浸漬した状態で切断するステップを含
む、請求項20ないし23のいずれかに記載のワーク切
断方法。 - 【請求項25】 前記切断刃がレジン系ダイヤモンド切
断刃を含む、請求項20ないし24のいずれかに記載の
ワーク切断方法。 - 【請求項26】 前記クーラントの吐出圧力が196,
140Pa〜1,471,050Paである、請求項2
0ないし25のいずれかに記載のワーク切断方法。
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