JP2000280386A - 親水性積層シート - Google Patents
親水性積層シートInfo
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Abstract
くても不織布に親水性が付与され、その結果、吸水性能
を十分に有する親水性積層シートを提供する。 【解決手段】 疎水性不織布(A)と、吸水性シート
(B)を熱接着により積層させてなる親水性積層シー
ト。さらには、吸水性シート層側に防水性を有する材料
からなる層(C)を積層させてなる親水性積層シート。
疎水性不織布(A)がポリエチレン系樹脂からなるもの
である。
Description
水性シートを熱接着により積層させてなる親水性積層シ
ートに関し、さらに詳しくは、おむつや、魚や果物等の
生鮮食品の包装用に好ましく用いられる親水性積層シー
トに関する。
良好さから、おむつ等における直接肌に触れる部分や、
魚や果物等の生鮮食品の包装において直接魚や果物等に
接する部分に好んで用いられている。これらの用途にお
いては、いずれの場合も直接水分と触れ、水分を吸収す
ることが機能として要求されている。即ち、おむつにお
いては尿等を吸収し、被着者の肌に不快感を与えないも
のであることが要求され、また、直接魚や果物等に接す
る部分の包装材(ドリップシート)においては、魚や果
物等から出る水分を素早く吸収してこれらの腐敗を防ぐ
機能を有するものであることが要求されている。そし
て、かかる要求を満たすために、通常、不織布に吸水材
を積層させたものが用いられている。
体が疎水性のものであると、吸水材を積層させてはいる
ものの水分が吸水材に吸収され得ず、上記の機能を十分
果たすことができないことになる。そこで、不織布に界
面活性剤等を塗布して親水性処理を施すことが行なわれ
ている。
をおむつの表面材に用いた場合、薬剤による肌のカブレ
を引き起こすおそれがあり、また、魚や果物等のドリッ
プシートに用いた場合、界面活性剤のため食品の風味が
損なわれたりするおそれがある。このため、かかる界面
活性剤等を用いていない吸水性のシートの出現が望まれ
ていた。
等を塗布して親水性処理を施さなくても不織布に親水性
が付与され、その結果、吸水性能を十分に有する親水性
積層シートを提供するものである。
を重ねた結果、疎水性不織布と、吸水性シートを熱接着
により積層させてなる親水性積層シートが、上記課題を
効果的に解決しうるものであることを見出した。本発明
は、かかる知見に基づいて完成したものである。
を提供することを目的とするものである。 1.疎水性不織布(A)と、吸水性シート(B)を熱接
着により積層させてなる親水性積層シート。 2.吸水性シート層側に防水性を有する材料からなる層
(C)を積層させてなる上記1に記載の親水性積層シー
ト。 3.前記疎水性不織布(A)が、ポリエチレン系樹脂を
用いたスパンボンド不織布である上記1又は2に記載の
親水性積層シート。
的に説明する。 1.本発明にかかる親水性積層シートを構成する各層の
材料 (1)疎水性不織布(A) 疎水性不織布材料としては、熱可塑性樹脂、特にエチレ
ン・α−オレフィン共重合体、及びエチレン・α−オレ
フィン共重合体に他の樹脂、好ましくはポリオレフィン
系樹脂を混合したものが好ましく用いられ、必要に応じ
て、適宜、繊維や不織布に通常用いられる酸化防止剤、
紫外線吸収剤、着色剤、帯電防止剤、耐候剤等が添加さ
れたものである。エチレン・α−オレフィン共重合体に
おけるα―オレフィンの炭素数は、3〜18、さらには
3〜12のものが好適であり、例えばプロピレン、1−
ブテン、1−ヘキサン、1−オクテンなどを挙げること
ができる。
た連続長繊維不織布、いわゆるスパンボンド不織布が挙
げられる。かかるスパンボンド不織布の製造方法につい
ては、公知のスパンボンド法により製造することができ
る。例えば、その紡糸工程においては、高圧エアーを
利用したエジェクタまたはエアサッカーを用いる方法、
サクションブロアを用い、導風路を密閉としエア速度
を高めるために絞り板を用いる方法、またはその両者
を併用する方法のいずれを用いてもよい。
ンボンド不織布の性状としては、その目付けは、熱接着
により吸水性シートと接着された際に水が吸水性シート
に触れるのを妨げないよう、ある程度の空隙があること
が好ましく、そのため、5〜50g/m2 、好ましくは
10〜30g/m2 の範囲にあるのが望ましい。また、
繊維径については、細すぎると密になりすぎて通水する
空隙が少なくなりすぎること及び太すぎると熱接着が効
果的に行なえず、また風合いも固くなる等の点から、5
0μm以下、好ましくは30μm以下が望ましい。
は、特に問わないが、具体的には、装置として、45m
mφ単軸押出機・スパンボンド用ダイ&ノズル・冷却
塔、フィラメント牽引装置並びに開繊装置・コンベア・
エンボスロール・巻取りの順からなる構成のものを用い
るのがよい。また、熱圧着工程においては、エンボスロ
ールを用いるのがよい。エンボスロールの温度は、温度
が低すぎると十分な強度が得られず毛羽立ちが発生し、
温度が高すぎるとウェブがロールに付着し巻付きトラブ
ルが発生するおそれがあることから、かかるトラブルが
発生しないようエンボス温度を設定するのがよい。 (2)吸水性シート(B) 吸水性シート(B)としては、吸水性能を持つ素材から
なるものであれば、いかなるものでもよいが、特にウッ
ドパルプを抄紙することにより得られた吸水紙が好まし
く用いられる。かかる吸水紙においては、その目付は1
0〜200g/m2 の範囲にあるのが望ましい。10g
/m2 未満だと、強度が不十分になり原反を繰り出すこ
とが困難になり、積層して熱接着することが難しくなる
おそれがある。200g/m2 を超えると、熱接着させ
る温度にまで加熱することが難しくなり、良好な熱接着
ができないおそれがある。 (3)防水性を有する材料からなる層(C) 本発明においては、上記疎水性不織布(A)と吸水性シ
ート(B)とからなる積層シートにおける吸水性シート
層側に、さらに防水性を有する材料からなる層(C)を
積層させてもよい。
吸水性シート層にて吸水した水を外部に漏らさないこと
を目的として積層されるものであり、防水性を有する材
料としては、かかる目的に沿うものであれば特に制限は
ない。具体的には、熱可塑性樹脂フィルム或いは熱可塑
性樹脂フィルム層を含む積層体が挙げられ、例えば、ポ
リエチレン系フィルム,ポリプロピレン系フィルム,ポ
リエチレン系樹脂コート紙,ポリエチレン系フィルムと
不織布の積層体,ポリエチレン系樹脂透湿フィルム,ポ
リエチレン系フィルムと紙との積層体等が挙げられる。
中でも、熱接着が容易であり、また安価に入手できる点
から、ポリエチレン系フィルム,ポリエチレン系フィル
ムと不織布の積層体,ポリエチレン系フィルムと紙との
積層体が好ましい。 (3)その他の層 本発明にかかる積層体は、前記層(A)及び(B)の2
層、又は層(A),(B)及び(C)の3層からなるも
ののみならず、必要に応じて、これらの層に加えて他の
層が積層されたものであってもよい。 2.本発明にかかる積層体の構造及び作用 本発明にかかる積層体は、上記疎水性不織布(A)と吸
水性シート(B)とを積層して得られるものであるが、
この場合、熱接着するという方法をとることにより、疎
水性不織布の繊維が一部溶融して吸水性シートに含浸
し、疎水性不織布繊維の熱可塑性樹脂が吸水性シートの
親水性繊維を抱き込んだ状態になって両者が接着するこ
とになる。この結果、疎水性不織布層の表面に吸水性シ
ートの親水性繊維が表出している部分や、表出しないま
でも疎水性不織布層の表面近くに吸水性シートの親水性
繊維が存在している部分を有する状態になっている。
不織布における表面の空隙から中に浸み込んで吸水性シ
ートに吸収されたり、或いは不織布における表面に表出
して存在している吸水性シート繊維に直接吸収されるこ
とにより、本積層体に吸収されることとなる。積層に用
いる疎水性不織布(A)と吸水性シート(B)の厚みに
ついては、特に制限はなく、上記のように疎水性不織布
層の表面に吸水性シートの親水性繊維が表出している部
分や、疎水性不織布層の表面近くに吸水性シートの親水
性繊維が存在している部分を有するという状態が達成で
きるものであればよい。
性を有する材料からなる層(C)を積層させる場合にお
いては、防水性を有する材料からなる層(C)の厚みは
特に制限はなく、目的に応じて適宜選択すればよい。 3.本発明にかかる積層体の製造方法 本発明にかかる積層体の製造方法としては、前記のよう
に、疎水性不織布(A)と吸水性シート(B)について
は熱接着によるものであることが必要である。熱接着に
よるものであればその態様は特に問わないが、具体的に
は、加熱ロールによる熱圧着が好ましく用いられる。即
ち、不織布と吸水紙を直接熱ラミネートする方法で、そ
れぞれロールに巻かれた不織布と吸水紙をロールから引
き出し、両者を重ね、それを加熱した2つのロールの間
を通すことにより、積層させ、巻き取るというものであ
る。この方法においては、ラミネート温度は、不織布に
接する側のロール(以下、「第一ロール」と呼ぶことが
ある)については、不織布素材の融点よりやや低い温度
が望ましい。融点以上にすると、加熱ロールに不織布の
樹脂が付着し熱接着ができなくなるおそれがあり、また
不織布がシート化してしまって風合が硬くなったり、強
度が低くなり脆くなるおそれがある。
着が不十分になったり、接着ができなくなる。例えば、
不織布として、融点120℃のエチレン−α−オレフィ
ン共重合体スパンボンド不織布を用いる場合、100〜
120℃とするのが望ましい。吸水シートに接する側の
ロール(以下、「第二ロール」と呼ぶことがある)につ
いては、不織布素材の融点以上の温度にする必要があ
る。不織布素材の融点未満だと、疎水性不織布(A)と
吸水性シート(B)を十分接着させることができない。
例えば、不織布として、融点120℃のエチレン−α−
オレフィン共重合体スパンボンド不織布を用いる場合、
120〜180℃とするのが望ましい。
特に制限はなく、ロールの温度との兼ね合いで適宜選択
すればよい。圧力については、通常1〜10kgG/c
m2の範囲で選ばれる。用いる加熱ロールにおいては、
その表面は格子状,ピン型状,筋状,フラット状のもの
等があげられる。
ラインで行なう方法でもよい。即ち、ロールに巻いた吸
水紙をロールから引き出し、その吸水紙の上に不織布の
繊維を降らせて吸水紙上にウェブを形成し、これを加熱
した2つのロールの間を通すことにより、積層させ、巻
き取るというものである。この場合においても、加熱ロ
ールの温度、圧力、速度については、前記不織布と吸水
紙を直接熱ラミネートする場合と同じである。
後に、その当てていた部分の肌の状態を目視により評価
した。被験者数を10として、肌が赤くなったり、かぶ
れる等の変化が認められた者の数を「不良数」とした。 (2)親水性評価 傾斜角45°の斜面に試験片を固定し、その試験片から
2cmの高さから水滴を1滴落とし、吸収されるまでに
試験片上を流れた長さ(cm)を測定した。各試験片に
ついて、10回繰り返し、その平均値を測定値とした。 〔実施例1〕疎水性不織布として、エチレン−1−オク
テン共重合体不織布(出光石油化学社製「ストラテック
LN2015(目付15g/m2 ,繊維径20μm,融
点120℃))を用い、吸水性シートとして、吸水紙
(大昭和ファースト社製「吸水紙(目付17g/
m2 )」を用い、第一ロール温度110℃,第二ロール
温度140℃、圧力6kgG/cm2 、引き取り速度2
0m/分の条件下で熱圧着を行ない積層体を得た。加熱
ロールは、表面が格子状のものを用いた。
であり、親水性評価における測定値は4.4cmであっ
た。 〔比較例1〕疎水性不織布として、エチレン−1−オク
テン共重合体不織布(出光石油化学社製「ストラテック
LN2015(目付15g/m2 ))に界面活性剤(東
邦化学社製、「ペポール」、濃度2.5重量%に調製した
もの)を塗布したものを用いた以外は実施例1と同様に
して積層体を作製した。
であり、親水性評価における測定値は4.2cmであっ
た。
親水性処理を施さなくても不織布に親水性が付与され、
その結果、吸水性能を十分に有する親水性積層シートを
得ることができた。。
Claims (3)
- 【請求項1】 疎水性不織布(A)と、吸水性シート
(B)を熱接着により積層させてなる親水性積層シー
ト。 - 【請求項2】 吸水性シート層側に防水性を有する材料
からなる層(C)を積層させてなる請求項1に記載の親
水性積層シート。 - 【請求項3】 前記疎水性不織布(A)が、ポリエチレ
ン系樹脂を用いたスパンボンド不織布である請求項1又
は2に記載の親水性積層シート。
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|---|---|---|---|
| JP08910699A JP4255561B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 親水性積層シートの製造方法 |
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Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000280386A true JP2000280386A (ja) | 2000-10-10 |
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ID=13961651
Family Applications (1)
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| JP08910699A Expired - Fee Related JP4255561B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 親水性積層シートの製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4255561B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007513802A (ja) * | 2003-12-03 | 2007-05-31 | コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼーション | 生鮮食料品の輸送及び貯蔵用の包装材料の製造処理 |
-
1999
- 1999-03-30 JP JP08910699A patent/JP4255561B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007513802A (ja) * | 2003-12-03 | 2007-05-31 | コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼーション | 生鮮食料品の輸送及び貯蔵用の包装材料の製造処理 |
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