JP2000280438A - 平版印刷方法 - Google Patents

平版印刷方法

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JP2000280438A
JP2000280438A JP9288499A JP9288499A JP2000280438A JP 2000280438 A JP2000280438 A JP 2000280438A JP 9288499 A JP9288499 A JP 9288499A JP 9288499 A JP9288499 A JP 9288499A JP 2000280438 A JP2000280438 A JP 2000280438A
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ink
printing
plate
head
lithographic printing
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JP9288499A
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English (en)
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Kazuo Ishii
一夫 石井
Yusuke Nakazawa
雄祐 中沢
Sadao Osawa
定男 大澤
Eiichi Kato
栄一 加藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル画像データに対応でき、安価かつ高
速で鮮明な画像の印刷物を多数枚印刷できる平版印刷方
法を提供する。 【解決手段】 画像データの信号に基づき、印刷原版上
に、直接画像を形成し刷版を作成した後に平版印刷を行
う平版印刷方法において、版刷画像の形成を、印刷機1
に版胴11として設置しうる描画ドラム上に装着された印
刷原版9に、インクヘッド内に設けた電極にデジタル画
像信号に応じて電圧を印加し、電気的に接地された印刷
原版との間に形成される静電界を利用して油性インクを
吐出させるインクジェット方式で行い、次いで該描画製
版された版材を装着した描画ドラムを、版胴部分が着脱
可能な印刷機上に版胴としてセットし、平版印刷を行う
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機に版胴とし
て設置しうる描画ドラム上でデジタル製版を行う平版印
刷方法に関し、さらに詳細には、油性インクを使用した
製版画質および印刷画質が良好な製版・印刷方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】平版印刷においては、印刷版の表面に画
像原稿に対応してインク受容性とインク反発性の領域を
設け、印刷インクをインク受容性の領域に付着させて印
刷を行う。通常は印刷版の表面に、親水性および親油性
(インク受容性)の領域を画像様に形成し、湿し水を用
いて親水性領域をインク反発性とする。
【0003】印刷版への画像の記録(製版)は、一旦画
像原稿をアナログ的またはデジタル的に銀塩写真フィル
ムに出力し、これを通してジアゾ樹脂や光重合性のフォ
トポリマー感光材料(印刷原版)を露光し、非画像部を
主にアルカリ性溶液を用いて溶出除去して行うのが一般
的な方法である。
【0004】近年、平版印刷方法において、最近のデジ
タル描画技術の向上と、プロセスの効率化の要求から、
刷版上に、直接デジタル画像情報を描画するシステムが
数多く提案されている。これは、CTP(Comput
er−to−plate)、あるいはDDPP(Dig
ital Direct Printing Plat
e)と呼ばれる技術である。製版方法としては、例えば
レーザーを用いて、光モードまたは熱モードで画像を記
録するシステムがあり、一部は実用化され始めている。
【0005】しかし、この製版方法は、光モード、熱モ
ードともに、一般には、レーザー記録後にアルカリ性現
像液で処理して非画像部を溶解除去して製版が行われ、
アルカリ性廃液が排出され、環境保全上好ましくない。
【0006】さらに印刷プロセスを効率化する手段とし
て、画像描画を印刷機上で行うシステムがある。上記の
レーザーを用いる方法もあるが、高価でかつ大きな装置
となってしまう。そこで、安価でかつコンパクトな描画
装置であるインクジェット法を応用したシステムが試み
られている。
【0007】特開平4−97848号には、従来の版胴
に替えて、表面部が親水性または親油性である版ドラム
を設け、この上に親油性または親水性の画像をインクジ
ェット法で形成し、印刷終了後画像を除去し、クリーニ
ングする方法が開示されている。しかしながら、この方
法では、印刷画像の除去(すなわちクリーニングのし易
さ)と耐刷性とが両立し難い。また、印刷画像を形成す
るインクジェット手段において、そのインクとして樹脂
溶液を用いているためノズル部分での溶媒蒸発に伴う、
樹脂の固着が起こりやすく、インク吐出の安定性が低
い。その結果、良好な画像が得難い。
【0008】さらにこの方法では、印刷機上で描画を行
う為に、紙粉によるノズルの詰まりを生じ易い。また、
インク吐出ヘッドを含む描画装置によって版胴上に印刷
画像の形成を行うが、版胴付近には浸し水及びインク供
給のローラー類が多くあり、描画装置等の配置に対して
自由度が低く、装置設計が困難・煩雑となる。しかも、
印刷画像の交換工程が機上で行われる為に、印刷作業が
出来ない時間が長くなり、稼働率の低下を招く。たとえ
ば、印刷枚数が5000枚以下の少部数印刷では、この
稼働率の低下は大きな障害となる。この問題を回避する
ために、たとえば、先に述べたCTP(Computer-to-pl
ate)技術で用いられるプレートセッターのように、セッ
ター内のドラムに印刷原版を装着して描画する手段が考
えられる。しかしながらこの方法では、版胴への版材の
適切なセットが困難であり、特に多色刷りの場合位置合
わせに不都合を生じ易い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたものであり、その目的は、第一
に、現像処理が不要なデジタル対応の平版印刷方法を提
供することである。第二に、安価な装置および簡便な方
法で、鮮明で高画質な画像の印刷物を多数枚印刷可能と
する平版印刷方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下記(1)
から(14)の本発明により達成される。 (1)画像データの信号に基づき、印刷原版上に、直接
画像を形成し刷版を作成して平版印刷を行う平版印刷方
法において、版刷画像の形成を、印刷機に版胴として設
置しうる描画ドラム上に装着された印刷原版に、インク
ヘッド内に設けた電極にデジタル画像信号に応じて電圧
を印加し、電気的に接地された印刷原版との間に形成さ
れる静電界を利用して油性インクを吐出させるインクジ
ェット方式で行い、次いで該描画製版された印刷原版を
装着した描画ドラムを、版胴部分が着脱可能な印刷機上
に版胴としてセットし平版印刷を行うことを特徴とする
平版印刷方法。
【0011】(2)前記油性インクが、固有電気抵抗値
109Ωcm以上かつ誘電率3.5以下の非水溶媒中
に、少なくとも常温で固体かつ疎水性の樹脂粒子を分散
したものである上記(1)の平版印刷方法。 (3)該インクの定着装置を有する上記(1)の平版印
刷方法。
【0012】(4)印刷原版への描画前及び/又は描画
中に印刷原版表面に存在する埃を除去する手段を有する
上記(1)〜(3)のいずれかの平版印刷方法。 (5)印刷原版への描画時には、印刷原版の装着された
描画ドラムの回転により、主走査を行う上記(1)〜
(4)のいずれかの平版印刷方法。 (6)インクジェット描画装置はシングルヘッド、ある
いはマルチヘッドからなり、ヘッドを版胴の軸方向に摺
動する事により副走査を行う上記(5)の平版印刷方
法。 (7)インクジェット描画装置は描画ドラムの幅と略同
じ長さを有するフルラインヘッドからなる上記(5)の
平版印刷方法。
【0013】(8)インクジェット描画装置のヘッドに
インクを供給する手段を有する上記(1)〜(7)のい
ずれかに記載の平版印刷方法。 (9)インクジェット描画装置のヘッドにインクを供給
する手段を有するとともに、該ヘッドからインクを回収
する手段を有し、両手段によりインク循環を行う上記
(1)〜(7)のいずれかに記載の平版印刷方法。
【0014】(10)該油性インクを格納するインクタ
ンク内に攪拌手段を有する上記(1)〜(9)のいずれ
かに記載の平版印刷方法。 (11)該油性インクを格納するインクタンク内にイン
クの温度を制御する手段を有する上記(1)〜(10)
のいずれかに記載の平版印刷方法。 (12)インク濃度を制御する手段を有する上記(1)
〜(11)のいずれかに記載の平版印刷方法。
【0015】(13)インクジェット記録ヘッドは描画
ドラムから離接可能に設けられ、印刷原版への描画時以
外は版胴から該記録ヘッドを離す手段を有する上記
(1)〜(12)のいずれかに記載の平版印刷方法。 (14)少なくとも製版終了後にインクジェット記録ヘ
ッドのクリーニングを行うクリーニング手段を有する上
記(1)〜(13)のいずれかに記載の平版印刷方法。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。本発明は、印刷機の版胴として設置
しうる描画ドラム上に設けられた印刷原版上に、油性イ
ンクを静電界によって吐出するインクジェット法で画像
を形成することを特徴とする。
【0017】本発明においては吐出したインキ滴の大き
さは吐出電極の大きさによって決まる。このため、小さ
な吐出電極を用いれば、吐出ノズル径、あるいは吐出ス
リット幅を小さくすることなく、小さなインキ滴が得ら
れる。したがって、ヘッドのインク詰まりの問題なし
に、微小な画像のコントロールが可能であり、本発明
は、鮮明な画像の印刷物が多数枚印刷可能な平版印刷方
法である。
【0018】本発明の平版印刷方法を実施するのに用い
られる版胴上描画平版印刷装置の一構成例を以下に示
す。
【0019】図1は、版胴部分が着脱可能な単色片面平
版印刷装置、描画製版装置及び版胴載せ替え装置のそれ
ぞれ概略構成例を示す図である。また図2〜図9は、図
1の描画製版装置が具備するインクジェット記録装置を
説明するためのものである。また、図10は本発明に係
る4色片面平版印刷装置の全体構成例を示す図である。
【0020】まずは図1に示す、版胴部分が着脱可能な
単色片面平版印刷装置の概略構成図を用いて本発明によ
る製版、印刷工程について説明する。図1に示されるよ
うに、版胴部分が着脱可能な平版印刷装置1(以下単に
「印刷装置」ともいう)は、着脱可能な版胴11、ブラ
ンケット胴12および圧胴13を一つずつ有し、少なく
とも平版印刷を行う際には版胴11に対して転写用のブ
ランケット胴12が圧接するように配置され、ブランケ
ット胴12にはこれに転写された印刷インキ画像を印刷
紙Pに転移させるための圧胴13が圧接するように配置
されている。
【0021】版胴11は、通常金属製であり、その表面
は耐摩耗性を強化するために例えばクロムメッキが施さ
れているが、後述のようにその表面に断熱材を有しても
よい。
【0022】さらに、印刷装置1は版胴11を着脱する
ことが可能であり、ブランケット胴12を離接し取り外
された版胴11は、例えば図1に示した版胴載せ替え装
置16などを用いて、インクジェット記録をおこなう描
画製版装置2に装填される。ここで、画像データ演算制
御部21より送られてくる画像データに対応して、描画
ドラムとして使用される版胴上に装着された印刷原版9
上に油性インクを吐出し画像部を形成する。この際、印
刷原版9は吐出電極の対極となる描画ドラムと電気的に
接地されることが好ましい。従って、後述のように描画
ドラム上に断熱材を設ける場合には、印刷原版からアー
スを取る手段を描画ドラムに設置することが有効であ
り、描画が容易になる。この場合には公知の導電性を有
するブラシ、板バネ、ローラー等の手段を使用できる。
【0023】また、印刷装置1には印刷原版9上の親水
部(非画像部)に湿し水を供給する湿し水供給装置3が
設置されている。図1には湿し水供給装置3の代表例と
してモルトン給水方式の装置を示しているが、湿し水供
給装置3としてはその他にシンフロ給水方式、連続給水
方式等公知の装置が使用できる。さらに、印刷装置1
は、印刷インキ供給装置4を有する。
【0024】一方、図1に示す描画製版装置2は、制御
部、インク供給部、画像定着部、埃除去部、ヘッド離接
機構を含めた描画製版部の概略構成例である。描画製版
装置2は、印刷原版9上にに描画された油性インク画像
を強固にするための定着装置5を有する。必要によって
印刷原版9表面の親水性強化の目的で必要に応じて用い
る版面不感脂化装置6を設置してもよい。また、描画製
版装置2は、印刷原版への描画前及び/又は描画中に印
刷原版表面に存在する埃を除去する手段10を有する。
これにより、製版中にヘッドと印刷原版の間に入った埃
を伝ってインクが印刷原版上に付着することを有効に防
止し、良好な製版が得られる。埃除去手段としては公知
の吸引除去、吹き飛ばし除去、静電除去等の非接触法の
他、ブラシ、ローラー等による接触法が使用でき、本発
明では望ましくはエアー吸引、またはエアーによる吹き
飛ばしのいずれか、あるいはそれらを組み合わせて使用
される。
【0025】さらに、印刷装置1には、印刷終了後の印
刷原版を版胴11上から自動的に取り除く自動排版装置
7を設置してもよく、印刷機の補助装置として公知であ
るこの装置を有する印刷機として、例えばハマダVS3
4A、B452A(ハマダ印刷機械(株))、トーコー
8000PFA(東京航空計器(株))、リョービ32
00ACD、3200PFA(リョービイマジスク
(株))、AMSIS Multi5150FA(日本
エーエム(株))、オリバー266EPZ(桜井グラフ
ィックシステムズ(株))、シノハラ66IV/IVP(篠
原商事(株))などがある。さらにブランケット洗浄装
置14を設置してもよい。これらの装置7、14を用い
ることで、印刷操作がより簡便となり、また印刷時間の
短縮が図られることから、本発明の効果をより一層高め
られる。
【0026】画像データ演算制御部21は、画像スキャ
ナ、磁気ディスク装置、画像データ伝送装置等からの画
像データを受け、色分解を行うと共に、分解されたデー
タに対して適当な画素数、階調数に分割演算する。さら
に、インクジェット記録装置2が有するインクジェット
吐出ヘッド22(図2参照。後に詳述する)を用いて油
性インク画像を網点化して描くために、網点面積率の演
算も行う。
【0027】また、後述するように、画像データ演算制
御部21は、インクジェットヘッド22の移動、油性イ
ンクの吐出タイミングを制御すると共に、必要に応じて
描画ドラム(版胴11となる)の動作タイミングの制御
も行う。
【0028】図1及び図2を参照して印刷装置1による
刷版の作成工程を以下に説明する。
【0029】まず、版胴11の着脱可能な印刷装置1か
ら版胴11を取り外す。次いでこの版胴11(描画ドラ
ムとなる)を描画製版装置2の所定位置に装填した後、
印刷原版9を装着する。この時、公知の版尻くわえ装
置、エア吸引装置などによる機械的方法、あるいは静電
的な方法等により印刷原版は描画ドラム上に密着固定さ
れ、これにより版尻がばたついて描画時にインクジェッ
ト記録装置20に接触し破損する事を防止できる。また
インクジェット記録装置の描画位置周辺のみで印刷原版
9を描画ドラム11に密着させる手段を配し、少なくと
も描画を行う時にはこれを作用させることによって印刷
原版9がインクジェット記録装置に接触する事を防止す
ることもできる。具体的には例えば描画ドラム描画位置
の上流、及び下流に押さえローラを配する等の方法があ
る。また版を固定する過程で、版尻がインク供給ローラ
に接触しないようにする手段を設けることによって、版
面の汚れを防止でき損紙を減らすことができる。具体的
には押さえローラあるいはガイド、静電吸着などが有効
である。
【0030】磁気ディスク装置等からの画像データは、
画像データ演算制御部21に与えられ、画像データ演算
制御部21は、入力画像データに応じて油性インクの吐
出位置、その位置における網点面積率の演算を行う。こ
れらの演算データは一旦バッファに格納される。画像デ
ータ演算制御部21は、描画ドラム11(版胴11とな
る。以下単に描画ドラムということもある)を回転さ
せ、吐出ヘッド22をヘッド離接装置31により描画ド
ラムと近接された位置に近づける。吐出ヘッド22と描
画ドラム上の印刷原版9表面との距離は、付き当てロー
ラのような機械的距離制御、あるいは光学的距離検出器
からの信号によるヘッド離接装置の制御により、描画
中、所定距離に保たれる。かかる距離制御により、印刷
原版の浮きなどによりドット径が不均一になったり、特
に印刷機に振動が加わった際などにもドット径が変化し
たりせず、良好な製版を得ることができる。
【0031】吐出ヘッド22としてはシングルヘッド、
マルチヘッド、あるいはフルラインヘッドを使用するこ
とができ、描画ドラム11となる。の回転により主走査
を行う。複数の吐出部を有するマルチヘッド、あるいは
フルラインヘッドの場合には吐出部の配列方向は軸方向
に設置する。さらにシングルヘッドあるいはマルチヘッ
ドの場合には、画像データ演算制御部21により描画ド
ラム一回転毎にヘッド22を描画ドラムの軸方向に移動
して、上記演算により得られた吐出位置および網点面積
率で油性インクを描画ドラム11に装着した印刷原版9
に吐出する。これにより、印刷原版9には、印刷原稿の
濃淡に応じた網点画像が油性インクで描画される。この
動作は、印刷原版9上に印刷原稿一色分の油性インク画
像が形成され刷版ができるあがるまで続く。一方、吐出
ヘッド22が描画ドラムの幅と略同じ長さを有するフル
ラインヘッドである場合には、描画ドラムが一回転する
ことによって印刷原版9上に印刷原稿一色分の油性イン
ク画像が形成され刷版ができあがる。この様に描画ドラ
ム回転により主走査を行うことにより、主走査方向の位
置精度を高め、高速描画を行うことができる。
【0032】ついで吐出ヘッド22を保護するために吐
出ヘッド22は、描画ドラムと近接された位置から離れ
るように退避させられる。この時、吐出ヘッド22のみ
に離接してもよいが、吐出ヘッド22とヘッド副走査手
段32を一緒に離接、あるいは吐出ヘッド22とインク
供給部24とヘッド副走査手段32全てを一緒に離接す
る事もできる。また吐出ヘッド22とインク供給部24
とヘッド副走査手段32と共に、定着装置5、埃除去装
置10にもそれぞれ離接手段を設け、退避可能とするこ
とにより、通常印刷にも対応できる。
【0033】この離接手段は描画時以外は記録ヘッドを
描画ドラムに対し少なくとも500μm以上離すように
動作する。離接動作はスライド式にしても良いし、ある
軸に固定されたアームでヘッドを固定し、軸まわりにア
ームを動かし振り子状に移動しても良い。このように非
描画時にヘッドを退避させることにより、ヘッドを物理
的破損あるいは汚染から保護し、長寿命化を達成する事
が出来る。
【0034】また、形成された油性インク画像は、定着
装置5で加熱等により強化される。インクの定着手段と
しては、加熱定着、溶媒定着、フラッシュ露光定着など
の公知の手段が使用できる。加熱定着ではハロゲンラン
プ照射、あるいはヒーターを利用した熱風定着、ヒート
ロール定着が一般的である。この場合には定着性を高め
るために、描画ドラム11を加熱しておく、描画ドラム
11を予め加熱しておく、熱風を当てながら描画を行
う、描画ドラム11を断熱材でコートする、定着時のみ
描画ドラム11から印刷原版9を離して、印刷原版9の
みを加熱する、等の手段を単独、あるいは組み合わせて
とることが有効である。溶媒定着ではメタノール、酢酸
エチル等のインク中の樹脂成分を溶解しうる溶媒を噴霧
し、余分な溶媒蒸気は回収する。またキセノンランプ等
を使用してのフラッシュ定着は電子写真トナーの定着法
として公知であり、定着を短時間に行えるという利点が
ある。
【0035】刷版形成後、上記描画ドラム11は、版胴
載せ替え装置16等を用いて、描画された印刷原版9ご
と印刷装置1の所定位置に版胴11としてセットされ
る。以下の印刷工程は、公知の平版印刷方法と同様であ
る。すなわち、この油性インク画像が描画された印刷原
版9に、印刷インキおよび湿し水を与え印刷画像を形成
し、この印刷インキ画像を版胴11と共に回転している
ブランケット胴12上に転写し、ついでブランケット胴
12と圧胴13との間を通過する印刷用紙P上にブラン
ケット胴12上の印刷インキ画像を転移させることで一
色分の印刷が行われる。印刷終了後の印刷原版9は、自
動排版装置7により版胴11から取り除かれ、ブランケ
ット胴12上のブランケットはブランケット洗浄装置1
4により洗浄され、次の印刷可能な状態となる。
【0036】本発明では、描画ドラム11を複数用意
し、前の版を印刷している間に、次の版を別の描画ドラ
ム11を用いて描画装置2で印刷画像を形成し用意して
おくことで、印刷装置1の印刷を終了した胴版11と、
新たに印刷を開始する描画ドラム11を置き換えるだけ
で、速やかに次の印刷が可能となる、本発明の効果が更
に有効に発揮される。
【0037】次に、描画製版装置2に用いられるインク
ジェット記録装置20について説明する。
【0038】図2に示されるように、本平版印刷方法に
使用される描画記録部は、インクジェットヘッド22、
インク供給部24からなる。インク供給部24はさらに
インクタンク25、インク供給装置26、インク濃度制
御手段29を有し、インクタンク内には攪拌手段27、
インク温度管理手段28を含む。インクはヘッド内を循
環させてもよく、この場合、インク供給部は回収循環機
能も有する。攪拌手段27はインクの固形成分の沈殿・
凝集を抑制し、インクタンクの清掃の必要性が低減され
る。攪拌手段としては回転羽、超音波振動子、循環ポン
プが使用でき、これらの中から、あるいは組み合わせて
使用される。インク温度管理手段28は、まわりの温度
変化によりインクの物性が変化し、ドット径が変化した
りすることなく高画質な画像が安定して形成できる様に
配置される。インクの温度制御手段としてはインクタン
ク内にヒーター、ペルチェ素子などの発熱素子、あるい
は冷却素子を、該タンク内の温度分布を一定にするよう
に攪拌手段と共に配し、温度センサ、例えばサーモスタ
ット等により制御するなど公知の方法が使用できる。な
おインクタンク内のインク温度は15℃以上60℃以下
が望ましく、より好ましくは20℃以上50℃以下であ
る。またタンク内の温度分布を一定に保つ攪拌手段は前
記のインクの固形成分の沈殿・凝集の抑制を目的とする
攪拌手段と共用しても良い。
【0039】また本描画製版装置2では高画質な描画を
行うためインク濃度制御手段29を有することが好まし
い。これによりインク中の固形分濃度の低下による版上
での滲みの発生や印刷画像の飛びやカスレ、あるいは固
形分濃度の上昇による版上のドット径の変化などを有効
に抑制することができる。インク濃度は光学的検出、電
導度測定、粘度測定などの物性測定、あるいは描画枚数
による管理等により行う。物性測定による管理を行う場
合にはインクタンク内、あるいはインク流路内に、光学
検出器、電導度測定器、粘度測定器を単独、あるいはそ
れらを組み合わせて設け、その出力信号により、また描
画枚数による管理を行う場合には、製版枚数、及び頻度
によりインクタンクへ図示されない補給用濃縮インクタ
ンクあるいは希釈用インクキャリアタンクからの液供給
を制御する。
【0040】画像データ演算制御部21は前述のよう
に、入力画像データの演算、またヘッド離接装置31、
あるいはヘッド副走査手段32によりヘッドの移動を行
うほかに、描画ドラム(版胴ともなる)に設置したエン
コーダー30からのタイミングパルスを取り込み、その
タイミングパルスに従って、ヘッドの駆動をおこなう。
これにより、副走査方向の位置精度を高められる。ま
た、インクジェット記録装置による描画を行う際に描画
ドラムの駆動は印刷時の駆動手段とは異なる高精度な駆
動手段を使用することによっても副走査方向の位置精度
を高められる。具体的には、例えば高精度モータからの
出力を高精度ギア、あるいはスチールベルト等により減
速して描画ドラムのみを駆動させる方法などがある。高
画質描画を行う際にはこの様な手段を単独、あるいは複
数組み合わせて使用する。
【0041】次に、吐出ヘッドについて図3〜図9を使
用して説明する。但し、本発明の内容は以下に限定され
るものではない。
【0042】図3、図4はインクジェット記録装置に備
えられているヘッドの一例である。ヘッド22は、絶縁
性基材からなる上部ユニット221と下部ユニット22
2とで挟まれたスリットを有し、その先端は吐出スリッ
ト22aとなっており、スリット内には吐出電極22b
が配置され、インク供給装置から供給されたインク23
がスリット内に満たされた状態になっている。絶縁性基
材としてはたとえば、プラスチック、ガラス、セラミッ
クスなどが適用できる。また吐出電極22bは、絶縁性
基材からなる下部ユニット222上にアルミニウム、ニ
ッケル、クロム、金、白金などの導電性材料を真空蒸
着、スパッタ、あるいは無電界メッキを行い、この上に
フォトレジストを塗布し、所定の電極パターンのマスク
を介してフォトレジストを露光し、現像して吐出電極2
2bのフォトレジストパターンを形成したのち、これを
エッチングして形成する方法、あるいは機械的に除去す
る方法、あるいはそれらを組み合わせた方法など公知の
方法により形成される。
【0043】ヘッド22では、画像のパターン情報のデ
ジタル信号に従って、吐出電極22bに電圧が印加され
る。図3に示されるように、吐出電極22bに対向する
形で対向電極となる描画ドラム11が設置されており、
対向電極となる描画ドラム11上には印刷原版9が設け
られている。電圧の印加により、吐出電極22bと、対
向電極となる描画ドラム11との間には回路が形成さ
れ、ヘッド22の吐出スリット22aから油性インク2
3が吐出され対向電極となる描画ドラム11上に設けら
れた印刷原版9上に画像が形成される。
【0044】吐出電極22bの幅は、高画質の画像形成
を行うためにその先端はできるだけ狭いことが好まし
い。具体的な数値は、電極間隔、印加電圧などによって
異なるが、通常5〜100μmの先端幅の範囲で用いら
れる。例えば先端が20μm幅の吐出電極22bを用
い、吐出電極22bと対向電極となる版胴11の間隔を
1.0mmとして、この電極間に3KVの電圧を0.1
ミリ秒印加することで40μmのドットを印刷原版9上
に形成することができる。
【0045】さらに図5、図6はそれぞれ、他の吐出ヘ
ッドの例のインク吐出部近傍の断面概略図、前面概略図
を示すものである。図中22は吐出ヘッドで、この吐出
ヘッド22は漸減形状をした第1の絶縁性基材33を有
している。上記第1の絶縁性基材33には第2の絶縁性
基材34が離間対向して設けられ、この第2の絶縁性基
材34の先端部には斜面部35が形成されている。上記
第1、第2の絶縁性基材はたとえば、プラスチック、ガ
ラス、セラミックスなどで形成されている。上記第2の
絶縁性基材34の斜面部35と鋭角をなす上面部36に
は吐出部に静電界を形成する静電界形成手段として複数
の吐出電極22bが設けられている。これら複数の吐出
電極22bの先端部は上記上面部36の先端近傍まで延
長され、かつ、その先端部は上記第1の絶縁性基材33
よりも前方に突き出され吐出部を形成している。上記第
1および第2の絶縁性基材33、34間には前記吐出部
へのインク23の供給手段としてインク流入路37が形
成され、前記第2の絶縁性基材34の下部側にはインク
回収路38が形成されている。上記吐出電極22bは、
第2の絶縁性基材34上にアルミニウム、ニッケル、ク
ロム、金、白金などの導電性材料を用い、前述と同様、
公知の方法により形成される。個々の電極22bは電気
的には互いに絶縁状態となるように構成されている。
【0046】吐出電極22bの先端が絶縁性基材33の
先端より突き出す量は2mm以下が好ましい。この突き
出し量が上記範囲にて好ましい理由は、突き出し量が大
きすぎるとインクメニスカスが吐出部先端まで届かず、
吐出しにくくなったり、記録周波数が低下するためであ
る。また上記第1および第2の絶縁性基材33、34間
のスペースは0.1〜3mmの範囲が好ましい。このス
ペースが上記範囲にて好ましい理由は、スペースが狭す
ぎるとインクの供給がしにくくなり吐出しにくくなった
り、記録周波数が低下したりするためであり、スペース
が広すぎるとメニスカスが安定せず吐出が不安定になる
ためである。
【0047】上記吐出電極22bは画像データ演算制御
部21に接続され、記録を行う際には画像情報に基づき
吐出電極に電圧印加を行うことにより該吐出電極上のイ
ンクが吐出し、吐出部と対向配置された図示されない印
刷原版上に描画が行われる。上記インク流入路37のイ
ンク滴吐出方向と逆方向は、図示しないインク供給装置
の送インク手段に接続されている。上記第2の絶縁性基
材34の吐出電極形成面の反対面にはバッキング39が
離間対向して設けられ、両者間にはインク回収路38が
設けられている。前記インク回収路38のスペースは
0.1mm以上が望ましい。このスペースが上記範囲に
て好ましい理由は、スペースが狭すぎるとインクの回収
がしにくくなり、インク漏れを起こしたりするためであ
る。また前記インク回収路38は図示しないインク供給
装置のインク回収手段に接続されている。
【0048】吐出部上での均一なインクフローを必要と
する場合には吐出部と前記インク回収部の間に溝40を
設けてもよい。図6は吐出ヘッドのインク吐出部近傍の
前面概略図を示しているが、第2の絶縁性基材34の斜
面には吐出電極22bとの境界近傍からインク回収路3
8に向かって複数の溝40が設けられている。この溝4
0は、上記吐出電極22bの配列方向に複数並んでお
り、毛細管力により吐出電極22b側の開口部からイン
クを各溝40に導き、導かれたインクをインク回収路3
8に排出する機能を有する。また、溝40は、その開口
径に応じた毛細管力により一定量の吐出電極先端近傍の
インクを吸引する。このため、吐出電極先端近傍に一定
の液厚を有するインクフローを形成する機能を有してい
る。溝40の形状は毛細管力が働く範囲であればよい
が、特に望ましくは幅は10〜200μm、深さは10
〜300μmの範囲である。また溝40はヘッド全面に
わたって均一なインクフローを形成できるように必要数
設けられる。
【0049】吐出電極22bの幅は、高画質の画像形
成、例えば印字を行うためにその先端はできるだけ狭い
ことが好ましい。具体的な数値は、電極間隔、印加電圧
などによって異なるが、通常5〜100μmの先端幅の
範囲で用いられる。
【0050】また本発明を実施するのに用いられる吐出
ヘッドの他の例を図7から図8に示す。図7は説明のた
めヘッドの一部分のみを示した概略図である。記録ヘッ
ド22は図7に示すようにプラスチック、セラミック、
ガラス等の絶縁性材料から作成されたヘッド本体41と
メニスカス規制板42、42′からなる。図中、22b
は吐出部に静電界を形成するために電圧印加を行う吐出
電極である。さらにヘッドから規制板42、42′を取
り除いた図8によりヘッド本体について詳述する。
【0051】ヘッド本体41にはヘッド本体のエッジに
垂直に、インクを循環させるためのインク溝43が複数
設けてある。このインク溝43の形状は均一なインクフ
ローを形成できるように毛細管力が働く範囲に設定され
ていればよいが、特に望ましくは幅は10〜200μ
m、深さは10〜300μmである。インク溝43の内
部には吐出電極22bが設けられている。この吐出電極
22bは、絶縁性材料からなるヘッド本体40上にアル
ミニウム、ニッケル、クロム、金、白金などの導電性材
料を使って、上述の装置実施例の場合と同様な公知の方
法により、インク溝43内全面に配置してもよいし、一
部分のみに形成してもよい。なお吐出電極間は電気的に
隔離されている。隣り合う2つのインク溝は1つのセル
を形成し、その中心にある隔壁44の先端部には吐出部
45、45′を設けている。吐出部45、45′では隔
壁は他の隔壁部分44に比べ薄くなっており、尖鋭化さ
れている。このようなヘッド本体は絶縁性材料ブロック
の機械加工、エッチング、あるいはモールディング等公
知の方法により作成される。吐出部での隔壁の厚さは望
ましくは5〜100μmであり、尖鋭化された先端の曲
率半径は5〜50μmの範囲であることが望ましい。な
お吐出部は45′の様に先端をわずかに面取りされてい
てもよい。図中には2つのセルのみを示しているが、セ
ルの間は隔壁46で仕切られ、その先端部47は吐出部
45、45′よりも引っ込むように面取りされている。
このヘッドに対し、図示されないインク供給装置の送イ
ンク手段によりI方向からインク溝を通してインクを流
し、吐出部にインクを供給する。さらに図示されないイ
ンク回収手段により余剰なインクはO方向に回収され、
その結果、吐出部には常時、新鮮なインクが供給され
る。この状態で、吐出部に対向する形で設けられ、その
表面に印刷原版を保持した図示されない描画ドラムに対
して吐出電極に画像情報に応じて電圧印加することによ
り、吐出部からインクが吐出され印刷原版上に画像が形
成される。
【0052】さらに吐出ヘッドの他の実施例について図
9を用いて説明する。図9に示すように、吐出ヘッド2
2は、略矩形板状の一対の支持部材50、50′を有し
ている。これらの支持部材50、50′は、絶縁性を有
する1〜10mmの厚さの板状のプラスチック、ガラ
ス、セラミック等から形成され、それぞれの一方の面に
は、記録解像度に応じて互いに平行に延びた複数の矩形
の溝51、51′(図示せず)が形成されている。各溝
51、51′は、幅10〜200μm、深さ10〜30
0μmの範囲であることが望ましく、その内部全体ある
いは一部に吐出電極22bが形成されている。このよう
に、支持部材50、50′の一面に複数の溝51、5
1′を形成することにより、各溝51の間には、複数の
矩形の隔壁52が必然的に設けられる。各支持部材5
0、50′は、溝51、51′を形成していない面を対
向させるように組合わされる。つまり、吐出ヘッド22
は、その外周面上にインクを流通させるための複数の溝
を有する。各支持部材50、50′に形成された溝5
1、51′は、吐出ヘッド22の上端53を介して1対
1に対応して連結され、各溝が連結された矩形部分54
は、吐出ヘッド22の上端53より所定距離(50〜5
00μm)だけ後退している。つまり、各矩形部分54
の両側には、各支持部材50、50′の各隔壁52の上
端55が矩形部分54より突出するように設けられてい
る。そして、各矩形部分54から、前述したような絶縁
性材料からなるガイド突起56が突出されて設けられ吐
出部を形成している。
【0053】上記のように構成された吐出ヘッド22に
インクを循環させる場合、一方の支持部材50の外周面
に形成された各溝51を介して各矩形部分54にインク
を供給し、反対側の支持部材50′に形成された各溝5
1′を介して排出する。この場合、円滑なインクの流通
を可能とするため、吐出ヘッド22を所定角度で傾斜さ
せている。つまり、インクの供給側(支持部材50)が
上方に位置し、インクの排出側(支持部材50′)が下
方に位置するように吐出ヘッド22が傾斜されている。
このように、吐出ヘッド22にインクを循環させると、
各矩形部分54を通過するインクが各突起56に沿って
濡れ上がり、矩形部分54、突起56の近くにインクメ
ニスカスが形成される。そして、各矩形部分54にてそ
れぞれ独立したインクメニスカスが形成された状態で、
吐出部に対向する形で設けられ、その表面に印刷原版を
保持した図示されない描画ドラム(版胴11となる)に
対して吐出電極22bに画像情報に基づき電圧を印加す
ることにより、吐出部からインクが吐出され印刷原版上
に画像が形成される。尚、各支持部材50、50′の外
周面上に溝を覆うカバーを設けることにより、各支持部
材50、50′の外周面に沿ったパイプ状のインク流路
を形成し、このインク流路によりインクを強制的に循環
させてもよい。この場合、吐出ヘッド22を傾斜させる
必要はない。
【0054】図3〜図9で上述したヘッド22は必要に
応じてクリーニング手段などのメンテナンス装置を含む
こともできる。例えば休止状態が続く様な場合や、画質
に問題が発生した場合には、インク溶媒のみを循環させ
る、インク溶媒のみを供給、あるいは循環させながら吐
出部を吸引する、吐出ヘッド先端を柔軟性を有するハ
ケ、ブラシ、布等で拭う、などの手段を単独、あるいは
組み合わせて行うことにより、吐出ヘッド内でのインク
の固形化などを有効に防止することができ、良好な描画
状態を維持できる。また吐出ヘッドをインク溶媒蒸気を
充満させたカバー内に入れておく、等の方法も有効であ
り、これらの方法を単独、あるいは組み合わせて使用で
きる。
【0055】つぎに本発明の具体例として着脱可能な版
胴上に描画する複色片面平版印刷機について説明する。
【0056】図10は、4色片面平版印刷機の全体構成
例である。図10に示されるように、該4色片面印刷装
置は基本的に図1に示した単色片面印刷装置の版胴1
1、ブランケット胴12、圧胴13を印刷用紙Pの同じ
面に印刷が行われるように4個づつ有するような構造で
ある。尚、図示はしていないが、図中Kで示す印刷用紙
の隣接圧胴間での受け渡しには、公知の渡し胴方式など
を使用する。詳細な説明は省くが図10の例から容易に
わかるように、その他の複色片面印刷装置も基本的に単
色片面印刷装置の版胴11、ブランケット胴12、圧胴
13を印刷用紙Pの同じ面に印刷が行われるように複数
個づつ有するような構造であり、版胴に1色分の版のみ
を作成する場合には印刷する色数分だけ版胴、ブランケ
ット胴を有する。一方、版胴に複数色の版を形成する場
合には、印刷する色数を一版胴上の版数で割った値だけ
版胴、ブランケット胴が必要となる。例えば版胴上に2
色分の印刷原版を作成した場合には、版胴、ブランケッ
ト胴を2つづつ有する印刷機により片面3色あるいは4
色印刷が可能となる。版胴11には必要に応じて必要色
分の印刷が終わるまで印刷用紙を保持しておく手段を設
置する。
【0057】一方、複色両面平版印刷機として本発明を
実施する場合には、上述した印刷機に公知の印刷用紙反
転手段を設けるか、図1に示した単色片面印刷装置の版
胴11、ブランケット胴12を印刷用紙Pの両面に印刷
が行われるように複数個有するような構造であり、版胴
に1色分の版のみを作成する場合には印刷用紙の両面に
印刷するのに必要な色数分だけ版胴、ブランケット胴を
有する。一方、上述のように版胴に複数色の版を作成す
る場合には、版胴、ブランケット胴の数は減らすことが
できる。また幾つかの版胴、ブランケット胴で一つの圧
胴を共有した場合には圧胴の数も減らすことができる。
詳細については上述の描画複色片面平版印刷機の例によ
り容易に理解できるため省略する。
【0058】また上記のような複数の版胴を有する印刷
機に対しても、描画製版工程を、取り外した描画ドラム
(版胴となる)を描画装置に装填し行うので、高価な書
き込み部は1セットですむ。このことも本発明の大きな
効果の一つである。
【0059】次に、本発明に用いられる印刷原版につい
て説明する。印刷原版としては、アルミニウム、クロム
メッキを施した鋼板などの金属版が挙げられる。特に砂
目立て、陽極酸化処理により表面の保水性および耐摩耗
性が優れるアルミニウム版が好ましい。より安価な印刷
原版として、耐水性を付与した紙、プラスチックフィル
ム、プラスチックをラミネートした紙などの耐水性支持
体上に画像受理層を設けた版材が使用できる。耐水性支
持体の電気絶縁性が高い場合は、該支持体と画像受理層
との間に導電層を設けることが好ましい。導電層の固有
電気抵抗は1011Ωcm以下であることが好ましい。支持
体上に導電層を設ける方法は、例えば特開平10−27
2753号に記載されている。設けられる画像受理層の
厚さは5〜30μmの範囲が適当である。
【0060】画像受理層としては、無機顔料と結着剤か
らなる親水性層、あるいは不感脂化処理によって親水化
が可能になる層を用いることができる。
【0061】親水性の画像受理層に用いられる無機顔料
は、クレー、シリカ、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化
アルミニウム、硫酸バリウムなどを用いることができ
る。また結着剤としてはポリビニルアルコール、澱粉、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、カゼイン、ゼラチン、ポリアクリル酸塩、ポリビ
ニルピロリドン、ポリメチルエーテル−無水マレイン酸
共重合体等の親水性結着剤が使用できる。また、必要に
応じて耐水性を付与するメラミンホルマリン樹脂、尿素
ホルマリン樹脂、その他架橋剤を添加してもよい。無機
顔料/結着剤の比率は、重量比で30/70〜80/2
0とすることが好ましい。
【0062】一方、不感脂化処理をして用いる画像受理
層としては、例えば酸化亜鉛と疎水性結着剤を用いる層
が挙げられる。
【0063】本発明に供される酸化亜鉛は、例えば日本
顔料技術協会編「新版顔料便覧」19頁、(株)誠文
堂、(1968年刊)に記載のように、酸化亜鉛、亜鉛
華、湿式亜鉛華あるいは活性亜鉛華として市販されてい
るもののいずれでもよい。即ち、酸化亜鉛は、出発原料
および製造方法により、乾式法としてフランス法(間接
法)、アメリカ法(直接法)および湿式法と呼ばれるも
のがあり、例えば正同化学(株)、堺化学(株)、白水
化学(株)、本荘ケミカル(株)、東邦亜鉛(株)、三
井金属工業(株)等の各社から市販されているものが挙
げられる。
【0064】また結着剤として用いる樹脂として、具体
的には、塩化ビニル一酢酸ビニル共重合体、スチレン−
ブタジエン共重合体、スチレン−メタクリレート共重合
体、メタクリレート共重合体、アクリレート共重合体、
酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、アルキド
樹脂、エポキシ樹脂、エポキシエステル樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリウレタン樹脂等が挙げられる。これらの
樹脂は単独で用いてもよいし2種以上を併用してもよ
い。画像受理層における樹脂の含有量は、樹脂/酸化亜
鉛の重量比で示して9/91〜20/80とすることが
好ましい。
【0065】酸化亜鉛の不感脂化は、従来よりこの種の
不感脂化処理液として、フェロシアン塩、フェリシアン
塩を主成分とするシアン化合物含有処理液、アンミンコ
バルト錯体、フィチン酸およびその誘導体、グアニジン
誘導体を主成分としたシアンフリー処理液、亜鉛イオン
とキレートを形成する無機酸あるいは有機酸を主成分と
した処理液、あるいは水溶性ポリマーを含有した処理液
等が知られている。例えば、シアン化合物含有処理液と
して、特公平44−9045号、同46−39403
号、特開昭52−76101号、同57−107889
号、同54−117201号等に記載のものが挙げられ
る。
【0066】以下に本発明に用いられる油性インクにつ
いて説明する。本発明に供される油性インクは、電気抵
抗109 Ωcm以上かつ誘電率3.5以下の非水溶媒中
に、少なくとも常温で固体かつ疎水性の樹脂粒子を分散
してなるものである。
【0067】本発明に用いる電気抵抗109Ωcm以
上、かつ誘電率3.5以下の非水溶媒として好ましくは
直鎖状もしくは分岐状の脂肪族炭化水素、脂環式炭化水
素、または芳香族炭化水素、およびこれらの炭化水素の
ハロゲン置換体がある。例えはヘキサン、ヘプタン、オ
クタン、イソオクタン、デカン、イソデカン、デカリ
ン、ノナン、ドデカン、イソドデカン、シクロヘキサ
ン、シクロオクタン、シクロデカン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、メシチレン、アイソパーC、アイソパー
E、アイソパーG、アイソパーH、アイソパーL(アイ
ソパー;エクソン社の商品名)、シェルゾール70、シ
ェルゾール71(シェルゾール;シェルオイル社の商品
名)、アムスコOMS、アムスコ460溶剤(アムス
コ;スピリッツ社の商品名)、シリコーンオイル等を単
独あるいは混合して用いる。なお、このような非水溶媒
の電気抵抗の上限値は1016Ωcm程度であり、誘電率
の下限値は1.9程度である。
【0068】用いる非水溶媒の電気抵抗を上記範囲とす
るのは、電気抵抗が低くなると、インクの電気抵抗が適
正にならず、電界によるインクの吐出が悪くなるからで
あり、誘電率を上記範囲とするのは、誘電率が高くなる
と溶媒の分極により電界が緩和され、これによりインク
の吐出が悪くなるからである。
【0069】上記の非水溶媒中に、分散される樹脂粒子
としては、35℃以下の温度で固体で非水溶媒との親和
性のよい疎水性の樹脂の粒子であればよいが、更にその
ガラス転移点が−5℃〜110℃または軟化点33℃〜
140℃の樹脂(P)が好ましく、より好ましくはガラ
ス転移点10℃〜100℃または軟化点38℃〜120
℃であり、さらに好ましくはガラス転移点15℃〜80
℃または軟化点38℃〜100℃である。
【0070】このようなガラス転移点または軟化点の樹
脂を用いることによって、印刷原版の表面と樹脂粒子と
の親和性が増し、また印刷原版上での樹脂粒子同士の結
合が強くなるので、画像部と印刷原版表面との密着性が
向上し、耐刷性が向上する。これに対し、ガラス転移点
もしくは軟化点が低くなっても高くなっても印刷原版表
面と樹脂粒子の親和性が低下したり、樹脂粒子同士の結
合が弱くなってしまう。
【0071】樹脂(P)の重量平均分子量Mwは、1×
103〜1×106であり、好ましくは5×103〜8×
105、より好ましくは1×104〜5×105である。
【0072】このような樹脂(P)として具体的には、
オレフィン重合体および共重合体(例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリレート共重合体、
エチレン−メタクリレート共重合体、エチレン−メタク
リル酸共重合体等)、塩化ビニル共重合体(例えば、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等)、
塩化ビニリデン共重合体、アルカン酸ビニル重合体およ
び共重合体、アルカン酸アリル重合体および共重合体、
スチレンおよびその誘導体の重合体ならびに共重合体
(例えばブタジエン酸−スチレン共重合体、イソプレン
−スチレン共重合体、スチレン−メタクリレート共重合
体、スチレン−アクリレート共重合体等)、アクリロニ
トリル共重合体、メタクリロニトリル共重合体、アルキ
ルビニルエーテル共重合体、アクリル酸エステル重合体
および共重合体、メタクリル酸エステル重合体および共
重合体、イタコン酸ジエステル重合体および共重合体、
無水マレイン酸共重合体、アクリルアミド共重合体、メ
タクリルアミド共重合体、フェノール樹脂、アルキド樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ケトン樹脂、ポリエステル
樹脂、シリコン樹脂、アミド樹脂、水酸基およびカルボ
キシル基変性ポリエステル樹脂、ブチラール樹脂、ポリ
ビニルアセタール樹脂、ウレタン樹脂、ロジン系樹脂、
水素添加ロジン樹脂、石油樹脂、水素添加石油樹脂、マ
レイン酸樹脂、テルペン樹脂、水素添加テルペン樹脂、
クロマン−インデン樹脂、環化ゴム−メタクリル酸エス
テル共重合体、環化ゴム−アクリル酸エステル共重合
体、窒素原子を含有しない複素環を含有する共重合体
(複素環として例えば、フラン環、テトラヒドロフラン
環、チオフェン環、ジオキサン環、ジオキソフラン環、
ラクトン環、ベンゾフラン環、ベンゾチオフェン環、
1,3−ジオキセタン環等)、エポキシ樹脂等が挙げら
れる。
【0073】本発明の油性インクにおける分散された樹
脂粒子の含有量は、インク全体の0.5〜20重量%と
することが好ましい。含有量が少なくなるとインクと印
刷原版表面との親和性が得られにくくなって良好な画像
が得られなくなったり、耐刷性が低下したりするなどの
問題が生じやすくなり、一方、含有量が多くなると均一
な分散液が得られにくくなったり、吐出ヘッドでのイン
クの目詰まりが生じやすく、安定なインク吐出が得られ
にくいなどの問題がある。
【0074】本発明に供される油性インク中には、前記
の分散樹脂粒子とともに、製版後の版を検版する等のた
めに着色成分として色材を含有させることが好ましい。
色材としては、従来から油性インク組成物あるいは静電
写真用液体現像剤に用いられている顔料および染料であ
ればどれでも使用可能である。
【0075】顔料としては、無機顔料、有機顔料を問わ
ず、印刷の技術分野で一般に用いられているものを使用
することができる。具体的には、例えば、カーボンブラ
ック、カドミウムレッド、モリブデンレッド、クロムイ
エロー、カドミウムイエロー、チタンイエロー、酸化ク
ロム、ビリジアン、コバルトグリーン、ウルトラマリン
ブルー、プルシアンブルー、コバルトブルー、アゾ系顔
料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、イソ
インドリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、スレン系顔
料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、チオインジゴ系
顔料、キノフタロン系顔料、金属錯体顔料、等の従来公
知の顔料を特に限定することなく用いることができる。
【0076】染料としては、アゾ染料、金属錯塩染料、
ナフトール染料、アントラキノン染料、インジゴ染料、
カーボニウム染料、キノンイミン染料、キサンテン染
料、アニリン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ニトロ
ソ染料、ベンゾキノン染料、ナフトキノン染料、フタロ
シアニン染料、金属フタロシアニン染料、等の油溶性染
料が好ましい。これらの顔料および染料は、単独で用い
てもよいし、適宜組み合わせて使用することも可能であ
るが、インク全体に対して0.01〜5重量%の範囲で
含有されることが望ましい。
【0077】これらの色材は、分散樹脂粒子とは別に色
材自身を分散粒子として非水溶媒中に分散させてもよい
し、分散樹脂粒子中に含有させてもよい。含有させる場
合、顔料などは分散樹脂粒子の樹脂材料で被覆して樹脂
被覆粒子とする方法などが一般的であり、染料などは分
散樹脂粒子の表面部を着色して着色粒子とする方法など
が一般的である。
【0078】本発明の非水溶媒中に、分散された樹脂粒
子、更には着色粒子等を含めて、これらの粒子の平均粒
径は0.05μm〜5μmが好ましい。より好ましくは
0.1μm〜1.0μmであり、更に好ましくは0.1
μm〜0.5μmの範囲である。この粒径はCAPA−
500(堀場製作所(株)製商品名)により求めたもの
である。
【0079】本発明に用いられる非水系分散樹脂粒子
は、従来公知の機械的粉砕方法または重合造粒方法によ
って製造することができる。機械的粉砕方法としては、
必要に応じて、樹脂粒子とする材料を混合し、溶融、混
練を経て従来公知の粉砕機で直接粉砕して、微粒子と
し、分散ポリマーを併用して、更に湿式分散機(例えば
ボールミル・ペイントシェーカー、ケデイミル、ダイノ
ミル等)で分散する方法、樹脂粒子成分となる材料と、
分散補助ポリマー(または被覆ポリマー)を予め混練し
て混練物とした後粉砕し、次に分散ポリマーを共存させ
て分散する方法等が挙げられる。具体的には、塗料また
は静電写真用液体現像剤の製造方法を利用することがで
き、これらについては、例えば、植木憲二監訳「塗料の
流動と顔料分散」共立出版(1971年)、「ソロモン、塗
料の科学」、「Paint and Surface Coating Theory and
Practice」、原崎勇次「コーティング工学」朝倉書店
(1971年)、原崎勇次「コーティングの基礎科学」槇書
店(1977年)等の成書に記載されている。
【0080】また、重合造粒法としては、従来公知の非
水系分散重合方法が挙げられ、具体的には、室井宗一監
修「超微粒子ポリマーの最新技術」第2章、CMC出版
(1991年)、中村孝一編「最近の電子写真現像システム
とトナー材料の開発・実用化」第3章、(日本科学情報
(株)1985年刊)、K.E.J.Barrett 「Dispersion Polyn
erization in Organic Media」John Wiley(1975年)等
の成書に記載されている。
【0081】通常、分散粒子を非水溶媒中で分散安定化
するために、分散ポリマーを併用する。分散ポリマーは
非水溶媒に可溶性の繰り返し単位を主成分として含有
し、かつ平均分子量が、重量平均分子量Mwで1×10
3〜1×106が好ましく、より好ましくは5×103
5×105の範囲である。
【0082】本発明に供される分散ポリマーの好ましい
可溶性の繰り返し単位として、下記一般式(1)で示さ
れる重合成分が挙げられる。
【0083】
【化1】
【0084】一般式(I)において、X1は−COO
−、−OCO−または−O−を表す。Rは、炭素数10
〜32のアルキル基またはアルケニル基を表し、好まし
くは炭素数10〜22のアルキル基またはアルケニル基
を表し、これらは直鎖状でも分岐状でもよく、無置換の
ものが好ましいが、置換基を有していてもよい。具体的
には、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデ
シル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、エイコサニ
ル基、ドコサニル基、デセニル基、ドデセニル基、トリ
デセニル基、ヘキサデセニル基、オクタデセニル基、リ
ノレル基等が挙げられる。
【0085】a1およびa2は、互いに同じでも異なって
いてもよく、好ましくは水素原子、ハロゲン原子(例え
ば、塩素原子、臭素原子等)、シアノ基、炭素数1〜3
のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基等)、−COO−Z1または−CH2COO−Z1〔Z1
は、置換されていてもよい炭素数22以下の炭化水素基
(例えば、アルキル基、アルケニル基、アラルキル基、
脂環式基、アリール基等)を表す〕を表す。
【0086】Z1は、具体的には炭化水素基を表し、好
ましい炭化水素基としては、炭素数1〜22の置換され
てもよいアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基、ヘプチル基、ヘキシル基、オクチ
ル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル
基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル
基、エイコサニル基、ドコサニル基、2−クロロエチル
基、2−ブロモエチル基、2−シアノエチル基、2−メ
トキシカルボニルエチル基、2−メトキシエチル基、3
−ブロモプロピル基等)、炭素数4〜18の置換されて
もよいアルケニル基(例えば、2−メチル−1−プロペ
ニル基、2−ブテニル基、2−ペンテニル基、3−メチ
ル−2−ペンテニル基、1−ペンテニル基、1−ヘキセ
ニル基、2−ヘキセニル基、4−メチル−2−ヘキセニ
ル基、デセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、ヘ
キサデセニル基、オクタデセニル基、リノレル基等)、
炭素数7〜12の置換されてもよいアラルキル基(例え
ば、ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピル
基、ナフチルメチル基、2−ナフチルエチル基、クロロ
ベンジル基、ブロモベンジル基、メチルベンジル基、エ
チルベンジル基、メトキシベンジル基、ジメチルベンジ
ル基、ジメトキシベンジル基等)、炭素数5〜8の置換
されてもよい脂環式基(例えば、シクロヘキシル基、2
−シクロヘキシルエチル基、2−シクロペンチルエチル
基等)、および炭素数6〜12の置換されてもよい芳香
族基(例えば、フェニル基、ナフチル基、トリル基、キ
シリル基、プロピルフェニル基、ブチルフェニル基、オ
クチルフェニル基、ドデシルフェニル基、メトキシフェ
ニル基、エトキシフェニル基、ブトキシフェニル基、デ
シルオキシフェニル基、クロロフェニル基、ジクロロフ
ェニル基、ブロモフェニル基、シアノフェニル基、アセ
チルフェニル基、メトキシカルボニルフェニル基、エト
キシカルボニルフェニル基、ブトキシカルボニルフェニ
ル基、アセトアミドフェニル基、プロピオアミドフェニ
ル基、ドデシロイルアミドフェニル基等)が挙げられ
る。
【0087】分散ポリマーにおいて一般式(I)で示さ
れる繰り返し単位とともに、他の繰り返し単位を共重合
成分として含有してもよい。他の共重合成分としては、
一般式(I)の繰り返し単位に相当する単量体と共重合
可能な単量体よりなるものであればいずれの化合物でも
よい。
【0088】分散ポリマーにおける一般式(I)で示さ
れる重合体成分の存在割合は、好ましくは50重量%以
上であり、より好ましくは60重量%以上である。これ
らの分散ポリマーの具体例としては、実施例で使用され
ている分散安定用樹脂(Q−1)等が挙げられ、また市
販品(ソルプレン1205、旭化成(株)製)を用いる
こともできる。
【0089】分散ポリマーは、前記の樹脂(P)粒子を
乳化物(ラテックス)等として製造するときには重合に
際し予め添加しておくことが好ましい。分散ポリマーの
添加量は粒子用樹脂(P)に対し1〜50重量%程度と
する。
【0090】本発明の油性インク中の分散樹脂粒子およ
び着色粒子(あるいは色材粒子)、好ましくは正荷電ま
たは負荷電の検電性粒子である。これら粒子に検電性を
付与するには、湿式静電写真用現像剤の技術を適宜利用
することで達成可能である。具体的には、前記の「最近
の電子写真現像システムとトナー材料の開発・実用化」
139〜148頁、電子写真学会編「電子写真技術の基
礎と応用」497〜505頁(コロナ社、1988年
刊)、原崎勇次「電子写真」16(No.2)、44頁
(1977年)等に記載の検電材料および他の添加剤を
用いることで行なわれる。
【0091】具体的には、例えば、英国特許第8934
29号、同第934038号、米国特許第390041
2号、同第4606989号、特開昭60−17975
1号、同60−185963号、特開平2−13965
号等に記載されている。上述のような荷電調節剤は、担
体液体である分散媒1000重量部に対して0.001
〜1.0重量部が好ましい。更に所望により各種添加剤
を加えてもよく、それら添加物の総量は、油性インクの
電気抵抗によってその上限が規制される。即ち、分散粒
子を除去した状態のインクの電気抵抗が109Ωcmよ
り低くなると良質の連続階調像が得られ難くなるので、
各添加物の添加量を、この限度内でコントロールするこ
とが必要である。
【0092】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明を詳細に説明
するが、本発明の内容がこれらに限定されるものではな
い。まず、インク用樹脂粒子(PL)の製造例について
示す。
【0093】樹脂粒子(PL−1)の製造例1 下記構造の分散安定用樹脂(Q−1)10g、酢酸ビニ
ル100gおよびアイソパーH384gの混合溶液を窒
素気流下攪拌しながら温度70℃に加温した。重合開始
剤として2,2′−アゾビス(イソバレロニトリル)
(略称A.I.V.N.)0.8gを加え、3時間反応
した。開始剤を添加して20分後に白濁を生じ、反応温
度は88℃まで上昇した。更に、この開始剤0.5gを
加え、2時間反応した後、温度を100℃に上げ2時間
攪拌し未反応の酢酸ビニルを留去した。冷却後200メ
ッシュのナイロン布を通し、得られた白色分散物は重合
率90%で平均粒径0.23μmの単分散性良好なラテ
ックスであった。粒径はCAPA−500(堀場製作所
(株)製)で測定した。
【0094】
【化2】
【0095】上記白色分散物の一部を、遠心分離機(回
転数1×104r.p.m.、回転時間60分)にかけ
て、沈降した樹脂粒子分を、捕集・乾燥した。樹脂粒子
分の重量平均分子量(Mw:ポリスチレン換算GPC
値)は2×105、ガラス転移点(Tg)は38℃であ
った。
【0096】実施例1 まず、油性インクを作成した。 <油性インク(IK−1)の作成>ドデシルメタクリレ
ート/アクリル酸共重合体(共重合比;95/5重量
比)を10g、ニグロシン10gおよびシェルゾール7
1の30gをガラスビーズとともにペイントシェーカー
(東洋精機(株)製)に入れ、4時間分散し、ニグロシ
ンの微小な分散物を得た。インク用樹脂粒子の製造例1
で製造した樹脂粒子(PL−1)45g(固体分量とし
て)、上記ニグロシン分散物を10g、FOC−140
0(日産化学(株)製、テトラデシルアルコール)15
g、およびオクタデセン−半マレイン酸オクタデシルア
ミド共重合体0.08gをアイソパーGの1リットルに
希釈することにより黒色油性インクを作成した。
【0097】次に、描画製版装置(図1〜図2参照)の
インクジェット記録装置に上記のように作成した油性イ
ンク(IK−1)2リットルをインクタンクに充填し
た。ここでは吐出ヘッドとして図3に示す900dp
i、64チャンネルマルチヘッドを使用した。インク温
度管理手段として投げ込みヒータと攪拌羽をインクタン
ク内に設け、インク温度は30℃に設定し、攪拌羽を3
0rpmで回転しながらサーモスタットで温度コントロ
ールした。ここで攪拌羽は沈降・凝集防止用の攪拌手段
としても使用した。またインク流路を一部透明とし、そ
れを挟んでLED発光素子と光検知素子を配置し、その
出力シグナルによりインクの希釈液(アイソパーG)あ
るいは濃縮インク{上記インク(IK−1)の固形分濃
度を2倍に調整したもの}投入による濃度管理を行っ
た。
【0098】印刷原版として、砂目立ておよび陽極酸化
処理を施した0.12mm厚みのアルミ版を、版胴に設
けた機械的装置により版尻もくわえて装着した。湿し水
供給装置、印刷インク供給装置、ブランケット胴を印刷
原版に接触しないように離し、エアーポンプ吸引により
印刷原版表面の埃除去を行った後、吐出ヘッドを描画位
置まで印刷原版に近づけ、印刷すべき画像データを画像
データ演算制御部に伝送し、版胴を回転させながら64
チャンネル吐出ヘッドを摺動させることにより、アルミ
版上に油性インクを吐出して画像を形成した。この際、
インクジェットヘッドの吐出電極の先端幅は10μmと
し、光学的ギャップ検出装置による出力によりヘッドと
印刷原版の距離は1mmに保った。また吐出の際にはバ
イアス電圧として2.5KVの電圧を常時印加してお
き、吐出を行う際には500Vのパルス電圧をさらに重
畳し、そのパルス電圧は0.2ミリ秒から0.05ミリ
秒の範囲で256段階で変化させることでドットの面積
を変化させながら描画を行った。埃による描画不良等は
全く見られず、また外気温の変化、製版数の増加によっ
てもドット径変化等による画像劣化は全く見られず、良
好な製版が可能であった。
【0099】さらにキセノンフラッシュ定着装置(ウシ
オ電機(株)製、発光強度200J/パルス)による加
熱により画像を強固にし、刷版を作成した。インクジェ
ットヘッドを保護するためにインクジェット記録装置を
副走査手段ごと版胴と近接した位置から50mm退避さ
せ、その後、前述のようにして、通常の平版印刷方法に
より印刷用紙への印刷を行った。すなわち、印刷インキ
および湿し水を与え印刷画像を形成し、この印刷インキ
画像を版胴と共に回転しているブランケット胴上に転写
し、ついでブランケット胴と圧胴との間を通過する印刷
用コート紙上にブランケット胴上の印刷インキ画像を転
移させた。
【0100】得られた印刷物は通し枚数一万枚後でも印
刷画像に飛びやカスレがなく極めて鮮明な画像であっ
た。また製版終了後10分間、ヘッドにアイソパーGを
供給し、ヘッド開口部からアイソパーGを滴らせてクリ
ーニングした後、アイソパーGの蒸気を充満させたカバ
ーにヘッドを格納しておくことにより、3ヶ月の間、保
守作業の必要なしに、良好な印刷物を作製できた。
【0101】実施例2 攪拌手段として循環ポンプを用い、図5、図7及び図9
に示すタイプの600dpiフルラインインクジェット
ヘッドを配置した。ここではポンプを使用し、このポン
プと吐出ヘッドのインク流入路、そして吐出ヘッドのイ
ンク回収路とインクタンクの間にそれぞれインク溜を設
け、それらの静水圧差によりインク循環を行い、インク
温度管理手段としてはヒータと上述のポンプを使用し、
インク温度は35℃に設定し、サーモスタットでコント
ロールした。ここで循環ポンプは沈殿・凝集防止用の攪
拌手段としても使用した。またインク流路に電導度測定
装置を配置し、その出力シグナルによりインクの希釈あ
るいは濃縮インク投入による濃度管理を行った。印刷原
版として、上述のアルミ版を、描画装置内にセットされ
た描画ドラム(版胴となる)に同様に装着した。ナイロ
ン製回転ブラシにより印刷原版表面の埃除去を行った
後、印刷すべき画像データを画像データ演算制御部に伝
送し、描画ドラム(版胴となる)を回転させながらフル
ラインヘッドで描画させることにより、アルミ版上に油
性インクを吐出して画像を形成した。埃による描画不良
等は全く見られず、また外気温の変化、製版数の増加に
よってもドット径変化等による画像劣化は全く見られ
ず、図5、7、9のいずれのタイプのヘッドを用いた場
合も、良好な製版が可能であった。
【0102】また製版した版で印刷物を行ったところ、
図5、7、9のいずれのタイプのヘッドを用いた場合
も、通し枚数一万枚後でも印刷画像に飛びやカスレがな
く極めて鮮明な画像であった。また製版終了後にヘッド
にアイソパーGの循環を行うことによりクリーニングし
た後、アイソパーGを含ませた不織布をヘッド先端に接
触させクリーニングを行ったところ、3ヶ月の間、保守
作業の必要なしに、良好な印刷物を作製できた。
【0103】実施例3 4色片面平版印刷装置(図10参照)に用いる描画製版
装置のインクジェット記録部に、吐出ヘッドとして図7
に示すフルラインヘッドを使用し、テフロン製の付き当
てローラによるギャップ調整(ギャップ0.8mm)を
行った。その他、インク濃度制御手段として描画枚数に
よるインクタンクへの濃縮インク補給を行った以外は実
施例1と同様の操作を行い、5000枚の製版を行っ
た。その結果、埃による描画不良、外気温の変化による
影響は全く見られなかった。製版数の増加によって、ド
ット径に多少の変化が見られたが、影響はない範囲内だ
った。また製版した版は、前述と同様のフラッシュ定着
の他、ヒートロール定着(日立金属(株)製、消費電力
1.2kW)、ハロゲンランプ照射(ウシオ電機(株)
製QIR、消費電力1.5kW)、酢酸エチル噴霧によ
る定着も行った。
【0104】ヒートロール定着、ハロゲンランプ照射の
際には版面温度95℃で20秒間加熱が行われるように
し、酢酸エチル噴霧の場合には噴霧量が1g/m2 程度
になるようにした。結果、通し枚数1万枚後でも印刷画
像に飛びやカスレがなく極めて鮮明なフルカラー印刷物
が得られた。特にヒートロール、あるいはハロゲンラン
プによる定着では描画ドラム(版銅となる)のまわりに
断熱材(PETフィルム)を巻いておくことで定着時間
を大幅に短くできた。なおその場合には導電性ブラシ
(槌屋製サンダーロン、抵抗約10-1Ωcm)接触により
アルミニウム基体の接地を行った。
【0105】実施例4 実施例1のアルミニウム版に替わりに、以下に示す表面
に親水性の画像受理層を設けた紙版材を用いた以外は実
施例1と同じ操作を行った。基体として坪量100g/
2の上質紙を用い、基体の両面にカオリンと、ポリビ
ニルアルコール、SBRラテックスおよびメラミン樹脂
の樹脂成分とを主成分とする耐水性層を設けた紙支持体
上に下記組成で下記のようにして調製した分散液Aを乾
燥後塗布量として6g/m2となるように画像受理層を
設けて紙版材とした。
【0106】 分散液A ゼラチン(和光純薬一級品) 3g コロイダルシリカ(日産化学製;スノーテックスC、20%水溶液) 20g シリカゲル(富士シリシア化学製;サイリシア#310) 7g 硬膜剤:パラホルムアルデヒド 0.4g 蒸留水 100g をガラスビーズとともにペイントシェーカーで10分間
分散した。
【0107】描画製版後、印刷を行った、得られた印刷
物は、通し枚数五千枚後でも飛びやカスレがなく極めて
鮮明な画像であった。ただし通し枚数五千枚後では、A
3画像の縦方向で0.1mmの伸びが認められた。
【0108】実施例5 実施例1のアルミ版の替わりに、以下に示す表面に不感
脂化処理により親水化が可能になる画像受理層を設けた
印刷原版を用い、刷版作成後に版面不感脂化処理装置を
用いて、フェロシアン塩、フェリシアン塩を主成分とす
るシアン化合物含有処理液で非画像部を親水化し、描画
の際に導電性板バネ(燐青銅製)接触により印刷原版導
電層の接地をとり、印刷原版に熱風を当てることにより
定着を行った以外は実施例1と同じ操作を行った。
【0109】基体として坪量100g/m2の上質紙を
用い、基体の両面にポリエチレンフィルムを20μmの
厚みにラミネートし耐水性とした紙支持体上に下記組成
で下記のようにして調製した導電層用塗料を片面に塗布
し、乾燥後塗布量として10g/m2となるようにし、
さにその上に分散液Bを乾燥後塗布量として15g/m
2となるように画像受理層を設けて印刷原版とした。
【0110】・導電層用塗料;カーボンブラック(30
%水溶液)5.4部、クレー(50%水溶液)54.6
部、SBRラテックス(固形分50%、Tg25℃)3
6部、メラミン樹脂(固形分80%、スミレッツレジン
SR−13)4部を混合し、全体の固形分が25%とな
るように水を加えて塗料とした。
【0111】・分散液B;乾式酸化亜鉛100g、下記
構造の結着樹脂(B−1)3g、結着樹脂(B−2)1
7g、安息香酸0.15gおよびトルエン155gの混
合物を湿式分散機ホモジナイザー(日本精機(株)製)
を用いて回転数6000rpmで8分間分散した。
【0112】
【化3】
【0113】得られた印刷物は、通し枚数五千枚でも印
刷画像に飛びやカスレがなく極めて鮮明な画像であっ
た。
【0114】
【発明の効果】本発明によれば、鮮明な画像の印刷物を
多数枚印刷することができる。また版胴上で直接デジタ
ル画像データに対応した刷版が安定して高画質に作成で
き、そのまま印刷機に装着することで、安価で高速の平
版印刷が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる版胴が着脱可能な単色平版印刷
装置、描画製版装置、及び版胴載せ替え装置の一例を模
式的に示す概略構成図である。
【図2】本発明に用いる描画製版装置の描画部の一例を
模式的に示す構成図である。
【図3】本発明に用いるインクジェット記録装置に備え
られるヘッドの一例を示す概略構成図である。
【図4】図3のインク吐出部近傍の断面概略図である。
【図5】本発明に用いるインクジェット記録装置に備え
られる他のヘッドの一例におけるインク吐出部近傍の断
面概略図である。
【図6】図5のインク吐出部近傍の前面概略図である。
【図7】本発明に用いるインクジェット記録装置に備え
られる他のヘッドの一例の要部を示す概略構成図であ
る。
【図8】図7のヘッドから規制板を取り除いたヘッドの
概略構成図である。
【図9】本発明に用いるインクジェット記録装置に備え
られる他のヘッドの一例の要部を示す概略構成図であ
る。
【図10】本発明に用いる複色機の一例として、版胴が
着脱可能な4色片面平版印刷機を模式的に示す全体構成
図である。
【符号の説明】
1 版胴が着脱可能な平版印刷装置 2 描画製版装置 3 湿し水供給装置 4 印刷インキ供給装置 5 定着装置 6 版面不感脂化装置 7 版材自動排版装置 9 印刷原版 10 埃除去装置 11 版胴(描画ドラム) 12 ブランケット胴 13 圧胴 14 ブランケット洗浄装置 16 版胴載せ替え装置 20 インクジェット記録装置 21 画像データ演算制御部 22 吐出ヘッド 221 上部ユニット 222 下部ユニット 22a 吐出スリット 22b 吐出電極 23 油性インク 24 インク供給部 25 インクタンク 26 インク供給装置 27 攪拌装置 28 インク温度管理手段 29 インク濃度制御手段 30 エンコーダー 31 ヘッド離接装置 32 ヘッド副走査手段 33 第1の絶縁性基材 34 第2の絶縁性基材 35 第2の絶縁性基材の斜面図 36 第2の絶縁性基材の上面図 37 インク流路 38 インク回収路 39 バッキング 40 溝 41 ヘッド本体 42、42′メニスカス規制版 43 インク溝 44 隔壁 45、45′吐出部 46 隔壁 47 隔壁先端部 50、50′支持部材 51、51′溝 52 隔壁 53 上端部 54 矩形部分 55 隔壁の上端 56 ガイド突起 P 印刷紙
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41M 5/00 B41J 3/04 102Z 4J039 C09D 11/10 103G (72)発明者 大澤 定男 静岡県榛原郡吉田町川尻4000番地 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 加藤 栄一 静岡県榛原郡吉田町川尻4000番地 富士写 真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2C034 AA12 AA43 AE42 BA02 2C056 EA26 EA30 EB20 EB29 EB30 EC19 EC29 EC44 EC46 FA07 FA10 FA13 FA14 FB01 FC01 KB16 2C057 AF99 AH20 AJ01 AN01 AN05 AN06 BD05 2H084 AA25 AA38 AE05 BB02 BB04 BB13 CC05 2H086 BA02 BA11 BA54 BA59 BA60 4J039 AB08 AD01 AD03 AD04 AD05 AD07 AD08 AD10 AD11 AD12 AD14 AD18 AD19 AE01 AE02 AE04 AE05 AE06 AE08 AE11 BD02 CA07 EA23 EA25 EA43 EA46 GA02 GA24

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの信号に基づき、印刷原版上
    に、直接画像を形成し刷版を作成して平版印刷を行う平
    版印刷方法において、版刷画像の形成を、印刷機に版胴
    として設置しうる描画ドラム上に装着された印刷原版
    に、インクヘッド内に設けた電極にデジタル画像信号に
    応じて電圧を印加し、電気的に接地された印刷原版との
    間に形成される静電界を利用して油性インクを吐出させ
    るインクジェット方式で行い、次いで該描画製版された
    印刷原版を装着した描画ドラムを、版胴部分が着脱可能
    な印刷機上に版胴としてセットし平版印刷を行うことを
    特徴とする平版印刷方法。
  2. 【請求項2】 前記油性インクが、固有電気抵抗値10
    9Ωcm以上かつ誘電率3.5以下の非水溶媒中に、少
    なくとも常温で固体かつ疎水性の樹脂粒子を分散したも
    のである請求項1に記載の平版印刷方法。
  3. 【請求項3】 該インクの定着装置を有する請求項1に
    記載の平版印刷方法。
  4. 【請求項4】 印刷原版への描画前及び/又は描画中に
    印刷原版表面に存在する埃を除去する手段を有する請求
    項1〜3のいずれかに記載の平版印刷方法。
  5. 【請求項5】 印刷原版への描画時には、印刷原版の装
    着された描画ドラムの回転により、主走査を行う請求項
    1〜4のいずれかに記載の平版印刷方法。
  6. 【請求項6】 インクジェット描画装置はシングルヘッ
    ド、あるいはマルチヘッドからなり、ヘッドを版胴の軸
    方向に摺動する事により副走査を行う請求項5に記載の
    平版印刷方法。
  7. 【請求項7】 インクジェット描画装置は描画ドラムの
    幅と略同じ長さを有するフルラインヘッドからなる請求
    項5に記載の平版印刷方法。
  8. 【請求項8】 インクジェット描画装置のヘッドにイン
    クを供給する手段を有する請求項1〜7のいずれかに記
    載の平版印刷方法。
  9. 【請求項9】 インクジェット描画装置のヘッドにイン
    クを供給する手段を有するとともに、該ヘッドからイン
    クを回収する手段を有し、両手段によりインク循環を行
    う請求項1〜7のいずれかに記載の平版印刷方法。
  10. 【請求項10】 該油性インクを格納するインクタンク
    内に攪拌手段を有する請求項1〜9のいずれかに記載の
    平版印刷方法。
  11. 【請求項11】 該油性インクを格納するインクタンク
    内にインクの温度を制御する手段を有する請求項1〜1
    0のいずれかに記載の平版印刷方法。
  12. 【請求項12】 インク濃度を制御する手段を有する請
    求項1〜11のいずれかに記載の平版印刷方法。
  13. 【請求項13】 インクジェット記録ヘッドは描画ドラ
    ムから離接可能に設けられ、印刷原版への描画時以外は
    版胴から該記録ヘッドを離す手段を有する請求項1〜1
    2のいずれかに記載の平版印刷方法。
  14. 【請求項14】 少なくとも製版終了後にインクジェッ
    ト記録ヘッドのクリーニングを行うクリーニング手段を
    有する請求項1〜13のいずれかに記載の平版印刷方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1243425A3 (en) * 2001-03-21 2003-07-09 Fuji Photo Film Co., Ltd. Inkjet printing method and printing apparatus
JP2006205727A (ja) * 2004-12-28 2006-08-10 Canon Inc インクジェット記録装置および該装置のインク処理方法
US7261034B2 (en) * 2001-11-22 2007-08-28 Koenig & Bauer Aktiengesellschaft Utilization of a printing ink in a printing group and printing group of a rotary printing press

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