JP2000280868A - パンタグラフ式ワイパ - Google Patents

パンタグラフ式ワイパ

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JP2000280868A
JP2000280868A JP11086962A JP8696299A JP2000280868A JP 2000280868 A JP2000280868 A JP 2000280868A JP 11086962 A JP11086962 A JP 11086962A JP 8696299 A JP8696299 A JP 8696299A JP 2000280868 A JP2000280868 A JP 2000280868A
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博隆 稲葉
Masakatsu Tsubouchi
正克 坪内
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンタグラフ式ワイパにおいて、メインアー
ム軸に対するサブアーム軸の位置決め精度を向上する。 【解決手段】 アームの回転支持部材であるピボットホ
ルダ5がメインアーム1用のメインピボットホルダ6と
サブアーム3用のサブピボットホルダ7との2部材から
構成されているパンタグラフ式ワイパにおいて、サブア
ーム3のサブアーム軸4を回転可能に保持するためにサ
ブピボットホルダ7に設けた円筒部7aを、メインアー
ム1のメインアーム軸2を回転可能に保持するメインピ
ボットホルダ6に設けたガイド孔6bに嵌合して位置決
めする構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車に用
いられ、運転者の視界確保のためにガラス面に付着した
雨滴を払拭するパンタグラフ式ワイパに関する。
【0002】
【従来の技術】パンタグラフ式ワイパは、図11に示す
ように、メインアーム101とサブアーム103との2
本のアーム及び両アームを回転保持するピボットホルダ
105、両アームを連結する連結部材109によって四
節リンクを形成しており、払拭パターン上でブレード1
10とメインアーム101のなす角を変化させることが
できる形式のワイパである。図12〜図14は従来のパ
ンタグラフ式ワイパの回転支点部の構造を断面で示して
いる。図示のように、ピボットホルダ105は、メイン
アーム101のメインアーム軸102を回転可能に保持
するメインピボットホルダ106と、サブアーム103
のサブアーム軸104を回転可能に保持するサブピボッ
トホルダ107とから構成されている。そして、サブピ
ボットホルダ107はメインピボットホルダ106に対
して、メインアーム軸102が保持される筒部106a
を基準、センタリングボルト108による締結部を副基
準に取り付けられている。
【0003】なお、ピボットホルダ105がメインピボ
ットホルダ106とサブピボットホルダ107とに分か
れているのは、アームアッシーの組付け作業上の理由に
よる。即ち、メインピボットホルダ106とサブピボッ
トホルダ107が一体であると、サブアーム軸104は
予めホルダに組付けられているため、サブアーム103
をサブアーム軸104に締め付ける作業をラインで行う
ことになるが、そのとき軸が共回りしてしまい締め付け
ることができなくなる。このような不具合を解消するた
めに、予めホルダ、アーム軸、アームをアッシ化し、そ
れをラインで組付けるという形態を採用している。因み
に、メインアーム軸102は図示は省略するが、ワイパ
駆動源であるモータとリンク機構を介して結合されてい
るため、上記のような共回りの問題は発生しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなアーム取
付構造によると、基準、副基準共、その組付けを可能と
するためには、筒部106aとの嵌合隙間S1、センタ
リングボルト108との嵌合隙間S2に関してそれぞれ
0.2mm程度のクリアランスが必要となり、このた
め、基準、副基準のそれぞれに関して上記クリアランス
内での位置ずれが発生する可能性がある。その結果、メ
インピボットホルダ106に対するサブピボットホルダ
107の位置決め、即ちメインアーム軸102に対する
サブアーム軸104の位置決めは、基準及び副基準の2
箇所の位置ずれの影響を受けることになるため、組付け
精度のバラツキが大きいという問題がある。それに加
え、上記のようなアーム取付構造では、サブピボットホ
ルダ107の形状バラツキ、ここで問題となるのは基準
及び副基準に対するサブアーム軸104の相対位置のバ
ラツキ、の影響を受ける。そして、バラツキが大きい
と、四節リンクにおける1つのリンク長(メインアーム
軸102とサブアーム軸104の軸間距離)が設定と相
違することになるため、所期の払拭パターンが確保でき
なくなる。
【0005】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、四節リ
ンクからなるパンタグラフ式ワイパにおいて、メインア
ーム軸に対するサブアーム軸の位置決め精度を向上する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明に係る車両用ワイパは、特許請求の範囲の各
請求項に記載の通りの構成を備えたことを特徴とする。
従って、請求項1の発明によれば、メインピボットホル
ダに対するサブピボットホルダの組付け時において、メ
インピボットホルダのガイド孔と、それに嵌合されるサ
ブピボットホルダの円筒部との嵌合面間の組付けに必要
な最小クリアランス(例えば0.2mm)が組付け上の
バラツキに影響するだけに止まる。即ち、サブピボット
ホルダをメインピボットホルダに締結する部位と、サブ
ピボットホルダの形状バラツキは、組付け上のバラツキ
には影響しない。このため、メインアームのメインアー
ム軸に対するサブアーム軸の組付精度が向上し、適正な
払拭パターンを得ることができる。
【0007】また、請求項2の発明によれば、メインピ
ボットホルダに対するサブピボットホルダの組付け時に
おいて、メインピボットホルダの孔又は凹部にサブピボ
ットホルダの円筒部を嵌合後、該円筒部を回動してサブ
アーム軸の中心位置を調整することが可能なため、メイ
ンアーム軸中心とサブアーム軸中心との軸間距離を変え
て、反転位置におけるブレードの姿勢をガラスの外形形
状に対応するように調整することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。先ず、図1〜図5に基づいて第1
の実施の形態を説明する。図1は本実施の形態に係るパ
ンタグラフ式ワイパの全体正面図であり、図2は図1の
A−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図、図4は
図1のC−C線断面図である。また、図5はパンタグラ
フ式ワイパの使用態様説明図である。本実施の形態に係
るパンタグラフ式ワイパは、図1に示すように、メイン
アーム1及びサブアーム3と、それら両アーム1,3の
基端部を回転可能に保持するピボットホルダ5と、両ア
ーム1,3の先端を回転可能に連結する連結部材9とに
より四節リンクを構成しており、連結部材9にブレード
10が取り付けられている。なお、アームを往復回動さ
せるための電動モータを駆動源とする駆動装置は、図2
〜図4においてメインアーム軸2に結合された入力アー
ム11のみを示し、その他については図示を省略してい
る。上記構成のパンタグラフ式ワイパによれば、図5に
示すように、払拭パターン上でブレード10とメインア
ーム1のなす角αを変化させることができ、ブレード1
0を下反転位置と上反転位置とにおいて、ウインドシー
ルドガラス12の外形に沿わせることにより、良好な視
界を得ることができる。
【0009】アーム1,3を回転支持するピボットホル
ダ5は、メインピボットホルダ6とサブピボットホルダ
7との2部品からなる。メインピボットホルダ6は、正
面視で略三角形状に形成されており、各角部にメインア
ーム1のメインアーム軸2を回転可能に支持する円筒部
6aと、位置決め用のガイド孔6bと、取付用のねじ孔
6cとを有する。サブピボットホルダ7は、正面視で略
長円形状に形成されており、長手方向一端にサブアーム
3のサブアーム軸4を回転可能に保持する円筒部7a
を、他端に取付孔7bを有する。そして、サブピボット
ホルダ7は、その円筒部7aをメインピボットホルダ6
のガイド孔6bに嵌合した状態で、標準の一般的なボル
ト8を取付孔7bからメインピボットホルダ6のねじ孔
6cにねじ込むことによってメインピボットホルダ6に
固定される。
【0010】本実施に形態に係るパンタグラフ式ワイパ
は、上記のように構成したものである。即ち、メインピ
ボットホルダ6に設けたガイド孔6bに、サブアーム軸
4を保持するサブピボットホルダ7の円筒部7aを嵌合
して位置決めする構成としたものであって、位置決め基
準が1つである。この嵌合には、従来と同様に組付けの
ための必要最小限のクリアランス(例えば0.2mm)
が設けられるが、メインアーム軸2に対するサブアーム
軸4の位置は、上記クリアランスの範囲内でのバラツキ
に止まり、締結部のボルト8と取付孔7bとのクリアラ
ンスとサブピボットホルダ7の形状精度は、サブアーム
軸4の位置精度には一切影響しない。
【0011】メインアーム軸2とサブアーム軸4との相
対位置のバラツキ、即ち軸間距離のバラツキは、四節リ
ンクにおける1つのリンク長さのバラツキとなり、それ
はブレード10の姿勢に影響する。従って、大きなバラ
ツキが発生したときは、ブレード10が下反転位置又は
上反転位置においてウインドシールドガラス12の外形
から食み出し、ガラス周囲のモールやガラス下端部のル
ーバーと干渉する虞がある。このため、パンタグラフ式
ワイパにおいて、正確な払拭パターンを得るためには、
メインアーム1の回動中心であるメインアーム軸2に対
して、サブアーム3の回動中心であるサブアーム軸4の
位置決めを正確に行うことが必要になる。本実施の形態
においては、上記のように、メインピボットホルダ6に
ガイド孔6bを設け、そのガイド孔6bにサブピボット
ホルダ7に設けたサブアーム軸4保持用の円筒部7aを
嵌合して位置決めする構成としたことによって、従来に
比べてメインアーム軸2に対するサブアーム軸4の位置
精度を向上し、適正な払拭パターンを得ることができ
る。また、サブピボットホルダ7をメインピボットホル
ダ6に固定する締結部が副基準とならないため、普通の
ボルト8を用いることが可能となり、部品のコストダウ
ンが図れる。
【0012】次に、本発明の第2の実施の形態を図6〜
図8に基づいて説明する。この実施の形態は前述の第1
の実施の形態を応用したものであって、ホルダの組付け
時においてブレードの姿勢を積極的に調整できるように
したものである。図6及び図7に示すように、この実施
の形態では、サブアーム軸4を回転可能に保持するサブ
ピボットホルダ7の円筒部7aの内径中心O1(即ち、
サブアーム軸中心)と、円筒部7aの外径中心O2(即
ち、メインピボットホルダ6の取付孔中心)とを偏心e
させ、サブピボットホルダ7の円筒部7aをメインピボ
ットホルダ6のガイド孔6bに対して回動させることに
よってサブアーム軸4の中心位置を調整可能としてい
る。なお、偏心eの方向は、上反転位置においてサブア
ーム3が延びる方向に対し、略直角とする。また、サブ
アーム3の回動の都合上、円筒部7aの上端部のみは、
円筒部7aの外径中心と内径中心を同一としている。そ
して、サブピボットホルダ7を調整位置に固定するため
に、該サブピボットホルダ7に円筒部7aの外径中心を
中心とする円弧状の長孔13をメインピボットホルダの
ネジ孔6cに整合するように設定し、この長孔13を通
してボルト8をネジ孔6cにねじ込むことによって固定
可能としている。なお、その他については、第1の実施
の形態と同様に構成される。
【0013】上記のように構成された第2の実施の形態
では、図8に示すように、サブピボットホルダ7の円筒
部7aをメインピボットホルダ6のガイド孔6bに対し
て回動することによって、サブアーム軸4の軸中心O1
を円筒部7aの外径中心O2回りに位置調整し、メイン
アーム1に対するブレード10の取付角度を調整するこ
とができる。即ち、第2の実施の形態によれば、メイン
ピボットホルダ6に対するサブピボットホルダ7の組付
け時において、第1の実施の形態と同様に、サブアーム
軸4の位置精度を向上できることに加え、上反転位置で
のブレード10の姿勢をガラス外形形状に対応するよう
に調整することができる。
【0014】次に、本発明の第3の実施の形態を図9及
び図10に基づいて説明する。この実施の形態は、前述
の第2の実施の形態の変形であって、前記第2の実施の
形態が上反転位置でのブレード10の姿勢を調整できる
ものであるのに対し、下反転位置(又は停止位置)での
ブレード10の姿勢を調整できるようにしたものであ
る。図9に示すように、第3の実施の形態と第2の実施
の形態との違いは、円筒部7aの内径中心O1’と外径
中心O2’の偏心e’の方向を、下反転位置においてサ
ブアーム3が延びる方向に対し略直角としたものであ
り、その他の構造は、第2の実施の形態と同様である。
【0015】なお、本実施の形態に係るパンタグラフ式
ワイパは、ウインドシールドガラスに限らず、バックウ
インドガラスに適用できることは勿論のこと、自動車以
外の、例えば船舶のキャビンや建設機械のキャビン等の
ウインドガラスに適用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
パンタグラフ式ワイパにおいて、メインアーム軸に対す
るサブアーム軸の位置決め精度を向上することが可能と
なり、ガラス面に対する適正な払拭パターンを確保でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパンタグラフ式ワイパの全
体正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】パンタグラフ式ワイパの使用態様説明図であ
る。
【図6】第2の実施の形態に係るピボットホルダ部分の
正面図である。
【図7】図6のD−D線断面図である。
【図8】第2の実施の形態に係るブレードの姿勢調整説
明図である。
【図9】第3の実施の形態に係るピボットホルダ部分の
正面図である。
【図10】第3の実施の形態に係るブレードの姿勢調整
説明図である。
【図11】従来のパンタグラフ式ワイパの全体正面図で
ある。
【図12】図11のE−E線断面図である。
【図13】図11のF−F線断面図である。
【図14】図11のG−G線断面図である。
【符号の説明】
1…メインアーム 2…メインアーム軸 3…サブアーム 4…サブアーム軸 5…ピボットホルダ 6…メインピボットホルダ 6a…円筒部 6b…位置決め用のガイド孔 7…サブピボットホルダ 7a…円筒部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪内 正克 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D025 AA01 AB01 AC01 AD01 AE03 AE06 AE48 AE66

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインアーム及びサブアームと、それら
    両アームの基端部を回転可能に保持するピボットホルダ
    と、両アームの先端部を回転可能に連結する連結部材と
    によって四節リンクを構成し、前記ピボットホルダがメ
    インアーム用のメインピボットホルダとサブアーム用の
    サブピボットホルダとの2部材から構成されているパン
    タグラフ式ワイパであって、 前記サブアームのサブアーム軸を回転可能に保持するた
    めに前記サブピボットホルダに設けられる円筒部を、前
    記メインピボットホルダに設けたガイド孔に嵌合して位
    置決めする構成としたパンタグラフ式ワイパ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパンタグラフ式ワイパで
    あって、メインピボットホルダのガイド孔に回動可能に
    嵌合されるサブピボットホルダの円筒部外径中心と、該
    円筒部に回転可能に保持されるサブアーム軸中心とを偏
    心させ、前記円筒部を回動することにより前記サブアー
    ム軸の中心位置を調整可能となすとともに調整位置に固
    定可能としたパンタグラフ式ワイパ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104093609A (zh) * 2011-11-02 2014-10-08 法雷奥自动系统公司 用于风挡擦拭器、特别是机动车擦拭器的弓架,以及用于该弓架的适配器
JP2015037930A (ja) * 2013-07-02 2015-02-26 ヴァレオ、オートシステミ、エスピー.ゼット.オー.オー.Valeo Autosystemy Sp.Z.O.O. ワイパパンタグラフ、特に自動車ワイパパンタグラフ用の接続アダプタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104093609A (zh) * 2011-11-02 2014-10-08 法雷奥自动系统公司 用于风挡擦拭器、特别是机动车擦拭器的弓架,以及用于该弓架的适配器
CN104093609B (zh) * 2011-11-02 2016-08-24 法雷奥自动系统公司 用于风挡擦拭器、特别是机动车擦拭器的弓架,以及用于该弓架的适配器
JP2015037930A (ja) * 2013-07-02 2015-02-26 ヴァレオ、オートシステミ、エスピー.ゼット.オー.オー.Valeo Autosystemy Sp.Z.O.O. ワイパパンタグラフ、特に自動車ワイパパンタグラフ用の接続アダプタ

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