JP2000281365A - フロート式板ガラス製造方法及びその製造装置 - Google Patents
フロート式板ガラス製造方法及びその製造装置Info
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Abstract
に収縮しわが発生するのを防止することができるフロー
ト式板ガラス製造装置を提供する。 【解決手段】 バス1に満たされた錫等の溶融金属2上
に溶融ガラスを流し出す。流し出された溶融ガラスは、
バス1内に満たされた溶融金属2の上に浮いた状態とな
り、ガラスリボン10が形成される。形成されたガラス
リボン10は、バス1の出口端4に設けられた駆動ロー
ラ8により引張られつつ引上げられる。ガラスリボン1
0の移動に伴ってバス1の出口端4まで達した後ガラス
リボン10とバス1の側壁5との間を通って入口端3側
に戻る冷却された溶融金属2の加熱を電磁誘導加熱コイ
ル20によって行う。
Description
ガラスを流し出して一定厚さの板ガラスを製造するフロ
ート式板ガラス製造方法及びその製造装置に関する。
式板ガラス製造装置があり、そのフロート式板ガラス製
造装置を図7に示す。図7は、従来のフロート式板ガラ
ス製造装置の要部の平面図である。
1は錫等の溶融金属2を満たしている。バス1は、深さ
が比較的浅く、その長手方向の一端が入口端3、他端が
出口端4、両側部が側壁5として形成されている。各側
壁5は、入口端3から始まりその途中に形成されたリデ
ューサ部6で内方に傾斜して出口端4に至る。
から溶融ガラスをバス1内に注入して、バス1に満たさ
れた溶融金属2上に溶融ガラスを流し出すと、流し出さ
れた溶融ガラスは溶融金属2の上に浮いた状態となり、
ガラスリボン10が形成される。バス1の入口端3のす
ぐ下流側でガラスリボン10の上方には、クーラ15が
設けられている。このクーラ15により、流し出された
溶融ガラスが所定の温度に冷却される。クーラ15の下
流側でガラスリボン10の上方には、複数の電気ヒータ
16が設けられている。この電気ヒータ16により、ガ
ラスリボン10はその成形に適した温度に制御される。
ガラスリボン10を引張るための、例えば4個の駆動ロ
ーラ8が設けられている。この駆動ローラ8によってガ
ラスリボン10を図7の矢印aの方向に引張りつつ引上
げる。
ば、ガラスリボン10はリデューサ部6の近傍で幅及び
厚さが適正な値に漸次減少し、最終的には、一定厚さの
板ガラスが製造される。
は、バス1内の溶融金属2は、キャナル7を介して注入
されて流し出される溶融ガラスから常時熱を受容するこ
とにより、固化することなく液状に維持される。また、
ガラスリボン10が溶融金属2上を図中矢印aの方向に
移動するので、このガラスリボン10の移動につれて、
ガラスリボン10に接する溶融金属2の部分も図中矢印
bで示すように入口端3側から出口端4側に向かって移
動する。そして、バス1の出口端4まで達した溶融金属
2は、図中矢印cで示すように、ガラスリボン10とバ
ス1の側壁5との間、又はガラスリボン10の下方を通
って入口端3側に戻る。
なり冷却され、この冷却した溶融金属が上流側に戻る途
中でガラスリボン10と接触すると、ガラスリボン10
には、冷却した溶融金属2との温度差、特にガラスリボ
ン10とバス1の側壁5との間を通る冷却された溶融金
属2との温度差によって、収縮歪み、ひいては収縮しわ
が生じ、ガラスリボン10の伸び特性が低下する。
のフロート式板ガラス製造装置では、リデューサ部6の
近傍において溶融金属2の中に1対の電気ヒータ17を
浸漬して上記のような冷却した溶融金属2を加熱してそ
の温度をガラスリボン10の温度に近づけ、前記温度差
を低減するようにしている(例えば、特公昭58−37
257号公報及び特開昭59−121125号公報)。
ガスバーナを備えたフロート式板ガラス製造装置も提案
されている(特公昭58−37257号公報)。
のフロート式板ガラス製造装置は、リデューサ部6の近
傍において溶融金属2の中に浸漬される1対の電気ヒー
タ17は、溶融金属2を介してガラスリボン10をも加
熱し、ガラスリボン10と溶融金属2との温度差が低減
していないので、ガラスリボン10の収縮しわの発生を
防止することができず、また、溶融金属2の中に浸漬さ
れる1対の電気ヒータ17により溶融金属2の流れが妨
げられるという問題点がある。
により行う場合は、ガスバーナは、ガスと酸素の混合気
体を燃焼させるので、酸素が100%燃焼されずにその
一部がバス1内の溶融金属2に溶解し、この酸素がガラ
スリボン10に悪い影響を与えるという問題点がある。
止しつつ板ガラスに収縮しわが発生するのを防止するこ
とができるフロート式板ガラス製造装置を提供すること
にある。
に、請求項1記載のフロート式板ガラス製造方法は、バ
ス内に満たされた溶融金属上に溶融ガラスを流し出すこ
とによりガラスリボンを形成し、該ガラスリボンを引張
ることにより所定厚さの板ガラスを製造するフロート式
板ガラス製造方法において、前記ガラスリボンの近傍で
前記溶融金属を電磁誘導加熱することを特徴とする。
法によれば、ガラスリボンの移動に伴ってバスの出口端
まで達した後ガラスリボンとバスの側壁との間を通って
入口端側に戻る冷却された溶融金属の加熱を、ガラスリ
ボンの近傍で電磁誘導加熱により行うので、バス内雰囲
気の汚染を防止しつつガラスリボンを加熱することなく
溶融金属のみを加熱することができ、その結果、溶融金
属とガラスリボンとの温度差を低減して、板ガラスに収
縮しわが発生するのを防止することができる。
法は、請求項1記載のフロート式板ガラス製造方法にお
いて、前記電磁誘導加熱を前記ガラスリボンの側方で行
うことを特徴とする。
法によれば、溶融金属の加熱を効果的に行うことができ
る。
法は、請求項1又は2記載のフロート式板ガラス製造方
法において、前記電磁誘導加熱を前記溶融金属の上方で
行うことを特徴とする。
法によれば、バス内溶融金属の流れを妨害するの防止す
ることができる。
のフロート式板ガラス製造装置は、溶融金属が満たされ
たバスを備え、前記バス内に満たされた溶融金属上に溶
融ガラスを流し出すことによりガラスリボンを形成し、
該ガラスリボンを引張ることにより所定厚さの板ガラス
を製造するフロート式板ガラス製造装置において、前記
溶融金属を加熱する電磁誘導加熱手段を前記ガラスリボ
ンの近傍に設けたことを特徴とする。
置によれば、上記請求項1記載のフロート式板ガラス製
造方法による効果と同様の効果を奏することができる。
置は、請求項4記載のフロート式板ガラス製造装置にお
いて、前記電磁誘導加熱手段を前記引張られるガラスリ
ボンの近傍に設けたことを特徴とする。
置によれば、上記請求項2記載のフロート式板ガラス製
造方法による効果と同様の効果を奏することができる。
置は、請求項4又は5記載のフロート式板ガラス製造方
法において、前記電磁誘導加熱手段が前記溶融金属の上
方に設けたことを特徴とする。
置によれば、上記請求項3記載のフロート式板ガラス製
造方法による効果と同様の効果を奏することができる。
フロート式板ガラス製造装置を図面を参照して説明す
る。
ト式板ガラス製造装置の要部の平面図、図2は、図1の
A−A線断面図、図3は、図1のB−B線断面図であ
る。
造装置は、従来のフロート式板ガラス製造装置に対し
て、電気ヒータ又はガスバーナーに代えて電磁誘導加熱
コイル20及び電源装置21を備える点で異なり、これ
以外の構成は基本的に同じである。図1から図3におい
て、図7の装置と対応する構成要素には同一の参照番号
を付す。
1は錫等の溶融金属2を満たしている。バス1の上方に
は耐火レンガ製の天井部1aが配されている。バス1
は、深さが比較的浅く、その長手方向の一端が入口端
3、他端が出口端4、両側部が側壁5として形成されて
いる。各側壁5は、入口端3から始まりその途中に形成
されたリデューサ部6で内方に傾斜して出口端4に至
る。
から、例えば1100℃程度の溶融ガラスをバス1内に
注入して溶融金属2上に流し出すと、流し出された溶融
ガラスは、図2及び図3に示すように、溶融金属2の上
に浮いた状態となり、ガラスリボン10が形成される。
バス1の入口端3のすぐ下流側のガラスリボン10の上
方にはクーラ15が設けられている。このクーラ15に
より、流し出された溶融ガラス2を所望の温度、例え
ば、900℃程度に冷却する。クーラ15の下流側にお
いて天井部1aには、複数の電気ヒータ16(図1及び
図2では4個の電気ヒータのみ図示する)が配列されて
いる。電気ヒータ16により、ガラスリボン10はその
成形に適した温度、例えば900℃に制御される。
ガラスリボン10を引張るための、例えば4個の駆動ロ
ーラ8が設けられている。この駆動ローラ8によってガ
ラスリボン10を図1及び図2の矢印aの方向に所定速
度、例えば0.2m/sで引張りつつ引上げる。このと
きのガラスリボン10の温度は、例えば約600℃であ
る。
ば、ガラスリボン10はリデューサ部6の近傍で幅及び
厚さが適正な値に漸次減少し、最終的には、一定厚さの
板ガラスが製造される。
造装置では、図1に示すように、リデューサ部6の近傍
においてガラスリボン10と側壁5の間を流れる溶融金
属2の上方に1対の電磁誘導加熱コイル20(電磁誘導
加熱手段)が配されている。この電磁誘導加熱コイル2
0は各々、例えば、10〜200kHzの高周波電流を
発生する後述する図5及び図6の電源装置21(電磁誘
導加熱手段)に接続されている。図1のC−C線断面図
である図4に示すように、電磁誘導加熱コイル20の配
置高さHは、最も効率が高くなる高さに調節されるのが
よく、溶融金属2の液面上50mm以下、好ましくは、
25mm程度がよい。電磁誘導加熱コイル20は、取り
外し自在に配設され、故障時等の非常時にバス1外に取
り外される。
からの高周波電流が流れると、電磁誘導加熱コイル20
の下方にある溶融金属2に無数のうず電流が発生し、こ
のうず電流が溶融金属2の中を該溶融金属2が有する電
気抵抗に逆らって流れるときにジュール熱を発生するこ
とにより該溶融金属2が加熱される。上記のようなうず
電流は、非導電体であるガラスリボン10には発生せず
ガラスリボン10は加熱されない。
は、バス1内の溶融金属2は、キャナル7から流し出さ
れる溶融ガラス2から熱を常時受容することにより、固
化することなく液状に維持される。このときの溶融金属
2の温度は、錫の場合、1000℃である。また、ガラ
スリボン10が溶融金属2上を図中矢印aの方向に移動
するので、このガラスリボン10の移動につれて、ガラ
スリボン10に接触する溶融金属2の部分が図中矢印b
で示すように入口端3側から出口端4側に向かって移動
する。そして、バス1の出口端4まで達した溶融金属2
は、図中矢印cで示すように、ガラスリボン10とバス
1の側壁5との間、又はガラスリボン10の下方を通っ
て入口端3側に戻る。
かなり低い温度(例えば、錫の場合600℃)に冷却さ
れ、この冷却した溶融金属2が上記のように上流側に戻
ることになるが、本実施の形態の装置においては、上記
電磁誘導加熱コイル20の作用によって、電磁誘導加熱
コイル20下方を流れる前記冷却した溶融金属2を所望
の温度(例えば、錫の場合800℃)に加熱する。
21を詳述する。
る。図5において、電源装置21は、互いに電力ケーブ
ルで接続された配電盤31、サイリスタ盤32、及び整
合盤33を含み、整合盤33は電力ケーブルを介して電
磁誘導加熱コイル20に接続されている。配電盤31と
サイリスタ盤32とを接続する電力ケーブルは電線管3
4で保護されており、また、サイリスタ盤32は、接地
銅帯35及び接地極銅板36を介して接地されている。
盤31からの電流をサイリスタ盤32によって整流し、
この整流された電流を整合盤33によって所望の高周波
電流に変換して、この高周波電流を電磁誘導加熱コイル
20に供給する。この電源装置21は、10〜1000
kwの範囲で出力電力の大きさを調節できるように構成
されている。
ある。上記したサイリスタ盤32及び整合盤33、並び
に整合盤33と電磁誘導加熱コイル20を接続する電力
ケーブルは発生熱量が大きいので、図6のように、冷却
管が各々配管されて、冷却される。サイリスタ盤32及
び整合盤33には3barの冷却水が供給され、整合盤
33と電磁誘導加熱コイル20を接続する電力ケーブル
には、3barの冷却水がポンプ37によって10ba
rに昇圧された冷却水が供給される。
の各々を100kwの出力で作動させたところ、溶融金
属2のみを約3時間で約2℃上昇させて定常状態にし、
ガラスリボン10と溶融金属2との温度差をなくしたこ
とにより、ガラスリボン1の収縮しわが減少して板ガラ
ス表面の平滑性を向上させることができた。
の移動に伴ってバス1の出口端4まで達した後ガラスリ
ボン10とバス1の側壁5との間を通って入口端3側に
戻る冷却された溶融金属2の加熱を電磁誘導加熱コイル
20によって行うので、バス1内溶融金属2の流れの妨
害及びバス1内雰囲気の汚染を防止しつつ、ガラスリボ
ン10を加熱することなく溶融金属2を加熱することが
でき、その結果、ガラスリボン10とバス1の側壁5と
の間を通る冷却された溶融金属2とガラスリボン10と
の温度差を低減して、板ガラスに収縮しわが発生するの
を防止することができる。
イル20を、リデューサ部6の近傍においてガラスリボ
ン10の両側に1対設けているが、電磁誘導加熱コイル
20を2対以上設けてもよい。
加熱コイル20をリデューサ部6の近傍においてガラス
リボン10とバス1の側壁5との間に設けているが、リ
デューサ部6の近傍においてガラスリボン10の上方に
設けてもよい。
記載のフロート式板ガラス製造方法及び請求項4記載の
フロート式板ガラス製造装置によれば、ガラスリボンの
移動に伴ってバスの出口端まで達した後ガラスリボンと
バスの側壁との間を通って入口端側に戻る冷却された溶
融金属の加熱を、ガラスリボンの近傍で電磁誘導加熱に
より行うので、バス内雰囲気の汚染を防止しつつガラス
リボンを加熱することなく溶融金属のみを加熱すること
ができ、その結果、溶融金属とガラスリボンとの温度差
を低減して、板ガラスに収縮しわが発生するのを防止す
ることができる。
法及び請求項5記載のフロート式板ガラス製造装置によ
れば、溶融金属の加熱を効率的に行うことができる。
法及び請求項6記載のフロート式板ガラス製造装置によ
れば、バス内溶融金属の流れを妨害するの防止すること
ができる。
製造装置の要部の平面図である。
面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 バス内に満たされた溶融金属上に溶融ガ
ラスを流し出すことによりガラスリボンを形成し、該ガ
ラスリボンを引張ることにより所定厚さの板ガラスを製
造するフロート式板ガラス製造方法において、前記ガラ
スリボンの近傍で前記溶融金属を電磁誘導加熱すること
を特徴とするフロート式板ガラス製造方法。 - 【請求項2】 前記電磁誘導加熱を前記ガラスリボンの
側方で行うことを特徴とする請求項1記載のフロート式
板ガラス製造方法。 - 【請求項3】 前記電磁誘導加熱を前記溶融金属の上方
で行うことを特徴とする請求項1又は2記載のフロート
式板ガラス製造方法。 - 【請求項4】 溶融金属が満たされたバスを備え、前記
バス内に満たされた溶融金属上に溶融ガラスを流し出す
ことによりガラスリボンを形成し、該ガラスリボンを引
張ることにより所定厚さの板ガラスを製造するフロート
式板ガラス製造装置において、前記溶融金属を加熱する
電磁誘導加熱手段を前記ガラスリボンの近傍に設けたこ
とを特徴とするフロート式板ガラス製造装置。 - 【請求項5】 前記電磁誘導加熱手段を前記ガラスリボ
ンの側方に設けたことを特徴とする請求項4記載のフロ
ート式板ガラス製造装置。 - 【請求項6】 前記電磁誘導加熱手段を前記溶融金属の
上方に設けたことを特徴とする請求項4又は5記載のフ
ロート式板ガラス製造装置。
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|---|---|---|---|
| JP09476399A JP4339949B2 (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | フロート式板ガラス製造方法及びその製造装置 |
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