JP2000281500A - GaAs単結晶及びその製造方法並びにその製造装置 - Google Patents
GaAs単結晶及びその製造方法並びにその製造装置Info
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Abstract
求される場合であっても、結晶上端部で炭素濃度が目標
値に設定されたGaAs単結晶を短時間に製造すること
ができるようにする。 【解決手段】 結晶原料が融解した後、結晶成長を開始
する前に、高圧引上げ炉11内にC0ガスを供給しなが
ら、攪拌治具21によって封止剤融液を攪拌することに
より、封止剤融液に対するCOの混入を促進する。
Description
(以下「LEC(Liquid Encapsulated Czochralski me
thd )法」という。)によって製造されるGaAs単結
晶及びその製造方法並びにその製造装置に関する。
タ(以下「FET(Field Effect Transistor )とい
う。)や集積回路(以下「IC(Integrated Circuit)
という。)等の高速、高周波デバイス用の基板材料とし
て広く使用されている。このGaAs単結晶の製造方法
のひとつにLEC法がある。このLEC法によってGa
As単結晶を製造する場合は、例えば、次のようにして
製造される。
製造材料を収容する。その後、るつぼを高圧引上げ炉内
に収容する。その後、炉内の雰囲気ガスをArガスで置
換するとともに、炉内の圧力をArガスで所定の値まで
上げる。その後、るつぼに収容されている結晶製造材料
を加熱することによって、GaAs多結晶を合成する。
その後、さらに加熱を行い、原料融液(GaAs融液)
を作る。その後、この原料融液を封止剤融液で覆った状
態で、この原料融液の表面に種結晶を接触させて、この
種結晶およびまたは原料融液を回転させつつ(両者を回
転させる際は、逆方向回転とする。)引き上げながら冷
却固化することによって、GaAs単結晶を製造する。
以上が、LEC法によってGaAs単結晶を製造する場
合の一例である。
造する装置では、炉内に発熱体や断熱材が配設されてい
る。これらは、グラファイト等のカーボン材で構成され
ている。このカーボン材を用いた装置では、製造された
GaAs単結晶中に、炭素が不純物として混入すると考
えられていた。結晶中に混入した炭素は、浅いアクセプ
タとして作用する。この場合、炭素濃度の高低がGaA
s単結晶の電気特性や、イオンの注入後の活性化率に大
きな影響を及ぼす。
板に要求される電気特性は、この基板が使用される素子
の種類によって異なる。しかし、どのような素子に使用
されるにしろ、GaAs基板の元となるGaAs単結晶
には、上部から下部まで希望する炭素濃度をばらつくこ
となく均一に、かつ、再現性よく設定できることが望ま
れる。
は、炉内の雰囲気ガス中の一酸化炭素(以下「CO」と
いう。)から供給されると考えられる。このため、従来
は、結晶成長中に、炉内の雰囲気ガス中のCO濃度を結
晶中の炭素濃度の目標値に対応する値に設定することに
より、結晶中の炭素濃度の均一性と、この均一性の再現
性との確保を図るようになっていた。
うな構成では、GaAs単結晶中の炭素濃度が不均一と
なり、結晶上部程、目標値より低くなるという問題があ
った。これは、原料融液中の炭素濃度が目標値に達する
まで、数時間から数十時間かかるからであると考えられ
る。
という中間介在物を経由して原料融液中に取り込まれる
ため、原料融液中の炭素濃度と炉内のCO濃度とが平衡
状態に達するまでは、数時間から数十時間かかる。これ
により、原料融液中の炭素濃度が目標値に達するまで
は、数時間から数十時間かかる。その結果、上記構成で
は、結晶中の炭素濃度が結晶上部で目標値より低くなっ
てしまうわけである。
の炭素濃度が目標値に達した後に、GaAs単結晶の成
長処理を開始するようにすればよい。
融液中の炭素濃度が目標値に達するまでの時間が長い場
合、GaAs単結晶の製造時間が長くなるという問題が
新たに発生する。
の炭素濃度が目標値に達するまで、炉内のCO濃度をG
aAs単結晶中の炭素濃度の目標値に対応する値より高
くすることが考えられる。
も、GaAs単結晶中の炭素濃度として、例えば、2.
0E+15cm−3以上の高炭素濃度が要求される場合
は、原料融液中の炭素濃度が目標値に達するまでの時間
が数十時間と長くなる。このため、結晶上部においても
炭素濃度が目標値に設定されたGaAs単結晶を短時間
に製造することができない。
素濃度として、高炭素濃度が要求される場合であって
も、結晶上部においても炭素濃度が目標値に設定された
GaAs単結晶およびこの単結晶を短時間に製造するこ
とができる製造方法並びに製造装置を提供することを目
的とする。
に、本発明の発明者らは、封止剤融液を攪拌することに
より、炉内の雰囲気ガスと原料融液との間接的な接触頻
度を高め、GaAs単結晶中の炭素濃度として、高炭素
濃度が要求される場合であっても、原料融液中の炭素濃
度を目標値に設定するまでの時間を短縮することを試み
た。実験の結果、このような構成によれば、GaAs単
結晶中の炭素濃度として、高炭素濃度が要求される場合
であっても、原料融液中の炭素濃度を短時間に目標値に
達成できることがわかった。
製造方法は、るつぼに収容された結晶原料と封止材とを
炉内で加熱することによって融解し、原料融液を封止剤
融液で覆った状態で、原料融液に種結晶を接触させて、
原料融液を回転させつつ引き上げながら冷却固化するこ
とによってGaAs単結晶を製造する方法であって、結
晶原料が融解した後、GaAs単結晶を引き上げる前
に、炉内にCOガスを供給し、この状態で、封止剤溶液
を攪拌することによって、COを封止剤融液へ混入させ
ることを特徴とする。
融解した後、GaAs単結晶を引き上げる前に、炉内に
COガスが供給される。そして、この状態で、封止剤融
液が攪拌される。これにより、封止剤融液に対するCO
の混入が促進される。その結果、COを含む封止剤融液
と原料融液との反応による封止剤融液から原料融液への
炭素の移動が促進される。これにより、GaAs単結晶
中の炭素濃度として、高炭素濃度が要求される場合であ
っても、原料融液中の炭素濃度が短時間に目標値まで達
成される。その結果、結晶上部においても炭素濃度が目
標値に設定されたGaAs単結晶が短時間に製造され
る。
は、請求項1記載の方法において、GaAs単結晶の炭
素濃度が2.0E+15cm−3以上であることを特徴
とする。
は、るつぼに収容された結晶原料と封止材とを炉内で加
熱することによって融解し、原料融液を封止剤融液で覆
った状態で、原料融液に種結晶を接触させて、原料融液
を回転させつつ引き上げながら冷却固化することによっ
てGaAs単結晶を製造する装置であって、結晶原料が
融解した後、炉の内部にCOガスを供給するCOガス供
給手段と、結晶原料が融解した後、GaAs単結晶を成
長させる前に、封止剤融液を攪拌することにより、CO
を封止剤融液に混入させる攪拌手段とを備えたことを特
徴とする。
載の方法を使って、GaAs単結晶が製造される。これ
により、GaAs単結晶中の炭素濃度として、高濃度が
要求される場合であっても、結晶上部において、炭素濃
度が目標値まで設定されたGaAs単結晶が短時間に製
造される。
は、請求項4記載の装置において、請求項2記載の方法
と同様に、GaAs単結晶の炭素濃度が2.0E+15
cm−3以上であることを特徴とする。
法により製造され、結晶上端部から100mm以内の炭
素濃度が2.0E+15cm−3以上であることを特徴
とする。
結晶の上部から下部まで均一な炭素濃度を有するGaA
s単結晶が得られる。
明の実施の形態を詳細に説明する。
の実施の形態の構成を示す断面図である。但し、図で
は、図が煩雑になるのを避けるために、断面を示す斜線
を高圧引上げ炉についてだけ付す。
し、12は、るつぼを示す。このるつぼ12は、高圧引
上げ炉11の外部で、結晶製造材料を収容された後、高
圧引上げ炉11の内部に配設された容器13に収容され
る。このるつぼ12としては、例えば、pBN(熱分解
窒化ホウ素)製のるつぼが用いられる。また、結晶製造
材料としては、結晶原料や封止剤等がある。結晶原料と
しては、GaとAsとが用いられる。
よって構成されている。この容器13は、中央部で、る
つぼ軸14に支持されている。このるつぼ軸14は、鉛
直方向に延在されている。また、このるつぼ軸14は、
高圧引上げ炉11の外部に配設された回転昇降機構15
により、回転駆動されるとともに、昇降駆動されるよう
になっている。この場合は、るつぼ軸14は、常に、同
一方向に回転駆動されるようになっている。
れている結晶製造材料を加熱するためのヒータ16が配
設されている。このヒータ16は、例えば、グラファイ
ト等のカーボン材によって構成されている。このヒータ
16の周囲と容器12の上方及び下方には、フェルト製
の断熱材17が配設されている。この断熱材17は、例
えば、グラファイト等のカーボン材によって構成されて
いる。
は、GaAs単結晶を引き上げるための結晶軸18が配
設されている。この結晶軸18は、るつぼ軸14と同軸
的に配設されている。この結晶軸18の下端部には、G
aAs単結晶の結晶方位を決定する種結晶19が取り付
けられている。さらに、この結晶軸18は、高圧引上げ
炉11の外部に配設された回転昇降機構20によって、
回転駆動されるとともに、昇降駆動されるようになって
いる。
液を攪拌するための攪拌治具21が配設されている。こ
の攪拌治具21は、例えば、T字状に形成され、攪拌羽
部211と攪拌軸212とを有する。そして、この攪拌
治具21は、攪拌羽部211が下方に位置し、攪拌軸2
12が結晶軸18と平行になるように配設されている。
これにより、この攪拌軸212は、るつぼ12の中心か
ら偏位した位置に位置決めされることになる。攪拌治具
21は、高圧引上げ炉11の外部に配設された回転昇降
機構22により回転駆動されるとともに、昇降駆動され
るようになっている。この場合、攪拌治具21は、例え
ば、所定の周期で、反対方向に交互に回転駆動されるよ
うになっている。なお、るつぼ12の回転を利用すれば
攪拌できるので、攪拌治具21は昇降だけで、そのもの
が回転しない構造でもよい。
純Arガスと、COガスとを導入するためのガス導入管
23が取り付けられている。高圧引上げ炉11の下部に
は、この炉11内の雰囲気ガスを排出するための排気管
24が取り付けられている。この排気管24には、CO
濃度測定用のCO濃度計25が挿入されている。
作 次に、上述したGaAs単結晶の製造装置の動作を説明
する。
1に示すように、結晶軸18と攪拌治具21とが上方に
待避させられている。
1の外部で、るつぼ13に結晶製造材料を収容される。
次に、この結晶製造材料が収容されたるつぼ13が、高
圧引上げ炉11内の容器13に収容される。次に、炉1
1内の雰囲気ガスが純Arガスにより置換されるととも
に、炉11内の圧力が所定値まで高められる。
と、ヒータ15によって、るつぼ12に収容されている
結晶製造材料が加熱される。これにより、結晶原料と封
止剤とが融解される。その結果、封止剤融液と、Gaと
Asとが合成された原料融液とが形成される。この場
合、図2に示すように、比重の関係で、原料融液41が
液体封止剤42の下に位置決めされる。これにより、原
料融液41が封止剤融液42によって覆われる。
rガスへCOガスを所定量混入させる。但し、炉11内
の圧力は、そのまま所定値に保持される。この場合、炉
11内のCO濃度は、原料融液41中の炭素濃度の目標
値に対応する値に設定される。炉11内のCO濃度が目
標値に設定されると、回転昇降機構22によって、攪拌
治具21が下降駆動される。この下降駆動は、図3に示
すように、攪拌羽部211が封止剤融液42に浸漬する
まで行われる。攪拌羽部211が封止剤融液42に浸漬
すると、回転昇降機構22によって、攪拌治具21が回
転駆動される。
る。その結果、封止剤融液42に対する炉11内の雰囲
気ガス中のCOの混入が促進される。これにより、CO
を含む封止剤融液42と原料融液41との間で、封止剤
融液42から原料融液41への炭素の移動が促進され
る。その結果、結晶中の炭素濃度として、例えば、2.
0E+15cm−3以上の高い炭素濃度が要求される場
合であっても、原料融液41中の炭素濃度が短時間に目
標値に設定される。
ると、回転昇降機構20によって結晶軸18が下降させ
られ、種結晶19が原料融液41に接触させられる。次
に、結晶軸18が回転昇降機構20によって所定の速度
で回転駆動されるとともに、例えば、所定の速度で上昇
駆動される。また、るつぼ12が回転昇降機構15によ
って回転駆動される。これらの駆動により、原料融液4
1が回転しつつ、例えば、徐々に引き上げられる。これ
により、原料融液41が冷却固化される。その結果、図
4に示すように、GaAs単結晶43が徐々に成長させ
られる。
らGaAs単結晶43への炭素の偏析係数とGaAs単
結晶43の固化率とに基づいて、炉11内のCO濃度が
徐々に高められる。これは、結晶全体にわたって、均一
な炭素濃度を設定するためである。
場合は、原料融液41中の炭素がGaAs単結晶43の
方に偏析する。この偏析により、GaAs単結晶43の
成長中に、炉11内のCO濃度を一定値に設定する構成
では、GaAs単結晶43の成長とともに、原料融液4
1中の炭素濃度が徐々に低下する。その結果、GaAs
単結晶43中の炭素濃度は上部から下部にかけて徐々に
低下する。
に、原料融液41からGaAs単結晶43への炭素の偏
析係数とGaAs単結晶43の固化率とに基づいて、炉
11内のCO濃度を徐々に高める構成によれば、原料融
液41中の炭素濃度の低下が防止される。その結果、全
域にわたって炭素濃度が均一に設定されたGaAs単結
晶43が得られる。
も、CO濃度計25の測定結果に基づいて行われる。
得ることができる。
原料が融解した後、GaAs単結晶43を成長させる前
に、炉11内にCOガスを供給しながら、封止剤融液4
2が攪拌される。これにより、原料融液41に対するC
Oの混入を促進することができる。その結果、GaAs
単結晶中の炭素濃度として、高い炭素濃度が要求される
場合であっても、結晶上部において炭素濃度が目標値に
設定されたGaAs単結晶を短時間に製造することがで
きる。
剤融液42を攪拌する場合、攪拌治具21が交互に反対
方向に回転駆動される。これにより、封止剤融液42の
攪拌効率を高めることができる。
止剤融液42を攪拌する場合、るつぼ12が回転駆動さ
れる。これにより、封止剤融液42の攪拌効率を高める
ことができる。
の実施の形態の構成を示す断面図である。なお、図4に
おいて、先の図1に示す構成要素とほぼ同一機能を果た
す構成要素には、同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
軸18から偏移した位置に設ける場合を説明した。これ
に対し、本実施の形態では、図4に示すように、攪拌治
具31を結晶軸18と同軸的に設けるようにしたもので
ある。
攪拌部材311,312で構成する場合を示す。これら
は、結晶軸18を挟むように設けられている。これによ
り、攪拌治具31が結晶軸18と同軸的に設けられる。
なお、攪拌部材311,312は、回転昇降機構32に
より回転駆動されるとともに、昇降駆動される。この回
転昇降機構32は、結晶軸18の回転、昇降機能も有す
る。すなわち、この回転昇降機構32は、図1に示す2
つの回転昇降機構20,22の機能を有する。
態とほぼ同じようにして封止剤融液42を攪拌すること
ができるので、この実施の形態とほぼ同様の効果を得る
ことができる。
の実施の形態の構成を示す断面図である。なお、図5に
おいて、先の図1に示す構成要素とほぼ同一機能を果た
す構成要素には、同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
具21,22を回転駆動することにより、封止剤融液4
2を攪拌する場合を説明した。言い換えれば、攪拌治具
21,22を動かすことにより、封止剤融液42を攪拌
する場合を説明した。これに対し、本実施の形態では、
攪拌治具33を静止させたまま、封止材融液42を攪拌
するようにしたものである。
31,332で構成する場合を示す。これらは、封止剤
融液42中に位置するように、例えば、ヒートシールド
部材34を介して上部側の断熱部材17に取り付けられ
ている。
転に伴って邪魔板331,332によって封止剤融液4
2を攪拌することができる。これにより、先の実施の形
態とほぼ同様の効果を得ることができる。
かしながら、本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではない。
剤融液42の攪拌期間に、炉11内のCO濃度を原料融
液41中の炭素濃度の目標値に対応する値に設定する場
合を説明した。しかしながら、本発明は、この対応値よ
り大きな値に設定するようにしてもよい。このような構
成によれば、先の実施の形態より、原料融液41中の炭
素濃度が目標値を達成する時間を短縮することができ
る。
度を上記対応値より小さな値に設定するようにしてもよ
い。このような構成であっても、本発明によれば、封止
剤融液42中のCO濃度を炉11内のCO濃度より高め
ることができる。これにより、炉11内のCO濃度の値
によっては、従来より、原料融液41中の炭素濃度が目
標値を達成する時間を短縮することができる。
炉11内のCO濃度を一定値に保持するだけでなく、変
化させるようにしてもよい。例えば、攪拌期間の初めの
方では、炉11内のCO濃度を上記対応値より高くし、
その後は、徐々に低くするか、あるいは、初めの値より
低い一定値に保持するようにしてもよい。このような構
成によれば、原料融液41中の炭素濃度を迅速に目標値
付近まで立ち上げた後、徐々に目標値に収束させること
ができる。
逸脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿論で
ある。
比較例とを説明する。
ぼ12に収容した。この場合、結晶原料としては、Ga
4000gとAs4400gとを収容した。また、封止
剤としては、液体封止剤を収容した。この液体封止剤と
しては、含有水分量200ppmのB2O3を収容し
た。その後、るつぼ12を炉11内の容器13に収容し
た。その後、炉11内の雰囲気ガスを純Arガスで置換
するとともに、この純Arガスによって炉11内の圧力
を37kgf/cm2以上まで高めた。その後、結晶製
造材料をヒータ16で加熱することにより、封止剤融液
42を作るとともに、GaとAsとを合成し、原料融液
(GaAs融液)41を作った。その後、炉11内にC
Oガスを導入し、炉11内のCO濃度を10000pp
mに設定した。
封止剤融液(B2O3融液)42に浸漬し、回転させる
ことにより、封止剤融液42を攪拌した。この場合、攪
拌効率を高めるために、攪拌治具21を反対方向に交互
に回転させるとともに、るつぼ12を5〜50rpmで
回転させた。この攪拌により、原料融液41の炭素濃度
を目標値に設定することができた。これにより、攪拌を
行わない場合より、原料融液41の炭素濃度を目標値に
設定する時間を数時間から数十時間短縮することができ
た。
つ、種結晶19を降下させ、原料融液41に接触させ
た。その後、種結晶19を1〜20mm/hrで上昇さ
せるとともに、3〜10rpmで回転させ、かつ、るつ
ぼ12を5〜50rpmで回転させた。これにより、成
長速度1〜20mm/hrで、直径80mm、長さ26
0mmのGaAs単結晶43を成長させた。このGaA
s単結晶43を図6に示す。
たって2〜3E+15cm−3の炭素濃度が設定される
ように、結晶43の成長中に、炉11内のCO濃度を徐
々に高めるようにした。
As単結晶43中の炭素濃度の測定結果を示す特性図で
ある。図7において、横軸は、形成されたGaAs単結
晶34の上端からの距離(単位はmm)を示し、縦軸
は、炭素濃度(単位はppm)を示す。また、特性曲線
C2は、GaAs結晶43中の炭素濃度の測定結果を示
す。図示のごとく、本実施例では、GaAs単結晶31
の全域にわたり、約2〜3E+15cm−3の炭素濃度
が設定されている。
述した実施例より約4倍長くした点とを除けば、上述し
た実施例とほぼ同じである。
s単結晶43中の炭素濃度の測定結果を図7と同じよう
にして示す図である。図示のごとく、本比較例では、反
応時間を実施例の4倍に設定したにもかかわらず、Ga
As単結晶43の上部(上端から100mmくらいまで
の部分)で、炭素濃度が目標値より低くなった。これに
より、本比較例では、上部から下部まで2〜3E+15
cm−3の炭素濃度を有するGaAs単結晶43を得る
ことができなかった。
記載のGaAs単結晶の製造方法および請求項3または
4記載のGaAs単結晶の製造装置よれば、結晶原料が
融解した後、GaAs単結晶を成長させる前に、高圧引
上げ炉内にCOガスを供給しながら、封止剤融液が攪拌
される。これにより、結晶中の炭素濃度として、高い炭
素濃度が要求される場合であっても、結晶上部の炭素濃
度が目標値に設定されたGaAs単結晶を短時間で製造
することができる。
れば、結晶の上部から下部まで炭素濃度が均一なGaA
s単結晶が得られる。
の実施の形態の構成を示す断面図である。
説明するための図である。
理を説明するための図である。
の実施の形態の構成を示す断面図である。
の実施の形態の構成を示す断面図である。
単結晶のサイズを示す図である。
単結晶中の炭素濃度を示す特性図である。
製造されたGaAs単結晶中の炭素濃度を示す特性図で
ある。
…るつぼ軸、15,20,22,32…回転昇降機構、
16…ヒータ、17…断熱材、18…結晶軸、19…種
結晶、21,31,33…攪拌治具、23…ガス導入
管、24…排気管、25…CO濃度計。
Claims (5)
- 【請求項1】 るつぼに収容された結晶原料と封止剤と
を炉内で加熱することによって融解し、原料融液を封止
剤融液で覆った状態で、前記原料融液に種結晶を接触さ
せて、前記原料融液を回転させつつ引き上げながら冷却
固化することによってGaAs単結晶を製造する方法で
あって、 前記結晶原料が融解した後、前記GaAs単結晶を引き
上げる前に、前記炉内に一酸化炭素ガスを供給し、この
状態で、前記封止剤溶液を攪拌することにより、一酸化
炭素を前記封止剤融液へ混入させることを特徴とするG
aAs単結晶の製造方法。 - 【請求項2】 前記GaAs単結晶の炭素濃度が2.0
E+15cm−3以上であることを特徴とする請求項1
記載のGaAs単結晶の製造方法。 - 【請求項3】 るつぼに収容された結晶原料と封止材と
を炉内で加熱することによって融解し、原料融液を封止
剤融液で覆った状態で、前記原料融液に種結晶を接触さ
せて、前記原料融液を回転させつつ引き上げながら冷却
固化することによってGaAs単結晶を製造する装置で
あって、 前記結晶原料が融解した後、前記炉内に一酸化炭素ガス
を供給する一酸化炭素ガス供給手段と、 前記結晶原料が融解した後、前記GaAs単結晶を引き
上げる前に、前記封止剤融液を攪拌することにより、一
酸化炭素を前記封止剤融液に混入させる攪拌手段とを備
えたことを特徴とするGaAs単結晶の製造装置。 - 【請求項4】 前記GaAs単結晶の炭素濃度が2.0
E+15cm−3以上であることを特徴とする請求項3
記載のGaAs単結晶の製造装置。 - 【請求項5】 液体封止引上げ法により製造され、結晶
上端部から100mm以内の炭素濃度が2.0E+15
cm−3以上であることを特徴とするGaAs単結晶。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09320299A JP4092387B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | GaAs単結晶及びその製造方法並びにその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09320299A JP4092387B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | GaAs単結晶及びその製造方法並びにその製造装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007239875A Division JP2008056562A (ja) | 2007-09-14 | 2007-09-14 | GaAs単結晶及びその製造方法並びにその製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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