JP2000281656A - フェニルアゾール化合物、製造法および抗高脂血症薬 - Google Patents

フェニルアゾール化合物、製造法および抗高脂血症薬

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JP2000281656A
JP2000281656A JP11221789A JP22178999A JP2000281656A JP 2000281656 A JP2000281656 A JP 2000281656A JP 11221789 A JP11221789 A JP 11221789A JP 22178999 A JP22178999 A JP 22178999A JP 2000281656 A JP2000281656 A JP 2000281656A
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JP11221789A
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English (en)
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Yuichi Yamada
裕一 山田
Seiichi Uchida
誠一 内田
Kunihito Ito
國人 伊藤
Nobuhiro Umeda
信広 梅田
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の薬剤に比べて、血中のトリグリセライド
濃度とコレステロール濃度を同程度に強く低下させる抗
高脂血症薬を提供する。 【解決手段】一般式(I) 【化1】 (式中、Aは、置換基を有していてもよい(イミダゾリ
ル基又はピラゾリル基)を表す。R1 は、水素原子,C
1-6 アルキル基等を表す。R2 ,R3 は、水素原子,ヒ
ドロキシ基,ハロゲン原子,C1-6 アルキル基等を表
す。mは、0−4を表す。Xは、C(=O)又はSO2
を表し、Yは、CH2 ,−Cr1 =Cr2 −,O,S,
C(=O),SO2 ,OCH2 又はNR4 (ここで、r
1 ,r2 及びR4 は、水素原子,C1-6 アルキル基等を
表す。)を表す。nは、0,1を表す。Bは、置換基を
有していてもよいN,OもしくはS原子を1〜4個含む
飽和又は不飽和のヘテロ環基を表す。)で表されるフェ
ニルアゾール化合物又はその薬学的に許容される塩、そ
の製造法及び一般式(I)で表される化合物又はその塩
を有効成分とする抗高脂血症薬。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェニルアゾール
化合物、その製造法及び抗高脂血症薬に関する。
【0002】
【従来の技術】心筋梗塞等の重篤な心疾患は、アテロー
ム性動脈硬化症の主要因子である高脂血症によって誘発
される。心筋梗塞の予防のためには高脂血症の治療が重
要であり、優れた活性と安全性を有する抗高脂血症薬の
開発が求められている。
【0003】かかる抗高脂血症薬の代表的な薬剤とし
て、プラバスタチン(Pravastatin)、シン
バスタチン(Simvastatin)、クロフィブレ
ート系薬剤等が知られている。これらの薬剤は、血中ト
リグリセライド濃度又はコレステロール濃度を低下させ
る薬剤であり、すでに臨床の場で用いられている。
【0004】ところで、高脂血症には、血液中のトリグ
リセライド(中性脂肪)濃度が高いタイプ、コレステロ
ール濃度が高いタイプ、血液中のトリグリセライド濃度
及びコレステロール濃度の両方が高いタイプ等の種々の
ものがある。
【0005】しかしながら、上記薬剤をはじめ従来の薬
剤の多くは、血中トリグリセライド濃度又はコレステロ
ール濃度のいずれかを主に低下させる薬剤であり、血中
トリグリセライド濃度及びコレステロール濃度の両方を
同程度に低下させるものではなく、高脂血症のタイプに
よっては好ましく適用できない場合がある。
【0006】従って、血中トリグリセライド濃度とコレ
ステロール濃度を同程度に強く低下させる薬剤が開発さ
れれば、上記した様々なタイプの高脂血症の治療薬とし
て有効であり、動脈硬化を原因とする虚血性心疾患、心
筋梗塞、脳梗塞等の疾患の治療ならびに予防の見地から
特に注目されている。
【0007】本発明化合物に類似の化合物としては、例
えば、次のものがある。 (1)特開昭55−69567号公報には、下記の化合
物(A)
【0008】
【化7】
【0009】が、抗うつ剤として有用であることが記載
されている。 (2)特開平2−197839号公報には、下記の化合
物(B)
【0010】
【化8】
【0011】が、有機着色物質の光褪色防止剤として有
用であることが記載されている。 (3)DE3407505号公報には、下記化合物
(C)
【0012】
【化9】
【0013】が、関節炎治療剤として有用であることが
記載されている。 (4)EP458037号公報には、下記の化合物
(D)
【0014】
【化10】
【0015】が、血小板活性化因子阻害剤として記載さ
れている。 (5)EP324377号公報には、下記の化合物
(E)
【0016】
【化11】
【0017】が、降圧剤として記載されている。 (6)又、WO95/29163号公報には、下記の化
合物(F)
【0018】
【化12】
【0019】が、コレステロール生合成阻害活性を有す
ることが記載されている。
【0020】しかしながら、本発明化合物のようなヘテ
ロ環を有するカルボニルアミノフェニルアゾール化合物
は知られていない。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の薬剤
に比べて、血中のトリグリセライド濃度とコレステロー
ル濃度とを同程度に強く低下させる薬剤を提供すること
を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、従来の薬剤に比べ
て、血中のトリグリセライド濃度とコレステロール濃度
とを同程度に強く低下させる化合物を見出し、本発明を
完成するに至った。
【0023】すなわち、本発明は、(a)一般式(I)
【0024】
【化13】
【0025】(式中、Aは、置換基を有していてもよい
イミダゾリル基又は置換基を有していてもよいピラゾリ
ル基を表す。R1 は、水素原子,C1-6 アルキル基,C
1-6 ハロアルキル基又は置換基を有していてもよいベン
ジル基を表す。R2 ,R3 は、それぞれ独立して、水素
原子,ヒドロキシ基,ハロゲン原子,C1-6 アルキル
基,C1-6 アルコキシ基,C1-6 ハロアルキル基又は置
換基を有していてもよいフェニル基を表す。mは、0又
は1−4の整数を表す。ただし、mが2以上の整数を表
すとき、−C(R2)(R3)−は同一でも相異なっていて
もよい。Xは、C(=O)又はSO2 を表す。Yは、C
2 ,−Cr1 =Cr2 −,O,S,C(=O),SO
2 ,OCH2又はNR4 (ここで、r1 ,r2 及びR4
は、それぞれ独立して、水素原子,C1-6 アルキル基,
1-6 ハロアルキル基又は置換基を有していてもよいベ
ンジル基を表す。)を表す。nは、0又は1を表す。B
は、置換基を有していてもよいN,O若しくはS原子を
1〜4個含む飽和又は不飽和のヘテロ環基を表す。)で
表されるフェニルアゾール化合物又はその薬学的に許容
される塩、(b)一般式(II)
【0026】
【化14】
【0027】(式中、A及びR1 は、前記と同じ意味を
表す。)で表される化合物と、一般式(III )
【0028】
【化15】
【0029】(式中、B,Y,R2 ,R3 ,m及びn
は、前記と同じ意味を表す。)で表される化合物とを脱
水縮合させることを特徴とする、一般式(I)
【0030】
【化16】
【0031】(式中、A,B,Y,R1 ,R2 ,R3
m及びnは、前記と同じ意味を表す。)で表される化合
物の製造法
【0032】(c)前記一般式(II)で表される化合物
と、一般式(IV)
【0033】
【化17】
【0034】(式中、B’は、置換基として、ヒドロキ
シ基及びアミノ基を有していない置換基を有していても
よいN,OもしくはS原子を1〜4個含む飽和又は不飽
和のヘテロ環基を表し、R2’及びR3'は、ヒドロキシ
基ではない前記R2 及びR3 をそれぞれ表し、X,Y,
m及びnは、前記と同じ意味を表す。)で表される化合
物とを反応させることを特徴とする、前記一般式(I−
1)で表される化合物の製造法、及び
【0035】(d)前記一般式(I)で表される化合物
又はその薬学的に許容される塩の1種若しくは2種以上
を有効成分として含有することを特徴とする、抗高脂血
症薬である。
【0036】本発明の前記一般式(I)で表される化合
物において、Aの置換されてもよいイミダゾリル基又は
置換されてもよいピラゾリル基としては、例えば、次の
各基
【0037】
【化18】
【0038】で表される基を挙げることができる。これ
らのAのうち、1−イミダゾリル基、1H−ピラゾール
−5−イル基、1H−ピラゾール−4−イル基、1−メ
チルピラゾール−5−イル基、1−メチルピラゾール−
3−イル基、1−ベンジルピラゾール−4−イル基が好
ましい。
【0039】上記式中、R5 ,R6 は、それぞれ独立し
て、水素原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブ
チル、t−ブチル、又は(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
等のハロゲン原子、メトキシエトキシ、プロポキシ、イ
ソプロポキシ基等のC1-6 アルコキシ基で置換されてい
てもよい)C1-6 アルキル基、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、
s−ブトキシ、t−ブトキシ基等のC1-6 アルコキシ
基、又は、クロロメチルジクロロメチル、トリクロロメ
チル、トリフルオロメチル、1−フルオロエチル、1,
1−ジフルオロエチル、ペンタフルオロエチル基等のC
1-6 ハロアルキルを表す。
【0040】R7 は、水素原子、C1-6 アルキル基、C
1-6 ハロアルキル基、C1-6 アシル基又は置換基を有し
ていてもよいベンジル基等を表す。又、pは、0又は1
−3の整数、qは、0又は1−2の整数をそれぞれ表
す。
【0041】R7 のC1-6 アルキル基としては、例え
ば、メチル,エチル,プロピル,イソプロピル,ブチ
ル,イソブチル,s−ブチル,t−ブチル等が挙げら
れ、C1-6ハロアルキル基としては、クロロメチル,ジ
クロロメチル,トリクロロメチル,トリフルオロメチ
ル,1−フルオロエチル,1,1−ジフルオロエチル,
ペンタフルオロエチル等が挙げられ、C1-6 アシル基と
しては、アセチル,プロピオニル,ブチリル,イソブチ
リル,バレリル,ピバロイル,ベンゾイル等を挙げるこ
とができる。
【0042】置換基を有していてもよいベンジル基の置
換基としては、例えば、ニトロ基、塩素,臭素,フッ
素,沃素等のハロゲン原子、メチル,エチル,プロピ
ル,イソプロピル,ブチル,イソブチル,s−ブチル,
t−ブチル等のC1-6 アルキル基、メトキシ,エトキ
シ,プロポキシ,イソプロポキシ,ブトキシ等のC1-6
アルコキシ基、クロロメチル,ジクロロメチル,トリク
ロロメチル,トリフルオロメチル,1−フルオロエチ
ル,1,1−ジフルオロエチル,ペンタフルオロエチル
等のC1-6 ハロアルキル基が挙げられる。また、前記ベ
ンジル基は、置換され得る任意の位置に同一若しくは相
異なる複数の置換基を有していてもよい。
【0043】又、R7 が水素原子のとき、ピラゾリル基
は下記に示した互変異性構造をとり得る。
【0044】
【化19】
【0045】Bの置換基を有していてもよいN,Oもし
くはS原子を1〜4個含む飽和若しくは不飽和のヘテロ
環基としては、次の各基を例示することができる。な
お、下記の各ヘテロ環の置換位置及び置換基の置換位置
には、特に制限はない。また、各ヘテロ環基が、2以上
の置換基を有する場合は置換基は同一でも異なってもよ
い。
【0046】
【化20】
【0047】
【化21】
【0048】
【化22】
【0049】(上記式中、Zは、NR9,S又はOを表
し、R8 は、ヒドロキシ基,ニトロ基,ハロゲン原子,
1-6 アルキル基,C1−6アルコキシ基、C1−6
ハロアルキル基又は置換基を有していてもよいフェニル
基を表し、R9 は、水素原子,C1-6 アルキル基,C
1-6 ハロアルキル基又は置換基を有していてもよいベン
ジル基を表し、R10は、ヒドロキシ基,ハロゲン原子,
1-6 アルキル基,C1-6 アルコキシ基,C1-6 ハロア
ルキル基又は置換基を有していてもよいフェニル基を表
し、R11は、ヒドロキシ基、オキソ、ハロゲン原子、C
1-6 アルキル基,C1-6 アルコキシ基又はC1-6 ハロア
ルキル基を表し、R12、R13、R14、R15、R16、R17
及びR18は、水素原子、ヒドロキシ基,ニトロ基,ハロ
ゲン原子,C1-6 アルキル基,C1-6 アルコキシ基又は
1-6 ハロアルキル基を表し、
【0050】a は0又は1〜3の整数をb は0又は1〜
5の整数をc は0又は1〜4の整数をd は1又は2をe
は0、1又は2をf は0又は1〜6の整数をg は0又は
1〜7の整数をh は0又は1〜9の整数をそれぞれ表
す。又、縮合環の二つを貫く線は、いずれの環が置換さ
れてもよいことを示す。
【0051】これらのB1〜B35のヘテロ環のうち,
B2,B3,B4,B8,B22及びB23が特に好ま
しい。
【0052】R1 は、水素原子、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチ
ル、t−ブチル基等のC1-6 アルキル基、クロロメチ
ル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロ
メチル、1−フルオロエチル、1,1−ジフルオロエチ
ル、ペンタフルオロエチル基等のC1-6 ハロアルキル
基、又は、ベンゼン環の任意の位置に置換基を有してい
てもよい(ベンジル、α−メチルベンジル、α,α−ジ
メチルベンジル、α−エチルベンジル、α,α−ジエチ
ルベンジル基)等のベンジル基を表す。
【0053】前記ベンジル基の置換基としては、例え
ば、ニトロ基、塩素、臭素、フッ素、沃素等のハロゲン
原子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル基等のC1-6
アルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシ、ブトキシ基等のC1-6 アルコキシ基、クロロ
メチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、トリフル
オロメチル、1−フルオロエチル、1,1−ジフルオロ
エチル、ペンタフルオロエチル基等のC1-6 ハロアルキ
ル基を挙げることができる。
【0054】R2 ,R3 は、それぞれ独立して、水素原
子、ヒドロキシ基、塩素、フッ素、臭素、ヨウ素等のハ
ロゲン原子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル基等
のC1-6 アルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ基等のC1-6 アルコキシ
基、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチ
ル、トリフルオロメチル、1−フルオロエチル、1,1
−ジフルオロエチル、ペンタフルオロエチル基等のC
1-6 ハロアルキル基、又は、ベンゼン環の任意の位置に
置換基を有していてもよいフェニル基を表す。
【0055】前記フェニル基の置換基としては、例え
ば、ニトロ基、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素等のハロゲ
ン原子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル基等のC
1-6 アルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イ
ソプロポキシ、ブトキシ基等のC1-6 アルコキシ基、ク
ロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、トリ
フルオロメチル、1−フルオロエチル、1,1−ジフル
オロエチル、ペンタフルオロエチル基等のC1-6 ハロア
ルキル基が挙げられる。
【0056】また、前記置換基を有していてもよい(ベ
ンジル基及びフェニル基)は、同一又は相異なる複数の
置換基を有していてもよい。
【0057】Xは、C(=O)又はSO2 を表す。Y
は、CH2 ,−Cr1 =Cr2 −,O,S,C(=
O),SO2 ,OCH2又はNR4 を表し、r1 ,r2
及びR4 は、それぞれ独立して、水素原子、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
s−ブチル、t−ブチル基等のC1-6 アルキル基、メト
キシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ基等のC1-6 アルコキシ基、又は、クロロメチル、ジ
クロロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチ
ル、1−フルオロエチル、1,1−ジフルオロエチル、
ペンタフルオロエチル基等のC1-6 ハロアルキル基を表
す。
【0058】又、一般式(I)で表される化合物の薬学
的に許容される塩としては、塩酸、硫酸、硝酸、燐酸等
の無機酸の塩、及び酢酸、プロピオン酸、乳酸、コハク
酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、サリチル酸、ニコチ
ン酸、ヘプタグルコン酸等の有機酸の塩を挙げることが
できる。
【0059】
【発明の実施の形態】次に、本発明化合物の主な製造法
を以下に説明する。
【0060】(製造法1)XがC(=O)の場合
【0061】
【化23】
【0062】(式中、A,B,Y,R1 ,R2 ,R3
m及びnは、前記と同じ意味を表す。)
【0063】一般式(I−2)で示されるアミド誘導体
は、一般式(II)で示されるアミンと一般式(III )で
示されるカルボン酸とを、常法により脱水縮合させるこ
とにより得ることができる。
【0064】脱水縮合反応の条件は、通常行われる方法
であれば特に限定はないが、縮合剤を用いる方法が好ま
しい。
【0065】この場合、縮合剤としては、例えば、1,
3−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメ
チルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド、2
−エトキシ−1−エトキシカルボニル−1,2−ジヒド
ロキノリン等を用いることができる。
【0066】なお、この反応において、N−ヒドロキシ
コハク酸イミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、
3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−オキソ−1,
2,3−ベンゾトリアジンを共存させると、反応がより
速やかに進行する。
【0067】反応溶媒としては、反応に不活性な溶媒で
あれば特に限定はないが、例えば、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン(THF)、1,4−ジオキサン等
のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2
−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニ
トリル、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルス
ルホキシド(DMSO)、ピリジン等を用いることがで
きる。反応温度は、−15℃〜溶媒の沸点程度、好まし
くは、0〜80℃である。
【0068】一般式(II)で表されるアミン化合物のう
ち、4−(4−アミノフェニル)ピラゾ−ルは、文献記
載の既知の方法〔例えば、Indian J.Che
m.,26B,616−619(1987)〕に従って
製造することができる。
【0069】(製造法2)
【0070】
【化24】
【0071】(式中、A,Y,R1 ,m及びnは、前記
と同じ意味を表し、B’は置換基としてヒドロキシ基及
びアミノ基を有さない前記ヘテロ環Bを,R2',R3'
は、ヒドロキシ基及びアミノ基ではないR2 ,R3 をそ
れぞれ表す。)
【0072】本発明化合物のうち、R2 及びR3 がヒド
ロキシ基及びアミノ基ではない化合物は、一般式(II)
で示されるアミンと一般式(IV)で示される酸クロリ
ド又はスルホニルクロリドとを、不活性有機溶媒中、塩
基存在下に反応させることによっても得ることができ
る。
【0073】反応溶媒としては、反応に不活性な溶媒で
あれば、特に限定はないが、例えば、ジエチルエーテ
ル、THF、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジク
ロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等
のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、DMF、D
MSO等を用いることができる。
【0074】また、用いられる塩基としては、例えば、
トリエチルアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]ウンデセ−7−エン(DBU)等のアミ
ン類、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、水酸化ナトリウム等の無機塩基類等を挙げること
ができる。反応温度は、−15℃〜溶媒の沸点程度、好
ましくは、0〜80℃である。
【0075】一般式(IV)で示される酸クロリド又は
スルホニルクロリドは、それぞれ対応するカルボン酸化
合物を、塩化チオニル、五塩化リン等のハロゲン化剤を
用いて、常法に従って製造することができる。
【0076】(製造法3)前記製造法の中間体である一
般式(III )で表されるカルボン酸は、以下の方法によ
り製造することができる。
【0077】i )R2 =R3 =H,m=n=1,Y=
O,S,NR4 である化合物の場合
【0078】
【化25】
【0079】(式中、Bは、前記と同じ意味を表し、
Y’は、O,S又はNR4 を表し、R4は、前記と同じ
意味を表す。)
【0080】一般式(VI)で表されるアルコールを不
活性溶媒中で塩基存在下、ブロモ酢酸メチルと反応させ
ることによって、一般式(VII)で表される化合物を得
ることができる。
【0081】反応溶媒としては、反応に不活性な溶媒で
あれば、特に限定はないが、例えば、ジエチルエーテ
ル、THF、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジク
ロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等
のハロゲン化炭化水素類、アセトン、メチルエチルケト
ン等のケトン類、アセトニトリル、DMF、DMSO等
を用いることができる。
【0082】また、用いられる塩基としては、水素化ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、酸化銀等が
挙げられる。反応温度は、−15℃〜溶媒の沸点程度、
好ましくは、0〜80℃である。
【0083】次いで、得られた一般式(VII)で表され
る化合物を塩基の存在下、加水分解することにより、一
般式(III −1)で表されるカルボン酸を得ることがで
きる。
【0084】反応溶媒としては、水又は水−メタノー
ル、水−エタノール等の含水アルコール溶媒を用いるこ
とができ、塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等の無機塩基類を用いることができる。反応は、
0〜100℃で円滑に進行する。
【0085】また、一般式(VII)の化合物は、以下の
方法によっても製造することができる。
【0086】
【化26】
【0087】(式中、B' は、前記と同じ意味を表し、
Halは、ハロゲン原子を表す。)
【0088】即ち、一般式(VIII )で表されるハライ
ドとヒドロキシ酢酸メチルとを、不活性溶媒中、塩基の
存在下に反応させることによって、一般式(VII)で表
される化合物を得ることができる。
【0089】反応に用いることの出来る溶媒としては、
例えば、ジエチルエーテル、THF、1,4−ジオキサ
ン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、
1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、D
MF、DMSO等を用いることができる。
【0090】塩基としては、水素化ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム等を用いることができる。反応
は、0〜100℃で円滑に進行する。
【0091】又、一般式(III −1)で表されるカルボ
ン酸は、文献既知の方法、例えば、J.Org.Che
m.,55 2908−2913(1990),J.M
ed.Chem.,14(8)758−766(197
1)等に記載される方法によって製造することができ
る。
【0092】本発明において、反応終了後は、通常の後
処理を行うことにより目的物を得ることができる。
【0093】なお、本発明化合物(1)及び原料化合物
(3)、(5)には、いくつかの光学活性体及び互変異
性体が存在する場合もあるが、これらはすべて本発明の
範囲に含まれる。本発明化合物の構造は、IR,NMR
及びMS等から決定した。
【0094】(抗高脂血症薬)本発明化合物は、抗高脂
血症薬として有用である。その投与方法は、前記一般式
(I)で表される化合物又はその薬学的に許容されてい
る塩の純粋な形又は類似の有用性を有する薬剤の投与様
式として許容されている任意の様式で行うことができ
る。
【0095】例えば、経口、経鼻、非経口、局所、経皮
又は経直腸的に、固体、半固体、凍結乾燥粉末又は液体
の剤形、例えば、錠剤、坐薬、丸薬、軟質及び硬質カプ
セル、散薬、液剤、懸濁剤、エアゾル剤等として、好ま
しくは正確な投与量を処方でき、かつ、簡便に投与する
ことができる適当な剤形として行うことができる。
【0096】組成物には、慣用の医薬用担体又は賦形
剤、及び単独の又は活性成分の1種として、前記式
(I)で表される化合物を含有させるが、さらに他の薬
剤、製剤用成分、担体、アジュバント等を包含させるこ
ともできる。
【0097】一般的に、意図された投与様式に応じて、
医薬として許容される組成物は、一般式(I)で表され
る化合物若しくはその医薬的に許容される塩の1種又は
2種以上を、1〜99重量%、及び適当な医薬用賦形剤
99〜1重量%を含有する。
【0098】該組成物は、好ましくは、式(I)で表さ
れる化合物若しくはその薬学的に許容される塩の1種又
は2種以上を、5〜75重量%含有し、残部は適当な医
薬的賦形剤とする。
【0099】医薬と投与される場合、好ましい投与方法
は経口であり、処置される高脂血症の程度に応じて調製
される簡便な1日投与量基準が用いられる。
【0100】このような経口投与用の組成物は、一般式
(I)で表される化合物若しくはその薬学的に許容され
る塩の1種又は2種以上、及び任意の通常用いられる賦
形剤、例えば、医薬用のマニトール、乳糖、デンプン、
ゼラチン化デンプン、ステアリン酸マグネシウム、サッ
カリンナトリウム、タルク、セルロースエーテル誘導
体、グルコース、ゼラチン、スクロース、クエン酸塩、
没食子酸プロピル等を加えて製造することができる。
【0101】このような組成物は、液剤、懸濁剤、錠
剤、丸剤、カプセル剤、散剤、持続放出製剤、坐剤等の
形態で使用される。
【0102】又、このような組成物の場合は、例えば、
乳糖、スクロース、リン酸二カルシウム等の希釈剤、例
えば、クロスカルメロースナトリウム又はその誘導体等
の崩壊剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム等の滑沢
剤、例えば、デンプン、アラビアゴム、ポリビニルピロ
リドン、ゼラチン、セルロースエーテル誘導体等の結合
剤を含有させることができる。
【0103】坐剤の場合には、体内で徐々に溶解する担
体、例えば、ポリオキシエチレングリコール又はポリエ
チレングリコール(PEG)、例えば、PEG1000
(96%)もしくはPEG4000(4%)に、一般式
(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩
0.5〜50重量%を分散して製剤化することができ
る。
【0104】医薬として投与できる液体組成物は、一般
式(I)で表される化合物若しくはその薬学的に許容さ
れる塩の1種又は2種以上を、0.5〜50重量%、及
び任意の医薬アジュバントを、水,食塩水,デキストロ
ース水溶液,グリセロール,エタノール等の担体中に、
溶解、分散させる等の処理を行い、溶液又は懸濁液の形
態とすることによって製造することができる。
【0105】また、本発明の医薬組成物には、所望によ
り、少量の補助物質、例えば、湿潤剤,乳化剤,pH緩
衝剤,抗酸化剤等、例えば、クエン酸、ソルビタンモノ
ラウレート、トリエタノールアミンオレエート、ブチル
化ヒドロキシトルエン等を添加することもできる。
【0106】このような剤形の実際の製造方法は、通常
の方法、例えば、Remington’s Pharm
aceutical Sciences,18版,Ma
ckPublishing Company,East
on,Pennsylvania,1990等に教示さ
れる方法に従って製造することができる。
【0107】一般的に、一般式(I)で表される化合物
若しくはその薬学的に許容される塩の1種又は2種以上
は、個人及び処置される高コレステロール血症によって
特徴づけられる病的状態に依存して変動する治療有効量
で投与される。
【0108】通常、治療有効1日用量は、体重1kgあ
たり、式(I)の化合物約0.14mg〜約14.3m
g/日であり、好ましくは、体重1kgあたり約0.7
mg〜約10mg/日、より好ましくは、体重1kgあ
たり約1.4mg〜約7.2mg/日である。例えば、
体重70kgのヒトに投与する場合、一般式(I)で表
される化合物若しくはその薬学的に許容される塩の用量
範囲は、1日約10mg〜約1.0g、好ましくは、1
日約50mg〜約700mg、より好ましくは、1日約
100mg〜約500mgである。
【0109】
【実施例】次に、実施例を挙げて、本発明をさらに具体
的に説明する。
【0110】実施例1 〔(4−イミダゾール−1−イル)フェニル)〕−N−
(3−ピリジルオキシ)酢酸アミド(化合物番号2−4
7)の製造
【0111】
【化27】
【0112】3−ヒドロキシピリジン5gをDMF50
ml中に溶解し、氷冷下で2.1gの水素化ナトリウム
を少量ずつ加えた。すべて加えた後、反応液を室温に自
然に戻し、さらに30分間攪拌した。その後、再び氷冷
し、ブロモ酢酸メチル8.1gを少量ずつ加え、添加終
了後、室温で15時間攪拌した。反応液を氷冷水にあ
け、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水
で洗浄したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、
溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=2
0:3)で精製して、メチル 2−(3−ピリジルオキ
シ)アセテートを1.7g得た。
【0113】上記で得られたメチル 2−(3−ピリジ
ルオキシ)アセテート1.7gをにメタノール10ml
及び2.5mol/lの水酸化ナトリウム水溶液10m
l中に加え、60℃で2時間攪拌した。反応液を減圧濃
縮し、1.0mol/lの塩酸を加えてpHを3とし
た。析出した白色結晶を濾取し、得られた結晶を水で洗
浄し、風乾することにより、2−(3−ピリジルオキ
シ)酢酸0.6gを得た。
【0114】次に、4−(イミダゾール−1−イル)フ
ェニルアミン0.6g、1−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)−3−エチルカルボジイミド0.72g、1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール0.58g及び2−(3−
ピリジルオキシ)酢酸0.6gをDMF10ml中に加
え、さらにトリエチルアミン0.6gを加えて、室温で
15時間攪拌した。反応液を水にあけ、析出結晶を濾取
し、得られた結晶を水及び酢酸エチルで洗浄後、風乾
し、目的化合物である〔4−(イミダゾール−1−イ
ル)フェニル〕−N−(3−ピリジルオキシ)酢酸アミ
ドを0.14g得た。 mp.174℃
【0115】実施例2 〔4−(イミダゾール−1−イル)フェニル〕−N−
(2−ピリジルオキシ)酢酸アミド(化合物番号2−4
5)の製造
【0116】
【化28】
【0117】2−ヒドロキシピリジン5g及び酸化銀
(I)24gをDMF150ml中に加え、攪拌下にブ
ロモ酢酸メチル20gを加え、室温で2時間攪拌した。
反応液をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られ
た残渣に酢酸エチルを加え、有機層を水及び飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減
圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=
100:1)で精製して、メチル2−(2−ピリジルオ
キシ)アセテートを1g得た。
【0118】次いで、このものを実施例1と同様の方法
により加水分解し、2−(2−ピリジルオキシ)酢酸を
0.6g得た。さらに、得られた2−(2−ピリジルオ
キシ)酢酸を実施例1と同様にして、4−(イミダゾー
ル−1−イル)フェニルアミンと脱水縮合させることに
より、〔4−(イミダゾール−1−イル)フェニル〕−
N−(2−ピリジルオキシ)酢酸アミドを0.1g得
た。 mp.110℃
【0119】参考例1 5−(4−ニトロフェニル)ピラゾールの製造
【0120】
【化29】
【0121】4−ニトロアセトフェノン15gとN,N
−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール54gの混
合物を1時間還流した。反応液を冷却後、析出した結晶
を濾取した(得量13.5g)。得られた結晶を、ヒド
ラジン水和物4.62gのエタノール150ml溶液中
に加え、p−トルエンスルホン酸水和物0.15gを添
加して1時間還流した。反応終了後、溶媒を減圧留去
し、エーテルを加えて、結晶化させることにより、目的
物10.1gを得た。
【0122】参考例2 5−(4−アミノフェニル)ピラゾールの製造
【0123】
【化30】
【0124】エタノール100mlに、5−(4−ニト
ロフェニル)ピラゾール10.1g及び塩化第一スズ水
和物35.7gを加えた。そこへ、濃塩酸25.5ml
を滴下し、滴下終了後、さらに3時間還流した。溶媒を
減圧留去し、水及び20%水酸化ナトリウム水溶液を加
えて強アルカリ性とし、クロロホルム抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
たのち、溶媒を減圧留去して、目的物8.1gを得た。
【0125】上記実施例を含め、本発明化合物の代表例
を第1表及び第2表に示した。なお、各表において、A
及びBの具体的なヘテロ環基を記号で示した。記号の意
味は次の通りである。
【0126】
【化31】
【0127】
【化32】
【0128】
【化33】
【0129】
【化34】
【0130】
【化35】
【0131】
【化36】
【0132】
【化37】
【0133】
【化38】
【0134】
【化39】
【0135】
【化40】
【0136】
【化41】
【0137】
【化42】
【0138】
【化43】
【0139】
【表101】
【0140】
【表102】
【0141】
【表103】
【0142】
【表104】
【0143】
【表105】
【0144】
【表106】
【0145】
【表107】
【0146】
【表108】
【0147】
【表109】
【0148】
【表110】
【0149】
【表111】
【0150】
【表201】
【0151】
【表202】
【0152】
【表203】
【0153】
【表204】
【0154】
【表205】
【0155】
【表206】
【0156】
【表207】
【0157】
【表208】
【0158】
【表209】
【0159】
【表210】
【0160】次に、本発明化合物の医薬製剤としての実
施例を挙げる。
【0161】 実施例3 経口剤(有効成分10mg錠) 化合物番号1−150の化合物 10mg 乳糖 81.4 コンスターチ 20 ヒドロキシプロピルセルロース 4 カルボキシメチルセルロースカルシウム 4 ステアリン酸マグネシウム 0.6 ────────────────────────── 合計 120mg
【0162】化合物番号1−150(上記表中の番号に
対応、以下にて同じ)化合物の50g,乳糖407g及
びコンスターチ100gを、流動造粒コーティング装置
(大川原製作所(株)製)を使用して、均一に混合し
た。これに、10%ヒドロキシプロピルセルロース水溶
液200gを噴霧して造粒した。乾燥後、20メッシュ
の篩を通し、これに、カルボキシメチルセルロースカル
シウム20g,ステアリン酸マグネシウム3gを加え、
ロータリー打錠機(畑鉄工所(株)製)で7mm×8.
4Rの臼杵を使用して、一錠当たり120mgの錠剤と
した。この錠剤は、上記組成の錠剤となっている。
【0163】
【発明の効果】次に、本発明化合物が優れた薬理活性を
有することを示す。
【0164】薬理試験例1 コレステロール負荷ハムス
ターの血清脂質に及ぼす影響 1%コレステロール及び10%やし油含有粉末飼料をシ
リアンハムスター(Std:Syrian、雄、4週
齢)に3週間自由摂取させた。0.1%塩酸溶液又は1
%ポリエチレン硬化ヒマシ油(NIKKOL HCO−
60)溶液に各試験化合物を溶解あるいは懸濁し、最終
週に1日1回5日間経口投与した。また、対照群に対し
ては上記溶媒を経口投与した。
【0165】次に、最終投与2〜4時間後に、ペントバ
ルビタール麻酔下腹部大静脈より採血し、血清を分離し
た。次いで、測定キットを用いた自動生化学測定装置で
血清総コレステロール値及び血清トリグリセライド値を
測定し、各群の測定値から下式に従い、血清脂質低下率
を算出した。
【0166】
【数1】
【0167】その結果を第3表に示した。
【0168】
【表301】
【0169】
【表302】
【0170】
【表303】
【0171】薬理試験例2 反復経口投与毒性 化合物番号1−150の化合物を1%ポリエチレン硬化
ヒマシ油(NIKKOL HCO−60)溶液に懸濁
し、1群6匹のラット(雄性SD系)に、1日量100
mg/kgの割合で7日間経口投与した。その結果、死
亡及びその他の毒性症状は、何ら観察されなかった。
【0172】以上説明したように、本発明化合物は、血
中脂質低下作用、特に、血中トリグリセライド濃度及び
コレステロール濃度を同程度に低下させる作用を有し、
高脂血症,動脈硬化症,心筋梗塞,脳梗塞等の治療薬と
して有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/437 A61K 31/437 31/4439 31/4439 31/4709 31/4709 31/4725 31/4725 31/497 31/497 31/498 31/498 31/501 31/501 31/506 31/506 31/519 31/519 31/522 31/522 C07D 231/12 C07D 231/12 C 231/20 231/20 Z 401/12 401/12 403/12 403/12 405/12 405/12 409/12 409/12 417/12 417/12 471/04 104 471/04 104A 473/04 473/04 491/048 491/048 491/052 491/052 (72)発明者 伊藤 國人 神奈川県小田原市高田345 日本曹達株式 会社小田原研究所内 (72)発明者 梅田 信広 神奈川県小田原市高田345 日本曹達株式 会社小田原研究所内 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB07 CC22 CC25 CC28 CC34 CC54 CC75 CC76 CC79 CC81 CC82 CC92 CC94 CC97 DD04 DD06 DD12 DD14 DD15 DD22 DD25 EE01 4C065 AA03 CC01 DD01 EE02 HH03 JJ01 JJ03 KK02 LL01 PP03 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BC36 BC38 BC41 BC42 BC52 BC74 CB05 CB07 CB22 GA02 GA04 GA07 GA08 GA09 GA12 MA01 MA04 NA14 ZA36 ZA45 ZC33

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 【化1】 (式中、Aは、置換基を有していてもよいイミダゾリル
    基又は置換基を有していてもよいピラゾリル基を表す。
    1 は、水素原子,C1-6 アルキル基,C1-6 ハロアル
    キル基又は置換基を有していてもよいベンジル基を表
    す。R2 ,R3 は、それぞれ独立して、水素原子,ヒド
    ロキシ基,ハロゲン原子,C1-6 アルキル基,C1-6
    ルコキシ基,C1-6 ハロアルキル基又は置換基を有して
    いてもよいフェニル基を表す。mは、0又は1−4の整
    数を表す。また、mが2以上の整数を表すとき、−C
    (R2)(R3)−は、同一でも相異なっていてもよい。X
    は、C(=O)又はSO2 を表す。Yは、CH2 ,−C
    1 =Cr2 −,O,S,C(=O),SO2 ,OCH
    2又はNR4 (ここで、r1 ,r2 及びR4 は、それぞ
    れ独立して、水素原子,C1-6 アルキル基,C1-6 ハロ
    アルキル基又は置換基を有していてもよいベンジル基を
    表す。)を表す。nは、0又は1を表す。Bは、置換基
    を有していてもよいN,OもしくはS原子を1〜4個含
    む飽和又は不飽和のヘテロ環基を表す。)で表されるフ
    ェニルアゾール化合物又はその薬学的に許容される塩。
  2. 【請求項2】一般式(II) 【化2】 (式中、A及びR1 は、前記と同じ意味を表す。)で表
    される化合物と、一般式(III ) 【化3】 (式中、B,Y,R2 ,R3 ,m及びnは、前記と同じ
    意味を表す。)で表される化合物とを脱水縮合させるこ
    とを特徴とする、一般式(I) 【化4】 (式中、A,B,Y,R1 ,R2 ,R3 ,m及びnは、
    前記と同じ意味を表す。)で表される化合物の製造法。
  3. 【請求項3】前記一般式(II)で表される化合物と、一
    般式(IV) 【化5】 (式中、B’は、ヒドロキシ基及びアミノ基ではない置
    換基を有していてもよいN,OもしくはS原子を1〜4
    個含む飽和又は不飽和のヘテロ環基を表し、R2'及びR
    3'は、ヒドロキシ基ではない前記R2 及びR3 をそれぞ
    れ表し、X,Y,m及びnは、前記と同じ意味を表
    す。)で表される化合物とを反応させることを特徴とす
    る、一般式(I−1) 【化6】 で表される化合物の製造法。
  4. 【請求項4】前記一般式(I)で表される化合物又はそ
    の薬学的に許容される塩の1種もしくは2種以上を有効
    成分として含有することを特徴とする抗高脂血症薬。
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JP2019131618A (ja) * 2007-11-06 2019-08-08 バイオエレクトロン テクノロジー コーポレイション ミトコンドリア病を治療するための4−(p−キノリル)−2−ヒドロキシブタンアミド誘導体

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JP2019131618A (ja) * 2007-11-06 2019-08-08 バイオエレクトロン テクノロジー コーポレイション ミトコンドリア病を治療するための4−(p−キノリル)−2−ヒドロキシブタンアミド誘導体

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