JP2000282027A - 蓄光性蛍光体の輝度向上剤及び輝度向上方法と、高輝度蓄光性蛍光組成物及びこれを用いた高輝度蓄光性蛍光シート - Google Patents
蓄光性蛍光体の輝度向上剤及び輝度向上方法と、高輝度蓄光性蛍光組成物及びこれを用いた高輝度蓄光性蛍光シートInfo
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- JP2000282027A JP2000282027A JP9383099A JP9383099A JP2000282027A JP 2000282027 A JP2000282027 A JP 2000282027A JP 9383099 A JP9383099 A JP 9383099A JP 9383099 A JP9383099 A JP 9383099A JP 2000282027 A JP2000282027 A JP 2000282027A
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- phosphorescent phosphor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蓄光性蛍光体の輝度を向上するための好適な
剤と方法を提供するとともに、高輝度蓄光性蛍光組成物
及び高輝度蓄光性蛍光シートを提供する。 【解決手段】 蛍光波長のピークが300〜480nm
の範囲に位置する蛍光顔料からなるか又は該蛍光顔料と
ベンゾトリアゾール系化合物及び/又はベンゾフェノン
系化合物とからなることを特徴とする蓄光性蛍光体の輝
度向上剤。基材シート上に、上記高輝度蓄光性蛍光組成
物からなる層を設けたことを特徴とする高輝度光性蛍光
シート。
剤と方法を提供するとともに、高輝度蓄光性蛍光組成物
及び高輝度蓄光性蛍光シートを提供する。 【解決手段】 蛍光波長のピークが300〜480nm
の範囲に位置する蛍光顔料からなるか又は該蛍光顔料と
ベンゾトリアゾール系化合物及び/又はベンゾフェノン
系化合物とからなることを特徴とする蓄光性蛍光体の輝
度向上剤。基材シート上に、上記高輝度蓄光性蛍光組成
物からなる層を設けたことを特徴とする高輝度光性蛍光
シート。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄光性蛍光体の輝
度剤及び輝度向上方法と、高輝度蓄光性蛍光組成物及び
これを用いた高輝度蓄光性蛍光シートに関するものであ
る。
度剤及び輝度向上方法と、高輝度蓄光性蛍光組成物及び
これを用いた高輝度蓄光性蛍光シートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、暗所にて電灯などを用いず表示を
識別するために蓄光性蛍光体が使用されている。例え
ば、時計や計器などの文字盤、物や場所を表示する標識
や看板、また蛍光燈や懐中電灯など様々な分野にわたっ
ている。これらのものは、蓄光性蛍光体をインクとし、
必要な部分に塗布したり、樹脂に含有させ、シートや成
形体として使用されている。これらのものは、暗所にて
より鮮明に表示物を識別するために蓄光性蛍光体の輝度
を高くすることが望まれている。しかしながら、蓄光性
蛍光体の輝度は配合量に比例するという性質を有する
が、インクや樹脂中に含有させる場合、成膜性、成形性
の面から蓄光性蛍光体の含有量には限界があり、一定以
上の輝度を得ることはむづかしいものであった。さら
に、蓄光性蛍光体は非常に高価であるため、多量に配合
した物を作製する場合、歩留りの低下や、生産コストの
増大をまねく原因ともなってしまう。
識別するために蓄光性蛍光体が使用されている。例え
ば、時計や計器などの文字盤、物や場所を表示する標識
や看板、また蛍光燈や懐中電灯など様々な分野にわたっ
ている。これらのものは、蓄光性蛍光体をインクとし、
必要な部分に塗布したり、樹脂に含有させ、シートや成
形体として使用されている。これらのものは、暗所にて
より鮮明に表示物を識別するために蓄光性蛍光体の輝度
を高くすることが望まれている。しかしながら、蓄光性
蛍光体の輝度は配合量に比例するという性質を有する
が、インクや樹脂中に含有させる場合、成膜性、成形性
の面から蓄光性蛍光体の含有量には限界があり、一定以
上の輝度を得ることはむづかしいものであった。さら
に、蓄光性蛍光体は非常に高価であるため、多量に配合
した物を作製する場合、歩留りの低下や、生産コストの
増大をまねく原因ともなってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、蓄光性蛍光
体の輝度を向上するための好適な剤と方法を提供すると
ともに、高輝度蓄光性蛍光組成物及び高輝度蓄光性蛍光
シートを提供することをその課題とする。
体の輝度を向上するための好適な剤と方法を提供すると
ともに、高輝度蓄光性蛍光組成物及び高輝度蓄光性蛍光
シートを提供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、蓄光性蛍光体
に特定の蛍光顔料及び所望により特定の化合物を配合す
ることにより、蓄光性蛍光体の輝度が向上することを見
出し、この知見に基づき本発明を完成するに至った。す
なわち、本発明によれば、蛍光波長のピークが300〜
480nmの範囲に位置する蛍光顔料からなるか又は該
蛍光顔料とベンゾトリアゾール系化合物及び/又はベン
ゾフェノン系化合物とからなることを特徴とする蓄光性
蛍光体の輝度向上剤が提供される。また、本発明によれ
ば、蓄光性蛍光体に前記輝度向上剤を添加することを特
徴とする蓄光性蛍光体の輝度向上方法が提供される。さ
らに、本発明によれば、(A)蓄光性蛍光体、(B)蛍
光波長のピークが300〜480nmの範囲に位置する
蛍光顔料、(C)透明樹脂及び必要に応じての(D)ベ
ンゾトリアゾール系化合物及び/又はベンゾフェノン系
化合物からなる高輝度蓄光性蛍光組成物であって、該
(B)成分の割合が(A)成分100重量部当り、5〜
40重量部の範囲にあり、(D)成分の割合が、(A)
成分100重量部に対し、0.5〜20重量部の範囲で
あることを特徴とする高輝度蓄光性蛍光組成物が提供さ
れる。さらにまた、本発明によれば、基材シート上に、
前記高輝度蓄光性蛍光組成物からなる層を設けたことを
特徴とする高輝度蓄光性蛍光シートが提供される。
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、蓄光性蛍光体
に特定の蛍光顔料及び所望により特定の化合物を配合す
ることにより、蓄光性蛍光体の輝度が向上することを見
出し、この知見に基づき本発明を完成するに至った。す
なわち、本発明によれば、蛍光波長のピークが300〜
480nmの範囲に位置する蛍光顔料からなるか又は該
蛍光顔料とベンゾトリアゾール系化合物及び/又はベン
ゾフェノン系化合物とからなることを特徴とする蓄光性
蛍光体の輝度向上剤が提供される。また、本発明によれ
ば、蓄光性蛍光体に前記輝度向上剤を添加することを特
徴とする蓄光性蛍光体の輝度向上方法が提供される。さ
らに、本発明によれば、(A)蓄光性蛍光体、(B)蛍
光波長のピークが300〜480nmの範囲に位置する
蛍光顔料、(C)透明樹脂及び必要に応じての(D)ベ
ンゾトリアゾール系化合物及び/又はベンゾフェノン系
化合物からなる高輝度蓄光性蛍光組成物であって、該
(B)成分の割合が(A)成分100重量部当り、5〜
40重量部の範囲にあり、(D)成分の割合が、(A)
成分100重量部に対し、0.5〜20重量部の範囲で
あることを特徴とする高輝度蓄光性蛍光組成物が提供さ
れる。さらにまた、本発明によれば、基材シート上に、
前記高輝度蓄光性蛍光組成物からなる層を設けたことを
特徴とする高輝度蓄光性蛍光シートが提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、蓄光性蛍光体(以下、
単に蛍光体とも言う)に対する輝度向上剤として、蛍光
波長のピークが300〜480nmの範囲にある蛍光顔
料を用いることを特徴とする。蛍光波長のピークが30
0〜480nmの範囲ある蛍光顔料とは、蛍光顔料が紫
外線を受けて発する蛍光スペクトルのピークがこの範囲
内にあるものを意味する。この場合、300〜480n
mの蛍光波長のうち、少なくとも一部の波長の反射率が
100%を超えるものであることが好ましい。さらに、
蛍光顔料としては、蛍光ピーク波長の−10nm〜+1
0nmの光の反射率も100%を超えるものが好まし
い。このような蛍光顔料は、従来公知のものであり、例
えば、シンロイヒ社製「FZ−1009」という製品名
で入手することができる。これらの蛍光顔料は、太陽光
や蛍光灯等の光エネルギーにより、特定波長で発光する
という特性を有する。前記蛍光顔料は、通常粒子状で用
いられ、その平均粒径は0.1〜100μm、好ましく
は1〜20μmである。
単に蛍光体とも言う)に対する輝度向上剤として、蛍光
波長のピークが300〜480nmの範囲にある蛍光顔
料を用いることを特徴とする。蛍光波長のピークが30
0〜480nmの範囲ある蛍光顔料とは、蛍光顔料が紫
外線を受けて発する蛍光スペクトルのピークがこの範囲
内にあるものを意味する。この場合、300〜480n
mの蛍光波長のうち、少なくとも一部の波長の反射率が
100%を超えるものであることが好ましい。さらに、
蛍光顔料としては、蛍光ピーク波長の−10nm〜+1
0nmの光の反射率も100%を超えるものが好まし
い。このような蛍光顔料は、従来公知のものであり、例
えば、シンロイヒ社製「FZ−1009」という製品名
で入手することができる。これらの蛍光顔料は、太陽光
や蛍光灯等の光エネルギーにより、特定波長で発光する
という特性を有する。前記蛍光顔料は、通常粒子状で用
いられ、その平均粒径は0.1〜100μm、好ましく
は1〜20μmである。
【0006】本発明の輝度向上剤としては、前記蛍光顔
料と、ベンゾトリアゾール系化合物及び/又はベンゾフ
ェノン系化合物とからなるものの使用が好ましい。この
ベンゾトリアゾール系化合物やベンゾフェノン系化合物
は、光エネルギー、特に紫外線領域の光エネルギーを吸
収し、熱エネルギーに変換する作用を有するものであ
り、光エネルギーから得られる熱エネルギーにより蓄光
剤の励起力、すなわち、輝度を向上させるものと考えら
れる。このような特性を有するものとしては、例えば、
2−(2’−H−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)
−ベンゾトリアゾール、2−[2’− ヒドロキシ−
3’−(3’’,4’’,5’’,6’’−テトラヒド
ロフタイミドメチル)−5’−メチルフェニル]−ベン
ゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−
ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾト
リアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ
−t−ブチルフェニル)−ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)−
ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,
5’−ジ−t−アニルフェニル)−ベンゾトリアゾー
ル、2−[2’−ヒドロキシ−3’,5’−ビス−
(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベン
ゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’
−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾールなどのベンゾトリアゾール系化合物や、2−ヒド
ロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン、2−
ヒドロキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系化合
物が挙げられる。さらに、前記化合物を側鎖に含むアク
リル系ポリマーなども用いることができる。また、これ
らの物は、単独で用いてもよいし、2種以上を組合せて
用いてもよい。さらに、これらの化合物は、粉末、液
状、顆粒のどの形態のものも使用できるが、塗工液を用
いて塗膜を形成する場合には、粉末状のものの使用が、
塗工液物性(分散性及び溶解性)や塗膜の性状(表面の
ベタツキ性、塗膜の平滑性)の面で好ましい。
料と、ベンゾトリアゾール系化合物及び/又はベンゾフ
ェノン系化合物とからなるものの使用が好ましい。この
ベンゾトリアゾール系化合物やベンゾフェノン系化合物
は、光エネルギー、特に紫外線領域の光エネルギーを吸
収し、熱エネルギーに変換する作用を有するものであ
り、光エネルギーから得られる熱エネルギーにより蓄光
剤の励起力、すなわち、輝度を向上させるものと考えら
れる。このような特性を有するものとしては、例えば、
2−(2’−H−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)
−ベンゾトリアゾール、2−[2’− ヒドロキシ−
3’−(3’’,4’’,5’’,6’’−テトラヒド
ロフタイミドメチル)−5’−メチルフェニル]−ベン
ゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−
ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾト
リアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ
−t−ブチルフェニル)−ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)−
ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,
5’−ジ−t−アニルフェニル)−ベンゾトリアゾー
ル、2−[2’−ヒドロキシ−3’,5’−ビス−
(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベン
ゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’
−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾールなどのベンゾトリアゾール系化合物や、2−ヒド
ロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン、2−
ヒドロキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系化合
物が挙げられる。さらに、前記化合物を側鎖に含むアク
リル系ポリマーなども用いることができる。また、これ
らの物は、単独で用いてもよいし、2種以上を組合せて
用いてもよい。さらに、これらの化合物は、粉末、液
状、顆粒のどの形態のものも使用できるが、塗工液を用
いて塗膜を形成する場合には、粉末状のものの使用が、
塗工液物性(分散性及び溶解性)や塗膜の性状(表面の
ベタツキ性、塗膜の平滑性)の面で好ましい。
【0007】本発明で用いる輝度向上剤の使用割合は、
前記蛍光顔料を単独で用いる場合、蓄光性蛍光体100
重量部に対し、5〜40重量、好ましくは5〜25重量
部の範囲である。この範囲より蛍光顔料の配合割が少な
いと輝度向上効果が低く、この範囲より多いと配合量に
見合う輝度向上効果を得ることができないばかりか、輝
度を低下させてしまう原因となる。
前記蛍光顔料を単独で用いる場合、蓄光性蛍光体100
重量部に対し、5〜40重量、好ましくは5〜25重量
部の範囲である。この範囲より蛍光顔料の配合割が少な
いと輝度向上効果が低く、この範囲より多いと配合量に
見合う輝度向上効果を得ることができないばかりか、輝
度を低下させてしまう原因となる。
【0008】また、本発明の輝度向上剤として、前記蛍
光顔料と、ベンゾトリアゾール系化合物及び/又はベン
ゾフェノン系化合物との混合物を用いる場合、ベンゾト
リアゾール系化合物及び/又はベンゾフェノン系化合物
の配合割合は、蓄光性蛍光体100重量部に対し、0.
5〜20重量の割合であることが好ましい。この範囲よ
り前記化合物の配合割合が少ないと、蓄光性蛍光体の輝
度を向上することができないし、この範囲より多くて
も、前記化合物を添加しただけの輝度向上効果が見られ
ず、かえって輝度が低下する原因になったり、塗膜の黄
変度が上がり、外観を悪化させるものとなる。輝度向上
性、塗膜の外観の面から蓄光性蛍光顔料100重量部に
対し、前記化合物を1〜10重量部の範囲で配合するこ
とが好ましい。
光顔料と、ベンゾトリアゾール系化合物及び/又はベン
ゾフェノン系化合物との混合物を用いる場合、ベンゾト
リアゾール系化合物及び/又はベンゾフェノン系化合物
の配合割合は、蓄光性蛍光体100重量部に対し、0.
5〜20重量の割合であることが好ましい。この範囲よ
り前記化合物の配合割合が少ないと、蓄光性蛍光体の輝
度を向上することができないし、この範囲より多くて
も、前記化合物を添加しただけの輝度向上効果が見られ
ず、かえって輝度が低下する原因になったり、塗膜の黄
変度が上がり、外観を悪化させるものとなる。輝度向上
性、塗膜の外観の面から蓄光性蛍光顔料100重量部に
対し、前記化合物を1〜10重量部の範囲で配合するこ
とが好ましい。
【0009】本発明で用いる蓄光性蛍光体としては、従
来公知の蓄光顔料、例えば、バリウム、ストロンチウ
ム、カドミウム、カルシウム、亜鉛などの金属硫化物や
蛍光染料を縮合性合成樹脂の初期縮合物と共に溶解し、
縮合を進めて樹脂中に色素を固定させるなどして得られ
る顔料、下記一般式(1) MAl2O4 (1) (式中、Mはカルシウム、ストロンチウム及びバリウム
からなる群より選択された少なくとも1つの原子であ
る)で表される酸化物系化合物を母結晶にした化合物、
又はこの酸化物系化合物にマグネシウムを添加した化合
物を母結晶にしたマグネシウム添加酸化物系化合物、或
いはこれらの酸化物系化合物若しくはマグネシウム添加
酸化物系化合物に対し、賦活剤として、ユーロピウム、
ジスプロニウム、ネオジウムを添加した賦活蛍光体化合
物などが挙げられる。具体的には根本特殊化学株式会社
製N夜光G−300M等を挙げることができる。
来公知の蓄光顔料、例えば、バリウム、ストロンチウ
ム、カドミウム、カルシウム、亜鉛などの金属硫化物や
蛍光染料を縮合性合成樹脂の初期縮合物と共に溶解し、
縮合を進めて樹脂中に色素を固定させるなどして得られ
る顔料、下記一般式(1) MAl2O4 (1) (式中、Mはカルシウム、ストロンチウム及びバリウム
からなる群より選択された少なくとも1つの原子であ
る)で表される酸化物系化合物を母結晶にした化合物、
又はこの酸化物系化合物にマグネシウムを添加した化合
物を母結晶にしたマグネシウム添加酸化物系化合物、或
いはこれらの酸化物系化合物若しくはマグネシウム添加
酸化物系化合物に対し、賦活剤として、ユーロピウム、
ジスプロニウム、ネオジウムを添加した賦活蛍光体化合
物などが挙げられる。具体的には根本特殊化学株式会社
製N夜光G−300M等を挙げることができる。
【0010】また、より鮮明な画像を得るためには前記
蓄光性蛍光体として、通常の可視光下では白色に見える
もの(白色蓄光剤)を使用することが好ましい。このよ
うなものとしては、SrAl2O4:Eu,Dyからなる
蓄光性蛍光体に、Eu2O3を添加したもの(特開平9−
13028号公報)や、蓄光顔料の表面に炭酸カルシウ
ムやシリカなどを付着させたものなどが挙げられ、根本
特殊化学(株)の「WA−300」という製品名で入手
可能である。これらの化合物は、太陽光や電灯光等の光
エネルギーを蓄積し、その蓄積エネルギーを暗所等で発
光するという特性を有する。前記蓄光性蛍光体は、通常
粒子状で用いられ、その平均粒径は0.1〜100μ
m、好ましくは1〜50μmである。
蓄光性蛍光体として、通常の可視光下では白色に見える
もの(白色蓄光剤)を使用することが好ましい。このよ
うなものとしては、SrAl2O4:Eu,Dyからなる
蓄光性蛍光体に、Eu2O3を添加したもの(特開平9−
13028号公報)や、蓄光顔料の表面に炭酸カルシウ
ムやシリカなどを付着させたものなどが挙げられ、根本
特殊化学(株)の「WA−300」という製品名で入手
可能である。これらの化合物は、太陽光や電灯光等の光
エネルギーを蓄積し、その蓄積エネルギーを暗所等で発
光するという特性を有する。前記蓄光性蛍光体は、通常
粒子状で用いられ、その平均粒径は0.1〜100μ
m、好ましくは1〜50μmである。
【0011】本発明により蛍光体の輝度を向上させるに
は、前記輝度向上剤を蛍光体に添加すればよい。輝度向
上剤を添加した蛍光体は、蛍光体と輝度向上剤との混合
物であることができるが、この場合の混合物において
は、輝度向上剤はその蛍光体に直接接触していることが
好ましいが、必ずしも直接接触する必要はなく、第3成
分を介して間接接触していてもよい。この場合の第3成
分は、樹脂等の有機物や、シリカ等の無機物であること
ができる。
は、前記輝度向上剤を蛍光体に添加すればよい。輝度向
上剤を添加した蛍光体は、蛍光体と輝度向上剤との混合
物であることができるが、この場合の混合物において
は、輝度向上剤はその蛍光体に直接接触していることが
好ましいが、必ずしも直接接触する必要はなく、第3成
分を介して間接接触していてもよい。この場合の第3成
分は、樹脂等の有機物や、シリカ等の無機物であること
ができる。
【0012】本発明の高輝度蓄光性蛍光組成物は、
(A)蓄光性蛍光体、(B)輝度向上剤及び(C)透明
樹脂からなり、その輝度向上剤の配合割合が、蓄光性蛍
光体(A)100重量部に対し、5〜40重量部、好ま
しくは5〜20重量部の割合である組成物である。ま
た、輝度向上剤として、(D)ベンゾトリアゾール系化
合物及び/又はベンゾフェノン系化合物を前記蛍光顔料
と共に用いる場合は、(A)成分100重量部に対し、
ベンゾトリアゾール系化合物及び/又はベンゾフェノン
系化合物の配合割合は0.5〜20重量部、好ましくは
1〜10重量部の割合で配合した組成物である。前記蓄
光性蛍光体及び輝度向上剤については、前記した各種の
ものが挙げられる。
(A)蓄光性蛍光体、(B)輝度向上剤及び(C)透明
樹脂からなり、その輝度向上剤の配合割合が、蓄光性蛍
光体(A)100重量部に対し、5〜40重量部、好ま
しくは5〜20重量部の割合である組成物である。ま
た、輝度向上剤として、(D)ベンゾトリアゾール系化
合物及び/又はベンゾフェノン系化合物を前記蛍光顔料
と共に用いる場合は、(A)成分100重量部に対し、
ベンゾトリアゾール系化合物及び/又はベンゾフェノン
系化合物の配合割合は0.5〜20重量部、好ましくは
1〜10重量部の割合で配合した組成物である。前記蓄
光性蛍光体及び輝度向上剤については、前記した各種の
ものが挙げられる。
【0013】本発明の組成物では、透明樹脂の使用が必
要とされるが、この場合の樹脂には、熱可塑性樹脂、硬
化性樹脂、ゴム等が包含される。本発明においては、特
に、硬化性樹脂の使用が好ましい。硬化性樹脂として
は、熱硬化性や光硬化性を有する従来公知の各種のもの
を用いることができる。熱硬化性樹脂には、ウレタン
系、エポキシ系、ポリエステル(アルキッド系)、シリ
コン系、熱硬化型アクリル系等の各種のものが包含され
る。また、光硬化性樹脂としては、アクリル系樹脂等の
従来公知のものを挙げることができる。樹脂バインダー
として、このような硬化性樹脂を用いることにより、耐
熱性及び耐久性の優れた高輝度蓄光性蛍光組成物を得る
ことができる。前記熱硬化性樹脂は、熱硬化性樹脂成分
からなる主剤と、その硬化剤とからなる2液性組成物と
して用いるのが好ましい。
要とされるが、この場合の樹脂には、熱可塑性樹脂、硬
化性樹脂、ゴム等が包含される。本発明においては、特
に、硬化性樹脂の使用が好ましい。硬化性樹脂として
は、熱硬化性や光硬化性を有する従来公知の各種のもの
を用いることができる。熱硬化性樹脂には、ウレタン
系、エポキシ系、ポリエステル(アルキッド系)、シリ
コン系、熱硬化型アクリル系等の各種のものが包含され
る。また、光硬化性樹脂としては、アクリル系樹脂等の
従来公知のものを挙げることができる。樹脂バインダー
として、このような硬化性樹脂を用いることにより、耐
熱性及び耐久性の優れた高輝度蓄光性蛍光組成物を得る
ことができる。前記熱硬化性樹脂は、熱硬化性樹脂成分
からなる主剤と、その硬化剤とからなる2液性組成物と
して用いるのが好ましい。
【0014】本発明においては、樹脂バインダーとして
は、特に、芳香族成分を含まない脂肪族系(非芳香族
系)の熱硬化性樹脂の使用が好ましい。その中でも、特
に、脂肪族ウレタン系樹脂や熱硬化性アクリル系樹脂
が、耐候性、耐熱性、基材フィルムとの接着性に優れる
ので好ましい。この場合の脂肪族ウレタン系樹脂として
は、脂肪族アクリルポリオールからなる主剤と無黄変脂
肪族イソシアネート(硬化剤)からなる助剤とを組合わ
せた2液性組成物の使用が好ましい。脂肪族アクリルポ
リオールは、アクリル系重合体又は共重合体に水酸基を
導入したポリマーである。その水酸基の導入は、β−ヒ
ドロキシエチルメタクリレートなどの水酸基を含有する
アクリル系エステルモノマーを、アクリル酸やメタクリ
ル酸メチルなどの非芳香族系アクリル系モノマーと共重
合させることにより達成することができる。また、無黄
変の脂肪族イソシアネートは、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、メタキシレン
ジイソシアネート等の水添加物、ノルボネンジイソシア
ネートなどの非芳香族系ジイソシアネートに、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン、グリコールなどのポリオ
ールを反応させてアダクトを作り、過剰のイソシアネー
ト除去させたものである。前記脂肪族系のアクリルポリ
オールと無黄変イソシアネートとからなる組成物を樹脂
バインダーとして用いるときには、それを硬化樹脂フィ
ルムとするときに、得られるフィルムのガラス転移点及
び伸長率の調節が容易である上、耐久性、耐熱性及び機
械的強度の良好な高輝度蓄光性蛍光組成物を得ることが
できる。
は、特に、芳香族成分を含まない脂肪族系(非芳香族
系)の熱硬化性樹脂の使用が好ましい。その中でも、特
に、脂肪族ウレタン系樹脂や熱硬化性アクリル系樹脂
が、耐候性、耐熱性、基材フィルムとの接着性に優れる
ので好ましい。この場合の脂肪族ウレタン系樹脂として
は、脂肪族アクリルポリオールからなる主剤と無黄変脂
肪族イソシアネート(硬化剤)からなる助剤とを組合わ
せた2液性組成物の使用が好ましい。脂肪族アクリルポ
リオールは、アクリル系重合体又は共重合体に水酸基を
導入したポリマーである。その水酸基の導入は、β−ヒ
ドロキシエチルメタクリレートなどの水酸基を含有する
アクリル系エステルモノマーを、アクリル酸やメタクリ
ル酸メチルなどの非芳香族系アクリル系モノマーと共重
合させることにより達成することができる。また、無黄
変の脂肪族イソシアネートは、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、メタキシレン
ジイソシアネート等の水添加物、ノルボネンジイソシア
ネートなどの非芳香族系ジイソシアネートに、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン、グリコールなどのポリオ
ールを反応させてアダクトを作り、過剰のイソシアネー
ト除去させたものである。前記脂肪族系のアクリルポリ
オールと無黄変イソシアネートとからなる組成物を樹脂
バインダーとして用いるときには、それを硬化樹脂フィ
ルムとするときに、得られるフィルムのガラス転移点及
び伸長率の調節が容易である上、耐久性、耐熱性及び機
械的強度の良好な高輝度蓄光性蛍光組成物を得ることが
できる。
【0015】本発明の高輝度蓄光性蛍光組成物は、成形
材料として用いることができ、各種形状の成形体を製造
することができる。成形方法としては、押出し成形、注
型成形法、射出成形法、カレンダー成形法、流延成形法
等の各種成形方法が用いられる。成形体中の透明樹脂の
配合割合は、蓄光性蛍光体と輝度向上剤の合計量に対
し、通常、5〜90重量%、好ましくは20〜80重量
%の割合である。
材料として用いることができ、各種形状の成形体を製造
することができる。成形方法としては、押出し成形、注
型成形法、射出成形法、カレンダー成形法、流延成形法
等の各種成形方法が用いられる。成形体中の透明樹脂の
配合割合は、蓄光性蛍光体と輝度向上剤の合計量に対
し、通常、5〜90重量%、好ましくは20〜80重量
%の割合である。
【0016】さらに、本発明の組成物は基材シートなど
にコーティング装置により塗布し、高輝度蓄光性蛍光層
を形成することもできる。この場合、透明樹脂の配合割
合は、前記蛍光性蓄光顔料と蛍光顔料及び所望により用
いられるベンゾトリアゾール系化合物及び/またはベン
ゾフェノン系化合物との合計料100重量部に対し、2
0〜500重量部の範囲である。透明樹脂が20重量部
未満の場合は蓄光層の強度が得られない。蓄光組成物か
らなる層の塗膜強度及び蓄光性能、特に暗視性の点か
ら、透明樹脂の配合割合は、20〜250重量部の範囲
がより好ましい。本発明の組成物を利用し、基材シート
上に高輝度蓄光性蛍光層を形成させる場合は、製造の際
にシートをロール状に巻取ることを考慮すると、蛍光層
のガラス転移温度(以下Tgとも記す)は10〜60℃
であるのが好ましい。Tgが10℃未満であると巻取り
の際や保存時にブロッキングが避けられず、また60℃
以上であると巻取り時に塗膜にクラックが発生する。ま
た、前記シート上の蛍光層の厚みは20〜200μmの
範囲、好ましくは30〜150μmの範囲である。蛍光
層の厚みが20μm未満であると十分な暗視性が得られ
ず、また200μmを越えるとコストの面や作業性の面
から好ましくない。
にコーティング装置により塗布し、高輝度蓄光性蛍光層
を形成することもできる。この場合、透明樹脂の配合割
合は、前記蛍光性蓄光顔料と蛍光顔料及び所望により用
いられるベンゾトリアゾール系化合物及び/またはベン
ゾフェノン系化合物との合計料100重量部に対し、2
0〜500重量部の範囲である。透明樹脂が20重量部
未満の場合は蓄光層の強度が得られない。蓄光組成物か
らなる層の塗膜強度及び蓄光性能、特に暗視性の点か
ら、透明樹脂の配合割合は、20〜250重量部の範囲
がより好ましい。本発明の組成物を利用し、基材シート
上に高輝度蓄光性蛍光層を形成させる場合は、製造の際
にシートをロール状に巻取ることを考慮すると、蛍光層
のガラス転移温度(以下Tgとも記す)は10〜60℃
であるのが好ましい。Tgが10℃未満であると巻取り
の際や保存時にブロッキングが避けられず、また60℃
以上であると巻取り時に塗膜にクラックが発生する。ま
た、前記シート上の蛍光層の厚みは20〜200μmの
範囲、好ましくは30〜150μmの範囲である。蛍光
層の厚みが20μm未満であると十分な暗視性が得られ
ず、また200μmを越えるとコストの面や作業性の面
から好ましくない。
【0017】本発明の高輝度蓄光性蛍光組成物は、その
製膜の際に、樹脂バインダーが液状樹脂である場合に
は、必ずしも溶剤の使用は必要とされず、その液状樹脂
に蓄光性蛍光体を配合することによって塗工液を調製
し、この塗工液を常法に従って塗布乾燥することにより
高輝度蓄光性蛍光層が形成される。この際、該塗工液に
は従来使用されている各種添加剤、例えば界面活性剤、
消泡剤、安定剤などを添加することができる。
製膜の際に、樹脂バインダーが液状樹脂である場合に
は、必ずしも溶剤の使用は必要とされず、その液状樹脂
に蓄光性蛍光体を配合することによって塗工液を調製
し、この塗工液を常法に従って塗布乾燥することにより
高輝度蓄光性蛍光層が形成される。この際、該塗工液に
は従来使用されている各種添加剤、例えば界面活性剤、
消泡剤、安定剤などを添加することができる。
【0018】本発明の高輝度蓄光性蛍光組成物からなる
層を基材シート上に設けることにより高輝度蓄光性蛍光
シートを得ることができる。この時用いられる基材シー
トとしては、プラスチックフィルム、紙、プラスチック
フィルムと紙との積層物、合成紙などが挙げられる。こ
の場合、光を遮断する基材シートを用いることが輝度の
点で有利である。光を遮断する基材シートとしては、酸
化チタン、炭酸カルシウム、合成シリカ等の白色顔料を
添加した熱可塑性樹脂等のプラスチックシートがある。
熱可塑性樹脂としては、ポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエーテルサルホン樹
脂、ポリオレフィン樹脂等の公知のものを挙げることが
できる。中でも2軸延伸ポリエチレンテレフタレートシ
ートが、寸法安定性、平面性、耐熱性の点から好適であ
る。また、プラスチックシートと紙を積層したものも使
用可能である。また、光を遮断する基材シートとして
は、全光線透過率が30%以下のものでかつ白色である
ものを用いるとよい。また、基材シートとしては、透明
性を有するものも使用することができるが、この場合に
は、前記の光遮断性を有する基材シートに比べ輝度が低
下する傾向がある。このものの輝度低下を防止するため
に、蓄光層上あるいは、蓄光性蛍光層とは反対側の基材
面に白色層を設けるとよい。基材シートの厚さは、通常
25〜250μmであり、作業性、加工性の観点から好
ましくは38〜100μmの範囲である。
層を基材シート上に設けることにより高輝度蓄光性蛍光
シートを得ることができる。この時用いられる基材シー
トとしては、プラスチックフィルム、紙、プラスチック
フィルムと紙との積層物、合成紙などが挙げられる。こ
の場合、光を遮断する基材シートを用いることが輝度の
点で有利である。光を遮断する基材シートとしては、酸
化チタン、炭酸カルシウム、合成シリカ等の白色顔料を
添加した熱可塑性樹脂等のプラスチックシートがある。
熱可塑性樹脂としては、ポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエーテルサルホン樹
脂、ポリオレフィン樹脂等の公知のものを挙げることが
できる。中でも2軸延伸ポリエチレンテレフタレートシ
ートが、寸法安定性、平面性、耐熱性の点から好適であ
る。また、プラスチックシートと紙を積層したものも使
用可能である。また、光を遮断する基材シートとして
は、全光線透過率が30%以下のものでかつ白色である
ものを用いるとよい。また、基材シートとしては、透明
性を有するものも使用することができるが、この場合に
は、前記の光遮断性を有する基材シートに比べ輝度が低
下する傾向がある。このものの輝度低下を防止するため
に、蓄光層上あるいは、蓄光性蛍光層とは反対側の基材
面に白色層を設けるとよい。基材シートの厚さは、通常
25〜250μmであり、作業性、加工性の観点から好
ましくは38〜100μmの範囲である。
【0019】本発明の高輝度蓄光性蛍光シートにおいて
は、前記基材シートと高輝度蓄光性蛍光層との密着性を
向上させるために、必要に応じて、基材シートと蛍光層
との間にプライマー層を設けてもよい。このプライマー
層としては、通常飽和ポリエステル樹脂やウレタン樹脂
などが利用されるが、特に、基材シートと蛍光層との良
好な密着性のためウレタン樹脂が好ましい。このプライ
マー層の塗布量は、通常0.5〜20g/m2の範囲で
あるが、好ましくは0.5〜10g/m2である。塗布
量が0.5g/m2より少ない場合は均一な密着性が得
られず、塗布量が20g/m2より大きいと、コスト
上、作業性の観点から好ましくない。
は、前記基材シートと高輝度蓄光性蛍光層との密着性を
向上させるために、必要に応じて、基材シートと蛍光層
との間にプライマー層を設けてもよい。このプライマー
層としては、通常飽和ポリエステル樹脂やウレタン樹脂
などが利用されるが、特に、基材シートと蛍光層との良
好な密着性のためウレタン樹脂が好ましい。このプライ
マー層の塗布量は、通常0.5〜20g/m2の範囲で
あるが、好ましくは0.5〜10g/m2である。塗布
量が0.5g/m2より少ない場合は均一な密着性が得
られず、塗布量が20g/m2より大きいと、コスト
上、作業性の観点から好ましくない。
【0020】また、基材シートと蛍光層との密着力を向
上させるために、基材シート面には、例えばクロム酸処
理等のケミカルエッチング処理、コロナ処理やプラズマ
処理等のイオン化放射線処理、オゾン暴露、火災暴露や
高圧電撃暴露等により表面を酸化させる化学的又は物理
的処理などの表面処理を施してもよい。
上させるために、基材シート面には、例えばクロム酸処
理等のケミカルエッチング処理、コロナ処理やプラズマ
処理等のイオン化放射線処理、オゾン暴露、火災暴露や
高圧電撃暴露等により表面を酸化させる化学的又は物理
的処理などの表面処理を施してもよい。
【0021】また、本発明における高輝度蓄光性蛍光シ
ートは、高輝度蓄光性蛍光層上もしくは前記蛍光層とは
反対側の面に粘着層を設けてもよい。この場合、特に透
明性を有する基材シートを用いる場合には、白色粘着剤
層とすることにより透明性を有する基材シートよりも輝
度を向上することができる。
ートは、高輝度蓄光性蛍光層上もしくは前記蛍光層とは
反対側の面に粘着層を設けてもよい。この場合、特に透
明性を有する基材シートを用いる場合には、白色粘着剤
層とすることにより透明性を有する基材シートよりも輝
度を向上することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明では蓄光性蛍光体と共に特定波長
に蛍光ピークを有する蛍光顔料及び所望によりベンゾト
リアゾール系化合物用及び/又はベンゾフェノン系化合
物を用いることにより、蓄光性蛍光体のもつ輝度よりも
高い輝度を得ることができるので、同じ輝度を得る場
合、蓄光性蛍光体の使用量を少なくすることができるた
め、生産コストを低減することができるという効果を奏
する。さらに、通常の蓄光性蛍光体よりも輝度が低い白
色蓄光剤を用いた場合でも、白色処理されていない蓄光
性蛍光体と同様な輝度を得ることができる。
に蛍光ピークを有する蛍光顔料及び所望によりベンゾト
リアゾール系化合物用及び/又はベンゾフェノン系化合
物を用いることにより、蓄光性蛍光体のもつ輝度よりも
高い輝度を得ることができるので、同じ輝度を得る場
合、蓄光性蛍光体の使用量を少なくすることができるた
め、生産コストを低減することができるという効果を奏
する。さらに、通常の蓄光性蛍光体よりも輝度が低い白
色蓄光剤を用いた場合でも、白色処理されていない蓄光
性蛍光体と同様な輝度を得ることができる。
【0023】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
するが、本発明は、これらの例によってなんら限定され
るものではない。なお、各例中の物性は以下の方法によ
って測定したものである。 (1)輝度(1分値;mcd/m2) 23℃、湿度65%の暗室内で、標準光D65光源を1
000ルクスで10分間照射し、消灯後直ちに輝度計ト
プコンBM−8で測定した。 (2)輝度C(mcd/g) 輝度:B(mcd/m2)、塗膜重量:W(g/m2、電
子天秤により計測)、r:乾燥塗膜中の蓄光剤の割合
(wt%)において、次式を用いて計算した。 C=100B/rW (3)輝度up率(%) ベースの輝度(mcd/g)をC0、サンプルの輝度
(mcd/g)をC1とし、次式により計算した。 輝度アップ率(%)=C1/C0×100−100
するが、本発明は、これらの例によってなんら限定され
るものではない。なお、各例中の物性は以下の方法によ
って測定したものである。 (1)輝度(1分値;mcd/m2) 23℃、湿度65%の暗室内で、標準光D65光源を1
000ルクスで10分間照射し、消灯後直ちに輝度計ト
プコンBM−8で測定した。 (2)輝度C(mcd/g) 輝度:B(mcd/m2)、塗膜重量:W(g/m2、電
子天秤により計測)、r:乾燥塗膜中の蓄光剤の割合
(wt%)において、次式を用いて計算した。 C=100B/rW (3)輝度up率(%) ベースの輝度(mcd/g)をC0、サンプルの輝度
(mcd/g)をC1とし、次式により計算した。 輝度アップ率(%)=C1/C0×100−100
【0024】実施例1 アクリルポリオール(水酸基価17.5)33.35重
量部、蓄光顔料(G−300M、根本特殊化学社性)5
9.03重量部、蛍光顔料(シンロイヒ社製、FZ−1
009)5.0重量部、添加剤1.68重量部、硬化剤
(NCO% 12.6)2.24重量部、シリカ(重量
平均粒径0.012μm、日本アエロジル社製、アエロ
ジルR−974)0.59重量部、溶剤(メチルセロソ
ルブアセテート)3.11重量部を混合して、蓄光層形
成塗工液を調製した。厚さ50μmの白色ポリエチレン
テレフタレートシートの片面にウレタン樹脂からなる厚
さ1μmの易接着層を設けた後、前記塗工液をアプリケ
ーターにて易接着層上に塗布、乾燥し、厚さ50μm、
Tg35℃の蓄光性蛍光層を形成し本発明による高輝度
蓄光性蛍光シートを作成した。
量部、蓄光顔料(G−300M、根本特殊化学社性)5
9.03重量部、蛍光顔料(シンロイヒ社製、FZ−1
009)5.0重量部、添加剤1.68重量部、硬化剤
(NCO% 12.6)2.24重量部、シリカ(重量
平均粒径0.012μm、日本アエロジル社製、アエロ
ジルR−974)0.59重量部、溶剤(メチルセロソ
ルブアセテート)3.11重量部を混合して、蓄光層形
成塗工液を調製した。厚さ50μmの白色ポリエチレン
テレフタレートシートの片面にウレタン樹脂からなる厚
さ1μmの易接着層を設けた後、前記塗工液をアプリケ
ーターにて易接着層上に塗布、乾燥し、厚さ50μm、
Tg35℃の蓄光性蛍光層を形成し本発明による高輝度
蓄光性蛍光シートを作成した。
【0025】実施例2 アクリルポリオール(水酸基価17.5)33.35重
量部、蓄光顔料(G−300M、根本特殊化学社製)5
9.03重量部、蛍光顔料(シンロイヒ社製、FZ−1
009)5.0重量部、ベンゾトリアゾール系化合物
(チヌビン328、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ
社製)5.0重量部、添加剤1.68重量部、硬化剤
(NCO% 12.6)2.24重量部、シリカ(重量
平均粒径0.012μm、日本アエロジル社製、アエロ
ジルR−974)0.59重量部、溶剤(メチルセロソ
ルブアセテート)3.11重量部を混合して、蓄光層形
成塗工液を調製した。厚さ50μmの白色ポリエチレン
テレフタレートシートの片面にウレタン樹脂からなる厚
さ1μmの易接着層を設けた後、前記塗工液をアプリケ
ーターにて易接着層上に塗布、乾燥し、厚さ50μm、
Tg35℃の蓄光性蛍光層を形成し本発明による高輝度
蓄光性蛍光シートを作成した。
量部、蓄光顔料(G−300M、根本特殊化学社製)5
9.03重量部、蛍光顔料(シンロイヒ社製、FZ−1
009)5.0重量部、ベンゾトリアゾール系化合物
(チヌビン328、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ
社製)5.0重量部、添加剤1.68重量部、硬化剤
(NCO% 12.6)2.24重量部、シリカ(重量
平均粒径0.012μm、日本アエロジル社製、アエロ
ジルR−974)0.59重量部、溶剤(メチルセロソ
ルブアセテート)3.11重量部を混合して、蓄光層形
成塗工液を調製した。厚さ50μmの白色ポリエチレン
テレフタレートシートの片面にウレタン樹脂からなる厚
さ1μmの易接着層を設けた後、前記塗工液をアプリケ
ーターにて易接着層上に塗布、乾燥し、厚さ50μm、
Tg35℃の蓄光性蛍光層を形成し本発明による高輝度
蓄光性蛍光シートを作成した。
【0026】実施例3 実施例2において、ベンゾトリアゾール系化合物にか
え、ベンゾフェノン系化合物(チマソーブ81、チバ・
スペシャルティ・ケミカルズ社製)を用いた以外は、実
施例2と同様にして高輝度蓄光性蛍光シートを作成し
た。
え、ベンゾフェノン系化合物(チマソーブ81、チバ・
スペシャルティ・ケミカルズ社製)を用いた以外は、実
施例2と同様にして高輝度蓄光性蛍光シートを作成し
た。
【0027】実施例4 実施例1〜3において、蓄光顔料を(WA−300、根
本特殊化学社製)にした以外は実施例1〜3と同様にし
て高輝度蓄光性蛍光シートを製造した。
本特殊化学社製)にした以外は実施例1〜3と同様にし
て高輝度蓄光性蛍光シートを製造した。
【0028】実施例5〜14 実施例1〜4において、各成分の配合割合を表2に示す
ようにした以外は、実施例1〜4と同様にして、高輝度
蓄光性蛍光シートを作製した。
ようにした以外は、実施例1〜4と同様にして、高輝度
蓄光性蛍光シートを作製した。
【0029】比較例1〜6 実施例1〜4において、蛍光顔料、ベンゾトリアゾール
系化合物又はベンゾフェノン系化合物の配合量を表3に
示すものにした以外は、実施例1〜4と同様にして蓄光
性蛍光シートを作製した。
系化合物又はベンゾフェノン系化合物の配合量を表3に
示すものにした以外は、実施例1〜4と同様にして蓄光
性蛍光シートを作製した。
【0030】比較例7 実施例5において、ベンゾトリアゾール系化合物にか
え、ヒンダートアミン系化合物(チヌビン622LD、
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)にした以外
は、全て実施例5と同様にして蓄光性蛍光シートを製造
した。
え、ヒンダートアミン系化合物(チヌビン622LD、
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)にした以外
は、全て実施例5と同様にして蓄光性蛍光シートを製造
した。
【0031】次にベースシート1及び2、実施例1〜5
の各シートについて、その性能評価を行った。その結果
を表1に示す。また、実施例5〜14の各シートについ
て、その性能評価を行った。その結果を表2に示す。さ
らに、比較例1〜7の各シートについて、その性能評価
を行った。その結果を表3に示す。
の各シートについて、その性能評価を行った。その結果
を表1に示す。また、実施例5〜14の各シートについ
て、その性能評価を行った。その結果を表2に示す。さ
らに、比較例1〜7の各シートについて、その性能評価
を行った。その結果を表3に示す。
【0032】なお、前記添加剤は、アクリル系わき防止
剤0.37重量部、アクリル系レベリング剤0.09重
量部、アクリル系消泡剤0.92重量部、グリシジル基
含有シランカップリング剤0.30重量部からなるもの
(合計量1.68重量部)である。
剤0.37重量部、アクリル系レベリング剤0.09重
量部、アクリル系消泡剤0.92重量部、グリシジル基
含有シランカップリング剤0.30重量部からなるもの
(合計量1.68重量部)である。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】実施例13〜14はベースシートよりも少
ない蓄光性蛍光顔料量でも同等の輝度が得られ、実施例
1〜12は、ベースシート及び比較例1〜6に比べ、輝
度の高いものであることがわかる。
ない蓄光性蛍光顔料量でも同等の輝度が得られ、実施例
1〜12は、ベースシート及び比較例1〜6に比べ、輝
度の高いものであることがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂口 宏 東京都中央区銀座四丁目11番2号 ソマー ル株式会社内 (72)発明者 浅井 聡 東京都中央区銀座四丁目11番2号 ソマー ル株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AA20 AH03A AH03H AK01A AK25 AK42 AK51 AT00B BA02 CA07A CA13A GB90 JN01A JN13A JN13H JN21 YY00A 4H001 XA08 XA13
Claims (8)
- 【請求項1】 蛍光波長のピークが300〜480nm
の範囲に位置する蛍光顔料からなることを特徴とする蓄
光性蛍光体の輝度向上剤。 - 【請求項2】 蛍光波長のピークが300〜480nm
の範囲に位置する蛍光顔料と、ベンゾトリアゾール系化
合物及び/又はベンゾフェノン系化合物とからなること
を特徴とする蓄光性蛍光体の輝度向上剤。 - 【請求項3】 蓄光性蛍光体に請求項1又は2の輝度向
上剤を添加することを特徴とする蓄光性蛍光体の輝度向
上方法。 - 【請求項4】 (A)蓄光性蛍光体、(B)蛍光波長の
ピークが300〜480nmの範囲に位置する蛍光顔料
及び(C)透明樹脂からなる高輝度蓄光性蛍光組成物で
あって、該(B)成分の割合が、(A)成分100重量
部当り、5〜40重量部の範囲であることを特徴とする
高輝度蓄光性蛍光組成物。 - 【請求項5】 (D)ベンゾトリアゾール系化合物及び
/又はベンゾフェノン系化合物を(A)成分100重量
部当り、0.5〜20重量部の割合で含有することを特
徴とする請求項4の高輝度蓄光性蛍光組成物。 - 【請求項6】 該(A)成分が白色蓄光性蛍光体である
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の高輝度蓄光性
蛍光組成物。 - 【請求項7】 該蓄光性蛍光体がアルミン酸系蓄光性蛍
光体であることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに
記載の高輝度蓄光性蛍光組成物。 - 【請求項8】 基材シート上に、請求項4〜7のいずれ
かに記載の高輝度蓄光性蛍光組成物からなる層を設けた
ことを特徴とする高輝度蓄光性蛍光シート。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9383099A JP2000282027A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 蓄光性蛍光体の輝度向上剤及び輝度向上方法と、高輝度蓄光性蛍光組成物及びこれを用いた高輝度蓄光性蛍光シート |
| EP99918306A EP1090974A1 (en) | 1999-03-31 | 1999-04-30 | Luminance improver and method of improving luminance for phosphorescent substance, high-luminance phosphorescent compositions, and high-luminance phosphorescent sheet made using the same |
| PCT/JP1999/002345 WO2000060025A1 (fr) | 1999-03-31 | 1999-04-30 | Ameliorant de luminance et procede d'amelioration de la luminance pour une substance phosphorescente, compositions phosphorescentes de luminance elevee, et feuille phosphorescente de luminance elevee faite de cette façon |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9383099A JP2000282027A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 蓄光性蛍光体の輝度向上剤及び輝度向上方法と、高輝度蓄光性蛍光組成物及びこれを用いた高輝度蓄光性蛍光シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000282027A true JP2000282027A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=14093321
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9383099A Pending JP2000282027A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 蓄光性蛍光体の輝度向上剤及び輝度向上方法と、高輝度蓄光性蛍光組成物及びこれを用いた高輝度蓄光性蛍光シート |
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| JP (1) | JP2000282027A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007021819A (ja) * | 2005-07-14 | 2007-02-01 | Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd | 蓄光性合成樹脂シート |
| JP2008121006A (ja) * | 2006-10-19 | 2008-05-29 | Kansai Paint Co Ltd | 意匠性塗膜形成組成物及び意匠性塗装仕上げ方法 |
| JP2016027067A (ja) * | 2013-11-15 | 2016-02-18 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 蓄光性透明樹脂組成物及びその成形体 |
| JP2016027068A (ja) * | 2013-11-15 | 2016-02-18 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 蓄光性透明樹脂組成物及びその成形体 |
| WO2017195445A1 (ja) * | 2016-05-10 | 2017-11-16 | 三登商事株式会社 | 蓄光性転写シートの製造方法、蓄光性転写シート、蓄光性転写シートの転写方法 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP9383099A patent/JP2000282027A/ja active Pending
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| JP2017202597A (ja) * | 2016-05-10 | 2017-11-16 | 三登商事株式会社 | 蓄光性転写シートの製造方法、蓄光性転写シート、蓄光性転写シートの転写方法 |
| US10717270B2 (en) | 2016-05-10 | 2020-07-21 | Santoshoji Co., Ltd. | Method for producing light-accumulating transfer sheet, light-accumulating transfer sheet and transfer method for light-accumulating transfer sheet |
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