JP2000282761A - フラッシュ構造を有する扉 - Google Patents
フラッシュ構造を有する扉Info
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Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 長手方向の芯材として長尺の1本通しで且
つ、反り、ねじれ、狂いに強い良質の材料は高価なばか
りでなく、最近は入手が極めて困難となりつつある。そ
こで短尺材ばかりで長手、短手芯材を構成し、且つ、反
り、ねじれ、狂いに強いフラッシュ芯組構造扉を安価に
提供せんとするものである。 【解決手段】 長手方向の枠材間に配設された短手方向
芯材の内法間隔を長手方向の芯材長さと略一致させ、短
手方向の芯材間に若干の空隙を設けつつ、長手方向の芯
材を配置する。 【効果】 反り、ねじれ、狂いに強いフラッシュ扉が安
価に提供できる。
つ、反り、ねじれ、狂いに強い良質の材料は高価なばか
りでなく、最近は入手が極めて困難となりつつある。そ
こで短尺材ばかりで長手、短手芯材を構成し、且つ、反
り、ねじれ、狂いに強いフラッシュ芯組構造扉を安価に
提供せんとするものである。 【解決手段】 長手方向の枠材間に配設された短手方向
芯材の内法間隔を長手方向の芯材長さと略一致させ、短
手方向の芯材間に若干の空隙を設けつつ、長手方向の芯
材を配置する。 【効果】 反り、ねじれ、狂いに強いフラッシュ扉が安
価に提供できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉の短手方向およ
び長手方向の外周枠材、長手方向の芯材、短手方向の芯
材、表面材、裏面材からなるフラッシュ構造を有する建
具、家具等の扉であって、経時変化による反り、表面裏
面材の凹凸が極めて少なく、耐久性に優れた扉に関する
発明である。
び長手方向の外周枠材、長手方向の芯材、短手方向の芯
材、表面材、裏面材からなるフラッシュ構造を有する建
具、家具等の扉であって、経時変化による反り、表面裏
面材の凹凸が極めて少なく、耐久性に優れた扉に関する
発明である。
【0002】
【従来の技術】扉の芯材構造はムクの合板積層材、集成
材、繊維板などを芯にしたもの、框組構造のもの、ま
た、その内部を中空構造とした、いわゆるフラッシュ構
造のものなど、様々な種類が従来から知られている。な
かでも、中空構造のフラッシュ構造のものは、扉の容積
に比して重量を軽減することが可能であり、また、比較
的強度、耐久性にも優れており、特に国内生産の建具や
家具の扉において昔からよく使われてきた。
材、繊維板などを芯にしたもの、框組構造のもの、ま
た、その内部を中空構造とした、いわゆるフラッシュ構
造のものなど、様々な種類が従来から知られている。な
かでも、中空構造のフラッシュ構造のものは、扉の容積
に比して重量を軽減することが可能であり、また、比較
的強度、耐久性にも優れており、特に国内生産の建具や
家具の扉において昔からよく使われてきた。
【0003】また、中空構造のもの、すなわち、フラッ
シュ構造のものは、その芯材として紙芯をハニカム形状
やロ−ル形状にしたものや、合板、MDF、パ−ティク
ルボ−ド、挽き板等を矩形細長形状の、いわゆるリブ形
状をした芯材を縦横に組み合わせたものなどが従来から
良く使われていた。そしてリブ形状の芯材を用いた芯組
構造は一般的に、扉の長手方向の芯材、短手方向の芯
材、および外周枠材、さらには表裏面材の組み合わせで
構成されている。
シュ構造のものは、その芯材として紙芯をハニカム形状
やロ−ル形状にしたものや、合板、MDF、パ−ティク
ルボ−ド、挽き板等を矩形細長形状の、いわゆるリブ形
状をした芯材を縦横に組み合わせたものなどが従来から
良く使われていた。そしてリブ形状の芯材を用いた芯組
構造は一般的に、扉の長手方向の芯材、短手方向の芯
材、および外周枠材、さらには表裏面材の組み合わせで
構成されている。
【0004】また、従来からリブ形状の芯組構造で良く
使われている構造は、外周枠材と短手方向の芯材だけで
構成され、長手方向の芯材のないものが多く、長手方向
の芯材を組み合わせた構成は一部の広幅扉に使われてい
たが少なく、あったとしても長手方向の芯材は扉の長手
方向に1本通しで使われていた。
使われている構造は、外周枠材と短手方向の芯材だけで
構成され、長手方向の芯材のないものが多く、長手方向
の芯材を組み合わせた構成は一部の広幅扉に使われてい
たが少なく、あったとしても長手方向の芯材は扉の長手
方向に1本通しで使われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような1
本通しのものは以下に述べる欠点があった。すなわち、
長手方向の芯材の長さは扉の長さに略等しく、扉長さの
短い短尺扉以外の普通サイズの扉および長尺扉について
は、長尺材が必要とされ、且つ、無欠点材が要求され
る。従って、コストが大変高価についた。芯材に死節、
腐れ、割れ、反り、ネジレ、狂い等の欠点があると扉そ
のものの反り、ネジレ、狂い、強度不足、等の原因とな
る。
本通しのものは以下に述べる欠点があった。すなわち、
長手方向の芯材の長さは扉の長さに略等しく、扉長さの
短い短尺扉以外の普通サイズの扉および長尺扉について
は、長尺材が必要とされ、且つ、無欠点材が要求され
る。従って、コストが大変高価についた。芯材に死節、
腐れ、割れ、反り、ネジレ、狂い等の欠点があると扉そ
のものの反り、ネジレ、狂い、強度不足、等の原因とな
る。
【0006】長尺の無欠点材は、コストが高価につくば
かりでなく、たとえ外部から見えない芯材用としても、
なかなか入手が困難であり、無理をして欠点材を使用
し、扉の反り、耐久性に問題が多々あった。
かりでなく、たとえ外部から見えない芯材用としても、
なかなか入手が困難であり、無理をして欠点材を使用
し、扉の反り、耐久性に問題が多々あった。
【0007】また、従来からのフラッシュ構造の扉は、
長手方向と短手方向で芯材の長さが異なるので、芯材を
2種類用意しなければならず、さらに、それらを縦、横
に組み合わせる作業上の手間も多大なものがあった。ま
た、芯組で長さが異なると機械化が難しく、高価な機械
装置を必要とした。また、人手で行われるとコストが高
くつく欠点があった。
長手方向と短手方向で芯材の長さが異なるので、芯材を
2種類用意しなければならず、さらに、それらを縦、横
に組み合わせる作業上の手間も多大なものがあった。ま
た、芯組で長さが異なると機械化が難しく、高価な機械
装置を必要とした。また、人手で行われるとコストが高
くつく欠点があった。
【0008】そこで、外周枠材と短手方向の芯材のみで
フラッシュ構造とすることが広く一般的に行われてきた
が、この場合以下の様な欠点があった。すなわち、長手
方向の芯材がないので、扉の長手方向の反りに弱く、ま
た、施工後の経時変化で、扉表面材、裏面材の凹凸が短
手方向の芯材の間隔で発生し易く、外観上も見苦しく、
ひどい場合は使用に耐えないものとなっていた。
フラッシュ構造とすることが広く一般的に行われてきた
が、この場合以下の様な欠点があった。すなわち、長手
方向の芯材がないので、扉の長手方向の反りに弱く、ま
た、施工後の経時変化で、扉表面材、裏面材の凹凸が短
手方向の芯材の間隔で発生し易く、外観上も見苦しく、
ひどい場合は使用に耐えないものとなっていた。
【0009】本発明は以下に述べる方法により、上記の
課題を解決しようとするものであり、従来のフラッシュ
構造の扉の芯組構造の欠点を解消するものである。すな
わち、短手方向のみの芯組構造では扉の反りに弱く、ま
た、表面材、裏面材の凹凸が発生し易い。
課題を解決しようとするものであり、従来のフラッシュ
構造の扉の芯組構造の欠点を解消するものである。すな
わち、短手方向のみの芯組構造では扉の反りに弱く、ま
た、表面材、裏面材の凹凸が発生し易い。
【0010】また、長手方向の芯材を連続した1本通し
の芯材で行おうとしても、無欠点の長尺の通直材を必要
とし、いたずらにコストのアップを招くだけであった。
長尺の良質材は高価なばかりでなく、最近は入手そのも
のが困難であり、また、芯材にあまりコストをかけるの
も得策ではない。そこで短尺材のみで構成され、安価で
且つ、反り、ネジレ、狂いに強いフラッシュ芯組構造扉
を提供せんとして本発明者等は鋭意研究し、次に述べる
発明に到達した。
の芯材で行おうとしても、無欠点の長尺の通直材を必要
とし、いたずらにコストのアップを招くだけであった。
長尺の良質材は高価なばかりでなく、最近は入手そのも
のが困難であり、また、芯材にあまりコストをかけるの
も得策ではない。そこで短尺材のみで構成され、安価で
且つ、反り、ネジレ、狂いに強いフラッシュ芯組構造扉
を提供せんとして本発明者等は鋭意研究し、次に述べる
発明に到達した。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、4本の外周枠
材とそれに内接する長手方向及び短手方向の芯材と表面
材及び裏面材からなるフラッシュ構造を有する扉であっ
て、短手方向の芯材は分断されることなく長手方向の枠
材の間に内接して複数個配列され、該、短手方向の枠材
と芯材の間、および、短手方向の芯材間に略内接して長
手方向の芯材が配列されていることを特徴とする扉に関
するものである。
材とそれに内接する長手方向及び短手方向の芯材と表面
材及び裏面材からなるフラッシュ構造を有する扉であっ
て、短手方向の芯材は分断されることなく長手方向の枠
材の間に内接して複数個配列され、該、短手方向の枠材
と芯材の間、および、短手方向の芯材間に略内接して長
手方向の芯材が配列されていることを特徴とする扉に関
するものである。
【0012】さらに詳しくは、長手方向、短手方向の両
方向に芯材を配列し、且つ、長手方向、短手方向の両芯
材の形状、寸法を同一とすることによって、長手方向の
芯材も安価な短尺材が使用可能となり、材料コストも安
くつき、しかも、芯組作業も単一の芯材を扱うので機械
化が容易であり、極めて経済的にフラッシュ構造の扉が
製造できる。さらに長手方向に芯材が配列されているの
で、扉そのものの反りに強く、また表面材、裏面材の凹
凸の発生も防止できる。
方向に芯材を配列し、且つ、長手方向、短手方向の両芯
材の形状、寸法を同一とすることによって、長手方向の
芯材も安価な短尺材が使用可能となり、材料コストも安
くつき、しかも、芯組作業も単一の芯材を扱うので機械
化が容易であり、極めて経済的にフラッシュ構造の扉が
製造できる。さらに長手方向に芯材が配列されているの
で、扉そのものの反りに強く、また表面材、裏面材の凹
凸の発生も防止できる。
【0013】さらに図面にしたがって詳述する。図1は
本発明のフラッシュ芯組構造の1例を示す平面図、図2
はその断面図、図3、図4は本発明のフラッシュ芯組構
造の他の1例を示す平面図である。図5は芯材の接点に
設けられた空隙部を示す要部拡大図である。図6および
図7は従来のフラッシュ芯組構造の1例を示す平面図で
ある。図中1は表面材、2は裏面材、3、4はそれぞ
れ、短手および長手方向の外周枠材、5、6はそれぞ
れ、短手および長手方向の芯材を示す。また、7は本発
明の芯材接点の空隙部を示す。また、8は従来のフラッ
シュ構造扉の芯組構造で、長手方向の1本通しの芯材を
示す。
本発明のフラッシュ芯組構造の1例を示す平面図、図2
はその断面図、図3、図4は本発明のフラッシュ芯組構
造の他の1例を示す平面図である。図5は芯材の接点に
設けられた空隙部を示す要部拡大図である。図6および
図7は従来のフラッシュ芯組構造の1例を示す平面図で
ある。図中1は表面材、2は裏面材、3、4はそれぞ
れ、短手および長手方向の外周枠材、5、6はそれぞ
れ、短手および長手方向の芯材を示す。また、7は本発
明の芯材接点の空隙部を示す。また、8は従来のフラッ
シュ構造扉の芯組構造で、長手方向の1本通しの芯材を
示す。
【0014】本発明の扉はその内部が中空構造を有する
フラッシュ構造の扉であって、扉の左右、上下の4辺の
外周は4本の外周枠材で囲われており、その表面及び裏
面にはそれぞれ表面材及び裏面材が固着されている。ま
たその内部は短手方向と長手方向に芯材が配列されてお
り、いわゆるフラッシュ構造を有している。
フラッシュ構造の扉であって、扉の左右、上下の4辺の
外周は4本の外周枠材で囲われており、その表面及び裏
面にはそれぞれ表面材及び裏面材が固着されている。ま
たその内部は短手方向と長手方向に芯材が配列されてお
り、いわゆるフラッシュ構造を有している。
【0015】さらに、短手方向の芯材は長手方向の外周
枠材の間に内接し、且つ分断されることなく1本通しで
複数個配列されている。さらに短手方向の枠材と短手方
向の芯材の間、および、短手方向の芯材間に略内接する
ようにして長手方向の芯材が配列されている。
枠材の間に内接し、且つ分断されることなく1本通しで
複数個配列されている。さらに短手方向の枠材と短手方
向の芯材の間、および、短手方向の芯材間に略内接する
ようにして長手方向の芯材が配列されている。
【0016】このように長手方向の芯材が配列されてい
ることによって、扉そのものの反りの発生防止に効果が
ある。すなわち、扉の表面材、裏面材の経時変化による
伸縮がこの長手方向の芯材によって抑制されるので扉の
反りの発生が防止でき、長手方向に芯材がないものに比
較して反りに大変有利である。また、短手方向の芯材間
に発生しがちな表面材、裏面材の経時変化による伸縮に
起因する波打ち現象による凹凸も、この長手方向の芯材
によって防止することが可能となる。
ることによって、扉そのものの反りの発生防止に効果が
ある。すなわち、扉の表面材、裏面材の経時変化による
伸縮がこの長手方向の芯材によって抑制されるので扉の
反りの発生が防止でき、長手方向に芯材がないものに比
較して反りに大変有利である。また、短手方向の芯材間
に発生しがちな表面材、裏面材の経時変化による伸縮に
起因する波打ち現象による凹凸も、この長手方向の芯材
によって防止することが可能となる。
【0017】次に、長手方向の芯材が1本通しの長尺材
の場合と本発明のごとく、短手方向の芯材間に略内接さ
れる短尺材の場合とを比較すると一般的に芯材そのもの
の長手方向の反りは芯材の長さが長いほど大きく反り易
いので長尺芯材は反りに大変不利となる。逆に芯材の長
さが短いほど反りの程度は小さくなる。さらにまた、本
発明の芯組構造では長手方向の芯材はそれぞれの短手方
向の芯材間で分断されているので、長手方向の芯材その
ものの反りによる影響を分散でき、扉の反りに大変有利
となる。
の場合と本発明のごとく、短手方向の芯材間に略内接さ
れる短尺材の場合とを比較すると一般的に芯材そのもの
の長手方向の反りは芯材の長さが長いほど大きく反り易
いので長尺芯材は反りに大変不利となる。逆に芯材の長
さが短いほど反りの程度は小さくなる。さらにまた、本
発明の芯組構造では長手方向の芯材はそれぞれの短手方
向の芯材間で分断されているので、長手方向の芯材その
ものの反りによる影響を分散でき、扉の反りに大変有利
となる。
【0018】このように、長手方向の芯材としてはその
長さが短いほど反りに有利となり、従って、扉そのもの
の反りに対して有利に働く。このように長手方向の芯材
は長尺の1本通しのものよりも、むしろ、複数個の短尺
材を長手方向に配列する方が反りに強くなる。さらにま
た、短尺材の方が長尺材よりも安価であり、安価な短尺
材のみで構成される方が大変経済的に有利である。
長さが短いほど反りに有利となり、従って、扉そのもの
の反りに対して有利に働く。このように長手方向の芯材
は長尺の1本通しのものよりも、むしろ、複数個の短尺
材を長手方向に配列する方が反りに強くなる。さらにま
た、短尺材の方が長尺材よりも安価であり、安価な短尺
材のみで構成される方が大変経済的に有利である。
【0019】さらに長手方向の短尺芯材は長手方向に縦
に当接して配列するよりも、短手方向の芯材の内内に略
内接するように配列した方が強度、剛性が大きくなり扉
そのものの耐久性が向上する。
に当接して配列するよりも、短手方向の芯材の内内に略
内接するように配列した方が強度、剛性が大きくなり扉
そのものの耐久性が向上する。
【0020】また、隣接する短手方向の芯材間の内法寸
法が長手方向の芯材の長さ寸法と略一致し、且つ短手方
向の芯材と長手方向の芯材の長さ寸法が略同一となるよ
うに構成することによって、芯材は1種類で済み、フラ
ッシュ芯組作業そのものが容易に機械化可能となり、そ
の製造コストも大幅にコストダウンが実現でき、大変経
済的である。すなわち2種類以上の芯材を機械化して芯
組することは、機械にとっては大変複雑な作業となり、
高価な機械、装置が必要となり経済的に大変不利とな
る。
法が長手方向の芯材の長さ寸法と略一致し、且つ短手方
向の芯材と長手方向の芯材の長さ寸法が略同一となるよ
うに構成することによって、芯材は1種類で済み、フラ
ッシュ芯組作業そのものが容易に機械化可能となり、そ
の製造コストも大幅にコストダウンが実現でき、大変経
済的である。すなわち2種類以上の芯材を機械化して芯
組することは、機械にとっては大変複雑な作業となり、
高価な機械、装置が必要となり経済的に大変不利とな
る。
【0021】さらにまた、短手方向の芯材とそれに内接
する長手方向の芯材の接点に空隙を作るように芯材を構
成すれば、経時変化による芯材の含水率変化によって短
手方向の芯材がその幅方向に伸長しても、また、長手方
向の芯材がその長さ方向に伸長しても、短手方向の芯材
と長手方向の芯材の接点に設けられた空隙によって、吸
収されるので、芯組構造内部に余分な応力が発生しな
い。したがって、扉内部に無理な力が生ぜず反り、アバ
レ、ネジレの少ない安定した扉となる。
する長手方向の芯材の接点に空隙を作るように芯材を構
成すれば、経時変化による芯材の含水率変化によって短
手方向の芯材がその幅方向に伸長しても、また、長手方
向の芯材がその長さ方向に伸長しても、短手方向の芯材
と長手方向の芯材の接点に設けられた空隙によって、吸
収されるので、芯組構造内部に余分な応力が発生しな
い。したがって、扉内部に無理な力が生ぜず反り、アバ
レ、ネジレの少ない安定した扉となる。
【0022】従ってこのように、短手方向の芯材と長手
方向の芯材の接点は空隙部を設けることが望ましい。
方向の芯材の接点は空隙部を設けることが望ましい。
【0023】空隙部の大きさは1.0ミリメ−トル以
上、2.0ミリメ−トル以下が望ましい。1.0ミリメ
−トル以下では空隙が小さすぎて短手方向および長手方
向の芯材の伸長を吸収できない。又、2.0ミリメ−ト
ル以上では芯材の寸法変化を吸収するためには大きすぎ
る。このように空隙が大きすぎると、芯組構造そのもの
の剛性が低下し、扉の耐久性の低下を招く。ちょうど良
い空隙寸法は1.0ミリメ−トル以上2.0ミリメ−ト
ル以下である。その根拠を以下に述べる。
上、2.0ミリメ−トル以下が望ましい。1.0ミリメ
−トル以下では空隙が小さすぎて短手方向および長手方
向の芯材の伸長を吸収できない。又、2.0ミリメ−ト
ル以上では芯材の寸法変化を吸収するためには大きすぎ
る。このように空隙が大きすぎると、芯組構造そのもの
の剛性が低下し、扉の耐久性の低下を招く。ちょうど良
い空隙寸法は1.0ミリメ−トル以上2.0ミリメ−ト
ル以下である。その根拠を以下に述べる。
【0024】短手方向の芯材は合板、製材による挽き
板、集成材、繊維板、パ−ティクルボ−ド等が通常使用
される。これらの木質材料の含水率変化による幅方向の
伸縮量は最大で幅寸法の約8%である。すなわち、木質
材料の含水率が平衡含水率約11%から繊維飽和点であ
る約28%までその差約17%変化した場合に約8%伸
縮する。一方、扉の短手方向の心材の幅寸法は通常約3
0〜45ミリメ−トルである。
板、集成材、繊維板、パ−ティクルボ−ド等が通常使用
される。これらの木質材料の含水率変化による幅方向の
伸縮量は最大で幅寸法の約8%である。すなわち、木質
材料の含水率が平衡含水率約11%から繊維飽和点であ
る約28%までその差約17%変化した場合に約8%伸
縮する。一方、扉の短手方向の心材の幅寸法は通常約3
0〜45ミリメ−トルである。
【0025】したがって、平衡含水率約11%から繊維
飽和点約28%までの含水率変化で生じる伸縮量は約
2.4〜3.6ミリメ−トルとなる。一方長手方向の芯
材の長さ方向の伸縮寸法は、平衡含水率から繊維飽和点
までの含水率変化で長さ寸法の約0.3%である。ま
た、長手方向の心材の長さ寸法は通常約100〜900
ミリメ−トルであるので、平衡含水率から繊維飽和点ま
での含水率変化約17%当たりの材料の寸法変化は約
0.3〜2.7ミリメ−トルである。
飽和点約28%までの含水率変化で生じる伸縮量は約
2.4〜3.6ミリメ−トルとなる。一方長手方向の芯
材の長さ方向の伸縮寸法は、平衡含水率から繊維飽和点
までの含水率変化で長さ寸法の約0.3%である。ま
た、長手方向の心材の長さ寸法は通常約100〜900
ミリメ−トルであるので、平衡含水率から繊維飽和点ま
での含水率変化約17%当たりの材料の寸法変化は約
0.3〜2.7ミリメ−トルである。
【0026】これらの寸法変化は長手方向の心材の両端
で吸収されるので短手方向の心材と長手方向の心材の接
点1ケ所当たりの寸法変化量は短手方向、長手方向の芯
材のそれぞれの寸法変化の最大値の和の1/2となる。
短手方向、長手方向の芯材の寸法変化の最大値はそれぞ
れ3.6ミリメ−トルと、2.7ミリメ−トルである。
これらを加えた数値の1/2は約3.15ミリメ−トル
となる。したがって必要とする空隙寸法の最大値は約
3.2ミリメ−トルとなる。また最小値は同様にして
1.4ミリメ−トルとなる。
で吸収されるので短手方向の心材と長手方向の心材の接
点1ケ所当たりの寸法変化量は短手方向、長手方向の芯
材のそれぞれの寸法変化の最大値の和の1/2となる。
短手方向、長手方向の芯材の寸法変化の最大値はそれぞ
れ3.6ミリメ−トルと、2.7ミリメ−トルである。
これらを加えた数値の1/2は約3.15ミリメ−トル
となる。したがって必要とする空隙寸法の最大値は約
3.2ミリメ−トルとなる。また最小値は同様にして
1.4ミリメ−トルとなる。
【0027】一方、日常の常識的な扉の使用状態におい
てその含水率の変化は、平衡含水率からせいぜい高くて
も約20%程度であり、約9%の変化を見込んでおけば
十分である。従って、空隙寸法の最大値は3.2ミリメ
−トルの9/17、すなわち1.7ミリメ−トルとな
る。また、空隙寸法の最小値は1.4ミリメ−トルの9
/17、すなわち0.8ミリメ−トルとなる。したがっ
て、約0.8〜1.7ミリメ−トルの空隙があればよ
い。木質扉はその寸法精度に比較的融通性があるので、
実用上の空隙寸法の最小値は1.0ミリメ−トル以上と
ればじゅうぶんである。また、同様の理由で空隙寸法の
最大値は2.0ミリメ−トルあれば良い。
てその含水率の変化は、平衡含水率からせいぜい高くて
も約20%程度であり、約9%の変化を見込んでおけば
十分である。従って、空隙寸法の最大値は3.2ミリメ
−トルの9/17、すなわち1.7ミリメ−トルとな
る。また、空隙寸法の最小値は1.4ミリメ−トルの9
/17、すなわち0.8ミリメ−トルとなる。したがっ
て、約0.8〜1.7ミリメ−トルの空隙があればよ
い。木質扉はその寸法精度に比較的融通性があるので、
実用上の空隙寸法の最小値は1.0ミリメ−トル以上と
ればじゅうぶんである。また、同様の理由で空隙寸法の
最大値は2.0ミリメ−トルあれば良い。
【0028】また、2.0ミリメ−トルを越える空隙が
あると、扉そのものの剛性が低下し、耐久性に問題が生
じる。ちょうど良い空隙部の寸法は1.0ミリメ−トル
以上2.0ミリメ−トル以下である。
あると、扉そのものの剛性が低下し、耐久性に問題が生
じる。ちょうど良い空隙部の寸法は1.0ミリメ−トル
以上2.0ミリメ−トル以下である。
【0029】
【発明の効果】従来から有るフラッシュ構造扉の内部芯
組構造は複数個の短手方向の芯材のみで構成されている
場合が多く、この場合長手方向の芯材がないので、扉の
長手方向の反りに弱く、また、扉表面材、裏面材の凹凸
が短手方向の芯材の間隔で発生し易い欠点があった。し
かし本発明の扉は長手方向にも芯材を配列することによ
ってこれらの欠点を解消でき、長手方向の反りに強くな
るばかりでなく、経時変化で表面材、裏面材が伸縮する
ことによる表面材、裏面材の凹凸を防止する効果があ
る。
組構造は複数個の短手方向の芯材のみで構成されている
場合が多く、この場合長手方向の芯材がないので、扉の
長手方向の反りに弱く、また、扉表面材、裏面材の凹凸
が短手方向の芯材の間隔で発生し易い欠点があった。し
かし本発明の扉は長手方向にも芯材を配列することによ
ってこれらの欠点を解消でき、長手方向の反りに強くな
るばかりでなく、経時変化で表面材、裏面材が伸縮する
ことによる表面材、裏面材の凹凸を防止する効果があ
る。
【0030】さらに、本発明の扉は長手方向の芯材が短
手方向の芯材間に略内接するように配列されているので
扉の剛性の低下の恐れもなく耐久性のある扉が可能とな
る。また、短手方向の芯材の長さ寸法と隣接短手芯材間
の内法寸法が略一致し、長手方向の芯材は短手方向の芯
材とその長さ寸法が略同一とすることができるので、芯
材は1種類で済み、芯組の機械化が用意であり、大変経
済的である。
手方向の芯材間に略内接するように配列されているので
扉の剛性の低下の恐れもなく耐久性のある扉が可能とな
る。また、短手方向の芯材の長さ寸法と隣接短手芯材間
の内法寸法が略一致し、長手方向の芯材は短手方向の芯
材とその長さ寸法が略同一とすることができるので、芯
材は1種類で済み、芯組の機械化が用意であり、大変経
済的である。
【0031】また、長手方向の芯材はその長さが短くて
良く、短尺材が利用出来、無欠点の1本通しの長尺材の
ような高価な材料を必要とせず、大変経済的である。ま
た、長手方向の芯材は1本通しのものよりも、複数個の
短尺材の組み合わせの方が、長手方向の反りが分散され
るので長手方向の反りに大変有利になる。また、短手方
向の芯材と長手方向の芯材の接点に空隙を設けているの
で、扉を長期にわたって使用する場合に芯材の含水率変
化による寸法変化が生じても、その空隙で寸法変化を吸
収することができるので反り、ネジレ、狂いの極めて少
ない長期耐久性に優れた扉が可能となる。
良く、短尺材が利用出来、無欠点の1本通しの長尺材の
ような高価な材料を必要とせず、大変経済的である。ま
た、長手方向の芯材は1本通しのものよりも、複数個の
短尺材の組み合わせの方が、長手方向の反りが分散され
るので長手方向の反りに大変有利になる。また、短手方
向の芯材と長手方向の芯材の接点に空隙を設けているの
で、扉を長期にわたって使用する場合に芯材の含水率変
化による寸法変化が生じても、その空隙で寸法変化を吸
収することができるので反り、ネジレ、狂いの極めて少
ない長期耐久性に優れた扉が可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】建具用または家具用の扉はその種
類、形状、サイズはさまざまであるが、幅寸法はおよそ
200〜600ミリメ−トル、長さ寸法はおよそ300
〜2400ミリメ−トル、厚さ寸法はおよそ20〜40
ミリメ−トルのものが多い。表面材、裏面材としては、
突板、木目柄または単色の塩化ビニルシ−ト、プリント
シ−ト等の化粧板が良く使われる。また、外周枠材に用
いられる材料としては合板、パ−ティクルボ−ド、繊維
板、OSB、ウエハ−ボ−ド、LVL、集成材、製材に
よる挽き板、およびそれらの複合材料等の材料が良く使
われる。また、長手方向、短手方向の芯材としても外周
枠材と同様の材料が良く使われ、1例として、外周枠材
にLVL、内部芯材に合板、パ−ティクルボ−ド等の材
料を組み合わせることも良く行われている。
類、形状、サイズはさまざまであるが、幅寸法はおよそ
200〜600ミリメ−トル、長さ寸法はおよそ300
〜2400ミリメ−トル、厚さ寸法はおよそ20〜40
ミリメ−トルのものが多い。表面材、裏面材としては、
突板、木目柄または単色の塩化ビニルシ−ト、プリント
シ−ト等の化粧板が良く使われる。また、外周枠材に用
いられる材料としては合板、パ−ティクルボ−ド、繊維
板、OSB、ウエハ−ボ−ド、LVL、集成材、製材に
よる挽き板、およびそれらの複合材料等の材料が良く使
われる。また、長手方向、短手方向の芯材としても外周
枠材と同様の材料が良く使われ、1例として、外周枠材
にLVL、内部芯材に合板、パ−ティクルボ−ド等の材
料を組み合わせることも良く行われている。
【0033】そして、外周枠材は従来、継ぎ目ナシの1
本通しの材料が使われ、そのサイズは幅約30〜45ミ
リメ−トル、長さ約300〜2400ミリメ−トル、厚
さ約9〜35ミリメ−トルのものが多い。一方、短手方
向の芯材は扉の幅方向に配置され、その間隔は100〜
900ミリメ−トルのものが多い。等間隔でもよいし、
異なった間隔で構成してもよい。また、短手方向の芯材
のサイズは幅約30〜45ミリメ−トル、長さ約110
〜540ミリメ−トル、厚さ約9〜35ミリメ−トルの
ものが多い。
本通しの材料が使われ、そのサイズは幅約30〜45ミ
リメ−トル、長さ約300〜2400ミリメ−トル、厚
さ約9〜35ミリメ−トルのものが多い。一方、短手方
向の芯材は扉の幅方向に配置され、その間隔は100〜
900ミリメ−トルのものが多い。等間隔でもよいし、
異なった間隔で構成してもよい。また、短手方向の芯材
のサイズは幅約30〜45ミリメ−トル、長さ約110
〜540ミリメ−トル、厚さ約9〜35ミリメ−トルの
ものが多い。
【0034】また、長手方向の芯材は従来、1本通しで
あったが、本発明では短手方向の芯材の内内に内接して
配置され、複数個に分断されている。したがって、長手
方向の芯材のサイズは扉のサイズ及び表面材裏面材の厚
さによって異なるが、幅約30〜45ミリメ−トル、長
さ約100〜900ミリメ−トル、厚さ約9〜35ミリ
メ−トルのものが多い。
あったが、本発明では短手方向の芯材の内内に内接して
配置され、複数個に分断されている。したがって、長手
方向の芯材のサイズは扉のサイズ及び表面材裏面材の厚
さによって異なるが、幅約30〜45ミリメ−トル、長
さ約100〜900ミリメ−トル、厚さ約9〜35ミリ
メ−トルのものが多い。
【0035】また、短手方向の芯材とそれに内接する長
手方向の芯材の間の空隙は1〜2ミリメ−トルとする。
この1〜2ミリメ−トルの空隙の取り方は1〜2ミリメ
−トルの厚みのスペ−サ−を長手方向の芯材の木口両端
に両面テ−プで仮接着し、芯組後、それを取りはずす。
また、芯材は極力通直材を使用し、大きな欠点材すなわ
ち腐れ、死節、破損材、反りネジレ材、含水率の異常に
高い未乾燥材等は使用しないのが常識である。含水率は
高くても15%以下、低くても8%以上が望ましい。
手方向の芯材の間の空隙は1〜2ミリメ−トルとする。
この1〜2ミリメ−トルの空隙の取り方は1〜2ミリメ
−トルの厚みのスペ−サ−を長手方向の芯材の木口両端
に両面テ−プで仮接着し、芯組後、それを取りはずす。
また、芯材は極力通直材を使用し、大きな欠点材すなわ
ち腐れ、死節、破損材、反りネジレ材、含水率の異常に
高い未乾燥材等は使用しないのが常識である。含水率は
高くても15%以下、低くても8%以上が望ましい。
【0036】そして、長手、短手両方向の芯材は同形
状、略同サイズとすれば、芯組の機械化に有利となる。
このとき、短手方向の外周枠材の内法寸法が長手方向の
外周枠材の内法寸法の整数倍で割り切れない場合は、端
数部分は扉の両端部で上下略等分になるように逃がし、
この部分にはあえて長手方向の芯材を配置する必要はな
い。また、配置してもよい。また、幅寸法約400ミリ
メ−トル以上の広幅の扉の場合は長手方向の芯材を2列
以上配列するのが望ましい。
状、略同サイズとすれば、芯組の機械化に有利となる。
このとき、短手方向の外周枠材の内法寸法が長手方向の
外周枠材の内法寸法の整数倍で割り切れない場合は、端
数部分は扉の両端部で上下略等分になるように逃がし、
この部分にはあえて長手方向の芯材を配置する必要はな
い。また、配置してもよい。また、幅寸法約400ミリ
メ−トル以上の広幅の扉の場合は長手方向の芯材を2列
以上配列するのが望ましい。
【0037】また、フラッシュ構造扉の芯組構造の接着
剤は、表面材、裏面材、枠材、芯材等と互いに接着性の
良いものを使用することが望ましく、ユリア樹脂、メラ
ミン樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノ−ル樹脂、レゾルシ
ノ−ル樹脂、ウレタン系樹脂、合成ゴム系樹脂、等の木
工用接着剤であれば、いずれであっても良い。接着条件
もそれぞれの接着剤に合った接着条件を選択することは
言うまでもない。
剤は、表面材、裏面材、枠材、芯材等と互いに接着性の
良いものを使用することが望ましく、ユリア樹脂、メラ
ミン樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノ−ル樹脂、レゾルシ
ノ−ル樹脂、ウレタン系樹脂、合成ゴム系樹脂、等の木
工用接着剤であれば、いずれであっても良い。接着条件
もそれぞれの接着剤に合った接着条件を選択することは
言うまでもない。
【0038】
【実施例】次に実施例によって、詳しく述べる。 実施例1 20×45×2206ミリメ−トルサイズの合板材を2
本と20×45×460ミリメ−トルサイズの合板材を
2本用意し、外周枠材とする。裏面材として厚み2.5
ミリメ−トル、幅460ミリメ−トル、長さ2296ミ
リメ−トルの単色柄のプリント化粧合板を1枚用意し、
表面材としては裏面材と同サイズで、厚さ0.2ミリメ
−トルのオ−ク突板を貼った化粧貼合板を1枚用意し
た。さらに短手方向の芯材としては20×30×370
ミリメ−トルサイズのパ−ティクルボ−ドを2本用意し
た。また、長手方向の芯材は20×30×880ミリメ
−トルサイズのパ−ティクルボ−ドを4本と20×30
×377ミリメ−トルサイズのパ−ティクルボ−ドを2
本用意した。
本と20×45×460ミリメ−トルサイズの合板材を
2本用意し、外周枠材とする。裏面材として厚み2.5
ミリメ−トル、幅460ミリメ−トル、長さ2296ミ
リメ−トルの単色柄のプリント化粧合板を1枚用意し、
表面材としては裏面材と同サイズで、厚さ0.2ミリメ
−トルのオ−ク突板を貼った化粧貼合板を1枚用意し
た。さらに短手方向の芯材としては20×30×370
ミリメ−トルサイズのパ−ティクルボ−ドを2本用意し
た。また、長手方向の芯材は20×30×880ミリメ
−トルサイズのパ−ティクルボ−ドを4本と20×30
×377ミリメ−トルサイズのパ−ティクルボ−ドを2
本用意した。
【0039】芯組構造は図1のとおりとし、これらの材
料をユリア・メラミン系接着剤を用いて冷圧接着した
後、周囲4側面をテノ−ナ−で正寸カットし、厚さ25
ミリメ−トル、幅450ミリメ−トル、長さ2280ミ
リメ−トルのフラッシュ扉を1枚作製した。接着条件は
接着剤塗布量200g/m2、コ−ルドプレスの圧力
2.5kg/cm2、圧締時間24時間、温度は摂氏2
0℃であった。短手方向の芯材は2本内法寸法380ミ
リメ−トルの間隔となるように配列し、短手方向の外周
枠材との内法寸法は883ミリメ−トルづつとした。
料をユリア・メラミン系接着剤を用いて冷圧接着した
後、周囲4側面をテノ−ナ−で正寸カットし、厚さ25
ミリメ−トル、幅450ミリメ−トル、長さ2280ミ
リメ−トルのフラッシュ扉を1枚作製した。接着条件は
接着剤塗布量200g/m2、コ−ルドプレスの圧力
2.5kg/cm2、圧締時間24時間、温度は摂氏2
0℃であった。短手方向の芯材は2本内法寸法380ミ
リメ−トルの間隔となるように配列し、短手方向の外周
枠材との内法寸法は883ミリメ−トルづつとした。
【0040】さらにまた、長手方向の芯材は長手方向の
外周枠材と平行に扉の幅方向の左右位置で略3等分点と
なる位置に縦方向に一直線となるように、短手方向の2
本の芯材に略当接させながら3本づつ計6本を配列し
た。その芯組構造図は図1のとおりとした。そして、長
さ377ミリメ−トルの長手方向の芯材の両端の空隙は
約1.5ミリメ−トルづつとした。また、長さ880ミ
リメ−トルの長手方向の芯材の両端の空隙も約1.5ミ
リメ−トルづつとした。接点の空隙のとりかたは、スペ
−サ−を挟んで調整した。そして、25×450×22
80ミリメ−トルサイズのフラッシュ扉を作製した。
外周枠材と平行に扉の幅方向の左右位置で略3等分点と
なる位置に縦方向に一直線となるように、短手方向の2
本の芯材に略当接させながら3本づつ計6本を配列し
た。その芯組構造図は図1のとおりとした。そして、長
さ377ミリメ−トルの長手方向の芯材の両端の空隙は
約1.5ミリメ−トルづつとした。また、長さ880ミ
リメ−トルの長手方向の芯材の両端の空隙も約1.5ミ
リメ−トルづつとした。接点の空隙のとりかたは、スペ
−サ−を挟んで調整した。そして、25×450×22
80ミリメ−トルサイズのフラッシュ扉を作製した。
【0041】実施例2 25×45×2380ミリメ−トルサイズのLVL材を
2本と25×45×200ミリメ−トルサイズのLVL
材を2本を用意し、外周枠材とする。表面材、裏面材の
サイズは2.5×290×2380ミリメ−トルとし、
裏面材には厚さ0.1ミリメ−トルの単色塩ビシ−ト貼
り合板を用い、表面材には木目模様を有する厚さ0.2
ミリメ−トルのダブリング塩ビシ−ト貼り合板を用い
た。短手方向の芯材としては25×30×200ミリメ
−トルサイズの合板材を9本用意した。
2本と25×45×200ミリメ−トルサイズのLVL
材を2本を用意し、外周枠材とする。表面材、裏面材の
サイズは2.5×290×2380ミリメ−トルとし、
裏面材には厚さ0.1ミリメ−トルの単色塩ビシ−ト貼
り合板を用い、表面材には木目模様を有する厚さ0.2
ミリメ−トルのダブリング塩ビシ−ト貼り合板を用い
た。短手方向の芯材としては25×30×200ミリメ
−トルサイズの合板材を9本用意した。
【0042】さらに長手方向の芯材としては短手方向の
芯材と同サイズで且つ同一素材のものを10本用意し
た。芯組構造は図3のとおりとし、これらの材料を水性
ビニルウレタン系接着剤にて冷圧接着した後、周囲4側
面をテノ−ナ−で正寸カットし、30×280×236
0ミリメ−トルサイズの折戸用のフラッシュ扉を作製し
た。コ−ルドプレスでの接着条件は接着剤塗布量220
g/m2、コ−ルドプレスの圧力2kg/cm2、圧締時
間16時間、圧締温度摂氏25℃であった。
芯材と同サイズで且つ同一素材のものを10本用意し
た。芯組構造は図3のとおりとし、これらの材料を水性
ビニルウレタン系接着剤にて冷圧接着した後、周囲4側
面をテノ−ナ−で正寸カットし、30×280×236
0ミリメ−トルサイズの折戸用のフラッシュ扉を作製し
た。コ−ルドプレスでの接着条件は接着剤塗布量220
g/m2、コ−ルドプレスの圧力2kg/cm2、圧締時
間16時間、圧締温度摂氏25℃であった。
【0043】短手方向の芯材と長手方向の芯材は全く同
サイズ同一素材のものを使用し、短手方向の芯材間のピ
ッチは202ミリメ−トルとし、芯材接点にスペ−サ−
を挟んで約1.0ミリメ−トルの空隙を設けた。さら
に、長手方向の芯材は扉の幅方向の左右位置で、およそ
中央となる位置に縦一列に通直に配列した。
サイズ同一素材のものを使用し、短手方向の芯材間のピ
ッチは202ミリメ−トルとし、芯材接点にスペ−サ−
を挟んで約1.0ミリメ−トルの空隙を設けた。さら
に、長手方向の芯材は扉の幅方向の左右位置で、およそ
中央となる位置に縦一列に通直に配列した。
【0044】比較例1 内部芯組構造のみ実施例1と異なり、他は実施例1と全
く同じとした。すなわち、20×45×2296ミリメ
−トルサイズの合板材を2本と20×45×460ミリ
メ−トルサイズの合板材を2本用意し、外周枠材とし
た。
く同じとした。すなわち、20×45×2296ミリメ
−トルサイズの合板材を2本と20×45×460ミリ
メ−トルサイズの合板材を2本用意し、外周枠材とし
た。
【0045】裏面材として厚み2.5ミリメ−トル、幅
460ミリメ−トル、長さ2296ミリメ−トルサイズ
の単色のプリント合板を1枚用意した。表面材として
は、裏面材と同サイズで厚さ0.2ミリメ−トルのオ−
ク突板を貼着した化粧合板を1枚用意した。また、短手
方向の芯材としては、20×30×370ミリメ−トル
サイズのパ−ティクルボ−ドを7本用意した。そして、
短手方向の芯材の間隔の内法寸法は249.5ミリメ−
トルで等間隔とした。
460ミリメ−トル、長さ2296ミリメ−トルサイズ
の単色のプリント合板を1枚用意した。表面材として
は、裏面材と同サイズで厚さ0.2ミリメ−トルのオ−
ク突板を貼着した化粧合板を1枚用意した。また、短手
方向の芯材としては、20×30×370ミリメ−トル
サイズのパ−ティクルボ−ドを7本用意した。そして、
短手方向の芯材の間隔の内法寸法は249.5ミリメ−
トルで等間隔とした。
【0046】芯組構造は図6のとおりとし、これらの材
料を実施例1と同じ接着剤を用いて、同様の接着条件で
接着完了した後、周囲4側面をテノ−ナ−で正寸カット
し、実施例1と同じく、25×450×2280ミリメ
−トルサイズのフラッシュ扉を作製した。
料を実施例1と同じ接着剤を用いて、同様の接着条件で
接着完了した後、周囲4側面をテノ−ナ−で正寸カット
し、実施例1と同じく、25×450×2280ミリメ
−トルサイズのフラッシュ扉を作製した。
【0047】次に本発明の芯組構造の効果を確認するた
め、実施例1と比較例1のフラッシュ構造扉を、長手方
向の反り、および表面材、裏面材の凹凸変化に不利な環
境下で2週間放置し、長手方向の反り、及び表面材、裏
面材の凹凸変化量を測定した。表面材、裏面材の凹凸変
化量の経時変化の結果を下記の表1に示す。また、その
結果をグラフ化して図8に示す。長手方向の反り値の経
時変化は表2に示す。
め、実施例1と比較例1のフラッシュ構造扉を、長手方
向の反り、および表面材、裏面材の凹凸変化に不利な環
境下で2週間放置し、長手方向の反り、及び表面材、裏
面材の凹凸変化量を測定した。表面材、裏面材の凹凸変
化量の経時変化の結果を下記の表1に示す。また、その
結果をグラフ化して図8に示す。長手方向の反り値の経
時変化は表2に示す。
【0048】この表1、表2、図8を見てわかるとお
り、実施例1は比較例1と比較して、長手方向の反りお
よび表面材、裏面材の短手芯材間の凹凸変化量が大幅に
少なく改善されている。なお、試験環境条件は温度40
℃、相対湿度90%とした。
り、実施例1は比較例1と比較して、長手方向の反りお
よび表面材、裏面材の短手芯材間の凹凸変化量が大幅に
少なく改善されている。なお、試験環境条件は温度40
℃、相対湿度90%とした。
【0049】まず、表1の表面材および裏面材の凹凸変
化量について見てみると、この表1で凹凸値とは凹凸の
実際の測定値を示し、凹凸変化量は初期の凹凸値からの
変化量を示す。表面材の凹凸変化量では、実施例1では
14日経過後でも、わずか0.9ミリメ−トルしか変化
しなかったのに対して、比較例1では、それの、およそ
2倍の1.7ミリメ−トルも変化した。また、裏面材の
凹凸変化量では、実施例1では経過日数10日目に最大
値0.4ミリメ−トルを示し、これに対して、比較例1
では、14日目に最大値2.7ミリメ−トルと大きく変
化した。これをグラフ化した図8を見ると、よりはっき
りと示されている。
化量について見てみると、この表1で凹凸値とは凹凸の
実際の測定値を示し、凹凸変化量は初期の凹凸値からの
変化量を示す。表面材の凹凸変化量では、実施例1では
14日経過後でも、わずか0.9ミリメ−トルしか変化
しなかったのに対して、比較例1では、それの、およそ
2倍の1.7ミリメ−トルも変化した。また、裏面材の
凹凸変化量では、実施例1では経過日数10日目に最大
値0.4ミリメ−トルを示し、これに対して、比較例1
では、14日目に最大値2.7ミリメ−トルと大きく変
化した。これをグラフ化した図8を見ると、よりはっき
りと示されている。
【0050】また、凹凸値そのものも、実施例1では表
面材で−0.7ミリメ−トル〜+0.2ミリメ−トルの
範囲で変化した。実施例1の裏面材は+0.3ミリメ−
トル〜+0.7ミリメ−トルの範囲で変化した。一方、
比較例1では表面材で0〜+1.7ミリメ−トルの範囲
で変化した。比較例1の裏面材は0〜+2.7ミリメ−
トルの範囲で変化した。
面材で−0.7ミリメ−トル〜+0.2ミリメ−トルの
範囲で変化した。実施例1の裏面材は+0.3ミリメ−
トル〜+0.7ミリメ−トルの範囲で変化した。一方、
比較例1では表面材で0〜+1.7ミリメ−トルの範囲
で変化した。比較例1の裏面材は0〜+2.7ミリメ−
トルの範囲で変化した。
【0051】扉を実際使用する際、この表裏面材の凹凸
値で気にならない限度はおよそ−1〜+1ミリメ−トル
の範囲である。また、凹凸変化量の実用上の限度値も
1.0ミリメ−トル以下であり、実施例1では、表面
材、裏面材ともこの限度に入っており、長期にわたって
高湿度の環境下で使用されても、実用上なんら問題とな
らない。一方、比較例1では、表裏面材ともこの限度を
大きく超えており、実用上大きな問題となる。
値で気にならない限度はおよそ−1〜+1ミリメ−トル
の範囲である。また、凹凸変化量の実用上の限度値も
1.0ミリメ−トル以下であり、実施例1では、表面
材、裏面材ともこの限度に入っており、長期にわたって
高湿度の環境下で使用されても、実用上なんら問題とな
らない。一方、比較例1では、表裏面材ともこの限度を
大きく超えており、実用上大きな問題となる。
【0052】次に、表2にしたがって、長手方向の反り
を見ると、実施例1では14日経過後の反りの最大値は
2.1ミリメ−トルであったのに対して、比較例1では
NO.2の試験体が10日経過後に最大値の9.2ミリ
メ−トルを示している。
を見ると、実施例1では14日経過後の反りの最大値は
2.1ミリメ−トルであったのに対して、比較例1では
NO.2の試験体が10日経過後に最大値の9.2ミリ
メ−トルを示している。
【0053】試験体扉のサイズは25×450×228
0ミリメ−トルであり、この長さの扉では通常、長手方
向の反り値の使用できる限界は3.0ミリメ−トルであ
り、実施例1はこの基準に十分入っているが、比較例1
ではこの基準を大きく越えており、実用上問題がある。
0ミリメ−トルであり、この長さの扉では通常、長手方
向の反り値の使用できる限界は3.0ミリメ−トルであ
り、実施例1はこの基準に十分入っているが、比較例1
ではこの基準を大きく越えており、実用上問題がある。
【0054】次に、環境試験室内で高湿度の条件下で試
験した結果を表1及び表2に示す。表1
験した結果を表1及び表2に示す。表1
【0055】表2
【図1】本発明のフラッシュ芯組構造の1例を示す平面
図。
図。
【図2】本発明のフラッシュ芯組構造の1例を示す断面
図。
図。
【図3】本発明のフラッシュ芯組構造の他の1例を示す
平面図。
平面図。
【図4】本発明のフラッシュ芯組構造の他の1例を示す
平面図。
平面図。
【図5】芯材の接点に設けられた空隙部を示す要部拡大
図。
図。
【図6】従来のフラッシュ芯組構造の1例を示す平面
図。
図。
【図7】従来のフラッシュ芯組構造の他の1例を示す平
面図。
面図。
【図8】フラッシュ扉表裏面凹凸変化量の経時変化を示
すグラフ。
すグラフ。
1 表面材 2 裏面材 3 短手方向の外周枠材 4 長手方向の外周枠材 5 短手方向の芯材 6 長手方向の芯材 7 芯材接点の空隙部 8 長手方向の一本通しの芯材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E016 HA09 JA01 JA11 JC00 JC07 KA01 KA07 LA01 LB12 LC03 LD02 MA11 NA01 QA13
Claims (4)
- 【請求項1】 4本の外周枠材とそれに内接する長手方
向及び短手方向の芯材と表面材及び裏面材からなるフラ
ッシュ構造を有する扉であって、短手方向の芯材は分断
されることなく長手方向の枠材の間に内接して複数個配
列され、該、短手方向の枠材と芯材の間、および、短手
方向の芯材間に略内接して長手方向の芯材が配列されて
いることを特徴とする扉。 - 【請求項2】 短手方向の芯材の長さ寸法と隣接短手芯
材間の内法寸法が略一致し、短手方向の芯材と長手方向
の芯材の長さ寸法が略同一であることを特徴とする請求
項1に記載の扉。 - 【請求項3】 短手方向の芯材と長手方向の芯材の接
点、および、短手方向の枠材と長手方向の芯材の接点に
空隙をつくるようにして、長手方向の芯材を配列するこ
とを特徴とする請求項1,2に記載の扉。 - 【請求項4】 短手方向の芯材と長手方向の芯材の接
点、および、短手方向の枠材と長手方向の芯材の接点の
空隙が1ミリメ−トル以上2ミリメ−トル以下であるこ
とを特徴とする請求項1,2,3に記載の扉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11084900A JP2000282761A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | フラッシュ構造を有する扉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11084900A JP2000282761A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | フラッシュ構造を有する扉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000282761A true JP2000282761A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13843623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11084900A Pending JP2000282761A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | フラッシュ構造を有する扉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000282761A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021038657A (ja) * | 2020-11-26 | 2021-03-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | パネル |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS567888U (ja) * | 1979-06-29 | 1981-01-23 | ||
| JPS56157292U (ja) * | 1980-04-25 | 1981-11-24 | ||
| JPS5777781A (en) * | 1980-10-29 | 1982-05-15 | Shinichi Yamashita | Bendproof panel |
| JPH09256742A (ja) * | 1996-03-26 | 1997-09-30 | Nichiha Corp | モール材付きドア |
-
1999
- 1999-03-26 JP JP11084900A patent/JP2000282761A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS567888U (ja) * | 1979-06-29 | 1981-01-23 | ||
| JPS56157292U (ja) * | 1980-04-25 | 1981-11-24 | ||
| JPS5777781A (en) * | 1980-10-29 | 1982-05-15 | Shinichi Yamashita | Bendproof panel |
| JPH09256742A (ja) * | 1996-03-26 | 1997-09-30 | Nichiha Corp | モール材付きドア |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021038657A (ja) * | 2020-11-26 | 2021-03-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | パネル |
| JP7108947B2 (ja) | 2020-11-26 | 2022-07-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | パネル |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040511 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040702 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040810 |