JP2000282862A - エンジンのウォータポンプ構造 - Google Patents

エンジンのウォータポンプ構造

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JP2000282862A
JP2000282862A JP11091587A JP9158799A JP2000282862A JP 2000282862 A JP2000282862 A JP 2000282862A JP 11091587 A JP11091587 A JP 11091587A JP 9158799 A JP9158799 A JP 9158799A JP 2000282862 A JP2000282862 A JP 2000282862A
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JP
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pulley
pump
pump shaft
temperature
water pump
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JP11091587A
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Ryuichi Inaba
隆一 稲葉
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの温度が上昇したときにのみ冷却水
の循環を行い、また、暖機運転中には、冷却水の循環を
停止するようにしたウォータポンプを得る。 【解決手段】 プーリ20とポンプ軸16との間にクラ
ッチ機構を設けて、例えば、エンジンの暖機運転の際の
冷却水温度が低温のときは、プーリ20のみを回転させ
てポンプ軸16の回転を停止させる。冷却水の温度が上
昇したときは、ポンプ軸16に設けたバイメタル44が
その温度を検知して反り、ポンプ軸16の摺動可能なプ
ッシュロッド18を押圧し弁体を開口して流体を循環さ
せ、この流体を介してプーリ20の動力をポンプ軸16
に伝達させる。これによって、ウォータポンプ11が駆
動して冷却水が循環する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車または複数
のシリンダを有するエンジンに適用することができる、
エンジンのウォータポンプ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンのシリンダブロック内に設けら
れた冷却水通路の車両前部側にはVベルトによって、冷
却用ファンと共に駆動され冷却水を強制的に循環させる
ウォータポンプが取り付けられている。このウォータポ
ンプの構造を図13に基づいて簡単に説明する。
【0003】図において、ウォータポンプ1は、第一ポ
ンプケース2に第二ポンプケース3を組み付け、第一ポ
ンプケース2の内側に圧入したベアリング4でポンプ軸
5を回転自在に保持すると共に、ポンプ軸5の一端部5
aにVベルト(図示なし)が係合するプーリ6を嵌合固
定し、他端部5bにインペラ7を取付けたものである。
符号8で示すものはウォータポンプ1のうず流室であ
り、符号9で示すものはメカシールである。
【0004】ウォータポンプ用駆動装置として、特開平
7−167166号公報に開示されているものがある。
この公報に開示されているものは、ウォータポンプ羽根
車が流体摩擦継手を介して駆動されるようにし、高いエ
ンジン回転数のときにウォータポンプ羽根車の回転が減
制御されるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
において、ウォータポンプはエンジンの各部(例えば、
シリンダブロックのシリンダや、シリンダヘッドの燃焼
室)の温度、特にシリンダヘッドの温度が上がり過ぎな
いように冷却水を圧送しているものである。しかしなが
ら、シリンダヘッドが過熱していないような場合は、冷
却水を強制的に循環させる必要がない。したがって、こ
のような場合は、エネルギーが無駄に消失されているこ
とになる。
【0006】また、エンジンの始動時には、シリンダや
シリンダヘッドを速やかに暖めて(暖機して)、燃料が
霧化しやすい温度状態にすべきであるが、ウォータポン
プにより冷却水が循環しているため、オーバクールとな
って、エンジン温度が上がりにくく、暖機時間が長くな
る等の問題があった。これに対して、従来は冷却水通路
にサーモスタットを設けて、バイパス通路を接続してい
たが、部品点数が多くなると共に、エンジンのレイアウ
トの自由度が制限される等の問題があった。
【0007】特開平7−167166号公報に開示され
ているウォータポンプ用駆動装置は、エンジンの始動時
にインペラの駆動を停止するようにしたものなので、本
発明の課題を解決しているものではない。
【0008】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、プーリとポンプ軸との間にクラッチ機構を設けて、
シリンダヘッドが過熱していないときは、冷却水の循環
を停止し、温度が上昇したときには流体を循環させてウ
ォータポンプを作動して、冷却水を圧送すると共に、暖
機運転中においても、冷却水の循環を停止するようにし
たエンジンのウォータポンプ構造を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載された発明に
よれば、ウォータポンプのポンプケースの内側にポンプ
軸を回転自在に保持し、該ポンプ軸に外力で駆動される
プーリを回転自在に取り付け、該プーリの内部に該プー
リの動力を前記ポンプ軸に流動によって伝達する流体を
封入すると共に、冷却水の温度を検知して前記流体を流
動、停止させる感温体を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0010】請求項1記載の発明は、ポンプケースの内
側に保持したポンプ軸に外力で駆動されるプーリを回転
自在に取り付けて、例えば、エンジンの始動時の冷却水
が低温の際には、その温度を感温体で検知して、プーリ
の動力をポンプ軸に伝達する流体の流れを停止してポン
プ軸の回転を止め、プーリのみを回転させて、冷却水が
循環しないようにする。
【0011】冷却水の温度が上昇した際は、その温度を
感温体で検知して、プーリに内封した流体を循環させ、
流体によりプーリの動力をポンプ軸に伝達させてポンプ
軸を回転させ、冷却水を強制的に循環させる。すなわ
ち、流体を循環させてウォータポンプを駆動して冷却水
を圧送して、シリンダブロックのシリンダ及び、シリン
ダヘッドの燃焼室等エンジンの各部を冷却させる。
【0012】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、請求項1に記載されたものにおいて、前記ポンプ軸
の一側の端部近傍に流体用の弁体を配設し、他側の端部
近傍に冷却水の温度を検知する感温体を配設したことを
特徴とするものである。
【0013】請求項2記載の発明は、冷却水の温度が上
昇した場合、その温度をポンプ軸の他側の端部近傍に配
設した感温体で検知して、ポンプ軸の一側の端部近傍に
設けた流体用の弁体を開け、プーリに内封した流体を流
動させ、この流体によりプーリの動力をポンプ軸に伝達
させてポンプ軸を回転させ、冷却水をエンジン等に循環
させる。
【0014】また、請求項3に記載された発明によれ
ば、請求項2に記載されたものにおいて、前記ポンプ軸
を軸方向に貫通するプッシュロッドを摺動可能に設け、
該プッシュロッドの一端部は前記弁体に、他端部は前記
感温体に各々当接可能に設けられていることを特徴とす
るものである。
【0015】請求項3記載の発明は、ポンプ軸に摺動可
能に設けたプッシュロッドの一端部を弁体に、他端部を
感温体に各々当接可能に設けて、冷却水の温度が上昇し
た場合、その温度をポンプ軸の他側の端部近傍に設けた
感温体で検知し、感温体がプッシュロッドを押圧して摺
動させ、プッシュロッドで、その一側の端部近傍に設け
た弁体を押圧して弁体を開け、流体を流動させて、流体
によりプーリの動力をポンプ軸に伝達させる。
【0016】さらに、請求項4に記載された発明によれ
ば、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のものにおい
て、前記プーリの内側に放射状にフィンを設けると共
に、前記ポンプ軸の一側に設けた円盤状の従動プレート
に放射状に従動フィンを設け、該従動フィンと前記フィ
ンとは幅狭のクリアランスをもって対向していることを
特徴とするものである。
【0017】請求項4記載の発明は、プーリの内側の環
状の盛上部に設けたフィンと、従動プレートに設けた従
動フィンとの対向面に幅狭のクリアランスを設けて、流
体が流れる際の剪断抵抗が大きくなるようにし、プーリ
の動力を確実にポンプ軸に伝達させて回転させる。
【0018】請求項5に記載された発明によれば、請求
項4に記載されたものにおいて、前記プーリの内側に設
けた環状の盛上部の上部を傾斜面に形成し、該傾斜面に
放射状にフィンを設けると共に、該フィンに対向させ
て、従動プレートに円弧状フィンを形成したことを特徴
とするものである。
【0019】請求項5記載の発明は、プーリの内側の、
フィンを設けた盛上部の上部を傾斜面に形成させて、オ
イルが循環する際、オイルの流れに角度をもたせ、オイ
ルが従動プレートの円弧状フィンに前記角度でぶつかる
ようにする。そして、円弧状フィンで、このオイルの流
れを受け止めて回転力を発生させるようにする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、要
部を模式的に示した図1及び図2に基づいて説明する。
図1において、ウォータポンプ11のポンプケース12
は、第一ポンプケース13と第二ポンプケース14とか
ら概略構成されており、第一ポンプケース13の内側に
はベアリング15が設けられ、ベアリング15にはポン
プ軸16が回転自在に支持されている。このポンプ軸1
6の軸心部には貫通孔17が設けられており、貫通孔1
7にはプッシュロッド18が摺動可能に配設されてい
る。符号19はOリングである。
【0021】また、ポンプ軸16の一側16aはポンプ
ケース12より外部に突出しており、この突出した一側
16aの部分に、外力すなわちエンジンによって駆動さ
れるプーリ20が回転自在に取り付けられている。プー
リ20は、ポンプ軸16にシールベアリング21を介し
て支持された断面略凹状の第一クラッチケース22と、
第一クラッチケース22の凹部側に該凹部を覆うように
取り付けられた第二クラッチケース23と、第一クラッ
チケース22の外周面に取り付けたプーリ本体24とか
ら概略構成されている。
【0022】プーリ本体24と、第一クラッチケース2
2と、第二クラッチケース23とはボルト25によって
一体に固定されている。これにより、ポンプ軸16の一
側16aは第一クラッチケース22と第二クラッチケー
ス23とで囲まれた空間部に突出していることになる。
【0023】また、第二クラッチケース23の内側の略
中央には、図3に示すように、円盤状のクラッチプレー
ト26が取り付けられている(図5をも参照)。クラッ
チプレート26の中央部にはプッシュロッド18が遊挿
する孔27が設けられ、縁部側には小径のオイル孔28
が形成されている。
【0024】また、クラッチプレート26にはオイル孔
28を開閉する板ばね29が取り付けられている。板ば
ね29は基端部がクラッチプレート26のオイル孔28
の対称位置にリベット30によって固定されており、自
由端側でオイル孔28を塞いでいる。板ばね29は基端
部に設けた折れ曲がった爪29aがクラッチプレート2
9のスリット(図示なし)に嵌入することにより廻り止
めとなっている。この板ばね29とクラッチプレート2
6とによって弁体が構成されている。
【0025】前述のプッシュロッド18の一端部18a
の先端は、図1及び図5に示すように、クラッチプレー
ト26の孔27を挿通して板ばね29に当接している。
さらに、第二クラッチケース23の内側には環状の盛上
部23aが形成されており、この盛上部23aの上面に
は放射状にケース側フィン31が設けられている。
【0026】また、ポンプ軸16の一側16aにはスプ
ライン32が設けられており、スプライン32には、図
4に示すように円盤状の従動プレート33が嵌合されて
いる。従動プレート33の周縁側には放射状に従動フィ
ン34が形成されている。
【0027】そして図1及び図5に示すように、従動フ
ィン34と、第二クラッチケース23のケース側フィン
31とは互いに対向しており、ケース側フィン31及び
従動フィン34の対向する先端間は幅狭のクリアランス
35を有して非接触となっている。これら従動フィン3
4及びケース側フィン31の枚数は同じでなくてもよ
い。図1及び図5中、符号36で示すものは従動プレー
ト33の抜けを防止するサークリップである。
【0028】上記のようにポンプ軸16に第一クラッチ
ケース22及び従動プレート33を組み付け、さらに、
第一クラッチケース22に第二クラッチケース23を組
み付けることによって形成された空間部には、図1及び
図5に示すように、オイル室A、オイル室Bそしてオイ
ル室Cが形成される。
【0029】オイル室Aとオイル室Bとは、第二クラッ
チケース23に設けたオイル通路37及びオイル通路3
8によって連通しており、オイル室Aとオイル室Cとは
クラッチプレート26に設けた開閉可能のオイル孔28
によって連通されている。
【0030】さらに、オイル室Bを構成する第一クラッ
チケース22にはオイルをオイル通路37に導く第一傾
斜面39が設けられ、オイル室Cを構成する第二クラッ
チケース23にはオイルをケース側フィン31、従動フ
ィン34及びクリアランス35に導く第二傾斜面40が
設けられている(拡大して示す図5をも参照)。
【0031】図1において、符号41はオイル通路38
の端部に設けた盲栓である。上記プーリ20の第一クラ
ッチケース22及び第二クラッチケース23により形成
される内部、特に、オイル室A、オイル通路37,38
及びオイル室Bには、図5に網線で示すように、一定量
のオイルが充填内封されている。
【0032】また、図1に示すように、ポンプ軸16の
他側16bは第二ポンプケース14のうず流室42内に
突出しており、この突出部分にインペラ43が嵌合、固
定されている。インペラ43の取付側端部には感温体で
あるバイメタル44が装着されている。このバイメタル
44の中央部にはプッシュロッド18の他端部18bが
シム45を介して接触している。符号46はバイメタル
44の外れを防止するサークリップ、符号47はメカシ
ールを各々示している。
【0033】次に、本発明の実施の形態の作用を説明す
る。エンジンの始動後はVベルト等によって、プーリ2
0のプーリ本体24、第一クラッチケース22及び第二
クラッチケース23が一体で回転する。図5は、この回
転時のプーリ20に内封したオイルの状態を示したもの
である。オイルは遠心力によって、プーリ20の外周側
のオイル室Bに集まり、回転による揚程によってオイル
室Aをもオイルで充満されている。このときケース側フ
ィン31及び従動フィン34がオイルに浸漬されないよ
うに内封したオイル量は制限されている。
【0034】このようにケース側フィン31、従動フィ
ン34がオイルに浸漬されないので従動プレート33及
びポンプ軸16は回転駆動されない。よって、ウォータ
ポンプ11も駆動されることはない。エンジンの回転が
続き、冷却水の温度が上昇するのにつれ、図6に示すよ
うに、バイメタル44が反り、設定温度にてシム45を
介してプッシュロッド18が摺動して板ばね29を押し
オイル孔28が開口する。
【0035】これによって、図7及び図8に矢印で示す
ように、オイル室A内のオイルがクラッチプレート26
のオイル孔28を通ってオイル室C内に流入し、さら
に、遠心力によって、ケース側フィン31と従動フィン
34とのクリアランス35を通り、また、ケース側フィ
ン31の各々の間及び従動フィン34の各々の間を通っ
てオイル室Bに流入し、さらに、オイル通路37及びオ
イル通路38を通ってオイル室Aに戻る。このときオイ
ルの剪断抵抗によって、従動プレート33が駆動され、
ポンプ軸16及びインペラ43が回転してウォータポン
プ11が駆動される。すなわち、ウォータポンプ11の
駆動時において、オイルはこの順路で循環して、ポンプ
軸16を回転させることになる。
【0036】図9に示す実施の形態は、ポンプ軸16の
他側16bに装着したインペラ43の端部に、うず流室
42(図1参照)の冷却水に臨むようにサーモユニット
48を設けたものである。サーモユニット48はケース
49の内部にワックス50を備え、ダイヤフラム51及
びリテーナ52によって密封されている。また、ダイヤ
フラム51にプランジャー53を接触させて設け、プラ
ンジャー53の先端部はシム45を介してプッシュロッ
ド18に当接している。図9において、符号54で示す
ものはケース49を保持するサークリップである。
【0037】そして、図10に示すように、エンジンの
冷却水温度の上昇によりワックス50が固体から液化す
ることによる体積膨張によりプランジャー53がシム4
5を介してプッシュロッド18を押圧する。そして、前
述したように、オイル孔28が開口してオイルが流れる
ことによってウォータポンプ11が駆動し冷却水が循環
する。すなわち、一定温度以上になると、ウォータポン
プ11が駆動することになる。
【0038】また、図11に示す実施の形態は、第二ク
ラッチケース23の内側に設けた環状の盛上部23aの
上部を傾斜面55に形成し、この傾斜面55に放射状に
フィン56を設け、さらにこのフィン56に対向させ
て、円弧状フィン57を従動プレート33に形成させた
ものである(図12参照)。
【0039】このように構成したので、傾斜面55によ
ってオイルの流れが角度を有し、オイルが従動プレート
33の円弧状フィン57に角度α(図11参照)で当た
るようになる。円弧状フィン57は湾曲面を有している
ので、オイルの流れを受けて回転力が発生する。この回
転力と、オイルの前記剪断抵抗とによって従動プレート
33を強く従動回転させることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たエンジンのウォータポンプ構造であるから、請求項1
に記載された発明によれば、シリンダヘッドが過熱して
いないときや、エンジン始動のときの冷却水温度が低温
の際には、その温度を感温体で検知して、流体の流れを
停止してポンプ軸の回転を止め、プーリのみを回転させ
て、ウォータポンプの駆動を停止させることができる。
これによって、冷却水の強制的な循環を回避することが
できる。
【0041】そして、冷却水の温度が上昇した際は、そ
の温度を感温体で検知して、プーリに内封した流体を循
環させ、流体によってプーリの動力をポンプ軸に伝達す
ることができる。これにより、ポンプ軸が回転して、冷
却水を強制的に循環させ、シリンダブロックのシリンダ
や、シリンダヘッドの燃焼室等エンジンの各部を冷却す
ることができる。
【0042】請求項2に記載された発明によれば、冷却
水の温度が上昇した場合、その温度をポンプ軸の他側に
配設した感温体で検知して、ポンプ軸の一側に設けた流
体用の弁体を開けるようにしたので、プーリに内封した
流体が循環し、この流体によりプーリの駆動力をポンプ
軸に伝達させることができる。これによって、ポンプ軸
が回転し、冷却水をエンジン等に強制的に循環させるこ
とができる。
【0043】請求項3記載の発明は、ポンプ軸に摺動可
能に設けたプッシュロッドの一端部を弁体に、他端部を
感温体に各々当接可能に設けたので、冷却水の温度が上
昇した場合、その温度をポンプ軸の他側に設けた感温体
で検知することができると共に、感温体がプッシュロッ
ドの他端部を押圧して摺動させ、プッシュロッドの一端
部が弁体を押圧して弁体を開口させるので、流体が循環
して、プーリの動力をポンプ軸に伝達させることができ
る。
【0044】請求項4記載の発明は、プーリの内側の環
状の盛上部に設けたフィンと、ポンプ軸の一側に設けた
従動プレートに設けた従動フィンとの対向面に幅狭のク
リアランスを設けたので、流体がクリアランスを通る際
の剪断抵抗が大きくなり、プーリの動力をポンプ軸に確
実に伝達することができる。これによって、ポンプ軸が
回転して冷却水を循環させることができる。
【0045】請求項5記載の発明は、プーリの内側の盛
上部を傾斜面に形成し、この傾斜面にフィンを設けたの
で、循環するオイルの流れに角度を持たすことができ、
オイルを従動プレートの円弧状フィンに角度を持たせて
ぶつけることができる。円弧状フィンがこのオイルの流
れを受け止めれば、ウォータポンプのポンプ軸に大きな
回転力が発生し、この回転力と前記剪断抵抗とによっ
て、従動プレートをより積極的に従動させることができ
る。
【0046】また、請求項1乃至5記載の発明は、エン
ジンが始動してから、水温が一定温度に達する間はウォ
ータポンプが駆動しないので、ポンプのメカニカルロス
を減少させることができる。さらに、従来使用している
サーモスタットの開弁温度でウォータポンプが駆動する
ように設定することにより、サーモスタット、サーモケ
ース及び冷却水のバイパスホース等が不要となりコスト
ダウンを図ることができる。
【0047】また、エンジンの暖機時のオーバクールを
防止して、燃焼速度を安定化することができ、燃費を向
上させることができる。また、始動後の暖機時間を大幅
に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の要部を概略的に示した一
部断面図である。
【図2】図1に示すものの左側面図である。
【図3】図1に示す円盤状のプレート及び板ばねの正面
図である。
【図4】図1に示す従動プレートの正面図である。
【図5】図1に示すプーリの断面図である。
【図6】図1に示すバイメタルが反ったところを示す断
面図である。
【図7】図1に示すプーリに充填したオイルがエンジン
の始動により循環しているところを示す断面図である。
【図8】図7に示すもののA−A線に沿う断面図であ
る。
【図9】他の実施の形態を示す断面図である。
【図10】図9のサーモユニットが作動したところを示
す断面図である。
【図11】さらに、他の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図12】図11のB−B線に沿うもので、従動プレー
トのみを示す断面図である。
【図13】従来のウォータポンプを示す断面図である。
【符号の説明】
11 ウォータポンプ 12 ポンプケース 16 ポンプ軸 16a 一側 16b 他側 18 プッシュロッド 18a 一端部 18b 他端部 20 プーリ 23a 盛上部 26 クラッチプレート 29 板ばね 31 ケース側フィン 33 従動プレート 34 従動フィン 35 クリアランス 44 バイメタル 48 サーモユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォータポンプのポンプケースの内側に
    ポンプ軸を回転自在に保持し、該ポンプ軸に外力で駆動
    されるプーリを回転自在に取り付け、該プーリの内部に
    該プーリの動力を前記ポンプ軸に流動によって伝達する
    流体を封入すると共に、冷却水の温度を検知して前記流
    体を流動、停止させる感温体を設けたことを特徴とする
    エンジンのウォータポンプ構造。
  2. 【請求項2】 前記ポンプ軸の一側の端部近傍に流体用
    の弁体を配設し、他側の端部近傍に冷却水の温度を検知
    する感温体を配設したことを特徴とする請求項1記載の
    エンジンのウォータポンプ構造。
  3. 【請求項3】 前記ポンプ軸を軸方向に貫通するプッシ
    ュロッドを摺動可能に設け、該プッシュロッドの一端部
    は前記弁体に、他端部は前記感温体に各々当接可能に設
    けられていることを特徴とする請求項2記載のエンジン
    のウォータポンプ構造。
  4. 【請求項4】 前記プーリの内側に放射状にフィンを設
    けると共に、前記ポンプ軸の一側に設けた円盤状の従動
    プレートに放射状に従動フィンを設け、該従動フィンと
    前記フィンとは幅狭のクリアランスをもって対向してい
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記
    載のエンジンのウォータポンプ構造。
  5. 【請求項5】 前記プーリの内側に設けた環状の盛上部
    の上部を傾斜面に形成し、該傾斜面に放射状にフィンを
    設けると共に、該フィンに対向させて、従動プレートに
    円弧状フィンを形成したことを特徴とする請求項4記載
    のエンジンのウォータポンプ構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6725813B1 (en) * 2003-03-03 2004-04-27 Borgwarner, Inc. Temperature-controlled variable speed water pump
JP2006348948A (ja) * 2006-09-26 2006-12-28 Sanyo Electric Co Ltd コージェネレーションシステム
JP2012057510A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Aisin Seiki Co Ltd 内燃機関温度制御システム

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