JP2000283018A - 水平軸風車及び該水平軸風車の建設方法 - Google Patents
水平軸風車及び該水平軸風車の建設方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大型のクレーン等を使用することなく、建設
コストの削減が可能な、比較的大型の水平軸風車及び該
風車の建設方法を提供する。 【解決手段】 タワー11は、基礎10上に固定された
基礎タワー部材12と、基礎タワー部材12の上端にヒ
ンジ18を介して倒伏位置と起立位置とに揺動自在に下
端タワー部材13を連結し、下端タワー部材13の上端
に接続用タワー部材15を連結する一方、ナセル21
は、互いに接合可能に分割される前部ナセル部21Aと
後部ナセル部21Bとによって形成し、各ナセル部21
Aと21Bの接合状態において互いのナセル部21Aと
21Bとの協働によって上面及び下面に対向して開口形
成されたタワー挿通孔22、23を備え、上記基礎タワ
ー部材12上に下端タワー部材13及び接続用タワー部
材15を起立して形成されたタワー11の上端にナセル
21を吊り上げ固定する。
コストの削減が可能な、比較的大型の水平軸風車及び該
風車の建設方法を提供する。 【解決手段】 タワー11は、基礎10上に固定された
基礎タワー部材12と、基礎タワー部材12の上端にヒ
ンジ18を介して倒伏位置と起立位置とに揺動自在に下
端タワー部材13を連結し、下端タワー部材13の上端
に接続用タワー部材15を連結する一方、ナセル21
は、互いに接合可能に分割される前部ナセル部21Aと
後部ナセル部21Bとによって形成し、各ナセル部21
Aと21Bの接合状態において互いのナセル部21Aと
21Bとの協働によって上面及び下面に対向して開口形
成されたタワー挿通孔22、23を備え、上記基礎タワ
ー部材12上に下端タワー部材13及び接続用タワー部
材15を起立して形成されたタワー11の上端にナセル
21を吊り上げ固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風車に関し、特に
水平軸風車及び該水平軸風車の建設方法に関する。
水平軸風車及び該水平軸風車の建設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、風力発電等に利用される水平軸
風車は、自然風のエネルギを効率的に採取可能なよう
に、ロータ及び該ロータを支持するナセル等を高いタワ
ーの上端に取り付ける方策が採られている。
風車は、自然風のエネルギを効率的に採取可能なよう
に、ロータ及び該ロータを支持するナセル等を高いタワ
ーの上端に取り付ける方策が採られている。
【0003】このような風車は、例えば特開昭58−1
92977号公報に開示され、かつ図10に示すよう
に、基礎タワー部材101上に上下方向に延在するタワ
ー102を立設し、その上端に支持されたナセル103
を介してロータ104が取り付けられている。
92977号公報に開示され、かつ図10に示すよう
に、基礎タワー部材101上に上下方向に延在するタワ
ー102を立設し、その上端に支持されたナセル103
を介してロータ104が取り付けられている。
【0004】このタワー102は、その下端を基礎タワ
ー部材101にヒンジ102aを介して実線で示す起立
位置と二点鎖線で示す倒伏位置との間で揺動自在に連結
されている。更に、基礎タワー部材101にジンポール
106の下端が軸支され、このジンポール106の上端
とタワー102の上部との間に抗張ワイヤ107が連結
され、かつジンポール106の上端は牽引ワイヤ108
を介してウィンチ109に連結されている。
ー部材101にヒンジ102aを介して実線で示す起立
位置と二点鎖線で示す倒伏位置との間で揺動自在に連結
されている。更に、基礎タワー部材101にジンポール
106の下端が軸支され、このジンポール106の上端
とタワー102の上部との間に抗張ワイヤ107が連結
され、かつジンポール106の上端は牽引ワイヤ108
を介してウィンチ109に連結されている。
【0005】従って、ウィンチ109によって上記牽引
ワイヤ108を巻き上げることによってジンポール10
6及び抗張ワイヤ107を介してタワー102を二点鎖
線で示す倒伏位置から実線で示す起立位置に起立させる
ことができると共に、ウィンチ109により牽引ワイヤ
108を巻き戻すことによって起立位置から倒伏位置に
横臥せしめることができる。
ワイヤ108を巻き上げることによってジンポール10
6及び抗張ワイヤ107を介してタワー102を二点鎖
線で示す倒伏位置から実線で示す起立位置に起立させる
ことができると共に、ウィンチ109により牽引ワイヤ
108を巻き戻すことによって起立位置から倒伏位置に
横臥せしめることができる。
【0006】このジンポール106や抗張ワイヤ107
はメンテナンス作業をするときに取り付けられ、風車を
運転するときは取り外せるように着脱自在になってい
る。また、ジンポール106や抗張ワイヤ107を取り
外して風車を運転するするときには、タワー102の下
端はボルト等によって基礎タワー部材101に固定し、
タワー102は起立位置に固定維持される。
はメンテナンス作業をするときに取り付けられ、風車を
運転するときは取り外せるように着脱自在になってい
る。また、ジンポール106や抗張ワイヤ107を取り
外して風車を運転するするときには、タワー102の下
端はボルト等によって基礎タワー部材101に固定し、
タワー102は起立位置に固定維持される。
【0007】また、他の風車の建設方法としては、移動
式クレーン等によってタワーを基礎部材上に起立せし
め、かつ移動式クレーン等によってナセル及びロータを
吊り上げてタワーの上端に取り付ける風車の建設方法が
ある。
式クレーン等によってタワーを基礎部材上に起立せし
め、かつ移動式クレーン等によってナセル及びロータを
吊り上げてタワーの上端に取り付ける風車の建設方法が
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記前者、特開昭62
−282178号公報に開示される風車によると、ヒン
ジ102aによってタワー102の下端を基礎タワー部
材101上に起立位置と倒伏位置との間で揺動自在に連
結することから、ロータ104或いはナセル103内に
収納される発電機等のナセル内装備品の点検や修理等の
メンテナンス作業を行う際には、タワー102を倒伏位
置に横臥することによって地上での作業が可能になり、
メンテナンス作業等を能率的に行うことができる。
−282178号公報に開示される風車によると、ヒン
ジ102aによってタワー102の下端を基礎タワー部
材101上に起立位置と倒伏位置との間で揺動自在に連
結することから、ロータ104或いはナセル103内に
収納される発電機等のナセル内装備品の点検や修理等の
メンテナンス作業を行う際には、タワー102を倒伏位
置に横臥することによって地上での作業が可能になり、
メンテナンス作業等を能率的に行うことができる。
【0009】しかし、ナセル内装備品が収納されて重量
が極めて大きいナセル103が上端に取り付けられたタ
ワー102を横臥状態の倒伏位置から起立位置に起立せ
しめるには、大きな牽引力が必要になり、ウィンチによ
り起立せしめられる風車は、比較的規模の小さなものに
限定される。
が極めて大きいナセル103が上端に取り付けられたタ
ワー102を横臥状態の倒伏位置から起立位置に起立せ
しめるには、大きな牽引力が必要になり、ウィンチによ
り起立せしめられる風車は、比較的規模の小さなものに
限定される。
【0010】一方、後者の移動式クレーン等を使用する
風車の建設方法によると、タワーを起立せしめた後に、
ナセルやロータを取り付けることから大型の移動式クレ
ーン等を使用するとによって比較的大型の風車を建設す
ることが可能になる。
風車の建設方法によると、タワーを起立せしめた後に、
ナセルやロータを取り付けることから大型の移動式クレ
ーン等を使用するとによって比較的大型の風車を建設す
ることが可能になる。
【0011】しかし、タワーは長大でかつ、大型の移動
式クレーンを使用することなら、建設機材調達コストの
増大を招き、特に、豊富で安定した風力資源が確保し得
る島嶼、山岳地、遠隔地等の地域での建設作業には、建
設機材調達コストの高騰が懸念され、かつ建設のための
作業スペースの確保が困難であり、更に悪天候等の影響
も大きく更なる建設コストの増大が懸念される。また、
ロータやナセル内に配設される発電機等のナセル内装備
品等のメンテナンスにも大型のクレーン等を要すること
からメンテナンスコストの増大が懸念される。
式クレーンを使用することなら、建設機材調達コストの
増大を招き、特に、豊富で安定した風力資源が確保し得
る島嶼、山岳地、遠隔地等の地域での建設作業には、建
設機材調達コストの高騰が懸念され、かつ建設のための
作業スペースの確保が困難であり、更に悪天候等の影響
も大きく更なる建設コストの増大が懸念される。また、
ロータやナセル内に配設される発電機等のナセル内装備
品等のメンテナンスにも大型のクレーン等を要すること
からメンテナンスコストの増大が懸念される。
【0012】この結果、これらの島嶼、山岳部、遠隔地
等の地域においては、風車による電力供給が切望されて
いるにも拘わらず風車の建設を断念せざるを得ない場合
が多々あり、また同様に、大型のクレーン等の建築機材
調達が困難な発展途上国等においても同様である。
等の地域においては、風車による電力供給が切望されて
いるにも拘わらず風車の建設を断念せざるを得ない場合
が多々あり、また同様に、大型のクレーン等の建築機材
調達が困難な発展途上国等においても同様である。
【0013】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、大型のクレーン等を使用することなく、建設コ
ストの削減が可能な、比較的大型の水平軸風車及び該水
平軸風車の建設方法を提供することにある。
目的は、大型のクレーン等を使用することなく、建設コ
ストの削減が可能な、比較的大型の水平軸風車及び該水
平軸風車の建設方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の水平軸風車の発明は、基礎上に立設された
タワーの上部にナセルが取り付けられ、該ナセルにロー
タが支持された水平軸風車において、上記タワーは、基
礎上に固定された基礎タワー部材と、該基礎タワー部材
の上端に下端がヒンジを介して連結され、横臥した倒伏
位置と起立せしめられた起立位置とに揺動自在な下端タ
ワー部材と、該下端タワー部材の上端に連結された接続
用タワー部材とを備え、上記ナセルは、互いに接合可能
に分割される複数のナセル部によって形成され、各ナセ
ル部の接合状態において互いのナセル部の協働によって
上面及び下面に対向して開口形成されたタワー挿通孔を
備え、上記基礎タワー部材上に下端タワー部材及び接続
用タワー部材を起立して形成されたタワーの上端にロー
タが支持された上記ナセルを取り付けたことを特徴とす
る。
項1に記載の水平軸風車の発明は、基礎上に立設された
タワーの上部にナセルが取り付けられ、該ナセルにロー
タが支持された水平軸風車において、上記タワーは、基
礎上に固定された基礎タワー部材と、該基礎タワー部材
の上端に下端がヒンジを介して連結され、横臥した倒伏
位置と起立せしめられた起立位置とに揺動自在な下端タ
ワー部材と、該下端タワー部材の上端に連結された接続
用タワー部材とを備え、上記ナセルは、互いに接合可能
に分割される複数のナセル部によって形成され、各ナセ
ル部の接合状態において互いのナセル部の協働によって
上面及び下面に対向して開口形成されたタワー挿通孔を
備え、上記基礎タワー部材上に下端タワー部材及び接続
用タワー部材を起立して形成されたタワーの上端にロー
タが支持された上記ナセルを取り付けたことを特徴とす
る。
【0015】請求項1の発明によると、タワーが予め輸
送に支障のない適宜大きさの基礎タワー部材、下端タワ
ー部材及び接続用タワー部材等に分割され、かつ比較的
大重量なナセルが複数のナセル部に分割形成されること
から、風車の構成部材の搬送性に優れ、島嶼、山岳地、
遠隔地等の建設場所であっても容易に搬送することが可
能になり、かつ建設にあたっても、大重量なナセル等と
分離して基礎タワー部材上に下端タワー部材及び接続タ
ワー部材を起立せしめてタワーを形成し、しかる後ナセ
ルのタワー挿通孔にタワーを貫通せしめ、タワーに沿っ
てナセルを吊り上げてタワーの上端に取り付けることか
ら、比較的出力の小さいウィンチ等によってタワーの起
立及びナセルの吊り上げが可能であり、大型のクレーン
等の建設機材を用いることなく風車の建設が可能にな
り、建設機材調達コストの削減がもたらされると共に、
比較的大型の風車であっても容易に建設することが可能
になる。
送に支障のない適宜大きさの基礎タワー部材、下端タワ
ー部材及び接続用タワー部材等に分割され、かつ比較的
大重量なナセルが複数のナセル部に分割形成されること
から、風車の構成部材の搬送性に優れ、島嶼、山岳地、
遠隔地等の建設場所であっても容易に搬送することが可
能になり、かつ建設にあたっても、大重量なナセル等と
分離して基礎タワー部材上に下端タワー部材及び接続タ
ワー部材を起立せしめてタワーを形成し、しかる後ナセ
ルのタワー挿通孔にタワーを貫通せしめ、タワーに沿っ
てナセルを吊り上げてタワーの上端に取り付けることか
ら、比較的出力の小さいウィンチ等によってタワーの起
立及びナセルの吊り上げが可能であり、大型のクレーン
等の建設機材を用いることなく風車の建設が可能にな
り、建設機材調達コストの削減がもたらされると共に、
比較的大型の風車であっても容易に建設することが可能
になる。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1の水平
軸風車において、上記ナセルは、該ナセル内の上記両タ
ワー挿通孔を回避した領域に複数のナセル内装備品の内
少なくとも一部が配設されたことを特徴とする。
軸風車において、上記ナセルは、該ナセル内の上記両タ
ワー挿通孔を回避した領域に複数のナセル内装備品の内
少なくとも一部が配設されたことを特徴とする。
【0017】請求項2の発明によると、タワー挿通孔を
回避した領域に予めナセル内装備品の一部を取り付けた
状態での吊り上げが可能になり、吊り上げ固定後に他の
備品のみを取り付けることから建設作業の効率化が得ら
れる。
回避した領域に予めナセル内装備品の一部を取り付けた
状態での吊り上げが可能になり、吊り上げ固定後に他の
備品のみを取り付けることから建設作業の効率化が得ら
れる。
【0018】上記目的を達成する請求項3に記載の水平
軸風車の建設方法は、基礎上に立設されたタワーの上部
にナセルが取り付けられ、該ナセルにロータが支持され
る水平軸風車の建設方法において、上記タワーは、基礎
タワー部材と、下端タワー部材と、接続用タワー部材と
を備え、上記ナセルは、互いに接合可能に分割される複
数のナセル部によって形成され、各ナセル部の接合状態
において互いのナセル部の協働によって上面及び下面に
対向して開口形成されたタワー挿通孔を備え、建設場所
に形成された基礎上に上記基礎タワー部材を立設し、該
基礎タワー部材の上端に上記下端タワー部材の下端を揺
動自在にヒンジを介在して連結すると共に、横臥した倒
伏位置の上記下端タワー部材の上端に接続用タワー部材
を連結するタワー連結工程と、該タワー連結工程で連結
された倒伏位置の上記下端タワー部材及び接続用タワー
部材を上記ヒンジを中心に揺動して起立位置に起立せし
めるタワー起立工程と、該タワー起立工程で形成された
上記タワーを上記タワー挿通孔内に貫通せしめるように
各ナセル部を接合してナセルを形成するナセル結合工程
と、該ナセル結合工程で形成されたナセルを上記タワー
に沿ってタワー上端に吊り上げるナセル吊り上げ工程
と、該ナセル吊り上げ工程でタワー上端に吊り上げられ
たナセルをタワー上端に固定するナセル固定工程とを備
えたことを特徴とする。
軸風車の建設方法は、基礎上に立設されたタワーの上部
にナセルが取り付けられ、該ナセルにロータが支持され
る水平軸風車の建設方法において、上記タワーは、基礎
タワー部材と、下端タワー部材と、接続用タワー部材と
を備え、上記ナセルは、互いに接合可能に分割される複
数のナセル部によって形成され、各ナセル部の接合状態
において互いのナセル部の協働によって上面及び下面に
対向して開口形成されたタワー挿通孔を備え、建設場所
に形成された基礎上に上記基礎タワー部材を立設し、該
基礎タワー部材の上端に上記下端タワー部材の下端を揺
動自在にヒンジを介在して連結すると共に、横臥した倒
伏位置の上記下端タワー部材の上端に接続用タワー部材
を連結するタワー連結工程と、該タワー連結工程で連結
された倒伏位置の上記下端タワー部材及び接続用タワー
部材を上記ヒンジを中心に揺動して起立位置に起立せし
めるタワー起立工程と、該タワー起立工程で形成された
上記タワーを上記タワー挿通孔内に貫通せしめるように
各ナセル部を接合してナセルを形成するナセル結合工程
と、該ナセル結合工程で形成されたナセルを上記タワー
に沿ってタワー上端に吊り上げるナセル吊り上げ工程
と、該ナセル吊り上げ工程でタワー上端に吊り上げられ
たナセルをタワー上端に固定するナセル固定工程とを備
えたことを特徴とする。
【0019】請求項3の発明によると、タワーを予め輸
送に支障のない適宜大きさの基礎タワー部材、下端タワ
ー部材及び接続用タワー部材に分割し、かつ比較的大重
量なナセルが複数のナセル部に分割可能に形成されるこ
とから、風車の構成部材の搬送性に優れ、島嶼、山岳
地、遠隔地等の建設場所であっても容易に搬送すること
が可能になり、更に建設にあたっても、タワー連結工程
における基礎タワー部材、下端タワー部材、接続等タワ
ー部材の連結作業が低所、換言すると地上で行うことが
可能になり建設作業の安全性が確保され、かつタワー起
立工程による下端タワー部材及び接続タワー部材の起立
と、ナセル吊り上げ工程によるナセルの吊り上げが分離
して行われることから、比較的小出力のウィンチ等の建
設機材によってのタワー起立及びナセル吊り上げ作業が
可能になり、大型のクレーン等の建設機材が不要になり
建設機材調達コストの削減がもたらされると共に、比較
的大型の風車であっても容易に建設することが可能にな
る。
送に支障のない適宜大きさの基礎タワー部材、下端タワ
ー部材及び接続用タワー部材に分割し、かつ比較的大重
量なナセルが複数のナセル部に分割可能に形成されるこ
とから、風車の構成部材の搬送性に優れ、島嶼、山岳
地、遠隔地等の建設場所であっても容易に搬送すること
が可能になり、更に建設にあたっても、タワー連結工程
における基礎タワー部材、下端タワー部材、接続等タワ
ー部材の連結作業が低所、換言すると地上で行うことが
可能になり建設作業の安全性が確保され、かつタワー起
立工程による下端タワー部材及び接続タワー部材の起立
と、ナセル吊り上げ工程によるナセルの吊り上げが分離
して行われることから、比較的小出力のウィンチ等の建
設機材によってのタワー起立及びナセル吊り上げ作業が
可能になり、大型のクレーン等の建設機材が不要になり
建設機材調達コストの削減がもたらされると共に、比較
的大型の風車であっても容易に建設することが可能にな
る。
【0020】上記目的を達成する請求項4に記載の水平
軸風車の建設方法は、基礎上に立設されたタワーの上部
にナセルが取り付けられ、該ナセルにロータが支持され
た水平軸風車の建設方法において、上記タワーは、筒状
の基礎タワー部材と、筒状の下端タワー部材と、筒状の
接続用タワー部材とを備え、上記ナセルは、互いに接合
可能に分割される複数のナセル部によって形成され、各
ナセル部の接合状態において互いのナセル部の協働によ
って上面及び下面に対向して開口形成されたタワー挿通
孔を備え、建設場所に形成された基礎上に上記基礎タワ
ー部材を立設し、該基礎タワー部材の上端に上記下端タ
ワー部材の下端を揺動自在にヒンジを介在して連結する
と共に、横臥した倒伏位置の該下端タワー部材の上端に
接続用タワー部材を連結するタワー連結工程と、上記下
端タワー部材乃至基礎タワー部材にジンポールを支持す
ると共に、接続用タワー部材の上部とジンポールの上部
とを抗張具で連結し、かつジンポールの上部を牽引装置
によって牽引して上記下端タワー部材及び接続用タワー
部材を上記基礎タワー部材上に起立せしめるタワー起立
工程と、該タワー起立工程で形成された上記タワーを上
記タワー挿通孔内に貫通せしめるように上記各ナセル部
を接合してナセルを形成するナセル結合工程と、タワー
上端に滑車を配設し、吊り上げ具の一端をナセルに結合
すると共に他端を上記滑車に巻き掛けてタワー内を垂下
して牽引装置に連結する吊り上げ装置設置工程と、上記
牽引装置によって吊り上げ具を牽引してナセルを上記タ
ワーに沿ってタワー上端に吊り上げるナセル吊り上げ工
程と、該ナセル吊り上げ工程でタワー上端に吊り上げら
れたナセルをタワー上端に固定するナセル固定工程とを
備えたことを特徴とする。
軸風車の建設方法は、基礎上に立設されたタワーの上部
にナセルが取り付けられ、該ナセルにロータが支持され
た水平軸風車の建設方法において、上記タワーは、筒状
の基礎タワー部材と、筒状の下端タワー部材と、筒状の
接続用タワー部材とを備え、上記ナセルは、互いに接合
可能に分割される複数のナセル部によって形成され、各
ナセル部の接合状態において互いのナセル部の協働によ
って上面及び下面に対向して開口形成されたタワー挿通
孔を備え、建設場所に形成された基礎上に上記基礎タワ
ー部材を立設し、該基礎タワー部材の上端に上記下端タ
ワー部材の下端を揺動自在にヒンジを介在して連結する
と共に、横臥した倒伏位置の該下端タワー部材の上端に
接続用タワー部材を連結するタワー連結工程と、上記下
端タワー部材乃至基礎タワー部材にジンポールを支持す
ると共に、接続用タワー部材の上部とジンポールの上部
とを抗張具で連結し、かつジンポールの上部を牽引装置
によって牽引して上記下端タワー部材及び接続用タワー
部材を上記基礎タワー部材上に起立せしめるタワー起立
工程と、該タワー起立工程で形成された上記タワーを上
記タワー挿通孔内に貫通せしめるように上記各ナセル部
を接合してナセルを形成するナセル結合工程と、タワー
上端に滑車を配設し、吊り上げ具の一端をナセルに結合
すると共に他端を上記滑車に巻き掛けてタワー内を垂下
して牽引装置に連結する吊り上げ装置設置工程と、上記
牽引装置によって吊り上げ具を牽引してナセルを上記タ
ワーに沿ってタワー上端に吊り上げるナセル吊り上げ工
程と、該ナセル吊り上げ工程でタワー上端に吊り上げら
れたナセルをタワー上端に固定するナセル固定工程とを
備えたことを特徴とする。
【0021】請求項4の発明は、請求項3に記載の発明
を更に具体化したものであって、特にタワー起立工程及
び吊り上げ装置設置工程が容易かつ確実に実行すること
が可能になる。
を更に具体化したものであって、特にタワー起立工程及
び吊り上げ装置設置工程が容易かつ確実に実行すること
が可能になる。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項3または
4の水平軸風車の建設方法において、上記ナセルは、該
ナセル内の上記両タワー挿通孔を回避した領域に複数の
ナセル内装備品の内少なくとも一部が配設され、上記ナ
セルをタワー上端に固定した後に他のナセル内装備品を
配設することを特徴とする。
4の水平軸風車の建設方法において、上記ナセルは、該
ナセル内の上記両タワー挿通孔を回避した領域に複数の
ナセル内装備品の内少なくとも一部が配設され、上記ナ
セルをタワー上端に固定した後に他のナセル内装備品を
配設することを特徴とする。
【0023】請求項5の発明によると、タワー挿通孔を
回避した領域に地上等で予めナセル内装備品の一部をナ
セルに取り付けた状態での吊り上げが可能になり、吊り
上げ固定後に他の備品のみを取り付けることから建設作
業の効率化が得られる。
回避した領域に地上等で予めナセル内装備品の一部をナ
セルに取り付けた状態での吊り上げが可能になり、吊り
上げ固定後に他の備品のみを取り付けることから建設作
業の効率化が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明による水平軸風車及
び該水平軸風車の建設方法の実施の形態を図1乃至図9
によって説明する。
び該水平軸風車の建設方法の実施の形態を図1乃至図9
によって説明する。
【0025】図1は、本実施の形態による水平軸風車の
概要を示す側面図であり、水平軸風車1は、基礎10上
に立設されるタワー11と、タワー11の上端に取り付
けられるナセル21及び該ナセル21に支持されるハブ
31a及び一対のブレード31bを有する1翅或いは2
翅のロータ31を備えている。なお説明の便宜上ナセル
21のロータ31が配設される矢印F側を前方、他方を
後方と言う。
概要を示す側面図であり、水平軸風車1は、基礎10上
に立設されるタワー11と、タワー11の上端に取り付
けられるナセル21及び該ナセル21に支持されるハブ
31a及び一対のブレード31bを有する1翅或いは2
翅のロータ31を備えている。なお説明の便宜上ナセル
21のロータ31が配設される矢印F側を前方、他方を
後方と言う。
【0026】一方、図2はタワー11の概要を示す要部
分解斜視図であり、図3はロータ31を含むナセル21
の概要を示す要部縦断面図、図4は同じくナセル21の
概要を示す要部水平断面図である。
分解斜視図であり、図3はロータ31を含むナセル21
の概要を示す要部縦断面図、図4は同じくナセル21の
概要を示す要部水平断面図である。
【0027】上記タワー11は、図2に示すように基礎
10に固設される基礎タワー部材12、下端タワー部材
13及び、複数の接続用タワー部材15を有している。
10に固設される基礎タワー部材12、下端タワー部材
13及び、複数の接続用タワー部材15を有している。
【0028】基礎タワー部材12は、少なくとも作業員
等が入ることが可能な例えば断面が多角形或いは円形の
筒状、本実施の形態では円筒状の筒体12a及び、該筒
体12aの上端縁に沿って内方に折曲形成されたリング
状の上部結合フランジ12bを有する金属製であって、
筒体12aには後述するワイヤ挿通孔12c(図2には
図示せず)が穿設されている。
等が入ることが可能な例えば断面が多角形或いは円形の
筒状、本実施の形態では円筒状の筒体12a及び、該筒
体12aの上端縁に沿って内方に折曲形成されたリング
状の上部結合フランジ12bを有する金属製であって、
筒体12aには後述するワイヤ挿通孔12c(図2には
図示せず)が穿設されている。
【0029】また、上記下端タワー部材13は、上記基
礎タワー部材12の筒体12aと同径の筒体13aと、
該筒体13aの上端縁及び下端縁に沿って各々内方に折
曲形成されたリング状の上部結合フランジ13b及び下
部結合フランジ13cを有する金属製であって、筒体1
3aには出入口(図示せず)が開口すると共に、該出入
口を開閉するドア13dが配設されている。更に筒体1
3aの内面に沿って筒体13aの軸線方向に延在する昇
降手段、例えばラダー14が設けられている。
礎タワー部材12の筒体12aと同径の筒体13aと、
該筒体13aの上端縁及び下端縁に沿って各々内方に折
曲形成されたリング状の上部結合フランジ13b及び下
部結合フランジ13cを有する金属製であって、筒体1
3aには出入口(図示せず)が開口すると共に、該出入
口を開閉するドア13dが配設されている。更に筒体1
3aの内面に沿って筒体13aの軸線方向に延在する昇
降手段、例えばラダー14が設けられている。
【0030】各接続用タワー部材15は、上記下端タワ
ー部材13の筒体13aと同径の筒体15aと、該筒体
15aの上端縁及び下端縁に沿って各々内方に折曲形成
されたリング状の上部結合フランジ15b及び下部結合
フランジ15cを有する金属製であって、この接続用タ
ワー部材15にも上記下端タワー部材13と同様に筒体
15aの内面に沿って筒体15aの軸線方向に延在する
ラダー14が設けられている。
ー部材13の筒体13aと同径の筒体15aと、該筒体
15aの上端縁及び下端縁に沿って各々内方に折曲形成
されたリング状の上部結合フランジ15b及び下部結合
フランジ15cを有する金属製であって、この接続用タ
ワー部材15にも上記下端タワー部材13と同様に筒体
15aの内面に沿って筒体15aの軸線方向に延在する
ラダー14が設けられている。
【0031】これら基礎タワー部材12、下端タワー部
材13及び各接続用タワー部材15は、輸送手段等を考
慮し、輸送に支障のない長さ、即ち高さ寸法に適宜設定
される。また、基礎タワー部材12の上部結合フランジ
12b、上記下端タワー部材13の上部結合フランジ1
3b及び下部結合フランジ13c、各接続用タワー部材
15の上部結合フランジ15b及び下部結合フランジ1
5cは、各タワー部材12、13、15を連結する連結
手段を形成している。
材13及び各接続用タワー部材15は、輸送手段等を考
慮し、輸送に支障のない長さ、即ち高さ寸法に適宜設定
される。また、基礎タワー部材12の上部結合フランジ
12b、上記下端タワー部材13の上部結合フランジ1
3b及び下部結合フランジ13c、各接続用タワー部材
15の上部結合フランジ15b及び下部結合フランジ1
5cは、各タワー部材12、13、15を連結する連結
手段を形成している。
【0032】下端タワー部材13は、下端がヒンジ18
を介して基礎部材12の上端に揺動自在に連結されて横
臥状態の倒伏位置と起立位置との間で揺動可能であっ
て、下端タワー部材13の上部結合フランジ13bと接
続用タワー部材15の下部結合フランジ15cをボルト
(図示せず)等によって結合して下端タワー部材13と
1段目の接続用タワー部材15を連結し、更にこの接続
用タワー部材15の上部結合フランジ15bに次の接続
用タワー部材15の下部結合フランジ15cをボルト等
によって結合して1段目の接続用タワー部材15に2段
目の接続用タワー部材15を連結する。
を介して基礎部材12の上端に揺動自在に連結されて横
臥状態の倒伏位置と起立位置との間で揺動可能であっ
て、下端タワー部材13の上部結合フランジ13bと接
続用タワー部材15の下部結合フランジ15cをボルト
(図示せず)等によって結合して下端タワー部材13と
1段目の接続用タワー部材15を連結し、更にこの接続
用タワー部材15の上部結合フランジ15bに次の接続
用タワー部材15の下部結合フランジ15cをボルト等
によって結合して1段目の接続用タワー部材15に2段
目の接続用タワー部材15を連結する。
【0033】同様に2段目の接続用タワー部材15上に
適宜個数、本実施の形態では2個の接続用タワー部材1
5を連結し、4個の接続用タワー部材15が連結された
下端タワー部材13をヒンジ18を介して起立せしめ、
基礎タワー部材12の上部結合フランジ12bと下端タ
ワー部材13の下部結合フランジ13cをボルト等によ
って結合してタワー11が形成される。
適宜個数、本実施の形態では2個の接続用タワー部材1
5を連結し、4個の接続用タワー部材15が連結された
下端タワー部材13をヒンジ18を介して起立せしめ、
基礎タワー部材12の上部結合フランジ12bと下端タ
ワー部材13の下部結合フランジ13cをボルト等によ
って結合してタワー11が形成される。
【0034】最上段の接続用タワー部材15の上部結合
フランジ15bには、図3に断面を示すように、上部結
合フランジ15bに沿って延在する外輪及び内輪を備え
たベアリング19を介して回動自在にナセル21が取り
付けられている。
フランジ15bには、図3に断面を示すように、上部結
合フランジ15bに沿って延在する外輪及び内輪を備え
たベアリング19を介して回動自在にナセル21が取り
付けられている。
【0035】ナセル21を支持するベアリング19は、
外輪が接続用タワー部材15の上部結合フランジ15b
に結合され、該外輪の外周にギヤが形成されると共に、
内輪にボルト等によって外径が接続用タワー部材15の
外径より大なるリング状のナセル取付板20が取り付け
られている。
外輪が接続用タワー部材15の上部結合フランジ15b
に結合され、該外輪の外周にギヤが形成されると共に、
内輪にボルト等によって外径が接続用タワー部材15の
外径より大なるリング状のナセル取付板20が取り付け
られている。
【0036】一方、ナセル21は、図3及び図4に示す
ように両端が閉鎖されて水平方向に延在する略円筒状で
あって、略中央部で周方向に沿って分割される前部ナセ
ル部21Aと後部ナセル部21Bの各ナセル部によって
形成され、互いに分割された前部ナセル部21Aと後部
ナセル部21Bがナセル接合部21cによって互いに接
合されている。
ように両端が閉鎖されて水平方向に延在する略円筒状で
あって、略中央部で周方向に沿って分割される前部ナセ
ル部21Aと後部ナセル部21Bの各ナセル部によって
形成され、互いに分割された前部ナセル部21Aと後部
ナセル部21Bがナセル接合部21cによって互いに接
合されている。
【0037】ナセル21の上面及び下面に各々前部ナセ
ル部21Aと後部ナセル部21Bとの協働によってナセ
ル接合部21cを中心として上記下端タワー部材13及
び接続用タワー部材15が貫通可能なタワー挿通孔2
2、23が対向して開口し、上面に開口するタワー挿通
孔22はタワー11へナセル21を取り付けた後に蓋2
2aによって閉蓋される。
ル部21Aと後部ナセル部21Bとの協働によってナセ
ル接合部21cを中心として上記下端タワー部材13及
び接続用タワー部材15が貫通可能なタワー挿通孔2
2、23が対向して開口し、上面に開口するタワー挿通
孔22はタワー11へナセル21を取り付けた後に蓋2
2aによって閉蓋される。
【0038】前部ナセル部21A及び後部ナセル部21
Bの各下面にはナセル挿通孔23を避けるように前部支
持部材24及び後部支持部材25が取り付けられ、前部
支持部材24及び後部支持部材25から下方に延在され
て上記ナセル取付板20の下面に係止すると共に、該ナ
セル取付板20にボルト等によって結合される下端が略
L字状に形成されたナセル取付部材26が複数延設され
ている。なお、各ナセル取付部材26は後述する建設作
業において基礎タワー部材12、下端タワー部材13、
接続用タワー部材15等との接触を防止するために互い
に十分離間して配設されている。
Bの各下面にはナセル挿通孔23を避けるように前部支
持部材24及び後部支持部材25が取り付けられ、前部
支持部材24及び後部支持部材25から下方に延在され
て上記ナセル取付板20の下面に係止すると共に、該ナ
セル取付板20にボルト等によって結合される下端が略
L字状に形成されたナセル取付部材26が複数延設され
ている。なお、各ナセル取付部材26は後述する建設作
業において基礎タワー部材12、下端タワー部材13、
接続用タワー部材15等との接触を防止するために互い
に十分離間して配設されている。
【0039】ナセル21内に複数のナセル内装備品30
が収納されている。複数のナセル内装備品30の一部、
例えば図3及び図4に示すように、前部ナセル部21A
内の平面視上記タワー挿通孔22及び23と重複しない
領域、換言すると後述する建設時において基礎タワー部
材12、下端タワー部材13、接続用タワー部材15等
の貫通に影響を及ぼす領域を回避して、ロータ31を支
持する回転軸32を軸支する軸受け33、回転軸32の
回転速度を変速するギヤボックス34及びブレーキ35
等がが配設され、かつタワー挿通孔22、23の領域に
配設されるナセル内装備品30、例えばアクチュエータ
36がギヤボックス33に取り付けられている。
が収納されている。複数のナセル内装備品30の一部、
例えば図3及び図4に示すように、前部ナセル部21A
内の平面視上記タワー挿通孔22及び23と重複しない
領域、換言すると後述する建設時において基礎タワー部
材12、下端タワー部材13、接続用タワー部材15等
の貫通に影響を及ぼす領域を回避して、ロータ31を支
持する回転軸32を軸支する軸受け33、回転軸32の
回転速度を変速するギヤボックス34及びブレーキ35
等がが配設され、かつタワー挿通孔22、23の領域に
配設されるナセル内装備品30、例えばアクチュエータ
36がギヤボックス33に取り付けられている。
【0040】一方、後部ナセル21部B内の平面視上記
タワー挿通孔22及び23と重複しない領域、即ち建設
時において基礎タワー部材12、下端タワー部材13、
接続用タワー部材15等の貫通に影響を及ぼす領域を回
避して 発電機37、コントローラ38、油圧源39等
が配設され、上記ギヤボックス33と発電機37との間
にはギヤボックス34から発電機37に動力伝達する駆
動軸40が配設されると共に、上記ナセル取付板20に
はヨーモータ41が設けられ、ヨーモータ41の出力軸
には上記ベアリング19の外輪外周に形成された上記ギ
ヤに噛み合うドライブギヤが設けられ、ヨーモータ41
の回転によってベアリング19を介在して支持されたナ
セル21が回動してナセル21に支持されたロータ31
の向きが調整される。
タワー挿通孔22及び23と重複しない領域、即ち建設
時において基礎タワー部材12、下端タワー部材13、
接続用タワー部材15等の貫通に影響を及ぼす領域を回
避して 発電機37、コントローラ38、油圧源39等
が配設され、上記ギヤボックス33と発電機37との間
にはギヤボックス34から発電機37に動力伝達する駆
動軸40が配設されると共に、上記ナセル取付板20に
はヨーモータ41が設けられ、ヨーモータ41の出力軸
には上記ベアリング19の外輪外周に形成された上記ギ
ヤに噛み合うドライブギヤが設けられ、ヨーモータ41
の回転によってベアリング19を介在して支持されたナ
セル21が回動してナセル21に支持されたロータ31
の向きが調整される。
【0041】更に、後部ナセル部21Bの上部には風向
風速計42が設けられ、風向風速計42によって計測さ
れた風向及び風速等の計測値に基づくコントローラ38
からの指示によってアクチュエータ36、ブレーキ3
5、ヨーモータ41等の各ナセル内装品30の作動を制
御して効率的な発電が確保される。
風速計42が設けられ、風向風速計42によって計測さ
れた風向及び風速等の計測値に基づくコントローラ38
からの指示によってアクチュエータ36、ブレーキ3
5、ヨーモータ41等の各ナセル内装品30の作動を制
御して効率的な発電が確保される。
【0042】ナセル21の下部には建設の際、ナセル2
1を上昇を円滑にするガイド機構45が設けられてい
る。ガイド機構45は、図5に概要を示すようにナセル
21の下部に揺動自在に基端が支持され、先端にガイド
ローラ45bが軸支された複数のアーム45aを有し、
アーム45aはガイドローラ45bを上記タワー挿通孔
22及び23に挿通されたタワー11の外周面11aに
圧接するようスプリング等の付勢手段によって付勢さ
れ、ガイドローラ45bはナセル21の上昇時にタワー
11の外周面11a上を転動し、かつナセル21が下降
した際にはガイドローラ45bの回転が防止される逆転
防止機構(図示せず)が設けられている。即ちガイド機
構45にはナセル21の落下を防止する落下防止機能が
設けられている。そして、上記付勢手段はナセル21を
タワー11に固定した後、付勢力を除去する。
1を上昇を円滑にするガイド機構45が設けられてい
る。ガイド機構45は、図5に概要を示すようにナセル
21の下部に揺動自在に基端が支持され、先端にガイド
ローラ45bが軸支された複数のアーム45aを有し、
アーム45aはガイドローラ45bを上記タワー挿通孔
22及び23に挿通されたタワー11の外周面11aに
圧接するようスプリング等の付勢手段によって付勢さ
れ、ガイドローラ45bはナセル21の上昇時にタワー
11の外周面11a上を転動し、かつナセル21が下降
した際にはガイドローラ45bの回転が防止される逆転
防止機構(図示せず)が設けられている。即ちガイド機
構45にはナセル21の落下を防止する落下防止機能が
設けられている。そして、上記付勢手段はナセル21を
タワー11に固定した後、付勢力を除去する。
【0043】ナセル21の下部にはナセル11がタワー
11に沿って上昇せしめられ、ナセル21がタワー11
の上端所定位置に達した際、ナセル21の落下を防止す
る安全装置46が設けられている。
11に沿って上昇せしめられ、ナセル21がタワー11
の上端所定位置に達した際、ナセル21の落下を防止す
る安全装置46が設けられている。
【0044】この安全装置46は、例えば図6に概要を
示すようにナセル21に支持された支持部材47と、支
持部材47に下端が揺動自在に軸支されて上端に略L字
状に形成されたフック48aが形成されたフック部材4
8及び支持部材47に穿設された貫通孔47aに摺動可
能に嵌合し、一端がフック部材48の上端近傍に当接可
能な表示棒49を備え、フック部材48は支持部材47
と離反する方向にスプリング等の付勢手段(図示せず)
によって付勢されている。
示すようにナセル21に支持された支持部材47と、支
持部材47に下端が揺動自在に軸支されて上端に略L字
状に形成されたフック48aが形成されたフック部材4
8及び支持部材47に穿設された貫通孔47aに摺動可
能に嵌合し、一端がフック部材48の上端近傍に当接可
能な表示棒49を備え、フック部材48は支持部材47
と離反する方向にスプリング等の付勢手段(図示せず)
によって付勢されている。
【0045】このように構成された安全装置46は、表
示棒49の一端がフック部材48に当接して他端が貫通
孔47a内に嵌合せしめられた状態で、ナセル21の上
昇と共にタワー11に沿って上昇し、テーパ状に形成さ
れたフック48aの上面がタワー11の上端に設けられ
れたフック係止部として機能するナセル取付板20の外
周縁との当接によって二点鎖線で示すようにフック部材
48の上端が付勢手段に抗して支持部材47側に押しや
られ、表示棒49を貫通孔47aから他端を突出させ、
更なる上昇によってフック部材48のフック48aが実
線で示すようにナセル取付板20の上面に係止してナセ
ル21の落下を防止すると共に、貫通孔47aから突出
する表示棒49によって地上からナセル21が所定位置
まで上昇したことが確認できる。なお、確認棒49は地
上からの確認が容易なように視認性に優れた赤や黄色等
で着色することが望ましい。
示棒49の一端がフック部材48に当接して他端が貫通
孔47a内に嵌合せしめられた状態で、ナセル21の上
昇と共にタワー11に沿って上昇し、テーパ状に形成さ
れたフック48aの上面がタワー11の上端に設けられ
れたフック係止部として機能するナセル取付板20の外
周縁との当接によって二点鎖線で示すようにフック部材
48の上端が付勢手段に抗して支持部材47側に押しや
られ、表示棒49を貫通孔47aから他端を突出させ、
更なる上昇によってフック部材48のフック48aが実
線で示すようにナセル取付板20の上面に係止してナセ
ル21の落下を防止すると共に、貫通孔47aから突出
する表示棒49によって地上からナセル21が所定位置
まで上昇したことが確認できる。なお、確認棒49は地
上からの確認が容易なように視認性に優れた赤や黄色等
で着色することが望ましい。
【0046】次に、このように構成される水平軸風車1
の建設方法について、図7(a)乃至(g)に概要を示
す建設方法説明図に従って説明する。
の建設方法について、図7(a)乃至(g)に概要を示
す建設方法説明図に従って説明する。
【0047】基礎タワー部材12、下端タワー部材1
3、建設すべき風車1の高さに相応する複数個の接続用
タワー部材15、ナセル21、ロータ31及び各ナセル
内装備品30等が建設場所に搬入される。
3、建設すべき風車1の高さに相応する複数個の接続用
タワー部材15、ナセル21、ロータ31及び各ナセル
内装備品30等が建設場所に搬入される。
【0048】タワー連結工程S1において、図7(a)
及び図2に示すように建設場所に形成された基礎10上
に基礎タワー部材12を設置固定し、かつヒンジ18を
介して基礎タワー部材12の上端縁の一端と、横臥状
態、即ち倒伏位置における下端タワー部材13の下端縁
の一端を揺動自在に連結する。
及び図2に示すように建設場所に形成された基礎10上
に基礎タワー部材12を設置固定し、かつヒンジ18を
介して基礎タワー部材12の上端縁の一端と、横臥状
態、即ち倒伏位置における下端タワー部材13の下端縁
の一端を揺動自在に連結する。
【0049】続いて、下端タワー部材13の上部結合フ
ランジ13bに、横臥状態の接続用タワー部材15の下
部結合フランジ15cを重合し、重合された互いの結合
フランジ13bと15cをボルト等によって結合して下
端タワー部材13と一段目の接続用タワー部材15を連
結する。
ランジ13bに、横臥状態の接続用タワー部材15の下
部結合フランジ15cを重合し、重合された互いの結合
フランジ13bと15cをボルト等によって結合して下
端タワー部材13と一段目の接続用タワー部材15を連
結する。
【0050】更に、この下端タワー部材13に連結され
た接続用タワー部材15の上部結合フランジ15bに、
次の接続用タワー部材15の下部結合フランジ15cを
ボルト等によって結合して1段目の接続用タワー部材1
5と2段目の接続用タワー部材15を連結する。
た接続用タワー部材15の上部結合フランジ15bに、
次の接続用タワー部材15の下部結合フランジ15cを
ボルト等によって結合して1段目の接続用タワー部材1
5と2段目の接続用タワー部材15を連結する。
【0051】次に、2段目の接続用タワー部材15の上
部結合フランジ13bに3段目の接続用タワー部材15
の下部結合フランジ15cを結合して2段目の接続用タ
ワー部材15と3段目の接続用タワー部材15を連結
し、同様に4段目の接続用タワー部材15を連結する。
これらタワー連結工程S1の各タワー部材12、13、
15の連結作業は地上において効率的かつ安全に行われ
る。
部結合フランジ13bに3段目の接続用タワー部材15
の下部結合フランジ15cを結合して2段目の接続用タ
ワー部材15と3段目の接続用タワー部材15を連結
し、同様に4段目の接続用タワー部材15を連結する。
これらタワー連結工程S1の各タワー部材12、13、
15の連結作業は地上において効率的かつ安全に行われ
る。
【0052】続いて、タワー起立工程S2において、図
7(b)に示すように下端タワー部材13の下端或いは
基礎タワー部材12にジンポール51の下端を軸支する
と共に、最上段の接続用タワー部材15の上部とジンポ
ール51の上端との間を抗張具、例えば抗張ワイヤ52
で連結し、かつジンポール15の上端を牽引具、例えば
牽引ワイヤ53を介して牽引装置、本実施の形態におけ
るウィンチ54に連結し、このウィンチ54によって牽
引ワイヤ53を巻き上げることによって、一体的に連結
されて倒伏位置に横臥した下端タワー部材13及び複数
の接続用タワー部材15がヒンジ18を中心に回動して
図7(b)に二点鎖線で示すように起立位置に起立せし
められる。
7(b)に示すように下端タワー部材13の下端或いは
基礎タワー部材12にジンポール51の下端を軸支する
と共に、最上段の接続用タワー部材15の上部とジンポ
ール51の上端との間を抗張具、例えば抗張ワイヤ52
で連結し、かつジンポール15の上端を牽引具、例えば
牽引ワイヤ53を介して牽引装置、本実施の形態におけ
るウィンチ54に連結し、このウィンチ54によって牽
引ワイヤ53を巻き上げることによって、一体的に連結
されて倒伏位置に横臥した下端タワー部材13及び複数
の接続用タワー部材15がヒンジ18を中心に回動して
図7(b)に二点鎖線で示すように起立位置に起立せし
められる。
【0053】この起立せしめられた状態で、重合する基
礎タワー部材12の上部結合フランジ13bと下端タワ
ー部材13の上部結合フランジ13cをボルト等によっ
て結合して基礎タワー部材12、下端タワー部材13及
び複数の接続用タワー部材15によって中空状のタワー
11が形成され、しかる後ジンポール51、抗張ワイヤ
52、牽引ワイヤ53等が取り外される。
礎タワー部材12の上部結合フランジ13bと下端タワ
ー部材13の上部結合フランジ13cをボルト等によっ
て結合して基礎タワー部材12、下端タワー部材13及
び複数の接続用タワー部材15によって中空状のタワー
11が形成され、しかる後ジンポール51、抗張ワイヤ
52、牽引ワイヤ53等が取り外される。
【0054】このタワー11は、基礎タワー部材12の
上部結合フランジ12b、下端タワー部材13の上部結
合フランジ13b、接続用タワー部材15の下部結合フ
ランジ15c及び上部結合フランジ15c等の各結合フ
ランジが各々内方に折曲形成されることから外周面11
aが滑らかに形成される。
上部結合フランジ12b、下端タワー部材13の上部結
合フランジ13b、接続用タワー部材15の下部結合フ
ランジ15c及び上部結合フランジ15c等の各結合フ
ランジが各々内方に折曲形成されることから外周面11
aが滑らかに形成される。
【0055】また、このタワー11には、最上段となる
接続用タワー部材15の上部結合フランジ15bに、ベ
アリング19及びナセル取付板20をタワー11の起立
に先行して予め取り付けられ、或いは起立後にベアリン
グ19及びナセル取付板20が取り付けられて準備され
る。
接続用タワー部材15の上部結合フランジ15bに、ベ
アリング19及びナセル取付板20をタワー11の起立
に先行して予め取り付けられ、或いは起立後にベアリン
グ19及びナセル取付板20が取り付けられて準備され
る。
【0056】一方、前部ナセル部21Aの上記タワー挿
通孔22及び23と重複しない領域に配設されるべきナ
セル内装備品30、即ち上記回転軸32、回転軸32を
軸支する軸受け33、ギヤボックス34及びブレーキ3
5等を予め前面ナセル部21Aの前部支持部材24に取
り付け、かつ回転軸32の先端にロータ31のハブ31
aを装着すると共に、同様に後部ナセル部21Bの後部
支持部材25に上記タワー挿通孔22及び23と重複し
ない領域に配設される内装備品30、即ち上記発電機3
7、コントローラ38、油圧源39等を取り付て準備す
る。
通孔22及び23と重複しない領域に配設されるべきナ
セル内装備品30、即ち上記回転軸32、回転軸32を
軸支する軸受け33、ギヤボックス34及びブレーキ3
5等を予め前面ナセル部21Aの前部支持部材24に取
り付け、かつ回転軸32の先端にロータ31のハブ31
aを装着すると共に、同様に後部ナセル部21Bの後部
支持部材25に上記タワー挿通孔22及び23と重複し
ない領域に配設される内装備品30、即ち上記発電機3
7、コントローラ38、油圧源39等を取り付て準備す
る。
【0057】そして、次のナセル結合工程S3におい
て、図7(c)に示すように、タワー11の下端近傍に
ナセル載置台55を準備し、上記ナセル内装備品30が
予め取り付けられた前部ナセル部21A及び後部ナセル
部21Bを破線で示すようにタワー11の基礎部材11
の両側から基礎部材11を挟むように接近させてタワー
挿通孔22及び23に基礎部材11を貫通せしめると共
に、ナセル結合部21cによって前部ナセル部21Aと
後部ナセル部21Bを結合して一体化を図り、ナセル載
置台55上に載置支持する。
て、図7(c)に示すように、タワー11の下端近傍に
ナセル載置台55を準備し、上記ナセル内装備品30が
予め取り付けられた前部ナセル部21A及び後部ナセル
部21Bを破線で示すようにタワー11の基礎部材11
の両側から基礎部材11を挟むように接近させてタワー
挿通孔22及び23に基礎部材11を貫通せしめると共
に、ナセル結合部21cによって前部ナセル部21Aと
後部ナセル部21Bを結合して一体化を図り、ナセル載
置台55上に載置支持する。
【0058】この前部ナセル部21Aと後部ナセル部2
1Bの結合に先だって、或いは結合後にガイド機構45
及び安全装置46をナセル21に取り付ける。
1Bの結合に先だって、或いは結合後にガイド機構45
及び安全装置46をナセル21に取り付ける。
【0059】続く図7(d)に示す吊り上げ装置設置工
程S4において、前部ナセル部21Aから突出する回転
軸32に装着されたハブ31aに一対、即ち1翅或いは
2翅のブレード31bを取り付けると共に、吊り上げ装
置を設置する。
程S4において、前部ナセル部21Aから突出する回転
軸32に装着されたハブ31aに一対、即ち1翅或いは
2翅のブレード31bを取り付けると共に、吊り上げ装
置を設置する。
【0060】吊り上げ装置は、図5及び図8に示すよう
にタワー11の上端に取り付けらる複数、本実施の形態
では一対の滑車58及びタワー11の下部内、即ち基礎
タワー部材12内において基礎10に取付支持される滑
車59が配設され、タワー11の近傍にウィンチ54が
配設されると共に、ナセル21とウィンチ54との間に
は、アジャスター装置65を介して連結される2本の吊
り上げ具となる吊り上げワイヤ61及び牽引ワイヤ62
が配設される。
にタワー11の上端に取り付けらる複数、本実施の形態
では一対の滑車58及びタワー11の下部内、即ち基礎
タワー部材12内において基礎10に取付支持される滑
車59が配設され、タワー11の近傍にウィンチ54が
配設されると共に、ナセル21とウィンチ54との間に
は、アジャスター装置65を介して連結される2本の吊
り上げ具となる吊り上げワイヤ61及び牽引ワイヤ62
が配設される。
【0061】各吊り上げワイヤ61は、各々一端61a
がナセル21の前方端近傍及び後端近傍に結合され、タ
ワー11の上端に取り付けられた滑車58に巻き掛けら
れてタワー11内において他端61bがアジャスター装
置65に結合され、アジャスター装置65には牽引ワイ
ヤ62の一端62aが結合され、牽引ワイヤ62の他端
は滑車59に巻き掛けられて基礎タワー部材11に開口
するワイヤ挿通孔12cからタワー11外に導かれてウ
ィンチ54に連結されている。
がナセル21の前方端近傍及び後端近傍に結合され、タ
ワー11の上端に取り付けられた滑車58に巻き掛けら
れてタワー11内において他端61bがアジャスター装
置65に結合され、アジャスター装置65には牽引ワイ
ヤ62の一端62aが結合され、牽引ワイヤ62の他端
は滑車59に巻き掛けられて基礎タワー部材11に開口
するワイヤ挿通孔12cからタワー11外に導かれてウ
ィンチ54に連結されている。
【0062】吊り上げワイヤ61と牽引ワイヤ62の間
に配設されるアジャスター装置65は、下端中央部が牽
引ワイヤ62に結合される基部66と、基部66と各吊
り上げワイヤ61の他端62bとの間に介装される長さ
調整機構、例えばターンバックル67を備え、各吊り上
げワイヤ62の長さを補正して吊り上げワイヤ62によ
って吊り上げられるナセル21を水平に保持する水平補
正機構として機能する。
に配設されるアジャスター装置65は、下端中央部が牽
引ワイヤ62に結合される基部66と、基部66と各吊
り上げワイヤ61の他端62bとの間に介装される長さ
調整機構、例えばターンバックル67を備え、各吊り上
げワイヤ62の長さを補正して吊り上げワイヤ62によ
って吊り上げられるナセル21を水平に保持する水平補
正機構として機能する。
【0063】次のナセル吊り上げ工程S5において、ウ
ィンチ54によって牽引ワイヤ62を巻き取ることによ
って図7(e)に示すようにアジャスター装置65を介
して吊り上げワイヤ62によってナセル21がタワー1
1に沿って吊り上げられる。
ィンチ54によって牽引ワイヤ62を巻き取ることによ
って図7(e)に示すようにアジャスター装置65を介
して吊り上げワイヤ62によってナセル21がタワー1
1に沿って吊り上げられる。
【0064】このウィンチ54による牽引ワイヤ62の
巻き上げによるナセル21の上昇に際して、ナセル21
は、図5に示すようにナセル21に設けられたガイド機
構45のガイドローラ45bがタワー11の外周面11
a上に当接乃至圧接して転動することによって、揺動が
規制され、かつタワー11の外周が滑らかに形成される
ことから円滑な上昇がもたらされる。
巻き上げによるナセル21の上昇に際して、ナセル21
は、図5に示すようにナセル21に設けられたガイド機
構45のガイドローラ45bがタワー11の外周面11
a上に当接乃至圧接して転動することによって、揺動が
規制され、かつタワー11の外周が滑らかに形成される
ことから円滑な上昇がもたらされる。
【0065】また、仮に吊り上げワイヤ61或いは牽引
ワイヤ62が損傷した場合にも、ガイド機構45の各ガ
イドローラ45bの逆回転が阻止されて各ガイドローラ
45bがタワー11の外周面11aに圧接せしめられて
ナセル21の落下が未然に防止されて作業の安全性が確
保される。
ワイヤ62が損傷した場合にも、ガイド機構45の各ガ
イドローラ45bの逆回転が阻止されて各ガイドローラ
45bがタワー11の外周面11aに圧接せしめられて
ナセル21の落下が未然に防止されて作業の安全性が確
保される。
【0066】更にナセル21が吊り上げられてタワー1
1の上端所定位置に達すると、図7(f)に示す安全装
置によるナセル係止工程S6によってナセル21が安全
装置46によってタワー11の所定位置に係止固定され
る。即ち、図6に示すように安全装置46の表示棒49
の一端がフック部材48に当接して貫通孔47a内に嵌
合せしめられた状態で、ナセル21の上昇と共にタワー
11に沿って安全装置46が上昇し、タワー11の上端
に設けられれたナセル取付板20の外周縁に上端が当接
してフック部材48が破線で示すように支持部材47側
に押しやられ、表示棒49を貫通孔47aから他端を突
出させ、更なる上昇によってフック部材48のフック4
8aがナセル取付板20の上面に係止してナセル21の
落下が防止され、かつ貫通孔47aから突出する表示棒
49によって地上からナセル21が所定位置まで上昇し
て係止されたことが確認される。
1の上端所定位置に達すると、図7(f)に示す安全装
置によるナセル係止工程S6によってナセル21が安全
装置46によってタワー11の所定位置に係止固定され
る。即ち、図6に示すように安全装置46の表示棒49
の一端がフック部材48に当接して貫通孔47a内に嵌
合せしめられた状態で、ナセル21の上昇と共にタワー
11に沿って安全装置46が上昇し、タワー11の上端
に設けられれたナセル取付板20の外周縁に上端が当接
してフック部材48が破線で示すように支持部材47側
に押しやられ、表示棒49を貫通孔47aから他端を突
出させ、更なる上昇によってフック部材48のフック4
8aがナセル取付板20の上面に係止してナセル21の
落下が防止され、かつ貫通孔47aから突出する表示棒
49によって地上からナセル21が所定位置まで上昇し
て係止されたことが確認される。
【0067】次の図7(g)に示すナセル固定工程S7
において、図3に示すようにナセル取付板20にナセル
取付部材26がボルト等によって結合されてタワー11
の上端にナセル21が取る付け固定され、かつ滑車5
8、59、吊り上げワイヤ61、牽引ワイヤ62、アジ
ャスター装置65等の各吊り上げ装置がタワー11及び
ナセル21から撤去される。
において、図3に示すようにナセル取付板20にナセル
取付部材26がボルト等によって結合されてタワー11
の上端にナセル21が取る付け固定され、かつ滑車5
8、59、吊り上げワイヤ61、牽引ワイヤ62、アジ
ャスター装置65等の各吊り上げ装置がタワー11及び
ナセル21から撤去される。
【0068】しかる後、ヨーモータ41がナセル取付板
20に取り付けられ、更にタワー挿通孔22及び23の
領域に及ぶアクチュエータ36、駆動軸40等を含む他
のナセル内装備品30等がタワー11内を通して吊り上
げられ、或いはタワー挿通孔22、23を回避してナセ
ル21内に仮に固定されて吊り上げられて取り付けられ
ると共に、タワー挿通孔22が蓋22aによって閉蓋さ
れる。
20に取り付けられ、更にタワー挿通孔22及び23の
領域に及ぶアクチュエータ36、駆動軸40等を含む他
のナセル内装備品30等がタワー11内を通して吊り上
げられ、或いはタワー挿通孔22、23を回避してナセ
ル21内に仮に固定されて吊り上げられて取り付けられ
ると共に、タワー挿通孔22が蓋22aによって閉蓋さ
れる。
【0069】以上説明した実施の形態によると、タワー
11が予め輸送に支障のない適宜大きさの基礎タワー部
材11、下端タワー部材13及び複数の接続用タワー部
材15に分割され、かつ比較的大重量なナセル21を前
部ナセル21A及び後部ナセル21Bに分割形成されて
風車1の構成部材が搬送性に優れ、島嶼、山岳地、遠隔
地等の建設場所であっても容易に構成部材を搬送するこ
とが可能になり、かつ風車1の建設にあたっても、大重
量なナセル21等と分離してタワー11のみを起立せし
め、しかる後ナセル21を吊り上げてタワー11の上端
に取り付けることから、比較的低出力のウィンチ54等
によってタワー11の起立及びナセル21の吊り上げが
可能になり、大型のクレーン等の建設機材が不要にな
り、建設機材調達コスト、従って建設コストの大幅な削
減がもたらされる。
11が予め輸送に支障のない適宜大きさの基礎タワー部
材11、下端タワー部材13及び複数の接続用タワー部
材15に分割され、かつ比較的大重量なナセル21を前
部ナセル21A及び後部ナセル21Bに分割形成されて
風車1の構成部材が搬送性に優れ、島嶼、山岳地、遠隔
地等の建設場所であっても容易に構成部材を搬送するこ
とが可能になり、かつ風車1の建設にあたっても、大重
量なナセル21等と分離してタワー11のみを起立せし
め、しかる後ナセル21を吊り上げてタワー11の上端
に取り付けることから、比較的低出力のウィンチ54等
によってタワー11の起立及びナセル21の吊り上げが
可能になり、大型のクレーン等の建設機材が不要にな
り、建設機材調達コスト、従って建設コストの大幅な削
減がもたらされる。
【0070】本発明は上記実施の形態に限定されること
なく、発明に趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
る。
なく、発明に趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
る。
【0071】例えば、上記実施の形態では、ナセル21
を前部ナセル部21Aと後部ナセル部21Bに接合可能
に分割したが、ナセル21を左右に接合可能な一対のナ
セル部によって形成するなど、他の形状のナセル部に接
合可能に分割形成することも可能であり、また1翅或い
は2翅ロータ31に限定されることなく、3翅以上のロ
ータを用いることも可能であり、この場合にはナセル結
合工程S2において使用されるナセル載置台55の高さ
をより高いものを用いることが好ましい。
を前部ナセル部21Aと後部ナセル部21Bに接合可能
に分割したが、ナセル21を左右に接合可能な一対のナ
セル部によって形成するなど、他の形状のナセル部に接
合可能に分割形成することも可能であり、また1翅或い
は2翅ロータ31に限定されることなく、3翅以上のロ
ータを用いることも可能であり、この場合にはナセル結
合工程S2において使用されるナセル載置台55の高さ
をより高いものを用いることが好ましい。
【0072】また、上記実施の形態では、4個の接続用
タワー部材15を用いたが、輸送手段及びタワー11の
高さ等に相応して適宜個数及び適宜高さ等に変更するこ
とも可能であり、ナセル11を吊り上げる吊り上げワイ
ヤ62は2本に限定されることなくナセル11の重量及
び重量バランス等を考慮して他の複数本に変更可能であ
る。
タワー部材15を用いたが、輸送手段及びタワー11の
高さ等に相応して適宜個数及び適宜高さ等に変更するこ
とも可能であり、ナセル11を吊り上げる吊り上げワイ
ヤ62は2本に限定されることなくナセル11の重量及
び重量バランス等を考慮して他の複数本に変更可能であ
る。
【0073】更に、上記安全装置46は、図9に図6対
応する図面を示し、同一部分に同一符号を付することで
詳細な説明を省略するが、上端に配設される接続用タワ
ー部材15の上部結合フランジ15bを外側に突出する
ように折り曲げてフック係止部を形成し、該上部結合フ
ランジ15bによりフック部材48を揺動せしめ、かつ
上部結合フランジ15にフック部材48を係止するよう
に構成することも可能である。
応する図面を示し、同一部分に同一符号を付することで
詳細な説明を省略するが、上端に配設される接続用タワ
ー部材15の上部結合フランジ15bを外側に突出する
ように折り曲げてフック係止部を形成し、該上部結合フ
ランジ15bによりフック部材48を揺動せしめ、かつ
上部結合フランジ15にフック部材48を係止するよう
に構成することも可能である。
【0074】
【発明の効果】以上説明した本発明に水平軸風車及び該
風車の建設方法によると、タワーが予め輸送に支障のな
い適宜大きさの基礎タワー部材、下端タワー部材及び接
続用タワー部材に分割され、かつ比較的大重量なナセル
が複数のナセル部に分割形成されることから、風車の構
成部材の搬送性に優れ、かつ建設にあたって、大重量な
ナセル等と分離して基礎タワー部材上に下端タワー部材
及び接続タワー部材のみを起立せしめてタワーを形成
し、しかる後ナセルのタワー挿通孔にタワーを貫通せし
め、タワーに沿ってナセルを吊り上げてタワーの上端に
取り付けることから、比較的出力の小さいウィンチ等の
建築機材によってタワーの起立及びナセルの吊り上げが
可能であり、大型のクレーン等の建設機材が不要にな
り、建設機材調達コストの削減がもたらされると共に、
比較的大型の風車であっても容易に建設することが可能
になる。
風車の建設方法によると、タワーが予め輸送に支障のな
い適宜大きさの基礎タワー部材、下端タワー部材及び接
続用タワー部材に分割され、かつ比較的大重量なナセル
が複数のナセル部に分割形成されることから、風車の構
成部材の搬送性に優れ、かつ建設にあたって、大重量な
ナセル等と分離して基礎タワー部材上に下端タワー部材
及び接続タワー部材のみを起立せしめてタワーを形成
し、しかる後ナセルのタワー挿通孔にタワーを貫通せし
め、タワーに沿ってナセルを吊り上げてタワーの上端に
取り付けることから、比較的出力の小さいウィンチ等の
建築機材によってタワーの起立及びナセルの吊り上げが
可能であり、大型のクレーン等の建設機材が不要にな
り、建設機材調達コストの削減がもたらされると共に、
比較的大型の風車であっても容易に建設することが可能
になる。
【図1】本実施の形態による水平軸風車及び該風車の建
設方法の概要を説明する風車の側面図である。
設方法の概要を説明する風車の側面図である。
【図2】同じく、タワーの概要を示す要部分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】同じく、ロータを含むナセルの概要を示す要部
縦断面図である。
縦断面図である。
【図4】同じく、ロータを含むナセルの概要を示す要部
水平断面図である。
水平断面図である。
【図5】同じく、ガイド機構の概要を示す要部断面図で
ある。
ある。
【図6】同じく、安全装置の概要を示す要部断面図であ
る。
る。
【図7】同じく、水平軸風車の建設方法の概要を示す建
設方法説明図である。
設方法説明図である。
【図8】同じく、吊り上げ装置の概要を示す説明図であ
る。
る。
【図9】同じく、他の安全装置の概要を示す腰部断面図
である。
である。
【図10】従来の風車の概要を示す説明図である。
1 水平軸風車 10 基礎 11 タワー 12 基礎タワー部材 12a 筒体 12b 上部結合フランジ(連結手段) 13 下端タワー部材 13a 筒体 13b 上部結合フランジ(連結手段) 15 接続用タワー部材 15a 筒体 15b 上部結合フランジ(連結手段) 15c 下部結合フランジ(連結手段) 18 ヒンジ 20 ナセル取付板 21 ナセル 21A 前部ナセル部(ナセル部) 21B 後部ナセル部(ナセル部) 22 タワー挿通孔 23 タワー挿通孔 31 ロータ 30 ナセル内装備品 32 回転軸(ナセル内装備品) 33 軸受け(ナセル内装備品) 34 ギヤボックス(ナセル内装備品) 35 ブレーキ(ナセル内装備品) 36 アクチュエータ(ナセル内装備品) 37 発電機(ナセル内装備品) 38 コントローラ(ナセル内装備品) 39 油圧源(ナセル内装備品) 40 駆動軸(ナセル内装備品) 41 ヨーモータ(ナセル内装備品) 45 ガイド機構 45a アーム 45b ガイドローラ 46 安全装置 47 支持部材 48 フック部材 S1 タワー連結工程 S2 タワー起立工程 51 ジンポール 52 抗張ワイヤ(抗張具) 53 牽引ワイヤ(牽引具) 54 ウィンチ(牽引装置) S3 ナセル結合工程 S4 吊り上げ装置設置工程 58 滑車 59 滑車 65 アジャスター装置 61 吊り上げワイヤ(吊り上げ具) S1 タワー連結工程 S2 タワー起立工程 S3 ナセル結合工程 S4 吊り上げ装置設置工程 S5 ナセル吊り上げ工程 S6 ナセル係止工程 S7 ナセル固定工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越岡 康弘 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 永尾 徹 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 高橋 則之 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 Fターム(参考) 3H078 AA02 AA26 BB20 CC47
Claims (5)
- 【請求項1】 基礎上に立設されたタワーの上部にナセ
ルが取り付けられ、該ナセルにロータが支持された水平
軸風車において、 上記タワーは、 基礎上に固定された基礎タワー部材と、 該基礎タワー部材の上端に下端がヒンジを介して連結さ
れ、横臥した倒伏位置と起立せしめられた起立位置とに
揺動自在な下端タワー部材と、 該下端タワー部材の上端に連結された接続用タワー部材
とを備え、 上記ナセルは、 互いに接合可能に分割される複数のナセル部によって形
成され、各ナセル部の接合状態において互いのナセル部
の協働によって上面及び下面に対向して開口形成された
タワー挿通孔を備え、 上記基礎タワー部材上に下端タワー部材及び接続用タワ
ー部材を起立して形成されたタワーの上端にロータが支
持された上記ナセルを取り付けたことを特徴とする水平
軸風車。 - 【請求項2】 上記ナセルは、 該ナセル内の上記両タワー挿通孔を回避した領域に複数
のナセル内装備品の内少なくとも一部が配設されたこと
を特徴とする請求項1に記載の水平軸風車。 - 【請求項3】 基礎上に立設されたタワーの上部にナセ
ルが取り付けられ、該ナセルにロータが支持される水平
軸風車の建設方法において、 上記タワーは、基礎タワー部材と、下端タワー部材と、
接続用タワー部材とを備え、 上記ナセルは、 互いに接合可能に分割される複数のナセル部によって形
成され、各ナセル部の接合状態において互いのナセル部
の協働によって上面及び下面に対向して開口形成された
タワー挿通孔を備え、 建設場所に形成された基礎上に上記基礎タワー部材を立
設し、該基礎タワー部材の上端に上記下端タワー部材の
下端を揺動自在にヒンジを介在して連結すると共に、横
臥した倒伏位置の上記下端タワー部材の上端に接続用タ
ワー部材を連結するタワー連結工程と、 該タワー連結工程で連結された倒伏位置の上記下端タワ
ー部材及び接続用タワー部材を上記ヒンジを中心に揺動
して起立位置に起立せしめるタワー起立工程と、 該タワー起立工程で形成された上記タワーを上記タワー
挿通孔内に貫通せしめるように各ナセル部を接合してナ
セルを形成するナセル結合工程と、 該ナセル結合工程で形成されたナセルを上記タワーに沿
ってタワー上端に吊り上げるナセル吊り上げ工程と、 該ナセル吊り上げ工程でタワー上端に吊り上げられたナ
セルをタワー上端に固定するナセル固定工程とを備えた
ことを特徴とする水平軸風車の建設方法。 - 【請求項4】 基礎上に立設されたタワーの上部にナセ
ルが取り付けられ、該ナセルにロータが支持された水平
軸風車の建設方法において、 上記タワーは、筒状の基礎タワー部材と、筒状の下端タ
ワー部材と、筒状の接続用タワー部材とを備え、 上記ナセルは、 互いに接合可能に分割される複数のナセル部によって形
成され、各ナセル部の接合状態において互いのナセル部
の協働によって上面及び下面に対向して開口形成された
タワー挿通孔を備え、 建設場所に形成された基礎上に上記基礎タワー部材を立
設し、該基礎タワー部材の上端に上記下端タワー部材の
下端を揺動自在にヒンジを介在して連結すると共に、横
臥した倒伏位置の該下端タワー部材の上端に接続用タワ
ー部材を連結するタワー連結工程と、 上記下端タワー部材乃至基礎タワー部材にジンポールを
支持すると共に、接続用タワー部材の上部とジンポール
の上部とを抗張具で連結し、かつジンポールの上部を牽
引装置によって牽引して上記下端タワー部材及び接続用
タワー部材を上記基礎タワー部材上に起立せしめるタワ
ー起立工程と、 該タワー起立工程で形成された上記タワーを上記タワー
挿通孔内に貫通せしめるように上記各ナセル部を接合し
てナセルを形成するナセル結合工程と、 タワー上端に滑車を配設し、吊り上げ具の一端をナセル
に結合すると共に他端を上記滑車に巻き掛けてタワー内
を垂下して牽引装置に連結する吊り上げ装置設置工程
と、 上記牽引装置によって吊り上げ具を牽引してナセルを上
記タワーに沿ってタワー上端に吊り上げるナセル吊り上
げ工程と、 該ナセル吊り上げ工程でタワー上端に吊り上げられたナ
セルをタワー上端に固定するナセル固定工程と、 を備えたことを特徴とする水平軸風車の建設方法。 - 【請求項5】 上記ナセルは、該ナセル内の上記両タワ
ー挿通孔を回避した領域に複数のナセル内装備品の内少
なくとも一部が配設され、上記ナセルをタワー上端に固
定した後に他のナセル内装備品を配設することを特徴と
する請求項3または4に記載の水平軸風車の建設方法。
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