JP2000283061A - ヘリコイダルモータまたはヘリコイダルポンプ - Google Patents
ヘリコイダルモータまたはヘリコイダルポンプInfo
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- JP2000283061A JP2000283061A JP11082967A JP8296799A JP2000283061A JP 2000283061 A JP2000283061 A JP 2000283061A JP 11082967 A JP11082967 A JP 11082967A JP 8296799 A JP8296799 A JP 8296799A JP 2000283061 A JP2000283061 A JP 2000283061A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ステータの部分的な交換が可能であり、ま
た、ステータがロータとの摩擦により外管から剥離して
回転することを防止可能なヘリコイダルモータまたはヘ
リコイダルポンプを提供すること。 【解決手段】 ステータ20を複数のステータ単位体2
4を連接させてなるものとする。また、外管40に開口
部(図示せず)を設けるとともに、ステータ単位体24
の外周面に凹部(図示せず)を設け、この開口部および
凹部に係止具を挿入嵌合して、ステータ単位体24がロ
ータ30との摩擦により回転することを防止する。
た、ステータがロータとの摩擦により外管から剥離して
回転することを防止可能なヘリコイダルモータまたはヘ
リコイダルポンプを提供すること。 【解決手段】 ステータ20を複数のステータ単位体2
4を連接させてなるものとする。また、外管40に開口
部(図示せず)を設けるとともに、ステータ単位体24
の外周面に凹部(図示せず)を設け、この開口部および
凹部に係止具を挿入嵌合して、ステータ単位体24がロ
ータ30との摩擦により回転することを防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリコイダルモー
タおよびヘリコイダルポンプに関するものである。
タおよびヘリコイダルポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、石油井や地熱井の傾斜掘削を
行う場合は、掘削装置としてヘリコイダルモータが用い
られている。このヘリコイダルモータは、ダウンホール
モータとも呼ばれており、ヘリコイダルモータの概要の
説明図である図3に示すように、傾斜掘削を行う場合
に、ドリルパイプ62の先端に取り付けられ、ドリルパ
イプ62中に圧入された液体により回転させる。また、
ヘリコイダルモータ1の先端にはビット56が取り付け
られ、ヘリコイダルモータ1がビット56を回転させる
ことにより岩盤70を切削する。なお、注入する液体に
は、一般的に、掘削時の掘屑の地上への回収、坑底と地
上の圧力差の調整、裸坑壁の崩壊防止、さらにはビット
の潤滑、冷却を目的として地上で調合した泥水68を利
用している。
行う場合は、掘削装置としてヘリコイダルモータが用い
られている。このヘリコイダルモータは、ダウンホール
モータとも呼ばれており、ヘリコイダルモータの概要の
説明図である図3に示すように、傾斜掘削を行う場合
に、ドリルパイプ62の先端に取り付けられ、ドリルパ
イプ62中に圧入された液体により回転させる。また、
ヘリコイダルモータ1の先端にはビット56が取り付け
られ、ヘリコイダルモータ1がビット56を回転させる
ことにより岩盤70を切削する。なお、注入する液体に
は、一般的に、掘削時の掘屑の地上への回収、坑底と地
上の圧力差の調整、裸坑壁の崩壊防止、さらにはビット
の潤滑、冷却を目的として地上で調合した泥水68を利
用している。
【0003】その具体的な構造は、ヘリコイダルモータ
の構造の説明図である図4(出典:「Hydraulic downho
le drilling motor」Wladimir TIRASPOLSKY原著、M.I.R
ock英訳、TRANS-INTER-SCIENTIA出版)に示すように、
大別して、ステータ20とロータ30とから構成されて
いる。ステータ20は、全体として略円筒形状を呈して
おり、鉄、ステンレス等から形成された外管40にはめ
込まれており、一般的に天然ゴムで形成されている。ま
た、その内部空間は、ロータ30を収納するものである
とともに、泥水等の流路となる。さらに、この内部空間
は、ロータ30の断面形状に応じて長円筒形に形成した
り、後述するように、歯車のように内周面の一部を等間
隔に稜線状に突出させた形状に形成されている。
の構造の説明図である図4(出典:「Hydraulic downho
le drilling motor」Wladimir TIRASPOLSKY原著、M.I.R
ock英訳、TRANS-INTER-SCIENTIA出版)に示すように、
大別して、ステータ20とロータ30とから構成されて
いる。ステータ20は、全体として略円筒形状を呈して
おり、鉄、ステンレス等から形成された外管40にはめ
込まれており、一般的に天然ゴムで形成されている。ま
た、その内部空間は、ロータ30を収納するものである
とともに、泥水等の流路となる。さらに、この内部空間
は、ロータ30の断面形状に応じて長円筒形に形成した
り、後述するように、歯車のように内周面の一部を等間
隔に稜線状に突出させた形状に形成されている。
【0004】ロータ30は、ステータ20に内在して設
けられるものであり、その材料としては一般的に鉄など
の金属が使われている。その全体形状は、概ね棒状を呈
しており、ねじれた円筒形や長円形、あるいは従来のヘ
リコイダルモータの断面図である図5(出典:図4に同
じ)に示すように、歯車の歯のように、その外周面に3
つまたはそれ以上の稜線状の突出部(この突出部は通常
「ローブ」と称される。以下ローブとする。)を形成し
ている。さらに、ステータ20のローブ22(ステータ
においては谷状の部分に相当)とロータ30のローブ3
2とは互いに噛み合う形状になされている。
けられるものであり、その材料としては一般的に鉄など
の金属が使われている。その全体形状は、概ね棒状を呈
しており、ねじれた円筒形や長円形、あるいは従来のヘ
リコイダルモータの断面図である図5(出典:図4に同
じ)に示すように、歯車の歯のように、その外周面に3
つまたはそれ以上の稜線状の突出部(この突出部は通常
「ローブ」と称される。以下ローブとする。)を形成し
ている。さらに、ステータ20のローブ22(ステータ
においては谷状の部分に相当)とロータ30のローブ3
2とは互いに噛み合う形状になされている。
【0005】なお、ステータの断面形状は、ロータの断
面形状が円形である場合は長円形、長円形である場合は
3つのローブを持つ歯車型、3つのローブを持つ歯車型
である場合は4つのローブをもつ歯車型、というよう
に、一般的にそのローブ数がロータのローブ数よりも1
つ多くなるように形成されている。また、これらのロー
ブは、それぞれの形成面に対してはすば歯車の歯のよう
に形成されており、ステータ及びロータのローブの側面
展開図である図6に示すように、それぞれの形成面を展
開すると、水平方向に対して一定のリード角θα、θβ
(傾斜角)を持つようにして設けられている。また、図
5に示すように、ステータの内周面との間には隙間34
が存在するが、隙間34は、ロータのローブにより仕切
られて複数の空間に分割されている。
面形状が円形である場合は長円形、長円形である場合は
3つのローブを持つ歯車型、3つのローブを持つ歯車型
である場合は4つのローブをもつ歯車型、というよう
に、一般的にそのローブ数がロータのローブ数よりも1
つ多くなるように形成されている。また、これらのロー
ブは、それぞれの形成面に対してはすば歯車の歯のよう
に形成されており、ステータ及びロータのローブの側面
展開図である図6に示すように、それぞれの形成面を展
開すると、水平方向に対して一定のリード角θα、θβ
(傾斜角)を持つようにして設けられている。また、図
5に示すように、ステータの内周面との間には隙間34
が存在するが、隙間34は、ロータのローブにより仕切
られて複数の空間に分割されている。
【0006】また、図4に示すように、ステータ20の
基端側には泥水等の注入用のバルブ50が設けられてい
る。また、ロータ30の先端側にはユニバーサルジョイ
ント52の基端側が接続されており、さらに、ユニバー
サルジョイント52の先端側にはドライブシャフト54
を介してビット56が接続されている。
基端側には泥水等の注入用のバルブ50が設けられてい
る。また、ロータ30の先端側にはユニバーサルジョイ
ント52の基端側が接続されており、さらに、ユニバー
サルジョイント52の先端側にはドライブシャフト54
を介してビット56が接続されている。
【0007】以上のような構造を持つヘリコイダルモー
タは、例えば、泥水をステータの基端側から圧入する
と、この泥水がステータとロータとの隙間に先端側に向
かって浸入する。ステータおよびロータのローブは、前
述のようにそれぞれの形成面に一定のリード角を持って
設けられているので、泥水の浸入によりロータのローブ
が回転運動し、この回転運動がユニバーサルジョイント
およびドライブシャフトを介してビットに伝達される。
タは、例えば、泥水をステータの基端側から圧入する
と、この泥水がステータとロータとの隙間に先端側に向
かって浸入する。ステータおよびロータのローブは、前
述のようにそれぞれの形成面に一定のリード角を持って
設けられているので、泥水の浸入によりロータのローブ
が回転運動し、この回転運動がユニバーサルジョイント
およびドライブシャフトを介してビットに伝達される。
【0008】また、上述したステータとロータとによる
構造は、ロータを外部の駆動源により回転させることに
より、流体を脈動させずに連続的に移送することが可能
なポンプとして用いることができ、このようなポンプを
ヘリコイダルポンプと呼んでいる。
構造は、ロータを外部の駆動源により回転させることに
より、流体を脈動させずに連続的に移送することが可能
なポンプとして用いることができ、このようなポンプを
ヘリコイダルポンプと呼んでいる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ヘリコイダ
ルモータおよびヘリコイダルポンプのステータは、前述
のように天然ゴムにより形成されているので、ロータと
の摩擦によりステータ内周面の各所が次第に摩耗してゆ
くことは避けられない。また、深部の掘削に使用される
ヘリコイダルモータは、ステータが高温に曝されること
により劣化しやすい。この摩耗が進むと、ロータの回転
運動が不安定になるので、ステータを交換する必要があ
る。
ルモータおよびヘリコイダルポンプのステータは、前述
のように天然ゴムにより形成されているので、ロータと
の摩擦によりステータ内周面の各所が次第に摩耗してゆ
くことは避けられない。また、深部の掘削に使用される
ヘリコイダルモータは、ステータが高温に曝されること
により劣化しやすい。この摩耗が進むと、ロータの回転
運動が不安定になるので、ステータを交換する必要があ
る。
【0010】ところが、このステータの摩耗の進行は均
等なものではなく、ステータの交換が必要なほど摩耗が
進んでいる部分が全体の一部分にすぎないことも多い。
しかしながら、従来のステータは全体を一体のものとし
て成形、加工しているので、部分的な交換は不可能であ
る。よって、複雑な成形、加工を要し、高価なものであ
るにもかかわらず、ステータ全体を交換せざるを得なか
った。
等なものではなく、ステータの交換が必要なほど摩耗が
進んでいる部分が全体の一部分にすぎないことも多い。
しかしながら、従来のステータは全体を一体のものとし
て成形、加工しているので、部分的な交換は不可能であ
る。よって、複雑な成形、加工を要し、高価なものであ
るにもかかわらず、ステータ全体を交換せざるを得なか
った。
【0011】また、ステータは、外管に対して接着剤に
よって固着されているが、ロータとの摩擦や前述の高温
に曝されることにより、外管から部分的に剥離すること
がある。外管から剥離した部分は、ロータとの摩擦によ
りロータの回転方向に引っ張られる。そして、その引張
力により剥離が他の部分におよんで、ついにはステータ
全体が外管から剥離してロータとともに回転してしま
い、モータまたはポンプとしての機能を果たさなくな
る。
よって固着されているが、ロータとの摩擦や前述の高温
に曝されることにより、外管から部分的に剥離すること
がある。外管から剥離した部分は、ロータとの摩擦によ
りロータの回転方向に引っ張られる。そして、その引張
力により剥離が他の部分におよんで、ついにはステータ
全体が外管から剥離してロータとともに回転してしま
い、モータまたはポンプとしての機能を果たさなくな
る。
【0012】そこで、本発明は、前述の従来技術の欠点
を解消するために、ステータの部分的な交換が可能なヘ
リコイダルモータまたはヘリコイダルポンプを提供する
ことを目的としている。また、ステータがロータとの摩
擦により外管から剥離して回転することを防止可能なヘ
リコイダルモータまたはヘリコイダルポンプを提供する
ことを第2の目的としている。
を解消するために、ステータの部分的な交換が可能なヘ
リコイダルモータまたはヘリコイダルポンプを提供する
ことを目的としている。また、ステータがロータとの摩
擦により外管から剥離して回転することを防止可能なヘ
リコイダルモータまたはヘリコイダルポンプを提供する
ことを第2の目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、ヘリコイダルモータまたはヘリコイダ
ルポンプとして、複数のステータ単位体を連結してなる
ステータを有することを特徴とするものである。
めに、本発明は、ヘリコイダルモータまたはヘリコイダ
ルポンプとして、複数のステータ単位体を連結してなる
ステータを有することを特徴とするものである。
【0014】また、ステータ単位体の外周面の端部近傍
にOリングを設けてなることを特徴とするものである。
さらに、ステータを内嵌する外管の周側面に設けられた
開口部に挿入されるとともに、前記ステータの外周面に
設けられた凹部に嵌合して設けられる係止具を有するこ
とを特徴とする。なお、上記Oリングを設ける場合は、
外管の内周面にこのOリングを嵌合するための溝を設け
ることが好ましい。
にOリングを設けてなることを特徴とするものである。
さらに、ステータを内嵌する外管の周側面に設けられた
開口部に挿入されるとともに、前記ステータの外周面に
設けられた凹部に嵌合して設けられる係止具を有するこ
とを特徴とする。なお、上記Oリングを設ける場合は、
外管の内周面にこのOリングを嵌合するための溝を設け
ることが好ましい。
【0015】さらに、ステータ単位体がロータとともに
回転することを確実に防止するために、ステータ単位体
の端部に、隣接するステータ単位体の端部と相互に噛み
合う凹凸部を設けることが好ましい。なお、この凹凸部
は、隣り合うステータ単位体の間に隙間が生じることな
く嵌合できるものであることが好ましい。
回転することを確実に防止するために、ステータ単位体
の端部に、隣接するステータ単位体の端部と相互に噛み
合う凹凸部を設けることが好ましい。なお、この凹凸部
は、隣り合うステータ単位体の間に隙間が生じることな
く嵌合できるものであることが好ましい。
【0016】
【作用】ステータを複数のステータ単位体を連結してな
るものとしたので、外管に内嵌したステータ単位体のう
ち、摩耗、劣化の進んだもののみを交換することが可能
となる。また、ステータ単位体の外周面の端部近傍にO
リングを設けるものとしたので、ステータ単位体同士の
継目から泥水等がステータ単位体と外管の間に広く浸入
し、高圧泥水がロータの回転エネルギーに変換される時
の効率ロスを押さえることができる。また、ステータ単
位体が外管から剥離することを防止することができる。
るものとしたので、外管に内嵌したステータ単位体のう
ち、摩耗、劣化の進んだもののみを交換することが可能
となる。また、ステータ単位体の外周面の端部近傍にO
リングを設けるものとしたので、ステータ単位体同士の
継目から泥水等がステータ単位体と外管の間に広く浸入
し、高圧泥水がロータの回転エネルギーに変換される時
の効率ロスを押さえることができる。また、ステータ単
位体が外管から剥離することを防止することができる。
【0017】さらに、ステータを内嵌する外管の周側面
に設けられた開口部に挿入されるとともに、前記ステー
タの外周面に設けられた凹部に嵌合して設けられる係止
具を有するものとしたので、ステータがロータから部分
的にあるいは全体にわたって剥離した場合でも、ステー
タの外周面の凹部に嵌合されている係止具によりステー
タが回転することを阻止することができる。
に設けられた開口部に挿入されるとともに、前記ステー
タの外周面に設けられた凹部に嵌合して設けられる係止
具を有するものとしたので、ステータがロータから部分
的にあるいは全体にわたって剥離した場合でも、ステー
タの外周面の凹部に嵌合されている係止具によりステー
タが回転することを阻止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の具体的な実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。なお、「従
来の技術」の記載と重複する点については簡略化して説
明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の説明図で
あり、図2は、本発明の第2の実施の形態の説明図であ
る。
態について図面を参照して詳細に説明する。なお、「従
来の技術」の記載と重複する点については簡略化して説
明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の説明図で
あり、図2は、本発明の第2の実施の形態の説明図であ
る。
【0019】まず、第1の実施の形態について説明す
る。図1に示すように、本発明においては、ヘリコイダ
ルモータおよびヘリコイダルポンプのステータ20を3
つのステータ単位体24を連接してなるものとしてい
る。また、継目26においてステータ単位体24のロー
ブ同士が連続するように位置合わせされている。ステー
タをこのような構成にしたことにより、このような、ス
テータ単位体の嵌入後においても、すべてのステータ単
位体を引き出した後、特定のステータ単位体を別なもの
に交換して再度嵌入することにより、ステータの部分交
換が可能である。
る。図1に示すように、本発明においては、ヘリコイダ
ルモータおよびヘリコイダルポンプのステータ20を3
つのステータ単位体24を連接してなるものとしてい
る。また、継目26においてステータ単位体24のロー
ブ同士が連続するように位置合わせされている。ステー
タをこのような構成にしたことにより、このような、ス
テータ単位体の嵌入後においても、すべてのステータ単
位体を引き出した後、特定のステータ単位体を別なもの
に交換して再度嵌入することにより、ステータの部分交
換が可能である。
【0020】したがって、例えばステータ単位体のうち
1つの摩耗が激しくあるいは高温による劣化が進み、交
換が必要になった場合でも、当該ステータ単位体のみを
新たなものに交換して再度嵌入することにより、ステー
タ全体を交換する必要がなくなる。なお、ステータ単位
体の個数は、3つに限られるものではなく、ステータ全
体の長さに応じて適宜個数を変更することが望ましい。
また、ステータ単位体を用いる構成は、従来の天然ゴム
を素材とするステータに限られるものではなく、耐熱フ
ェノール、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、
サーモポリイミド(TPI)、セラミックス、鉄やステ
ンレスなどの金属材料などで作られるものに対しても好
適である。
1つの摩耗が激しくあるいは高温による劣化が進み、交
換が必要になった場合でも、当該ステータ単位体のみを
新たなものに交換して再度嵌入することにより、ステー
タ全体を交換する必要がなくなる。なお、ステータ単位
体の個数は、3つに限られるものではなく、ステータ全
体の長さに応じて適宜個数を変更することが望ましい。
また、ステータ単位体を用いる構成は、従来の天然ゴム
を素材とするステータに限られるものではなく、耐熱フ
ェノール、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、
サーモポリイミド(TPI)、セラミックス、鉄やステ
ンレスなどの金属材料などで作られるものに対しても好
適である。
【0021】また、ステータ単位体24外周面の継目2
6の近傍には、O(オー)リング42が環装されてい
る。Oリング42は、ステータ20を複数のステータ単
位体24よりなるものとした場合、泥水等の圧入時に、
継目26から漏水してステータ単位体24と外管40と
の間に広く浸入し、回転効率を落としたり、外管からス
テータ単位体24が乖離する可能性があるので、Oリン
グ42により泥水等がステータ単位体24と外管40と
の間への浸入を防止するために設けるものである。な
お、Oリング42をステータ単位体24に環装すること
を容易にするために、外管40内周面のOリングの環装
部位に対応する位置にあらかじめ溝を形成しておき、次
にこの溝にOリングを嵌合し、最後にステータ単位体を
外管に嵌入する順序によりヘリコイダルモータまたはヘ
リコイダルポンプを組み立てることが好ましい。
6の近傍には、O(オー)リング42が環装されてい
る。Oリング42は、ステータ20を複数のステータ単
位体24よりなるものとした場合、泥水等の圧入時に、
継目26から漏水してステータ単位体24と外管40と
の間に広く浸入し、回転効率を落としたり、外管からス
テータ単位体24が乖離する可能性があるので、Oリン
グ42により泥水等がステータ単位体24と外管40と
の間への浸入を防止するために設けるものである。な
お、Oリング42をステータ単位体24に環装すること
を容易にするために、外管40内周面のOリングの環装
部位に対応する位置にあらかじめ溝を形成しておき、次
にこの溝にOリングを嵌合し、最後にステータ単位体を
外管に嵌入する順序によりヘリコイダルモータまたはヘ
リコイダルポンプを組み立てることが好ましい。
【0022】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図2に示すように、ステータ20を複数のステータ
単位体24からなるものとし、外管40にステータ単位
体の個数に応じた開口部48を設けるとともに、各ステ
ータ単位体24の外周面に凹部28を設けたものとし、
開口部48に係止具44を挿入貫通させ、さらに凹部2
8に嵌合させるようにしたものである。また、係止具4
4はボルト46により止着されている。
る。図2に示すように、ステータ20を複数のステータ
単位体24からなるものとし、外管40にステータ単位
体の個数に応じた開口部48を設けるとともに、各ステ
ータ単位体24の外周面に凹部28を設けたものとし、
開口部48に係止具44を挿入貫通させ、さらに凹部2
8に嵌合させるようにしたものである。また、係止具4
4はボルト46により止着されている。
【0023】このような係止具を設けたことにより、ス
テータ単位体24が外管40内で回転することを制止可
能となる。したがって、ステータ単位体24がロータと
の摩擦によりロータの回転方向に引っ張られても、係止
具44によりステータ単位体24が回転することを抑制
できるので、ステータ単位体と外管を特に接着しなくて
もステータ単位体24が外管40から乖離することがな
い。よって、従来技術に係るもののように、ステータと
外管とが剥離することによりヘリコイダルモータまたは
ヘリコイダルポンプの機能が損なわれるようなことがな
い。
テータ単位体24が外管40内で回転することを制止可
能となる。したがって、ステータ単位体24がロータと
の摩擦によりロータの回転方向に引っ張られても、係止
具44によりステータ単位体24が回転することを抑制
できるので、ステータ単位体と外管を特に接着しなくて
もステータ単位体24が外管40から乖離することがな
い。よって、従来技術に係るもののように、ステータと
外管とが剥離することによりヘリコイダルモータまたは
ヘリコイダルポンプの機能が損なわれるようなことがな
い。
【0024】なお、係止具は、ステータ単位体が乖離し
て回転することをより確実に防止するために、ステータ
単位体1つに対して1つ設けるのではなく、複数個設け
るものとしてもよい。また、ステータ内の泥水等が外管
の開口部から漏出するのを防止するために、外管の開口
部は、ステータ単位体同士の継目の部位を避け、ステー
タ単位体の中央部付近に設けることが好ましい。くわえ
て、係止具の先端部がステータの肉を突き破ってステー
タ内部に露出することを防止するために、係止具を嵌合
する凹部をローブとローブとの中間、つまりステータ単
位体の最も肉厚な位置に設けるものとすることが好まし
い。
て回転することをより確実に防止するために、ステータ
単位体1つに対して1つ設けるのではなく、複数個設け
るものとしてもよい。また、ステータ内の泥水等が外管
の開口部から漏出するのを防止するために、外管の開口
部は、ステータ単位体同士の継目の部位を避け、ステー
タ単位体の中央部付近に設けることが好ましい。くわえ
て、係止具の先端部がステータの肉を突き破ってステー
タ内部に露出することを防止するために、係止具を嵌合
する凹部をローブとローブとの中間、つまりステータ単
位体の最も肉厚な位置に設けるものとすることが好まし
い。
【0025】また、係止具の止着は、ボルトにより行う
ほかに、係止具自体をボルト状に形成するとともに、外
管の開口部およびステータ外周面の凹部にねじを切り、
係止具を開口部および凹部に螺着するものとしてもよ
い。また、ステータは、複数のステータ単位体からなる
ものではなく、一体のものであってもよい。
ほかに、係止具自体をボルト状に形成するとともに、外
管の開口部およびステータ外周面の凹部にねじを切り、
係止具を開口部および凹部に螺着するものとしてもよ
い。また、ステータは、複数のステータ単位体からなる
ものではなく、一体のものであってもよい。
【0026】以上述べたように、ヘリコイダルモータま
たはヘリコイダルポンプのステータにおいて、複数のス
テータ単位体からなるものとしたので、補修が必要な部
分のみを交換することが可能となる。さらに、ロータと
の摩擦によりステータが外管から乖離して回転すること
を防止することができる。くわえて、ステータと外管と
を接着する必要がなくなるので、接着に係る工程を省略
することができ、製造コストを削減することができる。
たはヘリコイダルポンプのステータにおいて、複数のス
テータ単位体からなるものとしたので、補修が必要な部
分のみを交換することが可能となる。さらに、ロータと
の摩擦によりステータが外管から乖離して回転すること
を防止することができる。くわえて、ステータと外管と
を接着する必要がなくなるので、接着に係る工程を省略
することができ、製造コストを削減することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記のように、ヘリコイダルモ
ータまたはヘリコイダルポンプとして、複数のステータ
単位体を連結してなるステータを有する構成にしたの
で、ステータ単位体毎の交換が可能となり、ヘリコイダ
ルモータまたはヘリコイダルポンプの維持コストの低減
が図れる。また、前記ステータ単位体の外周面の端部近
傍にOリングを設けてなる構成としたので、ステータと
外管の間に泥水等が浸入することを確実に防止でき、信
頼性の高いヘリコイダルモータまたはヘリコイダルポン
プを提供することができる。さらに、ステータを内嵌す
る外管の周側面に設けられた開口部に挿入されるととも
に、前記ステータの外周面に設けられた凹部に嵌合して
設けられる係止具を有する構成にしたので、ステータが
ロータとの摩擦力により回転することを確実に防止で
き、信頼性の高いヘリコイダルモータまたはヘリコイダ
ルポンプを提供することができる。くわえて、ステータ
と外管との接着が不要になるので、製造にかかるコスト
を削減することができる。
ータまたはヘリコイダルポンプとして、複数のステータ
単位体を連結してなるステータを有する構成にしたの
で、ステータ単位体毎の交換が可能となり、ヘリコイダ
ルモータまたはヘリコイダルポンプの維持コストの低減
が図れる。また、前記ステータ単位体の外周面の端部近
傍にOリングを設けてなる構成としたので、ステータと
外管の間に泥水等が浸入することを確実に防止でき、信
頼性の高いヘリコイダルモータまたはヘリコイダルポン
プを提供することができる。さらに、ステータを内嵌す
る外管の周側面に設けられた開口部に挿入されるととも
に、前記ステータの外周面に設けられた凹部に嵌合して
設けられる係止具を有する構成にしたので、ステータが
ロータとの摩擦力により回転することを確実に防止で
き、信頼性の高いヘリコイダルモータまたはヘリコイダ
ルポンプを提供することができる。くわえて、ステータ
と外管との接着が不要になるので、製造にかかるコスト
を削減することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の説明図である。
【図3】ヘリコイダルモータの概要の説明図である。
【図4】ヘリコイダルモータの構造の説明図である。
【図5】従来のヘリコイダルモータの断面図である。
【図6】ステータおよびロータのローブの側面展開図で
ある。
ある。
1 ヘリコイダルモータ 20 ステータ 22 ローブ 24 ステータ単位体 26 継目 28 凹部 30 ロータ 32 ローブ 34 隙間 40 外管 42 Oリング 44 係止具 46 ボルト 48 開口部 50 バルブ 52 ユニバーサルジョイント 54 ドライブシャフト 56 ビット 60 掘削井 62 ドリルパイプ 64 ケーシング 66 セメントスラリ 68 泥水 70 岩盤 80 基礎円 82 転円 84 軌跡円 86 コモントロコイダル曲線 88 エピトロコイダル曲線 A1 サイクロイド曲線 A2 コモントロコイダル曲線 B1 一致点 B2 一致点 C1 軌跡円 C2 軌跡円 D1 ステータの内部空間の断面形状 D2 ロータの断面形状 F1、F2 外サイクロイド曲線 F1’F2’ 内サイクロイド曲線 θα、θβ リード角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H041 AA00 AA01 AA03 BB05 CC01 CC15 DD01 DD03 DD05 DD21 DD34 DD37 3H084 AA31 BB25 CC02 CC23 CC48
Claims (3)
- 【請求項1】 複数のステータ単位体を連結してなるス
テータを有することを特徴とするヘリコイダルモータま
たはヘリコイダルポンプ。 - 【請求項2】 前記ステータ単位体の外周面の端部近傍
にOリングを設けてなることを特徴とする請求項1に記
載のヘリコイダルモータまたはヘリコイダルポンプ。 - 【請求項3】 ステータを内嵌する外管の周側面に設け
られた開口部に挿入されるとともに、前記ステータの外
周面に設けられた凹部に嵌合して設けられる係止具を有
することを特徴とするヘリコイダルモータまたはヘリコ
イダルポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11082967A JP2000283061A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | ヘリコイダルモータまたはヘリコイダルポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11082967A JP2000283061A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | ヘリコイダルモータまたはヘリコイダルポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000283061A true JP2000283061A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13789005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11082967A Pending JP2000283061A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | ヘリコイダルモータまたはヘリコイダルポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000283061A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010084537A1 (ja) * | 2009-01-22 | 2010-07-29 | 兵神装備株式会社 | 一軸偏心ねじポンプ用被覆体付きステータ及び一軸偏心ねじポンプ |
| JP2019078019A (ja) * | 2017-10-20 | 2019-05-23 | 国立大学法人 東京大学 | 海洋資源採鉱装置および海洋資源の採鉱方法、並びに、海洋資源揚鉱装置および海洋資源の揚鉱方法 |
-
1999
- 1999-03-26 JP JP11082967A patent/JP2000283061A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010084537A1 (ja) * | 2009-01-22 | 2010-07-29 | 兵神装備株式会社 | 一軸偏心ねじポンプ用被覆体付きステータ及び一軸偏心ねじポンプ |
| JP2010168991A (ja) * | 2009-01-22 | 2010-08-05 | Heishin Engineering & Equipment Co Ltd | 一軸偏心ねじポンプ用被覆体付きステータ及び一軸偏心ねじポンプ |
| JP2019078019A (ja) * | 2017-10-20 | 2019-05-23 | 国立大学法人 東京大学 | 海洋資源採鉱装置および海洋資源の採鉱方法、並びに、海洋資源揚鉱装置および海洋資源の揚鉱方法 |
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