JP2000283152A - 回転体の保持構造および当該保持構造を使用した画像形成装置 - Google Patents
回転体の保持構造および当該保持構造を使用した画像形成装置Info
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Landscapes
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- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 組立効率がよく、感光体ドラムに偏心が生じ
ない保持構造を得る。 【解決手段】 感光体ドラムのフランジの軸穴と支持軸
との間隙に円錐テーパ部253aを有するテーパ部材2
53を挿入し、これを円錐テーパ部253aが上記間隙
内に圧入される方向に圧縮バネにより付勢する。フラン
ジの軸穴の内径をD、当該軸穴とテーパ部材253の円
錐テーパ部253aの接円からテーパ部材253の軸方
向中心Pまでの当該軸方向における距離をL、および円
筒状部材の円錐テーパ部のテーパ角をθとしたときに、
それらの値が、L=(D/2)・tan(θ/2)の関
係式を満たすように設定する。
ない保持構造を得る。 【解決手段】 感光体ドラムのフランジの軸穴と支持軸
との間隙に円錐テーパ部253aを有するテーパ部材2
53を挿入し、これを円錐テーパ部253aが上記間隙
内に圧入される方向に圧縮バネにより付勢する。フラン
ジの軸穴の内径をD、当該軸穴とテーパ部材253の円
錐テーパ部253aの接円からテーパ部材253の軸方
向中心Pまでの当該軸方向における距離をL、および円
筒状部材の円錐テーパ部のテーパ角をθとしたときに、
それらの値が、L=(D/2)・tan(θ/2)の関
係式を満たすように設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体ドラムなど
の回転体の保持構造および当該保持構造を使用した画像
形成装置に関する。
の回転体の保持構造および当該保持構造を使用した画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真式の画像形成装置にお
いては、回転する感光ドラムの外周面を露光して静電潜
像を形成し、これを現像してトナー像を形成する。当該
トナー像は、記録シート上に転写され、これにより画像
が形成される。したがって、当該感光体ドラムの回転速
度にむら(回転むら)があると、副走査方向に画像が伸
縮して画質が劣化してしまう。
いては、回転する感光ドラムの外周面を露光して静電潜
像を形成し、これを現像してトナー像を形成する。当該
トナー像は、記録シート上に転写され、これにより画像
が形成される。したがって、当該感光体ドラムの回転速
度にむら(回転むら)があると、副走査方向に画像が伸
縮して画質が劣化してしまう。
【0003】特に、複数の感光体ドラムを備え、各感光
体ドラムに形成された画像を重ね合わせてカラー画像を
形成する、いわゆるタンデム型の画像形成装置において
は、各感光体ドラムに回転むらが生じると、各色の画像
の転写位置が微妙にずれて色ずれが発生し、再現画像が
著しく劣化する。このような回転むらの生ずる原因の一
つとして、主に感光体ドラムの軸心と回動軸の軸心が一
致しないで偏心していることが挙げられる。このように
感光体ドラムに偏心があると、いくら感光体ドラムの駆
動機構における駆動むらを解消しても、完全に回転むら
をなくすことができない。
体ドラムに形成された画像を重ね合わせてカラー画像を
形成する、いわゆるタンデム型の画像形成装置において
は、各感光体ドラムに回転むらが生じると、各色の画像
の転写位置が微妙にずれて色ずれが発生し、再現画像が
著しく劣化する。このような回転むらの生ずる原因の一
つとして、主に感光体ドラムの軸心と回動軸の軸心が一
致しないで偏心していることが挙げられる。このように
感光体ドラムに偏心があると、いくら感光体ドラムの駆
動機構における駆動むらを解消しても、完全に回転むら
をなくすことができない。
【0004】通常、感光体ドラムは、感光体層を表面に
形成したアルミ製の円筒の両端部に円盤状のフランジを
付設して構成されており、当該両フランジの軸穴に挿入
された回動軸をフレームに回転可能に保持している。フ
ランジの軸穴と回動軸との間には、微小な隙間が介在
し、この隙間のため、回転中に軸穴と回動軸の軸心がず
れて偏心が生じるものと考えられる。
形成したアルミ製の円筒の両端部に円盤状のフランジを
付設して構成されており、当該両フランジの軸穴に挿入
された回動軸をフレームに回転可能に保持している。フ
ランジの軸穴と回動軸との間には、微小な隙間が介在
し、この隙間のため、回転中に軸穴と回動軸の軸心がず
れて偏心が生じるものと考えられる。
【0005】このような隙間を無くすためには、フラン
ジの軸穴の加工精度と、回動軸の加工精度を共に向上さ
せて、軸穴の径が回動軸の外径とほぼ一致するようにす
ればよいが、そうすれば両者がほとんど無理嵌め状態と
なり、回動軸を感光体ドラムの軸方向に貫通させて組立
てるのは容易ではない。また、そもそもそれだけの精度
の高い加工をするためには、大変なコストがかかる。
ジの軸穴の加工精度と、回動軸の加工精度を共に向上さ
せて、軸穴の径が回動軸の外径とほぼ一致するようにす
ればよいが、そうすれば両者がほとんど無理嵌め状態と
なり、回動軸を感光体ドラムの軸方向に貫通させて組立
てるのは容易ではない。また、そもそもそれだけの精度
の高い加工をするためには、大変なコストがかかる。
【0006】そこで、軸穴の内径をわざと大きくしてお
き、その一方で、円錐テーパ部を有する円筒状のテーパ
部材を回動軸に外挿すると共に、その円錐テーパ部を軸
穴と回動軸の間の隙間に圧入させることにより、軸穴の
軸心と回動軸の軸心とを一致させて偏心を防止する方法
が考えられる。
き、その一方で、円錐テーパ部を有する円筒状のテーパ
部材を回動軸に外挿すると共に、その円錐テーパ部を軸
穴と回動軸の間の隙間に圧入させることにより、軸穴の
軸心と回動軸の軸心とを一致させて偏心を防止する方法
が考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような円錐テーパ部を有するテーパ部材を使用しても、
組立てのため、今度は当該テーパ部材の軸穴と回動軸の
間に多少なりとも隙間が必要となり、この部分における
がたつきが感光体ドラムの偏心の要因となる。このよう
な偏心の問題は、画像形成装置における感光体ドラムの
回転のみならず、およそ回転体の周速(外周面の走行速
度)を高精度に維持する必要のある装置に共通して生じ
る問題である。
ような円錐テーパ部を有するテーパ部材を使用しても、
組立てのため、今度は当該テーパ部材の軸穴と回動軸の
間に多少なりとも隙間が必要となり、この部分における
がたつきが感光体ドラムの偏心の要因となる。このよう
な偏心の問題は、画像形成装置における感光体ドラムの
回転のみならず、およそ回転体の周速(外周面の走行速
度)を高精度に維持する必要のある装置に共通して生じ
る問題である。
【0008】本発明は、上記の問題点に鑑み考案された
ものであって、円錐テーパ部材を使用しつつ、組立ても
容易にしながら偏心の生じない回転体の保持構造および
この保持構造を使用した画像形成装置を提供することを
目的とする。
ものであって、円錐テーパ部材を使用しつつ、組立ても
容易にしながら偏心の生じない回転体の保持構造および
この保持構造を使用した画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、回転体の軸穴に支持軸が遊挿され、当該
支持軸を介して前記回転体を回転可能に保持する回転体
の保持構造であって、外周面がテーパ状になった円錐テ
ーパ部を有し、前記支持軸に摺動自在に外挿される円筒
状のテーパ部材と、前記テーパ部材を、その円錐テーパ
部が前記支持軸と前記回転体の軸穴との隙間に圧入され
る方向に付勢し、当該円錐テーパ部を介して支持軸と回
転体とを係合させる第1付勢手段とを備え、前記回転体
の軸穴の内径をD、当該軸穴と前記円錐テーパ部の係合
位置からテーパ部材の軸方向中心までの回転体軸方向に
おける距離をL、および前記円錐テーパ部のテーパ角を
θとしたときに、それらの値が、L=(D/2)・ta
n(θ/2)の関係式を満たすように設定されているこ
とを特徴とする・また、本発明は、前記テーパ部材の内
周面と支持軸の外周面との間に、テーパ部材の軸心を支
持軸の軸心に対して強制的に傾けるように付勢する第2
付勢手段が設けられていることを特徴とする。
め、本発明は、回転体の軸穴に支持軸が遊挿され、当該
支持軸を介して前記回転体を回転可能に保持する回転体
の保持構造であって、外周面がテーパ状になった円錐テ
ーパ部を有し、前記支持軸に摺動自在に外挿される円筒
状のテーパ部材と、前記テーパ部材を、その円錐テーパ
部が前記支持軸と前記回転体の軸穴との隙間に圧入され
る方向に付勢し、当該円錐テーパ部を介して支持軸と回
転体とを係合させる第1付勢手段とを備え、前記回転体
の軸穴の内径をD、当該軸穴と前記円錐テーパ部の係合
位置からテーパ部材の軸方向中心までの回転体軸方向に
おける距離をL、および前記円錐テーパ部のテーパ角を
θとしたときに、それらの値が、L=(D/2)・ta
n(θ/2)の関係式を満たすように設定されているこ
とを特徴とする・また、本発明は、前記テーパ部材の内
周面と支持軸の外周面との間に、テーパ部材の軸心を支
持軸の軸心に対して強制的に傾けるように付勢する第2
付勢手段が設けられていることを特徴とする。
【0010】さらに、本発明は、前記第2付勢手段が、
第1と第2の付勢機構を有し、それぞれの付勢機構が、
前記テーパ部材の内周面の、軸方向に異なる位置であっ
てかつ当該軸方向の中心に対してほぼ点対称な位置に設
けるようにしている。また本発明は、回転する像担持体
ドラム上に画像を形成する画像形成装置であって、前記
像担持体ドラムの少なくとも一方の端部の保持構造とし
て、上記回転体の保持構造を用いたことを特徴としてい
る。
第1と第2の付勢機構を有し、それぞれの付勢機構が、
前記テーパ部材の内周面の、軸方向に異なる位置であっ
てかつ当該軸方向の中心に対してほぼ点対称な位置に設
けるようにしている。また本発明は、回転する像担持体
ドラム上に画像を形成する画像形成装置であって、前記
像担持体ドラムの少なくとも一方の端部の保持構造とし
て、上記回転体の保持構造を用いたことを特徴としてい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る回転体の保持構造の
一適用例であるタンデム型のデジタル式カラープリンタ
(以下、単に「プリンタ」という。)について、図面を
参照しながら以下説明する。 (1)プリンタ全体の構成 まず、本発明が適用されるプリンタ100の全体の構成
を図1により説明する。
一適用例であるタンデム型のデジタル式カラープリンタ
(以下、単に「プリンタ」という。)について、図面を
参照しながら以下説明する。 (1)プリンタ全体の構成 まず、本発明が適用されるプリンタ100の全体の構成
を図1により説明する。
【0012】同図に示すように、このプリンタ100
は、露光走査部10と、画像プロセス部20、給紙部3
0、定着部40およびこれらの動作を制御する制御部5
0とからなる。外部の画像編集装置などで作成された
R、G、Bの画像データは、制御部50に入力され、こ
こで種々の補正を加えられた後、シアン(C)、マゼン
タ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各再現色
の画像データに変換されて一旦内部の画像メモリに格納
される。画像メモリに格納された画像データは、画像形
成時において必要に応じて読み出されてレーザダイオー
ドの駆動信号に変換された後、露光走査部10に送られ
る。
は、露光走査部10と、画像プロセス部20、給紙部3
0、定着部40およびこれらの動作を制御する制御部5
0とからなる。外部の画像編集装置などで作成された
R、G、Bの画像データは、制御部50に入力され、こ
こで種々の補正を加えられた後、シアン(C)、マゼン
タ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各再現色
の画像データに変換されて一旦内部の画像メモリに格納
される。画像メモリに格納された画像データは、画像形
成時において必要に応じて読み出されてレーザダイオー
ドの駆動信号に変換された後、露光走査部10に送られ
る。
【0013】露光走査部10は、露光ヘッド11と折り
返しミラー12Y〜12Kとからなる。露光ヘッド11
内には、各再現色に対応した4個のレーザダイオード
と、それらのレーザ光を偏向するポリゴンミラーおよび
走査レンズが内蔵されており、それらのレーザ光がそれ
ぞれ折り返しミラー12Y〜12Kを介して、下方に配
設された各感光体ドラム21Y〜21Kの表面を露光走
査する。
返しミラー12Y〜12Kとからなる。露光ヘッド11
内には、各再現色に対応した4個のレーザダイオード
と、それらのレーザ光を偏向するポリゴンミラーおよび
走査レンズが内蔵されており、それらのレーザ光がそれ
ぞれ折り返しミラー12Y〜12Kを介して、下方に配
設された各感光体ドラム21Y〜21Kの表面を露光走
査する。
【0014】画像プロセス部20は、各感光体ドラム2
1Y〜21Kを中心にして、それぞれの周囲に現像器2
2Y〜22Kや転写チャージャ23Y〜23Kのほか、
不図示のクリーニングユニット、帯電チャージャなどが
配されて構成される。各感光体ドラム21Y〜21K
は、上記レーザ光による露光を受ける前にそれぞれクリ
ーニングユニットで感光体表面の残留トナーを除去され
た後、帯電チャージャにより一様に帯電されており、こ
のように一様に帯電した状態で露光を受けると、感光体
ドラム21Y〜21Kの表面に静電潜像が形成される。
1Y〜21Kを中心にして、それぞれの周囲に現像器2
2Y〜22Kや転写チャージャ23Y〜23Kのほか、
不図示のクリーニングユニット、帯電チャージャなどが
配されて構成される。各感光体ドラム21Y〜21K
は、上記レーザ光による露光を受ける前にそれぞれクリ
ーニングユニットで感光体表面の残留トナーを除去され
た後、帯電チャージャにより一様に帯電されており、こ
のように一様に帯電した状態で露光を受けると、感光体
ドラム21Y〜21Kの表面に静電潜像が形成される。
【0015】現像器22Y〜22Kは、各感光体ドラム
21Y〜21Kの表面に形成された静電潜像に対応する
色のトナーを供給して顕像化する。一方、給紙部30に
は、用紙カセット31が設けられており、上述の画像プ
ロセス部20における作像動作と同期して、用紙カセッ
ト31内の記録シートがピックアップローラ32、レジ
ストローラ33などを介して搬送ベルト24上に給紙さ
れる。
21Y〜21Kの表面に形成された静電潜像に対応する
色のトナーを供給して顕像化する。一方、給紙部30に
は、用紙カセット31が設けられており、上述の画像プ
ロセス部20における作像動作と同期して、用紙カセッ
ト31内の記録シートがピックアップローラ32、レジ
ストローラ33などを介して搬送ベルト24上に給紙さ
れる。
【0016】給紙された記録シートは、搬送ベルト24
より各感光体ドラム21Y〜21Kの直下の転写位置に
順次移送され、各転写チャージャ23Y〜23Kによる
静電力により、当該感光体ドラム21Y〜21Kの表面
に形成された各色のトナー像が記録シート上に重ね合わ
せて転写される。記録シートに転写されたトナー像は、
定着部40において内部にヒータを備えた定着ローラ4
1で加熱圧着されることにより定着される。定着後の記
録シートは、排出ローラ42により図外の排紙トレイ上
に排出される。
より各感光体ドラム21Y〜21Kの直下の転写位置に
順次移送され、各転写チャージャ23Y〜23Kによる
静電力により、当該感光体ドラム21Y〜21Kの表面
に形成された各色のトナー像が記録シート上に重ね合わ
せて転写される。記録シートに転写されたトナー像は、
定着部40において内部にヒータを備えた定着ローラ4
1で加熱圧着されることにより定着される。定着後の記
録シートは、排出ローラ42により図外の排紙トレイ上
に排出される。
【0017】(2)感光体ドラムの保持構造 次に、各感光体ドラム21Y〜21Kを偏心が生じない
ように保持する保持構造について説明するが、いずれも
同じ構造なので、感光体ドラム21Kの保持構造につい
てのみ、以下説明する。図2は、感光体ドラム21Kの
保持構造における軸方向の縦断面図である。
ように保持する保持構造について説明するが、いずれも
同じ構造なので、感光体ドラム21Kの保持構造につい
てのみ、以下説明する。図2は、感光体ドラム21Kの
保持構造における軸方向の縦断面図である。
【0018】感光体ドラム21Kは、表面に感光体層が
形成されたアルミ製の円筒部材210の両端部に第1、
第2フランジ220、230を装着して構成される。第
1フランジ220の軸穴221には、第1支軸240の
一端が嵌挿される。この第1支軸240の他端には、外
筒部材241が外挿され、ボルト242、243により
当該外筒部材241に同軸上にしっかりと固定される。
外筒部材241は、軸受244を介して第1フレーム2
45に回転可能に保持される。
形成されたアルミ製の円筒部材210の両端部に第1、
第2フランジ220、230を装着して構成される。第
1フランジ220の軸穴221には、第1支軸240の
一端が嵌挿される。この第1支軸240の他端には、外
筒部材241が外挿され、ボルト242、243により
当該外筒部材241に同軸上にしっかりと固定される。
外筒部材241は、軸受244を介して第1フレーム2
45に回転可能に保持される。
【0019】第1フランジ220の内側の面には、円筒
形状のボス222が同軸上に設けられており、第2フラ
ンジ230の軸穴231を貫通した第2支軸250の先
端部が当該ボス222に挿入される。図3は、ボス22
2の形状を示す斜視図である。同図に示すように、ボス
222には、第2支軸250の先端部に取着された係合
ピン255(図2参照)が入り込んで係合するための切
欠き222aが、当該ボス222周面の対向する2個所
に設けられている。これにより、第2支軸250の回転
駆動に伴って、感光体ドラム21Kが回転する構成とな
っている。なお、図2では、ボス222は、丁度切欠き
222aの部分で切断されているため、その切欠き面が
見えている。
形状のボス222が同軸上に設けられており、第2フラ
ンジ230の軸穴231を貫通した第2支軸250の先
端部が当該ボス222に挿入される。図3は、ボス22
2の形状を示す斜視図である。同図に示すように、ボス
222には、第2支軸250の先端部に取着された係合
ピン255(図2参照)が入り込んで係合するための切
欠き222aが、当該ボス222周面の対向する2個所
に設けられている。これにより、第2支軸250の回転
駆動に伴って、感光体ドラム21Kが回転する構成とな
っている。なお、図2では、ボス222は、丁度切欠き
222aの部分で切断されているため、その切欠き面が
見えている。
【0020】第2支軸250は、小径部250aと大径
部250bとを備える。小径部250aには、第1テー
パ部材251と圧縮バネ252が外挿され、大径部25
0bには、第2テーパ部材253、圧縮バネ254が外
挿される。なお、256、257、258は、それぞれ
圧縮バネ254や第2テーパ部材253および第2支軸
250の位置を規制するための輪止めである。
部250bとを備える。小径部250aには、第1テー
パ部材251と圧縮バネ252が外挿され、大径部25
0bには、第2テーパ部材253、圧縮バネ254が外
挿される。なお、256、257、258は、それぞれ
圧縮バネ254や第2テーパ部材253および第2支軸
250の位置を規制するための輪止めである。
【0021】第1テーパ部材251は、図4の斜視図に
示すように、外周面に円錐状のテーパ面が形成された円
錐テーパ部251aと円筒部251bとを有しており、
圧縮バネ252により円錐テーパ部251aの先端部
が、ボス222と小径部250aとの隙間に入り込むよ
うに付勢され、当該円錐テーパ部251aにおいてボス
222の軸穴端部に係合する。
示すように、外周面に円錐状のテーパ面が形成された円
錐テーパ部251aと円筒部251bとを有しており、
圧縮バネ252により円錐テーパ部251aの先端部
が、ボス222と小径部250aとの隙間に入り込むよ
うに付勢され、当該円錐テーパ部251aにおいてボス
222の軸穴端部に係合する。
【0022】円錐テーパ部251aのテーパ面は、軸対
象に形成されているので、この部分を付勢してボス22
2の軸穴端部に強く押し付けることにより、第1フラン
ジ220と第2支軸250の軸心を一致させることがで
き、これにより第1フランジ220における偏心を防止
する。同様に、第2テーパ部材253も、円錐テーパ部
253aと円筒部253bとを有し、圧縮バネ254に
より第2テーパ部材253の先端部が第2フランジ23
0と第2支軸250の隙間に入り込むように付勢され、
当該円錐テーパ部253aが第2フランジ230の軸穴
231の小径部231aと大径部231bの段部に係合
する。図では、第2テーパ部材253の円筒部253b
と、第2フランジ230の軸穴231の大径部231b
が接触しているように見えるが、ここにはわずかに隙間
があり、第2テーパ部材253は、その円錐テーパ部2
53aのみで第2フランジ230に係合するようになっ
ており、これにより第2フランジ230の軸心と第2支
軸250の軸心を一致させて、第2フランジ230にお
ける偏心を防止する。
象に形成されているので、この部分を付勢してボス22
2の軸穴端部に強く押し付けることにより、第1フラン
ジ220と第2支軸250の軸心を一致させることがで
き、これにより第1フランジ220における偏心を防止
する。同様に、第2テーパ部材253も、円錐テーパ部
253aと円筒部253bとを有し、圧縮バネ254に
より第2テーパ部材253の先端部が第2フランジ23
0と第2支軸250の隙間に入り込むように付勢され、
当該円錐テーパ部253aが第2フランジ230の軸穴
231の小径部231aと大径部231bの段部に係合
する。図では、第2テーパ部材253の円筒部253b
と、第2フランジ230の軸穴231の大径部231b
が接触しているように見えるが、ここにはわずかに隙間
があり、第2テーパ部材253は、その円錐テーパ部2
53aのみで第2フランジ230に係合するようになっ
ており、これにより第2フランジ230の軸心と第2支
軸250の軸心を一致させて、第2フランジ230にお
ける偏心を防止する。
【0023】なお、第2支軸250は、軸受259を介
して第2フレーム260に保持されると共に、図外の駆
動装置に連結されており、画像形成時に所定の回転速度
で回転駆動される。また、支持軸が第1と第2の支軸2
40、250に分割されているのは、感光体ドラムの交
換を容易にするためである。
して第2フレーム260に保持されると共に、図外の駆
動装置に連結されており、画像形成時に所定の回転速度
で回転駆動される。また、支持軸が第1と第2の支軸2
40、250に分割されているのは、感光体ドラムの交
換を容易にするためである。
【0024】すなわち、感光体ドラム21Kを新しいも
のと交換する場合には、第1フレーム245を第1支軸
240ごと図の左方向に取り外し、その後、感光体ドラ
ム21Kを水平方向に抜き取る。そして、新しい感光体
ドラムを第2支軸250に挿入して係合ピン255をボ
ス222の切欠き222aに係合させ、その後、第1支
軸240の先端を第1フランジ220の軸穴221に挿
入しながら第1フレーム245を元の位置に取り付け
て、感光体ドラムの交換を完了する。
のと交換する場合には、第1フレーム245を第1支軸
240ごと図の左方向に取り外し、その後、感光体ドラ
ム21Kを水平方向に抜き取る。そして、新しい感光体
ドラムを第2支軸250に挿入して係合ピン255をボ
ス222の切欠き222aに係合させ、その後、第1支
軸240の先端を第1フランジ220の軸穴221に挿
入しながら第1フレーム245を元の位置に取り付け
て、感光体ドラムの交換を完了する。
【0025】この交換の際 第2フランジ230の軸穴
231の小径部231aの径は十分大きく取っているの
で、係合ピン255が当該小径部231aに抵触するこ
とはない。 (3)偏心が生じないための条件の設定 図5は、第2テーパ部材253と軸穴231の小径部2
31aとの係合関係を示す概略図であり、第2テーパ部
材253が軸穴231の軸心に対して傾く方向を含む平
面における断面図で示している。
231の小径部231aの径は十分大きく取っているの
で、係合ピン255が当該小径部231aに抵触するこ
とはない。 (3)偏心が生じないための条件の設定 図5は、第2テーパ部材253と軸穴231の小径部2
31aとの係合関係を示す概略図であり、第2テーパ部
材253が軸穴231の軸心に対して傾く方向を含む平
面における断面図で示している。
【0026】第2テーパ部材253の円錐テーパ部25
3aと小径部231aの当該切断面上の係合点をA,B
とし、円錐テーパ部253aを延長した場合の交点をC
とすれば、∠ACBはテーパ角θとなる。また、第2テ
ーパ部材253の軸心における軸方向の中心(以下、単
に「軸方向中心」という。)をPとする。第2テーパ部
材253の内径と第2支軸250の外径との間に隙間が
あれば、圧縮バネ254によって当該テーパ部材253
をその軸周りに均等な付勢力で付勢するのは難しいの
で、通常、第2テーパ部材253は、第2支軸250の
軸心に対して図の2点鎖線のようにαだけ傾くようにし
て軸穴231の小径部231aに係合する。この場合、
点CもC’の位置まで移動するが、テーパ角θは一定な
ので、円周角の定理により、点C’も三角形ABCの外
接円O上にある。
3aと小径部231aの当該切断面上の係合点をA,B
とし、円錐テーパ部253aを延長した場合の交点をC
とすれば、∠ACBはテーパ角θとなる。また、第2テ
ーパ部材253の軸心における軸方向の中心(以下、単
に「軸方向中心」という。)をPとする。第2テーパ部
材253の内径と第2支軸250の外径との間に隙間が
あれば、圧縮バネ254によって当該テーパ部材253
をその軸周りに均等な付勢力で付勢するのは難しいの
で、通常、第2テーパ部材253は、第2支軸250の
軸心に対して図の2点鎖線のようにαだけ傾くようにし
て軸穴231の小径部231aに係合する。この場合、
点CもC’の位置まで移動するが、テーパ角θは一定な
ので、円周角の定理により、点C’も三角形ABCの外
接円O上にある。
【0027】また、軸方向中心PもP’の位置に変位す
るが、この変位量のうち第2フランジ230の軸方向成
分をδx、紙面上でこの軸方向に直交する方向における
成分をδyとすると、これらの値は、上記外接円の半径
をr、点Cから軸方向中心Pまでの距離をM、および傾
き角αを用いて次のようにして求めることができる。な
お、以下に示す式においては、例えば2点A、B間の距
離を単に「AB」と表している。
るが、この変位量のうち第2フランジ230の軸方向成
分をδx、紙面上でこの軸方向に直交する方向における
成分をδyとすると、これらの値は、上記外接円の半径
をr、点Cから軸方向中心Pまでの距離をM、および傾
き角αを用いて次のようにして求めることができる。な
お、以下に示す式においては、例えば2点A、B間の距
離を単に「AB」と表している。
【0028】まず、外接円Oと、各直線PC、直線P’
C’との交点をそれぞれE,E’とすれば、これらの点
E、E’は、図5に示すように一致する。なぜなら、テ
ーパ角θは一定のため、∠ACB=∠AC’Bとなり、
したがってそれぞれの半角同士も等しくなって、∠PC
B=∠P’C’Bが成立する。そして、交点E、E’
は、それぞれ直線PC、直線P’C’上の点であるか
ら、∠ECB=∠E’C’Bが成立する。この等式の左
辺は弧BEの円周角を示し、同じく右辺は弧BE’の円
周角を示すので、円周角の等しい弧BE、弧BE’の長
さは等しく、これにより点EとE’は一致すると証明で
きる。
C’との交点をそれぞれE,E’とすれば、これらの点
E、E’は、図5に示すように一致する。なぜなら、テ
ーパ角θは一定のため、∠ACB=∠AC’Bとなり、
したがってそれぞれの半角同士も等しくなって、∠PC
B=∠P’C’Bが成立する。そして、交点E、E’
は、それぞれ直線PC、直線P’C’上の点であるか
ら、∠ECB=∠E’C’Bが成立する。この等式の左
辺は弧BEの円周角を示し、同じく右辺は弧BE’の円
周角を示すので、円周角の等しい弧BE、弧BE’の長
さは等しく、これにより点EとE’は一致すると証明で
きる。
【0029】そこで、以下点E’を点Eとして示すこと
にする。 まず、δx=EP’・cosα−EP =(M−EC’)cosα−(M−2r) ・・・ となる。 ここで、∠CC’Eは半円に対する円周角であるから9
0°となり、また∠CEC’=αなので、EC’=EC
・cosα=2r・cosα となる。
にする。 まず、δx=EP’・cosα−EP =(M−EC’)cosα−(M−2r) ・・・ となる。 ここで、∠CC’Eは半円に対する円周角であるから9
0°となり、また∠CEC’=αなので、EC’=EC
・cosα=2r・cosα となる。
【0030】これを上記式に代入して、δxを次式で
表すことができる。 δx=(M−2r・cosα)cosα−(M−2r)・・・ 一方、δy=EP’・sinα =(M−EC’)sinα =(M−2r・cosα)sinα ・・・ 感光体ドラムの偏心に影響のあるのは、δyの成分であ
るから、このδyを、0にすればよい。そのためには、
式より、M−2r・cosα=0とすればよいが、実際
にはαは、極めて微小な角であり、cosα=1とみなす
ことができるので、M=2r()が、第2テーパ部材
253が傾いても偏心が生じないための条件となる。
表すことができる。 δx=(M−2r・cosα)cosα−(M−2r)・・・ 一方、δy=EP’・sinα =(M−EC’)sinα =(M−2r・cosα)sinα ・・・ 感光体ドラムの偏心に影響のあるのは、δyの成分であ
るから、このδyを、0にすればよい。そのためには、
式より、M−2r・cosα=0とすればよいが、実際
にはαは、極めて微小な角であり、cosα=1とみなす
ことができるので、M=2r()が、第2テーパ部材
253が傾いても偏心が生じないための条件となる。
【0031】ここで、小径部231aの内径をDとし、
また、係合点A(B)と、軸方向中心Pとの回転軸方向
における距離をLとした場合、上記M、rと、D、Lと
の関係は次のようにして求めることができる。 すなわち、M=AC・cos(θ/2)+L =(2r・cos(θ/2))cos(θ/2)+L =r・(2cos2(θ/2))+L ここで、cosθ=2cos2(θ/2)−1 の関係になるから、これより、 M=r(1+cosθ)+L ・・・ を得る。
また、係合点A(B)と、軸方向中心Pとの回転軸方向
における距離をLとした場合、上記M、rと、D、Lと
の関係は次のようにして求めることができる。 すなわち、M=AC・cos(θ/2)+L =(2r・cos(θ/2))cos(θ/2)+L =r・(2cos2(θ/2))+L ここで、cosθ=2cos2(θ/2)−1 の関係になるから、これより、 M=r(1+cosθ)+L ・・・ を得る。
【0032】 一方、D=2AC・sin(θ/2) =2(2r・cos(θ/2))・sin(θ/2) =4r・sin(θ/2)cos(θ/2) ここで、sinθ=2sin(θ/2)cos(θ/2) の関係があるので、これによ り、D=2r・sinθとなり、r=D/(2sinθ)・・・ を得る。
【0033】、式を式に代入すると、 (D/(2sinθ))・(1+cosθ)+L=2(D/(2sinθ)) したがって、 L=(D/2sinθ)・(2−(1+cosθ)) =(D/2)(1−cosθ)/sinθ ・・・ となる。 ここで、cosθ=2cos2 (θ/2)−1、 sinθ=2sin(θ/2)cos(θ/2)の関係にあるから、これら を式に代入して、 L=(D/2)(2−2cos2(θ/2))/(2sin(θ/2)cos(θ/2) =(D/2)(sin2 (θ/2)/ sin(θ/2)cos(θ/2) =(D/2)(sin(θ/2)/cos(θ/2)) =(D/2)tan(θ/2) すなわち、上記LとDの値が、L=(D/2)tan(θ/2)・・・ の関係を満たすときに、δy=0とすることができ、第
2テーパ部材253が第2フランジ230の軸心に対し
て傾いても、第2フランジ230に偏心が発生しないよ
うにできる。
2テーパ部材253が第2フランジ230の軸心に対し
て傾いても、第2フランジ230に偏心が発生しないよ
うにできる。
【0034】図6は、このことを示す実験データであ
る。横軸が、軸穴231の係合点A(B)と、軸方向中
心Pとの回転軸方向における距離Lの値を示し、縦軸
は、各Lの値において生じる第2フランジ230の最大
偏心量を示している。このときの実験条件は次の通りで
ある。 ・第2支軸250の大径部250bの軸径:20mm ・第2フランジ230の小径部231aの内径D:30
mm ・テーパ角θ:30° ・第2テーパ部材253の軸方向の長さ:30mm ・第2テーパ部材253の内径:20.5mm 以上の条件の下で、上記距離Lの値が、−10mmから
10mmまで異なる第2テーパ部材253を複数用意し
て、それぞれにおける第2フランジ230の最大偏心量
を計測してグラフ上にプロットし、それらを共通の直線
で結ぶと、図6に示すようになる。
る。横軸が、軸穴231の係合点A(B)と、軸方向中
心Pとの回転軸方向における距離Lの値を示し、縦軸
は、各Lの値において生じる第2フランジ230の最大
偏心量を示している。このときの実験条件は次の通りで
ある。 ・第2支軸250の大径部250bの軸径:20mm ・第2フランジ230の小径部231aの内径D:30
mm ・テーパ角θ:30° ・第2テーパ部材253の軸方向の長さ:30mm ・第2テーパ部材253の内径:20.5mm 以上の条件の下で、上記距離Lの値が、−10mmから
10mmまで異なる第2テーパ部材253を複数用意し
て、それぞれにおける第2フランジ230の最大偏心量
を計測してグラフ上にプロットし、それらを共通の直線
で結ぶと、図6に示すようになる。
【0035】同図に示すように、およそL=4(mm)
のときに、偏心量δy=0となる。一方、上述の式
に、上記Dとθの値を代入して計算すると、L=15・
tan15°=4.02(mm)となって、両者の値がほ
ぼ一致する。以上では、第2テーパ部材253と第2フ
ランジ230の軸穴との関係で説明したが、ボス222
と第1テーパ部材251においても上記式の関係を満
たすように設計される。
のときに、偏心量δy=0となる。一方、上述の式
に、上記Dとθの値を代入して計算すると、L=15・
tan15°=4.02(mm)となって、両者の値がほ
ぼ一致する。以上では、第2テーパ部材253と第2フ
ランジ230の軸穴との関係で説明したが、ボス222
と第1テーパ部材251においても上記式の関係を満
たすように設計される。
【0036】これにより、第1テーパ部材251、第2
テーパ部材253の各内径と第2支軸250の外径との
間に組立ての便宜上、隙間が必要となり、各テーパ部材
が第2支軸250に対して傾いたとしても、その際に生
じる第1フランジ220、第2フランジ230の偏心量
をなくすことができるので、感光体ドラム21Kの周速
にもむらがなくなる。同様な回転体保持構造が、他の感
光体ドラム21Y〜21Cについても採用されているの
で、これにより従来問題となっていた各感光体ドラムの
偏心に起因する色ずれの発生がなくなり、優れたカラー
画像を形成することができる。
テーパ部材253の各内径と第2支軸250の外径との
間に組立ての便宜上、隙間が必要となり、各テーパ部材
が第2支軸250に対して傾いたとしても、その際に生
じる第1フランジ220、第2フランジ230の偏心量
をなくすことができるので、感光体ドラム21Kの周速
にもむらがなくなる。同様な回転体保持構造が、他の感
光体ドラム21Y〜21Cについても採用されているの
で、これにより従来問題となっていた各感光体ドラムの
偏心に起因する色ずれの発生がなくなり、優れたカラー
画像を形成することができる。
【0037】(4)テーパ部材の変形例 上述のようにテーパ部材の支持軸の軸心に対する傾きに
起因する偏心を皆無にしたといっても、回転によりテー
パ部材の、フランジに対して傾く方向やその傾き角が頻
繁に変動するとすれば、その変動にともなって軸穴と円
錐テーパ部の接触部において摺動が生じ、これにより振
動などが発生して画質に悪い影響を与えるおそれがあ
る。
起因する偏心を皆無にしたといっても、回転によりテー
パ部材の、フランジに対して傾く方向やその傾き角が頻
繁に変動するとすれば、その変動にともなって軸穴と円
錐テーパ部の接触部において摺動が生じ、これにより振
動などが発生して画質に悪い影響を与えるおそれがあ
る。
【0038】このような事態を避けるために、テーパ部
材を、支軸に対して常に一定の方向に強制的に傾けるよ
うにしておけばよい。図7はその構成の一例を示すもの
である。すなわち、第2テーパ部材253の内周面の、
軸方向中心Pからずれた位置であって当該軸方向中心P
に対して点対称の位置に凹部2531、2534を形成
すると共に、それぞれの凹部に圧縮バネ2532、25
35およびボール2533、2536を埋設し、圧縮バ
ネ2532、2535で各ボール2533、2536を
第2支軸250の表面に付勢する付勢機構を設ける。こ
のようにすれば、第2テーパ部材253を各圧縮バネ2
532、2535の付勢方向と逆方向に傾けるモーメン
トが生じ、その傾き方向を常に一定にすることができ
る。
材を、支軸に対して常に一定の方向に強制的に傾けるよ
うにしておけばよい。図7はその構成の一例を示すもの
である。すなわち、第2テーパ部材253の内周面の、
軸方向中心Pからずれた位置であって当該軸方向中心P
に対して点対称の位置に凹部2531、2534を形成
すると共に、それぞれの凹部に圧縮バネ2532、25
35およびボール2533、2536を埋設し、圧縮バ
ネ2532、2535で各ボール2533、2536を
第2支軸250の表面に付勢する付勢機構を設ける。こ
のようにすれば、第2テーパ部材253を各圧縮バネ2
532、2535の付勢方向と逆方向に傾けるモーメン
トが生じ、その傾き方向を常に一定にすることができ
る。
【0039】なお、ボール2533、2536は、第2
テーパ部材253を第2支軸250に外挿する際の摺動
性をよくして組立てを容易にするためのものであり、耐
久性の観点から金属製が望ましいが、当該付勢機構に必
須の要素ではない。また、上記実施の形態では、モーメ
ントを効果的に得るため、付勢機構を設ける位置を第2
テーパ部材253の軸方向中心Pと点対称であって端部
近くの位置に設けているが、必ずしもこの位置関係に限
られず、要するに第2テーパ部材253を特定方向に傾
けるように何らかのモーメントが働く位置に設ければよ
い。また、設ける個数も2個に限定されない。
テーパ部材253を第2支軸250に外挿する際の摺動
性をよくして組立てを容易にするためのものであり、耐
久性の観点から金属製が望ましいが、当該付勢機構に必
須の要素ではない。また、上記実施の形態では、モーメ
ントを効果的に得るため、付勢機構を設ける位置を第2
テーパ部材253の軸方向中心Pと点対称であって端部
近くの位置に設けているが、必ずしもこの位置関係に限
られず、要するに第2テーパ部材253を特定方向に傾
けるように何らかのモーメントが働く位置に設ければよ
い。また、設ける個数も2個に限定されない。
【0040】また、当該付勢機構は、第2支軸250の
外周面に設けてもよい。第1テーパ部材251について
も同様な付勢機構が設けられている。上記実施の形態に
おいては、両端部のフランジの保持構造としてテーパ部
材を用いたが、少なくとも一方のフランジの保持のみに
用いるだけでも、ある程度の偏心防止の効果を得ること
ができる。
外周面に設けてもよい。第1テーパ部材251について
も同様な付勢機構が設けられている。上記実施の形態に
おいては、両端部のフランジの保持構造としてテーパ部
材を用いたが、少なくとも一方のフランジの保持のみに
用いるだけでも、ある程度の偏心防止の効果を得ること
ができる。
【0041】また、上記実施の形態においては、プリン
タ100の各感光体ドラムの保持構造について説明した
が、本発明は、その他の精度の高い回転が要求される装
置における回転体の保持構造にも適用可能である。
タ100の各感光体ドラムの保持構造について説明した
が、本発明は、その他の精度の高い回転が要求される装
置における回転体の保持構造にも適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る回
転体の保持構造は、支持軸を回転体の軸穴に遊挿し、円
筒状のテーパ部材の円錐テーパ部が前記支持軸と前記回
転体の軸穴との隙間に圧入される方向に付勢することに
より当該円錐テーパ部を介して支持軸と回転体とを係合
させると共に、前記回転体の軸穴の内径をD、当該軸穴
と前記円錐テーパ部の係合位置からテーパ部材の軸方向
中心までの回転体軸方向における距離をL、および前記
円錐テーパ部のテーパ角をθとしたときに、それらの値
が、L=(D/2)・tan(θ/2)の関係式を満た
すように設定されている。当該関係式は、テーパ部材の
軸心が支持軸の軸心に対して傾いても、その軸方向の中
心が、回転体の軸心と直交する方向に変位しない関係を
示しており、これにより、組立の便宜上からテーパ部材
と支持軸の間に多少の隙間が設ける必要がある場合で
も、回転体の偏心の発生を防止することができる。ま
た、この隙間の許容により、それほど高い部品の加工精
度が必要ではなくなるので、コストダウンにも繋がる。
転体の保持構造は、支持軸を回転体の軸穴に遊挿し、円
筒状のテーパ部材の円錐テーパ部が前記支持軸と前記回
転体の軸穴との隙間に圧入される方向に付勢することに
より当該円錐テーパ部を介して支持軸と回転体とを係合
させると共に、前記回転体の軸穴の内径をD、当該軸穴
と前記円錐テーパ部の係合位置からテーパ部材の軸方向
中心までの回転体軸方向における距離をL、および前記
円錐テーパ部のテーパ角をθとしたときに、それらの値
が、L=(D/2)・tan(θ/2)の関係式を満た
すように設定されている。当該関係式は、テーパ部材の
軸心が支持軸の軸心に対して傾いても、その軸方向の中
心が、回転体の軸心と直交する方向に変位しない関係を
示しており、これにより、組立の便宜上からテーパ部材
と支持軸の間に多少の隙間が設ける必要がある場合で
も、回転体の偏心の発生を防止することができる。ま
た、この隙間の許容により、それほど高い部品の加工精
度が必要ではなくなるので、コストダウンにも繋がる。
【0043】また、本発明は、前記テーパ部材の内周面
と支持軸の外周面との間に、テーパ部材の軸心を支持軸
の軸心に対して強制的に傾けるように付勢するようにす
ることにより、テーパ部材の支持軸に対する傾きの方向
が回転中に変動することがないので、無駄な振動などが
生じない。また、このような偏心の生じない回転体の保
持構造を、画像形成装置における像担持体ドラムの少な
くとも一方の端部の保持構造として用いることによりむ
らのない優れた再現画像を得ることができる。
と支持軸の外周面との間に、テーパ部材の軸心を支持軸
の軸心に対して強制的に傾けるように付勢するようにす
ることにより、テーパ部材の支持軸に対する傾きの方向
が回転中に変動することがないので、無駄な振動などが
生じない。また、このような偏心の生じない回転体の保
持構造を、画像形成装置における像担持体ドラムの少な
くとも一方の端部の保持構造として用いることによりむ
らのない優れた再現画像を得ることができる。
【図1】本発明に係る回転体保持構造が適用されるプリ
ンタの全体の構成を示す図である。
ンタの全体の構成を示す図である。
【図2】上記プリンタにおける感光体ドラムの保持構造
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図3】第1フランジ内側のボスの形状を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】第1テーパ部材の形状を示す斜視図である。
【図5】上記感光体ドラムの保持構造において、各寸法
について偏心が生じないための条件を説明するための図
である。
について偏心が生じないための条件を説明するための図
である。
【図6】上記条件を満足する場合の効果を説明するため
の実験データを示す図である。
の実験データを示す図である。
【図7】テーパ部材の変形例の構造を示す縦断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 10 露光走査部 20 画像プロセス部 21 感光体ドラム 100 プリンタ 220 第1フランジ 221 軸穴 222 ボス 230 第2フランジ 231 軸穴 240 第1支軸 245 第1フレーム 250 第2支軸 251 第1テーパ部材 251a,253a 円錐テーパ部 252,254,2532,2535 圧縮バネ 253 第2テーパ部材 2531,2534 凹部 2533,2536 ボール 260 第2フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H035 CA07 CB03 CD07 CD11 CG03 2H071 CA02 DA15 EA06 3J103 AA02 AA23 AA25 AA27 AA37 AA75 AA81 AA83 CA03 CA04 CA05 CA13 CA45 CA62 FA17 FA18 GA02 GA52 GA57 GA58 GA60
Claims (4)
- 【請求項1】 回転体の軸穴に支持軸が遊挿され、当該
支持軸を介して前記回転体を回転可能に保持する回転体
の保持構造であって、 外周面がテーパ状になった円錐テーパ部を有し、前記支
持軸に摺動自在に外挿される円筒状のテーパ部材と、 前記テーパ部材を、その円錐テーパ部が前記支持軸と前
記回転体の軸穴との隙間に圧入される方向に付勢し、当
該円錐テーパ部を介して支持軸と回転体とを係合させる
第1付勢手段と、 を備え、 前記回転体の軸穴の内径をD、当該軸穴と前記円錐テー
パ部の係合位置からテーパ部材の軸方向中心までの回転
体軸方向における距離をL、および前記円錐テーパ部の
テーパ角をθとしたときに、それらの値が、 L=(D/2)・tan(θ/2) の関係式を満たすように設定されていることを特徴とす
る回転体の保持構造。 - 【請求項2】 前記テーパ部材の内周面と支持軸の外周
面との間に、テーパ部材の軸心を支持軸の軸心に対して
強制的に傾けるように付勢する第2付勢手段が設けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の回転体の保持構
造。 - 【請求項3】 前記第2付勢手段は、第1と第2の付勢
機構を有し、それぞれの付勢機構が、前記テーパ部材の
内周面の、軸方向に異なる位置であってかつ当該軸方向
の中心に対してほぼ点対称な位置に設けられていること
を特徴とする請求項2記載の回転体の保持構造。 - 【請求項4】 回転する像担持体ドラム上に画像を形成
する画像形成装置であって、前記像担持体ドラムの少な
くとも一方の端部の保持構造として、請求項1ないし3
のいずれかに記載の回転体の保持構造を用いたことを特
徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11093622A JP2000283152A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 回転体の保持構造および当該保持構造を使用した画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11093622A JP2000283152A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 回転体の保持構造および当該保持構造を使用した画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000283152A true JP2000283152A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=14087434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11093622A Pending JP2000283152A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 回転体の保持構造および当該保持構造を使用した画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000283152A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009157176A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Miyakoshi Printing Machinery Co Ltd | 電子写真印刷機 |
| JP2010224519A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-10-07 | Ricoh Co Ltd | 感光体ドラム装置及びこれを用いた画像形成装置 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11093622A patent/JP2000283152A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009157176A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Miyakoshi Printing Machinery Co Ltd | 電子写真印刷機 |
| JP2010224519A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-10-07 | Ricoh Co Ltd | 感光体ドラム装置及びこれを用いた画像形成装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050614 |