JP2000283198A - 電動ブレーキ装置 - Google Patents
電動ブレーキ装置Info
- Publication number
- JP2000283198A JP2000283198A JP11094394A JP9439499A JP2000283198A JP 2000283198 A JP2000283198 A JP 2000283198A JP 11094394 A JP11094394 A JP 11094394A JP 9439499 A JP9439499 A JP 9439499A JP 2000283198 A JP2000283198 A JP 2000283198A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- motor
- disk
- brake device
- accelerator pedal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
でも、パッド性能の低下を防止することができる電動ブ
レーキ装置の提供。 【解決手段】 車両が走行中であるか否かを検出する走
行検出手段と、アクセルペダルのオフ操作を検出するア
クセルペダル操作状態検出手段とを有し、制御手段が、
アクセルペダル操作状態検出手段によりアクセルペダル
のオフ操作が検出され、かつ走行検出手段により車両が
走行中であることが検出された場合、パッドとディスク
とのクリアランスを詰めて、パッドがディスクにわずか
に接触するようにモータを制御する。
Description
な電動ブレーキ装置に関する。
は、ブレーキパッドを押圧するキャリパのピストンの戻
りがピストンシールのロールバック作用に依存している
ため、ブレーキパッドの戻り時における、ブレーキパッ
ドとブレーキロータとのクリアランスが一定でない場合
がある。従って、この場合には、ブレーキロータの面振
れや肉厚変動によって、ブレーキペダルが非操作状態で
あっても、ブレーキパッドがディスクに接触する、いわ
ゆる引きずりが起こることがあった。この結果、ブレー
キパッドの引きずりによって、ブレーキパッドがブレー
キペダルの非操作時であっても摩耗することになり、ま
た走行中にあっては燃費を低下させ経済性を損ねる原因
になるとともに、ジャダの原因にもなる。
べく、油圧式のブレーキ装置に代えて電動ブレーキ装置
が提案されている。この種の電動ブレーキ装置は、モー
タと、該モータの回転運動をピストンの直線運動に変換
する変換機構部と、モータの回転位置等からピストンの
ストローク位置を検出する位置検出手段と、該位置検出
手段の検出結果に基づいてモータを制御する制御手段と
を有するもので、ピストンによる直線運動でパッドをデ
ィスクに押圧させて制動力を発生させるようになってい
る。車両には、このような電動ブレーキ装置が各車輪そ
れぞれに配置されている。
ャリパのブレーキパッドの押圧部材の進退位置、すなわ
ちブレーキパッドの進退位置を電気式アクチュエータを
駆動制御することによって、コントロールすることがで
きるので、ブレーキペダルの非操作時には、引きずりが
生じないように、ディスクロータに対して所定クリアラ
ンスを有した初期位置まで、ブレーキパッドを後退させ
ておくことができる。このため、上述した油圧式のブレ
ーキ装置の問題を解決することができる。
ブレーキ装置は、上記のように、ブレーキペダルの非操
作時には、ディスクロータに対して所定クリアランスを
有した初期位置まで、ブレーキパッドを後退させておく
ようになっているが、走行中において、電動ブレーキ装
置を長時間使用しないときには、ディスクとパッドとの
間のゴミや水分がたまり、電動ブレーキ装置のパッド性
能が、適度に使用している場合に比して低下してしまう
という問題があった。
ので、走行中において非使用状態が長時間におよんで
も、パッド性能の低下を防止することができる電動ブレ
ーキ装置の提供を目的とする。
め、本発明の電動ブレーキ装置は、モータと、該モータ
の回転運動をピストンの直線運動に変換する変換機構部
と、前記ピストンのストローク位置を検出する位置検出
手段と、該位置検出手段の検出結果に基づいて前記モー
タを制御する制御手段とを有し、前記ピストンによる直
線運動でパッドをディスクに押圧させて制動力を発生さ
せるものであって、車両が走行中であるか否かを検出す
る走行検出手段と、アクセルペダルのオフ操作を検出す
るアクセルペダル操作状態検出手段とを有し、前記制御
手段は、前記アクセルペダル操作状態検出手段により前
記アクセルペダルのオフ操作が検出され、かつ前記走行
検出手段により前記車両が走行中であることが検出され
た場合、前記パッドと前記ディスクとのクリアランスを
詰めて、前記パッドが前記ディスクにわずかに接触する
ように前記モータを制御することを特徴としている。
検出され、かつ車両が走行中であることが検出された場
合、モータがパッドとディスクとのクリアランスを詰め
て、パッドがディスクにわずかに接触するようにモータ
を制御することになるため、パッドとディスクとの間が
一時的にいわゆる引きずり状態とされ、ディスクとパッ
ドとの間のゴミや水分が除去されることになる。しか
も、車両が走行中であってアクセルペダルのオフ操作が
検出された場合、すなわち運転者に加速意志がない場合
に限り、パッドとディスクとを接触させるため、加速意
志がある場合にパッドとディスクとを接触させると生じ
てしまう違和感を、運転者に与えることがない。
実施の形態を図面を参照して以下に説明する。この実施
の形態の電動ブレーキ装置11は、車両の非回転部に固
定されるキャリア12と、このキャリア12にディスク
13の軸線方向両側に配設された状態で摺動自在に支持
される一対のインナパッド14およびアウタパッド15
と、二カ所の図示せぬ摺動案内部においてキャリア12
にディスク13の軸線方向に摺動自在となるよう支持さ
れた、パッド14,15を両側から挾持可能なキャリパ
17とで主に構成されている。
配置される第1連結部22aおよび第2連結部22b
と、第1連結部22aおよび第2連結部22bの各端部
同士を連結させる二カ所の図示せぬ支持部とを有してい
る。そして、キャリア12は、支持部がディスク13の
周方向における両端位置となるようにディスク13に対
し配置された状態で車体側に固定される。なお、各支持
部に摺動案内部が設けられる。
互に対向するように一対の図示せぬパッドガイドが設け
られており、これらパッドガイドにより、インナパッド
14およびアウタパッド15はディスク13の軸線方向
に沿って摺動自在となるようにそれぞれの両端位置にお
いて支持されることになる。なお、この支持状態でイン
ナパッド14およびアウタパッド15は、ディスク13
の軸線に平行な軸線回りの回転が規制されている。
と、該筒状部材25の一側に固定されこれを閉塞させる
底部材26と、筒状部材25の他側に固定される先端部
材27とを有するハウジング28を具備している。
このモータ33の回転運動を直線運動に変換するボール
ネジ(変換機構部)34とが設けられている。モータ3
3は、ハウジング28と、筒状部材25の内周部に取り
付けられたコイル35と、筒状部材25の底部材26に
対し反対側の端面に当接した状態で先端部材27に取り
付けられたベアリング36と、このベアリング36を介
して回転自在に支持されたボールネジ34のナット部材
37と、コイル35の内側に位置するようにナット部材
37の外周部に固定されたマグネット38とを有してい
る。
aが形成された上記ナット部材37と、このナット部材
37の内側に配置されるとともに外周部にオネジ部40
aが形成されたピストンとしてのネジ部材40と、ナッ
ト部材37のメネジ部37aとネジ部材40のオネジ部
40aとの間に介在されたボール41とを有している。
14には、これらをディスク13の軸線方向に沿って所
定量離間可能としつつこれらの相対回転を規制する回止
部43が設けられており、これにより、ネジ部材40
は、ディスク13の軸線に平行な軸線回りにおける回転
が規制されている。なお、この回止部43は、ネジ部材
40に形成された溝部44と、この溝部44に摺動自在
に嵌合するようインナパッド14に突出形成された突起
部45とで構成されている。
をなしてシリンダ穴46が形成されており、このシリン
ダ穴46には、ネジ部材40に当接可能な液圧ピストン
47が摺動自在に嵌合されている。そして、底部材26
には、この液圧ピストン47とシリンダ穴46とで形成
される室48を外部に連通させるポート49が形成され
ている。なお、液圧ピストン47の外周部にはシリンダ
穴46の内周部との隙間をシールするシール部材50が
設けられている。
端部には、先端部材27が固定されている。この先端部
材27は、筒状部材25に略同軸をなして固定される略
円筒状の筒部51と、該筒部51の径方向における一側
から筒状部材25に対し反対側に延出するディスクパス
部52と、該ディスクパス部52の先端側から筒部51
と対向するように延出する爪部53とを有している。
述したベアリング36が嵌合されており、ベアリング3
6に近接して、該ベアリング36を筒状部材25の端面
との間に挟持する取付部材55が固定されている。この
取付部材55には、ナット部材37に固定された回転円
板56の回転位置を検出することによりナット部材37
の回転位置を検出し、その結果ネジ部材40のストロー
ク位置を検出する位置検出器(位置検出手段)57が固
定されている。
持させた状態で、モータ33およびボールネジ34はそ
れぞれの軸線をディスク13の軸線に平行させることに
なり、ボールネジ34はそのネジ部材40がインナパッ
ド14のディスク13に対し反対側に当接可能に対向配
置され、先端部材27は、ディスクパス部52がディス
ク13の外周部を跨ぐように延出し爪部53がアウタパ
ッド15のディスク13に対し反対側に当接可能に対向
配置されることになる。
34のネジ部材40の外周部との間には、ボールネジ3
4の螺合部分等にほこり等が入るのを防止するダストブ
ーツ59が設けられている。
動ブレーキ装置11が、車両の前後左右の各車輪に対し
それぞれ設けられており、すべての電動ブレーキ装置1
1のモータ33および位置検出器57がコントローラ
(制御手段)60に接続されている。ここで、各モータ
33はそれぞれを駆動するためにコントローラ60に設
けられた図示せぬモータドライバに接続されている。
より操作入力がなされるブレーキペダルを、符号64は
ブレーキペダル63の操作量を検出するブレーキ操作量
検出センサを、符号65はブレーキペダル63への入力
でブレーキ液圧を発生させるマスタシリンダを、符号6
6は運転者に対し表示で報知を行う警報ランプを、それ
ぞれ示しており、すべての電動ブレーキ装置11のう
ち、前二輪に配置されるものには、マスタシリンダ65
からのブレーキ液圧がポート49を介して室48に導入
されている。なお、後二輪に配置される電動ブレーキ装
置11には、マスタシリンダ65からのブレーキ液圧が
導入されないため、室48、ポート49および液圧ピス
トン47をなくした構成とすることができる。
ついて図3に示すフローチャートを参照しつつ説明す
る。図示しないイグニッションスイッチがオンにされる
と、コントローラ60は、図3に示すステップS1へ進
み、図示しないタイマ(後述する)をリセットした後、
ステップS2へ進む。ステップS2では、コントローラ
60は、ブレーキペダル63が踏まれているか否かを、
図示しないブレーキペダルスイッチの出力信号から判断
する。ここで、上記ブレーキペダルスイッチは、ブレー
キペダル63が踏まれているときにオン信号を出力する
一方、ブレーキペダル63が踏まれていないにときにオ
フ信号を出力する。
63が踏まれているとすると、ブレーキペダルスイッチ
からはオン信号が出力される。これにより、コントロー
ラ60は、ステップS2の判断結果を「YES」とし
て、ステップS3へ進む。ステップS3では、コントロ
ーラ60は、ブレーキ操作量検出センサ64で検出され
たブレーキペダル63の操作量に応じて各車輪にブレー
キ力を発生させるように、各電動ブレーキ装置11のそ
れぞれについて、モータ33を位置検出器57の回転位
置データに基づいてフィードバック制御した後、ステッ
プS4へ進む。
ローラ60は、後二輪の電動ブレーキ装置11において
は電動ブレーキ装置11のみで必要なブレーキ力を発生
させるように各モータ33を制御する一方、前二輪の電
動ブレーキ装置11においては必要なブレーキ力に対し
マスタシリンダ65で発生するブレーキ液圧によるブレ
ーキ力を補充するブレーキ力を電動ブレーキ装置11で
発生させるように各モータ33を制御する。
せる際に、モータ33でボールネジ34のナット部材3
7を正方向に回転させる。すると、回止部43で回転が
規制されたネジ部材40が、ディスク13方向に移動し
インナパッド14をディスク13に接触させる一方、そ
の反力でキャリパ17がキャリア12に対し移動して爪
部53をディスク13の方向に移動させることになり、
このようにして最終的に、ネジ部材40と爪部53とで
インナパッド14およびアウタパッド15がディスク1
3の方向に押圧され、これらパッド14,15がディス
ク13に接触してブレーキ力を発生させる。
液圧が室48に導入されている電動ブレーキ装置11に
おいては、上記に加えて、このブレーキ液圧による推進
力が液圧ピストン47を介してネジ部材40に伝達され
る。すると、ボールネジ34は回転運動と直線運動との
可逆性を有するため、この推進力でネジ部材40が回転
しつつモータ33による推進力と合わせてパッド14,
15をディスク13に押圧してブレーキ力を発生させ
る。
ブレーキ力を緩める際に、モータ33でナット部材37
を上記正方向に対し逆の戻し方向に回転させる。する
と、回転が規制されたネジ部材40がディスク13から
離間する方向に移動し、その結果、インナパッド14お
よびアウタパッド15がディスク13から離間してブレ
ーキ力を解除させる。なお、マスタシリンダ65からの
ブレーキ液圧が室48に導入されている電動ブレーキ装
置11においては、このブレーキ液圧の低下も合わせて
ブレーキ力を解除させる。
タイマをリセットした後、ステップS2へ戻り、上述し
た動作を繰り返す。また、今、ブレーキペダル63が踏
まれていないものとすると、コントローラ60は、ステ
ップS2の判断結果を「NO」としてステップS5へ進
む。ステップS5では、コントローラ60は、図示しな
いアクセルペダルが踏まれているか否かを図示しないア
クセルペダルスイッチの出力信号から判断する。ここ
で、アクセルペダルスイッチは、アクセルペダルが踏ま
れているときオン信号を出力する一方、アクセルペダル
が踏まれていないときオフ信号を出力する。
すると、コントローラ60は、ステップS5の判断結果
を「YES」としてステップS6へ進む。ステップS6
では、コントローラ60は、ディスク13と、インナパ
ッド14(アウタパッド15)とのクリアランスが図4
に示すように0.1mmとなるように、位置検出器57
からのフィードバック信号を受けながらモータ33へ供
給するモータ電流を制御した後、ステップS2へ戻り、
上述した動作を繰り返す。これにより、上述した動作を
経て、インナパッド14およびアウタパッド15が移動
され、この結果、ディスク13と、インナパッド14
(アウタパッド15)との間のクリアランスが0.1m
mとされる。すなわち、今の場合、ディスク13と、イ
ンナパッド14およびアウタパッド15とは完全に非接
触状態(非引きずり状態)にある。この結果、通常走行
時は引きずりが低減されるので燃費の向上が図れる。
い、言い換えればアクセルペダルが戻された状態にある
とすると、コントローラ60は、ステップS5の判断結
果を「NO」として、ステップS7へ進む。ステップS
7において、コントローラ60は、図示しない回転セン
サの出力信号から車両が走行中であるか否かを判断す
る。上記回転センサは、ディスク13の回転を検出する
センサである。
ントローラ60は、回転センサの出力信号からステップ
S7の判断結果を「NO」として、ステップS8へ進
む。ステップS8では、コントローラ60は、ディスク
13とインナパッド14(アウタパッド15)とのクリ
アランスが図4に示すようにゼロ、すなわちディスク1
3とインナパッド14(アウタパッド15)とがわずか
に接触(0.02mmオーバーラップ)するように、位
置検出器57からのフィードバック信号を受けながらモ
ータ33へ供給するモータ電流を制御した後、図示しな
いタイマをリセットして、ステップS2へ戻り、上述し
た動作を繰り返す。これにより、上述した動作を経て、
インナパッド14およびアウタパッド15が移動され、
この結果、ディスク13と、インナパッド14およびア
ウタパッド15との間のクリアランスがゼロとされる。
なお、上記説明では、パッドのクリアランスのゼロは、
ディスク13とインナパッド14(アウタパッド15)
とがわずかに接触(0.02mmオーバーラップ)する
場合も含むように構成したが、これはモータ33へのモ
ータ電流の変化によってパッドのクリアランスのゼロを
検出する場合を例に説明したためであり、パッドのクリ
アランスのゼロは、前記オーバーラップを含まない本来
クリアランスがゼロの状態だけでもよいことは、説明す
るまでもない。
ロであるため、ディスク13と、インナパッド14およ
びアウタパッド15との間にゴミや水等が侵入すること
を防止することができ、氷結も防止することができる。
従って、この場合には、ブレーキ操作開始時の初期制動
力を向上させることができ、さらに、ディスク13に対
するインナパッド14およびアウタパッド15との当接
開始時の初期応答特性を向上させることができる。
コントローラ60は、回転センサの出力信号からステッ
プS7の判断結果を「YES」として、ステップS10
へ進む。ステップS10では、電動ブレーキ装置が使用
されていない状態(ディスク13と、インナパッド14
およびアウタパッド15とが接触していない状態)にお
いて計時が行われるタイマの値が予め定められた所定値
T1よりも大きいか否かを判定する。すなわち、後述す
る性能低下防止制御を行う必要があると判断できる時間
の間、電動ブレーキ装置が使用されていない状態にある
か否かを判定する。そして、ステップS10においてタ
イマ値が所定値T1よりも大きい場合には、ステップS
8を実行する。ステップS8では、コントローラ60
は、ディスク13とインナパッド14(アウタパッド1
5)とのクリアランスが図4に示すようにゼロ、すなわ
ちディスク13と、インナパッド14およびアウタパッ
ド15とがわずかに接触(0.02mmオーバーラッ
プ)するように、位置検出器57からのフィードバック
信号を受けながらモータ33へ供給するモータ電流を制
御した後、ステップS12によりタイマ値がT2(>T
1)を経過したか否かを判定し、T2を経過した場合
は、図示しないタイマをステップS13にてリセットし
た後、ステップS2へ戻り、上述した動作を繰り返す。
これにより、上述した動作を経て、インナパッド14お
よびアウタパッド15が移動され、この結果、ディスク
13と、インナパッド14およびアウタパッド15との
間のクリアランスがゼロ、すなわちディスク13と、イ
ンナパッド14およびアウタパッド15とがわずかに接
触する。
ド14およびアウタパッド15とのクリアランスを詰め
て、ディスク13と、インナパッド14およびアウタパ
ッド15とがディスク13にわずかに接触するようにモ
ータ33を制御する性能低下防止制御を行うことにな
る。このため、ディスク13と、インナパッド14およ
びアウタパッド15との間が一時的に引きずり状態とさ
れ、ディスク13と、インナパッド14およびアウタパ
ッド15との間のゴミや水分を除去するクリーニングを
行うことになる。したがって、走行中において、電動ブ
レーキ装置を長時間使用しないときであっても、パッド
性能の低下を防止でき、確実な制動力を発揮することが
できる。
合、コントローラ60は、ステップS10の判断結果を
「NO」として、ステップS11へ進む。すなわち、必
要以上の頻度で性能低下防止制御が行われることによる
インナパッド14およびアウタパッド15の摩耗を防止
する。ステップS11では、コントローラ60は、ディ
スク13と、インナパッド14(アウタパッド15)と
のクリアランスが図4に示す、微少隙間(0.05m
m)となるように、位置検出器57からのフィードバッ
ク信号を受けながらモータ33へ供給するモータ電流を
制御した後、ステップS2へ戻り、上述した動作を繰り
返す。
ッド15)は、図5に示すように、時間T1において、
位置Fで示す微小隙間位置から位置Zで示すクリアラン
スがゼロの位置まで移動され、この移動においては、図
5に示すようにインナパッド14(アウタパッド15)
は、滑らかな移動特性を示しつつ移動する。図5に示す
位置Fと位置Zとの差の絶対値は、図4に示す0.05
mmである。今の場合、上記クリアランスが微少隙間と
されているため、ブレーキペダルが急に踏まれたとして
も、インナパッド14およびアウタパッド15が極めて
短い時間でディスク13に接触するため、ブレーキ初期
応答特性が向上する。また、この場合には、インナパッ
ド14およびアウタパッド15の移動軌跡が滑らかであ
るため、インナパッド14およびアウタパッド15がデ
ィスク13に接触する際に発生する音を低減させること
ができる。
ステップS5においてアクセルペダルのオフ操作が検出
され、かつステップS7において車両が走行中であるこ
とが検出された場合であって、しかも、電動ブレーキ装
置を使用しない時間が予め定められた時間経過した場合
に、ディスク13と、インナパッド14およびアウタパ
ッド15とのクリアランスを詰めて、ディスク13と、
インナパッド14およびアウタパッド15とがわずかに
接触するようにモータ33を制御する性能低下防止制御
を行うことになる。このため、ディスク13と、インナ
パッド14およびアウタパッド15との間が一時的に引
きずり状態とされ、ディスク13と、インナパッド14
およびアウタパッド15との間のゴミや水分が除去され
ることになる。したがって、走行中において、電動ブレ
ーキ装置を長時間使用しないときであっても、パッド性
能が低下することがないという効果が得られる。
ダルのオフ操作が検出された場合、すなわち運転者に加
速意志がない場合に限り、性能低下防止制御を行うた
め、加速意志がある場合に性能低下防止制御を行うと生
じてしまう違和感を、運転者に与えることがない。した
がって、運転者に違和感を与えることなく、性能低下防
止制御を行うことができる。
レーキ装置について詳述してきたが、具体的な構成はこ
の一の実施の形態に限られるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含
まれる。例えば、上述した一の実施の形態による電動ブ
レーキ装置においては、図6(a)および(b)に示す
変位センサ100をインナパッド14近傍に設けて、こ
の変位センサ100の検出結果からインナパッド14と
ディスク13との間のクリアランスを求め、この結果に
基づいてコントローラ60によりクリアランス制御を行
うように構成してもよい。
位センサ100の構成を示す平面図であり、図6(b)
は、インナパッド14および変位センサ100の構成を
示す側面図である。上記変位センサは、インナパッド1
4の軸方向における変位量を検出するセンサであり、イ
ンナパッド14の近傍に設けられている。
ブレーキ装置においては、図4を参照してクリアランス
の具体的数値(0.02mm、0.10mmおよび0.
05mm)を示したが、各数値は一例であって、これに
限定されるものではない。従って、上記各クリアランス
の値は、各種試験データに基づいて適宜決定されるもの
であって、各数値の大小関係が図4に示す具体的数値の
大小関係に合致していればいかなる値であってもよい。
ーキ装置によれば、アクセルペダルのオフ操作が検出さ
れ、かつ車両が走行中であることが検出された場合、モ
ータがパッドとディスクとのクリアランスを詰めて、パ
ッドがディスクにわずかに接触するようにモータを制御
することになるため、パッドとディスクとの間が一時的
にいわゆる引きずり状態とされ、ディスクとパッドとの
間のゴミや水分が除去されることになる。したがって、
走行中において、電動ブレーキ装置を長時間使用しない
ときであっても、パッド性能が低下することがないとい
う効果が得られる。しかも、車両が走行中であってアク
セルペダルのオフ操作が検出された場合、すなわち運転
者に加速意志がない場合に限り、パッドとディスクとを
接触させるため、加速意志がある場合にパッドとディス
クとを接触させると生じてしまう違和感を、運転者に与
えることがない。したがって、運転者に違和感を与える
ことなく、パッドとディスクとを接触させることができ
る。
装置の構成を示す側断面図である。
装置が適用されたブレーキシステムを示す概略構成図で
ある。
装置の動作を説明するフローチャートである。
装置におけるロータ−パッド間のクリアランスと、モー
タ電流との関係を示す特性図である。
装置におけるパッド位置を示す図である。
装置の変形例を示す
Claims (1)
- 【請求項1】 モータと、該モータの回転運動をピスト
ンの直線運動に変換する変換機構部と、前記ピストンの
ストローク位置を検出する位置検出手段と、該位置検出
手段の検出結果に基づいて前記モータを制御する制御手
段とを有し、前記ピストンによる直線運動でパッドをデ
ィスクに押圧させて制動力を発生させる電動ブレーキ装
置において、 車両が走行中であるか否かを検出する走行検出手段と、 アクセルペダルのオフ操作を検出するアクセルペダル操
作状態検出手段とを有し、 前記制御手段は、前記アクセルペダル操作状態検出手段
により前記アクセルペダルのオフ操作が検出され、かつ
前記走行検出手段により前記車両が走行中であることが
検出された場合、前記パッドと前記ディスクとのクリア
ランスを詰めて、前記パッドが前記ディスクにわずかに
接触するように前記モータを制御することを特徴とする
電動ブレーキ装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09439499A JP4141579B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 電動ブレーキ装置 |
| US09/362,729 US6250436B1 (en) | 1998-07-31 | 1999-07-29 | Motor-driven brake apparatus |
| DE19935934A DE19935934B4 (de) | 1998-07-31 | 1999-07-30 | Motorgetriebene Bremseinrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09439499A JP4141579B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 電動ブレーキ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000283198A true JP2000283198A (ja) | 2000-10-13 |
| JP4141579B2 JP4141579B2 (ja) | 2008-08-27 |
Family
ID=14109064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09439499A Expired - Fee Related JP4141579B2 (ja) | 1998-07-31 | 1999-03-31 | 電動ブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4141579B2 (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002019594A (ja) * | 2000-05-29 | 2002-01-23 | Robert Bosch Gmbh | 車両に設けられているブレーキ・アクチュエータのブレーキ作用の保証方法および装置 |
| JP2003194119A (ja) * | 2001-12-28 | 2003-07-09 | Nissan Motor Co Ltd | 電動ブレーキ装置 |
| JP2007512992A (ja) * | 2003-05-19 | 2007-05-24 | コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー | ブレーキライニングの摩擦係数を回復、安定化、維持するための方法 |
| JP2007237847A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Toyota Motor Corp | 車両用制動装置の摩耗矯正装置 |
| JP2008057642A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Hitachi Ltd | 電動ブレーキ制御装置及び電動ブレーキ制御方法 |
| JP2008120147A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Advics:Kk | 車両の制動制御装置 |
| JP2008132906A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Hitachi Ltd | 電動ディスクブレーキ装置 |
| JP2009119888A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-06-04 | Toyota Motor Corp | 車両の制動制御装置 |
| JP2009208518A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Hitachi Ltd | ブレーキ装置 |
| KR101612268B1 (ko) * | 2010-08-23 | 2016-04-14 | 현대모비스 주식회사 | 전동 브레이크 장치의 드래그 토크 조정 장치 및 방법 |
| JP2018514450A (ja) * | 2015-05-22 | 2018-06-07 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 自動化されたパーキングブレーキ、および自動化されたパーキングブレーキを作動させる方法 |
| WO2019132019A1 (ja) * | 2017-12-29 | 2019-07-04 | Ntn株式会社 | 電動ブレーキ装置 |
| JP2022038692A (ja) * | 2020-08-27 | 2022-03-10 | 株式会社Soken | 電動ブレーキ装置 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP09439499A patent/JP4141579B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002019594A (ja) * | 2000-05-29 | 2002-01-23 | Robert Bosch Gmbh | 車両に設けられているブレーキ・アクチュエータのブレーキ作用の保証方法および装置 |
| JP2003194119A (ja) * | 2001-12-28 | 2003-07-09 | Nissan Motor Co Ltd | 電動ブレーキ装置 |
| JP2007512992A (ja) * | 2003-05-19 | 2007-05-24 | コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー | ブレーキライニングの摩擦係数を回復、安定化、維持するための方法 |
| JP2007237847A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Toyota Motor Corp | 車両用制動装置の摩耗矯正装置 |
| JP2008057642A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Hitachi Ltd | 電動ブレーキ制御装置及び電動ブレーキ制御方法 |
| JP2008120147A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Advics:Kk | 車両の制動制御装置 |
| JP2008132906A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Hitachi Ltd | 電動ディスクブレーキ装置 |
| JP2009119888A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-06-04 | Toyota Motor Corp | 車両の制動制御装置 |
| JP2009208518A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Hitachi Ltd | ブレーキ装置 |
| US8556353B2 (en) | 2008-02-29 | 2013-10-15 | Hitachi, Ltd. | Brake device |
| KR101612268B1 (ko) * | 2010-08-23 | 2016-04-14 | 현대모비스 주식회사 | 전동 브레이크 장치의 드래그 토크 조정 장치 및 방법 |
| JP2018514450A (ja) * | 2015-05-22 | 2018-06-07 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 自動化されたパーキングブレーキ、および自動化されたパーキングブレーキを作動させる方法 |
| US10351119B2 (en) | 2015-05-22 | 2019-07-16 | Robert Bosch Gmbh | Automated parking brake and method for operating an automated parking brake |
| WO2019132019A1 (ja) * | 2017-12-29 | 2019-07-04 | Ntn株式会社 | 電動ブレーキ装置 |
| JP2022038692A (ja) * | 2020-08-27 | 2022-03-10 | 株式会社Soken | 電動ブレーキ装置 |
| JP7239530B2 (ja) | 2020-08-27 | 2023-03-14 | 株式会社Soken | 電動ブレーキ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4141579B2 (ja) | 2008-08-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6250436B1 (en) | Motor-driven brake apparatus | |
| JP5898035B2 (ja) | ディスクブレーキ装置 | |
| JP6129553B2 (ja) | ブレーキシステム | |
| US8972140B2 (en) | Disc brake apparatus | |
| JP5320931B2 (ja) | 駐車ブレーキ制御装置 | |
| US20080053760A1 (en) | Disc brake apparatus | |
| JPH10181579A (ja) | パッドクリアランス調整機構を備えた電動ブレーキとそのパッドクリアランス調整法 | |
| JP4166336B2 (ja) | 電動ブレーキ装置 | |
| WO2011033983A1 (ja) | 駐車ブレーキ制御装置 | |
| JP2000283198A (ja) | 電動ブレーキ装置 | |
| JP2015189373A (ja) | 電動ブレーキ装置 | |
| WO2016104682A1 (ja) | 電動ブレーキシステム | |
| JP2016124403A (ja) | ブレーキ装置 | |
| US20220032885A1 (en) | Electric brake, and control device | |
| JP2000055093A (ja) | 電動ディスクブレーキ装置 | |
| JP6205821B2 (ja) | 電動駐車ブレーキ制御装置 | |
| JP2002013568A (ja) | 電動ディスクブレーキ | |
| JP2000055094A (ja) | 電動ブレーキ装置 | |
| JP4482843B2 (ja) | 電動ディスクブレーキのパッド摩耗の検出方法及び電動ディスクブレーキ装置 | |
| JP5013262B2 (ja) | ディスクブレーキ装置 | |
| JP7153579B2 (ja) | ブレーキ装置 | |
| JP2001341626A (ja) | 電動ブレーキ装置 | |
| JP6575540B2 (ja) | 電動パーキングブレーキ制御装置 | |
| JP2000203402A (ja) | 制動制御装置 | |
| JP2012236492A (ja) | ブレーキ制御装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041126 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051130 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20051202 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071012 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071016 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071213 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080603 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080611 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620 Year of fee payment: 3 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140620 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |