JP2000283283A - 自動変速制御装置 - Google Patents

自動変速制御装置

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JP2000283283A
JP2000283283A JP11094485A JP9448599A JP2000283283A JP 2000283283 A JP2000283283 A JP 2000283283A JP 11094485 A JP11094485 A JP 11094485A JP 9448599 A JP9448599 A JP 9448599A JP 2000283283 A JP2000283283 A JP 2000283283A
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transmission
time
speed
control mechanism
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JP11094485A
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Susumu Sato
行 佐藤
Ritsuo Nishimura
律夫 西村
Nobuaki Shimada
信秋 島田
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Bridgestone Cycle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電源電圧の低下や変速負荷等により変速制御
機構の速度が変化したり、組付誤差や部品の寸法精度等
があっても、変速制御機構の適正な位置での停止保持を
可能にした自動変速制御装置を提供すること。 【解決手段】 変速機の制御機構における各変速位置を
マイクロスイッチ等の検出手段が第一の変速状態を検出
して前記制御機構における駆動装置の電源をオフすると
同時に該駆動装置を制動するように構成した自動変速制
御装置において、変速制御中の前記検出手段の第二の変
速状態の時間に応じて該検出手段が第一の変速状態を検
出(S10)してから駆動装置の電源をオフ(S12)
するまでの遅延時間を変更(S11)するように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の自動変速制
御装置に係り、特に自転車に適した、速度検出手段によ
り検出された車両速度に応じて変速機を自動変速する自
動変速制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自転車の軽快な走行を可能にする
変速装置の自動化技術として様々な自動変速装置が提案
されている。自転車におけるこの種の自動変速装置とし
ては、後輪駆動部等に設置された変速機に接続された変
速ケーブルの引込み位置を、自転車の速度に応じてモー
タ等の駆動装置により制御機構を介して所定量牽引制御
することによって所定の変速位置に自動変速するものが
ある。このような自動変速装置における変速ケーブルの
引込み位置の牽引操作量は、前記モータ等の駆動装置に
よって行われるものであるが、通常、該モータは電池に
より駆動されるため、電池が消耗されてモータの駆動が
できなくなる直前まで自動変速動作を行っていたため、
変速途中でのモータの停止等により変速の位置の不確定
による安定した走行が行えなくなったり、最悪の場合は
変速装置の破損さえ招来した。
【0003】そこで、本件出願人等は、先に、変速機の
制御機構における駆動装置の電源電圧が所定値以下に低
下した場合には、変速機の変速動作を禁止し、停車後、
前記変速機を低速位置に設定するように構成した自動変
速装置(特願平8−346160号)を提案した。これ
により、変速機の制御機構における駆動装置の電源電圧
が低下し、変速機を駆動できないときには、変速動作が
電源電圧低下時の走行状態に適応した変速位置で保持さ
れ、安定した走行が行え、また、停車後は変速動作は禁
止されたまま、変速機は低速位置に設定されるので、次
の走行を低速位置から行うことができ、走行開始を安定
して行えることとなった。しかしながら、該自動変速装
置において、車両が低速すなわち1速にて走行中速度検
出信号であるパルスが発生し、車両の加速によって所定
速度に達すると、変速機の駆動装置であるモータは2速
にシフトアップしようとする。
【0004】このとき、駆動装置の電源電池の能力が極
端に低下していた場合には、変速のために前記駆動装置
であるモータを駆動する際の起動電圧低下によって、所
定値(ローバッテリ設定電圧)を通り越して変速機の制
御回路のリセットが行われるところの、制御回路リセッ
ト電圧以下にまで低下させてしまう現象が起きる。この
ことは、前記ローバッテリ設定電圧から制御回路リセッ
ト電圧に減少して変速動作を禁止するまでに至る微小時
間の間、モータは駆動されて2速に変速を行おうとし
て、変速機の変速ケーブルを僅かばかり牽引してしま
い、ほぼ同時に、制御回路リセット電圧以下になって制
御回路はリセットされて電源の再自動投入がなされて、
順次、これを繰り返して、僅かずつながら変速機の変速
位置がずれるという「変速ずれ」が生じる虞れがあっ
た。このようなことから、さらに本件出願人等は、変速
機の制御機構における駆動装置の電源電圧の所定値以下
の低下の検出により変速機の変速動作を禁止するように
構成した自動変速装置において、走行開始後の初期変速
動作中に低電圧が検出された場合に、前記駆動装置を停
止させた後、変速位置が所定位置を超えていれば即座に
所定位置に戻すべく前記駆動装置を動作させるように構
成した自動変速装置を提案した(特願平10−1976
66号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これにより、変速機の
制御機構における駆動装置の電源電圧が所定値以下に低
下した場合に変速機の変速動作を禁止するように構成し
た自動変速装置を、変速位置ずれのない適正で快適な変
速位置に固定しての確実な変速禁止を達成させ、軽快な
走行が可能となったものの、この種の自動変速装置で
は、各変速位置間での変速制御において変速機の制御機
構における各変速位置をマイクロスイッチにて検出して
前記制御機構における駆動装置の電源をオフすると同時
に該駆動装置を制動するように構成して、変速機の制御
機構を各変速位置に保持することが行われている。その
ため、変速機の制御機構をマイクロスイッチにて検出さ
れた所定の変速位置に適正に停止させて保持する必要が
あり、そのためにモータ等の駆動装置の電源のオフと変
速機の制御機構の停止位置との間のずれの精度が適正で
なければならないものであった。何故ならば、前述した
自動変速装置が、折角、変速位置ずれを補正して変速位
置ずれのない適正で快適な変速制御を可能にすることを
追求するものである以上、変速制御機構は少なくとも適
正な変速位置に保持される必要がある。また、前述した
マイクロスイッチや制御機構の製作誤差あるいは組付誤
差等によりマイクロスイッチにて検出した変速位置とモ
ータ等の駆動装置の停止位置との間にずれを生じる可能
性があった。また、制御機構の速度や機械的損失等に基
づく変速負荷あるいはモータ等の駆動装置の電源電力の
低下によって前記ずれの程度に大きな差異を生じた。
【0006】そこで本発明では、前記従来の自動変速装
置を改良して、電源電圧の低下や変速負荷等により変速
制御機構の速度が変化したり、組付誤差や部品の寸法精
度等があっても、変速制御機構の適正な位置での停止保
持を可能にした自動変速制御装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、速度
検出手段により検出された車両速度に応じて変速機を自
動変速する自動変速制御装置であって、前記変速機の制
御機構における各変速位置を検出手段の第一の変速状態
の検出にて前記制御機構における駆動装置の電源をオフ
すると同時に該駆動装置を制動するように構成した自動
変速制御装置において、変速制御中の前記検出手段の第
二の変速状態の時間に応じて該検出手段が第一の変速状
態を検出してから駆動装置の電源をオフするまでの遅延
時間を変更するように構成したことを特徴とするもので
ある。また本発明は、前記変速機の制御機構における駆
動装置のオフ時の制動時間が変速位置に応じて異なるよ
うに構成したことを特徴とするもので、これらを課題解
決のための手段とするものである。
【0008】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1〜図8は本発明の自動変速制御装置
の1実施の形態を示すもので、図1(A)は本発明の自
動変速制御装置が設置された自転車の全体側面図、図1
(B)は自動変速制御装置の制御機構等が収納されたア
クチュエータボックスの側面図、図1(C)はその平面
図、図2はアクチュエータボックスの上ケースの内部平
面図、図3はアクチュエータボックスの下ケースの内部
底面図、図4はカムギヤによる変速位置の説明図、図5
は自動変速制御装置のブロック構成図、図6は本発明の
自動変速制御装置における制御フローチャート図、図7
は図6におけるギヤ位置移動処理の詳細制御フローチャ
ート図、図8は変速制御時における各部材の動作タイム
テーブル図である。図1(A)に示すように、本発明の
自動変速制御装置を備えた自転車では、詳述はしない
が、後輪駆動部の変速ハブに内装式等の変速機が設置さ
れ、ハンガー部近傍に設置されたアクチュエータボック
ス3内に収納された制御部によって、変速機に対する変
速ケーブルの引込み位置を、自転車の速度に応じて所定
量を牽引制御することによって所定の変速位置に自動変
速するものである。
【0009】アクチュエータボックス3は、上ケース1
と下ケース2とから構成され、上ケース1の上部に固定
された取付ブラケット1Aによって車体のハンガー部に
取り付けられている。また、該アクチュエータボックス
3に隣接してその上部には、自動変速制御装置における
変速機の制御機構における駆動装置の電源および制御部
における制御回路の電源となる電池等が収納された電池
ボックス11が設置されている。符号58は電池ボック
ス11の側面に外部に露呈して配設されたイニシャルリ
セットスイッチで、これを押下することにより自動変速
装置の制御部における制御回路の電源および情報を強制
的にキャンセルすることができる。図示省略の変速機は
後輪スプロケット内周の変速ハブ内に配設された内装式
変速機を構成し、前記アクチェータボックス3の下ケー
ス2内に収納された後述する変速プーリ8によって巻き
上げられる変速ケーブル13によって変速操作される。
【0010】変速機の自動変速制御は、速度検出手段に
より検出された車両速度に応じて制御機構により自動的
にシフトアップないしはシフトダウンがなされるが、車
両速度の検出手段としては、例えば、チェーンステー等
のフレームに設置されたリードスイッチを後車輪スポー
ク等に設置された磁石の回転軌跡に近接して配置して、
これら両者の接離によって発生した単位時間当たりのパ
ルスをカウントすることで、後車輪の回転速度すなわち
自転車の車両速度(および加速度)を検出するもの等が
採用され、その速度検出信号をもって自動変速装置の変
速制御信号となすものである。図3に示すように、後端
部が後輪ハブ内に設置された内装式等の変速機に接続さ
れた変速ケーブル13の始端部は、アクチュエータボク
ッス3の下ケース2内に軸支された変速プーリ8の外周
面に係止固定されている。変速ケーブル13は、下ケー
ス2の導入部に係止された六角ナット20に対してスペ
ーサ18を介してアジャスタ16によって進入位置が調
整されるアウター内に牽引自在に挿通されている。な
お、符号33は変速プーリ8の止め輪、19は角ナッ
ト、21は上下ケースを結合する螺子、32は通気シー
トを示す。
【0011】図2に示すように、アクチュエータボック
ス3の上ケース1の内部には、以下のような制御機構お
よび駆動装置等から構成される。前記変速ケーブル13
の始端部が係止固定された変速プーリ8と同軸9にて一
体に結合されたカムギヤ4が軸支されている。該該カム
ギヤ4の外周には多数の歯が刻設され、これらの歯部に
は減速装置を構成してモータ26等の駆動装置からの駆
動力を受けて回転する第2減速ギヤ5における小ギヤが
噛合している。該第2減速ギヤ5の大ギヤの外周には第
1減速ギヤ6における小ギヤが噛合している。第1減速
ギヤ6の大ギヤの外周には、モータ26における出力軸
に固定されたウォーム7が噛合している。カムギヤ4の
歯の刻設されていない部分には、図4(A)に示すよう
に、各変速位置に対応する部位に凹部が刻設されてお
り、前記変速ケーブル13の牽引量に対応するこれらの
凹部に検出手段であるマイクロスイッチ27における検
出子が落ち込んで変速位置を検出するように構成され
る。符号30(図2)は制御回路等が配設される基板で
あり、ここで処理された制御信号によりコード28を通
じて前記モータ26を駆動制御する。符号10は減速ギ
ヤ5、6の軸、12はシールグロメット、22は基板取
付螺子、23は取付ブラケットの取付螺子、24はマイ
クロスイッチ27の取付螺子を示す。なお、検出手段と
しては、マイクロスイッチの他に、フォトカプラや図4
(B)に示すようにアナログ式ポテンショメータ等も採
用され得る。
【0012】このように構成された自動変速制御装置は
以下のように動作する。車両が走行を開始すると、後車
輪スポーク等に設置された磁石と静止車体側に設置され
たリードスイッチから構成された速度検出部からのパル
ス信号を受け、その速度信号は制御部の基板30上に配
設された制御回路において演算処理され、モータ26の
正回転によりウォーム7、第1および第2減速ギヤ6、
5を介して減速されたカムギヤ4は、図4の矢印のよう
に基準位置から1速〜3速までの変速位置を回転移動す
る。これに伴って、該カムギヤ4と一体の前記変速プー
リ8(図3)が変速ケーブル13の後端部を牽引し、前
記後輪ハブ内に設置された内装式等の変速機を自動変速
する。
【0013】図5は本発明の自動変速制御装置のブロッ
ク構成図であり、車両の走行開始によって車輪が回転を
始めると、磁石とリードスイッチにより構成される速度
検出部52にて発生したパルスである速度検出信号SP
を主制御回路部54に送出して走行モードとなる。該主
制御回路部54では、前記速度検出信号SPを入力する
とともに、図2のマイクロスイッチ27からの信号によ
って変速位置検出部57から得た変速位置信号PS、お
よび変速機の制御機構における駆動装置の電源電圧の所
定値以下の低下の検出を行うローバッテリ検出回路53
からのローバッテリ検出信号LSの各入力を取り込んで
演算、処理して自動変速のための処理信号CSをモータ
駆動回路部55に送出する。モータ駆動回路部55から
の駆動信号によってモータ26が回転駆動され、自動変
速制御が行われる。56は変速位置やローバッテリの検
出等を表示するためのLED出力部である。
【0014】本発明の最も特徴的な構成は、変速機の制
御機構における各変速位置を検出手段が第一の変速状態
を検出して、例えばマイクロスイッチ27のオン(検出
子のカムギヤ4の凹部への落込み時)あるいはポテンシ
ョメータが第一の変速状態を検出して、前記制御機構に
おけるモータ等の駆動装置の電源をオフすると同時に該
駆動装置を制動するように構成した自動変速制御装置に
おいて、変速制御中の前記検出手段の第二の変速状態の
時間、例えばマイクロスイッチ27のオフ時間に応じて
該検出手段が第一の変速状態を検出してから、例えばマ
イクロスイッチ27がオンしてから駆動装置の電源をオ
フするまでの遅延時間を変更するようにしたことであ
り、また、前記変速機の制御機構における駆動装置のオ
フ時の制動時間が変速位置が変速位置に応じて異なるよ
うに構成したことである。
【0015】以下、図6〜図8の制御フローチャートお
よびタイムテーブルにより本発明の自動変速制御装置の
動作を説明する。電源のオン(手動にてオンするか、前
述したように車輪の回転の開始によって速度検出部52
にて発生したパルスを検知して変速制御回路の自動電源
投入が成されるようにすることもできる。)により、ス
テップS1にて初期設定がなされる。初期設定は蓄積さ
れている自動変速制御情報をもとに必要な動作を行った
り、制御形式によっては変速位置の初期化が行われたり
する。変速位置の初期化とは、変速制御機構のガタ、た
るみ、振動や外力による変速位置のずれ、さらには前述
した制御回路リセット電圧への低下によってモータが停
止する際の惰性駆動に起因した変速ずれをも補正するも
ので、モータ26を逆回転させて、カムギヤ4を時計方
向(図4の矢印と反対方向)に回転させ、変速位置が最
低速の1速位置に保持した状態で基準位置にマイクロス
イッチが臨むように基準面である突当てブロックに突き
当て、変速ずれを生じていた変速制御機構の変速位置を
基準の正規位置(図4の状態)に強制的に戻す動作であ
る。
【0016】ステップS2では、モータ等の駆動装置の
駆動のための電源の能力の確認をする。つまり、電源電
圧が充分であるかどうかの確認、ローバッテリの検出が
行われる。電源電圧の低下がない場合(N)は、ステッ
プS4に移行する。走行中であればステップS5に移行
するが、走行を停止して一定時間速度信号が入力されな
ければ(Y)、走行が終了したものとしてステップS1
8に移行してストップモード(制御情報の保持のみ維持
される省エネモード)となる。ステップS5では、通常
の自動変速処理が行われ、変速位置が要求されるものと
一致していればステップS19にて変速要求位置生成が
なされ、ステップS2のルーチンにリターンし、変速位
置が要求されるものと異なっていればステップS6に移
行してギヤ位置移動処理すなわちシフトアップあるいは
シフトダウン制御が行われる。前記ステップS2にて、
バッテリの電圧が自動変速制御を継続するには充分な電
圧ではないとしてローバッテリが検出されると、ステッ
プS3に移行して変速位置固定処理がおこなわれる。す
なわちローバッテリの検出時の変速位置が例えば2速な
らそのまま固定し、3速以上ならステップS6に移行し
てシフトダウンさせて2速位置への移動処理を行い、変
速が禁止された場合でも通常の走行がし易い変速位置に
て走行の再開ができるようにする。車両の走行が終了す
ると、ステップS18にてストップモードに移行し、変
速位置や変速回数等の制御情報の保持のみが維持され、
微弱電力の消費のみがなされる。
【0017】ステップ6以下におけるギヤ移動処理の動
作が本発明に特徴的な構成である。図8を参照して図7
によって説明すると、ステップS7にて変速制御動作が
シフトアップかシフトダウンかが判断され、シフトアッ
プならステップS8に移行して駆動装置であるモータ2
6が正回転し、シフトダウンならステップS9に移行し
てモータ26を逆回転させる。これにより、ステップS
10にて、マイクロスイッチ27における検出子が制御
機構を構成する前記カムギヤ4の所定変速位置に対応す
る凹部に落ち込んで、マイクロスイッチ27がオン(第
一の変速状態)となったことを検出する。図8のタイム
テーブルでは、シフトアップ動作として例えば、時刻T
1からモータ駆動信号CSの正転により時刻T2に至っ
てマイクロスイッチ27の検出子がカムギヤ4の2速位
置の凹部に落ち込んでオン(第一の変速状態)となった
状態である。
【0018】図8において、さらに進むと、時刻T3に
てモータ26の惰性による行過ぎを防止するためにブレ
ーキによる制動動作が行われる。後述するようにマイク
ロスイッチ27が時刻T2にてオンとなってから所定時
間の遅延があってから時刻T3にてモータ駆動信号CS
に停止信号が発せられる。さらに進んで、ブレーキが解
除された後、時刻T5にてモータ駆動信号CSが正転と
なりシフトアップを開始して時刻T6にてマイクロスイ
ッチ27の検出子がカムギヤ4の2速位置の凹部から脱
し、時刻T7までカムギヤ4を回転させて変速ケーブル
13を牽引しつつ変速制御機構を動作させる。
【0019】時刻T7からの3速位置での動作例によっ
て本発明の特徴を説明すると、時刻T7においてマイク
ロスイッチ27の検出子がカムギヤ4の3速位置の凹部
に落ち込み、所定時間TDの遅延の後、時刻T8におい
てモータ駆動信号CSに停止指令を出し、同時にブレー
キに制動オン信号を所定時間TBの間出力する。このと
きの制御フローは図7において、時刻T7にてマイクロ
スイッチ27がオン(第一の変速状態)となってステッ
プS11に移行し、モータ駆動信号CSに停止指令を出
すまでの遅延時間を算出する。そして、その算出された
遅延時間TDの後にモータ駆動信号CSに停止指令を出
してモータを停止(ステップS12)させると同時にス
テップS13以降にて、モータ26のブレーキ動作が行
われる。
【0020】マイクロスイッチ27がカムギヤ4の凹部
に落ち込んでオン(第一の変速状態)となってから遅延
させてモータを停止させるのは、制御機構の速度(一般
に変速ケーブルを牽引する力は高速段位程大きくなり、
したがってカムギヤ4による巻上速度が小さくなること
が知られている)や機械的損失等に基づく変速負荷ある
いはモータ等の駆動装置の電源電力の低下によって、マ
イクロスイッチ27がオンとなってからモータ26を停
止させて適切な変速位置に至るまでの時間的な遅れは、
制御機構の速度に依存するからである。本発明では、マ
イクロスイッチ27がオン(第一の変速状態)となって
からモータ26を停止させて適切な変速位置に至るまで
の時間的な遅れは、制御機構の速度に依存するとの知見
に基づいて、所定変速位置におけるモータ等駆動装置の
遅延停止時間TDを該所定変速位置に至るまでの変速ケ
ーブル13を巻上げ牽引する時間(第二の変速状態の時
間)TWL(時刻T6〜T7)に依存させることとした
ものである。すなわち、TWLが長ければ変速負荷等が
大きく制御機構の速度は小さいので、マイクロスイッチ
27がオン(第一の変速状態)となってからモータ26
を停止させて適正な変速位置に至る時間も多くを要する
であろうとの理由で、マイクロスイッチ27がオン(第
一の変速状態)となってからモータ26に停止指令を出
す遅延時間TDを時間TWLに応じて算出する。3速位
置からシフトダウンして時刻T11から時刻T12に至
ってマイクロスイッチ27の検出子がカムギヤ4の2速
位置の凹部に落ち込んでオン(第一の変速状態)となっ
てから2速位置でのモータ26の逆回転からの停止指令
が出るまでの遅延時間TD’は時間TWLより短い時間
TWL’に応じて前記遅延時間TDより短いものとなっ
ている。
【0021】また、モータ26の停止指令と同時に、時
刻T8にてブレーキを制動させてモータ26を強制的に
停止させることになるが、本発明では、検出手段である
マイクロスイッチ27や制御機構の製作誤差あるいは組
付誤差等によりマイクロスイッチ27にて検出した変速
位置とモータ26等の駆動装置の停止位置との間にずれ
を生じる可能性があり、この傾向は、高速段位程、変速
負荷が大きいことによる変速ケーブルの揺り戻しが生じ
やすいとの知見に基づき、制動時間が変速位置に応じて
異なるように構成したもので、本実施の形態では制動時
間を変速位置が高速段位程長くするように構成したもの
である。すなわち、図8の例では、3速位置での制動時
間TBは2速位置での制動時間TB’よりも長く採られ
ている。これらの制御フローは、図7のステップS13
以降にて示される。変速位置が高速段位である3速位置
であれば、ステップS14に移行してモータ26の制動
時間をTB(本実施の形態では大)とし、変速位置が2
速位置以下にあればステップS15に移行し、2速位置
ならステップS16に移行して制動時間をTB’(本実
施の形態では中程度)とする。1速位置ならステップS
17にてTB”(本実施の形態では短時間)の制動がな
される。本実施の形態では、停止時のモータの制動時間
を変速位置が高速段位程長くするように構成したが、逆
に、前記変速ケーブルの揺り戻しよりもモータ停止指令
から実際に停止するまでの位置がより支配的となってい
る構成の場合は、低速段位の方が長い制動時間を要する
ようにも構成され得る。また、図4(B)にて前述した
ように、検出手段としてポテンショメータ27を採用し
て変速位置をアナログ的に検出することもできる。
【0022】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、本発明の趣旨の範囲内で変速機の形式および
その設置位置、速度検出手段の形式およびその設置位
置、変速機の制御機構を構成するアクチュエータの形式
およびその設置位置、マイクロスイッチ等の検出手段の
形式、駆動装置であるモータ等の形式、各制御部の制御
形態、変速位置の検出形態、ローバッテリ検出形態、遅
延時間および制動時間の算出式および算出方法等につい
ては適宜選定できる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、速
度検出手段により検出された車両速度に応じて変速機を
自動変速する自動変速制御装置であって、前記変速機の
制御機構における各変速位置を検出手段の第一の変速状
態の検出にて前記制御機構における駆動装置の電源をオ
フすると同時に該駆動装置を制動するように構成した自
動変速制御装置において、変速制御中の前記検出手段の
第二の変速状態の時間に応じて該検出手段が第一の変速
状態を検出してから駆動装置の電源をオフするまでの遅
延時間を変更するように構成したので、機械的損失等に
基づく変速負荷あるいはモータ等の駆動装置の電源電力
の低下等による制御機構の動作速度に変化があっても、
該駆動装置の惰性回転に起因した変速位置のずれを、前
記制御機構の動作速度に左右されることなく、動作速度
に依存して適正に遅延させて制御機構を常に適正な変速
位置に停止させることが可能となった。
【0024】また、前記変速機の制御機構における駆動
装置のオフ時の制動時間が変速位置に応じて異なるよう
に構成したので、マイクロスイッチ等の検出手段や制御
機構の製作誤差あるいは組付誤差等により検出手段にて
検出した変速位置とモータ等の駆動装置の停止位置との
間にずれを生じる可能性が高く、例えば変速負荷が大き
いことによる変速ケーブルの揺り戻しも生じ易い高速段
位程、あるいは変速ケーブルの揺り戻しよりもモータ停
止指令から実際に停止するまでの位置がより支配的とな
っている構成の場合は、低速段位の方の制動時間を長く
して、変速位置ずれの生じる可能性を解消することがで
きることとなった。このように、本発明によれば、電源
電圧の低下や変速負荷等により変速制御機構の速度が変
化したり、組付誤差や部品の寸法精度等があっても、変
速制御機構の適正な位置での停止保持を可能にした自動
変速制御装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速制御装置の1実施の形態を示
すもので、図1(A)は本発明の自動変速制御装置が設
置された自転車の全体側面図、図1(B)は自動変速制
御装置の制御機構等が収納されたアクチュエータボック
スの側面図、図1(C)はその平面図である。
【図2】本発明の自動変速制御装置のアクチュエータボ
ックスの上ケースの内部平面図である。
【図3】本発明の自動変速制御装置のアクチュエータボ
ックスの下ケースの内部底面図である。
【図4】本発明の自動変速制御装置のカムギヤによる変
速位置の説明図である。
【図5】本発明の自動変速制御装置のブロック構成図で
ある。
【図6】本発明の自動変速制御装置における制御フロー
チャート図である。
【図7】図6におけるギヤ位置移動処理の詳細制御フロ
ーチャート図である。
【図8】本発明の自動変速制御装置における変速制御時
における各部材の動作タイムテーブル図である。
【符号の説明】
1 上ケース 1A 取付ブラケット 2 下ケース 3 アクチュエータボックス 4 カムギヤ 5 第2減速ギヤ 6 第1減速ギヤ 7 ウォーム 8 変速プーリ 11 電池ボックス 13 変速ケーブル 26 モータ(駆動装置) 27 マイクロスイッチ(検出手段) 30 基板(制御回路) 58 イニシャルリセットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 信秋 埼玉県上尾市中妻 3−1−1 ブリヂス トンサイクル株式会社内 Fターム(参考) 3J052 AA07 CA00 GC46 GC72 LA01 LA20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 速度検出手段により検出された車両速度
    に応じて変速機を自動変速する自動変速制御装置であっ
    て、前記変速機の制御機構における各変速位置を検出手
    段の第一の変速状態の検出にて前記制御機構における駆
    動装置の電源をオフすると同時に該駆動装置を制動する
    ように構成した自動変速制御装置において、変速制御中
    の前記検出手段の第二の変速状態の時間に応じて該検出
    手段が第一の変速状態を検出してから駆動装置の電源を
    オフするまでの遅延時間を変更するように構成したこと
    を特徴とする自動変速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記変速機の制御機構における駆動装置
    のオフ時の制動時間が変速位置に応じて異なるように構
    成したことを特徴とする請求項1に記載の自動変速制御
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7144027B2 (en) 2003-10-28 2006-12-05 Shimano, Inc. Bicycle control apparatus that sets a bicycle transmission to a predetermined gear ratio
US7399244B2 (en) 2004-04-28 2008-07-15 Shimano, Inc. Apparatus for controlling a bicycle gear shift device based on movement of the device
JP2008296652A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Bridgestone Cycle Co 電動アシスト自転車用変速装置
JP2018103797A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 株式会社シマノ 自転車用ドライブユニットおよびこれを含む自転車用駆動システム

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