JP2000283367A - 放熱板用流体分岐ブロック - Google Patents

放熱板用流体分岐ブロック

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JP2000283367A
JP2000283367A JP11090464A JP9046499A JP2000283367A JP 2000283367 A JP2000283367 A JP 2000283367A JP 11090464 A JP11090464 A JP 11090464A JP 9046499 A JP9046499 A JP 9046499A JP 2000283367 A JP2000283367 A JP 2000283367A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 (1)上部から作用する荷重を複数の鍔部で支
持することにより、供給・返送接続管に直接負荷される
荷重を分散させることができ、(2)従来から使用されて
いる治具を用いて、外部熱媒チューブを往き・戻り接続
管に容易に外嵌させることができる、放熱板用流体分岐
ブロックを提供すること。 【解決手段】 第一発明は、基体となる六面体状ブロッ
クの側面に、往き・戻り接続管と、供給・返送接続管と
が連接され、その基体の内部に往き・戻り流路が穿設さ
れてなる放熱板用流体分岐ブロックにおいて、供給・返
送接続管が連接された二側面から、これら二側面に対し
て直角に外側に延在させて鍔部が設けられてなることを
特徴とし、第二発明は、上記放熱板用流体分岐ブロック
において、六面体状ブロックの一方の広い面側から他方
の広い平面側に達する貫通孔が、前記往き・戻り流路と
交叉しないように穿設されてなることを特徴とする。 【効果】 上記課題が解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放熱板用流体分岐
ブロック(以下、単に「分岐ブロック」ということがあ
る)に関する。さらに詳しくは、分岐ブロックの熱媒供
給・返送用の接続管(スリーブ)に負荷される荷重を、
分散して支持することができ、かつ、外部からの熱媒を
この分岐ブロックに流入させる際に経由させる熱媒用チ
ューブ(以下、「外部熱媒チューブ」ということがあ
る)を、分岐ブロックの熱媒往き・戻り用の接続管に治
具を用いて円滑に外嵌することができる、暖房可能な放
熱板用の流体分岐ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般住宅、集合住宅、商業ビルま
たはホテルなどの居住性を向上させるために、床面から
の放熱によって屋内を暖房する床暖房方式が提案され、
実用化されている。この床暖房方式の代表的なものとし
て、下張合板の上面に厚手の断熱材層を敷設し、この断
熱材層の表面に溝を蛇行させて刻設し、この溝に加熱体
を埋設した放熱板(マットまたはパネル)とし、さらに
この上に金属薄板、表装材を順次敷設して、暖房可能な
床を構成する手法が採用されている。
【0003】上記方式において、加熱体が通電により加
熱される構造のものであれば、床面をマクロに見ると場
所によって温度斑が生じることがない。しかし、加熱体
が熱媒用チューブに熱媒を循環させて加熱される構造の
ものであると、この熱媒用チューブの長さに応じて圧損
失が生じ、かつ、熱媒の入口側から離れるほど熱媒の温
度が低下し、床面をマクロに見ても場所によって相当の
温度斑が生じることがある。この欠点を解決する目的
で、分岐ブロックを用いて、敷設された放熱板全体に熱
媒を均一に行き渡らせる手法が提案されている(例え
ば、特開平9−269135号公報参照)。
【0004】この分岐ブロックには、外部の温度調節装
置で温度調節された熱媒を、外部熱媒チューブを経由さ
せて流入させるが、その熱媒は、分岐ブロックの内部を
経由して、放熱板に埋設される熱媒用チューブ(以下、
「埋設熱媒チューブ」ということがある)に供給され、
この埋設熱媒チューブ内を循環した後に、この分岐ブロ
ックに返送され、再び外部の温度調節装置に戻される。
このため、分岐ブロックには、その基体となる六面体状
ブロックの側面に、外部熱媒チューブを外嵌するための
熱媒往き・戻り用の接続管(以下、それぞれ「往き接続
管」、「戻り接続管」ということがある)と、熱媒供給
・返送用の接続管(以下、それぞれ「供給接続管」、
「返送接続管」ということがある)とが連接される。
【0005】上記分岐ブロックとしては通常、金属製の
ものが用いられているが、この金属製の分岐ブロック
は、複数の部品を接合して製造されるために構造が複雑
になり、品質斑が発生し易い傾向がある。このため、金
属製の分岐ブロックを改良した合成樹脂製の分岐ブロッ
クが提案されている。しかし、この合成樹脂製の分岐ブ
ロックは金属製のものと比較すると剛性に劣り、放熱板
に埋設された状態で上部から荷重が負荷されると、この
荷重の一部が、六面体状のブロックと各接続管との接続
部(各接続管の根元)に伝達され、各接続管が根元から
折損してしまうという欠点があった。金属製の分岐ブロ
ックにおいても各接続管の根元は強度が弱いことがあ
り、また、長期間に渡って一定の荷重が負荷されると金
属疲労が起こり、折損してしまうことがあった。
【0006】一方、分岐ブロックの供給・返送接続管と
埋設熱媒チューブとは、通常は、暖房可能な放熱板を組
み立てる時にあらかじめ工場で接続されるのに対し、分
岐ブロックの往き・戻り接続管と外部熱媒チューブと
は、敷設現場に応じて現場で接続されることが多い。こ
の外部熱媒チューブとしては、主に、架橋ポリエチレ
ン、ポリブテンなどの硬質の合成樹脂管が採用されてい
るため、従来、接続作業は治具を使用して行われてい
る。
【0007】接続管と外部熱媒チューブとを接続させる
際に従来から用いられている治具としては、接続管を挟
持するホルダーの爪と、外部熱媒チューブを挟持するク
ランプと、クランプとホルダーの爪とを相互に直線的に
接近させる機構を有するものが代表的である。この治具
は、分岐ブロックを用いない接続管と外部熱媒チューブ
とを接続させる作業には好適であるが、分岐ブロックは
六面体状のブロックを基体としており、ホルダーの爪を
懸けたり挿入したりする部分がないので、上記治具を使
用することができず、かといって、治具を使用しないで
の接続は不可能であった。
【0008】
【発明が解決しようとした課題】本発明者らは、かかる
状況に鑑み、上記従来技術の諸欠点を一挙に解決した放
熱板用流体分岐ブロックを提供すべく鋭意検討した結
果、本発明を完成したものである。本発明の目的は、次
のとおりである。 1.上部から負荷される荷重を複数の鍔部にも分散させ
て支持することにより、供給・返送接続管に直接負荷さ
れる荷重を軽減することができ、これら接続管を折れ難
くすることができる、放熱板用流体分岐ブロックを提供
すること。 2.暖房可能な放熱板を施工する際に、施工現場で、従
来から使用されている治具を用いて、外部熱媒チューブ
を熱媒往き・戻り用の接続管に容易に外嵌させることが
できる、放熱板用流体分岐ブロックを提供すること。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第一発明は、平板状の六面体状ブロックの
一側面には熱媒往き・戻り用の接続管が、この一側面と
直角に位置し相互に対向する二側面には複数の熱媒供給
・返送用の接続管が、それぞれ連接されてなり、六面体
状ブロックの内部には、熱媒往き用の接続管から六面体
状ブロック内に流入する熱媒を熱媒供給用の接続管に分
配する流路と、熱媒返送用の接続管から六面体状ブロッ
ク内に流入する熱媒を熱媒戻り用の接続管に戻す流路と
が穿設されてなる放熱板用流体分岐ブロックにおいて、
熱媒供給・返送用の接続管が連接された二側面から、こ
れら二側面に対して直角に外側に延在させて鍔部が設け
られてなる、ことを特徴とする放熱板用流体分岐ブロッ
クを提供する。
【0010】また、本発明の第二発明は、平板状の六面
体状ブロックの一側面には熱媒往き・戻り用の接続管
が、この一側面と直角に位置し相互に対向する二側面に
は複数の熱媒供給・返送用の接続管が、それぞれ連接さ
れてなり、六面体状ブロックの内部には、熱媒往き用の
接続管から六面体状ブロック内に流入する熱媒を熱媒供
給用の接続管に分配する流路と、熱媒返送用の接続管か
ら六面体状ブロック内に流入する熱媒を熱媒戻り用の接
続管に戻す流路とが穿設されてなる放熱板用流体分岐ブ
ロックにおいて、六面体状ブロックの一方の広い平面側
から他方の広い平面側に達する貫通孔が、前記各流路と
交叉しないように穿設されてなることを特徴とする放熱
板用流体分岐ブロックを提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において放熱板用流体分岐ブロックとは、一般住
宅、集合住宅、商業ビルまたはホテルなどの建築物に用
いられる床暖房用の放熱板に蛇行させて埋設された埋設
熱媒チューブに接続され、外部の温度調節装置から外部
熱媒チューブを介して流入した熱媒を分配させてこの埋
設熱媒チューブに供給し、かつ、この埋設熱媒チューブ
から返送された熱媒を集中させて、再び外部の温度調節
装置に戻すものである。
【0012】分岐ブロックには、外部熱媒チューブを介
して熱媒を流入させるために、この外部熱媒チューブを
外嵌する往き接続管および戻り接続管が設けられる。往
き接続管から流入した熱媒は、分岐ブロックの内部で種
々の方向に分配されて、供給接続管を経由して埋設熱媒
チューブに供給される。埋設熱媒チューブ内を循環した
熱媒は、返送接続管に返送され、分岐ブロックの内部で
戻り接続管に戻されて、外部に戻される。
【0013】本発明の第一発明、第二発明に係る分岐ブ
ロックは、平板状の六面体状ブロックを基体とする。こ
の六面体状ブロックの形状は、配置される放熱板の大き
さ・形状などを勘案して、適宜決めることができる。例
えば、平面形状が矩形のもの、平面形状が台形のもの、
またはこれらの四隅を切り欠いたものなどが挙げられ
る。
【0014】分岐ブロックの基体である平板状の六面体
状ブロックの一側面には、往き接続管および戻り接続管
が連接される。この一側面と直角に位置し相互に対向す
る二側面には、供給接続管および返送接続管がそれぞれ
複数個連接される。各側面に連接される接続管の位置、
長さ、方向、断面形状などは、外部熱媒チューブおよび
埋設熱媒チューブの内径、分岐ブロックの材料、分岐ブ
ロックの埋設される位置などを勘案して、適宜決めるこ
とができる。例えば、分岐ブロックを合成樹脂で一体的
に製造する際には、金型の製作の容易さ、射出成形時の
型開きの容易さなどを勘案して、各接続管を各側面に直
角に、同じ長さで、等間隔に設けるのが好ましい。これ
らの接続管には、その外周面に外部熱媒チューブまたは
埋設熱媒チューブを外嵌させた際に簡単にはずれないよ
うに、外周面に凹凸を形成するのが好ましい。
【0015】分岐ブロック内部には、例えば、特開平9
−269135号公報に記載されているように、往き接
続管から流入した熱媒を、適宜の位置に連接された供給
接続管へ分配する熱媒往き用の流路(以下、「往き流
路」ということがある)と、熱媒が埋設熱媒チューブ内
を循環した後適宜の位置に連接された返送接続管から、
分岐ブロックの内部に返送された熱媒を戻り接続管に集
中させる熱媒戻り用の流路(以下、「戻り流路」という
ことがある)とが穿設される。これら往き・戻り流路の
位置、長さ、方向、分岐の態様、断面形状などは、分岐
ブロックの材料、熱媒の種類、性質などを勘案して、適
宜決めることができる。
【0016】本発明の第一発明に係る分岐ブロックの供
給・返送接続管が連接された二側面からは、これら二側
面に対して直角に外側に延在させて、鍔部が設けられ
る。この鍔部は、床暖房用の放熱板に埋設された分岐ブ
ロックに、人間の移動、家具の載置などによって上部か
ら荷重が負荷された際に、この荷重を複数箇所に分散さ
せて支持するという機能を果たし、この結果、分岐ブロ
ックの供給・返送接続管に直接負荷される荷重が軽減
し、これら接続管が折れ難くなる。
【0017】上記鍔部が設けられる位置と個数は、分岐
ブロックの大きさ、連接される供給・返送接続管の個
数、位置、鍔部の製作の容易さ、などを勘案して、適宜
決めることができる。一例として、分岐ブロックの供給
・返送接続管が連接された二側面上の、長さ方向の両端
部付近にそれぞれ設けると、分岐ブロックに負荷される
荷重を均等に分散させて支持することができるので、好
ましい。鍔部の幅は、荷重を十分に支持することができ
るように、各供給・返送接続管の径よりも幅広とするの
が好ましい。また、鍔部の長さは、各供給・返送接続管
の長さと同等ないし若干長くするのが好ましい。鍔部の
長さ方向に対して直角に切断した断面形状は、この鍔部
の作製の容易さなどを勘案して適宜決めることができ、
例えば、四角形、円形、楕円形などとすることができ
る。
【0018】本発明の第二発明に係る分岐ブロックに
は、六面体状ブロックの一方の広い平面側から他方の広
い平面側に達する貫通孔が、前記各流路と交叉しないよ
うに穿設される。ここで「交叉しない」とは、上記貫通
孔と分岐ブロックの内側に設けられた各流路とが、相互
に連通し合わない状態をいう。貫通孔と各流路との間に
は隔壁が設けられ、各流路に送られる熱媒が漏れないよ
うに貫通孔が穿設されることとなる。この貫通孔は、放
熱板を敷設する現場で、治具を用いて外部熱媒チューブ
を往き・戻り接続管に外嵌する際に、治具のホルダーの
爪を挿入するためのものである。このホルダーの爪によ
って分岐ブロックの一部を挟持することができ、治具の
一方を支えて外部熱媒チューブをクランプで保持した状
態で直線状にホルダーの爪側に接近させることにより、
外部熱媒チューブを往き・戻り接続管に円滑に外嵌する
ことができる。
【0019】貫通孔の形状、大きさ、穿設される位置、
角度などは、分岐ブロックの形状、大きさ、治具のホル
ダーの形状、大きさ、各流路の穿設位置、大きさなどを
勘案して適宜決めることができる。例を挙げれば、往き
接続管と往き流路、戻り接続管と戻り流路がそれぞれ直
線的に連通し、かつ、これら往き流路および戻り流路が
直角に分岐して、それぞれ供給接続管、返送接続管に連
通する場合には、前記各流路に平行な四辺を有する四角
形状の貫通孔を穿設することができる。
【0020】本発明に係る分岐ブロックを金属で製造す
る場合には、基体となる六面体状ブロックと接続管とを
別々に製造し、捩じ込みや接合などによりこれらを連接
することができる。この際に使用される金属の種類は、
各部品の製造容易性、剛性、耐熱性などを勘案して適宜
決めることができる。
【0021】また、本発明に係る分岐ブロックを合成樹
脂で製造する場合には、合成樹脂は、耐熱性、耐薬品
性、剛性などに優れたエンジニアリングプラスチックが
好ましく、例えば、ポリフェニレンエーテル、ポリフェ
ニレンスルフィド、ポリフェニレンスルホン、ポリスル
ホン、ポリエーテルスルホン、などが挙げられ、中で
も、ポリフェニレンスルホンが好適である。合成樹脂に
は、着色剤、安定剤、充填剤、難燃剤、ガラス繊維、タ
ルク、酸化チタンなどの各種樹脂添加剤を配合すること
ができる。
【0022】分岐ブロックを合成樹脂から製造する場合
には、射出成形法により一体成形するのが好ましい。こ
の際使用される金型は、分岐ブロックの外形を成形する
分割可能な金型部分と、分岐ブロック内部の流路を形成
する芯棒と、上記分割可能な金型部分に対して前進・後
退可能とされた可動部分とによって構成されるものを挙
げることができる。上記金型を用いて本発明に係る分岐
ブロックを製造する際には、まず、分割可能な金型部分
を型締めした状態で流路形成用の芯棒を最深部に位置さ
せ、樹脂材料を金型のゲートから金型キャビティに射出
し、冷却して型開きして、金型キャビティから製品を取
り出せばよい。
【0023】本発明の第一発明に係る分岐ブロックを外
部熱媒チューブおよび埋設熱媒チューブと接続する際に
は、従来の分岐ブロックと同様の手法を採用することが
できる。また、本発明の第二発明に係る分岐ブロックに
関しては、埋設熱媒チューブと供給・返送接続管とを工
場などであらかじめ接続し、その後、現場に搬入して、
従来から使用されている治具を用いて、外部熱媒チュー
ブを往き・戻り接続管に外嵌することができる。
【0024】放熱板に配置・埋設された分岐ブロックに
は、外部に設置した温度調節装置で温度および圧力を調
節した熱媒を、外部熱媒チューブを介して流入させる。
この熱媒は、分岐ブロックの往き接続管、往き流路、供
給接続管を順次経由して、埋設熱媒チューブに循環す
る。埋設熱媒チューブを循環させた熱媒は、分岐ブロッ
クの返送接続管、戻り流路、戻り接続管を順次経由して
温度調節装置に戻される。この後、熱媒は、温度調節装
置で温度および圧力が調節されて、再度、分岐ブロック
の往き接続管に送られる。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係る分岐ブロックを図面に基
いて詳細に説明するが、本発明はその趣旨を越えない限
り以下の記載例に限定されるものではない。
【0026】図1は、本発明に係る放熱板用流体分岐ブ
ロックの一例の斜視図であり、図2は、放熱板用流体分
岐ブロックの他の例の斜視図であり、図3は、放熱板用
流体分岐ブロックのさらに他の例の斜視図であり、図4
は、治具を用いて、本発明に係る放熱板用流体分岐ブロ
ックに設けられた戻り接続管に外部熱媒チューブを外嵌
する直前の状態の斜視図である。
【0027】図1に示される分岐ブロック10は、直方
体状の六面体状ブロック11を基体とし、その基体の一
側面には、往き接続管12と戻り接続管13とがそれぞ
れ1個ずつ連接されている。この一側面に直角に位置し
相互に対向する二側面には、供給接続管14と返送接続
管15とがそれぞれ3個ずつ、交互に連接されている。
この供給接続管14と返送接続管15とが連接されてい
る二側面の両端部には、この二側面に対し直角に、四角
柱状の鍔部16が突設されている。
【0028】図2に示される分岐ブロック20は、直方
体状の六面体状ブロック21を基体とし、その基体の一
側面には、往き接続管22と戻り接続管23とがそれぞ
れ一個ずつ連接されている。この一側面に直角に位置し
相互に対向する二側面には、供給接続管24と返送接続
管25とがそれぞれ2個ずつ、交互に連接されている。
この分岐ブロック20の内部に穿設されている図示され
ていない各流路に交叉しないように、六面体状ブロック
21の一方の広い平面側から他方の広い平面側に達す
る、四角形状の貫通孔27が設けられている。
【0029】図3に示される分岐ブロック30は、直方
体状の六面体状ブロック31を基体とし、その基体の一
側面には、往き接続管32と戻り接続管33とがそれぞ
れ一個ずつ連接されている。この一側面に直角に位置し
相互に対向する二側面には、供給接続管34と返送接続
管35とがそれぞれ4個ずつ、交互に連接されている。
この供給接続管34と返送接続管35とが連接されてい
る二側面の両端部には、この二側面に直角に、四角柱状
の鍔部36が突設されている。この分岐ブロック30の
内部に穿設されている図示されていない各流路に交叉し
ないように、六面体状ブロックの一方の広い平面側から
他方の広い平面側に達する貫通孔37が設けられてい
る。なお、この例では、往き流路および戻り流路の外周
に一様な厚さの周壁を設けて、中空円筒部38を形成し
ている。
【0030】図4は、図2に示されている分岐ブロック
20の戻り接続管23に、治具40を用いて、外部熱媒
チューブ50を外嵌する直前の状態の斜視図である。治
具40は、ホルダー41、クランプ42、ハンドル4
3、レバー44が備えられている。この戻り接続管23
に外部熱媒チューブ50を外嵌するには、まず、ホルダ
ー41の一方の爪41aを貫通孔27に挿入して分岐ブ
ロック20をホルダー41で挟持し、クランプ42で外
部熱媒チューブ50を挟持する。次いで、ハンドル43
を保持してレバー44をハンドル側に引き、クランプ4
2をホルダー41側に直線状に移動させ、外部熱媒チュ
ーブ50を戻り接続管23に外嵌させる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る放熱板用流体分岐ブロック
は、以上詳細に説明したとおりであり、次のような特別
に有利な効果を奏し、その産業上の利用価値は極めて大
である。 1.本発明の第一発明に係る放熱板用流体分岐ブロック
は、これに複数の鍔部が設けられているので、上部から
負荷される荷重をこれら鍔部にも分散させて支持するこ
とができ、これにより、供給・返送接続管に直接負荷さ
れる荷重が軽減し、これら接続管が折れ難くなる。 2.本発明の第一発明に係る放熱板用流体分岐ブロック
は、これに複数の鍔部が設けられており、これら鍔部が
接続管を保護するので、この分岐ブロックを製造後、保
管、輸送、使用時に、接続管が折れ難くなる。 3.本発明の第二発明に係る放熱板用流体分岐ブロック
は、これに貫通孔が穿設されているので、暖房可能な放
熱板を施工する際に、施工現場で、従来から使用されて
いる治具を用いて外部熱媒チューブを熱媒往き・戻り用
の接続管に容易に外嵌させることができる。 4.本発明の第二発明に係る放熱板用流体分岐ブロック
は、これに貫通孔が穿設されるので、金属製の場合には
軽量化されて取扱が容易となり、合成樹脂製の場合には
合成樹脂の使用量を節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る放熱板用流体分岐ブロックの一
例の斜視図である。
【図2】 本発明に係る放熱板用流体分岐ブロックの他
の例の斜視図である。
【図3】 本発明に係る放熱板用流体分岐ブロックのさ
らに他の例の斜視図である。
【図4】 治具を用いて、本発明に係る放熱板用流体分
岐ブロックに設けられた戻り接続管に外部熱媒チューブ
を外嵌する直前の状態の斜視図である。
【符号の説明】
10、20、30:放熱板用流体分岐ブロック 11、21、31:六面体状ブロック 12、22、32:往き接続管 13、23、33:戻り接続管 14、24、34:供給接続管 15、25、35:返送接続管 16、26:鍔部 27、37:貫通孔 38:中空円筒部 40:治具 41:ホルダー 41a:ホルダーの爪 42:クランプ 43:ハンドル 44:レバー 50:外部熱媒チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 格 茨城県稲敷郡阿見町中央八丁目3番2号 三菱化学産資株式会社商品研究所内 Fターム(参考) 3H019 BA44 3L070 BC16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の六面体状ブロックの一側面には
    熱媒往き・戻り用の接続管が、この一側面と直角に位置
    し相互に対向する二側面には複数の熱媒供給・返送用の
    接続管が、それぞれ連接されてなり、六面体状ブロック
    の内部には、熱媒往き用の接続管から六面体状ブロック
    内に流入する熱媒を熱媒供給用の接続管に分配する流路
    と、熱媒返送用の接続管から六面体状ブロック内に流入
    する熱媒を熱媒戻り用の接続管に戻す流路とが穿設され
    てなる放熱板用流体分岐ブロックにおいて、熱媒供給・
    返送用の接続管が連接された二側面から、これら二側面
    に対して直角に外側に延在させて鍔部が設けられてな
    る、ことを特徴とする放熱板用流体分岐ブロック。
  2. 【請求項2】 平板状の六面体状ブロックの一側面には
    熱媒往き・戻り用の接続管が、この一側面と直角に位置
    し相互に対向する二側面には複数の熱媒供給・返送用の
    接続管が、それぞれ連接されてなり、六面体状ブロック
    の内部には、熱媒往き用の接続管から六面体状ブロック
    内に流入する熱媒を熱媒供給用の接続管に分配する流路
    と、熱媒返送用の接続管から六面体状ブロック内に流入
    する熱媒を熱媒戻り用の接続管に戻す流路とが穿設され
    てなる放熱板用流体分岐ブロックにおいて、六面体状ブ
    ロックの一方の広い平面側から他方の広い平面側に達す
    る貫通孔が、前記各流路と交叉しないように穿設されて
    なることを特徴とする放熱板用流体分岐ブロック。
  3. 【請求項3】 熱媒供給・返送用の接続管が連接された
    二側面から、これら二側面に対して直角に外側に延在さ
    せて鍔部が設けられてなる、請求項2に記載の放熱板用
    流体分岐ブロック。
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