JP2000285178A - 母子手帳情報リンク装置および母子手帳情報リンクプログラム記憶媒体 - Google Patents

母子手帳情報リンク装置および母子手帳情報リンクプログラム記憶媒体

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JP2000285178A
JP2000285178A JP8610999A JP8610999A JP2000285178A JP 2000285178 A JP2000285178 A JP 2000285178A JP 8610999 A JP8610999 A JP 8610999A JP 8610999 A JP8610999 A JP 8610999A JP 2000285178 A JP2000285178 A JP 2000285178A
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medical
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Masakazu Shimomura
雅一 下邨
Satoko Nakamura
聡子 中村
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 母子手帳に記載された健康情報を電子化し、
医療機関の診療情報データベースの診療情報とリンクさ
せる母子手帳情報リンク装置、および母子手帳情報リン
クプログラムが記憶された母子手帳情報リンクプログラ
ム記憶媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】 ICカード2に、母子手帳に記載された
母および子に関する健康情報12と、その健康情報12
を各医療機関の診療情報データベース21a,21b,
…に記憶された診療情報22a,22b,…にリンクす
るためのリンク情報13とを入力する入力手段11、そ
のリンク情報13に基づき、ICカード2に記憶された
健康情報12と、診療情報データベース21a,21
b,…に記憶された診療情報22a,22b,…とをリ
ンクさせる情報リンク手段14を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、母子手帳に記載さ
れた母および子に関する健康情報を有効に活用するため
の情報リンク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】母子手帳、正確には母子健康手帳は、妊
娠の届出をしたものに対して都道府県知事から交付され
るものであり、妊産婦および乳幼児が、医師、保健婦な
どの健康診査または保健指導を受けたときに、必要な事
項の記載をうけるべきことが母子保健法により定められ
ている。母子手帳の記載事項は都道府県により多少の違
いはあるが、一般に、妊産婦の周産期病歴および子の出
生後の既往歴、予防接種記録、身長、体重、血液型など
の疾病以外の健康に関する重要な情報が記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、母子手帳は子
の小学校就学期以降は使用されなくなるため、日常的に
は母子手帳の必要性は低くほとんどかえりみられなくな
ることが多い。そのため、子の出生前後の健康状態や病
歴その他の重要な健康情報が子の成長後の医療に有効に
活用されていないという問題がある。
【0004】一般に、病院においては、初診時に患者は
医師から既往歴や予防接種記録などについての問診を受
けることが多いが、それらに対して患者は記憶により応
答しているが幼少期の記憶はあやふやであり、また、そ
の応答は患者の意志に委ねられているので正確な情報が
医師に伝わらないこともある。従って、医師の診療にと
って重要な情報が得られず、診療上支障をきたす場合も
ある。例えば、小児白血病の治療を行う際には、医師は
患者の乳幼児から現在までの既往歴、特にぜんそくや熱
性痙攣の既往があるかどうか、ステロイド剤の投与を行
なっていないかどうかの確認が行われる。これらの情報
は、骨髄移植などを行う場合の治療計画に大きな影響を
与える極めて重要な情報である。しかしながら、現状で
は、医療機関内で保有している診療録の情報以外には、
患者や患者の家族にたずねるしか確認の方法がない。ま
た、患者本人も、乳幼児期の既往症についての正確な記
憶は持っていないのが普通であり、最悪の場合は重大な
医療過誤を引き起こす可能性もないとはいえない。
【0005】最近、各医療機関では従来の手書きのカル
テ方式に代わり、電子カルテ化された総合的な診療情報
システムが開発され実用化されつつある。しかし、上記
のように、母子手帳に記載された貴重な健康情報はこれ
らの電子カルテによる診療情報システムのデータベース
には反映されていないのが現状である。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑み、母子手帳に
記載された健康情報を電子化し、医療機関の診療情報シ
ステムの電子カルテ化された診療情報とリンクさせる母
子手帳情報リンク装置、および母子手帳情報リンクプロ
グラムが記憶された母子手帳情報リンクプログラム記憶
媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の母子手帳情報リンク装置は、所定の記憶媒体に、
母子手帳に記載された母および子に関する健康情報と、
その健康情報を複数の患者の診療情報を管理する診療情
報データベースに記憶された診療情報にリンクするため
のリンク情報とを入力する入力手段、および上記リンク
情報に基づき、上記記憶媒体に記憶された健康情報と、
上記診療情報データベースに記憶された診療情報とをリ
ンクさせる情報リンク手段を備えたことを特徴とする。
【0008】ここで、上記健康情報が、上記子の予防接
種に関する情報を含むものであること、また、上記健康
情報が、上記子の成長記録に関する情報を含むものであ
ることが好ましい。
【0009】また、上記健康情報が、上記子の親兄弟を
識別する家族識別情報をも含むものであり、かつ、上記
情報リンク手段が、上記家族識別情報を基に上記子の健
康情報と、上記診療情報データベースに記憶された、上
記子の親兄弟に関する診療情報とをリンクするものであ
ることも好ましい。
【0010】また、この母子手帳情報リンク装置が、上
記予防接種に関する情報に基づき上記子の予防接種の予
定表を作成する予防接種予定表作成手段を備えたもので
あること、および、上記成長記録に関する情報に基づき
上記子の成長曲線を作成する成長曲線作成手段を備えた
ものであることが好ましい態様である。
【0011】さらに、この母子手帳情報リンク装置が、
上記健康情報に基づき上記母または子の予診表を作成す
る予診表作成手段を備えたものであることも好ましい態
様の一つであり、この母子手帳情報リンク装置が、上記
健康情報に基づき上記母または子の診療計画表を作成す
る診療計画表作成手段を備えたものであることも好まし
い態様の一つである。
【0012】また、上記健康情報が、上記母の新姓およ
び旧姓を含むものであり、かつ、上記情報リンク手段
が、上記健康情報に含まれる上記母の新姓または旧姓に
より上記健康情報と上記診療情報とをリンクするもので
あることが好ましい。
【0013】さらに、この母子手帳情報リンク装置が、
上記記憶媒体に記憶された健康情報の機密を保護する機
密保護手段を備えたものであることも好ましい。
【0014】また、上記の目的を達成する本発明の母子
手帳情報リンクプログラム記憶媒体は、所定の記憶媒体
に、母子手帳に記載された母および子に関する健康情報
と、その健康情報を複数の患者の診療情報を管理する診
療情報データベースに記憶された診療情報にリンクする
ためのリンク情報とを入力する入力手段、および上記リ
ンク情報に基づき、上記記憶媒体に記憶された健康情報
と上記診療情報データベースに記憶された診療情報とを
リンクさせる情報リンク手段を備えた母子手帳情報リン
クプログラムが記憶されてなることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0016】図1は、本発明の母子手帳情報リンク装置
の一実施形態を示す概要図である。
【0017】図1に示すように、この母子手帳情報リン
ク装置10は、母子手帳1に記載された母および子に関
する健康情報12と、健康情報12を複数の患者の診療
情報を管理する各医療機関A,B,…の診療情報データ
ベース21a,21b,…に記憶された診療情報にリン
クするためのリンク情報13とをICカード2に入力す
る入力手段11、およびリンク情報13に基づき、IC
カード2に記憶された健康情報12と、診療情報データ
ベース21a,21b,…に記憶された診療情報22
a,22b,…とをリンクさせる情報リンク手段14を
備えている。
【0018】母子手帳情報リンク装置10とリンクされ
た診療情報データベース21a,21b,…に記憶され
た診療情報は、母子手帳情報リンク装置10に接続され
た表示装置3に画面表示される。
【0019】ここで、本実施形態における健康情報と
は、子の出生地、出生時の記録、新生児期、幼少期の成
長記録・検診記録、予防接種記録、アレルギ歴、既往歴
などが含まれる。
【0020】また、本実施形態では、上記の健康情報1
2には、子の親兄弟を識別する家族識別情報も含まれて
いる。
【0021】また、この母子手帳情報リンク装置10に
おける情報リンク手段14は、上記の家族識別情報を基
に子の健康情報と、各医療機関A,B,…の診療情報デ
ータベース21a,21b,…に記憶された、子の親兄
弟に関する診療情報22a,22b,…とをリンクする
機能を備えている。
【0022】また、この母子手帳情報リンク装置10
は、上記の予防接種に関する情報に基づき子の予防接種
の予定表を作成する予防接種予定表作成手段15を備え
ている。
【0023】また、この母子手帳情報リンク装置10
は、上記の成長記録に関する情報に基づき子の成長曲線
を作成する成長曲線作成手段16を備えている。
【0024】さらに、この母子手帳情報リンク装置10
が、健康情報12に基づき母または子の予診表を作成す
る予診表作成手段17、および健康情報12に基づき母
または子の診療計画表を作成する診療計画表作成手段1
8を備えている。
【0025】また、上記の健康情報12には、母の新姓
および旧姓に関する情報が含まれており、かつ、情報リ
ンク手段14が、健康情報12に含まれる母の新姓また
は旧姓により健康情報12と各医療機関A,B,…の診
療情報データベース21a,21b,…に記憶された診
療情報22a,22b,…とをリンクするように構成さ
れている。
【0026】さらに、この母子手帳情報リンク装置10
は、ICカード2に記憶された健康情報12の機密を保
護する機密保護手段19を備えている。
【0027】なお、本実施形態におけるICカード2
は、本発明にいう記憶媒体に相当するものである。この
記憶媒体はICカードに限られるものではなく、電子化
された情報を記憶することのできるものであればどのよ
うな記憶媒体でもよい。
【0028】図2は、ICカードに記憶される情報の一
例、およびこれとリンクする診療情報の一例を示す図で
ある。
【0029】図2左側には、ICカード2に記憶される
母子手帳情報ファイル20の内容が示されている。母子
手帳情報ファイル20には、個人情報管理部20a、母
子手帳情報管理部20b、リンク情報20c、両親情報
管理部20d、兄弟情報管理部20eなどが記憶されて
いる。
【0030】個人情報管理部20aには母および子に関
する基本情報、例えば、個人管理番号、氏名、性別、生
年月日、出生地などの種々の情報が記憶されている。
【0031】母子手帳情報管理部20bには前述のとお
り、出生地、出生時の記録、新生児期、幼少期の成長記
録・検診記録、予防接種記録、アレルギ歴、既往歴など
の健康情報が記憶されている。
【0032】予防接種記録としては、ツベルクリン反応
とBCG接種、百日ぜき・ジフテリア・破傷風(4
回)、急性灰白髄炎(ポリオ)(2回)、麻疹(はし
か)、水痘、日本脳炎(3回)、おたふくかぜ、風疹な
どの情報が記憶されている。
【0033】リンク情報20cとしては医療機関識別コ
ード、患者番号、受診科などが記憶されている。
【0034】さらに、両親情報管理部20dおよび兄弟
情報管理部20eには親兄弟の情報およびそのリンク情
報などが記憶されている。
【0035】また、図2右側に示すように、医療機関の
診療情報23には、ICカード2に記憶されているリン
ク情報に対応する医療機関識別コード、患者番号、氏
名、性別、生年月日、診療歴、入退院歴、および病名情
報などが記憶されている。
【0036】この母子手帳情報ファイル20に記憶され
ている医療機関識別コード、患者番号、受診科などから
なるリンク情報20cにより、母子手帳情報ファイル2
0に記憶されている母子手帳情報と、各医療機関A,
B,…(図1参照)の診療情報データベース21a,2
1b,…に記憶されている診療情報22a,22b,…
とがリンクされる。
【0037】ICカード2への記憶形式については特に
制限はないが、例えばCSV形式などで記憶した場合は
外部の各種のコンピュータシステムとのデータ交換が容
易となり便利である。また、ICカードの所有者が自ら
データ管理することも可能である。
【0038】ただし、このようにデータ交換が容易な方
式で情報を記憶することによりプライバシーが侵害され
る恐れもあるので、本実施形態の母子手帳情報リンク装
置10には、プライバシー保護のための機密保護手段1
9が付加されている。この機密保護手段19は、患者の
プライバシーを保護するセキュリティ機能を有するもの
であり、周知の認証技術や暗号化技術などを組み合わせ
ることにより構成することができる。
【0039】なお、このセキュリティ機能をICカード
上に実装することにより、そのICカードを個人のセキ
ュリティカードとしての機能を兼ね備えたものとするこ
ともできる。
【0040】次に、本実施形態における情報リンク手段
の動作について説明する。
【0041】図3は、本実施形態における情報リンク手
段の動作説明図である。
【0042】図3に示すように、医療機関Aの構内ある
いは近接地に配置された母子手帳情報リンク装置10の
表示装置には、医療機関Aの診療情報データベース(カ
ルテDB)21aに記憶された診療情報22aが検索可
能な状態となっているものとする。
【0043】(1)いま、ある患者が母子手帳情報リン
ク装置10に、例えば本人の患者番号を入力すると、本
人のA病院カルテ情報30_1がカルテDB21aから
検索され母子手帳情報リンク装置10の表示装置に画面
表示される。
【0044】(2)ここで、母子手帳情報リンク装置1
0のICカード読取装置に、本人の母子手帳情報が記憶
されたICカード2(図2参照)を読み取らせると、
(3)母子手帳情報リンク装置10の表示装置には、母
子手帳情報表示の選択および情報リンクを行いたい病院
名を選択するメニュー30_2が表示される。
【0045】(4)メニュー30_2により母子手帳情
報表示を選択すると、母子手帳情報リンク装置10の情
報リンク手段14(図1参照)は、ICカード2から読
み出されA病院のカルテDB21a内の母子手帳情報フ
ァイル31内に読み込まれた氏名、生年月日、性別など
のデータと、A病院のカルテDB21a内の患者基本情
報のデータとを照合して本人の同定チェックを行う。な
お、本人の同定チェックは、母子手帳情報ファイル31
内のA病院リンク情報31aによって行うようにしても
よい。
【0046】(5)同定チェックをパスすると母子手帳
情報の内容30_3が母子手帳情報リンク装置10の表
示装置に画面表示される。
【0047】図4は、本実施形態において表示装置に表
示された母子手帳情報画面の一例を示す図である。
【0048】図4に示すように、この母子手帳情報画面
32は、家族歴ウインドウ32_1、予防接種歴ウイン
ドウ32_2、既往歴ウインドウ32_3、成長曲線ウ
インドウ32_4などから構成されている。家族歴ウイ
ンドウ32_1には祖父母、父母、兄弟それぞれの氏
名、年齢、死因などが表示されており、予防接種歴ウイ
ンドウ32_2にはツベルクリン反応とBCG接種、麻
しん(はしか)、百日せき・ジフテリア・破傷風、急性
灰白髄炎(ポリオ)、その他の予防接種記録などが表示
されており、既往歴ウインドウ32_3には子の既往病
名およびその時の月齢または年齢が表示されている。
【0049】成長曲線ウインドウ32_4には、横軸に
年齢(才)、縦軸に身長(cm)および体重(Kg)を
とり、標準身長および標準体重の範囲をそれぞれ破線で
示し、本人の身長および体重をそれぞれ実線で示した成
長曲線グラフが表示されている。この成長曲線グラフ
は、成長曲線作成手段により作成される。成長曲線作成
手段の動作については後述する。
【0050】次に、図3に戻り説明を続ける。
【0051】(6)母子手帳情報の内容30_3が画面
に表示された後、メニュー30_2によりB病院におけ
る当該患者のカルテ情報の表示を選択すると、診療情報
システム30aは母子手帳情報ファイル31内のB病院
リンク情報31bに基づき、B病院のカルテDB21b
へのアクセスを行う。
【0052】(7)B病院の診療情報システム30b
は、同システムの患者基本情報により本人の同定チェッ
クを行う。
【0053】(8)同定チェックをパスするとB病院の
カルテDB21b内の診療情報22bから必要な情報が
抽出され、母子手帳情報リンク装置10にB病院のカル
テ情報30_4が画面表示される。
【0054】このように、各医療機関A,B,…では、
従来正確に把握できなかった乳幼児期、幼少期の成長記
録、アレルギ既往、予防接種記録などの病歴以外の情報
を含む母子手帳に記載されている貴重な健康情報を総合
的にデータ処理することが可能となる。しかも、その情
報の利用がすべて電子的に行われるため、各医療機関で
稼働中の既存の電子カルテシステムなどとの自在な情報
交換が可能であり、システム利用者にとってシームレス
な情報検索環境が提供される。
【0055】また、両親や兄弟の情報についても、母子
手帳情報ファイル31内の両親情報管理部31cおよび
兄弟情報管理部31dにより情報リンクを実現すること
ができるので、両親や兄弟の情報をキーとして本人と同
様に家族の病歴情報の検索が可能となり、遺伝性の疾患
などの場合に的確な診断を行うことができる。
【0056】さらに、本実施形態では、ICカードの母
子手帳情報の中に母の新姓および旧姓に関する情報が記
憶されているので、新姓または旧姓による本人の同定チ
ェックを行うことができる。
【0057】図5は、本実施形態における予防接種予定
表作成手段による予防接種予定表作成処理の概要図であ
る。
【0058】図5に示すように、本実施形態における予
防接種予定表作成手段15は、ICカード2から読み出
された母子手帳情報ファイル31内の予防接種歴から取
得された、これまでの予防接種の実績記録に基づき、予
め各医療機関の診療情報システムに作成されている、各
予防接種ごとの対象年齢、実施時期、他の予防接種との
関連、接種間隔などを管理する予防接種マスタファイル
40を参照して予防接種予定表を作成し、それを表示装
置41、印刷装置42、あるいは記憶媒体43などに出
力する。
【0059】図6は、本実施形態における成長曲線作成
手段による成長曲線作成処理の概要図である。
【0060】図6に示すように、本実施形態における成
長曲線作成手段16は、ICカード2から読み出された
母子手帳情報ファイル31内の成長記録から取得され
た、月齢(0か月〜12か月)、年齢(1才から6才)
ごとの身長、体重などの情報に基づき、予め各医療機関
の診療情報システムに作成されている、幼児の男女別の
標準身長、標準体重(各10%タイルおよび各90%タ
イル)などを管理する幼児身体発育マスタファイル50
を参照して成長曲線グラフを作成し、それを表示装置5
1、印刷装置52、あるいは記憶媒体53などに出力す
る。表示装置51に表示された成長曲線グラフの概略に
ついては図4を参照して説明したが、その詳細図を次に
示す。
【0061】図7は、本実施形態における予診表作成手
段による予診表作成処理の概要図である。
【0062】図7に示すように、本実施形態における予
診表作成手段17は、ICカード2から読み出された母
子手帳情報ファイル31内の各種の情報の中から、予め
各医療機関の診療情報システムに作成されている予診表
対象項目テーブル60に記載されている項目、例えば、
予防接種記録、既往歴、アレルギ既往などの項目を抽出
して予診表を作成し、それを表示装置61、印刷装置6
2、あるいは記憶媒体63などに出力する。
【0063】図8は、本実施形態における診療計画表作
成手段による診療計画表作成処理の概要図である。
【0064】図8に示すように、本実施形態における診
療計画表作成手段18は、ICカード2から読み出され
た母子手帳情報ファイル31内の各種の情報の中から、
予め各医療機関の診療情報システムに作成されている診
療計画表対象項目テーブル70に記載されている項目に
該当する情報を抽出してそれらの情報を総合して診療計
画表を作成し、それを表示装置71、印刷装置72、あ
るいは記憶媒体73などに出力する。
【0065】このように、本実施形態の母子手帳情報リ
ンク装置10に予診表作成手段17および診療計画表作
成手段18を備えたことにより、各医療機関での予診表
作成作業や診療計画表作成作業を省略することができ、
医師、看護婦の負担軽減、省力化を計ることができる。
【0066】次に、本発明の母子手帳情報リンクプログ
ラム記憶媒体の実施形態について説明する。
【0067】図9は、母子手帳情報リンクプログラム記
憶媒体の実施形態を示す概要図である。
【0068】図9(a)には、本実施形態の母子手帳情
報リンクプログラム記憶媒体80により本発明の母子手
帳情報リンク装置10(図1参照)が内部に構成される
コンピュータシステム81の概略構成図が示されてい
る。また、図9(b)には、このコンピュータシステム
81の内部構造が示されている。
【0069】図9(a)および図9(b)に示すよう
に、このコンピュータシステム81は、CPU(中央処
理装置)82、RAM(ランダムアクセスメモリ)8
3、CRT(陰極線管表示装置)84、プリンタ85、
通信制御装置86、CD−ROMドライブ87、磁気デ
ィスク装置88、マウス89、キーボード90、および
ICカード装置91などからなり、これらの各構成要素
がバス92により相互に接続されてコンピュータシステ
ム81を形成している。
【0070】この実施形態では、母子手帳情報リンクプ
ログラム記憶媒体80の媒体としてCD−ROMが用い
られているが、媒体はCD−ROMに限られるものでは
なく、例えばMO(光磁気ディスク)や磁気テープなど
を用いてもよい。
【0071】この母子手帳情報リンクプログラム記憶媒
体80は、上記のような媒体に、母子手帳に記載された
母および子に関する健康情報と、その健康情報を複数の
患者の診療情報を管理する診療情報データベースに記憶
された診療情報にリンクするためのリンク情報とを入力
する入力手段、および上記リンク情報に基づき、上記記
憶媒体に記憶された健康情報と上記診療情報データベー
スに記憶された診療情報とをリンクさせる情報リンク手
段を備えた母子手帳情報リンクプログラムが記憶されて
構成されている。
【0072】この母子手帳情報リンクプログラム記憶媒
体80をコンピュータシステム81のCD−ROMドラ
イブ87に挿入し、母子手帳情報リンクプログラム記憶
媒体80内に記憶された母子手帳情報リンクプログラム
をコンピュータシステム81に読み込み磁気ディスク装
置88内にインストールすることにより、このコンピュ
ータシステム81の内部に図1に示した母子手帳情報リ
ンク装置10が形成される。
【0073】こうしてコンピュータシステム81内に母
子手帳情報リンク装置10が形成され、入力手段11
(図1参照)により、ICカード装置81に挿入された
ICカード2から、母子手帳に記載された母および子に
関する健康情報12と、その健康情報12を通信制御装
置86および通信回線93を介して各医療機関A,B,
…(図1参照)の診療情報データベース21a,21
b,…に記憶された診療情報22a,22b,…にリン
クするためのリンク情報13とが入力される。また、情
報リンク手段14(図1参照)により、リンク情報13
に基づき、ICカード2に記憶された健康情報12と各
診療情報データベース21a,21b,…に記憶された
診療情報22a,22b,…とがリンクされる。
【0074】なお、本実施形態では、母子手帳情報リン
クプログラム記憶媒体80内に記憶された母子手帳情報
リンクプログラムを、独立したコンピュータシステム8
1にインストールした例について説明したが、母子手帳
情報リンクプログラム記憶媒体80内に記憶された母子
手帳情報リンクプログラムを各医療機関の診療情報シス
テムに直接インストールするようにしてもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の母子手帳
情報リンク装置によれば、母子手帳に記載された健康情
報を電子化し、それを各医療機関の診療情報データベー
スの診療情報とリンクさせることができるので、医師が
患者を診察する際に、その患者の出生時からの既往歴や
予防接種情報、さらには家族情報などを参照することが
可能となり、重大な医療過誤を冒す危険を未然に防止す
ることができる。
【0076】また、本発明の母子手帳情報リンクプログ
ラム記憶媒体によれば、所定の記憶媒体に、母子手帳に
記載された母および子に関する健康情報と、その健康情
報を複数の患者の診療情報を管理する診療情報データベ
ースに記憶された診療情報にリンクするためのリンク情
報とを入力する入力手段、および、上記リンク情報に基
づき、上記記憶媒体に記憶された健康情報と上記診療情
報データベースに記憶された診療情報とをリンクさせる
情報リンク手段を備えた母子手帳情報リンクプログラム
が記憶されているので、所望のコンピュータシステムに
母子手帳情報リンクプログラムを簡単にインストールす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の母子手帳情報リンク装置の一実施形態
を示す概要図である。
【図2】記憶媒体に記憶される情報の一例、およびこれ
とリンクする診療情報の一例を示す図である。
【図3】本実施形態における情報リンク手段の動作説明
図である。
【図4】本実施形態において表示装置に表示された母子
手帳情報画面の一例を示す図である。
【図5】本実施形態における予防接種予定表作成手段に
よる予防接種予定表作成処理の概要図である。
【図6】本実施形態における成長曲線作成手段による成
長曲線作成処理の概要図である。
【図7】本実施形態における予診表作成手段による予診
表作成処理の概要図である。
【図8】本実施形態における診療計画表作成手段による
診療計画表作成処理の概要図である。
【図9】母子手帳情報リンクプログラム記憶媒体の実施
形態を示す概要図である。
【符号の説明】
1 母子手帳 2 ICカード 3 表示装置 10 母子手帳情報リンク装置 11 入力手段 12 健康情報 13 リンク情報 14 情報リンク手段 15 予防接種予定表作成手段 16 成長曲線作成手段 17 予診表作成手段 18 診療計画表作成手段 19 機密保護手段 20 母子手帳情報ファイル 20a 個人情報管理部 20b 母子手帳情報管理部 20c リンク情報 20d 両親情報管理部 20e 兄弟情報管理部 21a,21b,… 診療情報データベース(カルテ
DB) 22a,22b,… 診療情報 30a,30b,… 診療情報システム 30_1 A病院カルテ情報 30_2 メニュー 30_3 母子手帳情報内容 30_4 カルテ情報 31 母子手帳情報ファイル 31a A病院リンク情報 31b B病院リンク情報 31c 両親情報管理部 31d 兄弟情報管理部 32 母子手帳情報画面 32_1 家族歴ウインドウ 32_2 予防接種歴ウインドウ 32_3 既往歴ウインドウ 32_4 成長曲線ウインドウ 40 予防接種マスタファイル 41,51,61,71 表示装置 42,52,62,72 印刷装置 43,53,63,73 記憶媒体 50 幼児身体発育マスタファイル 60 予診表対象項目テーブル 70 診療計画表対象項目テーブル 80 母子手帳情報リンクプログラム記憶媒体 81 コンピュータシステム 82 CPU 83 RAM 84 CRT 85 プリンタ 86 通信制御装置 87 CD−ROMドライブ 88 磁気ディスク装置 89 マウス 90 キーボード 91 ICカード装置 92 バス 93 通信回線

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の記憶媒体に、母子手帳に記載され
    た母および子に関する健康情報と、該健康情報を複数の
    患者の診療情報を管理する診療情報データベースに記憶
    された診療情報にリンクするためのリンク情報とを入力
    する入力手段、および前記リンク情報に基づき、前記記
    憶媒体に記憶された健康情報と、前記診療情報データベ
    ースに記憶された診療情報とをリンクさせる情報リンク
    手段を備えたことを特徴とする母子手帳情報リンク装
    置。
  2. 【請求項2】 前記健康情報が、前記子の予防接種に関
    する情報を含むものであることを特徴とする請求項1記
    載の母子手帳情報リンク装置。
  3. 【請求項3】 前記健康情報が、前記子の成長記録に関
    する情報を含むものであることを特徴とする請求項1記
    載の母子手帳情報リンク装置。
  4. 【請求項4】 前記健康情報が、前記子の親兄弟を識別
    する家族識別情報をも含むものであり、かつ、前記情報
    リンク手段が、前記家族識別情報を基に前記子の健康情
    報と、前記診療情報データベースに記憶された該子の親
    兄弟に関する診療情報とをリンクするものであることを
    特徴とする請求項1記載の母子手帳情報リンク装置。
  5. 【請求項5】 前記予防接種に関する情報に基づき前記
    子の予防接種の予定表を作成する予防接種予定表作成手
    段を備えたことを特徴とする請求項2記載の母子手帳情
    報リンク装置。
  6. 【請求項6】 前記成長記録に関する情報に基づき前記
    子の成長曲線を作成する成長曲線作成手段を備えたこと
    を特徴とする請求項3記載の母子手帳情報リンク装置。
  7. 【請求項7】 前記健康情報に基づき前記母または子の
    予診表を作成する予診表作成手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の母子手帳情報リンク装置。
  8. 【請求項8】 前記健康情報に基づき前記母または子の
    診療計画表を作成する診療計画表作成手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の母子手帳情報リンク装置。
  9. 【請求項9】 前記健康情報が、前記母の新姓および旧
    姓を含むものであり、かつ、前記情報リンク手段が、該
    健康情報に含まれる前記母の新姓または旧姓により該健
    康情報と前記診療情報とをリンクするものであることを
    特徴とする請求項1記載の母子手帳情報リンク装置。
  10. 【請求項10】 前記記憶媒体に記憶された健康情報の
    機密を保護する機密保護手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の母子手帳情報リンク装置。
  11. 【請求項11】 所定の記憶媒体に、母子手帳に記載さ
    れた母および子に関する健康情報と、該健康情報を複数
    の患者の診療情報を管理する診療情報データベースに記
    憶された診療情報にリンクするためのリンク情報とを入
    力する入力手段、および前記リンク情報に基づき、前記
    記憶媒体に記憶された健康情報と前記診療情報データベ
    ースに記憶された診療情報とをリンクさせる情報リンク
    手段を備えた母子手帳情報リンクプログラムが記憶され
    てなることを特徴とする母子手帳情報リンクプログラム
    記憶媒体。
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