JP2000285603A - デジタル信号処理装置及び再生装置 - Google Patents

デジタル信号処理装置及び再生装置

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JP2000285603A JP11094151A JP9415199A JP2000285603A JP 2000285603 A JP2000285603 A JP 2000285603A JP 11094151 A JP11094151 A JP 11094151A JP 9415199 A JP9415199 A JP 9415199A JP 2000285603 A JP2000285603 A JP 2000285603A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1ビットデジタルオーディオ信号をマルチビ
ットデジタルオーディオ信号に変換する際に、マルチビ
ットデータの最大値での張り付きを抑え、平均レベルの
確保を可能とし、ダイナミックレンジの有効利用を可能
とする。 【解決手段】 レベル検出部11は、変換部7によりマ
ルチビット化されて得られたマルチビットデジタル信号
Mのレベルを検知する。レベル演算部12は、上記検
知されたレゲルを基に非線形のゲインカーブと所定の増
幅量を決定する。レベル可変部13は、上記非線形のゲ
インカーブと所定の増幅量を用いて上記マルチビットデ
ジタル信号のレベルを可変する。レベル演算部12で非
線形のゲインカーブを与えることにより、レベル可変部
13でレベルが可変される信号の特性は、非線形処理さ
れた特性となり、1ビットデジタルデータをD/A変換
したような特性に近づけることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ΔΣ変調された1
ビットデジタル信号をマルチビットデジタル信号に変換
するデジタル信号処理装置、及び記録媒体に予め記録さ
れているΔΣ変調された1ビットデジタル信号を再生す
る再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログオーディオ信号に対し、従来の
レートよりはるかに高いサンプリング周波数を用い、か
つΔΣ変調回路構成を持つAD変換器にてΔΣ変調を施
して1ビットデジタル信号を得、それを記録再生するシ
ステムは、以前より提案されている。
【0003】1ビットデジタル信号方式は、サンプリン
グ周波数(fs)44.1KHz、16ビット量子化の
コンパクトディスク(CD)などに代表されるマルチビ
ットデジタル信号方式とは根本的に異なり、広い周波数
帯域の再生が可能となる。現在、CDのサンプリング周
波数fsの64倍のサンプリング周波数を持つ1ビット
デジタル信号方式を採用した、高品質オーディオディス
ク規格が提唱されている。この高品質オーディオディス
ク規格は、いわゆるスーパーオーディオCD(Super Au
dio CD)規格と呼ばれている。
【0004】このスーパーオーディオCD規格の1ビッ
トデジタルオーディオデータをアナログ信号に変換する
場合に、その元のデータの変調度が過変調となっていて
も、D/A変換されえたアナログ出力はそのブロックの
回路のダイナミックレンジの余裕度などのために、レベ
ル特性、歪み特性などが急激に悪化することはない。
【0005】一方、上記規格に基づいたスーパーオーデ
ィオCDを再生する装置セット単体として考えると、い
わゆる既存のデジタルオーディオインターフェースはマ
ルチビットの従来のサンプリングレート(44.1KH
zなど)のデータを伝達することが目的とされているの
で、このデジタルオーディオインターフェースブロック
の前で、1ビットデジタルオーディオデータをマルチビ
ットデジタルオーディオデータに変換する必要がある。
【0006】また、ここで1ビットデジタルオーディオ
データをマルチビットデジタルオーディオデータに変換
する際に、元の変調度が50%のときにマルチビットデ
ジタルオーディオデータの最大値(フルビット)が出力
されるように規定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1ビットデ
ジタルオーディオデータの変調度が50%を超えた信号
に関しては、マルチビット化された時点で、最大値にク
リップされてしまい、もとの信号とは異なったデータと
なり、結果的には歪んだ信号に変換されてしまう。
【0008】つまり、過変調の1ビットデータが存在す
るスーパーオーディオCD規格のディスクなどを再生し
た場合に、そのアナログ出力とデジタル出力の信号にレ
ベル、歪みなどの点で大きな違いが生じてしまうことに
なる。
【0009】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、1ビットデジタルオーディオ信号をマルチビッ
トデジタルオーディオ信号に変換する際に、マルチビッ
トデータの最大値での張り付きを抑え、平均レベルの確
保を可能とし、ダイナミックレンジの有効利用が可能と
なるデジタル信号処理装置及び再生装置の提供を目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデジタル信
号処理装置は、上記課題を解決するために、ΔΣ変調に
より得られた1ビットデジタル信号をマルチビットデジ
タル信号に変換するとともに減衰処理を施す変換手段
と、上記変換手段から出力されたマルチビットデジタル
信号のレベルを基に決定した非線形のゲインカーブと、
所定の増幅量に基づいて上記マルチビットデジタル信号
のレベル制御を行うレベル制御手段とを備える。
【0011】また、本発明に係るデジタル信号再生装置
は、上記課題を解決するために、記録媒体に予め記録さ
れているΔΣ変調により得られた1ビットデジタル信号
を再生するデジタル信号再生装置において、上記記録媒
体から上記1ビットデジタル信号を再生する再生手段
と、上記再生手段で再生された上記1ビットデジタル信
号をマルチビットデジタル信号に変換するとともに減衰
処理を施す変換手段と、上記変換手段から出力されたマ
ルチビットデジタル信号のレベルを基に決定した非線形
のゲインカーブと、所定の増幅量に基づいて上記マルチ
ビットデジタル信号のレベル制御を行うレベル制御手段
とを備えてなる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。この実施の形態は、高品質オ
ーディオを再生する、図1に示すオーディオディスクプ
レーヤ1である。このオーディオディスクプレーヤ1
は、CDのサンプリング周波数fsの64倍のサンプリ
ング周波数(64fs)を持つ1ビットデジタル信号か
らなる高品質オーディオ信号を記録している光ディスク
を再生する。
【0013】この1ビットデジタル信号は、図2に示す
ような構成の1ビットΔΣ変調器により生成される。1
ビットΔΣ変調器は、加算器71と、積分器72と、量
子化器73と、遅延器75とを備えてなる。加算器71
の加算出力は積分器72に供給され、積分器72からの
積分出力は量子化器73に供給される。量子化器73の
量子化出力は出力端子74から導出されると共に、遅延
器75を介して負符号とされて加算器71にフィードバ
ックされ、入力端子70から供給されるアナログオーデ
ィオ信号に加算される。この加算器71からの加算出力
は、積分器72で積分される。そして、この積分器72
からの積分出力を量子化器73で1サンプル期間毎に量
子化しているので、出力端子74から1ビット量子化デ
ータ、すなわち上記1ビットデジタル信号D1を出力す
ることができる。
【0014】図1に戻り、このオーディオディスクプレ
ーヤ1は、光ディスク2から1ビットデジタル信号をR
F信号として読み出す光学ピックアップ3と、光学ピッ
クアップ3が読み出したRF信号に所定の信号処理を施
して1ビットデジタル信号D1を生成する共にトラッキ
ング,フォーカシング等のサーボ信号を生成する再生信
号処理部4と、再生信号処理部4からの1ビットデジタ
ル信号D1をアナログのオーディオ信号AOに変換する1
ビットD/A変換器5と、再生信号処理部4からの1ビ
ットデジタル信号D1をマルチビットデジタル信号DM
変換するとともに減衰する変換部7と、変換部7からの
マルチビットデジタル信号DMに対してデジタルデータ
領域においてそのレベルを自動的にかつダイナミックに
制御するレベル自動制御部10と、このレベル自動制御
部10でレベルが制御されたマルチビットデジタル信号
を例えばIEC958で規格されているデジタルオーデ
ィオインターフェース出力のオーディオデータエリアに
乗せるデジタルI/F部14とを備える。デジタルI/
F部14からのデジタルオーディオインターフェース出
力はディジタル出力端子15から出力される。なお、こ
のデジタルオーディオインターフェース出力は後段で高
周波成分を除去するためのフィルタ手段に供給されても
よい。
【0015】このオーディオディスクプレーヤ1は、従
来のオーディオディスクプレーヤに比べて、1ビットデ
ジタル信号D1をマルチビットデジタル信号DMに変換す
る途中に例えば固定の減衰処理を施す変換部7と、変換
部7で減衰処理が施されたマルチビットデジタル信号の
レベルがフルビットを越えないようにレベルを自動的に
制御するレベル自動制御部10を設けた点が特徴的であ
る。
【0016】従来のオーディオディスクプレーヤは、規
定された最大変調度を持つデシメーションフィルタでダ
ウンサンプリングしてマルチビット信号に変換、それを
デジタルオーディオインターフェースに出力する場合
に、過変調レベル部分を、確実にレベルクリップして再
生してしまう。このため、1ビットデジタル信号をD/
A変換して出力するアナログ出力信号と、マルチビット
デジタル出力信号では、レベルの差、歪みの差が存在す
ることになる。
【0017】そこで、上記図1のオーディオディスクプ
レーヤ1では、変換部7において、マルチビット変換部
9の前段に固定量減衰部8を設けている。また、変換部
7からのマルチビット信号のレベルがフルビットを越え
ないように、レベル自動制御部10でレベルを自動的に
制御し、D−I/F部14に入力している。
【0018】先ず、変換部7について説明する。変換部
7は固定量減衰部8とマルチビット変換部9とを備え、
上記1ビットデジタル信号D1をマルチビットデジタル
信号DMに変換、及びサンプリング周波数を64fsか
らfsにダウンサンプリングする途中に固定の減衰処理
を施す。
【0019】変換部7の具体的な例について図3,図4
を用いて説明する。図3は固定量減衰部8の要部であ
り、図4はマルチビット変換/デシメーション部9の要
部である。
【0020】固定量減衰部8は、無信号を意味する、Δ
Σ変調により得られた1ビットデジタル信号、例えば0
パターン信号であるミュート信号を発生するミュートパ
ターン発生器18と、ミュートパターン発生器18から
のミュート信号に入力端子17を介して供給される1ビ
ットデジタル信号D1とを加算し、加算器出力信号Ds
を出力端子19に供給する1ビット加算器26とを備え
てなる。ミュートパターンとは、64倍fsレートの1
ビット信号データの2値(0と1)の、ある一定期間中
の出現比率が1対1である固定パターンで、これをDA
変換すると、アナログ信号でのゼロレベルに相当する。
【0021】ここで、端子21,22から後の構成は、
図4に示すマルチビット変換部9の前部の構成とほぼ同
様となる。すなわち、図4の切換スイッチ25が下側の
被選択端子に接続されたとき、加算器26は端子21か
らの1ビット入力信号D1と端子22からのミュート信
号を加算する。これをデュアル入力という。
【0022】これに対して、図4の切換スイッチ25が
上側の被選択端子に接続されると、加算器26は端子2
1からの1ビット入力信号D1同士を加算する。これを
シングル入力という。このときの固定減衰量部8の等価
回路を図5に示す。
【0023】変換部7の1ビットデジタル信号の入力が
例えば図5のように、端子21同士からの加算構成を持
っていたとする。1ビット加算器26の加算器出力信号
Dsは、A+Bで表せるが、1ビット入力信号D1は2
入力が1ビット加算器26に接続されているので、加算
器出力信号DsはA+Aつまり2Aとなる。
【0024】一方、B入力(端子22)に、図3のよう
にミュートパターン発生器18を接続したとする。図3
の加算器出力Dsは、A+Bであるが、B入力はミュー
トパターンなので、B=0、よって、出力は、A+0つ
まりAとなる。図5の出力2Aに対し、図3のような構
成をとれば出力はAとなり、レベルはちょうど半分、6
dBの固定量減衰になる。この方法は、1ビット信号を
マルチビットへ変換していく初段にて、ミュートパター
ンとの合成により固定減衰量を得るもので、後段のマル
チビット変換部9でのクリップに達するまでのレベル
を、引き下げたことに相当する。
【0025】図4において、切換スイッチ25を切り換
えて上記デュアル入力又はシングル入力を切り換えるた
めの切換制御信号は、制御信号端子23から与えられ
る。この切換制御信号は、ユーザによるマニュアル操作
で生成されてもよいし、あるいは自動的に生成されても
よい。
【0026】図4のマルチビット変換部9の残りの構成
について説明する。1ビット加算器26からの2ビット
の加算器出力信号Dsはフォーマット部27に供給され
る。フォーマット部27は2ビットの3値、例えば1+
1を表す“10”、1+0又は0+1を表す“01”、
0+0を表す“00”を、4ビットのオフセットバイナ
リー3値にフォーマット化する。すなわち、上記“1
0”を“1100”(+4)、“01”を“1000”
(0)、“00”を“0100”(−4)に変換する。
【0027】フォーマット部27からの4ビットは、切
換スイッチ28に供給される。この切換スイッチは、入
力端子24からの64fs4ビット入力と、フォーマッ
ト部27からの4ビットとを切り換えてオフセットバイ
ナリー変換部29に供給する。
【0028】オフセットバイナリー変換部29は、切換
スイッチ28からの64fs4ビットのオフセットバイ
ナリーを、2の補数に変換する。具体的には、上記“1
100”を“0100”に、上記“1000”を“00
00”に、上記“0100”を“1100”に変換す
る。このオフセットバイナリー変換部29の変換出力ま
でが64fsの4ビットであり、移動平均フィルタ30
に供給される。
【0029】移動平均フィルタ30は、サンプリングレ
ートを1/8に落とし、かつ語長を19ビットに増や
す。この19ビット、8fsのフィルタ出力は、ゲイン
設定部31に供給され、ゲインが設定される。
【0030】このとき、ゲイン設定部31では、オーバ
ーフローリミッタがかけられる。そして、このゲイン設
定部31からの8fs、20ビットはFIR(1)32
に供給される。
【0031】FIR(1)32は上記8fs、20ビッ
トを4fs、21ビットにダウンサンプリング/デシメ
ーションする。
【0032】また、FIR(2)33及びFIR(3)
34を通すことによって、端子35にはfs、21/2
4ビットが得られる。
【0033】ここでは、変換部7の入力にて固定量減衰
を行ったが、1ビットディジタル信号をマルチビットデ
ィジタル信号に変換する途中、具体的にはゲイン設定部
31より前のブロックにおいて固定量減衰がなされてい
ればよい。
【0034】次に、レベル自動制御部10の詳細につい
て説明する。レベル自動制御部10は、変換部7により
マルチビット化されて得られたマルチビットデジタル信
号DMの入力レベルを基に所定のアルゴリズムで非線形
のゲインカーブを決定し、この非線形のゲインカーブ
と、所定の増幅量に基づいて上記マルチビットデジタル
信号DMの出力レベルを制御する。
【0035】このレベル自動制御部10は、上記マルチ
ビットデジタル信号のレベルを検出するレベル検出部1
1と、レベル検出部11で検出したレベルを基に非線形
のゲインカーブと、処理の増幅量を演算により求めるレ
ベル演算部12と、レベル演算部12で決定された上記
非線形のゲインカーブと上記所定の増幅量に応じて上記
マルチビットデジタル信号を可変するレベル可変部13
とから構成される。
【0036】変換部7によりマルチビット化されて得ら
れたマルチビットデジタル信号DMは、レベル検出部1
1でレベル検知され、それを基にレベル演算部12で非
線形のゲインカーブと所定の増幅量(例えばプラス6d
B)が決定され、レベル可変部13において上記非線形
のゲインカーブと上記増幅量に基づいて出力レベルが可
変される。
【0037】なお、このレベル自動制御部10をデジタ
ル信号処理ユニット(DSP)で形成することにより仮
に1ビットデータでの変調度が50%以上のデータが入
ってきたとしても、瞬時にそのレベル制御を行うことに
より、マルチビットデータ上で最大値に貼り付くことが
なく、デジタルインターフェースの出力のようなマルチ
ビット信号を出力することができる。
【0038】レベル演算部12は、ゲイン係数生成器を
内蔵し、上記入力レベルに応じて所定のアルゴリズムで
非線形のゲインカーブを求めることができる。この非線
形のゲインカーブを与えることにより、レベル可変部1
3では出力レベルが可変される。このときの入力レベル
と出力レベルの特性は、図6に示すような非線形な特性
となり、1ビットデジタルデータをD/A変換したよう
な特性に近づけることになる。
【0039】しかし、この図6に示す特性では、いかな
るレベル入力においてもフルビット固定とはならない
が、入力レベルが0dBであっても出力レベルは−6d
Bとしかならず、出力レベルが全体的に低くなってしま
う。
【0040】通常、線形のままの信号をそのまま増幅す
ると図7のように最大値でクリップしてしまい、結果的
には歪んだ信号となってしまう。そこで、一度図6のよ
うな非線形の処理を加えた後で、さらにレベル演算部1
2で演算により求めた増幅量、例えば+6dBで増幅す
れば、図8のような特性となり、飽和曲線による処理が
なされて、最大値にはりつく事は少なくなる。
【0041】以上のように、レベル検出部11、レベル
演算部12、レベル可変部13からなるレベル自動制御
部10で、一度非線形処理を施してから増幅することに
より、1ビットデジタルデータをマルチビットデジタル
データに変換した際に、そのマルチビット上のデータを
最大値ではりつかせることなく、かつ平均レベルを確保
し、1ビットデジタルデータをD/A変換したように特
性な近づけることができる。
【0042】また、レベル自動制御部10をDSPで構
成すれば、仮に1ビットデータでの変調度が50%以上
のデータが入ってきたとしても、瞬時にそのレベルを制
御することができる。
【0043】このような処理を行ったマルチビットデー
タをデジタルインターフェースの出力に用いれば、1ビ
ットデジタルデータのアナログ出力と類似した信号を、
デジタルインターフェースに接続した外部機器において
再現することが可能となる。
【0044】また、更にはレベル演算部12において
の、非線形のゲインカーブをいろいろな特性のものに差
し替えることにより、その出力特性をも自由に変えるこ
とができる。
【0045】なお、上記実施の形態はオーディオディス
クプレーヤ1としたが、本発明は、上記図2によって得
られた1ビットオーディオ信号を直接、アナログ信号、
及びマルチビット信号に変換するデジタル信号処理装置
に適用することもできる。
【0046】
【発明の効果】以上、本発明によれば、1ビットデジタ
ルオーディオ信号をマルチビットデジタルオーディオ信
号に変換するときに、レベル制御手段が上記マルチビッ
トデジタルオーディオ信号のレベルを基に求めた非線形
のゲインカーブと、所定の増幅量を使って、マルチビッ
トデジタル信号のレベルを制御するので、マルチビット
データの最大値での張り付きを抑え、平均レベルの確保
を可能とし、ダイナミックレンジの有効利用が可能とな
る。
【0047】また、レベル制御部内で、入力レベルによ
って変化するゲイン係数生成器を使用することにより、
線形エリアから非線形エリアへの移行もスムーズで、最
大値付近でも急激にクリップすることの無い特性を得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となるオーディオディスク
プレーヤの構成を示すブロック図である。
【図2】ΔΣ変調器の構成を示すブロック図である。
【図3】上記図1に示したオーディオディスクプレーヤ
の要部となる変換部内の固定量減衰部の詳細な構成を示
すブロック図である。
【図4】上記図1に示したオーディオディスクプレーヤ
の要部となる変換部内のマルチビット変換部の詳細な構
成を示すブロック図である。
【図5】上記図3に示した固定量減衰部の原理を説明す
るためのブロック図である。
【図6】上記図1に示したオーディオディスクプレーヤ
の要部のレベル自動制御部内のレベル演算部で非線形の
ゲインカーブが与えられることにより、レベルが可変さ
れた信号の特性を示す図である。
【図7】最大値でクリップしてしまった信号の特性を示
す図である。
【図8】上記図6に示すような非線形処理をした信号に
対し+6dBの増幅を施して得られた特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 オーディオディスクプレーヤ、2 光ディスク、3
光学ピックアップ、4 再生信号処理部、5 1ビッ
トD/A変換器、7 変換部、8 固定量減衰部、9
マルチビット変換部、10 レベル自動制御部、11
レベル検出部、12 レベル演算部、13 レベル可変

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ΔΣ変調により得られた1ビットデジタ
    ル信号をマルチビットデジタル信号に変換するとともに
    減衰処理を施す変換手段と、 上記変換手段から出力されたマルチビットデジタル信号
    のレベルを基に決定した非線形のゲインカーブと、所定
    の増幅量に基づいて上記マルチビットデジタル信号のレ
    ベル制御を行うレベル制御手段とを備えることを特徴と
    するデジタル信号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記レベル制御手段は、 上記マルチビットデジタル信号のレベルを検出するレベ
    ル検出手段と、 上記レベル検出手段で検出したレベルを基に非線形のゲ
    インカーブと所定の増幅量を演算により求めるレベル演
    算手段と、 上記レベル演算手段で決定された上記非線形のゲインカ
    ーブ及び上記増幅量に応じて上記マルチビットデジタル
    信号を可変するレベル可変手段とを備えてなることを特
    徴とする請求項1記載のデジタル信号処理装置。
  3. 【請求項3】 上記変換手段は上記減衰処理を施すため
    に、 ΔΣ変調による無信号1ビットデジタル信号を発生する
    無信号発生手段と、 上記無信号発生手段から発生された無信号1ビットデジ
    タル信号と入力1ビットデジタル信号を加算する加算手
    段とを備えることを特徴とする請求項1記載のデジタル
    信号処理装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に予め記録されているΔΣ変調
    により得られた1ビットデジタル信号を再生するデジタ
    ル信号再生装置において、 上記記録媒体から上記1ビットデジタル信号を再生する
    再生手段と、 上記再生手段で再生された上記1ビットデジタル信号を
    マルチビットデジタル信号に変換するとともに減衰処理
    を施す変換手段と、 上記変換手段から出力されたマルチビットデジタル信号
    のレベルを基に決定した非線形のゲインカーブと、所定
    の増幅量に基づいて上記マルチビットデジタル信号のレ
    ベル制御を行うレベル制御手段とを備えてなることを特
    徴とするデジタル信号再生装置。
  5. 【請求項5】 上記レベル制御手段は、 上記マルチビットデジタル信号のレベルを検出するレベ
    ル検出手段と、 上記レベル検出手段で検出したレベルを基に非線形のゲ
    インカーブと所定の増幅量を演算により求めるレベル演
    算手段と、 上記レベル演算手段で決定された上記非線形のゲインカ
    ーブ及び上記増幅量に応じて上記マルチビットデジタル
    信号を可変するレベル可変手段とを備えてなることを特
    徴とする請求項4記載のデジタル信号再生装置。
  6. 【請求項6】 上記変換手段は上記減衰処理を施すため
    に、 ΔΣ変調による無信号1ビットデジタル信号を発生する
    無信号発生手段と、 上記無信号発生手段から発生された無信号1ビットデジ
    タル信号と入力1ビットデジタル信号を加算する加算手
    段とを備えることを特徴とする請求項4記載のデジタル
    信号再生装置。
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