JP2000285934A - 燃料電池、その製造方法およびその検査方法 - Google Patents
燃料電池、その製造方法およびその検査方法Info
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Abstract
り、さらに成形加工後の不具合を事前に検査して高品質
の維持を図った燃料電池、その製造方法およびその検査
方法を提供する。 【解決手段】本発明に係る燃料電池は、固体高分子膜2
の両面のそれぞれにアノード電極3およびカソード電極
4を備えた単電池1を積み重ねて電池スタックにし、こ
の電池スタックの間に挿入したセパレータ25にスリッ
ト28を設けた。
Description
解質として用いた燃料電池、その製造方法およびその検
査方法に関する。
の酸化剤を電気化学的に反応させることにより、燃料の
もつ化学的エネルギを電気エネルギに変換する装置であ
り、ビル施設等への適用が最近、脚光をあびている。
により、リン酸型、溶融炭酸塩型、固体酸化物型、およ
び固体高分子電解質型などの各種が知られている。この
なかでも、固体高分子電解質型燃料電池は、分子中にプ
ロトン交換基を有する高分子樹脂膜を飽和に含水させる
とプロトン伝導性電解質として機能することを利用した
燃料電池であり、比較的低温度域で作動して発電効率も
優れているので、最近、にわかに注目されるようになっ
てきている。
本単位である単電池の構成を示す構成図である。
を有する固体高分子膜2と、この固体高分子膜2を挟ん
で配置されたアノード電極3およびカソード電極4とか
ら構成される。そして、これらの各電極3,4の外側に
は、各電極3,4に反応ガスを供給するガス不透過性の
ガス供給溝を有するアノード電極3側のセパレータ5お
よびカソード電極4側のセパレータ6が配置される。
ては、たとえばプロトン交換膜であるパーフルオロカー
ボンスルホン酸(ナフィオンR:米国、デュポン社)が
知られている。この固体高分子膜2は分子中に水素イオ
ンの交換基を有しており、飽和含水することでイオン導
電性電解質として機能するとともに、アノード電極3側
から供給される燃料7とカソード電極4側から供給され
る酸化剤8とを分離する機能を有する。
アノード電極3は、触媒層3aと多孔質カーボン平板3
bとから形成される。また、アノード電極3に対向配置
されるカソード電極4は、触媒層4aと多孔質カーボン
平板4bとから形成される。
レータ基材9と、このセパレータ基材9の両側面に配置
され、燃料7を供給する燃料供給溝10a,10bとか
ら構成される。
は、セパレータ基材11と、このセパレータ基材11の
側面に配置され、カソード電極4と接する面側に配置さ
れ、酸化剤8を供給する酸化剤供給溝12と、この酸化
剤供給溝12と反対側に配置される燃料供給溝10とか
ら構成される。
4に酸化剤8をそれぞれ供給すると、単電池1の一対の
電極3,4間における電気化学反応により起電力が生じ
る。通常、燃料7として水素、酸化剤8として空気を用
いる。
はアノード触媒層3aにおいて水素イオンと電子とに解
離し、水素イオンは固体高分子膜2を通り、また、電子
は外部回路を通ってカソード電極4にそれぞれ移動す
る。一方、カソード電極4に供給された空気中の酸素
は、触媒層4aにおいて、水素イオンと電子とによりカ
ソード反応を起こし、水を生成する。このとき、外部回
路を通った電子は電流となり電力を供給することができ
る。すなわち、アノード電極3とカソード電極4とで
は、以下に示す反応が進行する。なお、生成した水は未
反応ガスとともに電池外に排出される。
子膜2の含水量が少なくなるとイオン抵抗が高くなり、
燃料7と酸化剤8との混合(クロスオーバ)が発生し、
電池での発電が不可能となる。このため、固体高分子膜
2は飽和含水としておくことが望ましい。
た水素イオンが固体高分子膜2を通り、カソード電極4
に移動する時に水も一緒に移動する。このため、アノー
ド電極3側では固体高分子膜2は乾燥傾向になる。ま
た、供給する燃料7または空気の含まれる水蒸気が少な
いとそれぞれの反応ガス入り口付近で固体高分子膜2は
乾燥傾向になる。このため、予め加湿した燃料7および
酸化剤8を供給することが一般的に行われている。
低いため、通常、単電池1の頭部および底部のそれぞれ
に配置されたセパレータ5,6を介して、数十から数百
枚の単電池1を積層して電池スタックを構成している。
そして、この電池スタックには、発電に伴う電池スタッ
クの昇温を制御するために、冷却板が数枚、電池毎に挿
入されている。
セパレータ5,6は、各単電池1を分離する機能を持た
せるために、反応ガスまたは冷却水等に対しては不透過
性である必要がある。また、セパレータ5,6は単電池
1を積層化して電池スタックとし、電池として機能させ
るために、電気的には導電体である必要がある。通常、
固体高分子電解質型燃料電池は70℃から90℃までの
比較的低温で動作するが、この電池内部のセパレータ
5,6は、70℃から90℃までの温度における飽和蒸
気圧に近い水蒸気を含んだ空気にさらされると同時に、
電気化学反応にともなう電位差が生じる厳しい環境下に
ある。このため、セパレータ5,6には耐腐食性の材料
を選択する必要がある。耐腐食性材料としては、産業界
では一般的にはステンレス鋼等が用いられるが、ステン
レス鋼等の材料をセパレータ5,6に適用した場合に
は、表面が酸化して不動態膜が形成されてしまうために
電池の抵抗損失が大きくなり、発電効率が大きく低下し
てしまう。
ースシャトル用に開発された固体高分子電解質型燃料電
池のセパレータとして、優れた耐食性を有する貴金属で
あるニオブ等が用いられていた。しかしながら、貴金属
系の材料は非常に高価であるとともに、重いという欠点
を有していた。そこで、米国特許US−5521018
に掲載されているように、カナダのバラード社は、セパ
レータとしてカーボン板を使用することで、電池スタッ
クの軽量化およびコスト低減化を試みている。
解質型燃料電池の電池スタックを示す図である。
14内に単電池1を複数個配列した構造である。そし
て、この電池スタック13は、反応ガスを反応させて発
電を行う電池部15と、反応ガスを加湿するための加湿
部16とから構成される。
1の構成を示す図である。
電池1は、イオン導電性を有する固体高分子膜2を挟ん
でアノード電極3およびカソード電極4が配置され、ア
ノード電極3の外側に冷却用セパレータ17が設けら
れ、この冷却用セパレータ17の外側に、アノード電極
3側およびカソード電極4側のセパレータ5,6が設置
される。
る反応熱を冷却水に吸収させて、電池部15の加熱を防
止するために設置される。
パレータ6を示す平面図である。
板からなるほぼ正方形のセパレータ基材11をベースに
し、このセパレータ基材11の角部に、空気および燃料
ガスを導入する空気導入口18および燃料ガス導入口1
9が設けられている。そして、これらの導入口18,1
9と対角線上で対向する側に、空気および燃料ガスを排
出する空気排出口20および燃料ガス排出口21が設け
られる。また、セパレータ基材11の他角部には、冷却
水導入口22および冷却水排出口23が設けられてい
る。そして、このセパレータ基材11上には、空気を反
応面に導くためにサーペンタイン状の空気溝24が形成
され、この空気溝24は、空気導入口18および空気排
出口20に連結している。
あるセパレータ基材11にプレス加工を施すことにより
作製される。なお、ここでは図示しないが、アノード電
極側のセパレータ5および冷却用セパレータ17もカソ
ード電極側のセパレータ6と同様の構造を有する。
5とほぼ同じであるが、電池部15において、反応ガス
同士が固体高分子膜2を介して接するのとは異なり、水
蒸気透過用の膜を介して反応ガスである空気または燃料
ガスが冷却水と接することにより加湿される。
成のセパレータ5,6であっても、依然として、セパレ
ータ5,6の厚さを薄くするには限界を有していた。
6としてカーボン板を用いた固体高分子電解質型電池に
おいては、セパレータ5,6としての強度を保つため
に、ある一定の厚さが必要であることが挙げられる。ま
た第2に、カーボン板は本質的に多孔質体であり、セパ
レータ間のガスの透過および水の透過を防止する必要が
あるため、セパレータ5,6の厚みを薄くするのには限
界を有していた。上述した米国特許US−552101
8においても、セパレータの厚さは1.6mmであり、
一定の厚さが要求されていた。
には電池の厚みを薄くすることが最も重要であるが、こ
のようにカーボン板を用いた場合には薄くすることに限
界があるため、コンパクト化が難しい。また、カーボン
材料はそれ自体が高価であるため、低コスト化が難し
い。さらに、カーボン板は、アルミニウム、銅等の金属
に比較して熱伝導率が悪いため、各電池の間に冷却水が
流れる冷却プレートを挿入し、電池を冷却する必要があ
る。したがってより一層スタックの形状が大きくなる不
具合があり、さらに空冷化を難しくさせていた。
用いずに、セパレータ材料として金属を用いた場合にお
いても、飽和水蒸気雰囲気中や燃料電池特有の電位差に
よる腐食が発生し、電池の性能が低下する不都合・不具
合があった。
加工や、機械加工などにより成形することが考えられて
いるが、プレス加工では低コスト化を達成できるもの
の、成形時に金属材料に加わる圧力によりセパレータが
変形するため、後工程での電池積層の組立時に組立が難
しくなり、また薄板材料の場合、破断が生じ易く、精度
良く加工することが難しい。
なされたものであり、強度に優れ、かつコンパクトにし
て軽量であり、さらに成形加工の不具合を事前に検査し
て高品質の維持を図った燃料電池、その製造方法および
その検査方法を提供することを目的とする。
は、上記目的を達成するために、請求項1に記載したよ
うに、固体高分子電解質膜の両面のそれぞれに配置され
るアノード電極およびカソード電極で構成される単電池
を複数個に積層した電池スタックにセパレータを介装さ
せた燃料電池において、上記セパレータにスリットを設
けたものである。
するために、請求項2に記載したように、スリットを、
セパレータに成形加工する空気溝の周囲に設けたもので
ある。
するために、請求項3に記載したように、固体高分子電
解質膜の両面のそれぞれに配置されるアノード電極およ
びカソード電極で構成される単電池を複数個に積層した
電池スタックにセパレータを介装させた燃料電池におい
て、上記セパレータの外周に折り曲げ部を備えたもので
ある。
するために、請求項4に記載したように、折り曲げ部
を、はぜ折りに折り畳んだ曲げ部に形成したものであ
る。
目的を達成するために、請求項5に記載したように、固
体高分子電解質膜の両面のそれぞれに配置されるアノー
ド電極およびカソード電極で構成される単電池を複数個
に積層して電池スタックに形成するとともに、この電池
スタックに介装するセパレータを成形加工する燃料電池
の製造方法において、上記セパレータをプレス加工によ
り成形加工する方法である。
目的を達成するために、請求項6に記載したように、セ
パレータを、板厚0.2mm以上にプレス加工する方法
である。
目的を達成するために、請求項7に記載したように、固
体高分子電解質膜の両面のそれぞれに配置されるアノー
ド電極およびカソード電極で構成される単電池を複数個
に積層して電池スタックに形成するとともに、この電池
スタックに介装するセパレータを成形加工する燃料電池
の製造方法において、上記セパレータをプレス加工によ
り成形加工した後、上記セパレータの表面をバフ研磨、
バレル研磨、ブラスト処理、電解研磨のうち、少なくと
も一種以上を選択して処理するとともに、表面粗さを
0.07μm以上に加工処理する方法である。
目的を達成するために、請求項8に記載したように、固
体高分子電解質膜の両面のそれぞれに配置されるアノー
ド電極およびカソード電極で構成される単電池を複数個
に積層して電池スタックに形成するとともに、この電池
スタックに介装するセパレータを成形加工する燃料電池
の製造方法において、上記セパレータをプレス加工によ
り成形加工した後、その表面に物理蒸着法、鍍金法、塗
装のうち、少なくとも一種以上を選択して耐食コーティ
ングを施す方法である。
目的を達成するために、請求項9に記載したように、固
体高分子電解質膜の両面のそれぞれに配置されるアノー
ド電極およびカソード電極で構成される単電池を複数個
に積層して電池スタックに形成するとともに、この電池
スタックに介装するセパレータを非破壊検査する燃料電
池の検査方法において、上記セパレータをプレス加工に
より成形加工し、次に上記セパレータの表面に耐食コー
ティングを施した後、その表面を赤外線サーモグラフ
ィ、渦電電法、磁粉探傷法、浸透探傷法、超音波探傷
法、電磁誘導検査法、アコースティックエミッション
法、肉眼検査法、放射線透視検査法、レーザホログラフ
ィー法、音響検査法のうち、いずれか一種を選択して非
破壊検査を行う方法である。
の製造方法およびその検査方法の実施形態を図面および
図面に付した符号を引用して説明する。
ータは、ステンレス鋼薄板等を素材料としてプレス加工
により成形加工される。その際、セパレータは、その板
厚を0.2mm以上としてプレス加工時、破断等を発生
させないようになっている。
るセパレータの第1実施形態を示す概略平面図である。
タ基材26、具体的にはステンレス鋼で作製される。こ
のセパレータ基材26には、空気を反応面に薄くサーペ
ンタイン状の空気溝27が一方の対角部分から他方の対
角部分に向かって連続的にプレス加工により成形加工さ
れている。また空気溝27の外側周囲には、幅約0.1
mmのスリット28が設けられている。なお、スリット
28を設けたセパレータ25は、プレス加工の際、スリ
ット28にシール材をコーティングする。
26の一方の対角部分に空気および燃料ガスを導入する
空気導入口29および燃料ガス導入口30を設けてい
る。そして、これらの導入口29,30対峙する対角部
分には、空気および燃料ガスを排出させる空気排出口3
1および燃料ガス排出口32が設けられている。
および燃料ガス導入口30を備えたセパレータ基材26
の対角部分から隣のそれぞれの対角部分に冷却酸い導入
口33および冷却水排出口34を設けている。そして、
セパレータ基材26に成形した溝27は、空気導入口2
9および空気排出口31に接続される。
は、プレス加工によるトリミングの際、バリが発生する
ので、その後の工程である耐食コーティングを良好に行
うことができなくなる。このため、トリミング後のセパ
レータ25は、その表面をバフ研磨、バレル研磨、ブラ
スト処理、電解研磨、化学処理等のうち、いずれか少な
くとも1種以上の表面処理を行い、表面粗さを0.07
μm以上の表面粗さとした。
以上の表面粗さにした後、セパレータ25はその表面に
派生している不動態被膜または酸化物を電気、機械また
は化学的に除去した。
ち、いずれか少なくとも1種以上によりセパレータ基材
26に耐食性のコーティング被膜を行う。コーティング
被膜材料としては、Ni,Fe,Co,B,Pb,C
r,Cu,Ti,Bi,Sn,W,P,Mo,Ag,P
t,Au,TiC,NbC,TiCN,TiN,Cr
N,TiB2、ZrB2、Fe2B,Si3N4のう
ち、少なくとも1種以上の材料を複合したものを用い
た。
基材26上に、Auを、その下層にNiまたはCr層を
コーティングした。
基材26上に、Crまたはその合金を、そして、最外層
にTiNまたはその合金をコーティングした。また、セ
パレータ基材26上に、Crまたはその合金を、その上
にTiNまたはその合金を、さらにその上にCrまたは
その合金を、そして最外層にTiNまたはその合金をコ
ーティングして多層化を行った。なお、この多層化によ
り、コーティング皮膜表面のTiN層では接触時の電気
抵抗の低下を防止し、その下層のCr層ではTiN層の
密着力を高めコーティング皮膜の剥離を防止するととも
に、TiN層に存在する気孔を伝わって進入する酸素や
腐食生成物などの腐食因子をCr酸化物となって遮断
し、腐食によるコーティング皮膜の剥離を防止する。
の空気溝27の外側周囲に幅約0.1mmのスリット2
8を設けたので、セパレータ基材26をプレス加工によ
り成形加工する際、セパレータ基材26に発生するそり
やひずみを低く押さえることができる。
5を精度良く成形加工できるプレス加工を用いるととも
に、セパレータ25の板厚を0.2mm以上の薄板にし
たので、電池積層組立の際の組立て作業を容易に行うこ
とができると同時に、電池スタックの軽量化およびコン
パクト化が可能となり、短時間に大量のセパレータを量
産でき、セパレータ1枚当たりの製造コストを低減する
ことができる。
面処理することにより、プレス加工時に生じたバリや傷
などをきれいに除去することができ、後工程で行う耐食
コーティング時の皮膜欠陥を最小限にするとともに、セ
パレータ基材26とコーティへグ皮膜との密着性を高め
ることができた。また、セパレータ基材26上に発生す
る不動態被膜または酸化物を除去することで、セパレー
タ基材26とコーティング皮膜との密着性を高めて、コ
ーティング皮膜形成時の皮膜剥離を最小限に防止すると
ともに、気孔などの欠陥がなく信頼性の高いコーティン
グ皮膜を形成することができる。
パレータ基材26上に形成することで、電池性能として
重要なセパレータの電気的な接触抵抗を低下させ、単電
池の抵抗による電圧低下を防止し、固体高分子電解質型
燃料電池の性能および信頼性を向上することができる。
膜形成が可能であり、電気抵抗および接触抵抗の低い材
料を薄く均一に形成することができる。また、耐食性に
優れた材料を欠陥が少なく緻密に形成することができ
る。さらに、密着性と延性とに優れた材料を薄く均一
に、かつ緻密に形成することができる。
グ皮膜を形成することで、飽和水蒸気中や燃料電池特有
の電位腐食の環境にて生じる酸化物の不動態皮膜形成を
防止することができ、長時間安定した燃料電池の出力を
得ることができる。なお、本実施形態において、コーテ
ィング皮膜は多層構造としたが、多層構造とすること
で、コーティング皮膜に要求される機能をそれぞれのコ
ーティング層中で分担し、セパレータの性能を十二分に
引き出すことができる。また、多層構造とすると、製作
時に生じるコーティング層の基材との界面へ貫通した連
続気孔を遮断することができ、燃料をアノード電極に、
酸化剤となる空気をカソード電極に供給することにより
発生する水素および酸素などとの反応ガスによる腐食、
または飽和水蒸気雰囲気中での腐食を防止することがで
きる。さらに、コーティング皮膜の密着性を向上するこ
とができ、皮膜形成時の皮膜剥離を防止するとともに、
気孔などの欠陥がなく信頼性の高い皮膜を形成すること
ができる。また、皮膜形成時の材料付着効率が向上し、
セパレータの製造コストを低減できる。
タの第2実施形態を示す概略平面図である。なお、第1
実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付す。
レータ基材26の外周に折り曲げ部35を設けたもので
ある。この折り曲げ部35は、例えば図3に示すよう
に、はぜ折りに折り畳んだ曲げ部36にしても良い。
の外周に折り曲げ部35を設けたので、セパレータ基材
26の曲げ剛性を高めることができる。したがって、セ
パレータ基材26をプレス加工法により成形加工する
際、セパレータ基材26に発生するそりやひずみを低く
押さえることができる。
ータの製造方法については、第1実施形態の構成要素と
同一なので説明を省略する。
コーティングを行ったセパレータの表面を非破壊検査す
るときの概略系統図である。
赤外線サーモグラフィを適用する。
るセパレータ38の頭部に配置され、赤外線エネルギを
検出する赤外線カメラ39と、この赤外線カメラ39を
制御するコントローラ40とを備えている。コントロー
ラ40には、赤外線カメラ39およびコントローラ40
で収集したデータを処理するデータ処理装置41が接続
されている。また、データ処理装置41は、データ処理
結果を表示する表示部42に接続されている。
には、加熱コントローラ43が接続された強制加熱源4
4が配置されている。
プレス加工後のセパレータ38表面を赤外線カメラ39
で観察することにより、セパレータ38中に発生してい
る割れなどの金属欠陥を非破壊的に短時間に検査するこ
とができる。このとき外部加熱法を用い、セパレータ3
8の表面を加熱コントローラ43により強制加熱し、セ
パレータ38表面の温度変化を測定する。
れが発生している場合には、割れ部で異常な温度場とな
るために、割れがない部分の温度分布とは明らかに異な
る温度分布を呈する。これは、欠陥部の熱伝導係数が低
下するとともに、熱伝導の流れに乱れを生じるために、
欠陥部では欠陥がない部分に比べて温度が高くなる傾向
を示すことによる。この時、欠陥部と欠陥がない部分の
温度分布から温度勾配を算出し、欠陥の形状および寸法
を明らかにすることができる。すなわち、欠陥部と欠陥
なし部の境界では、大きな温度勾配を生じるためにその
最大温度勾配を算出することにより、欠陥の形状および
寸法を求めることができる。
グ後にも実施する。
時に生じた割れなどの欠陥および耐食コーティング時に
生じた皮膜中の欠陥を非破壊検査により素早く発見する
ことができ、製造条件の改善に反映することができると
ともに、信頼性の高いセパレータ38を得ることができ
る。
法、磁粉探傷法、浸透探傷法、超音波探傷法、電磁誘導
検査法、アコースティックエミッション法、肉眼検査
法、放射線透視検査法、レーザホログラフィー法および
音響検査法などがあるが、これらのいずれの方法を用い
ても良い。
電池およびその製造方法によれば、セパレータをプレス
成形加工する際、塑性変形を発生させない手段を設ける
とともに、成形加工後のセパレータに表面処理の加工を
行うので、製造簡易にして高品質のセパレータを実現す
ることができる。
よれば、セパレータをプレス成形加工し、さらに表面処
理の加工を行った後、被破壊検査により欠陥部分の有無
を検査するので、セパレータの品質を高く維持させるこ
とができる。
レータを示す平面図。
レータを示す平面図。
レータを示す平面図。
パレータに適用される赤外線サーモグラフィによる被破
壊検査を示す図。
示す図。
おける単電池を示す分解斜視図。
おけるセパレータを示す平面図。
Claims (9)
- 【請求項1】 固体高分子電解質膜の両面のそれぞれに
配置されるアノード電極およびカソード電極で構成され
る単電池を複数個に積層した電池スタックにセパレータ
を介装させた燃料電池において、上記セパレータにスリ
ットを設けたことを特徴とする燃料電池。 - 【請求項2】 スリットを、セパレータに成形加工する
空気溝の周囲に設けたことを特徴とする請求項1に記載
の燃料電池。 - 【請求項3】 固体高分子電解質膜の両面のそれぞれに
配置されるアノード電極およびカソード電極で構成され
る単電池を複数個に積層した電池スタックにセパレータ
を介装させた燃料電池において、上記セパレータの外周
に折り曲げ部を備えたことを特徴とする燃料電池。 - 【請求項4】 折り曲げ部を、はぜ折りに折り畳んだ曲
げ部に形成したことを特徴とする請求項3に記載の燃料
電池。 - 【請求項5】 固体高分子電解質膜の両面のそれぞれに
配置されるアノード電極およびカソード電極で構成され
る単電池を複数個に積層して電池スタックに形成すると
ともに、この電池スタックに介装するセパレータを成形
加工する燃料電池の製造方法において、上記セパレータ
をプレス加工により成形加工することを特徴とする燃料
電池の製造方法。 - 【請求項6】 セパレータを、板厚0.2mm以上にプ
レス加工することを特徴とする請求項5に記載の燃料電
池の製造方法。 - 【請求項7】 固体高分子電解質膜の両面のそれぞれに
配置されるアノード電極およびカソード電極で構成され
る単電池を複数個に積層して電池スタックに形成すると
ともに、この電池スタックに介装するセパレータを成形
加工する燃料電池の製造方法において、上記セパレータ
をプレス加工により成形加工した後、上記セパレータの
表面をバフ研磨、バレル研磨、ブラスト処理、電解研磨
のうち、少なくとも一種以上を選択して処理するととも
に、表面粗さを0.07μm以上に加工処理することを
特徴とする燃料電池の製造方法。 - 【請求項8】 固体高分子電解質膜の両面のそれぞれに
配置されるアノード電極およびカソード電極で構成され
る単電池を複数個に積層して電池スタックに形成すると
ともに、この電池スタックに介装するセパレータを成形
加工する燃料電池の製造方法において、上記セパレータ
をプレス加工により成形加工した後、その表面に物理蒸
着法、鍍金法、塗装のうち、少なくとも一種以上を選択
して耐食コーティングを施すことを特徴とする燃料電池
の製造方法。 - 【請求項9】 固体高分子電解質膜の両面のそれぞれに
配置されるアノード電極およびカソード電極で構成され
る単電池を複数個に積層して電池スタックに形成すると
ともに、この電池スタックに介装するセパレータを非破
壊検査する燃料電池の検査方法において、上記セパレー
タをプレス加工により成形加工し、次に上記セパレータ
の表面に耐食コーティングを施した後、その表面を赤外
線サーモグラフィ、渦電電法、磁粉探傷法、浸透探傷
法、超音波探傷法、電磁誘導検査法、アコースティック
エミッション法、肉眼検査法、放射線透視検査法、レー
ザホログラフィー法、音響検査法のうち、いずれか一種
を選択して非破壊検査を行うことを特徴とする燃料電池
の検査方法。
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