JP2000286900A - マルチメディア信号処理装置及び通信網制御システム - Google Patents

マルチメディア信号処理装置及び通信網制御システム

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JP2000286900A
JP2000286900A JP9396999A JP9396999A JP2000286900A JP 2000286900 A JP2000286900 A JP 2000286900A JP 9396999 A JP9396999 A JP 9396999A JP 9396999 A JP9396999 A JP 9396999A JP 2000286900 A JP2000286900 A JP 2000286900A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声・画像・高速データなどの多様な種類と
速度の信号を高信頼度かつ経済的に通信する。 【解決手段】 MSP70は、発呼網と着呼網、データ
の種類等から、特定のATMIF710−1を選択し、
ATMセルのヘッダを書き換え、所定のSPU750−
mを宛先とする。SPU750−mではAALCLAD
7000−mがATMセルを分解し、例えば、音声情報
を取り出す。音声情報は、デコーダ7210に入力さ
れ、音声信号処理部7230が選択され、所定のプロト
コルスタックに従って変換される。変換されたデータ
は、セレクタ7220を経て、AALCLAD7100
−mによって、着呼側に適したAALタイプのATMセ
ルに組み立てられる。ATMセルは、ATMIF710
−1によって適切な宛先にヘッダが書き換えられ、出力
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチメディア信
号処理装置及び通信網制御システムに係わり、特に無線
通信網と他の通信網を相互接続し、様々な速度で通信さ
れる複数種のメディア(音声/画像/データ)を扱うに
好適なマルチメディア通信網向けのマルチメディア信号
処理装置及び通信網制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日のディジタル通信網は、従来のメタ
リック線や光ファイバを用いた有線通信網に加え、移動
体通信網のように無線を信号伝送の媒体とする通信網が
増加している。この移動体通信網に関しては、オーム社
発行の「移動通信ハンドブック」に示されたような、既
存のSTM通信網(Synchronous Transfer Mode)通信
網、電気通信協会発行の「やさしいディジタル交換」に
示されたような同期化されたフレーム内に時分割された
タイムスロットに信号をのせて通信する時分割通信網)
と同様に信号をタイムスロットにのせて通信するPDC
(Personal Digital Cellurar)やPHS(Personal Ha
ndyphone System)通信網、また、電気通信協会発行の
「やさしいディジタル移動通信」に示されたような信号
毎に異なる符号を用いて変調して通信するCDMA(Co
de Division Multiple Access)通信網等が存在する。
さらに、日経BP社発行の「日経エレクトロニクス n
o.680」の第85ページ以降に示された広帯域CD
MA(以下、W−CDMA(Wide band CDMA)と
称する)は、音声・画像・高速データなどの多様な種類
と速度の信号を高速で移動していても既存の有線通信網
と同様な品質で送受信できる通信システムとして注目さ
れ、急速な導入が期待される通信網である。
【0003】一方、現在の通信網は、STM通信網、ま
た、電気通信協会発行の「データ交換の基礎知識」に示
されるように、可変長のパケットに信号をのせて通信す
るパケット通信網、また、オーム社発行の「B−ISD
N絵とき読本」に示されるように、セルと呼ばれる固定
長のパケットに信号をのせて通信する非同期転送モード
通信網(以下、ATM(Asynchronous Transfer Mode)
通信網と称する)、さらには、オーム社発行の「マスタ
ーリングTCP/IP」に示されるように、IPパケッ
トと呼ばれる可変長パケットに信号をのせてインタネッ
トプロトコル(IP)という手順に従いIPパケットの
通信を行うIP網(インターネット)等のような様々な
通信網が存在し、それぞれ音声・画像・データの各メデ
ィアが通信されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した現実の各通信
網や通信システムは、各々独立に開発・導入されてきた
ものであり、信号の形式(速度・フォーマット)や通信
手順(信号方式、プロトコル等)にそれぞれ違いが存在
している。また、通信網の特性も異なるので提供する通
信サービスやそのサービスを提供するための制御機構
(例えば、オペレーションシステムの構成、ハード/ソ
フトインタフェースの構成、さらには通信アプリケーシ
ョンソフトの機能や構成)にも違いが存在している。
【0005】通信網を利用して情報の送受信を行う通信
網ユーザや、通信網を提供するプロバイダからは、上述
した各通信網の違いがなくなり(あるいは、吸収さ
れ)、通信網の構成や手順を意識することなく、使いた
いときに、使いたい装置(端末)で、情報を最適に通信
できる通信サービスを使用して相手と通信できること
が、通信設備の使い勝手の向上や通信コストの低減とな
り、社会の発展と貢献につながるため切望されている。
すなわち、上述した様々な通信網を統合した通信網や、
各通信網の違いを吸収して簡単な制御で相互接続して通
信を可能とする網間のインターワーキングを行うことが
可能な通信網の制御システム・通信制御装置およびこれ
らの制御方法の提供が求められる。特に、W−CDMA
等の移動体通信網は、今後の急速な発展が期待されるも
のであり、既存の各種通信網と移動体通信網を相互接続
して統合通信網を構築していくことが重要である。
【0006】本発明の目的のひとつは、上述したような
移動体通信網と既存の通信網との統合あるいは相互接続
を実現することにある。
【0007】また、本発明は、移動体通信網と既存の通
信網との統合あるいは相互接続を実現するために、通信
網を制御するに好適なマルチメディア信号処理装置及び
通信網制御システム、通信網制御装置、その制御方法を
簡単な構成や手順で提供すること、特に、移動体通信網
と既存の通信網との統合あるいは相互接続を実現するに
好適な移動体通信網制御システム、移動体通信網制御装
置、その制御方法を簡単な構成や手順で提供することを
目的とする。
【0008】本発明は、例えば、既存の通信網はそのま
ま存在させた状態で、その通信網が元々備えた通信能力
や提供サービスを最大限活用するように、更には、移動
体通信網の通信能力や提供サービスを損なわないよう
に、移動体通信網と各既存の通信網とを接続し、相互接
続や通信サービス提供を実施するよう、必要な信号変換
や交換あるいは制御処理を行い、各既存の通信網の端末
からは希望したときに、希望した宛先に、希望した媒体
で情報を提供するためのマルチメディア信号処理装置及
び通信網制御システム、通信網制御装置やその制御方法
を簡単な構成や手順で提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、通信網制御システムが移
動体通信網と既存の通信網との接続を行なう交換システ
ム等を収容し、移動体通信網と異種通信網とのインタワ
ークを行う通信サービスを実現する上で、その対向する
通信網特有の制御方法を意識する必要がなく、単一のイ
ンタフェース装置としての制御方法のみを意識するだけ
で良い通信制御システム及びその制御方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】移動体通信網に収容された移動端末に着呼
をするためには、網側で被呼先の移動端末がどの無線基
地局の配下に存在しているかを把握していなければなら
ない。そのためには、移動端末が発する位置登録要求信
号を、基地局制御局を介して位置登録管理局まで送付
し、何れの無線基地局の配下に存在するかを登録しなけ
ればならない。なお、移動局は常に移動する可能性があ
るので、複数の無線基地局を一つの単位として呼び出す
ことにより呼損を防ぐ必要がある。従って、本願発明で
は、これら移動通信特有の課題を解決しつつ異種網との
接続を可能とするマルチメディア信号処理装置及び通信
網制御システムや装置及びその制御方法を提供すること
を目的とする。
【0011】また、移動端末が通信しながら他の無線基
地局のサービスエリアに移動する際には、通信すべき無
線基地局を切りかえる処理(ハンドオーバ)が必要とな
る。特にCDMAでは、複数の無線基地局と同時に通信
しながらダイバーシチハンドオーバをするため、移動端
末への通信情報を網側でコピーしてハンドオーバに関与
する複数の無線基地局に渡さなければならない。そのた
め網側でのハンドオーバに関する制御信号の交換は複雑
なものとなり、そのハンドオーバに伴う通信トラヒック
は網にとって大きな負担となる。特に、ハンドオーバ先
とハンドオーバ元の無線基地局が、異なる基地局制御局
の配下に存在する場合は、当該基地局制御局間で制御信
号を送受信する必要があるため一層複雑な処理となる。
従って、本願発明では、これらCDMA移動通信特有の
課題を解決しつつ、同時に異種網との接続を可能とする
通信網制御システムや装置及びその制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】また、W−CDMAでは、音声・画像・高
速データなどの多様な種類と速度の信号を高信頼度かつ
経済的に通信できることが必要である。本発明では、移
動体通信網の端末とユーザ間情報を送受信し、移動体通
信網同士あるいは移動体通信網と異種通信網の端末間の
相互接続を保証するために、必要な符号変換・暗号化等
の処理や既存通信網の信号形式との整合を行うマルチメ
ディア信号処理装置及び通信網制御システムを提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述のような課題を解決
するために、本発明による通信網制御システムは、移動
体通信網の各装置を接続して信号を交換するスイッチと
して固定長のパケット(セル)を非同期で交換するAT
Mスイッチを備え、該スイッチに各装置との接続を行い
装置からの信号をセルに変換/逆変換する他、各装置か
らの制御信号や制御手順を通信網制御システム内部用の
手順に変換/逆変換する各種通信インターフェースを備
えた。
【0014】従来の移動体通信システムでは、相互接続
される通信網や取り扱える信号種類に制約が生じてい
た。これに対し、本発明の通信網制御システムは、各通
信網及び他の移動体網の装置とインターフェースをと
り、各通信網との間で送受信される信号をATMセルに
変換する機能と、各通信網との間で情報転送に必要な制
御信号を送受信する手順と信号の終端をする機能を備
え、各通信網の間で送受信する制御信号により通信網間
の情報転送を行い、各通信網で転送する情報をATMス
イッチで交換することで、複数の異なる通信網同士の相
互接続を可能とするものである。
【0015】本発明においては、各ブロック間をATM
セル化したインターフェースに統一してATMスイッチ
でセルを転送して接続し、通信網による信号形式や処理
手順の違いを吸収する信号処理装置を、そのような違い
の数(種類)だけ設け、通信網からの要求に応じて当該
信号処理装置を選択しながら制御装置が要求に対応する
通信網制御システムの制御を行う構成とした。また、本
発明において、信号処理装置等の各機能ブロックは、送
信する信号をATMセル化して転送するように構成し
た。
【0016】ATMスイッチは、セルの衝突を防止しな
がら各機能ブロック間でATMセルを転送(自己ルーテ
ィン)する構成なので、このATMスイッチに各機能ブ
ロック間にパスを設け、このパスを用いて通信網制御シ
ステムにおいて処理すべき制御を実行する機能ブロック
を選択して情報転送することで、それぞれの機能ブロッ
クが処理を進めていくことができる。
【0017】さらに、上述のような課題を解決するため
に、本発明では、各種メディアの転送や終端、変換を行
うマルチメディア信号処理装置を備えた。特に、本発明
は、音声・画像・データ等に対応した固有の信号処理を
行う信号処理ユニットを備えた。
【0018】本発明の第1の解決手段によると、入力さ
れた非同期転送モードのセル(ATMセル)を、予め定
められた装置宛のヘッダに書換え又は付与して、出力す
るATMインターフェースと、複数個又は複数種類設け
られ、入力されたATMセルについて、各種メディアに
対応したユーザ間情報の処理を行う信号処理ユニット
と、前記信号処理ユニットによる処理に関する制御信号
を送受する制御信号処理装置と、前記ATMインターフ
ェース、前記信号処理ユニット及び前記制御信号処理装
置を収容して、切換を行う切換部と、前記制御信号処理
装置により受信された制御信号に基づいて、前記切換部
による前記信号処理ユニットと前記ATMインターフェ
ースとの接続を制御するプロセッサとを備えたマルチメ
ディア信号処理装置を提供する。
【0019】本発明の第2の解決手段によると、このよ
うなマルチメディア信号処理装置を備え、複数種の通信
網間を接続して情報を転送するための制御を行う通信網
制御システムであって、接続されている複数種の装置か
らの信号を、非同期転送モードのセル(ATMセル)に
変換する複数種のインターフェースと、無線端末のダイ
バーシティ及びハンドオーバに関する処理を実施する複
数のダイバーシティ・ハンドオーバ処理装置と、制御信
号及びユーザ間情報を機能毎に多重分離する複数の多重
分離装置と、複数の入力線と出力線を備え、前記マルチ
メディア信号処理装置、前記インターフェース、前記ダ
イバーシティ・ハンドオーバ処理装置、前記多重分離装
置を収容し、前記インタフェースから入力線のいずれか
で受信したATMセルを、該ATMセルのヘッダ情報に
基づき複数の出力線のいずれかに転送するATMスイッ
チとを備えた通信網制御システムを提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるマルチメディ
ア信号処理装置、通信網制御システム、通信制御装置、
このシステムや装置を用いた通信網の構成ならびに通信
網制御方法・接続制御方法の実施の形態について、図面
を用いて説明する。以下で説明する本発明の実施の形態
は、一例であり、本発明のマルチメディア信号処理装
置、通信網制御システム、通信制御装置やこれを用いた
通信網の制御方法は、ATM通信網とIP通信網、ST
M通信網とIP通信網等、他の種別の通信網との相互接
続においても適用できるものである。
【0021】図1は、本発明の通信網制御システムを用
いた通信網の構成図の一例である。
【0022】通信網は、本発明の通信網制御システム1
と異種網同士の接続を行なう交換システム2を備えたマ
ルチメディア通信網100に、CDMA、W−CDM
A、PDC、PHS等の移動体通信網101、ATMセ
ルで情報を送受信するATM通信網(例えば、セルリレ
ー網)102、IPパケットで情報を送受信するIP通
信網(例えば、NTTが提供するOCN)103、時分
割多重されたタイムスロットで情報を送受信するSTM
通信網(例えば、NTTが提供するディジタル交換網や
INS64通信網)104等を接続したものである。
【0023】本発明の通信網制御システム(以下、GW
と略することがある)1は、移動体通信網101と接続
され、移動体通信網101を制御し、また、移動体通信
網特有の信号を終端や変換したりするものである。そし
て、移動体通信網101の端末CSと他の通信網に収容
されたユーザの端末106間で通信を行なう場合には、
GW1は、異種網同士の接続を行なう交換システム(以
下、NSと略することがある)2と通信に必要な制御情
報と通信すべき情報を送受信する構成とした。各GW1
やNS2同士は、適宜接続され各種通信網を収容して移
動体通信網と他の異種通信網同士の接続を行なう。尚、
GW1とNS2を合せて1つのシステムや装置とする構
成としても構わない。
【0024】図2は、本発明の通信網制御システムの概
略を示すブロック構成図である。
【0025】通信網制御システム(GW)1は、ATM
スイッチ(ATMSW)10、ATMインタフェース
(ATMIF)20、ダイバーシチとハンドオーバ等を
実行するダイバーシティ・ハンドオーバ処理装置(D
H)30、多重分離装置(MUX)40、信号処理装置
(SIG)50、制御装置(CP)60、マルチメディ
ア信号処理装置(MSP(Mulutimedia Signal Processo
r(又は、Processing unit))70、トランク類80を備
える。
【0026】ATMSW10は、ATMセルに変換され
たユーザ間で送受信される各種情報(音声・画像・デー
タ等)や、制御装置60のプロセッサと各装置(通信網
もしくは通信網インタフェース装置、システム内の各機
能ブロック)との間で送受信される制御情報をATMセ
ルの情報部に入れた構成の信号で交換するATMスイッ
チである。GW1は、多数の移動体通信網101や様々
な通信網との接続を行うもので、ATMSW10として
セル損失が発生しないスイッチが望ましいので、共通バ
ッファ型ATMスイッチ(例えば、特開平2−1669
号公報等参照)を用いれば、経済的で信頼性に優れた通
信網制御システムが実現できる。ATMIF20は、A
TM通信網とのインタフェース機能を有する。なお、イ
ンターネットとのインタフェース機能を有するIPIF
25を、さらに備えても良い。SIG50は、移動体通
信網や他のGW1やNS2、あるいは、後述するよう
に、システム内の他の機能ブロックとの間で制御信号を
送受信する機能を有する。なお、SIG50は、適宜の
インターフェースの内部に設けられるようにしてもよ
い。制御装置60は、GW全体の制御を行なうもので、
各機能ブロック間が送受信した制御信号の処理と各機能
ブロック間の制御情報や情報の交換制御を行う。トラン
ク類80は、移動体通信網の移動端末へのページングや
同報通信を行なうためのATMセルのコピーを行なうコ
ピートランク等の装置である。
【0027】ダイバーシチ、ハンドオーバ等を実行する
ダイバーシティ・ハンドオーバ処理装置(DH)30
は、移動体通信網101において移動端末CSが通信中
に移動した際の通話瞬断や品質劣化を防止するために設
けたもので、ハンドオーバとハンドオーバ時に複数の基
地局BSと送受信される信号に基づき通話品質の優れた
信号を選択生成するダイバーシチを実行する装置であ
る。多重分離装置(MUX)40は、例えば、電波産業
会(ARIB)で審議中のような、移動体通信網が送受
信する各種制御信号(呼設定、位置登録、ハンドオーバ
処理)や端末間で送受信されるユーザ間情報(音声・画
像・データ)を多重分離処理して、それぞれ処理すべき
機能ブロックと送受信する装置である。マルチメディア
信号処理装置(MSP)70は、移動体通信網の端末と
ユーザ間情報を送受信し、移動体通信網同士あるいは移
動体通信網と異種通信網の端末間の相互接続を保証する
ために、必要な符号変換・暗号化等の処理や既存通信網
の信号形式との整合を行なう装置である。
【0028】また、本実施の形態では、NS2として
は、特願平11−40287号や特願平11−5495
9号に記載した交換システムを用いることができる。
【0029】図3は、交換システムの概略を示すブロッ
ク構成図である。
【0030】交換システム2は、ATMスイッチ(AT
MSW)210、ATMインタフェース(ATMIF)
220、STMインタフェース(STMIF)230、
IPインタフェース(IPIF)240、信号処理装置
(SIG)250、処理装置(CP)260、トランク
類270、管理保守装置(OAM)280を備える。
【0031】ATMSW210は、ATMセルに変換さ
れたユーザ間で送受信される各種情報(音声・画像・デ
ータ等)や、制御部260のプロセッサと各装置(通信
網もしくは通信網インタフェース装置)との間で送受信
される制御情報をATMセルの情報部に入れた構成の信
号で交換するATMスイッチである。ATMIF220
は、ATM通信網とのインタフェース機能を有する。S
TMIF230は、STM通信網とのインタフェース機
能を有する。IPIF240は、インターネットとのイ
ンタフェース機能を有する。SIG250は、各通信網
との間で制御信号を送受信する機能を有するもので、必
要とされる信号変換・プロトコル変換等に応じて複数種
備えることができる。制御部260は、交換システム全
体の制御と各通信網との間でやりとりする呼制御信号の
処理と交換制御を行う。トランク類270は、トーキー
等の応答装置、又は、各種サービスを実現するために必
要な機能を有する装置である。管理保守装置280は、
交換システムの監視・保守・管理やクロック供給等を行
うブロックである。
【0032】本交換システムは、様々な通信網との接続
を行うもので、ATMSW210として大容量でセル損
失が発生しないスイッチが望ましいので、共通バッファ
型ATMスイッチ(例えば、特開平2−1669号公報
等参照)や、セル分割型ATMスイッチ(例えば、特開
平4−98917号公報等参照)を用いれば、経済的で
信頼性に優れた交換システムが実現できる。なお、本明
細書では、制御情報等をATMセルの情報部に入れた構
成の信号を、単純にインチャネルと称することがある。
【0033】例えば、ATM通信網102の端末からS
TM通信網104の端末への発呼があると、接続を制御
する信号がATMIF220からATMSW210とS
IG250を介して制御部260に入力される。制御部
260は、呼接続制御によりSTM通信網104の端末
の空きを確認すると、インチャネルでATMIF210
とSTMIF230を設定制御し、その後は、ATMI
F220とSTMIF230との間でATMSW210
を介して端末間の情報が交換及び変換されて送受信でき
るように動作する。端末からインタネット103への接
続要求があれば、STMIF230の代わりにIPIF
240が選択され同様な動作を行う。また、通信制御の
途中で必要なトーキーやトランクをトランク類270か
ら選択して各通信網インタフェースに接続することもで
きる。
【0034】つぎに、本発明の通信網制御システムの構
成及び動作を詳細に説明する。
【0035】図4は、本発明の通信網制御システムの詳
細構成を示すブロック構成図である。この図では、特
に、GWを構成するSIG50の構成や配置等が、詳細
に示される。なお、ATMSW10内の点線は、例えば
代表接続が組まれていることを表す。
【0036】本発明のGW1は、移動体通信網101や
ATM通信網(マルチメディア通信網)100のNS2
やIP通信網(インターネット)103と接続するため
の、複数のATMIF20−1〜i(移動体通信網10
1対向)、ATMIF20−i+1〜j(NS2対
向)、ATMIF20−j+1〜20−m(GW対
向)、及び、DH30−1〜l、MUX40−1〜o、
SIG50−1〜n、GWを制御する複数のプロセッサ
からなる制御装置60、MSP70、トランク類80の
それぞれを、図示したようにATMSW10に接続する
構成とした。
【0037】SIG50−1〜nは、移動体通信網10
1の移動端末CSや基地局BS、ATM網100(NS
2)、他のGW、IP網103、システム内の他の機能
ブロック(DH30、MUX40、MSP70等)とA
TMSW10を介して接続され、それぞれの網や装置か
ら入出力される制御信号の処理、具体的には制御信号の
信号形式やプロトコル変換や終端処理のような通信処理
等を行う装置であり、複数個及び複数種類がATMSW
10に収容される。本実施の形態では、特願平11−5
4959号に記載のように、SIG50−1〜nを備
え、様々な通信網や装置と送受信する信号の信号形式や
通信プロトコルの違いを吸収・変換・終端(通信処理)
し、この通信処理された信号を制御装置60と送受信す
る、あるいは、通信処理された信号を他の通信網との各
インタフェースと送受信する構成とした。すなわち、S
IG50−1〜nは、制御信号の違いを変換・吸収して
統一された制御部インタフェースの信号に変換する、あ
るいは、異なる通信網同士で情報を転送するために通信
網インタフェース間の情報の変換を行うものである。S
IG50−1〜nは、このような変換動作により、各通
信網から様々な形態・手順を有する制御信号が入出力さ
れても、制御装置60が各制御信号を解析・処理して呼
処理等ユーザから要求された通信サービスを提供するた
めのソフトウェアを動作させることができる。SIG5
0−1〜nは、必要に応じて、負荷分散型の構成とする
こともできる。
【0038】制御装置60は、GW1全体のリソース管
理を行う機能を有するリソース管理プロセッサ(RM
P)640、GWの保守・運用を行う機能と外部に設け
られた保守・運用センタと通信をするインタフェース機
能を有する保守・運用プロセッサ(OMP)650、I
TU−T(International Telecommunication Union、
国際電気通信連合)勧告で規定された共通線信号を処理
する機能と共通線信号網とのインタフェース機能を有す
る共通線信号処理プロセッサ(CSP)620、各通信
網からの呼制御信号を終端してマルチメディア呼の交換
制御機能を実現する呼処理プロセッサ(CLP)630
を備え、各プロセッサ間で機能分散を行ってGW1全体
の制御を行う構成とした。より詳細には、各プロセッサ
間でやりとりされるメッセージを転送する専用のATM
スイッチであるATM HUB610を備えて各プロセ
ッサ間を接続してGW1を制御する構成とした。なお、
CLP630−1〜kは、GWの容量(負荷)に応じて
複数のプロセッサから構成することもでき、この複数の
CLP630−1〜k間で負荷を分散することができ
る。また、ATM HUB610に用いるスイッチは、
各プロセッサ同士を接続するものでATMSW10ほど
大容量のスイッチは必要でないので、ATMSW10と
同様のスイッチを少容量化したものを用いれば良い。ま
た、ATM HUB610は、全プロセッサを回線で直
接接続し、セルヘッダのアドレスに基づき、メッセージ
を交換する構成とした。なお、制御装置60についての
詳細は、特願平11−47959号等に記載されてい
る。
【0039】ダイバーシティ・ハンドオーバ処理装置
(DH)30は、移動体通信網101をマルチメディア
通信網に収容するために備えたもので、移動体通信網
(CDMA)において、移動端末CSの通信中移動に対
応してハンドオーバを実施する際、端末CSと複数の基
地局BSとGW1の間に複数のパスが設定され情報が送
受信されるので、この中から所定の規則で通話品質の優
れた信号を選択生成するダイバーシチを実行する装置で
ある。本発明のGW1では複数のDH30−1〜lをA
TMSW10に収容し、CS(又は、BS)からのハン
ドオーバ要求があるとSIG50のいずれかがこの要求
を解析し、制御装置60が適当なDHを選択指定してハ
ンドオーバ時のダイバーシチを行なわせる構成とした。
この構成により、本発明のGW1は、移動体通信網内の
多数の端末BSが高速に移動することでハンドオーバー
時に多数のパスが設定されても確実にハンドオーバ処理
とダイバーシチ処理が実行されるので、移動中の通話瞬
断や通話品質の劣化が生じない通信システムか提供でき
るようになる。
【0040】例えば、電波産業会(ARIB)で審議さ
れているように、移動体通信網では、既存の有線通信網
の呼接続制御等の制御信号に加えて様々な種類の移動体
通信網特有の制御信号(位置登録、ハンドオーバ処理
等)か端末CSあるいは基地局BSから送受信される。
また、端末間で送受信される情報(信号)の帯域も広
く、多様な種類のユーザ間情報(音声・画像・データ)
が送受信される。さらに、これらの制御信号やユーザ間
情報がパケットのような形式で混在(多重化)された状
態で、移動している端末CSや基地局BSからランダム
なタイミングと回線(ATMIF20)で送受信され
る。多重分離装置(MUX)40は、上述した多種類か
つ複雑なタイミングや構成で移動体通信網と送受信され
る制御信号やユーザ間情報を、それぞれの信号が確実に
処理すべき機能ブロックに送受信されるよう移動体通信
網と送受信する信号を識別多重分離処理する装置であ
る。本発明のGW1では複数のMUX(40−1〜o)
をATMSW10に収容し、移動体通信網と送受信する
多量の信号を適当なMUXに振り分けて処理する構成と
した。ここで各種制御信号とユーザ間情報が分けられ、
制御情報は適当なSIGと送受信され、制御装置60で
処理されGW1の動作(通信網の制御)が進行して、移
動体通信網同士あるいは異種通信網との接続が実行され
る。また、ユーザ間情報は、前記接続制御に基づき宛先
装置と送受信されるようになる。
【0041】一般に、移動体通信網(CDMA,W−C
DMA)では、ユーザが端末で送受信される情報(信
号)の帯域も広く、多様な種類のユーザ間情報(音声・
画像・データ)が送受信されるので多様な通信サービス
の提供が可能となる。一方、既存の通信網においてもA
TM通信網のような広帯域な通信でマルチメディアを扱
い多様な通信サービスを提供可能な通信網も存在してい
る。マルチメディア信号処理装置(MSP)70は、移
動体通信網の端末とユーザ間情報を送受信し、様々な通
信サービスを提供できるようにユーザー間情報を符号化
や暗号化等で加工する。あるいは異種端末との通信を可
能とするために符号化則・暗号化則の変換やメディアの
変換を行なう。さらには、既存の異種通信網の端末との
相互接続を保証するために、必要な符号変換・暗号化等
の処理や既存通信網の信号形式との整合を行なう装置で
ある。本発明のGW1では、このようなMSPをATM
SW10に収容し、多数の回線から様々な宛先向けに多
様な形式で送受信されるユーザー間情報を一旦ATMS
W10を介して集め、纏めて処理する構成として経済的
なシステムを実現した。尚、本MSPをGW1の外に別
装置として設置し、複数のGW1がMSPを共有する構
成のシステムとしても構わない。
【0042】上述の各機能ブロック(各通信網インタフ
ェース、SIG、各プロセッサ)からの信号は、制御の
ために複数のプロセッサ間を転送されるメッセージ以
外、すべてATMセル1000、1100、1200に
変換され、ATMSW10に設定した論理パス(図4、
ATMSW10内の点線間に設定するパス)を用いて各
ブロック間を転送する構成とした。具体的には、特開昭
63−72293号公報に記載のように、各機能ブロッ
クがATMセルのヘッダに宛先情報を付与すると、AT
MSW10が、ヘッダ情報に基づき論理パスでATMセ
ルを情報の宛先となる機能ブロックに自己ルーティング
する構成である。また、各機能ブロックにおける宛先情
報の付与は、特開平3−218142号公報等のよう
に、各機能ブロックに宛先情報を予め記憶させてあるテ
ーブルを備え、送信すべき信号が入力されるとこのテー
ブルを参照して宛先情報をヘッダに付与する構成とし
た。なお、各テーブルの内容は、GW1の設置時や構成
変更時にシステム内の管理保守装置又は適宜の管理装置
(図示せず)から設定する構成とした。
【0043】以下では、本発明の通信網制御システムの
特徴が更に明確になるように、図面を用いて本発明のマ
ルチメディア信号処理装置及び通信網制御システムの構
成と動作を詳細に説明する。
【0044】図5は、本発明のマルチメディア信号処理
装置(MSP)70のブロック構成図の一例である。
【0045】本発明においては、GW1で使用されるM
SP70は、同図で示したように、GW1のATMSW
10とATMインターフェース(ATMIF)710−
1〜710−iを介してMSP70のATMスイッチ
(ATMSW)720と接続されている。ATMIF7
10−1〜iは、入力されたATMセルを予め定められ
た装置宛のヘッダに書換え又はそのようなヘッダを付与
して、出力する。SPU750は、複数個又は複数種類
設けられ、入力されたATMセルについて、各種メディ
アに対応した信号処理を行う。CSIG730は、SP
U750の信号処理に関する制御信号を送受する。AT
MSW720は、ATMSW10よりも小容量で良く、
また、バスやループ等で構成することも可能である。こ
のATMSW720に、ATMIF710−1〜710
−i、制御信号処理装置(CSIG)730、信号処理
ユニット(SPU)750等が接続されている。CSI
G730には、プロセッサ(CPU)740が接続され
ている。CPU740は、CSIG730により受信さ
れた制御信号を解析し、制御信号に基づいてパステーブ
ルを設定するとともに、MSP70全体を制御する。
【0046】つぎに、SPU750について説明する。
一例として、同図のSPU750−1にハードウェア構
成を示す。SPU750−1〜mは、入力されたATM
セルを分解(デセル化)するAALクラッド(AALC
LAD)7000と、各種メディアの信号を変換する信
号変換部7200、信号処理結果を再度セル組立(セル
化)するAALクラッド(AALCLAD)7100を
備える。AALCLAD7000、7100は、AAL
のタイプを目的に応じて自由に選択可能なものである。
信号変換部7200は、ディジタル信号処理プロセッサ
(DSP)7010とメモリ(MEM)7020を備え
る。音声・画像・データといった各メディアに対する信
号処理は、DSP7010のファームウェアによって実
行される。したがって、DSP7010のファームウェ
ア変更により、各メディアに対する具体的な処理内容を
容易に変更できるので、拡張性に富んだシステムとなっ
ている。音声符号化等の処理は、DSP7010のオン
チップメモリですべての処理が可能であるが、パケット
等のように、再送処理に多くのメモリを必要とする場
合、信号変換部7200に外部メモリとしてMEM70
20を設けることにより、各処理を実行することができ
る。また、このMEM7020は、キューイング用のバ
ッファとしても使用されることができる。
【0047】つぎに、SPU750の機能ブロック構成
図をSPU750−mに示す。ここでは、特に信号変換
部7200について説明する。AALCLAD7000
−mでセル分解されたユーザデータはデコーダ(DE
C)7210により適切な各種信号処理部に割り振られ
る。ここでは一例として、信号処理部は、音声用信号処
理部7230、画像用信号処理部7240、データ用信
号処理部7250を備え、複数個の各信号処理部を有す
ることができる。信号処理部は、この他に、メディア変
換、暗号・解読、符号・復号、圧縮・伸張等の適宜のも
のを設けることができる。信号処理結果は、セレクタ
(SEL)7220によって選択され、AALCLAD
7100−mによってセル組立がなされ、出力される。
【0048】図6に、信号処理部の種類と処理概要につ
いての説明図を示す。図示のように、各メディアとして
は、例えば、音声、N−ISDN、パケット、PIAF
S(PHS Internet Access Forum Standard)、同期/非
同期変換PPP(Point-to-Point Protocol)、FA
X、モデム、画像等が挙げられる。また、この図では、
これらのメディアに対して、処理概要の一例がそれぞれ
示される。
【0049】ここで、「秘匿」とは、現状ではまだ詳細
が確定していないが、将来的に実用化されることが予想
される暗号化等の処理であり、具体的なアルゴリズムが
制定されれば、DSPのアルゴリズムで実装されるもの
である。また、「FCL(Frame Control Layer)の終
端」としては、以下のことを行う。すなわち、送信側
(下り)では、上位レイヤより受信したデータに、サー
ビスによって必要とされるチャネル情報等をFCLヘッ
ダとして付加し、サービスに応じた送信間隔でデータを
送信する。受信側(上り)では、サービスに応じた受信
間隔でデータを受信し、必要とされる無線区間の情報お
よびチャネル情報等を参照後、FCLヘッダを除去し、
上位レイヤへデータを送信する。音声の場合、例えば、
無線区間の情報を利用して、音声符号化レートを変更で
きるような構成とし、受信データ消失時の補償処理も行
う。
【0050】図7及び図8に、信号処理ユニットにおけ
るプロトコルスタックの説明図(1)及び(2)を示
す。図7では、音声、N−ISDN、パケット、画像に
ついて示し、図8では、PIAFS、モデム、PPP及
びFAXについて示す。これら図では、U−plane
とC−plane(ユーザ情報に付随する制御情報のプ
ロトコルスタック)が示され、また、各リストの左はア
クセス側、右は固定側をそれぞれ表す。
【0051】図9に、AALCLADの構成図の一例を
示す。なお、AALCLAD7000、7100の詳細
は、例えば、特願平11−51829号等に記載されて
いる。図9において、入側のAALCLAD7000に
ついては、ヘッダ解析部241及びメモリ242及びメ
モリ制御部244を備えるようにして、ヘッダ生成部2
43をスルーとする又は省略した構成により実現するこ
とができる。一方、出側のAALCLAD7100につ
いては、ヘッダ生成部243及びメモリ242及びメモ
リ制御部244を備えるようにして、ヘッダ解析部24
1をスルーとする又は省略した構成により実現すること
ができる。さらに、メモリ242としては、AALCL
AD7000又は7100内に設けずに、信号変換部7
200内のMEM7020を用いることもできる。
【0052】入側のAALCLAD7000では、AA
Lタイプ1における構造化転送法のセルが入力されたと
き、ペイロード部のデータが構造化転送法で扱うブロッ
ク単位で、メモリ242に格納される。メモリ242に
記憶されたデータは、(ヘッダ生成部243をスルーし
て)信号変換部7200により読み出され、各種メディ
アの信号処理や信号変換が実行される。一方、AALタ
イプ1のセルに関しては、出側のAALCLAD710
0では、信号変換部7200で信号処理されたデータ
が、(ヘッダ解析部241をスルーして、)メモリ24
2に格納される。メモリ242に記憶されたデータは、
ヘッダ生成部243により、生成するATMセルの各チ
ャネルの入れ替え構造に従って読み出されることで、チ
ャネルが入れ替えられたATMセルが生成される。
【0053】また、入側のAALCLAD7000で
は、AALタイプ2のセルが入力されたときには、同様
に、ヘッダ解析部241により各CPSパケットがチャ
ネルごとにメモリ242に格納され、信号変換部720
0により各種メディアの信号処理や信号変換が実行され
る。一方、AALタイプ2のセルに関しては、出側のA
ALCLAD7100では、信号変換部7200からの
データがメモり242に格納され、ヘッダ生成部243
により、CPSパケットを入れ替えるべき構造にしたが
ってメモリ242から読み出すことで、CPSパケット
が入れ替えられたATMセルを生成することができる。
【0054】つぎに、ヘッダ解析部241について詳述
する。AALスイッチに入力されたATMセルは、ヘッ
ダ解析部241でATMセルヘッダが解析される。AA
Lタイプ1のセルは、1つのATMコネクションに対し
8セル中に1回のみ転送されるオフセット情報をもとに
構造化のブロックの区切り目を検出し、ブロック単位で
メモリ242にデータ格納する。ブロックの大きさは、
例えば、局間の制御信号で転送されたり、局データとし
て設定される、などにより得られる。そして、ブロック
の大きさが、受信ATMコネクションごとにヘッダ解析
部241内のテーブルに格納されている。その他ヘッダ
解析部241では、受信ATMセルシーケンス番号チェ
ックや、オフセット情報の処理などを行う。これらの処
理は、ATMコネクション単位で行うため、これらの処
理のための受信ATMコネクションごとに管理するため
のテーブルを持っている。
【0055】一方、AALタイプ2のセルは、ATMペ
イロードの1バイト目のスタートフィールドにオフセッ
トが示してあり、このオフセットが示す位置に、CPS
パケットの先頭が存在することを示している。すなわ
ち、同一ATMコネクションの直前のATMセルに入り
きらなかったCPSパケットのデータが、その先頭位置
の直前まで埋まっている、ということである。したがっ
て、オフセットが示す直前までのデータを、直前のCP
Sパケットにつなげるようにメモリ242に格納する。
この処理もATMコネクションごとに行うため、ATM
セル内での最後のCPSパケットのチャネル情報や、次
のATMセルへ引き継がれているCPSパケットの残り
バイト数、などの情報をテーブルによって受信ATMコ
ネクションごとに管理する。
【0056】メモリ242では、上述のように、AAL
タイプ1構造化転送法ではブロックごと、AALタイプ
2ではCPSパケットのチャネルごとにデータを管理し
ており、その制御を行うのがメモリ制御部244であ
る。メモリ制御部244の読み出し制御によって、AA
Lタイプ1でのチャネルの入れ替えや、AALタイプ2
でのCPSパケットの入れ替えが行うことができる。
【0057】ヘッダ生成部243では、ATMセルヘッ
ダや、AALタイプ1でのSAR−PDU(Segmentati
on and Reassembly - Protocol Data Unit)ヘッダや、
ポインタフィールドの生成などを行い、AALタイプ2
ではスタートフィールドやCPSパケットヘッダなどの
生成を行う。なお、AALタイプ1でのポインタフィー
ルドは、1つのATMコネクションで8セル中に1回の
み挿入されるが、その挿入周期は定まっていない。ポイ
ンタフィールドを挿入する際には、入れない場合に比べ
てAALユーザインフォメーション部分が1バイト少な
くなるので、その情報をメモリ制御部244へフィード
バックして、ポインタフィールド挿入時には1セル分と
して46バイトのデータの読み出しを行うようにする。
ヘッダ生成部243でも、他の部分と同様にATMコネ
クションごと、CPSパケットチャネルごとにテーブル
にてデータ管理することで、これらの処理が行われる。
【0058】図10に、メモリ制御部244の構成図を
示す。メモリ制御部244は、前述のようにメモリ24
2へのデータの書き込み、読み出しを制御する部分であ
る。書き込み制御部5によって、AALタイプ1構造化
転送法の場合には構造化のブロックごと、AALタイプ
2の場合にはCPSパケットのチャネルごとに格納する
よう制御する。
【0059】AALタイプ1のセルを読み出すかAAL
タイプ2のセルを読み出すかは、CPU740による方
法、通信網制御システムの制御部からの設定でその読み
出しスケジュールが指示される方法や、メモリ242内
のデータ量に応じて読み出し指示を行う方法等がある。
この制御がAALタイプ1/2選択制御部9で行われ、
読み出しを選択した側からのメモリ242を制御する信
号は、セレクタ6を通過後、メモリ242へ転送され
る。
【0060】AALタイプ1読み出し制御部7、AAL
タイプ2読み出し制御部8は、ヘッダ解析部241から
の信号と、メモリ242からのデータの読み出し状態を
比較することで、メモリ242内のデータ量を監視して
いる。AALタイプ1では、1ブロック分、AALタイ
プ2では1つのCPSパケット分が蓄積されたかどうか
を監視する。AALタイプ2で、複数のCPSパケット
で1つのパケットを生成し、そのパケット単位で処理す
る場合には、1パケット分が蓄積かどうかを監視する。
AALCLAD7000、7100は、以上の他にもA
ALの型に応じて、適宜対応することができる。
【0061】以下に、図5を再び参照して、MSP70
の動作を説明する。
【0062】まず、MSP70の初期化動作について
は、本発明のGW1の立ち上げ時又は設定時に本体の初
期化と同時に行われるものである。この動作によって、
GW1の初期化がなされた後、SIG50とMSP70
内のCSIG730が通信し、MSP70におけるパス
テーブルがCPU740によって決定される。具体的に
は、どのATMIF710−1〜nが選定された場合に
はどのSPU750−1〜mが選定され、さらにどの信
号処理部が起動されるかが決定される。したがって、運
用中はMSP70におけるパスは固定的であるが、必要
に応じて、具体的にはたとえば、時間帯別、昼夜別、曜
日別等によってパス設定を変更することが可能である。
【0063】つぎに、呼が設定されていることを前提と
して、MSP70の動作を説明する。ここでは、一例と
して、移動体通信網101の端末CSから発呼され、音
声情報がSTM通信網104の端末へ着呼する場合につ
いて説明する。呼の接続については、例えば後述の手順
により、GW1内部において移動体通信網101とST
M通信網104に接続されている交換システム(NS)
2との間で呼接続制御が実行され、その結果、両通信網
間で呼が設定され、適宜のインターフェース(例えば、
ATMIF20−1と20−i)及びMSP70を介し
て通信路が接続される。ここで、移動体通信網101に
おける端末CSでは、音声情報はETSI(European T
elecommunications Standard Institute、欧州電気通信
標準化協会)によって規定された音声符号化であるGS
M−AMR(Global System forMobile communications
- AMR)にて12.2kbit/sに符号化されて送出
されるものとする。一方、着呼側では64kbit/s
PCMで通信されるので、符号変換が必要である。
【0064】MSP70へ入力されるデータは、ヘッダ
と情報(ここでは符号化された音声)を含むATMセル
である。また、AALの型はタイプ2であるとする。発
呼網と着呼網、データの種類等から、MSP70におい
ては特定のATMIF710−1〜n(ここでは、AT
M710−1)が選択される。ATMIF710−1で
はATMセル1200のヘッダを書き換え、あらかじめ
規定されたSPU750−1〜m(ここでは、SPU7
50−m)を宛先とする。SPU750−mではAAL
CLAD7000−mが上述のようにAAL2クラッド
として動作し、ATMセルを分解し、音声情報を取り出
す。音声情報は、デコーダ7210に入力され、音声信
号処理部7230が選択されて、そこに転送される。音
声信号処理部7230では、前述の図に示すプロトコル
スタックにしたがって、12.2kbit/sの符号化
音声データが、GSM−AMRのアルゴリズムにしたが
って復号され、ITU−Tにて規定されたG.711の
64kbit/sPCMデータに変換される。変換され
たデータは、セレクタ7220によって選択され、AA
LCLAD7100−mによって、着呼側であるSTM
通信網に適したAALタイプ1のATMセルに組み立て
られる。したがって、AALCLAD7100−mは、
ここではAAL1クラッドとして動作している。ATM
セルに組み立てられたデータは、ATMIF710−1
によって適切な宛先にヘッダが書き換えられ、ATMS
W10に転送される。
【0065】以上が、移動体通信網の端末から発呼して
STM通信網の端末に着呼する音声データに関する一連
の処理の流れの説明であるが、STM通信網の端末から
移動体通信網の端末への音声データの流れは、上述の逆
過程であることは言うまでもない。また、音声以外のメ
ディア、たとえば画像の場合、信号変換部7200にお
いて画像信号処理部7240が選択される点が大きな違
いであり、画像用プロトコルスタックに従った変換処理
がなされるが、全体の流れは同様である。
【0066】モデムやFAXといったデータでは、図7
及び図8に示すプロトコルスタックでも分かるように、
制御情報に対するプロトコルスタックが存在し、端末間
でネゴシエーションを行うことによって通信が完結す
る。また、パケットデータの場合、固定網側のAALの
型は5であり、AALCLAD7100はAAL5クラ
ッドとして動作する。このように本発明のSPU750
に実装されるAALCLAD7000、7100は、上
述のように、AALの型に柔軟に対応できることに特徴
がある(特願平11−51829号等参照)。
【0067】本発明のMSP70は、パスが固定的に設
定されているが、各メディアのトラヒックの寡多に応じ
て、効率的な処理が可能である。これは図5のATMS
W720に点線で示すように、複数のSPU750−1
〜mが代表接続されることにより、監視制御装置(監視
CNT、図示せず)によって各SPUの動作状態を監視
し、未動作の同一メディアの信号処理部がある場合には
そこにパスをはるようにすることによって実現すること
ができる。
【0068】一方、MSP70のリソース割り当ては
(音声・画像・データ等のチャネル数)、通常、局デー
タとして規定され、システムの初期化時又は設定時等に
実際に設定されるが、原理的にはダイナミックな変更も
可能である。MSP70には複数個のSPU750−1
〜mが存在するが、ダイナミックな変更の為には、例え
ば、これらの作動状態を監視制御装置(監視CNT、図
示せず)によって常時監視し、使用していないSPU7
50−1〜mのいずれかに対してはリソース管理装置
(図示せず)からの司令によって、各メディアのチャネ
ル数を変更すればよい。信号処理部の機能は、DSP7
010のファームウェアによって実現されるので、リソ
ース割り当ての変更を容易に行うことが出来る。また、
特定のSPUを強制的に閉塞状態にして、リソース割り
当てを変更することも可能である。
【0069】さらに、本発明のMSPは、サービス面で
も多様なサービスを提供できる。たとえばFAXのよう
な基本的には実時間サービスも、一旦蓄積しておいてか
ら取り出すといった使用方法も考えられる。この場合、
出力側ではベストエフォートで送信するIPデータでも
構わない。図5のSPU750−mに示す機能ブロック
図には各メディアに対応した信号処理部が示されている
が、実際の信号変換処理はDSP7010のファームウ
ェアで実行されるので、上述のようなメディア変換も容
易に実現できる。
【0070】また、MSP70におけるデータ転送パス
は、信号処理ユニット750における符号変換処理の動
作状況の監視によって、負荷分散がなされるように設定
されることもできる。
【0071】以下では、本発明のGWの特徴が更に明確
になるように、図面を用いて本発明の通信網制御システ
ムの構成と動作を詳細に説明する。
【0072】まず、MSP70の初期設定の動作につい
て説明する。図11に、本発明の通信網制御システムに
よるMSPとの設定動作説明図を示す。この図は、一例
として通信網制御システムが1−1がシステム立ち上げ
時に、通信網制御システムGW1−1内のMSPとの回
線番号その他のシステム設定の制御を示したものであ
る。なお、図中括弧内の数字は、以下の説明の番号と対
応する。 (1)通信網制御システムGW1−1のシステム立ち上
げ時にGW1−1全体のリソース管理を行うRMP64
0は、MSPとの回線番号その他の設定項目をMSPに
指示するために、接続先であるMSP70にInitial Se
tupメッセージを送る。この際、図示された通信網制御
システムでは、RMP640がInitial Setupメッセー
ジに対MSP信号を信号処理する機能を備えたSIG5
0(この例ではSIG50−5)を宛先とするヘッダを
付与したATMセル1100を作成してATMSW10
に出力する。 (2)SIG50−5は、ATMセル1100を受信す
ると、プロトコルスタックの手順に従い制御信号の変換
を行い、ATM1000に変換する。なお、このセルの
宛先は、同一通信網制御システムGW1−1内のMSP
70なので、MSP70としたヘッダを付与して、AT
MSW10に出力される。 (3)MSP70では、ATMSW10から受信したA
TMセル1000に基づきInitial Setupメッセージを
規定した信号形式に変換して設定内容を設定する。 (4)MSP70は、Initial Setupメッセージの応答
信号であるSetup Completeメッセージを作成し、このメ
ッセージをATMセル1000に変換してATMSW1
0に出力する。なお、このセルの宛先はSIG50−5
なので、当該するヘッダを付与してATMSW10に出
力する。 (5)SIG50−5は、ATMセル1000を受信す
ると、プロトコルスタックの手順に従いInitial Comple
teメッセージの変換すると、この変換後の信号にRMP
640を宛先とするヘッダを付与したATMセル110
0を作成して、ATMSW10に出力する。 (6)RMP640は、ATMセル1100からInitia
l Completeメッセージを取り出し、各プロセッサと連動
して立ち上げ処理を継続する。
【0073】つぎに、呼接続制御について説明する。
【0074】図12に、本発明の通信網制御システムに
よる呼接続制御(移動体網から発呼する場合)について
の動作説明図を示す。この図は、一例として、移動体網
101の端末CSから、STM通信網104に接続され
ている交換システムNS2へ(この例では、ATM通信
網100(2))へ発呼する場合において、通信網制御
システムの呼接続制御を示したものである。なお、図中
括弧内の数字は、以下の説明の番号と対応する。 (1)まず、移動体通信網101からATM通信網10
0(2)への発呼を要求する制御信号、例えば、SET
UPメッセージを格納したシグナリング用ATMセルが
送信される。ATMIF20−1が、この制御信号を受
信すると、ATMセルのヘッダを移動体通信網101−
1〜2の複数の基地局BSからの信号の選択合成するD
H30宛のヘッダに書き換え、その書き換えたATMセ
ル1000をATMSW10に出力する。 (2)ATMSW10は、入力されたATMセルを、ヘ
ッダの情報に基づきパスP1でDH30(この例では、
DH30−1とする。)に転送する。 (3)DH30−1は、ATMセル1000に対し所定
のプロトコルで変換を行い、ATMセル1200として
移動体通信網101−1〜2の無線インターフェース上
の信号及びデータの送受信のための多重・分離、送信イ
ンターフェースに応じたフォーマット変換を行うMUX
40(この例では、MUX40−1)宛の宛先情報を付
与してATMSW10に出力する。 (4)ATMSW10は、付与されたヘッダの情報に基
づき、パスP2でセル1200を所定の選択されたMU
X40−1に転送する。 (5)MUX40−1は、ATMセル1200に対し移
動体通信網101−1〜2の無線インターフェース上の
信号及びデータの送受信のための多重・分離、送信イン
ターフェースに応じたフォーマット変換を行い、ATM
セル1200としてSIG50(この例では、SIG5
0−1)宛の宛先情報を付与してATMSW10に出力
する。 (6)ATMSW10が、付与されたヘッダの情報に基
づき、パスP3でATMセル1200を所定の選択され
たSIG50−1に転送する。 (7)選択されたSIG50−1は、ATMセル120
0に対し所定のプロトコルで変換を行い、ATMセル1
100として制御信号を処理するプロセッサ(この例で
は、接続要求なのでCLP630−1〜kのいずれか)
宛のヘッダを付与して出力する。 (8)このATMセル1100は、ATMSW10のパ
スP4で選択されたCLP630(この例では、CLP
630−1)に転送される。なお、複数のCLP630
−1〜kのいずれかの選択は、RMP640の指示に基
づき実行される構成とした。 (9)ATMセル1100を受信したCLP630−1
は、ATMセル1100からSETUPメッセージを取
り出し、各プロセッサと連動して呼処理を行い、SET
UPの応答となるPROCメッセージを作成し、SIG
50−1を宛先とするヘッダを付与したATMセル11
00に変換してATMSW10に出力する。なお、複数
のプロセッサ間の連動動作に基づく呼接続制御は、例え
ば特願平11−47595号に記載の制御等を用いるこ
とができる。 (10)SIG50−1は、ATMセル1100を受信
すると、通信プロセッサ510が(7)と逆の手順で、
ATMIF20−1を宛先としたPROCメッセージを
格納したATMセル1000を作成してATMSW10
に出力する。 (11)ATMSW10は、入力されたATMで100
0を、ヘッダの情報に基づきATM−IF20−1に転
送する。 (12)ATMIF20−1は、応答信号であるPRO
Cメッセージを格納したATM1000を受信すると、
移動体通信網宛てのヘッダに書き換えたシグナリング用
ATMセルに変換して移動通信網101に出力する。
【0075】つぎに、呼接続について説明する。
【0076】図13に、本発明の通信網制御システムに
よるMSPとの接続動作説明図を示す。呼の接続につい
ては、例えば上述の手順により、GW1内部において移
動体通信網101とSTM通信網104に接続されてい
る交換システム(NS)2との間で呼接続制御が実行さ
れた結果、例えば、以下のパスが接続される。すなわ
ち、移動体通信網101とは、ATMIF20−1及び
ATMSW10を介してMSP70までのパス、及び、
STM通信網104に接続されている交換システムNS
2(この例では、ATM通信網100(2))とは、A
TMIF20−i、ATMSW10を介してMSP70
へのパスがそれぞれ接続され、両通信網間で呼が設定さ
れる。そして、MSP70によりユーザ間情報の処理や
信号処理等が適宜実行され、両通信網の端末間の通信が
行われる。
【0077】
【発明の効果】本発明によると、以上のように、既存の
通信網の統合あるいは相互接続を実現することができ
る。また、本発明によると、既存の通信網の統合あるい
は相互接続を実現するための通信網を構成するに好適な
マルチメディア信号処理装置及び通信網制御システムや
その制御方法を、簡単な構成や手順で提供することがで
きる。
【0078】本発明によると、例えば、既存の通信網は
そのまま存在させた状態で、その通信網が元々備えた通
信能力や提供サービスを最大限活用するように各既存の
通信網を接続し、相互接続や通信サービス提供を実施す
るように、必要な信号変換や交換あるいは制御処理を行
い、各既存の通信網の端末からは希望したときに、希望
した宛先に、希望した媒体で情報を提供するためのマル
チメディア信号処理装置及び通信網制御システムやその
制御方法を簡単な構成や手順で提供することができる。
【0079】また、本発明によると、GWがSTM通信
網やATM通信網やインターネット網といった異種網と
のインターワークを行う通信サービスを実現する上で、
その対向する網特有の制御方法を意識する必要がなく、
単一のインタフェース装置としての制御方法のみを意識
するだけで良いマルチメディア信号処理装置及び通信網
制御システム、その制御方法を提供することができる。
【0080】また、本発明によると、これらの信号を高
速かつ確実に処理して複数種の通信網の相互接続を行う
GWとして、多様かつ膨大な制御信号を処理・変換し
て、GWの制御機構が呼接続制御や通信網間の通信処理
制御といった制御を既存の通信網の性能を落とすことな
く高速かつ確実に実行できるようにするマルチメディア
信号処理装置及び通信網制御システムならびにその配置
方法や制御方法を提供することかできる。しかも、本発
明によると、簡単かつ拡張や変更が容易な構成で多様な
信号処理に対応できるマルチメディア信号処理装置及び
通信網制御システムならびにその配置方法や制御方法を
提供することもできる。
【0081】そして、本発明によると、マルチメディア
を扱うに好適なGWを実現するために、様々な網との間
で制御信号をやりとりするための手順や、この手順でや
りとりする信号を処理して各プロセッサに通信する信号
処理装置や、様々な網との間で送受信する各種信号をG
W内の統一したフォーマットの形に変換するインタフェ
ース装置などを提供することができる。また、本発明に
よると、これら各装置を組合せ、多様な通信網との相互
接続が可能な、汎用性が高く拡張や変更の容易な構成の
GWや通信網、信号の交換方法や通信網の制御方法を提
供することができる。
【0082】本発明によると、信号処理装置等の各ブロ
ックの追加・変更や、新たな通信網インタフェースの追
加等が容易に実施できるようにでき、汎用性と柔軟性に
優れた複数種の通信網を相互接続するGWを容易に提供
することができる。
【0083】本発明によると、信号処理装置等の各機能
ブロックが、信号を送信すべき機能ブロックの宛先情報
をATMセルのヘッダに付与してセル化して送信するだ
けで、ATMスイッチは、このATMセルをヘッダの情
報に基づき自己ルーティングして宛先機能ブロック間を
転送することができ、各機能ブロック毎に交換システム
の制御処理が進行されていくことができる。
【0084】本発明によると、ATMスイッチによるA
TMセルの転送を行うことより、制御信号が一つの装置
(機能ブロック)に集中することがなく、制御信号の通
信路におけるボトルネックが発生しせずに、また、輻輳
やセル紛失を生じにくいので、多様な通信網間の接続を
高速かつ確実に行うに好適なGWを容易に提供すること
ができる。
【0085】また、本発明によると、特にW−CDMA
等では、音声・画像・高速データなどの多様な種類と速
度の信号を高信頼度かつ経済的に通信できることが必要
であるが、移動体通信網の端末とユーザ間情報を送受信
し、移動体通信網同士あるいは移動体通信網と異種通信
網の端末間の相互接続を保証するために、必要な符号変
換・暗号化等の処理や既存通信網の信号形式との整合を
行うマルチメディア信号処理装置及び通信網制御システ
ムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信網制御システムを用いた通信網の
構成図。
【図2】本発明の通信網制御システムの概略を示すブロ
ック構成図。
【図3】交換システムの概略を示すブロック構成図。
【図4】本発明の通信網制御システムの詳細構成を示す
ブロック構成図。
【図5】本発明のマルチメディア信号の処理装置(MS
P)70のブロック構成図。
【図6】信号処理部の種類と処理概要についての説明
図。
【図7】信号処理ユニットにおけるプロトコルスタック
の説明図(1)。
【図8】信号処理ユニットにおけるプロトコルスタック
の説明図(2)。
【図9】AALCLADの構成図。
【図10】メモリ制御部244の構成図。
【図11】本発明の通信網制御システムによるMSPと
の設定動作説明図。
【図12】本発明の通信網制御システムによる呼接続制
御(移動体網から発呼する場合)についての動作説明
図。
【図13】本発明の通信網制御システムによるMSPと
の接続動作説明図。
【符号の説明】
1 通信網制御システム(GW)、 2 交換システム
(NS) 10 ATMスイッチ、 20 ATM通信
網インタフェース、25 IP通信網インタフェース、
40 多重分離装置(MUX) 30 ダイバーシティ・ハンドオーバ処理装置(D
H)、50 信号処理装置(SIG)、 60 制御
装置、70 マルチメディア信号処理装置(MSP)、
80 トランク装置(TRK)、 100 マルチメ
ディア通信網、101 移動体通信網、 1
02 ATM通信網、103 IP通信網、
104 移動体通信網、106 通信端末、
BS 基地局、CS 移動端末 710 ATMインターフェース(ATMIF)、72
0 ATMスイッチ(ATMSW)またはバス、730
制御信号処理装置(CSIG)、750 信号処理ユ
ニット(SPU)、740 プロセッサ(CPU)、7
000、7100 AALクラッド(AALCLA
D)、7200 信号変換部、7010 ディジタル信
号処理プロセッサ(DSP)、7020 メモリ(ME
M)、7210 デコーダ(DEC)、7230 音声
用信号処理部、7240 画像用信号処理部、7250
データ用信号処理部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大熊 克己 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 北村 洋一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 Fターム(参考) 5K030 GA04 GA11 HA10 HB11 HB21 HB29 HC09 HD03 JA01 JA06 JA07 KA01 KA13 KX11 LA11 LA18 LB13 5K033 AA04 AA09 BA15 CB02 CC01 DA05 DA19 DB14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された非同期転送モードのセル(AT
    Mセル)を、予め定められた装置宛のヘッダに書換え又
    は付与して、出力するATMインターフェースと、 複数個又は複数種類設けられ、入力されたATMセルに
    ついて、各種メディアに対応したユーザ間情報の処理を
    行う信号処理ユニットと、 前記信号処理ユニットによる処理に関する制御信号を送
    受する制御信号処理装置と、 前記ATMインターフェース、前記信号処理ユニット及
    び前記制御信号処理装置を収容して、切換を行う切換部
    と、 前記制御信号処理装置により受信された制御信号に基づ
    いて、前記切換部による前記信号処理ユニットと前記A
    TMインターフェースとの接続を制御するプロセッサと
    を備えたマルチメディア信号処理装置。
  2. 【請求項2】前記信号処理ユニットは、 AAL入力されたATMセルを、通信するメディアに対
    応するAAL(ATM Adaptation Layer)の型に対応し
    て、分解する第1のAALクラッドと、 前記第1のAALクラッドからの音声・画像・データ等
    の各種メディアの信号を変換する信号変換部と、 前記信号変換部による処理結果を、通信するメディアに
    対応するAALの型に対応して、ATMセルに組立てる
    第2のAALクラッドとを備えた請求項1に記載のマル
    チメディア信号処理装置。
  3. 【請求項3】前記信号変換部は、 音声用信号処理部、画像用信号処理部、データ用信号処
    理部、メディア変換部のいずれか複数を備えたことを特
    徴とする請求項2に記載のマルチメディア信号処理装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載のマルチ
    メディア信号処理装置を備え、複数種の通信網間を接続
    して情報を転送するための制御を行う通信網制御システ
    ムであって、 接続されている複数種の装置からの信号を、非同期転送
    モードのセル(ATMセル)に変換する複数種のインタ
    ーフェースと、 無線端末のダイバーシティ及びハンドオーバに関する処
    理を実施する複数のダイバーシティ・ハンドオーバ処理
    装置と、 制御信号及びユーザ間情報を機能毎に多重分離する複数
    の多重分離装置と、 複数の入力線と出力線を備え、前記マルチメディア信号
    処理装置、前記インターフェース、前記ダイバーシティ
    ・ハンドオーバ処理装置、前記多重分離装置を収容し、
    前記インタフェースから入力線のいずれかで受信したA
    TMセルを、該ATMセルのヘッダ情報に基づき複数の
    出力線のいずれかに転送するATMスイッチとを備えた
    通信網制御システム。
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