JP2000287399A - 電動機のロータ - Google Patents
電動機のロータInfo
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- JP2000287399A JP2000287399A JP11091048A JP9104899A JP2000287399A JP 2000287399 A JP2000287399 A JP 2000287399A JP 11091048 A JP11091048 A JP 11091048A JP 9104899 A JP9104899 A JP 9104899A JP 2000287399 A JP2000287399 A JP 2000287399A
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- Japan
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- hub
- outer periphery
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- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハブの熱膨張に基づくヨークの変形を回避し
て、電動機の効率の低下を防止すること。 【解決手段】 電動機のロータ1は、回転軸2と、回転
軸2の外周に組み付けられたハブ3と、ハブ3の外周に
組み付けられるとともに界磁用永久磁石5を備えたヨー
ク4とが一体的に回転するようにされており、ハブ3と
ヨーク4との間にはハブ3の熱膨張による伸びを吸収す
る間隙が形成されている。
て、電動機の効率の低下を防止すること。 【解決手段】 電動機のロータ1は、回転軸2と、回転
軸2の外周に組み付けられたハブ3と、ハブ3の外周に
組み付けられるとともに界磁用永久磁石5を備えたヨー
ク4とが一体的に回転するようにされており、ハブ3と
ヨーク4との間にはハブ3の熱膨張による伸びを吸収す
る間隙が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願発明は、電動機のロー
タに関し、例えばブラシレス直流電動機に使用されるイ
ンナロータに関するものである。
タに関し、例えばブラシレス直流電動機に使用されるイ
ンナロータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブラシレス直流電動機には、ステータと
して固定されたアマチュアコイルの内周側に径方向の間
隔を置いて配置されたインナロータを備えたものがあ
る。このインナロータでは、界磁用の永久磁石が取り付
けられたヨークが、回転軸に設けられたハブの外周に圧
入または接着により固着されている。
して固定されたアマチュアコイルの内周側に径方向の間
隔を置いて配置されたインナロータを備えたものがあ
る。このインナロータでは、界磁用の永久磁石が取り付
けられたヨークが、回転軸に設けられたハブの外周に圧
入または接着により固着されている。
【0003】また、電動機においては、小型軽量化と同
時に大出力化が図られている。そこで、前記ブラシレス
直流電動機のインナロータにおいても、大出力化のため
に、磁極当たりの磁束を増す必要から、界磁用磁石が取
り付けられるヨークは、透磁率の大きな材料である電磁
鋼板で形成されている。同時に、軽量化のために、ハブ
は、ヨークに使用さている鋼板より比重の小さいアルミ
ニウム合金で形成されている。
時に大出力化が図られている。そこで、前記ブラシレス
直流電動機のインナロータにおいても、大出力化のため
に、磁極当たりの磁束を増す必要から、界磁用磁石が取
り付けられるヨークは、透磁率の大きな材料である電磁
鋼板で形成されている。同時に、軽量化のために、ハブ
は、ヨークに使用さている鋼板より比重の小さいアルミ
ニウム合金で形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大出力の電
動機では、電動機自体の発熱量が多く、電動機の構成要
素はより高温となり易い環境にある。そして、そのよう
な環境下では、ロータのハブの熱膨張が電動機の効率に
影響を及ぼすことがあった。すなわち、前記の従来のブ
ラシレス直流電動機では、ヨークとハブとが固着されて
いるため、ハブの熱膨張による伸びが生じ、そのために
生じたハブの変形が、そのままヨークに及んで、ヨーク
の変形をもたらしていた。その結果、ヨークにはその変
形に伴う応力が発生していた。ところが、磁性材料に応
力が作用すると、その透磁率が低下することが知られて
おり、前述のように応力が作用しているヨークでは、そ
の透磁率が低下することにより、磁束が減少して、電動
機が発生するトルクが小さくなり、結果的に電動機の効
率が低下してしまうことがあった。
動機では、電動機自体の発熱量が多く、電動機の構成要
素はより高温となり易い環境にある。そして、そのよう
な環境下では、ロータのハブの熱膨張が電動機の効率に
影響を及ぼすことがあった。すなわち、前記の従来のブ
ラシレス直流電動機では、ヨークとハブとが固着されて
いるため、ハブの熱膨張による伸びが生じ、そのために
生じたハブの変形が、そのままヨークに及んで、ヨーク
の変形をもたらしていた。その結果、ヨークにはその変
形に伴う応力が発生していた。ところが、磁性材料に応
力が作用すると、その透磁率が低下することが知られて
おり、前述のように応力が作用しているヨークでは、そ
の透磁率が低下することにより、磁束が減少して、電動
機が発生するトルクが小さくなり、結果的に電動機の効
率が低下してしまうことがあった。
【0005】本出願発明は、このような事情に鑑みてな
されたものであって、請求項1および請求項2記載の発
明は、ハブの熱膨張に基づくヨークの変形を回避して、
電動機の効率の低下を防止することを共通の課題とす
る。また、請求項2記載の発明は、さらに、簡単な構造
によりヨークからハブへのトルクの確実な伝達を可能と
することを課題とする。
されたものであって、請求項1および請求項2記載の発
明は、ハブの熱膨張に基づくヨークの変形を回避して、
電動機の効率の低下を防止することを共通の課題とす
る。また、請求項2記載の発明は、さらに、簡単な構造
によりヨークからハブへのトルクの確実な伝達を可能と
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および効果】本出願の請求
項1記載の発明は、回転軸と、該回転軸の外周に設けら
れたハブと、該ハブの外周に組み付けられるとともに界
磁用磁石を備えたヨークとが一体的に回転する電動機の
ロータにおいて、前記ハブと前記ヨークとの間には該ハ
ブの熱膨張による伸びを吸収する間隙が形成されている
電動機のロータである。
項1記載の発明は、回転軸と、該回転軸の外周に設けら
れたハブと、該ハブの外周に組み付けられるとともに界
磁用磁石を備えたヨークとが一体的に回転する電動機の
ロータにおいて、前記ハブと前記ヨークとの間には該ハ
ブの熱膨張による伸びを吸収する間隙が形成されている
電動機のロータである。
【0007】このような請求項1記載の発明によれば、
電動機から発生する熱によりハブが熱膨張したとき、ハ
ブの熱膨張による伸びは前記間隙にて吸収されて、ハブ
の熱膨張による伸びによって生じた変形が、ヨークに変
形をもたらすことはない。その結果、ヨークには、ハブ
の熱膨張により生じた変形に起因した応力が発生するこ
とがないので、その応力によるヨークの透磁率の低下は
なく、電動機の効率の低下を防止できる。
電動機から発生する熱によりハブが熱膨張したとき、ハ
ブの熱膨張による伸びは前記間隙にて吸収されて、ハブ
の熱膨張による伸びによって生じた変形が、ヨークに変
形をもたらすことはない。その結果、ヨークには、ハブ
の熱膨張により生じた変形に起因した応力が発生するこ
とがないので、その応力によるヨークの透磁率の低下は
なく、電動機の効率の低下を防止できる。
【0008】さらに、請求項2記載の発明のように、請
求項1記載の電動機のロータにおいて、前記ハブの外周
および前記ヨークの内周の相対する位置にそれぞれ形成
された切欠部と、該両切欠部に跨って挿入された挿入部
材とからなるトルク伝達機構を備えたことにより、ヨー
クとハブとの間に間隙があるにも拘わらず、両切欠部に
挿入部材を挿入するという簡単な構造で、ヨークに発生
するトルクは、トルク伝達機構を構成する両切欠部およ
び挿入部材を介してハブに滑りを伴うことなく確実に伝
達される。
求項1記載の電動機のロータにおいて、前記ハブの外周
および前記ヨークの内周の相対する位置にそれぞれ形成
された切欠部と、該両切欠部に跨って挿入された挿入部
材とからなるトルク伝達機構を備えたことにより、ヨー
クとハブとの間に間隙があるにも拘わらず、両切欠部に
挿入部材を挿入するという簡単な構造で、ヨークに発生
するトルクは、トルク伝達機構を構成する両切欠部およ
び挿入部材を介してハブに滑りを伴うことなく確実に伝
達される。
【0009】
【発明の実施形態】以下、本出願発明の一実施形態を図
1および図2を参照して説明する。図1は、本出願発明
の実施形態のブラシレス直流電動機のインナロータの正
面図であり、図2は、図1のII−II線での断面図で
ある。この電動機は、4輪のカート等に搭載されて、単
独でまたは内燃機関と併用して車両の動力源として使用
されるものである。
1および図2を参照して説明する。図1は、本出願発明
の実施形態のブラシレス直流電動機のインナロータの正
面図であり、図2は、図1のII−II線での断面図で
ある。この電動機は、4輪のカート等に搭載されて、単
独でまたは内燃機関と併用して車両の動力源として使用
されるものである。
【0010】インナロータ1は、従来のインナロータを
有するブラシレス直流電動機と同様に、ステータとして
環状に配置された複数のアマチュアコイルの内周側にお
いて、径方向の間隔を置いて配置されるものである。こ
のインナロータ1は、出力軸となる回転軸2と、回転軸
2の外周に組み付けられたハブ3と、ハブ3の外周に組
み付けられたヨーク4とを有している。そして、ヨーク
4の外周には8極の界磁用の永久磁石5が取り付けられ
ている。
有するブラシレス直流電動機と同様に、ステータとして
環状に配置された複数のアマチュアコイルの内周側にお
いて、径方向の間隔を置いて配置されるものである。こ
のインナロータ1は、出力軸となる回転軸2と、回転軸
2の外周に組み付けられたハブ3と、ハブ3の外周に組
み付けられたヨーク4とを有している。そして、ヨーク
4の外周には8極の界磁用の永久磁石5が取り付けられ
ている。
【0011】図2に図示されるように、回転軸2の一端
部には、ハブ3の取付部2aが形成されている。取付部
2aは、回転軸2の他の部分より大径にされていて、よ
り大きな強度が付与されているとともに、その外周には
軸方向に延びるスプラインが形成されている。一方、回
転軸2の他端部には、回転軸2のトルクを駆動輪に伝達
するための伝動要素(図示されず)が取り付けられる。
部には、ハブ3の取付部2aが形成されている。取付部
2aは、回転軸2の他の部分より大径にされていて、よ
り大きな強度が付与されているとともに、その外周には
軸方向に延びるスプラインが形成されている。一方、回
転軸2の他端部には、回転軸2のトルクを駆動輪に伝達
するための伝動要素(図示されず)が取り付けられる。
【0012】図1および図2を参照してさらに説明す
る。軽量化のためアルミニウム合金で形成されたハブ3
は、円筒部3aとアーム部3bとリム部3cとを備えて
いる。円筒部3aは、ハブ3の中心部に位置しており、
その内周には、回転軸2のスプラインと嵌合するスプラ
インが軸方向に延びて形成されている。4本のアーム部
3bは、円筒部3aの外周から周方向に等間隔に径方向
外方に延びて形成されている。そして、各アーム部3b
の径方向の外端が位置する円周上にリム部3cが形成さ
れている。リム部3cは、その軸方向の長さが、円筒部
3aの軸方向の長さと略等しい円筒形状をしている。図
2に図示されるように、リム部3cの外周には、アーム
部3bの径方向の中心線上に位置して、周方向に等間隔
に4個の切欠部3dが設けられている。各切欠部3d
は、半円形の径方向横断面形状を有していて、軸方向に
延びて形成されている。
る。軽量化のためアルミニウム合金で形成されたハブ3
は、円筒部3aとアーム部3bとリム部3cとを備えて
いる。円筒部3aは、ハブ3の中心部に位置しており、
その内周には、回転軸2のスプラインと嵌合するスプラ
インが軸方向に延びて形成されている。4本のアーム部
3bは、円筒部3aの外周から周方向に等間隔に径方向
外方に延びて形成されている。そして、各アーム部3b
の径方向の外端が位置する円周上にリム部3cが形成さ
れている。リム部3cは、その軸方向の長さが、円筒部
3aの軸方向の長さと略等しい円筒形状をしている。図
2に図示されるように、リム部3cの外周には、アーム
部3bの径方向の中心線上に位置して、周方向に等間隔
に4個の切欠部3dが設けられている。各切欠部3d
は、半円形の径方向横断面形状を有していて、軸方向に
延びて形成されている。
【0013】リム部3cの外周に組み付けられるヨーク
4は、その軸方向の長さが、リム部3cの軸方向の長さ
と等しくされている。そして、ヨーク4の外周には、8
個の磁極からなる界磁用の永久磁石5が、周方向に等間
隔に、かつN極およびS極が交互に配置されるようにし
て、接着剤により取り付けられている。
4は、その軸方向の長さが、リム部3cの軸方向の長さ
と等しくされている。そして、ヨーク4の外周には、8
個の磁極からなる界磁用の永久磁石5が、周方向に等間
隔に、かつN極およびS極が交互に配置されるようにし
て、接着剤により取り付けられている。
【0014】ところで、ヨーク4は、円環状の無方向性
の電磁鋼板、例えばケイ素鋼板が接着剤により接着され
て積層されることで形成されており、全体的には、円筒
形状をしている。各円環状の鋼板の内周には、ヨーク4
がリム部3cの外周に組み付けられたとき、リム部3c
の4個の切欠部3dに対応するように、周方向に等間隔
に4個の切欠部要素が設けられている。各切欠部要素
は、半円形の形状を有している。したがって、図2に図
示されるように、これら鋼板が積層されてヨーク4が形
成された状態では、リム部3cの切欠部3dに対応し
て、ヨーク4の切欠部4dが、それら切欠部要素によ
り、半円形の径方向横断面形状を有して、軸方向に延び
て形成されることになる。
の電磁鋼板、例えばケイ素鋼板が接着剤により接着され
て積層されることで形成されており、全体的には、円筒
形状をしている。各円環状の鋼板の内周には、ヨーク4
がリム部3cの外周に組み付けられたとき、リム部3c
の4個の切欠部3dに対応するように、周方向に等間隔
に4個の切欠部要素が設けられている。各切欠部要素
は、半円形の形状を有している。したがって、図2に図
示されるように、これら鋼板が積層されてヨーク4が形
成された状態では、リム部3cの切欠部3dに対応し
て、ヨーク4の切欠部4dが、それら切欠部要素によ
り、半円形の径方向横断面形状を有して、軸方向に延び
て形成されることになる。
【0015】また、各鋼板の外周には、周方向に等間隔
に、8箇所の所定の円弧長さを有する円弧状の突出部要
素が形成されている。そして、それら突出部要素のうち
の一つの突出部要素に、該突出部要素の周方向の中央位
置またはその近傍において、鋼板の誤った積層を防止す
るためのノッチ4bが形成されている。このノッチ4b
は、鋼板の内周に形成された隣接する二つの切欠部要素
の間を周方向に二等分する面と鋼板の外周との交線の位
置以外の位置にある。したがって、これら鋼板が積層さ
れる際、各鋼板の突出部要素に形成されているノッチ4
bを合わせるようにして積層することにより、各鋼板の
周方向の位置および鋼板の表裏が正しいことを確認でき
るため、鋼板の誤った周方向位置での積層および裏返し
での積層を防止できる。
に、8箇所の所定の円弧長さを有する円弧状の突出部要
素が形成されている。そして、それら突出部要素のうち
の一つの突出部要素に、該突出部要素の周方向の中央位
置またはその近傍において、鋼板の誤った積層を防止す
るためのノッチ4bが形成されている。このノッチ4b
は、鋼板の内周に形成された隣接する二つの切欠部要素
の間を周方向に二等分する面と鋼板の外周との交線の位
置以外の位置にある。したがって、これら鋼板が積層さ
れる際、各鋼板の突出部要素に形成されているノッチ4
bを合わせるようにして積層することにより、各鋼板の
周方向の位置および鋼板の表裏が正しいことを確認でき
るため、鋼板の誤った周方向位置での積層および裏返し
での積層を防止できる。
【0016】さらに、鋼板が積層されてヨーク4ができ
あがった状態では、各鋼板の突出部要素により、ヨーク
4の外周に、軸方向に延びる8条の突出部4aが形成さ
れる。そして、これら突出部4a間に、永久磁石5が、
その周方向の両端面が隣接する突出部4aの周方向の端
面にそれぞれ当接するようにして位置決めされて、接着
される。このように、ヨーク4に突出部4aが形成され
ていることにより、ヨーク4に対する永久磁石5の位置
決めが容易となり、さらに正規の位置からの永久磁石5
の周方向のずれが防止できる。
あがった状態では、各鋼板の突出部要素により、ヨーク
4の外周に、軸方向に延びる8条の突出部4aが形成さ
れる。そして、これら突出部4a間に、永久磁石5が、
その周方向の両端面が隣接する突出部4aの周方向の端
面にそれぞれ当接するようにして位置決めされて、接着
される。このように、ヨーク4に突出部4aが形成され
ていることにより、ヨーク4に対する永久磁石5の位置
決めが容易となり、さらに正規の位置からの永久磁石5
の周方向のずれが防止できる。
【0017】ヨーク4の外周に取り付けられた永久磁石
5の外周には、設定された厚さになるまで炭素繊維を用
いたフィラメントワインディング6が施され、これによ
り、インナロータ1が回転しているときにも、永久磁石
5がヨーク4の外周に保持されるようになっている。
5の外周には、設定された厚さになるまで炭素繊維を用
いたフィラメントワインディング6が施され、これによ
り、インナロータ1が回転しているときにも、永久磁石
5がヨーク4の外周に保持されるようになっている。
【0018】回転軸2、ハブ3およびヨーク4は、つぎ
のように組み付けられている。回転軸2の取付部2a
に、ハブ3の円筒部3aがスプライン嵌合されること
で、ハブ3が回転軸2に回転方向に一体的に固定されて
いる。円筒部3aの軸方向の両端部には、回転軸2に嵌
合して、回転軸2に形成された溝に係止されたサークリ
ップ7により軸方向の移動が阻止されたスラストプレー
ト8が当接している。それゆえ、ハブ3の軸方向の移動
は、このスラストプレート8およびサークリップ7によ
り阻止されている。
のように組み付けられている。回転軸2の取付部2a
に、ハブ3の円筒部3aがスプライン嵌合されること
で、ハブ3が回転軸2に回転方向に一体的に固定されて
いる。円筒部3aの軸方向の両端部には、回転軸2に嵌
合して、回転軸2に形成された溝に係止されたサークリ
ップ7により軸方向の移動が阻止されたスラストプレー
ト8が当接している。それゆえ、ハブ3の軸方向の移動
は、このスラストプレート8およびサークリップ7によ
り阻止されている。
【0019】ハブ3のリム部3cの外周には、永久磁石
5が取り付けられたヨーク4が、リム部3cの切欠部3
dとヨーク4の切欠部4dとが相対するようにして配置
されている。そして、両切欠部3d,4dにより形成さ
れる円柱状の空間に、挿入部材である、頭部を有する円
柱状のピン9が挿入されることで、ハブ3にヨーク4が
組み付けられている。各ピン9は、ワッシャ10を介し
て、その末端部に形成された溝に係止されたEリング1
1により抜け止めされている。そして、各ピン9は、両
切欠部3d,4dに跨った状態で挿入されている。そし
て、この実施形態において、両切欠部3d,4dとピン
9とにより、ヨーク4のトルクをハブ3に伝達するトル
ク伝達機構が構成されている。
5が取り付けられたヨーク4が、リム部3cの切欠部3
dとヨーク4の切欠部4dとが相対するようにして配置
されている。そして、両切欠部3d,4dにより形成さ
れる円柱状の空間に、挿入部材である、頭部を有する円
柱状のピン9が挿入されることで、ハブ3にヨーク4が
組み付けられている。各ピン9は、ワッシャ10を介し
て、その末端部に形成された溝に係止されたEリング1
1により抜け止めされている。そして、各ピン9は、両
切欠部3d,4dに跨った状態で挿入されている。そし
て、この実施形態において、両切欠部3d,4dとピン
9とにより、ヨーク4のトルクをハブ3に伝達するトル
ク伝達機構が構成されている。
【0020】そして、ハブ3にヨーク4が組み付けられ
た状態では、ハブ3とヨーク4との間に、ハブ3の熱膨
張による伸びを吸収できる間隙が形成されるように、ハ
ブ3の寸法とヨーク4の寸法とが設定されている。その
ため、ハブ3の熱膨張による伸びによって生じた変形
が、ヨーク4の変形をもたらすことがない。したがっ
て、ヨーク4には、ハブ3の熱膨張に起因して生じた変
形による応力が発生することはない。
た状態では、ハブ3とヨーク4との間に、ハブ3の熱膨
張による伸びを吸収できる間隙が形成されるように、ハ
ブ3の寸法とヨーク4の寸法とが設定されている。その
ため、ハブ3の熱膨張による伸びによって生じた変形
が、ヨーク4の変形をもたらすことがない。したがっ
て、ヨーク4には、ハブ3の熱膨張に起因して生じた変
形による応力が発生することはない。
【0021】また、前記従来技術のように、ヨーク4を
ハブ3に圧入して固着した場合には、圧入の時点でヨー
ク4が変形し、その変形による応力がヨーク4に発生し
て、ヨーク4の透磁率が低下することになって、ヨーク
4を形成する電磁鋼板の高透磁率の特性を十分に活かせ
ないものとなっていた。しかしながら、この実施形態お
いては、両切欠部3d,4dにピン9が挿入された状態
で、ピン9の寸法およびヨーク4の切欠部4dの寸法
は、ピン9の挿入によりヨーク4に応力が発生しない寸
法関係に設定されている。そのため、各ピン9が両切欠
部3d,4dに挿入されることに起因して、ヨーク4に
応力が発生することはない。
ハブ3に圧入して固着した場合には、圧入の時点でヨー
ク4が変形し、その変形による応力がヨーク4に発生し
て、ヨーク4の透磁率が低下することになって、ヨーク
4を形成する電磁鋼板の高透磁率の特性を十分に活かせ
ないものとなっていた。しかしながら、この実施形態お
いては、両切欠部3d,4dにピン9が挿入された状態
で、ピン9の寸法およびヨーク4の切欠部4dの寸法
は、ピン9の挿入によりヨーク4に応力が発生しない寸
法関係に設定されている。そのため、各ピン9が両切欠
部3d,4dに挿入されることに起因して、ヨーク4に
応力が発生することはない。
【0022】さらに、ヨーク4に発生するトルクは、両
切欠部3d,4dおよび該両切欠部3d,4dに跨って
挿入されたピン9を介して、すなわちトルク伝達機構を
介して、ハブ3そして回転軸2に滑りを伴うことなく確
実に伝達されて、ヨーク4、ハブ3および回転軸2が一
体的に回転する。このように、単に両切欠部3d,4d
にピン9を挿入するだけの簡単な構造で、ピン9と両切
欠部3d,4dとの係合を通じて、大きなトルクでも確
実に伝達ができる。また、ピン9が挿入される位置は、
アーム部3bの径方向中心線上であって、ハブ3におい
て比較的剛性の高い部位であるため、大きなトルクも、
ハブ3に大きな変形を発生させることなく伝達できる。
切欠部3d,4dおよび該両切欠部3d,4dに跨って
挿入されたピン9を介して、すなわちトルク伝達機構を
介して、ハブ3そして回転軸2に滑りを伴うことなく確
実に伝達されて、ヨーク4、ハブ3および回転軸2が一
体的に回転する。このように、単に両切欠部3d,4d
にピン9を挿入するだけの簡単な構造で、ピン9と両切
欠部3d,4dとの係合を通じて、大きなトルクでも確
実に伝達ができる。また、ピン9が挿入される位置は、
アーム部3bの径方向中心線上であって、ハブ3におい
て比較的剛性の高い部位であるため、大きなトルクも、
ハブ3に大きな変形を発生させることなく伝達できる。
【0023】このように構成されたインナロータ1を有
する電動機が作動すると、電動機が発熱して、ハブ3が
熱膨張したとき、ハブ3の熱膨張による伸びは前記間隙
にて吸収される。その結果、ハブ3の熱膨張による伸び
によって生じた変形が、ヨーク4に変形をもたらすこと
はない。したがって、ヨーク4には、ハブ3の熱膨張に
より生じた変形に起因した応力が発生することがないの
で、その応力によるヨーク4の透磁率の低下はなく、電
動機の効率の低下を防止できる。
する電動機が作動すると、電動機が発熱して、ハブ3が
熱膨張したとき、ハブ3の熱膨張による伸びは前記間隙
にて吸収される。その結果、ハブ3の熱膨張による伸び
によって生じた変形が、ヨーク4に変形をもたらすこと
はない。したがって、ヨーク4には、ハブ3の熱膨張に
より生じた変形に起因した応力が発生することがないの
で、その応力によるヨーク4の透磁率の低下はなく、電
動機の効率の低下を防止できる。
【0024】なお、明細書において、円、円筒、円環な
どの円とは、厳密な円形状だけでなく、円に近い形状で
ある略円形状も含むものである。
どの円とは、厳密な円形状だけでなく、円に近い形状で
ある略円形状も含むものである。
【0025】この実施形態は、前記のように構成されて
いるので、以下の効果を奏する。ハブ3にヨーク4が組
み付けられた状態で、ハブ3とヨーク4との間に、ハブ
3の熱膨張による伸びを吸収できる間隙が形成されるよ
うにしている。そのため、電動機から発生する熱により
ハブ3が熱膨張したとき、ハブ3の熱膨張による伸びは
前記間隙にて吸収されて、ハブ3の熱膨張による伸びに
よって生じた変形が、ヨーク4に変形をもたらすことは
ない。その結果、ヨーク4には、ハブ3の熱膨張により
生じた変形に起因した応力が発生することがないので、
その応力によるヨーク4の透磁率の低下はなく、電動機
の効率の低下を防止できる。
いるので、以下の効果を奏する。ハブ3にヨーク4が組
み付けられた状態で、ハブ3とヨーク4との間に、ハブ
3の熱膨張による伸びを吸収できる間隙が形成されるよ
うにしている。そのため、電動機から発生する熱により
ハブ3が熱膨張したとき、ハブ3の熱膨張による伸びは
前記間隙にて吸収されて、ハブ3の熱膨張による伸びに
よって生じた変形が、ヨーク4に変形をもたらすことは
ない。その結果、ヨーク4には、ハブ3の熱膨張により
生じた変形に起因した応力が発生することがないので、
その応力によるヨーク4の透磁率の低下はなく、電動機
の効率の低下を防止できる。
【0026】両切欠部3d,4dに跨ってピン9を挿入
するという簡単な構造で、ヨーク4とハブ3との間に間
隙があるにも拘わらず、ヨーク4に発生するトルクは、
両切欠部3d,4dおよびピン9を介して、ハブ3に滑
りを伴うことなく確実に伝達される。
するという簡単な構造で、ヨーク4とハブ3との間に間
隙があるにも拘わらず、ヨーク4に発生するトルクは、
両切欠部3d,4dおよびピン9を介して、ハブ3に滑
りを伴うことなく確実に伝達される。
【0027】ピン9の寸法およびヨーク4の切欠部4d
の寸法は、ピン9の挿入によりヨーク4に応力が発生し
ない寸法関係に設定されている。そのため、各ピン9が
両切欠部3d,4dに挿入されて、ハブ3にヨーク4が
組み付けられた時点で、ヨーク4に応力が発生すること
はなく、そのような応力によりヨーク4の透磁率が低下
することもない。したがって、ヨーク4の組み付けによ
るヨーク4形成材料の透磁率の低下を防止できるので、
電動機の効率をより高めることができる。
の寸法は、ピン9の挿入によりヨーク4に応力が発生し
ない寸法関係に設定されている。そのため、各ピン9が
両切欠部3d,4dに挿入されて、ハブ3にヨーク4が
組み付けられた時点で、ヨーク4に応力が発生すること
はなく、そのような応力によりヨーク4の透磁率が低下
することもない。したがって、ヨーク4の組み付けによ
るヨーク4形成材料の透磁率の低下を防止できるので、
電動機の効率をより高めることができる。
【0028】永久磁石5は、ヨーク4の外周に形成され
た突出部4a間に、その周方向の両端面が隣接する突出
部4aの周方向の端面にそれぞれ当接するようにして位
置決めできるため、ヨーク4に対する永久磁石5の位置
決めが容易となる。さらに、永久磁石5の周方向の両端
面が、隣接する突出部4aの周方向の端面に当接してい
るため、正規の位置からの永久磁石5の周方向のずれが
防止できる。そのため、ブラシレス直流電動機におい
て、インナロータ1の回転位置の検出が正確にできる。
た突出部4a間に、その周方向の両端面が隣接する突出
部4aの周方向の端面にそれぞれ当接するようにして位
置決めできるため、ヨーク4に対する永久磁石5の位置
決めが容易となる。さらに、永久磁石5の周方向の両端
面が、隣接する突出部4aの周方向の端面に当接してい
るため、正規の位置からの永久磁石5の周方向のずれが
防止できる。そのため、ブラシレス直流電動機におい
て、インナロータ1の回転位置の検出が正確にできる。
【0029】ヨーク4を形成する鋼板の突出部要素に
は、鋼板の誤った積層を防止するためのノッチ4bが形
成されているので、鋼板の誤った周方向位置での積層お
よび裏返しでの積層を防止できる。
は、鋼板の誤った積層を防止するためのノッチ4bが形
成されているので、鋼板の誤った周方向位置での積層お
よび裏返しでの積層を防止できる。
【0030】なお、前記の実施形態では、電動機はブラ
シレス直流電動機であったが、ブラシレス直流電動機以
外の電動機であってもよい。また、前記の実施形態で
は、回転軸2とハブ3とは別部材であったが、回転軸2
とハブ3とが一体成形されたものであってもよい。
シレス直流電動機であったが、ブラシレス直流電動機以
外の電動機であってもよい。また、前記の実施形態で
は、回転軸2とハブ3とは別部材であったが、回転軸2
とハブ3とが一体成形されたものであってもよい。
【0031】前記の実施形態では、トルク伝達機構は、
両切欠部3d,4dとピン9とにより構成されていた
が、トルク伝達機構として、両切欠部3d,4dおよび
ピン9を用いることなく、例えば凸部と凹部との係合の
ように、ヨーク4およびハブ3の一方に係合部を形成
し、他方に該係合部と係合する被係合部を形成して、ト
ルク伝達を行うようにすることもできる。
両切欠部3d,4dとピン9とにより構成されていた
が、トルク伝達機構として、両切欠部3d,4dおよび
ピン9を用いることなく、例えば凸部と凹部との係合の
ように、ヨーク4およびハブ3の一方に係合部を形成
し、他方に該係合部と係合する被係合部を形成して、ト
ルク伝達を行うようにすることもできる。
【図1】本出願発明の一実施形態であるブラシレス直流
電動機のインナロータの正面図である。
電動機のインナロータの正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
1…インナロータ、2…回転軸、2a…取付部、3…ハ
ブ、3a…円筒部、3b…アーム部、3c…リム部、3
d…切欠部、4…ヨーク、4a…突出部、4b…ノッ
チ、4d…切欠部、5…永久磁石、6…フィラメントワ
インディング、7…サークリップ、8…スラストプレー
ト、9…ピン、10…ワッシャ、11…Eリング。
ブ、3a…円筒部、3b…アーム部、3c…リム部、3
d…切欠部、4…ヨーク、4a…突出部、4b…ノッ
チ、4d…切欠部、5…永久磁石、6…フィラメントワ
インディング、7…サークリップ、8…スラストプレー
ト、9…ピン、10…ワッシャ、11…Eリング。
Claims (2)
- 【請求項1】 回転軸と、該回転軸の外周に設けられた
ハブと、該ハブの外周に組み付けられるとともに界磁用
磁石を備えたヨークとが一体的に回転する電動機のロー
タにおいて、前記ハブと前記ヨークとの間には該ハブの
熱膨張による伸びを吸収する間隙が形成されていること
を特徴とする電動機のロータ。 - 【請求項2】 前記ハブの外周および前記ヨークの内周
の相対する位置にそれぞれ形成された切欠部と、該両切
欠部に跨って挿入された挿入部材とからなるトルク伝達
機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の電動機の
ロータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11091048A JP2000287399A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 電動機のロータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11091048A JP2000287399A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 電動機のロータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000287399A true JP2000287399A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=14015631
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11091048A Pending JP2000287399A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 電動機のロータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000287399A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003037948A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Honda Motor Co Ltd | フライホイール・バッテリ |
| CN108702038A (zh) * | 2016-02-16 | 2018-10-23 | 联宝兴业有限公司 | 盘式电机、电动车辆及其控制方法 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11091048A patent/JP2000287399A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003037948A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Honda Motor Co Ltd | フライホイール・バッテリ |
| CN108702038A (zh) * | 2016-02-16 | 2018-10-23 | 联宝兴业有限公司 | 盘式电机、电动车辆及其控制方法 |
| CN108702038B (zh) * | 2016-02-16 | 2020-11-03 | 联宝兴业有限公司 | 盘式电机、电动车辆及其控制方法 |
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