JP2000287406A - 無励磁作動ブレーキ付モータ及び自走式キャリア用ギヤドモータ - Google Patents

無励磁作動ブレーキ付モータ及び自走式キャリア用ギヤドモータ

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JP2000287406A
JP2000287406A JP8676999A JP8676999A JP2000287406A JP 2000287406 A JP2000287406 A JP 2000287406A JP 8676999 A JP8676999 A JP 8676999A JP 8676999 A JP8676999 A JP 8676999A JP 2000287406 A JP2000287406 A JP 2000287406A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無励磁作動ブレーキによるブレーキ作用を、
モータ自身で解除することのできる機能を備える。 【解決手段】 駆動電流の供給が遮断されているときに
スプリングの力で可動鉄心(固定側部材)152をブレ
ーキライニング(回転側部材)153に圧接させてモー
タ軸114を制動すると共に、駆動電流が供給されてい
るときに電磁力で可動鉄心152をブレーキライニング
153から離間させてモータ軸114の制動を解除する
無励磁作動ブレーキ150を備えた無励磁作動ブレーキ
付モータ110において、外部からの操作により、スプ
リングの力に抗して可動鉄心152をブレーキライニン
グ153から離間させ且つその状態を保持することの可
能な手動ブレーキ解除装置170を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無励磁作動ブレー
キ付モータ、及び、該モータと変速機とを合体した自走
式キャリア用ギヤドモータに関する。
【0002】
【従来の技術】特許2760677号には、物流システ
ムで用いられる搬送用コンベアにおける自走式キャリア
が開示されている。
【0003】この自走式キャリア1は、図6に示すよう
に、走行レール(軌道)2に沿って移動し、且つ前後方
向に間隔をおいて配置された駆動トロリ3及び従動トロ
リ4と、両トロリ3、4を連結する連結部材5と、該連
結部材5に前後一対のハンガ6を介して取付けられた被
搬送物載置台7とを備えたものである。
【0004】駆動トロリ3は、図7に示すように、走行
レール2の上部フランジ上面を転動する駆動ローラ(車
輪)8と、走行レール2の上部フランジ及び下部フラン
ジを両側から挟む位置に設けられた4つのガイドローラ
9と、駆動ローラ8を回転駆動するためのギヤドモータ
20とを備えている。
【0005】この場合のギヤドモータ20は、図6に示
すように、無励磁作動ブレーキ付の電動モータ10と、
駆動ローラ8と電動モータ10との間に位置するクラッ
チ装置付の減速機(変速機)11とを合体したものであ
る。
【0006】この自走式キャリア1の電動モータ10を
回転させると、クラッチ装置付の減速機11を介して駆
動ローラ8が回転し、駆動トロリ3が走行レール2上を
自走し、連結部材6を介して取付けられた被搬送載置台
7が移動する。
【0007】又、減速機11に備わったクラッチ装置の
機能により、モータ軸と駆動ローラ8との機械的連結を
解除できるため、故障時やメンテナンス時などに、人手
による移動が容易にできる。
【0008】図8、図9は前記ギヤドモータ20の構造
の詳細を示している。
【0009】このギヤドモータ20は、電動モータ(以
下単にモータという)10と減速機11とを一体に結合
したものである。モータ10は運転停止時にブレーキ力
を発生する無励磁作動ブレーキ21を後部に備える。一
方、減速機11はクラッチ装置23を内蔵する。これ
は、運転停止時に発生するブレーキ力によってモータ軸
22がロックされると、自走式キャリアの駆動ローラ8
(図7参照)もロックされてしまい、自走式キャリアを
手動で動かすことができなくなるので、必要時に駆動ロ
ーラ8とモータ軸22の連結を解除することができるよ
うにするためである。
【0010】無励磁作動ブレーキ21は、駆動電流の供
給により、電磁コイル24を励磁しているときに、スプ
リング(図示略)によるブレーキ力を解除して、モータ
軸22を回転できるようにし、駆動電流の供給が遮断さ
れて電磁コイル24の励磁が解かれたときに、スプリン
グの力でブレーキ力を発揮して、モータ軸22を制動す
るものである。
【0011】減速機11の歯車箱31には、駆動ローラ
8の取り付けられる出力軸32と、該出力軸32と平行
に配された中間軸33とが回転自在に設けられている。
出力軸32には出力軸ギヤ34が設けられ、中間軸33
には、出力軸ギヤ34と噛合する中間軸ギヤ35と、ハ
イポイドギヤ36とが設けられている。ハイポイドギヤ
36は、出力軸32と平面視で直交した関係にあるモー
タ軸22の先端のハイポイドピニオン37と噛合してい
る。
【0012】中間軸33の外周には図9に示すように所
定範囲にのみスプライン41が形成されており、中間軸
33の外周上に軸方向スライド可能に嵌合された中間軸
ギヤ35の内周には、前記スプライン41と噛み合うス
プライン42が形成されている。又、中間軸ギヤ35の
側部外周には凹部44が形成されており、この凹部44
に、クラッチ装置23の突起部45が嵌入されている。
【0013】この突起部45は、クラッチ装置23のハ
ンドル46の回転中心から偏心した位置にあり、ハンド
ル46を回すことで、ハンドル46の回転中心の廻りに
偏心回転し、この偏心回転の中間軸33方向の成分によ
り、中間軸ギヤ35を中間軸33上においてスライドさ
せる。従って、ハンドル46を回すことで、中間軸ギヤ
35と中間軸33とのスプライン嵌合を解除することが
でき、中間軸ギヤ35が回転しても、その回転が中間軸
33に伝達されない状態を形成することができる。
【0014】その結果、停電時、点検時等の運転停止時
に、このクラッチ装置23の機能によって自走式キャリ
ヤを手動で容易に動かすことができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の自走式キャリア用のギヤドモータ20では、運転停止
時に無励磁作動ブレーキ21で制動ロックされた状態を
解除するための手段として、クラッチ装置23を減速機
11に組み込んでいた。
【0016】しかし、減速機11にクラッチ装置23を
組み込むと、減速機23の構造が複雑になる上、減速機
11の歯車箱31の外形が大きくなってしまうという問
題があった。特に歯車箱31の外形の増大は、自走式キ
ャリアの走行に伴うギヤドモータの通過面積の増大につ
ながるので、可能な限りの小型コンパクト化が望まれて
いた。
【0017】本発明は、上記事情を考慮し、無励磁作動
ブレーキによるブレーキ作用をモータ自身で解除するこ
とのできる機能を備えることにより、減速機(変速機)
にブレーキ作用解除のためのクラッチ装置を組み込む必
要をなくし、結果的に減速機の構造の単純化と小型化を
可能とする無励磁作動ブレーキ付モータ、及び、該無励
磁作動ブレーキ付モータと変速機とを組み合わせた自走
式キャリア用ギヤドモータを提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、駆動
電流の供給が遮断されているときにスプリングの力で固
定側部材と回転側部材を圧接させてモータ軸を制動する
と共に、駆動電流が供給されているときに電磁力で前記
固定側部材と回転側部材を離間させて前記モータ軸の制
動を解除する無励磁作動ブレーキの付いたモータにおい
て、外部からの操作により、前記スプリングの力に抗し
て固定側部材と回転側部材を離間させ且つその状態を保
持することの可能な手動ブレーキ解除装置を設けたこと
により、上記課題を解決したものである。
【0019】この発明では、元々存在する無励磁作動ブ
レーキの固定側部材と回転側部材をスプリングの力に抗
して手動で離間させる手段(手動ブレーキ解除装置)を
モータ自身に装備させている。従って、運転停止時には
通常、スプリングの力でモータ軸が回転できない状態に
保持されているが、それを手動で解除してモータ軸を自
由に回転できる状態にすることができる。
【0020】この場合の手動ブレーキ解除装置は、元々
存在する無励磁作動ブレーキの固定側部材と回転側部材
とを引き離すだけでよいので、単純な構造でコンパクト
に構成することができ、コストも抑えることができる。
【0021】このようにモータ自体に従来の減速機に装
備したクラッチ装置の代用を果たす手段(手動ブレーキ
解除装置)を設けたので、減速機と合体して自走式キャ
リア用ギヤドモータを構成した場合に、減速機にクラッ
チ装置を装備する必要がなくなり、構造が複雑で外形的
にも大きくなりがちな減速機をコンパクトで構造の単純
なものにすることができる。
【0022】請求項2の発明は、請求項1において、前
記手動ブレーキ解除装置として、モータケーシングの後
端部に該モータケーシングの半外周に沿ったU字形状の
ブレーキ緩めレバーを配置し、このブレーキ緩めレバー
の両端をモータケーシングに係合することで該ブレーキ
緩めレバーをモータケーシングの軸線方向に沿って微小
回動可能に構成し、該ブレーキ緩めレバーの回動支点と
なる両端から近い位置に、該ブレーキ緩めレバーが回動
操作されたときに前記固定側部材を前記スプリングの力
に抗して回転側部材から離間する方向に押し戻す作用点
を設け、該作用点よりもブレーキ緩めレバーの回動支点
となる両端から遠い位置に、該ブレーキ緩めレバーを回
動させるための力を加える力点としての操作部を設け、
この操作部に対向させて、ブラケットに対するねじ込み
操作により前記操作部を押し移動してブレーキ緩めレバ
ーを回動させ且つその状態を保持するボルトを配置した
ことにより、上記課題を解決したものである。
【0023】この発明では、ブラケットに対するボルト
のねじ込み操作を行うだけで、ブレーキ緩めレバーを動
かし、スプリングによるブレーキ力を解除して、その状
態を保持することができる。このように、1本のボルト
をねじ込むという簡単な動作のみでブレーキ力を解除で
きる。
【0024】この場合、ブレーキ緩めレバーの作用点よ
りも、ボルトで押圧する力点を回動支点から遠くに配し
たので、ボルトで押す際の負担を小さくすることがで
き、簡単・確実にブレーキ力の解除を行うことができ
る。
【0025】又、ブレーキ緩めレバーをモータケーシン
グの外周に沿ってU字状に配すると共に、その操作部に
対向してブラケットにねじ込んだボルトを配置している
だけの構成であるから、モータの外側に突出する部分を
できるだけ小さくすることができ、余計なスペースを最
小限に抑えられる。
【0026】請求項3の発明は、軌道上を車輪が転動す
ることにより走行する自走式キャリアの前記車輪を駆動
するモータと、該モータのモータ軸と前記車輪との間に
配置される変速機とを一体化した自走式キャリア用ギア
ドモータにおいて、前記モータとして、請求項1又は2
記載の無励磁作動ブレーキ付モータを使用し、該無励磁
作動ブレーキ付モータの前記手動ブレーキ解除装置の操
作部を、前記自走式キャリアの走行に伴う前記変速機の
通過面積内で且つモータの下側位置に配置したことによ
り、上記課題を解決したものである。
【0027】この発明では、自走式キャリア用ギヤドモ
ータのモータとして、前述の無励磁作動ブレーキ付モー
タを使用したので、変速機にブレーキ解除のためのクラ
ッチ装置を装備する必要がない。従って、構造が複雑で
外形が大きくなりがちな変速機を、単純な構造でコンパ
クトに構成することができ、その結果、自走式キャリア
の走行経路の周囲有効空間を広げることができるように
なる。
【0028】特に、ブレーキ解除のための操作部は減速
機の通過面積内に隠れるようにしてあるので、減速機を
小さくできればできるほど、それだけ自走式キャリアの
走行経路の周囲有効空間を広げることができるようにな
る。又、前記操作部はモータの下側に配置しているの
で、空間の上方に自走式キャリアを設置した場合にも、
手動でのブレーキ解除操作がやりやすいという利点もあ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。
【0030】図1は実施形態として示す自走式キャリア
用ギヤドモータ100の側面図、図2はそのII矢視図、
図3はIII−III矢視断面図である。
【0031】このギヤドモータ100は、後部に無励磁
作動ブレーキ150の付いた電動モータ110と、入力
軸線L1と出力軸線L2とが平面視で直交した関係にあ
る直交軸歯車減速機130とを一体に結合したものであ
る。
【0032】モータ110は、固定子111及び回転子
112を収容したモータケーシング113と、それを貫
通するモータ軸114と、モータケーシング113の後
部に装備された無励磁作動ブレーキ150と、更にその
後部に配された冷却ファン115と、冷却ファン115
を覆うファンカバー118とを有している。
【0033】モータケーシング113は、円筒状の本体
ケーシング113Aと、該本体ケーシング113Aの前
端開口を塞ぐ前端カバー113Bと、前記本体ケーシン
グ113Aの後端開口を塞ぐ後端カバー113Cとから
なる。モータ軸114は、前端カバー113Bに配した
前部軸受116と、後端カバー113Cに配した後部軸
受117とにより回転自在に支持されている。モータ軸
114の前端は、前端カバー113Bを貫通して外部に
突出しており、その突出端にはハイポイドピニオン12
0が形成されている。モータ軸114の後端は、後端カ
バー113Cよりファンカバー118内に突出してお
り、その突出端に前記冷却ファン115が取り付けられ
ている。
【0034】無励磁作動ブレーキ150は、後端カバー
113Cに組み込まれた電磁コイル151と、リング板
状の可動鉄心(固定側部材)152と、ブレーキライニ
ング(回転側部材)153と、可動鉄心保持ブラケット
154と、図示しないスプリングとからなる。ここで、
後端カバー113Cの一部は、電磁コイル151が組み
込まれていることで、通電時(励磁時)に固定鉄心16
0として機能する。
【0035】可動鉄心保持ブラケット154は、円周方
向に等配した複数のボルト155で後端カバー133C
に取り付けられており、この可動鉄心保持ブラケット1
54と後端カバー133Cの間のスペースに、後端カバ
ー133C側から順に、可動鉄心152と、ブレーキラ
イニング153とが並んで配されている。
【0036】ブレーキライニング153は、モータ軸1
14の後端にスプライン結合されており、モータ軸11
4と一体に回転する。可動鉄心152は、前記ボルト1
55により回転止めされ、且つ、ボルト155上をスラ
イド可能に保持されている。図示しないスプリングは、
後端カバー133Cの内部に収容されており、可動鉄心
152をブレーキライニング153に圧接させている。
【0037】この無励磁作動ブレーキ150の作動は次
のようになる。
【0038】駆動電流を供給していないとき、あるい
は、駆動電流の供給が遮断されたときは、図示しないス
プリングの力によって、可動鉄心152がブレーキライ
ニング153に圧接させられるので、ブレーキライニン
グ153が回転不可能とされ、モータ軸114が制動さ
れ、非運転時に自走式キャリヤが何らかの振動や衝撃で
動いてしまうのを防止できる。
【0039】一方、駆動電流を供給したときは、可動鉄
心152が、スプリングの力に抗して固定鉄心160
(後端カバー133C)側に吸着されることで、ブレー
キライニング153から離間するので、ブレーキライニ
ング153が自由に回ることができる状態となり、モー
タ軸114の制動状態が解除される。
【0040】このように無励磁作動ブレーキ150は、
運転停止時にスプリングの力でブレーキ力を発生してモ
ータ軸114を制動するようになっており、従来は、こ
の制動状態のままであると、故障時やメンテナンス時に
も自走式キャリアの駆動ローラがロックした状態のまま
となって、キャリアを手動で動かすことができなくなる
ので、故障時等には手動でブレーキ状態を解除すること
ができるように、減速機にクラッチ装置を装備してい
た。
【0041】しかし、このギヤドモータ100では、減
速機130にクラッチ装置を設けるのを取り止めて、無
励磁作動ブレーキ付モータ110自身に、無励磁作動ブ
レーキ150のブレーキ力を手動で解除するための手動
ブレーキ解除装置170を設けている。
【0042】図1(あるいは図2、図4)に示すよう
に、手動ブレーキ解除装置170として、モータケーシ
ング131の後端カバー113Cの外周には、後端カバ
ー113Cの下半分の外周に沿ったU字形状のブレーキ
緩めレバー171が配置されている。
【0043】このブレーキ緩めレバー171は、板材を
湾曲及び折り曲げ加工して形成したもので、両端に内方
への折り曲げ片171a、両端より僅かに距離をおいた
位置に可動鉄心152に対する係合片171b、又、周
長方向の中間部である下端部分に外方へ折り曲げた操作
片(操作部)171cを有している。この操作片171
cは、両端の折り曲げ片171aから一番遠い位置にあ
る。
【0044】そして、後端カバー113Cの水平方向の
直径のほぼ両端位置に形成した係合孔172に、前記両
端に形成した折り曲げ片171aを嵌合することで、そ
の両端を支点にして、ブレーキ緩めレバー171は、モ
ータケーシング113の軸線方向に沿って、図1中二点
鎖線で示すように、微小回動可能に取り付けられてい
る。
【0045】なお、前記係合孔172は、リング板状の
可動鉄心152の水平方向の直径の通る位置よりもやや
上に設けられており、この取り付け状態において、係合
孔172に嵌合した両端の折り曲げ片171aが回動支
点となり、その下側の前記折り曲げ係合片171bが、
作用点として、ちょうど可動鉄心152の水平方向の直
径の通る位置に当たるようになっている。この係合片1
71bは、可動鉄心152を固定鉄心160側に押し戻
す役目を果たすもので、可動鉄心152にバランス良く
当たるよう平板状に形成されている。
【0046】このように取り付けられたブレーキ緩めレ
バー171は、ほとんどの部分がファンカバー118の
内側に隠れているが、ブレーキ緩めレバー171を回動
させるための力を加える力点としての操作片171cだ
けは、ファンカバー118の外側に突出している。この
操作片171cは、ちょうどモータ110の下側に位置
しており、この操作片171cに対向させて、操作片1
71cを押し移動するボルト178が配置されている。
【0047】このボルト178は、ファンカバー118
に取り付けたブラケット175の固定ナット部材176
にねじ込まれており、このボルト178を締め込むこと
により、ボルト178の先端で操作片171cを押し移
動して、ブレーキ緩めレバー171を回動させることが
できるようになっている。
【0048】なお、ボルト178を緩めた場合に、ブレ
ーキ緩めレバー171が元の位置に戻るように、後端カ
バー113Cとブレーキ緩めレバー171との間にはリ
ターンスプリング174が介装されている。
【0049】この手動ブレーキ解除装置170の作動は
次のようになる。
【0050】ボルト178を締め込むと、操作片171
cが押されてブレーキ緩めレバー171が、両端の折り
曲げ片171aを支点にして回動し、作用点である係合
片171bが、可動鉄心152を、図示しないスプリン
グの力に抗して固定鉄心160側に押し戻す。従って、
可動鉄心152とブレーキライニング153の圧接が解
かれて、モータ軸114が自由に回転できる状態にな
る。
【0051】この場合、ブレーキ緩めレバー171の作
用点(係合片171b)よりも、ボルト178で押圧す
る力点(操作片171c)が、回動支点(折り曲げ片1
71a)から遠くに配されているので、ボルト178で
押し戻す際の負担を小さくすることができ、1本のボル
ト178で、簡単・確実にブレーキ力の解除を行うこと
ができる。
【0052】又、ブレーキ緩めレバー171をモータ1
10の後端カバー113Cの外周に沿ってU字状に配す
ると共に、その操作片171cに対向してブラケット1
75にねじ込んだボルト178を配置しているだけの構
成であるから、モータ110の外側に突出する部分をで
きるだけ小さくすることができ、余計なスペースを最小
限に抑えることができる。
【0053】このように手動でブレーキ力を解除する手
段をモータ110自身に装備したので、減速機130に
はクラッチ装置が設けられていない。
【0054】図3に示されるように、減速機130とモ
ータ110は、歯車箱131と前端カバー113bをボ
ルト200で結合することにより一体化されており、こ
れにより、モータ軸114は減速機130の入力軸線L
1上に位置している。
【0055】減速機130の歯車箱131には、入力軸
線L1と(平面視で)直交した関係にある出力軸線L2
上に位置する出力軸132と、該出力軸132と平行に
配された中間軸133とが、軸受141〜144によっ
て回転自在に支持されている。出力軸132には出力軸
ギヤ134が設けられ、中間軸133には、出力軸ギヤ
134と噛合する中間軸ギヤ135と、ハイポイドギヤ
136とが設けられている。ハイポイドギヤ136は、
出力軸32と直交した関係にあるモータ軸114の先端
のハイポイドピニオン120と噛合している。
【0056】クラッチ装置を装備しない減速機130
は、ここでは構造簡単・小型コンパクトに構成されてい
るが、それでも、正面(モータ軸114の延長方向)か
ら見た場合に、図2に示すように、モータ110側に設
けた手動ブレーキ解除装置170の外部突出部分が、歯
車箱131の大きさの陰に隠れて見えないようになって
いる。従って、モータ110の軸線方向にこのギヤドモ
ータ100を移動させる場合は、手動ブレーキ解除装置
170が何ら周囲の有効空間を狭める障害とならない。
【0057】なお、モータケーシング113の側面には
端子箱129が付いている。
【0058】又、減速機130の出力軸132は、前記
端子箱129を設けた方向に突出しており、その突出端
に、自走式キャリアの駆動ローラを結合できるようにな
っている。
【0059】又、図1に示すように、出力軸132と同
心状に、歯車箱131の外面には、ギヤドモータ100
の取り付け固定用のインロー突部131Dが設けられ、
その周囲に取り付け用ネジ孔131Cが複数設けられて
いる。
【0060】図4、図5は上記のギヤドモータ100を
自走式キャリアの駆動系に取り付けた場合の例を示して
いる。
【0061】ギヤドモータ100の取り付けの向きは、
図6の従来例と同じである。即ち、ギヤドモータ100
の出力軸132は水平に配され、その先端に走行レール
2上を転動する駆動ローラ8が結合されている。モータ
軸114は走行レール2と平行に配され、手動ブレーキ
解除装置170の操作片171c及びボルト178(操
作部に相当)は、モータ110の下面側に位置してい
る。
【0062】ギヤドモータ100の取り付けは、水平板
310Aと垂直板310Bを有するL型フレーム310
の上側にギヤドモータ100を配置し、出力軸132と
同心に設けたインロー突部131Dを、L型フレーム3
10の垂直板310Bの円形開口312に嵌合し、図示
しないボルトを垂直板310Bから減速機130の歯車
箱131に設けたねじ孔131C(図1参照)に締め込
むことにより行われている。なお、9はレール2の側面
に当たるガイドローラである。
【0063】上記の例では次の作用効果が得られる。
【0064】即ち、手動ブレーキ解除装置170をモー
タ110自身に装備しているので、運転停止時に手動で
ブレーキを解除して、モータ軸114を自由に回転でき
る状態にすることができる。従って、故障時やメンテナ
ンス時に自走式キャリアを手動で動かすことができる。
【0065】しかも、手動ブレーキ解除装置170は、
元々存在する無励磁作動ブレーキ150の可動鉄心15
2を、ブレーキライニング153から引き離すだけでよ
いので、単純な構造でコンパクトに構成することがで
き。
【0066】又、モータ110自体に手動ブレーキ解除
装置170を装備しているので、従来のように減速機1
30にクラッチ装置を装備する必要がなくなり、構造が
複雑で外形的にも大きくなりがちな減速機130を、コ
ンパクトで構造の単純なものにすることができる。その
結果、自走式キャリアの走行経路の周囲有効空間を広げ
ることも可能になる。
【0067】又、ブレーキ解除のための操作部分は減速
機130の通過面積内に隠れるようになっているので、
減速機130を小さくすればするほど、それだけ自走式
キャリアの走行経路の周囲有効空間を広げることができ
る。
【0068】又、ブレーキ解除のための操作部分はモー
タ110の下側にあるので、手動でのブレーキ解除操作
がやりやすい。
【0069】又、インロー突部131Dを利用してボル
トによりギアドモータ100を自走式キャリアのフレー
ムに取り付けているため、強固に取り付けることがで
き、重量物用のキャリアに適用するときにも便利であ
る。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
無励磁作動ブレーキによるブレーキ作用を解除するため
の手段(手動ブレーキ解除装置)をモータ自身に装備し
ているので、減速機と合体してギヤドモータを構成した
場合に、減速機にブレーキ作用解除のためのクラッチ装
置を組み込む必要がなくなる。従って、減速機の構造の
単純化と小型化が可能になり、コストダウンと、自走式
キャリアのギヤドモータとして使用する場合の周囲有効
空間の拡大に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のギヤドモータの側面図
【図2】図1のII矢視図
【図3】図1のIII−III矢視断面図
【図4】上記ギヤドモータを適用した自走式キャリアの
要部概略を示す側面図
【図5】図4のV矢視図
【図6】従来の自走式キャリアの外観を示す斜視図
【図7】従来の自走式キャリアの正面図
【図8】従来の自走式キャリアの駆動系に使用されてい
るギヤドモータの側断面図
【図9】図8のIX−IX矢視断面図
【符号の説明】
2…走行レール(軌道) 8…駆動ローラ(車輪) 100…自走式キャリア用ギヤドモータ 110…無励磁作動ブレーキ付モータ 114…モータ軸 130…減速機(変速機) 150…無励磁作動ブレーキ 152…可動鉄心(固定側部材) 153…ブレーキライニング(回転側部材) 170…手動ブレーキ解除装置 171…ブレーキ緩めレバー 171a…折り曲げ片(回動支点) 171b…折り曲げ係合片(作用点) 171c…操作片(力点、操作部) 175…ブラケット 176…ナット部材 178…ボルト(操作部) 300…自走式キャリア
フロントページの続き Fターム(参考) 3J058 AA57 AA88 BA62 BA63 BA67 CC08 CC13 CC19 CC66 CC72 CC76 CC77 FA35 FA42 5H607 AA15 BB01 BB14 CC01 CC03 DD03 DD08 EE08 FF01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動電流の供給が遮断されているときにス
    プリングの力で固定側部材と回転側部材を圧接させてモ
    ータ軸を制動すると共に、駆動電流が供給されていると
    きに電磁力で前記固定側部材と回転側部材を離間させて
    前記モータ軸の制動を解除する無励磁作動ブレーキを備
    えた無励磁作動ブレーキ付モータにおいて、 外部からの操作により、前記スプリングの力に抗して固
    定側部材と回転側部材を離間させ且つその状態を保持す
    ることの可能な手動ブレーキ解除装置を設けたことを特
    徴とする無励磁作動ブレーキ付モータ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記手動ブレーキ解除装置として、モータケーシングの
    後端部に該モータケーシングの半外周に沿ったU字形状
    のブレーキ緩めレバーを配置し、このブレーキ緩めレバ
    ーの両端をモータケーシングに係合することで該ブレー
    キ緩めレバーをモータケーシングの軸線方向に沿って微
    小回動可能に構成し、該ブレーキ緩めレバーの回動支点
    となる両端から近い位置に、該ブレーキ緩めレバーが回
    動操作されたときに前記固定側部材を前記スプリングの
    力に抗して回転側部材から離間する方向に押し戻す作用
    点を設け、該作用点よりもブレーキ緩めレバーの回動支
    点となる両端から遠い位置に、該ブレーキ緩めレバーを
    回動させるための力を加える力点としての操作部を設
    け、この操作部に対向させて、ブラケットに対するねじ
    込み操作により前記操作部を押し移動してブレーキ緩め
    レバーを回動させ且つその状態を保持するボルトを配置
    したことを特徴とする無励磁作動ブレーキ付モータ。
  3. 【請求項3】軌道上を車輪が転動することにより走行す
    る自走式キャリアの前記車輪を駆動するモータと、該モ
    ータのモータ軸と前記車輪との間に配置される変速機と
    を一体化した自走式キャリア用ギアドモータにおいて、 前記モータとして、請求項1又は2記載の無励磁作動ブ
    レーキ付モータを使用し、該無励磁作動ブレーキ付モー
    タの前記手動ブレーキ解除装置の操作部を、前記自走式
    キャリアの走行に伴う前記変速機の通過面積内で且つモ
    ータの下側位置に配置したことを特徴とする自走式キャ
    リア用ギヤドモータ。
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