JP2000287484A - モータ制御システム - Google Patents

モータ制御システム

Info

Publication number
JP2000287484A
JP2000287484A JP11085622A JP8562299A JP2000287484A JP 2000287484 A JP2000287484 A JP 2000287484A JP 11085622 A JP11085622 A JP 11085622A JP 8562299 A JP8562299 A JP 8562299A JP 2000287484 A JP2000287484 A JP 2000287484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
phase angle
unit
current command
command value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11085622A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3399396B2 (ja
Inventor
Noribumi Isachi
則文 伊佐地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP08562299A priority Critical patent/JP3399396B2/ja
Publication of JP2000287484A publication Critical patent/JP2000287484A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3399396B2 publication Critical patent/JP3399396B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期作動チェックのために車両駆動用のモー
タを通電した際に生じるモータの回転を低減し、運転者
に与える不快感を少なくする。 【解決手段】 モータ1は、バッテリ6に接続されたイ
ンバータ2を介して座標変換部3に接続される。初期作
動チェックの時には、初期作動チェック制御部9の制御
により、メイン演算部5はモータ1にトルクを発生させ
ないで通電させる電流指令値を出力し、サブ演算部7は
メイン演算部5とは異なる値の電流指令値を出力する。
比較部8から異常信号が出力され、フェイルセーフ機能
が正常に動作していることが確認できる。座標変換部3
では、回転角センサ13で最初に検出された初期位相角
検出値に基づいて電流指令値を座標変換してモータ1に
通電するので、モータ1に発生する磁極の位相角は変化
しないので、初期位相角検出値の誤差が原因でモータ1
に生じるトルクの総量が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータを制御するモ
ータ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年においては、電気自動車に車載され
たモータ等を制御するモータ制御システムは、モータの
運転時に、モータ制御システムにおける異常発生を監視
し、異常が発生した場合にはモータの通電を遮断して運
転を停止させるフェイルセーフ機能を備えている。ま
た、モータの始動時に、フェイルセーフ機能を含めたモ
ータの制御動作が正常に行われるか否かの初期作動チェ
ック機能を備えているものもある。
【0003】図3に示すような、従来の車載モータ用の
モータ制御システムでは、通常の動作時には、メイン演
算部5において、アクセル開度、車速等に応じて図示省
略したトルク指令値算出部で算出されたトルク指令値に
基づいて、目標とするトルクをモータに発生させるため
に、まず、2相の励磁電流指令値Idと、トルク電流指
令値Iqを算出し、電流制御部4へ出力する。
【0004】電流制御部4では、図示省略したフィード
バック回路の出力を用いて、励磁電流指令値Idと、ト
ルク電流指令値Iqの出力精度を向上させる。座標変換
部21では、回転角センサ13で検出されたモータ1の
回転角に基づいて、励磁電流指令値Idと、トルク電流
指令値Iqの座標変換をおこない3相の電流指令値I
u、Iv、Iwを算出し、バッテリ6へ接続されたイン
バータ2に出力する。インバータ6は、電流指令値I
u、Iv、Iwをモータ電流Iu’、Iv’、Iw’に
変換し、モータ1を制御する。
【0005】モータ制御システムにおける異常発生を監
視するために、サブ演算部7では、メイン演算部5と同
じトルク指令値を受け取り、メイン演算部5と同一の演
算を行って、励磁電流指令値Id’と、トルク電流指令
値Iq’を算出し、比較部8へ出力する。電流センサ1
4では、モータ電流Iu’、Iv’、Iw’を検知し、
座標変換部15では、回転角センサ13で検出されたモ
ータ1の回転角に基づいて、モータ電流Iu’、I
v’、Iw’を座標変換して、励磁電流検出値Id”
と、トルク電流検出値Iq”を算出する。
【0006】比較部8では、サブ演算部7で算出された
励磁電流指令値Id’と座標変換部15で変換された励
磁電流検出値Id”の値を比較し、またトルク電流指令
値Iq’とトルク電流検出値Iq”の値を比較する。モ
ータ制御システムが正常に動作している場合には、励磁
電流指令値Id’と励磁電流検出値Id”の値は略同一
になり、またトルク電流指令値Iq’とトルク電流検出
値Iq”の値も略同一になる。何らかの異常が発生し、
指令値の差が所定以上になった場合には、比較部8から
異常信号がフェイルセーフ部10へ出力される。フェイ
ルセーフ部10では、異常信号が入力されると図示省略
したモータ駆動リレーを遮断する。したがって、モータ
の駆動は不可能になり、モータ制御の安全性が確保され
る。
【0007】また、運転者がキースイッチをオンにした
直後には、フェイルセーフ機能が正常に動作しているか
否かを確認する初期作動チェックが行われる。キー操作
検知部11によりモータを始動するキースイッチがオン
されたことが検知されると、まず、初期作動チェック制
御部22から初期作動チェック信号がメイン演算部5、
サブ演算部7および比較部8へ出力される。
【0008】初期作動チェック信号が入力されると、メ
イン演算部5では、モータ1にトルクを発生させること
なく作動チェックを行うために、励磁電流指令値Idと
しては所定値を出力し、トルク電流指令値Iqとしては
Iq=0を出力する。サブ演算部7では、初期作動チェ
ック信号が入力されると、励磁電流指令値Id’として
Id’=0を、トルク電流指令値Iq’としてIq’=
0を出力する。
【0009】比較部8では、初期作動チェック信号が入
力されると、励磁電流指令値Id’と励磁電流検出値I
d”の差またはトルク電流指令値Iq’とトルク電流検
出値Iq”の差が所定以上ある場合には異常信号を初期
作動チェック制御部22へ出力する。メイン演算部5お
よびサブ演算部7から異なる値の励磁電流指令値Idと
励磁電流指令値Id’が出力されているため、比較部8
は異常信号を初期作動チェック制御部22に出力する。
上記の動作により、初期作動チェック制御部22では、
フェイルセーフ機能が正常に動作しているか否かを確認
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転角
センサ13は、モータ1のステータ側に取り付けられた
フォトエンコーダとロータ側に設けられたスリットから
構成され、回転角を検出しているため、停止しているモ
ータ1の位相角を検出する際に、最初に検出した初期位
相角検出値には、0°〜30°の誤差が存在する。ロー
タが回転し、6ヶ所に分割された領域の一つから、別の
領域に移るときに、初めて、正確な位相角が検出され
る。
【0011】このため、図4の(a)に示すように、ロ
ータのS極SrおよびN極Nrの位相角θr4が30°
であるにも係らず、回転センサ13による最初の位相角
の検出値である初期位相角検出値θs4としては60°
であると出力されてしまうことがある。なお、説明を簡
単にするために、実際の磁極ではなく、モデル化したS
極およびN極を用いている。
【0012】初期作動チェック時に、まず座標変換部2
1では、上記の初期位相角検出値θs4=60°を基準
としてトルクが0になるように、電流指令値を算出し、
インバータ2に出力し、モータ1のステータ17に通電
する。このため、ステータ17に発生するS極Ssおよ
びN極Nsの位相角は初期位相角検出値θs4=60°
と等しくなる。ロータ16の実際のS極SrおよびN極
Nrの位置と、ステータ17に生じたN極NsおよびS
極Ssの位置がずれているため、ロータ16にはトルク
が生じ、矢印の方向へ回転する。
【0013】座標変換部21における、電流指令値の算
出は2ms毎に行われ、その度に、新たに、モータ1の
トルクが0になるように、回転角センサ13で検出され
たロータ16の位相角検出値に基づいて座標変換をおこ
ない電流指令値を算出する。回転角センサ13では、回
転角度は検出初期から精度良く検出可能であり、ロータ
16が回転した場合には、回転センサ13から出力され
る位相角検出値は、最初に検出した初期位相角検出値に
回転角度を足した値となる。
【0014】したがって、最初にロータ16の位相角を
検出してから10ms後に、図4の(b)に示すよう
に、ロータ16が20°回転して、ロータの実際の位相
角θr5が50°になった場合には、位相角検出値θs
5としては、80°が出力されることとなる。このた
め、座標変換部21では、上記の位相角検出値θs5=
80°を基準としてトルクが0になるように、電流指令
値が算出され、モータに通電される。このため、ステー
タ17においては、S極SsおよびN極Nsの位相角は
位相角検出値θs5=80°となる。
【0015】ある程度ロータ16が回転すれば、実際の
ロータ16の位相角と回転センサ13で検出される位相
角の誤差が解消される。しかし、例えばロータ16の位
相角が60°に達した時点で位相角の誤差が解消される
場合には、図4の(3)に示すように、ロータ16の位
相角θr6が60°になる直前まで、ステータ17の位
相角θs6はロータの位相角θr6より30°大きい値
となり、ロータ16を回転させるトルクが連続的に発生
し、ロータ16すなわちモータ1が回転する。
【0016】上記のように、初期位相角の検出誤差が大
きい値であった場合には、モータ1が回転し、ショック
が運転者に伝わり、不快感を与えることがあるという問
題があった。本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、初期作動チェック時等のモータ停止状態でモータを
通電する際に生じるモータの回転を低減し、運転者に与
える不快感を少なくすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明では、モータの回転角または位
相角を検出する回転角センサと、回転角センサで検出さ
れたモータの回転角検出値または位相角検出値に基づい
て、モータを駆動するためのモータ駆動信号を算出する
モータ制御部と、モータ制御部で算出されたモータ駆動
信号に応じてモータを駆動するインバータとからなるモ
ータ制御システムにおいて、モータ停止状態でモータを
通電する際にモータ通電信号を出力するモータ通電信号
出力部を有し、モータ制御部は、モータ通電信号が入力
されたときには、回転角センサで最初に検出された位相
角検出値である初期位相角検出値に基づいて、モータに
発生するトルクを0にするモータ駆動信号を算出するも
のとした。
【0018】請求項2記載の発明では、モータ通電信号
出力部は、モータが停止している状態で、初期作動チェ
ックが行われる際に、モータ通電信号を出力するものと
した。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、モータ停止状
態でモータを通電する際に、回転角センサで最初に検出
された位相角検出値である初期位相角検出値に基づい
て、モータ駆動信号を算出する。このため、初期位相角
検出値に誤差が存在しても、モータのステータに発生す
る磁極の位相角は変化しない。モータのロータの位相角
が回転角センサでの初期位相角検出値と等しくなるまで
の間は、ステータに発生する磁極の位相角がロータの位
相角より大きい値となるため、ロータを回転させるトル
クが発生し、ロータは回転する。
【0020】しかし、ステータにおける磁極の位相角が
最初の初期位相角検出値から変化させないため、ロータ
の位相角が、ステータの磁極の位相角に近づくにしたが
って、ロータを回転させるトルクは減少する。従って、
モータに発生するトルクの総量が減少するため、モータ
の回転量が小さくなり、発生するショックも小さくなる
ため、運転者に与える不快感は低減する。
【0021】請求項2に記載する発明では、初期作動チ
ェックを行う際に、モータが停止している場合には、回
転角センサで最初に検出された初期位相角検出値に固定
された位相角検出値に基づいて、モータ駆動信号を算出
するので、初期作動チェック時に発生するモータのトル
クの総量を減少でき、運転者に与える不快感は低減す
る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例によ
り説明する。図1は実施例の構成を示すブロック図であ
る。モータ1は電気自動車に搭載される走行用のモータ
であり、交流同期電動機である。モータ1には図示しな
いトランスアクスルが連接され、このトランスアクスル
からの駆動力が、左右の前輪軸を介して、図示しない両
前輪に伝達されるようになっている。
【0023】モータ1はインバータ2、座標変換部3お
よび電流制御部4を介してメイン演算部5に接続されて
いる。メイン演算部5は、サブ演算部7、比較部8およ
び初期作動チェック制御部9に接続され、また、図示省
略したトルク指令値算出部に接続されている。初期作動
チェック制御部9には、モータ1を始動させるためのキ
ースイッチの操作を検出するキー操作検知部11および
シフトレバーのポジションから走行レンジを検出するシ
フト位置検知部12が接続され、またメイン演算部5、
サブ演算部7、座標変換部3および比較部8へも接続さ
れている。
【0024】初期作動チェック制御部9は、キー操作検
知部11でモータを始動させるキースイッチが操作され
たことが検知されると、初期作動チェック信号をメイン
制御部5、サブ制御部7および比較部8へ出力する。ま
た、キー操作が行われた時の走行レンジをシフト位置検
知部12から読み込み、パーキングであれば、モータ通
電信号を座標変換部3へ出力する。すなわち、シフトレ
バーのポジションがパーキング状態であり、モータが停
止している場合にはモータ通電信号を座標変換部3へ出
力する。
【0025】座標変換部3では、初期作動チェック制御
部9からモータ通電信号が入力されていない場合には、
励磁電流指令値Idとトルク電流指令値Iqを、回転角
センサ13で逐次検出されるモータ1の回転角検出値ま
たは位相角検出値に基づいて座標変換をおこないモータ
駆動信号として3相の電流指令値Iu、Iv、Iwを算
出し、インバータ2に出力する。
【0026】モータ通電信号が入力された場合には、励
磁電流指令値Idとトルク電流指令値Iqを、回転角セ
ンサ13で最初に検出されるモータ1の位相角検出値で
ある初期位相角検出値に基づいて座標変換をおこない3
相の電流指令値Iu、Iv、Iwを算出し、インバータ
2に出力する。その他の構成は図3に示す従来例と同様
である。なお、初期作動チェック制御部9は発明のモー
タ通電信号出力部を構成し、メイン演算部5および座標
変換部3はモータ制御部を構成する。
【0027】次に、本実施例の動作を説明する。通常時
の動作は従来例と同様である。モータの始動時に初期作
動チェックを行う際の動作の詳細を説明する。まず、モ
ータ1を始動させるキースイッチがオンされたときに、
シフトレバーのポジショニングがパーキングであった場
合の動作を説明する。初期作動チェック制御部9は、キ
ースイッチが操作され、かつシフトレバーのポジショニ
ングがパーキングであると検出されると、初期作動チェ
ック信号をメイン演算部5、サブ演算部7および比較部
8へ出力し、またモータ通電信号を座標変換部3へ出力
する。
【0028】メイン演算部5では、モータ1にトルクを
発生させないように、励磁電流指令値Idとしては所定
値を出力し、トルク電流指令値IqとしてはIq=0を
電流制御部4へ出力する。サブ演算部7では、励磁電流
指令値Id’としてはId’=0を、トルク電流指令値
Iq’としてはIq’=0を比較部8へ出力する。
【0029】座標変換部3は、回転角センサ13で最初
にロータ1の位相角を検出した時の検出値である初期位
相角検出値に基づいて、電流制御部4を介して入力され
た励磁電流指令値Idと、トルク電流指令値Iqの座標
変換を行い、3相の電流指令値Iu、Iv、Iwを算出
し、インバータ2へ出力する。インバータ2では、電流
指令値Iu、Iv、Iwをモータ電流Iu’、Iv’、
Iw’に変換し、モータ1を制御する。
【0030】電流センサ14は、モータ電流Iu’、I
v’、Iw’を検知し、座標変換部15は、ロータ1の
位相角に基づいてモータ電流Iu’、Iv’、Iw’を
座標変換し、励磁電流検出値Id”およびトルク電流検
出値Iq”を算出し、比較部8へ出力する。比較部8で
は、サブ演算部7から入力された励磁電流指令値Id’
(Id’=0)と、座標変換部15から入力された励磁
電流検出値Id”(正常に動作していれば所定値)の差
が所定以上あるため、異常信号を初期作動チェック制御
部9へ報知する。上記の動作により、初期作動チェック
制御部9では、フェイルセーフ機能が正常に動作してい
ることが確認できる。
【0031】上記のように、座標変換部3で、初期位相
角検出値に基づいて座標変換を行う際に、モータ1に生
じるトルクについて説明する。なお、説明を簡単にする
ために、実際の磁極ではなく、モデル化したS極および
N極を用いている。回転角センサ13によりモータ1の
位相角を検出する際、回転角センサ13の検出誤差によ
り、モータ1の実際の位相角と、回転角センサ13の位
相角検出値に0〜30°の誤差が生じてしまうことがあ
る。
【0032】例えば、図2の(a)に示すように、実際
の位相角θr1が30°であるにも係らず、回転センサ
13による最初の検出値である初期位相角検出値θs1
は60°であると出力されることがある。このとき、座
標変換部3では、上記の初期位相角検出値θs1=60
°を基準としてトルクが0になるように、電流指令値を
算出し、インバータ2に出力し、モータ1のステータ1
7に通電する。
【0033】このため、ステータ17に発生するS極S
sおよびN極Nsの位相角は初期位相角検出値θs1=
60°と等しくなる。ロータの実際のS極SrおよびN
極Nrの位置と、ステータ17に生じたN極Nsおよび
S極Ssの位置がずれているため、ロータ16にはトル
クが生じ、矢印の方向へ回転する。
【0034】座標変換部3では、電流指令値の算出は2
ms毎に行われるが、モータ通電信号が入力されている
ため、毎回最初に位相角を検出した時の検出値である初
期位相角検出値θs1に基づいて、モータ1のトルクが
0になるように電流指令値を算出する。最初に位相角を
検出してから10ms後に、例えばロータ16が20°
回転した場合には、図2の(b)に示すように、ロータ
16の実際の位相角θr2は50°となる。
【0035】しかし、座標変換部3では、初期位相角検
出値θs1=60°を基準としてトルクが0になるよう
に、電流指令値を算出しているため、ステータ17にお
いては、通電当初と変わらずに、S極SsおよびN極N
sの位相角は60°となる。すなわち、初期作動チェッ
ク中は、座標変換部3から出力される電流指令値は、一
番最初に算出された値から変化せず、したがって、ステ
ータ17に発生する磁極の位置も変化しない。
【0036】ロータ16の実際の位相角が、初期位相角
検出値である60°に達するまでの間は、ロータ16を
回転させるトルクが連続的に発生し、ロータ16が回転
する。しかし、ステータ17におけるS極およびN極の
位置が最初から変化しないため、ロータ16のN極およ
びS極の位置が、ステータ17におけるS極およびN極
の位置に近づくにしたがって、ロータ16を回転させる
トルクは減少し、図2の(c)に示すようにロータ16
の実際の位相角θr3と初期位相角検出値θs1とが一
致したところで、発生するトルクは0となる。従って、
初期作動チェック時に、モータに発生するトルクの総量
が減少し、モータの回転も小さくなり、発生するショッ
クも小さくなるので、運転者に与え得る不快感も少なく
なる。
【0037】また、モータ1を始動させるキースイッチ
がオンされたときに、シフトレバーのポジショニングが
パーキング以外であった場合には、初期作動チェック制
御部9からモータ通電信号が出力されないので、従来例
における初期作動チェック時の動作と同様に、逐次検出
される回転センサ13での位相角検出値に基づいて、座
標変換を行う。すなわち、坂道等でモータを始動させる
場合等の安全性を保つために、回転センサ13によるモ
ータ1の位相角検出値をモータ制御に使用する。
【0038】なお、本実施例では、モータが停止してい
ることをシフトレバーの位置から検知するために、シフ
ト位置検知部12を設けたが、これに限定されるもので
はなく、モータの動作を監視し、停止しているか否かを
直接判定する手段を設けてもよい。すなわち、モータが
停止しているか否かを判定できるものであればよい。
【0039】さらに、本実施例では、初期作動チェック
を行うシステムに本発明のモータ制御システムを適用し
たが、これに限定されるものではなく、モータ停止状態
でモータを通電させる必要のあるシステムであれば、本
発明を適用可能である。例えば、初期作動チェック時以
外では、キーオフ時にコンデンサを放電する場合などに
も適用できる。
【0040】通常、電気自動車のモータ駆動用のバッテ
リには、大容量のコンデンサが並列に接続され、キーオ
ンされ走行中には、コンデンサがバッテリにより充電さ
れている。電気自動車の運転をやめ、キーオフした場合
には、充電されているコンデンサを放電する必要があ
る。モータにトルクが発生しないように、モータに電流
を流すことにより、コンデンサを放電することができ
る。上記のようなコンデンサの放電システムに本発明を
適用することにより、コンデンサ放電時に生じるモータ
のトルクを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】実施例におけるモータの位相角と位相角検出値
を説明する図である。
【図3】従来例の構成を示すブロック図である。
【図4】従来例におけるモータの位相角と位相角検出値
を説明する図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 インバータ 3、15、21 座標変換部 4 電流制御部 5 メイン演算部 6 バッテリ 7 サブ演算部 8 比較部 9、22 初期作動チェック制御部 10 フェイルセーフ部 11 キー操作検知部 12 シフト位置検知部 13 回転センサ 14 電流センサ 16 ロータ 17 ステータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転角または位相角を検出する
    回転角センサと、該回転角センサで検出されたモータの
    回転角検出値または位相角検出値に基づいて、モータを
    駆動するためのモータ駆動信号を算出するモータ制御部
    と、該モータ制御部で算出されたモータ駆動信号に応じ
    てモータを駆動するインバータとからなるモータ制御シ
    ステムにおいて、 モータ停止状態でモータを通電する際にモータ通電信号
    を出力するモータ通電信号出力部を有し、 前記モータ制御部は、前記モータ通電信号が入力された
    ときには、前記回転角センサで最初に検出された位相角
    検出値である初期位相角検出値に基づいて、モータに発
    生するトルクを0にするモータ駆動信号を算出すること
    を特徴とするモータ制御システム。
  2. 【請求項2】 前記モータ通電信号出力部は、モータが
    停止している状態で、初期作動チェックが行われる際
    に、モータ通電信号を出力することを特徴とする請求項
    1記載のモータ制御システム。
JP08562299A 1999-03-29 1999-03-29 モータ制御システム Expired - Fee Related JP3399396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08562299A JP3399396B2 (ja) 1999-03-29 1999-03-29 モータ制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08562299A JP3399396B2 (ja) 1999-03-29 1999-03-29 モータ制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000287484A true JP2000287484A (ja) 2000-10-13
JP3399396B2 JP3399396B2 (ja) 2003-04-21

Family

ID=13863955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08562299A Expired - Fee Related JP3399396B2 (ja) 1999-03-29 1999-03-29 モータ制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3399396B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011058177A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の漏電検出装置
WO2012018203A3 (ko) * 2010-08-02 2012-05-03 (주)브이이엔에스 전기자동차 및 그 제어방법
WO2012005552A3 (ko) * 2010-07-09 2012-05-03 (주)브이이엔에스 전기자동차 및 그 비상제어방법
KR101364758B1 (ko) 2012-07-10 2014-02-20 한국과학기술원 전기자동차의 허브모터 제어장치
KR101567922B1 (ko) 2011-04-07 2015-11-10 엘지전자 주식회사 전기자동차 및 그 제어방법
KR20180067132A (ko) * 2016-12-12 2018-06-20 현대오트론 주식회사 모터 구동 ic 고장진단 장치 및 방법
CN109738799A (zh) * 2019-01-22 2019-05-10 浙江众邦机电科技有限公司 一种电机磁极相位角的检测方法、装置及设备
CN115833686A (zh) * 2022-12-02 2023-03-21 合肥御微半导体技术有限公司 一种直线电机的初始相位角确定方法、装置和电子设备
CN117396276A (zh) * 2022-03-30 2024-01-12 东芝三菱电机产业系统株式会社 检测装置以及检测系统

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011058177A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の漏電検出装置
WO2012005552A3 (ko) * 2010-07-09 2012-05-03 (주)브이이엔에스 전기자동차 및 그 비상제어방법
US8977416B2 (en) 2010-07-09 2015-03-10 Lg Electronics Inc. Electric vehicle and method for controlling emergency thereof
WO2012018203A3 (ko) * 2010-08-02 2012-05-03 (주)브이이엔에스 전기자동차 및 그 제어방법
CN103052530A (zh) * 2010-08-02 2013-04-17 株式会社V-Ens 电动汽车及其控制方法
US8983695B2 (en) 2010-08-02 2015-03-17 Lg Electronics Inc. Electric vehicle and method for controlling same
CN103052530B (zh) * 2010-08-02 2015-06-10 Lg电子株式会社 电动汽车及其控制方法
KR101567922B1 (ko) 2011-04-07 2015-11-10 엘지전자 주식회사 전기자동차 및 그 제어방법
KR101364758B1 (ko) 2012-07-10 2014-02-20 한국과학기술원 전기자동차의 허브모터 제어장치
KR20180067132A (ko) * 2016-12-12 2018-06-20 현대오트론 주식회사 모터 구동 ic 고장진단 장치 및 방법
KR101949509B1 (ko) * 2016-12-12 2019-02-19 현대오트론 주식회사 모터 구동 ic 고장진단 장치 및 방법
CN109738799A (zh) * 2019-01-22 2019-05-10 浙江众邦机电科技有限公司 一种电机磁极相位角的检测方法、装置及设备
CN109738799B (zh) * 2019-01-22 2021-09-07 浙江众邦机电科技有限公司 一种电机磁极相位角的检测方法、装置及设备
CN117396276A (zh) * 2022-03-30 2024-01-12 东芝三菱电机产业系统株式会社 检测装置以及检测系统
CN115833686A (zh) * 2022-12-02 2023-03-21 合肥御微半导体技术有限公司 一种直线电机的初始相位角确定方法、装置和电子设备
CN115833686B (zh) * 2022-12-02 2026-01-02 合肥御微半导体技术股份有限公司 一种直线电机的初始相位角确定方法、装置和电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP3399396B2 (ja) 2003-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3362537B2 (ja) 電気自動車用駆動モータのフェールセーフ制御
JP3812739B2 (ja) モータ異常検出装置及び電動パワーステアリング制御装置
JP2752539B2 (ja) 車両用電動機の制御装置
US7222008B2 (en) Vehicle steering control apparatus
US6281656B1 (en) Synchronous motor control device electric motor vehicle control device and method of controlling synchronous motor
US9050895B2 (en) Control apparatus of rotating electrical machine
KR20000039332A (ko) 엘리베이터의 운전 제어장치
JP2000184774A (ja) モータ制御装置
CN110417314B (zh) 马达控制装置及电动助力转向装置
JP3527071B2 (ja) 電気自動車の制御装置
US20180183366A1 (en) Drive Device for Three-Phase Synchronous Motor
JP4836195B2 (ja) 車載用モータ制御装置
JP3399396B2 (ja) モータ制御システム
JP2008092708A (ja) モータ駆動制御装置
US7174270B2 (en) Rotation angle detecting apparatus and method of detecting rotation angle
JP5055836B2 (ja) 同期モーター用磁極位置センサーの位相ズレ検出装置および検出方法
US6731085B2 (en) Method and apparatus for determining motor faults in an electric assist steering system
US20060055243A1 (en) Control-motor system
JPH11341897A (ja) モータシステム異常検出方法、異常検出装置、および、その異常検出機能を備えたモータシステム
JP2007274849A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JPH04261396A (ja) ステッピングモータの異常監視装置
JPH0787603A (ja) 電気自動車の保護装置
JPH04150701A (ja) 電気自動車制御装置
JP2006129636A (ja) モータ回転検出の異常検出方法及び異常検出装置
US20070192004A1 (en) Controller for electronic power steering apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030121

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees