JP2000287697A - Npy受容体親和性を有するラクトン誘導体 - Google Patents

Npy受容体親和性を有するラクトン誘導体

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JP2000287697A
JP2000287697A JP28375499A JP28375499A JP2000287697A JP 2000287697 A JP2000287697 A JP 2000287697A JP 28375499 A JP28375499 A JP 28375499A JP 28375499 A JP28375499 A JP 28375499A JP 2000287697 A JP2000287697 A JP 2000287697A
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Koji Hanazaki
浩二 花崎
Toshiyuki Kamigaichi
俊行 上垣内
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Shionogi and Co Ltd
Original Assignee
Shionogi and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】抗肥満薬等として期待されるNPY受容体親和
性化合物を提供する。 【解決手段】 【化1】 (式中、Xはヒドロキシ等;Yはヒドロキシ等またはX
およびYは一緒になって−O−−S−、−NR−(Rは
水素または置換されていてもよい低級アルキル)、もし
くは−CH2−を形成してもよく;R1は水素等;R2
水素等;R3は水素またはハロゲン;R4は水素またはハ
ロゲン;R5は水素等;R6はヒドロキシ、またはR5
よびR6は一緒になって=O等を形成してもよく;R7
水素またはヒドロキシ;R8は水素、ヒドロキシ等、ま
たはR7およびR8は一緒になって単結合を形成してもよ
く;R9は水素、またはR8およびR9は一緒になって単
結合を形成してもよく;R10は水素またはヒドロキシ;
11は水素もしくはヒドロキシ、またはR10およびR11
は一緒になって単結合または−O−を形成し;R12は低
級アルキル)で示される化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラクトン誘導体に
関する。本化合物は、ニューロペプチドY(以下NPY
と略す)受容体に対して親和性を有するので、NPY受
容体が介在する種々の疾患の予防または治療薬として有
用である。
【0002】
【従来の技術】NPYは36個のアミノ酸残基からなる
ぺプチドで、1982年にブタの脳から分離された。N
PYは、ヒトおよび動物の中枢神経系および末梢組織に
広く分布している。これまでの研究報告から、NPYは
中枢神経系においては、摂食促進作用、抗痙攣作用、学
習促進作用、抗不安作用、抗ストレス作用等を有してい
ることが判明しており、さらにうつ病、アルツハイマー
型痴呆、パーキンソン病等の中枢神経疾患に深く関与し
ている可能性もある。また末梢組織においては、NPY
は血管等の平滑筋や心筋の収縮を引き起こすので、循環
器系障害(例:高血圧、腎臓病、心疾患、血管攣縮等)
にも関与している。さらには、肥満症、糖尿病、ホルモ
ン異常等の代謝性疾患にも関与していることが示唆され
ている[Trends in Pharmacological Sciences, Vol.15,
153 (1994)等]。よって、NPY受容体に親和性を有す
る化合物は、NPYの作用発現を増強または阻止するこ
とにより、上記のようなNPY受容体が介在する種々の
疾患に対する予防または治療薬となる可能性がある。詳
細には、NPY受容体のサブタイプとしてはこれまで
に、Y−1、Y−2、Y−3、Y−4、Y−5およびY
−6の6種が発見されている[Trends in Pharmacologic
al Sciences, Vol.18, 372 (1997)]。このうち特に、Y
−1受容体とY−5受容体は少なくとも摂食機能に関与
していることが示唆されており、これらのアンタゴニス
トは抗肥満薬になることが示唆されている[Peptides Vo
l.18, 445 (1997)]。NPY Y1受容体アンタゴニスト
を開示した文献としては、例えば、WO98/3492、WO96/14
307、WO98/33791、USP 5,668,151、USP 5,776,931、EP
759441、WO98/35941、特開平9-157253号等が知られてお
り、またNPY Y5受容体アンタゴニストを開示した
文献としては、例えば、WO97/19682、WO98/35944、WO98
/18481、WO98/40356、WO97/46250等が知られているが、
これらの文献にはラクトン系化合物は記載されておら
ず、本発明を示唆するものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにNPY受
容体に対して親和性を有する種々の化合物が報告されて
いるが未だ医薬として実用化されたものはなく、新規な
NPY受容体親和性薬の開発が要望されていた。特に抗
肥満薬の開発を指向した場合には、NPY Y1および
/またはNPY Y5受容体のアンタゴニストが求めら
れていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討した
結果、ある種の糸状菌の培養液中に、少なくともNPY
Y5受容体に対して親和性を有する化合物が存在する
ことを発見し、その化合物を単離した。さらにその誘導
体を合成することにより、以下に示す本発明を完成し
た。 (1)式(I):
【化2】 (式中、Xはヒドロキシまたは置換されていてもよい低
級アルコキシ;Yはヒドロキシ、置換されていてもよい
低級アルコキシ、置換されていてもよいアシルオキシま
たはXおよびYは一緒になって−O−、−S−、−NR
−(Rは水素または置換されていてもよい低級アルキ
ル)、もしくは−CH2−を形成してもよく;R1は水
素、置換されていてもよい低級アルキル、置換されてい
てもよい低級アルケニル、置換されていてもよいアリー
ルカルボニルまたは置換されていてもよいアラルキル;
2は水素、置換されていてもよい低級アルキル、置換
されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよ
いアリールカルボニル、または置換されていてもよいア
ラルキル;R3は水素またはハロゲン;R4は水素または
ハロゲン;R5は水素;R6はヒドロキシ、またはR5
よびR6は一緒になって=Oまたは置換されていてもよ
いイミノを形成してもよく;R7は水素またはヒドロキ
シ;R8は水素、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、置換
されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよい
低級アルコキシ、置換されていてもよい低級アルキルチ
オ、置換されていてもよい低級アルキルアミノ、置換さ
れていてもよいアリールアミノもしくは置換されていて
もよいアリールチオ、またはR7およびR8は一緒になっ
て単結合を形成してもよく;R9は水素、またはR8およ
びR9は一緒になって単結合を形成してもよく;R10
水素またはヒドロキシ;R11は水素もしくはヒドロキ
シ、またはR10およびR11は一緒になって単結合または
−O−を形成してもよい;R12は低級アルキル。)で示
される化合物、その製薬上許容される塩、またはそれら
の水和物。
【0005】(2)XおよびYが一緒になって−O−を
形成する、上記(1)記載の化合物。 (3)R1、R2、R3およびR4が共に水素である、上記
(1)記載の化合物。 (4)R5およびR6が一緒になって=Oを形成する、上
記(1)記載の化合物。 (5)R7が水素もしくはヒドロキシ、R8が水素、ヒド
ロキシ、アミノ、ハロゲン、低級アルキル、もしくは低
級アルコキシ、またはR7およびR8が一緒になって単結
合を形成する、上記(1)記載の化合物。 (6)R9が水素である、上記(1)記載の化合物。 (7)R10およびR11が共に水素であるかまたは一緒に
なって単結合を形成する、上記(1)記載の化合物。 (8)R12がメチルである、上記(1)記載の化合物。 (9)XおよびYが一緒になって−O−を形成し;
1、R2、R3およびR4が共に水素;R5およびR6が一
緒になって=Oを形成し;R7およびR8が一緒になって
単結合を形成し;R9が水素;R10およびR11が共に水
素であるかまたは一緒になって単結合を形成し;R12
メチルである、上記(1)記載の化合物。 (10)XおよびYが一緒になって−O−を形成し;R
1、R2、R3およびR4が共に水素;R5およびR6が一緒
になって=Oを形成し;R7が水素;R8がヒドロキシ;
9が水素;R10およびR11が一緒になって単結合を形
成し;R12がメチルである、上記(1)記載の化合物。 (11)上記(1)〜(10)のいずれかに記載の化合
物を含有する、医薬組成物。 (12)上記(1)〜(10)のいずれかに記載の化合
物を含有する、ニューロペプチドY受容体が介在する疾
患の予防または治療薬。 (13)ニューロペプチドY受容体が、ニューロペプチ
ドY−Y5受容体である、上記(12)記載の予防また
は治療薬。 (14)上記(1)〜(10)のいずれかに記載の化合
物を含有する、ニューロペプチドY−Y5受容体のアン
タゴニスト。 (15)上記(1)〜(10)のいずれかに記載の化合
物を含有する、抗肥満薬。 (16)上記(1)〜(10)のいずれかに記載の化合
物を生産し得る、Memnoniella属に属する微生物。 (17)上記(9)または(10)記載の化合物を生産
し得る、上記(16)記載の微生物。 (18)Memnoniella subsimplex である、上記(1
6)記載の微生物。 (19)上記(16)〜(18)のいずれかに記載の微
生物を培養し、得られた培養液から産生された化合物を
分離、精製し、その後所望により化学修飾する工程を包
含する、上記(1)〜(10)のいずれかに記載の化合
物の製造方法。
【0006】本明細書中で用いる用語を以下に説明す
る。各用語は特に断りのない限り、単独または他の用語
との併用のいずれの場合も共通の意味を有するものとす
る。ハロゲンは、F、Cl、BrおよびIを包含する。
低級アルキルは、直鎖または分枝状のC1〜C6アルキ
ルを包含し、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、
ネオペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル等が例示さ
れる。好ましくは、炭素数1〜4のアルキルで、特に好
ましくはメチル、n−ブチル、t−ブチル等である。低
級アルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルキルアミ
ノ、アラルキルの各アルキル部分は、上記低級アルキル
と同様である。低級アルケニルは、直鎖又は分枝状のC
2〜C6アルケニルを包含し、ビニル、アリル、1−プ
ロペニル、2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニ
ル、3−ブテニル、1−i−ブテニル、1−ペンテニ
ル、2−i−ペンテニル、2−ヘキセニル等が例示され
るが、好ましくは、2−i−ペンテニル等である。アリ
ールは、フェニル、ナフチル、アントラセニル、インデ
ニル、フェナンスレニル等を包含するが、好ましくはフ
ェニルである。アリールカルボニル、アラルキル、アリ
ールアミノおよびアリールチオにおける各アリールは、
上記アリールと同様である。アシルは、炭素数1〜10
の脂肪族アシルまたは芳香族アシルを意味し、低級アル
キルカルボニル、低級アルケノイルカルボニルまたはア
リールカルボニルを包含する。好ましくは、ホルミル、
アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バ
レリル、ピバロイル、ヘキサノイル、アクリロイル、プ
ロピオロイル、メタクリロイルおよびクロトノイル、シ
クロヘキサンカルボニル、ベンゾイル等が例示される。
上記各基が置換基を有する場合、該置換基としては例え
ば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、シア
ノ、ニトロ、カルバモイル、低級アルキルカルバモイ
ル、スルファモイル、低級アルキルスルファモイル、低
級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン化低級アルキ
ル、低級アルコキシカルボニル等が例示され、これらを
任意の位置に1〜4個の範囲内で有する。置換されてい
てもよいイミノの置換基としては、ヒドロキシ、低級ア
ルコキシ、アミノ、低級アルキルアミノ、アリールアミ
ノ、アリールスルファモイルアミノ等が例示される。
【0007】XおよびYは好ましくは、一緒になって-
O-を形成する。R1として好ましくは、水素である。R
2として好ましくは、水素、低級アルキル(例:メチル
等)、置換されていてもよいフェニルカルボニル(置換
基:ハロゲン等)、低級アルケニル(例:2−i−ペン
テニル等)、アラルキル(例:ベンジル等)等である。
3またはR4として好ましくは、水素、ハロゲン等であ
る。R5とR6は好ましくは、一緒になって=Oまたは置
換されていてもよいイミノ(置換基:ヒドロキシ等)を
形成する。R7は好ましくは、水素、ヒドロキシである
8は好ましくは、水素、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲ
ン(例:Cl)、低級アルキル(例:メチル、n−ブチ
ル等)、低級アルコキシ(例;メトキシ等)、低級アル
キルチオ(例:n-ブチルチオ等)、アリールアミノ
(例:フェニルアミノ等)、アリールチオ(例:フェニ
ルチオ等)等である。またR7およびR8は好ましくは、
一緒になって単結合を形成するかまたは共に水素であ
る。R9、R10、およびR11は、好ましくは水素であ
る。またR10およびR11は好ましくは、一緒になって単
結合を形成する。R12としては、メチルが好ましい。本
発明の特に好ましい形態としては、1)XおよびYが一
緒になって−O−を形成し;R1、R2、R3およびR4
共に水素;R5およびR6が一緒になって=Oを形成し;
7およびR8が一緒になって単結合を形成し;R9が水
素;R10およびR11が共に水素であるかまたは一緒にな
って単結合を形成し;R12がメチルである場合、2)X
およびYが一緒になって−O−を形成し;R1、R2、R
3およびR4が共に水素;R5およびR6が一緒になって=
Oを形成し;R7が水素;R8がヒドロキシ;R9が水
素;R10およびR11が一緒になって単結合を形成し;R
12がメチルである場合等が例示される。本化合物の製薬
上許容される塩としては、例えば塩酸、硫酸、硝酸、リ
ン酸、フッ化水素酸、臭化水素酸等の鉱酸の塩;ギ酸、
酢酸、酒石酸、乳酸、クエン酸、フマール酸、マレイン
酸、コハク酸等の有機酸の塩;アンモニウム、トリメチ
ルアンモニウム、トリエチルアンモニウム等の有機塩基
の塩;ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属の塩また
はカルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属の塩
等を挙げることができる。本化合物は光学異性体または
そのラセミ体として存在することが可能であり、これら
も本発明に包含される。化合物(I)は、式(I)で示
されるいずれかの化合物を産生し得る微生物の菌株を適
当な培地で培養し、得られた培養液から産生された化合
物を単離し、所望により適宜化学修飾することにより製
造することができる。
【0008】該菌としては糸状菌が例示される。本発明
者らは、糸状菌(Memnoniella subsimplex RF-10104,茨
城県筑波市東1丁目1番3号、工業技術院生命工学工業
技術研究所に1998年12月14日寄託,受託番号:
FERM P−17079)の培養液中に、NPY受容
体に対して親和性を有する成分が存在することを発見し
た。さらにその培養液から、後記実施例1に示す2個の
化合物(y5−02−Bおよびy5−02−C)を単離
した。y5−02−Bの化学構造はIR,MS,NMR等
各種スペクトルデータの解析およびX線結晶解析から決
定した。y5−02−Cについては、y5−02−Bと
の比較からその化学構造を決定した。その結果、いずれ
も新規なマクロライド系化合物であることが判明した。
さらに本発明者らは、これらの天然物を周知の反応で適
宜化学修飾(例:酸化、還元、保護、脱保護、脱水、エ
ポキシ化、ハロゲン化、ヒドロキシ化、O−アルキル
化、O−アシル化、N−アルキル化、アミノ化、イミノ
化、オキシム化、チオール化、アルキルチオ化、プレニ
ル化、アニリン付加、チオフェノール付加、ベンジル
化、エステルの加水分解、増炭反応、チオエーテル化、
アミド化等)することにより各種誘導体を合成した。即
ち当業者であれば、上記天然物または市販原料等から以
下の実施例を参考に本化合物を容易に合成できる。合成
反応は、所望により化合物の官能基(例:ヒドロキシ、
アミノ、カルボキシ等)を適当な保護基で保護して行わ
れる。上記菌株RF−10104の菌学的性状は以下の
通りである。ポテトキャロット寒天培地上でのコロニー
の生育は良好で無色、後に分生子の形成と共に黒色を呈
する。色素の産生は認められない。栄養菌糸は無色で、
巾は1.0〜3.5μm、表面は平滑、多細胞からな
り、分枝する。分生子柄は単生し、分枝せず、培地から
直立する。個々の分生子柄は2〜5細胞からなり、高さ
70〜120μm、巾は3.0〜3.5μm、暗オリー
ブ色を呈する。表面は平滑もしくは粒状で、上部は特に
粒状が強い。分生子形成細胞は分生子柄先端にフィアラ
イドとして5〜8個形成され、個々のフィアライドは、
高さ12〜15μm、巾5〜6μmでオリーブ色から暗
オリーブ色を呈し、表面は時にイボ状であった。分生子
は直径6.0〜8.0μmの球形から亜球形の単細胞
で、濃緑黒色を呈し、イボ状の表面構造を持ち、フィア
ライド上に長くまとまって連鎖する。有性生殖器官に相
当するものは形成しなかった。ポテトデキストロース寒
天培地における生育は豊富な気中菌糸を伴い良好で、1
1℃〜35℃の範囲で生育し、生育至適温度は17〜2
7℃、分生子形成温度は22.5℃〜27℃であった。
この株は有性生殖器官を形成せず、分生子柄先端のフィ
アライド頂端に分生子を長く連鎖する性状を有すること
から、メムノニエラ属に属する真菌であると判断した。
これらの諸性状を文献[1)Dermatiaceous Hyphomycete
s 1971 by M.B.Ellis: Commonwealth Mycological Inst
itute Kew, England;2)More Dermatiaceous Hyphomy
cetes 1976 by M.B.Ellis: Commonwealth Mycological
Institute Kew, England;3)Mycological Papers No.
78: 1960 Deighton F. C.: CAB INTERNATIONAL]に記載
のメムノニエラ属の既知種と比較した結果、メムノニエ
ラスブシンプレクスMemnoniella subsimplex (Cooke) D
eightonと同定した。
【0009】本化合物はNPY受容体に対して親和性を
有するので、アゴニストまたはアンタゴニストとして作
用し得る。特にNPY−Y5受容体に対する親和性が強
い。その中には、NPY−Y5受容体に対してアンタゴ
ニスト作用を示す化合物も存在する。よって、本化合物
はNPY受容体が介在する前記の種々の疾患の予防また
は治療薬として期待され、好ましくは摂食抑制薬、抗肥
満薬等として使用され得る。本化合物はヒトを含む動物
に経口または非経口的に投与できる。経口投与の場合
は、本化合物は、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、丸
剤、液剤、シロップ剤、バッカル剤または舌下剤等の剤
型にて投与される。非経口投与の場合、注射剤、坐剤、
経皮吸収剤、吸入剤等の剤型にて投与される。好ましく
は、経口投与である。各製剤の調製に当たっては、所望
により周知の添加剤(例:賦形剤、結合剤、湿潤剤、崩
壊剤、滑沢剤、希釈剤等)を使用できる。本化合物の投
与量は、患者の年齢、体重、疾病の種類や程度、投与経
路等を考慮して適宜設定すればよいが、成人に経口投与
する場合、通常約0.05〜100mg/kg/日であ
り、好ましくは約0.1〜10mg/kg/日である。
非経口投与の場合は、通常約0.005〜10mg/k
g/日であり、好ましくは約0.01〜1mg/kg/
日である。これを1日1回〜数回に分けて投与すれば良
い。
【0010】
【実施例】以下に実施例を示す。なお構造式中、波線は
立体異性体の混合物であることを示す。 実施例1 [培養]グリセリン 6.0%、グルコース 3.0
%、脱脂大豆粉(GP-SL、吉原製油株式会社) 3.0
%、ポリペプトン(細粒、日本製薬株式会社) 0.5
%、硫酸マグネシウム・7水塩 0.01%、 硝酸ナ
トリウム0.1%、水道水(pH 7.0に調整、希苛性ソー
ダー)の組成の培地を500mL容広口三角フラスコに
分注し、121℃、30分間滅菌した。この培地に メ
ムノニエラ スブシンプレクス RF-10104株の寒天平板培
養菌1枚分をブレンダーで裁断し、無菌生理食塩水10
0mLに懸濁した液4mLを接種し、振幅70mm、毎
分180回転で、23℃、10日間振とう培養を行っ
た。 [抽出]フラスコ20本分の培養終了液にエタノール2
Lを加え、10分間撹拌後、室温で1時間放置した。濾
紙を用いてヌッチェ濾過して得られた濾液約4Lを減圧
濃縮し、得られた水層にn−ブタノールを700mL加
え混合、n−ブタノール層を分液回収した。再度水層に
300mLのn−ブタノールを加え混合、n−ブタノー
ル層を分液回収し、先のn−ブタノール層と合わせた。
このn−ブタノール層を減圧濃縮し、17.8gのター
ル状の粗抽出物を得た。 [単離・精製]粗抽出物17.8gの一部10.9gを
酢酸エチル−水で分配し得られた酢酸エチル層を減圧濃
縮し粗物質1.8gを得た。この粗物質をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(Merck Kieselg
el 60,70〜230mesh,150g,n−ヘ
キサン−アセトン=3:1)により分離精製し、活性画
分205mgを得た。続いて逆相HPLC(YMC O
DS AM120,25i.d.X500mm,アセト
ニトリル−水=35:65)により分離精製し、y5−
02−B(115mg)およびy5−02−C(17m
g)を得た。
【0011】
【化3】 [y5-02-B] 性状: 黄色板状結晶 溶解性: クロロホルム、酢酸エチル、アセトン、メタノ
ールに可溶 n−ヘキサン、水に不溶 [α]D 25 -231.9 °(C=1.0,CHCl3) ESI-MS (m/z) 339[M+Na]+ ,315[M-H]- HR FAB-MS (m/z) calcd. for C18H20O5Na : 339.1209
found : 339.12031 H NMR:δ(600 MHz,CDCl3) 1.28(3H,d,J=6.0Hz)1.71(1H,m)1.83(1H,m)2.07(1H,br.
d,J=15.6Hz)2.45(1H,m)2.83(1H,br.d,J=18.6Hz)3.20(1
H,m)3.52(1H,d,J=18.6Hz)4.02(1H,d,J=18.6Hz)4.94(1H,
m)5.50(2H,m)6.19(1H,d,J=2.4Hz)6.25(1H,d,J=2.4Hz)6.
39(1H,d,J=15.0Hz)6.67(1H,s)6.95(1H,ddd,J=15.0,5.4,
5.1Hz)12.33(1H,s)13 C NMR:δc(150 MHz,CDCl3) 20.6(q)22.2(t)30.3(t)33.9(t)41.6(t)70.3(d)103.0(d)
113.0(d)115.8(s)125.0(d)129.7(d)131.8(d)136.4(s)14
5.5(d)161.1(s)165.1(s)171.7(s)195.4(s) 融点:167-169 ℃ IR:ν max(CHCl3)cm-1:3581,3377,2978,1731,1710,162
2,1595 UV:λ max nm(ε)(MeOH):225(11470)243(10540)300(757
0)333(7210) (0.01N HCl):226(11300)242(10460)301(7430)328(6980) (0.01N NaOH):251(10500)362(19540)
【0012】[y5-02-C] 性状: 黄色粉末 溶解性: クロロホルム、ジエチルエーテル、酢酸エチ
ル、アセトン、メタノールに可溶 n−ヘキサン、水
に不溶 [α]D 28 -43.5 °(C=0.66,CHCl3) ESI-MS (m/z) 341[M+Na]+ ,317[M-H]- HR FAB-MS (m/z) calcd. for C18H22O5Na : 341.1365
found : 341.13571 H NMR:δ(300 MHz,CDCl3) 1.21(3H,d,J=6.3Hz)1.29(2H,m)1.62(6H,m)2.35(2H,m)3.
62(1H,d,J=19.2Hz)4.19(1H,d,J=19.2Hz)5.10(1H,m)6.24
(1H,d,J=2.4Hz)6.35(1H,d,J=2.4Hz)6.58(1H,d,J=15.0H
z)6.99(1H,ddd,J=15.0,8.1,6.3Hz)12.20(1H,s)13 C NMR:δc(75 MHz,CDCl3) 20.9(q)23.1(t)25.2(t)26.0(t)30.3(t)34.6(t)42.2(t)7
0.5(d)103.0(d)112.5(d)112.5(s)129.5(d)136.6(s)149.
6(d)160.3(s)165.0(s)170.5(s)194.2(s) IR:ν max(CHCl3)cm-1:3582,3379,2979,1732,1642,162
2,1594 UV:λ max nm(ε)(MeOH):227(12400)245(10770)304(587
0)330(5490) (0.01N HCl):228(12400)246(sh,10700)306(5460)330(50
50) (0.01N NaOH):251(11400)369(17580)
【0013】実施例2 実施例1とほぼ同様の操作をスケールアップして行っ
た。 [培養]グリセリン6.0%、グルコース3.0%、脱
脂大豆粉(GP−SL、吉原製油株式会社)3.0%、
ポリペプトン(細粒、日本製薬株式会社)0.5%、硫
酸マグネシウム・7水塩0.01%、硝酸ナトリウム
0.1%水道水(pH7.0に調整、希苛性ソーダー)
の組成の培地を500mL容広口三角フラスコに分注
し、121℃、30分間滅菌した。 この培地に メム
ノニエラ スブシンプレクス RF−10104株の寒天
平板培養菌10枚分をブレンダーで裁断し、無菌生理食
塩水1000mLに懸濁した液4mLを接種し、振幅7
0mm、毎分180回転で、23℃、10日間振とう培
養を行った。 [抽出]フラスコ200本分の培養終了液は、20Lの
アセトンで4時間混合撹拌し、セライト(濾過助剤・ハ
イフロ)を1Kg加え、濾布式遠心濾過機(関西遠心分
離機株式会社,KAN15型)を用い、濾液約27L
と、ケーキを得た。濾液約27Lを、減圧濃縮し、アセ
トンを留去後、酢酸エチル16Lを加え、混合撹拌の
後、分液し、酢酸エチル層約16Lを得た。一方、ケー
キは、酢酸エチル10Lを加え、約4時間撹拌し、濾布
式遠心濾過機(関西遠心分離機株式会社,KAN15
型)を用い、酢酸エチル層10Lを得た。両方の酢酸エ
チル層を減圧濃縮し、1.5Lとした。次に、飽和食塩
水1Lと混合し、静置後、酢酸エチル層を分液回収し
た。少量の硫酸ナトリウム(無水)で乾燥後、減圧濃縮
し、46.4gのタール状の粗抽出物を得た。 [単離・精製]得られた粗抽出物46.4gを、50m
Lの酢酸エチルで溶解し、シリカゲル60(70〜23
0メッシュ、メルク社製)を0.75Kg充填した中圧
カラム(内径;5cm、長さ;75cm)を用い、酢酸
エチルでクロマトし、有効画分3Lを減圧濃縮し、3
2.5gのタール状の粗抽出物を得た。得られた粗抽出
物32.5gをアセトニトリル/水(45/55)15
0mLに溶解し、コスモシール75C18−OPNを2
Kg充填した中圧カラム(内径;8cm、長さ;80c
m)を用い、移動相;アセトニトリル/水(45/5
5)、流速;60mL/分でクロマトを行った。90m
L/フラクションで分画し、フラクションNo.74〜
96(2070mL)の有効画分を得た。 減圧濃縮し
アセトニトリル留去後、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチ
ル層を分液回収した。少量の硫酸ナトリウム(無水)で
乾燥後、減圧下濃縮乾固し、少量のアセトニトリルに溶
解し、冷却・放置することにより粒状のy5-02-B(1.5
3g)を得た。さらに、母液を減圧下濃縮乾固し、少量
のアセトニトリルに溶解し、冷却・放置することによ
り、粒状のy5-02-B(372mg)を得た。
【0014】実施例3
【化4】 (1)化合物y5-02-B(10 mg,0.0316 mmol)の酢酸エチ
ル(5 ml)溶液に、パラジウム炭素(5 mg)を加え、水素
雰囲気下、室温で1時間攪拌した。反応液をろ過し、減
圧濃縮した残渣を逆相HPLC(SymmetryPrepTM C18,7μm,
7.8 i.d.X150 mm,40 % CH3CNaq.)で分離精製し化合物1
(9 mg,89 %)を得た。 [化合物1] ESI-MS (m/z) 343[M+Na]+ ,319[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,CDCl3) 1.26(3H,d,J=6.3Hz)1.32(4H,m)1.58(2H,m)1.66(2H,m)1.
90(4H,m)2.80(2H,m)3.65(1H,d,J=18.0Hz)4.05(1H,d,J=1
8.0Hz)5.11(1H,m)6.29(1H,d,J=2.4Hz)6.35(1H,d,J=2.4H
z)7.96(1H,s)12.79(1H,s) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3582,2933,1728,1622 (2)化合物y5-02-C(10 mg,0.0316 mmol)の酢酸エチ
ル(5 ml)溶液に、パラジウム炭素(2.5 mg)を加え、水
素雰囲気下、室温で1時間攪拌した。反応液をろ過し、
減圧濃縮した残渣を逆相HPLC(SymmetryPrepTM C18,7μ
m,19i.d.X150mm,40% CH3CNaq.)で分離精製し化合物1
(9.2 mg,91 %)を得た。
【0015】実施例4
【化5】 化合物y5-02-B(6 mg,0.0189 mmol)のTHF(2 ml)溶液
に、水素化ホウ素ナトリウム(1.0 mg,0.029 mmol)を加
え、氷冷下で1時間、室温で1時間攪拌した。反応液を氷
水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮し
た残渣を逆相HPLC(SymmetryPrepTM C18,7μm,19i.d.X15
0mm,50 % CH3CNaq.)で分離精製し化合物2(3.0 mg,50
%)と化合物3(2.2 mg,36 %)を得た。 [化合物2] ESI-MS (m/z) 343[M+Na]+ ,319[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,acetone-d6) 1.18(3H,d,J=6.3Hz)1.29(1H,m)1.56-1.76(3H,m)1.80-1.
92(4H,m)2.48(2H,m)3.43(1H,d,J=17.4Hz)3.78(1H,d,J=1
7.4Hz)4.89(1H,m)5.01(1H,m)5.26(2H,m)6.20(1H,d,J=2.
4Hz)6.25(1H,d,J=2.4Hz)8.10(1H,s)8.78(1H,s) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3595,3421,2932,1730,1692,1627,
1600 [化合物3] ESI-MS (m/z) 343[M+Na]+ ,319[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,acetone-d6) 1.20(3H,d,J=6.3Hz)1.29(2H,m)1.52-1.71(3H,m)1.75-1.
96(3H,m)2.18(2H,m)3.43(1H,d,J=16.2Hz)3.54(1H,d,J=1
6.2Hz)4.75(1H,m)4.85(1H,m)5.28(2H,m)6.23(1H,d,J=2.
4Hz)6.26(1H,d,J=2.4Hz)8.13(1H,s)8.98(1H,s) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3590,3346,2932,1713,1626,1598
【0016】実施例5
【化6】 化合物y5-02-B(5.1 mg,0.016 mmol)のジクロロメタン
(2 ml)溶液に、m-クロロ過安息香酸(8.3 mg,0.038 mm
ol)、炭酸水素ナトリウム(3.2 mg,0.038 mmol)を加
え、6時間攪拌した。反応液を氷水にあけ、酢酸エチル
で抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と
飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧濃縮した残査を逆相HPLC(SymmetryPrepTM C18,
7μm,19 i.d.X150 mm,CH3CN-H2O gradient)で分離精製
し化合物4(1.1 mg,21 %)を得た。 [化合物4] ESI-MS (m/z) 355[M+Na]+ ,331[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,acetone-d6) 1.22(3H,d,J=6.3Hz)1.54(1H,m)1.77(3H,m)2.30(1H,m)2.
91(2H,m)3.25(1H,dt,J=10.2,3.6Hz)3.74(1H,d,J=19.5H
z)4.40(1H,d,J=19.5Hz)4.83(1H,m)6.32(1H,d,J=2.4Hz)
6.35(1H,d,J=2.4Hz)6.91(2H,m) IR:νmax(KBr)cm-1:3301,2973,1731,1702,1619,1589,14
55
【0017】実施例6
【化7】 化合物y5-02-B(5.1 mg,0.016 mmol)のジクロロメタン
(3 ml)溶液に、N-ブロモスクシンイミド(4.3 mg,0.02
4 mmol)を加え、室温で9時間攪拌した。反応液を氷水に
あけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮した残
査を逆相HPLC(SymmetryPrepTM C18,7μm,19 i.d.X150 m
m,CH3CN-H2O gradient)で分離精製し化合物5(3.6 mg,5
7 %)と化合物6(3.3 mg,43 %)を得た。 [化合物5] ESI-MS (m/z) 417[M+Na]+ ,393[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,CDCl3) 1.26(3H,d,J=6.3Hz)1.68(1H,m)1.82(1H,m)2.05(1H,m)2.
42(1H,m)2.84(1H,br.d,J=17.7Hz)3.21(1H,m)3.54(1H,d,
J=18.9Hz)4.03(1H,d,J=18.9Hz)4.89(1H,m)5.50(2H,m)6.
10(1H,s)6.44(1H,dt,J=15.3,1.8Hz)6.47(1H,s)6.99(1H,
ddd,J=15.3,5.4,5.1Hz)13.2(1H,s) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3495,2977,1731,1640,1606,1590 [化合物6] ESI-MS (m/z) 495[M+Na]+ ,472[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,CDCl3) 1.30(3H,d,J=5.7Hz)1.78(2H,m)2.10(1H,m)2.32(1H,m)2.
84(1H,m)3.20(1H,m)3.86(1H,d,J=18.3Hz)4.00(1H,d,J=1
8.3Hz)5.15(1H,m)5.40(1H,m)5.57(1H,m)6.37(1H,d,J=1
5.6Hz)7.07(1H,d,J=15.6Hz) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3480,2981,1730,1641,1600,1580
【0018】実施例7
【化8】 化合物y5-02-B(30 mg,0.095 mmol)のアセトニトリル
(2 ml)−水(1 ml)の混合溶液に、N-メチルモルフォ
リン N-オキシド(22 mg,0.189 mmol)、OsO4水溶液(4
% w/v,60μl)を加え、室温で4時間攪拌した。反応液に
10 % 亜硫酸ナトリウム水溶液(5 ml)を加えさらに30
分攪拌した。反応液を氷水にあけ、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。減圧濃縮した残査を逆相HPLC(SymmetryPre
pTM C18,7μm,19 i.d.X150 mm,CH3CN-H2O gradient)で
分離精製し化合物7(1.4 mg,4.2 %)を得た。 [化合物7] ESI-MS (m/z) 373[M+Na]+ ,349[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,acetone-d6) 1.17(3H,d,J=6.3Hz)1.62(2H,m)1.80(1H,m)1.93(1H,m)2.
30(2H,m)3.46(1H,d,J=17.1Hz)3.81(1H,m)4.29(1H,d,J=1
7.1Hz)4.78(1H,m)4.80(1H,d,J=6.9Hz)5.40(1H,m)5.54(1
H,m)6.36(1H,d,J=2.4Hz)6.40(1H,d,J=2.4Hz)
【0019】実施例8
【化9】 化合物y5-02-B(30 mg,0.095 mmol)のアセトン(5 m
l)溶液に、ヨウ化メチル(20 mg,0.142 mmol)と炭酸カ
リウム(14 mg,0.104 mmol)を加え、室温で8時間攪拌し
た。反応液を氷水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出
液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧濃縮した残渣を逆相HPLC(SymmetryPrepTM C18,
7μm,19 i.d.X150 mm,50 % CH3CNaq.)で分離精製し、化
合物8(9.4mg,30 %)を得た。 [化合物8] ESI-MS (m/z) 331[M+H]+,353[M+Na]+ ,329[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,CDCl3) 1.26(3H,d,J=6.3Hz)1.63(1H,m)1.78(1H,m)2.06(1H,m)2.
46(1H,m)2.82(1H,m)3.20(1H,m)3.53(1H,d,J=18.9Hz)3.8
2(3H,s)4.04(1H,d,J=18.9Hz)4.89(1H,m)5.50(2H,m)6.28
(1H,d,J=2.7Hz)6.41(1H,d,J=2.7Hz)6.44(1H,d,J=15.3H
z)6.93(1H,ddd,J=15.3,5.4,5.1Hz)12.56(1H,s) IR:νmax(CHCl3)cm-1:2974,1732,1639,1617,1587
【0020】実施例9
【化10】 化合物y5-02-B(80 mg,0.25 mmol)のメタノール(5 m
l)溶液に、1 Mol ナトリウムメチラート溶液(506μl)
を加え、45 ℃で2時間攪拌した。反応液を氷水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮した残渣を逆
相HPLC(SymmetryPrepTM C18,7μm,19i.d.X150mm,CH3CN-
H2O gradient)で分離精製し化合物9(21 mg,24 %)、化
合物10(31mg,36 %)、化合物11(4 mg,5 %)そして原
料回収としてy5-02-B(5 mg)を得た。 [化合物9] ESI-MS (m/z) 349[M+H]+,371[M+Na]+ ,347[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,CDCl3) 1.29(3H,d,J=6.3Hz)1.69(1H,m)1.84(1H,m)2.09(1H,m)2.
29(1H,m)2.42(2H,m)2.84(1H,dd,J=17.1,5.1Hz)3.04(1H,
dd,J=17.1,7.8Hz)3.39(3H,s)3.47(1H,d,J=17.4Hz)3.96
(1H,d,J=17.4Hz)4.14(1H,m)5.10(1H,m)5.50(2H,m)5.87
(1H,d,J=2.4Hz)6.21(1H,d,J=2.4Hz)10.39(1H,br.s)13 C NMR:δC(75 MHz,CDCl3) 20.6(q)22.4(t)30.1(t)34.3(t)41.0(t)47.2(t)56.8(q)7
0.8(d)77.0(d)102.6(d)114.2(d)118.0(s)125.5(d)131.2
(d)134.9(s)160.6(s)161.7(s)172.7(s)203.6(s) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3584,3367,2982,1711,1621,1592 [化合物10] ESI-MS (m/z) 349[M+H]+,371[M+Na]+ ,347[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,CDCl3) 1.26(3H,d,J=6.0Hz)1.72(1H,m)1.86(1H,m)2.05(1H,m)2.
36(2H,m)2.55(1H,m)2.64(1H,d,J=17.1Hz)3.01(1H,dd,J=
17.1,9.6Hz)3.47(3H,s)3.52(1H,d,J=18.6Hz)4.02(1H,m)
4.25(1H,d,J=18.6Hz)4.83(1H,m)5.46(2H,m)6.05(1H,d,J
=2.7Hz)6.11(1H,d,J=2.7Hz)7.13(1H,s)13.7(1H,s) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3579,3221,2978,1730,1619 [化合物11] ESI-MS (m/z) 317[M+H]+,339[M+Na]+ ,315[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,CDCl3) 1.18(3H,d,J=6.0Hz)1.46(1H,m)1.83(1H,m)2.00(1H,m)2.
70(1H,m)3.49(1H,m)3.61(1H,m)3.64(1H,d,J=18.6Hz)4.3
4(1H,d,J=18.6Hz)4.67(1H,m)5.36(1H,ddd,J=10.8,10.5,
5.4Hz)5.75(1H,ddd,J=15.6,10.5,4.8Hz)6.13(1H,dd,J=1
0.5,10.5Hz)6.22(1H,d,J=2.7Hz)6.26(1H,d,J=2.7Hz)6.4
8(1H,dd,J=15.6,10.5Hz)
【0021】実施例10
【化11】 化合物y5-02-B(45 mg,0.142 mmol)のジクロロメタン
(2 ml)溶液に、パラブロモベンゾイルクロライド(34
mg,0.156 mmol)とトリエチルアミン(29 mg,0.284 mmol)
を加え、室温で2時間攪拌した。反応液を氷水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮した残渣を薄
層シリカゲルクロマトグラフィー(Merck TLC plate Sil
ica gel60F254,n-hexane-acetone=3:1)で分離精製し化
合物12(28 mg,41 %)を得た。 [化合物12] ESI-MS (m/z) 522[M+Na]+,498[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,CDCl3) 1.25(3H,d,J=6.3Hz)1.70(1H,m)1.82(1H,m)2.06(1H,m)2.
42(1H,m)2.85(1H,m)3.24(1H,m)3.61(1H,d,J=18.9Hz)4.0
6(1H,d,J=18.9Hz)4.92(1H,m)5.51(2H,m)6.44(1H,dt,J=1
5.3,1.8Hz)6.66(1H,d,J=2.4Hz)6.85(1H,d,J=2.4Hz)7.04
(1H,ddd,J=15.3,6.0,5.1Hz)7.66(2H,d,J=9.0Hz)8.03(2
H,d,J=9.0Hz)11.6(1H,s) IR:νmax(CHCl3)cm-1:2977,1739,1644,1617,1591,1489,
1422
【0022】実施例11
【化12】 化合物y5-02-B(50 mg,0.158 mmol)のアセトン(5 m
l)溶液に、1-bromo-3-methyl-2-butene(26 mg,0.174 m
mol)と炭酸カリウム(26 mg,0.189 mmol)を加え、室温で
3時間攪拌した。反応液を氷水にあけ、酢酸エチルで抽
出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。減圧濃縮した残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(13 g,n-hexane-acetone=3:1)およ
び逆相HPLC(SymmetryPrepTM C18,7μm,19i.d.X150mm,CH
3CN-H2O gradient)で分離精製し化合物13(24 mg,40
%)を得た。 [化合物13] ESI-MS (m/z) 385[M+H]+,407[M+Na]+,383[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,CDCl3) 1.25(3H,d,J=6.0Hz)1.68(1H,m)1.73(3H,s)1.80(3H,s)1.
81(1H,m)2.05(1H,m)2.46(1H,m)2.82(1H,m)3.20(1H,m)3.
52(1H,d,J=18.9Hz)4.04(1H,d,J=18.9Hz)4.52(2H,d,J=6.
6Hz)4.88(1H,m)5.47(3H,m)6.28(1H,d,J=2.4Hz)6.41(1H,
d,J=2.4Hz)6.44(1H,dt,J=15.3,1.5Hz)6.92(1H,ddd,J=1
5.3,6.0,5.1Hz)12.60(1H,s) IR:νmax(CHCl)cm−1:2977,17
32,1639,1617,1586,1423
【0023】実施例12
【化13】 化合物y5−02−B(31 mg,0.098 mmol)のDMF(3 m
l)溶液に、N-クロロスクシンイミド(19 mg,0.147 mmo
l)を加え、80℃で8時間攪拌した。反応液を氷水にあ
け、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮した残査
を逆相HPLC[SymmetryPrepTM C18,7μm,19i.d.X150mm,CH
3CN-H2O(0.1%HCOOH) gradient]で分離精製し化合物14
(15.7 mg,41 %)と化合物15(13.8 mg,36 %)を得た。 [化合物14] ESI-MS (m/z) 351[M+H]+,373[M+Na]+,349[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,CDCl3) 1.31(3H,d,J=6.0Hz)1.80(2H,m)2.11(1H,m)2.36(1H,m)2.
83(1H,m)3.22(1H,m)3.85,3.96(2H,ABq,J=18.6Hz)5.14(1
H,m)5.40(1H,m)5.57(1H,m)6.13(1H,s)6.36(1H,dt,J=15.
3,2.1Hz)6.60(1H,s)7.06(1H,ddd,J=15.3,5.4,3.3Hz)11.
53(1H,s) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3521,2980,1733,1642,1616,1588,
1467,1431,1422 [化合物15] ESI-MS (m/z) 385[M+H]+,407[M+Na]+,383[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,CDCl3) 1.31(3H,d,J=6.0Hz)1.79(2H,m)2.12(1H,m)2.34(1H,m)2.
85(1H,m)3.22(1H,m)3.91(2H,s)5.14(1H,m)5.43(1H,m)5.
58(1H,m)6.37(1H,dt,J=15.0,2.1Hz)7.10(1H,ddd,J=15.
0,5.4,3.6Hz)12.02(1H,s) IR:νmax(CHCl)cm−1:3505,29
80,1730,1642,1586,1465.14
21
【0024】実施例13
【化14】 実施例3で得られた化合物1(60 mg,0.189
mmol)のピリジン(6 ml)溶液に、ヒドロキシル
アミン塩酸塩( 26 mg,0.379 mmol)を加え、90℃で6時間
攪拌した。反応液を減圧濃縮した残査を逆相HPLC(Symme
tryPrepTM C18,7μm,19i.d.X150mm,CH3CN-H2O gradien
t)で分離精製し、立体異性体である化合物16(30 mg,3
9 %)と化合物17(27 mg,35 %)を得た。 [化合物16] ESI-MS (m/z) 336[M+H]+,358[M+Na]+,334[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,acetone-d6) 1.20(3H,d,J=6.0Hz)1.20-1.40(10H,m)1.52(2H,m)2.41(1
H,m)2.66(1H,m)3.45,3.53(2H,ABq,J=17.4Hz)5.00(1H,m)
6.36(1H,d,J=2.4Hz)6.34(1H,d,J=2.4) IR:νmax(KBr)cm-1:3386,2933,1706,1614,1509,1458 [化合物17] ESI-MS (m/z) 336[M+H]+,358[M+Na]+,334[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,acetone-d6) 1.18(3H,d,J=6.0Hz)1.20-1.40(10H,m)1.55(2H,m)2.57(1
H,m)2.94(1H,m)3.50(1H,d,J=16.8Hz)3.82(1H,d,J=16.8H
z)4.97(1H,m)6.35(1H,d,J=2.4Hz)6.42(1H,d,J=2.4) IR:νmax(KBr)cm-1:3404,2933,1705,1615,1509,1458
【0025】実施例14
【化15】 化合物y5-02-B(40 mg,0.126 mmol)のMeOH(3 ml)溶
液に、NiCl2・6H2O(30mg,0.126 mmol)を加えた後、氷冷
下、水素化ホウ素ナトリウム(7 mg,0.189 mmol)を1時間
かけて加え、さらに1時間攪拌した。反応液を酢酸エチ
ルで希釈した後、サンプル前処理用固相抽出カラム(Wa
ters Associates, SEP-PAK SILICA CARTRIDGE)を通し
沈殿物を除いた。溶出液を0.1 N 塩酸水溶液、飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮
した残渣を逆相HPLC(SymmetryPrepTM C18,7μm,19i.d.X
150mm,55 % CH3OHaq.)で分離精製し化合物18(23.3 m
g,58 %)を得た。 [化合物18] ESI-MS (m/z) 341[M+Na]+ ,317[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,CDCl3) 1.30(3H,d,J=6.3Hz)1.66(2H,m)1.85(1H,m)2.02(2H,m)2.
18(2H,m)2.47(1H,m)2.70(2H,m)3.58(1H,d,J=18.3Hz)4.0
9(1H,d,J=18.3Hz)5.01(1H,m)5.33(2H,m)6.18(1H,d,J=2.
4Hz)6.24(1H,d,J=2.4Hz)13 C NMR:δC(75 MHz,CDCl3) 20.7(q)22.3(t)22.7(t)26.5(t)34.5(t)42.0(t)43.0(t)7
0.9(d)103.7(d)114.4(d)115.2(s)129.6(d)130.4(d)136.
5(s)161.2(s)166.5(s)172.5(s)205.3(s) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3579,3365,2946,1729,1708,1623,
1490,1442
【0026】実施例15
【化16】 化合物y5-02-B(50 mg,0.158 mmol)のTHF(3 ml)溶液
に、トリエチルアミン(32 mg,0.316 mmol)とアニリン(2
9 mg,0.316 mmol)を加え、室温で4時間攪拌した。反応
液を0.1 N 塩酸水溶液にあけ、酢酸エチルで抽出した。
抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。減圧濃縮した残査を逆相HPLC[SymmetryPre
pTM C18,7μm,19i.d.X150mm,38 % CH3CNaq.(0.2 %HCOO
H)]で分離精製し、立体異性体である化合物19(22.7 m
g,35 %)と化合物20(18.6 mg,29%)を得た。 [化合物19] ESI-MS (m/z) 410[M+H]+,432[M+Na]+,408[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,acetone-d6) 1.19(3H,d,J=6.3Hz)1.60(1H,m)1.73(1H,m)1.95(1H,m)2.
18(1H,m)2.38(1H,m)2.52(1H,m)2.91(1H,dd,J=17.7,8.7H
z)3.25(1H,dd,J=17.7,3.6Hz)3.47(1H,d,J=17.1Hz)4.12
(1H,m)4.32(1H,d,J=17.1Hz)4.87(1H,m)5.43(1H,td,J=1
0.8,4.5Hz)5.63(1H,m)6.33(1H,d,J=2.1Hz)6.36(1H,d,J=
2.1Hz)6.55(1H,t,J=7.2Hz)6.67(2H,d,J=8.4Hz)7.08(2H,
dd,J=8.4,7.2Hz) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3583,3380,2932,1727,1621,1601,
1505,1439 [化合物20] ESI-MS (m/z) 410[M+H]+,432[M+Na]+,408[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,acetone-d6) 1.20(3H,d,J=6.3Hz)1.76(2H,m)1.96(1H,m)2.14(1H,m)2.
55-2.77(3H,m)3.51(1H,dd,J=15.6,6.3Hz)3.66(1H,d,J=1
8.3Hz)3.89(1H,m)4.39(1H,d,J=18.3Hz)4.86(1H,m)5.38
(1H,dd,J=10.5,10.5Hz)5.63(1H,m)6.33(1H,d,J=2.4Hz)
6.36(1H,d,J=2.4Hz)6.54(1H,t,J=7.2Hz)6.62(2H,d,J=8.
7Hz)7.05(2H,dd,J=8.7,7.2Hz) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3580,3394,2978,1730,1620,1601,
1503,1442
【0027】実施例16
【化17】 化合物y5-02-B(46 mg,0.146 mmol)のTHF(3 ml)溶液
に、トリエチルアミン(29 mg,0.29 mmol)とチオフェノ
ール(35 mg,0.32 mmol)を加え、室温で8時間攪拌した。
反応液を0.1 N 塩酸水溶液にあけ、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。減圧濃縮した残査をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(13 g,n-hexane-acetone=2:1)およ
び 逆相HPLC[SymmetryPrepTM C18,7μm,19i.d.X150mm,4
5 % CH3CNaq.(0.2 %HCOOH)]で分離精製し、立体異性体
である化合物21(19 mg,30 %)と化合物22(32 mg,51
%)を得た。 [化合物21] ESI-MS (m/z) 449[M+Na]+,425[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,acetone-d6) 1.17(3H,d,J=6.3Hz)1.58(1H,m)1.73(1H,m)1.95(1H,m)2.
33(2H,m)2.52(1H,m)2.98(1H,dd,J=18.0,10.8Hz)3.38(1
H,dd,J=18.0,3.0Hz)3.40(1H,d,J=17.1Hz)3.87(1H,m)4.3
0(1H,d,J=17.1Hz)4.88(1H,m)5.49(1H,td,J=10.5,4.5Hz)
5.70(1H,m)6.31(1H,d,J=2.1Hz)6.37(1H,d,J=2.1Hz)7.20
-7.50(5H,m) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3581,3376,2980,1709,1619,1590,
1473,1412 [化合物22] ESI-MS (m/z) 449[M+Na]+,425[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,acetone-d6) 1.19(3H,d,J=6.0Hz)1.75(2H,m)1.97(1H,m)2.16(1H,m)2.
51(1H,m)2.76-2.89(2H,m)3.43(1H,dd,J=15.9,7.2Hz)3.6
5(1H,m)3.69(1H,d,J=18.3Hz)4.34(1H,d,J=18.3Hz)4.85
(1H,m)5.42(1H,m)5.55(1H,m)6.35(2H,m)7.20-7.40(5H,
m) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3579,3355,2978,1730,1621,1475,
1439
【0028】実施例17
【化18】 化合物y5-02-B(20 mg,0.0633 mmol)のTHF(3 ml)溶
液に、ジイソプロピルエチルアミン(16 mg,0.126 mmol)
とn-ブチルメルカプタン(11 mg,0.126 mmol)を加え、70
℃で7時間攪拌した。室温に冷却した後、反応液を0.1 N
塩酸水溶液にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を
水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧濃縮した残査を逆相HPLC[SymmetryPrepTM C18,
7μm,19i.d.X150mm,45 % CH3CNaq.(0.2 %HCOOH)]で分離
精製し、立体異性体である化合物23(16 mg,62 %)と化
合物24(5.6 mg,21 %)を得た。 [化合物23] ESI-MS (m/z) 429[M+Na]+,405[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,acetone-d6) 0.91(3H,t,J=7.5Hz)1.17(3H,d,J=6.0Hz)1.41(2H,m)1.52
-1.64(3H,m)1.72(1H,m)1.94(1H,m)2.24-2.50(3H,m)2.58
(2H,t,J=7.2Hz)2.91(1H,m)3.34(2H,m)3.41(1H,d,J=17.1
Hz)4.22(1H,d,J=17.1Hz)4.87(1H,m)5.44(1H,ddd,J=10.
8,9.6,4.8Hz)5.64(1H,m)6.31(1H,d,J=2.1Hz)6.39(1H,d,
J=2.1Hz) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3580,3365,2959,1710,1619,1590,
1494,1458,1434 [化合物24] ESI-MS (m/z) 429[M+Na]+,405[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,acetone-d6) 0.88(3H,t,J=7.2Hz)1.19(3H,d,J=6.3Hz)1.37(2H,m)1.53
(2H,m)1.75(2H,m)1.98(1H,m)2.16(1H,m)2.52(1H,m)2.59
(2H,t,J=7.2Hz)2.75(2H,m)3.12(1H,m)3.37(1H,dd,J=15.
9,7.5Hz)3.67(1H,d,J=18.6Hz)4.37(1H,d,J=18.6Hz)4.83
(1H,m)5.40(1H,m)5.53(1H,m)6.33(2H,m) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3580,3365,2958,1730,1620,1487,
1442
【0029】実施例18
【化19】 実施例3で得られた化合物1(100 mg,0.312 mmol)の
アセトン(5 ml)溶液に、ベンジルブロマイド(53 mg,
0.781 mmol)と炭酸カリウム(108mg,0.781 mmol)を加
え、室温で72時間攪拌した。反応液を氷水にあけ、酢酸
エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮した残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(13 g,n-hexane-acetone
=3:1)で分離精製し化合物25(145 mg,90 %)を得た。 [化合物25] ESI-MS (m/z) 523[M+Na]+ 1 H NMR:δ(300 MHz,CDCl3) 1.19(3H,d,J=6.6Hz)1.20-1.70(12H,m)2.75(1H,ddd,J=1
6.5,7.8,4.5Hz)2.96(1H,ddd,J=16.5,8.4,4.5Hz)3.49(1
H,d,J=16.8Hz)3.96(1H,d,J=16.5Hz)5.00(1H,m)5.03(4H,
s)6.53(2H,s)7.30-7.40(10H,m) IR:νmax(CHCl3)cm-1:2934,1725,1676,1602,1581,1455,
1433
【0030】実施例19
【化20】 実施例18で得られた化合物25(120 mg,0.24 mmol)
のメタノール(4 ml)溶液に、1 Mol ナトリウムメチラ
ート溶液(240 ml)を加え、40 ℃で48時間攪拌した。反
応液を0.1 N 塩酸水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽
出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。減圧濃縮した残渣を逆相HPLC(Symmetr
yPrepTM C18,7μm,19i.d.X150mm,58%CH3CNaq.)で分離
精製し化合物26(60 mg,47 %)を得た。 [化合物26] ESI-MS (m/z) 555[M+Na]+,531[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,CDCl3) 1.18(3H,d,J=6.3Hz)1.21(5H,m)1.38(4H,m)1.58(3H,m)2.
81(2H,t,J=7.5Hz)3.63(2H,s)3.67(3H,s)3.77(1H,m)5.02
(2H,s)5.04(2H,s)6.48(1H,d,J=2.4Hz)6.54(1H,d,J=2.4H
z)7.34-7.40(10H,m) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3612,2930,1735,1679,1602,1579,
1455,1434
【0031】実施例20
【化21】 実施例19で得られた化合物26(50 mg,0.094 mmol)
の酢酸エチル(5 ml)溶液に、パラジウム炭素(5 mg)を
加え、水素雰囲気下、室温で8時間攪拌した。反応液を
ろ過し、減圧濃縮した残渣を逆相HPLC(SymmetryPrepTM
C18,7μm,19i.d.X150mm, CH3CN-H2O gradient)で分離精
製し化合物27(28 mg,85 %)を得た。 [化合物27] ESI-MS (m/z) 353[M+H]+,375[M+Na]+ ,351[M-H]- 1 H NMR:δ(300 MHz,acetone-d6) 0.97(3H,d,J=6.0Hz)1.19(8H,m)1.25(2H,m)1.50(2H,m)2.
77(2H,t,J=7.2Hz)3.49(3H,s)3.55(2H,s)3.57(1H,m)6.19
(1H,d,J=2.1Hz)6.24(1H,d,J=2.1Hz) IR:νmax(KBr)cm-1:3257,2967,1697,1635,1616,1592,14
75,1438
【0032】実施例21
【化22】 化合物y5-02-B(200 mg,0.633 mmol)のアセトニトリル
(8 ml)−水(2 ml)の混合溶液に、N-メチルモルフォ
リン N-オキシド(81 mg,0.696 mmol)、OsO4水溶液(4
% w/v,400μl)を加え、室温で72時間攪拌した。反応液
に10 % 亜硫酸ナトリウム水溶液(5 ml)を加えさらに3
0分攪拌した。反応液を氷水にあけ、酢酸エチルで抽出
した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。減圧濃縮した残査をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(30 g,n-hexane:AcOEt:MeOH=2:2:1)
および逆相HPLC(SymmetryPrepTM C18,7μm,19i.d.X150m
m,CH3CN-H2O gradient)で分離精製し、実施例7の化合
物7(13 mg,5.8 %)、化合物28 (11 mg,4.9 %)、およ
び化合物29(9 mg,4.0 %)、を得た。なお化合物7と化
合物28は共に、OsO4酸化により得られることからも明
らかなように、それぞれの隣接する2個のヒドロキシ基
(R7とR8に相当)部分はシス配置であるが、それぞれ
の結合方向が逆である立体異性体の関係にある。 [化合物28] ESI-MS (m/z) 373[M+Na]+ ,349[M-H]- 1 H NMR:δ(300MHz,CD3OD) 1.16(3H,d,J=6.3Hz)1.42(1H,m)1.63(2H,m)1.72-1.91(2
H,m)2.25(1H,m) 3.25(1H,m)3.40(1H,d,J=14.1Hz)4.18(1
H,d,J=14.1Hz)4.68(1H,m) 5.05(1H,d,J=8.4Hz)5.20(1
H,m)5.65(1H,m)6.28 (1H,d,J=2.7Hz) 6.37(1H,d,J=2.7H
z) [化合物29] ESI-MS (m/z) 373[M+Na]+ ,349[M-H]- 1 H NMR:δ(300MHz,acetone-d6) 1.15(3H,d,J=6.3Hz)1.50-1.68(3H,m)1.87(1H,m)2.40-2.
61(2H,m) 3.39(1H,d,J=11.4Hz) 3.73(1H,d,J=19.5Hz)
4.08(1H,ddd,J=11.4,5.4,2.0Hz) 4.48(1H,d,J=19.5Hz)
4.98(1H,m) 6.31(1H,d,J=2.4Hz) 6.35(1H,d,J=2.4Hz)
6.84(1H,dd,J=14.7,3.3Hz) 6.92(1H,d,J=14.7Hz)
【0033】実施例22
【化23】 化合物y5-02-B(200 mg,0.63 mmol)をジオキサン(5 m
l)と水(9.5 ml)に溶解し50℃で4日間攪拌した。反応液
を酢酸エチルと水で分配し得られた酢酸エチル層を水、
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
減圧濃縮した残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(35 g,n-hexane-acetone=3:2)及び逆相HPLC[Symmetry
PrepTM C18,7μm,19i.d.X150mm, CH3CN-H2O gradient]
で分離精製し立体異性体である化合物30(27 mg,12 %)
と化合物31(18 mg,8.5 %)そして原料回収として化合
物y5-02-B(142 mg,0.45 mmol)を得た。 [化合物30] ESI-MS (m/z) 357[M+Na]+,333[M-H]-,667[2M-H]- 1 H NMR:δ(600MHz,acetone-d6) 1.21(3H,d,J=6.1Hz)1.69(1H,m)1.76(1H,tt,J=11.1,4.2H
z)1.98(1H,m)2.25(1H,m)2.36(1H,m)2.49(1H,m) 3.01(1
H,dd,J=17.5,6.7Hz)3.05(1H,dd,J=17.5,5.9Hz) 3.57(1
H,d,J=17.6Hz)4.18(1H,d,J=17.6Hz)4.36(1H,m)4.93(1H,
m) 5.43(1H,td,J=10.4,4.3Hz)5.64(1H,m)6.33(1H,d,J=
2.4Hz)6.34(1H,d,J=2.4Hz)13 C NMR:δ C(150MHz, acetone-d6) 20.9(q)23.0(t)34.8(t)35.3(t)41.2(t) 50.2(t)67.4(d)
69.9(d)102.8(d)114.1(d)118.8(s)127.3(d)131.5(d)13
8.2(s)162.2(s)163.1(s)171.9(s)205.9(s) IR:νmax(KBr)cm-1:3370,1714,1617,1494 [化合物31] ESI-MS (m/z) 357[M+Na]+,333[M-H]-,667[2M-H]- 1 H NMR:δ(600MHz,acetone-d6) 1.21(3H,d,J=6.2Hz)1.72(1H,dddd,J=14.5,12.2,4.4,2.5
Hz)1.81(1H,ddt,J=14.5,11.5,3.9Hz)1.98(1H,d-like)2.
07(1H,m) 2.57(1H,ddd,J=13.5,11.6,9.2Hz) 2.60(1H,m)
2.70(1H,dd,J=16.2,3.3Hz)3.19(1H,dd,J=16.2,8.0Hz)3.
70(1H,d,J=18.5Hz) 4.12(1H,m)4.37(1H,d,J=18.5Hz) 4.
84(1H,dqd,J=11.5,6.2,2.6Hz) 5.38(1H,tt,J=10.6,2.3H
z)5.48(1H,m)6.32(1H,d,J=2.6Hz) 6.35(1H,d,J=2.6Hz)13 C NMR:δ C(150MHz, acetone-d6) 20.8(q)23.1(t)35.3(t)36.3(t)42.6(t)49.8(t)67.7(d)7
0.0(d)103.2(d)114.6(d)116.9(s)128.1(d)131.8(d)139.
2(s)163.2(s)166.1(s)172.2(s)205.7(s) IR:νmax(KBr)cm-1:3475,1729,1716,1608,1494
【0034】実施例23
【化24】 化合物y5-02-B(52 mg,0.164 mmol)の酢酸エチル溶液
(3 ml)に氷冷下、4 N塩酸-酢酸エチル溶液(823μl,3.29
mmol)を加え室温で4時間攪拌した。反応液を氷水にあ
け、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液と飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。減圧濃縮した残査を逆相HPLC[Symme
tryPrepTM C18, 7μm,19i.d.X150mm, 44%CH3CNaq.]で
分離精製し立体異性体である化合物32(25 mg,43.5 %)
と化合物33(21 mg,36 %)を得た。 [化合物32] ESI-MS (m/z) 375[M+Na]+,351[M-H]-,703[2M-H]- 1 H NMR:δ(300MHz,acetone-d6) 1.18(3H,d,J=6.0Hz)1.55-1.82(2H,m)2.00(1H,m)2.46-2.
54(3H,m) 3.25(1H,dd,J=17.7,9.3Hz) 3.46(1H,d,J=17.1
Hz)3.48(1H,dd,J=17.7,4.8Hz) 4.24(1H,d,J=17.1Hz)4.5
7(1H,m) 4.90(1H,m)5.52-5.70(2H,m)6.34(1H,d,J=2.4H
z) 6.41(1H,d,J=2.4Hz) IR:νmax(KBr)cm-1:3345,1712,1623,1587,1502 [化合物33] ESI-MS (m/z) 375[M+Na]+,351[M-H]-,703[2M-H]- 1 H NMR:δ(300MHz,acetone-d6) 1.19(3H,d,J=6.3Hz)1.65-1.83(2H,m)2.00(1H,m)2.33(1
H,m) 2.56(1H,m)3.01(1H,dd,J=16.2,5.4Hz)3.10(1H,m)
3.64(1H,dd,J=16.2,7.2Hz) 3.70(1H,d,J=18.6Hz)4.37(1
H,m)4.41(1H,d,J=18.6Hz)4.83(1H,m)5.44-5.58(2H,m)6.
36(2H,m) IR:νmax(KBr)cm−1:3363,169
7,1625,1490
【0035】実施例24
【化25】 ヨウ化銅(241 mg,1.26 mmol)をエー
テル(6 ml)にサスペンジョンし、1.04 Mメチルリチウム
のエーテル溶液(2.53 ml,2.53 mmol)を氷冷下で加え、3
0分間攪拌した。反応液を-78℃に冷却し、化合物y5-02-
B(80 mg,0.253 mmol)のエーテル溶液(5 ml)を加え-78
℃から0℃で3時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニ
ウム溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
濃縮した残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(3
5 g,n-hexane-acetone=3:2)で分離精製し立体異性体で
ある化合物34(19 mg,22.6 %)と化合物35(36 mg,42.
8 %)を得た。 [化合物34] ESI-MS (m/z) 355[M+Na]+,331[M-H]-,663[2M-H]- 1 H NMR:δ(300MHz,acetone-d6) 0.93(3H,d,J=6.9Hz)1.18(3H,d,J=6.3Hz)1.59(1H,m)1.73
(1H,m)1.94(2H,m)2.04(1H,m)2.28(1H,m)2.47(1H,m)2.74
(1H,dd,J=17.5,6.0Hz) 2.77(1H,dd,J=17.5,7.5Hz)3.52
(1H,d,J=17.1Hz)4.22(1H,d,J=17.1Hz)4.85(1H,m)5.40(1
H,ddd,J=10.5,9.6,4.8Hz)5.52(1H,m)6.33(1H,d,J=2.4H
z)6.35(1H,d,J=2.4Hz) IR:νmax(KBr)cm-1:3463,1729,1617,1587,1498,1174 [化合物35] ESI-MS (m/z) 355[M+Na]+,331[M-H]-,663[2M-H]- 1 H NMR:δ(300MHz,acetone-d6) 0.98(3H,d,J=6.3Hz)1.20(3H,d,J=6.0Hz)1.71-1.86(3H,
m)1.96(1H,m) 2.14(1H,m)2.34(1H,dt,J=13.5, 10.5Hz)
2.58(1H,m) 2.67(1H,dd,J=16.8,3.6Hz) 2.86(1H,dd,J=1
6.8,9.0Hz)3.70(1H,d,J=18.6Hz)4.44(1H,d,J=18.6Hz)4.
86(1H,m)5.39(2H,m)6.32(2H,m) IR:νmax(KBr)cm-1:3349,1725,1617,1600,1490,1168
【0036】実施例25
【化26】 ヨウ化銅(241 mg,1.26 mmol)をエーテル(6 ml)にサスペ
ンジョンし、1.53 M n-ブチルリチウムのヘキサン溶液
(1.65 ml,2.53 mmol)を-78℃で加え、30分間攪拌した。
化合物1(80 mg,0.253 mmol)のエーテル溶液(5 ml)を
加え-78℃から0℃で3時間攪拌した。反応液に飽和塩化
アンモニウム溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出
液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧濃縮した残査をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(35 g,n-hexane-acetone=3:2)で分離精製し立体
異性体である化合物36(31.2 mg,32.9 %)と化合物37
(36mg,38.0 %)を得た。 [化合物36] ESI-MS (m/z) 375[M+H]+,397[M+Na]+,373[M-H]-,747[2M
-H]- 1 H NMR:δ(300MHz,acetone-d6) 0.89(3H,br.s)1.18(3H,d,J=6.3Hz)1.33(6H,m)1.59(1H,
m)1.71(1H,m)1.92(1H,m)2.05(2H,m)2.20(1H,m)2.45(1H,
m)2.63(1H,dd,J=17.7,8.4Hz) 2.91(1H,dd,J=17.7,4.2H
z)3.50(1H,d,J=17.4Hz)4.17(1H,d,J=17.4Hz) 4.86(1H,
m)5.48(2H,m)6.32(1H,d,J=2.4Hz)6.36(1H,d,J=2.4Hz) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3583,3365,1727,1710,1623,1438 [化合物37] ESI-MS (m/z) 375[M+H]+,397[M+Na]+,373[M-H]-,747[2M
-H]- 1 H NMR:δ(300MHz,acetone-d6) 0.86(3H,br.s)1.20(3H,d,J=6.0Hz)1.28(6H,m)1.76(2H,
m)1.98(2H,m)2.05(1H,m)2.23(1H,m)2.55(1H,m)2.65(1H,
dd,J=17.1,3.3Hz) 2.93(1H,dd,J=17.1,8.4Hz)3.70(1H,
d,J=18.6Hz)4.42(1H,d,J=18.6Hz)4.86(1H,m)5.37(2H,m)
6.32(2H,m) IR:νmax(CHCl3)cm-1:3581,3363,1731,1621,1442
【0037】実施例26
【化27】 化合物y5-02-B(40 mg,0.126 mmol)のエタノール溶液
(1 ml)に、5.88 N NH3-EtOH溶液(215μl,1.26 mmol)を
加え室温で4時間攪拌した。溶媒を減圧濃縮した残査を
逆相HPLC[SymmetryPrepTM C18,7μm,19i.d.X150mm, CH3
CN-H2O gradient]で分離精製し立体異性体である化合物
38(18 mg,32 %)と化合物39(5 mg,9 %)を得た。 [化合物38] ESI-MS (m/z) 334[M+H]+,667[2M+H]+,332[M-H]-,665[2M
-H]- 1 H NMR:δ(300MHz,acetone-d6) 1.22(3H,d,J=6.3Hz)1.82(2H,m)2.00(1H,m)2.27(1H,m)2.
72(1H,m)2.96(1H,dd,J=18.0,3.0Hz)3.07(1H,dt,J=13.8,
10.5Hz) 3.71(1H,d,J=18.9Hz)4.29(1H,dd,J=18.0,9.3H
z)4.60(1H,d,J=18.9Hz)4.65(1H,m)4.91(1H,m)5.48(1H,
m)5.55(1H,m)6.33(1H,d,J=2.4Hz)6.36(1H,d,J=2.4Hz) IR:νmax(KBr)cm-1:3434,3170,1737,1671,1621,1602,14
92,1180 [化合物39] ESI-MS (m/z) 334[M+H]+,667[2M+H]+,332[M-H]-,665[2M
-H]- 1 H NMR:δ(300MHz,acetone-d6) 1.18(3H,d,J=6.0Hz)1.58(1H,m)1.76(1H,m)2.05(1H,m)2.
35(1H,m)2.45-2.61(2H,m)3.28(1H,dd,J=17.4,3.6Hz)3.4
6(1H,dd,J=17.4,9.9Hz)3.50(1H,d,J=16.8Hz)4.40(1H,d,
J=16.8Hz)4.66(1H,m)4.81(1H,m)5.58(2H,m)6.32(1H,br.
s)6.50(1H,br.s) IR:νmax(KBr)cm-1:3436,1681,1619,1498,1203
【0038】試験例1(Binding assay) ヒトNPY Y5受容体をコードするcDNA配列(国際特許出願
WO96/16542号明細書参照)を、発現ベクター pME18S
(Takebe et al. Mol. Cell. Biol. 8, 8957)にクロー
ニングした。得られた発現ベクターをLipofectAMINE試
薬(Gibco BRL社)を用いて、宿主細胞CHOに使用説明書
にしたがってトランスフェクションし、NPY Y5受容体安
定発現細胞を得た。NPY Y5受容体を発現させたCHO細胞
から調製した膜標品を、被検化合物及び30,000 cpmの[
125I]ペプタイドYY(終濃度60 pM:アマーシャム社製)
とともに、アッセイ緩衝液(0.1% 牛血清アルブミンを
含む20 mM HEPES-Hanks緩衝液、pH 7.4)中で、25℃、2
時間インキュベーションした後、1% ポリエチレンイミ
ン処理したグラスフィルターGF/Cにて濾過した。50 mM
Tris-HCl緩衝液、pH 7.4にて洗浄後、ガンマカウンター
にてグラスフィルター上の放射活性を求めた。非特異的
結合は200 nMペプタイドYY存在下で測定し、特異的ペプ
タイドYY結合に対する被検化合物の50%阻害濃度(IC50
値)を求めた[Inui, A. et al. Endocrinology 13 1, 20
90-2096 (1992) 参照]。結果を表1に示す。本化合物
は、NPY Y5受容体に対するペプタイドYY(NPYと同族物
質)の結合を阻害した。即ち本化合物は、NPY Y5受容体
に対して親和性を示した。
【0039】試験例2(NPY5-CHO cAMP assay) ヒトNPY Y5受容体を発現させたCHO細胞を、2.5mMイソブ
チルメチルキサンチン(SIGMA社)存在下で37℃、20分
間インキュベーションした後、被検化合物及び50 nM NP
Yを添加し5分間インキュベーションし、その後10μMフ
ォルスコリン(Sigma社)を加えて30分間インキュベー
ションした。1N HClを添加して反応を停止した後、上清
中のcAMP量をAmersham LIFE SIENCE社製のEIA kitを用
いて測定した。フォルスコリン刺激によるcAMP生成に対
するNPYの抑制作用を100%とし、このNPY作用に対する被
検化合物の50%阻害濃度(IC50値)を求めた。結果を表1
に示す。
【表1】 本化合物は、 NPY Y5受容体を介するNPYによるcAMP生成
阻害に対して拮抗した。即ち、本化合物のいくつかは、
NPY Y5受容体に対してアンタゴニストとして作用を示し
た。
【0040】製剤例1 実施例1のy5-02-B、結晶セルロース、及びステアリン
酸マグネシウムを適量混合し、打錠することにより、錠
剤を製造する。 製剤例2 実施例1のy5-02-B、乳糖、及びステアリン酸マグネシ
ウムを適量混合し、造粒し、整粒して、顆粒剤を得る。 製剤例3 製剤例2のようにして得られる顆粒をカプセルに充填す
ることにより、カプセル剤を得る。
【0041】
【発明の効果】本化合物は、NPY受容体が介在する種
々の疾患の予防または治療薬として有用であり、好まし
くは抗肥満薬等として使用され得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 1/14 C12N 1/14 A C12P 17/02 C12P 17/02 //(C12P 7/62 C12R 1:645) (C12N 1/14 C12R 1:645) (C12P 17/02 C12R 1:645)

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I): 【化1】 (式中、Xはヒドロキシまたは置換されていてもよい低
    級アルコキシ;Yはヒドロキシ、置換されていてもよい
    低級アルコキシ、もしくは置換されていてもよいアシル
    オキシ、またはXおよびYは一緒になって−O−、−S
    −、−NR−(Rは水素または置換されていてもよい低
    級アルキル)、もしくは−CH2−を形成してもよく;
    1は水素、置換されていてもよい低級アルキル、置換
    されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよ
    いアリールカルボニルまたは置換されていてもよいアラ
    ルキル;R2は水素、置換されていてもよい低級アルキ
    ル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されて
    いてもよいアリールカルボニル、または置換されていて
    もよいアラルキル;R3は水素またはハロゲン;R4は水
    素またはハロゲン;R5は水素;R6はヒドロキシ、また
    はR5およびR6は一緒になって=Oもしくは置換されて
    いてもよいイミノを形成してもよく;R7は水素または
    ヒドロキシ;R8は水素、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲ
    ン、置換されていてもよい低級アルキル、置換されてい
    てもよい低級アルコキシ、置換されていてもよい低級ア
    ルキルチオ、置換されていてもよい低級アルキルアミ
    ノ、置換されていてもよいアリールアミノもしくは置換
    されていてもよいアリールチオ、またはR7およびR8
    一緒になって単結合を形成してもよく;R9は水素、ま
    たはR8およびR9は一緒になって単結合を形成してもよ
    く;R10は水素またはヒドロキシ;R11は水素もしくは
    ヒドロキシ、またはR10およびR11は一緒になって単結
    合または−O−を形成してもよい;R12は低級アルキ
    ル。)で示される化合物、その製薬上許容される塩、ま
    たはそれらの水和物。
  2. 【請求項2】XおよびYが一緒になって−O−を形成す
    る、請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】R1、R2、R3およびR4が共に水素であ
    る、請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】R5およびR6が一緒になって=Oを形成す
    る、請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】R7が水素もしくはヒドロキシ、R8が水
    素、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、低級アルキル、も
    しくは低級アルコキシ、またはR7およびR8が一緒にな
    って単結合を形成する、請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】R9が水素である、請求項1記載の化合
    物。
  7. 【請求項7】R10およびR11が共に水素であるかまたは
    一緒になって単結合を形成する、請求項1記載の化合
    物。
  8. 【請求項8】R12がメチルである、請求項1記載の化合
    物。
  9. 【請求項9】XおよびYが一緒になって−O−を形成
    し;R1、R2、R3およびR4が共に水素;R5およびR6
    が一緒になって=Oを形成し;R7およびR8が一緒にな
    って単結合を形成し;R9が水素;R10およびR11が共
    に水素であるかまたは一緒になって単結合を形成し;R
    12がメチルである、請求項1記載の化合物。
  10. 【請求項10】XおよびYが一緒になって−O−を形成
    し;R1、R2、R3およびR4が共に水素;R5およびR6
    が一緒になって=Oを形成し;R7が水素;R8がヒドロ
    キシ;R9が水素;R10およびR11が一緒になって単結
    合を形成し、R12がメチルである、請求項1記載の化合
    物。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれかに記載の化合
    物を含有する、医薬組成物。
  12. 【請求項12】請求項1〜10のいずれかに記載の化合
    物を含有する、ニューロペプチドY受容体が介在する疾
    患の予防または治療薬。
  13. 【請求項13】ニューロペプチドY受容体が、ニューロ
    ペプチドY−Y5受容体である、請求項12記載の予防
    または治療薬。
  14. 【請求項14】請求項1〜10のいずれかに記載の化合
    物を含有する、ニューロペプチドY−Y5受容体のアン
    タゴニスト。
  15. 【請求項15】請求項1〜10のいずれかに記載の化合
    物を含有する、抗肥満薬。
  16. 【請求項16】請求項1〜10のいずれかに記載の化合
    物を生産し得る、Memnoniella属に属する微生物。
  17. 【請求項17】請求項9または10記載の化合物を生産
    し得る、請求項16記載の微生物。
  18. 【請求項18】Memnoniella subsimplexである、請求項
    16記載の微生物。
  19. 【請求項19】請求項16〜18のいずれかに記載の微
    生物を培養し、得られた培養液から産生された化合物を
    分離、精製し、その後所望により化学修飾する工程を包
    含する、請求項1〜10のいずれかに記載の化合物の製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005063222A1 (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Hsp90ファミリー蛋白質阻害剤
JP2008538749A (ja) * 2005-04-15 2008-11-06 セレプ・ソシエテ・アノニム Npy拮抗物質、調製および使用

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