JP2000287783A - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JP2000287783A
JP2000287783A JP11098813A JP9881399A JP2000287783A JP 2000287783 A JP2000287783 A JP 2000287783A JP 11098813 A JP11098813 A JP 11098813A JP 9881399 A JP9881399 A JP 9881399A JP 2000287783 A JP2000287783 A JP 2000287783A
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  • Chairs Characterized By Structure (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 背もたれの全体の連続性を損なうことなく、
後傾時に、臀部または腰部と背もたれの下部との間に隙
間を空けず、背もたれの下部で臀部または腰部を押圧支
持できるようにする。 【解決手段】 背もたれフレーム10の前面に取り付け
られる背もたれ板14を、上部シェル14aと下部シェ
ル14bとから形成し、背もたれフレーム10の上部
に、上部シェル14aの上部を取り付けるとともに、背
もたれフレーム10の下部に、下部シェル14bの中間
部を、左右方向の枢軸20まわりに回転可能に取り付
け、上部シェル14aと下部シェル14bとの間には伸
縮可能な折れ曲がり部14cを形成し、背もたれ板14
の中間部が後方に押圧されたときに、上部シェル14a
の下部と下部シェル14bの上部とが後方に移動し、か
つ下部シェル14bの下部が前方へ回動して、着座者の
臀部または腰部を押圧支持するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等のOA機器の操作に適するとともに、リクライ
ニング時に安定した姿勢を確保できるようにした椅子、
特に、リクライニング時に臀部または腰部を押圧支持し
うるようにした椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等のOA機器を
使用したデスクワークにおける様々な姿勢や、作業姿勢
の変化に対応して、適切に体を支持するために、座面や
背もたれを、傾斜又はリクライニングさせる機構を搭載
した椅子は公知である。ことに、後傾姿勢時に腰部また
は臀部と背もたれとの間に隙間を生じて腰痛の原因とな
るのを防止するものとして、国際公開第WO96/25
072号パンフレット(1996)に記載のように、着座
者の脊椎の傾き、または座る姿勢と関係なく、常に着座
者の腰部または臀部と肩部(背部)とを互いに独立して支
えることができるようにした椅子が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の椅子
では、腰(または臀部)受けと肩(背)受けとが、別々の傾
動機構により独立して傾動されるため、背もたれ面に、
肩(背)部、腰部(臀部)にフィットした連続性が損なわれ
て、違和感が生じていた。また、傾動機構が複雑とな
り、コスト高となっていた。
【0004】本発明は、従来の技術が有する上述のよう
な問題点に鑑みてなされたもので、背もたれの全体の連
続性を損なうことなく、後傾時に、臀部または腰部と背
もたれの下部との間に隙間を空けず、背もたれの下部で
臀部または腰部を押圧支持できるようにした簡易な構造
の椅子を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 着座部の後部に、背もたれフレームを立設し、こ
の背もたれフレームの前面に取り付けられる背もたれ板
を、上部シェルと下部シェルとを備えるものとし、前記
背もたれフレームの上部に、前記上部シェルの上部を取
り付けるとともに、前記背もたれフレームの下部に、前
記下部シェルの中間部を、左右方向の枢軸まわりに回動
可能として取り付け、前記上部シェルと下部シェルとの
間を弾性撓曲可能な折れ曲がり部により連結し、前記背
もたれ板の中間部が後方に押圧されたときに、前記折れ
曲がり部がく字状に屈曲しつつ、前記上部シェルの下部
と下部シェルの上部とが後方に移動し、かつ下部シェル
の下部が前記枢軸まわりに前方へ回動して、着座者の臀
部または腰部を押圧支持するようにする。
【0006】(2) 上記(1)項において、下部シェル
を、中間部が前方に突出する側面視くの字状とする。
【0007】(3) 上記(1)または(2)項において、背
もたれフレームの上端部に、上部シェルの上端を左右方
向の枢軸まわりに回動可能として取り付けるとともに、
折れ曲がり部を伸縮可能な材料により形成する。
【0008】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、背もたれフレームを、後傾可能として着座部に装着
する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る椅子の実施形
態を、添付図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は、本発明の椅子の一実施形態の要部
である背もたれ部分の構造を示した分解斜視図である。
同図に示すように、本実施形態の背もたれ部分は、背も
たれフレーム(10)と、背もたれ板(14)と、背クッション
材(16)等から構成されている。
【0011】背もたれフレーム(10)は、左右1対の金属
または硬質合成樹脂製の杆材からなり、その下部の横杆
部(10a)は前方へ延出し、この図では示していないが、
その先端は座板に取り付けられ、支基(12)付近の支点を
中心として、後方へ傾動可能になっている。この構造
は、一般に背座シンクロリクライニングメカニズムとし
て知られている。
【0012】一方、左右1対の上部の縦杆部(10b)は、
上下2箇所で、互いに逆向きのくの字状に屈曲して形成
されている。即ち、下部では、前方に凸に、上部では、
後方に凸に屈曲されている。
【0013】この縦杆部(10b)の上端の前面及び下部の
屈曲部の前面には、上部が開口する水平軸受(18)が、前
方に突出するようにして形成されている。
【0014】背もたれ板(14)は、例えば弾性を有する硬
質の合成樹脂材料の成型品であって、上部シェル(14a)
と側面視で前方に凸のくの字に屈曲した下部シェル(14
b)とからなり、上部シェル(14a)と下部シェル(14b)との
境目は、上述の縦杆部(10b)の後方に凸の上部の屈曲部
に当たる位置とされている。この位置は、着座者の胸椎
と腰椎との境目に当たる。
【0015】上部シェル(14a)の下端部と下部シェル(14
b)の上端部とは、側面視で波形に形成されることによ
り、上下方向に伸縮可能、かつ前後方向に弾性撓曲可能
とした折れ曲がり部(14c)により、互いに連結されてい
る。
【0016】この実施形態では、折れ曲がり部(14c)
は、上下部シェル(14a)(14b)と一体成型されたものとし
て示されている。しかし、一般に、折れ曲がり部(14c)
は、上下部シェル(14a)(14b)と別体であってもよい。
【0017】上部シェル(14a)の上端部及び下部シェル
(14b)の屈曲部の後面には、左右方向に延びる枢軸即ち
水平軸(20)が、両側部から後方に張り出すようにして形
成されている。水平軸(20)は、前述の縦杆部(10b)の上
部が開放の水平軸受(18)に嵌合するものである。
【0018】なお、上述の実施形態では、上部シェル(1
4a)の上端と縦杆部(10b)の上端との取付を枢支として例
示したが、この取付は、縦杆部(10b)の上端に形成した
上下方向のスライド溝に、上部シェル(14a)の水平軸(2
0)をスライド可能に係合させるようにしてもよい。
【0019】組立に当たっては、縦杆部(10b)の上下部
の水平軸受(18)に、上下部シェル(14a)(14b)の水平軸(2
0)を上方から落とし込んで弾性的に保持させる。このよ
うにして、背もたれフレーム(10)に背もたれ板(14)を取
り付け、次いで、背もたれ板(14)の表面及び裏面には、
背クッション材(16)を所定の手段によって取り付け、椅
子の背部を形成させている。なお、図1〜図3では、背
もたれ板(14)の裏面側に取り付けられる背クッション材
は、その図示を省略している。
【0020】次に、本実施形態の作用について、図2及
び図3を参照して説明する。
【0021】図2に示すように、着席者が直立座位姿勢
で座った状態から、背中で背もたれ部を後方へ押して、
図3に実線で示すリクライニング姿勢に背もたれ全体を
後傾させる時、背もたれ板(14)に作用する後向きの力に
より背もたれフレーム(10)が支基(12)付近の支点を中心
として後傾する。
【0022】また、着席者の背中による後方への押圧力
は、上部シェル(14a)の下部と下部シェル(14b)の上部と
にそれぞれ作用し、図3に実線で示すように、折れ曲が
り部(14c)が、その波形が開くように弾性変形させられ
て伸長し、かつ上下部シェル(14a)(14b)の交差角が小と
なるように若干弾性撓曲させられ、その結果、下部シェ
ル(14b)の上部は背もたれフレーム(10)に対してさらに
後傾させられ、また上部シェル(14a)は、背もたれフレ
ーム(10)及び下部シェル(14b)に対しては前傾させられ
るが、絶対レベルでは、背もたれフレーム(10)や下部シ
ェル(14b)の上部の後傾角度より小さい角度をもって緩
やかに後傾させられる。
【0023】このときの下部シェル(14b)の上半部の後
傾と同時に、下部シェル(14b)は、下部の水平軸(20)を
中心として前方に回動し、着座者と当接する位置まで移
動して、着席者の臀部または腰部を押圧支持する。
【0024】本発明によれば、上述のように、着席者の
着座姿勢に応じて、上部シェル(14a)の下部と下部シェ
ル(14b)の上部とが後方に回動し、それに伴って、下部
シェル(14b)の下部が前方に突き出してきて、後傾した
着席者の臀部または腰部を押圧支持するので、例えば、
パーソナルコンピュータ等のOA機器を使用する場合
に、頭部を前に起こしてモニタ画面を見ながら、背中央
を後傾させるリラックスした姿勢を容易にとることがで
きるとともに、その際に、背もたれ下部が臀部または腰
部に密接し、快適なフィット感が得られる。
【0025】なお、上述の上部の水平軸(20)を、背もた
れフレーム(10)の上端部に形成した上下方向を向くガイ
ド溝(図示略)に摺動自在に嵌合して実施することもあ
る。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、着席者が
背中央を後方に若干倒すような姿勢をとったとき、上部
シェルの下部と下部シェルの上部とが後方に移動し、そ
れに伴って、下部シェルの下部が前方に回動して、着席
者の臀部または腰部を押圧支持するので、背もたれは全
体としての連続性を損なうことなく、常に着座者の背か
ら臀部にかけてフィットし、快適な着座感を得ることが
できる。しかも、臀部または腰部の押圧支持を、特別の
臀部受けを用いて、これを面倒な特別の傾動機構により
傾動させることなく、きわめて簡単な構造で実現するこ
とができる。
【0027】請求項2記載の発明のようにすると、背も
たれ板の下部を、着座者の背下部から腰部を経て臀部に
至る形状にフィットさせることができる。
【0028】請求項3記載の発明のようにすると、上部
シェルと下部シェルの上部とのく字状の折れ曲がり動作
を、折れ曲がり部が伸縮することにより許容することが
でき、背もたれ板の支持構造を簡素化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を、その背もたれ部を分解
した状態で示す斜視図である。
【図2】同じく、この実施形態の直立座位状態における
側面図である。
【図3】同じく、後傾座位状態における側面図である。
【符号の説明】
(10)背もたれフレーム (10a)横杆部 (10b)縦杆部 (12)支基 (14)背もたれ板 (14a)上部シェル (14b)下部シェル (14c)折れ曲がり部 (16)背クッション材 (18)水平軸受 (20)水平軸(枢軸)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座部の後部に、背もたれフレームを立
    設し、この背もたれフレームの前面に取り付けられる背
    もたれ板を、上部シェルと下部シェルとを備えるものと
    し、前記背もたれフレームの上部に、前記上部シェルの
    上部を取り付けるとともに、前記背もたれフレームの下
    部に、前記下部シェルの中間部を、左右方向の枢軸まわ
    りに回動可能として取り付け、前記上部シェルと下部シ
    ェルとの間を弾性撓曲可能な折れ曲がり部により連結
    し、前記背もたれ板の中間部が後方に押圧されたとき
    に、前記折れ曲がり部がく字状に屈曲しつつ、前記上部
    シェルの下部と下部シェルの上部とが後方に移動し、か
    つ下部シェルの下部が前記枢軸まわりに前方へ回動し
    て、着座者の臀部または腰部を押圧支持するようにした
    ことを特徴とする椅子。
  2. 【請求項2】 下部シェルを、中間部が前方に突出する
    側面視くの字状とした請求項1記載の椅子。
  3. 【請求項3】 背もたれフレームの上端部に、上部シェ
    ルの上端を左右方向の枢軸まわりに回動可能として取り
    付けるとともに、折れ曲がり部を伸縮可能な材料により
    形成した請求項1または2記載の椅子。
  4. 【請求項4】 背もたれフレームを、後傾可能として着
    座部に装着した請求項1〜3のいずれかに記載の椅子。
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