JP2000288007A - 体温調節用衣服 - Google Patents
体温調節用衣服Info
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- Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
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Abstract
熱量の測定などに好適な衣服を提供する。 【解決手段】 ベスト状の胴衣2、両袖部3,ズボン4
に分離可能な各衣服本体21、31、41の内側に、身
体の部位に合わせて複数に分割したチューブ25、2
6、34、35、44〜47を取り付ける。また、着用
者の身体に接触する箇所に複数の温度センサを設ける。
各チューブにはそれぞれ異なる温度の水を流すことがで
きるので、体温の調節を緻密に行うことができると共
に、身体の部位毎に相違する皮膚温度となるようにする
こともできる。
Description
温を高く又は低く維持して行われる各種医学的治療、或
いは運動時における消費熱量の測定などの医学的測定、
等のために利用される体温調節用衣服に関する。
て、患者の身体の一部又は全部を温めたり、逆に冷やし
たりすることがある。このための器具として、例えば蓄
熱体や加熱手段を内蔵した温熱パッドや、蓄冷材を内蔵
した冷却パッドなどが利用されている。しかしながら、
このような器具は身体への密着性に劣り、患者が身体を
動かしたときに、その温熱又は冷却効果が十分に発揮で
きない。換言すれば、患者が自由に身体を動かさないよ
うな状態でしか、利用することができなかった。
熱環境下での作業などにおいて作業者の健康を維持する
と共に作業能率の向上を図るために、いわゆる冷房服が
提案されている。例えば特公平6−23630号公報に
は、内部に流体を流通可能な可撓性チューブを、表地と
裏地との間に挟み込み、全体にループ状に巡らせて取り
付けたフード付ベストが開示されている。この従来の衣
服では、チューブ内に冷却水を供給することにより、着
用者の身体を冷却させるという冷房効果を得ることがで
きる。
野に流用することは可能であるが、上記従来の衣服は元
来、冷房を目的としているため、医療用として使用する
ためには幾つかの解決すべき問題がある。まず第1に
は、温度の調節精度と温度の追従性の点である。すなわ
ち、単に冷却するという程度ではなく、より高精度に温
度調節が行える必要がある。また、温度を急峻に上昇又
は下降させたい場合にその追従性が良好であることが望
まれる。第2に、身体の各部の皮膚表面温度は必ずしも
全身で同一ではないため、例えば患者の体温を或る一定
温度に維持する場合であっても各部毎にその温度を適宜
調節するほうが好ましいことがある。また、治療の種類
等によっては、身体の一部のみを特に冷却する又は加温
することが望ましいこともある。
成されたものであり、その主な目的は、高い精度でもっ
て外部より体温を調節することが可能な体温調節用衣服
を提供することである。
衣服は、内部に液体が通過可能な可撓性のチューブを、
身体の複数の部位に応じてそれぞれ独立に、身体を覆う
衣服本体に取り付けたことを特徴としている。すなわ
ち、この構成では、独立して設けられた複数のチューブ
にそれぞれ相違する液体を流通させることが可能となっ
ている。
は、前記衣服本体は着脱容易に複数に分離可能であるこ
とを特徴としている。具体的な実施態様としては、全身
をカバーする衣類本体は、例えば、袖無しの上着、左右
の袖、ズボンの4つに分離可能であるものとすることが
できる。
分離された各衣服本体毎に独立に設けるのは勿論のこ
と、更に細分化して独立に設けることが好ましい。例え
ば、袖無し上着においては、腹部側と背中側とに、或い
は右半身と左半身とに、袖部においては、上腕部と前腕
部とに、更にズボンにおいては、右半身と左半身とで且
つ大腿部と膝下部とに、分離するものとすることができ
る。
前記衣服本体の、着用時に身体に接触する箇所に温度セ
ンサを設けることが好ましい。この構成では、温度セン
サにより実際の皮膚の表面温度をモニタしながら、外部
で適宜に温度を調節した液体をチューブに流すことがで
きる。
着用者の着用の便を考慮して、前記衣類本体は面状ファ
スナを用いて開放部を閉鎖するものとすることが好まし
いが、特に、衣類本体の表面全体が面状ファスナが貼着
自在である素材から成るものであれば、着用者の体型に
拘わらず該衣服本体が身体に密着する。
服の一実施形態について、図面を参照して詳述する。図
1はこの体温調節用衣服の全体構成を示す外観図であ
る。この衣服は、大別して上着1とズボン4とから成
り、上着1はベスト形状の胴衣2と両袖部3とに分離可
能となっている。図2は胴衣2の外観図、図3は袖部3
の展開図、図4はズボン4の展開図である。
2がほぼ縦一直線に開放されたベスト形状の布地から成
る本体21を有している。この本体21は例えばパイル
地のような起毛性布地である。好ましい布地としては、
東レ株式会社製のツーウエイフレンチが利用できる。な
お、後述の袖部3及びズボン4もその本体は同一の布地
から成る。
(先端鈎状の微小突起が多数立設されたファスナ)を内
面に備えた小型突片23が取り付けられており、更に、
同様に面状ファスナを内面に備えた2枚の大型突片24
も縫い付けられている。面状ファスナは本体21の任意
の箇所に離脱自在に貼着するので、この胴衣2を着用す
る際には身体の大きさに拘わらず、各人の身体に密着さ
せて前合わせ22を閉じることができる。また、小型突
片23及び大型突片24の両者により、前合わせ22の
閉鎖が確実になり、着用者が身体を動かしても前合わせ
22がはぜて開放することを防止できる。
半身にそれぞれ分離されて、可撓性のチューブ25、2
6が蛇行状に屈曲して縫い付けられており、それぞれの
チューブ25、26の端部は本体21の両肩に設けられ
た開口27を通して外側に取り出されている。チューブ
25、26の末端には外部の配管と連結可能な継手28
が取り付けられている。また、本体21の内側の所定箇
所には、着用者の皮膚に密着してその温度を測定するた
めの温度センサ29が設けられている。この温度センサ
29は上記2本のチューブ25、26に対応して2個設
けられている。
1枚の布地から成る本体31の周縁に面状ファスナを備
えた複数の小型突片32、33が取り付けられており、
この本体31を筒状にしてその重ね合わせを、本体31
の直線状部に設けられた小型突片32の面状ファスナで
係止することによって筒状体を形成する。また、本体3
1の湾曲部に設けられた小型突片33の面状ファスナ
は、図1に示すように、この袖部3を胴衣2の両肩に固
着するために用いられる。
腕部にそれぞれ分離されて、可撓性のチューブ34、3
5が蛇行状に屈曲して縫い付けられており、それぞれの
チューブ34、35の末端部は本体31の上腕上部に設
けられた開口36を通して外側に取り出されている。そ
のチューブ34、35の末端には、上記チューブ25、
26と同様に継手37が取り付けられている。また、本
体31の内側の所定箇所には、2本のチューブ34、3
5に対応してそれぞれ温度センサ38が設けられてい
る。なお、左右の袖部3は同一の構成を有している。
腰部から裾までほぼ一直線状に開放した形状を有する本
体41を有しており、その腰部には面状ファスナを備え
る大型突片42が縫い付けられ、大腿部から裾まで間に
は面状ファスナを備えた複数の小型突片43が縫い付け
られている。
重ね合わせ部において小型突片43の面状ファスナによ
り係着される。また、腰部両側方は大型突片42の面状
ファスナにより係着される。これにより、本体41は図
1に示すようにズボン形状となる。
に、大腿部と膝下部とにそれぞれ分離されて、可撓性の
チューブ44、45、46、47が蛇行状に屈曲して縫
い付けられており、それぞれのチューブ44〜47の末
端部は本体41の大腿部上部に設けられた開口48を通
して外側に取り出されている。そのチューブ44〜47
の末端には、上記チューブ25、26と同様に継手49
が取り付けられている。また、本体41の内側の所定箇
所には、4本のチューブ44、45、46、47に対応
してそれぞれ温度センサ50が設けられている。
るチューブは、身体の部位毎に完全に分離されている。
すなわち、胴部右半身、胴部左半身、右上腕部、右前腕
部、左上腕部、左前腕部、右大腿部、右膝下部、左大腿
部、左膝下部の10箇所にそれぞれ独立したチューブが
配設されている。更に、それぞれの部位の近傍に皮膚の
表面温度を測定するための温度センサが設けられてい
る。したがって、各温度センサにより検知された温度に
応じて各チューブにそれぞれ温度調節した水(又は他の
液体)を流すことによって、そのチューブに接触する皮
膚を直接的に加温又は冷却することができる。
に示すように、胴衣2、袖部3及びズボン4を着用する
ことによって、頭部、手足末端を除いてほぼ全身を覆う
が、勿論、全てを同時に着用する必要はなく、必要に応
じていずれか1つ又は組み合わせて使用することができ
る。例えば、心臓、肺などの胸部の手術を行う際には、
患者に両袖部3とズボン4のみを着用させて、腕及び脚
を所定温度に維持しながら胸部を切開して手術を行うこ
とができる。
図である。この胴衣2は、本体21が前身ごろ21aと
後身ごろ21bとに分かれており両者は両肩でのみ接続
されている。着用の際には、両側部を小型突片23及び
大型突片24の面状ファスナで係着する。チューブ2
5、26は前身ごろ21a及び後身ごろ21bに分離し
ているので、腹部及び胸部と、背中とをそれぞれ異なる
温度としたり、又はそれぞれ精度よく温度調節したりす
ることができる。
明の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行えることは明らか
である。例えば、温度調節する身体の部位を更に細分化
して、分離して取り付けるチューブの数を増加するよう
にしてもよい。
調節するという目的以外に、身体の各部位で発生する熱
量を測定する目的でも利用することができる。例えば、
体温よりも低い、所定温度の水をチューブに所定流量で
もって供給し、被検者の皮膚で温められた水を回収して
その温度上昇を測定する。この温度上昇は被検者のその
測定部位で発生する熱量に応じた値となるから、この検
出値を基に熱量などを算出することができる。このよう
な測定においても、上記体温調節用衣服を用いれば、身
体の各部位毎に正確に熱量などを得ることができる。
係る体温調節用衣服によれば、衣服本体内面に張り巡ら
されたチューブが身体の各部位毎に適当に分離されて独
立しているので、各部位毎に温度調節が可能となり、温
度調節が精度良く緻密に行える。また、チューブを分割
したことによって1本のチューブの長さが相対的に短く
なるため、液体の流通途中での温度変化が小さくなって
温度精度が高まると共に、温度上昇又は下降を迅速に行
うことができる。
服によれば、衣服が複数に分割されているので、着用者
による衣服の着脱が容易であるのみならず、必要に応じ
て必要な部位を覆う衣服のみを着用して温度調節を行う
ことができる。
服によれば、温度センサによって身体の皮膚の表面温度
をリアルタイムでモニタしながら時々刻々と温度を調節
することができるので、温度調節が一層精度よく行え
る。
服によれば、着用者の体型に拘わらずチューブや温度セ
ンサが身体に密着するので、温度管理の信頼性が増す。
全体構成を示す外観図。
の胴衣の外観図。
ューブ 27、36、48…開口 29、38、50…温度センサ
Claims (4)
- 【請求項1】 内部に液体が通過可能な可撓性のチュー
ブを、身体の複数の部位に応じてそれぞれ独立に、身体
を覆う衣服本体に取り付けたことを特徴とする体温調節
用衣服。 - 【請求項2】 請求項1記載の体温調節用衣服におい
て、前記衣服本体は、着脱容易に複数に分離可能である
ことを特徴とする体温調節用衣服。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の体温調節用衣服に
おいて、前記衣服本体の、着用時に身体に接触する箇所
に温度センサを設けることを特徴とする体温調節用衣
服。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の体温
調節用衣服において、前記衣類本体は面状ファスナを用
いて開放部を閉鎖するものであって、該衣類本体の表面
全体が面状ファスナが貼着自在の素材から成ることを特
徴とする体温調節用衣服。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11094652A JP2000288007A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 体温調節用衣服 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11094652A JP2000288007A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 体温調節用衣服 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000288007A true JP2000288007A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14116199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11094652A Pending JP2000288007A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 体温調節用衣服 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2000288007A (ja) |
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