JP2000288126A - ゴルフボールの製法 - Google Patents
ゴルフボールの製法Info
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- JP2000288126A JP2000288126A JP10265499A JP10265499A JP2000288126A JP 2000288126 A JP2000288126 A JP 2000288126A JP 10265499 A JP10265499 A JP 10265499A JP 10265499 A JP10265499 A JP 10265499A JP 2000288126 A JP2000288126 A JP 2000288126A
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- Japan
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- golf ball
- inner core
- cavity
- die
- mold
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内核の偏心を大幅に減少でき、高品質に能率
良く作製することができるゴルフボールの製法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 所定量の未加硫のゴム材料6を保持する
ポット部を有し、上型3と下型4を備えたトランスファ
成形用金型1内に、加硫済みの内核9を、キャビティ内
面との間に球殻状空隙をもって保持し、ポット部内の未
加硫のゴム材料6を球殻状空隙に充填し、内核9に未加
硫ゴム層13を積層して球状中間品14をトランスファ成形
し、その後、球状中間品14をトランスファ成形用金型1
から取出して、加硫成形用金型に投入して未加硫ゴム層
13を加硫成形し、芯材又はゴルフボールを形成する。
良く作製することができるゴルフボールの製法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 所定量の未加硫のゴム材料6を保持する
ポット部を有し、上型3と下型4を備えたトランスファ
成形用金型1内に、加硫済みの内核9を、キャビティ内
面との間に球殻状空隙をもって保持し、ポット部内の未
加硫のゴム材料6を球殻状空隙に充填し、内核9に未加
硫ゴム層13を積層して球状中間品14をトランスファ成形
し、その後、球状中間品14をトランスファ成形用金型1
から取出して、加硫成形用金型に投入して未加硫ゴム層
13を加硫成形し、芯材又はゴルフボールを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボールの製
法に関する。
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2層コアや3層コアのようなマル
チピースゴルボールの芯材を製造する方法は次のような
ものが広く用いられている。即ち、図8(イ)に示すよ
うに、半球状凹部c…を有する一対の半体a,aがヒン
ジ部にて連結された下型bと、下型bの各半球状凹部c
…に対応する半球状凸部e…を有する上型f(ドーム
型)とを備えた予備成形用金型の各半球状凹部c…に、
未加硫のゴム材料d…を投入し、図8(ロ)(ハ)
(ニ)に示す如く、上型fを下降させ、上型fと下型b
にてゴム材料d…をプレスすることにより、半球殻状の
未加硫ゴム層g…を形成する。
チピースゴルボールの芯材を製造する方法は次のような
ものが広く用いられている。即ち、図8(イ)に示すよ
うに、半球状凹部c…を有する一対の半体a,aがヒン
ジ部にて連結された下型bと、下型bの各半球状凹部c
…に対応する半球状凸部e…を有する上型f(ドーム
型)とを備えた予備成形用金型の各半球状凹部c…に、
未加硫のゴム材料d…を投入し、図8(ロ)(ハ)
(ニ)に示す如く、上型fを下降させ、上型fと下型b
にてゴム材料d…をプレスすることにより、半球殻状の
未加硫ゴム層g…を形成する。
【0003】その後、図8(ホ)に示す如く、一方の半
体aの半球状凹部c…に形成された未加硫ゴム層g…の
上に、加硫済みの内核h…を投入し、図8(ヘ)及び図
9(イ)に示すように、他方の半体aを折り返して一方
の半体aに重ね合わせ、かつ、プレスする。これによっ
て、図9(ロ)に示すように、他方の半体aの未加硫ゴ
ム層gが内核hに被せられる。即ち、内核hが一対の未
加硫ゴム層g,gにて外嵌被覆(カバリング)されて球
状中間品kが形成される。その後、図9(ハ)に示す如
く、一方の半体a側に設けられたエジェクタm…を作動
させて各中間品k…を取出し、図9(ニ)に示す加硫成
形用金型nに設置して、各中間品k…の未加硫ゴム層g
…を加硫成形して芯材(図示省略)を形成するようにし
ていた。
体aの半球状凹部c…に形成された未加硫ゴム層g…の
上に、加硫済みの内核h…を投入し、図8(ヘ)及び図
9(イ)に示すように、他方の半体aを折り返して一方
の半体aに重ね合わせ、かつ、プレスする。これによっ
て、図9(ロ)に示すように、他方の半体aの未加硫ゴ
ム層gが内核hに被せられる。即ち、内核hが一対の未
加硫ゴム層g,gにて外嵌被覆(カバリング)されて球
状中間品kが形成される。その後、図9(ハ)に示す如
く、一方の半体a側に設けられたエジェクタm…を作動
させて各中間品k…を取出し、図9(ニ)に示す加硫成
形用金型nに設置して、各中間品k…の未加硫ゴム層g
…を加硫成形して芯材(図示省略)を形成するようにし
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の製法では、カバリングの際の圧力によって内
核hが動いてしまい、内核hが大きく偏心してしまうと
いう問題があった。また、内核hに貼り合わせた一対の
未加硫ゴム層g,g同士の接着面(継ぎ目)が剥がれて
しまうことがあり、品質上問題があった。そこで、接着
面の剥がれを防止するよう、カバリング時の金型温度・
ゴム材料の温度・型締め圧・型締め時間等の最適化が試
されたが、この剥がれを完全に防止できなかった。
うな従来の製法では、カバリングの際の圧力によって内
核hが動いてしまい、内核hが大きく偏心してしまうと
いう問題があった。また、内核hに貼り合わせた一対の
未加硫ゴム層g,g同士の接着面(継ぎ目)が剥がれて
しまうことがあり、品質上問題があった。そこで、接着
面の剥がれを防止するよう、カバリング時の金型温度・
ゴム材料の温度・型締め圧・型締め時間等の最適化が試
されたが、この剥がれを完全に防止できなかった。
【0005】そこで、本発明は、内核の偏心を大幅に減
少でき、高品質に能率良く作製することができるゴルフ
ボールの製法を提供することを目的とする。
少でき、高品質に能率良く作製することができるゴルフ
ボールの製法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るゴルフボールの製法は、所定量の未
加硫のゴム材料を保持するポット部を有し、上型と下型
を備えたトランスファ成形用金型内に、加硫済みの内核
を、キャビティ内面との間に球殻状空隙をもって保持
し、上記ポット部内の未加硫のゴム材料を上記球殻状空
隙に充填し、上記内核に未加硫ゴム層を積層して球状中
間品をトランスファ成形し、その後、該球状中間品を上
記トランスファ成形用金型から取出して、加硫成形用金
型に投入して上記未加硫ゴム層を加硫成形し、芯材又は
ゴルフボールを形成するものである。
めに、本発明に係るゴルフボールの製法は、所定量の未
加硫のゴム材料を保持するポット部を有し、上型と下型
を備えたトランスファ成形用金型内に、加硫済みの内核
を、キャビティ内面との間に球殻状空隙をもって保持
し、上記ポット部内の未加硫のゴム材料を上記球殻状空
隙に充填し、上記内核に未加硫ゴム層を積層して球状中
間品をトランスファ成形し、その後、該球状中間品を上
記トランスファ成形用金型から取出して、加硫成形用金
型に投入して上記未加硫ゴム層を加硫成形し、芯材又は
ゴルフボールを形成するものである。
【0007】また、トランスファ成形用金型のキャビテ
ィ内に突出する複数本のホールドピンを、上型及び下型
に進退可能に又は固定状に設け、複数本の該ホールドピ
ンにて内核を、キャビティ内面との間に球殻状空隙をも
って保持するものである。
ィ内に突出する複数本のホールドピンを、上型及び下型
に進退可能に又は固定状に設け、複数本の該ホールドピ
ンにて内核を、キャビティ内面との間に球殻状空隙をも
って保持するものである。
【0008】また、キャビティ内へ突出する上型側のホ
ールドピンの突出寸法と、キャビティ内へ突出する下型
側のホールドピンの突出寸法と、の差を、0.03mm〜0.2m
m に設定するものである。
ールドピンの突出寸法と、キャビティ内へ突出する下型
側のホールドピンの突出寸法と、の差を、0.03mm〜0.2m
m に設定するものである。
【0009】また、トランスファ成形用金型内に保持さ
れる内核の表面が、予め研磨されているものである。ま
た、トランスファ成形用金型のキャビティのゲート部に
連通するランナー部を、上型と下型のいずれか一方の内
部に配設するものである。
れる内核の表面が、予め研磨されているものである。ま
た、トランスファ成形用金型のキャビティのゲート部に
連通するランナー部を、上型と下型のいずれか一方の内
部に配設するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
づき、本発明を詳説する。
【0011】図1は、本発明のゴルフボールの製法の簡
略説明図を示し、本発明に用いるトランスファ成形用金
型1は、圧縮押出部2と上型3と下型4とを備え、図1
(イ)に示す如く、未加硫のゴム材料6を所定量だけ、
圧縮押出部2の注入孔7より、上型3の上部のポット部
5内に注入する。(なお、手やマシンハンドで投入して
もよい。)なお、ポット部5には、ヒーター等の加熱部
を設けて、ゴム材料6をポット部5内にて可塑化しても
良い。また、トランスファ成形用金型1内で上型3と下
型4にて形成される複数個(本実施の形態では図2に示
す如く9個)のキャビティ8…内では、加硫済みの内核
9を、キャビティ8内面との間に球殻状空隙10をもって
保持している。
略説明図を示し、本発明に用いるトランスファ成形用金
型1は、圧縮押出部2と上型3と下型4とを備え、図1
(イ)に示す如く、未加硫のゴム材料6を所定量だけ、
圧縮押出部2の注入孔7より、上型3の上部のポット部
5内に注入する。(なお、手やマシンハンドで投入して
もよい。)なお、ポット部5には、ヒーター等の加熱部
を設けて、ゴム材料6をポット部5内にて可塑化しても
良い。また、トランスファ成形用金型1内で上型3と下
型4にて形成される複数個(本実施の形態では図2に示
す如く9個)のキャビティ8…内では、加硫済みの内核
9を、キャビティ8内面との間に球殻状空隙10をもって
保持している。
【0012】そして、図1(ロ)に示す如く、圧縮押出
部2を矢印A方向に下降させると、ポット部5内の未加
硫のゴム材料6が、上型3内で鉛直方向に配設された供
給流路11…と水平方向に配設されたランナー部12…を通
して、球殻状空隙10…に圧入され、内核9に未加硫ゴム
層13を積層した球状中間品14が成形される。
部2を矢印A方向に下降させると、ポット部5内の未加
硫のゴム材料6が、上型3内で鉛直方向に配設された供
給流路11…と水平方向に配設されたランナー部12…を通
して、球殻状空隙10…に圧入され、内核9に未加硫ゴム
層13を積層した球状中間品14が成形される。
【0013】そして、図1(ハ)に示す如く、上型3を
開けてトランスファ成形用金型1から球状中間品14…を
取出し、その後、図示省略の加硫用金型に投入して未加
硫ゴム層13を加硫成形し、2層コアの芯材を形成する。
従って、ゴム材料6の無駄がなく、極薄な層でも作製で
き、かつ、内核9の偏心を大幅に減少でき、寸法精度の
とくに高いゴルフボールを作製できる。
開けてトランスファ成形用金型1から球状中間品14…を
取出し、その後、図示省略の加硫用金型に投入して未加
硫ゴム層13を加硫成形し、2層コアの芯材を形成する。
従って、ゴム材料6の無駄がなく、極薄な層でも作製で
き、かつ、内核9の偏心を大幅に減少でき、寸法精度の
とくに高いゴルフボールを作製できる。
【0014】次に、図2に、キャビティ8に対するゴム
材料6の供給流路11及びランナー部12の位置関係の平面
説明図を示す。上型3の上部のポット部5と連通してい
る複数個(本実施の形態では16個)の円筒状の供給流路
11…は上型3内で鉛直方向に配設されており、その下端
部で円筒状のランナー部12…と連通している。
材料6の供給流路11及びランナー部12の位置関係の平面
説明図を示す。上型3の上部のポット部5と連通してい
る複数個(本実施の形態では16個)の円筒状の供給流路
11…は上型3内で鉛直方向に配設されており、その下端
部で円筒状のランナー部12…と連通している。
【0015】そして、ランナー部12…は、複数個(本実
施の形態では9個)のキャビティ8…に対して、各々
に、平面視四方から連通するよう(格子状に)配設され
ており、その交差部及び端部が供給流路11…の下端部と
連通している。
施の形態では9個)のキャビティ8…に対して、各々
に、平面視四方から連通するよう(格子状に)配設され
ており、その交差部及び端部が供給流路11…の下端部と
連通している。
【0016】しかして、供給流路11は、その下端部が、
1方向(1本)のランナー部12の端部と連通している供
給流路11aと、2方向(2本)のランナー部12,12の端
部と連通している供給流路11bと、2方向(2本)のラ
ンナー部12,12の交差部と連通している供給流路11c
と、の3種類に分類される。
1方向(1本)のランナー部12の端部と連通している供
給流路11aと、2方向(2本)のランナー部12,12の端
部と連通している供給流路11bと、2方向(2本)のラ
ンナー部12,12の交差部と連通している供給流路11c
と、の3種類に分類される。
【0017】従って、供給流路11bの断面積は供給流路
11aの断面積の2倍に設定され、さらに、供給流路11c
の断面積は供給流路11aの断面積の4倍に設定されてお
り、未加硫のゴム材料6が、キャビティ8…の各々に、
速やかに均等に充填されるようになっている。
11aの断面積の2倍に設定され、さらに、供給流路11c
の断面積は供給流路11aの断面積の4倍に設定されてお
り、未加硫のゴム材料6が、キャビティ8…の各々に、
速やかに均等に充填されるようになっている。
【0018】次に、図3にトランスファ成形用金型1の
型締め状態の要部断面図を示し、図4にトランスファ成
形用金型1の解放状態の要部断面図を示す。上型3は、
矩形板状の本体部15と、本体部15の下面に整然と設けら
れた複数の凹部17…とを有し、そして、この各凹部17…
の奥部には、キャビティ8…の上半分を形成するための
半球状凹部8a…が形成されている。また、下型4は、
矩形板状の本体部16と、本体部16の上面にかつ上型3の
上記凹部17…に対応する位置に設けられた複数個の凸部
18…とを有し、この各凸部18…の上面には、キャビティ
8…の下半分を形成するための半球状凹部8b…が形成
されている。
型締め状態の要部断面図を示し、図4にトランスファ成
形用金型1の解放状態の要部断面図を示す。上型3は、
矩形板状の本体部15と、本体部15の下面に整然と設けら
れた複数の凹部17…とを有し、そして、この各凹部17…
の奥部には、キャビティ8…の上半分を形成するための
半球状凹部8a…が形成されている。また、下型4は、
矩形板状の本体部16と、本体部16の上面にかつ上型3の
上記凹部17…に対応する位置に設けられた複数個の凸部
18…とを有し、この各凸部18…の上面には、キャビティ
8…の下半分を形成するための半球状凹部8b…が形成
されている。
【0019】そして、上型3の凹部17と、その凹部17の
奥部に設けられた半球状凹部8aとの間には、僅かな段
差19が設けられており、型締めの際はこの段差19に下型
4の凸部18の上端面が当接する。ところで、キャビティ
8のゲート部20は、この段差19に形成された半円形の細
溝と、下型4の凸部18の上端面に形成された半円形の細
溝とから成る。また、ゲート部20に連通するランナー部
12の端部は、一部が凹部17側に開口しているが、型締め
の際は下型4の凸部18にて閉じられるため、ゲート部20
のみキャビティ8に開口した状態となる。
奥部に設けられた半球状凹部8aとの間には、僅かな段
差19が設けられており、型締めの際はこの段差19に下型
4の凸部18の上端面が当接する。ところで、キャビティ
8のゲート部20は、この段差19に形成された半円形の細
溝と、下型4の凸部18の上端面に形成された半円形の細
溝とから成る。また、ゲート部20に連通するランナー部
12の端部は、一部が凹部17側に開口しているが、型締め
の際は下型4の凸部18にて閉じられるため、ゲート部20
のみキャビティ8に開口した状態となる。
【0020】また、下型4側にはエジェクタが設けられ
ており、下型4の各凸部18…に対応する位置にはエジェ
クタの進退部21…が配設されている。つまり、凸部18か
ら本体部16にかけて、進退部21を上下方向に進退可能に
挿通させる貫孔が形成されている。そして、進退部21の
後退状態に於て、進退部21の上端面22と、その周囲の凸
部18の上端面23とは相互に連続的な凹曲面状に形成され
ている。
ており、下型4の各凸部18…に対応する位置にはエジェ
クタの進退部21…が配設されている。つまり、凸部18か
ら本体部16にかけて、進退部21を上下方向に進退可能に
挿通させる貫孔が形成されている。そして、進退部21の
後退状態に於て、進退部21の上端面22と、その周囲の凸
部18の上端面23とは相互に連続的な凹曲面状に形成され
ている。
【0021】また、上型3及び下型4には、キャビティ
8内に突出する複数本のホールドピン24…が進退可能に
設けられている。つまり、上型3の本体部15にかつ各半
球状凹部8a…に対応する位置には、上型3側のホール
ドピン24…を進退可能に挿通保持する上下方向の孔部が
形成されると共に、エジェクタの各進退部21には、下型
4側のホールドピン24…を進退可能に挿通保持する上下
方向の孔部が形成されている。また、上型3側と下型4
側のホールドピン24…は、平面的に見て、均等中心角度
でかつ上下対向位置に、例えば3本ずつ乃至4本ずつ設
けられている。なお、上型3側のホールドピン24…及び
下型4側のホールドピン24…は、図示省略の進退駆動機
構にて上下方向に進退駆動される。
8内に突出する複数本のホールドピン24…が進退可能に
設けられている。つまり、上型3の本体部15にかつ各半
球状凹部8a…に対応する位置には、上型3側のホール
ドピン24…を進退可能に挿通保持する上下方向の孔部が
形成されると共に、エジェクタの各進退部21には、下型
4側のホールドピン24…を進退可能に挿通保持する上下
方向の孔部が形成されている。また、上型3側と下型4
側のホールドピン24…は、平面的に見て、均等中心角度
でかつ上下対向位置に、例えば3本ずつ乃至4本ずつ設
けられている。なお、上型3側のホールドピン24…及び
下型4側のホールドピン24…は、図示省略の進退駆動機
構にて上下方向に進退駆動される。
【0022】ところで、各ホールドピン24…の先端面は
凹曲面状に形成されており、ホールドピン24…の後退状
態に於て、キャビティ8内面───即ち、半球状凹部8
a,8bの内面───と各ホールドピン24…の先端面と
が連続面状となるようにしている(図6参照)。
凹曲面状に形成されており、ホールドピン24…の後退状
態に於て、キャビティ8内面───即ち、半球状凹部8
a,8bの内面───と各ホールドピン24…の先端面と
が連続面状となるようにしている(図6参照)。
【0023】また、ホールドピン24…の突出状態に於
て、キャビティ8内へ突出する上型3側のホールドピン
24の突出寸法T1 と、キャビティ8内へ突出する下型4
側のホールドピン24の突出寸法T2 との差は、0.03mm〜
0.2mm に設定されている。具体的には、例えば、上型3
側のホールドピン24の突出寸法T1 が1.8mm に設定され
ると共に、下型4側のホールドピン24の突出寸法T2 が
1.7mm に設定され、上型3側を下型4側より僅かに突出
寸法を長くしている。
て、キャビティ8内へ突出する上型3側のホールドピン
24の突出寸法T1 と、キャビティ8内へ突出する下型4
側のホールドピン24の突出寸法T2 との差は、0.03mm〜
0.2mm に設定されている。具体的には、例えば、上型3
側のホールドピン24の突出寸法T1 が1.8mm に設定され
ると共に、下型4側のホールドピン24の突出寸法T2 が
1.7mm に設定され、上型3側を下型4側より僅かに突出
寸法を長くしている。
【0024】次に、図5に内核9がキャビティ8内で保
持された状態の要部断面図を示し、図6にトランスファ
成形状態の要部断面図を示し、本発明のゴルフボールの
製法について詳説する。なお、本発明はマルチピースゴ
ルフボールの製法であり、ここで、マルチピースゴルフ
ボールとは、2ピース以上のものと定義する。
持された状態の要部断面図を示し、図6にトランスファ
成形状態の要部断面図を示し、本発明のゴルフボールの
製法について詳説する。なお、本発明はマルチピースゴ
ルフボールの製法であり、ここで、マルチピースゴルフ
ボールとは、2ピース以上のものと定義する。
【0025】初めに、ゴルフボールの芯材(2層コア)
を作製する場合を説明すると、先ず、図5に示すよう
に、トランスファ成形用金型1内に、加硫済みの内核9
を、キャビティ8内面───即ち、半球状凹部8a,8
bの内面───との間に球殻状空隙10をもって保持す
る。つまり、上型3側のホールドピン24…と下型4側の
ホールドピン24…を夫々所定の突出寸法T1 ,T2 でキ
ャビティ8内へ突出させ、上記球殻状空隙10をもって各
ホールドピン24…にて内核9を保持固定する。このと
き、内核9の表面を予め研磨(バフ研磨)しておくこと
が、望ましい。
を作製する場合を説明すると、先ず、図5に示すよう
に、トランスファ成形用金型1内に、加硫済みの内核9
を、キャビティ8内面───即ち、半球状凹部8a,8
bの内面───との間に球殻状空隙10をもって保持す
る。つまり、上型3側のホールドピン24…と下型4側の
ホールドピン24…を夫々所定の突出寸法T1 ,T2 でキ
ャビティ8内へ突出させ、上記球殻状空隙10をもって各
ホールドピン24…にて内核9を保持固定する。このと
き、内核9の表面を予め研磨(バフ研磨)しておくこと
が、望ましい。
【0026】その後、図1と図6に示すように、未加硫
のゴム材料6をキャビティ8内の球殻状空隙10にトラン
スファ成形する。つまり、上型3の上部のポット部5内
に保持(収納)された未加硫のゴム材料6が、圧縮押出
部2に押圧されて、供給流路11…及び各ランナー部12…
を通って各キャビティ8…の空隙10…に充填される。そ
して、内核9に未加硫ゴム層13が積層されて球状中間品
14が形成される。このとき、押圧された未加硫ゴム材料
6は、加硫しないため、供給流路11…及びランナー部12
…等で固まらないようになっている。また、球殻状空隙
10内にほぼ一杯にゴム材料6が充填されたところで、各
ホールドピン24…を後退させている。
のゴム材料6をキャビティ8内の球殻状空隙10にトラン
スファ成形する。つまり、上型3の上部のポット部5内
に保持(収納)された未加硫のゴム材料6が、圧縮押出
部2に押圧されて、供給流路11…及び各ランナー部12…
を通って各キャビティ8…の空隙10…に充填される。そ
して、内核9に未加硫ゴム層13が積層されて球状中間品
14が形成される。このとき、押圧された未加硫ゴム材料
6は、加硫しないため、供給流路11…及びランナー部12
…等で固まらないようになっている。また、球殻状空隙
10内にほぼ一杯にゴム材料6が充填されたところで、各
ホールドピン24…を後退させている。
【0027】なお、内核9の表面をバフ研磨する理由
は、それによって内核9に積層された未加硫ゴム層13の
接着が良好となり、バフ研磨しない場合と比較して、
(未加硫ゴム層のシュリンクする力に起因する)中間品
の型くずれ及び偏心が大幅に減少するからである。
は、それによって内核9に積層された未加硫ゴム層13の
接着が良好となり、バフ研磨しない場合と比較して、
(未加硫ゴム層のシュリンクする力に起因する)中間品
の型くずれ及び偏心が大幅に減少するからである。
【0028】その後、図4に示すように、トランスファ
成形用金型1を開くと、各中間品14…は、上型3の半球
状凹部8a…から分離して下型4の半球状凹部8b側に
残る。これを詳しく説明すると、球殻状空隙10内に充填
された未加硫ゴム層13には圧力がかかっているため、金
型1を開くと直ちに膨らもうとしており、この力(反発
力)はゴム体積が大きい程大きくなる。ところで、(図
3と図5で説明したように)上型3側のホールドピン24
…の突出寸法T1 を下型4側のホールドピン24…の突出
寸法T2 よりも所定寸法(0.03mm〜0.2mm )長く設定し
ているため、上型3側の未加硫ゴム層13の体積(厚み)
が下型4側よりも大きくなっている。従って、上型3側
の体積の大きい未加硫ゴム層13の方が、下型4側の未加
硫ゴム層13よりも反発力が大きいため、金型1を開いて
いくと、上型3側の未加硫ゴム層13の方が分離し、下型
4側に中間品14がついて残る。
成形用金型1を開くと、各中間品14…は、上型3の半球
状凹部8a…から分離して下型4の半球状凹部8b側に
残る。これを詳しく説明すると、球殻状空隙10内に充填
された未加硫ゴム層13には圧力がかかっているため、金
型1を開くと直ちに膨らもうとしており、この力(反発
力)はゴム体積が大きい程大きくなる。ところで、(図
3と図5で説明したように)上型3側のホールドピン24
…の突出寸法T1 を下型4側のホールドピン24…の突出
寸法T2 よりも所定寸法(0.03mm〜0.2mm )長く設定し
ているため、上型3側の未加硫ゴム層13の体積(厚み)
が下型4側よりも大きくなっている。従って、上型3側
の体積の大きい未加硫ゴム層13の方が、下型4側の未加
硫ゴム層13よりも反発力が大きいため、金型1を開いて
いくと、上型3側の未加硫ゴム層13の方が分離し、下型
4側に中間品14がついて残る。
【0029】なお、上型3側と下型4側のホールドピン
24,24の突出寸法T1 ,T2 の差が0.03mm未満では、金
型1を開けた際に中間品14が上型3側につく場合があ
り、取出しに手間がかかる。また、突出寸法T1 ,T2
の差が0.2mm を越えると、上型3側と下型4側の未加硫
ゴム層13の厚みに差ができすぎ、内核9の偏心の原因と
なる。
24,24の突出寸法T1 ,T2 の差が0.03mm未満では、金
型1を開けた際に中間品14が上型3側につく場合があ
り、取出しに手間がかかる。また、突出寸法T1 ,T2
の差が0.2mm を越えると、上型3側と下型4側の未加硫
ゴム層13の厚みに差ができすぎ、内核9の偏心の原因と
なる。
【0030】次に、金型1を開いた後、エジェクタを駆
動させて、下型4の各凸部18…に設けられた各進退部21
…を上昇させて各球状中間品14…を押し上げ、金型1か
ら中間品14…を取出す。そして、これらの中間品14…
を、図示省略の加硫用金型に投入し、未加硫ゴム層13…
(図6参照)を加硫成形して、芯材が形成される。即
ち、加硫済みの内核9に加硫ゴム層が積層された2層コ
アの芯材が形成される。
動させて、下型4の各凸部18…に設けられた各進退部21
…を上昇させて各球状中間品14…を押し上げ、金型1か
ら中間品14…を取出す。そして、これらの中間品14…
を、図示省略の加硫用金型に投入し、未加硫ゴム層13…
(図6参照)を加硫成形して、芯材が形成される。即
ち、加硫済みの内核9に加硫ゴム層が積層された2層コ
アの芯材が形成される。
【0031】なお、ランナー部12…及び供給流路11…内
に残っている未加硫のゴム材料6は固まることがないの
で、順次行われるトランスファ成形に使用することがで
きる。また、未加硫ゴム層13が内核9により強いくせ付
けをされるよう、ランナー部12やゲート部20の太さ(内
径)や数等を適切なものに設計変更するも自由である。
なお、図2に於て説明した供給流路11a,11b,11cの
断面積(大きさ)や比率は、材料等によって、変更した
方が良いこともある。
に残っている未加硫のゴム材料6は固まることがないの
で、順次行われるトランスファ成形に使用することがで
きる。また、未加硫ゴム層13が内核9により強いくせ付
けをされるよう、ランナー部12やゲート部20の太さ(内
径)や数等を適切なものに設計変更するも自由である。
なお、図2に於て説明した供給流路11a,11b,11cの
断面積(大きさ)や比率は、材料等によって、変更した
方が良いこともある。
【0032】また、3層コアの芯材を作製する場合は、
加硫済みの内核に加硫ゴム層を積層したもの(2層コ
ア)に、もう一度未加硫ゴム層をトランスファ成形し、
その後に加硫成形すれば良い。
加硫済みの内核に加硫ゴム層を積層したもの(2層コ
ア)に、もう一度未加硫ゴム層をトランスファ成形し、
その後に加硫成形すれば良い。
【0033】また、本発明によれば、2ピースゴルフボ
ールも作製することができる。即ち、加硫済みの内核
に、トランスファ成形にて未加硫ゴム層を積層して、球
状中間品を形成し、その後、キャビティ内面にディンプ
ル形成用凸部を有する加硫用金型に中間品を投入して、
未加硫ゴム層を加硫しつつディンプルを形成する。
ールも作製することができる。即ち、加硫済みの内核
に、トランスファ成形にて未加硫ゴム層を積層して、球
状中間品を形成し、その後、キャビティ内面にディンプ
ル形成用凸部を有する加硫用金型に中間品を投入して、
未加硫ゴム層を加硫しつつディンプルを形成する。
【0034】なお、図1〜図6で説明したトランスファ
成形用金型1に於て、エジェクタの進退部21…を省略
し、下型4に進退可能に設けたホールドピン24…にて中
間品14を押し上げて取出せるようにしても良い。つま
り、内核9を保持する突出寸法よりもさらに大きな高さ
寸法(中間品14を容易に取出せる高さ)まで突出させる
ことができるよう、ホールドピン24…を2段突き出し可
能に構成する。
成形用金型1に於て、エジェクタの進退部21…を省略
し、下型4に進退可能に設けたホールドピン24…にて中
間品14を押し上げて取出せるようにしても良い。つま
り、内核9を保持する突出寸法よりもさらに大きな高さ
寸法(中間品14を容易に取出せる高さ)まで突出させる
ことができるよう、ホールドピン24…を2段突き出し可
能に構成する。
【0035】また、図7は、別のトランスファ成形用金
型1を示し、この金型1は、ホールドピン24…が、キャ
ビティ8内に突出した状態で固定状に上型3及び下型4
に設けられている。この場合、トランスファ成形後に金
型1から取出した中間品の未加硫ゴム層には、各ホール
ドピン24…による孔が明くが、未加硫であるため直ぐに
シュリンクにより孔が浅く(小さく)なり、加硫成形時
のゴムの流れによって孔は完全に塞がれる。またこのと
き、この孔が塞がるよう、トランスファ成形時に充填す
る未加硫ゴム材料の量を設定する。
型1を示し、この金型1は、ホールドピン24…が、キャ
ビティ8内に突出した状態で固定状に上型3及び下型4
に設けられている。この場合、トランスファ成形後に金
型1から取出した中間品の未加硫ゴム層には、各ホール
ドピン24…による孔が明くが、未加硫であるため直ぐに
シュリンクにより孔が浅く(小さく)なり、加硫成形時
のゴムの流れによって孔は完全に塞がれる。またこのと
き、この孔が塞がるよう、トランスファ成形時に充填す
る未加硫ゴム材料の量を設定する。
【0036】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、下型4側のホールドピン24を上型3側の
ホールドピン24よりも所定寸法長く突出させて、金型1
解放の際に上型3側に中間品がつくようにしても良い。
この場合、中間品の取出しは、例えば、後退している上
型3側のホールドピン24を再び突出させて中間品を落と
し、上型3と下型4の間に移動させた受け板等にて回収
すれば良い。
れず、例えば、下型4側のホールドピン24を上型3側の
ホールドピン24よりも所定寸法長く突出させて、金型1
解放の際に上型3側に中間品がつくようにしても良い。
この場合、中間品の取出しは、例えば、後退している上
型3側のホールドピン24を再び突出させて中間品を落と
し、上型3と下型4の間に移動させた受け板等にて回収
すれば良い。
【0037】また、本実施の形態では、上型3側にラン
ナー部12…及び供給流路11…を設けた場合を説明した
が、下型4側にランナー部12…及び供給流路11…を設け
ても良く、(この場合は、図1及び図7に図示した金型
1を上下反転させた金型を使用する。)即ち、上型3と
下型4のいずれか一方の内部に、ランナー部12…及び供
給流路11…を配設していればよい。
ナー部12…及び供給流路11…を設けた場合を説明した
が、下型4側にランナー部12…及び供給流路11…を設け
ても良く、(この場合は、図1及び図7に図示した金型
1を上下反転させた金型を使用する。)即ち、上型3と
下型4のいずれか一方の内部に、ランナー部12…及び供
給流路11…を配設していればよい。
【0038】次に、下記の条件に基づいて、実施例とし
て本発明のゴルフボールの製法によりゴルフボールの芯
材中間品を作製し、かつ、その比較例として図8と図9
で説明した従来の製法によりゴルフボールの芯材中間品
を作製した。
て本発明のゴルフボールの製法によりゴルフボールの芯
材中間品を作製し、かつ、その比較例として図8と図9
で説明した従来の製法によりゴルフボールの芯材中間品
を作製した。
【0039】(実施例の作製条件) 内核の組成物及び外層用ゴム材料の組成物は以下の
ものとした。 BR01 :100 重量部(日本合成ゴム株
式会社製のシス97%ポリブタジエン) アクリル酸亜鉛 :25重量部 亜鉛華 :20重量部 ジクミルパーオキサイド:1重量部 内核は、の組成物を混練し、 152℃×20分で加硫
プレスして、外径34mmに作製したものを使用した。 外層用ゴム材料は、の組成物を混練して作製した
ものを使用した。 トランスファ成形用金型は、図7で説明したものを
使用した。なお、キャビティの内径は37mmとした。 外層用ゴム材料を、トランスファ成形用金型のポッ
ト部に、射出成形機を用いて注入計量し、その後、計量
したゴム材料を、圧縮押出部(型締め速度20mm/s)で、
キャビティ内に注入した。型締め後、1秒間保持し、金
型を開き、球状中間品(予備成形品)を取出し、その
後、加硫成形用金型に投入し、外層を加硫成形した。
ものとした。 BR01 :100 重量部(日本合成ゴム株
式会社製のシス97%ポリブタジエン) アクリル酸亜鉛 :25重量部 亜鉛華 :20重量部 ジクミルパーオキサイド:1重量部 内核は、の組成物を混練し、 152℃×20分で加硫
プレスして、外径34mmに作製したものを使用した。 外層用ゴム材料は、の組成物を混練して作製した
ものを使用した。 トランスファ成形用金型は、図7で説明したものを
使用した。なお、キャビティの内径は37mmとした。 外層用ゴム材料を、トランスファ成形用金型のポッ
ト部に、射出成形機を用いて注入計量し、その後、計量
したゴム材料を、圧縮押出部(型締め速度20mm/s)で、
キャビティ内に注入した。型締め後、1秒間保持し、金
型を開き、球状中間品(予備成形品)を取出し、その
後、加硫成形用金型に投入し、外層を加硫成形した。
【0040】(比較例の作製条件) 図8と図9で説明した予備成形用金型を使用した。 下型bの一対の半体a,aの各凹部c,cに、3.4g
の外層用ゴム材料を投入し、上型fで10秒間プレスして
半球殻状に未加硫ゴム層g,gを形成した。その後、一
方の未加硫ゴム層g上に加硫済みの内核hを投入し、他
方の半体aを折り返して10秒間プレスし、球状中間品
(予備成形品)を取出し、その後、加硫成形用金型に投
入し、外層を加硫成形した。
の外層用ゴム材料を投入し、上型fで10秒間プレスして
半球殻状に未加硫ゴム層g,gを形成した。その後、一
方の未加硫ゴム層g上に加硫済みの内核hを投入し、他
方の半体aを折り返して10秒間プレスし、球状中間品
(予備成形品)を取出し、その後、加硫成形用金型に投
入し、外層を加硫成形した。
【0041】この結果、外層の成形までの時間は、実施
例では11秒であり、比較例では20秒であった。また、実
施例の加硫ゴム層の剥がれは無く、比較例の加硫ゴム層
の剥がれは30%程度認められた。また、内核の偏心量
は、実施例では0.1mm であり、比較例では0.3mm であっ
た。なお、比較例の場合、プレス時間を10秒よりも短く
すると剥がれが一層激しくなり、プレス圧力を上げても
剥がれを防止できなかった。
例では11秒であり、比較例では20秒であった。また、実
施例の加硫ゴム層の剥がれは無く、比較例の加硫ゴム層
の剥がれは30%程度認められた。また、内核の偏心量
は、実施例では0.1mm であり、比較例では0.3mm であっ
た。なお、比較例の場合、プレス時間を10秒よりも短く
すると剥がれが一層激しくなり、プレス圧力を上げても
剥がれを防止できなかった。
【0042】このように、実施例は比較例に比べて、偏
心が少なく、剥がれが無いと共に、効率の良いものとな
る。即ち、加硫成形して成る芯材及びゴルフボールを、
高品質に能率良く作製することができる。
心が少なく、剥がれが無いと共に、効率の良いものとな
る。即ち、加硫成形して成る芯材及びゴルフボールを、
高品質に能率良く作製することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
に記載する効果を奏する。
【0044】(請求項1によれば)トランスファ成形す
ることにより、内核9の外側に積層された未加硫ゴム層
13に強い力を掛けることができるので、未加硫ゴム層13
の剥がれが生じず、ゴム材料6の無駄がなく、極薄な層
でも作製できる。また、キャビティ8内に球殻状空隙10
をもって内核9を保持して未加硫ゴム材料6を充填する
ため、トランスファ成形された中間品14の内核9の偏心
が減少する。従って、寸法精度の高い高品質なゴルフボ
ールを作製することができる。
ることにより、内核9の外側に積層された未加硫ゴム層
13に強い力を掛けることができるので、未加硫ゴム層13
の剥がれが生じず、ゴム材料6の無駄がなく、極薄な層
でも作製できる。また、キャビティ8内に球殻状空隙10
をもって内核9を保持して未加硫ゴム材料6を充填する
ため、トランスファ成形された中間品14の内核9の偏心
が減少する。従って、寸法精度の高い高品質なゴルフボ
ールを作製することができる。
【0045】(請求項2によれば)トランスファ成形時
に於て、球殻状空隙10をもってキャビティ8内(略中心
位置)に内核9を確実に保持することができ、形成され
た中間品14の内核9の偏心を確実に減少することができ
る。
に於て、球殻状空隙10をもってキャビティ8内(略中心
位置)に内核9を確実に保持することができ、形成され
た中間品14の内核9の偏心を確実に減少することができ
る。
【0046】(請求項3によれば)トランスファ成形後
に金型1を解放した際、下型4側又は上型3側に球状中
間品14をつけて残すことができる。従って、一度に多数
個の中間品14…をトランスファ成形する場合は、金型1
解放時に各中間品14…を下型4側又は上型3に揃えるこ
とができ、中間品取出し工程がスムースに能率良く行
え、生産性が大幅に向上する。
に金型1を解放した際、下型4側又は上型3側に球状中
間品14をつけて残すことができる。従って、一度に多数
個の中間品14…をトランスファ成形する場合は、金型1
解放時に各中間品14…を下型4側又は上型3に揃えるこ
とができ、中間品取出し工程がスムースに能率良く行
え、生産性が大幅に向上する。
【0047】(請求項4によれば)トランスファ成形し
た未加硫ゴム層13の内核9への接着が良好となり、(研
磨しない場合に比べて)球状中間品14の型くずれ及び偏
心がより一層減少する。
た未加硫ゴム層13の内核9への接着が良好となり、(研
磨しない場合に比べて)球状中間品14の型くずれ及び偏
心がより一層減少する。
【0048】(請求項5によれば)トランスファ成形後
に金型1を解放した際、ランナー部12から未加硫のゴム
材料6がはみ出すことがない。従って、はみ出したゴム
材料6が邪魔となって型締め不良を生じることがなく、
ゴム材料を除去する必要もないので、生産性が向上す
る。
に金型1を解放した際、ランナー部12から未加硫のゴム
材料6がはみ出すことがない。従って、はみ出したゴム
材料6が邪魔となって型締め不良を生じることがなく、
ゴム材料を除去する必要もないので、生産性が向上す
る。
【図1】本発明のゴルフボールの製法の実施の一形態を
示す簡略説明図である。
示す簡略説明図である。
【図2】キャビティに対する供給流路及びランナー部の
位置関係を示す説明図である。
位置関係を示す説明図である。
【図3】トランスファ成形用金型の型締め状態を示す要
部断面図である。
部断面図である。
【図4】トランスファ成形用金型の解放状態を示す要部
断面図である。
断面図である。
【図5】内核がキャビティ内で保持された状態を示す要
部断面図である。
部断面図である。
【図6】トランスファ成形状態を示す要部断面図であ
る。
る。
【図7】他のトランスファ成形用金型を示す断面図であ
る。
る。
【図8】従来例を示す第1の説明図である。
【図9】従来例を示す第2の説明図である。
1 トランスファ成形用金型 3 上型 4 下型 5 ポット部 6 ゴム材料 8 キャビティ 9 内核 10 球殻状空隙 12 ランナー部 13 未加硫ゴム層 14 球状中間品 20 ゲート部 24 ホールドピン T1 突出寸法 T2 突出寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:24 B29L 31:54 Fターム(参考) 4F202 AA45 AD05 AD27 AG03 AH61 CA12 CB01 CB12 CK02 CK89 CQ03 CQ07 4F206 AA45 AD05 AD27 AG03 AH61 JA02 JB12 JF05 JQ81
Claims (5)
- 【請求項1】 所定量の未加硫のゴム材料6を保持する
ポット部5を有し、上型3と下型4を備えたトランスフ
ァ成形用金型1内に、加硫済みの内核9を、キャビティ
8内面との間に球殻状空隙10をもって保持し、上記ポッ
ト部5内の未加硫のゴム材料6を上記球殻状空隙10に充
填し、上記内核9に未加硫ゴム層13を積層して球状中間
品14をトランスファ成形し、その後、該球状中間品14を
上記トランスファ成形用金型1から取出して、加硫成形
用金型に投入して上記未加硫ゴム層13を加硫成形し、芯
材又はゴルフボールを形成することを特徴とするゴルフ
ボールの製法。 - 【請求項2】 トランスファ成形用金型1のキャビティ
8内に突出する複数本のホールドピン24…を、上型3及
び下型4に進退可能に又は固定状に設け、複数本の該ホ
ールドピン24…にて内核9を、キャビティ8内面との間
に球殻状空隙10をもって保持する請求項1記載のゴルフ
ボールの製法。 - 【請求項3】 キャビティ8内へ突出する上型3側のホ
ールドピン24の突出寸法T1 と、キャビティ8内へ突出
する下型4側のホールドピン24の突出寸法T2と、の差
を、0.03mm〜0.2mm に設定する請求項1又は2記載のゴ
ルフボールの製法。 - 【請求項4】 トランスファ成形用金型1内に保持され
る内核9の表面が、予め研磨されている請求項1,2又
は3記載のゴルフボールの製法。 - 【請求項5】 トランスファ成形用金型1のキャビティ
8のゲート部20に連通するランナー部12を、上型3と下
型4のいずれか一方の内部に配設する請求項1,2,3
又は4記載のゴルフボールの製法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10265499A JP2000288126A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | ゴルフボールの製法 |
| US09/477,626 US6641771B1 (en) | 1999-01-18 | 2000-01-04 | Method for manufacturing golf ball |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10265499A JP2000288126A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | ゴルフボールの製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000288126A true JP2000288126A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14333237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10265499A Pending JP2000288126A (ja) | 1999-01-18 | 1999-04-09 | ゴルフボールの製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000288126A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011092709A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-05-12 | Nike Internatl Ltd | ゴルフボールの加熱用デバイス |
| CN108297341A (zh) * | 2018-02-08 | 2018-07-20 | 东莞市建雄实业有限公司 | 一种金属嵌入式活动定位注塑成型方法及其模具 |
| CN111605138A (zh) * | 2019-02-25 | 2020-09-01 | 永康市仁合五金制品有限公司 | 一种注塑模具 |
| US20210170634A1 (en) * | 2019-12-05 | 2021-06-10 | Bridgestone Sports Co.,Ltd. | Multilayer core molding method |
| US12179394B2 (en) | 2019-12-05 | 2024-12-31 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multilayer core molding method |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP10265499A patent/JP2000288126A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN108297341A (zh) * | 2018-02-08 | 2018-07-20 | 东莞市建雄实业有限公司 | 一种金属嵌入式活动定位注塑成型方法及其模具 |
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| CN111605138B (zh) * | 2019-02-25 | 2021-10-08 | 永康市仁合五金制品有限公司 | 一种注塑模具 |
| US20210170634A1 (en) * | 2019-12-05 | 2021-06-10 | Bridgestone Sports Co.,Ltd. | Multilayer core molding method |
| US11602874B2 (en) * | 2019-12-05 | 2023-03-14 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multilayer core molding method |
| US12179394B2 (en) | 2019-12-05 | 2024-12-31 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multilayer core molding method |
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