JP2000288845A - 抜管装置 - Google Patents
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Abstract
た管の引き抜き作業を効率よく行うことができる抜管装
置を提供する。 【解決手段】 管6内に挿入されるロッド13の先端部
13aに、それぞれがロッド13の退出方向に沿って傾
斜している斜面25をロッド13の周回方向に点在して
複数設けているとともに、その斜面25と対応している
位置毎に、ラジアル方向のスライドだけが許容された状
態にして係合部材14を斜面25と面接触させて設け、
ロッド13が退出方向に移動されると斜面25の案内に
より係合部材14がラジアル方向にスライドされて管7
の内面に圧接するようにした。また、逆にロッド13が
進出方向に復帰移動されると、これに連動して係合部材
14を管7の内面から離れる方向に押して係合部材14
を管7の内面から強制的に離す縮径用ブロック10を設
けた。
Description
凝縮器等の構造物の内部に配設された金属チューブ等の
管状部材を油圧等の機械的な力によって引き抜くための
抜管装置に関するものである。
プラント等に設備されている熱交換器や凝縮器あるいは
ボイラ等の機器には、内部に流体が流動する多数の管が
配管されている。これらの管は、通常は鋼管及び銅管等
の金属管からなり、長期の使用の間にスケールの付着や
腐食または破損を生じる。したがって、これらの機器に
おいては、定期的な管の交換が必要であり、その際には
一回の作業で多数の管を引き抜く必要がある。一般に、
係る保守作業においては、設備全体の休止時間を短縮す
るために作業時間は可能な限り短い方が望ましいが、多
数の管を有する機器の保守作業では、管の引き抜き作業
の能率が特に問題となっていた。
装置は、従来から多数提案されており、例えば実開昭5
5−45434号公報に記載された管引抜工具や、特開
平10−249652号公報に記載された抜管装置等が
知られている。
された管引抜工具の基本構成は、管内に挿入される筒体
の外周の一定間隔毎に割溝を一端部寄りまで入れて係合
部材を形成した伸縮筒と、この伸縮筒内を進退出方向に
移動するとともに、その移動時に前記係合部材を内側か
ら外側に向かって押し、伸縮筒を拡径するための軸杆を
備える。そして、係合部材の部分を管内に挿入し、軸杆
を移動させて伸縮筒を拡径させると、係合部材が管の内
面に押し付けられてその管をクランプし、さらに引くと
その管を構造物から強制的に引き抜くことができるよう
にしたものである。
載された抜管装置の基本構成は、第1及び第2のテーパ
部と、全体形状が略樋状にそれぞれ成形されマンドレル
の中途部を挟んだ状態で上下両側に配設されてなるグリ
ッパーと、これらグリッパーによりマンドレルの中途部
を挟んだ状態を保持する弾性可能なリング部材と、一方
のグリッパーの先端側下面に形成され第1及び第2のテ
ーパ部の上面に形成されたテーパ面に接触する傾斜面
と、他方のグリッパーの先端側下面に形成され第1及び
第2のテーパ部の下面に形成されたテーパ面に接触する
傾斜面と、グリッパーの外周面に多数形成された突条部
と、マンドレルの先端に固定されてなり抜管時にマンド
レルが抜管方向に移動した際にグリッパーの正面に当接
するストッパとを備える。そして、マンドレルが抜管方
向に移動されると、マンドレル側のテーパ面とグリッパ
ー側のテーパ部との働きによりグリッパーが管の内面側
に移動されて管をクランプし、その状態で管を構造物か
ら引き抜くことができるようになっている。
た実開昭55−45434号公報で知られる管引抜工具
を用いる方法は、軸杆を抜管方向に移動させると、係合
部材が一端部を支点としてラジアル方向に揺動して管の
内面に接触する構造となっている。この構造では、一端
部を支点として揺動するので、係合部材の全体が管の内
面に接触せず、一部のみで接触して他の部分は浮いた状
態となる。このため、強度的に弱い可能性がある。ま
た、係合部材の揺動は係合部材の撓み変形を伴って行わ
れるので、均等に撓ませるのに大きな力を必要とした。
さらに、拡径された係合部材の状態にばらつきが生じ易
く、クランプする力が安定しないという問題もあった。
号公報に記載される抜管装置では、マンドレルを抜管方
向に移動させると、マンドレル側のテーパ面の一部がグ
リッパー側のテーパ部に接触し、グリッパーが管の内面
側に移動される構造となっている。なお、抜管動作の開
始時に、マンドレルを抜管方向に移動させると拡径し、
管内面をクランプする前にグリッパーもマンドレルとと
もに抜管方向に移動してしまう。そのため拡径するには
グリッパーを管クランプ位置に残すように管内面に押し
付ける必要があった。さらに、このグリッパーとマンド
レルの形状のため、マンドレル側のテーパ面の一部とグ
リッパー側のテーパ部の一部のみで管の内面に接触し、
他の部分は浮いた状態となっているので、クランプ力が
弱く、かつ強度的にも弱い可能性がある。また、抜管
後、グリッパーをクランプ解除位置に戻す手段が設けら
れていないので、グリッパーが管の内面に食い込んだま
まとなる可能性があり、ツールを管から取り外しにくい
場合もあり、作業性に問題があった。
ので、前記従来の問題を一掃して、比較的簡単な構造
で、構造物に固定された管の引き抜き作業を効率よく行
うことができる抜管装置の提供を課題とする。
決するために、第1の手段として、基端側が抜管装置本
体に進退移動可能に取り付けられているロッドの先端側
を、構造物に固定されている管の一端から内部に挿入し
て前記管の内面と係合させ、前記ロッドを退出方向に移
動させて前記管を前記構造物から引き抜く抜管装置を、
前記ロッドの前記管への挿入部に、それぞれが前記ロッ
ドの退出方向に沿って傾斜している斜面を前記ロッドの
周回方向に点在して複数設けるとともに、前記斜面上に
面接触配置されていて、前記ロッドが前記退出方向に移
動されるとラジアル方向に移動し、前記管の内面に圧接
する突条部を外面に設けた複数の係合部材と、前記ロッ
ドに対して前記係合部材をラジアル方向への移動だけを
許容するアダプタと、前記ロッドの復帰移動に連動して
前記係合部材を前記管の内面から離れる方向に押して前
記管の内面から前記係合部材を離す縮径用手段と、を備
えてなるように構成したものである。
方向に移動させるとロッド外周のテーパ面と係合部材の
内側テーパ面がほぼ全面で接触しながら係合部材の全体
がラジアル方向にスライドして機械的に拡径され、突条
部の略全体が管の内面に圧接してクランプするので、確
実なクランプ力が得られる。さらに、そのクランプ状態
のまま抜管方向に移動させると、確実に抜管を行うこと
ができる。また、抜管が終了したら、ロッドを進出方向
に移動させると、ロッドと連動して動く縮径用ブロック
により係合部材を管の内面から離れる方向に押し、係合
部材を管の内面から強制的に離すので、突条部が管の内
面に食い込んだままの状態になるのを防止する。これに
より、クランプを確実に解くことができ、繰り返しの作
業がスムースに行われ、作業性が向上する等の効果が期
待できる。
は、第2の手段として、前記複数の係合部材を前記ロッ
ドの周回方向に等間隔に配置し、すべての係合部材の外
側を囲う弾性部材を設けることが望ましい。このように
構成すれば、複数の係合部材が均等に拡径されるので、
拡径時にそれぞれの係合部材が確実に管をクランプし、
均等な力で管を引き抜くことができる。さらに、弾性部
材で複数の係合部材をロッド上に保持するので、縮径時
でも係合部材がロッド上から脱落することなく、管への
挿入又は管からの抜出しを容易に行える。
段を採用した本発明においては、前記係合部材と連結さ
せた前記アダプタの軸方向への移動を規制する規制手段
をさらに備えるようにすることが望ましい。このように
構成すれば、前記係合部材とアダプタとを連結すること
で、進出及び退出方向への移動操作を一体として行うこ
とができ、かつ、アダプタの退出側端部にアダプタの退
出方向への移動を規制する規制手段を備えるので、拡径
時に前記係合部材を拡径現位置に容易に保持することが
できる。さらに、アダプタ後端部とハウジング形状によ
り進出方向への移動を規制する他の規制手段をも構成す
るので、縮径時に前記係合部材を縮径現位置に容易に保
持することができる。
態を添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。(実施の
形態1)
置の全体構成を示す図である。図1において、抜管装置
1は装置本体部2を備え、その装置本体部2の後部には
油圧シリンダ3が取り付けられている。油圧シリンダ3
は図示しないが油圧ホースを介して油圧ユニットに接続
されている。また、油圧シリンダ3には、ハンドル4及
び吊り金具5が取り付けられている。
に示すもので、図2は一部を破断して内部構造を示す上
面図、図3は一部を破断して内部構造を示す側面図であ
る。図4は上半分に非クランプ時の状態、下半分にクラ
ンプ時の状態をそれぞれ示している動作図である。図2
乃至図4において、装置本体部2は、筒状をした装置本
体11と、アダプタ12、ロッド13、係合部材14、
縮径用ブロック10等で構成されている。
状に形成されており、カラー部11aと、そのカラー部
11aの内径及び外径よりも大きな内径及び外径を有し
てカラー部11aと一体に形成されているハウジング部
11bを備えている。また、カラー部11a内の貫通孔
15aとハウジング部11b内の貫通孔15bとが連結
されている段差11cの部分に対応して、ハウジング部
11bの外周に鍔部11dが一体に形成されている。そ
の鍔部11dの周面には、ハウジング部11b内へ通じ
ているネジ孔16が、180度ずれた位置に1つづつ、
合計2つ形成されている。ネジ孔16にはボールプラン
ジャ8が取り付けられている。なお、本実施例ではネジ
孔数を二つとしたが、周面上に均等に配置されれば、特
に数を限定しない。
15aの内径と略等しい外径を有しているとともに、中
心に貫通孔17を有して概略筒状に形成されているとと
もに、一端側の外周にハウジング部11bの内径と略等
しい外径を有した鍔部12aを一体に設けている。この
アダプタ12は、ハウジング部11bの図示せぬ後端開
口側からカラー部11aの貫通孔15a内に、鍔部12
aが段差11c(図3及び図4参照)に当接して規制さ
れるまで挿入される。なお、鍔部12aが段差11cと
当接する直前では、鍔部12aがボールプランジャ8を
乗り越え、乗り越えた後は、そのボールプランジャ8に
よって解除可能(引き抜き可能)に抜け止めされる。ま
た、このようにしてセットされた状態では、先端部分1
2bがカラー部11aの先端の直ぐ内側の部分まで延ば
された状態になっている。
変位した上下の位置に、そのアダプタ12の軸中心に沿
って先端部分12bから鍔部12aに向かって、その途
中の位置まで割溝18が形成されている。割溝18の先
端部分12bに近い内面には、ラジアル方向ガイド用の
規制部19(図2参照)が割溝18の両側面からそれぞ
れ突き出した状態にして形成されている。加えて、アダ
プタ12の外周面の一部には、他の部分よりも外径を小
さくしてなる小径部20(図3及び図4参照)が設けら
れている。小径部20は、割溝18の前後略中間部分に
位置し、また前後に幅S2(図2参照)を有している。
その幅S2は、ロッド13の後述する初期把握ストロー
クS1(図3参照)よりも若干大きく設定されていて、
ロッド13と一体に往復移動する縮径用ブロック10の
移動を妨げないようにしている。
カラー部11aから外部に突出しているとともに、後端
13bが装置本体11のハウジング部11b内に突出し
た状態にして、アダプタ12の貫通孔17を貫通して装
置本体11内に配設されている。なお、ロッド13はア
ダプタ12に対して、そのアダプタ12の軸心Oと沿う
方向に移動可能で、また後端13bはハウジング部11
b内で油圧シリンダ3のピストンロッド21(図3参
照)と連結されている。そして、油圧シリンダ3の動作
によってピストンロッド21が軸心Oと沿う方向に往復
移動されるとき、ロッド13もピストンロッド21と一
体に往復移動される。
部22が設けられている。そのネジ部22には、構造物
である管板6に取り付けられている管7の内径よりもそ
れぞれ若干小さな外径をしたアジャストナット23とロ
ックナット24が取り付けられている。アジャストナッ
ト23は、ロッド13と係合部材14の把握ストローク
を規制し、後述する係合部材14が管7の内面に食い込
み過ぎるのを防止する。さらに、ネジ部22の直ぐ後ろ
側には、図5に斜視図として示しているように、互いに
180度変位した上下の位置に、係合部材制御用の斜面
25と、その斜面25と連続して軸心Oに沿って後端1
3b側に延びる溝26が設けられている。溝26の後ろ
側における周面には、各溝26に対応して係止用凹部2
7が各々形成されている。
形成されており、前端14aの側がロッド13の斜面2
5上に当接配置され、後端14bの側がロッド13の溝
26内に収納された状態にして、互いに180度変位し
た上下(ラジアル方向)の位置からアダプタ12の割溝
18を通ってロッド13上に配設されている。また、係
合部材14の両側面には、アダプタ12の規制部19が
係合された溝28が形成されているとともに、長手方向
における中間部分の上面には、弾性リング29を取り付
けるための弾性リング取付溝30が形成されている。弾
性リング29は、係合部材14がロッド13に配置され
た後から、ロッド13と上下2つの係合部材14を囲む
ようにして弾性リング取付溝30内に装着される。その
弾性リング29は、ロッド13に取り付けられた後の係
合部材14がロッド13から脱落するのを抑えるための
もので、係合部材14がラジアル方向に移動できるよう
に、弾性を有した部材、例えばゴム等で形成されてい
る。なお、各係合部材14は、アダプタ12側の規制部
19と溝28との係合により、ラジアル方向の移動は許
容されるがロッド13の軸に沿う方向の移動は拘束され
る状態にして装着されている。
て、カラー部11aと対向している係合部材14の外面
には、後端14bの側に進んで行くに従って徐々に内側
へ進む状態にして、斜面33が形成されている。
側においては、管7の内面と対向することになる外面に
突条部31が形成されている。この突条部31は、ロッ
ド13の往復移動方向と交差した方向に筋状をなし、か
つ軸心Oに沿う方向の断面では鋸歯状をなす。その多数
の突条部31は、管7の内面に係合部材14が当接され
たとき、管7の内面との間に大きな摩擦力を生成し、ク
ランプ力をより強固にする。一方、ロッド13の斜面2
5と対向することなる内面には、斜面25に対応して斜
面32が形成されている。そして、このように構成され
ている係合部材14は、斜面32が斜面25と常に面接
触している状態にしてロッド13上に配設されており、
ロッド13が軸心Oに沿う方向(進退出方向)に移動さ
れると、斜面32と斜面25との間のカム作用によっ
て、ロッド13の移動方向に対して直交するラジアル方
向への力を受け、前記溝28と規制部19の係合による
ガイドでラジアル方向に往復移動される。
として形成されており、互いに180度変位した上下
(ラジアル方向)の位置からアダプタ12の割溝18を
通って、係合部材14の直ぐ後ろ側でロッド13上に配
設されている。また、ロッド13と対向している内面側
において、縮径用ブロック10の中間部分には突起部1
0aが設けられ、後端側にはロッド13の係止用凹部2
7に係合される係止突起10bが設けられている。さら
に、縮径用ブロック10の前端側には係合部材14の斜
面33と対応する斜面36が形成されている。一方、縮
径用ブロック10の外面側には、Cリング34を取り付
けるためのCリング溝35がアダプタ12の小径部20
に対応して設けられている。そのCリング34は、装置
本体部2の組立時に、ロッド13上に縮径用ブロック1
0を配設した後から、アダプタ12の外周を縮径用ブロ
ック10と共に囲むようにしてCリング溝35内に装着
され、縮径用ブロック10がロッド13から抜け落ちる
のを防ぐ。また、このようにして装着されたCリング3
4は、アダプタ12の小径部20に対応していて、その
小径部20によりアダプタ12内に逃がされている。そ
して、その縮径用ブロック10は、ロッド13と共に係
合部材14側に移動されると、内側の斜面36が係合部
材14の斜面33を覆うようにして係合部材14に当接
され、係合部材14に対して軸中心側に向かうラジアル
方向の力を付与する。
の動作状態を示す図で、上半分は油圧シリンダ3により
ピストンロッド21が突出されて、ロッド13の先端側
がカラー部11aから大きく突出された非クランプ時の
状態(以下、この状態を「把握径最小時の状態」とい
う)を示し、下半分は油圧シリンダ3によりピストンロ
ッド21が油圧シリンダ3側に引かれて、ロッド13の
先端側がカラー部11a側に引き込まれたクランプ時の
状態(以下、この状態を「把握径最大時の状態」とい
う)を示している。また、図6は「把握径最小時の状
態」で示す図4のA−A線断面図であり、図7は同じく
「把握径最小時の状態」で示す図4のB−B線断面図、
図8は「把握径最大時の状態」で示す図4のA−A線断
面図、図9は「把握径最大時の状態」で示す図4のB−
B線断面図である。
作を説明する。ここでは、構造物である管板6に取り付
けられている管7を引き抜く場合について説明する。ま
ず、ロッド13がカラー部11Aから大きく突き出され
て「把握径最小時の状態」にある場合について説明する
と、図2及び図3もその「把握径最小時の状態」を示し
ている。この状態では、係合部材14の斜面32に溝2
6と近い斜面25の部分が対応していて、一対の係合部
材14はそれぞれ中心と近い位置に移動され、突条部3
1でなす外径が管7の内径よりも小さくなっている。ま
た、縮径用ブロック10の斜面36が係合部材14の斜
面33に覆い被さり、係合部材14を中心側に押してい
る。これにより、上下の係合部材14は、その全体がロ
ッド13の軸中心側に移動されて、溝26の底面に係合
部材14の下面が当接された状態になっている。この状
態は図6でも見ることができる。そして、この「把握径
最小時の状態」で、ロッド13の先端側を図4に示すよ
うに管7内に挿入させる。
ら、次に油圧シリンダ3を駆動させてピストンロッド2
1を引き込み、「把握径最大時の状態」に切り替える。
また、この切り替えでロッド13は縮径用ブロック10
と共に油圧シリンダ3側(退出方向側)に移動する。一
方、係合部材14はアダプタ12を介して、ボールプラ
ンジャ8で退出方向の移動を規制され、現位置を保持し
ているため、ロッド13だけが係合部材14との間に斜
面25を割り込ませながら把握ストロークの距離を移動
する。すると、斜面25と斜面32で面接触している係
合部材14の全体にラジアル方向の力が加えられ、この
力で係合部材14の全体が外側に移動される。そして、
2つの係合部材14の突条部31のほぼ全面が管7の内
面に圧接され、図8に示すような係合部材14が管7を
クランプした状態になる。
したままの状態で、カラー部11a内まで引き込む。こ
れにより、管7は管板6から大きく引き出され、後は作
業者が装置本体部2と共にさらに引き出す。
から引き出すことができたら、油圧シリンダ3が駆動さ
れてピストンロッド21を進出させる。すると、ピスト
ンロッド21の移動に連動してロッド13も縮径用ブロ
ック10と共に油圧シリンダ3と離れる方向(進出方
向)に移動を開始する。一方、係合部材14は管7をク
ランプしたままの状態(ロッド13、係合部材14、管
7が圧接しているため一体の状態)であるため、係合部
材14、管7、アダプタ12はロッド13と共に進出方
向に移動する。鍔部12aがボールプランジャ8に当接
されたら、そのボールプランジャ8を一度外側へ逃が
し、鍔部12aが段差11cと当接した位置まで戻され
る。この時点で係合部材14とアダプタ12は進出方向
の移動を規制される。
ると、係合部材14とアダプタ12は進出方向の移動を
規制されているため、ロッド13だけが進出方向に移動
され、ロッド13の斜面25の位置は係合部材14の斜
面32に対して低い位置に切り替えられる。これと同時
に、縮径用ブロック10の斜面36が係合部材14の斜
面33を押し、係合部材14が強制的に中心側に移動さ
れて「把握径最小時の状態」に切り替えられ、突条部3
1が管7の内面より強制的に離される。これにより、係
合部材14の管7に対するクランプ状態が解かれて、抜
管装置1を管7から取り外すことができる。このように
して、1つの管7の引き抜きを終えたら、同じようにし
て次の管7を引き抜くことにより多数の管7を簡単に抜
管することができる。
本体部2を使用した抜管装置では、ロッド13が油圧シ
リンダ3に近づく方向(退出方向)に移動されると、係
合部材14がアダプタ12を介して軸方向の現位置を保
持しているため、係合部材14の斜面32が面接触され
ているロッド13の斜面25の案内により、確実に係合
部材14の全体がラジアル方向にスライドされ、管7の
内面に突条部31の略全体が圧接してクランプするの
で、強固なクランプ力が得られる。さらに、抜管方向に
移動させると、確実に抜管を行うことができる。また、
抜管が終了したら、ロッド13を油圧シリンダ3と離れ
る方向(進出方向)に移動させると、係合部材14はア
ダプタ12と段差11cにより、進出方向の移動が規制
され、ロッド13だけが進出方向に移動され、ロッド1
3と連動して動く縮径用ブロック10により係合部材1
4を管7の内面から離れる方向に押し、係合部材14を
管7の内面から強制的に離すので、突条部31が管7の
内面に食い込んだままの状態になるのを防止することが
できる。これにより、クランプを確実に解くことがで
き、繰り返しの作業がスムースに行われて作業性の向上
に寄与する。 (実施の形態2)
置における装置本体部の構造について図10及び前記図
3、図4を参照して説明する。本実施の形態2における
装置本体部2は、図2乃至図4に示した実施の形態1に
おける構成が2つの係合部材を使用していたのに対し
て、3つの係合部材を使用したものであり、他の構成は
図1乃至図4と同じである。したがって、同じ部材には
同じ符号を付して重複した説明は省略する。
プタ12には、周回方向へ120度変位する位置毎、す
なわち等間隔な3つの位置にそれぞれ割溝18が、先端
部分12bから鍔部12aに向かってその途中の位置ま
でアダプタ12の軸中心に沿って形成されている。各割
溝18の先端部分12bに近い内面には、ラジアル方向
ガイド用の規制部19が割溝18の両側面からそれぞれ
突き出した状態にして形成されている。加えて、アダプ
タ12の外周面の一部には、他の部分よりも外径を小さ
くしてなる小径部20が設けられている。小径部20は
割溝18の前後略中間部分に位置し、ロッド13と一体
に往復移動する縮径用ブロック10の移動を妨げないよ
うにしている。
ているように、アダプタ12の割溝18と同様に周回方
向へ120度変位する位置毎、すなわち等間隔な3つの
位置に、係合部材制御用の斜面25と、その斜面25と
連続して軸心Oに沿って後端13b側に延びる溝26が
設けられている。溝26の後ろ側における周面には、各
溝26に対応して係止用凹部27が各々形成されてい
る。
細長い小片として形成されている。それぞれの係合部材
は、120度づつ変位しているアダプタ12の割溝18
に、同じく120度づつ変位しているロッド13の各溝
26を対応させた状態にして、割溝18を通って外側か
ら挿入され、前端14aの側がロッド13の斜面25上
に当接配置され、後端14bの側をロッド13の溝26
内に収納された状態にしてロッド13上に配設されてい
る。また、係合部材14がロッド13に配置された後か
らは、ロッド13と3つの係合部材14を囲むようにし
て弾性リング29が弾性リング取付溝30内に装着され
て、ロッド13に取り付けられた後の係合部材14がロ
ッド13から脱落するのを抑える。
に3つ使用されている。3つの縮径用ブロック10は、
同じ形状で比較的細長い小片として形成されている。そ
の各縮径用ブロック10は、アダプタ12の割溝18毎
に挿入されて、ロッド13に押し付けられた状態にして
係合部材14の直ぐ後ろ側に配設されている。また、こ
の後からはアダプタ12の外周を縮径用ブロック10と
共に囲むようにしてCリング溝35内にCリング34が
装着され、縮径用ブロック10がロッド13から抜け落
ちるのを防ぐ。
置1の動作状態を示す図で、上半分は油圧シリンダ3に
よりピストンロッド21が突出されて、ロッド13の先
端側がカラー部11aから大きく突出された非クランプ
時の状態(以下、この状態を「把握径最小時の状態」と
いう)を示し、下半分は油圧シリンダ3によりピストン
ロッド21が油圧シリンダ3側に引かれて、ロッド13
の先端側がカラー部11a側に引き込まれたクランプ時
の状態(以下、この状態を「把握径最大時の状態」とい
う)を示している。また、図12は「把握径最小時の状
態」で示す図4のA−A線断面図であり、図13は同じ
く「把握径最小時の状態」で示す図4のB−B線断面
図、図14は「把握径最大時の状態」で示す図4のA−
A線断面図、図15は「把握径最大時の状態」で示す図
4のB−B線断面図である。
の動作は、前記第1の実施の形態における抜管装置1の
動作の説明において、図5を図11に、図6を図12
に、図7を図13に、図8を図14に、図9を図15
に、各々読み替えた場合と同じであるので、詳細説明は
省略する。
用した抜管装置1では、前記の実施の形態1に示した抜
管装置1に比べて係合部材14が一つ多く、管7の中心
に位置合わせしやすく、かつ、より確実で均等に管7を
クランプできる点を除けば、前記実施の形態1の抜管装
置1と同様の作用・効果を有する。
進退出を行わせる駆動源として油圧リンダ3を用いた場
合について説明したが、これ以外に、例えばエアシリン
ダ、ウインチ、打撃工具等を駆動源としてもよい。ま
た、係合部材14を2つ設けた場合の実施の形態1と、
3つ設けた場合の実施の形態2について説明したが、係
合部材14を4つ以上設けてもよい。
する。 (1)請求項1に係る本発明の抜管装置によれば、ロッ
ドを退出方向に移動させると係合部材の全体がラジアル
方向にスライドし、突条部の略全体が管の内面に圧接し
てクランプするので、確実なクランプ力が得られる。さ
らに、そのクランプ状態のまま抜管方向に移動させる
と、確実に抜管を行うことができる。また、抜管が終了
したら、ロッドを進出方向に移動させると、ロッドと連
動して動く縮径用ブロックにより係合部材を管の内面か
ら離れる方向に押し、係合部材を管の内面から強制的に
離すので、突条部が管の内面に食い込んだままの状態に
なるのを防止する。これにより、クランプを確実に解く
ことができ、繰り返しの作業がスムースに行われ、作業
性が向上する等の効果が期待できる。 (2)請求項2に係る本発明の抜管装置によれば、複数
の係合部材が均等に拡径されるので、拡径時にそれぞれ
の係合部材が確実に管をクランプし、均等な力で管を引
き抜くことができる。さらに、弾性部材で複数の係合部
材をロッド上に保持するので、縮径時でも係合部材がロ
ッド上から脱落することなく、管への挿入又は管からの
抜出しを容易に行える。 (3)請求項3に係る本発明の抜管装置によれば、係合
部材とアダプタとを連結することで、進出及び退出方向
への移動操作を一体として行うことができ、かつ、アダ
プタの退出側端部にアダプタの退出方向への移動を規制
する規制手段を備えるので、拡径時に前記係合部材を拡
径現位置に容易に保持することができる。さらに、アダ
プタ後端部とハウジング形状により進出方向への移動を
規制する他の規制手段をも構成するので、縮径時に前記
係合部材を縮径現位置に容易に保持することができる。
成を示す図である。
の上面図である。
おける装置本体部の側面図である。
おける装置本体部の動作図である。
の要部構成を示す斜視図である。
状態で示す図4のA−A線断面図である。
状態で示す図4のB−B線断面図である。
状態で示す図4のA−A線断面図である。
状態で示す図4のB−B線断面図である。
の上面図である。
の要部構成を示す斜視図である。
状態で示す図4のA−A線断面図である。
状態で示す図4のB−B線断面図である。
状態で示す図4のA−A線断面図である。
状態で示す図4のB−B線断面図ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 基端側が抜管装置本体に進退移動可能に
取り付けられているロッドの先端側を、構造物に固定さ
れている管の一端から内部に挿入して前記管の内面と係
合させ、前記ロッドを退出方向に移動させて前記管を前
記構造物から引き抜く抜管装置において、 前記ロッドの前記管への挿入部に、それぞれが前記ロッ
ドの退出方向に沿って傾斜している斜面を前記ロッドの
周回方向に点在して複数設けるとともに、 前記斜面上に面接触配置されていて、前記ロッドが前記
退出方向に移動されるとラジアル方向に移動し、前記管
の内面に圧接する突条部を外面に設けた複数の係合部材
と、 前記ロッドに対して前記係合部材をラジアル方向への移
動だけを許容するアダプタと、 前記ロッドの復帰移動に連動して前記係合部材を前記管
の内面から離れる方向に押して前記管の内面から前記係
合部材を離す縮径用手段と、を備えたことを特徴とする
抜管装置。 - 【請求項2】 前記複数の係合部材を前記ロッドの周回
方向に等間隔に配置し、すべての係合部材の外側を囲う
弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の抜管
装置。 - 【請求項3】 前記係合部材と連結させた前記アダプタ
の軸方向への移動を規制する規制手段をさらに備えたこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の抜管装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10114499A JP3663076B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 抜管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10114499A JP3663076B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 抜管装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000288845A true JP2000288845A (ja) | 2000-10-17 |
| JP3663076B2 JP3663076B2 (ja) | 2005-06-22 |
Family
ID=14292894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10114499A Expired - Lifetime JP3663076B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 抜管装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3663076B2 (ja) |
-
1999
- 1999-04-08 JP JP10114499A patent/JP3663076B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3663076B2 (ja) | 2005-06-22 |
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